平成16年9月10日 都市建設委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
議案第53号「平成16年度石岡市一般会計補正予算(第2号))」
議案第74号「市道の認定について」
議案第75号「市道の認定について」
議案第76号「市道の認定について」
(2)
付託されている請願の審査
請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」
(3)所管事務の調査
石岡駅周辺整備事業について
粟田橋の架け替えについて
(4)所管事務管外調査の報告について
(5)閉会中の継続調査(審査)の申し出について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長(本田久男),土木課長(羽成善信),土木課副課長(管理担当)(大関敏文),都市計画課長(藤枝利明),都市計画課副課長兼駅周辺整備担当(下河辺卓美),6号バイパス推進・駅周辺整備室長(鈴木信充)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午前10時01分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。これより議事に入ります。本日の議題は,付託された議案の審査として議案第53号「平成16年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分。議案第74号「市道の認定について」ないし議案第76号「市道の認定について」。付託されている請願の審査として請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」。所管事務の調査として,石岡駅周辺整備事業について,粟田橋の架け替えについて。及び所管事務管外調査の報告について,閉会中の継続調査の申し出についてであります。
 付託案件の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたのとおりであります。
 初めにお諮りいたします。本日の議題であります議案につきましては,その現状を調査するため,委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。

― 休 憩(現地調査の実施)―

徳増委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。初めに議案第53号「平成16年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

土木課長)それでは私の方より,土木費のうち道路橋りょう費についてご説明いたします。補正予算のページでは37ページになります。まず初めに37ページ。土木費,道路橋りょう費の道路維持費です。除草・剪定委託料の300万円を補正をお願いしております。この300万円についてですが,後で申しあげますけど,緊急雇用創出事業費の補助金の制度を活用して財源としております。緊急雇用創出事業補助金については,名前のとおり新しく雇用を創出するというようなことでございまして,事業の中で人件費の割合を50パーセント以上とか,限られたものです。それと,通常,毎年のように管理しているような街路樹の剪定などをしているものではなくて,今までやっていなかったような部分に対してやってほしいということでございます。私の方でも,路線として南台の通りにある桜の街路樹,それから村上六軒線の桜の街路樹,柏原工業団地の鹿の子よりの路線になりますけれど,ミツウロコ味噌から茨城県の建設業協同組合のPC工場がある通りなんですが,そこに緑地帯があるわけなんですが,その緑地帯の高木の剪定,この3路線について予定しております。桜の街路樹については車両に当たるとか,民地に入ってるようなものしかやっていなかったものですから,これを機会に行いたいと。それから柏原の路線については,除草はしていたんですが,高木については倒れたものの処分とか,そういったものしかやっておりませんでしたので,この制度を利用して剪定を行いたいということです。それで,緊急雇用創出事業費の制度ですけど,ページの21ページになりますけど,土木費のうちの県の支出金,土木費県補助金ということで,緊急雇用創出事業費補助金,中小企業分ということで,補助率は10分の10。つまり100パーセントということでございます。この制度については,国の方から県に対して,13,14年度あたりに緊急雇用創出特別交付金が交付されて,県が基金として持っていた財源のようで,平成16年までが実施期間となっております。それで,緊急雇用制度の中で私の方で聞いている中では,中小企業なんかに委託するような場合には,やはり従業員の数とか,あるいは売上高が2年連続減少してるとか,中小企業に対して,どの中小企業でもいいというわけではないようでございます。
 次に37ページに戻っていただきまして,臨時地方道整備事業の中で,測量設計委託料と用地購入費。測量設計委託料で1,230万円。用地購入費で2,000万円を計上しております。昨日の議案質疑の中でも質問がありましたけど,この臨時地方道整備事業は高浜の恋瀬川の左岸堤防を利用した道路の計画についてのものでございます。一般市道整備事業費から概略設計とか,そういったものを行ってきて,公安委員会とも交差点協議と,河川管理者である土浦土木事務所とも協議しておりましたが,大分,河川の堤防を利用するということで,ちょっと進捗が危ぶまれていたわけなんですが,地元説明会も行いまして,実際の詳細設計などができるということでございます。用地購入については,取り付け部が一部ありますので,その取り付け部についての費用となってございます。
 次に,その下の一般市道整備事業でございます。測量委託料で4,380万円。それから用地購入費で3,160万円,立木等の補償で660万円をお願いしております。一般市道整備事業については,排水整備工事とか舗装工事,それから臨道などで組めないような道路改良について行っておるわけなんですが,臨道の場合と違いまして,最初に個別の箇所付を行っての予算ではなかったわけなんですが,現在執行している中で,精査した結果,これから,今年度分で不足が予想される部分について精査した結果,お願いしております。それから,主なものとしては,これは工事までは行かないものですけど,6号バイパスに伴う南北線の調査費用等も組んでおります。
 次に,排水路整備事業でございます。排水路整備事業については,工事費として750万円の増額をお願いしております。排水路整備事業においては,今年度予定していた若宮地区,それからアルコール工場の跡地の西側と北側が,もうほとんど完了しているわけなんですが,若宮地区においてちょっと2か年で計画したものが1か年にしたことなどもありまして,少し予算が足りなくなったことと,それから山王川の雨水幹線の計画直している個所が雇用促進住宅の東側になりますが,そこを施工するために補正をお願いしているようなことであります。合わせて750万円の工事費の補正となります。
 それから,ページで言いますと収入の部分になりますが,起債の関係なんですが,ページで4ページでございます。起債の方は排水路整備事業を廃止して,市道・排水路整備事業と。龍神の森の方は私の方では違うんですが,追加として市道・排水路整備事業を8,240万円ということで限度額を計上しています。排水路整備事業については,充当率が75パーセントということでございましたけれど,この市道・排水路整備事業については,100パーセントです。それで,この事業では地域再生事業債というものを充てております。地域再生事業債というのは,ちょっとご説明申しあげますと,私どもではちょっとよく分からない部分もあるんですが,地方財政計画の当市単独の***が9.5パーセントを上回った***とする団体とか,全国の標準的な都市規模を勘案して定める額を上回って事業をする団体というようなことの中で,申し込みができるようでございます。これは75パーセントの地方債から100パーセントにするということで,一般財源等の負担の軽減を図ることを目的にしているようでございます。
 それで,この8,240万円の内訳でございますが,排水路整備事業の振替え分も,当初は2,190万円でございましたけど,今回の補正の750万円を合わせまして,2,940万円が排水路整備事業の振替え分でございまして,残りの5,300万円になりますけど,これが一般市道整備事業での幾つかの路線を5,300万円起債対象とするということになっております。
 それから臨時地方道整備事業の変更ということで,当初3億1,940万円でございましたが,補正後,3億5,010万円ということでございます。これは今回支出の方で補正した分,3,230万円についての額の95パーセントを加えた額となっております。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第53号「平成16年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に議案第74号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

土木課副課長(管理担当))それでは私の方から,議案第74号「市道の認定について」ご説明申しあげます。この路線につきましては宅地造成により築造された道路を市道として認定していただくものです。路線名につきましては,市道2495号線として,石岡市若宮三丁目7872−11から同7872−12までで,幅員が6メートル,延長は26メートルでございます。既存市道2325号線との取り付け部には両側に角切りがございます。また,両側には300ミリメートルの側溝があり,アスファルト舗装されております。以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第74号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第75号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

土木課副課長(管理担当))議案第75号「市道の認定について」ご説明申しあげます。この路線につきましては,都市計画法の開発行為によりまして築造された道路を市道として認定していただくものです。路線名といたしましては,市道4534号線でございます。起点は東光台一丁目3075−47から同3493−10までで,幅員が6メートル,既存市道4103号線から4102号線まで,延長で45メートルでございます。既存市道との取り付け部には両側に角切りがございます。また,両側に300ミリメートルの側溝があり,アスファルト舗装されております。以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第75号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第76号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

土木課副課長(管理担当))議案第76号「市道の認定について」ご説明申しあげます。この路線につきましては,都市計画法の開発行為によりまして築造されました道路を市道として認定していただくものです。路線名といたしまして,市道4535号線でございます。起点は東光台二丁目2938−445から同2938−449までで,幅員が6メートルです。既存市道4533号線から4113号線までで,延長で67.5メートルでございます。既存市道との取り付け部には両側に角切りがございます。また,両側に300ミリメートルの側溝があり,アスファルト舗装されております。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)
討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第76号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」とすることにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,付託された請願の審査として請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」を議題といたします。本件は,大規模店舗が周辺道路に与える交通量の影響を調査するために継続審査とした案件でございます。
 前回,7月26日の委員会では,執行部から車両通行量について報告をいただいたわけでございます。その際は,各委員からご質疑をいただくのみにとどめ,採決は行っていないわけでございますけれども,さらにご意見等がおありになれば,挙手によりお願いをいたします。

上野委員)本当に,請願については地形上,あるいは家屋の位置等の問題でいろいろ難しいもの多々ある現況ではありますが,地域住民の,約100名以上のね,請願ということもありますし,私は願意妥当と認めて採択した方がいいんじゃないかと思うんですが,ただ,厳しい財政状況の中,距離も長いし,かなりの整備費を伴うんで,とりあえず私は,地域の皆さんの意向を汲んであげた方がいいんじゃないかと。やるやらないはね,財政状況が良くなってから。10年,15年,20年,どうなるか判らないけども。ズルズル引っぱっててもしょうがないし。皆さんの意向を無視するわけにいかないし。それから,ここで決めたからといってね,「すぐ」って騒ぐわけじゃあるまいし,気持ち的に,私はそう思うんですが。ほかの皆さんにもご意見いただいてね。********。よろしくお願いします。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。 

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。請願第2「東石岡地内市道の拡幅整備に関する請願書」を採決いたします。お諮りいたします。
 本件は,提出住民の意向に鑑み採択すべきものとし,「財政状況を勘案して実施すべきもの」との意見を付したいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託された案件の審査はすべて終了したわけでございますが,本件にかかる委員長報告の取扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,所管事務の調査として,石岡駅周辺整備事業についてを議題といたします。本件については,計画策定にかかる現在の状況を報告願います。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)それでは,周辺整備構想の策定についてご説明します。先般,8月11日に第1回の石岡駅周辺整備構想策定委員会が開催されました。その中で,委員長に井上・常盤大学教授,副委員長に現都市計画審議会の会長さん。当日参加をされた方ですけども,学識経験者が3名,市民代表5名,商工関係者が2名,市議会議員関係者が4名,県から2名,運輸事業者2名,石岡市の副部長が5名で,計23名に出席いただきまして,委員会を開催いたしました。この委員会の中でお話しされたことの抜粋が資料の方に載っております。こちらの方でご説明します。「調査の目的」「調査のスケジュール」,現況調査というふうな形で説明しております。まず「調査の目的」でございますけれども,「本調査は,石岡地域の中心的な役割を担う石岡駅周辺地区について,上位・関連計画などの既存計画における役割や位置づけを整理し,周辺地域の中核的役割や位置づけを明確に」していくと。「既往調査を活用し,石岡駅の需要予測等のデータ整理及び推計を基に,石岡駅周辺を構成する駅舎・駅前広場・ステーションパーク・人道跨線橋・西友跡地・駅前商店街などの具体的な整備対象を一体的に捉えて,石岡駅周辺の整備構想を作成する」ということで,皆さんにご協力いただきたいと思います。
 「調査のスケジュール」という形になりますけれども,現況調査を行いまして,課題の整理,整備方針の検討,駅前広場の計画や移動円滑化計画などを踏まえまして,交通施設整備の検討を行います。駅周辺の開発の検討,整備時期・手法の検討,それから概算事業費算出と課題の整理などがございます。今からより前に作業部会を行いまして,それから委員会を行うという形で,第1回目の8月上旬に行いました調査の状況では,調査の目的,現況把握,広域的位置づけ,先進事例,バリアフリー化に対する状況,それから需要予測の方法や前提条件などについてお話しいただきまして,この次は,問題・課題の整理,需要予測結果,それから課題の設定条件と前提条件の整理,自由通路・橋上駅化の必要性,駅周辺一体整備の方針,バリアフリー化の目標及び基本的な方針などについて話し合っていただくと。それが終わりましたら,ある程度の形ができましたら,一応,住民説明会を行いまして,最終的には周辺構想を******というような形で進めさせていただきたいと思っております。前回の内容といたしまして,3ページの方に現況の把握ということで出しておりますけども,この中で一つ重要なのは,昼間と,流出人口って言うんですか,それから流入人口というもの。石岡市の場合,平成2年では流出・流入が3人ぐらいの差だったんですけども,現在,平成12年,これ国勢調査でしか調査しておりませんのでこういう形なんですが,まあ189人という形で,ほぼ,石岡市の現況の人口っていうのは昼も夜も変わらないという形になります。それをグラフに表して4ページに出しておりますけども,見てみますと,土浦方面に行かれる方が2,800人,約3,000人ぐらい。また同じく八郷方面から石岡市の方へ来られる方が2,500人ぐらいという形で大きく出ていって大きく入ってくるという形で,ほぼ変わってないということです。また影響範囲として美野里町,八郷町,小川町から石岡市に入ってきまして,比較的千代田町や霞ヶ浦町などは石岡の方へは来ていないというようなことでございます。玉里村ついては1,000人対800人ですから,ほぼ同じような形で石岡と繋がりがあるという形でございます。それから,もうちょっと狭い範囲で駅周辺ではどうなのかなということになりますと,駅周辺の人口,ここでは国府一丁目から六丁目,府中一丁目,二丁目,山王台というものの世帯の人口を調べておりますけれども,ほぼ,世帯としても1,500世帯という前後のところを動いておりまして,人口として16年で4,047人でございして,平成10年からほとんど差がないというような形になっています。ただ,この資料には出しておりませんでしたけれども,高齢化率というものがございまして,石岡市の全体の高齢者,65歳以上の高齢者率,平成2年が11.4パーセント,平成10年には17.5パーセントとかなり上昇しています。これを考えますと,駅周辺,同じような人口なんですけれども,高齢化率がかなり高くなっていると。また,人口が4,000人ということで,世帯数が1,500となりますと,1世帯に3人までいないと。この地区で。かなり高齢化が進んでる来ているということかなというふうに思います。その隣に市の用途図がございますけれども,この地域はほとんどが商業地域または準工業,第1種住宅ですけれども,7ページをちょっと見ていただきますと,都市計画の現況ということで,都市計画道路の整備状況なんですけれども,これ見ますと,駅の周辺は停車場・元真地線,県道ですけれども,幅員的には現況が確保されて整備済みという形になっております。停車場・泉橋線,これは計画どおりできておりますけれども,若干狭い。計画は幅員11メートルで計画された道路なんですけれども,これは*******になっております。しかし,金丸・富田線や金丸・宮下線という形で駅の方へ降りてくる,横に抜けていく道,これについては昭和25年ぐらいに計画されているんですけれども,そのままになっていると。また駅の東側を見ていただきますと,駅東1号線が6号国道から駅の広場の方までいっております。それから駅前・東ノ辻線なんですが,これがまだ100メートルちょっとですか,まだ未完成ということで,*******,駅東地区について道路******という形になっております。それから,こういった調査は結局開発が絡みますので,駅周辺の地価の状況についても資料として出しております。これを見ますと,国府地区などではかなり土地の下落が続いていると。平成9年からくらべますと半分以下という形になっておりますので,再開発なんかの場合にも,条件としての資料として出しております。また,公益施設がどういうふうな形で配置されているかということが次のページに出ておりますけれども,石岡駅の周辺では,ステーションパークの公園があるぐらいで,現在,シビックゾーンという*****,こちらの方に市役所や消防署,警察署,それからハローワークなどがこちらの方に移ってしまいまして,駅の中心街という所の方では,そういう****の中心となるような****ものがなくなってしまっています。また,若干,簡易裁判所とか郵便局とかがある状況でございます。こういうところで,人がなかなか来なくなってしまっているということだと思います。これらのところで,全体といたしまして「地区交通の問題点」という形でそこに書かれておりますけれども,一般的な問題というのは変わらないんですけれども,交通事故の発生,歩行空間の整備の遅れとか,交通公害の発生とか,アクセス性の低下とか,防犯機能の低下,防災機能の低下,この地区に関する*******問題が発生してくるんではないかと。またもう一つは,コミュニティ形成や景観の阻害とありますけれども,人がいなくなることによって,また,車がないと*******。市街地に人の流れを呼び戻すための方法っていうのは必要になってくると。自動車に乗っていくという人も,そこを歩いてもらえる形が必要ではないかという課題があります。それから快適に歩きやすい,そういう町。バリアフリー化なんですけれども,安全,防犯上の問題とか,******という形でそういうものが必要ではないかと。

(「聞こえない。もう少し,声あげて」と呼ぶ者あり)

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)はい。もう少し極端に,いわばエコロジー社会。車を使いにくくして,そこに人が来るんですけれども,公共交通機関などを利用して来るんですけれども,自家用車ではそこに来ないと。そういう施策なども考えられるんじゃないかと。ただ,これについてはちょっと,まだ商店街ばなれということもちょっとありますので,遠い話かなという感じはしますけど,地区総合交通マネジメントの導入等と,そういったことも計画の中で考えていかなければならないかなと。それから,駅の橋上化ということがございますので,駅の橋上化というのはどういった影響を与えているのかなというところの調査をしております。それが先進事例で,こちら見て貰いますと,同程度の規模の町が,******がございますが,周辺の*******。この中で特に東飯能という,これは人口的にも石岡より若干多いぐらいなんですけれども,JR八高線,西武線。これで橋上化計画を実施しておりまして,ただこの場合,東口に大型店が進出しておりまして,***などが先行しておりまして,そういった面では賑わいなんかを見せている事例もございます。逆に,木更津や茂原などでは,高架駅,茂原駅。木更津などでも立体交差なんかにして,使いやすい駅にしたんですけれども,なかなかうまく賑わいには繋がっていないと。これらのことを考えますと,*****に出ておりますけれども,単に駅を橋上化したからといって人が集まってくるものではないんだと。そうすると,そこに何か付加的な機能をつけなきゃいけないんじゃないかというような,そういうものを生み出すための資料といったものをつけました。それから駅利用者数の推計ということなんですけれども,ここで大事なのは,石岡もそうなんですけれども,想定人口というのを作るときに,大体20年後ぐらいを目安に,長期的な計画で。ところがJRさんでは最近はもう10年だと。10年後の利用者を見込むんだというのが,今の。そうするとそこに10年間のギャップが出てきてしまうと。そうすると,事業者とこういう公共が考えてるまちづくりと乖離が出てきてしまうと。そういうことで,今回の調査の中では,15年ぐらいのスパンで見て,人口やそういったものを想定したらどうかという形で資料なんかも作っています。それから単純にですね,今の駅の利用者を,今のままのトレンドで追っていった場合どうなるのかなという資料が最後に出ております。表になってますけれども,平成23年には5,000人を割ってしまうと。これは鹿島鉄道の方は考慮しておりませんので,実際に鹿島鉄道が存続している限り,そこにあるように5,000人を割ることはないんですけれども,JRさんだけでは,単純にトレンドではこういった形になってしまうというような予測になっています。こういった中の説明をしております。これが一つには,今回の基礎調査の中で,アウトプット,どういうものを出すかなというところを目指して,こういった資料を作っております。その中で,会議の中でいろいろな意見が出ています。一つには,その交通量調査をやってるんですけれども,休日なんかですと特に***,交通量が増えてますがこれはどういうわけなんですか,という質問も出ました。また,将来の駅利用者の想定についてですね,常磐自動車道の高速バス利用,こういったものを考慮しなくちゃいけないんじゃないかというお話し。また,調査の範囲。これがまちづくりを考えた場合には,通常,そういう狭い範囲での調査はしないんじゃないかと。要するに面整備として考えるならば,駅を中心に500メートルぐらいの範囲を全体のまちとして捉えて,その中で,その一部が駅だというような形で捉えたらどうなんでしょうかというようなご意見がございました。それから,投入できる金額など分かっていませんので,議論がなかなかできないんじゃないかと。どのぐらいのお金がかけられるんだと。そういったもの。それから橋上化が必要だと言ってるんだけども,その橋上化の必要性というものも,もう少し具体的なデータを示して,はっきりさせないといけないんじゃないかと。要するに,まだアウトプットすべき課題に対して的確な資料が出てないんじゃないでしょうか,という意見もございました。それから,既定計画がございます。その既定計画に対する評価がちゃんとできていないんじゃないかと。そういったものをもう少し委員会の方に提出して,その評価についても議論をする必要があるんじゃないかと。それから,整備をすることは決まってるんだから,整備する順番っていうものをもっとはっきりさせて,駅なら駅,橋上化と。面整備。順番をきっちりしてそういった議論をしていったら如何なのかと。それから,その中で関連ですけれども,橋上駅というのは,既定の計画の中で,一連の中でできていて,それを作らないと,前にやったステーションパークや駅前広場,そういったものが完結しないんだと。必ずそれは,そういう議論じゃないんだというご意見もございました。そのほか,障害者の団体の方から,少しでも駅舎に近いところで乗り換えたいと。現在,ホームを跨いでおりますので,水戸方面へ行くときは跨がなくてすみますので石岡駅。東京方面のときは高浜駅を利用するんだというようなことがありますので,そういったところの駅舎の利用の仕方を,もうちょっと利用しやすいことを作ってほしいと。それから,駅を替えただけでは市街地はあまり変わらないと先進事例なんかでもよくありますと。そうしますと,税金を投入するんだから,そういったことについては,もうちょっと慎重に考えていただきたいというような,こういうご意見もございました。それから駅舎を改築するのであれば,そう決めると。橋上化するならそうすると,はっきり,もうちょっと委員会の中で方向性を示して,そこから議論をするべきではないかというようなご意見もありました。それから,これは事業者のある方からちょっとあったんですけれども,交通安全のバリアフリー化について,まだまだ自分たちのところでは改善計画を行っているところで,そういったところまで考える余裕がないんだというようなことでした。それから商店街の方から花壇などを作ってほしいとか,そういう花壇に樹木などを植えて,駅周辺に緑を増やして,環境の良い状況にしたらというようなご意見です。それから既存の整備計画について今回の委員会の中に出していきませんでしたので,従来の整備計画を示してほしいと。それから駅東区画整理事業の進捗の状況なんかも出ていないと。そういうものを次回には出しなさいというようなご意見。
 それから,会議の結果として考えられる部分,要約いたしますと,具体的な駅舎などの図面,絵を求める声が強かったと。もうちょっと,より具体的な絵を出してくださいというお話しがございました。それから駅周辺整備計画の,従来の既存の計画の評価をちゃんとしてくださいというようなご意見。それから,交通量の調査なんかでは軽自動車とか***その他があるんですけれども,データが不足してますよと。調査をもう少し継続してやりなさいという意見をいただいております。それから,先ほども言いましたように,高速バスなどのほかの影響などもよく考えてくださいと。こういったことが,この前の委員会の中で示されております。次回は,これらに対応するような資料を提出しまして,できるだけ具体的な絵を出せるような形をしたいとは思っているんですけれども,まだちょっと作業の方,進めてるんですけれども,3回でやるということだったんですけれども,もしかしたらもう1回ぐらい追加しないと間に合わないかも知れないという形で,今そういう状況で進んでおります。

徳増委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告について,何かご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に粟田橋の架け替えについてを議題といたします。本件は,執行部から報告をいたしたい旨の申し出のあった案件であります。執行部から報告をお願いいたします。

建設部副部長)それでは,粟田橋の架け替えについてご報告を申しあげます。粟田橋の架け替えにつきましては,茨城県が恋瀬川河川改修の中ですでに事業に着手しておりまして,今年中ぐらいに下部工,橋脚部分の工事に入りたいという計画を持っております。その内容等につきましては,この2月20日の都市建設委員会で申しあげまして,重複いたしますけれども,橋梁の延長,現在73.2メートルです。架け替え後125メートルになります。幅員ですが,現在4.5メートル。*****有効幅員9.5メートルの幅員で計画されております。5メートル拡幅されることになります。粟田橋の架かる位置ですけれども,石岡市の**からすこし外れた千代田町地内ですけれども,石岡の幹線道路,***もございますし,戸数も相当あるということで,千代田町の方からそれなりの負担も要請されております。石岡市もこれまで,恋瀬川の***と共に,粟田橋の架け替えを県に要望して参りました。ただ,風土記の丘周辺の道路を拡幅改良している経過もございまして,そういった***ましても,重要な***の***にはなっていると思います。2月の委員会の説明の中で,石岡市の負担が考えていると申しあげました。先日になって,茨城県の方でようやく算出がされましたので,ご説明申しあげたいと思います。県が算出した事業費の総額は8億6,480万円。内訳は,橋梁部が6億6,800万円,橋両側の取り付け道路が7,600万円。測量試験費,これが6,900万円。事務費が5,180万円ということでございます。このうち,河川管理者であります茨城県が4億3,930万円を負担しまして,千代田町が4億2,550万円を負担することで合意がされております。石岡の負担****,千代田側から要請されているわけですけれども,千代田町が負担する事業費4億2,550万円のうち,石岡市が負担する場合の考え方ですけれども,4億2,550万円には測量試験費,事務費,取付道路などが入っております。それを除きました,橋梁拡幅***工事費は3億5,136万8,000円でございます。千代田町は,石岡市に対しましては事業費の2分の1というようなことで言っては来ております。市の方といたしましては,橋の架け替えに要する費用,ですから工事費で3億5,136万8,000円なんですけれども,これには下部工ですか,それから上部工,それと*****も含まれているようですけれども,私どもといたしましては,橋を構成します上部工の費用,1億4,000万円の負担を考えているところでございます。*****は,橋梁費の約39.8パーセント,千代田町が負担する事業費の4億2,550万円の32.29パーセントになります。次に,お手元に配付しました図面の資料ですけれども,1ページ目なんですけれども,橋梁計画概要としまして,先ほど申しあげました延長が125メートル,有効幅員9.5メートル,設計荷重,B活荷重25トンでみております。PC4径間連結コンポ桁橋,逆T式台 壁式橋脚,それから杭基礎が場所打ち******,54本ほど打つようになっているようです。施工年度といたしましては,今年度着手いたしまして,最初は20年度になっておりますけれど,19年度に完成することになっています。最終年度は****になります。それから,事業費の内訳ですけれども,全体事業費,先ほど申しあげました8億6,480万円,河川,これは県ですね,4億3,930万円,右側の道路っていうのが千代田町になりますけど,4億2,550万円ということになります。それから一番下の費用負担割合ですけれども,白い部分について,橋が125メートル,右岸が55メートル,左岸が45メートルになっておりますけれども,白い部分は県が負担するもので,黒く写っている部分が市の負担になります。2枚目が事業費1枚目より詳細にしたものでございます。1番の橋梁費の合計が下部工,上部工,付帯工になっております。このうち,先ほどご説明しました上部工*****負担しますものを見ていただきますと,1億4,570万円となっております。この部分の負担を考えているところでございます。
 それから次の図面が標準断面図でございます。****ですけれども,****両脇になりなすので,それを除きました9.5メートルの******ということで計画をされております。
 最後の一番後ろの図面が側面図と平面図でございます。延長が125メートル,********でございます。それから1枚だけですけれども,粟田橋の架け替え*****,水色の部分が千代田側になります。茶色の部分が石岡市の部分で,この茶色の部分につきまして,土木課の方で現在,用地測量を実施しております。国庫補助で用地買収を計画しております。千代田町につきましては,橋の**も***の部分約300メートル,**道に接する部分まで300メートルについて現在,測量を進めておりまして,***に着手しております。以上でございます。

徳増委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告について,何かご発言はございませんか。

上野委員)説明に対する質問じゃないんですが,粟田橋の手前ね,旧道の取扱いはどういう形になるんですか。橋の手前,旧道ね。今使ってる道路。

建設部副部長)染谷の方から行った部分かと思うんですが,これは取り付け道路が,橋が20メートル程度下流にずれますので,この部分に橋の****なものですから,ずっと道路が上がって参りますので,いま現在の取り付け部分をずっと上げる形で改良する形になります。

上野委員)私が言ってるのは,既存の,今の現道。今度新しくこっちへ路線変えるわけだから,古い道路ね,今使ってる道路ですね,この扱いはどうなんですかって言ってるの。

建設部長)行政界が千代田側に入るわけでございますが,最終的には千代田町の判断という形になりますが,人家もありますし,その部分の廃道,橋は撤去されますが道路敷きはそのまま残るのだと思います。千代田側の判断一つだと思いますが,集落がございますので,廃道にするのは無理かと思っております。行政界がですね,この橋の,新しく作る黄色いやつの下に点線がございますよね。これが石岡の行政界なんですよね。この部分は千代田側に全部入りますので,千代田の判断にはなりますが,ここに大きな集落がございますので,またここに田圃もありますので,この道路を廃道にするわけにはいきませんので,そのまま,橋はなくなりますが,この下へ行く道路もございますので,このまま残しておくと推定いたします。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に所管事務の管外調査の報告についてを議題といたします。当委員会は,過日管外調査を実施したところでございますが,その報告書案につきましては,各委員のお手元にご配付申しあげたとおりであります。
 この報告書案について,なにかご意見等ございましたら挙手によりお願いいたします。 発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,委員派遣による所管事務管外調査の報告については,お手元に配付した報告書のとおりご了承いただきたいと思います。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由を示して,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。ほかに何か発言はございませんか。

建設部長)申し訳ございません。今の粟田橋の件で付け加えさせていただきたいと思います。この粟田橋の架け替えにつきましては,石岡と千代田と八郷で広域の恋瀬川・天の川改修促進協議会を作っております。その中で共同で,1市2町で共同で整備に当たっていこうということで,協議会の中で決定されまして,石岡と千代田が主体になりまして,県の方に架け替えの要望を行っておりました。その中で度々,前市長も千代田町長と話し合い,茨城県の方に早く架け替えてくださいよとお願いをして参りました。また,市議会議長をはじめ,関係議員さんの方々もご同行いただきまして,粟田橋の架け替えを願っていたわけでございます。架け替えが急速に進展いたしまして,昨年,やっていただけるということでございましたので,千代田と石岡側へ拡幅部分の負担をどうするんだと。当然,千代田町長から石岡市長に対しまして,今の市長ではございません。前市長に対しまして,半額を石岡で持ってくれと。ただその当時は,まだ具体的に橋がいつ頃架かるという話はございませんでした。ただ,そういうことになれば当然,石岡市も負担金については出しましょうと,長同士の話し合いがなされたのだと思います。それで,具体的には,昨年架け替えやっていただけるということになった段階で,千代田の町長から「2億円負担していただけないか」というような,数字的にはその段階で初めて数字が出たわけでございます。それでいろいろ執行部の方で,市長,議長とも相談しながら金額の負担の調整に当たってきたわけでございます。そういう中で,やはり私どもも,石岡市にとりましても粟田橋の架け替えができれば,また副部長の方からご説明しました市道の改修もスムーズに行くというふうなことで,お互いに国庫補助をもって市道・町道の改良をやりましょうということになりました。今回,有料道路の負担をしていただく場合も,こういうこともあったからだと思うんですが,1,000万円の負担につきましては気持ちよく出していただいたということがあるからではございませんが,また,そういう4億4,500万円の非常に大きな金額を非常に財政厳しい折に支出しなければならないというようなこともございます。ここへ来まして,建設部関係の大きな負担が財政を圧迫するようなことになりかねないという考えはございますが,私どもとしては,長をはじめ,議長の方も加わっての,ようやく架け替えに漕ぎ着けたということもございますので,議会の方に,最終的には12月議会に負担金の計上をしていきたいというふうに考えております。その点につきまして,今回ご説明し,ある程度のご了解をいただきまして,12月に補正させていただければありがたいと思っております。なお,1億4,000万円につきましては,石岡市も財政が厳しい折,また,合併が残念ながらこういう状況になってしまいましたので,「年払いにしてくれ」ということで,3年間で1億4,000万円を払っていくような形での交渉を今後進めたいと思っております。千代田側からは「今年一括して1億4,000万円全部欲しいんだ」というようなことを聞いております。市としては財政厳しい折でございますので,そういう形で3年間で支出したいというような考え方でおります。これについてはもう少し財政当局と詰めていかなければならないと思いますので,当委員会のご了解をいただければ,今後,財政当局と,今日のことを市長に報告いたしまして,千代田側との協定書の作成等に入って参りたいと考えておりますので,その点についてご意見をいただければありがたいと考えております。

上野委員)千代田町側の事情もいろいろあると思うんですが,石岡・千代田の共同でやるみたいな形になるわけだけども,これは国庫補助事業としてやるんでしょうね。千代田はどういう形でやるんですか。全く同じですか,事業の形態。

建設部長)市と町の事業の考え方が若干ずれがございまして,これは企画,財政担当の方の考え方が私どもの考えと少し意見が違って,私どもの方は本当は国庫補助を適用できるように県の方に働きかけ,国の方に働きかけをし,また県の支出をもっと大きくしてくれというようなことをお願いしてきたわけでございますが,こういう結果になりまして,千代田側につきましては起債事業でやるように聞いております。

上野委員)千代田も大分切羽詰まって,急いでるようで,それだけの財政上の事情があって石岡市に資金の話を持ってきてるような話なんですが,石岡と千代田は,そういった国庫補助あるいは県の支出金,補助ですね,これをちゃんと協議の上,変更していくと。その****,建設を進めるということについては問題ないわけですか。

建設部長)石岡市,千代田町それぞれの橋の工事につきましては県が主体でやるということで決まっております。ただ,その千代田町が負担する4億何千万円かのお金を,工事分を,私どもとしては国庫補助の対象になるような形で協議を検討続けてくれというふうなお願いはしてきましたが,最終的には千代田側は起債でやるんだという判断を下したそうです。と言いますのは,他町村の財政事情を推測するのも何ですが,実際,国庫補助を使っての対象となりますと,自己財源の持ち出しが必要になってきます。その自己財源がないんだということです。

上野委員)千代田は自己財源がないから起債だと。石岡ではできれば国庫補助でやりたいと。そういった点についてアンバランスな事業の形態なんですが,これは問題,支障ないと解釈してよろしいんですか。

建設部長)あくまで,この工事に関しましては橋の部分の負担でございますので,道路部分はそれぞれ,所管の部分については石岡は石岡,千代田は千代田。石岡はその道路について国補を適用して整備すると。橋そのものの部分については,千代田と県の方の話になりますので,その部分については千代田が最終的には起債でやるという判断を下したということでございまして,その分について起債の部分でやったんですが,いずれにしても,負担については石岡市は当初から,できればそういう方法で軽減されれば一番良かったんですが,負担をしなければならないということで出てきておりますので,自己財源,一般財源で計上をし,負担をしていくというような形になると思います。他町村の或るものについて起債を起こすということになると,これは起債の対象にはならないと思います。

金井委員)今の説明で,国庫事業ないというのはよく分かったんですが,そうしますと,残りの市道の部分ね。市道用地を買ったりするんでしょうし,この全体の工事費は幾らになるのか。それを一つ聞かせてもらいたいと思います。千代田に負担する1億4,000万円と,手前の石岡分の市道の工事費はいくらなのか。それから関連することではありませんが,石岡筑波線バイパス,この府中橋,これはどうなっているのか。これをついでにお聞かせ願いたいと思います。

建設部長)私の方から府中橋の件につきまして,お答えしたいと思います。府中橋は,橋そのものは現存の,既存の橋を使うわけでございますが,ただ歩道がございませんので,歩道については新しく付けていただけるということで,当初の中で決まっていると思います。現在の橋を利用しますが,橋が狭く,車道分しかございませんので,歩道分については橋とは別になりますが,とれますということです。あとは担当の課長からご説明申しあげます。

土木課長)手前の600メートル分についてでございますが,今年度,地方特定道路という起債で。この地方特定道路については,のちのちに交付金で償還されると。ですから結果的には国庫補助という形になると思いますが,30パーセント程度になっています。それから私どもで地方特定道路で県につないでいるわけなんですが,これについて,買収が終わった後は,事業としては国補事業でということで,以前から県の方とはつないでおります。事業費ということでございますが,ちょっと試算しますと600メートルでメートル20万円以上はかかるんじゃないかと思います。1億5,000万円は工事の方はかかるんではないかと予測されます。用地の方は今年度の予算になってるわけですが,工事費の方はその程度は最低でもかかると試算されます。用地費としては5,000万円ほどを見込んでおります。面積はこの時点では出ておりませんでしたので。ただ新規の道路分はまるまる新規の道路ということで,旧道もありませんので,9.5メートル以上の長さ,10メートル以上の長さ,それに法(のり)分となりますので,6,000平方メートルから7,000平方メートルぐらいになると思います。法(のり)は入れてないです。

徳増委員長)ほかに何かご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。



 閉会 午後12時10分




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