平成16年10月19日 都市建設委員会


案 件 (1)所管事務の調査
○ 石岡駅周辺整備基本構想について
 その他
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長(本田久男),都市計画課長(藤枝利明),都市計画課副課長兼駅周辺整備担当(下河辺卓美)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午前10時00分

徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。本日の議題は,所管事務の調査として
石岡駅周辺整備基本構想について,及びその他であります。
 付託案件の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたのとおりであります。なお,出席を求めた者のうち,6号バイパス推進・駅周辺整備室室長 鈴木君 につきましては,欠席いたしたい旨の申し出を受理しておりますので,ご承知おき願います。それでは,これより議事に入ります。
 初めに,「石岡駅周辺整備基本構想について」を議題といたします。本件については,過日,策定委員会が開催されておりますので,その内容等について,執行部から報告を求めたいと思います。

都市計画課副課長兼駅周辺整備担当)それでは私の方から駅周辺整備構想についてご説明申しあげます。お手元にございます資料に基づいて説明したいと思います。先般,10月6日に第2回の策定委員会が開かれまして,第2回目の内容につきましては,第1回目に意見が出ました既存施設の評価と駅舎の橋上化についての必要性がもっと明確にすべきというような意見がありましたので,そちらの方を検討の課題としております。それでは1ページの方から説明させていただきます。石岡駅周辺では,自由通路やステーションパークなど,すでに整備され,供用されているものもありますけれども,それぞれの連絡が不十分で,総合的な補完を欠いたりしております。このような状況にございますので,市民のニーズに合わないというようなところも,若干,見受けられております。既存の施設を有効に活かしながら整備をするか,または抜本的に既存施設を,撤去できるものは撤去して,そういうことも留意しながら整備の方向を定めてはどうか,というような内容で協議がなされました。既存施設の使われ方としまして,西口広場でございますけれども,こちらは都市計画決定されております3本の道路が取り付いておりまして,通過交通に約半分以上が占められています。現状は,本来の交通結節機能が駅舎側に押しやられてしまいまして,タクシーの乗り降りだけ,または5〜6台ではございますけれども,駅前の送迎用の駐車場,そちらの方に使われておりまして,狭小さは否めないということになっています。ステーションパークにつきましては,バスターミナルの屋上にあるというようなことで,西口利用者にとっては,なかなか視界に入ることがございません。本来の存在が抜け落ちやすい形状になっているところでございます。バスターミナルについては,バス専用の結節機能として十分な機能を持っているわけなんですけれども,脇にあります店舗,または自由通路の階段,こちらがどうしても出ていますので,駅を出たときに若干分かりにくいというような形になっております。また,駐車場と駐輪場,これは駅の南北に用意されておりまして,第1駐輪場は約200メートル南側,第2駐輪場が北に150メートルと,若干離れてはいるんですけれども,通勤通学者の方が利用されてまして,利用率は十分高い状態です。ステーションパークの駐車場,18台,30分無料ということで送迎用に設置してあるところがありますけども,こちらは1日の平均50台と,比較的利用されておりますけれども,30分間無料ということでの送迎から考えますと,もう少し利用度が上がってもいいんじゃないか,というような状況です。
 次に,駅東口広場の方になりますけれども,こちらも同じように都市計画決定されておりまして,交通結節機能は十分なところなんですけれども,駅前東の辻線,こちらが若干未整備なところがございまして,駅舎口から遠いというようなことで,どうしても車での利用が少なくなっております。駐車場,駐輪場については,南側の方に市営駐車場290台分と,駐輪場400台。駐車場につきましては,120台が定期分ということで,ほぼ埋まっております。一般分につきましては1日60台と若干少な目になっております。駐輪場は通学者,通勤者でいっぱいになっています。
 次に山王川,こちら,景観形成と安らぎの場としての役割があるわけなんですけれども,現在,川ということではなくて,都市下水路という位置づけでございますけれども,委員会の中で,***をしていく中で,山王川も本来の川としての存在感をもう少し上げてみてはどうかというご意見もありました。
 次に自由通路。駅舎が西側になっていますので,利用者は東西通行者と東口利用者に限られておりまして,通行もほとんどが駅利用者という方々が使っております。駅舎までの距離が遠いということや,階段の昇り降り,そのようなことが強いられまして,また,屋根がございません。雨に濡れるというようなことで,どうしても敬遠されがちな状況でございます。それで前回,細かいデータをとってみてはどうか,というご意見がありまして,アンケート調査を行ったんですけれども,資料の方に載せてございませんので,ちょっと読み上げたいかと思います。アンケートの内容は,「常磐線の東側・西側どちらに住んでいますか」,または「市内ですか」ということ。「送迎にはいつも西側を使われますか,東側を使われますか」と。「その理由はどうしてですか」。もう一つが「東西通路や駅周辺にあったらいいと思われるものは,どのようなものがございますか」というような意見,自由意見を書いていただきました。12年の交通センサスでいきますと,駅利用者が2,000人,1日2,000人という形がありましたので,それの1割,200人を無作為に抽出しまして,現場でアンケート調査にご協力いただきました。その結果,66人の方から答えが返って参りまして,その結果,送迎に利用するのは西口か東口かということでいきますと,西口が56人,東口が10人の方が利用してますと。それで,東口に住んでいて西口を利用する方というのが,東口に住んでいる方が28人いらっしゃったんですが,そのうち20人の方が西口の方を利用していると。その理由はどうしてかな,ということでお聞きしましたところ,やはり「駅に近い」という答えなんですが,これは車を降りてから,駅舎の入り口に近いと,こういうことで西口を利用していますと。駅にあったらよいものはどのようなものですか,というような問いに関しましては,東口に住んでいる方28人のうち20人の方が,自由通路に雨や日光を遮る屋根を付けてほしいと。どうしても濡れてしまうとかそういうことで,屋根を付けてほしいと。西口に住んでいらっしゃる36人の方,この方の意見で多かったのは,送迎のための一時駐車場,これをもう少し整備してほしいと。要するに今,西口が狭い状態で,車が大変停まっております。道路の上に。そういうことからいきますと,もう少し駐車場を整備してもらえないか,というご意見がございました。今後の策定の参考とさせていただきたいと思っています。さらに,2ページになりますけども,周辺の施設でございますけれども,駅西側の道路網,こちらが停車場線,電柱の地中化が行われましたけれども,街路樹とかそういうものが,まだ植栽されてございません。景観や安らぎの形成に資する要素が今のところはございません。また,西口の広場,交通量の多い停車場線,泉橋線,こちらはすでに整備は済んでいるんですけども,古い時代の計画で,幅員が11メートルということで,どうしてもタクシーのサイズなどが今,タクシーが待っているところなどがありますので,整備はされたものの,旧態依然としている状況になっています。駅西の土地の利用ということで,駅の近くで大分建物が取り壊されまして,青空駐車場となっている低未利用地が目立ってきております。また,駅を背にしまして昇り勾配,3パーセント,ちょっときつめの道路なんですけれども,このような道路が多いものですから,なかなかバリアフリー関係なんかも難しいかなと。駅の東の道路網,こちらにつきましては,区画整理区域内で駅前・東の辻線,こちらがまだ貫通しておりません。東口広場の主要なアクセス道路を欠いた状態になっておりまして,早急な整備が求められているところでございます。駅東の土地利用につきましては,土地区画整理事業が進行しているわけなんですけれども,住宅が建てられつつありますけれども,まだ青空駐車場等が多くなっております。また,駅構内の鹿島鉄道の鉄道用地が同じように駐車場として利用されておりまして,利用から見れば低未利用地というような形が見受けられております。
 次に,既存施設の利用施策と駅舎橋上化の必要性についてでございますけれども,駅周辺の施設は,利用者の動線を介して少しずつ関係しております。相互に補完する役割も持ってはいますけれども,しかしながら今の状況ではなかなかうまくいっていない現状です。現駅舎は西側に立地しているために,特に東側を起終点とする人たちは,送迎車から降りた後で長い距離を歩かなければならないとか,階段を昇り降りをしなければならないと。そういうものを避けたいというような意識が強く働きまして,なかなか東口の広場に駐車場が整備されても利用していただけない現状になっております。一方,西口広場については,幹線道路の通過交通に割かれて,特にそこに駅東の車も集まってきます。タクシーなどでいっぱいの西口広場では,一般車両の送迎もきびしくなってきておりまして,なかなか利用しづらい状況になっています。バスターミナルとステーションパークにつきましては,駅西口から一度に見渡せる状況のところにございません。駅を出ますとまったく見えない状況になってしまいますので,この辺も,近くには立地しているんですけれども,利用者の死角になってしまうと。利用者の動線を変えなければ,利用度合いも変わってこないのではないかと。これらの既存施設,鉄道の結節機能としての性格が強く,利用向上に際しては,個々の施設ごとに改修を図るよりも,やはり駅舎の位置を自由通路やステーションパークの同じレベルに動かして,利用動線を上下移動を加えることで,さまざまな改善が図られると思われています。
 次に駅周辺の整備については,権利者が個々にリニューアルを図ることは難しいということで,環境,景観整備やバリアフリー対応についての配慮が不足したり,調和を欠いたりしがちになってしまいます。これからの人口減少時代において都市活力の維持と駅周辺の中心性の確保のために,ステーションパークや山王川などの景観形成に資するストックへの対応を含めて整備する必要があるのではないかと言われております。
 結果,理想的な駅前広場を整備するに当たっては,波線から下に書いてありますとおり,既存施設の活用,あるいは相当な施設撤去を伴う再整備のどちらの方策をとるにしましても,効果が大きく,共に採り上げることができる事柄は,利用者個々における最大の共通項でもあるわけですから,利用動線の改善,こちらを行いまして,整備時期としましても既存駅舎の移設を行うことで活用,再整備等に対応して,整備を行うものと考えなければならないとしております。
 次に4ページになりますけれども,将来の駅の利用者数等がございます。その前に5ページの方をちょっと見ていただきたいんですが,将来の当市の人口の予想ということになります。現在,総合計画見直しの作業中なんですけれども,その中ではっきりした数字がまだ出ていません。しかし,国立社会保障・人口問題研究所のデータ等を活用しますと,2015年,こちらで当市の人口が50,814人,2050年で49,411人という予想が出ております。現在,石岡の人口53,000人でございますから,3,000人程度減ってしまうというような予測が出ています。しかしこういう中で,市の施策としても中心市街地活性化プランその他の施策によって,何とか当市としては53,000人を維持したいと考えるわけなんですけれども,総合計画においてもそのような施策で,社会増を期待して,本調査での考え方としまして,54,000人という人口の予測をしています。
 それで,上の表3−3の石岡駅将来利用者数の想定,というところでございますけれども,こちら,そのままいってしまいますと,推移がJRで6,190人,鹿島鉄道で722人というような数字が出ております。それにいま申しあげました施策での社会増分としまして189人と20人を加算しまして,将来の駅利用者はおおむね7,000人前後かというような想定しております。
 それで前回の委員会で駅舎の橋上化ということで,位置とか,もう少し絵のようなものではっきりしたものを提示できないか,というようなご意見がございましたので,最後のページ,14,15ページ,そちらにちょっと案を載せてあります。こちらは平成4年に策定されました計画をそのまま写しております。第1案については,駅が橋上化されまして,上り下りホームの上に駅舎が乗っております。それで自由通路の北側に駅舎が。この場合にはステーションパーク,自由通路,駅の北側の利用度合いを上げる一つの形かと。第2案については,同じような形なんですけれども南側に設置した場合です。こちらの場合には駅を出たときにステーションパークの方が若干見えないと。東口の方に降りてこられる方については,ステーションパークの位置が見えない,ということになります。その裏,16ページには,平成4年の時にはございませんでしたけれども,合築というような方法もあるということで,1案として。この場合にはホームの線路の上には駅舎が乗っていないというような形です。このような方法もあるということで参考にしたいかと思います。
 それでは6ページの方に戻っていただきまして,課題の整理と整備方針に移らせていただきます。現状の動向と課題の設定ということで,石岡市の中心市街地は,商業を通じ,各時代に応じた生活の支援やまちの魅力を提供し続けてきました。しかしながら,昭和の後半から市役所とか警察署等の公共施設が移転してしまいまして,6号国道などに大型商業施設が立地すると。このような状況に伴いまして,市街地に空洞化がもたらされております。活力と魅力を失いつつありまして,このままでは「石岡の顔」といわれます中心市街地が喪失しかねない状況になってしまう懸念がされております。中心市街地が活力を取り戻して,新たな魅力を構築するためには,ひとつには駅周辺において人が遊び,商い,歴史・文化を育むまちづくり」というような整備・改善が必要であると。そのためには石岡市が有するストックを活用して新たな魅力を創造する総合的なまちづくりが必要であるとしております。交通施設整備に関する課題でありますが,都市基幹道路である駅前・東の辻線の早期の整備,駅舎と自由通路,一体利用することによって利便性の向上を図ると。あと下の方に,シビックゾーンへの歩行者ネットワークの確保等が考えられております。また,これらの整備に当たっては,どうやっていいか,高齢者,障害者にも利用しやすい施設の整備の推進を図らなければならないとされております。土地の利用の課題につきましては,西口における休閑地の有効的な利用,土地の高度利用と都市機能の強化,青空駐車場などが増えてますので,そちらの方の利用も考えていかなければならないと。同じようになりますけども,区画整理事業の早期の完了による住機能の強化も課題の一つとされております。それから既存施設利用上の課題としまして,駅舎を改良した時を機にしましてステーションパークとの一体利用,そちらの方も挙げております。西友跡地の有効利用の検討,例えば西口広場としての利用なども考えられるのではないかと。それからバリアフリー整備の課題でございますけれども,これは市の道路だけということではございませんで,駅舎,ホームその他をすべて含めまして,高齢者,障害者にやさしい歩道整備の推進,駅ホームにおけるエレベーター,エスカレーターの設置,町中における誘導ブロック等の整備などが挙げられております。その他の課題となりますけれども,駐輪場,駐車場等の計画的な整備の推進,また,山王川の親水,ビオトープの整備等が考えられ,緑を取り戻すというような整備の計画で進められています。
 次に,駅周辺地区の基本構成でありますけども,四つのゾーンに分かれております。中心市街地ゾーン,駅東区画整理事業ゾーン,シビックゾーン,それと真ん中にあります駅を中心とした交通結節ゾーン。このような形になっています。それで,駅前から西口と東口との駅前広場整備されてます。西口広場には国道355号と石岡・常北線,6号国道の3方向からのアクセスが可能になっております。東口広場につきましては,駅前・東の辻線,こちらがまだ開通しておりませんので,常北線と6号国道の2方向からアクセスという形に構造がとられております。
 次に10ページになりますけれども,駅直近の基本構成ということで,交通結節機能の強化。こちらは駅舎を橋上,または合築化することによって,東口駅前広場からの利便性を図り,既存駅前広場の再生利用を図りまして,ステーションパークと一体的な駅舎の実現による交通結節機能の強化を求めております。東西市街地の交流及び連携の強化でございますけれども,駅直近に西友跡地がありますけども,この跡地を中心としまして 一体的な再開発による駅前拠点形成が求められております。駅東では市街地で進められている土地区画整理事業によって新たな市街地が形成されることになりますので,こちらとの連携,交流を促進するような施設が駅直近に求められております。
 それから駅直近の交通結節施設でございますけれども,駅舎の橋上または合築化によって,駅舎とステーションパークが一体的に利用可能によると。東口広場,東口市営駐車場からの駅へのアクセスの向上を図らなければならない。既存駅舎跡地を利用した西口の広場の再整備,こちらが必要になっております。なお,西口広場の再整備は,バリアフリーや景観形成に留意しながら,一体的な整備を図ることが必要ではないかと,言われております。
 駅西地区でございますけれども,西友跡地に導入すべき核的施設の具体的な検討を行う,ということで,まだ検討は行っておりませんけれども,核的施設を中心とした再開発をする必要があるのではないかと。開発に当たっては,都市計画道路の整備を含めた都市基盤の整備が必要になっています。
 駅東地区におきましては鹿島鉄道敷地脇に,駅前でありながらも駐車場になっているような低未利用地等がごさいますので,そちらの接道条件をよく調べて,土地利用の転換を促進させる策を進めていくと。また山王川上部については,親水空間としての整備をするとともに,ステーションパークと連携した景観形成の場としての利用の検討が必要となっています。
 最後になりますけども,駅周辺整備の方針ということで,駅周辺を見渡しますと,六つのゾーンに分けることができます。真ん中にあります交通結節ゾーン,駅前の商業住居ゾーン,これ西地区にあります。有効土地利用ゾーン,東側,オレンジ色に染まってる部分。それで,交通結節ゾーンにつきましては,交通結節ゾーンが西口側では駅舎の合築,橋上化によって既存施設と自由通路と一体化を行うと。西口広場周辺の駐輪・駐車場と駅を連結する歩行者のアクセス動線の確保とバリアフリー化を併せて考えることが重要であると。
 現在の東側になりますけれども,市営駐車場を鹿島鉄道側にある低未利用地の方に移転しまして,立体的に利用することで,所定の都市計画決定されております台数確保することで,東口広場,また自由通路への歩行者のアクセス動線を確保することによって,駅への結節性を高める必要があると。 駅西地区につきましては,旧西友跡地,こちらに核的施設を中心とした駅前商業と人口定着を促進する住居ゾーンを基本としまして考えていかなければならないだろうと。開発規模にあわせまして,開発を支えるサービス道路の整備も行う必要があると。なお,サービス道路に関しましても,バリアフリー基本計画の端緒となるように留意しまして,歩きやすく車と共存できる歩行空間を目指す必要が出てきます。また,核的施設は商業施設,公共施設,交流施設などいろいろ考えられるわけですけれども,西口広場を補完する交通広場機能等を導入するよう具体化を図る,ということが大事なことになるのかと。その中で,既存の自由通路なんですけれども,西側にもう少し延ばしまして,駅との連絡強化についても検討できるのではないかと。
 次に駅東地区,こちらになりますけども,駅東地区の土地利用を高めるために施工中の整理事業の促進,またアクセス道路となる駅前・東の辻線の開通を図りまして,東口機能が十分に発揮できるように努めるというようなことです。また,景観形成と安らぎ空間の創出ということで,東西の連携を図る歩行者の回遊動線の確保等も考えていかなければならない。
 以上のことを前回,第2回目の委員会で検討していただきました。その中で,各委員から出ました意見を述べさせていただきたいと思います。駅前商業ゾーンの整備につきましてご意見いただきまして,これはライフスタイルの充実を図るというコンセプトで打ち出したらどうかと。一つには石岡市全体の都市改造を考え直すべきだと。その中では駅周辺,鉄道やバスを中心とする公共機関を利用することが便利な住民を配置すると。郊外な若者達が車社会の利便性に享受できる若者達が中心に住まう状況になるんだと。また,教育とか文化の機関,これを駅周辺に配置してはどうかと。また大型商業施設と最寄りの品ですか,このようなもの。または高級品のすみ分けができるような商業施設にしてはどうかと。高齢者等を考えた駅周辺の機能の配置,これを考えてみてはどうかということで,車移動の生活から徒歩中心の生活。70歳以上にもなりますと,なかなか車の運転が困難になるということで,郊外生活から密集市街地,中心市街地の方に移転できるような住宅政策をと。または医療機関の充実。こちらは,大きな病院は郊外の方にありますけれども,町中の診療所といわれるようなホームドクターですか,このような身近でかかれる医療機関,そのようなものも考えられるのではないかと。もう一つ,自己実現のために文化教室ですか。カルチャースクールみたいなものを駅前辺りに配置してはどうか。このような意見が出ておりました。また別な委員さんの方からは,駅舎は単なる建物ということではなく,石岡を代表する顔であるから,しっかりとしたデザインを考えてもらいたいと。また商業を活性化するために,現在の商業を活性化するためにやるんではなくて,新たな魅力ある商業を誘致できるような整備も必要じゃないかと。これによって,駅周辺の人の動きが活発になって,町の明るさも戻ってくると。また別のご意見なんですけれども,駐輪場,駐車場の見直しを行うときにも該当しますけれども,自由通路,こちらから歩行者の動線を確保するということで,現在はガソリンも随分上がっていると。そういうことと,省エネなども考えますと,自転車の利用が大分増えてくるんではないかと。将来に当たって。その場合,駅の西と東,その動線に人が歩くだけじゃなくて,自転車を使った動線も考えなくちゃいけないだろうと。そのようなご意見をいただいております。
 また一般の方からは,難しいことはそれは別にいいんですけれども,できることから整備をしたらどうかと。できることやったらやるんであれば,駅のエレベーターとかエスカレーター,道を若干広くすることばかりを考えないで,そのようなソフト面での施策も考えてもらいたいと。かような,今回のような交渉,計画については,なかなか実現が,いろいろなことございまして,やらない場合もあると,そういうこともありますけれども,実際にできること,そういうものを十分検討しまして,実施していっては如何かと。そのような意見が,*****な意見でございますけれども,行われました。
 次回,3回目ということになります。委員会の方の進み具合なんですけれども,当初3回で計画してましたけれども,4回ということでご了承いただきまして,12月に3回目を行います。それで3回目からは駅周辺の基本構想,こちらの方に移っていきまして,こちらが終わった後に住民説明会,これを開きまして,最後に今後の課題の整理ということで,基本構想の最終策定が,現在のところ4回目1月19日と設定されているんですが,3回目が12月15日で,その後,住民説明会がございますので,当初第1回のときに決めたんですけれども,若干動かさざるを得ないということで,委員長とは話しているところでございます。以上でのような形で現在進んでおります。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。次に,ただ今の説明に対し,ご質疑等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

上野委員)東口の現在の跨線橋ね,これ利用するわけでしょうね。西口中心になってるんですが,西口の活性化のためにはいいことだけども,今度東口に駐車場を設けるので,このままではエレベータの設置とかエスカレーターの設置はまったく考えてなくて,こういう方は,エレベータ,エスカレーターを利用する人は西口にまわれということと解釈できるんですが,これどうなってますか。この前,私休んじゃったので。

都市計画課副課長兼駅周辺整備担当)ご説明いたします。前回の委員会で,エレベータを両方につけるとか,そういう話,偏ってしまうんじゃないかというような委員さんのお話ありましたけども,そのような意見は出ておりませんでした。ただ,やるんであればエレベータ,エスカレーターをつけてほしいと。これにつきましては,交通バリアフリーの構想をするときに,併せまして,駅舎もそうですけれども,跨線橋,自由通路,周りの(   )関係,それを全部一括して,交通バリアフリー基本構想の方で中に触れていこうと考えています。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に「その他」として,何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)
 
徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午前10時40分




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