平成17年2月2日 都市建設委員会


案 件 (1)所管事務の調査
公営住宅ストック活用計画策定について
石岡駅周辺整備基本構想について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長(本田久男),建築課長(足立健造),建築課副課長(小沼紀男),都市計画課副課長兼駅周辺整備担当(下河辺卓美),6号バイパス推進・駅周辺整備室長(鈴木信充)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午前10時00分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。本日の議題は,所管事務の調査として,公営住宅ストック活用計画策定について,石岡駅周辺整備基本構想について,及びその他であります。
 案件の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。なお,都市計画課長 藤枝君については,欠席いたしたい旨の申し出を委員長において許可いたしましたので,ご報告いたします。
 それでは,これより議事に入ります。初めに,「公営住宅ストック活用計画策定について」を議題といたします。本件については,執行部から報告を求めます。

建築課長)それでは,ストック総合活用計画についてご説明申しあげます。これは16年度の新規事業で計画を策定ということでございます。この公営住宅ストック活用計画策定は,国が制度化をしたものであります。これは,既存住宅の有効利用を図るため,長期的なストックの活用の考え方を明らかにするもので,10か年の計画を定めているものでごさまいます。また国では,この計画を策定しないと建て替え,改善などの国の補助事業が受けられないというようなことも明記されておりまして,今回,ストックの活用計画を策定したものでございます。委員の皆様のお手元の活用計画案,これについては,これから小沼副課長より説明を申しあげます。よろしくお願いいたします。

建築課副課長)それでは,私の方から石岡市営住宅ストック総合活用計画の案について説明させていただきます。市営住宅のストックは市民の貴重な財産であり,それらを効率的に活用するためには,ストックの特性や地域のニーズに合わせた効率的な建て替えや改善工事を行っていく必要がございます。そのため,住宅マスタープランにおいて,石岡市市営住宅ストック総合活用計画を定めることといたしました。この計画にしたがって,計画的な建て替えや改善工事を実施することによって,市営住宅としての的確な整備と***の***こととすることするわけでございます。従前,これと同様の計画として,公共賃貸住宅総合再生事業というのがありまして,それによる建て替え促進計画というものがございました。石岡市においても,平成4年に策定いたしました。その計画にしたがいまして,これまで池の台団地,正上内台団地,新池台団地と建て替えを行ってきたわけでございます。従前の計画は,計画というのは10年間でありまして,その計画のその後の計画として,このストック活用計画を策定するよう,国から指導されておりまして,今年度計画を策定するものといたしたわけでございます。従前の建て替え促進計画を策定した時期は,平成4年という経済が非常によい時期だったため,ストックの更新は建て替えを中心に行うこととしてありました。ですが近年の経済情勢や廃棄物の処理などの環境問題を考えますと,建て替え一辺倒とすることは難しい状況にありまして,既存ストックをできるだけ運営させて,長く使うということが求められています。そういうことから,今回のストック総合活用計画では,既存ストックの管理方針を,建て替えだけではなく,建て替えを行って更新させる団地,改善工事を行う団地,建て替えや改善工事を当分行わないで維持・保全する団地,将来公営住宅をやめてしまう用途廃止,こういう4つの中から選択するものとしております。また,公営住宅の改善事業費や建て替え時の移転料などの国の補助につきましては,この計画が国の承認を得ていない場合,補助の対象とならないこととなっておりますので,策定後すみやかに国に提出して,承認を得たいと考えております。ここまでは公営住宅ストック総合活用計画の一般的な話でございまして,石岡市の場合はどうかといいますと,石岡市は平成15年度末で13団地,603戸の市営住宅を管理しているわけでございますが,昭和57年の自由が丘団地の建て替えを皮切りに,池の台団地,正上内台団地,新池台団地と20年間建て替えを行ってまいりました。603戸のうち,建て替えによって整備されたものが346戸,全体の57パーセントでございます。これに,当初から4階建てとして造られた正上内台団地を含めますと,410戸,全体の68パーセントとなります。残りの193戸は,平屋か2階建ての古いものでございます。耐用年数を経過しているものも多くありまして,そういうものを今後長く使用し続けることは不可能でございますので,そういうところは建て替えか用途廃止のどちらかということになりますので,石岡市が策定するこの計画は,従前と同様,従前の建て替え計画と同様に,建て替えを主体とする計画となることは明かでございますので,外部に委託せずに,建築課内部でいたしました。
 内容の説明に先立ちまして,計画の名称は,正式にはこういう長い名称になってございますが,説明においては「ストック計画」と表現させていただきます。この計画書の案なんですが,表紙の写真は,平成10年度から14年度に建て替えを行った新池台団地の全景です。建て替え前は,この団地は51戸の木造一戸建住宅があったわけですが,建て替えが行われ,各住戸の面積はほぼ倍になりました。また,バリアフリー化され,戸数も78戸に増えました。また,駐車場や児童公園,集会場が整備され,道路などの周辺環境もよくなったわけでございます。このように,低層の団地を建て替えることにより,敷地の有効利用が図られることになりますので,残された193戸の古い市営住宅についても,必要なものは今後も積極的に建て替えていきたいと希望しております。ではその中身の説明に入ります。1ページをご覧ください。1ページに「計画の目的」として記載してございます。計画期間は平成16年度,今年度から25年度までの10年間として,平成20年度までを前期,平成21年度から25年度までを後期としております。後期の最初の年である平成21年度に,計画の見直しを予定しております。また,合併が決まっている八郷町についてでてすが,八郷町には,いま木造の1戸建住宅が2団地で,計30戸程度ございます。八郷町ではストック計画は策定していないようですが,合併後に当計画に八郷町の分も含める必要が発生した場合には,その段階で計画の組み替えをしたいと思います。なお,八郷町の町営住宅については昭和30年代に建設されたもので,老朽化が著しいため,現在,入居者が退去した段階で用途廃止して,解体をしているようでございます。次のページをご覧ください。2ページから5ページに,石岡市の住宅事情を記載しました。2ページの上のグラフは,石岡市の人口と世帯数の変化を示しています。下のグラフは,世帯人員の変化を,国と県とともに比較したものです。石岡市の人口は,本当の増加傾向から近年は横ばいで推移しておりまして,将来的には人口減少になると思われます。世帯数については,核家族や一人住まいの増加によって,しばらくの間増え続けるように思われますが,人口の減少に伴い頭打ちとなって,将来2.5人程度まで減少するものと考えられます。次のページをご覧ください。上のグラフは,人口を14歳以下と65歳以上と,その間の生産年齢人口と,3組に分けた人口の比率でございます。下のグラフは,65歳以上の高齢者の人口の割合を,国と,全国平均と比較したものでございます。高齢化率がどんどん高くなっておりまして,これ,国勢調査の数字なんですけれども,平成17年ではっきりしてくるんですが,昨今の状態では石岡市は最近,国の平均を上回る勢いで伸びております。次のページをお開き下さい。上のグラフは,住宅の所有関係の状況を示したものでございます。持ち家の割合が,石岡市は70パーセント程度であり,国平均より10パーセントほど高くなっています。下のグラフは住宅の所有関係と年収の関係を表したものです。年間収入が400万円以下の世帯は公的,公営住宅等ですね,が約7割。民営借家,給与住宅では5割強となっております。給与住宅というのは社宅とか官舎とか,そういうものです。持ち家世帯では,約半数以上が年収500万円以上ということでございます。次5ページをご覧ください。これは茨城県内の主要都市と隣接町村の住宅の所有の比率を調べたものでございます。石岡市持ち家が72パーセント,公営借家が4.5パーセント,民営借家が20パーセント。これは茨城県全体の平均とほぼ同じ値となっております。茨城県の特徴としては,国と比べますと,持ち家の割合が高く,借家の割合が低いという特徴がございます。次に6ページをご覧ください。6ページから11ページに,石岡市内の公営住宅の現況について記載しました。公営住宅というのは,市営と県営を合わせたものでございます。6ページの表は市営住宅,県営住宅の分布状況を表しておりまして,団地ごとに建設年度,構造と所在,下の表は小学校区別にそれを区分してみたものでございます。市営住宅と県営住宅の位置を,次の7ページに,図に表してございます。分布状況としましては,市の中心部から北西部にかけて多く位置していることが判ります。続きまして8ページをご覧ください。8ページ,9ページに市営住宅の建設時期,構造,規模について記載してございます。8ページは,市営住宅の建設年度の構造別戸数を示してございます。建設年度別に見ますと,昭和40年代以前のものが全体の19パーセント,約2割。昭和40年代が13パーセント,昭和50年代が21パーセント,昭和60年代以降のものが47パーセントとなっております。構造別では,昭和40年代以前に建設されたものは,木造住宅や準耐火構造のものでありまして,昭和50年代以降に建設されたものは中層耐火構造のものとなっております。9ページに市営住宅の規模と構造別の戸数を示した表が載っております。木造や準耐火,これはブロック造とかそういうものですね。準耐火の平屋の住宅は規模が小さいもので,中層耐火のものについては,比較的規模が大きいものとなってございます。次に10ページをご覧ください。10ページの上のグラフは,市営住宅の共同施設の設置状況について記載してございます。共同施設というのは,駐車場であるとか集会所であるとか,そういう共同で利用する部分のことでございますが,集会室が設置されているのは3団地,戸数で353戸分。児童遊園が設置されているのは5団地,470戸の団地。駐車場が設置されているのは4団地,410戸となっております。設置されているのは,比較的規模が大きい団地でございます。下の表は,市営住宅の設備の状況を示したものでございます。水洗便所になっているのは7団地,473戸。浴槽や風呂釜が設置されているのは4団地,410戸。ユニットバス,住戸内の断熱,バリアフリー仕様,こういうふうになっているのは2団地,102戸となっております。市営住宅では,3階以上の住戸は4団地,410戸ございますが,エレベータが設置されているところはございません。比較的新しいものが,設備が優れている団地となっております。11ページをご覧ください。11ページは,これまでの市営住宅の整備状況を示したものでございます。グラフの真ん中から上のものが新しく作ったもので,下のものが用途廃止をした戸数。それで,上の棒グラフの色,黒く塗ったものが新規に供給した,建設した戸数で,白い枠になっているものは用途廃止後に立て替えたものの戸数でございます。昭和57年に自由が丘団地の建て替えを初めてから,ずっと建て替えを行っておりまして,その建て替えについては4団地で346戸となっているわけです。続いて12ページをご覧ください。第3章といたしまして,現在の市営住宅の入居者の現況についてまとめてみました。これは,市営住宅については,所得について,収入申告をしている関係で,あとは何歳の人が何人住んでるかという情報が建築課の方で保管しておりますので,それをまとめたものでございます。12ページの表は,市営住宅の家族形態,及び世帯の人数を調べてみたものでございます。高齢者のみの世帯は約14パーセントございました。ファミリー世帯,夫婦と子供のみの世帯は約42パーセントということでございました。下の表は,市営住宅の入居者の世帯規模を表したものでございます。1人の世帯が16パーセント,2人世帯が26パーセント,3人,4人というのが約24〜25パーセント,5人以上というのが8.2パーセントという状況になってございます。それから13ページは,住戸の面積が最低居住水準の未満の世帯かどうかを調べたものでございます。最低居住水準の面積というのは,下の表に載せてございますが,健康で文化的な生活を送るために,最低限必要となる面積として,国の住宅計画に示されている数字でございます。標準的な世帯についての数字を考えて,実際に世帯人数の住んでる住宅がその最低居住水準未満かどうかというのを,上のグラフでまとめたところ,概ね,現在の入居者の世帯人員から見ると,最低居住水準以上という数字となっていることは判ります。面積的には確保されている。公営住宅については確保されているということが***です。次に14ページは,市営住宅の入居者の所得水準を示してございます。これは収入申告,平成15年度の収入申告に基づきまして世帯ごとに調べた結果でございます。現在,市営住宅に入居している世帯の合計所得は,平均年収で160万円程度でございます。年収300万円未満の世帯が全体の63パーセントとなってございます。これは,公営住宅が低所得者のための住宅であることから明かな数字となってございます。続きまして15ページから第4章としまして,市営住宅ストック活用の目標と方針について記載しました。15ページ,16ページに示すような,ストック活用の基本とするものとして,3つ考えました。まず一つ目として,建て替えや改善工事を行うことによって,効率的なストックの更新を行うと。古いもので必要なものは新しいものに替えていくと。2番目として少子高齢化対応をすると。3番目といたしまして,設備面などの居住水準の改善を行うと。4番目として,建て替えとか,そういうことにあわせて,地域のまちづくりへの貢献に寄与するように考えると。5番目として多様な社会ニーズに対応すると。昨今はいろんな要求がございますので,そういうものに,できるだけ対応できるようなことを考えて建て替えをすると。6番目として,効率的な団地管理を行うと。小規模な団地などを管理する上での,あまり影響がないような団地とか,需要が今後なさそうだという団地は用途廃止の方針として,このまま維持し,将来,有効利用とするような団地と。こういう方針を,目標を定めました。17ページに実際そういう方針で整備していくことになるわけですが,その整備水準として,17ページの3つを考えました。まず第1番目として人にやさしいこと,丈夫であること,管理しやすいこと,住環境へも配慮されていること,こういう住宅とすると。それから2番目として,住棟などの基準としては,可能な限り戸数を確保する。集会室や駐車場を確保する。3番目としましては,住宅1戸の基準としては,高齢社会に対応した住戸とし,規模は4人世帯の最低居住水準が50平方メートル程度でございますので,2DDから2LDK,その程度を目標とし,あまり大きな住宅は造らずに,3階以上は,4階以上はつけることにして,なるべく3階についてもエレベータを設置すると。こういう3項目を整備の目標といたします。次の18ページから25ページまでに,具体的な選定方法について記載してございます。管理方針についての選定方法ですね。21ページにこれのフローチャートを示してございます。これは国の方から考え方を示されたまま載せているものでございまして,石岡市の場合どうなるかといいますと,まず耐用年数に達している古いもの,公営住宅で需要があるものは建て替える,需要のないものは当然やめてしまう,用途廃止とするということです。耐用年数に達していないようなもので,改善が必要とされるものは,改善可能なものを改善し,改善が不可能なものは建て替えると。建て替えを行ってもあまりメリットがないものについては,用途廃止を行うと。こういう考え方で,管理方針は定めてございます。その結果は26ページに記載してございます。26ページから31ページに,市営住宅のストック活用計画として,団地ごとに計画を載せてございます。実際の団地ごとの表は,28ページから載せてございまして,一番右に書いてある,右から2番目の優先順位というのが,いつごろやるのかと。右から3番目が活用手法で,建て替えとか,改善とか,用途廃止とかという欄でございまして,その優先順位がA,B,Cということにしてございます。Aは計画期間の前期の5年間,平成20年までに行えるもの。次は計画期間の後期,21年から25年頃に着手したいと。その後,****ということで考えております。結果としましては,市営住宅は家賃が安いことですので,基本的にどこでも需要があるのが現状でございます。そのため,敷地の有効利用が図れるものは,すべて建て替えの方針といたしました。具体的な団地名としては,大作台住宅,水久保住宅,国分台住宅,茶屋場住宅,大砂南住宅。これらは5団地,この5団地は木造で,合計93戸ございます。それから小川道住宅,それから池の台団地で,建て替えを行っていない部分がございます。それから古城に老人向けの平屋の部分がございます。それが3団地68戸。合計161戸ですか。これらがすでに耐用年数を超えておりますので,建て替えとしております。建て替えの時期については,これまで20年間建て替えを行ってまいりまして,その結果として,公営住宅建設事業債という起債残高も,平成元年には5億4,000万円だったんですが,平成14年度末には19億2,000万円まで拡大しました。逼迫する市の財政や国の三位一体の改革を考えますと,公営住宅の今後の整備は***なことが今後しばらくのあいだ考えられますので,計画期間10年間の前期である平成20年までについては,家賃収入と家賃対策補助によって起債の償還をするときに行う期間として,またその期間にその次の建て替え準備をして,準備期間に充てる,計画期間の後期,平成21年度から建て替えを開始することとしました。団地の優先順位としましては,木造住宅の建て替えを優先させるということが明かですので,大作台団地を挙げました。これは市営住宅の地域的なバランスや現在地が建て替えに不向きであり,他の地区に移転する可能性が非常に高いことが想定されます。その場合は,入居者の仮移転が不要であり,公営住宅をかわる必要がないため,ということを考えたものでございます。移転先の選定や移転先の公共施設の整備の進捗情況によって,他の団地を優先させることも考えられます。次に優先度の高いものとしては,大砂南住宅。これは平成20年代半ばに農業集落排水が整備される予定と伺っております。その段階で建て替えに着手すると思われます。実施時期は計画期間を平成26年以降を考えております。水久保住宅,茶屋場住宅については,今の団地は敷地が狭いので,別な場所に移転することや,統合することなども考えられますので,これは政策的な判断が必要となりますので,時間をかけて今後検討してまいりたいと考えております。木造以外の住宅については,木造住宅の建て替え後に進めるということでございます。実施時期の,団地が変更になるような場合は,平成21年度に計画の見直しを予定しておりますので,その段階で,確実に行われる内容にまた変えていきたいと思っております。この計画,平成4年度に策定しました建て替え計画と比べるとどうか,といいますと,小川道住宅,北の谷住宅,古城住宅,この3団地を建て替え方針に変更してございます。また改善工事についてですね,改善工事の方針を27ページに記載しました。改善工事は当分建て替えは行わないものですが,高齢社会への対応とか,居住空間の向上とか,長期間活用するための改修とか,住環境の向上とか,こういう目的で国の補助を受けながら改善を行っていくと。そういう団地として,建て替えではなく改善として計画に入れてございます。これは,耐用年数が経過した住宅の建て替えを優先することになりますので,その後に,必要に迫られた段階で対応していくということになろうかと思います。最後に,36ページから38ページに,市営住宅の入居者に,建て替えについてのアンケート調査をいたしました。これは住宅の建て替えについては入居者の協力が不可欠でございますので,事業実施の時期を検討する資料といたしまして,入居者の建て替えについての考え方を調査したものでございます。調査の対象としたのは,早期に建て替えが実施される可能性が高い木造の住宅の入居者で,全員にアンケートを依頼しまして,約7割の方から回答をいただきました。37ページのグラフが,現在の市営住宅の満足度の調査でございます。入居者の評価としましては,便所,台所,浴室などの住戸内の設備に関すること,収納スペースが少ないことについて不満が多いという結果でございました。その他については,概ね満足しているようでございます。入居者は,こういう古い住宅は,高齢者が多く,世帯の人数が少ないため,広さに対する不満が少ないため,こういう結果が出たんだろうと思われます。38ページが,建て替えに賛成か,反対か,どちらでもないか,それを調査いたしました。建て替えについては,各団地とも賛成の割合よりは反対の割合の方が多いという結果です。賛成とする理由については,建物が古い,汲み取り便所がいやである,という理由が多く,反対とする理由は,家賃が高くなる,引越が大変である,庭がなくなる。こういう意見が多い結果です。古い住宅に住んでいる入居者は高齢者で,長い期間入居しているので,古く,設備的には劣っているものの,庭つきで,家賃が安いことに満足しているようです。引越が大変だというなど,建て替えについては,現在の入居者については,あまり積極的な意見は少ないのが現状なようでございます。以上で,市営住宅のストック総合活用計画の説明を終わらせていただきます。

徳増委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告について,ご質疑等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

金井委員)入居者の携帯で,65歳未満の単身と65歳以上の単身という数字が出てますが,これは単身で入れる市営住宅の数なのか,あるいは単身じゃなくて入って,あとで単身となったのか,その点について伺います。

建築課副課長)12ページの表の,単身で65歳未満が44世帯,65歳以上が50世帯という数字は,単身で入れる住宅というのが,小さい住宅で,例えば50歳以上の方は入れるという住宅が幾つかございます。それの分と,当初入居のときは同居者がいたんですが,結果的に1人になってしまったと。1人になったからといって,出なくちゃいけないという制度にはなってございませんので,現在,五百七十数世帯の,現在というのは十五年度末の段階の数字なんですが,その段階で単身で住んでいる,単身というのは1人で1戸に住んでいるという結果でございまして,それは合計でございます。

徳増委員長)ほかにご質疑等はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に,「石岡駅周辺整備基本構想について」を議題といたします。本件については,去る1月19日に策定委員会が開催されておりますので,その概要等について執行部から報告を求めたいと思います。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)それでは私の方から,先日行われました策定委員会の資料についてご説明いたします。1月の委員会の中で,12月に開かれました策定委員会で,駅前地区の500分の1ぐらいの大きさの構想図を出してございます。案を出してございます。それを今回,若干変更して,また委員会の方へ出しております。前回の中で問題になりました,駅西側なんですけれども,そこにかなり広いスペースが,デッド・スペースができてしまうというところがございます。そこの活用がうまく図られていないんじゃないかと。それから車の出入りに錯綜があるんではないかという話で,それを中心に今回変更しております。それで,今回の資料の中で駅舎でございます。駅舎についても若干,大きさについて問題がございましたので,今回出しておりますのでは駅舎が若干広くなっておりまして,横長にちょっとなっています。それからデッド・スペースでありましたその前の方に,一般車の駐車スペースを出しております。それから,北側公園の部分にございますタクシーと一般乗降者のところの位置関係等についても若干変更を加えております。こういった形でご提案をしております。その中で,いろいろ審議会の中で意見が出ております。西口広場に入った一般の車両が,停車場線の方にでられない。これじゃおかしいんではないか。それから,タクシーと一般車が錯綜しておりますので,なかなかその中の使い方が難しいのではないかと。それから,駅そのものを2階,いま合築で2階建てにするという趣旨だったんですけれども,完全な橋上駅化して線路の上に持っていけば,もう少し駅前が広くなるんではないかというようなご意見もございます。それから駅の西友跡地関係の部分ですけれども,こういったところは,いろんな***も来てるので早くその部分を買収しなければいけないんですけれども,現在の計画では,再開発というような形の中でやっているので,そちらの方の工事がいつになるか判らないというようなことでは困る,というようなお話しがあります。その中で,駅舎の件なんですけれども,○○(会社名)側の委員さんの方からのお話しなんですけれども,完全に橋上駅化すると,改札口が10メートルほど東側に行く程度なので,費用対効果の面はどうなんでしょうかと。もともと,石岡市の跨線橋が100メートル近くございますので,○○(会社名)さんとしては,駅舎を線路の上より東側へ行くのはなかなか難しいんだと。自分の敷地じゃないものですから。それはできない。そうすると当然,今より若干,橋上化したとしても10メートル程度の効果しかないと。1つには東側の方の利便性がもうちょっと図れないのか,というようなことから,駅舎をもうちょっと,という話がございましたけれども,費用的なものでコンサルタントに聞きますと,その部分で3億円とか4億円とか,金額が簡単に上がってしまう,ということになりますと,なかなか,駅舎の位置の問題について議論が出ておりまして,県の委員の方々から,東西の役割分担について,もう少し資料を出したらどうだというお話しもございましたので,今回,この案につきましては,なかなかまとまりませんで,もう少し検討をするという形になりまして,第5回目の委員会を開くというような形になりました。その中でも特に,県の委員の方から,この図柄で行くと,なかなか最終的に都市計画決定するときの警察協議ですか,動線の協議が難しいだろうというお話しがありまして,構想段階でなかなかそこまでやらないんですけれども,今回われわれとしましても,警察の方に協議に行ってまいりまして,ただ,細かい点についてはこの場ではちょっと言えないんだ,という話なんですけれども,全体としてもう少し,タクシーと一般車を完全に分離するような形での整備を考えないと,駅前のロータリーが小さいので難しいだろうと。それで,駅前のロータリーには,1つの入り口で1つの出口というのが原則なんだ,ということになりますから,現在,今回示したように2つの出入り口ができちゃうようなところですね。自由通路の延伸の部分に出口ができちゃうような形では,なかなか難しいよと。それからタクシーは完全に分かれている必要があるだろうと。それからブースが,タクシーがここに全部いる必要はないんじゃないでしょうかと。いま11台ぐらい,いつもいるんですけれども,11台全部入れなくても,少し欠けても,どっちか寄せないと難しいでしょうと。それから泉橋側の都市計画道路がどうしても狭すぎるということで,ここを若干拡げないと,一般車のロータリーとして難しいだろうというお話しを伺っております。ただその中で,都市計画決定としましては,この駅前広場が停車場・元真地線の県道の一部みたいな形で都市計画決定されるんですよ。都市計画の決定に際しては。その車だまりです。そちら側との最終的な協議をしなければならないんですけれども,警察の方では,泉橋側の角切りをもっと強くして,そこに右折ラインみたいなものを設けられないのかなあと。右側に,北公園の中に入れるように形にできないんだろうかというようなお話しも。ただそれについては,今度は,都市計画区域の変更をするときに,県の都市計画課と,まだ協議がかなり。具体的になったときには,かなりつめなければならない部分があると。それからもう一つは,駅前広場をふたつに分けるという考え方は,都市計画決定するとき,ない話ではないけど,なかなか難しいでしょうと。要するに,交通広場の方をふたつ,こういうふうな形で都市計画決定することは,非常に難しい問題がありますよと。それで駅前広場としては,この現在の駅舎から道路の東側を駅前広場として都市計画決定する必要があるんでしょうというようなお話しも。また,こちらはこちらで別事業としてやっていかないと難しいかなとお話しを。それからもう一つは,交通課の方で,道路を上の方へ上げるというお話しが。駅前広場が道路よりも下にぶら下がってできるもんですから,道路があると,その下にスペースがないと難しいんだと。石岡と神立が非常に似てるんですけども,両方困ってしまってしまっているのが,警察でも,ここの計画を立てられるときに,うまく指導ができないというところがあると。かといって,道路を上に真っ直ぐ乗せますと,現実的ではなかなかない話になってしまうのかなと。そうすると長期的なお話しになってしまうというところがありまして,とりあえず警察の方では,もう少し交通の流れの方を整理して,泉橋のところを,もうちょっとかけて,広くしたらどうでしょうかというお話しをいただきました。また,駅舎の件に関しては,駅舎の下の部分,いま,上の部分を,地上を都市計画決定することが,つい最近できることになりましたので,この下の部分,ちょうどいま2階店舗とありますけれども,その下の部分をえぐるような形で駅前広場を作りまして,2段構えの都市計画決定をしたらどうなんでしょうかというアドバイスを受けております。それを総合いたしまして,この次の委員会までにまた,素案を作りまして提出していきたいと考えております。以上簡単ですけれども説明を終わります。

徳増委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,ご質疑等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

上野委員)私も策定委員会の委員になっているわけですが,ちょっとお伺いしますがね,この図面は誰がどこで作ってくるんですか,これ。私が思うところ,石岡に住んでいない人が,石岡の実態判らない人が,ただ理想だけで絵を描いたとしか思えない。丸投げでやったんじゃないかと思うんだけども,策定委員会でも当初,冒頭に私申しあげた記憶があるんですが,****,なんでこういう形になったのかと思うんだけどもね。去年,1年前に,企画部で大騒ぎしたことあるんだ,これね。○○(店舗名),駅前の。買収について。その頃ね,市の企画部の方でここを買収して,駅前広場なんとか整備するんだという話が,夢中でやってですよ,民間の業者が買ったのを,なんとか諦めて譲ってくれって,そこまでやっておいて,それで今度は,なんとかなるよとなったら,いやもう都市計画のこっちまで,今の現在のね,八間道路の端から端まで全部,そこまで入っちゃってるから,そんなの関係ないんだよと。関係ないというか,できないんだよと。そういうの。新たに道路の角切ったりね。少し駅前を広くするような形はもうできないんですよと。なんでこういうことになったんだか。企画部で言ってるのと建設部で言ってるのが,相矛盾するんですけれども,*******,私は橋上駅だけしか出来ないと思ってるんだ。正直言ってね。どこが作ったのか,まずもってそちらから説明してください。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)この図面,概略図面でございますけれども,基本的には私どもとコンサルタントで一緒に,われわれの希望を言いまして,それに対してコンサルタントが,それに沿ったような形で図面を書いてくると。それをまた委員会の中で提案するという形です。それと企画課の方で,前回,この上の部分を買収して,そこの部分に駅前広場をという形なんですけれども,それは都市計画決定する駅前広場としては,通常,道よりぶら下がる部分でないと,なかなか都市計画の機能として。というのは,ここを駅前広場,都市計画決定しなくても駅前広場というのはあり得るわけでございます。この部分について空間があって,その部分が広場だっていう形では可能であるとは思うんです。ただそこを,都市計画決定していくときには,当然,道路との関係が出てきますので,駅前広場の場合,道路があってその下にこう入って,飛び地のやつも考えられますけども,なかなか都市計画決定してそこに事業に入っていくときには,非常に難しい問題があるということで,われわれとしては,今,駅の道から下側でなんとか駅前広場を整備していきたいなというふうに考えておるような形で提案させていただいております。それから,停車場・元真地線の電線地中化の問題ですけれども,電線を整備して地中化してしまったということなので,その部分について都市計画決定する場合には,その部分を誰が整備し直すのか,とか,それからそういうところの,出来たばかりのところを直ぐにやっていいのか,という議論が出てきまして,なかなか駅前広場の都市計画決定をするときに,時間を要するということでございます。まったく出来ない,ということではありません。なるべく早く,今回の計画の中では駅の橋上化が第1番で,2番目に駅前のスペースを何とかして整備すると。その次に,3番目として,西友跡地やその他のところを整備していきたいというような希望がございましたので,なるべくブロックごとに,問題が解決できるような形で構想を練っているというようなことでございます。以上でございます。

上野委員)駅周辺整備室長の方で,コンサルタントとね,協議しながら進めていると。企画課の方との話し合い,企画はもともと除外してるんですか。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)企画課の方から私どもの方に全体の事業が移っておりますので,企画課の意図を酌んで,私どもの方としては計画を考えていると思っております。ただ,企画課の方も策定委員会の方の作業部会の方に企画の方にも入っていただいております。それから今回の構想の委員会の方にも副部長が来ていただいていて,その中でご意見をいただいているという形になっております。

建設部長)非常に,上野委員さんのご指摘の点はごもっとでございます。私も基本的には,委員会の所管の部長ではございますが,委員にはなっておりませんが,都市計画決定の場合はいろいろな調整項目がございます。しかし基本的には,石岡市の駅前をどうするのか,ということになれば,当然,○○(店舗名),そういう部分を含めた再開発事業等の着手も考えていかなければというふうに思っているわけでございます。全体として,非常にこぢんまりとした図面を提出したわけでございますが,都市計画決定があるからできないとか,そういう問題ではないので,構想でございますので,まあ担当者は予算の部分も十分考慮して描いて,業者とも,あるいは皆さんの委員さんの意見等を上げさせて描いているわけでございますが,かねてから私も申しあげておるとおり,泉町へ通る街路についても,都市計画街路としては終了したんだが,拡げなくちゃならないということをお話ししていますし,当然,○○(店舗名)の部分,あるいは個人名を出して申しわけございませんが,現在所有の○○(店舗名)ビルとか,タクシー会社のビルとかですね,現在は違いますけど,そういった部分も。かつてから候補地に何度も挙がっているわけですから,当然,現在の駅前・停車場線を利用するということになれば,そういった部分の拡幅も考えて行かなければならない。なにかこう,もう一度ですね,次回の委員会の始まるまでに,充分内部で検討させますので,まあ,根本的に今までやってきたことと違ってくるものですから,そのへんについては充分ご勘弁を願いたいと思いますが,いずれにしましても,そういう考えはございますので,ご了解をいただきたいと思います。予算の関係上,あるいは,どうしても現在まだ所有者がおるということで,現在営業している個所がありますので,そういう関係上で表示するのも,あまり図面に入れちゃうと,というような担当の意見もあるとは思うんですが,やはり基本的に構想の中に入れておかないと,将来的にその部分をなぜやるのか,というような問題が出てくると。それから停車場線については,電線地中化が終われば当然,市の方に移管されると。県道が,駅前の道路が県道である市は,石岡市だけだそうでございます。停車場線というものが県道であるというのは石岡市だけだそうでございます。県は,現在の電線地中化が終われば,市に移管していきたいというふうに考えておるようでございますので,いずれにしても,そういうふうになれば,そんなに遠くない話でございますので,駅前広場の整備よりそちらの方が早くなるかと思いますので,その段階でさらに検討していかなければならないと思いますので,非常に困難な検討を要するかとは思いますが,電線地中化もそれなりのメリット,電線地中化してそれだけの利益が挙がると。それだけの居住スペース,あるいは店舗スペースがあるから電線地中化にするんだよ,というような○○(会社名)の方の意向もあり,5つ6つのビルが潰れれば当然利益が下がってきますので,当然ノーというようなことも出てきますが,そういったことも乗り越えて整備をしていかなければならないと思います。警察の方の指摘もございますので,担当の方で,根本から見直す必要が出てきたと思いますので,その点については委員会に委ねまして,更に検討をお願いしたいというふうに考えております。これで,今年度で委員会が終わるわけでもございませんので,充分検討して,事業実施に向けて入っていきたいと。ただ,予算の面ではっきり言えない,非常に苦しい立場ございます。新市が,まだ決定したわけではございませんが,新しい市になれば,再度,その段階で駅前広場もどうするかというよう議論を充分,議会の方で重ねていただかなければ,実施に入れないというような状況にもなってくるかと思います。駅舎を含めまして,非常に補助金の率が悪いので,それらをどう活用していくか。幾つの補助金があるのかというようなことも考えていかなければならないと思いますので,もう少し煮詰めまして,あるいは都市建設委員会の委員さんの半分の方が委員になっておられますので,その場で充分なご意見を反映していただければと思っております。丸投げと言われましても,本当に申し訳なく,私笑っているどころではないんですが,充分担当に,委託会社と話しまして,委託会社が描いてきたものをそのまま採用しておるわけではございませんので。ただ,何点かの点で,やはり見直し,あるいは考え方を変えていくようなことが必要になってきていると思いますので,その点は充分検討してまいりたいと思います。

上野委員)部長からの説明で,私,充分納得しました。ただね,部長も若干触れておりましたが,計画したけれども,理想的なものはこういうふうにするんだよと。ただ,経済状況の中で,財政状況が悪いから,計画したけど遅々として進まないと。あるいは,断念するわけじゃないけど,しばらくの間,凍結しておかなきゃならない,そういうことは判ります。あれだけ1年ちょっと前にね,企画部でもう業者が「もう参った」と言うほど攻めて攻めて攻めまくった。裏側知ってるんで私は言ってるので,そこまでやっておきながら何で諦めたのかなと。それから直接は関係ないですが,ここらへん買収したって何億円でもないんですよ。西友まで入れたってね。龍神山の麓の方の龍神の森とか森林公園,あそこにね,土地代7億4,000万円。いろいろ含めて10億円もの金を投下してね,どっちが,周りの整備と石岡市の今後の活性化とかいろいろ含めてね,石岡の顔なんだから,とにかく。どっちが大事なんだろうと。私は,あっちの方は凍結してそのままにしちゃえと言いたいぐらいだけども,ああいう無駄遣いをしない方がいいと,不信感を持ってしまってね。まあ,部長の説明でよく判りました。今後また何かあったときは,よろしくご検討願います。

海老澤委員)私も策定委員会の委員ですが,向こうで話してもここで話しても同じですけど,前もって。駅前の広場については,前回も私,委員会で指摘しましたように,警察の方と相談して指摘されたように,こんなにタクシー10台も必要はないと。現在の状況の中ではない。これは一般駐車場とタクシーのプール,これ変わる,ということです。それと図面見ててもらうと判るんですが,駅を利用する人は,車で利用する人,バスを利用する人。

(テープ反転)

 泉橋から大小路,仲之内の方面の方は非常に,横断歩道が多くなって。じゃあ左側見てください。交番ができてます。交番へ例えば,この交通広場,いわゆる自由通路から降りた車,そういう人たちが交番来るにはどうしますか。この図面から言うと,ちょうど今,自由広場からずっと来て,新都市創建の事務所の前,これ横断歩道ないですね。ここに横断歩道設置してください。ここに横断歩道ができる。そうすると,今度は大形屋さんの前から道路の真ん中を横断します。横断したままで,次の横断歩道ありません。出入り口のところが横断歩道になるわけですよね。じゃないと,横断した人,どこにも行けませんから。ここにも横断歩道がない。横断歩道がなぜその大形屋の前から一般駐車スペースの,これは信号,先ほど言われましたように,3方向,4方向から横断するとなると,信号操作で非常にやりづらい。逆に言うと,交通混雑のもとになるということで,私はこの横断歩道を,むしろこの横断歩道をこの交通広場,交番の前,ステーションパークの中に1本つくっておかないと,何でもかんでも,自由通路に乗っちゃうと,いかれない。交番へ行く人が,図面からでは左から来た人が交番へ行くにもずっと大回りしないと,交番に行けないという状況が見受けられますよね。駅周辺整備室長,見てますよね。そうすると,どうしても右側にかたまりすぎてる,というきらいはありますよね。その辺のところを,次回の策定委員会までには精査をしてもらいたい。これは素案ですから,いろいろ変えなくちゃならないと思うんですね。基本的に私は,現在の駅前のスペースにいろいろ詰め込み過ぎちゃってるんでね。せっかく50年,100年の体系の中でやるのに,現在よりスペースが,右側の駐車場のね,公園の部分だけは駐車スペースが増えますけども,総体的には現在より狭くなるんですよね。駅前に詰め込んで,ロータリーつくるために。ですから私は,先ほど上野委員も言われたように,何とかね,何とか駅舎と広場を整備するんであれば,現在より3割や5割はね。こっちの西友の跡は別にしてもね。そういう計画を何とかできないものかと。この前も申しあげましたように,都市計画の関係があり,また予算の関係もあると思うんですが,西友の跡のところに丸くラインが入ってますけど,これをぐるっと回してね,少なくとも○○(会社名)さんのビルから○○(店舗名)ぐらいまでね,思い切ってやっていかないと。前回の,昔の駅前の開発の時にそういう素案があったんだけども,結局は同意が得られない,予算がないってことでやって。今回また同じようなことをやるわけですよね。そうすると,40年前のできなかったことが,また今回もできないというようなことで,やっぱり駅前っていうのは,空間,そういうものを利用した場合,どうしても都市計画道路の左側の一角までね。予算の関係,都市計画の関係もあるとは思うんだが,クリアして,そうすれば私は***できるのかなという感じはいたしております。横断歩道についてね,そういうことをよく,次回までに精査してもらいたいと。以上です。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,次に「その他」として,何かございませんか。

建設部長)時間をいただきまして,3点ほどご報告したいと思います。すでにご存じかとは思いますが,3月30日に有料道路の無料化の開通式を予定してございます。知事,現在のところですね,今のところでございますが,あるいは衆議院議員,県会議員,近隣町村の長,等を招待いたしまして,オープン式を開催する予定でございます。当市の都市建設委員会につきましては,全員出席していただくというふうなことで進めておりますので,ひとつよろしくお願いします。道路公社の閉所式も行われるということでございます。なお,有料道路の現在の管理棟につきましては市に無償譲渡という形できております。それからゲートにつきましては,県の方で,県のお金ですべてやるということでございます。それから国道6号の取り付け部分についての渋滞が予想されますので,右折左折のラインを,道路拡幅工事を実施していただけるということになっております。それでもかなりの渋滞が予想されますので,筑波線バイパスの早期の完成をしてくれということで,先週,県の方にお願いしてございます。石岡部分の地権者の買収はほぼ済んでおりますので,早く実施工事に入ってくれということで,再度強く申しあげております。それからご存じとは思いますが,駅東区画整理内にございます駅東東ノ辻線の地権者が12月末に換地に応じてくれるということでございますので,駅東東ノ辻線の,アルコール工場までの整備を,17年度のお祭り前までに完全な道路として整備すべく,現在,設計に入っております。現在,土取り工事を実施させておりますが,私どもの方でこういうことを言うのも地権者の方に失礼なんですが,気持ちが変わってしまうと,まだ疑心暗鬼だったものですから,とにかく早く工事に入れということで,随意契約で工事に当たらせております。随意契約に当たっては,近隣で工事をやっている会社にやらせました。これについては,諸経費が安くできると。予算がなかったということで,現在,早急に工事を実施すべく,やっております。17年度のお祭りまでには完了させたいと。信号機の設置等についても,完了と同時に付けるということで,警察の方には申し出はしてるんですが,駅前については早急につけましょうと。現在の市役所の出入りする道路の,アルコール工場の前については,その重要性が低いと。それでもなおかつ,私どもの方では,かなり道路自体が狭いので,かなり危険な道路になるのでお願いしたいということで,要望を展開していきたいと思っております。それでも,若干遅れるような,警察の回答でございました。優先度から言うと低いんだ,というような形でございます。取りあえずは,道路標識等で事故対策に当たってまいりたいと思います。それから前回の委員会で早く言い過ぎてしまったんですが,その先,村上六軒線までの都市計画街路につきまして,当然,やっていかなければならないと思っております。これについて,県と現在折衝中で,私どもの考え方では特例債を使って整備に当たっていきたいというふうに考えておったんですが,この土地が大体45億円。住宅戸数が50件の移転が必要になってきます。金額にして45億円でございます。ほとんどが道路工事主体じゃなくて,補償費に充てなくちゃならない費用になってきますが,45億円という莫大なお金がかかるのと,あとそれから,道路工事については,国の方でも補助を出すには,あるいは整備をするのには,5年を目安として整備,5年で完了できるような道路を造れというふうな指導も来ておりますので,そういうことでやると,当然,10年を想定してますので,都市計画街路としての街路の補助として1本でやっていくのは難しいという風になりますので,ふるさと交付金とか,いろんな形で今後,どう整備していくか検討してまりたいと思います。村上六軒線の方からも,両側から攻めると。違う補助金を貰って。というような方法も現在折衝中でございますので,蛇足ではございますが,駅前広場の整備状況と村上六軒線をセットにするような,そういうまちづくりの状況等もございますので,かなり難しいとは思いますが,これについては,私どもの駅周辺室長と都市計画課長で,今後,県の方と,街路の方と充分交渉いたしまして,人的な指導をいただきまして,どうやっていくか,詰めていきたいというふうに考えております。それから工事が遅れて,遅れているわけではございませんが,16年度当初で,土木で4億円の繰越,下水道で3億円の繰越を行った関係上,現予算と合わせるとほぼ3分の2,倍になったというような状況でございますので,かなりの執行率で来ているんですが,なおかつ土木課におきましては大きな道路が,まだ現在,2本残っております。1つは山新の前の道路でございます。ようやく地権者と同意に達しましたので,当然繰越になってまいりますが,近いうちに発注してまいりたいと思います。それから,6号国道の付け根でございます。水戸から来て,園部川を渡って直ぐでございますが,道路整備を5か年にわたって行ってきたわけですが,今度,6号国道に取り付けて終わりで,これも補助金がついてるんですが,地権者1人の方が,まだ同意をしてくれないと。私どもの原因じゃなくて,役所全体の,地籍の問題とか,いろんな問題が絡んで,それらすべてを解決しなければ判子を捺さないというような状況になってきちゃってますので,現在,工事に入れないというような状況にございます。それから,ご存じとは思いますが,駅前から6号国道まで整備ができてますが,6号国道から貝地の丁字路までの整備をしたく,16,17年度の2か年で考えておったわけでございますが,1か年度についてはすでに発注しまして,多少,年度末の混雑を来すかと思いますが,工事を発注しましたので,その部分ができれば,かなり,貝地方面から来て6号国道へ出る部分の現在の混雑が解消されているんではないかと思っております。今年度も,未消化の部分が繰越になって出ると思いますが,よろしくお願いしたいと思います。執行率自体は頑張ってやってますので,かなりの部分で使ってますので,よろしくお願いします。

金井委員)建設関係じゃなくて企画で前に,アルコール跡地の買収を,いわゆる東口から村上六軒線にかけての代替地対策をしろということで,企画で1,2回は折衝したことがあるんですが,その辺について建設部では知っているかどうか。

建設部長)当然,今までできませんでしたので,私どももその先のことができなかったんですが,ようやく,区画整理内の都市計画街路については見込みができましたので,当然先週の市長ヒアリングの際に,先々週ですか,その際に,代替地として当然,アルコール跡地についても建設部として欲しいんだと,いうことを話してございます。代替地として活用できればということで。当然,公園としての整備の考え方もございますので,その辺も市に譲ってくださる…,何年か経たないと,去年一昨年ぐらいの時点では,財政が移管されないと交渉には入れないんだという向こう側の言い分もあったんですが,そろそろそういう時期になってきたと思いますので,企画を通しまして,再度,建設部の意向を申しあげていきたいと考えております。

徳増委員長)ほかに,何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時15分




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