平成16年5月13日 議会運営委員会


案 件 (1)八郷町との合併に伴う,議会関係の諸調整について
出席委員 鈴木行雄委員長,金井一夫副委員長,前島守雅委員,亀井比志子委員,磯部延久委員
その他の出席者 久保田健一郎議長(以下,委員外議員)金子悦郎副議長,山口晟議員,小松美代子議員,池田正文議員
市執行部 なし
議会事務局 局長(太田光幸),次長(小沼茂夫),係長(武石誠)


 開会 午後1時00分


鈴木委員長)ただ今から議会運営委員会を開会いたします。本日の議題は,八郷町との合併に伴う,議会関係の諸調整についてであります。本件については,はじめに議長から,その経緯について説明を願います。

久保田議長)それでは,本件にかかる経緯を申しあげたいと思います。
 現在,両市町におきましては,事務レベルにおける様々な協議がなされているところでございます。
 当然,議会事務につきましても分科会,専門部会が設置され,協議が行われているわけでございますが,議会事務に関しましては通常の一般事務と異なりまして,種々,議員各位のご意見を頂戴しなければ決定できない事項があるわけでございます。
 これらの事項につきましては,まず事務方に原案を作っていただきまして,それに基づき過日,石岡・八郷の正副議長において協議を行ったところでございます。
 その協議により,一定の形となりましたのがお手元の資料となっているわけでございます。これら各事項につきまして,本日,議会運営委員会の皆さまにご報告をいたした上,さらに全員協議会でご協議いただきたいと考えております。
 ただし,ちょっと資料をご覧いただきたいんですが,資料2ページ目なかほどの「会派について」,それから3ページ目の真ん中よりやや上に「議会の質疑について」の2点については,議員各位,種々ご意見があろうということが予測されます。つきましては,本日中に意見を取りまとめるというのも,なかなか難しいだろうと,いささか性急すぎるだろうと思います。
 したがいまして,この2点につきましては本日は説明のみとさせていただきまして,来る5月19日に予定されております議会運営委員会で,再度,各会派のご意見を持ち寄っていただき,協議決定していただければ幸いであると考えております。
 なお,これに際しましては,構成員が3名に満たない会派の方々のご意見等も,議会運営委員長によろしくお取り計らいいただきまして,聴取願えればと思っております。
 また,ご報告でございますが,本日,八郷町議会も同じ案件につきまして,午後1時から議会運営委員会,午後2時から全員協議会を開催し,協議を行うところでございます。
議会運営委員の皆さまには,何とぞよろしくご検討のほどをお願い申しあげます。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。次に,お手元の資料について事務局から説明を求めます。

事務局係長)事務局から,お手元の資料につきましてご説明申しあげたいと思います。まず「議会の場所,議場等について」という部分でございます。最初に「議会の場所について」でございますけれども,議会の場所につきましては八郷町の議場,石岡市の議場等につきまして,専門部会,分科会で種々検討させていただきました。その結果でございますが,本石岡市役所が本庁ということで位置づけられていること,また,議場の広さですとか,さらに当市議会には議員定数が36人の時代がございまして,現在も36人分の机があるということで,新たに作ります机が8つで済むというふうな事情等を考慮させていただいて,議会の場所につきましては現在の石岡市議会議場を使っていただいてはどうか,ということでご提案をさせていただきたいと思います。
 2といたしまして,「新たな議場の議席44名の配置について」ということでお示ししてございますが,5ページをご覧いただければと思うんですが,「新・石岡市議会議場配置図(案)」ということでお示ししているわけでございます。網掛けしてございますのが,新たに増設する分の机になります。便宜上,1番から44番まで番号をふらせていただいておりますけれども,1番から12番までが,先ほどお話し申しあげた36名時代の机を利用する部分。それから16番から44番の網掛けのところが,新たに机を作る部分となっております。
 次に議席の順序でございますが,石岡市議会,八郷町議会ともに期数順,同一期数の場合は年齢順というふうな議席の順序になっておりますので,新市におきましても同じく期数順の年齢順ということで議席をご決定いただければ,ということで考えております。なお,議席番号のうちの42番でございますけれども,この番号につきましては縁起等もよろしくないということで,欠番としてはどうかなということで検討させていただいております。なお,八郷町議会は現在4番が欠番となっているそうでございまして,また県議会も4番ですとか42番などという番号を欠番としている例があるそうでございます。
 それから4番目の「議場内の質問者発言席について」でございますけれども,これについては現在,石岡市議会で設けており,八郷町議会では設けていないということでございますけれども,ご承知のとおり石岡市議会の場合,県内外から先進的な例として視察等も受け入れている現状もございますので,これについては廃止をせずに,現状のままお使いいただければということで考えております。
 5番目といたしまして「議員控え室について」でございます。現在はご承知のとおりパーテーションで区切って,会派ごとに入っていただいているわけでございますけれども,合併いたしまして議員さんが44人になりますと,会派ごとにパーテーションで区切りまして現状のように机を置いていただくということ等は,ちょっとスペース的に非常に難しくなってまいります。そのような中で,6ページになるんですけれども,「新・石岡市議会3階配置図(案)」ということでお示しさせていただいておりますが,この部分を,今のパーテーションを取り除きまして,フラットにして,応接セットを並べさせていただく形での控え室とできれば,ということで考えております。ただ,新市誕生後は会議室が少なくなると予想されることもございますので,この図では第1委員会室,第2委員会室が控え室スペースということでお示しはしてございますけれども,整備いたしまして,今現在の控え室のスペースで44名の議員さんにお入りいただけるようであれば,できる限り会議室は残したいということでは考えているところでございます。なお,現在緑風会の方々にお使いいただいている,議会事務局の奧のスペースがあるわけでございますけれども,申しあげましたとおり,パーテーションを取り外しましてフラットにいたしますと,議員さん方に落ち着いて,例えば市民の方などと面談していただくお部屋というのがなくなってしまいますので,このお部屋については議員面談室という形で残させていただいてはいかがかということで,ご提案させていただきたいと思います。
それから6番目の「議会事務局について」でございますけれども,本会議場を現在の石岡市議会議場とするということから,議会事務局につきましても現在の石岡市議会事務局の位置とさせていただければと考えております。次に議会事務局の職員でございますけれども,先進事例等を勘案いたしまして,現在の石岡市の議会事務局職員と,八郷町の議会事務局職員の数を合わせた11人の体制で進めていただければと考えております。7ページにお示ししてございますけれども,「新・石岡市議会事務局機構図(案)」という形でございます。局長,次長以下,議事法制課と庶務調査課ということで,これは一つの案でございますけれども,このような体制で新・石岡市議会事務局とさせていただければということで,ご提案をさせていただきたいと思います。
 ページをめくっていただきまして,2ページ目になります。「議員報酬等について」でございますけれども,1番から3番まで,議員報酬,政務調査費,費用弁償,3点ございますけれども,一括して申しあげますと,いずれについても特別職報酬等審議会のような第三者機関に決定を委ねまして,そちらで審議をしていただいて,その答申により決定することが望ましいのではないかということで考えております。この設置方法については今現在,執行部ですとか合併協議会の方でも検討しているとのことでございますので,その方向性が決まりましたら,その中で併せて議員報酬等についても検討願ってはどうか,ということで考えております。
続いて「会派について」という部分でございます。「会派及び議会運営委員会について」ということでのお示しでございますけれども,現在,石岡市議会は3名以上のは会派からそれぞれ議会運営委員を出していただいているわけでございますけれども,新市におきましては,議会運営委員会に委員を選出できる会派の構成人員を4名以上としてはどうか,というご提案でございます。これにつきましては議会運営委員会の委員定数との関係もあるわけですけれども,現行のとおり3名で会派を組んでいただきますと,議会運営委員会の定数が最大で14名という大所帯になってしまうということ。と申しまして,5名ということで設定いたしますと,会派が組んでいただきづらくなる中で,定数が8名になるということで,定数と定足数の関係等を考慮いたしまして,4名ということでのご提案をさせていただいております。
 次に,「議会関係各条例・規則等について」という部分についてご説明申しあげたいと思います。1番といたしまして「議会関係各条例・規則・規程・要綱・要項について」でございますけれども,恐縮ですけれども7ページの中ほどから下の表をご覧いただければと思うんですけれども,これら議会関係例規について,現在,調整を進めているところでございます。石岡市が市で,一方は町であるという関係で,おおむね石岡市の条例・規則に沿った形での調整方針となっているわけでございますけれども,これらについて原案ができましたら,後ほどお示しできるものと思います。そのような中で,石岡市委員会条例について特記してございますけれども,この委員会条例におきましては,委員会の数,または所管事項,定数等を定めているわけでございますけれども,新市において44名体制の中で,現在の4委員会の体制でいいのかどうか,という問題がございます。4委員会ということで考えますと,1委員会当たりの定数が11名ということでいささか多くなりますし,現在の委員会室で11名の委員さんに入っていただいて,その上に執行部ということになりますと,ちょっとスペース的には難しいのではないかとも考えます。そのような中で,これからの新市においての行財政改革ですとか組織機構の問題ですとか,または総合計画策定などの案件を勘案いたしますと,お手数ですけれども3ページをお開きいただければと思うんですけれども,現在の4つの委員会を6つに増やさせていただいてはどうか,ということで考えさせていただいております。6つと申しますのが,現在の総務企画委員会を2つに分けまして総務委員会,企画委員会とします。また教育福祉委員会を2つに分けさせていただきまして,教育委員会を所管する文教委員会と,福祉部を所管する福祉委員会。それから市民経済委員会は現行のまま同じく。都市建設委員会も現行のままということで,いま申しあげましたとおり,総務,企画,文教,福祉,市民経済,都市建設という6委員会の体制ではいかがかということで考えております。この体制でいきますと,各委員会の定数が7名から8名という形で,現在の定数プラス1,プラス2程度の数字になろうかと考えております。
 次に「議会の質疑について」という項目でございますけれども,議員さんの数が44名ということになる中で,現在,石岡市議会の場合1時間という時間制限で質問をしていただいているわけでございますけれども,この制限時間を30分ということで短縮させていただいてはいかがか,というご提案でございます。例を申しあげますと,例えば取手市議会の場合ですと,合併後議員定数が43名の中で質問者が27名いたというふうなお話しも聞きますので,そういたしますと1日あたりの人数をかなり増やさないとそれだけの議員さんには質問していただけない,という中で,現在の1時間という制度では難しいのではないか,ということから30分ということでご提案をさせていただいております。
 それから「合併前の第3回(9月)定例会について」という部分でございますけれども,今まで申しあげておりますとおり,10月を前にいたしまして議場等の改修が必要になってまいりますので,例年よりもいささか早めに開いていたいて閉じていただくのが好ましいということでのお願いでございます。一つの案といたしまして,8月25日に開会していただきますと,決算特別委員会を3日間と考えますと9月9日に閉会という日取りになります。このような日程ですと,議場の改修,控え室の改修等も合併前に終了できるのではないかと考えております。
 それから「合併後,初の臨時会について」という部分でございます。他の先進事例等見ますと,できる限り早い時期に臨時会を開いているところでございます。これにつきましては当然議長等も不在になってしまいますので,可能な限り早めに開催するのが好ましいのではないかということでございます。また臨時会の会期でございますけれども,通常,石岡市議会の場合は臨時会を1日の会期でやってきた経緯がございますが,他市の例を見て参りますと,合併後初の臨時会で1日という例は見かけないと申しますか,調べた限りでは2日間以上の会期で臨時会を開催しておりましたので,やはり2日間以上の会期を設けた方がよいのではないかということで考えております。これにつきましては,案件の問題もございますけれども,やはり議会人事等を決めるということもございますし,その他案件も多くなっておりますので,会期は2日間としてはいかがか,ということで考えております。
 次に4ページを開いていただきまして,「その他」ということで記載させていただいておりますのが,出退表示板でございます。現在,議会事務局の脇のところに,議員さんがお見えになった際に氏名のランプをつけていただく出退表示板があるわけでございますけれども,現在の表示板は36名分しか対応できない形になっておりまして,合併後はあれをお使いいただくということが不可能になります。これにつきましては,費用等の面から木製またはプラスチック製により対応させていただきたいという考えております。今のところ,プラスチック製の既製品がございますので,費用面からそちらを使わせていただければと考えております。以上でございます。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。ただいま説明のありました件のうち,「会派について」及び「議会の質疑について」を除く部分につきましては,これから開催いたします全員協議会で議員各位の意見を求めるとのことでございますが,これに先立って,委員各位には,何かご意見等はございませんか。

磯部委員)常任委員会,これは今度は6つになるわけですよね。このまま通れば。これ,1年7か月後には30人になるわけですよね。そのへんを踏まえたときにね,5つあると30人で6人になるわけですよね。そうすると,1年9か月はこのまま行って,また変えるようなことなのかどうかね。そのへんはいかがなんですかね。

事務局係長)お示しいたしました6委員会の案と申しますのは,あくまで1年7か月の期間ということで考えております。議員さんが30人になりましたときは,その時の議会運営委員会でご検討いただくことになろうと思います。

磯部委員)それともう1点。会派の4人以上ですか。議運の委員を出せる会派。すると1年7か月の間ですね,4人以下の会派の方々の位置づけといいますか,この議会運営委員会においてですね,従来どおりのように委員外委員としての扱いになるのか,それとも場所によっては傍聴者的な扱いをしているところもあるようなんですが,そのへんについての何か考えはあるんですか。

事務局係長)事務レベルにおきましては,いまの石岡市議会と同じ形で,オブザーバーと申しますか,委員外議員という形で入っていただく,ということで考えております。
 
金井委員)いまの説明で,42番が欠番と言ってましたけど,議席の配置図だと42番が入ってますけど,どうなんですか,これ。

事務局係長)ご覧いただきました「議場配置図」におきましては1番から44番まで,これは42番を欠番とせずに番号を打たせていただいております。これはあくまでも議場内の議席の数を数えるための番号ということでお考えいただきたいと思っております。それで,議席の番号は図では特にお示ししておりませんけれども,42番については欠番としてはいかがか,ということでご提案させていただいたところでございます。

鈴木委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

鈴木委員長)再開いたします。議員報酬の件につきましては,いずれにしましてもここで議論を交わして決定するというわけにはいきませんので,全員協議会後,再度会派の皆さんと協議をしていただいて,その中で協議をしたいなあと,そのように思います。以上で議会運営委員会を閉会いたしたいと思います。ご苦労さまでした。



 閉会 午後1時40分


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