平成17年7月11日 教育福祉委員会
案 件
(1)
所管事務の調査
○
複合文化施設基本構想について
○
北小学校校舎の改築について
○
その他
出席委員
亀井比志子委員長,藁科登副委員長,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部
【教育委員会】
教育長(小松崎 忠),教育次長(草間 暁),教育総務課長(上田 実),学校教育課長(菱沼敏之),生涯学習課長(田崎 徹),学校教育課学務担当副課長(立川芳男)
議会事務局
係長(中山善正)
開会 午前10時01分
亀井委員長)
ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
本日の議題は,所管事務の調査として,「複合文化施設基本構想について」,「北小学校校舎の改築について」及び「その他」であります。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
これより議事に入ります。はじめにお諮りいたします。本日の案件「複合文化施設基本構想について」並びに「北小学校校舎の改築について」を調査するにあたり,その現状を把握するため,現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,会議を開きます。
はじめに「複合文化施設基本構想について」を議題といたします。本件について,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。
國司委員)
現地のほう視察させていただきました。そこで思ったことは,南側配置,北側配置,西側配置とありますけれども,出入口は道路状況が変わらないと思いますので,出入口につきましては今現在の図書館側ですか,あっちのほうから車の出入りをしたほうがいいのではないかと私は思いました。
小松委員)
前回の委員会の経過で,駐車場の位置が図書館側か,それとも奥がいいのかと,そういうふうな論議がされたと思うんですけれども,やはり図書館側がいいのではないのかなというように私は思ったわけなんですが,その場合この南側配置で,建物が国分寺寄りで広場が奥にあるという形と,あるいは建物と広場が逆ということもあるんではないかと思うんですが,その辺はどういうふうに・・・。一応この3つが出されましたので,この中からどれかというふうにお考えになって出したのかどうかお伺いしたいと思います。
生涯学習課長)
実は前回提出した資料に,まず駐車場を検討したもの,それで駐車場を検討した中で一番左側がいいのではないだろうかと,それで左側のように駐車場を固定してですね,駐車場に関係する建物の配置を5つほど示したわけでございます。建物の配置についてはまだ結論を出していないという状況です。以上です。
川村委員)
私は,今言っていた建物の配置,それから駐車場の配置はこれからの話なのかなと思っております。まず今日は駐車場の出入口を考えるべきなのかなと思っておりましたので,駐車場の出入口のすぐそばが駐車場という意味合いがなくてもいいのかなと。要するに導入部分があってもいいのかなという感じはしておりますので,まず駐車場の入口を確保して,それから建物,広場,それから駐車場等を中で考えればよろしいのかなと思っております。順序を経て考えていくのが一番いいのかなと思っておりますので。
藁科副委員長)
ちょっとお伺いしたいんですが,今見た神栄製糸工場跡地の地形なんですが,地形そのものはこういう形なんですが,ちょっと正確性に欠ける部分があったんではないか。というのは,青果市場側の間口が現実にはこのぐらいの感じでもっと広くなっているんではないかと。これだとずいぶん違った感じで物事を判断しがちなんでね。もう少しちゃんとした地図のほうがいいんじゃないかと私は思うんですけれども。そうじゃないと感覚が全然違ってくるから。わかりますか言っている意味が。ここの角が現実にはもっとあった。実際見たらずいぶんあるなと。ここにある地図から見ると,形そのものは似ているけど実際には即応してないというような感じを受けたので,できれば新しい5万分の1か何かを見せていただいたらありがたいと,そういうふうに思いました。
教育次長)
この図面につきましては,次回の委員会には市の公図の写しを添付したいと思います。
亀井委員長)
暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,会議を開きます。
この件につきましては,もう一度正確な地図を基に案を示していただいて,それでもう一度検討するということでよろしいでしょうか。
他に発言はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,以上でこの件については終結いたします。
次に,「北小学校校舎の改築について」を議題といたします。本件について,何かございましたら挙手によりお願いいたします。
教育総務課長)
ただ今の現地調査誠にありがとうございました。それでは北小学校の改築事業に伴います4月以降の経過等についてご説明させていただきたいと思います。北小学校の校舎改築事業につきましては,委員会におきましても随時説明,報告等をしながらご意見等をお伺いし進めてきたところでございますけれども,4月以降の経過と今後の予定などにつきまして若干ご説明をさせていただきたいと思います。4月に入りまして所有者3名の方の自宅を再度訪問いたしまして,土地の売買について最終的な確認をさせていただき,ご承諾をいただいたところでございます。また,今後の対応につきましてもご説明し,了承を受けたところでございます。そういう状況から不動産鑑定評価業務の委託を行いまして,過日不動産鑑定評価書を受領したところでございます。今回の用地購入につきましては,その結果を十分踏まえまして進めたいと思いますけれども,現況は3筆とも,現地調査をしていただいたとおり,畑で隣接しております。また,円滑に用地交渉を進めたいということから3筆とも単価については同額として交渉したいと考えております。この件につきましては,過日市長の判断をいただいたところでございます。今後の予定といたしましては,所有者3名の方に具体的な数字をご提示させていただきまして交渉に入りたいと思います。なお,価格の面について懸念も予想されますが,早期に購入できますよう努力してまいりたいと考えているところでございます。
亀井委員長)
暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,会議を開きます。
この件について,何かございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,以上でこの件については終結いたします。
次に,その他の件といたしまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。
教育次長)
私のほうから,平成14年5月2日午後3時ごろ,府中小学校の4学年の野外観察の中で起きました事故についてお話をさせていただきたいと思います。この件に関しては,これまで当事者ならびに保険会社,弁護士等と示談の交渉を進めてまいりました。そういう中で,まだ正式な示談にはなってございませんが,今月中には示談になるような段取りになってまいりました。決定いたしましたら9月議会におきまして議案として提出をし,ご審議をしていただきたくよろしくお願いをしたいと思います。
亀井委員長)
暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,会議を開きます。
ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,以上でこの件については終結いたします。
暫時休憩いたします。
− 休 憩 −
亀井委員長)
休憩前に引き続き,会議を開きます。
学校教育課副課長)
それでは幼稚園の廃園ということで,説明をさせていただきたいと思います。石岡の公立幼稚園の就園状況は,慢性的な定員不足が続いており,現在の園児数は大きく定員を割り込んでいる状況であります。また,現在の厳しい財政状況の中,行政の効率化,公平化,財政の健全化が求められております。そのような中,市といたしましては行財政改革の一環として平成16年度より公立幼稚園の廃止を検討してきました。しかし高浜,東幼稚園の保護者の説明会の中で,私立幼稚園の授業料が高く入れることができない。それから,廃園の話を今後幼稚園に入る保護者等にPRはどうするのか。将来,石岡,それから日本を担う幼児教育,幼稚園の部分を減らすのはおかしいだろう。それから公立幼稚園の募集が1回だけなのはおかしい。何度もポスターなどで実施すれば人数が増えるのではないか。市としてもいろいろな方策を出して,それから廃止の話をして欲しい,など数々の意見が出されたところでございます。それを受けまして市長に伝え,協議した結果,公立幼稚園については平成18年度以降も2園を1園に統合し,公立幼稚園を残すことを基本に進めてまいりたいと考えております。幼稚園の統合についてご理解をいただきますようお願い申し上げます。以上でございます。
亀井委員長)
この件に関して,何かご意見等はございませんか。
國司委員)
ただ今,廃園の話が出ましたけれども,私ども委員会のほうへそういうお話があったのは今日初めてだったかと思います。話を聞くところによりますと,6月24日に初めての説明会があったというようなお話でした。要するに寝耳に水というか,私どもも聞いておりませんので,もちろん父兄の方が聞かなかったのは当たり前だとは思いますけれども,そういった中で周知期間を置かないで,来年の3月に統合するというのはいかがなものかと思いますけれども,執行部のほうではどういうふうな考えでおられるのか。
教育次長)
最初に,委員会に初めてというご指摘でございますが,これにつきましては本年の2月の常任委員会において,先ほど副課長のほうからご説明したようなことを踏まえ,廃園ということを検討していきたいというふうなことでご説明をしたかと思います。そういう中では,廃止については十分保護者,地域との話し合い等をして欲しいというような要望を賜ったところでございます。また周知期間を置かないで廃園にするのはなぜかというようなことでございますが,これにつきましては,当初廃園というようなことで進めてまいりましたが,今後1園への統合というような形で進めてまいりたいというふうに考えております。そういう中で確かに募集時に2年保育というような形で募集はしてございますが,公立幼稚園が1園残るというようなことを踏まえ,その辺についてはご理解いただきたいと思います。
國司委員)
今教育次長からお話がありましたように,2年保育というようなことで募集をしておったわけでございます。その中で先ほどのお話にもありましたけれども,周知期間を置かない。それから父兄の方々の理解が得られているのは,行政改革の中でとにかく統合というのはやむを得ない,というふうに伺っております。その周知期間の部分でもう1年ほど出来れば統合を延期してもらいたいというのが,ご父兄の方々の要望であると思うんでその辺をもう一度考え直していただきたい。
小松委員)
18年度以降2園を1園にということで,廃止する高浜幼稚園の現在の園児数,それから東幼稚園の在園数,それから保護者の方に説明会をしまして,保護者の方からもいろんな要望を出されているとは思うんですが,来年度以降の高浜幼稚園の見通し,そういうことについてどういうふうにお考えになっているのかお伺いしたいと思います。
教育次長)
現在の高浜幼稚園につきましては,17年度年長が10名,年中が6名の在園になります。東幼稚園は併せて29名の在園です。今高浜幼稚園を廃止というようなお話がございましたが,高浜幼稚園と東幼稚園のどちらを廃園にするというようなことは正式に決めているわけではございません。ただそういう中でどちらを残すかということについては,まだ考える余地はあるのではないかと思います。また来年度以降の見通しでございますが,実際に公立の幼稚園に何人入るかという見通しについては把握してございません。ただ児童数の推移を見てみますと,市全体で今年の5歳児が537名,4歳児が519名,3歳児が490名,2歳児が517名,1歳児が489名,0歳児が504名というような中で,若干ですが減っていく傾向は見られます。また,私立幼稚園についても量的に定員割れをしているのが現状です。また,逆に保育園につきましては,公立は別にしまして,1つの私立保育園を除いては10%以上定員をオーバーしているという現状のようでございます。
小松委員)
今次長のほうからは,2園を1園に統合するというだけで,東幼稚園なのか高浜幼稚園なのか廃園にする園の方向性は出されてないと。ただ,今傍聴に見えられているお母さん,お父さんたちは高浜幼稚園の保護者の皆さんかと思うんですけれども,説明会ではそのように説明してたんじゃないかと思うんですがいかがですか。高浜幼稚園が廃園ということでご説明してませんか。
教育次長)
確かにおっしゃるとおりどちらを残すかというような中で,石岡市の全体を見て,また今の石岡市全体を1つの学区と見た場合に,東と高浜とどちらが立地的にいいのかという形の中で,できれば東幼稚園を残していきたいという説明はしてございます。
國司委員)
この前の保育園の話にも出ましたけれども,公立保育園も幼稚園もPRの仕方というのが本当にわからないような形でPRしているとしか思えないんですよね。この前の保育園の場合も定員割れしている。今回の幼稚園も定員割れしている。もちろん私立の保育園,幼稚園がありますから,それとの兼ね合いで公立のほうでは遠慮している部分があるんだと思いますけれども,その辺もっとPRの仕方を考えるべきではないかと思うんですけれども,そこはどのように思ってるんですか。
教育次長)
募集の方法につきましては,3年ぐらい前までは公立と私立の中で内々の協定があったということで,公立は1ヵ月遅れての募集というような形をとってございました。それが2年前からは,募集については同時期に募集をするというようなことになってございます。ただ私立の幼稚園の場合には,市内にポスター等も掲示し募集をしておりますが,公立はあくまでも市報に掲載のみでございます。その中でも保育料5,000円ということで提示はしてございますが,どうしても市報だけでは一般市民の方の眼にとまらないという部分もあって,公立に入る人の数が少ないというふうに考えます。
國司委員)
わかりました。先ほどの話に戻りますけれども,今度統合する場合にどちらになるかまだはっきりした話は出来ないとは思いますけれども,時期的には執行部としては来年の3月を目途に考えておられるのか,もう一度お伺いいたします。
教育次長)
私どもといたしましては,できれば来年の4月から1園で運営をしたいというふうには考えております。
小松委員)
保育園の統廃合と幼稚園の統廃合と,時期を同じくしてやはり建物の老朽化とか,入園児が少ないと,ほぼ同じようにずっと委員会の中で論議されてきているわけなんですけれども,やはり行政として事業を進めていくときに,市民の皆さんに十分に説明責任があると思うんです。東幼稚園のバスの配車の問題とかそういうときにも,きちんと説明をして,そして説明されたうえで実施をしていくと,そのことが大事だと思うんですね。私は仮に1つの園に統廃合する場合も,事前にこの園は来年一杯ですよとか,今受け付けても2年じゃなく1年ですよとか,そういうことを納得してもらって入園していただくと。そういう手続きが必要だったんじゃないかと思うんですね。2年のつもりで入園したところ,年度途中でもう来年はなくなってしまうというようなことですと,これは保護者の問題よりもむしろこれは子供さんの問題なんですね。小さな子供が集団の生活に慣れるのには相当の時間がかかるわけです。それで慣れたなと思った矢先に,来年はもう別な園に替わるんですということは,非常に子供にとっては大変なことで,せめて受け入れるときにそのことを了解したうえで子供さんを預かっているんであれば,来年の廃止もやむを得ないと,そのようには思います。ですけれども私たちはずっとこのことは何年も前に出されましたし,わかってますけれども,保護者の方たちはそのことはほとんどわからない若いお母さんたちが子供さんを預けるわけなので,その辺のところは私は今回はちょっと無理があったんじゃないかと思うんです。いろんな話し合いをすれば,保護者の皆さんたちも,全く幼稚園がなくなるんじゃなくて公立の幼稚園を1園残すということには理解をしてくれるんじゃないかと思うんです。その辺のところをもう少しよく話をしていただいて,またこれは高浜幼稚園だけじゃないんですということであれば,東幼稚園の保護者の方にもそのことを今言っておいたほうがいいんじゃないかと,私はそう思います。仮に東幼稚園を残すんであっても,実は今こういうことを教育委員会は考えてますよということを説明することは必要じゃないかと思います。それに保護者の説明会をする前には,是非私たち委員会のほうにも説明をしてください。お願いしたいと思います。
教育次長)
確かに小松委員のおっしゃるとおりだと思います。そういう中で,これまで東幼稚園で1回,高浜幼稚園で2回,お母さん方に説明をさせていただいたわけですけれども,これでその説明が終わったとは考えてございません。また小松委員と同じように1園に統合についてはやむを得ないけれども,入る時点でそういうことがはっきりわかっているんであれば納得はできるけれども,今の時点で廃止ということでは納得はできないという意見もたくさんいただきました。また今日この委員会の中でもこのようなお話をいただいたわけでございますので,このことを踏まえあらためて市長のほうとも再度協議をしてまいりたいというふうに思います。
亀井委員長)
私からも1つお願いなんですけれども,周知徹底,それから期間が必要だということは今次長からお答えいただいたとおりなんですが,ただ統合するにあたっての幼稚園の選び方について,どちらの幼稚園がいいのか,ただ人数が少ないから廃止するしないではなくて,環境問題などなどすべてをよく考慮していただいて決めていただきたいと思います。やはり園長が近くにいる,それから学校の校庭内にある,安全性の問題なども含めてどちらがいいのかというようなことも検討されるかと思いますので,よく調べてください。要望としたいと思います。
國司委員)
これは現地視察をやっぱりさせていただきたいと思いますので,委員長のほうでよろしくお取り計らいいただきたいと思います。
亀井委員長)
わかりました。現地視察につきましては,次回の教育福祉委員会のときに実施していきたいと思います。
その他,何かございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
亀井委員長)
ないようですので,以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。
閉会 午前11時55分
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