平成17年9月7日 教育福祉委員会


案 件 (1)付託された議案の審査
 ○
議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」
 ○
議案第65号「平成17年度石岡市授産所特別会計補正予算(第1号)」
 議案第66号「平成17年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」
 議案第70号「平成17年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第1号)」
 議案第74号「平成17年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)」
 議案第75号「平成17年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)」
 議案第90号「石岡市高額療養費貸付基金設置条例の一部を改正する条例を制定することについて」
 議案第91号「石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」
 議案第92号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」
(2)
付託された請願・陳情の審査
 
石岡市第1保育所存続に関する請願書
 
石岡市立幼稚園統廃合の延期を求める陳情書
 
公立幼稚園存続に関する請願書
出席委員 亀井比志子委員長,藁科登副委員長,小松美代子委員,國司進委員,川村良一委員
市執行部

【福祉部】
福祉部長(高木直之),福祉部副部長兼社会福祉課長(矢口輝行),高齢福祉課長(池田芳男),児童福祉課長(小林千恵子),保険年金課長(山本敬司),社会福祉課副課長(柊木きみ),高齢福祉課副課長(荒井正徳),保険年金課副課長(福田宏次)
【教育委員会】
教育長(小松崎 忠),教育次長(草間 暁),教育総務課長(上田 実),学校教育課長(菱沼敏之),生涯学習課長(田崎 徹),文化課長(鈴木正治),学校教育課学務担当副課長(立川芳男)

議会事務局 係長(中山善正)


 開会 午前10時00分


亀井委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の審査につきましては,お手元にご配付しております協議案件書の順に沿って,初めに教育委員会所管,次に福祉部所管ということで行いたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 はじめに,お諮りいたします。本日の議題であります石岡市立幼稚園に係る請願及び陳情につきましては,その現状を調査するため,委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 これより議事に入ります。初めに,議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」の教育委員会所管に係る部分,議案第92号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」の計2件を一括して議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,補正内容につきまして説明を求めます。

学校教育課長)議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」の学校教育課関係につきまして,まず資料の45ページにございます指導室一般経費,教員海外研修補助金ということで補正の方を提出させていただきましたので,これについてご説明申し上げたいと思います。教員海外研修補助金につきましては,石岡市外の小中学校教員が,文部科学省が共催となりまして,独立行政法人教員研修センターが実施いたします海外派遣研修の対象者になった場合に,研修費の補助を行うものでございます。今回の対象者は高浜小学校の○○○○教諭でして,11月24日から12月9日の16日間,派遣先はヨーロッパのドイツでございます。この研修補助につきましては,国庫補助金が20万円,県費補助金が10万円,そして補正として挙げさせていただきましたし補助金が5万円,さらに個人負担金が17万2,000円ということで今回は市の補助金として,恒例となっております5万円を補正予算として計上させていただきました。よろしくお願いいたします。

学校教育課副課長)議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」関連しまして議案第92号「損害賠償額の決定および損害賠償請求に関する和解について」を一括してご説明させていただきます。事故の内容といたしまして,平成14年5月2日午後3時ごろ,府中小学校4学年の6校時の理科の時間,季節の生き物の単元の野外観察を国分尼寺,尼寺が原で実施いたしました。加害者がブーメランを見つけ,2回目に投げたブーメランが25メートルぐらい先にいた被害者の左目に当たったという事故でございます。被害者は当時4学年の男子児童,それから加害者も同じ4学年の男子児童ということでございます。けがの状況といたしましては,左目の眼球破裂,左角膜裂傷,左外傷性白内障,左眼内炎という診断が出ております。現在の状況といたしましては,裸眼で0.5,矯正で1.0まで回復しているという状況でございまして,現在のところその他の障害はないというようなところでございます。それで,和解が成立したというようなことで,和解条件といたしまして,治療費関係の費用といたしまして,看護料が10万4,550円,それから諸雑費として1万5,400円,慰謝料が84万3,000円,小計で96万2,950円が治療費関係の費用でございます。それから後遺障害による損害ということで,遺失利益が308万6,189円,後遺障害による慰謝料といたしまして32万円,小計で340万6,189円,合計で436万9,139円という保険料の算出が出てまして,和解金額といたしましては端数の切り捨てもございましたけれども,436万円という金額で和解が成立しております。それから補正予算の歳入につきましては,保険会社の方から全額歳入という形になります。歳出につきましては,一般会計の方で計上させていただいて支出というような形をとっております。以上です。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。

川村委員)先ほどの教員海外研修補助金5万円の支出なんですが,別にそれに対して私もあまり異議は申し上げたくはないんですが,先日こういう研修といいますか,教育の研修のフォーラムがあるから先生方にお知らせしたらどうですかと,それに参加していただければ非常にいいんじゃないですかという項目のことがあったんですね。それに関して学校教育課の課長の方に言いましたら,それはすでに学校の担当の先生方にも行っているし,それを知らせることもしないという話をしてまして,自主性に任せるということで,私はそれつくばだったから行ったんですが,多分見かけたところでは,石岡の方は意外と見かけなかったかなと。それで先日教育長のお答えの中で,教員の情熱と資質ということをはっきりと教育長はおっしゃってましたけれども,その辺のところが私は違うのかなと。この5万円に関してはいいんですよ。海外研修もいいんですけれども,その他にやることもあるんじゃないのかなということで,今後どういうふうにされるのかちょっとお伺いをしたいと思います。

教育長)現場の先生方の情熱といいますか,子供たちに信頼をおけて,信頼関係を結びながら子供たちとともに歩んでいくといいますか,それはやっぱり学級経営に係っているわけなんですけれども,そういう経営がスムーズに運ぶ,そして子供たちが家へ帰って保護者に学級の様子を語る。そしてお父さん,お母さんが学級の様子がわかる。そういうふうな絡まりの中で,今度の先生は情熱を持ってやってくれる先生だな,というような信頼関係のパイプが結ばれると,こういうふうなことを私は期待しているわけです。学級経営という営みの中でそういうことを見つけていくということが一番先端にあたるわけです。

川村委員)私と教育長では若干違った意味でのとらえ方をされているのかなということでありまして,これはもう違うことを言っていても始まりませんので,ただ私が思うのは情熱が子供に対する情熱と,もちろん学力もそうですけれども人間形成,それからそういうものに関しての教えていくための情熱であって,それをやるためには自分の資質を高めると。私はこの間教育長がおっしゃったのはそういう意味であるのかなと私は思ったものですから,今そういう発言をさせていただいたんですが,今のですと若干違うかなと。ですから本来であれば学校の先生方がそんなことを言われなくてもどんどんそういうのに出て行って自分の資質を高めながら,それを子供たちに指導または人格形成,人間形成の中で役立てていくというのがひとつの教育に対する情熱だと私は思っておりましたので,学級経営とかそういうのでは違う感じがするんですがね。それも教育の中に入るんでしょうけれども,子供たちがクラスとしてじゃなく先生方と個人的な結びつきも必要なのかなと。小学校なんかは特に先生が好きだから学科が得意になるというのは往々にして多いことなんですよ。ですから先生が自分のことを好きになってもらえるような,なんていうんでしょうかね,おだてるわけではなくて,信頼関係があってその先生によく見てもらおうというのが意外と学力の向上に繋がるのかなと私は思ってましたので,そういうことで意見だけ言わせてもらいますが,そういうことでよろしくお願いします。

亀井委員長)他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」の教育委員会所管に係る部分,議案第92号「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」の計2件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 次に請願第9「公立幼稚園存続に関する請願書」及び陳情第28「石岡市立幼稚園統廃合の延期を求める陳情書」の計2件を一括して議題といたします。それでは,請願第9及び陳情第28について,その受理の経緯及び概要を事務局から説明いたさせます。

事務局)それでは,はじめに請願第9「公立幼稚園存続に関する請願書」につきまして,ご説明申し上げます。本請願は,本年7月25日付をもちまして,海老澤通弘議員,前島孝元議員のご紹介により,石岡市立東幼稚園保護者会一同代表者の○○様ほか1,574名の方からご提出をいただいております。
 内容でございますが,平成17年6月29日,教育委員会が保護者に対して行った説明会で,「19年3月をもって廃止したい」との説明を行ったことに対し,石岡の明日を担う子供たちが活き活きと育つ環境を作り上げていくためにも公立幼稚園の存続を求めるという請願でございます。
 次に陳情第28「石岡市立幼稚園統廃合の延期を求める陳情書」につきまして,ご説明申し上げます。本陳情は本年8月5日付けをもちまして,石岡市立高浜幼稚園保護者会代表○○様からご提出をいただいております。
 内容でございますが,市の行財政改革の推進で,現在2ヶ所ある石岡市立幼稚園を平成18年3月にも統廃合することが検討されていることに対し,園児募集の際に2年保育を明示しておきながら在園児が転園せざるをえないということや,さらに園児募集の段階から今回の統廃合の件も含め,市民に対しての情報の提供が少ないということなどの理由から,周辺住民や利用者に対し,統廃合を含めた今後のあり方についての説明会を行い,理解を得た上で実施することとして,統廃合の延期を求める陳情でございます。以上でございます。

亀井委員長)受理の経緯等についての説明は,以上で終わりました。なお,公立幼稚園の統廃合については,過日,当委員会におきまして,今後の方向性や考え方について,すでに報告を受けているものであります。その後の経過について,何かご報告がございましたらお願いいたします。

学校教育課副課長)それでは幼稚園の統廃合について説明をさせていただきたいと思います。近年の幼稚園の状況は,平成9年度からは定員210名に対し,公立2園併せて50名台を推移し,平成16年度は41名,平成17年度は高浜幼稚園が4歳児6名,5歳児10名の計16名。東幼稚園が4歳児16名,5歳児13名の29名併せて45名と,少子化の影響も重なり入園児もかなり減少している状況でございます。また,現在の厳しい財政状況の中,行財政の効率化,公平化,財政の健全化が求められております。そのような中,市といたしましては財政改革一環として,公立幼稚園を平成19年度より廃止する方向で検討してきました。しかし高浜幼稚園,東幼稚園2園の保護者に対して,統廃合の説明を2回ずつ実施してきたところでございますが,保護者の方々より数々の幼稚園の統廃合の反対の意見が出されたところでございます。まず1点目といたしましては,私立幼稚園は入園料が高く入れることができないというようなご意見。それから幼稚園に入園する保護者に対して,統廃合の説明どうするのかというご意見。将来石岡を担う幼児教育の部分を縮小するのはおかしい。それから16年度の公立幼稚園の募集時に2年保育の条件において募集をしているというような意見が出されました。
 説明会の状況を踏まえまして,市長と今後の市の方向の考え方を協議しましたが,その内容といたしましては,平成18年度の対応については高浜,東幼稚園とも運営する。2点目としまして,統合の時期については,平成19年4月から。統合については園児募集時にインターネット及び市報で周知する。それから幼稚園の比較というようなことでは,建築年度が東幼稚園の方が新しい。それから現在の人員の確保が東の方が多い。それからバスの運行を2路線として現行範囲で運転した場合,高浜地区の範囲を10分程度の時間超過でカバーできる。以上のことで平成19年の4月から東幼稚園に統合を進めたく考えているのが私どもの考えてでございます。
また,統合となりますと市内全域を対象に児童を受け入れることになりますので,園児バスの運行については現行どおり2台のバスを利用いたしまして,2路線運行で実施していきたいと考えているところでございます。
 それから,お手元にお配りしております資料につきましてご説明をさせていただきます。まず表紙がございますけれども,請願に関する資料及び陳情に関する資料ということで,開いていただきましてまず1ページ目になりますけれども,公立幼稚園の比較概要ということでございます。敷地面積といたしまして,高浜幼稚園が2,316平米,それから東幼稚園の方が2,112平米。延べ床の建物面積になりますけれども,高浜が624.6平米,東が297.23平米。園舎の概要といたしまして,保育室,高浜が現在2ヶ所,それから東が2ヶ所。遊戯室が1ヶ所ずつ。職員室が1ヶ所,それからトイレが高浜が3ヶ所,東が2ヶ所。それから高浜が,資料室1ヶ所,会議ホールが1ヶ所,保健室が1ヶ所というような状況で,高浜はもともと140名の定員ということで倍の容量をもっていましたので,建物の面積は広いということになります。それから3番目といたしまして,創立年といたしましては,高浜が昭和45年,東が昭和43年。園舎の新築年度が高浜が昭和53年,東が平成2年新築ということで現在運営されている状況でございます。園児数といたしまして,高浜が4歳児が6名,5歳児が10名の計16名。東が4歳児が16名,5歳児が13名の29名という状況でございます。
 それから2ページを開いていただきますと,平成17年度の石岡市内の幼稚園の入園一覧ということでございます。公立幼稚園2園,それから私立幼稚園が6園というような状況で,公立の方の2つの幼稚園の定数が210名に対し現在の人員が45名。それから私立の定数が1,145名に対し823名というような状況となっております。
 それから3ページを開いていただきたいと思います。こちらにつきましては,保護者の負担額ということで比較対照表がございます。公立の場合ですと,授業料,保護者会費とか給食費とかがございますけれども,比較するところでは授業料ということになりますけれども,公立の場合の5,000円に対しまして私立の場合には1万6,000円から2万2,000円の範囲で推移しているというような譲許でございます。それから入園料につきまして,公立はゼロに対し,私立の方は2万円から3万5,000円というような状況で推移しております。
 それから4ページを開いていただきますと,園児数の推移ということで,公立,私立の推移が平成6年度から17年度まで記載してございます。公立の推移としましては,先ほども説明しましたように平成9年度からにつきましては,50名台を推移しているというような状況にあるかと思います。それから私立につきましても,合計で800台という推移となっております。しかしながら少子化の影響で年々減少しているという現状と考えております。
 それから1枚ペラでお配りしました幼稚園の予算関係に関する資料でございますけれども,平成16年度の幼稚園の決算額ということで見ていただきたいと思いますけれども,@,Aということで人件費が記載してございます。Aの方が決算額になっているんですが,これは東幼稚園が少ないというような状況にございますけれども,職員が1人療休をとっておりましたので,比較にならないということで,@の17年度の予算額で算出してございます。高浜,東幼稚園とも2,400万円台で職員の方は推移しているというような状況でございます。それから園の管理運営費につきましてはほぼ同額ということになるかと思いますけれども,高浜が約470万円,それから東幼稚園の方が490万円というような状況にあるかと思います。それから園の維持管理費につきましては,高浜が6万3,000円,東幼稚園が12万1,000円という状況が出ております。それから保健衛生費ということで,健康診断とかその他諸々を含めたものでございますけれども,それにつきましては高浜,東とも約40万円というような状況でございます。合計額といたしましては,高浜が括弧の方で,これは予算額がほぼ同じという17年度のものを括弧書きの方でご説明しますと,高浜幼稚園の方が約3,000万円。それから東幼稚園の方が2,960万円というような状況にありますので,ほぼ同額というようなことでございます。それから園次数につきましては,高浜幼稚園が16年5月1日現在で18名,17年現在で16名。東の方が16年現在で23名,17年で29名というような状況になっております。3番目といたしまして園児1人当たりにかかる年間費用についてというようなことでございますけれども,上の表で割り返した数字になりますけれども,平成16年度の決算ということで,高浜が160万7,713円。それから東の方が105万8,141円。16年度の決算で2園併せた平均では,129万8,977円。それから17年度の決算見込みといたしまして,高浜幼稚園が1人あたりの経費といたしまして187万8,768円。それから東幼稚園が102万2,133円,両園併せての平均で132万6,715円というような状況となります。以上でございます。

亀井委員長)以上で報告は終わりました。
 次に,これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。
 
國司委員)ただ今,東幼稚園,高浜幼稚園現地視察させていただきました。その中で感じたことでございますけれども,比較いたしましてどちらも一長一短あるように思います。先ほど立川副課長の方から東幼稚園の方に統合するといったお話がございましたけれども,立地条件を見ますと,環境的には高浜幼稚園がすこぶるいいと思っております。それから交通に関しては東幼稚園の方がはるかに上なのかなというような思いもしました。それからもう1つですが,園長ですがどちらも小学校の校長先生が兼務しているわけでございますけれども,高浜幼稚園の場合には敷地内に幼稚園があります。それから東の場合にはちょっと離れていて,何か支障があったときに問題があるのかなというようなことを感じました。それから請願第9「公立幼稚園存続に関する請願書」と陳情第28「石岡市立幼稚園統廃合の延期を求める陳情書」,これはちょっと趣旨が違うような気がしますけれども,これは一括でよろしいんでしょうか。例えば請願第9で言いますと,公立幼稚園の統廃合を反対する旨の趣旨でございます。陳情第28の場合には統廃合の延期を求める陳情でございまして,これは一括でよろしいんでしょうか。趣旨が違うような気がするんですけれども。

亀井委員長)今一括で説明は受けましたけれども,採決については別々にしたいと思います。

國司委員)この資料の中で幼稚園別の園児数の過去10年分の推移の表がありますけれども,確かに高浜幼稚園定員140人に対しまして,現在16人ですか。平成6年度が44人,それよりずっとあとあと下がっているような状況。それから東幼稚園に関しましても,定員70人に対しまして平成6年度が26人,現在は29人,確かに子供たちの少子化の影響で下がっているのは現実でございます。行財政改革の中でもやっていかなくちゃならない部分かと思いますけれども,しかし子供たちを育てる環境というのは行政側が市民に対して与えるというのが本来の姿ではないかと思います。この請願第9の中にもありますけれども,10月に八郷との合併の動向を見ながら,という言葉もございますけれども,確かに八郷町の方からも石岡市内に勤めている方もたくさんおられると思います。そういう方々の子供も預かれるということもあるかと思います。この前の小松議員一般質問の中で,市長から答弁がありました。統廃合に関しましては19年4月以降にということでございました。また先ほど副課長の方からもお話がありましたように,募集の方法でございますけれども,確かに石岡市の場合は,幼稚園ばかりではなくて,保育所に関しても同じような感じがいたしました。いまさらこう言っても仕方ないかと思いますけれども,子供たちを育てるのにはどうしてもこういう場所が必要ではないかと思っております。とりあえず私の意見として以上でございます。

小松委員)ただ今東幼稚園と高浜幼稚園を視察いたしまして,どちらも本当に廃止するにはもったいない施設であるというふうに思いました。そして入園児が少ないということでの統廃合が出されまして,高浜幼稚園の保護者の皆さんから2年保育で募集をしているんだから,それは守って欲しいということが陳情で出されたわけです。その点については,教育委員会または市長の方でも再度検討していただきまして,平成18年3月で閉園するということは現状ではなくなったかと思うわけです。ただこの高浜幼稚園の保護者の方から出されている統廃合の延期を求める陳情でも,3項目目の最後には「統廃合にあたっては,市民の意向及び未収園児の動向等を調査し,これに基づいて統廃合を含めた今後の私立幼稚園のあり方を十分審議した上で,これらを市民に対して情報提供すべきである。」というふうなことも付け加えられているわけです。それで私は,施設を廃止するのは簡単なんですけれども,本当にあの施設を活かしていく方法としてお尋ねしたいことが何点かあります。
 まず入園児が少ないということで,今回統廃合が出されているわけですけれども,今日いただきました教育委員会の資料を拝見いたしまして,2ページに石岡市内の幼稚園の入園の一覧があります。高浜幼稚園は16名,東幼稚園が29名。市内の民間の幼稚園ですが,石岡善隣幼稚園が25名,柏原幼稚園は10名,他の府中,国分寺,石岡は100名,また200名を超える幼稚園なわけです。しかしこの石岡善隣幼稚園も,柏原幼稚園も廃園にするという話は,まあ柏原の場合には時々入ってくるんですけれども,もう子供が入らないからあそこはやめるんだろうとか,そういう話は聞くんですが,25名と10名でも民間で運営しているんですね。これらはどういうふうに運営してるのかということなんですが,民間でこうして運営できるんであれば,公立でどうすればこの高浜の16名,東の29名で運営することも可能ではないかと思うわけです。努力をすれば民間でもこの人数でもやれるんですから,公立でどういう努力をすればいいのかと思ったわけです。この辺民間の状況,この2つの園の今後の動向がおわかりになっているんであればお答えをいただきたいと思います。
 そして入園児が少ないという問題ですけれども,私立幼稚園をみますと補助金の申請がありましたように3歳児から3年保育というものはほとんどどこでもやられている現状があるわけです。公立で今お母さんたちの要望がないのかどうかわかりませんが,実際2年保育でやっているわけです。これを3年保育でやれば入園児がもっと増えるのかどうか。
 そして3番目には,今日のこの資料の中で,保護者負担額が,ただ今説明のありました授業料,入園料,入園料は一時的なものではありますけれども,相当な差があるわけです。この点について保護者の方たちが,現状5,000円ですけれども,公立でやっていくのに財政負担が大変だと,値上げをしてほしいとかそういうことを保護者の方にお願いした経過があるのかどうか。保護者の方たちも園の存続とか,子供たちの通園する保育園が身近に残してもらえれば,父母負担,値上げもやむを得ないとするのかどうか。そういう話し合いがされているのかどうか。現状では財政負担は大変なものがあるというのは,この委員会でも認識してましたし,長い間にわたっていずれこのままでは大変な状況になると,統合等もやむを得ないんじゃないかと論議されていたわけです。しかしそれは保護者との十分な話し合いがあった上で統廃合すべきだと思いますので,そういうところが話し合われたのかどうか。以上の点についてご答弁いただければと思います。

教育次長)最初の民間の状況というようなことでございます。柏原幼稚園,善隣幼稚園の経営内容等については把握してございません。2番目の私立が3年保育,公立も3年保育をすれば入園児が増えるのかというご質問ですけれども,これは計算をしたことはございませんけれども,やはり保護者の方の希望とすれば2年保育よりは3年保育の希望の方が多いと思いますので,3年保育にすれば入園児は増えると思います。次に保護者負担の問題ですが,値上げのお願いをしたことがあるかということでございますけれども,保護者負担については私が教育委員会にきてから一度も保護者の方に値上げ等についてお話をさせていただいたことはございません。

小松委員)やはり今回保護者の方にとっては,寝耳に水といいますか,突然の統廃合,当初は幼稚園はどちらも廃園というような説明会だったと伺っておりますが,突然の教育委員会からの説明会だったと思うんですね。私が今言ったようなことがこれまでに保護者会に出されて,話し合いもされ,値上げも折り合いがつかないとか,それから園児の増加も全く見込めないとか,そういうことをお互い保護者会と教育委員会が話し合っていれば,今日のような状態ではなくて何か譲歩できるものがあったのではないかと,このように思うわけです。善隣幼稚園というのはまちの中にある幼稚園なんですね。送迎バスも出ているんです。柏原幼稚園は,柏原工業団地入口なんですよね。どうしてあそこがさびれているのか,ちょっと不思議なことでもあるんですけれども,それでも存続しているわけで,私はそういうところもちょっと調べて,民間がこれだけ努力しているということであれば,やはり公立で努力すべきものは努力すべきだなと思ったわけです。今次長の方から答弁いただきましたけれども,この当委員会で採択,不採択の決を採るかどうかという問題も,今私自身はとても迷っています。10月1日で合併してしまうわけです。八郷町と全体的に,八郷町には公立の幼稚園がないわけですが,幼児教育をする公立の施設が新しい石岡市の中で,保育所はまた管轄が違うからあれなんですが,全体的に幼児教育,保育をする部分をトータルで考えてもいいのではないかなというふうに思っているんです。ですからここで採択とか不採択とか決めたことが,10月1日からの新市にこれがどういうふうに影響を与えることになるのかどうか,その辺のことも私は計りかねておりますので,この定例会で議決したことが,新市の八郷町の公立保育所の統廃合とか,そういう問題もあるわけですけれども,どういう形でこの議決が引き継がれていくのか,効力があるのかないのかどうかも含めて,もし事務局の方でお考えがあればその点について教えていただきたいと思います。また,教育委員会の次長の方で何かお考えがあればお尋ねをしておきたいと思います。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。委員長においてお諮りしたいと思うんですけれども,この件について今日採決をするということについてみなさんいかがでしょう。よろしいですか。
では次に討論に入ります。討論はございませんか。

小松委員)私は一般質問でも取り上げまして,市長の見解を伺ったわけです。非常に財政が厳しい中で統廃合せざるを得ないという市長の答弁でありましたけれども,石岡市のまちづくりの一番の根幹,「人を育てる」という一番最初の段階が公立幼稚園であるかと思います。確かに存続するにしては非常に厳しい状況があるわけですけれども,いろいろ質疑をしました項目等々でさらに努力をしてやるべきことはやって,そしてその後どうしても改善が見られないとすれば統廃合ということもやむを得ないのかと思いますけれども,現状ではまだその努力をしていない。少子化対策,子育て支援,次世代育成支援とかエンゼルプランとか,いろんなことで石岡市は事業を展開しているわけですので,是非この陳情並びに請願を採択して今後も検討をしていくということにしていただきたいと,このように思います。私はそれぞれ採択すべきであるというふうに思います。

亀井委員長)他に討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。はじめに,請願第9「公立幼稚園存続に関する請願書」を採決いたします。本案は,起立により採決いたします。本案は,「採択すべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

〔起立採決〕

亀井委員長)可否同数であります。可否同数の場合には委員長が裁決するわけですが,請願に関しては,大変申し訳ないんですが採択することに賛成はできかねます。「不採択とすべきもの」としたいと思います。よって請願第9は可否同数ですので,委員長裁決により「不採択とすべきもの」と決しました。
 次に,陳情第28「石岡市立幼稚園統廃合の延期を求める陳情書」を採決いたします。本案は,起立により採決いたします。本案は,「採択すべきもの」と決することに,賛成の委員の起立を求めます。

〔起立採決〕

亀井委員長)起立多数であります。よって本案は「採択すべきもの」と決しました。
次に,その他の件といたしまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

文化課長)常陸国衙跡の資料に基づいて概要説明をいたしたいと思います。常陸国衙跡の調査につきましては,本年度第5次調査の前期といたしまして,夏休み期間中に発掘調査を実施したところでございます。調査が終わりまして,8月21日に現地説明会を開催いたしまして約80人の方が集まってくださいました。本年度の第5次調査前期の調査箇所といたしましては,資料の3ページ目の赤くマーキングしました校舎の南側でございます。面積といたしまして約200平米を調査いたしました。今回の調査の目的は,推定前殿の北側におけます正殿相当建物の存否の確認作業でございます。成果としましては2ページに記載されておりますとおり第T期,第U期,第V期の柱列が発見されたわけでございます。T期目の柱の間隔としましては約6.5尺。U期目の柱の間が約8尺から9尺でございます。調査の成果といたしましては,今回発見された柱列から当初想定していました正殿相当の建物ではなく,国庁北辺を区画する北塀跡である可能性が高まりました。2点目としましては,これまで前殿と推定していた建物が正殿と今回の調査によって推定されることになったわけでございます。3点目としましては,推定国庁の範囲が約100メートル四方であると想定されたわけでございます。以上が今回の調査で判明した概要でございます。また,第5次調査の後期としまして,小学校の運動会終了後10月から翌年3月までの間に検討協議をしながらグランドの南側を予定しているところでございます。以上でございます。

亀井委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上でこの件については終結いたします。その他何かございませんか。

教育総務課長)北小学校の校舎改築事業に伴います用地購入等の経過についてご報告をさせていただきたいと思います。北小学校の校舎改築事業につきましては,当委員会におきましても委員の皆様方からご意見等をお伺いしながら進めてきたところでございますが,前回の委員会以降の経過等につきましてご説明をさせていただきます。去る7月13日に耐力度調査業務を委託してございます。国の補助金に対応するための調査ということでございます。委託先でございますが,社団法人茨城県建築士会石岡支部,工期につきましては7月14日から9月30日までの79日間ということでございます。また,7月21日は北小学校の校長室におきまして用地購入に関する所有者への説明会を開催し,購入価格を提示いたしましてご理解,ご協力をお願いしたところでございます。またその後所有者宅への訪問を何回か重ね,お願いをしてきたところではございますが,提示額について再度検討をお願いしたいということから,さらに交渉を進めてきたところ具体的な譲渡希望価格が出ましたので,栗の木になりますが,樹木の保障,それから農業所得の長期的な減収補償などを含め,また円滑な事業推進を図るための購入価格の変更について,提示額の約10%の増額で市長の決裁をいただいたところでございます。なお,今後の予定といたしましては,購入価格の変更について市長の決裁をいただきましたので,所有者3名の方に再度お集まりをいただきまして,最終的な確認をした後,事務的な作業を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

亀井委員長)この点について何か質問はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,その他何かございませんか。

生涯学習課長)前回の委員会において複合文化施設の現場を確認していただきましてありがとうございました。資料として駐車場の関係と当時使っていた図面,これが住宅地図を使っていたんではないかというご指摘があった経過がございます。地図につきましては,前回の委員会終了後すぐ確認させていただいて,石岡市の白図の2,500分の1,こちらの方から図をおこさせていただいたということで,図面上入口がちょっと狭いような感じなんですが,現況が奥に広がっているということで白図の方からおこさせていただきました。それから駐車場と建物の関係におきまして,まずこういう配列が考えられるということで,6つの案を作成いたしました。駐車場が手前にあって,奥に建物,左に広場。それから建物と広場が逆と。駐車場が奥にあって手前に建物,広場。それぞれ逆のもの。駐車場が最奥部にありましてそれぞれ逆のものと。添付資料としまして基本構想の検討段階で駐車場が概ね200台程度,それからバスが1台程度は入れるような駐車場というようなことでしたので,概ねその配列で検討すると,地形的にこの程度の駐車場の面積が必要になるということでそれぞれ添付してございます。資料を作成し直しましたのでよろしくご検討いただきたいというふうに思います。以上です。

亀井委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ただ今いただきました複合文化施設の駐車場の件につきましては,再度検討させていただくということでよろしいでしょうか。
他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で教育委員会所管の審査を終結いたします。執行部につきましては,ご苦労様でした。ご退席いただいて結構でございます。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

亀井委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 これより,福祉部所管となります議案の審査を行います。付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 初めに,議案第90号「石岡市高額療養費貸付基金設置条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

保険年金課長)それでは議案第90号の「石岡市高額療養費貸付基金設置条例の一部を改正する条例を制定することについて」の説明であります。提案理由でありますが,合併協議における調整方針に基づきまして,現在石岡市が1,500万円で運用している高額療養費貸付基金に,八郷町分としまして1,000万円を増額させ,新市において総額2,500万円の基金で運用するためでございます。次のページでありますが,基金条例の第2条中1,500万円を2,500万円に改めるものでございます。

亀井委員長)
以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第90号「石岡市高額療養費貸付基金設置条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第91号「石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

保険年金課長)議案第91号「石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」ご説明申し上げます。提案理由でございますが,本年の11月から茨城県において,乳幼児医療費助成制度の対象年齢を引き上げ,また自己負担の制度を導入することとなったためのものでございます。
 ちょっと条文が長いんですが,今回の改正の概要について申し上げますと,1つ目には,乳幼児医療費助成制度の対象年齢を,現在の3歳未満児の入院外来から小学校入学前までの入院外来までに引き上げることでございます。それから2つ目としまして,外来の自己負担1日500円から1日600円,月2回限度に変わることでございます。ただし重度障害者の方は従来どおり自己負担はございません。それから3つめに食事療養費老人負担額を全額自己負担額が導入されることでございます。ただし重度障害者の方は平成17年11月から標準負担額の2分の1自己負担となり,平成19年4月から全額自己負担となるということでございます。それから4つ目としまして,入院時の自己負担が1日300円,月3,000円を限度に自己負担が導入をされるということであります。ただし重度障害者の方は従来どおり自己負担はございません。それから5つ目としまして,石岡市単独での平成14年10月から実施しております3歳未満児の医療福祉費助成制度は廃止となるということが概要でございます。以上でございます。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

小松委員)県の乳幼児医療費の支給制度が変更になったことによって,この条例が変更になるわけですけれども,1歳枠を拡大して当市は市独自で補助制度を設けてきたわけですが,それを今回の県の改正によって,この1歳枠を拡大した分も削ってしまう,このことについては原因としては財政の問題があるかと思いますが,一応執行部の考えを伺っておきたいと思います。

保険年金課長)これまで,先ほど申し上げましたように,石岡市は1歳上乗せして助成制度を実施してきたわけであります。一般質問の中でも小松議員さんの方でありましたが,市長の答弁どおりということでございます。

小松委員)この問題は決算委員会でもやりまして,思わず周りの人もみんな何か苦笑いというか,市長のやり取りも答弁がわかってるんで,そういう状態でしたけれども,同じ近隣の市の状況を見た場合には,今回この条例が改正になって,じゃあ他の自治体はどうか,というのはまだ私どもでも把握はできてないんですが,現実にはこれまでの1回500円の自己負担,これはほとんど県南の自治体ではなかったんですよ。石岡市は1歳年齢枠を拡大しましたけれども,自己負担1回に500円,月に2回を限度として自己負担がありましたけれども,これがなくてそれから医療費そのものも4歳児までとか就学までとか,現実には3歳児までは完全無料化というような状態が***でした。今回の県の条例の改正で他の自治体はまだわかりませんけれども,私はせめて1歳枠を拡大した分ぐらいは,例えば今度は1回に500円が600円になるわけですけれども,その600円の部分を無料化するとかそういうことはやっていただきたかったなとは思うんですが,具体的に私も自己負担を1回500円を600円にする,この部分の無料化という具体的なことは言いませんけれどもこれも財政的には厳しいということなんでしょうか。

保険年金課長)ただ今の質問でありますが,今のところちょっと数字が今までと違いますので,これまでは1歳上乗せして当初でみてたのが1,200万円という額だったんですが,実質的には決算をやってみますと八百二,三十万ですんでいたという経過がございます。ただ今度11月から改正になって,さっき言いました肩代わり部分ですか,これを推計ということで今はじいている段階ではまだ正確には出せないというような状況でございます。

亀井委員長)他に質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

小松委員)私は今回の議案第91号「石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」ですけれども,これまでの3歳児までの医療費の無料化,一部自己負担,通院1回500円,つき2回ということで,そういうことではありましたけれども,医療費の無料化が進められてきた中で,今回の条例の改正は通院1回500円を600円に値上げするものです。医療費のこれまでの3歳未満時を就学前まで延長したということは評価できますけれども,入院費を有料化している,こういう点も決して評価できるものではないと,このように私は思います。そういうことで今回のこの条例については反対をしたいと思います。

亀井委員長)他に討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第91号「石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 本案は,起立により採決いたします。本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することに,賛成の委員の起立を求めます。

〔起立採決〕

亀井委員長)起立多数であります。よって本案は,原案のとおり「可決すべきもの」と決しました。
 次に,議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」の福祉部所管に係る部分について,議案第65号「平成17年度石岡市授産所特別会計補正予算(第1号)」,議案第66号「平成17年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」,議案第70号「平成17年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第1号)」,議案第74号「平成17年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)」,議案第75号「平成17年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)」の計6件を一括して議題といたします。
 執行部より補正予算書に基づき,補正内容につきまして説明を求めます。

福祉部長)私の方から全体的なことを前もってお話したいと思います。今回審査いただきます議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」から議案第75号「平成17年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)」までの福祉部所管の補正予算につきましては,国,件の補助事業に伴うもの,合併に関する経費,特別会計の整理に伴う経費でございます。合併に伴い石岡市という法人格は9月30日をもって消滅することになります。9月30日が出納閉鎖日となり,打ち切り決算となりますので,年度途中ということから特別会計において赤字になる可能性がございます。これに対応するため一部の特別会計におきましては,一般会計からの繰り出しにより黒字として決算する必要があることからこれらの補正予算措置をお願いしたものでございます。なお,当該経費は新市において特別会計からの繰入金によって精算することになっております。詳細につきましては,各担当課長の方からご説明いたします。よろしくお願いいたします。

副部長)私の方から今回の補正予算につきまして,社会福祉課所管につきましてご説明を申し上げたいと思います。補正予算書の36,37ページをお開き願いたいと思います。県支出金,県補助金中ごろのところですが,社会福祉費補助金429万6,000円,これは障害児タイムケアモデル補助金,4分の3で450万円ということでございます。タイムケアモデル事業につきましては,この県補助金と利用者負担分の収入,それから支出が委託契約料ということになっております。その中での県の補助金4分の3でございますけれども,この中には国からの補助金2分の1が含まれております。補助対象経費が600万円で,4分の3の400万円でございます。
つづきまして42,43ページをお開き願いたいと思います。一番上で民生費,社会福祉費の心身障害者福祉費の障害児タイムケアモデル事業委託料でございます。この事業につきましては,17年度からの国の事業でモデル事業ということで10月1日から来年の3月31日までの期間,市内の障害者の施設に委託を予定しておりますけれども・・・失礼しました。38,39ページをお開きいただきたいと思います。諸収入の雑入の障害児タイムケアモデル事業利用者負担金でございます。128万円でございます。障害児の学童保育を市内の施設で予定をしておりますけれども,そういった関係でございます。養護学校から下校して家庭に入るまでの間,その期間の中で活動の場の確保,それから障害児を持つ親の就労支援,家族に対する日常活動の支援ということでこの事業がございますけれども,それに対しての個人負担分利用料でございます。障害児タイムケア事業利用者負担金128万円。時間数で3時間から4時間まで預かる場合に500円,4時間以上が1,000円を徴収するということになっております。この事業につきましては3時間以上ということが規定になってございますので,そういうことでございます。それで42,43ページで先ほどのところでございますけれども,一番上のところで障害児タイムケアモデル事業委託料728万円で,これにつきましての計算基礎でございますけれども,施設と施設契約により係る委託料でございます。3時間以上4時間まで1時間単価が3,500円でございまして,96日,15人,504万円。それから4時間以上が1日4,000円ということで,56日で10人,224万円。併せまして728万円を委託料として計上いたしました。
 次に,授産所特別会計におきましてご説明をさせていただきます。予算書5ページでございます。議案第65号「平成17年度石岡市授産所特別会計補正予算(第1号)」で,裏の6ページにまいりまして,繰入金41万6,000円を補正減額しております。それから繰越金を41万6,000円の補正ということでございまして,これは歳入の中での組み替えでございます。これに関連しまして,補正予算書の49,50,51ページとありますけれども,49ページは総括で,繰入金41万6,000円の減,繰越金が41万6,000円の増で予算額の補正はないということになります。次のページでございますけれども,歳入で繰入金,繰入金,一般会計繰入金で41万6,000円の減,それから繰越金が41万6,000円の補正ということでございます。以上でございます。

高齢福祉課長)私の方から高齢福祉課所管に係ります補正予算につきましてご説明申し上げます。一般会計の補正予算につきまして36,37ページをご覧いただきたいと思います。中ほどにございます県支出金,県補助金でございます。社会福祉費補助金の高年齢者労働能力活用事業補助金20万4,000円の減というような補正予算でございます。この予算につきましては,石岡地方広域シルバー人材センターに対します茨城県からの補助金の減額でございます。本年4月をもちまして旧千代田町が構成市町村から離脱いたしまして,それに伴います県の補助金が減額ということになりました関係上20万4,000円を減額させていただくものでございます。つづきまして39ページをご覧いただきたいと思います。2番目の雑入でございますが,こちらにも高年齢者労働能力活用事業という形での町村負担金22万6,000円を計上してございます。これにつきましてはやはりシルバー人材センターに対します町村負担金でございます。先ほど申し上げましたように千代田町が構成員から離れました関係で,県の補助金が減額になりまして,さらにシルバー人材センターが国に要望しておりました国庫補助金が決定という形で連絡がございまして,国の方の決定額が総額といたしまして1,554万5,000円という金額が国の補助金として決定されました。制度上国の補助金と同額を市町村が補助するという形になってございまして,今回千代田町が抜けた分,そして国の補助金の決定がありましたことを踏まえまして再計算をさせていただいたところ,石岡以外の各市町村の持ち出しとしてお願いします総額が22万6,000円でございます。これを石岡市に入れていただきまして,石岡市の負担金と併せて,それに県の補助金を加えて国と同額の1,554万5,000円という形で支出するというような構成になってございます。これに伴います支出でございますが,次の41ページの民生費の社会福祉費,老人福祉費でございますが,こちらの高年齢者労働能力活用事業費補助金11万1,000円という形で,当初予定しておりました1,462万4,000円を市町村補助という形で計画しておりましたが,ただ今の千代田の離脱,そして国の決定額に沿いまして算出しまして11万1,000円を増額という形でシルバー人材センターに補助するための経費でございます。
 つづきまして同じページの繰出金でございます。特別会計の繰出金でございます。介護サービス事業特別会計への繰出金5,120万4,000円。次の介護保険特別会計繰出金7,506万3,000円。こちらにつきましては,先ほど部長の方からもありましたように,合併に伴いまして介護保険特別会計,介護サービス特別会計の打ち切り決算を行うことになっておりますが,特別会計につきましては赤字決算を行わないというような方針になっております。このため収入の不足分の補填というような形で介護保険特別会計,介護サービス特別会計へ一般会計から一時的に繰り入れをし,赤字決算にならないように対応するものでございます。なお,当該繰越分につきましては,37ページをご覧いただきたいと思いますが,新市の予算の中で繰り入れいたしました全額を,介護保険特別会計,介護サービス特別会計から一般会計へ繰り出すというような形で精算することになってございます。
 つづきまして27ページをご覧いただきたいと思います。介護保険特別会計補正予算でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,629万円を追加しまして,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ24億8,563万6,000円とするというものでございます。詳細につきましては,103ページをご覧いただきたいと思います。歳入でございます。まず最初の介護保険事業費補助金でございますが,介護認定モデル事業費補助金24万5,000円を計上させていただいております。このモデル事業につきましては平成17年度要介護認定モデル事業を取り組むに当たりましてパソコン本体及び認定ソフトの改修,こちらに要します費用につきまして国の方から2分の1に当たります24万5,000円を補助されるというようなことでの予算を計上したわけでございます。詳細につきましては歳出の方で後ほどご説明申し上げたいと思います。つづきまして2番目のその他の一般会計繰入金7,506万3,000円につきましては先ほど申し上げました一般会計からの繰り入れでございます。つづきまして支払準備基金繰入金882万6,000円の減額補正でございます。これにつきまして当初予算で17年度の介護保険特別会計の給付費の歳出を23億979万7,000円と見込んでおりましたが,その財源といたしまして介護保険料です。これが3億6,822万1,000円を見込み,その他の法定歳入見込みを18億8,248万1,000円と計算しまして,その不足額5,909万5,000円を介護給付費支払準備基金より繰り入れる計画で予算を作成したわけでございますが,このほど決算見込みを算出いたしましたところ,支払準備基金からの繰入額は5,026万9,000円で賄えるというような予測が立てられました関係上,今回882万6,000円を減額補正というような形でお願いをするものでございます。つづきまして繰越金の980万8,000円でございますが,これにつきましては平成16年度の介護保険特別会計の決算に伴いまして歳入歳出差し引き残額が980万9,245円出ましたので,この金額を17年度に繰り越しというふうな形での補正をお願いするものでございます。つづきまして歳出の方をご説明申し上げたいと思います。105ページをご覧いただきたいと思います。賦課徴収事務費の中のシステム基準改定等委託料でございますが,この委託料につきましては本年10月から介護保険制度の一部が改正されます。そういう中で電算システムを改修し対応するというようなことで考えてございます。ご存知のように介護保険3施設等の居住費,食費ですね。そういうのが利用者の全額負担となってくるわけでございますが,そのため所得の低い方の負担が多くならないように限度額が設けられてございます。その限度額を超えた部分につきましては,特定入所者介護支援サービス費ということで,介護保険の方から負担をするということになっております。そのためのシステムを改修する経費でございます。2番目の認定審査事務費の中の電算用備品75万円でございますが,歳入の24万5,000円の方でご説明しましたように17年度要介護認定モデル事業を実施するためのパソコンソフト購入等の費用でございまして,17年度モデル事業の実施に際しまして18年の4月から介護認定システムの変更が行われるわけですが,それが円滑に行われるように,問題点を***したり,あるいはシステム電算運用の環境を整備するためのものでございまして,事業の主な目的としましては18年4月からの要介護認定及び要支援認定の円滑な導入を行う観点から,新予防給付対象者の選定を試行的に実施し,認定調査員,介護認定審査会委員等の意見等を整理し,今後の要介護認定等に係る事務に反映させることにより介護保険制度の円滑な推進に資するとの目的をもって***におけます要介護1と認定された方の中から任意に抽出をいたしまして,新介護予防給付の対象者という形での選定をいたしまして,4月から実施される予定の認定調査の新項目あるいは**への新しい意見書,これらを基にモデル的な試算をしまして,それを国へ報告するというようなシステムを行うためのパソコン等の購入でございます。つづきまして3番目の趣旨普及事務に係ります印刷製本費7万4,000円につきましては,10月からの介護保険税の改正に伴いますパンフレット等の印刷経費でございます。一部分につきましては県予算の中で購入したわけでございますが,市民の方々にさらにPRするためのパンフレットの印刷を考えておりまして,郵便料につきましても問い合わせがあった方,あるいは施設等にパンフレットを送付するための郵便料という形で13万円をお願いしているところでございます。4番目の一般会計への繰出金でございますが,先ほどご説明いたしました一般会計からの介護保険特別会計への繰入額でございます。
 つづきまして30ページの方へお戻りいただきたいと思います。平成17年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,120万4,000円を追加しまして,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2,369万1,000円とするものでございます。内容につきましては,110ページをご覧下さい。歳入でございますが,先ほどご説明いたしましたように打ち切り決算に伴いまして不足します収入補填のために一般会計からの繰入金5,120万4,000円でございます。さらに次の113ページをご覧いただきたいと思うんですけれども,繰出金でございますが,一般会計への繰り出しといたしまして増額の5,120万4,000円をお願いしてございます。これにつきましても一般会計から繰り出されました繰出金を介護サービス特別会計から精算時に一般会計の方へ繰り入れるというようなことでの予算措置をお願いしたものでございます。以上でございます。

保険年金課長)それでは保険年金課所管の部分につきましてご説明申し上げます。まず一般会計でありますが,41ページでございます。下の方でありますが,特別会計繰出金の下の部分です。高額療養費貸付基金費ということで,先ほど審議をいただきました議案第90号にかかわる部分であります。その前のページでありますが,歳入でもって諸収入の中の雑入で高額療養費貸付金八郷町負担金ということで1,000万円を受けて,1,000万円を繰り出すというものでございます。
 つづいてまた戻りまして41ページでございます。先ほどの議案第91号に関する部分でございます。まずその中の民生費の医療福祉費の医療福祉一般事務費でございます。890万7,000円を補正するものでございます。臨時の賃金でございますが,スタートが11月ということで現行の賃金では間に合いませんので,臨時職員を3ヶ月ほど雇って事務を進めるという費用でございます。それから印刷費は,それに伴いまして新しい受給者証,申請書等の印刷費でございます。郵便料は今言いましたやつの郵送料でございます。それから医療福祉等審査手数料は国保連合会に払う審査手数料でございます。それから電算業務委託料もそれに関連するシステムの経費でございます。新電算共同処理システム委託料ということですが,今年の4月から国保連合会で稼動したわけであります。石岡市は当初予算に計上してございませんでした。ただ八郷町さんが4月から始まっているということで,これに合わせて石岡も****に委託をするということでございます。それから医療機関の事務交付金でありますが,今までこれは医療機関に1回180円払ってたんですが,件数が多くなるということで140円に下がった事務交付金であります。それから医療福祉費でありますが,幼児拡大部分については1,560万という推計でございます。それから入院時の食事療養費の負担が△470万,入院1日300円で46万という数字であります。それから外来で136万というふうに見込んで,これが914万5,000円でございます。それに3歳児の拡大分を廃止するということで△274万2,000円併せて890万7,000円を補正するものでございます。戻っていただきまして,37ページになります。歳入でございますが,支出金の中の2.民生費補助金でございます。その中に乳幼児等補助金というのがございますが,今説明した890万7,000円の中から臨時雇人の28万5,000円を引いた額に県の補助率2分の1をかけたものが431万1,000円が県の方から入ってくるというような数字でございます。
 それから次に53ページになります。国民健康保険の特別会計でございますが,予算額の補正はございませんで,歳入の組み替えのみとなっております。ここに記載のとおりでございます。
 つづきまして79ページでございます。老人保健の特別会計でございますが,同じく予算額の補正はありませんで,歳入の組み替えのみとなってございます。以上でございます。

児童福祉課長)私からは児童福祉課所管の部分についてご説明させていただきます。まず歳入歳出関連の事項でございますが36,37ページをお開きいただきたいと思います。その中の3段目の国庫支出金,国庫補助金,民生費国庫補助金,児童福祉費補助金,次世代育成支援対策施設整備交付金3,040万4,000円についてご説明させていただきます。補正予算額3,040万4,000円は,わかくさ保育園が老朽化により園舎を改築するための国からの定額による交付金としての予算措置でございます。わかくさ保育園に対する施設整備の国からの交付金は6,080万8,000円でございますが,17年度は2分の1の3,040万4,000円を,18年度にも継続事業として2分の1の3,040万4,000円が国から交付される予定でございます。16年度までは民間保育所は直接国から施設へ,社会福祉施設整備として補助をしておりましたが,17年度からは次世代育成支援対策施設整備交付金と内容等を変更いたしまして国からの交付金として定額補助で市へ交付となったものでございます。
 次に歳出42,43ページをお開きいただきたいと思います。2段目の民生費,児童福祉費,児童福祉総務費,負担金補助及び交付金,児童福祉施設整備費助成事業,保育所整備費補助金3,420万4,000円についてご説明させていただきます。補正予算額3,420万4,000円がわかくさ保育園が老朽化によりまして園舎を改築するための国からの定額による交付金としての補助3,040万4,000円と,この交付金の8分の1であります市補助金380万円を合算したもので,今回予算措置をお願いするものでございます。市補助の趣旨につきましては,社会福祉法人が施設整備を実施する場合に国からの交付額の8分の1を補助することにより,福祉施設の整備促進を図り,福祉の増進に資するもので,平成17年度石岡市社会福祉施設整備費等補助金交付要綱によるものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

亀井委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

小松委員)17年度の石岡市一般会計補正予算の福祉部にかかわる部分で,県支出金,民生費補助金,医療福祉費補助金で431万1,000円が計上されておりまして,この分が歳出では民生費の医療福祉費の医療福祉費914万5,000円の歳出になっております。医療福祉費の3歳児拡大分マイナス274万2,000円が予算化されて減額になったわけです。これは,先ほどの議案第91号に関わるものですので,私はこの部分について反対の意を表したいと思います。

亀井委員長)他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。はじめに議案第64号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第4号)」の福祉部所管に係る部分について採決いたします。本案は起立により採決いたします。本案は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の委員の起立を求めます。

〔起立採決〕

亀井委員長)起立多数であります。よって本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に,議案第65号「平成17年度石岡市授産所特別会計補正予算(第1号)」,議案第66号「平成17年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」,議案第70号「平成17年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第1号)」,議案第74号「平成17年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)」,議案第75号「平成17年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)」の計5件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,付託されている請願の審査として,請願第6「石岡市第1保育所存続に関する請願書」を議題といたします。 本件は,平成17年第1回定例会において当委員会に付託され,継続審査としている案件であります。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。

小松委員)前回継続した後に何か変化がありましたでしょうか。

亀井委員長)特別ございません。ただ過日のとき継続になりました理由として,委員さんが2名欠席ということで,6人中2名で3分の1の欠席ということでしたので,継続ということで,それで今回は1名欠席ではありますが再度皆さんにお諮りしたいということでございます。

小松委員)前回継続になりました経過は,やはり統合するにしましても,統合される保育所,第2保育所の建て替えとかとか,そういったきちんとした計画があって,そして統合計画があるんじゃないかというようなことで継続になったかと思うんです。そこが進展がないとすれば,審議未了になってしまいますけれども継続でやむを得ないのかなと。さらにこの公立保育所の場合には,先ほど当委員会で審査した公立幼稚園とは違っておりまして,八郷町の公立保育所,これがやはり建て替えに伴う統廃合という問題があるように聞いております。ですから新市が10月1日から発足するわけでありまして,その時点で新しい市の全体的な公立保育所のあり方を考えていってもよいのではないかと,このように思います。

亀井委員長)他にございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 この際お諮りいたします。本件につきましては,先ほど小松委員からも出ましたとおり,新しい市の公立保育所のあり方,それから第2保育所の改築に向けて前回までもお話が出ました。そのことを受けまして継続審査といたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,その他の件といたしまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

高齢福祉課長)私の方から今回の10月1日からの介護保険制度の一部改正につきましてご説明をさせていただきたいと思います。資料をご配布させていただいているわけでありますが,「利用者負担段階に応じて負担が軽減されます」というパンフレットにつきましては,施設等に***されている該当されると思われる方等に配付する予定のものでございます。もう1つの3枚綴りになっております資料につきましては,9月15日号の市報に入れる予定で作成しました説明書でございます。
 この市報に掲載します資料を基にご説明をさせていただきたいと思います。まず1ページの一番上の方に記載がございますように,介護保険制度は今年度大きく見直され,来年度から新たな介護保険制度がスタートすることになっております。見直しの大部分は4月からの実施になりますが,今回施設サービスに関する一部が10月1日から実施されることになりました。そういうことでのご説明を申し上げたいと思います。まず10月の制度改正の背景についてでございますが,ご承知のとおり介護保険の給付費は,保険料と公費とによりまして支えられておりますが,平成12年度の介護保険制度スタート以来,保険給付費は年々増大しまして,全国平均でもスタート時の2倍に達するというような勢いになっております。厚生労働省の試案では,このまま推移しますと平成18年4月には全国区で月額1,000円程度の保険料の上昇が見込まれているとのことでございます。この保険料の上昇を抑えるためにも介護保険から給付されている費用を少しでも効率化に***していくことが必要でございまして,今回の見直しはそうした趣旨を踏まえまして,半年早く実施するというものでございます。厚生労働省の方では今回の見直しによりまして,保険料の上昇は全国平均で月額2,200円程度に抑えられるんではないかというような見込みを立てているところでございます。
 それでは内容についてご説明させていただきます。1ページのTでございますが,「介護サービス利用での「居宅費」と「食費」が全額利用者負担になります」というようなことでございます。現在施設サービスを利用されている方は,居住費と食費が介護保険の給付対象という形になっておりますが,一方で在宅でサービスを受けている方はこれらの費用が自己負担ということになっております。このような在宅サービス利用者と施設サービス利用者の負担の不公平感を解消するため,施設サービス等の居住費や食費を介護保険給費の対象外とし,利用者の全額自己負担とすることが今回の主な改正点でございます。今回,居住費,食費の全額が利用者負担となるサービスは,中段四角で囲まれているところにございますが,特養,老健,医療施設のいわゆる介護保険3施設と,ショートステイでございます。その他デイサービス,あるいはデイケアの食費が全額自己負担という形になります。利用者の負担につきましては,ページを開いていただきまして,「U利用者負担額について」というところをご覧いただきたいと思います。特別養護老人ホームの場合,国が示しております基準費用額は,ここに記載されているとおりでございます。居住費は,ユニット型個室,ユニット型準個室,従来型個室,多床室,それぞれ日額で1,970円,1,640円,1,150円,320円と,そして右側でございますが,食費につきましては1,380円に設定される予定になってございます。月額ではユニット型個室で,食費,居住費,それから介護サービスを利用した合計で12万8,000円。準個室の場合ですと11万8,000円。従来型個室ですと10万4,000円。多床室で8万1,000円となります。また,現行どの程度利用者負担が変化するかにつきましては,左側のページの「利用者負担の変化の目安」というところがございます。こちらでは,ごく一般的な特別養護老人ホームの多床室の補助による利用者負担額でございます。世帯内に市民税課税者がいて本人が市民税非課税か,もしくは本人が市民税課税の方,いわゆる低所得者以外の方の場合は,現在の利用者負担額は5万6,000円でございますが,今回の制度改正によりまして8万1,000円と2万5,000円ほど負担増が見込まれております。なお,個室につきましても同程度の増額が見込まれているところでございます。これに対しまして,Vとございますが,所得の低い方に対しましてはこの見直しにより負担が重くならないように介護保険から不足給付により負担限度額が設けられ,利用者負担の軽減措置が講じられることになっております。左の利用者負担の目安を見ていただければと思いますが,まず介護保険料第1段階の市民税非課税世帯では,老齢福祉年金受給者及び生活保護者につきましては,現行と同額のまま2万5,000円が2万5,000円という形で据え置かれます。また,現行の第2段階の方,市民税非課税世帯の方について,対象者の年金受給額の幅が大きくなることから,現第2段階を市民税非課税世帯で合計所得と課税年金収入額の合計が80万円以下の方を新第2段階とし,それ以外の方を新第3段階ということで2つに分けております。左の「利用者負担の変化の目安」のところで,新第2段階の方は現行よりも3,000円安くなりまして,新第3段階の方につきましては負担額が増という形で月1万5,000円程度に抑えられてございます。この他不足給付を受けられない第4段階の方であっても左の中ほどに,「特例措置の対象となる要件」という項目がございますが,軽減措置が受けられることになってございます。この特例軽減措置は利用者負担額第4段階の高齢者等による親子世帯など一方が施設に入所し,居宅費,食費を負担すると残された介護者の方等が生活困難に陥ることがあり,これを防ぐために利用者負担段階を4段階から3段階へ変更し負担軽減をすることができるという制度でございます。次のページをめくっていただきまして,項目X番でございますが,低所得者の高額サービス費の利用者負担の上限額が引き下げられ,負担が軽減されることになっております。左のページの表をご覧いただきたいと思います。新第2段階の方につきましては,現行の2万4,600円から1万5,000円に引き下げられるということになっております。この他にもここには記載されてございませんが,利用者負担第3段階のうち所得の低い人についても社会福祉法人による利用者負担の軽減措置の対象となるよう収入要件を150万円に引き上げるなどの措置が講じられることになっております。これらの軽減措置を受けるためには,項目Wにございますように申請が必要になってまいります。市では,先ほども申し上げましたように,9月15日号市報にこの広報文書を掲載して,広く周知していくほか,すでにショートステイ利用者を含めて施設サービスを利用されている利用者の方,また**申請中の方に対しましては,個別に申請に関する通知をパンフレットとともに送付しており,併せて施設やケアマネージャーに対しましても制度の周知徹底と利用者に対する申請勧奨の通知を送付しております。また,来週施設の職員の方,ケアマネージャーの方等を対象としました説明会を実施しまして制度の周知徹底を図るとともに,施設やケアマネージャーから利用者に対して申請を進めていただくようにお願いするところでございます。市としましては,利用者に申請漏れがないよう十分配慮しながら取り組んでいきたいというふうに考えてございます。また制度改正の具体的な内容を示します国からの政令,省令,告示等につきましては,まだ現段階では交付されてございませんので,金額と内容について若干変更があることも想定されますことをご了承いただきたいと思います。以上でございます。

亀井委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
次に,その他として,何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ないようですので,次に,閉会中の継続調査・審査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査及び審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由に,本日継続審査とした案件を加え,閉会中の継続調査・審査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

亀井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。


 閉会 午後1時55分





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