平成17年4月19日 市民経済委員会


案 件 (1)所管事務の調査
 ○
平成17年度における主要事業と所管事務について
(2)その他
出席委員 小吹武男委員長,関町芳弘副委員長,小泉彰委員,金子悦郎委員,前島孝元委員,鈴木せつ子委員
市執行部 【市民部】
市民部長(金子重夫),市民部副部長(足立健造),市民課長(岡野光弘),市民課副課長(土師敏子),市民活動課長(矢口晟),市民活動課副課長(小松崎裕一),環境保全課長(佐藤敏明),環境保全課副課長(遠藤正志)
【経済部】                    
経済部長(吉田隆重),経済部副部長(土師照夫),農政課長(水越進),農政課副課長(笹目崇),農村整備課長(塚本悦男),農村整備課副課長(大山寛幸),商工観光課長(蔵本宏一),商工観光課副課長(内田栄市),商工観光課副課長(高柳洋一)
【農業委員会事務局】
事務局長(大和田澄男)
議会事務局 主幹(藤代志保)


 開会 午前10時00分


小吹委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。本日の議題は,「平成17年度における主要事業と所管事務について」であります。なお,日程につきましては,はじめに市民部,次に経済部及び農業委員会の順に行いたいと思います。それでは,各担当の紹介も兼ねて,市民部長より順に,本年度の主要事業並びに所管事務について説明をお願いいたします。

市民部長)市民部長の金子です。よろしくお願いいたします。私から,17年度市民部業務概要の1ページ,組織図をご説明いたします。市民部は,昨年と同様の3課体制で,市民課13名,市民活動課5名,環境保全課13名の,総数33名の体制でございます。職員数も昨年と同数でございますが,市民活動課,環境保全課に副課長が配置されまして,管理職は6名から8名となりました。続きまして事務分掌につきましては,主要施策とあわせまして各担当よりご説明させていただきます。

(副部長より順に自己紹介)

市民課長)それでは市民課の事務分掌についてご説明申し上げます。お手元の資料2ページですが,委員さんご承知のとおり,市民課においては主に住民票,印鑑証明,各種証明及び出生,死亡等の届出について1番の届出書式からはじまり9番の書式で届出を受け,事務分掌に基づき業務を行っております。次に4ページでございますが,17年度主要事業施策概要についてご説明申し上げます。まず最初に,住民基本台帳についてご説明申し上げます。平成17年4月1日現在の人口でございますが,男2万6,484人,女2万6,855人,合計5万3,339名であります。世帯数で申し上げますと,1万9,399世帯となっております。次に外国人登録の状況ですが,789名が登録されており,世帯数で申し上げますと618世帯となっております。次に,主要事業施策としまして,住民基本台帳ネットワーク運用経費及び戸籍電算化事業についてご説明申し上げます。住民基本台帳ネットワークの運用状況でございますが,平成14年8月5日より第1次稼動として始まり,平成15年8月25日から第2次稼動として全国の市町村の窓口において住民基本台帳カードの発行,住民票写しの発行を全国どこの市町村でも受けられるというような広域交付ということで,事業を展開しております。第2次運用開始から平成17年3月31日現在での住民基本台帳カードの件数でございますが,143件発行しております。広域交付について申し上げますと,県内の利用者が17件,県外の住民の方が9件,合計26件の交付を行っております。次に予算について申し上げますと,事業については消耗品で10万6,000円,郵便料で14万9,000円を計上しています。次に戸籍電算化事業546万円についてご説明申し上げます。戸籍電算化事業経費ですが,平成15年,16年の2カ年の継続事業として整備を行い,平成16年12月4日より運用を開始しております。予算の内訳ですが,戸籍システム保守委託料の135万円,戸籍システムの保守管理の経費でございます。この委託料は,電算システムの状態を良好に保つための保守管理委託でございまして,各種機器の点検,運用システムソフトのプログラム等の保守管理の委託です。この委託については,昨年12月の導入より本年6月までは保障期間となっておりましたが,新たに新年度予算として7月からの保守点検の業務委託になります。月額15万円の9か月分でありまして,135万円を計上しております。次に備品借上料153万6,000円,これは戸籍電算化機器のメインサーバー1台,バックアップサーバー1台,戸籍業務用端末機器4台及び,プリンタ4台の借上げ料でございます。予算で言いますと,月額12万7,995円の12か月分ということで,153万5,940円になっております。次に戸籍システム使用料の239万4,000円ですが,戸籍電算システムを稼動させる上で必要な運用ソフト,内容は,検索処理,異動処理,各種帳票出力等のソフトの使用料でございます。予算で申し上げますと,19万9,500円の12か月分で239万4,000円を計上しております。以上が市民課の17年度の主要業務でございます。

市民活動課長)それでは市民活動課の事務分掌及び主要施策についてご説明申し上げます。2ページの事務分掌,市民活動課部分の1番の地域活動の推進に関することから,11番の部内の庶務に関することということで,記載されているような業務を所管しておりますけれど,大きく分けまして交通関係,交通事故防止や交通安全に関すること,また,消費生活,消費者団体等に関すること,地域のコミュニティに関すること,また防犯関係に関することでございます。どのような内容かと申しますと,5ページをご覧ください。総務費の中の交通安全対策経費,これは,各小学校区,石岡市内に現在23名の民間交通指導員がございますが,小学校の児童が登校する交通危険箇所に立って安全に通学を行えるようにするという民間交通指導員の報酬が,583万2,000円。カーブミラーの設置,これは市で約1,500台のカーブミラーが設置されております。地域の代表の方からの設置要望にこたえるもの,あるいは現在設置してあるカーブミラーの修理,修繕の費用です。これが285万9,000円。次に,チャイルドシート貸し出し事業ですが,現在,市には194台のチャイルドシートがありますが,これを1人に年間1台の割合で貸出しております。予算額が32万4,000円というのは,貸し出しそのものは無料なのですが,汚れたものを貸せないということで,クリーニング代1,500円と保険代として500円ということで,1台貸すごとに2,000円の手数料をいただいております。次に駐輪場管理委託料ということで,駅東東に1箇所と,駅西側,両脇にそれぞれ1カ所の,計3カ所がございます。これはシルバー人材センターに朝と夕方1時間ほど管理を委託している費用です。次に交通安全対策工事,これはスクールゾーンが27,8カ所ありますので,その塗装がはげて見づらくなったところなどを順次塗り替えをしていると。17年度は府中小学校区で新たにスクールゾーンを設置してくれということで学校及びPTAから要望されておりますので,この予算は約3カ所分ですが,そのうち2カ所は新たに府中小学校区内の危険箇所に設置する予定でおります。さらに1カ所,塗装等が見づらいところの塗り替え工事を予定しております。それから交通安全対策協議会補助金として187万2,000円,続きまして街路灯・防犯灯事業ということで,街路灯設置工事70万円です。街路灯というのは,学校の通学路,集団的に帰るような通学路で町内や集落でも明かりを立てないようなところ,畑や山などの人家がないところのような誰も立ててくれないところや交通の危険箇所等に,石岡市の予算で街路灯を設置します。維持管理も電気料も石岡市が負担します。そのような街路灯の設置工事です。70万といいますと,基数にして17,8灯になります。続きまして防犯灯設置事業補助金180万円。この防犯灯といいますのは,地元の地区の代表者から,防犯のために必要だということで要望がある街灯でございます。これが立て方によって1万円,1万5,000円,3万とそれぞれ上限の枠が決まっておりまして,地区の代表の方によりまして申請を受け,予算の範囲内で補助をしているものです。続きましては市民盆踊り大会事業費。これは今まで180万円という事業費で委託しておりましたが,一部の地域だけ,毎年決まった人しか来ない,マンネリ化しているのではないかということで,いろいろと検討しまして,17年度以降どのように運営したらいいかと検討したところ,隔年にしたほうがいいとか,一部地域だけであるから廃止したほうがいいとか,いろいろな意見がありましたが,現在の実行委員会で諮ったところ,やはり市民の憩いの場で,予算が減っても予算の範囲内で何とかやるように努力しようということで,この17年度も131万という予算で実行をする予定でございます。続きましてコミュニティセンター維持管理経費,南台地区,杉並地区,鹿の子地区にそれぞれコミュニティセンターがございます。この維持管理経費,304万3,000円です。続きまして桜づつみ維持管理経費,愛郷橋の右岸のすぐ下に桜づつみ公園がございます。その場所の除草及び植栽の管理の維持管理でございます。簡易トイレは年間を通じて業者からリースで借りております。あわせまして,除草委託料が89万円と,その他の維持管理経費で157万9,000円でございます。余談になりますけれど,あの場所の桜がソメイヨシノではなくて赤いピンク色の花が咲いていると。これについてある地区の方からきちんと分かるように名札をつけてはどうかという意見がありましたので,調べた結果,「陽光」という名の品種でございました。湿気に強くて病気にも強いという桜で,147本ほど植わっておりますが,その中に何本か「陽光」という名札をつけたところです。続きまして,安全安心まちづくり推進事業,防犯関係の事業ですけれど,この中で,去年はじめてエンゼルパトロール制度を開始しました。現在314名になっております。17年度も引き続き人数を増やして,研修会等を開きたいと思っております。それと茨城県防犯協会石岡支部の負担金ということで,茨城県防犯協会石岡支部の事務局は石岡警察署生活安全課でありまして,今月の21日にも石岡駅前でPRをするということで,警察のほうの協力要請によって交通安全運動をしております。一番最後になりますけれど,商工費,消費者保護育成事業,これは去年開設しました消費生活センターでございます。去年の12月は110件ほども相談があったのですが,現在は平均して50件から60件ぐらいということで,一時に比べて安定してきたと。週4回,月,水,木,金の4日間,朝の9時半から夕方4時半まで専門の相談員が1人で相談を受けております。

環境保全課長)続きまして,環境保全課の所管事項でございます。2ページでございます。業務が多岐にわたっておりますので,分類してご説明申し上げます。1番と2番は環境美化関係です。3番,そ族,有害害虫に関すること,4番,犬の登録,狂犬病の予防及び野犬対策に関すること,これは,狂犬病予防法に関する業務でございます。次が災害防疫に関すること,6番,7番が特別会計,簡易水道,市営霊園及び墓地に関することです。続きまして8番から11番までが環境全般に関する条項です。続きまして3ページになりますが,12番から17番は,環境の中でも特に水質,霞ヶ浦やそこに流入する河川等の水質関係の業務でございます。18番から24番までは廃棄物に関すること,25番が環境マネジメントシステムに関することでございます。次に,本年度の事業でございます。6ページをご覧ください。まず総務費の公害対策経費ですが,これは大気,悪臭,土壌,自動車排ガス調査の委託料でございます。霞ヶ浦浄化対策経費としまして,水質の分析がございます。また,山王川などで魚が浮き上がったときの対応などに40万円の予算です。それから山王川植生浄化施設管理の委託料,除草などでございます。それから池の水質分析,5箇所で行っています。合併処理浄化槽設置事業補助金ですが,国・県の補助制度にのっとって補助するものです。水辺環境施策推進事業補助金に関しましては,市民の方々,団体等が事業を起こしたときに2分の1を限度として補助するものです。水の路クリーンナップ事業は,高浜にあります排水路浄化施設の維持管理に要する費用です。次の生活排水浄化モデル事業ですが,東の辻の池に関しまして,これは生板池に流入するものでございますが,これを活用して浄化を進める事業です。美化推進事業は,草花,種子等の購入費用で,これは公共施設に配置している草花の購入費,それから庁舎や商店会のプランターなどに利用する植栽管理の委託料でございます。次に衛生費です。石岡地方斎場組合負担金。それから環境美化推進事業として美しい石岡をつくる市民の会への補助金でございます。特別会計繰出金は,霊園事業特別会計への繰り出しでございます。環境マネジメントシステム推進事業,講師謝礼6万円他でございます。環境基本計画推進事業としまして,審議会委員への報酬と環境学習会講師謝礼ということで,これは昨年から「石岡エコカレッジ」というものを開設しまして,一般市民から募集をしまして,さまざまな環境学習を進めているところです。この講師の謝礼で,新規でございます。次に清掃一般事務費でございます。これは,湖北環境衛生組合の負担金,それから霞台厚生施設組合に対する負担金の衛生分,この2つが主でございます。塵芥処理経費ですが,不法投棄監視員報酬,ごみ収集袋の購入費,販売手数料,ごみ袋を販売する場合は当店に対しましてたとえば45リットルですと15円の定価に対しまして12円で販売をし,3円を手数料とするシステムになっておりますので,それに要する手数料でございます。ごみ収集委託料は,一般家庭から排出される集積所のごみを運搬するのに要する委託料です。ごみ減量・資源化推進事業は,ごみ収集日カレンダーを毎年度作成しておりますので,その費用でございます。それから生ごみ処理減量化補助金,コンポスト化する機器を一般家庭で購入した場合に1万円を上限として助成をするものです。資源ごみ回収補助金は,子供会等が集団回収を行ったものに対する補助です。次にし尿処理経費ですが,収入証紙販売手数料と汲み取り委託料が主なものです。次に特別会計繰出金は,簡易水道事業特別会計への繰出でございます。次に特別会計は二つございます。簡易水道事業と霊園事業です。それぞれ維持管理経費等が計上されてございます。以上です。

小吹委員長)以上で,説明は終わりました。この際,質問がございましたら,挙手によりお願いいたします。

前島委員)2点ほど質問いたします。1点目ですが,部長に質問しますが,新しい副部長さんとなりましたが,出席者名簿を見ますと,「市民部副部長兼環境対策推進担当」とあります。副部長で環境対策推進担当というのは,前年度まではいなかったのですか。今期あらためてそのような担当が配置されたのかどうかをお聞きします。それから,具体的にそれぞれの事務分掌が載っていますが,環境対策推進担当の職務というのは具体的にどのような仕事を行うのか,回数でこういうことを何回やるとか,ご説明願いたいと思います。兼務辞令を発令しているわけですから,仕事というのは明確に位置づけられていると思いますので,それをお聞きしたいと思います。それから市民活動課長にご質問しますが,市民盆踊り大会が130万円という予算で,削減した内容について説明いただいて,削減することについては非常にいいことだと。これにかかわらずいろいろな業務の改革をやっているわけですから。私も中身を落とさなければ賛成です。ただ,質問は,17年度は例年通りやりますと,130万という予算で。私が心配し,聞きたいのは,ご存知のように10月に合併があって,神栄跡地,現在盆踊り大会を行っているところは近い将来複合施設が建設予定になっているのですけれど,それに鑑みまして,17年度はできるとは思いますけれど,執行部のほうで今後盆踊りを続行するのかしないのか,それからするとすれば今神栄跡地でやっていますよね。この辺について差し支えない範囲でお答えいただければ。決まっていなければそれでいいのですが,続けるか続けないかということは今課長も議論されていると思いますけれど,当然あの場所は使えなくなりますからね。その辺も含めて,考えていることがあれば,予算は結構ですけれどお聞かせ願いたいと思います。それからもう1点,これが終わった後,経済部・農業委員会もやるのですが,主要事業説明の書式が各部ばらばらなんですよね。これはやっぱり庁内で統一化すべきと思うのですが,それについて部長はどう思いますか。同じ書式にしてパソコンに入れておけば,そこに入力するだけでいいんですよね。仕事もやはり簡素化として,行財政改革以前の問題なんですよね。共通認識の下に共通書式で共通の内容で職員・議員含めて様式を統一するということも必要だと思うのですが,今はばらばらにやられていると思いますが,その辺どうなのでしょうか。整合性を図れるのでしょうか。その辺をお聞かせ願いたいと思います。

市民部長)それでは,私のほうから副部長職の兼務について質問がありました。兼務ということで発令がなされました。これについては,これまではなくて,17年度に新規でもって環境対策推進担当ということで兼務となってございます。具体的な内容ということでございますが,私どものほうで現在,環境基本計画や地球温暖化に関する計画ができてございます。これらの推進をさらに図っていかなければならないということでございます。これにつきましては,私ども市民部だけで解決する問題ではございません。全庁あげて取り組んでいくことが必要な部分ですので,新たに今年度から副部長が兼務でもって推進担当になっております。また,この事業の回数ということでございますが,特に回数などは決まっておりませんで,常時の仕事の中で推進を図っていくということでございます。それから,3点目,この資料でもって業務内容の提出をしておりますが,各部まちまちということですので,私どものほうからこのようなことで統一化してはどうかと提案させていただきたいと思います。全庁統一した書式に今後改めるようお話していきたいと思います。

市民活動課長)市民盆踊り大会についてお答えします。予算のことはいいということでしたが,50万という大きなカットでしましたので,まず私どもが考えているのは,商工会議所の青年部やTMO等に委託できれば一番いいかと思うのですけれど,現在は実行委員会がありまして,予算の切り詰めの一番は商品,見物客などにはあまり商品を出さないで,実際に参加して踊ってくれた人に商品を出すということと,櫓や電線等についても業者と交渉してできるだけ安くしてもらうということ,それから子供向けにすいかや輪投げという行事もやっていますけれど,本当に盆踊り主体の行事としなければなりませんので,そういうようなものも削っていかないとなかなか130万では収まらないかなというふうに考えております。やる場合にはそういう方法しかないと思います。また実施する場所ですけれど,16年度に決定する時も,イベント広場だけでなくて以前にやっていた国府公園がいいのではないかという話も出たのですが,いろいろ話をした結果,駐車場の問題とかさまざまな問題もありまして,今までどおりイベント広場でということで決まりました。何もイベント広場だけという意見ではございませんので,適当な場所,たとえば国府公園でもできないことはないと思います。ですが,われわれ担当としまして,合併を向かえまして,大きな石岡市となって広範囲な地区になった場合,必ずしも市の予算を一部の地区だけで使っていいのかどうかというのは疑問もありますので,合併になって,またさらに協議して,このまま続けるか,隔年にするか,方法等を検討しなければならないと考えております。方法はまだ分かっておりませんけれど,そのような気持ちでおります。

前島委員)まず課長の答弁についてですが,今年は盆踊りについてはあの場所でできると思います。そうすると,来年は合併が分かっているわけですから,やりたくてもあの場所では難しくなっていくと思います。ですから,そうなるとどこで開催をするのか,執行部でやるような方向でいるのかなと,そういうことでお聞きしたのですが,今の答弁ですと,合併してみないとよく分かりませんので。いずれにしてもなくなってしまうと寂しいかなと。私はあまり行っていないですけれど,国府公園のときは行っていたのですが,できるのであれば市民の活動として続けて,場所はどこにしても。国府公園でやれという意見ではないですよ。ただ,続けられるのであれば年に1回ぐらいのことですからどこかで開催をしたらいいのではないかと思います。私が小学校のころは石岡小学校の校庭で総社宮が燃えたときに盆踊りをやっていたような記憶がありますが。そういうことも含めて継続できるのであればぜひ継続したほうがいいかなと思っていましたので,お聞きしました。それから書式については,この後経済部もありますので,経済部にも要望としてお話をしておきます。それから,環境対策推進担当のお話ですけれど,17年度新規だと。これは名前からして一命ですよね。部長の説明ですと,当市には環境基本計画や地球温暖化関係の計画があるから,その業務を副部長さんが担当するということなのですが,これはどちらも法律に基づいた環境方針,環境基準,いずれも国の法律,県の条例などからきている話だと思いますね。部長の説明ですとその二つをメインにやるということですけれど,具体的に自治体としては何をやるのですか。大きくは分かりますよ。国,県の言っている法律からつくったのでしょう。これは傾向としてはどこの自治体でも推進する担当者というのは4月で発令されたのですか。県からの指導とか,そういうものがあったのですか。それが1点。それから具体的に,そういう条例があるのだけれども副部長さんは具体的に1年間何をやるのでしょう。そこをもうちょっと詳しくお答え願いたいと思いますが,無理でしょうか。そこまでは決まっていないでしょうかね。決まっていないとすればそれはおかしいとは思うのですが。これは6月議会でも市長に質問します。環境推進担当と,企業誘致推進担当と,それから行革担当と,発令が3つ出ましたよね。副部長さん,担当副部長さんというのはそんなに暇ではないと思うのですがね。兼務でいいのかどうかというのも,庁内でいろいろ議論されての結論なのですか。部長は庁内会議に出て市長のほうから説明を受けていると思うのですが,十分に議論して環境対策推進担当ができたのか,これを置かなくてはだめだと,そうでないとこの計画ができないのかどうか。どうなのでしょうか。市民経済委員会ですから,ざっくばらんに言って結構です。

市民部長)兼務でもっての環境対策推進担当でございますが,これは県の指導ということではございませんで,私ども,また新聞等においても今一番課題となっております環境問題,この対策の推進をさらに図るということで担当が設置されたというふうに,私は認識してございます。私ども内部で議論された中で担当が設置されたということではなくて,総括的に総務部のほうで新たに推進を図るということで担当が置かれたというふうに,私どもは認識しております。

前島委員)具体的なことは総務部のほうではないでしょう,担当は副部長なのだから。では具体的に何をやるんですか。それを聞いているんですよ。どういう仕事をやるんですか。具体的に言ってください。温暖化防止のためにこういう仕事をやるとか。

市民部長)環境担当の仕事の内容,具体的にどのようなことをやるのかということですが,環境問題は幅広い問題でありまして一口ではなかなか申し上げられませんが,先ほど言いましたように,環境基本計画をさらに推進を図るということでございます。

前島委員)環境保全課長もいるのに,副部長の兼務とはなんなの。私は別に責めているわけではないけれど,兼務辞令の出た副部長というのは何の仕事をやるのですかと聞いているんですよ。今までの副部長さんは何をやっていたの。今までの方の仕事のほかに環境対策をやるんでしょう。そんなに1人で2人分できるんですか。だから,今までの副部長さんの業務を削って,新たにこの兼務の業務をやりなさいということなんでしょう。そこも知りたいんですよ。人間というのは,2人分はできないんです。なにか削らなければ。本来であれば,兼務辞令を出すくらいなら環境担当とか専門職にしなければ,片手間にできる問題ではないと思うのですけれどね。当然,市長が発令する前には,市民部長は市長からレクチャーがあって,どういう仕事をやらせようかとか案が作られていると思うんですよね。その案が,環境問題が幅広いからそれをやらせようというものになっているのでしょうかね。どうも私が納得できないのですが。本人はどうなんでしょうね。どういう発令を受けているんですか。

市民部副部長)私,発令の時に,市長のほうから呼ばれまして,いろいろ話をしたわけですが,特に環境対策推進担当ということで,これから環境に対するいろいろな課題が出てくるという話がされました。そういう中で,環境対策推進担当ができたのかなと思っております。

前島委員)新しい副部長さんはそう市長に言われたのだと思いますが,そういうことであれば,制度的には環境対策推進担当というのはいらないと思いますよ。課長がいるんですから。推進担当を設けなくても。部長副部長は部を総括するのですから。わざわざ環境対策推進担当などつけなくても,やるのが当然でしょう。逆に名前をつけてしまったら,新しい副部長さんも新人ですからそれだけやればいいんだと。そういう問題ではないと思います。部を統括するのは部長であり,部長を補佐するのは副部長です。推進担当なんて辞令を発令しなくたって,やるのは当然でしょう。環境保全課さんの事務分掌の中で26項目ありますけれど,やるのは当然でしょうよ,報酬もらっているんだから。わざわざ担当をつけなくても。事務分掌というのはないんですか。あったら出してください。

小吹委員長)担当職員も市長の発令で担当になるわけですから,あとは市長に聞いてもらいたいのですが・・・。

前島委員)推進担当の分掌業務だけは出してください。何の仕事をするのか。

小吹委員長)分掌業務は出せますか。暫時休憩します。

−休憩−

小吹委員長)再開いたします。他に発言はございませんか。

鈴木委員)駐輪場管理のことなのですが,どういうことを委託しているんですか。

市民活動課長)3カ所の駐輪場の,朝の混雑時の止め方とか夕方などは,シルバー人材の高齢者の方に行ってもらって,止め方とか,倒れた場合の管理とか。それから,これまでにも引越し時などに粗大ごみに出すとお金がかかるのでわざわざ駐輪場にもってきて置いていく人がいるんですね。あとは,乗れなくなった自転車の捨て場所として利用している人もいるんですね。そういうことを防ぐことや,常時とまっているような自転車を分けるとか,そのようなことの見張り役のようなものですね。そういうことで,各駐輪場に,朝の時間帯1時間程度,夕方に1時間程度,各駐輪場にシルバー人材センターから高齢者の方を出していただいて処理しているということです。

鈴木委員)それは分かりました。非常にごみが落ちていたり,蛍光灯が切れかかったり,そういうことがあるんですよね。そういうことの管理は別な方がやるんですか。

市民活動課長)電気が切れかかったときなどは当然われわれに連絡をしてもらって,われわれのほうで電気屋さんを頼んで直しますし,議員さんがおっしゃったように汚れや紙くずの掃除なども含めての管理です。

鈴木委員)それではあまり管理が行き届いていませんね。それからもう1つ,2年前にもお話しましたが,東口の駐輪場の不審者対策ですね。もしあの場所に不審者が入ってきた場合,1カ所しか出口がないんですよね。そうすると,下に降り口があればそこから降りられるのですけれど,上から来ていろいろやられると,出口が1カ所では非常に困るということを伺っていますので,2年前にお話して,検討しますとおっしゃっていただきましたけれど,その後どうなっているのでしょうか。

市民活動課長)そのお話は,伺っております。その年,財政と協議したのですが,予算を確保することができませんで,そのようにすることができなかったことと,駐車場の関係とか,そういうことでのびのびになってしまっていて,お叱りを受けるのはごもっともだと思いますが,なかなか実施が遅れているというのが現状です。まずは予算の獲得からやっていきたいと思います。

鈴木委員)それから環境のほうなのですが,水質浄化とか悪臭対策ですね。たとえば養鶏でもそうですが,養豚,いろいろな家畜を飼っていて悪臭がする場合ですね。その当家の人は慣れてしまって感じないかもしれませんが,周りの人は非常に感じるんですよ。そういったとき,いろいろな悪臭を消す対策がありますよね。そういう事例をお話して,こういうものもありますけれどと比較してもらうということでお話していただいて,やり方は当事者の方に選んでいただいてもいいんですけれど,そういう指導なり何なりはできないのでしょうか。

環境保全課長)結論から言いますと,できます。いわゆる農業関係の養豚などについては,私が農政課に在籍した折に,臭いの苦情は環境サイドに入りますけれど,その指導は県南地方総合事務所の農業課畜産グループが指導することになっております。その際,地元の農政課のほうに連絡が入り,指導そのものは農業サイドで行います。しかし,実態的な臭いの面もあるわけですから,私どもも同行いたしますので,そういった際には,関係法令がだいぶ変わってきましたので,悪臭の発生源となる堆肥の野積みとか素掘りでそのまま置いておくという状況は改善されてきておりますから事例は少なくなっておりますが,お尋ねの指導の際にいろいろな対策を,こういう例もございますと,こうやれということではなくてこういう例もあるということはお話しておりますので,情報があれば私ども活用させていただきたいと思っております。

前島委員)17年度の主要事業施策には入っていないのですが,以前陳情のあった自動車解体業者の件はどうなりましたか。

環境保全課長)移転先の物色をしまして,農業委員会の農地転用の許可が出ないということで,そういったことから,移転が決まらなかったと。その後,県のほうからその場所での許可申請書を取り下げたというところまでは,県のほうから通知がございました。その後,△△(企業名)が他の場所を物色中であるという情報を得ておりますが,具体的にどこにという情報は現在のところ得ておりません。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,この件につきましては終了します。続きまして,前回の委員会で説明のあった市内施設の臭気に対する要望に関連しまして,報告の申し出がありましたので,これを許します。

環境保全課長)それではご報告申し上げます。かねて三村に所在しております○○(企業名)の件でございます。るる,住民の方々,旧千代田町の役場を通しまして,大変な被害があるというお話しがありました。これに関しまして,事業者側と旧千代田町,現在のかすみがうら市,県を交えまして,事業者自らが自発的に地元説明会を行うということで協議を進めてまいりまして,過日,石岡水内は5月22日の6時から,大原は8月7日の午前中ということで,ほぼ日時が決定しました。また,現在のかすみがうら市の約5,000戸に対しましては,あまりにも世帯数が多すぎるということから,区長さんを対象とした説明会を5月21日に開催するというものでございます。この行政エリアの説明会につきましては,それぞれの市町村の担当部門と県が同席してオブザーバーとなるということでございます。それから,あらかじめお配りしました横書きの資料をご覧いただきたいと思います。新,現行とありまして,これは何かと申しますと,茨城県生活環境の保全等に関する条例施行規則の新旧対照表とでておりますが,これは3月の県議会で議決を経て,(テープ反転)それがこういった名称に変更になったということで,県からこの資料を頂戴しました。この条例は3月24日に公布し,本年10月1日に施行という予定でございます。そのうち,ただいま報告いたしましたつくばファームにかかる変更点がございます。従来は農業振興地域でございましたので対象外となっておりましたが,その対象外の項目が外れまして,農業振興地域であってもいわゆる施設管理基準が該当するというものでございます。左の新のほうをご覧いただきたいのですが,10月1日からこういった内容になるということで,まず別表第13,第40条関係,悪臭特定施設という表現がありますが,右の表から新たに6種類に変更となりましたが,○○(企業名)が該当しそうなものが,3番,5番,6番でございます。3番については,ふん尿を原料とする堆肥の製造に用いる原料置場,乾燥施設,発酵施設とございます。それから,5番の鶏舎ということで,該当すると。それから,6番の鶏ふん乾燥機ですが,文言が非常にあいまいなので確認しましたところ,電気とか動力つきのものを乾燥機というのだそうでございます。そうしますと,○○(企業名)に関しましては,5番の鶏舎と3番の原料置き場,発酵施設というのが該当するのですが,乾燥機はありません。建物の中に野積みされておりますので,6番には該当いたしません。したがって,悪臭特定施設ということになります。そうしますと,その下の別表第14の悪臭特定施設の管理基準がございます。3番,原料は屋外に置かないこと,攪拌方式による家畜ふん尿の乾燥及び発酵は,有効な脱臭施設を有する施設を用いて,又は外部に悪臭のもれにくい構造の建築物内に設置されていることと出ております。このうち一番は該当いたしますが,攪拌方式によるというところは該当いたしません。先ほども申しましたとおり,積み上げられているだけでございますので,3番の施設管理基準については1番のみ該当するということでございます。続いて5番の1番目,鶏舎の内部は悪臭が発生しないよう除ふんを行い,除去した鶏ふんは速やかに処理すること,これに関しましては,鶏舎の中はふんが,下が網になっております。鶏ふんがそのまま落下し,すぐにコンベアーで鶏舎内から搬出されるというようになっておりますので,これは満たしております。2番,鶏舎は外部にふん,汚水などが流れ出ない構造とすること,と出ておりますが,これは完全に密封した建物の中でございますが,これも満たしております。住宅集合地域においては鶏ふんの天日乾燥を行わないこととありますが,当該用地は住宅集合地域ではございませんからこの管理基準は該当いたしませんが,当然,天日乾燥は行っておりませんので,それをもってしても該当しないということができます。県の条例が適用外になったと,本年10月1日から条例が適用になるといっても,現在の○○(企業名)の管理に関して,運用管理に関して,十分新しい条例を充たしているということでございます。この件については,県のほうの見解を確認しましたので,間違いないところでございます。なお,周辺に悪臭を及ばせているという事実は変わりませんので,今後とも県,それからかすみがうら市と協力して,悪臭の発生を抑えるよう,働きかけていくところでございます。

小吹委員長)この件に関しまして,質問ならびにご意見がございましたら,挙手によりお願いいたします。

金子委員)今の説明ですと,特に5番の2に「鶏舎の外部にふん,汚水などが流れ出ない構造とすること」とありますね。去年の台風のときに,三村の排水路に土留め色の水が流れましたね。これはどこの水ですか。

環境保全課長)それは,脱臭施設の中に,これは露天でございますが,鶏ふんを堆積しているところから空気を抜いて,そして隣のプールのような形状のところに脱臭施設がございます。そのプールの中に木材チップが堆積されております。事業者はバーク材と称しておりますが,その木材チップが何メートルか積み重なっておりますが,その一番下に鶏ふんが堆積されている部屋の空気が放出されます。そうしますと,その木材チップに棲みついている微生物がアンモニア等の分解をしてにおいを除去するという構造になっております。これが露天でございますので,雨が降りますとその水が中に入りますので,比較的下の部分にたまった水を外に出す装置がございます。そこが貯留池にたまりまして,それを処理してきれいにして放流するという仕組みになっておりましたが,委員さんのおっしゃいました時は,大量に雨が降りましたので,その貯留池では能力が足りなかったということで,流出が発生したわけでございます。たまたま私どもの職員の父親に通報がありましたので,直ちに現場に急行し,事業者に確認をして,そういった事実が判明いたしました。また,対応としまして,そういった露天では長雨,台風の際に同じようなことが起きる可能性があるということから,屋根をかけるということで,事業者のほうから改善計画案を,やるというお約束をいただいているところでございます。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で市民部所管事項の説明は終了いたします。暫時休憩いたします。

−休憩−
( 市民部退席 )

小吹委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。次に,平成17年度における主要事業と所管事務について,経済部並びに農業委員会所管を議題といたします。それでは,各担当の紹介も兼ね,経済部長から順に,本年度の主要事業及び所管事務について説明をお願いいたします。

経済部長)はじめに,経済部の職員の紹介をいたします。(職員紹介)続きまして,事務分掌についてご説明いたします。経済部には農政課,農村整備課,商工観光課の3つの課がございます。はじめに農政課ですが,農政の企画及び調整に関すること,米の生産調整に関すること,農業経営の指導に関すること,病害虫の防除に関すること,畜産業,水産業,林業に関すること,果樹,園芸,養蚕業に関すること,有害鳥獣の捕獲の許可及び狩猟に関すること,農業振興計画に関すること,農地の利用計画に関すること,農業関係諸団体に関すること,農産物の流通対策に関すること,農業資金に関すること,その他農業に関すること,部内の庶務に関すること,これが農政課の事務分掌でございます。続きまして農村整備課ですが,土地改良基盤整備事業に関すること,土地改良事業の推進及び計画調整に関すること,地籍調査に関すること,市町村境の表示に関すること,農業集落排水事業に関することであります。続きまして商工観光課でございます。商工業の振興発展に関すること,金融対策に関すること,企業労働の対策及び勤労者対策に関すること,米穀小売業者の登録に関すること,商工業関係機関及び団体との連絡調整に関すること,計量器に関すること,その他商工業に関すること,観光に関すること,観光関係団体との連絡調整に関すること,常陸風土記の丘の管理,運営に関することでございます。詳細につきましては,担当課長からご説明いたします。

農政課副課長)4月に農政課副課長になりました笹目です。よろしくお願いいたします。それでは,資料に基づきまして農政課の主要事業施策についてご説明いたします。農政一般経費,営農研修センターの管理運営に要する経費ということで,1,789万3,000円を予算額としております。続きまして,農業振興経費の中の農業振興事業補助金としまして,石岡市梨組合,石岡地区たばこ奨励会に対する補助といたしまして64万円,同じ費目の中で水稲病害虫防除事業補助金ということで95万円の補助金を予算化しております。続きまして米消費拡大対策事業の中で,例年行われております米祭りを10月に実施する予定で,105万円を計上しております。次にふれあい農園の維持管理経費としまして,ふれあい農園管理委託料,借地料としまして,宮部地区,東府中地区の委託料41万5,000円,借地料として140万6,000円を予算としております。続きまして食と農の交流プラザ事業ということで,食と農をテーマとした講話・研修会の講師謝礼としまして18万円を予定しています。続きまして畜産一般事務費といたしまして,豚オーエスキー病の予防注射の補助金として36万円を予定しております。次に林政一般事務としまして,市内の小学校9校と中学校4校に対しまして,緑の少年団への補助金として75万4,000円を予算化しています。ページめくりまして森林保全事業の中で,松くい虫の防除事業としまして94万6,000円,森林保全維持管理作業の委託料としまして,龍神の森及び生活環境保安林の下草刈りなどを含めまして50万円の予算となっております。民有林造林事業の補助金としまして,荒廃した林や林地拡大等に20万2,000円の予算を計上しております。龍神の森整備事業につきましては,17年度実施計画としまして管理棟の建設,トイレ,芝生広場,照明等の整備を予定しておりまして,予算額4,393万5,000円です。次に農政企画一般事務費につきましては,課長より説明いたします。

農政課長)続きまして,農政企画一般事務費でございます。農業経営の改善資金等の借り入れに対します利子補給150万でございます。それから,農協営農活動活性化事業補助金でございますが,ひたち野農協の生産部会がございます。この部会の育成と営農指導体制の強化,整備と,栽培技術の高位平準化,銘柄化への推進を図って,農業の振興,農村の活性化を図るため活動資金として補助するものでございます。次にふれあいセンターの維持管理経費ですが,管理運営委託料,三村地区,関川地区に2つのふれあいセンターがございます。この管理運営にかかる委託料が136万8,000円です。次に銘柄産地推進事業,いばらきの野菜産地強化総合対策事業補助金1,500万でございます。これにつきましては,ひたち野農協さんの蔬菜部会が事業主体となりまして,パプリカの養液土耕栽培を計画しているということで,事業費3,000万円に対しまして県,市合わせまして2分の1補助。続きまして,園芸産地マーケティング強化事業,梨,れんこんなどの園芸品目の品質向上運動を展開し,栽培技術の向上や品質の統一に向けた取り組みを推進し,生産集団の育成を図るものです。次に水田農業構造改革推進事業ですが,従来行っている転作の奨励補助金でございます。集落が生産調整を達成した場合,1反歩あたり5,000円の補助をするものです。1,300万円の補助を予定しております。次に生産調整定着化促進補助金,これにつきましては,野菜,永年性作物を作付した場合,1反歩あたり5,000円の補助を行い,予算総額で546万円でございます。次に加工用米集荷促進対策事業補助金,これは加工用米を出荷した場合,一袋あたり1,500円を補助するものです。345万円の予算です。次に調整水田促進対策事業補助金,これにつきましては水田を管理し水稲を作付しなかった水田に対して,1反歩あたり2万5,000円の補助をするものです。次に水田農業構造改革支援事業補助金,事業主体がひたち野農協でございます。これにつきましては,現在,水田農業構造改革推進の中で,転作の振興作物の新たな導入,今,試験的ではございますけれど,ひまわりの生産を本年度から始めてございます。それからお米のほうになりますけれど,一つは減農薬,多様な米づくりということで酒米の生産をやるなど,進めているところでございます。こういうことで,水田の多様な活用を図って構造改革を進めていくと考えてございます。それからそば産地化促進事業補助金ですが,そばを団地化等で作付した場合,1反歩あたり3万5,000円の補助をいたします。次に麦・大豆・飼料作物栽培促進補助金でございますが,石岡市としましては,現在麦で行っております。麦を団地化等で作付した場合に1反歩あたり3万8,000円を補助金とします。以上です。

農村整備課長)それでは続きまして,農村整備課の平成17年度における主要事業についてご説明いたします。最初に土地改良関係事務費ですが,9,251万円であります。国営石岡台地農業水利事業償還費補助金2,169万6,000円でございます。これにつきましては,農業用水の安定供給を目的とした国営石岡台地農業水利事業で農地造成や換地を実施した工事費の償還について,受益者の負担軽減を図るための補助金でありまして,平成2年度より補助しているところでございます。次に国営石岡台地農業水利事業償還費負担金908万7,000円は,昭和45年に着手した平国営事業が成元年に完了し,平成2年度より26年度までの25年間をかけて償還することとなり,償還にあたり償還相当額等について組合員の負担軽減を図るため,国,県,市町村における助成等の対策を講じることによる負担金でございます。次に,農道・農業排水整備事業元利金補償5,211万8,000円ですが,非補助の事業名称により農道整備事業及び農業排水路整備事業を実施するため,農林漁業金融公庫から農業基盤整備資金として融資を受けました償還金であります。農道整備工事としましては17件,3億7,481万円に対する元利金補償です。また,農業排水整備工事としまして,件数は13件,1億8,455万円に対する元利金補償です。このほかに,かん水防除施設管理費補助金,石岡台地土地改良区負担金等の予算でございます。次に,畑地帯総合整備事業2,500万円でございます。この事業の基本方針は,農業担い手等の農業経営改善を図るため,農業基盤の整備をはじめ,高付加価値低コスト農業や,農業の体質強化を推進して,収益性の高い安定した特色ある農業を目指すものでございます。基盤整備の方法として,農作業の省力化をはかり,流通及び農作業の効率化を高め,幹線道路を整備し,農業用排水施設を整え,安定した営農が可能となる整備を行うものです。事業主体は茨城県です。平成17年の予算額は,県が実施する用地測量,用地買収に対する負担金です。次に農道・農業用排水路整備事業219万2,000円ですが,農道・農業用排水路補修工事費73万円については,簡易な補修工事をするための経費でございます。農道・農業用排水路補修用材146万2,000円につきましては,地域で施工できる程度の工事について市が原材料を交付して,地域の能力奉仕で行ってもらうための経費でございます。次に地籍調査ですが,平成17年度につきましては駅東V地区,石岡市役所周辺ですが,0.25km,800筆を実施することで準備を進めております。予算額は1,077万3,000円であり,測量調査等委託料,地籍調査補助員賃金等の経費でございます。次に農業集落排水事業についてですが,平成13年度から計画戸数520戸で石岡西部地区の整備を進めており,17年度の予算としましては,3億3,781万4,000円です。うち,建設費については2億8,105万9,000円であり,関川石川地区及び出し山地区の桝設置工事及び,石岡西部地区の実施設計委託や管渠埋設工事として延長1,800m,処理場建設工事として**工事を予定しております。以上が農村整備課の主要事業です。

商工観光課長)商工観光課の17年度の事業についてご説明申し上げます。まず商工関係でございますが,自治金融事務委託料142万5,000円,当市の中小企業者に対する自治金融による融資事務を行うものに対して委託料を払うということで,委託先は商工会議所でございます。次に産業祭委託料430万円は,市内の産業振興ということで毎年行っております。本年は10月15,16日を予定しています。次の項目は副課長がご説明申し上げます。次のページ,柏原工業団地運営協議会事業補助金180万でございますが,本市産業の基盤であります柏原工業団地のさまざまな活動に対して補助を行うものです。地域社会活動,環境活動事業,安全衛生活動事業ということで,事業費の2分の1以内を補助するものです。次に石岡市工場誘致奨励金1,500万円,本市産業の振興を図るために,新たに工場を立地した企業に対して固定資産税納付額の100分の70を支払うというもので,今年は3年間の2年目として関東共栄株式会社に奨励金を交付しています。次に商工会議所補助金でございます。本市商工業の健全な発展を図るための商工会議所が行う事業に対する補助金でございます。次のページになりまして,中小企業相談所運営補助金1,000万円です。中小企業及び小規模事業者の経営及び技術の改善発展を図るために中小企業相談所が行う事業活動に対する補助を行うもので,商工会議所に対する交付でございます。石岡TMO推進特別委員会補助金285万円につきましては,市からTMO推進事業者として認定しました商工会議所に支払うもので,中心市街地における商店街の再生・活性化を進めることを事業の主体としております。次の下2点につきましても,後ほど副課長がご説明申し上げます。続きまして中小企業事業資金保証料補給金でございます。3,590万円,石岡市資金あっ旋規則に基づきまして,融資を受けたものに対しまして保証料を補助するというもので,保証料年率の1.35パーセントを補助するということです。石岡市資金あっ旋利子補給金2,510万7,000円でございます。資金あっ旋が認められた中小企業者に対しまして,利子補給を行います。12年度より実施しております。これまで3年間の利子補給でございましたが,本年より2年間ということで実施してまいります。自治金融預託金3,000万円でございます。中小企業者の金利負担の軽減を図るために,金融機関に預託を行い金利の引き下げを行うということで,市内12金融機関に1年間の預託を行ってまいります。商工祭事業補助金でございますが,毎年行っております商工会議所主催の商工祭に対しまして補助金を交付してまいります。商店街顔づくりにつきましては,副課長よりご説明申し上げます。続きまして観光関係でございます。おまつり関係委託料,356万1,000円,お祭りの関連事業としまして,仮説トイレの設置及び保守管理,道路清掃,ガードマン業務,案内板の設置等につきまして委託いたします。おまつりスピーカー用入線工事111万3,000円でございます。現在行われております電線地中化整備に伴うお祭り放送用のスピーカーの入線工事でありまして,17年度は石岡停車場線について入線を行ってまいります。次に市観光協会補助金でございます。市の観光事業の振興を行う観光協会に対しまして補助金860万円の交付でございます。おまつり振興協議会補助金712万円であります。昨年度より発足しましたおまつり振興協議会,16年度につきましては観光協会を通して補助金を交付しておりましたが,17年度につきましては市から直接振興協議会に対して補助するということで,712万円を予算化しております。次に観光案内所運営経費,これにつきましては,石岡駅前観光案内所の運営について経費等を支払うもので,観光協会に委託するということで進めてまいります。次にまち蔵藍運営経費ですが,こちらにつきましても中町にあります丁子屋さんを借りて,まちなかの観光の拠点ということで,こちらに対する運営経費でございます。これも観光協会に委託いたします。

商工観光課副課長)
私のほうから,ページ戻りまして中心市街地空き店舗等対策事業補助金952万5,000円についてご説明申し上げます。これについては中心市街地区域内の空き店舗を活用しまして,新規開業者育成及び集客力向上となる専門店等を出展することに対する支援事業であります。これについては14年度より開始しまして,今年度で4年目になります。内容でありますが,家賃等の賃借料でございますが,これについては,経費の5分の2以内,限度額は月額,平米2,000円または10万円ということで,期間については2年間であります。改造費については経費の5分の2以内,限度額が1店舗あたり40万円以内,1回限りであります。続きまして商店街共同事業奨励補助金585万円,これについては商店街共同組合奨励補助金交付規定にそったものでありまして,商店街の振興育成を図るため商店街が行う共同事業に対して事業費の一部を補助するということであります。補助金の額ですが,歩行者天国・大売出し等の事業で商業振興に関するものに,100万円を限度として事業総額の50パーセント以内を補助します。商店会連合会に対しては500万円を限度とします。また,先進地視察,講習会,講演会の事業で商業振興に関するものについては,事業総額の30パーセント以内で30万円を限度としております。連合会については150万円を限度とします。続きまして商店街共同施設設置奨励金190万円につきましても,商店街共同施設設置奨励金交付規定にそったものでありまして,商店街の振興と協同化を目的として,商店街の共同施設の設置に対して奨励金を交付します。主に,対象施設としましては,照明,日よけ,雨よけ等の環境整備に必要な施設であります。補助率は,施設費精算額の10分の5以内であります。続きまして商店街顔づくり整備事業費補助金6,133万2,000円,これにつきましては,茨城県の商店街再生総合支援事業という茨城県の補助事業がありまして,その委託を受けて行う事業であります。内容としましては,地域の特性に応じた商店街景観の形成や賑わいのある商店街づくりを推進するため,商店街団体が行う個店等の店頭前面部分の改造・改装整備事業であります。平成15年度が初年度で,今年度が3カ年事業の最終年度となります。補助率としましては,3分の2以内,内訳としましてそのうち3分の1を県が,市が3分の1となります。補助限度額は1店舗あたり332万円,15年度には3店舗完了,昨年度は12店舗完了,合計で15店舗が完了いたしました。今年度は23店舗を予定しております。

商工観光課副課長風土記の丘担当)常陸風土記の丘について説明させていただきます。常陸風土記の丘運営委託金3,250万9,000円,これは,常陸風土記の丘の管理運営を,財団法人石岡市開発公社に委託するものでございます。内容としましては,古代復元家屋等の建物管理,夜間警備や建物清掃,除草業務等の委託でございます。また,植栽管理,光熱水費等,その他管理,事務経費であります。次に常陸風土記の丘運営補助金2,001万3,000円,これは開発公社に管理運営を委託しまして,それにかかります開発公社職員の給与,臨時職員の賃金及び各種イベント等の経費でございます。イベント事業としましては,四季折々の花にあわせまして4月はさくらまつり,5月は五月まつり,6月はユリまつり,7月下旬には大賀ハスによる観蓮会,10月にはコスモスまつり,その他,体験学習活動事業,展示活動事業,地域交流活動事業,写真コンクール等の事業実施を予定しているところです。続きまして建物修繕100万円ですが,茅葺き屋根の修繕工事でございまして,場所につきましては有料エリア内の鎌倉住居のグシ部分の修繕,それと鹿の子遺跡2号連房住居の修繕しました残りの部分の修繕を予定しています。続きまして次のページで常陸風土記の丘施設整備工事,219万3,000円,これは,ユリ圃場整備工事,スカシユリにつきましては連作障害を起こしやすい,球根が年々分球化して小さくなるというような特性がありますので,定期的に土壌改良及び球根の植え替え工事が必要になってくるものであります。そういうことで,今年度,面積にしまして役400平方メートルの圃場の整備工事を行うものです。次に浄化槽のポンプ取替え工事ですが,風土記の丘に浄化槽が3カ所ございますが,老朽化してきましたので,放流ポンプの交換を行うということで49万3,000円を予定しております。

農業委員会事務局長)平成17年度の農業委員会の主要事業についてご説明申し上げたいと思います。農業委員会の性格及び農業委員については記載のとおりでございます。現在の農業委員さんの任期ですけれど,今年の7月19日までとなっております。国・農水省の通知によりますと,全国で約3分の2の市町村で改選されるようでありまして,当市のような一般市では7月3日の日曜日に告示され,10日の日曜日に投票ということに決まったようでございます。石岡市の農業委員さんもこれにより改選されることになります。なお,八郷町との合併に伴いまして,農業委員さんの定数及び任期につきましては,選挙区委員さんの定数が30人,そして在任特例によりまして,その任期を平成18年の7月19日までとすることで決まっておるところでございます。したがって,今回改選される委員さんの任期は来年の7月19日までとなるわけでございます。次に農業委員会の主な業務につきましては,農地法に基づく許認可関係の事務でございます。次のページになりますが,事務局体制としまして私他3名,4人体制でございます。平成17年度の予算につきましては,農業委員会一般経費としまして1,395万3,000円で,主に農業委員さんの報酬等でございます。次に平成16年度の事務処理上の関係につきましては,記載のとおりでございます。以上が農業委員会の事業の概要でございます。

小吹委員長)以上で説明は終わりました。この際,質問がございましたら,挙手によりお願いいたします。

前島委員)
それでは,何点かご質問します。第1回定例会でも質問したのですが,農業集落排水事業の工期遅延についてお尋ねします。今日,議事録が配布になっていたのですが,工期180日で台風が3回来て,地盤改良に20日かかったので,合計しますと54日と20日で74日延びてるわけですよね。それについて,17年度に入ったわけですので,何日の工期変更をしたのかお聞かせ願いたいと思います。

農村整備課副課長)集落排水の処理場土木工事の工期でありますが,前回ご説明しましたが,台風で54日,地盤改良で20日,合計で74日の遅延ですね。当初180日で見ておったのに74日の遅れがありましたのでそれを反映させて,なおかつ,現場が終わりますと設計と現場の出来高をつくる書類関係がございます。これは当初の工期の中ではお話しておりませんでしたけれど,あくまでも現場の終わる日にちが74日で,出来高,設計に対する書類等の作成及び石岡市の鉱区内の検査,及び補助金をもらっている関係で茨城県の土地改良事務所の検査と,そういう部分を考慮しまして6月30日までとさせていただきました。手元に資料がありませんので,6月30日までということでお答えさせていただきます。

前島委員)そうすると,日数としては,もちろん土日は別で除いているのでしょうけれど,4月1日から6月30日まで90日ぐらいの工期延期ということですね。了解しました。続きまして,営農研修センターのことを質問させていただきます。今年度は,先ほどの説明でもありましたけれど1,789万円負担金として計上されて,それが承認されているわけです。今後の動向についてなんですけれど,廃止の方向で行くという話がある中で,シルバー人材センターが借りたいような話を聞いていまして,今後どうなるか分からないという話でしたが,その後どのような動きなのかお聞かせ願いたいと思います。

農政課長)営農研修センターの今後の運営ということでございますけれど,組合としましては本年の12月31日まで管理運営を行って,翌年の1月から清算事務に入ると,翌年の3月31日をもって解散するという予定で進めております。シルバー人材センターにつきましては,そういう話があるということは聞いてはおりますけれど,実際にシルバーが入ってくるというのはまだ確定しておりません。

前島委員)分かりました。前にそういうことを聞いたものですから。それで,研修センターというのは一部事務組合でやっているものですから石岡市だけの意向ではいかないと思いますけれど,例えばシルバーさんがきたり,他の団体の方が買いたいとか譲り受けたいとか,その辺については今後の方向性というのはどのように。清算は1月1日から入るということですが,それは壊してしまう,償却する方向なのか。そういう申込者があれば利活用していくのか,その辺の方針は一部事務組合のほうではどのような考え方で進んでいるのか,わかる範囲内でお願いしたいと思います。

農政課長)営農研修センターにつきましては6カ市町村で構成していますけれど,各議員さんが各市町村からでてセンターでの議会があるわけでございます。そういう中で審議をされておると思いますし,先ほどシルバーという話が出てまいりましたけれど,基本的には壊さないで,施設は他の団体に貸すとか,そういう方向で,職員を合併市の中で取り入れて進めていく,そのように聞いております。

前島委員)了解しました。続きまして龍神の森整備事業についてお聞きします。3月の常任委員会ではじめて私も現場視察に行ってまいりました。そのときにもお話はしたのですが,今年度は管理棟,トイレ棟,今年度整備するわけですよね。キャンプ場視察に行ってきて,意見があればと委員長から言われたのですが,別にいいですということで,時間も過ぎていたのでやらなかったのですが,私が見た感想は,残念だったんです。というのは,私たちも皆さんも子供のころにキャンプファイヤーを,また皆さんの子供さんが小さいときに波付岩キャンプ場や御前山のキャンプ場とかいろいろなところでキャンプをやりました。キャンプファイヤーが池の下,キャンプ場とは離れた・・・。場所が,キャンプを張るところは山の中腹,キャンプファイヤーをやるところはキャンプを張ったところから歩いて5分ぐらい,下り坂で降りていくわけです。風土記の丘の池の下の辺り,平らな部分にコンクリートで丸く火を燃やすような設備がされてまして,つくり方としては大変よかったのですが,その配置,キャンプファイヤーとテントを張る位置が離れているということで,これから街路灯などもつけるとは思うのですが,行きはよいよい帰りは怖いというようなところなんですね。それで,ああいうような実施設計,基本設計をやるときに,どのような方の意見をお聞きになったのか,参考にお尋ねしたいと思います。私が執行部であれば,私はあのようなキャンプ場はつくりません。後で言いますけれど。どのような方の意見を参考にああいうようなレイアウトを決めたのですか。

農政課長)現在,龍神の森整備の中で,キャンプファイヤー場を整備し分けですが,当初の計画では,そこをテントサイトということで予定しておりました。いろいろな方のご意見をいただきまして,特に上に雌池という池がございます。大雨,台風等の場合に下でテントを張っては危険だろうということで,テントサイトを現在の上のところにもってきたんです。それで,今度はキャンプファイヤー場をどこに設置するかということですが,これにつきましては,常任委員会の中でもご質問いただき答弁したところですが,1つは森林法の関係で林地の中では火を燃やせないということが1つあります。現況として,テントサイトからキャンプファイヤー場まで約400メートルほどございます。確かに議員さんのお話の中でちょっと遠いのではないかということでございましたけれど,1つは森林法の中でやむを得ない。もう1つはそのキャンプファイヤーの使い方でございますけれど,子ども会等でキャンプファイヤーを実施するということで現在進めておりますので,子供会についてはキャンプファイヤーというようなことで,大きな目的は火の神聖さといいますか,キャンプファイヤーでは火の神という1つの設定をして儀式を行います。そういう意味では,テントサイトからは離れたほうがいいのではないかと。そういうことで雌池の下に設置をいたしました。大雨等が降った場合にはおのずとキャンプファイヤーも中止になりますので,あの場所に設置をしておけば危険度も少ないだろうということで,キャンプ施設の1つとしてキャンプファイヤーをあの場所に設置しました。

前島委員)考え方は,そういうことで納得する部分もあるのですけれど,ただ,子供会,どういう方が使われるか分かりませんが,大人,子供,老人はどうか分かりませんが,可能性としては早い者勝ちだからそういう諸団体とか,いろいろな方が使う。使っていただきたいですよね。利用率の問題になってきますから。例えば子ども会だけが60人とか何人かでやると,1団体ならいいですけれど2団体,3団体来た場合に,片方はあの場所を使えてもう片方は使えない。そうしたらどこでキャンプファイヤーをやるんですかと。けんかになりますよね。しかもキャンプファイヤーというと,お酒が入りますから。そして花火。つきものですね。そうすると,森林法で林地で火を使えないといいますけれど,当然キャンプを張った場所で子供たちがくれば当然花火をやりますよ。キャンプファイヤー場を団体が使っていると,そうすると,家庭できた人などはどこでやると思いますか。そのときに管理人の方がいて森林法でここで燃やしてはだめだと言ったって,現実的にはやられてしまうよね。で,やはりキャンプファイヤーというのは,キャンプの1つのメインですから,家庭で行っても友達と行っても,団体で行っても,個人で行っても。みんな夜は結構やると思うんですよね。子供会の行事としては火の神様を中心にして仮装して儀式をやりますけれど,不特定多数の方が来るわけですから,子供会ばかりに貸し付けるわけではないと思うんですよね。その辺を加味しますと,将来利用率が悪くなるのではないかと懸念してしまうんですよね。非常にレイアウトが悪いということで。ですから,森林法でひっかかるのだとすれば,うまく森林法でひっかからないようなやり方でもう少しないのかと。それと,テント10張ですよね。私は,これからつくるキャンプ場については,テントを好む方もいればバンガロー式にして,テントではいやだと,利用する側とすればいろいろな要望が・・・今の時代は種々多様ですから。石岡市としてはもう少し検討して。十分検討しての結果こうなったのかも分かりませんが,10棟ぐらいはバンガロー式のものを作ってその周りにキャンプファイヤー場をもう1つつくると。ちょうどあの場所は駐車場になっていますよね。駐車場の近くにバンガローをやって,あの場所をキャンプファイヤーの場所にするとか。駐車場はあんなに舗装しなくてもいいと思うんですよね。それよりはキャンプ場をお金をかけてつくったほうが。なにも砕石でも芝でもいいと思うんですよね。きれいに,駐車場だけはよかったですね。あんな駐車場よりは,むしろ私はキャンプ場のほうにお金をかけてもらって,来る人にもう一度来たいといわれるようなキャンプ場をつくったほうがいいのではないかと,この間思いました。これは予算の関係もありますし,作ってしまうと教育委員会に移管となってくるんですよね。教育委員会さんの意見も十分に聞いていると思いますけれど,せっかく作って1年ぐらいは来たんだけど,2年,3年,4年と経ったら来なくなってしまったというのでは。私それまで議員をやっているかどうかわかりませんけれど,課長も課長より偉くなるのでしょうけれど。私が議員をやっているとなると,質問されますよ。あの時言っていたろうと,私また言いますよ。だから,もう少し,使う側の立場になれば,キャンプファイヤー場と,バンガローを含めた第2キャンプファイヤー場を作るべきだと思うのですが,課長の考えはどうでしょうかね。課長1人の判断では難しいと思いますけれど。もう絶対に変更する考えはないですか。追加でやるとか。

農政課長)予算というものもございますけれど,平成17年度の事業計画の中でキャンプファイヤー場をもう一カ所ということは予定してございません。1つ,繰越明許でこの前の3月補正予算でお認めいただきまして繰り越していますけれど,そういう中で炊事棟,バーベキュー施設を今年度つくりますけれど,その中に芝生広場を設置して,その場所でキャンプファイヤーというのは難しいですけれど,軽い火といいますか,キャンプファイヤーのように大きな火ではなくてそういうことの対応はその芝生広場のほうでできると思います。花火につきましてはできれば控えていただきたいというところがありますけれど,お酒が入ると若干そういうことも考えられなくもありませんけれど。農政課所管ですので,森林法の絡みで中にキャンプファイヤー場をつくることは可能ではないということです。

前島委員)森林法の部分がちょっとやっかいだなと思うのですが。茨城県の,近隣の,つくばさんとか八郷さんとか。近くを見ても,あれも森林法の関係でなっているんですよね。それでも結構,キャンプ場に近いところにキャンプファイヤー場がありますよ。課長も見ていて知っているんでしょう。そうするとなんで石岡だけできないんだということになりますけどね。努力が足りないのかどうかわからないけど。せっかくつくったらあとは利用率ですから,お金かけてつくっても,ほら見ろあんなのをつくるからだと言われないように,やはりつくる以上はたくさんの方,石岡市ばかりでなく近郊の方に活用してもらうと,これが一番大事なことです。どうせ教育委員会にいってしまうのだから,つくればいいと,そういう発想ではだめだと思うんですよ。そういうことはないと思いますけれど,もう少し使うほうの考えになれば使いやすさが。また再度来たいと。一回行ったらあそこはもうだめだよと,こう言われないような,虫が出るからとか。これは別な話ですけどね。この前私が現地を見させていただいて感じたところを,今お話しているんですが。ぜひやってもらいたいと思うのですけれど。キャンプファイヤーというのは夏来ますからね。春から秋にかけてくるんですけれど,風土記の丘に見えますよね,キャンプファイヤーをやっているところが。風土記の丘は何時までやっているんですか。5時で終わりですか。ではキャンプファイヤーをやるころはだれも入ってこないんですね。まあ,あそこからこっちを見た場合に,そこでガンガンと燃やしていると,それで騒いでいる。そういう風景が果たしていいのかどうか。その辺もやはり考えなくては問題があるのではないかという感じがするのですが。分かりました。そういうことで龍神の森については納得はいたしませんけれど,半分ぐらい納得せざるを得ないと。それから最後に,そば産地の質問を前回もしましたけれど,その作付に対しては,休耕地といいますか,補償を出して,17年度はぜひ4,400万出すわけですから,何平米に対していくらと,そういう管理も必要ですけれど,作付けをした作付け量の管理,そば団地のですよ。そばの量。どのくらいの量が出たのか,これをぜひ管理していただきたいというのが,私の要望なんです。これはやらなくても法律でやれということはないかと思うのですが,少なくとも補助金を出した額に対する面積と作付量,あるいは出荷量。なぜこういう質問をするかというと,そばが売れないから手間かけて出荷してもと,そのまま収穫しないんだという農家の方が,本当にいるのかどうかは分かりませんが,私が聞いた話ではいるのだそうです。金をもらってしまえばいいんだと。それであってはちょっとまずいと思うんですよね。少なくとも,売れても売れなくても,きちんと責任をもって収穫してもらったものを市のほうに報告してもらうと。そういうことをぜひ今年度からやっていただきたい。このように思うのですが,いかがでしょうか。

農政課長)たしかにそばにつきましては,平成16年産は台風等で実りが悪かったといいますか,実っても落ちてしまったと,そういうことで,今言われたように済ませてしまったという事例もあるようでございます。ちなみに,平成16年産のそばは一反歩あたり20kg前後とれました。平年作で言いますと,一反歩約100kgです。そういうことで,そういう事例が発生してしまったということでございます。それからそばの45kg一袋で見ますけれど,通常ですと8,000円くらいです。今年は1万8,000円ほど値段がしました。北海道,長野を中心としてどこの産地も採れなかったということもあります。予算委員会でもそういうご質問を受けまして,農協にも連絡しまして,17年産については今委員さんがおっしゃられたとおりのことで進めていきたいと,そのように考えております。

前島委員)よろしくお願いします。それから最後に,議会からの要望なのですが,先ほど市民部のほうにもお話したのですが,たまたま市民経済は2つの部があるものですから,主要施策の書式が,市民部と経済部が不統一なものですから,各部でめいめいに(テープ反転)それから職員の配置図,中身,主要事業の施策,概要,予算項目,これについてぜひ統一したらどうかと,このように要望したいと思います。それで,書式が決まれば,各部にパソコンが入っているのですから,その中に入れていけば統一されますので。行政改革のひとつではありませんけれど,各部がそれぞればらばらというのでは見た目もよくないし,あの部ではこういうことが書いてあるのにこちらの部では書いてないということになりますから,そういうものをぜひ次回からは統一化を図られるように,庁内で少し調整していただきたい,このように思います。これは要望ですから,やってもやらなくてもしょうがないですが,ぜひそのようにしたほうが見やすくていいのかなと,私はこのように思いますので,要望としてお話します。それから,肝心なことを忘れていました。先ほど市民部のほうにもお話したのですが,今回の4月1日で,兼務辞令が発令になっております。経済部のほうは,経済部副部長兼企業等立地調整担当,それから商工観光課長兼企業等立地調整担当,商工観光課副課長兼企業等立地調整担当,このように,経済部さんのほうは兼務辞令が発令になっております。そこで部長にお聞きしますが,この企業等立地調整担当,これは分かります,企業を誘致したりする仕事だと思うのですけれど,石岡市でこの企業立地調整担当という兼務辞令を発令した背景は,新たに工業団地化何かを造って,そのためにこういう職種が必要となったのか,この方は具体的にどのような業務をやられるのか,お聞きしたい。それから,経済部で3名いますけれど,庁舎内でこの3名だけなのか,お聞きいたします。

経済部長)お答え申し上げます。ただいまのご質問の件ですが,今回新たに副部長が,兼務されまして,企業等立地調整担当,そして課長,副課長,それと職員ということで,拝命されました。商工観光課としましては,窓口として企業等の相談という業務はやってきております。今お話がありましたように,柏原工業団地につきましては現在41社が操業しておりまして,いっぱいの状態でございます。お話がありましたように今後工業団地を造成するのかということについては,計画はございません。今回新たにできましたポジションにつきましては,先日の一般質問等でもございましたように,財政等いろいろな面で収益をあげるというようなことからも,例えば私どもに企業さんからご相談等があれば,できるだけ石岡市内に工場等が立地,設置できるように,そういう側面からお手伝いをしていくと。また,できるだけ企業等にPRをしながら,石岡のよさ等につきましてもPRしていく,そのように考えております。よろしくお願いいたします。

前島委員)そうしますと,経済部でいいますと3名の方が兼務辞令をいただいたわけですね。(「担当職員もいれて4名」との声あり)4名ですか。4名の方が今回兼務辞令ではりついたと。私は午前中の市民部でもお話したんですが,兼務ですから,新たに仕事を増やすわけですから,副部長さん,課長さん,副課長さんにね。今の仕事でも少数精鋭で,それぞれの分掌業務の中で日頃忙しい業務をこなしているわけですよね。決して暇とは言いませんけれど,苦労なさってやっておられる方もいます。そういった中で兼務,またプラスして違う仕事をやっていただくと,これに関しては,企業誘致推進というのはどれぐらいの業務量だと考えていらっしゃるんですか。なんだか組合と労使交渉しているような質問になってしまいましたが。部長はどのぐらいの認識をしていらっしゃるのですかね,兼務辞令に対して。私は,本気でやる気があるなら専任職でやらせなければ効果はないと思っていますから,あえてこういう質問をします。特に行財政改革についてはそうですよね。前の議会でも質問しましたけれど。中途半端なことをやっているからだれもやる気がなくなってしまう。それを管理している人も会議もやらない。把握もしないということになってしまうから,できなくなってしまうんですよね。ですから,専門職ということにしなければだめだと,そう考えてこういう質問をしているわけです。よろしくご答弁のほどお願いします。

小吹委員長)私のほうから申し上げますが,昼休みはとらないでこのまま継続して行ってよろしいですか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

経済部長)ただいまのご質問の件でございますけれど,今委員さんからご指摘がありましたとおり,本来ですとその担当専任でやっていただければ一番ありがたい。しかしながら現実問題としまして,任命権者は市長でございますので,拝命された以上は大変だけれども職務を全うしていくというのが一番重要なことになると思いますので,われわれ一丸となってこの職務に対応していきたいと,このように考えております。

前島委員)八割ぐらい納得しました。市長が任命者だということで,午前中も答えられない部分もあったのであれだったのですけれど,本議会で市長に質問するしかないと言ったのですけれど,そうは言っても本音と建前がありますから,今までだってそれぞれ仕事を持っていて,人間というのは2人分というのは絶対できません。能力もありません。まして1人前だってできない人が社会にはたくさんいるんですから。一般的にですよ。ですから,やるんであれば私は,そのポストは別にしても,役職は別にしても,専任者を置いて取り組む姿勢,これがやはり一般の市民にもきちっと理解がされる,ああ,市役所はやる気があるんだなと。任命権者は市長ですから部長に質問してもしょうがないですけれど,非常に残念な兼務発令ですよね。もらった人は暇なのかななんて,そうは思いませんけれど,特に副部長さんが狙われていますからね。副部長ってそんなに暇なのかと,2つの仕事を兼務するほど暇なのかと,そう見られてもしょうがない部分もあります。そういうことで,一応,答弁は了解いたしました。以上で私の質問を終わります。

鈴木委員)長くなって申し訳ありませんがちょっとお尋ねしますが,龍神の森にボランティアが3団体入っていましたよね。草刈りとか。その方はまったくのボランティアでしょうか。オイル代,そういったものもご自分で負担されているんですか。

農政課長)3団体ともまったくの無料でございます。

鈴木委員)草刈りというのは非常に危険,そして労力を要するものです。例えばボランティア保険とかそういうものに加入しているのでしょうか。

農政課長)3団体の1つは,そういうボランティア活動,災害復旧関係を専門にといいますか,ある程度技術を持って行っている団体です。もう1つは自衛隊関係を退職なされた方の団体で,そういう機械の取り扱いについてはある程度熟知をしていると。もう1つは,一般の家庭の方といいますか,ご夫婦の方で,時間を見つけて計画を立てないで,行ける時に行いますよと,そういう家族の方です。保険等については,市としてはまったくかけていません。個人の責任において実施をしていただいております。

鈴木委員)そうしますと,ここに書いてある森林保全維持管理作業の委託料というのとは別個のものですか。私は非常にそういう・・・。事故というのはないとは思うのですが,万が一事故の場合,あまりにも,自己責任ですよというのもお気の毒のような気がするのですよ。ですから,そういう保険とか,ジュース代かなにか,ちょっとそういうものを出していただければいいのではないかと思います。それから役所の草刈機をお借りしたようですが,それが使えないということがあったようです。ですから,使えるような草刈機を置いていただければよろしいかと思います。

農政課長)草刈機につきましては,環境保全課所管,農政課所管のものをお貸しした経過がございます。2台ほど使えなかったと。操作の点もあったのかと思いますけれど,持ち帰って使用したときに,一応かかりました。ですが,もう古い機械もありますので,本年度,農政課所管の予算の中で2台ほど購入を予定しております。

鈴木委員)今度はまちの活性化のことなのですが,今年はデマンド交通,乗り合いタクシーを検討されてますね。そうすると,まちの中にどんどん人が流れ込む可能性が出てくると思います。そういう時に,空き店舗に高齢者のためのサロンのようなものをつくって,高齢者がいきいきとそこで過ごせるような場所というのを設けるのもいかがかと思います。それから,実は北向の観音というのは「ぽっくり観音」,別名「嫁いらず観音」と言われているようです。嫁いらず観音というのは,下の世話をされないでぽっくり逝くと,そういう観音様だそうです。そういうことをやはり利用しまして,私はよくぴんぴんころりのお地蔵さんでもつくったらどうかとお話しするんですが,そういうものをPRして,皆さんがお参りに来て,帰りはお店で買い物をして食事をして,そういうふうなまちづくりを考えているので,頭の片隅にでも置いていただければありがたいと思います。

金子委員)1点だけ要望です。予算委員会でもありましたが,金を払っている方々に対するものは手厚い,いろいろなものがありますね。ところが,まったくのボランティアでやっている方に対しては,先ほどの話ではないですが,なにもないと。やはりそれは失礼に当たるのではないかと。もし事故にあった場合のために保険に入るとか,そういうようなことは最低限必要ではなかろうかと思うんですね。ですから,その辺のことを考えていただきたいと,これを要望しておきます。

小吹委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

小吹委員長)ないようですので,以上で市民経済委員会を閉会いたします。


 閉会 午後0時32分





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