平成17年4月19日 都市建設委員会


案 件 (1)所管事務の調査
○ 平成17年度における建設部の主要事業について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,鈴木行雄委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長兼建築課長(本田久男),建築課副課長(足立信幸),建築課住宅担当副課長(田中良枝),土木課長(羽成善信),土木課副課長(吉田和男),土木課副課長(管理担当)(大関敏文),都市計画課長(藤枝利明),都市計画課副課長(下河辺卓美),6号バイパス推進・駅周辺整備室長(鈴木信充),下水道課長(上曽茂昭),下水道課副課長(久保田善貴)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午前10時03分


徳増委員長)ただ今から都市建設委員会を開会いたします。
 本日の議題は,平成17年度における建設部の主要事業について,及び「その他」であります。
 次に,本日の案件説明のため出席した者は,お手元に配付いたしました出席者名簿に示すとおりであります。

建設部長)4月1日に異動がございまして,建設部の方から8名の職員が他部局へ転出いたしまして,6名の方が新しく建設部の方へ入ってきました。昨年度の体制から比べますと2名ほど減ったわけでございますが,建設部といたしましては県の方へ現在3名の職員を派遣しております。下水道課におりました幕内が,引き続き2年目で道路建設課の方へ。それから都市計画課におりました瀬尾君が県庁の都市計画課へ。それから土木課におりました木間塚が土浦土木事務所の整備二課の方へ派遣させましたので,その分の2名が減ったということになります。職員の採用がございませんで,退職が10名ほどございまして,他の部局におきましても減っているような状況でございます。その中で,建設部につきましては足立・前建築課長が市民部の方へ副部長として転出いたしまして,その課長の後任に,副部長であります本田君が兼務ということで建築課長を兼ねることになりました。それから,他の課長につきましては昨年度どおりでございます。その中で副課長が2名ほど,昇進あるいは県の方から派遣をいただいております。建築課副課長の足立信幸さんにつきましては,小沼・前建築課副課長に引き続きまして,県の方から派遣をしていただきました。本人の方にははっきりした年数は言われていないということですが,市の方としては2年間,建築行政全般につきましてご指導,あるいは助言等をいただきながら,勉強しながら,本市の建築行政の進展に努めていきたいということで派遣をお願いしたわけでございます。なお,本人につきましては開発行為のエキスパートでございますので,本市の開発部門がどうしても手薄でございましたので,その手助けにもなるかと思います。ご承知おきをお願いしたいと思います。それから新しく,住宅の係長でございました田中良枝さんが副課長として昇進いたしまして,そのまま建築課の副課長ということになりました。以上が4月1日にありました異動の概要でございます。
 
徳増委員長)新しいお二人だけ自己紹介していただいてよろしいですか。

建設部長)県の方から派遣いただきました足立です。

建築課副課長)足立でございます。よろしくお願いいたします。

建設部長)それから,新しく係長から昇格しました田中です。

建築課住宅担当副課長)田中です。よろしくお願いします。

徳増委員長)それでは,これより議事に入ります。それでは,平成17年度における建設部の主要事業について,各担当から順次説明をお願いいたします。

建設部長)一つの報告だけしておきたいと思います。懸案でございました駅東区画整理の中の未同意者につきまして,副部長,都市計画課長の藤枝が交渉をずっと続けてきたわけでございますが,日曜日に調印の印鑑を,契約書に印鑑をいただきまして,契約できました。引き続き1名の方が残っているというような状況でございますが,99.9パーセント完成したと,完了に向けて整備を勧めていきたいと。なお,残った1名につきましては直接施行,強制執行でございますが,その手続きに入り,今年度,遅くても8月,9月,10月ごろには方針を,市長と相談しながら決めて,直接施行に入っていきたいというふうに考えております。

建設部副部長兼建築課長)組織なんですけれども,私が建築課長を兼ねまして,先ほどご紹介のありました副課長が2名,係長が1名,係員1名で業務に当たっております。建築課の主要事業でございますけれども,お手元の資料5ページの上から2番目,建築指導事業の1,037万2,000円を措置してございます。この中で,狭あい道路拡幅整備としまして促進補助金,分筆補助金それぞれ500万円を計上しております。この事業は,建築確認申請時に幅員が4メートル以内の前面道路を道路中心から2メートル以上後退しまして,4メートルの道路を確保することを目的としております。また,この補助金に関連しまして,資料の中間付近なんですが,道路中心から2メートル後退しましたセットバックの用地購入費としまして800万円を計上しております。今年度見込みで25件程度の事業があるのではないかと考えております。それから,一番下になります市営住宅維持管理経費2,385万7,000円でございます。建物修繕,備品修繕でございますけれども,これは住宅に空きが発生した場合の室内のクロスの貼り替え,畳などでございます。それから備品としましてはガス漏れ警報機,これは5年ごとに交換になっておりまして,本年度,正上内の方でそれを予定しております。それから風呂釜の交換なども予定してございます。弁護士委託料の80万円でございますが,これは市営住宅の家賃の滞納に係る部分でございまして,滞納者には督促や訪問徴収を実施しておりますけれども,特に家賃の支払い,誠意などのない,そういった方を対象としまして,法的措置を考えているところでございます。平成16年度もこの委託料を予定しておりましたけれども,状況を申しあげますと,高額滞納者が7名ほどいました。役所の方にも呼びまして,いろいろ事情を聞きまして,全員から分納誓約書を提出いただきまして,現在納入が始まっております。それから住宅の修繕,解体工事ですが,これにつきましては住宅の道路,排水の修繕,解体につきましては今年度,茶屋場,国分台,水久保,木造住宅でございますけれども解体を予定しております。それから次のページ,6ページの一番上なんですけれども,高齢者向け有料賃貸住宅供給促進事業といたしまして,補助金を1,600万円措置してございます。これは高齢社会の進展の中,増大します高齢の単身者,また夫婦世帯等の居住の安定を図るために民間賃貸住宅を活用しまして,高齢者の身体機能に対応した設計,設備など,高齢者に配慮した良質な賃貸住宅ストックの早急な形成を促進することを目的,というようなことで,民間事業者に対し,建設する費用の一部を本年も補助するものでございます。今年度,市内居住者の方が鉄筋コンクリート3階建ての建設を計画しております。賃貸住宅戸数は9戸でございます。この進捗状況ですけれども,この事業に当たりましては,事前に計画の整備,また管理に関する計画等について県知事から認定を受ける必要がございますので,現在その審議中ということでございます。以上,建築課の主要な事業でございます。よろしくお願いいたします。

土木課長)引き続きよろしくお願いしたいと思います。土木課においては,私羽成以下,副課長2名,
係長3名,係員が4名,運転手が6名,計16名で構成されております。主要事業については5ページ,一番上からになります。道路管理事務費として道路台帳補正委託料750万円ほかを計上しております。道路台帳補正については,前年度の改良,新設等の部分について道路の台帳の補正をするものでございます。次に道路維持経費でございます。一般的な市道の維持経費でございます。工事費として3,400万円,補修用材,原材料費でございますが,980万円。その他に除草,せん定などの委託料が700万円ございます。事務費等を入れまして5,815万3,000円となります。
 次に国庫補助道路改良事業でございます。この国庫補助改良事業については,染谷のBGから粟田橋に向かっている道路でございます。今年度は約600メートル全体でございますが,そのうち300メートルぐらいを計画しております。工事費として5,710万円。委託費として,これは詳細設計でございますが1,000万円。それから,ほかに事務費が50万円。全体で6,760万円でございます。国補については,補助率は10分の5.5でございます。
 次に臨時地方道整備事業でございます。これは起債事業でございます。充当率は95パーセントでございます。測量設計委託料として1,130万円。工事費として2億4,950万円。用地購入費として4,250万円。立木等の補償費として1,900万円を計上しております。今年度につきましては,主要幹線道路として6路線ほどを計画しております。
 次に一般市道整備事業でございますが,これは市単独事業でございます。主には生活道路の排水整備,舗装等を行っております。測量設計委託料として4,000万円。工事費として1億9,000万円,用地購入費として3,450万円。立木,工作物等の補償費が1,100万円を見込んでおります。
 次に交通安全施設整備事業でございますが,これは道路の主にガードレール,区画線,案内標識の設置等を計画しております。これについても箇所付は特にございません。費用としては1,280万円を計上しております。
 それから排水路整備事業でございます。これについては雨水による被害の防止を目的としております。今年度は幹線道路の改良の排水路の整備を計画しております。測量設計委託料として280万円,工事費として1,800万円を計画しております。
 簡単でありますが,以上でございます。

都市計画課長)都市計画課の方から,私,都市計画課長の藤枝です。よろしくお願いいたします。組織の方ですが,副課長1名,係長4名,係員2名の,私を含めて8名でございます。事務分掌の方といたしまして3ページに記載のとおりでございます。17年度の主要事業の概要でございますが,5ページ,都市計画一般経費,予算額738万8,000円。主なものとして,石岡駅東口,西口の両トイレの清掃委託料及び電気,水道等の使用料としての359万8,000円。恋瀬川ロードパーク管理運営協議会負担金100万円です。負担金については,石岡市とかすみがうら市が2分の1ずつ負担しているところでございます。その他として,東口の公園広場の植栽管理,及び駐車場の保守点検委託料として155万7,000円。都市計画図の印刷製本費としての50万円等でございます。
 次に,特別会計繰出金。下水道事業特別会計へ8億546万円,石岡駅東土地区画整理事業特別会計へ1億8,309万8,000円の,合計9億8,855万8,000円でございます。
 次に特別道路対策事業,予算額2万3,000円でございますが,推進事務費として国・県への事業等の要望等の際の旅費等でございます。次に百里関連道路対策事業,予算額11万4,000円。2市5町1村で構成しております百里飛行場関連道路整備促進協議会の負担金としての10万円と,文具等の消耗品としての1万4,000円でございます。
 次に公園維持管理経費,予算額4,168万4,000円でございますが,維持管理清掃業務委託としての1,958万7,000円。これは市内18か所の都市公園と,13か所の緑地等の定期的な清掃,施設の点検,補修,樹木のせん定等でございます。
 次に公園施設諸工事150万円は,公園等のフェンス,生け垣,電気等の工事,そのほかに公園維持管理経費として電気,水道等の使用でございます。
 次に6ページでございますが,特別会計の石岡駅東土地区画整理事業,予算額1億6,390万円の主なものとして,街路築造工事として起債単独分の2,400万円と,純単独分の中から6,600万円でございます。そのほか,家屋移転補償費としての5,180万円,その他設計委託料等でございます。以上でございます。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)6号バイパス推進・駅周辺整備室についてご説明申しあげます。私,室長の鈴木と係長の荻沼の2名で今年度は仕事を進めてまいります。主な事務分掌でございますけれども,6号バイパスの推進,それから駅周辺整備に関すること,ということでございます。
 主な事業でございますけれども,国道6号バイパス建設促進事業といたしまして,国道6号バイパス建設促進期成会への負担金等で54万4,000円を出しております。この事業は,主に中央要望や広報紙の発行などを行っています。
 また,6号バイパスの今年の状況でございますけれども,3月23日に5.8キロメートルの最後の部分,東田中の前原から東大橋までの設計説明会が終わっております。今年の4月から北根本から東田中の前原の手前までですけれども,一筆測量と境界確認作業を今現在実施中でございます。それから5月になりますと,田島下から中津川の集落ちょっと手前までなんですが,用地等の物件補償調査,これに入っていくと。この中では1軒住居がかかっておりますので,初めて住居の移転等も伴うかなと思っております。それから3月に説明会を実施した東田中の前原から東大橋の自動車学校裏までですけれども,ここについては幅杭の設置作業が行われると,秋ぐちに行われるということでございます。
 本年度,6号バイパス関係では,国土交通省の当初予算としては8億9,000万円ついているということでございます。なお,工事箇所でございますけれども,昨年度実施しました右岸側からさらに南側,市川方面にかけて取付け道路等を造る作業が今年の工事になるかな,というふうに考えています。
 それから次に駅周辺整備事業の方でございます。これは平成12年5月に施行されました「高齢者,身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」,通称「交通バリアフリー法」でございますけれども,これにしたがいまして,交通結節点,石岡駅を中心としまして,その中心におけますバリアフリー化を検討をしていくと。その中で,バリアフリーの基本方針,それから重点整備地区,それから重点道路等を指定しまして,各事業者,それから管理主体というのを,国,県,市町村,それから鉄道事業者,バス事業者等と,どういうふうに整備を進めていくかということを協議いたしまして,具体的なスケジュールまでもっていければというふうに考えておりますけれども。以上でございます。

下水道課長)下水道課につきましては,私,上曽と副課長久保田,係長3名,係員7名で業務を遂行しております。主要施策の概要についてですが,6ページを参照にご説明したいと思います。公共下水道整備事業としまして,6億4,987万8,000円を予定しております。その中で,補助事業として管渠埋設工事としまして2億9,230万円。この内訳としましては,国費が1億4,615万円となっております。それで,当市としましては管渠埋設工事が主になるわけなんですが,管渠埋設工事として2億3,530万円。整備延長としまして3.2キロメートル,整備面積としまして15ヘクタールを予定しております。整備地区としまして北府中一丁目,鹿の子一丁目,杉の井,東石岡五丁目を予定しております。また,これに伴うものとして実施設計委託としまして4,600万円を計上しております。これにつきましては,本年度より向こう2年間ぐらいで整備するところの設計なんですが,北府中三丁目,鹿の子二丁目,若松二丁目を予定しております。
 また,起債単独事業としまして3億2,800万円を計上しております。この中で,管渠埋設工事としましては2億5,685万円です。その中で,整備延長としましては3.5キロメートル,整備面積としては17ヘクタールを予定しております。整備地区につきましては北府中一丁目,鹿の子一丁目,杉の井,東石岡五丁目を予定しております。また実施設計委託としまして3,000万円を計上しております。委託箇所としましては,北府中一丁目,鹿の子一丁目,杉の井,東石岡五丁目を予定しております。また純単事業として2,957万8,000円計上しております。これにつきましては起債に該当にならない工事ということで,路面復旧,マス設置,市道軽易な工事等でございます。
 次に雨水の公共下水道整備ということで8,913万円を計上しております。この内訳としましては,補助事業として5,770万円ということで,山王川の雨水幹線の整備ということで,内訳としましては工事が5,000万円で,委託料としまして750万円,工事箇所としましては引き続き雨水幹線の整備ということで,山新プラザさんの前を予定しております。起債単独事業としまして2,880万円を計上しております。これにつきましては,調整池の整備工事ということで表してあるわけなんですが,県道西小塙線の整備に伴い,その横断部について管渠埋設を予定しております。これにつきましては,県の方で今現在,小塙線の改修を今年度予定しているということですので,それに合わせたような形で整備をしていくということで予定しております。
 純単事業分としましては,雨水幹線として山王川の復旧工事ということで,崩壊,崩落,除草等で263万円を計上しております。
 次に流域下水道負担金としまして1,402万4,000円を計上しております。これにつきましては,8市町村で流域下水道事業を形成しているわけなんですが,そのアーロケーションの負担により負担するものです。現在としましては,幹線の整備はほぼ完了しており,汚水の流入量の増に伴いまして,土浦浄化センターの増設改修分が主な工事となっております。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。
 次に,質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

金井委員)いま計上されている各種工事案件というのは,10月1日に八郷と合併して新しい市になるわけなんですが,9月末までですべて完了する予定で計上されているのかどうか伺います。

建設部長)予算編成につきましては1年分ということで予算を要求し,過日の議会で議決を賜ったわけでございますが,できるだけ9月いっぱいの中で,できるものにつきましては早急に事業を展開して行きたいというふうに考えております。なお,重要な,できない部分につきましては,早急に,10月前に契約をするように進めまして,新市になった時点で新市の継続,契約したものにつきましては継続事業として認めていただけるということでございますので,9月いっぱいで10月に事業に入れなかったものについては,極力,予算を消化するため契約を急いで9月中には契約をしまして,事業を引き続き1年間展開していきたいというふうに考えております。非常に難しい,あるいは切り替えになりますので多少ごたごたし,事業の遅れも考えられるわけですが,できるだけそのようなことのないように進めて参りたいというふうに考えております。
 現在,土木課の箇所付を早急に,4月中に完了し,すぐに事業に入っていきたいというふうに考えております。下水道の方は決まってるんですが,土木の方の個所付が28日に市長とのヒアリングを受けまして決定していきたいというふうに考えております。なお,すでに決定したもの,16年度に決まっていたものについては,それに関わらず事業の執行をして参りたいというふうに考えております。

金井委員)6号バイパス関係なんですが,3月の末ですか,次の区間の説明があったと思うんですが,この全区間にわたってね,買収の予定はどういうふうになっているのか。最初に発表になった田島下はどの程度になっているのか。その次は具体的にどこをいつ頃買収に入るのか。あるいは3月に説明があった大橋の部分ですか,これについてはいつ頃予定になっているのか。これをお伺いしたいと思います。
 それからですね,いわゆる6号バイパスの路線が高規格道路で二重に指定されておったわけでございますが,これらの関係はどんなふうになっているのか,ひとつお伺いいたします。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)最初の,現在用地買収に入ってます田島下までの買収についてでございますけれども,国土交通省では7割をほぼすでに買収し終わったということでございます。なお,1.7キロメートルより先の部分をお持ちの方がおりますので,公拡法関係で一緒に買収しませんと5,000万円控除の関係が受けられないという方がおりまして,そういう方が何人かいて,それはまた後の方で一緒に契約をしたいというような形でございまして,全体とすれば8割ぐらいは買収し終わってるということでございます。
 それから,今年度の買収の関係ですけれども,私どもの方で伺っているのが,5月に用地物件調査を,田島下から中津川の下まで,集落の,入っていく,人家がかかる手前のところまでなんですけど,そこまでについて実施すると。この物件調査を行いますと,それより期間を置きまして買収に入りますと単価の差がでてきてしまいますので,その地区について今年,用地買収に入るというふうな意思表示ではないかなというふうに考えております。国土交通省の方では,いつから買収に入りますという話は私どもにはお話しはきておりません。
 それから最後の東大橋のところまで説明が終わったんですけれども,通常ですと説明会を終えまして,そのあと,秋ぐちに幅杭の設置,その幅杭を設置しますと,その次の春先ぐらいに測量調査を行っております。そこから先の物件調査等については進捗状況を見ながら調査を行っていくというふうな形で,具体的にいつから買収に入りますというふうな話は私どもの方には来ておりません。
 なお,高規格道路との関係というのは,全体が高規格道路なんですけれども,話をしてますと,暫定2車線で最初は開通させたいというような形でございます。いずれにしても高規格道路ということで,アクセスポイントが決まってしまうという形になっております。アクセスポイントの田島下のところですけれども,これについても県の方では具体的にその仕事に入っていただけるように,私ども要望して参りたいと思っております。以上でございます。

金井委員)そうしますとね,一体石岡を通過する6号バイパスは,何年に工事を終わると思ってるの。それをお尋ねしたいと思います。それからね,有料道路を無料にしまして,いま6号国道との入り口ね,大変な混雑,渋滞になっておりますね。あれはね,入り口の交差点の改良を予定してるんですが,改良されて渋滞は解消するのかどうか。私はちょっと解消するとは思わないんですが,それらとの関連についてね,伺いたいと思うんですね。

建設部長)過日の有料道路の開通式にご参加いただきましてありがとうございます。金井委員さんの方からご指摘があったとおり,有料道路を無料開放する以前から,6号国道の接続点が渋滞を起こしていたわけでございますが,無料開放すればさらに渋滞が拡がるというような懸念をしまして,県の方にも早急に接続部分の拡幅を,右折左折帯をつくってほしいということでお願いして参りました。それで現在工事は,付け根部分については完了しまして,石岡市街側へ入る路線が新たに拡幅になっています。それからただ今現在,料金所の取り払い工事を実施しているところでございます。引き続き,取りあえず暫定だというようなお話しではございますが,過日,先週でございますが私通りましたときも,通過車両が増えた分,その時は日中,3時頃でございましたけれども,渋滞というほどではございませんが,通常の3倍ぐらいの信号待ちの状態であったと思っております。無料開放の際に,再三にわたり市長ともどもお願いしております筑波線バイパスの整備を早急に急がないと今の渋滞は解消できないんだということを県の方にお話ししてございます。それかどうかは判りませんが,今まで補助金が,国補事業で展開しておりましたが付かなかったようでございますが,今年は1億6,000万円ぐらいついておりますので,相当の進捗ができるものと思います。それから工事につきましても石岡部分はすでに買収が終わっておりますので,その部分については工事を着手してきちんと,田圃の部分がありますので,地盤が安定するまでに相当期間を要しますので,できるだけ早く地盤の安定化を図っていただきたいということで要望してございますので,機会があるごとに要望して参りたいというふうに考えております。県の方にも1月1日に大きな異動がございまして,土浦土木事務所,あるいは道路建設課の方で担当する部門の課長等が,所長等が替わっておりますが,4月1日に市長と土浦土木の所長,課長,次長ですね,お会いしまして,筑波線の進捗。県の方にも市長とお伺いしまして,渋滞がどうしようもなくなるということを強く道路建設課の方に申しあげましたので,できるだけ早急に筑波線バイパスの整備をお願いしたいということで,今後もお願いして参りたいと思います。筑波バイパスができるまでは,委員がおっしゃるとおり,渋滞が懸念されるわけでございますので,十分そのへん等につきましても,4月1日に県の所長と行き会った際に,交通量調査をやってほしいということで指示がございましたので,土浦土木事務所と整備二課の方と打ち合わせしまして,早急に交通量の調査をし,県に報告をしていきたいと。もちろん渋滞の状態も報告して参りたいと思っております。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)開通の時期でございますけれども,国といたしましては平成20年代の前半,平成25年までには何とか開通したいというような目標で,いま事業を進めてるということでございます。また先ほどの答えの中で公拡法(「公有地の拡大の推進に関する法律」)と言ってしまいましたけど,土地収用法の誤りでした。訂正させていただきます。

金井委員)さらに聞いてもしょうがないと思いますが,355号のね,羽鳥から岩間までの路線がね,いつ頃開通するのか。これは石岡市外ですが,工業団地から有料道路,半ノ木からね,結ぶ路線で,あれが開通するとまた流れが違うと思うんですが,そのへんについては市ではどういうふうに捉えているのかお尋ねしたいと思います。

建設部長)355号バイパスの岩間,鉄道を跨ぐ部分だと思います。今まで土地所有者との協議が整わなくて,工事がそのまま延長になっているわけですが,去年の末,土地の了解が,合意が得られたということで,工事に今年度から入っていけるのかなというふうに感じております。工事自体が線路を越えるということでございますので,最短でも2年はかかるのではないかと思っておりますが,いずれにしても近いうちに開通になるのは間違いございませんので,それに合わせて筑波バイパスの開通をしておかないと,委員おっしゃるような大変な混雑になるということと,それから県で合併の際に,特例債の箇所付の際に県で約束した荒金跨線橋の4斜線化を,やはり同時に進めてもらわなければ,市の北部の渋滞は緩和されないというふうに考えております。
 それから,粟田橋,現在やっております。これが完了するのも3年ほどかかりますので,これが完了すればさらに渋滞は,車の通行量は増えて渋滞は増えていくと。どうしても6号国道へ抜けるのに相当の車両がまわってくるのではないかというふうに考えております。できあがれば,それを言うなと言われてるんですが,6号バイパス的な,バイパスの意味あいも出てくるのかなというふうに感じておりますので,早急に筑波バイパスの整備を進めていただきたいというふうに考えております。

金井委員)あまり質問するというのも何ですが,もう一つね。石岡にインターをつくる問題はどういう経過になっているか。最近,どこでしたか新しいインターが開通をしたようですね。売店からね,入れるようなもの。ぐすぐずしてると,そういう形で違うところにミニ・インターという形でできてしまうと思うんですよね。ちょっと確認したいと思います。

建設部長)非常に,そういったことで,現在県におきましては,県南部分については土浦土木でスマート・インターの調査を現在実施していると聞いております。3箇所ぐらい選定したいというような意向でございます。ただ,過日の新聞にもございましたが,水戸の方で社会実験の参加を知事が直接国の方へ行きまして,要望して,現在,入るかどうかまだ決定したわけではございませんが,社会実験の方に入りたいというような意向のようでございますが,今月中に決まらないと,おそらく社会実験そのものがなくなるのではないかと思っております。と言いますのは,10月1日で完全民営化になるわけでございますので,民営化になった後の方針が,県の方でもつかみきれない。このスマート・インターの制度そのものが残るのかどうか判らないというような状況にあるように伺っております。ただ,調査は調査として予算がつき,国補がつき,進めておりますので,22日に県の方へ助役と私の方で行きまして,状況をお伺いし,併せて要望をしてくると。さらに25日に市長が高速道路対策室長に面会をいたまして,市の強い意向を示したいと。できれば調査箇所に石岡市が入るように進めて参りたいと考えております。その後,民営化になった後,どうなるかが判りませんので,そのへんが不透明だと思います。ただ,民営化になれば私どもの方としては収益を挙げなければならなくなりますので,収益性のある部分については強くインターを造っていくのではないかというふうに考えております。県の方のある方に聞きましたところ,3月中ですね,3月中に聞きましたところ,やはり村上六軒線の橋の部分ですね,あの部分が小塙線とぶつかる十字路ですね,あの部分がちょうど道路が整備されてるので,あそこへ直接,掘り割りになってますが,あそこへ直接付けちゃえば。パチンコ屋の大きいのが一つあるんですが,それが障害になってきますが,それを付ければ八郷方面,
石岡,あるいは美野里方面から来るにも一番いいんだろうなというような,県の,かなり上の人がおっしゃっておりましたので,そういうような,これはその当時担当の副課長をやっておりました者でございますので,そういった意味では,相当の可能性はまだ残されているのかなと思っておりますが,現在の社会実験に入れば,国の補助も半分もらえると。約10億円と言ってますから5億円もらえると。ただ民営化になれば,相当部分を自治体がもつような形になるのではないかというようなお話しもしてますので,そこらへんを,今後どういうような方針でスマート・インターを進めていくのか。かなり難しい部分がありますが,乗り遅れないように,今月中に,県の方に再度意向を強く申し入れしたいというふうに考えています。

金井委員)あともう一つ。今の駅東がね,9月頃で99パーセント完成するという見通しがついたわけですので,その後のね,村上六軒線までの都市計画道路について早急に具体策を出して進める必要があると思うんですが,それについては,どういうふうに考えているのか。

都市計画課長)駅東区画整理事業につきましては,お陰様をもちまして,この前の日曜日に○○(個人名)さんから調印をいただいたところでございます。区画整理の中の道路300メートルにつきましては,5月連休明けにでも業選をして,それから入札という形になるかと思いますが,お祭りを一つの目途として完成をさせていきたいと考えております。○○(個人名)さんの移転につきましては,平成17年度の末ということで契約の方はいたしたわけでございますけれども,造成等につきましては,その都度できるところがあれば,造成及び道路の整備をしていきたいと考えております。
 それから,旧アルコール工場の通りから村上六軒線までの,残りの1,200メートルについては,金井委員さんが一般質問等でもあったように,今の幅員の問題とか整備の方法につきまして,できれば駅東が17年でハード面が終わりまして,18年でソフト面もあらかた目途がついてきますので,18年の頃に説明会をいたしまして,国補事業をいただきながら,19年度から入って行ければいいということで,今のところ考えております。

建設部長)それに付随いたしまして,相当数の,50軒,現在試算,概略を推計いたしましたところ50戸ぐらい家屋がかかるということがございます。当然,敷地もかかって,立ち退き,あるいは代替地の処置等も必要になって参りますので,一般質問の中にもございましたように,現在,建設部といたしましては,アルコール用地を代替地用地として確保したいということで,市長,助役の方にはそういう意向を申し述べております。できれば早く代替地を確保し,道路の整備に当たって参りたいというふうに考えております。駅東区画が順調に進めば,事務処理を含めて,できるだけ早く完了し,都市計画街路の方の整備に当たって参りたい,延長が非常に1,200メートルと長いので,相当の年数がかかるというふうに考えられますので,課長の方には国から2つぐらいの補助をうまく使って,あるいは駅周辺との絡みで,まちづくり交付金等もあるようでございますので,そういったもの使えないかどうかをよく検討,調整しまして,市長ともども県の方に行きまして,県の方でも勉強しましょうということで,国土交通省では5年以上かかる道路については国補採択はしないんだよと,道路は5年以内に造れと。そうしないと効果が上がらないというような意識が強く,現実にそういうふうな形の補助になっておりますので,できれば短時間の整備をしなければ,国補を投下した,投資した意味がないんだということになりますので,私どももできるだけ早く整備をできるような方法を,県とともに,ご指導いただきながら整備に当たって参りたいというふうに考えております。試算で45億円というような予算でございますので,非常に大きくなるということで,市長の方には相当予算の持ち出しが多くなるのではないかということもお話ししてありますし,都市計画の,合併になれば特例債の道路の整備も入ってくると。そういう意味を含めて都市計画の充実を要望してございます。

上野委員)金井委員の方からもろもろの質問をお聞きしましたが,狭あい道路について,小さい話ですね,この拡幅整備促進補助金500万円,それからもう一箇所ね,真ん中へんに狭あい道路整備事業のセットバック用地購入費800万円。これ,やることは同じだと思うんですが,一般の市民の方が理解するのに混乱してるんではないかと思って。窓口一本化というわけにいかないんでしょうかね。会計処理上は別々でも,仕事の面でもね,窓口一本化にしてできないものかどうか。それが1点ね。 次に,ただいま県道石岡筑波線のバイパスですね,これを早急に,できれば2年ぐらいでという意気込みがあるようですけども,私聞くところによりますと,6号国道の榊屋さんと鈴木機工さんの間から抜けますよね。あの入り口周辺のところで2軒ばかり反対者があって埒があかないんだと,かすみがうら市側ですね。この件について,その後の見通しはどうなっているのか。把握していることがあればお聞きしたいと思うんですが。よろしくお願いします。

建設部長)まず狭あい道路の方からご説明したいと思います。狭あい道路の用地購入費が土木の方の予算に入っているわけでございますが,ご説明申しあげるものにつきましては建築課の方でやっております,建築の際のセットバック,道路のセットバックの件でございます。当然,建築基準法で4メートル道路の確保というような項目があるわけでございますので,その部分のセットバックの予算として項目をあげてあるわけでございます。建築指導事業の中で500万円,500万円。それから土木費の方の狭あい道路整備として用地購入費800万円ということで,前年度よりは予算は減っておりますが,前年度も減額補正をしてますので,そのほぼ数年の状況を見て,減ってきたんだなあというような感触は受けているわけでございますが,当然,事業を推進して予算が足りなくなれば補正をし,追加してやっていくというふうに考えております。これについては財政課の方にもご承知おき願っていると思っております。建築件数が非常に少なくなりましたので,当時は用地購入費だけで2,000万円ほどあったわけでございますが,現在,そのちょうどできた頃ですね,セットバック事業が議会の主導でできあがったわけでございますが,その頃は大体石岡市で500件から600件の建築確認申請があったわけでございます。今は民間の建築の確認のセンターができましたので,そういったことを含めまして考えても,そちらの方に行く件数が多いんですね。そうすると200件前後が市に来ていると。減りつつあります。そういう状況の中で,非常に建築の狭あい道路の整備も難しくなってきているのかなと。直接,市の方の窓口に来ませんので,そういった指導が直接できないというようなジレンマもあるわけでございますが,県の方には,この狭あい道路の整備の規則を充分申しあげてありますので,引き続き,重点的に整備して,必ず建築の際にはセットバックして4メートル市道を確保してくださいというようなお願いをして参りたいというように考えております。また,年間を通じまして,何回か市報等にも載せて,促進を図って参りたいと思います。それから,3月議会に出ました狭あい道路,あるいは角切りの重点整備につきましては,私どもの方としても,そういうことを重点的にやって参りたいというふうに考えております。現実的には市長の方からも,議会がおわりましてから,議会の提案事項の検討会をいつもやってるわけですが,その際,再度市長の方から重点的に整備するという方針でやってくれというような指示をいただいておりますので,できるだけそういった形をとって参りたいといううに考えております。一般質問の際も,以外と狭い部分で効果は上がるんですが,それでもやはり事務的な手続きは,通常の買収,大きな道路の買収とほとんど変わらないと。契約から測量し,契約し,完了まで見てお金を支払うという手続きは変わらないわけでございまして,人員的に非常に,現在土木課が去年から比べまして1名減っておりますので,その中でどれだけできるか,私としても疑問ではございますが,姿勢として,そういうような

(テープ反転)

 広報に載せる際に,市ではどういう事業をやってますということで,建築課長であります本田君とも相談しながらですね,そういった面につきましても,広報,PR活動をして参りたいというふうに考えております。ただ,現在それだけのための予算化はしてりませんので,一般市道整備事業の中でそういったものに充てていくというふうに考えております。
 次に,筑波線バイパスの用地,接続部分でございますが,確かに,その部分かどうかわたし詳しくは聞いておりませんが,国道との交差の,国土交通省との,常陸工事事務所との協議がなかなか進まないんだというような形は,前に聞いたことがございます。ただ,用地の手続きは,ちょうど石岡の境界から外れた部分で何軒かあるということでございますが,私の知っているところでは,かすみがうら市の前千代田町でございますが,その当時,町長は「石岡側が用地が進まねえから,なかなか進まねえんだ」なんていう話をしてましたので,そういう懸念は,いくらかはあるんでしょうが,そういう懸念はないと思います。ただ,当初は予算がバッとついたんですが,その後予算がほとんど付かないような状況がずっと続いておりまして,今年初めて,内示で1億何千万円という,正確な数字は忘れましたが1億円超している金額が初めて付いてきたというふうなことで,進捗ができるなというふうに考えております。当初は17年度が本当は完成年度であったんですが,国庫補助が大分減額されまして,工事が延びていると。事業が延びているというような状況でございます。金井委員の質問の際にも答えましたが,さらに進捗をお願いしてまいりたいというように考えております。

上野委員)旧という言葉を使いますが,旧有料道路の。先ほど建設部長の答弁では,午後3時頃ですが,通って,状況見た結果の話ですけど,朝晩,朝夕ですね,通勤時。これの時間帯は今までの縦隊,列ですね,縦列が3倍以上。時には旧料金所の前まで並んじゃうということですよね。これはね,無料化したために余計な渋滞を招いてしまったんですが,これは本来なら出口をちゃんと開けておいてね,それでフタを空ければいいんですが,出口そのまま絞っておいて中間だけ開けたもんですから,どぼっと。これは圧力の原理と同じで,当然これは渋滞するのは目に見えてるわけですからね。1日も早く府中橋を通って,6号国道の榊屋のところへ抜いてね,バイパスね,筑波線のバイパスを何としても早期にやっていただきたい。
 それに関連しまして,都市計画道路の件で多少見直しこれからあると思うんですが,行里川別所線。県道石岡下館線から府中中学校の手前ですね,あの地点からの北部,つまり行里川へ行く方は,もう住宅がびっしりできちゃってね,動きがとれない。とても今の経済状況では予算無理だと思うんですよね。しかし府中中学校手前のガソリンスタンドから有料道路に向けてですね。その間は,ほとんど休耕田の田圃ですね。府中中の下ですよ。ほとんど休耕田の田圃です。現地踏破していただけば直ぐに判るんですが。移転,どうしても移転しなければならない家屋というのは,私が知っている限り,あの道路周辺では50〜60メートルの間に3軒ないし4軒しかないんですよね。あの都市計画道路のうちの西側半分,県道下館線よりも西側は,あれは生かして早急に私はやっていただきたい。ということは,今の県道筑波線のバイパスと合わせて今後生きてくると思うんですよね。市内の車の流れは大幅に変わってくるわけですから,これはやっていただきたいなと思うんです。
 それから先ほどの狭あい道路の件でありますが,部長の答弁,以前の決算委員会の時の答弁もそうでしたが,最近,建築確認が減ってきてると。新築する家が減ってきてるということでありますが,これも,建築士協会等々の権限の***ね,いちいち石岡の市役所へ建築確認申請しなくても,建築士が直接弁護士のところ行っちゃったりなんかして,すぐにできるそうですが,これについては全然,石岡市側は把握できないのかどうかね。先ほども建築指導課の方へお願いしてあると。来れば直ぐ石岡の建築課の方へ,あるいは担当窓口の方にね,「今度こういう家ができるけどこういう道路にかかるから,こういうふうに指導してますよ」と。「石岡市の方でも確認してください」と。こういう連絡体制が密になっているかどうか。こういうこともありますので,私は前から言ってるんですが,今度合併して,10万人には満たないけれども,10万人には満たないけれども特定行政庁の設置は如何なものかなと。建築主事を置かなきゃならないんですが,10万人以上は置かなきゃならないという義務。10万人以下は置いてもいいと。そこの違いなんですが,今度合併してわずか8万3,000人と。その後どういう人口計画あるかわかりませんが,この地域の面積から言えばね,新石岡市はかなりの面積を有する,茨城県においても10本の指には楽に入るんじゃないかと思うんです。213平方キロメートルですから。かなりの,現在の石岡市の3倍半ぐらいになってるんですが,こういう考えがあるかどうか,お伺いいたします。

建設部長)特定行政庁の件で,早くから置けというような議会の意向は充分把握しているわけでございますが,当然,合併になれば,権限移譲で例えば前の美野里,玉里との合併の際には,県の方で,合併になったらばこの仕事は石岡市でやってもらえないかということで,その段階では例えば開発行為の許可,あるいは保育所の児童の何かだったと思いますが,それから当然,建築確認のことも合併になれば市の方でやっていただきたいということで来た経緯はございます。ただ,八郷と合併が決まりましてからは,具体的にそういったことは現在来ておりません。ただ,いずれにしても近い将来にはやはりそういうものは県から移譲されてくるという想定をいたしまして,考えているわけでございます。その一つが建築課で県から派遣をいただきました小沼副課長は建築主事の資格を持っておりました。私どもの職員で一級建築士が2名,現在おるわけでございますので,そういった者達の指導,将来の特定行政庁になるための職員の指導を併せてお願いするためにも石岡市に派遣してほしいということでお願いした経緯はございます。非常に専門的知識を必要として,ほとんど相談に来る方が建築士とか,そういった専門屋でございますので,どうしても専門的な知識を持っている者が何人かいないと対応できないということで,特定行政庁も頭に入れながら職員の充実を図ってきたわけでございますが,先ほどお話ししたように,民間の建築確認の許可のセンター,ここはつくばと水戸にあるということでございますので,かなりの件数がそちらの方に流れております。市の方で把握はあまりしてないんですが,今後は把握に努めていきたいと思いますが,現在のところ,どのぐらいの件数が出てるのかは把握してございません。セットバックとの関係で,早急に,副課長も県の職員でございますので,行っていただいてですね,そういった詰めをして,石岡市では****しておきたいと思います。特定行政庁の件につきましては,上司ともまだ相談しておりませんので,何とも申しあげられないんですが,それよりも私どもとしては,先に出ました開発許可の許認可権を市で受け取ってくれというのが早いのではないかということで,一級建築士の栗原,係長でございますが,県から戻って来ましたのを,わざわざ都市計画課に配置しました。今回また,開発行為に非常に明るい,県の方からそういう面で人材を得ていますので,合わせながら,県の意向も聞きながらですね,対処していきたいと思います。ただ,現在の人数では特定行政庁には,一級建築士が少ないと思いますので,総務との方の協議も必要になってきますので,その点についてはしばらく余裕をいただきたいと思います。

上野委員)特定行政庁につきましては,合併を機会にということで私は来たんですが,事情は判ってるんですが,できるだけこの合併後の石岡市に相応しい内容のものを設置していただきたいという要望でありますので。
 その中で先ほどもちょっと話に出ましたが,県の方へ直接ね,石岡の窓口通さないで確認申請行ってしまう。建築士組合の方のね。代行行ってる。当然,昨年減ってきてるんだと。狭あい道路の方とか,補助金ですか。対象者。買収したの。減るのは当然で,民間の例えば○○○(企業名)とかね,○○○(企業名)とか○○○(企業名)とか,石岡いま通さないと思うんですよ。今は新しい家はほとんど,大工さんがやるような家よりも,ツーバイフォーとかね,その他そういった新しい工法でやるのが,みんなメーカーですから,自分で抱えてる建築士と直接つながってますから分かんない。石岡市で気がついたときは,初めて建物に人が住んで,固定資産の課税をするときに初めて分かる。その時にはもうセットバックもね。今は良心的にやってると思うんですけども,中にはそのまま出っ張っちゃってね,セットバックしないで塀をまわしちゃう家もありますよね。そういうことのなきように,今後とも充分,県の方の指導課とよく密にして,こっちに情報を流していただくと。それをお願いしたいと思います。
 それから,開発行為の件も,許認可ですね。これは制限なしに,例えば1,000平方メートルから3,000平方メートルぐらいまでが石岡市で許認可やるのかとかね。1万平米超えても,全部石岡市で開発行為の許認可権を移譲するのかね。そういうことも踏まえまして,今後の課題としてね。今日明日って言ったって無理な話ですから。よろしくお願いします。
 それとですね,6号バイパスの件,先ほど金井委員からも話でましたが,室長ね,現在の6号国道の方からバイパスの取付け口ですね,6号バイパスですが,聞くところによれば,未だに3件ですか,3,4件が,3,4人の所有者が契約,買収の進展がなかなか進まないということを聞いておりますが,私具体的に知ってるんですけどね。いろいろ調べましたから。聞きましたから。取付け口,6号国道からバイパスに入る取付け口ですね,恋瀬川の向こう側ですね。あれは大体いつ頃ぐらいに目途がつくのか。話がいつになってもなかなかつかないというなんですが,この見通しがないと,先もなかなか工事その他進めにくいんじゃないかと思うんですが,この点について見通しをお願いします。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)具体的には名前はちょっと挙げられないんですけれども,その部分について,確かにちょってもめているところがございます。先日も用地課の方で私の方に来まして,どうなってるんでしょうか,というような話はちょっとしてるんですけれども,用地課としては,「淡々と事業については進めてます」というような形で,私の方などには「このままやって行きますから」という形で,どういうふうにするとかという具体的な話は,私どもの方まではちょっと細かくは聞いておりません。申しわけございません。

(「いつ頃になるかわかんないの」と呼ぶ者あり)

 具体的な見通しについては,私どもの方にもまだ何の連絡もないというところでございます。

建設部長)失礼しました。先ほど申しあげました件数の中で,住宅センターの取扱いは把握していないと申しあげましたが,失礼いたしました,把握してございます。16年度の事務に関する説明書の中で,4月から12月までですか,その分が出ております。市の方が,想像した以上にやはり少ないですね。専用住宅288件あったわけでございます。そのうち,石岡市が直接申請を受けたものが46件で,住宅センター分が242件という形になっております。これは専用住宅だけでございます。そういう形になっておりますので,前回で住宅センターの取扱い,水戸とつくばは,その詳細はないんですが,260件ございます。石岡市に直接持ってきたのは77件です。合計で337件。徐々に増えてきております。15年度と比べまして二十五,六件増えてます。私の把握不足で申しわけございません。337件,総計で建築確認が石岡市から出ているということでございます。市全体でございます。

(「16年度の何月から何月」と呼ぶ者あり)

 これは1月から12月までです。失礼いたしました。申しわけございませんでした。
 それから先ほど答弁しなかったんですが,都市計画道路については,17年度,県の方のモデル地区といたしまして,都市計画街路の見直し,変更,廃止を含めた,石岡市がモデルケースとして調査に該当,県でひとつ,石岡市がモデルケースになるということで,県の予算で実施してくれるということでございますので,その中で充分検討して参りたいと思います。意向を反映できれば相談しながら,その過程で都市建設委員会の方にもご報告,あるいはご助言,ご指導をいただきたいと思いますので。その都度,実際の調査が始まれば,県からあった分については,もちろん市と県で相談して進めて行かなければならないかと思いますので,そういった分については充分意見をお聞きして,ご指導を賜って,将来の石岡市の都市計画を再度また見直ししなくちゃならないような事態にならないような都市計画街路の認定,あるいは変更,あるいは廃止を進めていきたいというふうに考えております。

山口委員)国道6号バイパス建設事業,これまでも委員の中にも答弁などがあったんですが,8億9,000万円という予算がついて土地買収に入っていくということで,中津川のところまで進んできてるということで,その中で,中津川のことについてちょっと触れてなかったので,6号バイパス路線変更を求める会の方々との問題点はどのようになっているのか,それちょっと。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)前回,6号バイパス関係では一筆測量調査が入っております。そのとき,一筆測量について拒否をしている方がございます。これが,路線変更を求める会の方々のところが主なものです。そこの部分につきまして,どのように進めていくのかな,ということなんですけれども,国としては,事業については淡々とやっていきます,という形でわれわれの方にお答えをしていただいております。順番にずっとやって行きますよというようなお話でございます。以上でございます。

建設部長)いま担当の鈴木室長が申しあげたとおりでございまして,新しい常陸工事事務所長が替わりまして,市長の方にあいさつに来たのが3月の説明会が始まる前に市長のところにあいさつに来まして,「お陰様で順調に予定通り進んでるんだ」ということをお話していただきました。今後も,幸いにしまして予算も8億円,ずっと3億円の時代が続いたわけですが8億円ということで大幅な増額ができたというふうに考えております。ただ,高規格道路でございますので,短期間のうちに整備するというのが高規格道路の意義でございますので,かなりの金額をもって整備に当たっていただけるのかなと思っております。一部には発掘調査だけで10年以上も15年以上もかかるんだということも,話の中では,私どもは聞いておりませんが,ある人からそういうことで「何十年もかかっちゃうのか」という電話も再三来ております。そういった点につきましては,一切そういうことはない,ということでございます。調査はもちろん,一人残さずやっていくと。ただ,何十年もかかるということはないし,当初予定したとおり着々と進んでると,所長自身が市長のところへ来て申しあげておりました。それから,反対者の対応につきましては,常陸工事事務所で直接。私どもの方には今はほとんど来なくなってしまいまして,直接,常陸工事事務所が当たってくださっているようでございますので,先ほどの話をすれば,淡々と理解を得ていただき,本当は理解をしてもらいたいんだと。もう一働き,もう二働き,石岡市もその時には力になってほしいというような話もその時ございましたが,方法としては,もうすでに事業が始まってるし,淡々と進めて行きますよというようなお話でございます。

山口委員)そうしますと,大体八郷と石岡の合併が10月1日ですよね。それまで,先ほどの上野委員の質問の中でもバイパスの付け口ですか,ちょっとした問題があるということ,担当もその内容についてはちょっと分かんないということなんですが,私たちも,6号バイパスの路線変更を求める方たちの動きがここ静かであるし,それで国の方では予算がついて進んでるということを見ると,やっぱりそこは最終的に強制執行で行くという形でできるということなのかね,それとも路線がもしも遺跡が出たときには附帯意見付きにありますから,そういう形,今のところ見通しはないと思うんですが,このようなところは,もしも遺跡がいま調査してますから出たときには,附帯意見が付きの状態で一個になって進むのか。じゃなかったらば,これは途中で途切れちゃったんでは,これはできないからね。そのへんが,何とか理解していただけるのかどうか。路線変更を求める方たち,絶対に路線変更しなきゃだめだと言ってるわけですから,そのへんが附帯意見とどのような絡みになってくるか。

徳増委員長)山口委員に申しあげますけれども,今回の6号バイパスのことは,もう国の方に行っていることで,いま部長からも推進室長の方からも,粛々と常陸工事事務所の方で進めているということでございますので,これ以上ここで質疑をされても答弁できない問題だと思いますので,ご理解いただきたいと思います。

(「じゃあ,10月1日までには見通しはつかないんですね,当面では」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に「その他」として何かございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

徳増委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時37分




戻る  議会top