平成17年5月18日 都市建設委員会


案 件 (1)付託されている陳情の審査
 陳情第25「合併特例債による道路整備事業の撤回を求める陳情書」
(2)所管事務の調査
 石岡駅周辺整備事業におけるバリアフリー基本構想について
 道路整備事業における景観整備について
出席委員 徳増千尋委員長,海老澤通弘副委員長,金井一夫委員,山口晟委員,上野榮一委員
市執行部 建設部長(吉川安延),建設部副部長(本田久男),都市計画課長(藤枝利明),都市計画課副課長兼駅周辺整備担当(下河辺卓美),6号バイパス推進・駅周辺整備室長(鈴木信充)
議会事務局 係長(武石誠)


 開会 午前10時00分


徳増委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。これより議事に入ります。本日の議題は,付託された陳情の審査として陳情第25「合併特例債による道路整備事業の撤回を求める陳情書」,及び所管事務の調査として「石岡駅周辺整備事業におけるバリアフリー基本構想について」,「道路整備事業における景観整備について」であります。
 案件の説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたのとおりであります。
 はじめに陳情第25「合併特例債による道路整備事業の撤回を求める陳情書」を議題といたします。
 本件については,事務局から受理の経緯及び請願の概要等について,説明をいたさせます。

事務局)それでは事務局から受理の経緯と陳情の概要等についてご説明申しあげます。本陳情は本年3月3日付をもちまして提出を受け,同日受理をさせていただいております。提出者は石岡市高浜 6号バイパス路線変更の会高浜・貝地線部会の代表の○○○○(個人名)様,ほか57名の方々からの陳情でございます。内容でございますけれども,6号バイパスのアクセス道路である貝地高浜線が合併特例債整備事業として採択されたわけであるが,そもそもこの台地は舟塚山古墳群に含まれており,道路建設は避けるべきであると。また,この路線を通せば,城南中,高浜小,または高浜幼稚園などの教育環境を破壊することになると。何よりも住民への説明も意思確認もなくこの事業を浮上させた行政行為は到底容認できるものでない,ということでございまして,そのようなことから,貝地高浜線の道路建設には厳重に抗議し,撤回を求めるという概要になってございます。
 それから「陳情審査参考資料」ということで配付させていただいておりますけれども,1ページ目に合併特例債,これは皆さまご存じのとおりの内容とは思いますけれども,合併特例債の概要をご説明してございます。その下にございますのが,「合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の概要について」ということで,茨城県の支援事業の概要でございます。こちらは茨城県のホームページから転載させていただいた内容でございますので,ご覧をいただきたいと思います。ページをめくっていただきまして,2ページ目に「市町村建設計画について」ということで,これも皆さまご承知のとおり,合併特例法に定めてございます事項を記載させていただいております。これにつきましてもご覧いただければと思います。3ページ目でございますけれども,中段から下の部分に「都市計画道路貝地高浜線について」ということで記載をさせていただきました。その後ろの別紙関係のご説明になっているんですけれども,平成11年5月に「石岡市都市計画道路整備プログラム策定調査報告書」というものが議員さん方にも配付されたと思うんですけれども,そちらに掲載の資料をコピーして添付させていただいております。「貝地・高浜線の現況及び計画状況」ですとか「全体整備プログラム」等の内容でございます。
 それから資料の最後の2枚になるんですけれども,今回,陳情されております貝地高浜線について,新市建設計画の本文を見ますと,本文には「貝地高浜線」という文言は入っていないわけでございますけれども,お手元の資料に「合併特例債活用予定事業一覧」として同事業が掲載されていると。また,最終ページのA3の地図でございますけれども,「合併特例債活用事業」として貝地高浜線整備事業が掲げられ,地図に示されているところでございます。
 なお,同一内容の陳情が,日付はちょっと確認していないんですけれども,ほぼ私どもへ提出されたのと同日ぐらいに合併協議会の方に提出されたという話を伺っております。その際合併協議会では,これらの問題については,担当の方で,担当と申しますと石岡市の建設部ということだと思いますが,担当の方で対処すべき問題だろうということで結論づけをしたと伺っております。以上です。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

山口委員)この高浜貝地線なんですが,この前の本会議でも言ったんですが,この特例事業の問題ですか,これは計画するならば,よく私が言ってる観光道路,こちらの方が先じゃないかということでやったことがあるんですが,これはちょっと真剣に考えていかないと,6号バイパスと同じようなことになってしまったんでは困ると思うので。真剣にこれは思います。

徳増委員長)今おっしゃった観光道路というのは,案件違いでございますので。

(「観光道路についてはそう言ったことがあるんですが,やっぱりこれはちょっと真剣に考えるべきだと思うので」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご意見として承ります。

海老澤副委員長)
陳情に対しまして,事務局の方から説明があったわけでござますが,現在の高浜市内,この交通状況を見ますと,特に朝晩,通勤時間,あるいは通学時間の現況を見ますと,年々通過車両が増えていると。過日,私も所要がございまして7時45分頃,高浜をずっと,玉里から貝地方面に走ってみました。たまたま雨が降っておりまして,子どもたちの,小学生の通学時間帯に,こうもりが真っ直ぐ,雨が南の方から傾斜して降っている状況の中で,南側にこうもりが差せないと。最大,真っ直ぐが限度というような状況。ということは,車の往来を避けると。こういう実態を見ますときに,二十数年前か30年前かにあそこに計画をされて,現在までに至っているあの状況を見ますときに,確かに,道路1本新設しますと,経済はおろか,生活の中でいろいろな変化を来すことも充分承知をいたしております。いま,高浜全体の中で,駅前,あるいは愛郷橋の架け替え等,いろいろな問題もあるわけでありますが,この道路については,すでに都市計画も決定をされ,そして一部には買収に移した経緯もあるというようなことから,この陳情に対しましては,陳情者には甚だ残念なことになるとは思うんですが,私は,現況の高浜全体の状況,石岡市内の現在の状況を見たときに,この都市計画道路,特に合併特例債の中の,いろいろ合併協の中でも論議をされたようですけれども,私はこの計画は進めるべきだろうと,このように考えております。

山口委員)海老澤委員さんの方からこれを進めるべきだということであったんですが,私は,以前にもこの路線は市で決定したわけです。遺跡の問題とか,高浜の,貝地の方々の反対等がありまして現在に至っているわけです。でまた今回,急に合併特例のが出てきたんですが,私は以前から,やはりこの高浜の混雑は橋を1本架けないと,ということで,三村から農免道路がかすみがうらに向かって計画しております。その道路が,あの***のところで止まってしまったんでは道路造った意味がない。やはり高浜,愛郷橋から羽成橋が混雑してしまうと。町も混雑する。この原因は,橋を1本架けて,私がよく言ってる観光道路ですか,これは実用的な道路でありますけど,これを先にやるべきだと思うし,この道路については,このまま強行することは私は反対です。

金井委員)この貝地高浜線ですが,昔,鬼沢市長の時代に,県で責任を持ってやるということで計画が発表になったわけですが,そして県でもある程度土地の買収を進めたと。しかし,その当時,下の踏切を廃止する,廃止しないということで,反対陳情が相当出まして,踏切を廃止するならば駄目だということで頓挫をしたわけでございます。その後,高浜があの道路環境の中で商店も駄目になっちゃう,通学さえもままならないということで,最近,愛郷橋の方から信号までは整備されて,いくらか良くなったわけでございますが,運動公園の方から真っ直ぐおりた市道がね,恋瀬川の左岸ですか,あれは。その上を通って愛郷橋まで行くという計画ができまして,近いうちに整備に入るわけでございます。そういう中で,今回の計画で,いわゆる愛郷橋の方から,前に上がる予定だった道路はどういうふうになっているのか。それをひとつお尋ねをしたいと思うわけです。

建設部長)かねてから愛郷橋から高浜の台地へ上げるというようなことで,県の方で***を図ってきております。愛郷橋につきましても,ああいう太鼓橋になった原因は,そもそも上へ向かっていくというふうな考え方から,高浜の町より側,仮橋でおりるような形になってございます。あくまで仮橋ということでございまして,県では上の台地へあげたいという意向はあるようでございますが,現実的に,今回の貝地高浜線の整備に関しましては,県の方から,その事業の再構築については,まだお話しは聞いておりません。非常に実質的に困難な問題をかかえていると。道路構造令から見ても,どのような道路を造っていくのか,ちょっと問題があるのではないかと思います。と言いますのは,非常に崖が高いわけでございますけれども,委員さんご承知のように,高いところでは下の道路の県道から比べまして20メートルから25メートルを超える高さのところもございます。そういうふうなところへ道路を上げていくというふうなことも,非常に現在の経済情勢,あるいは利用の効果等から考えると,費用対効果ですか,その問題から見ても非常に困難な状況にあるのではないかと思います。ただ用地等は,県で何筆か確保されているというお話しを聞いておりますので,現実に整備に着手の準備に入れば,その点についても県との協議に入ることになるかと思います。

金井委員)それからですね,ここの計画は距離が1,300メートルで幅が17メートルということで,これはまあ,都市計画街路としては17メートルなければ該当しないので17メートルということになってると思うんですが,これ全体の,石岡から行く,今回の手前の道路までは,いまは何メートル幅なのかな,7メートル幅かな,9メートルぐらいかな。それをお尋ねしておきたいと思います。

建設部長)都市計画道路・貝地高浜線につきましては,起点が貝地の国道6号の交差部分になります。そこから,計画ではすべて17メートルで整備するというような形になっております。今回の特例債の部分につきましては1.3キロメートルになるわけでございますが,その部分につきましても当然,都市計画決定されている路線でございますので,その部分については,当然,17メートルで整備して行きたいというふうに考えております。当然,橋の部分につきましても,そういう形になろうかと思います。ちなみに,現在の現況につきましては7メートル前後かと思います。

金井委員)それとですね,家屋等が約10戸ですか,10戸かかるようになってますが,橋の,常磐線の手前で何戸かかって,常磐線の先で何戸かかるのか,これをお尋ねをしたいと思います。

都市計画課長)家屋等が何軒かかるのかというご質問ですけれども,住宅地図の中で本当の概略的につかんだ数字ですので,最初に調査してみないとはっきりした数字はわからないかと思いますが,1工区,図面上で城南中学の前の方の300メートル区間につきましては約7棟です。それから3工区,高浜の富士見台周辺と申しますか,そちらの方につきましては3棟でございます。以上です。

金井委員)もう1点ね,城南中学校と高浜小学校があるわけですが,まあ,まだ設計したわけじゃないんで想定でしょうが,どの程度かかるような,例えば幅はどの程度かかるような案配になるのか,設計したわけじゃないのでわからないでしょうが,それをちょっとお聞きしたいと思うんですが。それから幸町田島下線の方から,いわゆる中津川になるのか,研修センターの脇へ上がる仮称南北線ね,これの計画があったわけですが,これについてはその後どうなっているのかお尋ねしたいと思います。

建設部長)16年度に前後しまして,南北線,研修センターのところから県道田伏線への路線につきましてご説明いたします。16年度に地権者説明会を実施いたしまして,路線測量に入っております。それで16年度の事業は終了しております。17年度の,本年度の事業につきましては,路線測量をした結果を踏まえまして,各1筆の用地測量に入っていきたいというふうに考えております。できれば国補採択をいただきまして,うちの方で整備して参りたいというふうに考えております。実質的な事業は18年度用地買収,工事と進めていきたいと考えております。

都市計画課長)貝地高浜線の城南中学校と高浜小学校,高浜幼稚園の,どのぐらいかかるのか,というご質問でございますけれども,調査測量をまだしておりませんので,はっきりしたことはわからないんですが,城南中学校につきましては武道館の建物の前を通るわけなんですが,建物自体にはかからないんではないかと思っております。それから高浜幼稚園の方についても,建物自体にかかってこないのではないかと思います。以上です。

上野委員)陳情の件の内容についてでありますが,この中で,「県道を市道に認定変更(県,市議会議決案件)」ということで書いてありますが,「変更の上,市から道路建設の事業委託を受け,県が事業執行者となるとのことでした。この旨を総務省に問い合わせたところ,『このような事例は全国的にも例がない』と大変驚いており」ということの内容が記載されておりますが,この点について,石岡の事務局はどのような判断を持っているのかお伺いしたいと思います。

建設部長)今回の特例債事業につきましては,城南中学校の入り口の市道部分から高浜の台地を抜けまして,ちょうど所橋の付近へおりると。玉里へ向かう紅葉線に合流させるという形で路線を,都市計画路線が引いてあるわけでございます。当然,県道でもなければ,道路でもございません,現状は。城南中学校の入り口から城南中学校までの間が一部市道と。それの延長ですが,現在は道路はございません。新設道路でございます。県道を市道に認定替えすることは,現実に,できて,高浜の整備の状況で,そういうこともありますが,整備の段階でそういうことはございません。市道と認定して,市が主体となって整備し,工事につきましては県にお願いしたいという形になろうかと思います。まだ合併前でございますので,本当の,新市になってからの県との協議になろうかと思うんですが,そういう進捗をしていくというふうに考えております。

上野委員)了解しました。ということは,例えばですね,城南中学校の前は石岡の市道であると。ただそれを拡幅して,さらに橋を架けて延長してね,所橋の方面に向かうように整備をするということであれば,いわゆる,村上六軒線と同じような,結果ですね,できた暁には同じような結果になると。県道としての共用というか,そういう形になろうかなとも思うんですが,あくまでも市道ではないんですか。

建設部長)あくまで市道でございます。県道に認定する,しないにつきましては県の判断でございますので,市の方でどうこうするというような考えは現在ございません。ただ管理面が,県道と同等以上のクラスの道路になりますので,管理面をできれば県が引き受けてくれるということになれば,当然,当市としては経済上から考えましても非常に,何というのか,道路予算をほかに振り向けられるというようなことになりますので。造ったあとの管理も非常に経費がかかる問題になってきますので,できればそういう県道以上のクラスの道路については,当然,国,県なりが管理していただければ,これはこれに越したことはないと考えておりますが,あくまでそれを判断するのは国であり,県であります。私どもが「管理してくれ」と言っても,簡単に「そうですか」とは。これも県議会にかける必要もございますので,そういう問題も出てきますので,現段階で県道になるとか,そういうことは差し控えたいと思います。

上野委員)と,お答えいただきましたので,私から申しあげますと,この陳情については若干の誤解が,誤解を生じた上で出てきたものかな,というように思いますが,いずれにしましても私は,現在の高浜のまちの,あの狭あいの道路。現在のような車社会においては,今の状況にはとても合わないと。ということは,狭あいなものですから,朝晩,非常に混雑する。大きな事故が起きないのは勿怪の幸いで,車を慎重に運転している方が多いと思いますが,いずれにしても私は,道路は,あの高浜のまちについては,合併以来50年を過ぎてね,ほとんど手をつけていない。当時のまま。多少の歩道設置や拡幅は,多少はあったと思うんですが,いずれにしても私は必要であると。で,この本陳情の願意がですね,新しく造るのは絶対駄目だと言ってるわけではないと思うんですが,ではこの方々の,陳情者の路線変更の会の方々の趣旨はどういう内容なのか。今日も傍聴に来ておられますが,別なルートで,こういう道路ならできるんじゃないかとか,こういう代案があったのかどうなのか,委員長にお伺いいたします。

徳増委員長)陳情が出ただけで,私どもの方に代案は出てございません。

上野委員)普通ね,この道路造っちゃ駄目だと言うんであれば,「こっちの道路,こっちの路線じゃあどうですか」,こういう代案をもって,「ここなら絶対に反対者もおりませんよ」と。「スムーズに行きますよ」と。あるいは,遺跡なんか,遺跡ってあの史跡って言うかね,文化財等も含めたね。そういうものもほぼないはずだと。「ここなら安全だから,ここを通したらどうだ」という代案を出すべきであって,私はこの道路については,特にですよ,城南中学校付近の住民はそれほど苦痛には思ってないんですが,高浜小学校周辺の住民からは,今まで何度か,地域の道路を何とかしてほしいと。あまりにも狭あいで,万一の場合に危急存亡に陥るようなことがあるんでね,道路を整備してほしいと,何度も陳情があったんですね。私は,この地域の皆さんの,あの雄叫びと言うと大げさかも知れないけども,何とかしてと,何年も前から言っている。それはこの道路を造るほかはないんではないかと。ただ,先ほど冒頭に建設部長から話がありましたが,道路構造上,非常に高低差が激しいところなんで,難しいところがあると。この問題はね,技術的に解決ができるのかどうか。それから,先ほどは第1工区では7棟ほどかかると。家屋がですね。7棟って言っても1世帯で2棟,3棟ある家もあるかも知れない。隠居家があったりね,蔵,蔵っていうか倉庫があったり。軒数はわかりませんが,7棟ですね。それから第3工区で3棟。これについて,この所有者,あるいは居住者の方々にはまだ,該当する方々,軒数がわかってるわけだからどの家ってわかってるわけだから,これは,おおむねご相談はなされているのかどうか,これについてお伺いいたします。

建設部長)貝地高浜線の高浜台地の路線でございますが,この路線につきましては,これ自体は非常に,高浜台地の北側,北の下がり傾斜の部分に入っておりますので,出口につきましても,高浜の台地に食い込む谷津の部分に出てくるというふうに考えてますので,高低差はその部分はさほどないと。これはクリアできる,構造令からも。当然,都市計画決定は県がやる部分,当然そういうものがクリアできなければ都市計画決定されませんから,そういう部分についてはクリアされていると思っておりますし,城南中側から見れば,平面で,いくらか下り坂というような状況かと思います。それから,私が技術的に困難であるというようなお話しを申しあげましたのは,現在の愛郷橋から白菊を通りまして上へ上げる路線については,その当時,どういうような検討がなされたか,私の方ではちょっと聞いておりませんが,トンネルを掘るなり,相当大きな掘削を,掘り割りにしていかなければならないというふうに感じておりますので,その面で,技術的に困難であり,経費等も非常にかかるというふうな,現在丁字路で,関川,三村方面から来まして,愛郷橋を渡って信号のところ,現在丁字路になって。その真正面に白菊さんと,もう一軒民家がございました。それが直にかかるわけでございます。入り口ですでに4,5軒の家をどかさなければならないというようなことになれば,これは非常に困難な問題に直面してくるのかなというふうに考えております。バブル以前の計画でございまして,台地の民家がない部分については,6筆から9筆ぐらい,すでに県では用地確保されておりますが,それを上へさらに上げていくというのは,今の経済情勢から考えれば難しいのかなというふうに感じております。ですから,今回の特例債の,城南中学校から高浜の所橋のところの手前の,これは日の出橋のところへおりてくるわけで,その路線につきましては,その件につきましては,現在,国ともお話ししてございませんし,県の方から具体的なお話しも一切ございません。先ほど申しあげたように,当然,新市になりましてからの,県との協議をし,準備をし,調査をし,説明をし,それからの着手になるかなというふうに考えておりますので,その部分が技術的に難しいかなと言ったわけでございます。それから余談でございますが,質問外で誠に恐縮ではございますが,過日,金井委員さんから先ほどご質問がありました堤防の部分,道路を築造することで現在,16年度から計画を進めているわけでございます。これにつきましては地元住民からの,300名以上からの陳情,連名による陳情に基づく道路整備でございます。その際,高浜地区にございます道路をよくする会の方々の,ほとんど高浜の地区のあらゆる階層,商工会,自治連合会,あるいは住民代表の方々,20人ぐらいの編成で,そういう協議会のようなものが作られております。非常に強く,早くやってくれというような要望が来まして,私どもの方では現段階では,当然,市の組織も変わってくるわけですから,私自身がそれを,「道路やります」とか,現段階では,計画にはのってますがいつ頃から着手というのは言えませんので。ただ,非常に根強い待望論が出まして,いつになったらやるんだ,というようなことがありました。さっき**ということが何度か委員さんの方から話が出ましたが,当然,整備を決定する際に,区画整理がこの台地の部分にありまして,区画を整理をするならば当然,道路が必要であろうと言うかたちで,道路が入ってきているわけでございます。その区画整理が現在の経済情勢の中で,組合形式でやりますと,予算の,決算の目論見がつかない,売れないと。相当の莫大な経費を整備に使いますので,そうなると,組合形式でやってるものですから,生じた負債については組合の役員がすべて責任を持つと。市は一切責任を持たないということで,なかなか経費の面で折り合いがつかず,もう一つは遺跡の調査を誰がやるか。当然,本来ならば私どもが,道路を造る場合は原因者である私どもが遺跡調査の経費は出すわけですね。そうすると当然,原因者である高浜の区画整理の方々の中から,事業費の中から,遺跡発掘費を計上していただかないとできないと。ところがやはり,遺跡調査にも莫大なお金がかかりますので,それを市に幾分かの補助を出してほしいと。その最終段階の詰めまで至らなかったというふうに聞いております。そういうこともありまして,また時代の流れの中で,どこの自治体におきましても区画整理が休止,あるいは中止の状況にあるわけでございますので,そういう中で,まだ休止にも中止にもなっておりませんが,その区画整理に合わせて道路整備をしていこうというような考えがあったわけでございますので,地元の地権者の反対で頓挫しているということはございません。ただ,確かに踏切の閉鎖部分では,その前に相当,高浜の方から反対をいただいたと。現在,これを造ろうと思っているのも,造ったとしても鉄道をふさぐとか,そういう話は一切出ておりません。私どもの方でもそういう考えは一切ございませんので,その点につきましては,蒸し返すようなことはないと思っております。

金井委員)いま部長からお話しがあったんですが,私もちょっと聞いているのは,近いうちに高浜全体で,この促進の強力な,文書による陳情が出てくるやに聞いております。それはまあ,長年の高浜の懸案だったというのが一番のあれではないかと思っております。またですね,いま合併特例債の問題とか,合併について国と県との関係とかね,私もいろいろ疑問点に思うところもありますし,いろいろ個人によって考えは違うと思いますが,とにかく石岡市の場合は3月にね,八郷町との合併を議決しておりますし,その中で,新市建設計画も当然含まれており,それにこの路線が新市計画の中に載っておるものを議決されておるわけでございます。
 そういう点で,これについてね,いろいろなご意見は,当事者,あるいは反対住民の方々もおるとは思いますが,これは大所高所に立ってやはりこれは,この路線は,こういう形で進めざるを得ないんじゃないかと私は思います。過日,4月の半ばに,県のね,都市計画街路の担当課長と副課長に私ちょっと,違う件で,泉町の都市計画街路のことで陳情関係,伺ったわけでございますが,県が責任を持ってやるという路線に,県に予算がなくて,ぜんぜん進めないと。私ちょっと冗談に言ったんですが,じゃあ,泉町の通りにね,予算がつかないならば,なんで高浜の,要するに合併特例債で県でやるんだということを決めたんだと。こういうことまで言いました。それなら高浜中止して,泉町にさせるよと。しかし,それはもう,議決もありますし,都市計画街路の整備の予定があるから,これはちょっと無理だということは私もわかってたんですが,相当やり合いました。そういう中で,やっぱりこういう計画。本来はこれも県が責任持ってやる仕事だったわけですので,ひとつその辺で,誤魔化されないように,きちんとした,県あるいは国とのやり取りをしながら,この路線を完成するために進めるほかないんじゃないかと私は思いますので,今日,これはやっぱり,陳情については不採択ということでするほかないんじゃないかと思います。よろしくお願いいたします。

都市計画課長)上野委員さんの,個別的に説明をしたのか,というご質問でございますけれども,この路線は整備計画中ではありますが,いまだ説明会を開催しておりませんので,家屋がかかると思われる方々への説明はまだしてはおりません。しかしながら,陳情,つい最近と申しますか,役所の方に数名の方がお見えになりまして,「どうもうちの,この道路をやるというような話を聞いたんだけれども,図面で見ると,どうもうちの所がかかる」と。それで「どういうふうな状態なんだ」ということで,市の方に説明を求めに来た方はおられます。それでいろいろ説明した中で,当然,うちがかかれば補償金を出して,移転も,必要であれば移転先まで市の方で見つけるとか,こういうふうな形になりますけれども,そういう形で,かかる方にはご迷惑をかけないというか,市の方では最善の努力をして事業を進めていきたいんだというようなお話をしましたら,「それであれば,うちとしては賛成ですよ」というようなお話しの方はおりました。

上野委員)この陳情案件につきましては,言ってる趣旨は,本音を言えばね,なるほどと思うんですが,先ほども申しあげましたが,若干の誤解があると。市の行政方針というか,今後の課題について。まあ,そういった誤解もありますが,いずれにしましても,私は旧高浜町,旧高浜地区ね。旧高浜町っていうとジャスコの方,精工舎の方まで入っちゃうけど,本当の,旧高浜の中心ですね。駅の周辺。あの周辺は,もう合併して50年,何の変化もなく今日に至ってます。ということは,石岡市の行政として,置き去りにしたと言っても過言でないほどの実態だと。で,石岡の町も,現在,古い町並みは非常に閑散として,活気がなくなってしまった。第2の高浜と同じようになってますが,しかし新たに道路が延びたところは,6号国道でも,村上六軒線でもそうですが,非常にその周辺は発展していると。したがって私は,石岡全体のバランスから言ってですね,私も若松町のところやってもらいたいところあるんですよ,この部分だけは都市計画道路やってくれと言いたいところあるんですが,予算そんなに無尽蔵にあるわけじゃない。したがってもう,いわゆる貝地高浜線,この陳情文面には「突如として浮上してきた」と。この道路の問題がね。ではなくて,私も平成3年に議員になった時,当時から聞いております。ここに橋を架けてね,延長してこういうふうな案件があったと。挫折してしまったけれども,いずれ時が来ればということは,その当時から私は聞いてますので,「突如として」とか,強引にやったんじゃないと私は思うんですよね。ただ膨大な予算が伴うので,そんなにお金,組めない時代が来て困ったもんだなと。そういうことはありますが,やはりずっともう50年間ね,高浜の住民はほったらかしにしてね,何て言うかな,置き去りにしたという責任上,やはり高浜の住民の皆さんが,町なかの,周辺の皆さん,多くの方々が,そういう要望が強いんであれば,やはりこの事業は認めざるを得ないと。そうすべきだと。ただ一つ,関連で申しあげますが,思いつきでやると,後でとんでもない事態が。というのは,いわゆる三村方面から,農免道路の千代田方面行ってますよね。あれから平和橋まで来る。三村方面から平和橋渡りきったところまでは非常に立派な道路であります。そこから先は,「ちょっと待ってくれ」と。「半年,1年だけ待ってくれ」と。「臨時的にここを通ってくれ」と言うような,非常にヘンテコな,狭い道路。あの先がない。聞きますと,あの周辺の方々の何軒かが反対したために出来なかったということでありますが,いずれにしても,真っ直ぐ上に上げるのが舟塚山古墳等があって,本当に近いんですよね,見てもね。地図で見ても。ですからこれは,やはり営農センターですね,あっち方面へ大きく道路拡げてですね,でまた,もとの有料道路から来る道ですね,6号国道突っ切って。それを拡幅して上へ上げるという方法をとらないと,関連で申しあげて大変失礼なんですが,やはりあの橋も無用の長物になってしまうということ。石岡入って来てね,寸止めになっちゃってね。こういうことも含めて総合的に,これからも研究しなければならないけれども,私は今回のこの陳情案件については,申し訳ないんですが,皆さん一所懸命来てるんですが,これは若干食い違いがあるということで,願意はわからないわけではないんですが,この陳情について私は,今回は賛成できないと。で,高浜の皆さんがこの道路を造ってくれと。その願意について,広範な皆さんの意見が強いので,私はこの都市計画道路については賛成したいなと。総合的に判断して,あるいは全部見ましたが,過去の,車などの状況等含めてね,そういう意見でございましたので,私の意見を終わります。

徳増委員長)事務局から,資料について一部訂正がございます。

事務局)一部,お詫びして訂正させていただきたい部分がございます。ご配付申しあげました「陳情審査参考資料」のうちの3ページでございますけれども,高浜台土地区画整理事業についての記述で,「中止」ということで記載をさせていただいたところでございますけれども,伺いますと,「現状として進んでいない」ということでございますので,そのような形で訂正させていただきたいと思います。

(「どの部分だか,もう一度言って」と呼ぶ者あり)

事務局)3ページの下から7行目の一番最後の部分に「中止」という言葉があると思います。先ほどの建設部長の答弁によりますと,現状として進んでいない,ということだそうでございます。大変,認識を誤りまして申しわけでございませんでした。お詫びして訂正させていただきます。

徳増委員長)さきほど,上野委員の方からの質問で,代案はございませんかということでしたんですけれども,石岡市の市民運動,伺いますと,ここ4,5年だと思うんですね,盛んになったのが。ですから市民運動されてる方たちも,徐々に中が醸成されてきておりますので,いま,この場にもいらしておりますから,次の機会には多分,代案をつけて陳情なり請願が出るのではないかと思っております。今のところはございません。

山口委員)いまの事務局の方からの説明も,賛成の方々もあるということで,まだ説明会はしてないということですね。私は,陳情が出たから出ないからじゃなくてね,今度の合併特例債,32億円という金をここにかけるということ自体が,私は納得いかないんですが,いま,関川,霞ヶ浦町から来る混雑した車,絶対これ造ったからって,影響ないんですよね。これ。実際に見てください。高浜,小川から来てみんな土浦行く車混むんですよ。その時,まず情勢から言ったら,金井委員がこの前市長選に出たときもこんなこと関川地区やりましたが,橋を1本架けなければ解決つかないんです。この問題は。ですから私は,これだけの32億円をかけるならば,もう1回県の方と交渉してもらって,私は橋を1本架けて,霞ヶ浦町の方への道路が必要だから,そっちを都市計画に入れてほしいなというのが今でも変わらないんですが,これは私はこの問題,これ陳情も出ていることだし,学校の問題,周りの環境問題とかいろいろ考えて,これに32億円かけるのは私は反対です。

徳増委員長)ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)討論なしと認め,討論を終結いたします。これより採決に入ります。陳情第25「合併特例債による道路整備事業の撤回を求める陳情書」を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。本件は,「採択すべきもの」と決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

徳増委員長)起立少数であります。よって本件は「不採択とすべきもの」と決しました。
 さらにお諮りいたします。
 本件にかかる委員長報告の取扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,石岡駅周辺整備事業におけるバリアフリー基本構想について,及び道路整備事業における景観整備についてを一括して議題といたします。本件については,執行部から概要等について説明を求めます。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)石岡駅周辺のバリアフリー基本計画策定についてご説明を差せていただきたいと思います。この背景でございますけれども,現在の日本では,外国に例を見ないほど急速な高齢化が進んできております。2015年には国民の4分の1が65歳以上の高齢者となるということが確実になっております。また,全国には300万人にもなる障害者の方々がおられます。21世紀,これからはこのような高齢者の方々,それから障害を持っておられる方々も積極的に社会参加をしていただけるような生活環境を整えるという必要がございます。そのためには,すべての人たちが移動が楽にできるように,いわゆるバリアの解消を図る必要があると。よって,石岡駅周辺におきましても,整備事業を実施するに当たり,石岡駅周辺のバリアフリー基本構想を構築する必要があると。高齢者や身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の利便性の向上を促進するための,「高齢者,身体障害者の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」,これが平成12年5月にできております。この法律の目的というのは,鉄道等の旅客施設及び車両についてですね,公共交通事業者によるバリアフリー化を推進するとともに,駅,鉄道等の旅客施設を中心とした一定の地区において,市町村が作成する基本構想に基づき,旅客施設や周辺の道路,駅前広場等のバリアフリー化を,重点的,一体的に推進するということが目的となってます。そのため,この基本構想の中に,石岡駅や石岡駅周辺などを重点的に整備する地区を指定いたします。指定された地区の中にありますそれらの施設,交通事業者の人は交通事業者の持っている施設,それから道路管理者でしたら道路管理者の持っている施設等について,この基本構想に則した形で整備計画を,相互に連携しながら一体的に整備計画をつくる義務はございます。また,国や地方公共団体ではですね,駅前周辺や道路の整備などについてですね,その予算的な措置を講じる努力をする必要があるというふうな形で法律で決まっております。現在,バリアフリー構想の策定に当たりまして,基本的な考え方といたしまして,委員会方式をとっていきたいというふうに考えております。バリアフリーの構想を策定する協議会というのを一番上に置きまして,これには各事業者,要するに鉄道事業者,バス事業者,それから県道ですと県道の管理者,国道ですと国道の管理者,市道ですと市道の管理者,そのほか道路交通関係の県の警察や都市計画課,それから福祉課などの方々をお集めいたしまして,そこで整備の協議会を行う。その下に作業部会を作りまして,その作業部会の中には,石岡市の担当の課,それから道路の管理者,それから鉄道事業者,それから障害などを持つ方々の団体,それから交通安全の団体などの方々を交えまして,そこで素案づくりを行っていきたいと。その前段といたしまして,障害者や老人等に,直接その障害を持った方々にお集まりいただきまして,現地調査や,その方々にワークショップなどをやっていただきまして,それなりのグループごとに基本構想みたいなものを作っていただくと。それはあくまでも参考でございますので,それらの中から良い点を抽出いたしまして,作業部会の方で,またそれらの原案を作って,それを協議会の方へ持っていくと。それで,協議会の方で基本的にすべて了承されたものっていうのは,各鉄道事業者や道路事業者も了解したものというふうに,一応なる形で採択をしていただきます。その後,それらを持ちまして,今度は具体的に鉄道事業者,道路事業者,その他交通関係の事業者と,それの了解をいただく作業がございます。これは年度が明けてしまうと思いますけれども,その後,それらのすべてが了解がされましたあとは,国土交通省の方に,バリアフリー法に基づく基本構想が出来上がりましたということで,それを申達をすると。それが認められますと,各種の補助事業等が採択になると。例えばバス事業ですと,低床バスを導入するんだということで,その低床バスを利用するときに,通常のバスと低床バスとの差分の3分の1ぐらいが国から来ますと。そのほか,地方公共団体からも補助が出ますよとかっていうような形で,バリアフリー化の促進につながると。また,鉄道事業者ですと,エスカレータ,エレベータ

(テープ反転)

ということをできるような形でいきます。それからもう一つは,低利の融資事業が受けられるような形になりまして,そういったバスなんかを買うときにも低利融資を受けられるというような特典がございます。石岡市としましては,ただいま駅周辺整備構想というのをやっておりますので,駅を改築する場合,当然,一日の利用者が5,000人以上ある駅につきましては,交通バリアフリー法の基本的な対象駅になっております。この移転するとき,この法律がありませんと,バリアフリーの事業はやらなきゃいけないんですけれども,その補助金を国から受けることができなくなってしまいますので,この基本構想があるというのが前提で補助金が出てきますので,より一層,駅の2階建化というか,橋上化に向けて促進が図られることになると思います。現在,バリアフリーの基本構想としては,水戸,友部,藤代,取手等が実施されております。ただ一つ問題点といたしまして,各公共施設の管理者が,その道路なり施設の整備計画を独自に立てていくということになります。基本構想で了解をしていただけるんですけれども,そこから先は,あくまでも事業者達の予算との兼ね合いで整備が進んでいくということがちょっとありまして,なかなかバリアフリー構想は出来たんですけれども道路整備がなかなか進んでいかないというのも実態としてありますので,そういったことが今後の課題となってくるのかなと思っております。以上でございます。

都市計画課副課長)それでは私の方から,道路整備事業における景観整備についてご説明いたします。これまで都市におけます道路の景観形成につきましては,町並み景観形成事業として町の一部もしくは全部を景観形成地区と指定しまして,ふるさと創生事業とか歴史の道整備事業等で,歴史的な町並み,道,道路等の整備を行ってきております。道路整備の中に,道路の構造の保全や安全かつ円滑な交通の確保とともに,景観の整備を***ことを目的としたものとしましては,これまで電線共同溝の整備事業があります。この電線共同溝整備事業,これらは景観形成を目的とした道路整備としては,これまでになかった手法というようなことで実施されております。昨年,国におきまして,平成16年6月18日に交付されました景観3法という法律がございます。施行は12月17日に施行がされております。これは都市や農村などの景観の保全,形成について,総合的に取り組むことができるようにされました,わが国では初めての景観に関する総合的な法律で,まちづくりを行うという,新たなまちづくりの手法を決めているものです。景観3法と言われていますのが,1つは「景観法」というのがございます。大きな法律です。もう1つが「景観法の施行に伴う関連法律の整備等に関する法律」,もう1つが「都市保全法の一部を改正する法律」という3つの法律から成っておりまして,これらがよく言われます景観3法となっております。景観法で主に基本理念というのがございまして,こちらは地域住民の意向を踏まえた景観形成をすることができる,となっております。こちらは,良好な景観を地域の固有特性と密接に関係するものであることに鑑みまして,地域の住民の意向を踏まえて,それぞれの地域の特性や特色の伸張を期するように,多様なケースを図らなければならないと謳っております。それともう1つが,環境保全だけではなくて,環境の創出,環境を創り出すというようなことで,新たな良好な環境を創出するものを趣旨として行わなければならないというような景観法の基本理念となっています。そのような中で,この3法によって景観計画区域内の道路等を景観重要公共施設等に指定しまして,従来の景観を守るばかりではなくて,これから整備を行う場合に良好な景観形成ができるように道路の整備をする場合,道路構造の基準の上に,景観の基準を上乗せして,その道路を造った場合に全体的に景観をグレード・アップするような,そういうような基準を設けることができるようになりました。当市としましては,これまでも355号線の中町通り,香丸通り,停車場元真地線の駅前通りですか,こちらの方が電線地中化事業が行われまして,それに伴いまして景観形成事業も行われてるところであります。今後,石岡市の道路整備につきましても,景観3法,こちらの方を充分考慮したものにして整備していかなければならないと考えております。
 それから,この景観法の中には,予算が,国からの支援がございます。これについては平成16年度なんですけれども,景観形成事業推進費としまして16年度創設されましたのが200億円,あと,これを***していることですけれども,まちづくり交付金,平成16年度で1,330億円等の関連補助金が活用できるようになっております。それを活用するに当たっては,景観計画等を作成をしていかなければなりません。この計画を作るに当たっては,逆に今度,景観行政団体にならなければなりません。景観行政団体は政令指定都市,中核都市等は自動的になりますけれども,それ以外の市町村は都道府県と協議をした上で,景観行政団体になることができるということになっております。
 平成16年に出来上がったばかりの法律でございますので,今後,研究を進めて行きたいと思っております。以上でございます。

徳増委員長)以上で説明は終わりました。次に,ただ今の件について,何かご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

上野委員)ただいまご説明いただきましたけども,私は駅周辺,ならびにそれに関連して八間道路,いわゆる石岡の目抜き通りですね,そのことについて若干お伺いいたしますが,いまだに石岡の八間道路は,何べんも言いますが,話を聞くと「いや,そのうち県の方の事業で防犯灯がつきますよ」と。角,角に。辻ですね。これ何か所あるんですか。カギヤ楽器まで500メートル近く,450メートル以上少なくともあるはず。何か所ありますか。計算すると,どっち側向いても3か所,その程度の数しかない。今のルクス,明るさに加えてそれは防犯灯が加わると,並ぶとしてもですよ,まあ互い違いの場所もあるんですが,果たしてあの景観が,商店街の皆さんに参加してもらっていろんな意見をもらってね,答申もらってやったと思うんですが,私は少なくとも,何遍も言いますが,香丸町通りぐらいのルクスでずっと町並み来るんだと。それで所々,間にね,あまり大きくならないような樹木を植えるのはいいんですが,何か話を聞くとでっかいのを考えてるみたいで。樹木が大きく育ったらね,あの狭い,15メートルしかない八間道路にずっと木を植えていったらね,何のためにアーケードとったんだと。何のために電信柱をね,抜いたんだか,最初の意味がなくなってしまう。広く見せるために,いま以上に拡幅するのは無理だということであったから,アーケードとか電信柱を撤去して地中に埋設して,ということになったわけで,それをね,取った後にね,樹木をずっと植えたらね,植えたばかりは小さいかも知れないけど,5年10年20年経った暁には真っ暗ですよ。もっと広いね,歩道がうんと広くて,何車線もあってね,大都会みたいに,大きい都市みたいにね,もっと余裕があるんならば,これは景観素晴らしいですよ。狭いところにね,沢山の樹木を植えていったら,あと真っ暗な,杜の都って感じじゃないよね。ですから,やっぱりもう少し見直した方がいいんじゃないかなと。それからバリアフリーの件もそうなんですが,障害者に来てもらったと。私,よくは知らないけども,いつも常連の,役を受けてる人ばかり集めたってね,本当の障碍者の声は伝わらないと思うんだよね。大体,想像つくんですよ。呼んでる人,市役所で。いつも,みんな同じ。どの会合にも,どの審議会にも協議会にも,みんな同じメンバー。偏ってしまって。ピックアップして,抽出して,この年齢層には何人と。この地域からは何人ということで,いつも同じメンバーでは同じ意見,人間の考え方っていうのは硬直しちゃってますから,いろんな意見は出てこない。私は参考にならないと思うんです。多少は参考になっても,後で弊害が起きる。目の悪い人,耳の聞こえない人,足の悪い人ね,いろいろいると思うんですよ。そういう面でどういう,公聴会だか何だか知らないけど,みんなに集まってもらって,現地踏査したんだと。そのとき,どういう意見が出たんだかお聞かせください。

6号バイパス推進・駅周辺整備室長)それではまず最初に,順番逆なんですけれども,バリアフリーの,今の,委員会の構成の関係で,実際まだ現地踏査の方は実施しておりません。これからになります。現地踏査,それからワークショップを開いていただきたい方は,現実に目の見えない方,それから耳の聞こえない方とか,そけから足の不自由な方とか,高齢者の方だとか,そういう,よく団体の長でやっている方ではなくて,そこの現実にいる方にお願いをしたいと思って,いま考えています。それで,協議会の方には,それらの団体の中の長の方に来ていただくしかないかなと思うんですけれども,その前の,実際の不便さとか不自由さというのは,確かに本人でなければ,いくら代理できてもわからないということがありますので,その点は充分注意して,そういう現場の本当の声が聞けるようにしたいというふうに考えております。

建設部長)電線地中化のバリアフリーについては,充分ご意見を頭に入れて鈴木の方でやると思いますので,私もそういう方向で見て参りますんで。それから電線地中化の件なんですが,非常にたびたび,長い間工事にかかっておりまして,たびたびいろんな問題で中断しておりまして,申しわけございません。16日に私ども市長と,土浦土木所長と行き会いまして,私どもで聞いた話では18年度にずれ込むというような話があるので,どうなのかと。議会等においても「いつまでやってんだ」と,ますます衰退の原因になってるということで,強く市長から,はっきり「17年度で完了させてくれ」というような意向を示してくれということで,所長の方に言いまして,どうも県の担当者と,市の窓口が経済部なんですよ。全体的には経済部が土浦土木とやってるんですが,当市の都市計画課長の藤枝がそういう話を聞きまして,とにかく県と話をしましたところ,つまんないところでストップしてるんですよね。有線放送のやつの,どこが補償をもつんだとか,管に入れた後はどこが管理するんだとか。主なものが○○○○(建物名)ですか,あれが倒産したときは具体的にあとはどうするんだというようなことで,そういうものの解決ができない限り進まないというような状況なんですよね。ですから最終的に都市計画課長の方に*****,とにかく17年度で完了させてくれということでお願いしております。その際に,照明等の設計につきましても,照明線につきましては全部地中化になりますので,その中に線が入るということになってますので,充分,整備する際にはその照明の件につきましても,直接,県の方と,土浦土木の方とやってまいって,今のご意見も,樹木の件につきましても県と詰めていきたいと考えております。私どもで聞いておりますのは,低木だというような,簡単なことで聞いてたんですが,再度確認してやって,17年度には完了して,照明等についても充分配慮していきたいと思ってます。市長からも特命で,建設部でやれというような話が私に出まして,今後,その技術的な問題を含めまして,都市計画の藤枝の方で窓口になって,これ経済部にメンツの問題があるので,議員さんにメンツの問題なんて言うと申し訳ないし,怒られちゃいますが,一応,表面的には経済部が窓口になってますんで,あと,具体的な技術的な面,あとは事業の進捗状況については一々チェックして参りたいというふうに考えております。誠に申しわけございません。

上野委員)電線地中化,埋設の問題ね。私は洋画の見過ぎだったのか,電線地中化,イコールね,隧道っていうか。この間のですね,つい今月の10,11,12日の視察の中で,ここにいる3人知ってますが,資料もらって,現地は見たわけじゃないですからね。そこは水道管の本管を入れてるだけなんですが,人が楽々歩けるほどの高さ。2.7メートルって言ったかな。距離が700メートル。水道管入ってるだけなんですが,私はそういうものが出来るのかと思ってたんですよ。下に雨水排水をね,臨時の,いざというとき流せるのね。それから床の方にはいろんな電線,電話線。水道管,下水道管。よく映画に出てくるやつ。ああいうふうに思ったんですが,現実はこんなに小さくてね。おやおやと思ったんですが。最近ちょっと休んでるようですが,いままでに随分,埋めちゃ戻し埋めちゃ戻し,もう5回以上やってるわけなんだけども,最初からきちんと,おおきいものバーンと埋めちゃえば安かったんじゃないかなと。で,水道管外に出す,歩道からね,下水道管埋め直す,光センサー,電線だって今までやってるわけだけども,今ここでわかればですが,今までに八間道路だけで,出来高でどれぐらいの予算を投じたか,全体で。わかればお願いしたい。私は,最初から大きくバーンとやった方が安かったんじゃないかなと思う。と言うのは,駅からカギヤ楽器まで450メートルですからね。相当金額かかってるんじゃないかと思ってるんですが。小出しにすると,何回も何回もやって高くつく。やるときは思い切ってどーんとやった方が安上がりで,あとで保守点検,整備,メンテナンスの方も,その方が何かあったときはいつでもパッとできる。やるときは思い切ったことをやっていただきたいと,こう思うんで。以上です。

建設部長)私もそう思います。ところが,何て言うんですかね,こんなこと言ったら怒られちゃいますけど,現在,寿通りを石張りで,あと車道等についてはカラー舗装で整備をやっています。あれも実は16年度の当初から,15年度ですか,始まったんですよね。で,地権者の,近接に住んでる方々の説明会で,やるたびに要望があがるんですね。それらを1つ1つ整備していくのには膨大な時間がかかると。で,やってる今についても,非常に苦情が多いんですよね。工事ですからある程度の不自由は覚悟していただかないとできないんですけど,非常に,本当にできれば,もう完了しますが,よくなるというのはわかっているんだとは思うんですが,非常にそういう中でやりづらい。少しの間なら我慢,できるだけ通させるような方向でやってるんですけども,それでも尚かつ,もの凄い苦情が役所の方に来てます。私,助役を連れて何度か行ってるんですが,その度にやはり,現場を見ていくと,役所行って来て文句言えないからその時に文句言うんでしょうけど,非常に工事担当者の神経を,工事自体より,通行者とかそういう方々の安全を確保するのは当然でございますが,そういう方向に重点に神経が行っちゃって,工事が出来ないというような,そういう状況まで出てくる可能性が今後あると。
 それと,まったく駅の,八間道路の電線地中化につきましても,できるだけ私,県の方でも,市の中心地でございますから,それなりの整備,それなりの金額かけてやっていきたいという意欲は充分あって入ってくださったと思ってます。ところが,やはり何々委員会,何々委員会って全部あるんですよね。歩道委員会,電線,街灯。それらを1つ1つクリアしていくと,それが終わったと思ったら,今度は個々の排水管がみんな県道に出てるんですよね。それらのやつを1件ずつ,みんな処理していかなきゃならないんですよね。もちろん,説明会で言ってくれると,図面はこうなってこうなってこうなりますからと。でもその場ではなかなか言わないんですよね。後で工事に入ると「実はここに無断で入ってる」と。無断なんですよ,全部。だから言えないんだと思うんですけど。そういったものを含めて県では補償しますから,きちんとやりますよ,と言ってるにも関わらず,あとから出てくるんです。そうやって。だから,そういう問題で,もう1つはいろんな経費の問題で,なかなかやはり行政間の連絡がスムーズにとれなかったということもあります。で,実はもう1つ重大な。県の土木にやる気がなくなったって言うんですよね。そういう話を聞いたもんですから,県の担当者がまったくやる気がないんだと。そういう文句とか,そういう課題が多すぎるんじゃないかと思うんですよ。それで藤枝課長からそういう話を,ですので,市長と課長と私の方でお伺いしてですね,何としても17年度に終わらせてくれというようなことで,お願いをして,県の方が,もう少し市の地元が。協力的なんですよ。非常に協力的なんですが,やはりいろいろな課題が多すぎてるというのも現状でございます。ただ,所長も「17年度の方には完了しろ」と,担当課長を呼びまして厳命しましたから,17年度中には。当然,いま現在,今後発注するのは16年度の繰越しですから,17年度がかなり18年度に繰り越されるという可能性が出てきたものですから。また1年やってたんでは,とんでもないことになっちゃいますんで行ってきたんです。それで,概算につきましては予算が非常につきづらくなります。入った頃は1億何千万円かついたんですが,そういったこともあるんだとは思うんですが,その関係と,やっぱりいろんな補償の問題で延びちゃってるというのが現状です。下水道の移設の補償,上水道の移設の補償,有線の補償。そういうやつをすべて国庫補助でやってますから。県も。該当にならない部分が出て。今後はそういうことのないように充分チェックし,県の方にお願いしてまいりたいと思います。

上野委員)関連で。いま部長の方から,無断で管を出しているという話がありましたが,今日は下水道課長がいないんでね,あとで伝えてもらいたいんですが,この席を借りまして。実は駅周辺。私のところは一番下ですよね。駅へ向かって。ここはね,実は日に何回か,流れる,現物が。無断であの側溝へ,トイレ等の下水を流してる。トイレ等の水をね,流してる家が何軒か。1軒じゃないんですよ。もう匂いがすぐにわかる。いまから暑くなるので虫が,虫っていうか蚊みたいな。大量に発生するもんですから,まあ,できれば,暇なときはないでしょうが,点検してもらって確認していただきたい。前もあったんですよ。そこは駅じゃないけどね。金丸町の○○○(店舗名)さん。夜中,私,○○(個人名)さんっていう人,亡くなったけどね,電話来て,「うちのが溢れちゃってる」って「なんだこれ」って。私,夜中懐中電灯つけてずっと見て歩いた,私。新しく土がパイプの付け根,色が変わってたから「この家だ」って一発で私は見つけたんですが,それは舗装してなかったから判ったんで。当時ね。今は舗装してますけども。溢れちゃって。汚物が。若松町にもありました。若松町の,名前は言えませんが,私が知ってるだけで最低でも2軒あります。いまそのことで大騒ぎしてるところもあるんですが。後に臭くてしょうがないって。染みちゃってね。それ,不法投棄っていうか,汚物の不法投棄について,一度点検していただきたい。駅の前にそれが流れてくるんですから。ひとつよろしくお願いします。

建設部長)当然,下水道管に流入している石岡市内の住宅はすべて把握してますんで,調査をしていきたいと思います。下水道課長は私もやっていましたが,下水道の普及率が,石岡は結構いいんですね。特に石岡市街地,中心地を外れて,住宅地についてはほぼ100パーセント近い接続をお願いして,それを聞いてくださって,利用してくださっています。意外と利用がないのが町うちなんですね。石岡の市街。そういう現状もありますんで,時期を見て,何回かそういったところへ連絡して,入ってくれるようにはお願いは,督促はしてるんですが,なかなか入っていただけない。恐らく,町うちは相当普及率は低いんではないかと思っております。周りの住宅地は非常に高い普及率を示しているのに,下水道が当初に始まった部分が何としても低い。充分,市では把握してますので,そういったところの加入を今後進めていきたいと思います。今の件につきましては監視していきたいと思っております。

建設部副部長兼建築課長)地中化で,八間道路全体で幾らかかったかということなんですけど,誠に申しわけございません。経済部では把握しておりませんでした。それで,土浦土木事務所の方にも直接電話してみたんですけれども,何年かかかってる事例なものですから資料を出さなくちゃ出ないということで,次回までにさせていただきたいと思います。

徳増委員長)ほかにご発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,この際,お諮りいたします。ただいま議題となっております駅周辺整備事業におけるバリアフリー基本構想策定,及び道路整備事業における景観整備については,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認めます。なお,調査実施都市,実施期日等につきましては,正副委員長協議の上で決定いたし,委員長において,委員会条例第32条に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。さらにお諮りいたします。この際,当該管外調査については調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。ただいま決定いたしました管外調査に係る諸事項につきましては,後日,改めてご連絡申しあげます。次に,都市計画課長から発言を求められておりますので,これを許します。

都市計画課長)現在進めております石岡駅東土地区画整理事業の経過と今後の進め方について,ご説明したいと思います。石岡駅東土地区画整理事業は,昭和60年1月19日に都市計画の決定を,昭和61年4月21日に事業の決定を受けまして,昭和61年度から事業に着手し,今年度で20年目となりました。当初予定の事業期間より大幅に遅れていましたが,平成17年度事業にて区域全体,11.4ヘクタールあるわけでございますが,これらの街区の造成,区画道路の整備も17年度事業にてほぼ終了予定となりました。しかし,いまだ1名の未同意者がおりまして,引き続き同意に向けた話し合いをしているところでございます。去る4月12日にも自宅へ伺いましたが,以前と変わらず,区画整理事業には絶対反対とのことで,いっこうに進展はありませんでした。4月27日に仮換地指定通知を新たに出しましたが,5月6日に開封しないまま戻ってきましたので,受領拒否と見なしまして,現在,公示行為の事務手続きを行っているところです。1名の反対者のためにこのまま事業を停滞することもできませんので,直接施工を視野に入れ,6月中旬には移転通知,及び照会を行い,8月末日までに自ら工作物等の移転の意思がないときは,市が当事者に代わり直接工事を行ういわゆる直接施工を9月中旬に実施し,9月末日までに造成工事を含め,完了させようと思っております。直接施工するときには,都市建設委員さんの中からも,数名の,現地での立ち会いをお願いしたいと思います。その後の予定ですが,平成18年度には第1公園の整備を行い,すべての工事,そして確定測量を終わらせ,事業終結へ向け,一連の事務手続きを進めながら,保留地等の処分を行っていきたいと思っております。また,町界町名の変更がスムーズに進めば,平成19年度中に石岡駅東土地区画整理事業が,すべてが終了するものと思われます。以上でございます。

金井委員)一番広い道路の工事に入ると思うんですが,設計のね,ここに植える樹木はどういうふうになってるのかお尋ねします。

都市計画課長)樹木の植える場所については,スペース的にはとってありますけども,今回の工事の中で樹木を何を入れるとか,というの設計,そこまでの設計には入れてございません。あとで入れるようなスペースをとっておくということでございます。植えたとしても,高木ではなくて低木でやっていきたいと考えております。

金井委員)いまの説明で,昔の計画ではケヤキを植える予定だったんです。真ん中じゃないかと思うんですが。それで,市の木のケヤキなんかも決定したわけですし。そのへん,ケヤキについていろいろその後,いろいろあると思うんですが,真ん中にもちろん象徴になるような,象徴って言うか,石岡駅前にふさわしい,ある程度の木を植えて,それでやっぱり歩道にやっぱり適当な木を植えるというのが必要じゃないかと思うんですが。

都市計画課長)道路の真ん中の中央分離帯ですか,そこのところにケヤキを植えるというような話というか,それはちょっと私どもの方でつかんでおりませんでしたので,今回の整備の中で,中央分離帯のところに街路灯を,40メートルぐらいのスパンになるかと思いますが,街路灯で中央分離帯を整備して,下を低木でやっていこうという計画のもとに発注はしておりますけど。発注というか設計はしておりますけども,以前にそういう,ケヤキで整備するとかいうことであれば,再度,前のその経緯を調べまして,そのようなことであれば設計変更の中で考えていきたいと思います。

建設部長)いま担当課長が答弁しましたように,よく調査しまして,区域の中,あるいは地域の方々の***を再度調査して,そういう約束であれば当然やらなければなりませんので,よく皆様方とご相談したいと思います。よろしくお願いいたします。

金井委員)いま聞いたのは,ケヤキを植えろという意味じゃないですよ。ただね,やっぱり市の象徴というか,初めて広い通りができるんですから。どこへ行っても,杜の都じゃないけどね,ある程度の木が揃ってね,日陰もあってということじゃないと,新しくできる石岡の駅東のメイン道路にふさわしくないと思うんだよね。南へ行けばクスノキとかね,いろいろあるでしょうよ。ある程度の大きさになって,そんなにそれ以上は大きくならないような木で,それで落ち葉もある程度,そんなに,批判をくわない程度で。やっぱり緑のある駅前通りというのが必要だろうと思うんで。発注したのかどうかわかんないけども,ちょっとそのへん,駅前通りにふさわしいものを。私は当然,考えていたと思ったんで。そのへん,よろしくお願いします。

徳増委員長)建設部長から報告があるとのことですので,お願いいたします。

建設部長)もうすこし,若干時間をいただきたいと思います。いまの件つきましては担当課長が考えてくださると思いますんで,先生,ひとつご了解をお願いします。藤枝なくしてこの駅東区画整理は完了しませんでしたので,よく褒めてやってください。トントン拍子に非常に難しいところを次々に片付けてまいって,本当に私もびっくりしておりますので。市長からはあまりお褒めの言葉がないもんですから,代わりにひとつ。
 それは冗談で,次にインターの件でご報告申しあげたいと思います。新聞等でも過日の水戸インターですか,が,簡易インターの方へ名乗りを上げて,恐らく知事が特に推してる地元でございますので,採択になるだろうとは思ってはおります。現在の状況でございます。前回もご報告申しあげたと思うんですが,県南地区の常磐道にかかるインターの,新たなインターの適地の調査を実施しております。6月の下旬には委託が完了してくれというようなことでございます。当石岡につきましては,村上六軒線の,常磐道の,直接その,○○○○(業種名)がございます。その部分からインターへ入ると。出られるというような方法で,ひとつ1案としてそういう方法。もう一つは正上内に近寄った部分について可能性があるかどうか調査をしてくださっているということでございます。これが6月下旬には完了して県の方に上がってくるということでございます。石岡が入っているのは間違いございませんので,報告が近々でると思います。今後の問題ですが,いま新聞等を賑わしているETCの簡易インターにつきましては,石岡は入りません。漏れですね。ということでございます。と言いますのは,10月1日に道路公団が民営化になってしまうんですね。それ以降について,引き続き簡易インターを整備していくのか,というような問題もまだ決定されておりません。ということで,一応10月1日が民営化なので,これ以上,簡易インターの要望を県としても出来ないんだと,というような状況にあるように聞いています。それから,石岡市としては,考え方としては追加インター。地域開発のための追加インターでフルインターですね。それで簡易なもの。出来るだけ簡素なものを。ETCを備えたものが。恐らく人手を使わないでETC専用で,出来るだけやっていければというふうに考えるのが一番経費的に良いかなというような考えはあるんですが,ただこれについてはまだ具体的に市長とも詰めておりませんので,いずれにしても管理事務所を置かなくちゃならないということも出てきますので,そこらへんは今後,八郷の兼ね合い等もありますんで,もう少し詰めて,6月下旬以降,委員会の方のお話しをお伺いしまして,もう少し詰めていきたいと思います。
 4月22日,助役と私が県庁の高速道路対策室へ行きまして,事前打ち合わせをしてきまして,24日に市長と私が行きまして,28日に土浦土木の方へ市長,助役,私と都市計画課長でお伺いして,そういう話をしていただきました。その中で,予算なんですが,日立の場合50億円,有料道路含めて50億円。石岡の場合,有料道路の整備がそんなに必要ございませんので,約30億円。有料道路が20億円かかったそうです。30億円みれば,最低30億円見てくだされば予算的には間に合いますよ,というお話しをいただきました。それで,私も助役も,市長には「特例債をぶっこみましょう」と。特例債事業にはなってませんが,推進事業には入っておりますので。特例債の枠がまだ,200億円なんですよね,130億円しか使いませんし。また,指定した特例債事業が順調にすべてが進むというふうには考えられませんので,その中でもし枠があれば,30億円なので,そうするとまちづくり交付金を,4割ですから,これをいただいて4割。それからまちづくり交付金をいただくと県が1割負担する。5割になります。あと,残りの15億円に対して特例債をぶっこめばいい,ということになりますと,予算の確保が目処が立ちましたので,市長もその気になって,非常に強い意欲を示しております。あとは自治体の意欲だと。美野里にできるか石岡にできるかは自治体の意欲だというようなことを県でもお話ししてくださってますので,市としては。ただ県は,茨城県を見ても,石岡の村上六軒線の付け根の,直接常磐道に上から乗せると。あれが一番適地だと。最高の条件ですよと言ってくださっております。問題は何の問題もない。問題があるとすれば,市の財源と市の意欲。市の意欲があれば,自治体の意欲があれば可能性が出て参りますよというようなお話しでございますので,今後,6月下旬に調査の結果が出て参りますので,その後,逐次,詳しくご説明をしていきたいと思いますので,今後ご協力をお願いしたいと思います。
 もう一つ,議会の方で質問がございました,実は私もあんまり当初は,正直に申しあげますと乗り気ではなかったんですが,非常に申し訳なく思ってますが,残土捨て場の件なんですが,実はこの予定もしない駅東の道路の整備ができることになりまして,あそこの残土を取るだけで,その捨てるための運送費とか,莫大な予算が出てくるわけです。16年度は意外と安くできました。これは市内に捨てる場所がございましたから。筑波線ですね。今後,また5,000立方メートルの土が出るんですね。それでアルコール跡地に捨てさせてほしいということで,藤枝課長の方で当たったんですが,アルコールの方から「予定が決まってないのでお断りします」ということで断られてしまいまして,それでもやはり,それを茨城県のリサイクルセンターへ運ぶと,3,000万円から4,000万円の,最低でもそのぐらいの経費がかかるわけなんですが,議会へも,残土捨て場を確保して参ります,という答弁をしておりますし,助役とも作らなくちゃならないという方向で話が来てましたので,実は昨日,リサイクルセンターの方へ行きまして,市でやりたいんだということをお話し申しあげました。スタイルにつきましてはまだ決まってませんが,市が直接やるというようなことじゃなく,委託で行きたいと思っております。場所については決まっておりません。ということをお話し申しあげました。もちろん,石岡近辺で今後,県が運営するリサイクルセンターが出来る可能性はあるのかというようなお話し,出来れば,そこを利用し,市として改めてやる必要ないんで,当市を含めて近辺に出来ないかと言うと,「出来ません」と。「計画もございません」という話しでございますので,今後,整備していきたいという意向を示して,県の指導をいただきながら,規則整備あるいは管理の調査について,管理運営規則等も整備しなくちゃなりませんので,そういった整備に入って参りたいと考えてます。その都度,またこれについては申しあげたいと思います。そういうことで県と話し合いに入りました。以上です。

徳増委員長)ただ今の発言について,なにかございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

徳増委員長)ないようですので,以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。


 閉会 午前11時59分




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