請願第14 核兵器廃絶を求める請願(紹介議員 前島孝元,岡野孝男,村上泰道)

【付託】 平成22年第1回定例会

【要旨】
 核兵器は未だに世界に2万1千発も存在し,核兵器の脅威から,今なお人類は解放されていません。
 このような状況の中,本年5月に開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議は,核兵器廃絶の道筋を決める重要な会議となります。前回(2005年)の再検討会議の失敗は許されず,「包括的核実験禁止条約(CTBT)」の早期発効をはじめ,「兵器用核分裂物質生産禁止条約(FMCT)」(カットオフ条約)の交渉開始など重要課題の合意形成が求められています。国是である非核三原則の堅持とともに,地域の平和と安全のため,「北東アジア非核兵器地帯条約」の実現に向け,粘り強く取り組むことを期待しています。
 広島,長崎の市長を先頭とする平和市長会議も,2020年に核兵器の全廃をめざす「2020ビジョン」の実験に向けて取り組みを開始しています。
 よって,貴議会におかれましては,核兵器廃絶と恒久平和をめざし,意見書を政府に提出していただけますよう請願いたします。

 1. 2010年NPT再検討会議で,2000年合意を再確認し,核兵器廃絶の道筋を合意すること。
 2. 2020年までに世界中にあらゆる核兵器の廃絶を実現すること。