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請願第15 八ッ場ダム等水源開発の検証検討について(紹介議員 小松美代子)

【付託】 平成23年第1回定例会

【要旨】
 昨年10月「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議・中間とりまとめ」を受けて,八ッ場ダム事業の検証検討会議が始まりました。国土交通大臣は本年度秋には検証を終了するとも言明しています。一方で,衆議院予算委員会において自民党の河野太郎議員は「利根川の基本高水疑惑」を追及,馬渕大臣は誤りを正すべく「基本高水計算の見直し」を約束しました。
 こうした混乱の中,検証検討会議が始まりました。問題は検証検討の主体が関東地方整備局,茨城県を含む関係6都県,並びに関係市町村という「八ッ場ダムの事業者」であることです。これまでのダム事業者は,国交大臣が誤りを正すとした「利根川の基本高水」を根拠に,八ッ場ダムなどの事業計画を立て推進してきました。果たしてこうした検証検討主体に科学的で公正な検証が期待できましょうか。
 利水におきましても大きな動きがありました。貴自治体を含めた県西,県南,県央それぞれの首長が連名で「水道水供給事業料金見直しの要望書」を県知事宛てに提出いたしました。
趣旨は添付の資料によりますが,要望を受けた企業局幹部は次のように言明しました。
1.企業局の財務は現時点では黒字だが,平成23年には湯西川ダムが完成する。今は不透明だが,八ッ場ダム,霞ヶ浦導水,思川開発が完成すれば,その維持費,減価償却費がかさんでくる。とても現在の財務状況は維持できない。
2.もうこれ以上の水はいらないと言うが,各市町村との契約水量の実施協定がある  以上,水源開発を進めざるを得ない。
 ご指摘するまでもなく,水道事情の当事者である市町村首長,県企業局は共に水余りを認め,契約が過大であることから無用な水源開発から撤退できず,水道料金を押し上げていることを認識しているものと存じます。
 貴議会におかれましては,上記の主旨をご理解頂き茨城県知事に対し意見書を提出して頂きますよう請願いたします。

【請願事項】

 1.茨城県も参加する八ッ場ダムなどの検証検討を科学的・公正されるよう県に求めること。
 2.県企業局との契約水量を実態に合わせ見直し,八ッ場ダムなど無用な水源開発から撤退し,水道料金の引き下げを求めること。


【審査結果】 不採択