陳情第12 「東海第2原発の廃炉を求める意見書」採択を求める陳情

【付託】 平成23年第4回定例会

【陳情趣旨】
 私たちは1999年のJCO臨界事故を決して忘れることができません。600人余が被ばくし,2人の尊い命が失われました。あの日,正確な情報や指示がない中,保育所では子どもたちが外で遊び,学校では放課後部活動が行われ,夕方から降り出した雨に濡れて帰宅した子ども達もいました。妊娠していた女性は子どもを産んでいいのかどうか迷い,被ばくした嫁は貰えないと婚約破棄された女性もいました。
 「原子力事故はどんなことがあっても2度と起こしてはならない」これは私たちの強い思いです。
 福島原発事故は7ヶ月を過ぎても未だ収束の見通しがたっていません。ふるさとに帰れない人,高い放射線の中でおびえながら暮らす人,先祖からの農地を手離さなければならない人などどれだけ多くの人々が苦しんでいることでしょうか。過酷事故を経験した国民に「安全な原発」ということはもはや通用しなくなりました。
 東海原発は運転開始から32年が経過し老朽化が著しくなっています。私たちは原発事故を心配しながら生活するのはもういやです。事故をくりかえさないために,これ以上の被ばく者をつくらないために,未来をになう子どもたちに安心と希望を保障するために今こそ政治の決断がせまられている時と考えます。

【陳情項目】
 「東海第2原発の廃炉を求める意見書」を貴議会で採択し,茨城県と国に意見書を提出してください。




【付託】 平成23年第4回定例会

【付託先】 議会運営委員会

【委員長報告の要旨】 省略 (当議会の慣例に従って,議会運営委員会の委員長報告は,省略)

【結果】 採択



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