陳情第17 東日本大震災で破損した瓦の受け入れ延長に関する陳情

【陳情の趣旨】
 東日本大震災により多くの民家で屋根瓦が破損しました。諸々の理由により,未だ修理が行われず,ブルーシート等による応急措置で,雨露をしのいでいる家庭があります。石岡市では市内の民有地を搬入場所として,平成24年2月29日まで破損した瓦の無料受け入れを行っておりますが,震災被害者の実情をご理解のうえ,土浦市なみの受け入れ延長を陳情いたします。

【理由】
 東日本大震災により,あまりに多くの民家の屋根瓦が破損したことにより,その修理に要する瓦の生産が間に合わない。あるいは屋根瓦職人の手配がつかない。さらには経済的な理由により,屋根瓦の修理に今しばらくの猶予がほしい等,理由が違えども屋根瓦の修理が未だ行えず,ブルーシート等による応急措置による生活を営む家庭はまだまだ多いのが現状です。
 土浦市においては,震災被害者の実情に配慮し,破損した瓦等の無料受け入れを平成25年3月26日まで延長を決定しております。
 震災被害者の実情にかんがみ,負担軽減に向けた格別のご配慮をお願いいたしたく,本陳情を採択のうえ,温もりの感じられる施策実現に向けて久保田健一郎市長への働きかけをお願い申し上げます。


【付託】 平成24年第1回定例会

【付託先】 環境経済委員会

【委員長報告の要旨】
 審査では委員から「被災に遭われた方は,屋根を修理しないのではなく,瓦の供給が間に合わないことなど,いろいろな問題からできないものであり,要望に応えるよう延長すべき」という意見や「屋根瓦の修理に5年くらいかかる,という話がありますので,できるだけ延長すべき」という意見,「この瓦の受入れは市民から大変感謝されており,市民負担の軽減の意味からも延長は妥当である」といった意見が出されました。続く討論において委員からの発言は無く,採決を行った結果,当委員会は全会一致をもって,本陳情を「採択すべきもの」と決した次第であります。 また,あわせて当委員会は,執行部に,この採択されました本陳情を送付し,その処理の経過及び結果の報告を請求することを決定した次第であります。

【結果】 
採択



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