陳情第24 杉並一丁目地内市道拡幅・延長に関する陳情

 昨年の東日本大震災により,石岡市においても被害が多かったかと思います。災害が発生した時に,地域住民が避難するための道路整備が重要になっております。
 さて,私たちが生活道路として利用する,杉並一丁目地内の市道A3076号線は,杉並小学校前で行き止まりになっております。災害が発生した時,杉並小学校は市の避難所にも指定されていることから,避難道路の確保と防犯上の観点から,石岡保健センター前(杉並小学校正門前)の市道A3069号線へ通り抜けできるようお願いします。
 また,その市道A3069号線は,道路幅員が現況で約3mしかなく,車の交互通行及び歩行者とのすれ違いに危険が伴う恐れがありますので,すれ違いができるようお願いします。
 このような状況であり,日常生活はもとより非常時並びに災害発生時においても,一刻も早い道路整備の実現を住民一同強く望んでいるところであります。
 つきましては,財政事情の厳しいこととは存じますが,地域にとりましても「安全で安心した生活」をするためにも,現状をご賢察の上特段のご配慮を賜りますよう,陳情するものであります。

【付託】 平成24年第1回定例会

【付託先】 都市建設委員会

【委員長報告の要旨】
 審査に先立ち、当委員会は、現況を確認するため、陳情箇所の現地調査を実施いたしました。その後の審査において、委員からは、「本陳情の願意は妥当であり、通り抜けができるようにするための道路として2つの案が示されているが、どちらか一方で対応できると思うので、執行部において検討し、道路改良を進めてもらいたい。」という意見、「通り抜けができるようにするための道路は、位置図に示されている@が適切であり、執行部において用地買収の努力をしてもらいたい。」という意見、「2つの案が示されているが、将来の道路としては、どちらが良いかを検討し、進めてもらいたい。」などの意見が出されました。また、委員から、「杉並小学校の用地を一部拡幅することにより、対応が出来ないか。」との質疑がなされ、これに対し、執行部からは「学校用地を使用する場合には、教育委員会との調整、並びに諸手続きが必要となり、地権者の意向にもよりますが、早急に整備が必要な場合には、買収をしたほうが早いのではないかと考えている。」との答弁がなされました。さらに、執行部からは「今後、地権者と交渉しながら、意向を確認し、整備に向けて進めていきたい。」との考え方が示されました。
 以上の審査のあと、討論をする委員はなく、採決を行った結果、本陳情については、その趣旨・願意を妥当と認め、全会一致をもって、「採択すべきもの」と決した次第であります。また、あわせて陳情第24については、執行機関に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求することと決した次第であります。

【結果】
 採択



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