陳情第27 東海第二原子力発電所の廃炉を求める陳情
陳情趣旨
東京電力福島第一原子力発電所の事故から1年余が経過しました。原発の事故による放射能汚染は,広範にわたって,人間の健康に多大な被害をもたらし,農業や漁業をはじめ,人々の暮らしの存立を危うくしています。しかも,これらの放射能災害は1・2年で解決するものではなく,長期にわたって続き,一度事故が起きると,科学・技術の総力を結集しても制御できません。
県内にある東海第二原子力発電所は,先の大震災で外部電源を喪失し,危機的な状況であったことが明らかになりました。老朽化が進むこの発電所の30キロ圏内には100万人が住んでおり,事故が起きた場合,住民を避難させることは不可能といわれています。石岡地域はこの原発から約40キロから50キロの位置にあり,事故が起きた場合,風向きによってはこの地に住むことさえできなくなる恐れがあります。
住民のいのちと安全,くらしを考え,貴議会として,東海第二原子力発電所の再稼働をやめ,廃炉にすることを国・県・事業者に意見書を持って要望し,あわせて市として防災対策を策定するよう求めます。
陳情事項
1 老朽化した東海第二原子力発電所の廃炉を国・県・事業者に求めること。
2 廃炉を実現するまでの期間,万が一に備えて市としての防災対策をたてること。
【付託】 省略
【付託先】 省略
【委員長報告の要旨】 省略
【結果】 みなし不採択 (陳情第23と同趣旨の内容であるため,みなし不採択と決した。)