陳情第47 石岡市の子育て環境を整える陳情
【陳情理由】
急速な少子化の進行と育児支援の多様化により,幼稚園と保育所施設の弾力的な運用が求められるようになり,国において議論され,来年4月より「子ども・子育て支援新制度」が施行されます。
新制度では市町村が実施主体に,都道府県は国と共に市町村を重層的に支える位置づけとなっております,自治体が主体的に責任を持って保育と教育の質を確保しつつ,効率的な制度運用を実現することが重要であります。
つきましては私立幼稚園の人的資源・物的資源を最大限に活用し手厚い子育て環境を整えることは,未来の石岡市にとって大切なことと考え,石岡私立幼稚園連絡協議会と致しましても地域子育て支援や子ども達のより環境づくりに邁進する所存であります。
未来を担う石岡市の子ども達により良い教育環境を提供し,子育てしやすい石岡市としての施策発展におきまして,次の事項について格別のご配慮を賜りますようにお願い申し上げます。
【陳情主旨】
1 新制度移行に伴い,こども福祉課様でも保護者へお手紙を配布していただき,制度の概要説明はしてもらっております。
しかし,毎年10月より来年度の園児募集を行っていますが,園及び保護者としても施設型給付額や保護者利用者負担額の提示がなければ判断しづらい状態であります。今後石岡市においても検討中と聞いていますが早急な結論提示を希望いたします。
また1号認定に係わる施設型給付については国の定める公定価格に係わる基準をもとに各市町村が給付額を決める仕組みになっており,さらに地方単独費用部分との2階建ての構成となっていることため,地方単独費用部分が削られて不公平がないようにご配慮願います。
2 子ども・子育て新制度の中では総合的な子育て支援も盛り込まれており,その1つに「一時預かり事業」があります。
現在は石岡市内全幼稚園で預かり保育をおこなっておりますが新制度では「一時預かり事業」として市町村から「地域子ども・子育て支援事業の1類型」として受託する事となりますが現在の預かり保育が円滑に移行できるように委託単価や利用条件などをご配慮願います。
3 「子育て支援センター事業」並びに「つどいの広場事業」について子育て支援の拠点づくりを推進し,働きながら子育てをしている家庭のみならず,専業主婦家庭を含むすべての子育て家庭への支援という観点からも,私立幼稚園も対象となるようさらなる拡充をお願い致します。
【付託】 平成26年第3回定例会
【付託先】 教育福祉委員会
【委員長報告の要旨】
陳情に掲げられていることは,現在,執行部が積極的に取り組んでいることから,委員会でも取り組むべきであり,その願意は妥当であるとの認識になりました。
【結果】 採択