陳情第6 鹿の子四丁目地内地滑り対策工事を求める陳情

【付託】 平成23年第2回定例会

【要旨】
 先般の東日本大震災において鹿の子四丁目地内が大規模地滑りを起こし,現在7世帯の方は避難をしており,このままでは自宅に戻ることが出来ません。今後二次災害を防ぐためにも,是非とも行政にて地滑り対策工事をお願いしたく陳情いたします。

【委員長報告の要旨(都市建設委員会)】
 本陳情の趣旨は,過日の東日本大震災において,鹿の子4丁目地内で大規模な地滑りが起こり,7世帯が避難を余儀なくされていることから,今後の二次災害を防ぐため,地滑り対策工事の施工を求めるものです。
 審査に先立ち,委員全員で当該地区へおもむき,陳情箇所の状況を調査しました。その結果,被害の甚大さを認識し,改めて,その対策の必要性を感じたところです。
 その後の審査において,委員からは,「どのように,またいつまでに復旧するのか」質疑がありました。これに対し執行部からは,道路の復旧という観点から答弁がなされ,道路と民地との境界測量を行ない,その後,土留め等のよう壁の取り扱いを関係地権者と協議をしながら,工事を発注していきたいと。道路や下水道等の復旧の見通しについては,境界の立ち会い,塀の取り扱い等の協議もあることから,完全な形での復旧は,年度内を見込んでいるとの答弁がなされました。「県で行っている急傾斜地対策工事には該当しないのか」との質疑に対しては,執行部から,「災害による工事は,あくまでも現況復旧であり,がけ崩れ等には適用しない」との答弁がなされ,崩れた塀の影響については,「工事を施工する際に,地権者と協議をしていくべきものと考えている」とのことでした。
 これらを踏まえ,委員から,「行政としてできる範囲で,地権者に負担がかからないよう,その対応をお願いしたい。」との意見が出されました。
 以上の審査のあと,討論をする委員はなく,採決を行った結果,本陳情については,その趣旨・願意を妥当と認め,全会一致をもって,「採択すべきもの」と決しました。


【結果】 
採択