陳情第9 市民の憩いの場「白雲荘」の存続を求める陳情

【付託】
 平成28年第4回定例会

【要旨】
 ご存知のように「白雲荘」は入浴施設を軸に囲碁,将棋,カラオケなどの遊戯施設もあり,近隣住民はもとより,高齢者にとっても有意義な憩いの場として年間2万人を超える利用となっております。
 今多くの地域では高齢者の一人暮らしや,引きこもりなど高齢者の孤立化などが社会問題となっておりますが,白雲荘での出会いや,交流は大変意義のあるものです。
 また白雲荘の立地する高崎,高浜,南台付近での百名近い住民が集まれる場は白雲荘しかなく,老人クラブの総会や交流などの場としても重要な役割を果たしており,地域にとって,なくてはならない施設となっております。
 その施設が広域ごみ処理施設建設に際し解体されると聞き大変驚いています。何とか継続して利用できないかと思う有志が集い,利用者や周辺住民による存続署名が取り組まれ,短時日のうちに1400名を超える署名が集まりました。それをもって,霞台議会に陳情しましたが,残念なことに十分な審議もなく不採択となりました。
 使い勝手の良い白雲荘の存在は,他の施設をもっても代え難く,「数年待てば新しくなる」と言われても,高齢者にとっては「今が大事」なのです。何としても今のままの存続を御願いしたく,当議会で存続決議をされますよう切にお願い致します。

【陳情事項】
 広域ごみ処理施設建設計画を見直して,現在の「白雲荘」を存続すること。

【付託先】
 
教育福祉環境委員会 

【委員長報告の要旨】
 
委員からは「これまでの経緯,事情等によると,今の焼却施設を残したまま新設地で新しい焼却施設をつくり,古いものを取り壊すという順序となっており,その新しい焼却施設を建てるところに白雲荘があるため支障があるとのことである。白雲荘に関してはその後,また再開して市民の皆様により良いもので提供したいと伺った経緯があるので,利用者の方々には少しの間待っていただくことがよい」との意見が出されました。

【結果】

 不採択