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令和元年度 教育福祉環境委員会

 第9回委員会 (11月26日)
出席委員 勝村孝行委員長,新田茜副委員長,菱沼和幸委員,池田正文委員,小松豊正委員,玉造由美委員,石橋保卓委員
市執行部 【生活環境部】
生活環境部長(齋藤秀幸),次長兼水道担当(鈴木勉),生活環境課長(田辺武弘)
【保健福祉部】
保健福祉部長(小倉俊彦),次長兼福祉事務所長(金井悟),こども福祉課長(萩原正晴),健康増進課長兼石岡保健センター所長(武井理江子),健康増進課長補佐兼地域医療対策室長(飯田昭憲)
【教育委員会事務局】
教育部長(豊崎康弘),次長(吉澤房江),参事兼教育総務課長兼学校統合担当(神谷一美),教育総務課指導室長兼学校統合担当(関美智子),文化振興課長(原田和宣),中央公民館長(宮部善仁),スポーツ振興課長(大久保英明)
議会事務局 庶務議事課主任(大石美智子)

勝村委員長)ただ今から,教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付しております協議案件書のとおりであります。
 次に本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。
 請願第1教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願についてを議題といたします。本請願につきましては,先の定例会最終日におきまして当委員会に付託された案件であります。
 本件について,事務局から受理の経緯及び請願の概要等について説明を求めます。

事務局)請願第1「教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願」における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。
 まず,受理の経緯でございますが,令和元年8月16日に提出され,同日付で受理いたしております。
 提出者は,水戸市笠原町の茨城県教職員組合,○○(個人名)様ほか296名で,紹介議員は,岡野孝男議員でございます。
 内容でございますが,子どもたちの豊かな学びを実現するため,計画的な教職員定数改善による少人数学級の推進と,義務教育費国庫負担制度の堅持について,国への意見書提出を求めるものでございます。
 説明は以上でございます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより審査に入ります。本請願についてご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

石橋委員)現状をお伺いしたいんですけど,今の学校現場のほうで教職員の定数と言う部分において,石岡市のほうではどのような認識をお持ちなのかお伺いをいたします。

指導室長)石岡市の現状を申し上げます。
 数で申し上げますと,石岡市,子ども達,児童生徒の数から算出される教職員定数は,小学校のほうで総数が200,中学校のほうは101となってございます。こちらだけでは分かりづらいと思いますので,児童生徒数との比率で申し上げたいと思います。市内の児童数の合計は3,284名,生徒数のほうは1,799名となってございます。先ほど申し上げた教職員定数で児童数,生徒数それぞれを割りますと,教職員一人に対しての子ども達の人数が出ます。そちらを申し上げます。小学校のほう児童数ですが,一人の教員につきまして児童数が18.14人,中学校のほうは生徒数,一人の教職員につきまして18.74人となっております。国のデータと比較しますと,平成28年度11月財務省の記録によりますと,小学校の一人当たりの教職員に対する児童数が17.4人,中学校のほうが教職員一人当たりの生徒数が13.9人となっておりますので,石岡市としましてはその数を下回っているというふうに判断をしております。以上でございます。

石橋委員)ちょっと確認したいんですけど,石岡市は下回っているということはいわゆる国の基準と言いますか,そういう部分で充足がしてないという意味で理解をしていいですか。

指導室長)現時点で国の人数と比べますと,それを下回っておりますので十分ではないと判断されます。ただ,こちらは純粋な教職員の数になっておりますので,非常勤講師の数,それからそれ以外の数を加えますと,もう少し緩やかなものになりますが,やはり今の状態ではきついと判断をしております。以上でございます。

石橋委員)その国で定められた基準と言いますか,実際の教職員の皆さん方の配置についても,それに則った配置がされているのかなと思うわけですけども,いずれにしろ小規模校も大規模校もそれぞれ基準が違うでしょうし,教職員の皆さん一人一人の児童生徒数もそれでだいぶ変わってくるのかなというふうに思うわけですけど,そういう事色んな面を踏まえてですね,現実的な話し石岡市としての教育現場としてはもっと,今お話しがありましたが正職の教職員の方々と,非常勤外部講師とかそういう部分で,ある程度補充をしているというようなお話なのかなとは思いますけど,現実的にもうちょっとですね充足率を上げたい,配置を増やしていただきたいという部分が,石岡市の現場としての今の本音なのかどうかお伺いをしたいんですけど。

指導室長)石橋委員がおっしゃったように,確かに学校によって現状によって一人の教職員に対する児童生徒数は違うのですけれども,やはり市全体として見ますと,先ほど申し上げましたように国の基準を下回っているという部分もございますので,できましたら教職員の増員を希望するところでございます。以上でございます。

石橋委員)現場としての切実な声と言う感じがするんですけども,一方ですね教員希望者が毎年減っていると,特に中学校を希望する教職員の皆様が激減をしているというような話も聞くわけです。そういったところで今後どのようにですね教員を確保するか,特に優秀な教員をどれだけ石岡のほうで確保できるかどうかというのが課題になってくるのかなと思うんですけども,そういう全体的な意味を踏まえますと,今回出された請願は当市議会のほうとしても採択すべきではないのかなというのが私の考えであります。以上です。

勝村委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)これより討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 請願第1教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。本件は,その趣旨・願意を妥当と認め,「採択とすべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。
 暫時休憩いたします。

―休憩 意見書案文の配付―

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ただ今「採択とすべきもの」と決しました請願第1は,地方自治法第99条の規定に基づき,国の関係機関へ意見書の提出を求めるものであります。
 そこで,休憩中に意見書案を作成し,お手元に配布させていただきました。
 それでは,意見書案についてご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。ご意見等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。
 本件の願意達成のため,当委員会として,お手元の案文のとおり議長に意見書案を提出いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査は,終了したわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これに ご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕
 
勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査といたしまして,「地域医療対策の進捗について」を議題といたします。 
 本件について,執行部より説明を求めます。

地域医療対策室長)それでは健康増進課から地域医療に係る対策を検討する専門委員会における協議の進捗についてご報告申し上げます。
 資料をご覧ください。
 協議の経過といたしましては,まず8月7日に第1回地域医療に係る対策を検討する専門委員会が開催され,石岡地域における医療の現状の把握と,医療課題の整理が行われました。その後,9月19日に第2回専門委員会,10月の16日に第3回専門委員会が開催され,石岡地域に必要な医療体制の整備のための具体的な対策について協議がなされました。
 そして,先日11月21日に第4回専門委員会が開催され,これまでの会議で出た意見等を集約し,報告書と地域医療計画案を作成するに至りました。
 続きまして,専門委員会としての結論についてご報告申し上げます。
 今年の8月から昨年の市民医療懇談会での意見や,県や医師会の協力のもと実施してきた石岡地域の医療の現状の分析の結果等を踏まえまして,具体的な対策として複数病院の再編統合と病床の再配分について優先的に取り組むべきとの結論が得られました。
 ポイントといたしましては,病院を再編統合し公立化すること。病床の過剰区域に属する石岡地域において増床が基本的には認められないことから,病床特例制度を活用して病床の再配分を行うところでございます。
 次のページに行っていただきまして,また留意事項といたしまして,今後計画を進めるにあたりまして,国との協議や地域医療構想調整会議において議論を行う必要があり,その中で,計画の内容の変更を求められる可能性があること,また各事業は,地域に必要な医療体制を構築するために行うものであることから,市議会や市民の理解と協力を得ることや,地域の医療機関の連携を継続できることなどが付記されました。
 その他,病院の再編統合以外の対策につきましても,取り組む時期ごとに,医療供給体制の整備に係る対策,医師確保に係る対策,救急体制強化に係る対策を整理いたしまして,地域医療計画案としてまとめられました。
 今後のスケジュール等につきましては,まず,今月11月29日に第2回石岡地方医療対策カンファレンス,こちらの方に専門委員会報告書及び地域医療計画案が提出されまして,石岡市,かすみがうら市,小美玉市の3市長及び石岡市医師会長による協議がなされます。
 その後,パブリックコメントなど,市民等からの意見の聴取を実施いたしまして,それらを踏まえまして地域医療計画案を修正し,第3回カンファレンスにおきまして,石岡地域の医療対策の方向性の決定と石岡地域医療計画の完成を目指します。以上となります。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

小松委員)いくつか質問いたします。
 この今もらっているペーパーにですね,公立という言葉が出てきます。第一病院も医師会病院も民間ですよね。それが再編統合になりますね公立になりますと。このことが出されました読売新聞の11月22日大きく公立化目指す。公立化とは何を指すのか。具体的に説明してください。

地域医療対策室長)公立化の具体的なところなんですが,設置者が公的なものに行政のほうがなるという形を示しております。以上です。

小松委員)これは要するに石岡市立ということもあり得るわけですか。それとも指定管理者制度ということも議論の中では言われていると思うんですが,もう少し明確に言ってもらえると,どういうことを指すんですか。

地域医療対策室長)専門委員会の中では公立化というところで,例えば設置者を石岡市にするとか,ただこちらのほうはどういう公的なものにするかというところまでは委員会の中では決まっておりません。委員会の中では石岡市が設置者になって病院の経営のほうを指定管理者に出すというような考え方も示されております。以上です。

小松委員)そういう石岡でやることもあるし,指定管理者制度にすることもあると,そういう事も含まれているということですね。まだはっきりしてないと。
 それから2つ目の問題としては,私は第2第3第4回の専門委員会を聞いてきましたけど,市民の一番関心事項である産科をどうするんだということについて,経過的には山王台病院の所に書いてあった時期もあるんですけど,これはどういうふうになるんですか。

地域医療対策室長)専門委員会の中ではそれぞれ公立化される病院の中で産科を設置する場合と,山王台病院からも昭和大学と産科の開設の可能性も含めて,交渉というか打合せ協議をしているということでお話をいただいております。産科につきましては,専門委員会の中でも2つの病院で開設するよりは地域の医療機関同士で相談してどちらか1か所で開設したらいいんじゃないかという意見も出てましたので,そちらは地域の医療機関の連携,医療機能による役割分担というところで協議して,市内の石岡地域のどこかの病院,例えば,公立病院か山王台病院のどちらかで産科が開設できればと考えております。以上です。

小松委員)第4回専門委員会でも協議にありましたけども,ランニングコストの赤字補てんはしない,いわゆる公立化しても。これは理解だと指定管理者制度にする場合何年か契約であって,しかし一定の財政は最初から出すんだけど,日常的な収支決算における赤字が出た場合は,そこまでは踏み込まないという意味だろうと思うんですけど,もう一度そういう事でいいんですか。

地域医療対策室長)専門委員会の中での地方交付税の範囲での支出のみにして,それを超える赤字補てんはしないというところなんですが,具体的に言いますと病院をつくる際の国の病院事業債であったりですとか,公立病院を指定管理に出したときの運営に対する地方交付税措置というものが想定されると思うんですが,そちらを国からいただいた金額を越えて病院のほうに赤字補てんのために一般財源から支出することはないというお話だったと思います。以上になります。

小松委員)読売新聞の記者もねこの記事書く前に,そういう担当部局に聞いたと思うんですけども,この中でこういう表現があるんです。市医師会病院がある八郷地区の患者の利便性が低下しないよう受け皿を確保すると,受け皿を確保すると,受け皿を確保するっていうのは具体的に診療所をつくるとか,そういう受け皿っていうのはそういう意味も含めて理解するんだけど,これは担当部局も了解して新聞記者と話し合ってこうなったってことなんですか。これはどう理解してますか。

地域医療対策室長)こちらにつきましては,専門委員会の中で短期的な中期的な長期的な対策としてあげられた内の1つにあります。具体的にその診療所をどこにするなど具体的なところまでの協議はなされてませんが,少なくとも八郷地域の患者さんが不便にならないように,その診療所ってところも含めて,今後協議が必要になるかと思います。以上です。

小松委員)当局の理解としても診療所をあそこに全くなくすんじゃなくて,そういうこと残すっていうことも含めて受け皿というふうに理解しているということですね。

地域医療対策室長)専門委員会の中でも何らかの方法と言う形で,八郷地域の医療が成り立たなくならないように方策を検討していかなければならないという所で,専門委員会からも地域医療計画案の中に盛り込んでいただいておりますので,そこは事務局としましても今後協議検討していくところだと思います。以上です。

小松委員)それとこの言葉ですけど,再編統合って言葉使ってますよね。再編して2つ,医師会病院と第一病院が今あるんですけども,再編して統合するっていう,これもう少しこれ正確じゃないと思うんですよ。要するにこれは第一病院に医師会病院を吸収合併するという事でしょ本質的に。吸収合併でしょこれは。つまり医師会病院ってのは第一病院に全部理事長先生も受け入れるという言葉使っているんですから,第一病院を拡充すると,だから第一病院に医師会病院を吸収合併するというのが正確な言葉じゃないんですか。再編統合ってのは違うと思うんですけど。質問いたします。

地域医療対策室長)吸収合併と言うお言葉をいただいていますが,今回につきましてはそれぞれ民間の病院さんを国の基準に則りまして,再編統合という枠組みの中で公立化するっていうところで,こちらの言葉を使わせていただいているところです。以上です。

小松委員)もう一つは,地域医療構想調整会議ってありますけどね,このことについてよく分からないので説明してください。

地域医療対策室長)地域医療構想調整会議につきましては,2次医療圏ごとにございます。茨城県の地域医療構想をそれぞれの医療圏で話し合う調整し合う会議でございます。石岡市の場合には土浦地域に属しておりまして,土浦地域医療構想調整会議の中で石岡地域の取組として今回話し合われている内容につきましても報告をするような形になります。こちらの方へ報告し,協議を経て地域医療構想調整会議の中で方向性が示されますと,その上の茨城県の医療審議会にかけられまして,地域医療構想へも反映されていくという流れになってございます。以上です。

小松委員)今日もらったやつにも書いてあるんですけども,非常に大事なのは市議会や市民の理解と協力を得られること,これが非常に大事だと書いてあります。これまでの経過を見てみるとこの視点が全く欠けていると,市民の人も全く知らないということが,私が聞いている範囲ではびっくり仰天です。そういう医師会病院がいわゆるなくなる,とちらに統合されるっていう話ですね。それでここにあと第3回にむけてパブリックコメントやると,市民の理解って書いてあるんだけど,今後のスケジュールに書いてあるのは,パブリックコメント等による市民の意見等を聴取ということしか書いてありません。それでパブリックコメントにより市民の意見を聴取して市民の意見を聴取する方法はパブリックコメントとしか書いてないんですよね。それで第3回カンファレンスを開いて方向性を決定すると,石岡地域の医療計画を完成すると,これ全くこれ市民不在ですよこれは。ですからですね,私は4つある2次救急指定病院の1つを,しかも地図で見ますと分かりますように,上のほうに広大な八郷があって,下のほうにですね石岡旧市街地がある,その中間点に八郷と石岡の境,大砂地域,その中間地点にあって相当の人がやっぱり八郷の方々だけではないですね。私の住んでいる所にしても多くの方がやっぱり,昭和61年開業ですから多くの方がここにお世話になったり,親族が亡くなったり,そういうことについてやるのにですね,パブリックコメントでは済まないですよこれは。市民の意見は。細かくですね,これやはり住民説明会,住民説明会をこまめにやってですね,あるいは場合によっては,第2回専門委員会の時に出たようにですね,投票と,投票をしないでどうなのかというようにですね,住民投票までやるようにですね,本当によく聞いて,そうすると住民の理解に基づいて考えるというかやらなければ,石岡の重大な問題になりますよ。そういうことでパブリックコメントやって意見を聞いて,第3回カンファレンスをやってですね決めちゃうと,こういう考え方自身が重大問題です。非常にまずいということを私は,今日は一般質問じゃないから指摘するだけなんですけども,指摘してですね。
 尚,もう一つはこの第4回の専門委員会で作成された石岡地域医療計画案の2ページにあるんですけども,一番最後の3段にあるんですね,読んでみますと,八郷地区については3件ある病院全て精神科の病院であり,他の地区と比較すると単位面積当たりの診療所の数も少なく,地域内の医療機能の偏在や,医療機械のアクセスが課題となっていますと。これは当局担当部局のですね,八郷地区は非常に注目しているんです。八郷はそういう地域だと現在。医療的にも非常に過疎的と言いますかある意味。そういう所にある病院なんです。その病院がいわゆる私の理解では吸収合併であそこから第一病院のほうにあそこを拡大するわけですけども,非常に重大な問題という認識あるんですね。だけど結論はどうかというと,そこにある非常に大事なものを無くすということでしょうよ。ここで書いてある2ページの3行目の非常に重大な,この八郷地区の方々についての問題意識,それと,出てくる結論が全く相矛盾する方向ですよ,これ無くすってことは。これは全く論理矛盾ですよこれは。だからですね,そういう点で論理矛盾,論理の飛躍があるんです。そこで何がここで欠けているかと言うと,やはり医師会病院の経営的な問題,独自の問題が全く出てこないんです。これだけを見ているとね,理屈が立たないと言いますか,そういう問題を私は指摘せざるを得ないんですけども。そういう点でやっぱり現在の石岡地域医療問題は2つの問題があったんでしょ。産科が無くて困るということ,それからやはりここで色んな問題を診てもらう場合は,30分も1時間もかかる協同病院とか行かなければならない。もっと住んでいる石岡市内にこういう安定的な病院が欲しいというのがですね,全市民の願いだと思うんですよ。そういう願いからですね,これちょっと逸脱しているというか,ちょっと理解できない方向にあるので,それを私は厳しく指摘してですね,今後やはり様々な機会に発言させてもらいたいと考えております。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

石橋委員)まずですね,22日の日に報道されました読売新聞の記事の内容について,ちょっと私としてはかなり拙速な内容で,非常に記事を読まれた方に誤解を与える内容ではないかなということに指摘をさせていただきたいと思います。
 そもそも今回のこの地域医療って部分については,平成30年に開催されました石岡地域医療懇談会において,様々な意見が市民の皆様から出されたわけですよ。その中で,一番切実な問題として,産科・小児科の開設,小児科の充実,それからあとは休日夜間の緊急診療の部分,これは医師会の現実的な問題として,高齢化に伴ってそういう部分が近い将来担えなくなる,というような問題が浮き彫りになってきたのかなと思います。それが,これまでの専門委員会,専門部会とかですね,そういう経過の中で主眼が産科・小児科・緊急診療からですね,いつの間にか中核病院というふうに重点が置かれて,そこがちょっと私としては不思議に思うところ,疑問に思うところとして1つ指摘をさせていただきたいと思います。
 ちょっと具体的にお伺いをいたしますけども,今回の読売新聞の報道によりまして,現在の第一病院に199床を補てんする病床分を増築をするというふうに報道されておりました。それでは今回市が負担すべき部分と言うのはその増築部分だけなのか,既存の第一病院,もしくは先ほど小松委員がおっしゃられたように医師会病院を今回,言葉が合わないかと思いますけど,医師会病院を廃止をして第一病院と統合するというような方向性であるのかなと思いますけども,それではその既存の第一病院,今ある医師会病院,それらについては今後どうするのか,どういう方向性で見ているのか,まずそこをお伺いいたします。

地域医療対策室長)今後の石岡市医師会病院をどうするかというところについてでございますが,そちらは今回の専門委員会では,あくまで再編統合と病床の再配分という枠組みについては委員会としての結論は出たわけなんですが,その後の医師会病院の跡地をどうするか,利用するのか廃止にするのか,その費用をどうするのかというところについては,今後協議を予定しているところでございます。現時点では決まっていないという所が現状となります。以上です。

石橋委員)そうしますと今回示されました医療計画案,先程からお話してます読売新聞の報道等を観ると,病院の公立化という部分が前面に出されてますけども,今,室長がおっしゃられた中では,では公立化の前提とはどういうものがあるのか,そこのところをもう一度お伺いをしたいんですけども。

地域医療対策室長)公立化の前提とまずしましては,それぞれ二次救急病院さんのほう,医師不足,看護師も含めたスタッフ不足というところが深刻になっておりまして,一つは病院を再編統合することによって医療資源の集約化というところをするということが一つ狙いではあるんですが,そちらについてもこれまでのように民間で行っていくには,医師不足,医師の確保に対しての解消がなかなか難しいと,それぞれの病院の院長先生,また医師会の会長さんからも,そのようなご意見がありまして,今,公立化の必要性の理由の一つとしております。
 また,医療懇談会からの流れで,産科・小児科という所もありますが,こちらは更に不採算分をと言いますか,公的な病院で対応しているところが多い政策的医療になりますので,そちらを担うというところでも公立病院の必要性。
 3つ目としましては,病床というものにつきましては,先ほどもご説明いたしましたが,石岡地域が病床過剰地域ということで,ご存知のように基本的には増床が認められない中で,公立病院を含む再編統合することによりまして,山王台病院が病床利用率が高くて救急車を断るような現状がある中で,病床の配分が可能となることによって,そちらの救急体制の充実も図れるというところで公立病院の必要性ということで3点あげさせていただいております。以上です。

石橋委員)私がちょっと言葉が足りなかったようなので,これは職員,執行部の皆さんに突き詰めて聞くべきものではないのかなと思うんですが,今室長がおっしゃられたのは現状を踏まえての必要性といいますか,現在考えられる方策という意味,私が聞いたのは民間同士が再編統合して公立化を図る。民間の病院をくっつけて,それを公立化するのには,どういった前提条件があって公的な支援が受けられるようになるのか,その部分をお聞きしたかったんです。もう一度お願いいたします。

地域医療対策室長)今回の再編統合の前提条件なんですが,まず公立化につきましては,公立化の許可を総務省の方がもっておりまして,総務省に対して公立化を認めてもらえるよう資料等を作成して,まず総務省の許可を得る必要がございます。その上で,繰り返しになりますが病床の再編等の枠組みにつきましては,厚生労働省の許可も得た上で実行に移せるという流れになってございます。以上です。

石橋委員)私が聞きたいのはその総務省の許可を得る場合の許可の基準ですよね。どういった基準が満たせば民間同士の病院に統合を公立化公設化で許可が出るのか,そこのところをお伺いしたかったんです。

地域医療対策室長)こちらにつきましては,総務省に対して公的病院の役割と必要性というところを含めたもの,あと,どれくらい費用がかかって,そちらのほうが石岡市として対応できるものであるのかとか,そういう情報を作成したものを提出しまして判断をいただくという形になります。以上です。

石橋委員)それ以上の事はまだ話せないというか,そういう状況であるのかなとよく分かるんですけども,先ほども言いましたように読売新聞によりますと,単純にですよ,第一病院の所に増床分を増築をしてというような内容で中核病院を整備していくと。ということは,市の負担と言うのはその増築分の所だけでいいんですか。そこを確認いたします。

地域医療対策室長)市の財政からの負担ですが,今後協議していくところで,まだ財政シミュレーション等をしていないので,現時点では明確なご答弁はできない状況です。今後協議をしていく形にはなるんですが要望書等において,病院の公立化ということで提案をいただいている地域医療振興協会からの提案の中ではシミュレーション上,建物の増築分につきましてもランニングコストにつきましても,そのシミュレーション上は支出というのは見込まれてない状況ではございます。今後細かい精査が必要になってくると考えております。以上です。

石橋委員)そういう細かい精査ができないんだったら計画出さないで下さいよ。この間の新聞報道によりますと,単純に増床分を増築をすると,じゃ一つの建物の中で,市の施設と第一病院の施設が混在するわけですか,そういう運営方法が可能なんですか。そういう所をきっちり説明をして,どういった関係で読売新聞が報道したか分かりませんけども,ただ単純に市民の皆さんに不安を解消させるために,取り合えず,それで出された報道であるのかなと考えてしまうんですよ。効率化を図ると言う意味では,今の第一病院,最低でも第一病院を市の名義にしないとできないということなんじゃないんですかね。そういうところをぼやかして増床の部分だけを前面に出して,地域医療を充実しますよというのは,ちょっと手法としてはかなりまずいんじゃないかなというふうに考えます。そういう部分をきっちり,本当はこれだけかかりますよと,民間の病院を2つ統合するにはこれだけ市の持ち出しがありますよ,極端な話,第一病院と今の医師会病院を市がいったん買い取って,名義を市に変えて,それから統合して新しい中核病院をつくりますよ。これは分かりませんよ,私の頭の中で思っているだけですから。そういう部分も含めて市民の皆さん,我々議会のほうに提示をして,こういう計画になってますっていう部分が,我々に説明がなければこれ以上の議論できませんよ。議会に説明しました,先程小松委員が言ったように,市民にはパブリックコメントで意見を求めました,それで全て問題はクリアしましたよでは,あとでどんな問題が出た時に誰が責任取るんですか。これまで石岡市で病院経営っていうノウハウ持ってはいないはずです。いくら指定管理者として地域医療振興協会に経営運営をお任せするとは言いながらも,建物の主体設置者が石岡ですから経営から逃れるわけにはいかないと思うんです。そういったところを本当にどういうふうに持っていきたいのかという所を,我々のほうに真剣に提示をしていただけないと,我々としては議論ができないし,正直なところこの案なんか今すぐ撤回してほしいというふうに思っています。
 最後ちょっとお伺いしたいと思いますけども,そもそもが石岡地域医療懇談会という中で始まったわけですけども,石岡市を含めて小美玉市,かすみがうら市,現状この3市,今回中核病院というのは3市での共同設置なのか,石岡市の単独設置になるのか,どういうお考えなのかお伺いいたします。

地域医療対策室長)今後,カンファレンスに対して,専門委員会の再編統合の枠組みにつきまして報告書が提出されるわけなんですが,その中で今後は方向性として決定する際に公立病院化を,3市でどういうふうに関わってやっていくかというところを決めていくような形を想定しております。以上です。

石橋委員)そういった3市,今後のカンファレンスの中でですね,仮に当市議会,もしくは当委員会の意見は反映されるべきものというふうに考えておりますけども,そのような方向性でよろしいのかなということかと思います。まあこれは皆さんにお伺いしても明確なお答えは当然できないでしょうから,そこのところは私の意見として申し述べさせていただきますけども,ちょっと視点を変えて,先程,今後の運営の中で指定管理を受けたほうで地域医療振興協会ですね,赤字補てんは認めないというふうなお話があったかと思いますけども,それもちょっとあまりにも都合がいいお話なのかなと考えています。実際,設置をする時には,先程室長のほうからお話がありましたように,国の交付税,まあ助成金ですかとか,その後の運営,建物については交付税処置がとられるというようなお話ですけれども,今後運営していく中で建物の老朽化と言いますか,そういう部分,医療に関わる部分の運営,ランニングコストはもちろん地域医療振興協会がお持ちになるんでしょうけど,施設のランニングコストについては,市のほうはどれだけ想定されているのかお伺いをいたします。

地域医療対策室長)現時点ではすみません,そこまでのその施設の今後のランニングに対して市がどれだけ支出するかというシミュレーションまでは至っておりません。ご答弁ができない状況でございます。以上です。

石橋委員)それから医療設備,特に高額な医療機器に関しては,どちらが負担をするのか,そういったところもまだ詰めてないということかお伺いをいたします。

地域医療対策室長)はい,議員ご指摘のとおりでございます。

石橋委員)先程もちょっと言いましたけども,まだ我々に提示する,まあ一緒になって考えましょということであれば,我々議会の意見,そういうものが今後の議論の中で活かされていく採用されていくという保証があれば,真剣に議論この場でしてきますけども,我々の意見,あの基本的なその行政のほうで,こうしましょああしましょという部分がまだ確定していない中で,本当はそこまで詰めてから話が進むべきことなのかなとは思いますけども,皆さん方に言っても,先程から言っているように皆さん方に言ってもなかなか難しいことではあるのかなとは思うんですけども。
 最後にですね,とりあえずどういう形でなるかどうかということは別にして,民間同士の病院を再編統合すると,それにあたって国の助成制度っていう部分が受けられないと,それを公立化をもって国の支援を受けられるようにというのが,今回の一つの出発点になっているんではないかなと言うふうに思っているわけですけども,その国の助成制度,これの期限っていうのはいつまでに設定されているのかお伺いをいたします。

地域医療対策室長)今,現行の制度としましては,平成32年なので令和2年で,更新や新しくどのような枠組みになるかっていうのは不明ですが,今現行のものについては令和2年までの制度になっています。以上です。

石橋委員)今のところもう一度詳しく,現行の制度等が令和2年で終わる,その後の制度は残る,そこら辺の所をもうちょっと詳しく具体的にお聞かせいただきたいと思います。

地域医療対策室長)病院をつくったりする費用に対する病院事業債という起債がございまして,そちらの制度が今の現行の制度ですと令和2年までで,これまでも定期的に見直し等がされまして基準額とか単価とかが変更になりながら,今延びてきているような状況でして,その見直しの時期が令和2年となってございます。現時点での見込みとしましては,今後一部の見直しもされながら継続されるだろうという見込みではございますが,一応,今現行の単価計算等について算出できるのは令和2年までとなってございます。

石橋委員)令和2年までは現行の起債の対象制度というかの摘要が受けられるということですよね。ただもう11月です,間もなく12月に入ります。令和2年度で起債対象として,実際起債の決定を受ける場合には,すでに令和元年度中に申請なりを済ませなければならないのかなと考えているんですが,いずれにしても,もう時間的に令和2年度で対象の事業としての決定を受けることは既に不可能ではないのかなと言うふうに感じるんですけども,そこら辺のスケジュール的にはどうでしょう,お伺いをいたします。

地域医療対策室長)委員のおっしゃるようにスケジュール的にはかなり厳しいものかと考えてございます。ですが国や県と相談しながら,その辺につきましては,今後も含めてご助言いただきながら進めてまいりたいと考えております。以上です。

石橋委員)現実的に令和元年度の中で,こちらとしての事業の決定を図ってという部分についてはかなりスケジュール的には難しいかなと思います。かと言いながらも令和2年度以降で見直しがあると,制度そのものはまだまだ残るかとは思うんですよね。まあはっきり国のほうでもそういう助成制度が間違いなく残りますよとは,はっきりとは言わないでしょうけども,おそらくそういう制度は存続をしていくだろうと,まあそういうことも踏まえますと,今回この医師会病院と第一病院の統合再編という部分の結論を,あまり急ぐ必要はないのかなと,もうちょっとじっくりですね石岡市の負担する部分,どういうふうに今後財政的な負担が出て影響が受けるのか,そういうところをきっちり精査した上でですね,この地域医療については進めるべきではないかなと。特に医師の確保という部分では,一朝一夕にはできませんので,仮にここで中核病院を急いでつくったとしても,ほんとにそこに医師が確保できるかどうかっていう保証は決してないはずなんです。公立化をすればそこに研修制度を利用した若手医師の確保が十分可能だということが書いてありますけども,どこに保証があるんですか。こういうふうに明確に確保が可能だというふうに書いてありますけども,そういう医師確保という部分では,どういう保証があるんでしょうか。ただ内容的にバラ色のないようを並べ立てたとしても,現実的にいざスタートしてみたら医師が集まらないで,せっかくできた200床,199床の中核病院が患者さんも来ない,医師も集まらない,ただの廃墟という言い方はちょっと言いすぎかと思いますが,そうなる可能性だって十分あるわけなんですよ。きっちり医師の確保を目途をつけてこういう計画は進めるべきではないのかなと。あまりにも今回出された計画が拙速ではないのかなと私は思います。
 それから石岡市,かすみがうら市,小美玉市の3市が,本当に同じ方向を向いて,今回の医療問題について真剣に取り組んでいるのかどうか,そういったところもちょっと疑問に思う所でありますので,よく皆さん方で考えられたほうがよろしいのではないのかなと思います。私からは以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

小松委員)私が9月議会で質問したことの関連でお伺いしたいんですけど。平成26年度に地域医療介護総合確保推進法ができて,それを裏付ける基金ができました。国が3分の2,県が3分の1で,その県の計画に石岡市の地域医療計画を決めないとその基金が活用できないという関係で,市長はですね非常に急いでいるっていうか,私の質問に対して第4回の専門委員会を11月までに行って,それでカンファレンスやって,それで県の計画にあげてそこから指揮をえるという趣旨の答弁をしているんですけどね,ですからこれは私がその資料見せてもらったんですけど,1,800とか1,180とかその辺の予算規模の国の計画なんですけども,これを1年の契約ですよね,1年間の基金の額だと書いてありました。1年間です。1年間の計画に,つまり来年度のこの基金に入れるためには,市長が言っているようにかなり急いでいるわけです。そういうことで第4回やってすぐに連続的に11月の何日かにやるってことに,11月29日ですかやるわけだ。そういう事を考えるうえでね,やっぱり色々色んな人に聞いてみると,やっぱり高齢化社会に向かう中で,自分が年老いてくると皆年老いていく中で,やっぱり近場に病院が欲しいというのが共通的な願いなんで,そういう事でその計画に合わせるように慌ててやるっていうかなり急いでいるように感じるんですけども,そういう中で基本的に関係する医療が危うくなる地域の方々の意見が,やっぱりよく聞いて,それに基づかないとね,これはダメなんだよね,住民が主人公になっていかないと。そういう点でも危うさを感じて,そういう点で関係する意見がほとんど反映されてないと,非常に危惧を感ずるということを申し上げたいと思います。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,「石岡市文化芸術推進基本計画(案)について」を議題といたします。 
 本件について,執行部より説明を求めます。

文化振興課長)文化振興課からは,石岡市文化芸術推進基本計画案について,ご報告させていただきます。
 はじめに,本計画につきましては,策定作業に遅れが生じ,お示しすることが遅くなりましたことをお詫び申し上げたいと思います。
それでは,資料のご説明に入らせていただきます。本日,配布いたしました資料は,石岡市文化芸術推進基本計画案とその概要版となっております。6月の常任委員会におきまして,概要版をお示ししておりますので,今回の説明も,修正をいたしました点を中心に概要版によりご説明をさせていただきたいと存じますので,どうぞよろしくお願いいたします。
前 回までは,伝統文化の伝承について中心として計画を立てていたところでございます。今回,より身近な「くらしの中の大衆文化」が豊かであってこそ,文化や芸術の伝承や創造が未来へつながっていく,との観点から修正を加えたものでございます。
 資料をご覧いただければと思います。
 まず,計画の名称を一部変更してございます。これまで「文化芸術振興基本計画」という名称で策定を進めておりましたが「文化芸術推進基本計画」と変更してございます。
 理由といたしましては,平成29年6月に「文化芸術振興基本法」が「文化芸術基本法」に改正がされております。改正以前は,地方公共団体の責務としまして文化芸術の振興に関して施策を策定すること,文化芸術の振興に関する基本方針を定めることが明記されておりました。
 しかし,改正後は,「都道府県・市町村の教育委員会は,国が示す文化芸術推進基本計画を参酌し,地域の実情に即した文化芸術の推進に関する計画を定めるよう努めるものとする」とされましたことから,計画名を変更したものでございます。
 それでは1ページをご覧ください。上段の策定の目的につきましては,策定の背景について表現の変更をしておりますが,その趣旨に変更はございません。修正いたしました箇所は,枠内の下から3行目となります。本計画策定の目的について,後ほどご説明いたします基本方針に合わせた内容に沿って修正をしたところでございます。
6月の常任委員会において「法改正により,観光やまちづくりなどの分野と連携した文化芸術の施策の展開が求められるようになり,市として文化芸術行政のあり方を示し,実現に向けた計画を策定する」としていた文章を「本市では,文化芸術により生み出される様々な価値を活かし伝統的な文化芸術を継承しながら,新たな文化芸術の創造を促進するために,自主的な文化芸術活動の活性化を目的に計画を策定するもの」と修正をしております。
 2ページの中段をご覧ください。計画の基本方針でございます。この箇所は,6月の常任委員会におきまして「文化芸術における現状と課題」と「計画の基本方針」の間に,文化の「継承」と「伝承」の観点から「計画の基本精神」を記載することで作業を進めていたところでございます。
 しかし,法律におきまして文化芸術活動によって生み出される多様な価値を文化芸術の継承,創造に繋げていくことの重要性が明記されておりますので,本市におきましても,代々受け継がれてきた伝統性の高い文化と自由な発想の中で創られてきた文化芸術を,市民一人ひとりの意識と参画により育んでいくことが必要であると考えまして,伝承と創造を基軸に計画の基本方針として修正を加えたものでございます。
 さらに,基本方針のタイトルをみらい創造プランの施策の将来像との整合性を図るため『伝承と想像で未来につなぐ』に修正をさせていただいたものでございます。
 次に4ページ目をご覧いただければと思います。取組体制の推進をイメージで示しております。6月の資料では,推進体制のイメージとして,行政の他,市民・活動団体・民間事業者・学校・法人など各種団体等の様々関係者が輪になり,本市の文化芸術を盛り上げるというような形でイメージして図化しておりました。今回は本市の文化芸術活動を関係者がそれぞれの役割により横一体で連携・協力しながら,市民のくらしの中にある様々な文化芸術を振興・推進することをイメージした図へ,修正をさせていただいているところでございます。
 以上,計画概要案としまして,6月の委員会以降,修正した点につきまして説明をさせていただきました。
今回,お示しいたしました資料により,現在,パブリックコメントを実施しているところでございます。11月22日から12月5日までの2週間の期間を設けて,実施しているところでございます。現時点でご意見は寄せられておりませんが,ご意見が寄せられましたら意見を集約しまして,回答を作成し,ホームページ上に掲載する予定でございます。その後,計画に反映できる意見につきましては計画に反映させ,最終的な計画としてお示しをさせていただきたいと存じます。
 文化振興課からの説明は,以上でございます。どうぞ,よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

石橋委員)今回まとめられた計画案についてですね,これについては職員の皆様でおまとめになったのか,どこかコンサルに委託をされたのかお伺いをいたします。

文化振興課長)今回の策定にあたりましては,すべて本課の職員で作成をしているところでございます。以上でございます。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします。

   -休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 次に,「東地区公民館について」を議題といたします。 
 本件について,執行部より説明を求めます。

中央公民館長)東地区公民館の今後につきましてご説明申し上げます。
 ここでは,将来の展望といたしまして,石岡市公共施設等総合計画委員会から答申がございました,複合化の検討と,当面の対応等につきまして申し上げます。
 1はじめにをご覧ください。本年9月に,市の各公共施設の個別施設計画が策定されました。そのことにより,各施設建設に向けた具体的な協議がスタートできる環境が整ったところでございます。
 かねてからの懸案事項であった,東地区公民館の今後につきまして各個別施設計画の内容をもとに再整備してまいります。
 公民館の個別施設計画では,石岡地区は旧中学校単位で4館,八郷地区は旧町村単位で8館を基本としております。石岡地区にある東地区公民館については,答申にありました同じ地区にある旭台会館と児童センター等との複合化を検討しつつ見直しを行う予定でございます。
 旭台会館では,現在の施設を運営しながら複合化も検討していくとしています。
 児童センターでは,大規模改修を行い,長寿命化,バリアフリー化を行いながら,複合化につきましても継続的に検討していくこととなっています。
 いずれの施設も,将来的には複合化を視野に入れているところでございますが,検討の結果複合化をすることに決定した場合でも,複合化の方法,例えば候補地をどのように選定するか,現在地での建替え,公有地の空地,新たな土地の購入などによって,スケジュールの調整・対応すべき業務が変わってまいります。
 続きまして,2スケジュールでございますが,答申で名前のあげられていた複合化候補の3施設の個別施設計画におけるスケジュールは下記のとおりでございます。令和4年に,東地区公民館・児童センターの長寿命化,令和9年に旭台会館の長寿命化とされております。
 また,こちらの工事等につきましては,工事の前に設計,その他業務が発生いたします。
 また,一般的に行う工事は,標準的なスケジュールは概ね5年が必要になると思われます。なお,庁舎の場合は下記のとおりであり,また,地質分析,測量業務,また,工事実施に伴い施工管理業務委託のほうが発生してまいります。
 続きまして,裏面をご参照ください。3東地区公民館を取り巻く環境,課題等についてご説明申し上げます。
 東地区公民館の契約の概要でございますが,写真の中の左側の建物のある宅地と右側の駐車場を一体契約しております。契約期間は,3年ごとに更新しており,今回は,来年,令和2年3月31日が更新時期となります。現在,契約金額は,月額51万2,000円で年額614万4,000円でございます。
 公共施設の敷地を購入する場合,面積規模が大きくなることから,多額の購入費用が発生します。一時的に集中する費用を平準化するために,借地により運用される場合もございますが,長期間使用する場合は,購入に要する経費よりも,賃料合計額のほうが上回る可能性もあるため,税負担の観点からも公有地化することも検討すべきと考えております。
 また,現在の賃料と平成29年に実施した不動産鑑定評価額に開きがあるため,次期契約を締結するために,土地所有者と協議を重ねているところでございます。
 次に,2近隣の公共施設の状況をご覧ください。東地区公民館の同一中学校区の学区内には,旭台会館,児童センターがあります。公民館は,社会教育法23条の規定により,営利活動が禁止されております。石岡地区の公民館において,市民会館閉館の発表以来,市民の方でご利用されている方々からの公民館利用のお問い合わせを複数いただいているところでございます。そのようなことから,旭台会館は,市民会館閉館中における収益事業の開催場所のひとつとして期待されているものと考えております。なお,市民会館の個別施設計画では,令和6年度に竣工を目指しています。
 次に,児童センター関係でございますが,子どもの森の協議状況等を踏まえ,検討をしていく必要がございます。
 3その他をご覧ください。立地適正化計画等につきましては,急激な人口減少や高齢化に対応した持続可能な街づくリに向け,都市機能を誘導,集約化する区域を設定しております。この区域内に,東地区公民館周辺,BRT沿線周辺,中心市街地などが入ってございます。
 これらのことから,施設更新や長寿命化など,各種工事に向け順調に進めたといたしましても数年間必要になります。また,市民会館を補完するかたちで,旭台会館が期待さる事等を考慮しますと,東地区公民館敷地に係る賃貸借契約は引き続き,数年間締結しておく必要があると考えます。
 令和2年度以降,将来展望について,利用者の方々の意見を聴きながら,関係部署との内部調整を行いどのように運用していくか検討して参ります。複合化・長寿命化等いずれの選択がなされた場合であっても,有利な財源が活用できる方法等を検討して参りたいと思います。よろしくお願いいたします。
 
勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

小松委員)一応説明をお聞きしましたけども,要するにはっきりしないということですね。問題は何も解決しない。要するに議会でも市民からも批判があるのは,東地区公民館の借地料ですね,これがあまりにも常識を外れて高すぎるわけですよ。なんでこんなやつがいつまでも続くのかということで,私は,市長なども参加してですね直談判して市民の声も反映して,やはり急速にこの契約の額を下げなければ,市民に説明ができないという状況が続いているわけなんだよね。これは全く考えられないことなんですかこれは。それをちょっとはっきりしないので。それだとこの計画見ると令和4年度に長寿命化だけども,そのためには5年間くらいかかるからということで,この東地区公民館は高すぎるのはどうするっていうのが結論なんですか。つまりどういうことなの。分かりません聞いててもね。

中央公民館長)現在地権者の方とは何度かお会いいたしまして,こちらの旨を伝えつつ地権者からのご意見もいただきながら,粘り強く交渉をしているところでございます。以上でございます。

小松委員)だからそこがよく分からなくて,分からないわけがね。よくわかりません。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

石橋委員)私のほうからも,よく分からない計画だと思います。どういう方向に転んでも,どういうふうにこういうふうに対応しますよと,まあ総花的なと言いますか,全ての事象に対応して今後図っていきますよと言うような内容なら,何か中身について他人事なのかなという感じがします。教育委員会として,東地区公民館のあり方ってこういうものが,基本的にこうですよってものが一つも謳われてないのかなっていうふうに思います。それで,平成29年の鑑定額と説明でもありましたが,鑑定評価と言うのは,お伺いしますけどお一人の方ですかね,不動産鑑定士にお願いするのは。複数の方にお願いをして検討されるのかお伺いをいたします。

中央公民館長)平成29年度に鑑定評価実施は一者でございます。以上でございます。

石橋委員)鑑定料もただではやっていただけませんから,予算のほうも必要になってくると思いますけども,場合によっては複数で鑑定評価をすれば,かなりのばらつきがあって,平成29年度に示された金額よりも下がる場合もあるでしょうし,場合によっては,もしかして上がる場合もあるのかなと。いずれにしましても,東地区公民館が設置されてから以降,高額な借地料が発生をして,数億円規模にまでなっているというふうに聞いてますけどね。そういったところを真剣に,先程も言いましたように,市としての方向性,こうあるべきだと,こうなった時にはこうしましょう,こういうふうな時にはこうしましょうということではなく,こうしましょうというような一つの方向性をきっちり出していただきたいというふうに思います。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして,生活環境課から発言を求められておりますのでこれを許します。

生活環境課長)私から3点ご報告申し上げます。
 いずれも12月議会への上程を予定してございまして,本日はその進捗状況についてご報告申し上げます。
 大変恐縮ではございますが,資料はございませんので口頭にてご報告申し上げます。
 まず1点目でございますが,石岡市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてでございます。これはし尿汲み取りに関する証紙制度の廃止でございます。現在,石岡地区のし尿汲み取りにつきましては,住民の方が証紙を取扱店から購入し,証紙で支払いを行っております。この取扱店でございますが,平成21年度に46店舗ございましたが,現在は18店舗まで減少してございまして,住民の方の利便性が低下していることなどから,証紙制度の廃止を考えているところでございます。来年度からは八郷地区と同様,許可制による現金払いを予定しているところでございます。また,許可制による現金払いになることから,法令上,条例で手数料の設定ができないため,汲み取り料金を各許可業者で設定することとなります。
 次に2点目は,石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例の改正についてでございます。この件につきましては,去る9月6日の教育福祉環境委員会において,進捗状況を報告させていただいたところでございますが,本条例については,残土搬入に関する要件を厳しくするよう改正を進めているところでございます。条例改正の進捗状況でございますが,本条例には,懲役及び罰金の罰則規定がある関係上,水戸地方検察庁への協議が必要でございまして,その協議結果が10月25日に届きまして,問題なしとの回答があったところでございます。
 次に3点目は新治地方広域事務組合規約の改正についてでございます。この件についても,去る9月6日の教育福祉環境委員会において進捗状況を報告させていただいたところでございますが,令和2年3月末に土浦市が脱退し,令和3年3月末で新治地方広域事務組合が解散し,令和3年4月からは新ごみ処理施設が稼働することになるため所要の改正を行うものでございます。進捗状況でございますが,石岡市,かすみがうら市,土浦市の3市において,施設解体工事などの協議を進めてございます。解体工事費用の概算見込み額は約16億でございます。令和2年度に実施設計,令和3年度及び令和4年度に解体工事を行う予定でございます。負担割合については,組合分担金条例に定める割合により負担するものでございます。
 報告は以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 ご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,健康増進課から発言を求められておりますのでこれを許します。

健康増進課長)健康増進課から,地域医療推進事業補助金の変更について,口頭でのご報告を申し上げます。
 こちらは,令和元年6月の第2回定例議会におきまして議決いただいたマンモグラフィ検査機器整備費864万円についてでございます。
変更点といたしまして,補助金交付先であります石岡市医師会病院から,マンモグラフィ機器の購入について,当初予定していた一括購入から,リース契約に変更したい旨相談がございました。変更の理由でございますが,1つ目といたしましては,リース契約にすれば,導入時に多額の資金を必要とせず,月々一定のリース料で使用でき,計画的なコスト管理が可能となるため。2つ目といたしましては,医療機器については,年々,機器の精度が飛躍的に進歩しており,購入し長期間使用するよりも,リースで定期的に新型機器に更新する方が,検査の精度についてもより有効であるとの理由でございます。そのため,補助金の交付申請につきまして,変更の手続きを取るとともに,補助金交付額の見直しをしてまいります。具体的には,当初予定しておりました補助金交付額864万円を,提示されましたリース期間,こちらが令和元年10月から令和6年9月までの60月になりますが,それで除した金額が月額といたしまして14万4,000円を,こちら今年度分につきまして,10月から令和2年3月までの6月分で乗じた金額,86万4,000円を交付することといたします。そのため,当初の補助金交付額864万円から今年度の補助金交付予定額86万4,000円を引きました777万6,000円を,12月の定例議会におきまして減額補正をさせていただく予定でございます。
 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 
勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

小松委員)今の説明は分からないこともないんだけども,やはり864万円ですか補正予算で我々認めてやったんだけど,リースになるっていうのは,これはやはり今の医師会病院の再編とも関わりあるんじゃないかと思うんだけどいかがですか。

健康増進課長)今回の変更につきましては,医師会病院等の再編統合等は全く関係ないということで認識で進めております。以上です。

〔「はい,わかりました」との声〕

石橋委員)言わないでいようかと思ったんですが,先程の課長の説明では,途中からリース契約をって提案が向こうからあったんですかね。基本的に医療機器って全てリースです。ですんで最初から市のほうの情報収集不足であったのかなというように思います。説明の中ではそういう説明をするしかないのかなと思いますが,当初と言いますか議決を受けた予算,それを今度そういう事情で今回減額しますというのは,本来あってはならないと言いますか,恥ずかしい話だと思います。そういう事も含めて石岡市は医療行政という部分に関しては,全く素人であるわけですよね。そういったところが先ほどの話に戻っちゃいますけども,医療に関わっていくということは,大きな問題がふくんでいるということであるかなと思います。特にお答えはいりません。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,こども福祉課から発言を求められておりますのでこれを許します。

こども福祉課長)こども福祉課から,公立保育所における主食費・副食費について,ご説明申し上げます。
 まずお手元の資料をご覧ください。
 1の概要についてですが,令和元年10月から3歳以上の保育料が無償化となることに伴い,主食費及び,これまで保育料に含まれていました副食費について各保育所で実費徴収することとなりました。
 次に,2の徴収価格についてでございますが,主食費を月額1,000円,副食費を月額4,500円と設定いたしました。
 次に3の今後のスケジュールについてですが,実費徴収に伴い,一般会計歳入歳出予算増額のため,12月議会に補正予算計上を予定しております。
こども福祉課からの説明は,以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

菱沼委員)公立保育所におけるですね,主食費,副食費ということで,これ保護者の方への協議はどのように進められたのでしょうか。

こども福祉課長)こちらにつきましては,保育所入所時に重要事項説明書等によりまして,同意を求めているところでございますが,こちらは改めて同意書を改正いたしまして,その際に説明しながらご了解を得たところでございます。以上でございます。

菱沼委員)その時期はいつ頃でしょうか,お尋ねいたします。

こども福祉課長)時期につきましては,9月でございます。以上でございます。

菱沼委員)そういう意味でですね,今後,主食費また副食費ということで費用がかかってくるということでありますので,この運用についてはですね丁寧な説明と,また来年度もかかってくるわけなので,きちんとした説明をよろしくお願いいたします。私からは以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

小松委員)9月議会でも質問したんですけども,やはりこの無償化になりまして,石岡で実施してきました保育料軽減のための予算4,800万円,これ私は一般質問の中で副食費の減免と言いますか,副食費を一定の収入が大変な方などには減免する制度をやって,この4,800万円を活用すべきではないかと言うふうに質問して,検討するという答弁があったかと思うんだけど,どのように検討されましたか。

こども福祉課長)そちらにつきましては,見込み額としましては4,800万円が市の財政負担が減るというようなお答えをしているかと思うんですが,今回保育料の無償化に伴いまして,新たな一時預かりですとか,認可外保育所ですとか,そちらに運営費の支払いをする予定がございます。こちらにつきましては,10月スタートしてございますので,こちらの負担がどれだけかということを精査しながら考えてまいりたいと考えてございます。以上でございます。

小松委員)そうすると引き続き検討するという中に含まれるんですか。その今言われた一時預かりとか云々というのは,どれくらいこれかかると考えられるの,予算。

こども福祉課長)先程も申し上げましたとおり,今現在スタートしたところでございますので,そちらを見極めながら検討してまいりたいと思います。また更に他市町村の動向等を調査研究しながら検討してまいりたいなと考えてございます。以上でございます。

小松委員)これは保護者の運動もあってですね,こういうものを活用してそういうふうにやっているところが,かなり出てきてますので全国的に。是非石岡でも検討して活用するようにお願いします。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,教育総務課から発言を求められておりますのでこれを許します。

参事兼教育総務課長)教育総務課から旧東幼稚園について,ご報告申し上げます。
 旧東幼稚園につきましては,平成30年3月末での閉園後,現在まで活用がなく,今後の方向性をどうするかが課題となってございました。
 そのような中で,この施設につきましては,地元から地区の集会所や一時避難場所等に活用したいとの趣旨で市長への要望書,また市議会への陳情が提出をされてございました。こちらにつきましては,施設の老朽化により安全性の面からも現在の施設の公共的使用は不適切であること。また施設を改修して使用するとした場合,改修や維持管理の経費が必要となりますが,今後の学校統合再編や学校施設の長寿命化,こちらに多額の財源が必要となることから困難であるとの判断に至ったところでございます。
一方で,この施設につきまして,市内の企業から土地建物等を払下げたいとの要望書が提出をされておりました。こちらにつきましては,過日の当委員会においても,今後の利活用の可能性の一つとして検討してまいりたい旨の報告をさせていただいたところでございます。
 こちらの要望の趣旨でございますけども,現在,こちらの企業が持っている工場のスペース,こちらが手狭であるため隣地を取得することで今後の事業拡大を図っていきたい。また,敷地の拡大が見込めない場合は,他の場所への移転を考えざるを得ないが,石岡市に起業して以来50数年となることもあることから払い下げをお願いしたいというような趣旨でございました。
 公共施設の管理につきましては,公共施設等総合管理計画の基本方針のひとつに,資産の有効活用として市が保有をしています遊休資産,こちらについては,売却による一時的な収入以外にも,税収の増加や民間企業での利活用による地域活性化も期待できる場合があるため,売却や貸付を行うとしてございます。
 この考え方を基本といたしまして,こちらの要望について,情報を取集をするとともに,庁内で関係部署との協議の場もってございます。
 また,情報収集の中でこちらの要望のあった企業へも聞き取りを行いました。その中では,事業の拡大にあわせて雇用の増の考えが示されてございます。またこちらの施設については,地元から陳情や要望等にあったような要望があることも話もさせていただきました。そういった中で,できる限りそういうことについては協力をしていきたいとの,地域貢献の考えも示されたところでございます。
 このような聞き取りの中で事業拡大による地元の雇用の促進や,税収の増加,また施設処分費用の削減などのメリットが考えられるのではないかとしたところでございます。また一方で,企業の撤退による雇用の喪失,それから税収の減の抑止にも繋がると考えられることから,こちらにつきましては,今後も関係部署との連携を図りながら,進めてまいりたいと考えてございます。
 本件については,本日告示されました第4回定例会での委員会においてもご説明させていただきたいと思います。
 また,第4回定例会に提案予定の一般会計補正予算案において,本件に係る測量及び不動産鑑定に関する委託料を計上させていただきたいと考えてございます。
 報告は,以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 ご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,スポーツ振興課から発言を求められておりますのでこれを許します。

スポーツ振興課長)スポーツ振興課より国体のバドミントン競技会への協力の御礼及び競技会結果について,お手元にお配りしております資料に基づきご説明いたします。
まず,はじめに45年振りに茨城県で開催となりました「いきいき茨城ゆめ国体」のバドミントン競技会の開催にあたりまして,関係各位のご協力を賜りまして,成功裏に開催する事が出来ましたことに厚く御礼を申し上げます。
 それでは,バドミントン競技会の結果等について,ご報告いたします。
 はじめに1茨城県選手団でございますが,成年男子から少年女子まで選手及び,監督16名の氏名と所属が記載されております。この中で,成年男子の小松崎祐也,少年男子監督,木内広史,少年女子の海老澤彩,小川明華の4名が石岡市出身でございます。
 次に,2茨城県の成績でございますが,上から成年男子が第5位,成年女子が第2位,少年男子が2回戦敗退,少年女子が第3位となり,競技別男女総合で3位,競技別女子総合で1位になっております。茨城県男女総合の合計点数は,56.5点と高得点を獲得し,茨城県の天皇杯・皇后杯の点数獲得に大きく貢献をしております。
次に裏面になります。3の延べ参加人数でございますが,選手監督をはじめ,記載の内容で総合計1万9,726名の方々が石岡市の競技会場にお越し下さいました。観客数につきましては,茨城県選手団の頑張りもあり,4日間の延べ人数で1万5,811人が観戦されました。なお,この人数は,昨年開催の福井県勝山市や平成29年開催の愛媛県砥部町の観客数を大きく上回っております。
 次に,4実参加人数でございますが,選手監督444人,競技役員121人,内中央派遣から7人,審判員が64人,線審が102人,競技補助員,高校生バドミントン部で64人,内訳としまして市内3高校と常総学院となっております。競技会の係員としまして,市職員が270人,医師・看護師が7人,競技会補助員,ボランティアでございますが56人となっております。
 次の5今後の予定でございますが,来年度以降に開催する後催県5市のバドミントン競技会の開催市を対象に事業概要説明会を12月19~20日の2日間にかけて開催します。
4つの専門部会,競技式典・総務企画・輸送交通・宿泊衛生でございますが,それごとに資料を作成し,説明会及び情報提供を行います。
次に,大会報告書の作成及び配布を1月下旬に計画しております。A4判縦型で500部作成し,市実行委員,競技関係者,大会運営関係者,ボランティア等に配布予定です。
次に,市実行委員会会計の清算処理及び実行委員会の解散総会を2月下旬までに開催する予定となってございます。
なお,実行委員会の残金につきましては,市へ戻入いたします。また,市が実行委員会が所有する備品,主に審判台・得点版等につきましては,市に移管する予定でございます。
 最後になりますが,資料に記載はございませんが,10月1日火曜日に三笠宮瑤子女王殿下が,石岡市に御越しになり,石岡運動公園体育館で15時25分から16時05分まで,成年女子の試合をご覧に成られました。
 スポーツ振興課からは以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

石橋委員)大変お疲れ様でした。
 ちょっとお伺いしたいんですけど,石岡を訪れた選手団, 役員の皆さん方,宿泊状況はどうだったのかお伺いいたします。

スポーツ振興課長)市内の宿泊施設は全て使用しまして,鉾田市のホテル,土浦市,つくば市のホテルを利用して,そこまで広域に利用しての宿泊となってございます。以上でございます。
   
勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。その他の件といたしまして,ほかに発言は,ございませんか。

小松委員)いい機会なのでお聞きします。
 懸案となっていますこどもの森だったか,あの公立第一第二保育所の,どこに造るかということで,調査期間が決まっていると聞いているんだけど,これはどのような現状でしょうか。まずお聞きしたいんですが。

こども福祉課長)こちら調査報告書につきましては,今現在,作成完了に向けて取り組んでいるところでございます。以上でございます。

小松委員)そうすると決まったということですか。場所が決まったと理解していいんですか,現状では。調査報告書は決まってないけど。どういう状況ですか。

こども福祉課長)こちらの調査結果報告書の中には,ある程度候補地を出してというところで進めているところでございますので,今現在におきましては決定はしてございません。以上でございます。

小松委員)なんか行政用語よく分からないんだけど,結局,検討中なの,それとも決まっているけど言えないということなの,どういうことなのか言っていることがよく分かりませんので,もう一度よく分かるように説明してください。

こども福祉課長)調査をした結果を踏まえて,現在,最終的な報告書の取りまとめに向けて取り組んでいるところでございます。

〔「何だかよく分からない」との声〕

小松委員)そうすると,まだ決まってないということですね。決まってないと。決まっている当ては色々あるということですか。候補地は。

こども福祉課長)おっしゃる通り,機能面も含めて,今,取りまとめを行っていますので,候補地についてはまだ決定しておりません。以上でございます。

〔「何だかよく分からないんだよな」との声〕

小松委員)よくわかりませんけども,一応また聞くかもしれませんので。
 あともう一つは,福祉部長がいるので聞きたいんですけど,サービスタクシー券,福祉タクシー券という言い方もあるんですけど,あれは検討するということだったけど,どういうことになってますか。それだけ意見だけ聞いておきたいんですけど。

保健福祉部長)例えば高齢者への足の確保のためのタクシー券の配布と言うか支給ということでよろしかったかと思いますけども,そちらにつきましては,現実的にはまだ配布なり支給なりというものの結論を出したものはございません。ただ,高齢者の足の確保は,公共交通の問題もありますし,あとは実際にそれと同時に,高齢になっても運転ができるような体制をつくるということも必要になってまいりますので,その辺のところも含めて協議を進めているところでございます。

〔「内容も反映されるってこと」との声〕

保健福祉部長)今現在のところは未定でございます。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,この際,委員派遣による所管事務管外調査の報告についてを議題といたします。
 10月28日から30日にかけて実施をした,北海道旭川市,深川市及び小樽市での視察では,皆さまのご協力によりまして,大変有意義な視察ができたものと思います。お手元に配布したとおり報告書を作成いたしましたので,ご覧おき願いたいと思います。
 それでは,先の視察を振り返りまして,ご意見等がございましたらお願いします。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)今回,視察いたしました調査事項は,当市においても行政の運営などに十分に参考となり,また,役に立つ内容であったかと思います。これらを今後の委員会活動の参考としてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で,本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。


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