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令和元年度 教育福祉環境委員会

 第4回委員会 (8月22日)
出席委員 勝村孝行委員長,新田茜副委員長,菱沼和幸委員,池田正文委員,小松豊正委員,玉造由美委員,石橋保卓委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(小倉俊彦),次長兼福祉事務所長(菊地正樹),健康増進課長兼石岡保健センター所長(武井理江子),健康増進課長補佐兼地域医療対策室長(飯田昭憲)
議会事務局 庶務議事課主任(大石美智子)

勝村委員長)ただ今から,教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付しております協議案件書のとおりであります。
 本日の委員会におきましては,まず初めに,所管事務の調査といたしまして,地域医療について,参考人意見聴取を行い,終了後に保健福祉部の説明員に出席いただきますので,予めご報告申し上げます。
 これより議事に入ります。
 所管事務の調査といたしまして,石岡地域の医療対策についてを議題といたします。
 本日は参考人として石岡市医師会会長柏木史彦さんの出席を得ておりますので,石岡地域医療の現状と対策について調査を進めたいと思います。
 この際,参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
 本日はお忙しい中にもかかわらず本委員会のためにご出席いただき,誠にありがとうございます。委員会を代表して心からお礼を申し上げますとともに,忌憚のないご意見をお述べ下さるようお願いをいたします。
 早速ですが,議事の順序等について申し上げます。まず初めに,発言ですが柏木参考人には地域医療の現状と対策について,ご意見を簡潔に述べていただき,その後,委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。
 それでは柏木参考人にお願いいたします。

柏木参考人)ご紹介いただきました,石岡市医師会会長の柏木でございます。日頃より医師会の活動にご協力いただきまして,皆様には大変感謝しております。また本日はこの石岡地域の医療問題に関しまして発言の機会を与えていただきまして,たいへんありがとうございます。
 石岡医師会ですけれども今現在会員は96名ほどいます。その内病院を実際に運営している医師会員53名ほどです。あとは高齢の免除会員それから勤務員等含めて総計95~96人という感じで推移してます。ご存知のように医師会病院をはじめとして,地域医療そのほか学校保健,予防接種,検診事業,その他,今までほとんど行政の手も借りずに医師会のみで運営をしてきました。しかし先般来,市民医療懇談会等でもお話しましたように,深刻な医師不足,医師ばかりではなくて看護師,それから介護士,そういう医療人材が非常に不足してきました。よその土浦市,つくば市では開業の先生方順調に増えている中,石岡市においてはここ16年程開業の先生いなくて,どんどん医師会の会員数は減り,それとともに皆高齢化をしてきているわけです。後ほど緊急診療の話とかも出るかと思うんですけども,緊急診療所一つとっても,よその医師会では義務として全ての医師会員が参加しているところもあるんですけども,うちの成り立ちとしては手上げ方式と言いますかね,そういうことにしていたので高齢化によって徐々に人も減り,ということになってきています。
 我々が問題だと思っているのは,今現在は診療は夜間の休日前,それから休日を行っているわけですけど,その他の日,例えば今日木曜日,夕方赤ちゃんが熱を出したというと,石岡市内で診てもらえる医療機関ないんですよね。水戸や土浦は同じような緊急診療の体制を取っていますが,水戸や土浦は普通,緊急診療を医師会がやらなくても診てくれる病院があるわけですよ。でも石岡にはそれがないです。何とかそれを克服しようとしても,如何せんもう医師も少なく,看護師その他スタッフも少なく,これ以上はどうしようもない状況に陥ってしまってます。先ほどお話しましたように医師会の運営も含めて,今まで医師会独自で色々な医療の事は皆で考えてやって来たわけなんですけど,事ここに至っては医師会だけで,この石岡地域の医療問題を解決することは不可能だというふうに我々は考えました。そこで市のほうにご相談申し上げて,この10年20年後先を見据えた地域医療をしっかり立て直すことをしないと,この先人も増えないし,人の寄り付かない石岡市になってしまうんではないかと非常に危惧しておりまして,それで行政のほうにお話を持ち掛けたというわけです。
 このような医療状況でありますので,議員の皆様方にもご理解をいただきまして,何とか良い方策が得られますようにご協力を賜りたいと思います。
 こちらのあいさつは以上です。

勝村委員長)ありがとうございました。
 以上で参考人からのご意見の開陳は終わりました。ただ今の件に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

菱沼委員)こんにちは,菱沼でございます。私からは緊急診療についてお伺いさせていただきたいと思います。今月6日に当委員会として医師会病院を視察させていただきました。その際,緊急診療の実績や医師不足のため休止している病床の説明などを受けてまいりました。
 医師の働き方改革が必要と言われている現在,緊急診療所の運営では,当番の医師確保でご苦労されていると伺いました。柏木会長も当番医として診療しておりますが,具体に現状をお話いただければと思いますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。

柏木参考人)今,緊急診療は休日,それから休前日の夜間と2つに分けてローテーション組んでいます。緊急診療の昼間に参画してくれている先生は12名ほどです。12名ということは8月9月の祝日を考えていただければいいと思うんですけども,丁度12なんですね。なので昼間だけやってたとしても,2か月に1回まわってきます。ただ,ここにゴールデンウイークとか年末があります。ここに入ってくるとほぼほぼ毎月私たち入ることになります。夜間に至ってはですね,夜間は祝日休日の前日を我々医師会員がもって,休日の夜は大学の先生から派遣お願いするという形にしています。この夜間ですけども,現在8名しかいないんです。昼やってくださる先生と夜やってくださる先生別なんですけど,私ほか3名は昼も夜もやってます。昼も夜もやってるのでおのずと回数も増えてしまって,月に2回くらいあることもざらです。皆さんだんだん年も重ねてきて,昼夜やってくださった先生今年に入って病気になられて抜けたりとかして,減る一方で増えることは全然ないような状況となっています。現在夜は8名しかいないということで非常に困っていたところ,衆議院議員の国光先生が見るに見かねて9月から夜のローテーションに入ってくださるということにまでなってきてしまっています。このまま昼夜続けての緊急診療の運営は,ほぼほぼ困難であると認識してます。

菱沼委員)勤務状況なんですけども,勤務の時間昼間だったらば朝何時から夕方何時,夜だったら何時から何時,今どういう体制になっているんでしょう。

柏木参考人)昼間は受付は9時から11時半,午後は1時から3時半ということになってます。ただ,受付時間なので患者さんの多寡によっては大きく変わります。例えば今年のインフルエンザのシーズン,1月の11日私当番だったんですけども,9時に開始して途中お昼ご飯を食べたのは20分で,終わったのは5時でした。冬場はそういう感じです。
 夜間に関しては,6時から受付夜の9時半までということになってます。
 休前日と申し上げましたが,大学病院からの医師の派遣が受けられない時には我々でやるしかないので,休日もそのまま休日の夜間もやって,翌日自分のところで診療ということもまあまああります。

菱沼委員)そうするとかなり先生方に負担が,かなり過労という状況になっているのかなという部分があるんですが,そういう中で今後色々各委員からも質問が出てくるかと思いますが,私としてはですね,この医師不足の解消,これを一日も早くやっていかなければならないのかなという思いが,先生から話を伺って感じた部分であります。

勝村委員長)ほかにございませんか。

石橋委員)お疲れ様です。石橋です。
 今の緊急診療のお話をしてまして,大きく医師不足による体制が整わないというような理由になってくるのかなと考えるわけですけども,まあ茨城県全体においても医師不足という部分については大きくクローズアップをされております。そうは言いながらも県内でも地域によってのバランスがだいぶ崩れているところがあるのかなと思うんですけども,当石岡地域もその医師不足という意味では,かなり深刻な度合いが入っているかなと思うんですけど,医師の確保が難しいというその要因と言いますか,理由というのは先生の方ではどのようにお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。

柏木参考人)医師不足に関しては,ここ石岡に関わらず地方はどこでも医師不足で悩んでおります。医師不足の原因に関しては種々言われているとも思うんですけども,最大の問題は医師ばかりではなくて,人の都会への一極集中が根本にあると思います。ですので医師の数という面では確かに土浦医療圏というのは,茨城県の中で県北とか鹿行に比べた場合ありますよね。でも,実際は土浦医療圏の中で,今,土浦,石岡,それからかすみがうらってありますけども,医師がいるのは土浦だけなんですね。土浦協同病院では医師が沢山いる。でも土浦協同病院ですら医師不足に陥ってて,土浦協同病院でも医師を確保するのが非常に大変だという話をしています。なぜか,お医者さんは都会から50キロ以上離れたくないって言うんですよ。何でだか分かりますか。要するに地方では教育を受けられないと考えているお医者さんとその奥さんが多いんです。なので土浦まで来るにも住むのが限界なのは我孫子だって言うんですよ。我孫子,だから利根川は越えないって言うんです。それでも土浦協同病院は医科歯科大学という大きなバックがあって何とか繋ぎとめていると思ってこの間お話を聞いたところによると,医科歯科もそういう地方じゃなくて都内に公立病院を多く自分の派遣医療機関として抱えて,若い人たちはやっぱりそこへ行きたがるので,土浦行けというと嫌だと,そういう状態です。簡単に解決できるような問題ではないと思うんですよね。
 もう一つは,よく言われる医局制度の問題ってあると思うんですよね。当医師会病院も開設当初はですね,松葉院長が東京医大の出身ということで,内科系は東京医大の先生。お亡くなりになりました外科の佐久間先生っていたの覚えてらっしゃるかと思うんですけども,佐久間先生は東北大学の出身で佐久間先生の伝手で東北大学から外科医が来たということで,まあ医局から派遣を受けていたんですね。ただ来たきりでその後の派遣換えは行わなかったんですね。結局医局との関係がなくなって,その後,次の会長の出身大学である日本医大,私とかも一緒に行って医局と交渉したり色々してて,一時来てたこともあったんですが,それが終わってしまった後,丁度臨床研修制度というのが行われて,言ってみれば医局制度が崩壊しちゃったんですね。昔の医局っていうのは,よくテレビドラマに出てくるように,教授をピラミッドとして医局が沢山いたんです。私のいた医局も100人ちょっといたんですよ。医局員がね。どうしてそんなにいられたかというと,いわゆるナンバー内科という第一内科,第二内科,第三内科とかあるじゃないですか。あの財前教授は第一外科だったじゃないですか。あと医局に沢山いたじゃないですか。でも今そのナンバー内科ってのがなくなって臓器別になってしまったんですよ。私は神経内科の専門なんですけども,私の内科は神経内科を専門にしながらも腎臓をやっている者もいるし膠原病をやっている者もいるし動脈硬化やっている者もいるしということで,多くの人たちを抱えてて,その中から教授がお前あそこ行けってこういうシステムができてたわけなんですけども,それが完全に崩壊してしまったんですね。今の医局ってのは大学へ行くと腎臓内科とか神経内科といって皆こじんまりやっているんです。20人30人単位でやっているわけです。とても人を出す余裕がないわけです。そこでどういう病院出しているかと言えば,例えば腎臓内科であれば腎臓の専門医が取れるような,そういう研修ができるような病院へ出す。神経内科であれば脳卒中とか変性疾患がたくさん診られるような,そういう病院へ出す,そういう感じになっている。どこの医局も皆そういうふうになってきて,お願いしに行ったからって,はい分かりましたって医者くれるような医局ではなくなったんですね。あとは,昔は大学を卒業すると自分の大学の医局に入って研究をしたわけですけども,今は臨床研修制度ができて若い人たちは都会の大きな病院の第一線で働きたいと思うんです。例えば私の出身の大学で教授とこの間ちょっと話したんですが,どれくらい残るんですかと話していたら4割ですって言うんですよ。100人中4割しか大学に残っていないんです。大学そのものにも医者があまりいないんですね。研修終わって戻ってくる先生もいるんでしょって聞くと,それはいることはいますけど,それは専修医ってことになって,例えば今話したように腎臓がやりたいとか消化器がやりたいとか,そういう人たちが集まった中で,何でも診れるお医者さんを2,3人欲しいなって思っても,そういうお医者さんは大学の医局にはいないんですよ。そういう感じです。

石橋委員)大変解りやすいと言いますか,本当に今まで自分たちが理解できなかった部分についてお話が聞けて大変ありがたかったんですけども,そういう意味で臨床研修制度ができてから医局制度が崩れていったというところが一つの要因ということですよね。仮に石岡市内の病院のほうにですね指導的な先生方とかそういう方々は先生としていらっしゃるんですよね。研修を受け入れる環境が整った病院は石岡市内にもあると理解はしてよろしいんでしょうか。

柏木参考人)各学会から明確な臨床研修指定病院というのはありますかね。今話したように一般的なローテーションというか,研修医ってのはすべての科を回るんですよ。ですのですべての科が回れるような病院は,今石岡にはありません。

石橋委員)ありがとうございました。いずれにしても一番大きな要因としては地理的な要因ですかね。やはり都内と言いますか人口集中地区において自分のキャリアアップを図るにしても,家族の教育環境を図るにしても,そういったところにドクターの皆さんには魅力を感じてしまうというところだと思います。分かりました。ありがとうございます。

勝村委員長)ほかにご質問はございますか。

玉造委員)私の方からは,昨年度開催されております,石岡地域市民医療懇談会におきましてお話が出ていたとおり,産科の病院が0になったということで,そういった産科の病院の新設を望むといった声が寄せられているということでございますが,これに関しましては具体的にどのような対策が考えられるのかお伺いしたいと思います。

柏木参考人)産科の問題は非常に難しい問題だと考えております。産科をやるためには産婦人科の医師が3名必要だと言われています。ですのでよく言われるような,産婦人科の開業医を誘致するとかというのは,あまり現実的ではないと思いますね。それから女性の方お分かりだと思いますが,最近自宅で産もうとか言う人いませんよね。今,病院志向ですよね。皆病院で産む。いわゆる開業医で子どもを産んでいるというのは日本独特のものらしいですよね。病院以外で産むってことは普通海外では考えられないそうです。この先どういう対策が考えられるかというご質問ですけれど,ですので病院の中に産科を作る以外に手はないかな。ほかにはちょっと方法としては考えられないと思います。ただ時間もかかるかもしれませんが,取り組まなければならない課題だと思います。先日国光,また国光先生の話になりますが,国光議員が話してましたが,人口8万人くらいの規模で産科がないところはちょっと聞いたことがないと。8万人どころじゃなくて,小美玉にもない,かすみがうらにもないと考えると,人口全部で12万位いますか。それで産科0ですので,そういう意味ではちょっと特異な地域になってしまったと思います。そういう中で,ある程度の規模の病院があって,そこに産科があるのが望ましいかなと私は個人的には考えています。

玉造委員)新設というのは厳しいということで,病院の中に産科を作るというような形ではあるけれども,やはり時間がある程度かかってしまうようなご説明でございましたが,そうしますと,なかなか自宅でっていうことも大変に厳しい状況だと思いますので,周辺の市町村で,市でそういった出産ができるとなると,どの程度あるか分かればお伺いしたいと思います。

柏木参考人)今,土浦協同病院では,正常分娩の紹介受付,今,断られてます。今,この辺で大きな病院というと,霞ヶ浦医療センターと県立中央病院ですかね。あとはつくばとか,土浦も開業の産科はやめてしまってますので,あとは笠間のほうにある根本さんとか,そういう個人のとこに行く方は多いと思います。

玉造委員)ただ今の説明ですと,土浦の協同病院では自然分娩のほうは,なかなか断られてしまうというお話で,霞ヶ浦医療センターですとか,県立中央病院ですとか,つくば,笠間の個人病院というようなお話でございましたが,これはそうしますと出産には十分というか足りている状況になっているのか分かれば,今,子どもが少ないと言われていますが,出産するのには十分な数なのか,不足しているのか分かればお伺いいたします。

柏木参考人)ちょっと正確なデータ持ち合わせていないので,はっきりお答えできませんが,いずれかの病院を使っても出産ができないという事態にはなってないと思います。ただ,遠いということですね。もう一つ問題なのは,妊婦検診,妊産婦検診ですね。産婦検診というのはご存知のように大変な数行くんですよね。それが何とか今,市内の産科はやめてしまいましたけども,松葉先生と冨田先生と妊婦検診はやってくださっていますが,これがなくなってしまうとなると,土浦,県中までなり時間をかけて妊婦検診行くようになることは早晩考えられることではあります。

玉造委員)ありがとうございます。本当に大変厳しい状況が想定されるというご説明で,本当に妊婦検診まで遠くの病院へ行くことになると,大変厳しい状況なんだなとひしひしと感じられる,そういうご説明でしたので,何としてもこの医療の問題としては力を入れて,皆で知恵を出しあって考えていかなければならないのかなと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

勝村委員長)ほかにご質問はございませんか。

新田副委員長)本日はありがとうございます。
 私からは救急体制についてをお伺いしたいんですけれども,現在の石岡市内の救急の受け入れ体制についてどういった状況なのかを伺います。

柏木参考人)今,いわゆる2次救急は,救急4病院で輪番制ということで,当番を作って救急車の受入れを行っています。石岡市医師会病院,山王台病院,石岡第一病院,それから玉里の石岡循環器科脳神経外科病院の4病院で2次救急は一応担っております。そこで手に負えないもの,また受け入れられない時は土浦協同病院なり県立中央病院なりに搬送ということになっていると思います。ただ,その以前の1次救急はどうかということなんですけども,先ほどお話したような,夜間休日診療しかやってないわけで,平日の急患に対しては,まあ救急車を呼ぶほどではないけれど,発熱しているとか,そういうものに対する受け入れ体制は全くできていません。

新田副委員長)1次救急,2次救急というお話があったんですけども,その2次救急の割合について,石岡市ではどういった状況なのかお分かりであれば,石岡市内に行く方が多いのか,市外に行く方が多いのか,そういった割合っていうのは。

柏木参考人)後ほど事務局が資料を持っていると思いますので,資料を見ていただけると分かると思うんですけど,半分位はまかなえているんじゃないかなとは思います。救急車に,受け入れに関してはですね。

新田副委員長)ありがとうございます。資料いただけるということで,この2次救急の充実というのが今後必要になってくると思うんですけれど,その2次救急の充実というのは具体的にどういったことがあるのか,会長の考えをお伺いしたいと思います。

柏木参考人)今,救急輪番の話をしました。それぞれ病院が総合病院ではないため,得意不得意があるわけです。例えば,脳神経外科が当番の時,脳神経外科は必ず患者さん受けてはくれます。ただ,当直してくれている先生は脳神経外科なわけです。当然内科系の疾患は無理だし,子どもが熱性けいれんおこしたとしてこれも無理だし,そういうこともあるわけで,山王台どうかというと,山王台は外科系の病院であって,子どもはNGだと,そういうような状態があるわけで,何とか輪番を組んでいるものの十分じゃないということですね。

勝村委員長)ほかにございませんか。

池田委員)池田でございます。先生におかれましては大変お忙しいところ,今日はありがとうございます。
 私から1点お伺いいたします。昨年度に開催されました,石岡地域市民医療懇談会におきまして,産科の新設や医師の確保,医師の養成のために,一定の受け皿となる病院の整備として,中核病院の整備を望む声が多く寄せられたところでございます。中核病院の整備に関してお考えがあればお伺いをしたいと思います。

柏木参考人)今までご質問いただいた中で,私がお話した中で,やっぱりある程度の規模があって色んなことができる病院がないと非常に困るってことがだいたいお分かりはいただいたと思うんですね。私一番問題だと思っているのは,平日の夜間,子どもを持つ親として,やはり熱が出たとき診てくれる病院がないというのは一番困ると思うんですよね。休日,休前日の緊急診療,我々頑張ってますけども,それもほぼほぼ限界に近づいていますし,それでは夜私たちが10時までやっていたとする,それじゃ10時過ぎたらどうなるのってことですよね。10時過ぎたらもうどこも診てくれないということになると,夜間時間をかけて協同病院へ運んでいくとか,あそこで夜間行かれた方もいると思うんですけど,もう冬場とか行かれると凄いですよ。2時間3時間待ちですよ。そういう状況になっているわけです。石岡にも山王台とか,今お話ししたように石岡脳神経外科とか得意分野を持った病院もあるわけですけども,今話したようなとこが小児,夜間とか緊急診療とかも不得意な部分もあるわけで,それを補完するような病院が必要だと私は強く感じています。それも人が,お医者さんが来てくれるような病院が大前提であるということと,お医者さんが呼べるような体制であるとこが運営している病院,これも少し2つ目のキーポイントだと思います。どういうことかというと,個人の繋がりでお医者さんを呼んでいるとこは,いずれダメになってしまうということは私たちの経験不足です。当然ですよね。相手の教授とお話しができてても,相手の教授が変わってしまったら,もうお前のとこいらないよって言われたら,もうおしまいになってしまうような体制ではダメだと思うんですよね。10年後20年後を見据えた医療ということで,若い先生が来てくれて若い先生が夜は必ず子どもは診ますよとか,2次救急,その後3次救急までいって,例えば協同病院まで行かれて,ある程度回復したら,回復した患者さんをちゃんと受け入れるベッドがあるという,周りの病院と連携が取れるような,そういう中核病院が是非必要だと私は考えています。

池田委員)先生のご説明いただきまして,複数の診療科や最新でしかも高度な医療機器を備えて,地域医療の拠点としての役割を十分担える病院,あるいは,地域医療支援病院として県から承認をいただけるような,そういった中核病院のですね,整備の手段方法というのは,今後どのようなことが想定されるのかお考えがあればお伺いしたいと思います。

柏木参考人)それに関しては今専門委員会のほうで具体的な議論がなされていると思うんで,あまり私の口から話してしまうのは何かなと思うんですが,今あるものを残しつつ,それを補完するような病院をつくる。それプラス人口減少に対応しなければならないと私は思っています。合併以来ここ10年で人口が8,000人ほど減ってますか,そうですよね8,000人ほど減ってます。それぞれの医療機関を見ると,医療機関もここ5年位で多いところではだいたい2割,少ないとこでも1割以上患者さんは減ってきているんです。これは協同病院でも同じです。ですんでそれに見合ってベッドを減らしつつも機能を充実した市民のためになるような病院をつくる。もう一つは地域の偏在もあると思うんです。今,医師会病院は特に北部八郷地区の患者さんを受け持って,重要な働きをしていると思うんですけども,医師会病院のエリアをまかなえるように,しかも中核病院をつくると難しいハンディはあるんですけども,そういうことを目指していかないといけないなというふうに思っています。

勝村委員長)ほかにご質問等ございませんか。

小松委員)私は小松豊正と言います。先生今日はお忙しいところありがとうございます。
 私が色々地域を回って来て聞こえる声の特徴は,一人はご主人が脳梗塞をやって口が利かないので,協同病院に行って県南病院に回されたと,それともう一人は80歳で色々な病気で,やはり40分から1時間かけて協同病院に行っていると,そういう全体として高齢化になる中で,石岡地域近いところにそういうふうに2次的救急の対応できる病院がもっとあるといいなということを言っておりました。それで入院患者で言うと50%の人が石岡市内にある4つの2次救急医療病院でまかなっているという統計があるみたいですけど,この辺の声をですねどのように先生はお考え受け止められるのか,場合によってはもっと石岡市内の4つの救急病院にかかれるのに,やはり患者さんのほうで設備がないからとひいているのか,あるいはまだまだそういうふうに市民の声に応えるためにはどのようなことで改善発展させることができるのかどのようにお考えになっておられるのかお伺いいたします。

柏木参考人)例えば県立中央病院とか土浦の協同病院とかの,いわゆる患者さんのやり取りとか連携は,今でも非常にうまくいっていると思います。私どもちっちゃな開業医ですけども,月に5件以上は協同病院とやり取りをして,患者さんのやり取りは常にしています。ですから患者さんの受療動向にもよると思うんですよね。ですからいきなり大きな病院がいいから大きな病院へ行ってしまうということもあるかもしれませんし,あとは自分のとこで手に負えなければ,大きな病院に適切な病院に紹介してということは今の状態でも非常によくできていると思うんです。いわゆる病診連携とか病病連携というんですが,それそのものは良く出来ていると思うんですよね。協同病院のような,あそこまで高度な医療ができる病院をつくれるかというとそれは無理ですんで,それぞれの機能があるわけですよね。できればこの石岡地域で完結したほうがいいと思いますけども,ダメな時は協同病院へ送り,急性期が去った時はまた石岡に戻る病院があるっていうのが,先ほど話したように,いわゆる回復期病床と言うんですけど,そういう病床が今石岡足りないので,そういう病床がある病院があったほうがいいと考えています。

小松委員)開業医の先生方が一生懸命頑張っておられて,石岡には2次救急指定病院があり,その上また協同病院や筑波大病院とか。当初医師会病院の成り立ちも聞いたことがあるんですけども,地域の開業医の皆さんが本来は,そこでまず診て,それで紹介状を書いて医師会病院へ行ってという関係だったんだと聞くんですけども,こういう開業医の方と紹介してまずそこで診て,次に自分のとこよりもっと設備のある所で紹介をしていくというのが基本的にあるかと思うんですけど,それは協同病院から言わせると,私の所に来なくても診れるのにどんどん来てしまって対応できないという声を聴くこともあるんですよ。それはお医者さんの中ではかなり厳格に守って行こうと,そんなふうになっているもんなんですか。その関係はですねどうなっているのかお伺いしたいと思います。

柏木参考人)先ほど話しましたように,個別な受療動向によるんじゃないかなと思うんですけども,何でもかんでもそれは協同病院へ行けということは,たぶんほかのお医者さんもしてないと思うんですよ。医師会病院も医師会病院のそれなりの役目があって,私は在宅医療とかしているんですが,在宅医療の中で,レスパイト入院と言って家族が疲れたときに入院してもらうという時には医師会病院使ってもらうとか,ただ医師会病院では高度な検査ができないので,より高度な検査が必要な時には協同病院へ送る,それはどこの医療機関もきちんとしていることだと思います。

小松委員)もう一つせっかくの機会ですから,このように全国的にも医師不足とか地域医療の整備が求められているわけですけども,医師会病院としては国や県の,先ほど国の今の医療制度,あるいは補助制度,そういうことについてもたぶん医師会を通じて何らかの様々な要望をされていると思うんですけども,そういう国政や県政の要望活動,また補助制度,こういうものをこういうことに使えるんだとか,そういう議論とかそういうことはどのようになっているかとか,そういう医療の全体を改善していくというか,そういうことと相まっていかないと地域医療だけでもいけない問題もあると思うんで,その辺はどのようにお考えになりどのような努力をされてきたというか,そういうことがございましたらお伺いしたいと思います。

柏木参考人)例えば救急の輪番をやることによってその救急の補助金が出るとか,そういう細かなことに対する補助金はあるかもしれませんけども,医師会病院という名前は医師会病院ですけども,言ってみれば民間病院と同じで,そこの経営に対して補助金が出るかと言うと,そんなお金は一切どこからも出ません。結局この間見ていただいて分かるように,病棟を閉鎖してるのは別に借金で首が回らなくなっているわけではなくて,冒頭にお話ししたように医者を集めることができなくなって,診療が回らない,もう一つは看護師がいない奪い合いになっちゃってて。それからもっといないのは介護士さんがいない。そういう人的な問題でも閉鎖せざるを得ない。お金をもらったりとか補助金をもらったりとかしてどうにかなるんだったら,借金をすればいいだけなので,そういうことではないんです。なのでこれは行政も巻き込んで,皆で石岡の医療を考えなくてはダメだという結論に至ったんです。

小松委員)色々ご意見をお聞かせいただいてありがとうございました。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で参考人に対する質疑は終了いたします。
 この際,委員会を代表して一言お礼を申し上げます。
 本日はお忙しい中を本委員会のためにご出席し,貴重なご意見を述べていただきまして心から感謝いたします。

〔「委員長」との声〕

柏木参考人)どういうふうにすれば人を呼べるかという話をちょっとしてなかったと思うんですけど,それだけちょっとお話をしたいと思います。
 結局,今,医師不足の話はしましたけども,だったらどうしたらいいかですよね。これはやっぱり魅力ある病院でないと来ないということです。今,若い先生たちは公立病院志向なんです。それは自分たちのキャリアになるからなんです。公立病院志向であってある程度の教えてくれるスタッフがいる。それが病院としての条件だと思います。それがないとたぶん,幾ら何かしても人は集まらないのかなと私は考えています。お時間取らせて申し訳ありません。

勝村委員長)ありがとうございます。
本委員会としては,この貴重なご意見を今後の委員会調査に十分生かしてまいりたいと思います。
 本日は誠にありがとうございました。
 それでは参考人におかれましては,ご退席いただいて結構でございます。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします。

-休憩(参考人退席)-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
休憩中に保健福祉部の説明員と入れ替えを行いましたので,よろしくお願いいたします。
本日の審査にあたり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
引き続き,所管事務の調査といたしまして,石岡地域の医療対策について,執行部より説明を求めます。

地域医療対策室長)それでは,私から8月7日に開催いたしました,第1回地域医療に係る対策を検討する専門委員会の結果概要についてご説明させていただきます。
今回の専門委員会では,大きく2つですね,地域医療における医療の現状と石岡地域における医療の課題の整理について,情報の共有と意見交換等を行いました。
 取り挙げられた課題としましては,まず,医療体制につきまして,八郷地区をはじめとした周辺部において,医療機関へのアクセスが課題となっている。2つ目分娩ができる施設がない。3つ目小児科は,入院受療率や平日夜間の緊急診療受け入れが課題となっております。4つ目医師不足と医療圏内の医療資源の偏在が課題となっている。医師の高齢化が進んでいる。医師不足と医師の高齢化,また医療スタッフ不足などにより,緊急診療の体制維持が困難となっている。そして地域医療構想において,こちらは茨城県の地域医療構想になります。2025年には,高度急性期病床が466床の過剰となり,回復期病床が385床の過少となることが見込まれてございます。続きまして施設や医療機器の老朽化が進んでいる病院がある。このようなものがありました。
 続きまして,受療動向につきましては,まず1つ目,現在は,医師会管内の病院で受療できている外来診療につきましても,地域での受け皿が今後不足することが想定される。2つ目といたしまして,入院につきましては,5割超が管外へ流出している状況でございまして,管内での受け入れを増加させる必要があるなどがございました。
 最後に,救急につきましては,石岡地域で受け入れる二次救急の割合を増加させる必要がある。そして三次救急からの回復期の受け皿を確保する必要があるなどの課題がありました。
 また,こちらの課題等への対策に係る委員からの主な意見といたしましては,まず,救急体制の充実につきまして,5年~10年先の高齢者の軽症患者の増加を見据えた救急体制の充実が必要との意見が出されまして,それにつきましては救急体制維持のための行政からの補助,または夜間対応が可能な医師の確保,そして小児救急を市内で受け入れられる体制,そして最後に寄附講座による医師確保など,寄附講座等による医師の確保であったり,必要な病床の確保,救急体制充実への行政からの支援について意見がございました。
 次に,医師・コメディカル,こちらは看護師・介護士等を含めたスタッフのことを指しますが,常勤医師とコメディカルの不足は全病院で深刻な問題となっております。また病床を増やすことも一つの選択肢との意見もございました。続きまして若い医師が来るような研修環境の充実,そして医師を呼べる中核病院の整備など,研修環境の充実と病床の増床も含む医師を呼べる医療機関の整備に係る意見がございました。
 次に,産科についてでございます。こちらは1つ目,正常分娩だけでも市内で対応できるように,産科がないと人口増えない,しかし,産科医を3人確保するのは難しい,といった意見。また正常分娩のみであれば,病院でなく,既存の有床診療所に若い医師を呼んで対応できないかなど,既存の有床診療所等の活用についての意見がございました。
 最後に,その他といたしまして,病院間の連携について,現在でもうまく連携のほうはとれているという意見がございました。また2次救急指定の4病院,石岡市医師会病院,石岡第一病院,山王台病院,石岡循環器科脳神経外科病院の4病院なんですが,こちらの4病院の機能等に応じて,うまくすみ分けできると良いなど,病院間の連携は現在の良好な状況を維持していきたいとの意見や,また医療は産業という側面から言いますと,雇用を生みますので,産業育成の一環と捉えまして,行政が財政支援をする姿勢も必要ではないか等の意見がございました。
 なお,こちらですね,第1回専門委員会の資料につきましては,参考資料としまして,量が結構多いんですが別に添付させていただいております。こちらは非公開扱いとなっておりますので,議会の皆様の情報の共有というところで取り扱いにはご注意をお願いいたします。以上となります。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

玉造委員)先ほどのご説明の中で,八郷地域からのアクセスが課題になっているっていうようなことで,かすみがうらなんかも今アクセス道路を作っているとかなんかありましたけれども,そういった課題についてはデマンド乗り合いバスなんかも,八郷からは石岡へ出て,石岡からまた乗り換えて神立駅まではいけるような状況なんですけれども,こういったものとかでも土浦に行けるような,まあちょっと課は違うかもしれませんけども,そういったアクセスについての考えとかはどのようかお伺いいたします。

保健福祉部長)ただ今のご質問なんですが,土浦協同病院を指した形でよろしいんでしょうか。こちら委員おっしゃるとおり,デマンドタクシーでは本来市内が範囲になってますけども,神立駅までは乗り入れが可能となっております。これまで神立駅から直接バスを乗り継いでの,土浦協同病院までの運行しているバスはなかったんですけれど,今後できるということを聞いております。ちょっと今正確な日付等はお答えできないんですけども,そういった計画は進んでいることは聞いております。以上でございます。

玉造委員)八郷地域のほうでは,本当に石岡駅に行くまでもちょっと遠いっていうようなこともありまして,例えば協同病院へ行く場合なんかも,大変苦労しているっていうような声も届いております。
 もう一つお伺いしたいんですが,コメディカル不足ということで,これは大変深刻っていうお話でしたが,どれくらい深刻なものか具体的に,もし分かればお伺いをいたします。

地域医療対策室長)具体的な数字等は把握してはいないんですが,先生方から病院訪問等でお聞きした聞き取りの中では,特に石岡地域等は老健施設であったりとかそういうものがほかのエリアと比べてもたくさんあると,そういうところに看護師が流れてしまったりとか,そういうところがありまして,人伝えではなくて求人を出しても人がなかなか集まらなくて,ずっと求人を出している状況だということを,多くの病院さんのほうからお聞きしております。以上です。

玉造委員)八郷地域にそういった高齢者向けの病院とか精神的な病院とかがたくさんありますので,そういうところにそういった看護師とか介護士のほうが集まっているので,市内の病院とかに不足しているというようなことでよろしかったでしょうか。

地域医療対策室長)八郷だけではないみたいなんですが,今,色々な場所でそういうところが大きく開業したりしているので,取り合いになっているというようなお話をお聞きしています。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

池田委員)先の専門委員会の課題の中で,2025年,わずか6年後でありますが,地域医療構想において高度急性期の病床,ベッド数が466床の過剰となり,回復期の病床が385過少となる。一方では過剰となって一方では不足してくる過不足が生じるわけですけども,これらの解消というのはどのように図られていくのかご参考までにお伺いいたしたいと思います。

地域医療対策室長)こちらの過剰と過少の病床につきましては,茨城県の地域医療構想の中で,特に石岡市の場合は土浦地区に所属しますので,そちらの地域医療構想で調整を図っていくわけなんですが,基本的には急性期の病床が過剰となりますので,その病床を回復期に適宜必要な分を転換していくというような形になるかとは思います。以上です。

池田委員)今後もですね高齢化がさらに進展して行くとは火を見るよりも明らかでございまして,その老人の回復期の病床もこの中に含まれていくのかどうかお伺いいたします。

地域医療対策室長)こちら年齢を限定しての回復期ということではないので,ただ一般病床における急性期回復期のほかに療養機能という,療養病床等もありますので,そこがその療養病床の中の満席であったりとかそういうところの対応になるかというのはちょっと各患者さんの状況によっては変わっては来るかと思います。

〔「ここには入って来ないの不足の中には」との声〕

地域医療対策室長)高齢者に対する病床というのは,今後高齢化が進むにつれて不足してくるところは出てくると思います。プラス在宅であったりですとか,病院に行けないような人の需要というのもこちらとは別のお話になるかと思いますが,そちらの需要も上がってくるような情報もございます。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

小松委員)中核病院というのが何度か出てきます。中核病院とはどのようなものかということが書いてあって,つくるならすべての病院をやめてもつくるという意見があったっていうふうに紹介されていますけども,一般的に中核病院という概念って言いますか,どういうものを指すことになるのか,まずお伺いしたいと思います。

地域医療対策室長)中核病院なんですが言葉自体はやはり抽象的でありまして,医療計画等,例えば茨城県の方の第7次の保健医療計画におきましては,中核病院というものは例えば病床で言うと200床位,地域の必要とするような診療科があるものということの定義はあるんですが,石岡地域の今の話し合いの中では石岡地域のそれぞれのかかりつけ医さんとかのバックアップができるような,必要な医療機能を持つ病院という形として事務局では考えておりまして,やはりちょっと曖昧というか中途半端的な表現になってしまうんですね。何がいくつあるから中核病院というところまでの定義は今のところなされていないのが状況でございます。今後専門委員会で中核病院としてはどういう機能とか,どういう物が必要かというところも含めて議論がされるかと思います。以上です。

小松委員)それで前段のですね医師会長さんが参考人として話があったんですが,最後に述べられたことはですね,やはりお医者さんが来たがるようにと言いますか,行きたいと思う魅力ある病院を,そういうことも考えていく必要があるという言葉が印象的でした。それで,ここにも医師を呼べる施設としてまた中核病院としてまた出てまいります。それで寄附講座って先ほど出た言葉なんですけども,寄附講座はやっぱり協同病院とか幾つかの大きな病院では大学と連携して,そういう寄附講座をやってですね,寄附講座を財政的に受け持つ形でその地域の医療のお医者さんを増加させるということかと思うんですけど,これもう少し詳しく言いますと石岡的に言いますと,寄附講座というのはどういう意味合いで出されたものなのかお聞きしたいと思うんですけど。

地域医療対策室長)こちらの寄附講座なんですが,昨年の地域医療市民懇談会の場でも出ておりましたが,医師を確保するための1つの手段として挙げられたものでございまして,例えば市町村によっては地域医療の緊急という形で寄附講座を募りまして,日頃は例えば筑波大さんのほうから指導員をする方と研修医をする方と何名か複数名が決められた病院の所で地域医療に関する研修を行いながら,昼間は外来とか来ている患者さんを診るというようなところで,お医者さんの確保の一手段として活用しているという事例がありましたので,そういうところでこちらを使ってみてはどうかとの委員さんからの意見が出たとこです。

小松委員)色んなそんな例を聞くんですよね全国的にもね。そうすると石岡的にもそういう可能性は十分あると,もう一つ体制が整えば,そういうふうに理解していいのですか。

地域医療対策室長)確約を取っているわけではないんですが,可能性はあるかと思います。寄附講座を設置できる前提となるような病院さんのほうがあればという形で,あとは医局を持った大学さんのほうに打診した時に対応できればということになります。以上です。

小松委員)ちょっと元に戻りますけど,中核病院のことなんですけど,非常に私事なんですけど,開業医それから2次救急指定病院と3次とこういうふうにあるかと思うんですけど,この中央病院という場合はそういうことでいうと,2次救急指定病院を含めた,そういう基本的な病院があるのをそういうふうに含めて,石岡地域だと石岡地域には1つのそういうものがあったらいいんじゃないかと,作ったらいいんじゃないかと,そういう理解でいいんですか。

地域医療対策室長)専門委員会の中でも中央病院というご意見も出ておりまして,ただすべての病院を辞めて一つの病院を作るという意見ありましたが,委員さんの中では,今現在ある病院の中でも病院連携がしっかりできていて,それぞれの得意分野不得意分野があるので,そちらを上手く住み分けができれば地域医療を支えていけるのではないかというところでご意見もありますので,そういう連携を取った上での必要な病院がこの地域にできればいいなと考えております。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

石橋委員)まず1点確認をさせていただきたいんですが,地域医療に係る対策を検討する専門委員会,この委員会の位置づけというのが資料の中にあるわけなんですが,その中で地域医療計画書の策定という部分がその専門委員会に与えられた1つの課題と言いますか命題になっているかと思うんですが,この専門委員会の中でもまれてまとまっていったものが石岡市地域の目指す医療体制の整備という方向を向いた地域医療計画という形でまとまっていくというふうに考えていいのかどうか,まず確認をさせていただきます。

地域医療対策室長)委員がおっしゃるとおりで,専門委員会のほうで出ました意見を反映させた医療計画を策定させてまいりたいと考えております。

石橋委員)そうしますと,この委員会の位置付けの中で行政として土浦の保健所,それから石岡,小美玉,かすみがうらのそれぞれ医療福祉担当の職員の方々が入ってらっしゃると思うんですけども,それ以外はほとんどドクターお医者さんの皆さんになってくるんですよね。その中でどなたが議論をリードするかによってだいぶ方向性が変わってくるかなと思うんですけども,石岡市としてどういった方向性でこの専門委員会に臨むのかどうか,そういったものが決まっているんであればお聞かせをいただきたいと思います。

地域医療対策室長)市の方向性ということなんですか。基本的には先ほど来から出ています,医師確保対策としまして,どういう具体的な有効な対策があるかというところで,正直保健福祉部,事務局としましても良い案がこれというものが出てこないところですので,そこは専門的な有識の方々からのご意見を聞きながら解決策をみつけていければという状況でございます。以上です。

石橋委員)いずれにしてもそこら辺のところ,医療関係者を中心とした議論となってしまうのかなとは思いますけども,やはり市のほうとしてもですね,ある程度自分たちで目指す方向性という部分は自分の中にもってそういった会議に臨んでいただきたいなという部分があります。
 それと戻りますが,先程の中核病院という部分で,説明の中で200床程度を確保した部分がいわゆる中核病院というような定義,ではないんでしょうけどね厳密に言えば。厳密な定義はないんでしょうけど,希望としては200床程度というお話があったかと思います。先ほど参考人としておいでいただいた柏木会長のほうからも,市内にある病院についてすべて診療科目をそろえている病院はないということで,理想としてはやはり総合病院,すべての診療科を網羅した病院が必要ではないかなというようなお話もありました。それを踏まえてですね,土浦医療圏の中で病床数がかなり制限をされているともいます。既存の大きな4つの病院がある中で,新たに中核病院200床を確保できるのかどうか,まずお伺いいたします。

地域医療対策室長)委員がおっしゃるように土浦医療圏につきましては,現在病床の過剰地域となっておりますので,基本的に19床以下の有床診療所につきましては,県に届出をすれば認められるようなところなんですが,それを超える20床を超えるような医療機関につきましては,原則認められないというところになってございます。

石橋委員)ちょっと確認させてください。有床診療所,一時新規の開設は認められないというふうに私理解していたんですが,現状は変わったということで良かったですか。

地域医療対策室長)はい,制度のほうが変わりまして,今現在はできるということで確認を取っております。以上です。

石橋委員)それからその既存の病院を整理をして,その中で中核病院としてまとめていくというご意見も先程専門委員会の中であったかと思いますけど,これは非現実的な部分もかなりあるのかなと思うんですよね。そういったところ市内の病院についてもそれぞれ経営母体と言いますか,それが別々な部分ですから,そういうところを1つに取りまとめていくというのはちょっと現実的ではないのかなと思います。私の知識が不足していた部分で,現在有床診療所が,新規の開設が認められているという現状であれば,話は飛びますけども,産婦人科の部分についても診療所の開設という部分である程度可能性は出てきたのかなという感じはするわけです。いずれにせよ土浦医療圏の中で病床が過剰気味というお話でしたけども,それは医療圏全体を見た場合であって,土浦医療圏の中でも石岡地域においては医師不足による原因が1つにあるとは思いますけども,病床もかなり不足をしていくということかと思うんですよ。そういったところを踏まえながら本当に慎重に真剣な検討を加えていかなければならないのかなというふうに思います。それから中核病院を石岡で整備をした際に,どれだけの石岡の市内の皆さんがですね中核病院に受診をしていただけるのか,それは医師の質であったり,病院の設備であったりという部分が大きく言ってくるかと思うんですけども,そういうところも踏まえながら議論を進めて行っていただければと思います。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

池田委員)先ほど参考人の先生にもご質問いたしましたけど,先ほど来出ております中核病院の定義がはっきりしていないというようなご説明でした。平成6年の医療法の改正時に地域医療支援病院というのが承認をされてきていると思います。茨城県内には確か14病院がその認証認定を受けていると。もしその当地域で中核病院を今後ですね,つくっていくんだという方向が現れたときには,地域医療支援病院の目的に沿った,あるいは承認を受けられるような病院であってもらいたいというのが私の考えなんです。その地域医療支援病院というのは医療法によって様々なことが定められているわけで,先程出ましたように病床数が200床以上であるとか,紹介患者の逆紹介をするとか,ほかの医療機関に対して医療機器の共同利用を行うとか,地域の医療従事者の教育研修の機会を提供するとか,あるいは重要なのは救急医療を提供する救命救急センターなどを確保するとか,そういった明確な中核病院のあり方,これらをやはり目指していくべき必要があると思います。名前だけが先行して中核病院ということだけでなく,中身具体的な内容についても今後議論が待たれるところだと思いますが,それについてちょっとお考えあるいは方向性に関してございましたらお伺いしたいと思います。

地域医療対策室長)今後専門委員会のほうで第2回から具体的な方策と言った形で,ハード対策であったりソフト対策という中で,こちらの話題も出てくるかと思いますので,こちら先程委員さんがおっしゃったように,地域医療支援病院の定義とかについても事務局で調べて,こういうところもありますということで委員の皆様にも情報共有を図ってまいりたいと思います。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

玉造委員)産婦人科の件につきまして,先程も参考人の方にもお聞きしたわけなんですけども,現在石岡市内で妊婦検診ができる病院があるということでございますが,どれくらいの方が石岡市内で妊婦検診を受けているか,もし分かればだいたいでもけっこうなんですけども,お伺いしたいと思います。

地域医療対策室長)すいません,今,市内で2か所でできるということは把握しておりますが,全体の妊婦検診の数等は4,969件なんですが,お一方につき14回まで受けられるので,累計ですとこの件数になっているんですが,具体的なご質問受けた件につきましては,手元に資料がないので調べて後で報告させていただきます。

玉造委員)全体で4,000回を超える検診を全体でやっているということなんですけど,石岡市内の病院でも妊産婦検診をやっている方はいると思いますが,今2か所でということなんですが,この病院はあと何年位妊婦検診を続けられることができるのか。

地域医療対策室長)お医者さんにおそらく定年とかがないので,お医者さんの気力とか健康状態にもよると思うんですが,今市内では冨田産婦人科さんと松葉先生のところでやっていただいていますので,ちょっとそこについては回答しかねます,すみません。

玉造委員)いずれにしてもこれからずっと受けていられるということは,あるいはないかもしれませんので,石岡の市内で検診を受ける,あるいは正常分娩でしたら出産もできる,そういった最低限の出産に関する医療が受けられるような環境をつくってもらいたいと思いますので,その点については是非ともお願いしたいと思います。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
次に,その他の件といたしまして,健康増進課から発言を求められておりますのでこれを許します。

健康増進課長)健康増進課から,「石岡市自殺対策事業」街頭キャンペーンについてご報告いたします。お手元の資料「石岡市自殺対策事業」街頭キャンペーンについてをご覧ください。
 自殺対策基本法におきましては,9月10日から9月16日の1週間を自殺予防週間と位置付け,啓発活動の実施に努めるよう規定されています。
 そこで石岡市では,石岡駅と高浜駅におきまして,市で作成いたしましたメンタルヘルスチェックシステムこころの体温計のちらし,このちらしには,裏面に相談機関一覧が掲載されております。それと合わせて,啓発用品といたしまして,動物のイラスト入り付箋をセットにしたもの,550部を駅の利用者に対し配布し,自殺予防に関する啓発及び相談機関の周知を図る目的で実施いたします。
 実施日時は,令和元年9月13日の金曜日,通勤通学で利用者の多い,朝の7時~8時の時間帯,場所は,石岡駅の自由通路及び高浜駅入口で行います。
 説明は,以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

菱沼委員)石岡市自殺対策事業ということで非常に良い事業だと思います。そういう中でですね,私は,この550部のちらしを配布するということで,実際にこの声をですね実際配った声というのは拾った方がいいのかなと思うんですね。ちらし550部ってことは,今石岡の人口7万5,000人ということにおいてですね,部数的にはかなり少ないのかなと思うんですけど,私としてはこの部分,心の体温計というのはまだまだ知らない人がたくさんいると思うんです。確かにネットでスマホまたパソコンでできるわけですけども,そういう周知もまだまだ少ないと思いますので,その配った後ですねその反応を聞いてもらえたらありがたいと思っているところでございます。

健康増進課長)ご意見ありがとうございます。
 この自殺対策キャンペーンにつきましては,今度駅で配る以外にも成人式ですとかふれあいまつり,また健康フォーラムなどの人数が多く集まる場所でもキャンペーンを行っておりますので,色々な機会,その配った機会におきましてお客様の声も市民の声も聞いてきたいと考えてございます。ありがとうございます。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 ほかに,その他の件といたしまして,ご発言は,ございませんか。

小松委員)第2回の地域医療専門委員会が9月19日って書いてありますけれども,これは傍聴は出来るんですか。何時からどこでやるのか,それをちょっとお伺いしたいと思います。

地域医療対策室長)9月19日なんですが,時間は夜の7時からを予定しております。各議会から申請があった場合は議会の方の傍聴は認める形で,第1回目の会議でご承認いただいておりますのでそちらは可能となります。

小松委員)逆に言うと議員だけということですか。議員だけで市民とかマスコミは入れないというふうに理解していいですか。

地域医療対策室長)委員おっしゃるとおりです。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。
 以上で,本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。