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令和2年度 経済建設消防委員会

 第2回委員会 (5月15日)
出席委員 高野要委員長,岡野孝雄副委員長,鈴木行雄委員,山本進委員,川井幸一委員,飯村一夫委員,鈴木康仁委員
市執行部 【経済部】
 経済部長(額賀 均),経済部次長(長井正毅),経済部参事兼商工課長(塩畑浩行),農政課長(廣瀬政和),観光課長(萩原正晴)
【都市建設部】
 都市建設部長(鶴井重則),都市建設部理事兼駅周辺整備担当(宮澤哲也),都市建設部次長(瀧 清教),下水道課長(柴山伊佐夫),道路建設課長(箕輪栄治),道路建設課副参事道路建設担当(小野瀬 崇)
【消防本部】
 消防長(岡野 勉),消防次長(小吹光博),総務課長(鈴木淳司),警防課長(波多野澄夫)
議会事務局 庶務議事課主任(比企信太郎)


高野委員長)ただいまから,経済建設消防委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに,所管事務の調査として,石岡市ふれあいの森リニューアルについてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

観光課長)前回の第1回経済建設消防委員会において,石岡市ふれあいの森のリニューアルに関して,報告書の提出と公募型プロポーザルの募集についてご説明したところでございます。
 お手元の資料をご覧ください。まず事業の概要ですが,茨城県フラワーパークの大規模リニューアルに合わせ一体的な再整備を行い,滞在型観光の拠点とすることで,周辺地域と一体となった周遊観光ルートを形成し,旅行者の消費行動につなげるような仕組みを構築するものです。
 次に,設計業務については,公募型プロポーザルにより委託業者の選定を4月末に行いましたので報告いたします。公募した結果,今回,参加意思表明があった事業者は2社で,優先交渉権者として審査を行い,特定業者1社を選定したところです。
 選定された業者は県内の業者で,県内公共施設の設計・監理業務実績があり,市が目指すふれあいの森のリニューアル関連設計等業務を行えると考えております。
 今後,ふれあいの森のリニューアル関連業務について,委員の皆様へ適宜,報告してまいりたいと考えております。
 観光課からは以上です。

高野委員長)
以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 ご質問等はございませんか。

飯村委員)ただいまご説明があったように,フラワーパークについては多分集客が予想されて,大変理想的な感じになると思うんですけど,このフラワーパークの入口と県道笠間線,この辺の交通の対応についてはどのようにお考えだかちょっとご説明を願います。

〔「その他で」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)よろしいですか。飯村委員,そのようにお願いします。
 ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,消防団再編(統合)の進捗についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

総務課長)私からは,消防本部総務課所管の消防団再編・統合の進捗についてご説明申し上げます。
 お手元の資料,消防団再編(統合)の進捗についての資料をご覧ください。石岡市消防団の再編につきましては,平成17年10月の市町合併により,石岡地区10個分団,八郷地区8個分団の32部隊,計42部隊で運用に当たってきたところです。近年の人口減少,少子高齢化,就業形態の変化により消防団の入団希望者が減少してきていることから,平成30年4月1日から八郷地区の消防団8個分団の32部制から16分団制に再編し,石岡市消防団26分団体制で現在,運用をしているところでございます。この消防団再編に伴い,再編が開始された平成30年4月から令和3年3月31日までの3年間において,地域の実情に合わせた管轄区域の調整や消防団員の人員配置,消防団車両の配置などを行うため,統合の猶予期間を設けてきたところでございますが,この統合猶予期間も残すところ今年度1年となりましたので,消防団再編統合について,地域住民の理解をいただくため,地区説明会の実施や,地域の実情に合わせた消防団の施設等に関する計画・検討を図ってまいります。
 資料の@番の写真をご覧ください。こちらの車庫は八郷地区に25棟ございますコンクリートブロック造りの車庫となっており,待機場所である詰所がない現状でございます。また,コンクリートブロック造りの車庫は築40年から50年が経過しており,耐震性の問題がございます。
 今後,新たな詰所車庫の建設を計画し,今まで使用していたコンクリートブロック造りの車庫を計画的に解体してまいります。
 次に,資料B番の写真をご覧ください。こちらの小型ポンプ積載車両は,八郷地区に現在12台配置しておりますが,消防車両更新計画に沿って計画的に更新を進めながら,消防団再編統合に合わせた適正配置を行い,今後,計画の中で小型ポンプ積載車を減らしてまいります。ただいま申し上げました,消防団詰所建設や解体,統合における消防団車両の整備内容を盛り込み,平成30年2月に策定しました石岡市消防施設等総合整備計画に沿って,石岡市消防団施設等整備計画を令和3年度の予算編成までに作成し,引き続き関係部局への説明を行いながら,消防団の充実強化と団員が活動しやすい環境づくりを進めてまいります。
 説明は以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 ご質問等はございませんか。

川井委員)ただいまご説明いただきました詰所についてちょっと質問いたします。私も以前と言いますか,3月まで消防団でありまして,11分団のほうにも立派な詰所等を造っていただきました。ただ,今後もこういった詰所を新たに建てながら,建て直しながら進めていくということでありますけれども,消防団における詰所の利用度的なものは,大まかな部分でも結構ですからどういった部分で使ったり,その頻度的なものがわかればちょっとご説明いただきます。

総務課長)消防団詰所の利用頻度でございますが,災害時において消防団が招集する詰所となっております。頻度としましては災害によって,その頻度というのは変わってくるかと思いますが,そのほか定期訓練,そういった場合に消防団が集まりまして,機械整備の点検や規律訓練,そういったものの際に利用しているところでございます。

川井委員)今ご説明いただきましたように,地域によって大分格差もあると感じます。要するに使うところとなかなか使わないで,私のところも十分な小屋と言いますか,小屋以上の立派なものを造っていただきました。ただちょっとお金がかかりすぎているという部分が多分に見られます。デザインにしてもちょっと凝りすぎてあったり,トイレ等も何か当時の部長さんが要望したらしいんですけれども,例えばトイレにウォシュレットまで付けている。ほとんど使ってないんですよ。やはりこういった部分での予算を軽減しながら,その部に合った,内容も含めてもうちょっと縮小した中での,予算をもう少し削った中で,利用度に応じた部分での使えるような部分にしていただきたいと感じます。それともう一つ,これポンプ車,16台に台数もね,減っておりますけれども,この16台の中の新車というのは何台くらいになっていますかね。新たに購入した部分。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。

総務課長)
失礼いたしました。現在八郷地区においての更新車両でございますが,現在5台の車両を更新してございます。こちらの車両については,先ほど申し上げました小型ポンプ積載車に積載している,ポンプ車を積載できるタイプのもののポンプ車仕様となってございます。

川井委員)ご説明でわかりました。ポンプを載せるための新たな部分も含めて新車にしたということですね。それも含めましてこうやって32台から16台に減車しまして,大分軽減された中でということは十分にわかりました。それですので,以前も一度お話ししましたように,今後はその消防車両の使用年数等もあらためて考えていただきながら,若干伸ばすという部分でも消防団の中の活動に支障がない程度に,伸ばしながらやはり大事に使っていくという部分が必要かと思いますので,ぜひ参考にしていただきたいと思います。

岡野副委員長)これ,新しく10棟くらい建てる予定でございますが,1棟大体どれぐらいかかるか。

総務課長)詰所1棟当たりの費用でございますが,現在見積もり等をちょっと依頼してございまして,具体的な費用というものはちょっとわかりませんが,今後1棟当たりの費用が出ましたら,お示しさせていただければと思います。

岡野副委員長)わかりました。

高野委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として経済部より発言を求められておりますのでこれを許します。

農政課長)私からは,豚コレラ感染防止対策の一環としまして,県が実施しました野生イノシシへの経口ワクチン入り餌の散布について,令和元年度の実績と令和2年度の計画について,ご報告させていただきます。ワクチン散布の効果ですが,このワクチンを野生のイノシシが食べると,ワクチンにより免疫ができることで,豚コレラ感染を防ぐことができます。また,人やペットが間違って食べてしまっても,体に害はないとのことございます。令和元年度の実績でございますが,お手元にございます資料の1ページ,2ページをご覧ください。経口ワクチン入り餌の散布を2回実施しておりまして,1回目が1月31日金曜日に散布しまして,2月5日水曜日に回収しました。2回目が2月28日金曜日に散布しまして,3月5日に回収してございます。1回目,2回目ともに市内30か所を選定しまして,ワクチンを600個散布したところ,イノシシの接触可能性があったと思われるワクチン数が1回目388個,接触率としまして64.66パーセントでございます。2回目は接触可能性のワクチン数は475個,接触率は79.16パーセントと高い数字となってございます。令和2年度も茨城県からの要請により,ワクチン散布及び回収を6月に予定してございます。
 お手元にございます資料3ページをご覧ください。石岡市をはじめ,散布エリアは大子町から坂東市まで10市町で実施する事業でございます。
 農政課からの報告は以上でございます。

経済部参事兼商工課長)私からは,初めに令和2年度臨時議会に提出予定の補正予算について,ご説明申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い,売上が急減して,廃業や倒産が懸念される中小企業等に対しまして,県と市町村が協調して事業の継続を支援するための新たな貸付制度が県におきまして,創設されたことに伴いまして,本市におきましても,応分の負担を行うべく増額補正をさせていただく予定でおります。県が創設いたしました,新たな貸付金制度につきましては,公的融資や民間金融機関からの借入が困難な中小企業者等へ,貸付限度額200万円,無利子無担保で貸し付けるもので,その貸付金の原資を,県が4分の3,市町村が4分の1を負担し,県が中小企業者等へ貸し付ける制度となっております。
 次に,新型コロナウイルス感染症の経済対策を行うべく,現在,石岡商工会議所や石岡市八郷商工会などの関係機関のご意見をお伺いしながら,6月補正に向けての準備を進めているところでございます。具体的には,新型コロナウイルス感染症の影響を受け,前向きな取組を行う事業者等を支援するための,補助制度の創設に向けて準備をしております。また,第2弾のプレミアム付商品券を発行し,さらなる市内の消費喚起を行いたく,準備を進めているところでございます。
 報告は以上でございます。
 よろしくお願いいたします。

観光課長)観光課からは,第2回定例会へ上程を予定しております補正予算並びに国民宿舎つくばね条例廃止,国民宿舎つくばね施設の指定管理者指定管理期間の変更,石岡市体験型イベント用山車製作についてご説明させていただきます。
 初めに,補正予算につきましては,まず1つ目といたしまして,令和3年4月にリニューアルオープン目指しています,ふれあいの森につきましては,今年度の3月に開催されました第1回定例会において,施設整備のための設計及び改修工事費用についてお認めいただいたところでございますが,今回,新たに必要となった管理運営経費について補正予算の上程を予定しております。
 2つ目といたしましては,今年度に県が実施する県道土浦笠間線整備事業に伴い,市の観光案内看板が支障となることから,移設工事を行うための経費について補正予算の上程を予定しております。
 次に,今年3月に行われました当委員会においてご審議をいただきました,国民宿舎つくばねの閉館に向けた手続きといたしまして,条例廃止と施設の指定管理者の指定管理期間の変更の上程を予定しております。
 次に,お手元の資料,石岡市体験型イベント用山車製作についてをご覧ください。まず事業の概要ですが,石岡のおまつりのさらなる発展を目指すため,体験型イベント用山車の製作等を行い,市内外イベント等で年間を通し参加体験型PRを実施する。この取組により,石岡のおまつりの魅力創出とおもてなし強化を図ることで,新たな客層の人の流れを作ることで,当市を中核とした筑波山・霞ヶ浦エリアへの誘客促進を図ることを目的としております。石岡市体験型イベント用山車製作について,前回の第1回経済建設消防委員会においてご説明したところでございますが,説明に対しまして,高野委員長より,石岡の山車の形など石岡らしさについてご指摘がございました。ご指摘の内容を踏まえ,おまつりの関係者や多くの町内の山車を参考に再度,山車製作の仕様等について精査してきたところでございます。また,4月末に業者を選定するため,プロポーザル業者選定を実施し,公募により1社から参加意思表明がなされ,審査を行った結果,特定業者として選定されたところでございます。選定された業者は市内外の業者で,市内の若松町や国分町の山車製作や,各町内の獅子製作も携わるなど実績があり,市が目指す石岡の山車製作が可能であると思いますので,業者と協議しながら市の特徴を入れた山車製作を行ってまいりたいと考えております。
 今後,委員の皆様からご意見をいただき,随時,委員会に報告してまいります。なお,ご指摘のあった件については,事前に高野委員長にはご説明申し上げてございます。
 観光課からは以上でございます。

高野委員長)以上で報告は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。
 質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,都市建設部から発言を求められておりますので,これを許します。

下水道課長)私から,次期定例会に上程予定の議案についてご説明申し上げます。
 初めに,補正予算に関する議案の概要についてご説明いたします。下水道事業費用における八郷地区の管渠費のうち,機械器具点検整備工事費について,水位計やマンホールポンプに対する修繕のため,増額補正を予定してございます。また,歳入につきましても,先ほどご説明いたしました機械器具点検整備工事費の増額補正に伴い,一般会計からの負担金について増額補正を予定しております。
 次に,石岡市下水道事業等の設置等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてをご説明いたします。これは,石岡市下水道事業等の設置等に関する条例に地方自治法から引用している条項がございますが,地方自治法の改正があったため,引用条項の改正を予定しているところでございます。
 以上が次期定例会に上程予定の議案の概要でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

道路建設課副参事道路建設担当)道路建設課から,令和2年第2回定例会において,工事委託の契約締結議案の上程を予定してございますのでご説明いたします。
 現在,整備を進めております市道B3760号線道路整備事業,仮称上曽トンネルにつきまして,令和2年度分の工事委託について,茨城県との委託契約を締結するため,定例会に議案として上程する予定でございます。
 説明は以上でございます。
 よろしくお願いしたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの報告につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

飯村委員)ただいまご説明のありました関連事項で,ちょっとお伺いしたいことがあります。現在,村上歩道整備ということでやっておられますが,これもひとつ,上曽トンネルから抜けて石岡の工業団地,そして飛行場と。そういう中の関連事業であるからだと思うんですけど。

高野委員長)ちょっとお待ちください。

〔私語あり〕

高野委員長)ほかに質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,消防本部から発言を求められておりますので,これを許します。

総務課長)私からは,令和2年第2回石岡市議会定例会において上程を予定しております,消防本部総務課所管,愛郷橋出張所整備事業における愛郷橋出張所建設工事についてご報告申し上げます。
 内容につきましては,今年度予定しております愛郷橋出張所建設工事でございますが,条件付き一般競争入札として令和2年4月14日に公告しております2億7,277万8,000円でございますが,予定価格1億5,000万円以上の請負工事であることから,「石岡市議会の議決に付するべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」の第2条の議会の議決に付するべき契約に基づくものでございますので,契約に際し議会の議決を要するものでございます。
 以上の議案につきまして,議会の議決を求める予定でございますので,どうぞよろしくお願いいたします。

警防課長)私からは,5月19日火曜日開催予定の臨時議会に上程しております,石岡市一般会計補正予算のうち消防本部警防課所管の補正予算につきましてご説明いたします。
 内容でございますが,新型コロナウイルス感染症対策として,救急車内や庁舎内を除菌・消毒し,感染防止を図るため,オゾンガス発生装置を,救急車配備の5署所へ1台ずつ,計5台を配備するための購入費用でございます。導入の理由といたしましては,新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者の病院搬送後,次の救急事案に備え,アルコールや次亜塩素酸ナトリウムで除菌・消毒を行っているところでございますが,消毒時間に約1時間以上かかる状況でございます。これらを踏まえ,オゾンガス発生装置を使用すれば,約20分の短時間で救急車内の除菌・消毒が可能となり,隊員が着装した被服類の除菌や,庁舎内の手が届かない部分まで消毒・除菌を行うことができます。
 感染リスクを抱えながら活動する救急隊員の不安軽減と市民の安全・安心を守るためにも,早急に整備が必要な救急用備品でございます。
 説明は以上でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの報告につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
 質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として何かご発言はございませんか。

山本委員)新型コロナウイルス感染症に伴う支援策についてお伺いしたいと思います。国,県からすでにいくつか提供を受けている中小事業者に対する支援策が打ち出されておりますが,石岡市についてはこれに追加して石岡市独自の追加支援策,先ほど課長から一部説明ありましたが,具体的にどのようなメニューで,どのような予算規模で今後取り組んでいくか。お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。特に昨日は水戸市で臨時議会が開かれて,そこで総額四十数億円の支援策,追加支援策ですね,打ち出されています。つくば市も早々と同じような支援策を打ち出されております。石岡市についてどのようなお考えなのかお伺いしたいと思います。

経済部参事兼商工課長)委員ご指摘がございました,市独自の経済支援対策についてご答弁申し上げます。今現在,財政当局との予算化に向けて調整を行っているところでございまして,新たに市独自の経済支援対策につきましては,早急に取りまとめて支援をしてまいりたいと思っているところでございますが,市がこの新型コロナウイルス感染症の影響を受けながら,前向きな取組を行っているような事業者を積極的に支援していきたいと思っているところでございまして,事業者の事業の持続化を進める上で,必要となるような支援策を今準備しているところでございます。

山本委員)すでに支援策を打ち出している,追加支援策ですね,打ち出している自治体の支援策の中身を見ますと,やはり中小事業者,持続化に向けてということで,そこに真水を注入するというような支援策。国,県の支援策に追加して行われていますので,その辺石岡市も先進自治体を見ながら,石岡市内の中小事業者,意欲がありながら事業継続できないということがないように,最大限の支援をしていただければと思います。また,これは財源の問題もありますけれど,19日に予定されている臨時議会の補正予算には,その内容が見当たらなかったんですけれども。これは6月定例会に補正予算として提出されるような考えで進められているんでしょうか。

経済部参事兼商工課長)臨時会に提出しているものにつきましては,県との協調の形での負担金になっているわけでございますが,委員ご指摘のような,市独自の経済支援対策につきましては,6月の定例会に向けて,予算化に向けて準備を進めているところでございます。

山本委員)済みません,臨時会の議案に触れてしまって……,ここでお尋ねしてしまっていいのかちょっとわかりませんけれど,臨時会に提出されている補正予算の中で,商工関係,商工振興事業ということで,中小企業事業継続応援貸付金負担金3,050万円計上されておりますが,具体的にこの事業の内容をお聞かせいただきたいと思います。

経済部参事兼商工課長)この負担金の事業の概要でございますが,先ほども少し触れさせていただきましたが,新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして,県内の中小企業,それから個人事業主の方が廃業や倒産が懸念されているというような厳しい状況にございまして,こうした中,茨城県におきまして中小企業者に対しまして,雇用の維持や事業の継続を支援するための新たな貸付金制度が創設されたところでございまして,これに伴いまして売り上げが急減した県内の中小企業,それから個人事業主の皆様に対し,県と市町村が協調して事業の継続のための貸し付けを行うための負担金を市も応分の負担をするということでございまして。貸付額につきましては,1事業者当たり上限額200万円で,県がそのうち4分の3,市町村が4分の1を負担し,事業者へ県が貸し付けているというような制度となってございます。

山本委員)わかりました。

飯村委員)先ほどのフラワーパークの件ですけど,多分,県内各方面から来園される方が多いかなと思うんですけれども。そういう中では20億から県と石岡市と,事業費として投じるわけでございますが,そのほかでやっぱり石岡市,県道に関わるその路線等について,ちょっとお聞きしたいと思います。現在フラワーパーク入口から笠間線に向かう……,フラワーパークから柿岡線ですか,県道笠間線になっているかと思いますが,その路線についての右折専用車線等々の考え,またこれからの計画等についてお伺いしたいと思います。

道路建設課副参事道路建設担当)県道の整備につきましては,道路管理者,県になってございます。また,渋滞の状況とか交通量,そういったところを鑑みてですね,右折レーン,渋滞の緩和については計画を図ってまいりたいと思いますし,また県のほうに随時要望を行ったり,あとは整備の促進ですね,そういったものを図ってまいりたいと考えております。

飯村委員)ただいまご説明伺いましたが,今,県の道路が多分,石岡市間で結構あるわけでございますが,ただいま村上・六軒線,そして村上・上曽線,そういう中で,ただいま村上の歩道整備ということで事業がなされているわけでございますが,そういう中で石岡市として,その村上の歩道整備について,どういう意見・陳情をなされたか。ご説明いただければと思います。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。

道路建設課副参事道路建設担当)今ご質問のありました箇所は,旧石岡地区と旧八郷町のちょうど境にある部分かと思います。そちらについてはクランクの部分でございまして,特に降雪時とかですね,そういった時には雪とかで凍結が見られる状態だったかと思います。こちらについては石岡地区と八郷地区をつなぐ幹線道路ということもございまして,市からも懇談会などで要望がございましたので,県に要望を重ねてきたところでございます。そのかいもございまして,県で整備を進めているところでございます。その法線やその設計については,道路の構造令などの基準もございますので,そういった中でしっかりと安全な道路が構築されるよう図ってまいりたいと思います。また,県とよく協議をしながら整備の促進を図ってまいりたいと思います。

飯村委員)ただいまご説明いただきましたが,どうもありがとうございます。そのような形で進めるということでございますが,あの道路については,今の現状の道路拡幅,または広げるということなのでしょうけれども,あの道路は冬になると凍ってしまう,そういうことはご存知だと思いますが,あそこの事業をやるに当たって,石岡市としてまっすぐにするというようなご要望はされなかったのですか。その辺とこをお聞きしたいと思います。

道路建設課副参事道路建設担当)要望の中で当然,歩道の設置要望などもございましたし,そういったなるべく,道路でございますので,幹線道路というところもございますので,なるべく通りやすい道路ということを心がけて要望してきた次第でございます。その中で道路の拡幅については,両隣の地権者さんの了解があってこそでございますので,そういったところで説明会などを開催して,折り合いがついた中で,先ほど言った構造令の中で,基準を満たすような形で,整備をしてきたところでございます。

飯村委員)どうもありがとうございます。一応,道路状況としては大体まっすぐなような形で道路整備をするというようなことが,今現状の,通常考えられるかなと思うんですけど。そういう形でできると良いのですが,そういう形ではないみたいですけれど。県と石岡市がよく打ち合わせをして,事業をやる場合にはひとつお願いしたいなと思います。

高野委員長)ほかに発言はございませんか。

飯村委員)道路事業のお話で申し訳ないんですが。先月の4月18日ですか。柿岡地区の……,石岡地内に瞬間的に豪雨があったということで,柿岡の庁舎の反対側のカスミ,しまむらまたは下川橋付近等の冠水があったわけでございますが,2か所。そういう中で石岡で,また新たにどのような計画をされているのか。ちょっとお聞きしたいと思います。お願いします。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。

道路建設課副参事道路建設担当)冠水についてでございます。市内冠水箇所につきましては,今現在多数ございます。その中で今委員さんがご指摘の,柿岡地区のカスミの部分ですね。こちらなどについては,今年一部改修を進めていきたいと考えております。また全体的な話としては,やはり冠水の箇所,非常に影響も大きいところでございますので,随時整備を検討してまいりたいと思っております。

飯村委員)ご説明いただきましたが,計画をもって冠水しないような道路状況を整備していただきたいと思います。つきまして,もう1点お願いします。石岡市内のただいま6号沿い,そして村上・六軒線の交わった交差点付近に,大型店舗という,進出するということでございますが,外周道路の整備については大体完了したかなとは思われるんですが,その大型店舗の進出に関して,石岡市とはどこまで計画をつかんでいるのか。その辺のところをご説明いただければありがたいです。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。

道路建設課長)委員さんがおっしゃっています,6号国道と村上・六軒線十字路の角地,今までイオンがあったところだと思いますが。そこに関しては外周の道路は整備が済んでおりますが,開発の内容について細かい点につきましては,私たちのところまでは情報はまだ来てない状況です。

飯村委員)外周道路は整備されているということでありますが,その中のジャスコの計画等について,これは石岡市としても,これからの石岡市に対して,大変メリットがある事業であるかなと思うんですが。その辺で石岡市とジャスコとの詳細な計画等については,部長さんクラスは確認していると思われますので,その辺とこちょっとご説明。ジャスコ等の計画が詳細にわかるところまでで結構ですが,お答え願えれば助かります。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。

経済部参事兼商工課長)ご質問のイオンの建設等の詳細の件についてなんですが,まだこちらの市に具体的な内容等,まだ来ておりませんので,ちょっとお答えすることはできない状況にございます。

飯村委員)ただいまご説明ありましたが,そのような答弁ではちょっと今からその事業としての,石岡市の体制が整ってないのかなと。そのように思いますが,詳細に企業側と石岡市がどういう形で,またどういう,良い方向性を見出せるならば,石岡市も早くその企業に相談を持ちかけたり,事業としての進捗状態を確認するなりしてほしいと思います。

鈴木(康)委員)先ほど塩畑参事から市独自のコロナウイルス対策についての支援,給付等が臨時会では出てこないということで伺ったんですけれども。今回,スケジュール的に定例会まで遅くなってしまった理由というのは何なんですかね。

経済部参事兼商工課長)石岡市といたしましては,前回の委員会でご説明させていただきました,石岡商工会議所それから石岡市八郷商工会のほうからご要望のございましたプレミアム商品券の前倒しの発行ということで,全体的なその経済の各種の色んな事業の方が疲弊してる状況でございますので,なるべく前倒しに発行して,それでまず第一弾として,市内の消費の喚起を図っていこうというような取組を行ったところでございます。そして,ご質問にございます市独自の経済支援策につきましては,今現在,繰り返しになりますけれども,財政当局と調整をしているところでございまして,前向きな取組を行っている事業者に対して,今後支援を行っていきたいというように考えております。

鈴木(康)委員)ありがとうございます。これ支援というのは本当にスピードが大事であって,これを本当に待っている間に1店舗1店舗なくなっちゃうんですよね。だからもっと本当に真剣に考えて,できることは,それはその市の財政によって大きいこと小さいことあると思うんですけど。まず本当に民間企業が今望んでいるのはスピードなんですね。なので,今回の臨時会には間に合わないかもしれないけれども,6月に出してくるもの,そしてそれが実行できるまでのスピード感というのを,もっと真剣に行政は考えていかなくちゃならないと思うので。そこを手前勝手な理由で先延ばしにすることなくお願いしたいと思います。実際本当にもう店舗も,家賃が払えなくて,どんどん支援待っていられなくてやめてしまうっていう会社さんも多いので,ここは真剣にお願いしたいと思います。
 あともう1点,先ほどの冠水にも近い質問になってしまうんですけれども。市役所の雨漏り,この庁舎の雨漏りに関してなんですけれども。先日の4月の豪雨でしたっけ,その時にも庁舎入った,入口の上から相当な量の浸水があって。今私も朝来る時に天井を見ると,雨染みができてしまっている状況だと思うんですけれども。これ今後の改善っていうことはどのように考えているのか……,所管が違いますか。

高野委員長)鈴木委員に申し上げます。ご質問の内容は当委員会の所管外となりますので,ご留意願います。総務委員会になるかと判断しますので,よろしくお願いします。

鈴木(康)委員)
わかりました。そちらは撤回させていただきます。ありがとうございます。以上です。

川井委員)今,鈴木委員からお話ありましたコロナの件で一言言わせていただきますと,市としての対応,順番が先ほど言われました,プレミア商品券が第一で,次がコロナに対する支援策だという感覚ですけれども。やはりそういった感覚も少しずれてるのかなと思います。今,委員がおっしゃったように,今コロナで困っている方がまず第一に何を願っているのかと。どこを望んでいるんだということを市としても察知していただいて。新たに市長になりました新市長が記者会見でも申しているように,コロナ対策を第一にするという部分で,お話しされているんであれば,やはりその順序をしっかりとまず。困っている方をまず第一に支援するんだという部分を早急に,ですからいつも言っている市のスピードと,相手側のスピードの歩調が合ってないんですよ。何度も言いますけれども,やはり皆さんスピード感を持ってやってもらっているのは,よくテレビ,報道等でも言われていますように,そこがやはりこの根本である,国とか県とかじゃなくて,この直近の市の中でもそう言ったテンポで行われることが,果たして石岡市としていかがなものかという部分につながってくるんで。その困っている方を第一に支援するということを,スピード感を持ってやっていただきたいということを付け加えて要望しておきます。何かあれば。

経済部参事兼商工課長)委員ご指摘のとおり,すぐにでも困っている方に,お金が届くようにしていかなければならないと認識しているところでございまして,6月の補正予算,成立した後には,その新たな制度に基づいて中小企業者の支援がすぐできるように関係機関と調整の上,進めてまいりたいと思います。

川井委員)よろしくお願いします。

飯村委員)先ほどちょっと聞き忘れたことがありまして,再度お願いしたいなと思って発言させていただきます。石岡市として事業が多分たくさんあるわけなんですよ。344億の中の事業として,石岡も県にお願いしてる事業として,道路整備事業が何点かあるわけだと思います。その中で,石岡市は県に今年の事業としてこの路線,この路線とお願いしている路線が多分あるかなと思われますが,その辺の答えと,もう1点は……,まあそれをひとつちょっとお願いします。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。

道路建設課長)市内の県道の整備等でございますが,県の委員会ですね,土木委員会とか,そういう委員会からどういうところがありますかということがございまして,市としても,ちょっと今済みません,どこかって言うのはちょっと把握して……,申し訳ありませんが,5か所ほど要望と言うか,しております。

飯村委員)石岡市としては,県に要望を出していないということでよろしいんですか。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。

飯村委員)事業として道路路線のお話で申し訳ないんですが,4月の……,5月の22日ですか。開札について,都市計画のほうで事業を委託。都市計画事業を委託しているというような案件がありますが,どの辺を都市計画の変更,見直し等についてわかる範囲でご説明願えればありがたいです。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。もう一度,今のこと,ちょっとお話ください

飯村委員)ただいまご質疑に当たった4月22日の案件について,開札があるということで,都市計画のほうでは計画の見直しということで,委託業者に発注して4月22日は8案件から7案件が開札になるわけでございますが,そういう中で変更,見直し等のことで委託しているわけでございますが,その辺とこご説明いただければありがたかったんですが,後日で結構でございます。

高野委員長)そのようにひとつお願いいたします。説明をきちっとなされてください。
 ほかにはございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,私から委員長として,本来なら副委員長に譲るわけでございますが,一言でございますので,お話しさせていただきます。ただいまのコロナの話。私もマスクしておりますし皆さんもマスクしております。そういった中で今,石岡市の対応が遅れているのが,なかなかできないのか。その辺のところはわからないんですが,一番初めに私がこの市独自の対応というのを聞いたのはですね,群馬県みなかみ市ですね。あそこはすぐに3,000円とか,そういったプレミアム商品券をあげるんだとか,そういったこと。それからどこですか,熊本とか,新潟でしたか。みんなどんどんそのあと,選挙期間中でしたけど,そういう対応をされてきたんですよね。だけど石岡市においては選挙もあったこともあるのかもしれないけれど,そういったことが遅れ遅れになっている。ただ先日も私のところへ葉書が来ました。何で小美玉と比べるとこんなに遅れるのみたいにね。それは色々事情もあるかと思いますけど,やはり今,各委員からお話がありましたように会社の,自分の事業の存続さえどうにもままならない,また生活もどうにもままならない,働きたくても働けない,そういう事情。それを自分に照らし合わせるんじゃなくて,よく周り,周囲を見回して。見回すという言葉どうか知らないですけど,皆さんのことを判断する職員が自分の目線,自分で判断するんじゃなくて,周囲をきちっとね。やはりおじいちゃんおばあちゃんもそうでしょう。みんなそういった人たち,石岡の実情っていうのを判断してやっていかなければいけない。ですから10万円は国のお金だ,石岡市はプレミアム商品券を早く出してね,1割か2割安くしてそれを使わせればいいんだとか,そういうことじゃない。今1日でも早く,やはりやってあげるべきじゃないのかなと。石岡市の職員の目線じゃなくて,石岡市の市民目線で,住民目線。これでやっていただきたい,私はかように思いますのでね。職員の人も大変であるかと思いますが,市民のためにご努力をいただきたいと思います。答弁は要りません。以上でございます。
 ほかにはないようですので,以上で本日の経済建設消防委員会を閉会いたします。




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