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令和2年度 教育福祉環境委員会

 第4回委員会 (9月11日)
出席委員 勝村孝行委員長,新田茜副委員長,菱沼和幸委員,池田正文委員,小松豊正委員,玉造由美委員,石橋保卓委員
市執行部 【生活環境部】
部長(鈴木利勝),次長兼水道担当(佐谷戸美紀),参事兼市民課長(廣瀬義人),参事兼水道課長(萩原勇),コミュニティ推進課長兼市民会館長(荒張卓也),保険年金課長(武川俊郎),生活環境課長補佐(松川祥丈)
【保健福祉部】
部長(金井悟),次長兼福祉事務所長(今橋輝雄),参事兼高齢福祉課長(田村幸生),社会福祉課長(桜井信康),こども福祉課長(塚本聡明),健康増進課長兼石岡保健センター所長(武井理江子),健康増進課副参事地域医療担当兼地域医療対策室長(関努)
【教育委員会事務局】
教育長(児島裕治),教育部長(豊崎康弘),次長(吉澤房江),参事学校再編担当兼学校教育担当(倉本明),参事兼スポーツ振興課長(大久保英明),教育総務課長兼学校再編担当(小沼努),教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長(小河原修),教育総務課指導室長兼学校再編担当(関美智子),生涯学習課長(宮部善仁),文化振興課長(原田和宣),中央公民館長(吉田昌司)
議会事務局 庶務議事課主幹(大川知道)

勝村委員長)ただいまから,教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 本日の委員会の進め方でございますが,初めに付託された陳情の審査の陳情第7について現地調査を実施し,調査終了後に案件の審査を行いたいと思います。
 次に,本日の審査に当たり説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 なお,保健福祉部及び教育委員会事務局の説明員につきましては現地調査後の出席となりますので,あらかじめご報告いたします。また,新型コロナウイルス感染症対策の一環といたしまして,議事進行にあわせて執行部の入れ替えを行いますので,ご了解願いたいと思います。
 この際,お諮りいたします。本日の議題であります付託された陳情第7の審査の参考とするため,これより委員派遣による現地調査を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

-休憩(現地調査)-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ここで,保健福祉部及び教育委員会事務局の説明員が出席いたしましたので,ご報告いたします。
 これより議事に入ります。
 初めに,議案第64号令和2年度石岡市一般会計補正予算(第7号)のうち当委員会の所管に係る部分,議案第65号令和2年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号),議案第66号令和2年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号),議案第67号令和2年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)の計4件を一括して議題といたします。本件について,初めに執行部から説明を求めます。なお,本案の説明の順番は,生活環境部所管,保健福祉部所管,教育委員会事務局所管の順でお願いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)それでは,議案第64号令和2年度石岡市一般会計補正予算(第7号)のうちコミュニティ推進課の所管に係る部分についてご説明申し上げます。
 まず歳入でございます。補正予算書20ページ,21ページの一番下の段をご覧いただきたいと思います。款20繰入金,項2基金繰入金,目13市民会館事業基金繰入金でございます。こちらは,この後議案第80号でご説明します石岡市民会館条例を廃止する条例を制定することに併せまして,市民会館事業基金を廃止することについてご提案しております。この場合,1,000万円の基金を運用することがなくなることから,廃止した事業基金を一般会計に繰り入れるものです。事業基金の全額でございます1,000万円分を市民会館事業基金繰入金として計上するものになってございます。
 続いて歳出でございます。24ページ,25ページの下から2段目をご覧ください。款2総務費,項1総務管理費,目8の市民会館費の施設維持管理経費でございます。これは,閉館後の施設内での事件や事故を防止するため,市民会館の地下駐車場への入り口や隙間からの侵入を防止する柵,あるいはネットを設置するための工事費用39万6,000円を補正するものでございます。続きまして,26ページ,27ページの上の段をご覧ください。款2総務費,項1総務管理費,目12諸費のコミュニティセンター維持管理経費でございます。これは南台コミュニティセンターの駐車場内の傷みの修繕のほか,駐車用のスペースを作り駐車台数を増やします。また併せて,車椅子利用者など配慮の必要な利用者や高齢者の方々のご不便を改善する整備工事160万円を補正するものでございます。続きましてその下,同じ目12諸費の旭台会館管理経費でございます。こちらも議案第88号,この後の損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてにおきまして改めてご説明申し上げますが,平成30年度まで旭台会館駐車場として借用しておりました駐車場用地の原状回復に要する駐車場復旧工事としての600万円,また,契約期間満了のタイミングで,契約で定めていた土地の原状回復と地権者への返還をそのタイミングで行えなかったこと,そして現在にその現状が至っていることから,契約内容の義務を履行できない状態にあります。それに伴います賠償金,そして遅延損害金の合計額の支払いとしまして54万7,000円をそれぞれ計上したものでございます。
 コミュニティ推進課につきましては,以上でございます。

参事兼市民課長)続きまして,市民課所管分につきましてご説明申し上げます。
 補正予算書20,21ページをご覧ください。初めに歳入についてご説明いたします。一番上の段,款16国庫支出金,項2国庫補助金,目1総務費国庫補助金,節1総務管理費補助金の中の個人番号カード交付事業費補助金910万6,000円の増につきましては,マイナンバー制度に係る令和2年度第2次予算により,市町村負担軽減を図るため国費による財政措置が講じられたものでございます。次にその1つ下,社会保障・税番号システム整備費補助金636万9,000円のうち492万8,000円につきましては,令和2年度社会保障・税番号制度システム整備費補助金の財政措置が講じられたものでございます。
 続きまして歳出についてご説明いたします。28,29ページをご覧ください。款2総務費,項3戸籍住民基本台帳費,目1戸籍住民基本台帳費,節18地方公共団体情報システム機構交付金910万6,000円の増につきましては,先ほど歳入でご説明いたしました個人番号カード交付事業費補助金が,国費により財政措置が講じられたものでございます。これらの交付金につきましては全額国費として負担されたため,一般財源の負担はございません。
 市民課からの説明は,以上でございます。

保険年金課長)続きまして,保険年金課所管に係る補正予算につきましてご説明いたします。
 補正予算書28,29ページをお開きいただきたいと思います。一番下の段,歳出の款3民生費,項1社会福祉費,目1社会福祉総務費,右側説明欄の特別会計繰出金,国民健康保険特別会計職員給与費等繰出金1,035万4,000円の減額につきましては,4月の人事異動に伴う職員等人件費の補正に係るもので,一般会計負担分を減額するものでございます。
 次に,関連いたします議案第65号令和2年度石岡市国民健康保険特別会計補正(第2号)についてご説明申し上げます。補正予算書は5ページをお開き願いたいと思います。予算の総額から歳入歳出それぞれ1,035万4,000円を減額し,予算総額を歳入歳出それぞれ77億9,375万5,000円とするものでございます。内容につきましては,事項別明細書及び給与費明細書でご説明いたします。予算書58,59ページをお開き願いたいと思います。このたびの補正は全て職員等人件費に係るものでございまして,1段目の款1総務費,項1総務管理費,2段目の同じく款1総務費,項2徴税費,3段目の款5保健事業費,項1特定健康診査等事業費の職員等人件費をそれぞれ補正するものでございます。当初予算は令和2年1月1日時点に在籍している職員の給与などをベースに算出しておりますが,4月の人事異動に伴いまして調整するものでございます。人件費に係る総額を60,61ページに給与費等明細書として記載しております。一番上の段の「(1)総括」の表中,左端の部分に補正後,補正前,比較と3行ありますが,一番下の比較でご説明いたします。給料528万6,000円の減,職員手当310万円の減,給与費等の計838万6,000円の減となっており,共済費196万8,000円の減を加え,合計1,035万4,000円の減額となります。2段目,3段目につきましては職員手当の内訳などでございます。
 保険年金課からは,以上でございます。

参事兼水道課長)続きまして,水道課所管に係る一般会計と水道事業会計の補正予算についてご説明いたします。
 初めに,議案第64号の一般会計補正予算についてご説明いたします。補正予算書34,35ページをお開きください。上から2段目の表をご覧ください。款4衛生費,項3上水道費,目1上水道費の説明欄,特別会計繰出金の節18水道事業負担金4万円の減につきましては,地方公営企業繰出基準に基づき一般会計より繰り出す地方公営企業職員に係る児童手当に要する経費の負担金につきまして,4月の人事異動に伴う変動分を減額補正するものでございます。
 続きまして,議案第67号の水道事業会計補正予算についてご説明いたします。補正予算書の11ページをご覧ください。中ほどにございます補正予算額,収入4万円の減,支出67万8,000円の減になります。内容につきましては,補正予算書の81ページをお開きください。初めに収入についてご説明いたします。予算明細書の上の表,収益的収入をご覧ください。款1水道事業収益,項2営業外収益,目2一般会計負担金,節児童手当4万円の減につきましては,さきに説明いたしました一般会計から水道事業会計に繰り出す児童手当に要する経費の負担金の繰入れを減額補正するものでございます。次に支出についてご説明いたします。下の表,収益的支出をご覧ください。款1水道事業費用,項1営業費用,目4総係費,節給料52万5,000円の増,手当84万円の減,賞与引当金繰入額27万3,000円の減,法定福利費9万円の減につきましては,4月の人事異動に伴う変動分を減額補正するものでございます。
 水道課からの説明は,以上でございます。

社会福祉課長)私からは,社会福祉課所管分についてご説明申し上げます。
 初めに歳出でございます。補正予算書30ページ,31ページの上から3段目をご覧ください。款3民生費,項1社会福祉費,目9障害者福祉費,節11役務費の郵便料2万3,000円,手数料46万円の増額補正と,その下の節12委託料,スポーツ・レクレーション教室開催委託料59万8,000円の減額補正でございます。まず増額補正でございますが,成年後見制度における市長申立ての利用者が増加しており,年度内の支払い見込みを精査した結果,増額補正をお願いするものでございます。次に減額補正でございます。この後,所管事務の調査でもご説明申し上げますけれども,例年10月に開催しております石岡市障がい者スポーツ大会でございますが,新型コロナウイルス感染症が障がい者に及ぼす影響を考慮いたしまして,今年度の開催を中止といたしましたので不用額を減額するものでございます。次に32ページ,33ページの上から2段目をご覧ください。款3民生費,項3生活保護費,目1生活保護総務費,節12委託料の生活保護システム保守委託料66万円の増額補正でございますが,生活保護法の一部が改正され,システムの改修が必要となったためでございます。
 ページ戻りまして,4ページをご覧ください。第2表繰越明許費の上から2段目,款3民生費,項1社会福祉費,施設維持管理経費70万4,000円でございますが,地域活動支援センターけやきの家の支所への移転費用でございます。年度内の移転を予定しておりましたが,移転先である支所の工事期間計画変更により年度内の移転が見込めないため,繰越明許費を設定するものでございます。
 次に歳入でございます。20ページ,21ページをご覧ください。款16国庫支出金,項2国庫補助金,目2民生費国庫補助金,節3生活保護費補助金の生活保護適正実施推進事業補助金[3/4・1/2]の33万円につきましては,歳出の生活保護システム保守委託料の増額に伴い国庫補助金を増額補正するものでございます。
 社会福祉課からの説明は,以上でございます。よろしくお願いいたします。

参事兼高齢福祉課長)私からは,高齢福祉課所管分についてご説明申し上げます。
 補正予算書の26ページ,27ページをご覧いただきたいと思います。歳出についてご説明いたします。款2総務費,項1総務管理費,目12諸費の過誤納還付金でございます。このうち介護保険料低所得者軽減事業費負担金返還金につきましては,介護保険料低所得者軽減事業費の令和元年度分の精算に伴い,国庫返還分2,000円,県費返還分1,000円の合計3,000円を増額するものでございます。続きまして30ページ,31ページをご覧いただきたいと思います。一番上の款3民生費,項1社会福祉費,目3老人福祉費の特別会計繰出金でございます。このうち介護保険特別会計職員給与費等繰出金につきましては,介護保険特別会計における職員等人件費の補正に伴い118万2,000円を減額するものでございます。次に介護保険特別会計(包括的支援事業等)繰出金につきましては,介護保険特別会計における地域支援事業費の補正増に伴い,市負担分12万6,000円を増額するものでございます。続きまして次の段,目8ふれあいの里費の職員等人件費でございます。こちらはふれあいの里石岡ひまわりの館職員の人事異動に伴い,職員給及び各種手当等を合わせて599万7,000円を増額するものでございます。
 続きまして,補正予算書の20ページ,21ページをご覧いただきたいと思います。歳入についてご説明いたします。下から2段目の款20繰入金,項1特別会計繰入金,目5介護保険特別会計繰入金につきましては,歳出における介護保険料低所得者軽減事業費負担金返還金の補正に伴い,精算額を介護保険特別会計から繰り入れるために3,000円を増額するものでございます。一般会計の補正予算につきましては以上でございます。
 続きまして,令和2年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。補正予算書の9ページ,10ページをご覧いただきたいと思います。第1表は歳入歳出予算の補正でございます。事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,379万2,000円を追加し,歳入歳出予算の総額をそれぞれ90億955万5,000円とするものでございます。
 続きまして,事項別明細書についてご説明申し上げます。補正予算書の68ページ,69ページをご覧いただきたいと思います。歳出についてご説明いたします。款1総務費,項1総務管理費,目1一般管理費の職員等人件費でございます。こちらは高齢福祉課介護保険室及び地域包括支援センター職員の人事異動等に伴い,職員給及び各種手当等を合わせまして118万2,000円を減額するものでございます。続きまして款3地域支援事業費,項3任意事業費,目2地域自立支援事業費の成年後見制度利用支援事業でございます。この事業は,市長による成年後見申立てについて負担する費用及び親族による成年後見申立てについて助成する費用でございます。当初予算で3人分を見込んでおりましたが,7月時点で3人分の執行予定となったため,8月以降も同様のペースで支援が必要になることを見込みまして,6人分として65万8,000円を増額するものでございます。続きまして款4基金積立金,項1基金積立金,目1介護給付費支払準備基金積立金の基金積立金でございます。これは令和元年度介護保険特別会計に係る決算剰余金の確定に伴い,決算剰余金2億1,546万9,000円及び令和元年度介護給付費に係る支払基金交付金の精算に伴う追加交付金775万4,000円,合計いたしまして2億2,322万3,000円を介護給付費支払準備基金に積み立てるため増額をお願いするものでございます。続きまして款6諸支出金,項1償還金及び還付加算金,目3償還金の償還金でございます。こちらは令和元年度介護給付費に係る国庫負担金及び県費負担金,地域支援事業に係る国庫支払基金及び県費交付金の精算に伴い返還する必要が生じたことから,介護給付費国庫負担金返還金1,574万9,000円,地域支援事業国庫交付金返還金759万2,000円,地域支援事業支払基金交付金返還金42万7,000円,地域支援事業県費交付金返還金440万9,000円,介護給付費県費負担金返還金1,291万3,000円をそれぞれ補正するものでございます。続きまして,補正予算書の70ページ,71ページをご覧いただきたいと思います。款6諸支出金,項3繰出金,目1一般会計繰出金の一般会計繰出金でございます。こちらは令和元年度分の介護保険料低所得者軽減事業費の精算に伴い返還する必要が生じたことから,3,000円を繰り出して返還するものでございます。この事業費は国及び県負担金を一般会計で受け入れて介護保険特別会計へ繰り入れるものとされていることから,返還に際しましては一般会計へ繰り出して一般会計から返還という手順になります。
 続きまして,補正予算書の66ページ,67ページをご覧いただきたいと思います。歳入についてご説明いたします。款3国庫支出金,項2国庫補助金,目3包括的支援事業等交付金につきましては,歳出における地域支援事業費の補正に伴い国庫補助分の25万3,000円を補正するものでございます。続きまして款4支払基金交付金,項1支払基金交付金,目1介護給付費交付金につきましては,令和元年度分の精算に伴う追加交付分775万4,000円を補正するものでございます。続きまして款5県支出金,項2件補助金,目2包括的支援事業等県交付金につきましては,歳出における地域支援事業費の補正に伴い県補助分の12万6,000円を補正するものでございます。続きまして款7繰入金,項1一般会計繰入金,目2一般会計繰入金につきましては,歳出における職員等人件費の補正に伴い118万2,000円の減額補正をするものでございます。続きまして同じ段の目4包括的支援事業等繰入金につきましては,歳出における地域支援事業費の補正に伴い,市負担分12万6,000円を補正するものでございます。続きまして款7繰入金,項2基金繰入金,目1基金繰入金につきましては,歳出における償還金等の補正に伴う分及び地域支援事業費の補正に伴う介護保険料相当分の4,124万6,000円を補正するものでございます。続きまして款8繰越金,項1繰越金,目1繰越金につきましては,令和元年度決算に伴う繰越金2億1,546万9,000円を増額するものでございます。介護保険特別会計の補正予算につきましては,以上でございます。よろしくお願いいたします。

こども福祉課長)私からは,こども福祉課所管分についてご説明申し上げます。
 補正予算書30ページ,31ページをご覧ください。初めに歳出からご説明いたします。下から3段目になります。款3民生費,項2児童福祉費,目1児童福祉総務費,ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業2,054万円につきましては,8月の臨時議会で補正予算をご承認いただきましたが,国の第2次補正予算成立による,国の新型コロナウイルス感染症対策におけるひとり親世帯の臨時特別給付金の追加分の増額補正となっております。8月の補正分では,国のほうで家計が急変した方の件数把握が困難ということで,家計急変者分が除かれた国の第1次内示額により予算要求をさせていただきました。その後,国から家計急変者分を含んだ第2次内示額が発せられたことにより,第1次の内示で査定された不足分2,054万円を増額するものでございます。続きましてその1段下になります。款3民生費,項2児童福祉費,目3保育所費,保育事業費30万8,000円につきましては,保育所の献立システムのバージョンアップに対応するための手数料及びソフトの備品購入の費用でございます。現在のシステムはWindows7対応のもので,サポート終了後につきましてもインターネット等の外部環境には接続しないオフライン状態で使用を続けてまいりましたが,今回,給食献立作成システム自体のバージョンアップに伴いwindows10への対応が必要となったため,システム更新への費用を増額するものでございます。
 続きまして,歳入のご説明をいたします。ページをお戻りいただきまして,補正予算書20ページ,21ページをご覧ください。上から2段目になります。款16国庫支出金,項2国庫補助金,目2民生費補助金,節2児童福祉費補助金のひとり親世帯臨時特別給付金事業費補助金2,054万円につきましては,歳出でご説明いたしました国の新型コロナウイルス感染症対策におけるひとり親世帯への臨時特別給付金の費用と同額の2,054万円の国庫補助金を増額補正するものでございます。
 こども福祉課からの説明は,以上でございます。よろしくお願いいたします。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)私から,健康増進課所管分につきましてご説明申し上げます。
 補正予算書26,27ページをご覧ください。初めに歳出からご説明いたします。上から1段目,款2総務費,項1総務管理費,目12諸費,節22償還金利子及び割引料,過誤納還付金の疾病予防対策事業費等補助金返還金92万6,000円の補正増でございます。こちらは平成31年度から開始されました,昭和37年4月2日から昭和54年4月1日に生まれた男性が無料で風疹の抗体検査及び予防接種が受けられる,風疹の追加的対策事業に係る令和元年度補助金の返還金でございます。返還金が発生した理由でございますが,令和元年度の抗体検査予定者数を当初1,213人で見込んでおりましたが,受診者数が934人と,当初の見込みより279人少なかったことにより返還金が生じたため,増額補正するものでございます。続きまして32,33ページをご覧ください。上から3段目,款4衛生費,項1保健衛生費,目1保健衛生総務費,節4共済費,職員等人件費の社会保険料18万9,000円のうちの健康増進課分15万3,000円,及び1行下の目5市民健康管理費,節1報酬,健康づくり推進事業の栄養士報酬84万7,000円及び節8旅費の費用弁償8万9,000円の補正増でございます。こちらは,八郷保健センター勤務の管理栄養士1名が令和2年11月から産前・産後休暇を取得予定であることから,業務代替の管理栄養士の雇用に伴う増額補正をするものでございます。続きまして同じ表,節10需用費,子育て世代包括支援センター事業の事務事業用品費86万1,000円の補正増でございます。こちらは,市が委託している産後ケア事業所,市内2か所及び市外2か所の新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策といたしまして,職員及び利用者用のマスクや消毒用エタノール等感染予防物品を購入し配布するために増額補正するものでございます。こちらは,この後歳入で説明いたします国庫補助金が10分の10充当されるものでございます。
 ページお戻りいただきまして,20,21ページをご覧ください。歳入でございます。上から1段目,款16国庫支出金,項2国庫補助金,目3衛生費国庫補助金,節1保健衛生費補助金,母子保健衛生費国庫補助金[10/10]86万1,000円と,22,23ページの3段下の表,款22諸収入,項5雑入,目5雑入,節6雑入,雇用保険被保険者掛金9,000円中の健康増進課分3,000円でございますが,歳出で説明いたしました子育て世代包括支援センター事業の感染予防対策に伴う国庫補助金と,管理栄養士の業務代替職員の雇用に伴う雇用保険分でございます。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

教育総務課長兼学校再編担当)それでは,私からは教育総務課所管の補正予算についてご説明をいたします。
 補正予算書の42,43ページをご覧ください。上から2段目にございます款10教育費,項2小学校費,目1学校管理費,節17備品購入費,学校管理運営経費の保健用備品151万1,000円の増につきましては,新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,小学校に対して追加配備を行います非接触型体温計を購入する経費でございます。次に,その下の段となります款10教育費,項2中学校費,目1学校管理費,節17備品購入費,学校管理運営経費の保健用備品54万1,000円の増でございますが,項2小学校費と同様に中学校に追加配備を行います非接触型体温計を購入する経費でございます。なお,財源としましては全て新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当予定となってございます。
 私からは以上でございます。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)続きまして,私から学校再編推進室所管の補正予算の内容についてご説明いたします。
 初めに歳出からご説明いたします。補正予算書42,43ページをご覧ください。初めに款10教育費,項1教育総務費,目2事務局費,節17備品購入費,教育用備品713万円の増につきましては,企業版のふるさと応援寄附金を財源としまして,今後導入予定でありますタブレットを活用したICT教育の質の向上と児童生徒の学習を支援することを目的として,市内小中学校に電子黒板を購入する経費となってございます。続きまして下の段,節12委託料,公立学校情報整備事業,情報整備支援業務委託料1,152万6,000円の増につきましては,児童生徒に1人1台のタブレット端末や通信環境を進めるGIGAスクール構想におきまして,急速な学校のICT化を支援するために,支援技術者であるGIGAスクールサポーターを配置する経費となってございます。次に下の段,節17備品購入費,教育用備品1,215万円の増につきましては,臨時休業等の緊急時に学校と児童生徒のやり取りを円滑に行うため,学校からの遠隔学習機能の強化としまして,家庭学習用通信機器や遠隔学習用のカメラを購入する経費となってございます。次に1つ下の欄,款10教育費,項2小学校費,目2教育振興費,節12委託料,ICT環境整備事業,情報環境整備業務委託料4,649万7,000円の増につきましては,学校の通信環境の整備として無線LANや電源キャビネットの設置委託料となってございます。次にその下の段,節17備品購入費,教育用備品2億1,388万円の増につきましては,児童1人に1台のタブレット端末やタッチペンを購入しまして設定する経費となってございます。次に1つ下の欄となります。款10教育費,項3中学校費,目2教育振興費,節12委託料,ICT環境整備事業,情報環境整備業務委託料1,063万7,000円の増につきましては,学校の通信環境の整備として無線LANや電源キャビネットの設置委託料となってございます。次にその下の段,節17備品購入費,教育用備品1億938万4,000円の増につきましては,生徒1人に1台のタブレット端末やタッチペンを購入し設定する経費となってございます。
 続きまして歳入についてご説明申し上げます。補正予算書20,21ページをご覧ください。一番上の欄となります。4段目,款16国庫支出金,項2国庫補助金,目6教育費国庫補助金,節1小学校費補助金,公立学校情報機器整備費補助金[定額]9,855万円及び節2中学校費補助金,公立学校情報機器整備費補助金[定額]5,395万5,000円につきましては,歳出でご説明申し上げましたタブレット端末の購入費用中,児童生徒数の3分の2を計上してございます。また,その下の段,節4教育総務費補助金,公立学校情報機器整備費補助金[定額・1/2]1,375万8,000円につきましては,歳出でご説明しました家庭学習用通信機器や遠隔学習用のカメラを購入する経費及びGIGAスクールサポーターを配置する事業への補助金について計上してございます。
 私からの説明は,以上でございます。

教育総務課指導室長兼学校再編担当)私からは,教育総務課指導室所管につきましてご説明申し上げます。
 初めに歳出につきましてご説明いたします。補正予算書40ページ,41ページをご覧ください。一番下の段,款10教育費,項1教育総務費,目2事務局費,説明欄の学校教育一般経費104万9,000円の増でございます。内訳は,講師謝礼47万6,000円,事務事業用品費21万5,000円,合わせて69万1,000円につきましては,オリンピック・パラリンピック教育推進事業に係る経費でございます。また,学びの広場サポーター報償33万8,000円,その他保険料2万円,合わせて35万8,000円につきましては,学びの広場サポートプラン事業に係る経費でございます。なお,補正額の財源は県支出金で全額賄われます。続きまして42,43ページをご覧ください。上から2段目となります。款10教育費,項2小学校費,目2教育振興費,説明欄の学習保障等支援事業,修学旅行等キャンセル料助成補助金164万9,000円の増でございます。こちらは,市内の小学校において予定されておりました泊を伴う学校行事等のキャンセル料でございます。補正額の財源は,新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の中から全額賄われます。
 次に歳入についてご説明申し上げます。補正予算書,お戻りいただきまして20,21ページをご覧ください。上から2段目になります。款17県支出金,項3委託金,目6教育費委託金,説明欄の学びの広場サポートプラン事業委託金35万8,000円,オリンピック・パラリンピック教育推進事業委託金69万1,000円,この2つの委託の補正額ですが,歳出でご説明申し上げました各事業に係る県からの委託金でございまして,歳出の全額が賄われております。
 説明につきましては,以上でございます。よろしくお願いいたします。

生涯学習課長)生涯学習課からは,補正予算の内容につきましてご説明申し上げます。
 まず歳出でございます。補正予算書44,45ページの中段をご覧ください。款10教育費,項4社会教育費,目3図書館費,節17備品購入費でございます。図書39万3,000円,施設用備品247万7,000円,合計287万円の増額の補正でございます。財源につきましては,株式会社博進紙器製作所様からの企業版ふるさと納税寄附を活用させていただきまして,図書館の魅力向上,またこども図書館の充実を目的に,図書並びに書架,展示ケースの購入をするものでございます。寄附していただきました会社様のご意向を踏まえまして,未来を担う子どもたちへ,本を通じて様々な出会いと体験を提供してまいりたいというように考えてございます。
 生涯学習課からは,以上でございます。よろしくお願いいたします。

文化振興課長)文化振興課所管の補正予算についてご説明いたします。
 補正予算書4ページをご覧ください。繰越明許費の補正といたしまして,表中の3行目,款10教育費,項4社会教育費,文化財保護保存及び普及経費640万円を令和3年度へ繰り越すものでございます。本予算につきましては,支所の2階に移転を予定しておりました農村資料館に設置する展示ケースの購入費用となります。今般,移転先である支所の改修工事が令和3年度の完了となることから,工事完了後に設置を予定しておりました展示ケースを令和2年度内に設置することが困難となったことから,繰越しをするものでございます。
 文化振興課からの説明は,以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

菱沼委員)補正予算の3点ですね,ちょっと質問させていただきます。まず27ページ,コミュニティセンター維持管理経費160万円,南台コミュニティセンター駐車場整備工事ということでありましたけれども,説明ありまして。実際,今回駐車場整備で何台分とめられるようになるんでしょうか。お伺いしたいと思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)直接増える台数としまして,2台を増やす予定でおります。設計上,当初施設を建てた当時ですと8台がとめられるようになってございます。実際に今とめられる台数は7台となってまして,凹凸とかまた地震の影響も出てると思うんですが今7台で……失礼しました,図面上の駐車台数が7台なんですが,実際には6台とめられるようになっております。訂正させていただきます。申し訳ありません。それに対して新たに2台分を増やしたいというふうに考えております。以上でございます。

菱沼委員)ありがとうございます。実際これ,思いやり駐車場というのは,その駐車スペースはあるんでしょうか。ご説明願いたいと思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)現時点ではございません。

菱沼委員)今後,私としてはこれからこのコミュニティセンター,様々な方が使うと思いますので,そういう部分しっかりと整備できるようにお願いしたいと思います。
 次に移ります。旭台の駐車場復旧工事ということで600万円が計上されております。この600万円に対しての算出根拠ですかね,どのように算出をして600万円と計上されているのかお伺いしたいと思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)旭台会館の原状復旧の工事の大きな内訳としまして,まず砕石が入ってございます。砕石は市のほうで搬入したものになりますので,それを搬出いたしまして処分をいたします。その上で新たな土を入れまして,その後整地という形で圧縮をする,圧をかける予定でございます。内容の単価の根拠としましては,茨城県の土木部の積算単価等をベースとしております。その中で合計額が600万円という形になってございます。以上でございます。

菱沼委員)そうしますと,この業者選定はどのように考えているでしょうか。お尋ねします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)予算のほうをお認めいただいた後につきましては,通常の契約検査課に基づく,基準に基づきまして入札等の手続に入ってまいろうかと思います。以上でございます。

菱沼委員)ありがとうございます。
 次に33ページ,生活保護システムということで,今回法の改正に伴いましてシステムが改修されるわけですけれども,66万円,具体的なシステムのどのような部分で,今までからこういうふうな部分が新たに加えられますということで,具体な内容についてお尋ねしたいと思います。

社会福祉課長)今回のシステム改修でございますけれども,現在ホームレスの方を収容しております無料低額宿泊施設,こちらはそういう宿泊というかそこにお住まいになってという状況で家賃のみと,後は生活費は個人からお支払いしているというところなんですけれども,今回創設されました日常生活支援居住施設というものに該当しますと,そういう生活全般の支援,体の悪い方などの支援をするとそういう支援費が算定されるということで,その必要なシステムを更新するものでございます。以上でございます。

菱沼委員)了解しました。
 最後に43ページ,学校管理費の中で保健用備品,先ほど非接触型体温計ということで小学校,中学校に購入をするということでありましたけれども,実際いくつくらいずつ購入されるのかお尋ねしたいと思います。

教育総務課長兼学校再編担当)お答えいたします。小学校176学級,中学校63学級,これは全ての学級を網羅するものでございます。以上でございます。

菱沼委員)購入した後,非接触型体温計の対応なんですけれども,先生がその生徒さんたちを計っていくのか,それはどういうふうに考えているでしょうか。

教育総務課長兼学校再編担当)お答えいたします。使用の方法,運用の方法については,確たるもの,まだ決定をしているわけではございませんが,担任の先生等に使っていただくことを前提としてのお話をさせていただいているところでございます。

菱沼委員)その体温を毎日記録として,必ずその名前と体温の部分はきちんと記録にして残しておくことが大事だと思いますので,そこら辺は教育委員会として各学校に指導してもらいたいと思いますので,よろしくお願いします。私のほうからは以上です。

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第64号令和2年度石岡市一般会計補正予算(第7号)のうち当委員会の所管に係る部分,議案第65号令和2年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号),議案第66号令和2年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号),議案第67号令和2年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)の計4件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。午後1時から再開いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 次に,議案第80号石岡市民会館条例を廃止する条例を制定することについてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)議案第80号石岡市民会館条例を廃止する条例を制定することにつきまして,ご説明申し上げます。
 本議案では,令和2年4月から閉館しております石岡市民会館について,条例に定める所定の目的に沿った市民への利用提供を終えまして,今後の運用を予定していないことから,公の施設としての設置を廃止するものでございます。実際の運用を中止してから本定例会において条例の廃止を提案する手順となってしまいまして,計画的な施設閉鎖ができず,多くの皆様にご迷惑,ご不便をおかけしている次第でございます。条例案が認められました際には,条例が施行し廃止されるまでの間に必要な手続の期間を設けております。施行期日をそういった理由で令和2年10月1日として提案するものとなってございます。
 内容でございますが,廃止という部分と,そのほかに本則以外の部分として,石岡市部等設置条例などの関係する4条例,そちらを附則の部分で改正する内容となっております。以上でございます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「1点だけいいですか」と呼ぶ者あり〕

石橋委員)議案質疑の中でもお伺いをさせていただいたんですけども,ちょっと抜けてた部分でお伺いをしたいと思います。建物の取扱いについては,予算との関係もということでその部分についてはある程度承知をするんですけれども,現状の市民会館の中にある備品等ですね。そういう備品等の今後の活用の方法といいますかそういうものが,お考えがまとまっているんであればお伺いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)委員ご指摘のとおり,まだ市民会館の内部の整理がまとまってございません。机や椅子,ホワイトボードなどそういった備品関係も多数ございます。そういった再利用可能なものの取扱いにつきましても,有効な活用ができるような形で今後考えてまいりたいと思っております。具体的な計画については,今後になってまいります。以上でございます。

石橋委員)通常の公共施設と違いましてホールといいますか,確かピアノもあったでしょうし,音響機器関係なんかもいろいろあるかなと思うんですよね。事務機器だけではなくそういった部分も幅広い視野でもって,再利用可能なものについての活用をお願いをしたいなというふうに思います。以上です。

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第80号石岡市民会館条例を廃止する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第82号石岡市学童保育事業条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

生涯学習課長)生涯学習課から,議案第82号石岡市学童保育事業条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明申し上げます。
 これは,放課後児童クラブの延長保育と費用を新たに設定するものでございます。次のページをご覧ください。石岡市学童保育事業条例の一部を次のように改正するものでございます。改正内容でございますが,これまでご報告をさせていただきました児童クラブの民間委託に加え,新たに延長保育の実施をさせていただくものでございます。延長保育の時間は,通常の学校終業後の放課後から,現在の午後6時30分までを午後7時までに30分延長いたしまして,また,土曜日,長期休業等の1日の保育の場合は,現在の保育開始時間を,午前8時を午前7時30分といたしまして,終業時間を午後6時30分から午後7時までと30分延長するものでございます。
 12条の条文をご覧ください。2項におきまして,教育委員会の承認を受けた児童の保護者は,延長保育の費用として月額1,000円のご負担をお願いするものでございます。また3項におきまして,突発的な事情により延長保育を必要としまして利用される場合につきましては,日額400円をご負担いただきますが,月額1,600円を限度としているところでございます。最後に4項でございますが,生活保護または母子,父子,非課税世帯で負担金が減免となっている場合は,延長保育費用も減免という内容でございます。
 生涯学習課からは以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第82号石岡市学童保育事業条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第83号石岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

生涯学習課長)生涯学習課から,議案第83号石岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明申し上げます。
 改正内容でございますが,新旧対照表をご覧ください。研修の実施者に,新たに中核市の長を加えるものでございます。これは,放課後児童支援員となることができる研修を実施する者として,これまで都道府県知事または指定都市の長のほか,新たに中核市の長も実施できるように国の基準が改正されたことに伴いまして,石岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を改正するものでございます。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第83号石岡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第84号石岡市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

社会福祉課長)議案第84号石岡市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明申し上げます。
 改正内容でございますが,災害援護資金貸付金の償還方法を,年賦償還または半年賦償還から,年賦償還,半年賦償還または月賦償還に改め,平成31年4月より施行しております。前回の改正では,条例改正後の貸付金についてのみ月賦償還が選択できる内容でございましたので,条例改正前の貸付金についても償還の利便性を向上し貸付期間内の円滑な償還を図るため,月賦償還を利用できるよう改正するものでございます。
 説明は以上でございます。ご審議よろしくお願い申し上げます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

小松委員)ちょっとお伺いします。今のことに関連して,新旧対照表の8ページ,アンダーラインが引いてあって,第15条第1項及び第3項,これを第15条第3項と変わるんですけど,第1項というのはどういうことが書いてあるものなのか教えてください。どういうふうになっているのか分からないから,念のため聞いてます。

社会福祉課長)お調べしてご答弁差し上げたいと思います。少々お時間いただければと思います。

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。
 暫時休憩いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

社会福祉課長)第15条の第1項でございますけれども,これは先ほど説明申し上げました償還方法でございます。これについては,経過措置で従前のものを引き継ぐというような形になっておりました。第3項でございますけれども,償還免除,一時償還,違約金及び償還金の支払猶予の条文でございますが,これはこの部分だけ従前のものを引き継ぐという形で,今回第1項を削除するような形になって,従前の貸付金についても月賦償還ができるような改正の内容でございます。以上でございます。

〔「はい,分かりました。結構です」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第84号石岡市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第85号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

こども福祉課長)こども福祉課からは,議案第85号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明申し上げます。
 議案第85号の改正につきましては,国の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴う改正となっております。家庭的保育事業の実施主体は2歳以下の乳幼児を対象としている施設であるため,施設の運営側は3歳からの受入れ先となる連携施設を確保しておくことと定められております。この連携施設の定義とは,認定こども園,幼稚園または保育所とされております。
 今回の改正内容につきましては,連携施設の確保について現行でも対象となっている条件を詳細に明文化し特出ししたものでございまして,適用条件に変更となる点はございません。このほかの改正といたしましては,居宅訪問型保育事業を利用する条件について,保護者の疾病,疲労等の理由により家庭において保育が困難な場合についても,同様に明文化し特出ししたものでございます。
 説明は以上でございます。ご審議よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第85号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第86号特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

こども福祉課長)こども福祉課から,議案第86号特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明申し上げます。
 議案第86号の改正につきましては,国の特定教育・保育施設特定地域型保育事業の運営に関する基準の改正に伴う改正となっております。特定地域型保育事業の実施主体は2歳以下の乳幼児を対象としている施設であるため,施設の運営側は3歳からの受入れ先となる連携施設を確保しておくことと定められております。この連携施設の定義とは,認定こども園,幼稚園または保育所とされております。
 今回の改正内容につきましては,連携施設の確保について現行でも対象となっている条件を詳細に明文化し特出ししたものでございまして,適用条件に変更となる点はございません。改正内容につきましては,先ほどの議案第85号でご説明申し上げました内容のうち,連携施設の確保に関する内容と同一でございます。
 説明は以上でございます。ご審議よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第86号特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第88号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)議案第88号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてご説明いたします。
 本議案の提出に至るこれまでの経過につきましては,6月の常任委員会の「旭台会館の駐車場について」におきましてご説明を申し上げました。重複する点がございますが,改めてご説明申し上げます。平成30年度まで,旭台会館の利用者駐車場としまして施設敷地内の17台分の駐車場のほか,約30台分の利用が可能な隣接地を借用しておりました。賃貸借契約の概要は,2筆で約860平米の土地を年間25万8,000円で借用してきた土地でございます。昨年度の1年間につきましては,賃貸借契約の更新をしておりません。本年3月には,令和2年度の予算案として年額60万円で賃貸借の案を上程いたしました。ご審議の結果,従前の額と同様の年間25万8,000円の予算をお認めいただいたところでございます。その後の地権者協議で相手方の意向を確認させていただきまして,年間25万8,000円の賃料による契約更新,そういった考えはないということを確認させていただきまして,速やかな返還を求められていたところでございました。
 契約期間を超過している現在,市は借主としまして,平成30年4月1日に地権者と締結した賃貸借契約に基づき,土地の原状回復と返還を行う義務がございます。市が搬入しました砕石を除去し原状に回復すること,そして土地の返還が完了するまでの間,土地の利用の制限を地権者に対し与えている状況を踏まえ,従前の賃料相当額の損害賠償金の支払い,そしてそれに付随する遅延損害金の支払いに応ずるものでございます。そして最後に,双方の権利義務関係としまして,それ以外の履行すべき事項がないことを双方が確認する和解条項となってございます。
 補正予算と連動する議案となってございますが,議案成立に至った場合につきましては,できるだけ速やかに原状を回復し土地の返還ができるよう努めてまいりたいと存じます。以上でございます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

石橋委員)それではまず1点お伺いをいたします。今回の損害賠償の部分なんですけれども,原状回復して相手方に明け渡す期日として令和3年,来年の3月31日という期日を設定していましたけども,この期日を設定した理由をお伺いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)ご答弁申し上げます。できるだけ速やかに工事を発注しまして,原状に回復が至った次第,原状を回復でき次第返還しまして,その時点までの損害賠償額,また遅延損害金の支払いをしてまいりたいと考えております。実際,予算上,また今後の工期の見込みといたしまして,不測の関係で年度末までかかることを想定しての和解条項とさせていただいております。以上でございます。

石橋委員)損害賠償請求の和解,月額2万1,500円の賠償金については,あくまでも分かりやすく言えば債務負担行為額だと。現実的には工事の進捗状況によってもあるでしょうけども,あれだけの面積ですから,原状を回復するのに半年よりもっとかかることはないのかなと思います。そういう意味では,今回の予算額をもって限度額として,実際に返還した時点で精算するというふうな理解でよろしいんでしょうか。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)ただいま委員ご指摘のとおりでございます。

石橋委員)それでもう1点,原状に復するというのは,当然これは契約上の義務という部分で理解はするわけです。その原状に復する原状というのは,当初の契約時点での状況というのはきっちり把握をしているのかどうか,まずそこをお伺いします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)委員ご指摘のとおり,今の地権者との契約の時点ですでに砕石等が入っていた状況でございます。この点につきましては,我々のほうもその権利義務の関係について調べた経過がありますが,原状回復としまして砕石,そういった当初の契約書との権利義務の関係が,今の地権者にも借主としては引き継がれている,義務を履行する必要が引き継がれているということでございます。委員ご指摘の原状,土地の状況かと思いますけれども,今の地権者からお借りした時点では,砕石等はもうすでに入っていたということで私どもは確認してございます。以上でございます。

石橋委員)市と相手方との契約以前に,すでにそこはある程度駐車場として利用可能な程度の状況にはなっていたと。とは言いながらも今回所有者にそれを返還するに当たっては,市が契約した以前の状況,市が契約する以前に契約をしたであろう状況,もともと畑だったのか,砕石が入っていなかったんでしょうけど,その砕石が入ってなかった状況に戻す義務が市にはあるというふうな理解でよろしいですかね。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)石岡市が当該地に砕石を入れた最後が東日本大震災の少し前と,約10年前の時点というふうに確認をしております。ただ,文書上ちょっと確認できるものはございませんけれども,我々のほうの関係者の聞き取りとかそういったところで,それ以来の状況というふうに確認をしてきております。今委員ご指摘のとおり,権利義務の関係につきましては,今の地権者に対して市が砕石のない状態に戻す義務があるということになりますので,それを履行してまいりたいと思っております。以上でございます。

石橋委員)それは弁護士さんとか,法的には市が負うべき責任であるというところの相談といいますか助言は受けてるということですよね。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)委員ご指摘のとおり,法的な関係につきまして,顧問弁護士になりますが確認をさせていただいております。以上でございます。

石橋委員)ちょっと参考までにお伺いします。本来は補正予算のところで確認すべきことだったと思うんですけども,先ほど課長のほうから話があった,2筆分ということですよね。従来石岡市が駐車場として使用していた部分については,2筆の面積を100パーセント駐車場として借り上げていたのかお伺いをいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)2筆で859.9と,ほぼ860平米ございます。2筆ございまして,その全域を石岡市としてお借りしていたという形でございます。ただ駐車場の利用実態としまして,かなり不規則な形というかとめづらい場所もございますので,全域を駐車してたかどうかにつきましては,そこまでは至らず一部を,一番利用しやすいところにとめられていたというようなことがあろうかと思います。以上でございます。

石橋委員)賃貸借契約の部分については2筆,全部の契約でもってなっていたということですよね。原状回復についても,その2筆全ての面積を原状に回復するという理解でよろしいですか。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)原状回復の作業工事につきましては全域を,全面を行う予定でございます。砕石の分布につきましては,我々のほうの調査の中では深さが一様じゃないというのは確認しております。浅いところ,深いところございますけども,そういったものを全域から取り除くという形で作業させていただきたいと思っております。以上でございます。

石橋委員)すいませんね,しつこくて。2筆,先ほどの説明で八百何平米かだったと思うんですけども,全てに砕石が散布されていたというふうな理解でよろしいですか。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)木や草でちょっと,全てを見ているわけではございませんけども,ほぼ全域にわたって砕石が入ってしまっているという状況でございます。隣接する市の土地の部分もございまして,そちらのほうにも砕石が入ってございます。影響がそこから来ているのかも分かりませんけれども,砕石につきましては全体に広がっているという認識でございます。

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第88号損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第89号霞台厚生施設組合規約の変更についてを議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

生活環境課長補佐)議案第89号霞台厚生施設組合規約の変更につきましてご説明申し上げます。
 本規約変更は,ごみ処理広域化に係る新施設の運用が開始されることに伴いまして,令和3年4月から新治地方広域事務組合及び茨城美野里環境組合を霞台厚生施設組合と統合し,これまで石岡市と小美玉市の2市で行っていました霞台厚生施設組合のごみ処理施設及びこれに附帯する施設の管理運営等に関する事務につきまして,かすみがうら市と茨城町を含む4市町の事務とするものでございます。併せまして,地域還元施設の設置及び管理運営等に関する条項を新たに設けまして,その他字句等の改正を行うものでございまして,地方自治法第290条の規定に基づきまして構成市議会の議決をお願いするものでございます。
 説明は以上でございます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

小松委員)新たなごみ処理施設,広域化による運用は令和3年の4月1日からですよね。今それに向けて最終の工事がされておりますけども,これ読みますと,規約の一部変更ってなっているんだけど,常識的な字句の修正という意味ではないんですか。規約の変更になるの。もう一度何がどういうふうに変更になるのか,私これ見ると,字句上のことを整理したという意味に取るんだけど,どうでしょうか。

生活環境課長補佐)ご答弁申し上げます。今回の規約の変更につきましては,これまでの規約につきましては建設の部分,こちらにつきまして4市町での規約となってございますが,運営の部分につきましては石岡市と小美玉市,2市での条項になってございます。これを来年4月1日からの統合に併せまして,4市町で管理運営する条項に改めるものでございます。以上でございます。

小松委員)そういうことですね。分かりました。

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第89号霞台厚生施設組合規約の変更についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第90号及び議案第91号については関連する議案でありますので,一括して議題といたしたいと思います。それでは,議案第90号新治地方広域事務組合の解散について,議案第91号新治地方広域事務組合の解散に伴う財産処分についての2件を一括して議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。

生活環境課長補佐)ご説明いたします。
 初めに,議案第90号新治地方広域事務組合の解散についてでございますけれども,先ほど議案第89号霞台厚生施設組合規約の変更についてで申し上げましたとおり,令和3年度からごみ処理広域化事業に係る新ごみ処理施設が稼働することに伴いまして,新治地方広域事務組合及び茨城美野里環境組合の2組合が霞台厚生施設組合に統合されることとなるため,令和3年3月31日をもって新治地方広域事務組合を解散することにつきまして,地方自治法の規定に基づきまして構成市議会の議決を求めるものでございます。
 次に,議案第91号新治地方広域事務組合の解散に伴う財産処分についてでございますけれども,新治地方広域事務組合を解散することに伴いまして,地方自治法第289条の規定により,組合の財産処分については関係地方団体の協議により定めることとなってございます。これによりまして,財産処分につきましては,新治地方広域事務組合の財産を承継者でありますかすみがうら市へ帰属させるものでございます。なお,売却できる財産につきましては,売却いたしまして解体費用に充当することとなってございます。また,売却困難なものにつきましては,3市で協議を行いまして,一旦かすみがうら市へ帰属させた後,3市への譲渡について協議をいたしてございます。
 説明は以上でございます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

石橋委員)議案質疑のほうでも質疑があったようなんですけれども,今回示された財産処分に関して,一度こうしますと。全ての財産はかすみがうら市へ,一切の財産。土地建物,構築物についてはかすみがうら市さんでもしょうがないのかなと思いますけれども,今後解体が行われる時期が来るかと思います。その時の解体の費用は,かすみがうら市さんが持つということでよろしいんですかね。お伺いいたします。

生活環境課長補佐)ご答弁申し上げます。新治地方広域事務組合の解体費用につきましては,かすみがうら市,石岡市,土浦市,3市で負担することになってございます。以上でございます。

石橋委員)そうしますと,動産という部分での財産は,石岡市でも活用できる部分についてもそういう財産があるんだとすれば,議案質疑でもあったかもしれませんけども,石岡市でも当然引き取る物があってもよろしいのかなとは思うんですけども,そういったところのお考えはどうなのかお伺いいたします。

生活環境課長補佐)ご答弁申し上げます。動産など活用できる物につきましては,3月31日まで新治地方広域事務組合が稼働しておりますことから,一旦4月1日に承継者でありますかすみがうら市に帰属させました後,構成3市で分配といいますか,使える物を分け合うことについて現在協議を進めているところでございます。以上でございます。

石橋委員)分配があるということですので多少,そうならばというところがあるんですけれども,分配に当たりましては紳士的に,有利に分配ができますことをお願いします。以上です。

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第90号新治地方広域事務組合の解散について,議案第91号新治地方広域事務組合の解散に伴う財産処分についての計2件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で議案の審査を終結いたします。
 次に,請願第3教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願を議題といたします。本件について,事務局から受理の経緯及び請願の概要等について説明を求めます。

事務局)請願第3教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願における受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。
 まず,受理の経緯でございますが,8月6日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,水戸市笠原町の茨城県教職員組合執行委員長○○(個人名)様ほか289名で,紹介議員は岡野孝男議員でございます。
 次に,請願の概要でございますが,子どもたちの豊かな学びを実現するため,計画的な教職員定数改善による少人数学級の推進と義務教育費国庫負担制度の堅持について,国への意見書提出を求めるものでございます。
 説明は以上でございます。

勝村委員長)ただいま事務局から,受理の経緯等について説明がありました。
 次に,本請願についてご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

池田委員)本請願でございますが,これにつきましては毎年,同趣旨,同内容で採択がなされております。したがいまして,今回も願意妥当という判断に至るかと思います。ご意見として申し上げておきたいと思います。

勝村委員長)ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)それでは,これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。請願第3教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願について採決いたします。
 お諮りいたします。本件は,その趣旨・願意を妥当と認め,「採択とすべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

-休憩(意見書案文の配付)-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ただいま「採択とすべきもの」と決しました請願は,地方自治法第99条の規定に基づき,国の関係機関へ意見書の提出を求めるものであります。そこで,休憩中に意見書案を作成し,お手元に配付させていただきました。
 それでは,意見書案についてご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。本件の願意達成のため,当委員会として,お手元の案文のとおり議長に意見書案を提出いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,陳情第7東田中香取神社周辺の防犯に関する陳情を議題といたします。本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要等について説明を求めます。

事務局)陳情第7東田中香取神社周辺の防犯に関する陳情における受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。
 まず,受理の経緯でございますが,6月23日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,石岡市東田中の氏子総代○○(個人名)様,東田中の東田中区長○○(個人名)様,東大橋の香取神社宮司○○(個人名)様,東田中の氏子総代○○(個人名)様,東田中の氏子総代○○(個人名)様,東田中の氏子総代○○(個人名)様でございます。
 次に,陳情の概要でございますが,近年,東田中香取神社付近において不法投棄,不審者の出没と,建物内への不法侵入などが相次いで確認されていることから,犯罪防止を目的とした防犯カメラの設置を求めるものでございます。
 説明は以上でございます。

勝村委員長)ただいま事務局から,受理の経緯等について説明がありました。
 先ほど審査の参考とするため現地調査を行いましたが,審査をするにあたり,陳情に記載された内容を踏まえまして,当市における防犯カメラの設置状況等について執行部から説明を求めます。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)石岡市におけます防犯カメラの設置状況でございますが,市内21か所,1か所に2つ設置している場所もございますので,カメラ台数としては25台設置しております。また,石岡駅の自由通路等の施設の中に設置しているような防犯カメラもございます。そういったものを設置しておりますが,主な場所としまして,例えば一般の方の財産を預かっております駐輪場のような場所を防犯の観点から設置しているケース,また,人や車両等の通行量が多く,犯罪が発生する可能性がある場所や,逆に通行量が極端に少ないために危険性があるという場合もございますのでそういったところを,警察とか,そういった現地状況を踏まえながら設置をしてきた経過がございます。本年度,2か所増設する予定でございまして,小学校付近になるんですが,府中小学校,また,東成井小学校付近,今申し上げました観点から設置をしていきたいと考えております。
 執行部からは以上でございます。

勝村委員長)以上で,説明は終わりました。次に,本件についてご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

新田副委員長)午前中に現地のほうを見させていただきまして,実際の状況,鍵の部分,壊された部分というのも拝見したところなんですけれども,地区のほうで防犯カメラの設置という陳情でありますけれども,例えばコミュニティ活動補助金,ああいうものを活用して,現在市で実施している補助金等で,こういった地区のカメラを設置できるような,該当するものというのはあるのかどうかお伺いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)今新田委員ご指摘のとおり,本年度から始まりましたコミュニティ活動補助金,そちらの安全や安心を目的とした地域の事業の一環として設置することに対しまして,対象となる案件と考えております。現時点で防犯カメラに特化した補助制度は設けてございませんけれども,他市町村で制度を導入している自治体もございます。おおむねこれまで石岡市が設置してきましたカメラ本体につきましては,本体だけですと10万円ちょっと超えるぐらいになってこようかと思うんですが,それにいろいろなポールとか関係する設備を付けますと40~50万する形で,石岡市としては設置してきているんですが,コミュニティ活動補助金ではそれなりの金額になってしまう可能性はございますけれども,充当する対象としては可能と考えてございます。以上でございます。

新田副委員長)ありがとうございます。これ仮に,この陳情が通りまして市でカメラを設置した場合,その管理についてはどういう対応になるのかを伺います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)防犯カメラにつきましては自立型で,それぞれの場所で防犯カメラが,電源を確保してそこで24時間作動するというようなカメラの形式をとっております。24時間動くということがひとつの大事な条件になってくるわけですけれども,何らかの事件や事故,予兆や,事件発生後の確認という場合に現地に赴きまして,録画されている内容を,そこからデータを抜き出してくるというような作業で管理しております。それぞれ,先ほど25台のカメラを申し上げましたけれども全て,ハードディスク型とSDカード型と種別はありますけれども,形式的にはそのような形でデータの管理をしております。以上でございます。

新田副委員長)ありがとうございます。なかなか難しいと思うんですけど,これ該当する補助金,先ほどのコミュニティ活動補助金というものがあるので,そういったものがあるよと,使えるよという説明していただいた上で,区内でまた話し合っていただいて,実際にはそういう補助金を活用してもらうほうがスムーズなのかなというふうに個人的には思います。意見とさせていただきます。以上です。

勝村委員長)ほかにご意見等はございませんか。

石橋委員)市のほうの基本的な考え方をお伺いしたいと思います。現在市で設置をしている防犯カメラについては市街地,より人が集まる,防犯上どうしても必要なところということで設置を進めているのかなと思いますけども,以前私の一般質問等でお聞きをした経緯があるんですけど,農村地帯のほうでも,幹線道路のところでやはり治安上防犯カメラを設置してほしいという要望がかなり出ているんですね。今後,仮に今回のこの陳情の願意に沿って公費で設置をした際には,かなりの数の地域から,うちもうちもというふうな要望が上がってくるかと思います。そういう部分も踏まえて,市のほうである程度のそのガイドラインといいますか,防犯カメラを設置する際のそういうものはもうあってしかるべき時期に来ているのではないかなと思うんですけども,そういったところ,基本的な防犯カメラに対する市のお考えというのをお聞かせいただければというふうに思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)委員ご指摘のとおり,昨今のいろいろな犯罪の状況から鑑みまして,我々の防犯に関する事業もきちんと取り組んでいかなくてはならないと認識してございます。防犯カメラにつきましての設置基準につきましては,例えば告示とか,対外的にきちんとした形で設けてはおりません。その辺の認識につきましてご指摘をいただいてしまうかもしれませんが,やはり今後そういった基準やガイドライン,そういったものは必要と考えております。そういった設置基準がない中で,例えばこの箇所にこのレベルのものをつけると他のところも全部つけなくてはならなくなるのか,なるんじゃないかということにつきましては,現状ではそのとおりになってしまうということでございます。以上でございます。

石橋委員)いずれにしましても,公費といいますか行政のほうで設置をしてまいりますと維持管理,特にその動作確認とかそういった部分の負担もかなりのものになってくるのかなというふうな感じがします。先ほど来議論がありましたコミュニティ活動に対する補助金が今年度からですか,新設をされました。そういった部分を積極的に活用していただいて,困っている地域,特に農村地域ですね,そういったところに設置をしていただければよろしいのかなという感じが私はしてますので,今回出された陳情についてはそういった部分に配慮しながら,今回はちょっと採択するのは厳しいのかなという感じが私はします。以上です。

勝村委員長)ほかにご意見等はございませんか。

小松委員)ちょっと聞きたいと思います。コミュニティ活動補助金,これは市全体で総額いくらで,この計算根拠は世帯ごとに,どこに渡されるものですか。それをちょっと質問したいと思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)市全体の予算額につきましては,ただいまちょっと調べさせていただきたいと思います。
 恐れ入ります。令和2年度の当初予算としまして,コミュニティ活動補助金1,024万7,000円が総額になっております。計算方法ですけれども,対象としまして各区,また自治会等が該当になります。また,区・自治会という名称に関わらず,地域のコミュニティとして実態のあるところにつきましても対象としております。その地区の世帯数に,例えば区につきましては単価500円という形で積算をして各地区に補助している,それがひとつのベースとなっております。以上でございます。

〔「分かりました。ありがとうございました」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)それでは,これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。陳情第7東田中香取神社周辺の防犯に関する陳情を採決いたします。本件は,起立により採決いたします。
 お諮りいたします。本件は,「採択とすべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

〔起立なし〕

勝村委員長)起立なしであります。よって本件は,「不採択とすべきもの」と決しました。
 以上で,本委員会に付託されました案件の審査は全て終了したわけでありますが,これらに係る委員長報告の取扱いについては委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ここで,議事進行にあわせて執行部の入れ替えを行いましたのでご報告いたします。
 なお,教育委員会事務局参事倉本君については,本日の会議を午後2時から欠席したい旨の申出があり,委員長において許可いたしましたのでご報告いたします。
 次に,所管事務の調査といたしまして,新ごみ処理場稼働に伴うごみ分別についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

生活環境課長補佐)生活環境課から,令和3年4月からの新ごみ処理場稼働に伴いますごみ分別の変更点についてご説明申し上げます。
 配付いたしました資料をご覧ください。平成17年に旧石岡市と八郷町が合併して以降,ごみ処理組合が異なることから,ごみの分別の種別につきましても異なる取扱いをしてまいりました。令和3年度からの新ごみ処理施設の稼働に伴いまして,ごみの分別につきましても一本化されることとなります。
 分別の主な変更点でございますが,まず名称につきまして構成4市町で統一がされることとなってございます。例としましては,1段目にございますように,これまで石岡地区では燃えるごみ,八郷地区では可燃ごみとしていたものが,燃やすごみに名称が統一されることとなります。次に2段目,3段目をご覧ください。不燃物の分別につきましては,缶・金属類及びガラス・陶磁器類に分類され,また7段目,8段目にありますように,石岡地区では蛍光灯・電球として,また八郷地区では記載はございませんけれども不燃ごみ・缶と一緒に収集していたものが細分化されることになりまして,新たに乾電池・水銀体温計の分別回収が開始されます。次に10段目の新聞紙・チラシと12段目から14段目,雑誌類につきましては,記載のように変更となります。続いて16段目,プラスチック及び17段目の粗大ごみの取扱いにつきましては,これまで石岡地区と八郷地区で取扱いが異なっていたものを統一するものでございます。最後に,分別方法の変更についての市民の皆様への周知でございますけれども,今年11月から順次市報及びホームページなどで周知を行いまして,年が明けた来年1月に,新しい分別ガイドと令和3年度のごみカレンダー,こちらを市内全戸へ配布する予定でございます。
 説明は以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

玉造委員)ただいまご説明がありましたけれども,分別ガイド,ごみ収集のカレンダーなんですけれども,今現在は,粗大ごみに関しては新分別のほうで記載がないっていいますか,「自己搬入」っていうのがあるだけなんですけれども,前は運搬のサービスがあったんですけれども,そういったものは今後どのようになるかお伺いをいたします。

生活環境課長補佐)お答えいたします。粗大ごみの収集運搬につきましては,これまでと同様に市のほうへ事前にお申込みいただければ,自宅までお伺いいたしまして集積所へ収集運搬する,そういった業務を行ってまいります。以上でございます。

玉造委員)その点につきましても,現在のごみカレンダーのほうにそういった項目が,よく見ると書いてあるんですけれども本当に分かりづらいので,石岡ではそういったサービスをやってないっていうふうに市民の方で誤解している方がいましたので,新しく作るカレンダーの中身は,そういった運搬と費用とかがきちっと一目で分かるように作っていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。以上です。

小松委員)ひとつはですね,新聞にも報道されておりますけども,環境省・経済産業省両省が9月1日,プラスチックの再資源化に関する有識者会議を開いたと。現在は可燃ごみとして焼却されている分も含めて,家庭のプラスチックごみを一括回収するリサイクルの新制度案を柱とする報告書をまとめたという報道がされております。来年3月までに開始時期など詳細を詰める。来年3月,つまり霞台厚生施設は4月1日稼働ですよね。これが国の動きなんですよ。御存じのように,今年の7月からプラスチックの袋は無料じゃなくて有料になると。だからやっぱり,国も世界も全体としてプラスチックごみを資源化して出さないと。海洋プラスチックごみもえらい大変な問題ですよね。それでしかも,八郷地域ではプラスチック類を資源として処理していた実績があるわけだよね。これをなぜやめちゃうんだと。この方向は全く国の流れと相反しているんですよ。
 それからもう1つ言わせてもらうと,水戸の場合,今までそういうふうにやってなかったんだけども,新たに水戸がごみ処理施設を作りまして,それで始めたんですね。やってなかったのを始めたんですよ。2か月で51トン処理されたということで,これも大きく茨城新聞には報道されてるわけですよ。やっていなかったところが分別を始めたのね。全く逆やってるんじゃないですかこれ,今の提案は。だからこれは,国の政策の流れに沿って,世界の流れに沿って,また水戸の新しい事例もあるわけですから,八郷もやっていたわけだから。これ駄目だよ。やっぱりこれはそういう方向に沿って。新しくものすごい金かけて造ったわけでしょう。だからそういうプラスチック関係は燃やすんじゃなくて,これだとサーマルリサイクル,燃やすっていうことでしょうこれ。逆なんで,これ変えてくださいよ。強く要求したい。市民の団体も市長に申し入れているか申し入れたようですけども,歴史的に,200億円ですかね,額をかけて霞台厚生施設を造るわけでしょう,広域で。そういう時にそうしなくてどうするのこれ。逆行ったんでは駄目だよ。これ変えてください。強く希望して市民の皆さんとも運動する決意です。この辺の国の政治の流れをどう考えてるの。答弁してください。

生活環境課長補佐)ご答弁申し上げます。プラスチックごみにつきましては,新施設稼働後はプラスチック製容器包装の減量化,こちらを推進しつつ,なお排出されるものは燃やすごみとして,委員ご指摘のようにサーマルリサイクルする,エネルギーの有効活用を図っていくこととすることで,現在霞台厚生施設組合及び4市町の中で協議を行ったところでございます。しかしながら,委員ご指摘のようにプラスチック資源循環戦略に基づきまして国が整備する社会システム,こちらを活用するなど,今後もプラスチックごみを取り巻く情勢を注視しながら,適切な処理方法を検討してまいりたいと考えてございます。以上でございます。

小松委員)そうしたらこの,今お渡しになった資料の中に,新分別,令和3年度からのプラスチックの脇のところに書くべきじゃないんですか。これは全く空白で,サーマルリサイクルって燃やしてしまうという意味に取るんだけど,これ違うの。やっぱり水戸みたいに,水戸のようにやるってことを考えているんですか。そういう方針なの。そこのところはっきり答えてください。

生活環境課長補佐)ご答弁申し上げます。現時点の合意としましては,プラスチックごみにつきましてはサーマルリサイクル,燃やすごみとして処理をする方法で合意しております。以上でございます。

小松委員)だから,水戸では燃やしていたんだけど,そうじゃなく資源化して51トンの,そういうのを造って大々的に報道されてるんですよ。市民もみんなこれを歓迎してるんだよ。プラスチックというのは,そういうことだから無料でなくなったわけでしょう。海洋汚染ごみなんかも大変な問題になってるわけでしょうよ。広域化によって1か所でやるわけだから,あの辺の人はどうなんですか,地域の人々は。だから,私の意見としてはこれは間違ってるので,そういう意味で。抜本的に変えてもらわなければ困りますよ。私は,このことはここでも言ったかもしれないし,霞台の一般質問なんかでは一貫して言っていることなんですよ。市民の皆さんも,市民の皆さんって言ってもいろんな考え方があるかもしれないけど,本当にこの環境汚染を心配してる人ね。ごみを出さないで快適な生活をすることが大事になってるんだなって考えてる方は,そういうふうに考えてます。八郷の方々も,努力して泥を落としてやっていたのになぜなくなっちゃったんだと。八郷の経験してる人もね。そういう声も随分聞くんですよ,なぜなんだと。それはこの執行部のほうの考え方を変えてもらわなきゃならない。私は,今の世界的,国際的なレベル,政府が考えてるこの方向,それに合致してると思うんだよ。今言われたのは合致しないと思うんだよ。絶対にこれは妥協できないんですね。歴史的にも,私たち,今の石岡市民の来年4月からの稼働を前にして,そういうふうにごみを分別するかっていうことに対して。なんとしても変えてください。いかがですか。そういう議論はしてるの。

生活環境課長補佐)ご答弁申し上げます。プラスチックごみの回収,分別の方法,収集の仕方につきましては,平成28年度より霞台厚生施設,また今回解散します2組合そのほか4市町の担当レベル,また管理者まで含めて協議を行ってきた結果,令和3年4月からの分別については記載のような分別で行うということで合意がなされたものでございます。以上でございます。

小松委員)いや私が聞いているのは政府の動きですよ。政府が具体的に要綱案まで出して,3月末までに結論を出すと言っているわけだから。これをどういうふうに考えてるの。受け止めてるの。知らなかったの。どういう議論をされてるんですかこれは。新制度案が出されてるんですよ。しかも環境省・経済産業省は有識者会議を開いて,その有識者会議でリサイクルの新制度案を柱とする報告書をまとめてるの。来年3月までに開始時期の詳細を決める,詰める。環境・経済産業両省もかんでるんですよ。これをよく議論してるんですか。どういうふうに議論してるのこれを。そこを答えてください。

生活環境課長補佐)ご答弁申し上げます。今回のごみの新分別,こちらにつきましては政府の方針,報告書が出される以前にまとまってるものでございまして,内容としましては政府の報告書は含まれてはいない状況にございますので,先ほど申し上げましたように,今後も国のプラスチックごみを取り巻く状況,こちらを注視しつつ,適切な処理方法については引き続き検討してまいりたいと考えてございます。

小松委員)ですから今言われたように,こういう国の動き,世界の動き,それから7月からプラスチック袋も,今までどんどん我々,有料だからみんなマイバッグでしょ今。私もマイバッグいつも持って買い物行くんですよ。だから,そういうふうに世界と日本の動きが変わってきているわけですよ。そこを踏まえないで議論してどうするんですか。これが決まる前に決まったからということなのかもしれないけど,こういうような動きがあるんだから,それを踏まえて改めて議論をするというのは当たり前の態度じゃないですか,担当部局としては。どうなんですか。

生活環境課長補佐)お答えいたします。今回の決定につきましては,来年の4月からの新施設稼働に併せまして霞台厚生施設組合,また4市町で合意したものでございまして,その後示されました国の報告書などにつきましては,今後引き続き検討してまいりたいと考えてございます。以上でございます。

小松委員)だから積極的にそういう意見を,私はいろいろ資料とか見て意見を言ってるわけだから,それをあなたの関係するところからも,積極的に意見を提案してください。私はまた,霞台でも様々な機会でこのことを主張し,運動して。相当な金をかけてる,200億円とも言われるね。そういう時なんだから今。それだったらばそういうふうにして。水戸の教訓はどういうふうに学んでるんですか。水戸。2か月で51トンの新たなプラスチック資源ごみを出したっていう。これはどのように受け止めてますか。水戸の評価は。

生活環境部次長兼水道担当)小松委員に申し上げたいんですけれども,ここの場というのは個人的な意見を申し述べるわけではないと思いますので,意見については差し控えさせていただきたいと思います。

小松委員)個人的な意見じゃなくて,そういう重大な,今提案があるわけだから,提案をされてる時に,水戸市の教訓とか全国的な流れを踏まえてやるべきものだと思うので,それがどうなってるんだって聞いてるんですよ。どうですか。

生活環境部次長兼水道担当)先ほどの課長補佐の答弁であったと思うんですけれども,そういう国の整備につきましても検討してますっていう部分はございますので,そういう部分については霞台あるいは構成市町の中で,構成市としてこちらも入ってますので,そういう中で今後検討していくこととなろうかと思います。

小松委員)非常に重大な問題なので,これはぜひ積極的に国の方向もよく見て詳しく調査していただいて,本当に関係市民が賛同する,ごみの問題というのは市民が賛同しなければうまくいかないんですよね。だから私は,ごみの問題はやっぱり自治体ごとに作るべきであって,それで自治体の地元の方々との協力の下に,力合わせてごみの分別やって,ごみをなくしていくっていいますか,そういうことを全国的にやられているわけなので,そういう点でそこの皆さんの賛同を得られる,そういう意味で期待に応えるある意味正確な,全国の方針,全国の流れに沿った,そういう分別の方法にしてください。強く要望します。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,文化施設整備事業における機能複合化の検討状況についてを議題といたします。執行部においては,生活環境部,保健福祉部の順に説明を求めます。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)それでは,文化施設整備事業における機能複合化の検討状況につきまして,コミュニティ推進課からまず申し上げたいと思います。資料が2つございます。資料1,資料2がございます。順にご説明してまいりたいと思います。
 資料に入る前でございますが,6月の第2回教育福祉環境委員会におきましてご説明しました,文化施設整備事業基礎調査の進捗状況について簡潔にご報告いたします。本調査は,市民会館が閉館になり,これからの石岡市に求められる文化施設機能や規模,立地場所などについて調査し,基本構想としてまとめるものでございますが,現在,公募型プロポーザルを経まして最優秀候補者の選考を終えたことから,今月中の契約締結を予定しているところでございます。報告は以上でございます。
 それでは,ここからは資料に沿いまして,文化施設整備事業とともに,施設を所管する各課で組織し複合化の検討をしている複合施設検討プロジェクトチームの状況につきましてご説明申し上げたいと思います。本日お時間を頂きましたのは,市民会館の個別施設計画の対応方針としていますスケジュールを基本としまして事業を今後進めていこうとしておりますけれども,例えば標準的なPFI事業と比べまして限られた期間で今後検討を進めていくことになりますことから,本日の資料の途中でございますけれども,議会基本条例にございますとおり市執行部側に求められている事項を,機を逃さないよう議会や市民の皆様にお伝えしてまいりたい,留意してまいりたいと考えております。そういった趣旨からご説明させていただきたいと思っております。
 それでは,最初に資料1をご覧いただきたいと思います。上からでございますが,施設複合化について検討していますプロジェクトチームでは,文化施設を中心としつつも,教育,福祉,その他の全ての施設を通じて複合化の可能性について対象としました。検討のスタートラインとしましては,特別な制約を設けず広く対象範囲を取って着手をした形になっております。ただし,いずれの施設につきましても,個別施設計画における対応方針において将来の大規模改修や計画的な修繕を通じた対応方針でありましたり,複合化の検討を進めることを規定するなど,それぞれの施設の方向性に沿って複合化の検討に加わっていただいている形になっております。公共施設等総合管理計画の推進を図るため,施設間の調整を図りながら適切なマネジメントを行っていくという命題がございますけれども,本プロジェクトチームもそのような目的に沿うよう留意しつつ,また,よりよい行政サービスの今後の可能性につきましても視野に入れながら取り組んでまいりたいと考えております。
 資料の中段でございます。黄色の線の部分になります。プロジェクトチームのプロセススケジュールでございます。これは,これまでの施設整備の従来方式,例えば公設公営のパターンに沿った予定になっておりますけれども,最終的には2025年,令和7年度に新たな文化施設の供用開始を目途としているスケジュールになっております。また,この令和7年というのが,合併特例債事業であります図書館の複合文化施設整備の事業年度にもなっておりますので,ひとつの節目になっている状況でございます。資料,その下の行をご覧いただきたいと思います。事業手法の部分でございます。このたびの事業規模につきましても,文化施設,市民会館の部分でございますが,個別施設計画上の試算では10億円を超える計画となっておりますので,初期経費,維持管理経費,運営費などの事業計画期間全体を把握しながら,従来の公設公営の手法,また民間事業者の提案を生かすPFI手法,そういったそれぞれの場合におけるメリット・デメリットなどについて比較検討してまいりたいと考えております。そういった情報を整理をしまして,議会への報告等をしてまいりたいと思います。一般的なプロセスとしまして,PFIに準拠した手法によりますと標準として7年を要するとする内閣府等の資料もございますが,その都度の適切な検討を踏まえながら,その目標とする供用開始年度に向けて努めてまいりたいと考えております。
 その下の網かけのところ,黄色く網をかけたところの部分でございます。じゃあどういった施設を今,複合化として検討しているのかということでございます。箇条書きにしてございます。検討過程の内容でございますけれども,プロジェクトチームにおいて文化施設と一緒に複合化をしていこうと検討している施設と言うことができますけれども,それぞれの施設,先ほど申し上げましたとおり,これまで市が各分野の政策の中で一定の位置付けを有して進めてきたもの,あるいは特定の課題を解決するために対策を検討してきた施設となっております。1つ目の市民会館ですが,文化施設としまして,先ほど来ご審議いただいてますが,閉館した市民会館に代わる対応について早急に考えていかなければならないという課題がございます。次の児童館,また石岡保健センター内にあります子育て世代包括支援センターに関しましては,駅周辺での子育て支援拠点機能の展開をこれまで検討してきた流れがございます。また,老朽化に伴います大規模改修を必要としている,その検討がされてきている石岡保健センターにつきましては,同一建物にあります杉並コミュニティセンターにつきましても影響が相互にございますので,一体的に検討する必要があると考えております。続きまして,石岡市街地に位置します中央図書館は,平成18年度に基本設計までまとめられた合併特例債事業でございます。今後どのようにしていくのか,どういう形で引き継いでいくのか,そういった部分も整理しながら検討していくことになります。6つ目の施設として,地区公民館を挙げております。公民館の社会教育施設としての機能のほか,貸会議室,貸スペース機能などについて,当然他の施設との重複する部分も出てまいりますので,検討対象としています。特に東地区公民館につきましては,市の諮問委員会からの答申で指摘を頂いておりまして,旭台会館や児童センターなどの同一地域に位置します施設との複合化などについて検討すべき対象となってきた経過がございます。そういったことで対象に加えているところでございます。勤労青少年ホームにつきましては,駅周辺での施設整備や事業展開を今後考えた場合に,近接するエリアに立地しておりますので,検討の対象として該当させているところでございます。ふるさと歴史館につきましては,今後複合化の検討を進めていく施設の1つとしておりますけれども,文化芸術分野における拠点の1つとして,例えば映像技術等を利用した展示機能など,複合施設内に設けることができないか一緒に検討してまいりたいと考えております。
 資料につきましては2ページ目をご覧いただきたいと思います。上の部分に候補地の検討の項目がございます。どういった基準をもって候補地の検討をしていくかということでございます。新たな施設の立地場所について具体的な候補地を示していくことは,今後の議論や事業に参入しようとする民間事業者にとって必要な情報になってまいります。プロジェクトチームにおける候補地の検討状況,あるいは考え方につきまして簡単にご説明申し上げます。まちづくり,都市基盤の整備におきましては,将来の都市像をまとめる都市計画マスタープラン,それの具体的な実現を図る計画,石岡市立地適正化計画を基礎とした整理をしております。立地適正化計画は,市内の都市機能誘導区域に医療や福祉,保育や文化など,居住者の福祉のためどのような誘導施設を配置していくかを示す基本的な計画になります。そういったことで,新たな文化施設についてもその条件に沿った検討をすることになってまいります。文化施設の配置につきましては,立地適正化計画の石岡市街地のエリアに設置することとされております。文化施設にあわせる他の諸機能につきましても,今後の適地検討の中で,立地適正化の趣旨に沿った調整を原則としてまいりたいと考えております。
 2ページ目の中段から下にかけてでございます。こちらは,市の重要政策の1つとなる施設整備に関する今後の進め方としまして,市民,議会,行政の各主体が意思決定に至る過程におきまして相互の連携を図れるよう,先ほど申し上げましたとおり,石岡市議会基本条例に掲げる5つの項目に留意しながら,執行部から情報を発信してまいりたいと考えております。そして,重要な意思決定を適切なタイミングで行っていけるよう,執行部として取り組んでまいる考えでございます。繰り返しになりますが,施設の役割,提供するサービスの内容や質の向上によりまして,市民の満足度や人と人との交流の在り方,地域社会での暮らし方などが大きく変わっていくという認識を持ちながら,限られた財源の中でいかにそのような改善を実現させられるか,PFI等を含む事業手法別の比較を調査してまいりたいと考えています。
 3ページに移りまして,今後の動き,スケジュールでございます。今後,10月から11月にかけまして,意向調査を行ってまいりたいと考えています。関係団体,施設利用団体に対する調査,子育て世代を対象としたアンケートなど,ニーズの把握を行いまして,施設が備えるべき機能として反映できるよう基礎情報としてまとめてまいりたいと考えております。資料の中で,10月,11月の枠の中に,要求水準(案)の検討という記載がございますけれども,この要求水準というのは施設のひとつの仕様書に当たる資料になります。従来手法の公設公営の施設整備の場合ですと,発注者側である市が,施設の建物や設備,管理方法,運営方法など詳細に至る部分を,あらかじめ固めて指示をして発注するわけですけれども,PFIに基づく事業手法におきましては,民間事業者のノウハウや技術,強みが生かされるよう,市が絶対に満たすべき条件を提示しつつも,デザイン,意匠や実現方法については自由提案,自由設計の部分を残して提案を受けるようにいたします。その際の市が提示する条件が,要求水準と言っているものになります。要求水準の内容につきましては,例えばサービス提供上の効率化の考え,需要予測,市民ニーズあるいは行政サービスの規格などに応じて変わってまいりますので,要求水準(案)は令和3年度にかけて民間事業者との対話を重ねながら精査をしていくものになってまいります。
 資料2,候補地の検討についてをご覧ください。候補地につきましては,施設の具体的な検討を進める上で一定の絞り込みをなるべく早い段階から行うことで,比較検討の資料,あるいは民間事業者の参入における具体的な検討につなげる狙いがございます。資料の上部に3項目記載しております。上2行の部分は,先ほど説明させていただいたとおりでございます。3行目の部分ですけれども,候補地の検討の中で,文化施設を含む複合施設を建設する用地としましてどの程度の広さの土地が必要になるかを考える必要があります。その目安とするために,仮の建築面積を求めました。現時点の各施設が有する施設の中の一番広いフロアの建築面積を,単純合計ではございますけれども算出したところ,表中の左上の部分ですけれども,市民会館からこども図書館までの9つの建物で,合計約5,400平米の広さとなりました。ひとつの目安でございますが,立地適正化計画では文化施設の機能を石岡市街地に誘導することになっており,石岡市街地の中にそのような広さの土地があるかどうかについて検討させていただきました。建ぺい率が60の場合を想定し,割り返しまして約5,400平米の建物を建てるためには9,000平米の敷地が必要になってまいります。一定の広さが必要になってまいりますが,市が所有する土地としまして,石岡市街地のエリアの中にはイベント広場と駅東エリア,この2か所が該当することになってまいります。また,一方で民有地の場合でございますが,宅地以外で5,000平米以上の土地をひとつの条件としまして検索をさせていただきました。石岡市街地のエリア内では,該当はなしというのが結果でございます。立地適正化計画に基づく検討を進める観点から,石岡市街地内の民有地につきましては,今後の社会情勢の変化や民間に新たな動きがない限り,候補地としては選定しないことがひとつの前提になってくると考えております。
 地形地質の状況の欄をご覧いただきたいと思います。公有地のイベント広場は,国分寺と近接する埋蔵文化財の包蔵地として,発掘調査に係る費用と発掘するためのスケジュールが影響を与えてまいります。そういった点がデメリットという形で,三角形のマークを付けさせていただいております。他の項目についても,同じようにマークをご覧いただきたいと思います。駅東エリアにつきましても,液状化のおそれに関する対応としまして,ここを候補とすればそれなりの改良工事あるいは建設時の施工対策が必要となってまいります。資料については,そのようにメリット・デメリットを比較しております。
 それでは,表の1番下の欄,市場価値の部分でございます。過去の振り返りの部分になりますけれども,平成29年度に石岡市ではイベント広場と駅東エリアの土地を利活用しようと,その土地の利活用に関しまして民間からの事業提案参入の可能性を探るサウンディング調査を実施しております。この時の結果でございますが,イベント広場の提案がありまして,商業施設との複合化に関する提案がございました。またこの時に,第1種住居地域の条件を受ける現状から,第2種住居地域あるいは準住居地域への変更ができれば,民間サイドからの可能性はさらに高まるのではという提案も頂いております。なお,平成29年度のサウンディング調査が終わってからのタイミングではございますが,駅東に関する民間事業者からの提案を関係課において受けてきた経過もございます。そういったこととして,立地場所としての魅力については一定の評価があるものと認識してございます。
 以上,複合施設検討プロジェクトチームにおきまして,このような形で検討を進めてまいりました。文化施設としての中心機能はさることながら,他の機能をどれだけ効率的に,またサービスとして一体性をもって結び付けていくことができるかなど,今後も検討を進めてまいりたいと考えております。説明は以上でございます。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)私からは,石岡保健センターの今後の方向性について,口頭のみでご説明申し上げます。
 去る8月18日の第3回教育福祉環境委員会におきましては,児童館並びに子育て世代包括支援センターにつきまして,複合文化施設の中で検討するとの説明を差し上げたところでございますが,ただいまの文化施設整備事業における機能複合化の説明の中で石岡保健センター部分が含まれていることから,保健センターの今後の方向性についてご説明をさせていただきます。石岡保健センターにつきましては,個別施設計画におきまして,大規模改修を実施し長寿命化を目指す計画を基本としておりますが,あわせて,改修等を実施する場合,複合化や建て替え等につきましても検討していく内容となっております。現状といたしましては,石岡保健センターは昭和54年度に開設され40年が経過し,施設の老朽化が深刻となっておりまして,基礎調査と実施設計を行い大規模改修をした場合に,施設計画に記載している大規模改修費用4億2,515万8,000円を上回る可能性があることですとか,大規模改修の妥当性につきまして再度検討する必要が出てまいりました。そのため,先ほど説明がございました複合施設検討プロジェクトチームにおいて,石岡保健センターも複合化の選択肢の1つとして協議に加わり,検討してまいりたいと考えております。今後,経費の比較検討や効率化,利便性等を精査し,市民にとって必要なサービスが提供できる使いやすい施設の在り方を検討してまいります。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等ございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

小松委員)プロジェクトチーム,これはどういうメンバーでどのような……。週1回とか月1回とか,そういう体制……ここに書いてある課長級ですか,施設を所管する。これのトップというか,実務は荒張さんでしょうけども,どういうことになってるんですか。全部統括するのは誰になってるかとか,そういうことをお聞きしたいんですけど。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)ご質問にお答え申し上げます。プロジェクトチームにつきましては今ご指摘のありましたとおり,チーム長としまして私,コミュニティ推進課のほうで承っております。副チーム長としまして市長公室行革推進課長,また,発足時の部分でございますけれども,チーム員としまして政策企画課長,財政課長,都市計画課長,生涯学習課長,文化振興課長が当初のメンバーになっております。実際には,先ほど来対象としています施設が広く対象としておりますので,それぞれの施設の所管課長もメンバーに入っております。また,駅周辺整備の関係もございますので都市建設部の理事,また参事兼都市計画課長につきましてもメンバーに加わっていただいております。そういった形で広くですね,対象を取りながら実務レベルで,課長級で集まって会議を開いております。また,4月来準備から始めまして会議を重ねてまいりましたが,特になければ2週間に1度のペースで会議を開いていきたいという形で,各課と日程調整をしながら会議を開いてまいりました。以上でございます。

小松委員)ありがとうございました。それで,この市民会館的なもののご説明で幾つか検討されてる候補地が挙げられておりますけども,本当に私などが歩いているところでは,地域的なこともあるかと思いますけども,よく市民のいろんなレベルの方に聞いてもらいたいんだけど,これまでの経過からいっても新たに土地を買うとかなんとかっていうのではなくて,せっかく石岡市が所有しているところがあるんだからそれをもっと活用してもらいたいと,そういう声がかなり共通して聞こえてきます。私の聞こえるのは,イベント広場に作ってもらうと,今の市の中心市街地なども含めて,非常に場所もいいし活性化になるんじゃないかっていう意見もあります。ちょっとお聞きしたいのは,その場合は発掘調査が必要だというふうになってくるんだけど,これは前にやったんではないかという意見もあるし,その辺の,本格的にやらなきゃ駄目なのかどうかといいますかその辺のこと。それから,基礎調査という中に市民の皆さんの意見を広く聞くということも含まれるかもしれませんけども,そういうことなどについて今議論されてることがあれば,ちょっと教えてもらいたいと思いますけど。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)発掘調査につきましては,委員ご指摘のとおり一部調査済みのエリア,イベント広場の中でも調査済みの箇所があるということで承っております。また,調査費用につきましても,昨今の調査費用の,人件費等だと思いますが値上がりの状況も承っております。面積も非常に広い部分もございますので,実際の開発というか建設の面積にもよろうかと思いますけれども,億の単位での発掘費用がかかるだろうという話は会議の中でも出ております。以上でございます。

小松委員)一応結構です。分かりました。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

石橋委員)確認なんですけども,1ページの中で,複合化を検討する施設(機能)ということで,既存の施設を検討対象としてるということですよね。今後その文化施設,複合……なんて言えばいいんですかね,複合文化施設と言えばいいんですかね。整備するに当たって,これまで石岡市になかった施設,そういう部分は検討の範囲の中に今後入っていくのかどうか,そこをちょっとお伺いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)今ご指摘のとおり,既存の施設を,例えば集約化とか複合化の観点から検討を進めてきております。新たな施設という観点ではまだそこに至っておりませんけども,既存の施設が担ってきている機能,そういったものをどう結びつけることで新しいサービスが生まれるかと,新しい手法が出てくるかとか,そういったことは今後意識して考えていきたいと考えております。また,PFIの事業手法等を取りますとやはり民間からいろいろな提案,そういったものも出てきて,新しい観点からの機能を加えていく,そういった部分は出てこようかと思います。そういった点で今後も検討はしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

菱沼委員)1点確認なんですけども,この複合文化施設,当初は市民会館を核としてということで話ありまして,これ令和7年度というふうになってますけども,それを1年前倒しっていう話もあったんですけど,その点はどうなんでしょうかね。確認でお聞きしたいと思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)現時点の状況でございますが,前倒しにつきましては非常に困難も伴う部分もあろうかと思います。いろいろな財源を得るための,財源が定めている期限とかそういったものもいろいろ影響してくるところと思います。事業につきましては努めて少しでも早く,例えば並行して進められる検討,そういった調査ができるものについてはやっていければというふうな観点で取り組んでまいりたいと思っております。

〔「議会で答弁したんだよ,1年前倒しするって。それをどうやって否定するの。議会の中での答弁だよ。明確に1年前倒しで実施するって言ったんだよ,確か。それを勝手に変更していいんですか」と呼ぶ者あり〕

コミュニティ推進課長兼市民会館長)恐れ入ります。事業開始年度につきましては現在,本日につきましてはPFIの検討状況をご説明させていただいておりますが,民間活力の積極的な検討の中で,事業につきましてできるだけ早く着手,比較検討を整理しまして,その中で例えば費用とスケジュール,そういったものも併せて具体的に比較していきたいと考えております。そういったものをできるだけ早く示せるように努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

池田委員)文化施設の整備事業ということで詳細にわたってご説明いただいたところですけれども,もともと文化複合施設につきましては合併時に,特例債を使いまして,図書館を核とした文化複合施設ということで計画がなされ,具体に基本計画とかできたわけですね。いつの間にか図書館を核にしたっていう部分が消えて,そこに市民会館が入れ込まれて現在検討が続けられているということだと思うんですが,まだ特例債事業に登載されておりますし,基本設計その他についてもまだ生きてると思うんですけども,その整合性について確認しておきたいと思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)ご指摘いただきました合併特例債事業との整合でございますが,やはりこちらは計画は生きている部分でございます。我々としましても図書館の部分,また今文化施設の基礎調査という形で私どものほうは中心になっている部分はございますけれども,今後それぞれがあるポイントの施設になってくることはあろうと考えております。この合併特例債の活用事業につきましても,議論の中では,例えばその新市建設計画の手続をどういったタイミングで取るのかとか,それぞれの事業に関する整理は必要だという認識で検討しております。以上でございます。

池田委員)確か,この文化複合施設に絡みまして国からの有利な補助金の制度があったわけですけども,確か時限立法ということで期間が区切られていたということで認識をしてるんですが,当然この検討していく上でやはりそういった有利な補助制度とかの検討もやっていただきたいんですが,その辺につきまして現在の状況はいかがなものか,その見通しも含めてお伺いしたいと思います。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)財源に関しまして,おっしゃられている地方債としまして公共施設等適正管理推進事業債,そういったものがございます。この事業債につきましては,現時点では国の制度として令和3年度という形で事業期間が決められております。そういったものの国の制度の動向は注視していかないといけない部分がございます。また,あわせまして,そういった事業債のほかに,今後国のほうで活用できる補助メニューとかそういったものも,立地適正化に関する部分で動きがあるというふうに把握しております。そういった部分も今,検討の材料とさせていただいているところです。以上でございます。

玉造委員)複合文化施設ということで,ただいまのご説明ですと市民会館,図書館,保健センター,そのほかのいろんな機能が入るっていうようなご説明でしたけども,先ほど公設公営ですとかPFIとかっていうことがありましたが,どちらにしても,例えばイベント広場の場合は発掘調査が必要だと思うんですけれども,この発掘調査は石岡市が行うものなのかお伺いをいたします。

文化振興課長)発掘行為,発掘調査自体は,開発の行為者なるものがやるものですので,今回は石岡市というようなことになろうかと思います。

玉造委員)PFIっていうか,民間の活力を生かしてやるっていう場合も,石岡市がやるということでよろしいですか。

文化振興課長)その際,まず開発する行為者が誰かということが決められることになると思いますが,基本的に発掘調査を行う場合にはその開発する行為者が行いますので,石岡市が開発の行為者になる場合には石岡になってくるんだろうと思います。基本的には開発行為者ということでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

玉造委員)公設公営と民間活力っていうことでそういった,ただいまも有利な国の補助ですとか合併特例債とかってありましたけれども,どちらもそういったものを使えるのかお伺いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)現在,検討の中で細かい,その事業手続の部分についてまだ確認をちょっと取ってございませんけれども,そういった点につきましても,整備の手法の中でどういったコストが生み出されるかということについては検討してまいりたいと思います。

玉造委員)ありがとうございます。今回この候補地として示されたところで1,2,3とありますけれども,私的にはイベント広場がいいと思うんですが,この発掘調査がありますので,それが……発掘調査をする面積と,どのぐらい調査に時間がかかるのかっていうのは,もし分かればお伺いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)こちらにつきましても,やはり会議の中で議論は確かに出させていただきました。ただ,具体的にどれぐらいということが言い切れないぐらい,コストとして,また事業期間としては長引く可能性がある,というところが現時点の認識でございます。以上でございます。

玉造委員)ありがとうございます。本当に長引いてしまっては大変ですので,この候補地の1番っていうのは候補地になり得るものなのか,最後にお伺いいたします。

コミュニティ推進課長兼市民会館長)本日の資料としまして2つの公有地を掲出して,出させていただいております。いずれも可能性のある土地ということで出しておりますけれども,現状の認識としましては,駅東のほうがコスト,コストというのは金銭的な部分だけではなくて時間的な部分もございますけれども,駅東が最有力という認識でプロジェクトチームの中では考えてございます。また,イベント広場につきましても可能性のある事業,また,お認めいただいた計画がございますので,そういった点についても,今後も引き続き検討しなくてはならない課題と考えております。以上でございます。

玉造委員)分かりました。ありがとうございます。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 続きまして,石岡市障がい福祉計画及び石岡市障がい児福祉計画の策定についてを議題といたします。本件について,執行部から説明を求めます。

社会福祉課長)社会福祉課から第6期障がい福祉計画及び第2期障がい児福祉計画の策定について説明させていただきます。
 資料「石岡市障がい福祉計画及び石岡市障がい児福祉計画の策定について」をご覧ください。まず,策定の趣旨及び根拠でございますが,①の石岡市障がい福祉計画は障害者総合支援法第88条による法定計画で,障がい福祉サービス,相談支援,地域生活支援事業の提供体制の確保等について示すものでございます。次に②,石岡市障がい児福祉計画は児童福祉法第33条の20による法定計画で,障がい児通所支援及び障がい児相談支援の提供体制の確保等について示すものでございます。
 続いて,計画期間でございますが,それぞれの計画期間は3年間となっており,本年度末で第5期障がい福祉計画及び第1期障がい児福祉計画の計画期間が満了となります。次期計画の計画期間は,令和3年度から令和5年度までの3年間となります。今後は,障がい担当職員が今後3年間の目標数値を設定し,石岡市地域自立支援協議会に諮り,了承後策定となります。
 社会福祉課からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等ございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,新型コロナウイルス感染症対策についてを議題といたします。本件においては,保健福祉部,教育委員会事務局の順に説明を求めます。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)それでは私から,石岡市における新型コロナウイルス感染症対策についてご説明いたします。
 お手元の資料をご覧願います。1,感染者数につきましては9月1日現在で掲載しておりますが,昨日,取手市と水戸市におきまして計4名の感染者が報告されておりますので,現時点では593名となっております。石岡市におきましては,11人の感染が確認されている状況です。続けて2,市内感染者発生状況と対応をご覧願います。1ページ目の6月25日から2ページ上段の7月27日につきましては,7月28日の全員協議会の時に部長より説明をしておりますので,それ以降の部分につきましてお伝えいたします。2ページ中段以降をご覧願います。8月7日に20歳代女性が市内4例目として,8月9日には同じく20歳代女性が市内5例目の感染者として報告されております。5例目につきましては,濃厚接触者となる家族が市内保育園職員であったため,8月11日に当該保育園は臨時休業をいたしましたが,PCR検査の結果,陰性であったため,8月12日から当面の間,登園自粛に切替えとなっております。8月25日には市内6例目が報告され,8月27日には6例目の濃厚接触者である4名が,2ページ目から3ページ目にかけまして記載しておりますが,市内7例目から10例目として報告をされております。この4名の感染者の中で,市内小中学校関係者が濃厚接触者として8月27日にPCR検査を受けておりますが,結果が陰性であったため,学校の臨時休業は行っておりません。その後,9月1日には30歳代女性が市内11例目として報告され,現在に至っている状況でございます。市内感染者の報告があった際の対応でございますが,市民の方への注意喚起といたしまして,市ホームページ,メールマガジン,防災行政無線等で感染者発生状況を周知しております。また,発生当日は市役所で20時まで電話対応を行っております。今後も,市民の方に対しまして迅速に正しい情報の提供を心がけ,新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めてまいりますので,よろしくお願いいたします。
 続けまして,事前にご提示いただきました所管事務調査申出書に基づき,ご説明申し上げます。1,相談窓口の一元化についてでございますが,新型コロナウイルス感染症の相談につきましては,健康に関する相談のほか,税金等に関すること,生活,経済面での相談等多岐にわたっております。現在当市では,本庁と八郷総合支所の総合案内と電話交換手へ新型コロナウイルス感染症に関する業務分担表を提示し,市民からの問合せ内容により各担当課へつないで対応しているところでございます。各課への相談件数につきましては,特別定額給付金が開始となった5月の2,983件をピークに,6月1,283件,7月865件,8月641件と減少傾向にあります。相談窓口の一元化につきましては,市民にとって分かりやすさの利点があると考えますが,市民の方からの相談件数の動向を踏まえながら,また相談体制につきまして関係部署と協議してまいりたいと考えております。2,STOP宣言(コロナ差別)についてでございますが,新型コロナウイルス感染症は未知の部分が多く,不安を感じ,誤った情報が流れ,感染者や家族の方,医療従事者等への差別や偏見が生じているといった報道等も耳にするところでございます。新型コロナウイルス感染症を正しく理解し,感染者への思いやりや医療従事者等への感謝の気持ちを持つことが重要と考えます。当市におきましては,市広報紙で人権相談窓口の掲載や,市ホームページ等におきまして市長メッセージ等を通し啓発を行っているところでございます。今後も誤った情報に惑わされないよう,一人一人が冷静な行動と人権に配慮した言動が取れるよう周知に努めるとともに,STOP宣言を実施している先進事例を参考に,効果的な啓発方法について研究してまいります。3,避難所開設の在り方についてでございますが,現在新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所開設,運営につきまして,主管課であります防災対策課と協議を重ねているところでございます。具体的には,各避難所の受付時に,避難された方に対し体温測定と健康チェックシートの記入をお願いし,避難者の健康状態を把握いたします。そして,発熱等の体調不良者につきましては,一般の避難者とは一緒にならないように避難場所を分けて避難していただく体制を考えております。また,新型コロナウイルス感染者,濃厚接触者等,避難者本人からの申告があった場合につきましては,一般の避難者とは別の避難場所を設け対応する体制を考えております。新型コロナウイルス感染症が拡大する中,避難所におきましてはマスクの着用や手洗い,消毒,3密を避ける等の予防対策を徹底するとともに,体調不良者等に対しましては保健師が中心となり体調管理に努めるとともに,保健所医療機関等との関係機関と連携を図り対応してまいりたいと考えております。4,第2波に備えた対応についてでございますが,感染防止と経済活動の両立を図ることを前提に,市民の皆様へ新型コロナウイルス感染症に関する継続した情報提供や,新しい生活様式や注意喚起の周知に努めるとともに,第2波に備え,マスクや消毒液等の感染予防の備蓄及び県や保健所医師会等と連携を図り,効果的な対策について引き続き進めてまいりたいと考えております。5,新しい生活様式に向けた諸施策の具体化についてでございますが,厚生労働省から示されております新しい生活様式の実践例につきまして,市広報紙や市ホームページ等で市民の皆様にお知らせをしているところでございます。具体的な施策といたしましては,イベント開催時や公共施設等におきましては,手指消毒剤の設置やマスクの着用の徹底と,併せて3密を避ける人数制限や各事業ごとの時間短縮等を実践しております。また,一般質問で部長が答弁しておりますように,市公共施設におきましては県で推奨しているいばらきアマビエちゃん制度の登録を進めながら,市広報紙等で各企業や市民の方への積極的に登録活用を図っていただけるよう継続して周知に努めてまいります。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

社会福祉課長)社会福祉課から,第27回石岡市障がい者スポーツ大会及び石岡市戦没者追悼式についてご説明申し上げます。
 「第27回石岡市障がい者スポーツ大会及び石岡市戦没者追悼式について」をご覧ください。まず,第27回石岡市障がい者スポーツ大会でございます。今年度は,10月24日土曜日に石岡運動公園体育館にて,委員の皆様にもご参加いただいて開催を予定しておりましたが,新型コロナウイルス感染症の終息がいまだ見えず,また,参加される障がい者の方には施設入所者も多くいらっしゃいますことから,1人感染者が発生しますと施設でのクラスターが発生するおそれもございますので,本年度の開催は中止といたしました。次に,石岡市戦没者追悼式でございます。本年度は,中央公民館において10月30日金曜日に開催を予定しておりましたが,参列者の多くが高齢者で,新型コロナウイルスに感染すると重症化するおそれが高いことから,こちらについても本年度の開催は中止といたしました。
 社会福祉課の説明は,以上でございます。よろしくお願いいたします。

生涯学習課長)生涯学習課からは,所管事務の報告といたしまして,本年度の成人式の実施に向けての現状の報告を申し上げます。
 成人式につきましては,現在コロナ禍にあることから,市民の皆様におかれましては大変ご心配をおかけしているところでございます。市内,市外においては,様々な行事が延期または中止とされているところでございます。しかしながら,成人式は一生に一度の人生の節目となる大切な行事でございます。生涯学習課では,感染拡大の状況を注視しつつ,実施の可否について課内,部内において,できるだけ実施できる方向で協議を進めてまいりました。そういった中で,成人式実行委員会におきまして委員の皆様からご意見を頂き,ソーシャルディスタンスの確保,時間短縮等を含め,感染予防対策を可能な限り実施しつつ行ってまいりたいというふうに考えてございます。
 本年度実施する成人式は,昨年までとは大きく2つの点について変更がございます。1つ目は式典会場の変更でございます。市民会館の閉館に伴いまして,式典会場の変更が余儀なくされているところでございます。式典会場につきましては,石岡運動公園を現在考えているところでございます。2つ目は,現在のコロナ禍においての感染予防対策でございます。令和3年の石岡市の新成人の方の人数は,726人でございます。これまでどおり1回で実施するのは,石岡運動公園のメインアリーナをもちましても座席の間隔を確保することは大変難しく,参加者は半分に分けて,2部制で実施することでソーシャルディスタンスを確保してまいりたいと考えております。2部制を取ることにつきましては,実行委員会の皆様にもご提案させていただき,ご了解を頂いているところでございます。それに加え,実行委員の皆様から式典の時間短縮等のご提案も頂いているところでございます。現在,当日の進行スケジュールにつきましても,調整,検討を行っているところでございます。また,中学校ごとの写真撮影でございますが,ソーシャルディスタンスの確保が難しくなりますので,その撮影の方法等を現在模索,検討しているところでございます。次回成人式実行委員会を10月17日に開催する予定でございます。この時に,最終的な成人式の実施の確認,また方法を併せましてご提案させていただきたいというふうに考えてございます。
 今後,成人式実施に向けまして,コロナ禍での感染拡大状況等を注視しつつ準備を進めてまいりたいと考えております。その進捗状況につきましては,随時ご報告を申し上げてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

中央公民館長)中央公民館から令和2年度八郷地区合同七五三祝の会についてご説明いたします。
 開催期日は11月13日金曜日,9時受付開始で16時終了。開催場所は石岡市中央公民館。対象者が,次年度4月,小学校就学予定児童167名でございます。新型コロナウイルス感染症の拡大状況や,出席者が保護者を含め総数400名程度見込まれることから,今年度は式典と集合写真を中止して実施させていただくことといたしました。
 現在,大講堂はコロナ感染予防対策として,利用者100名以内としております。その代わりに,受付時間を午前9時から12時,午後3時から,13時から16時に3時間延長しまして,千歳あめと記念品をお渡しをいたします。また,集合写真の代わりに記念撮影ができる場所を2か所用意し,ご来場いただいたお子様方の七五三のお祝いの記念としていただきたいと考えております。1か所は,中央公民館エントランスにおいて七五三のバックボード――資料の写真になります――を設置し,記念撮影をしていただきます。2か所目は,当日のみですが,例年のアトラクションの代わりに茨城ローカルヒーロー,イバライガーとの記念撮影が行えるよう企画をしております。当日欠席の場合も11月29日まで受付け,記念品配付,記念撮影ができるよう配慮いたします。
 新型コロナウイルス感染対策により例年と異なる形となりますが,七五三の子どもたちの思い出のひとつになればと考えております。以上でございます。よろしくお願いします。

教育総務課指導室長兼学校再編担当)教育総務課指導室より,泊を伴う学校行事等の中止について申し上げます。
 旅行先を含めた全国的な新型コロナウイルスの感染状況を受け,市校長会を中心に関係者の皆様と情報交換,協議を行い,児童生徒や教職員等の健康,安全を第一に考えて,泊を伴う学校行事等につきましては中止といたしました。以上でございます。

参事兼スポーツ振興課長)スポーツ振興課からは,第14回石岡つくばねマラソンの中止についてご報告いたします。
 令和3年2月21日に開催予定の第14回石岡つくばねマラソンは,新型コロナウイルス感染症予防対策のため中止としました。令和2年6月24日の実行委員会におきまして,開催について協議した結果,毎年関東圏内からの参加者が多いことや,スタート地点や選手控え所,更衣室,シャトルバス等で密を避けることが困難であることなど,また,もし感染者が参加した場合,濃厚接触者の特定が困難になるとのことから,参加者と大会に携わる人たちの健康と安全を第一に考えて,中止の決定をしております。実行委員会開催2日後の6月26日に市長に報告をいたしまして了承いただき,7月31日の臨時記者会見におきまして公表しております。また,市民の皆様には9月1日号の市報及び市のホームページ等でお知らせをしております。
 以上,スポーツ振興課からの報告となります。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

池田委員)私からは,八郷地区合同七五三祝の会について何点かお伺いいたします。今回といいますか例年,八郷地区のみで七五三が行われているわけでございますけども,例えばなんかの歴史的な背景があったり,あるいは地域的な特性を踏まえて八郷地区のみでやっているのかどうか,その理由をまずお伺いいたします。

中央公民館長)お答えいたします。八郷地区の七五三祝の会につきましてですが,元は八郷地区の8地区の地域事業として行われていたものです。七五三関連の催しにつきまして,合併を機に,中央公民館で合同で事業として行って,現在に至っているところでございます。以上です。

池田委員)当然七五三でございますので,子どもの健やかな成長を願う行事でもあるわけですね。これはもう,いずこもそうだと思います。もし今,説明のようなことでありますと,平成17年の合併時に様々な事務事業のすり合わせを行った上で,1市1町で合併してるわけですね。ただ,その時になかなか協議が難しくて,直ちにできないことについては時間をかけて解決しましょう,あるいは今回棚上げしましょうとか積み残ししましょうとかいうことで,随時調整が図られてきてるんですよ。今現在もそうだと思います。そうなると,合併の残滓というと言い過ぎですけども,まだ解決されない部分に入ってしまうのかなっていう感じがいたします。
 それではお伺いしますけど,令和3年の4月の段階で小学校に入学する幼児数っていうのは,石岡市全体で何人か承知しておられます。お伺いいたします。

中央公民館長)申し訳ございません,承知しておりませんので調べさせていただきます。

池田委員)意地悪なこと言いましたけども,市で全体で486名いますから。そうしますと,八郷地区の167名を抜くと当然319名。全体の3分の2いるわけですね。
 私が申し上げたいのは,八郷地区で期待するところの目的,所期の目的が達成されたんであれば,既得権化してるんで,事業はやめればいいと思います。しかし,やる意味がまだまだあるんであれば,八郷地区に限らず石岡市全体に広げるべきで,そういったことは石岡地区であったって,先ほど申し上げたように子どもたちの健やかな成長を願うのは同じでありますので,これは全市挙げて,何地区だ,何地区だなんて言ってないで進めるべきだと強く申し上げたいと思います。何も千歳あめが欲しいとかなんとかっていうことじゃないんですから,ぜひそれは来年,令和3年度に向けて,なくすならなくす,続けるなら続けるで,全市挙げてやっていただければと,そのように強くお願いをしておきます。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

石橋委員)今のに関連して,参考までにお伺いをいたします。昨年までこの七五三に参加をする,出席をする出席率というか,どのぐらいのお子さん方が出席,参加されるのか,お手元に資料がありましたらご説明いただきたいと思います。

中央公民館長)参加率でございますが,過去3年間平均で87.2パーセントでございます。31年度につきましては,186名中165名の参加がございました。以上です。

石橋委員)そうしますと,欠席されたお子さん方には,記念品とか千歳あめとかというのは,どのような対応をされているのかお伺いをいたします。

中央公民館長)今年度も同じなんですが,期間を区切りまして受付のほうをして,お渡しをしておるところでございます。以上です。

石橋委員)後から取りに来てもらうということですか。はい。私のほうも,今池田委員がおっしゃった部分と似ている部分なんですけども,合併協定の中でどのような取扱いがされていたか,ちょっと私も記憶が定かではないんですけども,将来的に解消すべきもの,もしくは市全体として取り組むべきものという部分が基本にあるかなと思うんですよね。どのような記念品をお渡ししてるのか分かりませんけども,やはり同じ市内に住んでるお子さん方,来年小学校に入りますよというお子さん方が対象になってくるかと思うんですけども,八郷地区のお子さん方はもらえて石岡地区の子どもはもらえないと。単純な話をしますとね。そういう不公平な部分が出てくるわけですよね。そういうところの利益の……利益っていう言い方は失礼かと思いますけども,そういう公平性の部分の観点から見ると,であれば石岡のほうでも記念品だけは配るとか,式典まではどうかと思いますけども,一度ここで立ち止まって見直しをする必要もあるのかなという感じはします。その点については,そこら辺のところよくご検討いただきたいと思います。
 それから新型コロナウイルスの部分なんですけども,情報提供の件については,職員の皆さん方にもうちょっと内容を詳しく,早くという部分を言っても,なかなか難しいところっていうのは重々承知してます。先日もテレビで,関西方面でしたけどもやはり同じような問題,中核市,自前で保健所を持っているところと石岡と同じような形態で県の保健所に頼っているところでも,やはり情報提供の内容と早さといいますか,差がかなりあると。そういうのがテレビで取り上げられてました。それは全国的な課題として取り上げられてくるのかと思いますけども,これは本当に今,市のほうではどうしようもない状況であるかなと思います。私が言いたいのは,患者が発生した情報というのも当然大事だとは思うんですけども,その感染が確認をされて,入院なり隔離をされたその後の健康状態ですよね。2週間とか,ある程度治療の結果社会復帰をしたとかそういう情報も,市民の皆さん方には関心を与えるんではないかと。それから,ある程度地域的な部分も市民の方々から,特に事業をなさってる方,特に福祉関係の施設展開をされてる方,当然,前も言ったと思うんですけどデイサービスとかですね,そういう部分でのサービス提供をしている場合に,やはり入所者,通所者の健康を守るという意味では,そういうところの地区的な情報がどうしても欲しいというような要望がありました。まあ,なかなか職員の皆さん方にこれをお願いしても実現できないところっていうのは重々承知はしてるんですけども,そういったところを踏まえながら。市全体に情報提供する必要はないとは思うんです。必要な情報がどうしてもっていうようなところは,ある程度そういう配慮も必要ではないかなというふうに思いますので,よろしくご検討いただければというふうに思います。私からは以上です。

小松委員)コロナ感染症対策について報告いただきましたけども,そのペーパーの3ページのところね,よく理解できなかったので教えてください。相談窓口一本化のこの,PCR検査の合計103件ですけれども,これはPCR検査をどうしようかとか,そういう相談があったという意味ですか。それから,103というのは総計が合いませんけれども,どういう意味合いですか,これは。ここに書いてあるのがどういう意味なのか教えてください。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)お答えいたします。ここに計上してあるPCR検査の数でございますが,市民の方から電話等で,どこでPCR検査が受けられるのかといったことですとか,こういう場合は該当するのかといったような質問に対応した件数を計上してございます。また,総計につきましては,大変申し訳ございません,食い違っておりますので訂正させていただきたいと思います。

小松委員)そうしますと,私が足せば69になるんだけど,それが正しいという意味でしょうか,件数が。総計が69になると思うんですけれども,そっちのほうが正しいということですか,103ではなくて。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)申し訳ございません,委員のおっしゃるように69件となります。訂正させていただきます。

〔「関連してですね」と呼ぶ者あり〕

小松委員)はい。お伺いしたいんですけども,今石岡でPCR検査するというのは,私は一般質問しましたけども,保健所のほうで行政検査といってやってる場面と,自主的に8月3日から石岡でやってる場面と2系統あると思うんですけども。あわせてですね,私は市民から聞いてるんだけど,市内にあるお医者さんも,ちゃんと貼り紙をつけて,PCR検査を行っております,というのがあるようですよね。そういうことは掌握されておりますか。その点だけちょっとお伺いしたいと思います。市内の病院のPCR検査やっているところはご存じですか。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)市内の医療機関で,どこでPCR検査ができるかということでございますが,こちらの情報は保健所からも非公表,また医療機関からも非公表と聞いておりますので,こちらとしては把握はしておりません。
 申し訳ございません,先ほどの相談の件数でございますが,全て総計のほうが食い違っております。申し訳ございません。こちらの総計につきましては,1月からの累計の数を計上させていただいてしまったものですので,後ほど全て訂正させていただきたいと思います。

小松委員)これは1月からのやつだから,食い違ってるって意味ですね。
 それで,私は希望しますけども,石岡市医師会を通じてでも構いませんけども,市内には市民のそういう要望を受けてやってるところがあるようですので,そういう貼り紙見てることもありますので,その辺も具体的に掌握してください。よろしくお願いします。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

菱沼委員)新型コロナウイルス対策についてということで,今回私のほうで5点,事前に所管事務調査申出書ということで出させていただきました。今武井さんのほうから報告があったわけですけども,それで1番と2番についてお尋ねしたいんですが。相談窓口の一元化という部分においては,これは市民の方からたくさん,確かに現状,最初から見れば相談件数は減ってはきてます。しかしながら,減ってるから一元化をしなくていいというものではないと思ってます。この新型コロナウイルスの部分においては,いつ終息するか分からない。そういう部分においては,先ほどの報告では確かに多岐にわたってるので,なかなかこの一元化は難しいだろうという部分はありますけども,これはやっぱりしっかり,今後新型ウイルスがいつ終息するか分からないので,そういう長けた担当者をきちんと作っていただいて,それで当たっていただければなと。まあ今すぐできるわけではないと思いますけど,しっかり協議していただいて。先ほど言われておりましたけど,関係部署と協議してまいりたいという話を言っておりましたので,しっかりとこの部分において,一元化に向けてですね,できるように努力していただきたいと思います。その点,再度お伺いしたいと思います。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)お答えいたします。一元化につきましては委員ご指摘のように,取り入れている市町村の動向など,また実情なども調査しながら検討させていただければと思います。

菱沼委員)ぜひともよろしくお願いします。後,STOP宣言(コロナ差別)についてということで,これも調査検討していきたいということで先ほど答弁がありました。茨城県においても新型コロナ感染者への差別禁止,茨城県が条例を制定するということで県議会のほうに提出をいたしまして,可決されれば10月頃から施行を目指すということで,県知事のほうではそう言われております。また,「STOP!コロナ差別」ということで公益財団法人人権教育啓発推進センターというところでありまして,そこに文言があるんですけども,STOP!コロナ差別,正しい理解を,差別をやめよう,ということで新型コロナウイルス感染症の文言がしっかり書かれておりまして,栃木県では25市町村で宣言をしてるという状況もあるわけでございます。そういう部分において,石岡でもSTOP宣言という部分,しっかりと市民の皆さんに周知するということが非常に私は大事だと思ってますので,ぜひとも早急にSTOP宣言ということで取り組んでもらいたいと思うんですけど,再度お尋ねしたいと思います。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)ありがとうございます。委員ご指摘のように県の動向を注視しながら,当市といたしましても進んで宣言ができるように検討してまいりたいと思います。
 また,すみません,先ほどの相談件数の訂正でございますが,口頭で申し上げたいと思います。予防法相談件数につきましては11件となります。症状有の対処法につきましては47件,PCR検査につきましては69件,発症問合せにつきましては121件,助成支援策につきましては5,130件,納税につきましては233件,その他が161件ということで,5月から8月までの総計が5,772件となります。大変申し訳ございませんでした。

新田副委員長)ありがとうございます。すみません,先ほど来出ている七五三のイベントの件ですけれども,私恥ずかしながらこれ長年やってたのに存じ上げなくて,今回委員会の資料として出てたので見て,八郷地区のみなんだということを私もこれ疑問に思ったので,先ほど皆さんからも出てましたようにこれに関しては,今後も実施するのであればぜひ石岡地区もやるべきだというふうに,皆さんとまったく同じ意見であります。これ,私からも要望させていただきたいという意見と,後もう1つは健康増進課のほうの,先ほどのコロナの感染症対策のところで,先ほど石橋委員からも出ていたんですが,私自身もこの感染者のその後の報告というのがメルマガでももちろんないですしホームページにも載っていないということで,日頃からちょっと思っていた部分があるんですね。これ,回復の確認っていうのはされてはいるんでしょうか。お伺いします。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)感染者のその後の経過でございますが,こちらにつきましては保健所等に問い合わせましても,そちらは公表できませんということですので,確認は取れない状況でございます。

新田副委員長)ありがとうございます,分かりました。後1つなんですけど,相談件数の部分で,一番多いのが助成支援策というふうに数字見ると分かるんですが,これ「その他」っていうのはどういった内容の相談があるのか分かればお聞きします。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)お答えいたします。「その他」でございますが,こちらは健康増進課に問合せがあった件数となりますが,最近では防災無線が聞こえなかったですとか,繰り返し放送する必要があるのかといったご意見ですとか,それから,こういうイベントを行う,開催に当たってどういった点を注意すればいいかとか,そういった問合せの件数を計上してございます。

勝村委員長)ほかにご質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,地域医療対策事業についてを議題といたします。本件について,執行部から説明を求めます。

健康増進課副参事地域医療担当兼地域医療対策室長)それでは私から,地域医療対策事業についてご報告させていただきます。
 お手元の資料,「地域医療に係る意向調査回答まとめ」をご覧願います。こちらは,8月18日の委員会に置いてご説明させていただきました市内の4病院に対する1回目の聞き取り調査の回答をまとめたものでございます。
 初めに1,石岡市医師会病院の現状について聞き取りをさせていただきましたので,ご報告させていただきます。石岡市医師会病院の現状といたしましては,病院の再編統合のために病床を休止して維持している。外来と健診業務は継続している。医師及びコメディカル不足から病床の再開は困難,との回答がございました。
 次に2,地域医療に係る課題の解決についてご報告させていただきます。こちらは,民間の医療機関が産科及び小児科の対応が可能か,その際の条件等について,石岡市医師会病院,石岡第一病院,山王台病院,石岡循環器科脳神経外科病院の4病院から聞き取りを行ったものでございます。なお,緊急診療でございますが,現在石岡市医師会におきまして管内の医療機関にアンケートを実施しているとのことでございますので,その結果がまとまり次第ご報告させていただきたいと存じますので,ご承知おき願います。また,小児科の拡充につきましては24時間365日ではなく,夜間延長・休日昼間の対応の範囲とご理解を頂ければと存じます。次に,聞き取りの結果でございます。産科の設置と小児科の拡充につきましては,石岡第一病院と山王台病院から条件付で可能との回答がございました。その際の主な条件等でございます。石岡第一病院からは,施設,設備の整備に係る費用と運営経費に対する公的な財政支援。医師確保に係る公的な支援(財政面・広報面),ということでございます。山王台病院からは,病床の配分(増床)による充実した設備を含め病棟を新設すること。医師確保のための広報,大学病院等との連携に対する寄附講座を設けること。募集する医師等に対する雇用条件(給与,手当など)の優遇。医師の意識向上,キャリア,専門医資格取得のための環境整備(研修,研究機会提供,最新鋭の医療機器等の導入など)。これらに係る公的な財政支援があれば,との要望がございました。なお,両院とも,産婦人科医の確保は現時点では確約できるものではないとのことでございます。
 続きまして3,石岡市地域医療計画の事業を展開するための民間病院活用案等(その他自由意見を含む)について,各病院から出されましたご意見・ご提案を記載しております。何点か申し上げさせていただきます。石岡市医師会病院からは,少ない医療従事者を集約できる一定規模の病院を作ることができれば,様々な診療科を設置することが可能になり,緊急診療についてもその病院で担うことができる,といったご意見。石岡第一病院からは,コロナ禍の中,病院の経営を保つのが精いっぱいの現状である中,不採算部門の産科や小児科,緊急診療等について公的な財政支援がなければ民間での対応は困難。医師の確保には地元出身の医師の郷土愛に訴え,地域貢献をしてもらう考えがある。市長も全国の地元出身の医師確保のため全国にアピールをすべき,といったご意見。山王台病院からは,現在,病院群輪番制で対応している二次救急体制を維持するため,救急車の受入れ実績等に基づく財政支援。それから,現行スキーム(病院の再編統合・公立化)が本意であるが,万一実現が困難となった場合は,医師会病院の病床等をそのまま引き継ぐことは難しいが,規模縮小(サイズダウン)することによって配分40床以上も対応可能。ただし立地場所等を変える必要があるほか,石岡市医師会との合意形成が前提となる,といったご意見。続きまして,石岡循環器科脳神経外科病院からは,地域で一般病床が不足すると市外(遠方)の医療機関へ行かざるを得なくなり,今後増えていく高齢の患者にとって大きな負担となる,といったご意見がございました。また,議会と医師会との間で,地域医療に係る懇談会・勉強会など意見交換や情報共有が図れるような場を設けては,といったご意見がございました。
 最後に,今後の取組でございます。今回の聞き取りの結果を踏まえ,条件付で可能との回答がございました石岡第一病院,山王台病院に対し,より具体的な条件の聞き取りを進めてまいりたいと考えておりまして,調査が済み次第,委員会にご報告させていただきたいと存じますのでよろしくお願いいたします。報告は以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

石橋委員)何点かあるんですけども,まず総体的な部分として,今回の意向調査については面談による調査なのか,文書を送付してそれを回収しての調査なのか。まずどちらなのかお伺いいたします。

健康増進課副参事地域医療担当兼地域医療対策室長)お答えいたします。まず質問書を各病院に送らせていただきまして,その後病院にお伺いさせていただきまして聞き取り調査を行わせていただいたところでございます。以上でございます。

石橋委員)であれば,ひとつの親切さという意味では,その調査書をまずここに資料として提示すべきであったのかなと。調査の内容によって答えがかなり変わりますから,それらも我々の判断材料としては見たかったなということがひとつですね。
 それから,医師会病院の現状についてということで,病床休止しているというのは周知の事実です。病床の再開は困難だというのも重々承知をしております。しかしながら,外来と健診業務は現在継続をしていると。仄聞するところによりますと,外来の患者さんもかなり今いらっしゃるというようなお話を伺ってます。外来と健診業務であれば,今後ここでの医療業務といいますか,継続は可能なのかどうか,そこをまずお伺いいたします。

健康増進課副参事地域医療担当兼地域医療対策室長)今委員さんからご指摘ございました,継続が可能かどうかといった部分でございます。石岡市医師会病院は民間の病院でございますので,そういった経営に関する部分につきましては,私からのご答弁はここでは控えさせていただければと思います。また,詳細につきましては,今ご指摘ございました部分につきましては,改めて石岡市医師会病院に確認させていただければと存じます。以上でございます。

石橋委員)なぜそこをお伺いしたかというと,もう時間がない,時間がないと,我々そういう説明を聞き,特に医師会病院を経営していく上でもう自信がないと,そういう意味で我々は捉えてました。本当にその部分が,継続することが困難だとするんであれば,医師会病院の周辺地域にとっては,皆さん方にとってはかなり深刻な状況になってくるわけですよね。とは言いながらも,病床,入院部門を閉鎖,休床することによって,当然スタッフや経営規模が小さくなりますから,その部分,外来診療だけだとすれば当面の継続は可能なのかどうか。ここ大事なところなんですよ。病院がなくなる,ベッドがなくなるということで不安をあおりながら,結局蓋を開けてみたら外来診療でだったら十分やっていけますよというところと,もう外来診療ももたないんだというところとは大きく意味が変わってきますから,そういったところがやっぱり,我々にも判断材料としてひとつ提供していただきたいなというところです。私からは以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

小松委員)聞き取り御苦労さまでした。これを見ると第二次救急指定病院と地域と直接ですか,努力して聞き取りをして,これ書いてあるんですけども,幾つかの特徴があって,病院側がやはり公的な財政支援ということを,その濃淡はあるかと思うんだけども,やはり産婦人科などをやっていく上では必要だということを第一病院も山王台病院も言っているわけですよね。ですから,私の考え方あるいは一般市民の考え方も,絶対公的な支援が駄目だというふうに言っているわけではないと思うんですよね。よく議論した上で適切な,民間を主導にしながらも市民が求めていることについてやっていく上で,みんなが納得する公的な支援というのはあってもいいというか,そういうふうに考える方が多いと思うんです。それがひとつの特徴だよね。後は意見交換を言ってるんだよね。特に議会と医師会間で意見交換を図る必要があるということをみんなかなり共通的に言っていると思うんですけども,議会というのは市民から選ばれた,市民の意見を反映する機関,そういう意味では市民の代表の方々と医師会間で直接意見交換を図るということは非常に大事だと。物事を打開する上でね。それは私もそういうことは思います。それで同時に,議会と医師会だけでどういうというのではなくて,執行機関も入るといいますか,実際の地域医療を考える執行部の方も入って,それで1回こっきりでこうだというのだとやっぱり相当,こういうふうにやっても認識にやっぱりずれがあるわけですよ,物事にはね。だから,いろんなテーマでやっぱり系統的にそういうことは話し合って合意していくといいますか,石岡の地域医療の在り方をきちんとやっていくということが必要じゃないかなと私思ったのね。そういう点で,こういうことを受けて執行部はその辺のことはどう考えてるのかなと,ちょっとお聞きしたいんです。これまでの私たちの経験だと,カンファレンス,その前は専門委員会。で,私たち議員は一定時間傍聴してもいいよということで,見てる前でそういうことがあって,大分ちょっと分からないことがあるなとか,なんかこれはもう議論をする前に決まっていたんではないかという不信感なんかもあったのね。だからこれまでのそういうことを考えて,こういうアンケートというか意見を踏まえて,それで執行部はどう考えてるんですか。それをお聞きしたいと思います。

健康増進課副参事地域医療担当兼地域医療対策室長)ただいま小松委員さんからご指摘ございましたように,今回の聞き取り調査の中で,議会と医師会での意見交換の場を設けてはどうかといったご意見は,多数といいますか各病院からございました。その具体的な方法という部分でございますが,こちらにつきましては,ただいま委員さんからご指摘あったように様々な方法があるかと思います。議会,それから医師会,それから私ども執行部が入るやり方。もしくは議会,医師会,2者でやるやり方。もちろんどういったやり方がいいかという部分につきましては,これから議会の皆様のご意見を頂きながら,どのような形がいいか調整のほうはさせていただければと存じますので,よろしくお願いいたします。以上でございます。

小松委員)これ我々も,議会あるいは私も,なかなかこの地域医療問題というのはそれぞれの病院の利害関係もあるし,その地域によっても特徴があるし,3年間かけてとか,一定時間かけて用意周到にやったんだけども,まだうまくいかないっていうことあったところもあるんだよね。なかなか複雑で財政問題も絡んだ,非常にある意味難しい問題でもあると。それで,議会は市民の意見を代表する,我々一生懸命,市民の皆さんの声を聞いてやっているつもりですけれども,ただ執行機関じゃないんですよね。執行機関じゃないから,だから財政的な執行権もないと。これらもやっぱり市民側なんで。そういうことはちょっと議会とは違うんですよ,執行機関というのはね。そういうことも考えてやったほうがいいんじゃないかということと,それから1回で結論が得られないので,我々が認識を統一する時間と労力も必要なんで,やはり系統的な,1回こっきりのヒアリングというんじゃなくて,系統的に月1回はテーマを決めて,この問題についてどう考えるのが妥当かということで積み上げていって,それで場合によっては市民の皆さんにアンケートなどを取って,そして合意を図っていくという,そういうことが私は必要じゃないかと思うんですね。ですから,そういうこともぜひ執行部におかれては検討をお願いしたいと思います。

勝村委員長)ほかにご質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,統合型校務支援システム導入事業(仮称)についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)私から,(仮称)統合型校務支援システム導入事業についてご説明いたします。
 統合型校務支援システムを導入する計画に至った経緯につきましては,平成29年12月に中央教育審議会において,新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導運営改善のための学校における働き方改革に関する総合的な方策についてが取りまとめられております。これを踏まえまして,文部科学省で学校における働き方改革に関する緊急対策が示されまして,教育委員会が取り組むべきものの1つに,統合型校務支援システム等のICTの活用推進が示されてございます。また,学校からの要望として校務支援システムの導入を望む意見が以前からありまして,学校現場のICTが,今後教職員の働き方改革の一助になるものと考えております。
 まずは,導入するその目的についてご説明いたします。教育委員会や学校におけるコミュニケーションの円滑化を初め,学校業務,児童生徒の成績管理,報告書・文書作成など,教職員における業務の効率化により負担軽減を図り,児童生徒と向き合う時間の創出を目指すものでございます。導入するシステムには4つの機能を兼ね備えてございます。1つ目として,連絡機能として教育委員会と学校をネットワークで結び,情報の共有化をサポートしてまいります。2つ目としまして,校務機能として日常業務の効率化を図ってまいります。3番目の機能として,成績機能として児童生徒の情報の一元管理をしてまいります。4番目として,教職員の勤務時間を管理する勤怠管理機能を兼ね備えてございます。
 続きまして,共同調達によりますこれまでの取組についてご説明いたします。まず,令和元年6月に初期導入コスト等の問題でシステム導入が困難であった土浦・かすみがうら・石岡市が,導入に向けての勉強会を開始しております。その後,令和2年2月に牛久・龍ケ崎市より,共同調達の参加をさせてほしいとの要望がございました。そこで5市での勉強会が始まりまして,その後令和2年度に入り勉強会を2回開催しまして,5市によるシステムの共同調達に向けた検討を今現在も続けているところでございます。共同調達の大きなメリットでございますけれども,石岡市単独で調達した場合,年間2,357万6,440円必要と試算されてございますが,5市で調達した場合,年間1,981万9,840円と試算されておりまして,年間375万6,600円の費用が削減可能となってございます。
 今後のスケジュールでございますけれども,令和2年12月に補正予算要求を検討中でございます。令和3年1月に選定委員会を立ち上げましてプロポーザルに向けた仕様書等を検討しまして,令和3年4月上旬にプロポーザルを予定してございます。同年7月に契約をしまして,システム構築に約6か月間を要しまして,令和4年1月に一部運用開始,令和4年4月から本格的な運用開始を目指してございます。
 最後に,課題でございますけれども,膨大な児童生徒に関わる情報をシステム管理することになることから,教育現場の実態に即したルール作りが必要であると考えております。セキュリティーポリシー等のルール作りにつきましては,教育現場の意見を尊重しまして,市町村に備え付けてありますセキュリティーポリシーを参考にしながら作成してまいりたいと考えてございます。
 以上で,統合型校務支援システム導入事業について説明を終わります

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

池田委員)この統合型校務支援システム,先生方の過度な,過剰な勤務体制っていうんですかね。働き方改革の中で,先生方の負担が増えているということで,様々な問題が出ていることは先の一般質問等においても取り扱っておられましたけども,この内容についてはいいことだと思います。
 そこで,そのスケールメリットっていうことをおっしゃってましたので1点確認したいんですが,例えば県南教育事務所管内でいいますと14市町村教育委員会があると思います。まあ教育長はよく御承知のことと思いますけども。そういった中で,14市町村教育委員会のうち今回は石岡・土浦・かすみがうら・牛久・龍ケ崎,5市ですね。本来であれば,14市町村全部網羅するようなネットワークが形成されればいいのかと思うんですけども,この5市においても期待できるスケールメリットが感じられるのかどうか,確認の意味でお伺いしておきたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)ご答弁申し上げます。5市でのシステムのスケールメリットでございますけれども,資料のほうにも示されてございますけれども,まずは金額になるかと思います。そちらのシステムにつきましては,内容としては校務支援システムの借上料,それから石岡市の場合,閉域の回線等のシステムの構築が必要となります。またネットワークの機器等の整備も必要となってきますので,実際その共同調達には,資料に示したとおり1,878万3,000円の削減ができるということで,そういうことになってございます。

池田委員)ですからあの,金額もさることながら,これを導入することによって要はネットワークが形成されるわけですよね。それとも,ただ単に共同で購入する財政っていうか支出の圧縮,それだけがメリットなのかどうか確認しておきたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)まずシステムの仕様でございますけれども,市内の小中学校につきましては同じようなシステムが運用できるということで,例えば1つの小学校から別の小学校に異動する際にも同じシステムで利用できる。そういった部分で,他市におきましても,例えば石岡市から土浦市に異動した場合でも,そういったメリットがあるのではないかと考えてございます。

〔「これあの,石岡は石岡だけのなんでしょ。これ,すると,5市で連携するわけじゃないんですよね」と呼ぶ者あり〕

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)システムの仕様につきましては閉域仕様となってございますので,ただし,石岡市から土浦市に移った場合でも,システムそのものについては同様のシステムを購入するということになっておりますので……。

〔「ネットワークにつながっているのかどうか」と呼ぶ者あり〕

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)ネットワークにつきましては閉域仕様となってございますので,当然つながりはございません。しかしながら,システムの仕様につきましては同様でございますので,異動の際にもご利用いただくことがございます。

〔「分かりました。相互の利用はしないってことですね。はい,結構です」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員)今回ですね,統合型校務支援システムっていうことで,私もこの部分においては平成23年からずっと言い続けておりまして,やっぱりこの先生たちの負担ってものすごくあるんですよね。そういう部分では,少しでも軽減できるのが校務支援システムであるということでさんざん言ってきて,ようやく今回導入されていくっていうことは喜ばしい限りだと思っております。そこで,財源なんですけど,この部分においては,その財源はどのように措置されるのかお尋ねしたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)全て石岡市の財源となってございます。

菱沼委員)本来であれば,私としてはこの新型コロナ禍の部分なので,そういう財源も充てられなかったのかなっていう気がするんですね。実際先生たちもまあ,新型コロナで学校が休校とかって部分で様々ありますし,休校後再開してかなり授業も短時間で詰めなくちゃなんない,授業の部分もですね。そういう部分においては非常に,コロナ禍の部分で影響してるので,私としては一般財源もそうですけれども,基本的にコロナ禍の第2次とかね,そういう部分の国からの交付金措置ができなかったのかなと思ってるんですが,確認の意味でちょっとお尋ねしたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)今回の共同調達につきましては,今現在のスケジュールで導入は令和4年の4月からということで,今回は新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金は予定してございません。

菱沼委員)ただね今後,令和4年の導入なのでその部分においては,今後国からもさらにまた交付金措置がされる可能性もありますので,しっかりとそこら辺は国の動向を見据えた上で,その予算措置のほうもしていただければと思いますので,よろしくお願いします。私のほうからは以上です。

勝村委員長)ほかにご質問はございませんか。

新田副委員長)先ほど市の財源ということで話あったんですが,これ5市で購入ということで,石岡市5年間で9,909万9,200円だと思うんですけど,これってその,金額の振り分けってどういうふうに。人口割とかなんですかね。この5市で購入した際の石岡市の額っていうのは,どういうふうに振り分けがなされたのか伺います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)共同調達に向けて5市で行うこととしておりますが,購入についてはそれぞれの市の購入またはリースとなりますので,石岡市の場合は,資料に示した金額が石岡市の分ということでございます。

新田副委員長)この分が石岡市の分,9,909万9,200円が石岡市の分っていうのは分かるんですけど,これはどういうふうに出されたのかっていうところをお聞きしたいんですけど。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)どういうふうに予算を出したかっていうことでございますけれども,これは勉強会の中にある企業が入っていただきまして,そこからひとつの試算としてこのぐらいかかる,石岡市の場合はこのぐらいかかるということで算出していただいたものでございます。

新田副委員長)分かりました。ありがとうございます。これ共同調達ということで,先ほどスケールメリットっていう話も出てましたけれども,費用が安くなる,削減されるということでメリットは分かるんですけど,必ず共同調達の場合デメリットっていうのも生じると思うので,その部分もしっかり把握して進めていっていただきたいなというふうに思います。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,学校の統合再編の進捗状況についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)学校の統合再編の進捗状況についてご説明いたします。
 現在,学校統合再編の枠組みの1つでございます高浜・三村・関川・南小学校の統合について,地域の方や保護者の方々への説明会を開催しまして,いろいろなご意見を頂きながら進めているところでございます。こちらの枠組みについては,今月下旬に統合検討委員会が設置される見込みとなったことから,統合校基本計画(案),これまでの取組,今後のスケジュールについてご説明したいと思います。
 まずは,これら4校の基本計画(案)の概要についてご説明いたします。学校の位置につきましては現在の南小学校としまして,令和6年4月の開校を目指しております。現在の南小学校については,昭和50年に建築され老朽化も進んでいることから,令和4年,5年度で長寿命化改修工事を予定しております。内容としては屋根,外壁等の修繕を実施しまして,施設の機能や性能を現在の学校が求めている水準にまで引き上げる修繕の内容となってございます。また,バスの回転場などの外構工事も予定しているところでございます。
 次に,これまでの取組状況について,日を追って説明してまいります。まずは,昨年の9月24日から10月10日にかけて,各学校のPTA本部役員を対象とした説明会を4回開催してございます。その後,今年の1月21日から29日にかけまして,保護者及び地域住民を対象とした説明会を6回開催しております。今年度に入りまして,6月24日に統合校4校のPTA役員との意見交換会を行い,統合に関しては前向きな意見を頂くことができてございます。その他の意見としては,統合に伴う子どもたちや保護者の不安を解消してもらいたいなどの意見を頂くことができました。検討委員会のPTA枠を2名から4名に増やしたいなどのご意見を頂いてございます。その後,8月20日に南小学校の保護者を対象とした説明会に,出席者が6名ございました。次のページとなりますが,8月24日に高浜・三村・関川小学校の保護者を対象とした説明会,出席者が42名ございました。8月27日には,南小学校の地区住民を対象とした説明会は出席者5名,9月1日に高浜・三村・関川の小学校の地区住民を対象とした説明会に,出席者は28名ございました。出席者数につきましては高浜・三村・関川地区の方々のほうが多く,統合について関心があることがうかがわれております。また,意見等については記載のとおりでございますが,少人数の学校から大きな学校へ通うこととなることへの不安,新しい環境に子どもたちが慣れてくれるか,バス代などの新たな保護者の負担,通学路や通学に関する質問が出てございました。また,地域のコミュニティの核であり地域交流の場となっている学校がなくなることへの不満であるとか不安,さらに学校跡地の利活用についての質問・意見等を頂くことができました。統合再編を進めるに当たり,保護者地域の方々の不安をひとつずつ解消しながら,多くの方々のご理解・ご協力を頂きながら進めてまいりたいと考えてございます。
 今後のスケジュールでございますけれども,今月下旬に統合検討委員会を組織しまして,その後すぐに専門部会を設置し,それぞれの部会の課題について検討されることになります。私からの説明を終了いたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問はございませんか。

小松委員)ちょっとお伺いいたします。学校統廃合っていうことを考える上でもコロナのことが,新コロナ対策がありまして,それでこのこともあって全体としては,全国知事会も市長会も町村長会も少人数学級っていうことを言ってるんですけども,その関係で,今は大体40人学級っていうことに普通なってると思うんですけども,この少人数学級と,この今の計画というのは非常に少ない規模の小学校を南小学校に集めるっていうことなので,その辺の危惧っていうか,その辺の関係性はどのように捉えたらいいんですか。少人数学級ではあるわけですか,こうした上でも。南小学校にした上でも。これは,これからかなり大きな,学校再編を考える上では重要な視点で,それでもっと言うと,石岡市の統廃合基本指針が決まった時にはこういう問題はないんだよね。こういう問題がない時に決めたものに基づいて今やってるかと思うんですよ。で,現在そういう新たな問題提起っていいますか視点が必要になってくると。その辺のこの問題との整合性というか,その辺の見通しはどのように考えればいいんですか。質問いたします。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)統合につきましては当然,学校のご協力も必要になってくるかと思われます。当然,コロナ対策を実施いたしまして,統合に向けて進んでまいりたいと考えてございます。

小松委員)ですから,そうしますと1学級当たりは何人くらいのことになるんですか,生徒数は。1学級何人くらいの規模になることになるんですか,今のまま進めると。そのことをちょっと,イメージが湧くように説明してください。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)1学級,1年生については基本35名を想定してございます。2年生から6年生につきましては40名ということで想定しておりますけれども,実際の統合校による人数でございますけれども……令和6年度には,想定でございますけれども,1年生が93名の3学級,2年生が73名の3学級,3年生が96名の3学級,4年生が94名の3学級,5年生が90名の3学級,6年生が105名の3学級を想定してございます。

小松委員)今の話を聞いていても,やはりコロナの問題があって新しい生活,まあ例えば1人の生徒と1人の生徒の間を2メートル離すとか,あるいは今までの教室ではもう過密なので,これからやっぱり,そういう統廃合の場合には,そういう基準も新たに考える必要があると私は思うんですよね。そういう点で,今ずっと聞いておりましても,1年生の場合93名で3学級なら31人でしょ。それでその30人から40人,40人まではなんないけども,そういう規模だから,今までには40人いたんだけど30人,それでもまた,このコロナの問題では密だということになるんじゃないですか。だから,そういう点で見直しが必要だと。そういう点でですね。今度これからの小学校の統廃合においても,見直しする必要があるんだということに今なってきてるので,そういう視点からやはり検討してもらいたいと私は思うんですけど,いかがでしょうか。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)ひとつの枠組みでございます高浜・三村・関川・南の枠組みにつきましては,今現在保護者への説明もありまして,9月には検討委員会が立ち上がるという段階に来ております。また,多くの方々からもご賛同頂いて進めている統合の枠組みでもございます。コロナウイルス対策を立てまして,統合に向けて進んでまいりたいと考えてございます。

小松委員)まあ当局としては,これは計画を誠実にっていいますか,やってきた結果がそうだということだと思うんですけども,これからは今さっき言いましたように知事も首長もですね,やはり世論的にも少人数学級を提供しようと,コロナの後には少人数学級を提供しようということの考えが,そういう世論があるいは運動が,主張が大きくなってくる中での統合の問題になってくるので,そういう視点も大いに考えてもらって。そのためには教員増と。教員を増やさないとならないと思うし,思いますよね。後は,南小学校の現在の枠組みも,持ってくるんだけど,南小学校で足りるってことになるんですか。南小学校の枠組みで。あるいはこれを改造するっていうか増築するとか,そういうこととの関係はどういうふうになるでしょうか。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)現在の南小学校につきましては,令和4年度と令和5年度で長寿命化の改修工事を予定してございます。当然クラスが必要となる場合も想定されますので,そういったことを算出に,設計書に反映させていきたいと考えてございます。

小松委員)まあ,よろしくご検討お願いしたいと思います。

勝村委員長)ほかにはご質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,児童クラブの民間委託についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

生涯学習課長)私からは放課後児童クラブ等の民間委託の実施についてご報告申し上げます。
 件名についてでございます。石岡市放課後子ども総合プラン運営業務委託でございます。これは,放課後児童クラブの運営と放課後子ども教室の運営を一体といたしまして委託するものでございます。委託業者につきましては,東京都調布ヶ丘三丁目6番地3,シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社でございます。契約日は,令和2年7月27日でございます。運営期間といたしましては,令和2年10月1日から令和4年9月30日までの2年間で,7月28日から9月30日までの期間につきましては準備期間といたしております。委託金額は,総額で4億1,271万5,000円でございます。こちら2年分でございまして,年度別の内訳といたしましては,令和2年度が10月からの半年で1億87万9,000円,令和3年度が1年間で2億597万6,000円,令和4年度が9月末までの半年間で1億586万円でございます。
 続きまして,業者選定の経緯についてご説明申し上げます。本年5月12日から公募型プロポーザル方式により業者の募集を開始したところ,4社の事業所から応募がございました。6月26日に業者選定委員会を開催し,応募があった4社によりますプレゼンテーション及びヒアリングを実施いたしまして,最優先候補者を選定いたしました。7月21日に最優先候補者と見積り合わせを実施いたしまして,同月27日に契約締結となりました。現在は,10月1日からの運営開始に向けまして,支援員,学校,保護者等に対する説明会,また,支援員に対しての個別面談等を行っております。また,10月からでございますが,先ほど来お話してございます民間の委託と併せまして,開所時間の延長等を予定しているところでございます。また,子ども教室におきましては,これまで一部の小学校11校,19校のうち11校が実施をしてございましたが,今後は全小学校19校の実施が可能となります。
 最後に,引き続きまして児童の安全安心を最優先に,民間事業者の豊富な知識と経験を生かした事業運営を行ってまいりますので,今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。報告は以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問はございませんか。

小松委員)委員会としてね,この経過を聞くのは私は初めてだと認識してるんですよね,シダックスに決まったとか。そういうものは,私は委員会としては初めて聞いたという認識です。ですから,これまでこういうことは委員会には報告されておりませんでしたっていうように私は思ってるわけね。
 で,契約は2年間ですよね。私は非常に危惧してるのは,2年間で4億で,それで2年間経った場合にもう1回再契約を結ぶということになるんですけども,その時2年間の功罪を検討して。民間委託っていうのはどういうことだったのか。今まで石岡市がずっとやってきたものが民間委託になる。民間委託になって給料が時給1,000円になるそうですけどもね。いい面もあるということになって,当然最初そうなるんだけど,実際にこれを受けた学童保育の保護者がどういうふうに受け止めるかっていうことがこれから試されるわけであって,そのことも含めて2年後にもう1回考えるということなんですけども。これ,再契約っていうか,それはどんなふうなことを考えていますか。その契約金額も,シダックスのほうがもっと上げてくれ,高くしてくれっていうこともあると思うんですけども。その辺はどういうことをお考えに……どういう可能性があるのか,その辺のことをちょっと聞きたいわけですけどもね。

生涯学習課長)2年後の契約の終了時のお話でございますが,この2年間におきまして,今委員さんご指摘のとおり,この民間委託が果たして成果としてよかったかということは非常に大事な部分だと考えて,また認識してございます。その2年間をもちまして,その次の対応でございますが,このプロポーザル方式を含めまして,今後その検討をしていく部分でもございます。この2年間の経過につきましては今後,保護者の皆様等におきましても,実際この民間委託になってどのような評価を頂けるか,アンケート等の調査も含めまして実施してまいりたいというように考えてございます。以上でございます。

小松委員)民間委託になると,そうするとこの,私も質問しましたけども,延長保育の場合の月々1,000円っていうのと,突然やった場合の日給400円掛ける4回まで1,600円ということになってきて。この区分けですけどもね,そういうこの延長保育の保育料,これはどういうふうに管理して,どちらがね。それでその,市のほうでやる仕事とシダックスでやる仕事とどういうふうに区分けされますか。つまり,シダックスのほうは職員を集めて管理して,それで内容を考えると。で,そういう場所は石岡市が貸して,お金の管理もやって,年間この4億幾らかを契約して適切に払うと。その辺のこの区分けっていうか,それをもうちょっと分かりやすく説明してください。

生涯学習課長)お答え申し上げます。今回の民間委託につきまして,生涯学習課,市のほうが全く全てを民間事業者のほうに委託するということではございませんで,これまで実施しておりました,まず保育料の徴収でございます。お金に関わることでございます。こちらにつきましては,引き続き生涯学習課のほうで対応してまいります。また,子どもたちが入所する場合に入所申請書等がございます。それにつきましても,申請から審査を含めまして,こちらも引き続き生涯学習課のほうで対応してまいります。業者の方のほうには,まずは支援員さんの管理でありましたり,報酬の支払い,また児童クラブの消耗品等の支出,そういったことも民間委託の中に含まれている状態でございます。以上でございます。

小松委員)それから,石岡市とこの実際に任せたシダックスとの間の認識の違いとか,あるいはシダックスさんのほうでもっと給料上げる動向とか,そういうものについては,なんか私が聞いたのでは月1回ですか,双方の協議会やってお互いの理解を深めあうということなんですか。その辺ちょっと。そごが生じた場合はどういうふうになるんですか。

生涯学習課長)委託をした段階で,その仕様に基づきまして基本的には運営してもらえるというような状況でございます。で,1月に1度と申しますのは……,例えば児童クラブの中でどういった出来事があったか,また例えば一例を申し上げますとけがをした子がいた,また中でトラブルがあったというような児童クラブ内での状況も,私ども市のほうに提供頂くというようなことでございます。以上でございます。

小松委員)これは決まったことなので,皆さんの要望に応えるように学童保育が発展することを願いつつも,様々なこともあるかも思うのでそれは適宜ここでもお話をして,また考えるべき点があれば考えることになることもあるかと思うので,そういう立場で注目していきたいと思います。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,(仮称)八郷図書館の進捗状況についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

生涯学習課長)私からは,(仮称)八郷図書館建設の進捗状況につきましてご説明申し上げます。
 八郷総合支所内の有効活用の一環といたしまして,2階部分を図書館機能として活用する計画がございます。令和3年度オープンに向けまして,現在作業を進めているところでございます。現在考えている全体のレイアウトでございますが,大きく分けて専門書・一般図書・児童書の3つの図書エリアとして考えております。また,学習エリアの設置のほうも,併設で予定しているところでございます。特に専門エリアの図書の選定につきましては,八郷図書館選定委員会をこれまで5回開催いたしまして,各委員さんから専門分野ごとに図書の選定をしていただいているところでございます。本棚や机などの備品につきましては,須賀川市や北茨城市などの先進地の図書館を視察いたしまして,現地で見聞きしたものを参考に,併せて図書選定委員会にも図りながら,よりよいものを選定できるよう努めております。また,フロア内の床につきましては全体の基調をフローリングで整備し,児童書エリアにつきましてはカーペットタイルで仕上げ,より過ごしやすい,親しみやすい雰囲気にしたいと考えております。また,2階の図書館のフロア内は大変広くなっておりますので,児童書エリアなど防犯カメラを設置し,利用者の安心・安全の確保に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,(仮称)石岡市文化芸術振興条例の骨子(案)についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

文化振興課長)それでは文化振興課からは,(仮称)石岡市文化芸術振興条例の骨子(案)についてご説明をさせていただきます。
 まず,作成の背景からご説明をさせていただきたいと思います。本市では,石岡市文化芸術推進基本計画を今年の3月に策定しております。一方,国においては平成13年に文化芸術振興基本法を公布・施行し,平成29年に文化芸術基本法に改正をしております。この間,全国の各自治体において文化振興に関する条例の制定が活発化し,県内では茨城県を初め,牛久市や結城市など6つの自治体が条例を制定しているところでございます。文化芸術活動は,作る人と見る人,伝える人と受け継ぐ人との交流を生み,相互理解によって心の豊かさを享受できるものであり,人が生き生きと暮らし輝くまちづくりの実現に寄与するものと考えます。教育委員会といたしましては,文化芸術活動の果たす重要な役割を認識した上で,総合計画で示した共生・共働と,協働のまちづくり条例の基本理念を踏まえ,市民と行政が共働・連携しながら文化芸術の推進に取り組み,今年策定しました計画の基本方針実現のため,条例を制定する必要があるのではと考えたところでございます。
 それでは,お示しいたしました資料をご覧いただければと存じます。条例の構成は,1の前文から6の基本的施策とすることを考えております。1の前文には,本市の地理的状況や歴史・文化の特色,文化芸術への期待や決意などを盛り込む予定でございます。2の目的には,本条例の制定目的を明文化することを考えております。3の基本理念には,文化芸術の推進・振興に際して,市の理想的な姿を明文化することを考えております。4の責務と役割には,文化芸術に関する市の責務,市民や文化芸術団体等の役割を明文化することを考えております。5の文化芸術推進基本計画には,今年策定いたしました計画を明文化することを考えております。6の基本的施策には,文化芸術基本法や茨城県文化振興条例が示す文化芸術活動の中から,本市の文化芸術活動の実情や計画に則した分野を抽出し,本市の特性として講ずべき施策として明文化することを考えております。
 今後の主な日程でございますが,この後条例案の作成をいたしまして,12月の常任委員会においてご説明をさせていただければと思います。その後,年内をめどにパブリックコメントを実施し,3月の常任委員会におきまして,パブコメの結果のご報告とともに最終的な案をお示しさせていただきたいと存じます。
 文化振興課からの説明は以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,東地区公民館の複合化の検討についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

中央公民館長)中央公民館から,東地区公民館の複合化の検討についてご説明させていただきます。
 これまでの経過でございますが,石岡市公共施設等総合管理計画委員会より,同一地区に位置されている旭台会館及び児童センターとの複合化をされたいとの答申が出され,それを受けまして石岡市公民館個別施設計画を策定,施設の長寿命化計画と老朽化及び立地等を含めた運営についての見直しを進めております。また,長期に渡りまして借地契約からの借地料の見直しについて,交渉,検討してまいりました。東地区公民館の借地契約につきましては,粘り強く交渉を続けましたところ,前年度に比べまして60万円の減額,554万4,000円で契約を締結したところでございます。賃料につきましては3年ごとに改定できるものと定めており,賃料の減額に努めていきたいと考えております。
 複合化の課題でございますが,現在地での建て替えの場合,東地区公民館の部屋数や駐車場では床面積の拡大を伴う大規模な改修が必要となります。移転新築の場合は,石岡市立地適正化計画や個別施設計画との整合性を図る必要があります。土地の取得に当たりましては相当額の費用が必要となります。複合化の候補施設の今後の方針の確認・調整についても検討状況を確認する必要があります。そこで,現在市民会館閉館により新たな複合施設プロジェクトが進められております。候補地に近い石岡市街地近隣にある地区公民館の複合化も検討しつつ,東地区公民館の今後の方向性も併せて検討していきたいと考えております。
 次のページの第1表でございますが,個別施設計画の現在の実施状況と計画でございます。東地区公民館は,令和5年度が長寿命化工事の計画となっております。第2表の経費比較では,3つのケースを比較しております。中央の部分で,新たに土地を取得し新築する場合は,主な経費の建物建築費,土地取得費,建物解体費がそれぞれ多額にかかります。現在の土地を取得し大規模改修を行う場合は,解体費は少なくなりますが,土地取得費がかかります。市有地に新築の場合につきましては,建設費が抑えられ,土地取得費がかからず,経費が抑えられます。市民会館閉館に伴う新文化施設構想の検討結果は,複合化を検討する施設として公民館が含まれていることから,東地区公民館の方向性を決める上で大きな影響があると考えております。そのため,この新文化施設の検討状況を確認した上で,東地区公民館の方向性,複合化か単独,現在地か移転かを決定してまいります。
 なお,令和3年度に東地区公民館の躯体の健全性調査が計画されております。新文化施設の検討状況にもよりますが,必要に応じて並行して実施をしたいと考えております。
 以上でございます。よろしくお願いします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただいまの報告についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次にその他の件といたしまして,何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・事由について,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。







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