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議会中継
  


 第7回委員会 (8月20日)
出席委員 嶋田佐登子委員長,金井一憲副委員長,前島守雅委員,島田久雄委員,前島孝元委員
市執行部 【生活環境部】
生活環境部長(大図哲雄),次長兼環境対策課長(田崎徹),環境対策課長補佐(桜井浩司)
【農業委員会】
農業委員会事務局長(荻沼雅光),農業委員会事務局課長補佐(木村浩一)
議会事務局 庶務調査課係長(神谷一美)


嶋田(佐)委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,所管事務の調査として川又地区残土埋立て箇所の現地調査であります。
 次に,案件説明のため説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりでございます。
 ここで農業委員会事務局から報告事項があるとの申し出がありますので,これを許します。

農業委員会事務局長)貴重なお時間を拝借いたしまして1件ご報告申し上げます。この度の文書変造事件に関しまして農業委員会会長より農業委員会事務局職員に対する処分が発令されておりますので報告させていただきます。公表基準によりまして,氏名は申し上げられないことをご了解を頂戴したいと思います。農業委員会事務局課長補佐,訓告。その内容でございますが,担当係長の上司として部下の監督責任が不十分であったと判断するので訓告とする。発令年月日,平成21年8月20日。いわゆる本日でございます。以上でございます。

嶋田(佐)委員長)以上で報告は終わりました。
 この件について質問等はございませんか。

前島(孝)委員)懲罰委員会は当委員会の所管外ですが,差し支えない範囲でお聞きしたいんですが,懲罰委員会は前に全協のときにも質問したんですけれども,そのときの委員長の話では2回やったと。それ以降いつやられたんですか。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)会議を再開いたします。

農業委員会事務局長)ただいまのご質問でございますが,第3回目の分限懲戒等審査委員会は,8月11日に開催してございます。

嶋田(佐)委員長)他にございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ないようですので,それではこれより議事に入ります。
 この川又地区残土埋立ての問題については,当委員会で継続して調査を進めている案件でございますが,当委員会では先の委員の改選に伴い4名が新たな委員となったわけであります。そこで今後の調査に資するためにも,この件についての情報を共有し,またその経過や現状等について把握しておく必要があると考えるところであります。つきましては,本日,残土埋立て箇所の現地調査を実施したいと思いますが,いかがでしょうか。
 
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
嶋田(佐)委員長)それではお諮りいたします。本件についてこれより委員派遣による現地調査を実施したいと思います。これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認めさよう決しました。
 暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 〔現地調査〕 ―

嶋田(佐)委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ただいま現地調査を実施したところでありますが,これまでの経過等を含めて,ご意見,ご質問等がありましたらお願いします。

前島(孝)委員)現場の方ご苦労様でした。この川又地区の残土埋立てにつきましては,資料等も配布されまして,これを見ますと18年の12月から発生して,今21年の8月ですから3年近く経っています。その間には,農業委員の逮捕とか。職員による日付の改ざんだとか。石岡市が悪いことで有名になっているというかマスコミ等にも取り上げられているわけですが,ここへ来ますと出るものはすべて出ている。当事者も逮捕されているということで,今まで取り組んでいる内容を見ると環境対策課とか農業委員会とか都市建設部とか関連している部署がありますが,どうしてこういう事になったかということが1つと,それからもう1つはこれから現に被害を受けている方たちへの今後の対応,この2点しかないと思うんです。中身が云々というよりも,その2点だろうと思うんですけれども,なぜこういうことになったかというのは私もよく聞いていないので分かりませんが,今日付けで担当部署の方が懲戒処分の発令があったということは冒頭ありましたけれども,そういう中で今後・・・,先程の話の中で荻沼事務局長の方から被害を被っている方に対しては個々に訪問して意見,要望を聞いているようなお話も聞きましたが,今後執行部としてその意見を聞いた後,いつまでにどういうような対応をするつもりで個人に訪問しているのか。これは市長も今までの定例会の質問の中でぜんぜんそういうことは触れていないんです。市長からの答弁も生活環境部長,農業委員会事務局長,都市建設部長それぞれの答弁を聞いても,実は我々がこうすれば良かったんだとかそういう反省点というのがぜんぜんなかったんです。質問に対して答えただけであって。くどくなりますけれども市の事務手続とかは内部のことですから現状分析してもらってどこに問題点があったかというのは個々にやってもらえばいい話しですけれど,それよりもまず現場で地権者が迷惑を被っている。この点に関して早急に取り組むべきではないかと,常々定例会でも同僚議員が何回も質問して執行部の対応を引き出そうとしているんですけれども,毎回聞いていてもそこのところまで考えていないような部分もあるんで。搬入路は環境対策課になるんですかね。農地改良のものは農業委員会でしょうけれども。申請ではあくまでも工事用道路ですという答弁を委員会でもやっているし,定例会でも答弁してます。これはあくまでも仮設道路です。主たる目的の農地改良が終わったらこれは撤去されるんですという答弁をずっとしてきたわけです。で,結果がこういうふうになりましたから,じゃあこれからどうするのという話になると思うんです。1つは農業委員会が被害を被っている人に対して訪問して要望を聞くと,あのままでいいよとか,あるいは立木補償してほしいとか,人によってまちまちだと。そういう意見を聞いて農業委員会はどうするのか分かりませんけれども,いずれにしても搬入路と立木が枯れたとか無断で埋められたとかは所管が違うんですよね。たぶんね。今後,農業委員会事務局と生活環境部の方でこれはどうするんですか。いつも定例会で同僚議員が質問してますが,もうその話しというのはいくらやっても事実として困っている方がいるわけですから,そこを何らかのかたちで対応しないと1年後,2年後,3年後どうするんですかというのが1つ疑問に思っている点なんです。皆さんはどういうふうに結末をつけるつもりなんですか。これを早くやらなければ,ご存知のように市長も任期は11月5日までしかありません。市長が誰になろうともこれは関係ないと思うんです。石岡市がなくなるわけではありませんから,市としてどうするんですか。どういうふうに考えているか聞きたいんですが。今,裁判をやっているとかあると思うんですが,私は前にも言ったように当然,農業委員会が関わったり,生活環境部が関わっているんですから,そういう過程の中でこういう事象が発生していろいろあったわけですから,それを踏まえての執行部の責任というのはあると思うんです。極端に言えば仮設道路は代執行で市が原形に復帰すべきじゃないかと私は前からお話ししていますけれども,いつになったら執行部は結論を出して,これで行こうというのをどの辺まで検討されているのか。答弁だと農業委員会は関係箇所と協議をして,弁護士と協議しながら進めます。環境対策課は関係箇所と弁護士との検討を踏まえて協議します。いつもそれなんです。もうそろそろ方針を決定したらどうなのかなと思うんですけれども,それについてお考えを聞かせていただきたいと思います。

農業委員会事務局長)ただいまの質問にずばり一言でお答えできるような材料を持ち合わせておりません。何点かの質疑の中で,まず被害者のお宅にどのような考えで回ってきたかということでございますが,4月以降3回,私自身が被害者宅をお尋ねしてございます。直近ではお盆の直前の8月12日と記憶してございますが,これは例の文書改ざんが明らかになった事態を真摯にお詫び申し上げたと。その前は現職の農業委員が収賄容疑で逮捕されたことのご報告あるいは農業委員会の事務局が家宅捜索を受けたということもございましたので,そういう不祥事に対する真摯なお詫びということでございます。合計3回でございますが,その都度,被害者の方々と意見交換をさせていただいております。ただ被害者の方もそのような方法でどういうふうな手段をとったらいいのかということを決めあぐねている段階でございます。必要であれば石岡市の顧問弁護士もご紹介することはできますよということもご案内しておりますけれども,まだ石岡市の顧問弁護士に損害補償に対する措置をお願いするというふうな段階には至ってございません。それから搬入路のご質問がございましたが,確かに搬入路は農地ではございませんけれども,これまでの関係機関の打合せの中で搬入路も含めて農地改良の一環としての事業であろうというふうな取り扱いがなされております。農地改良そのものは先程の図面の一番はずれの図面番号で7番にあたるんですが,7番に至る経過地,いわゆる山林,宅地も農地改良の一環だというふうなことで今まで取扱いがなされております。それから損害に対する補償がいつを目標にどの様に考えているかということでございますが,私ども一時も早く全面解決に至りたいという希望は全員が同じだと思いますが,まだまだそこまでの段階に至っておりません。ただ損害を補償するのは第1にはこれまで申し上げてきたとおり,施工者と地権者ということであるのは間違いないことでございますから,まだまだ公判が始まっておりません。刑事裁判が始まるのは9月1日というふうに承知してございますので,そういう経過も踏まえながら執行部一丸となって取り組むようにということを前回の8月5日の当常任委員会で要望いただいておりますので,執行部一丸となって取り組むべき課題だろうというふうに認識しております。

前島(孝)委員)そうすると搬入路については農地改良の一部であると,これは農業委員会がメインになってという考え方で今後も対応していくということですね。

農業委員会事務局長)農地改良届の書類の一環として搬入路に関するさまざまな書類も添付されてございまして,当然これは施工満了後は撤去するというふうな条件が附帯していたということはこれまでの答弁のとおりでございますが,如何せん施工業者があのようなことになっておりまして,今撤去を求めるような段階でない。当然撤去は先程ご案内した経過資料の中にありますように何回も撤去を求めることは公文書をもってやっておりますけれども,未だそれが履行されていないということでございます。

前島(孝)委員)ですから,この搬入路に関しては農業委員会が窓口でやることでしょうということを聞いているんです。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩します。

 ― 休 憩 ―

前島(孝)委員)どちらがやってもいいんですけれど,それをはっきりしてもらって今後対応してもらうんですが,皆さんは担当最高顧問としてどういうふうに考えているのか,先程農業委員会事務局長が言いましたが,9月1日から刑事裁判が始まるからそれを見ながらやるようなことも言ってましたけれども,それはそれで司法がやる話しですからいいですよ。そうじゃなくて市がやるべきことは早く決めて,早くやってくださいということを私は言いたいんです。じゃあ市はその刑事裁判が終わらなければ結論が出せないのかどうか。それを見ながらこれから刑が決まっていくまでこれからどう対応するかというのは決められないのか。それは違うと思うんです。司法はあくまで裁判で決着をつけるんですけれども,皆さんがやるべきことは他にあるんじゃないですか。受理している当事者として。農業委員会事務局は申請に基づいて受理した。環境対策課としてはそれに基づいて今まで対応してきた。事象が発生してから3年近く経つわけです。もう現場はすでに終わっています。それに対して皆さんはいつまでに何をどうやろうとしているのか。それを聞きたいんです。これはいつまでもいつまでも議論する事ではないでしょう。結論でちゃっているんですから。皆さんの対応がまずかった事,皆さんといっても当時の人ではないからどの辺まで理解しているのか私は分かりませんが,でも皆さん方がやっているわけですから。対策本部をつくったと言いますが,本部長の市長からはどういう指示が出ているんですか。対策本部は何年も置くんですか。普通対策本部というのはその事象があれば結論を出して半年とか1年で解体だよね。失礼ですけれど市長は指示をくれないんでしょう。私の任期の11月5日までに解散できるように進めてくれよとか。そういう指示は出ているんですか。どんな委員会をつくっても動いてなければだめなんです。皆さん方は対策本部で何をやっているんですか。去年の10月に立ち上げたというんですがそこで何をやっているんですか。

生活環境部次長)不法盛土対策本部につきましては去年の10月に立ち上げまして,対策本部の協議事項そのものの目的というのは必要に応じて開くことができるという内容でございます。その内容としては去年の段階では石岡市の行為者に対する告発行為の取扱いについて協議して,3月の時点で告発が受理されたということになってございます。今農業委員会事務局長からお話しがあった案件について,更に協議することが可能であるというふうに考えてございます。

前島(孝)委員)対策本部で必要なときに開催できるのもいいんですが,一般の業務としていくらでもできるんじゃないかと思うんです。特別対策本部というのは緊急的かつ市民に多大な被害を被ったときにつくるようですけれども,一般の業務でできるのにいかにもやっていますよというようなPR的につくるものではないんです。つくったらそこに職員を張りつけてきちっとある期間仕事をやるというなら対策本部もいいですけれど,みんな兼務で必要なときに開きますというのはいかにもやってないということでしょう。一般の業務でできるんですから。部長,事務局長これからどうするんですか。早く結論を出して何とか対策をしなければとは思っているんでしょうけれど,何がネックになっているんですか。ここへきたら代執行やるしかないでしょう。

農業委員会事務局長)これまでの答弁と重複する内容でございますけれども,民事補償に当たるのは第1には加害者だろうというふうに理解しておりますので,我々がお手伝いできるのは,民事補償を求める被害者の方々がどの様な方法であるいはどの様な手段で求めるのがいいのか,あるいは金額の特定,そういうものにお手伝いは私ども当然可能でございますけれども,例えば農業委員会あるいは石岡市がその代理人となって加害者に損害補償を求めるという段階までまだきていませんということについてご理解を頂戴したいと思います。行政としてまだそこまでの煮詰めができておりません。

前島(孝)委員)いつになったらできるんですか。

農業委員会事務局長)同じような答弁になってしまいますけれども,損害賠償の任に当たるのはあくまで加害者だということで私どもは基本的な姿勢をこれまでも持っております。今後もこの基本姿勢はまったく変わらないだろうと思っております。被害者がどの様な方法で損害を今後求めるのか。その行動をはっきりと私どもで確認した上でないと,次なる段階には移れないだろうと理解しております。

前島(孝)委員)補償はあくまでも加害者がやるんだという分かりますけれども,仮設道路を認めたのは農業委員会でしょう。環境対策課でしょう。撤去するという条件で。認めなければできなかったんです。しかも搬入路というのは農地法ではないんでしょう。農地改良の附帯設備だから認めざるを得なかったのかもしれませんが,搬入路を認めたことによって被害を被っているわけです。今事務局長は,あくまでも被害者が加害者を訴えるなりしなければ市はタッチできないんだというのはおかしな話だと思うんです。だって搬入路を許可したのは農業委員会なり環境対策課でしょう。撤去するという条件はあるにしても。その辺はどういう解釈になるんでしょうか。私は道義的責任があるんだから市は代執行をやるべきじゃないかと言っているわけです。私は当時都市建設委員会で現地を見たときに,帰ってきて委員会の場であれは仮設道路じゃないと,何で許可するんですかと言ったんです。そうしたら大丈夫です。撤去しますからという一点ばりだったんです。本会議でも。それで撤去しないんですからこれは執行部の責任もあると思うんです。だから市が代執行をやるべきじゃないかと言っているわけで。農地改良の部分じゃないですよ。搬入路の部分です。どうなんですかその辺は。

農業委員会事務局長)先程ご答弁申し上げたとおり,農地改良届そのものは許可権,認可権はございません。届出制でございます。届出制である農地改良届に添付されていたという書類が工事用取付け道路だと私ども理解しておりまして,取付け道路を造ることそのものが許認可権限に当たるかというと必ずしもそうではない。これは見解の相違もあろうかと思いますが,私どもは農業委員会として取付け道路そのものを許認可したというふうには捉えていない。農地改良届の一環として提出されたという認識でございます。

前島(孝)委員)それだったら仮設道路はさっきから言っているように農業委員会の手をはなれているんですから,今度は環境対策課の権限でしょう。そういう一連の業務を認めたのは市ですから,許可しなくても受理して認めたんでしょう。だから市に責任があるんじゃないんですかと言っているわけです。例えば事務局長が地権者を訪問したら,今のままでいいあるいは立木の損害賠償だけもらえばいい,告訴までは考えていない同じ地区でいやだとか,いろんな意見が出てきたとする。それを踏まえてどうするんですかということが聞きたいんです。聞きたいのはそこなんです。被害を被っている地権者の話を聞いて,農業委員会は今後どうするんだということが聞きたいんです。話は変わりますけれど生活環境部長はどうなんですか。搬入路を認めたわけですから。生活環境部として農業委員会だけに任せるんではなくてね。対策本部までつくって議論しているのにここで私にこういうことを言われるのは皆さんは甚だ心外ではないですか。一般の業務でできないから対策本部までつくってやっているんでしょう。そこでどういうことをやっているんですか。

生活環境部長)先程からの搬入路につきましては,当時私は所管部にはいなかったんですけれども,当時の話からしますと農地改良工事の一連の行為として届出がなされているということで,農業委員会,生活環境部それから都市建設部で協議をしながら進めてきたと思うんですけれども,農地改良の一連の行為として農業委員会の方で当時指導されてきたと認識しているところです。その後環境対策課の方で搬入路が残土条例に違反するのではないかということで対策本部を立ち上げて,一連の行為に対して措置命令を出して,措置命令に従わないということで3月に業者を告発したような状況であるかと思うんですが。対策本部につきましては,昨年度,刑事告発関係について協議がなされていると思うんですが,対策本部の所掌事務を見ますと,不法盛土の防止に関すること。不法盛土等の是正に関すること。不法盛土等に関する連絡調整に関すること。またその他不法盛土等に関する必要な事項というような所掌事務もございますので,今後農業委員会とも連絡を密にしてよく連携しながら地権者の救済といいますか,今9月1日に公判が始まるということなんでしょうけれど,地権者にとってどういう方策が一番いいかについても農業委員会と一緒になりながら対応策を講じていきたいと考えております。

前島(孝)委員)そういう答弁は,議会で何回も聞いているんです。連絡を密にするとか。対策本部で告発したことはいいことですけれども。各部でできないことを市長が中心になって対策本部でやったということは評価します。告発したということで。でも本来は一般業務の中でできることでしょう。告発するとかは関連箇所みんな集めて対策本部でということは分かります。後は関係課と連絡を密にすると言ってみんな逃げてしまう。もう出るものは全部出尽くしちゃっているわけですから,後は市の対応だけです。対策本部でもいいですからこれを早く決めて市の対応をどうするのか結論を出してもらいたい。先程,雑談で委員の方で話していたんですが,委員会としても意見書を出そうという話まで来たわけです。もう議論は出尽くしているわけですから。後は皆さんがやることをやれば終わりなんですから。なぜ早くやらないのかと思うんです。今回もまた質問が出て農業委員会の局長もまた答弁しなくちゃならないと思うんですけれども,又同じ答弁じゃなくてもう少し進んだ答弁をやるくらいの方向性を決めてもらいたいんです。やるならやる,やらないならやらないをはっきりして欲しいんです。市は代執行はやりません。あくまでも当事者同士でやらなければできませんと法的に断言できるんであれば。そしてそれを住民にも意思表示してあげなければ,地権者は市が何かやってくれるだろうと期待してますよ。この前も荻沼さんが来てくれて言いたいことを言ったから何とかしてくれるんだろうと思っちゃいますよ。以上です。

島田(久)委員)今前島委員からいろいろ今後の見通しをつけたらというようなご意見が出たんですが,私も今訴訟中だということと,職員の処分が決まったという時点で何らかの方向付けはしていかなければならないと思うんです。結局対策本部ができたにせよ,あの土を持ち出しという結果には至らない。そうした中で今前島委員のご意見の中で明快な答弁をということなんですが,今の時点ではそうもいかないと思うんです。やはり今後住民の方々の不安はこれで拭い去れたものではない。そういう部分では今までどおり水質検査等は市は責任を持って継続してやっていく。またこれは1つの姿勢として今の前島委員が言われたように,隣接に迷惑をかけた山林所有者がいるわけですからそういう方々にも市が足を運んで,意見の統一を見て最終的にそういう補償の力が無ければ,代執行でもやるという姿勢。それはなぜかというと過日のお詫び・・・。改ざんがあったということで地主また搬入業者だけに責任を押し付けるだけでなく,市でもそういう部分の欠陥があったということをわきまえて,前向きに方向付けをしていくことが理想なのかと思います。いつも同じ回答でなくしてそういう部分も必要なのかなと思います。そして我々委員会としても先程雑談の中で話しましたが,委員会としても一方的ではあるけれどもそういう要望を執行部宛に出していこうと,また来年の4月になると担当者が変わるということもあり得るわけです。それでは今のあの立木の枯れた状況を見たときに行政は何をやっているんだといわれても仕方がない。また下の方の地主で自然農法をやっている農家もあると聞いております。これは1つの荷物として課長が替わっても部長が替わってもそういう市の姿勢は前向きな形の中で住民の不安また被害が出た時の対応に最大限の努力をしていくことが課せられた今のかたちなのかなと思います。そういうことで当委員会としては要望書を出した方がいいと思います。こういう議論をしていってもらちが明かないですから我々の意見として私は考えています。

前島(孝)委員)皆さんの認識が甘いんじゃないかという点があるんです。なぜこういうことになったかというと,合併したときに事務事業調整の中で小委員会,分科会の中でこれをなくしてしまったんですからね。知っているでしょうみんな。八郷町と合併したときに事務事業の調整の中で八郷町にあった農地改良のやつを削除しちゃったんでしょう。そのときのメンバーがなくてもいいんだと。それがあればこうならなかったんです。だから執行部の責任というのは大なんです。

金井副委員長)前島孝元委員のお話しにあったようにやはり合併のときの事務事業協議の中できちんとしたかたちでやっていれば,こういった隙間をつくような業者というのはこういうところを狙ってくるのはわかっていて,特に八郷地区は狙われやすい地区だということで,合併前には八郷地区には厳しい規約があったと僕もお伺いしてます。それが急いで合併した弊害の1つだと思ってますんで,そういった意味においても前島孝元委員が言うような石岡市としての責任というのはあると思います。もちろん当時の農業委員が逮捕されているとか,当時の職員が文書改ざんしているとかそれだけをみても石岡市の責任はあると思います。そういった中で今回用意していただいた資料の中でも生活環境部と農業委員会との間でちょっと責任を押し付けあってきた経過が見られるようなタイトルなんですよね。片方では川又不法盛土事件の経過とあって,片方では川又地区農地改良案件の経過とあって。これはこういった不法盛土についての案件ということで対策本部の名前のとおり統一していただいて,窓口は1つ。前島委員に関しては部署を決めろと言うんですが,その対策本部できちんと告発という山は越えたんですが,今後の対策ということでこの対策本部を常にとは言いませんが,前回2月2日に開いていますが,それは水質検査をやった日と同じなんですね。そういった中で5月になんでやってないのかなと。5月の検査の結果,対策本部をやるべきだと思うし,今後もやはり島田委員からお話があったように継続的に定期的に水質検査をやりながら地域の方々の水質に関しての安全ということに関しては公表していくというような,もし万が一何かあったらすぐに対応していくというかたちを先程事務局長からお話があったように本当の意味で執行部全体できるような対応をしていただきたいという意味合いからも,島田委員からお話があったように当委員会でも委員会としてのきちんとした市長に対する意見要望をまとめて提出したいと思いますので委員長にお願いします。

前島(守)委員)今回こういう川又不法残土の問題が起きたわけでございますが,なぜこういう問題が起きたのかということ。あと農業委員会の組織にも問題があったんではないかと思いますのでその辺について今金井委員から言ったようにその原因を究明していただいて二度とこのようなことが起こらないような改善策をつくっていただきたいと思っております。

前島(孝)委員)最後に聞きますけれども,皆さんは川又地区の問題については個人の意見で結構ですが今後どういうふうにしたいんですか。事務局長として部長としてどういうふうに市長に提言していくのか。日常業務をどういうふうにやっているのか分かりませんが,考え方によっては日常業務が変わってしまいますから。いろんな意見が出ましたが,最もな意見もあるでしょうし,議員さんは勝手なことばかり言ってと思っている方もいるかもしれませんが,今後どうするんですか。先程事務局長は刑事裁判を見ながらやっていく。部長も似たようなことをお話されましたけれども,私の考えは違うということを先程お話しました。市は市の道義的責任,ミスを犯した責任,そういうものを踏まえて地権者に対応していくべきだと申し上げましたけれどもそれらを踏まえて皆さんはどう考えているのか聞かせてください。住民のために早く解決してあげたいという考えはないんですか。

農業委員会事務局長)どういうふうなお考えということでございますが,これといって今固まった考え方があるわけではございません。島田委員はじめ皆様からご指摘を受けたように今後執行部一丸となって継続的に努力させていただきます。

生活環境部長)私も農業委員会局長が申された内容と同じになりますが,地域住民に対して安心安全だというような水質検査等も継続していきたいと考えておりますので,地元の皆様に対しても報告等をしていきながら進めていきたいと考えております。

前島(孝)委員)今日の質問はおそらくまた定例会で同僚議員が質問されると思いますけれども,前回と違ったよりよい答弁を期待しています。

嶋田(佐)委員長)ただいまの各委員からのご意見を取りまとめ委員会として意見書として提出したいと思います。これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認めさよう決しました。
 なお,意見書の取り扱いについては,委員長にご一任いただきたいと思います。
これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

嶋田(佐)委員長)ご異議なしと認めさよう決しました。
 次に,その他として何か発言はございませんか。

前島(孝)委員)その他の中で聞きたいんですが,国道355号線での大型車の通行規制ですが,石岡市内の私が住んでいる幸町から北ノ谷まであって,私が都市建設委員長をやっているときにこの355号線の一部が市道になったんです。今は香丸町から幸町まではまだ県道になっているんです。ここの商店街とかいろんな所から市長に要望書が出されたのかもしれませんけれど,やっと7月15日ごろから大型車規制になるよという話しを聞いたんです。今見ると大型車が通っていないから交通規制がかかったのかなと思うんですが,何日から大型車が規制になったのかということと,もう少し市のほうで住民にPRをですね・・・,これは警察がやるほうがいいのか,市でやるほうがいいのか分からない部分はあるんですがお聞きしたいんですが。

生活環境部長)市内の大型車の交通規制の件でございますが,7月半ばという報告は受けたんですが,警察から最終的に何月何日から実施したという報告をいただいていなかったものですから,7月半ばという認識しか私のほうにはないんですが,でPR等については市報等にでも掲載したかと思っているんですが,細かいことについては警察の方で情報提供していきたい状況はございます。

前島(孝)委員)ですから,横の連絡が悪いと思うんですよ。PRは市がやるのか警察がやるのか分かりませんから聞いたんですが,そういう問題は市報で1回やればいいという問題ではないんです。みんなに聞かれるんですけれども私も分からなくて,市へ池田正文議員が問い合わせしたら「8月にずれ込んでいます。日にちが分かりません。」という回答をもらったんです。日にちが分かりませんという回答はいくらなんでもないでしょう。もう少し警察に行って,警察は悪い事したときばかり行くのが警察じゃないんですから,情報を取りに行って情報を入手して早く市民にPRをする。これはやっぱり市民に対するサービスでしょう。今の部長の答弁を聞いていると情けないです。もう少ししっかりしてやってもらいたいと思います。早急に確認して後で返事をもらいたいと思います。と同時にPRももっとやるべきじゃないかと。後は看板なんかも見ましたけれどそれなりの看板が出ていないんです。これは警察の方でやるのかもしれませんが,市のほうでも看板を作って立てるとか。何月何日から市内については大型車通行規制になりましたのでご協力お願いしますとかやるべきだと思うんです。是非やってもらいたいんです。それからもう1点・・・今日は経済部長は来ていないんですね。

嶋田(佐)委員長)暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

嶋田(佐)委員長)会議を再開いたします。その他として何か意見がございませんか。

生活環境部長)時間が大分経過しておりますので申し訳ないんですが,簡単にご説明させていただきます。
 今回の9月定例会に補正予算関係で生活環境部所管で出しております内容について説明させていただきたいと思います。歳出関係ですが,市民課関係では旅券事務経費といたしまして52万9,000円。これは平成22年,来年の1月4日からスタートいたしますパスポート事務の窓口開設に伴う費用でございます。それから市民生活課関係では,街路灯・防犯灯事業といたしまして497万2,000円。これは経済対策の1つとして街路灯・防犯灯のLED蛍光灯への交換や器具の交換費用でございます。また消費者保護育成事業といたしまして174万9,000円。これは消費生活センターの相談体制の支援や消費者教育の充実ということで啓発等用品や施設用備品の経費でございます。環境対策課関係につきましては,住宅用太陽光発電システム設置費補助金320万円。これも経済対策事業の1つでございまして,個人住宅用の太陽光発電システム設置者への補助金でございます。それから総務費関係でございまして,派遣職員負担金といたしまして344万4,000円。これは三村の簡易水道につきまして施設更新を行うための基本計画策定や事業実施に関して湖北水道企業団より1名,10月1日から技術支援を受けようとするもので予算計上させていただいております。それから市民会館関係では,市民会館技術業務委託料といたしまして204万8,000円。これは6月に市民会館の音響技師が亡くなられましたのでその代わりといたしまして1人補充したいと考えております。それから地上デジタルテレビ購入関係で131万4,000円。内容といたしまして南台,杉並のコミュニティセンターへ各1台。それから水道課へ1台,市民会館へ2台を考えております。それから条例の一部改正でございますが,住民基本台帳カードの交付手数料を21年10月1日から23年3月31日までの間,現在の500円の手数料を無料化するものでございます。これは国の財政措置といたしまして2008年から2010年までの3年間,特別交付税といたしましてこれまで1,000円だったものが,500円の上乗せとして財政支援が23年3月31日まであるということで,それに併せまして当市でも500円の手数料を無料化するものでございます。詳細については後の委員会で担当に説明させたいと思います。以上でございます。

嶋田(佐)委員長)この件については,定例会中の委員会での審査となりますので,本日は報告を受けるのみといたします。
 以上で市民経済委員会を閉会いたします。




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