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平成24年度 議会運営委員会

 第5回委員会 (6月14日)
出席委員 徳増千尋委員長,前島守雅委員,島田久雄委員,岡野孝男委員,池田正文委員
その他の出席者 磯部延久議長,塚谷重市副議長,山口晟議員,菱沼和幸議員,関口忠男議員,村上泰道議員,小松豊正議員
市執行部 なし
議会事務局 局長(伊野忠好),庶務議事課長(櫻井茂),庶務議事課課長補佐(神谷一美)



徳増委員長)ただ今から議会運営委員会を開会いたします。本日の案件は,農業委員会委員の議会推薦についてでございます。これより議事に入ります。なお,発言は,挙手によりこれを許します。
本件につきましては,議長より発言を求められておりますのでこれを許します。

磯部議長)石岡市の農業委員会委員の任期が7月19日で任期満了となることから,その選挙が7月8日に予定されております。この農業委員会委員に関しましては,「農業委員会等に関する法律」第12条に,市町村長は議会から推薦された農業委員4名以内を選任しなければならないとされております。そのため市長から,農業委員会委員の議会推薦をお願いしたいとの選任依頼が私のもとに届いたところです。
どのような方を推薦すべきかという点につきましては,平成14年5月13日付で,農林水産事務次官通知において,農業全般に学識経験のある者,青年・女性農業者・認定農業者等の担い手で農業・漁村の活性化について学識経験のある者を推薦・選任するよう通知がされているところであります。
なお,お手元にご配布いたしております,茨城県農業会議会長並びに市農業委員会会長から,さらには市長からも,女性の社会参加を促進する上で,是非とも女性を推薦していただきたいとの要請がございましたので,付け加えさせていただきます。ご審議のほど,よろしくお願いいたします。以上です。

徳増委員長)ただ今,議長から農業委員会委員の議会推薦について,市長から選任依頼が届いていることから,法で規定されているとおり,議会推薦を行う必要があることを説明いただきました。
人選について議長にお考えがございましたら,お示しをいただきたいと思います。

磯部議長)人選についてでございますが,これまでの例ですと民間の方2名を議会推薦していたところでございますので,私といたしましては,区分けをするわけではございませんが,旧石岡地区から1名,旧八郷地区から1名を推薦できればと考えております。ただし,その任にふさわしい女性,そして農業委員を受けていただける女性候補者が多数おられる状況ではございません。そのため,人選にあたりましては議員の皆さまの意見交換を行いながら,人選を進めていただきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。なお,議会推薦を行う時期でございますが,今期定例会最終日に皆様にお諮りし,ご同意をいただければ,市長に対しまして議会推薦をいたしたいと考えております。以上です。

徳増委員長)ただ今,議長から,人選については,石岡地区,八郷地区からそれぞれ1名を推薦したい,そして議員の皆様のご意見を交換しながら人選を進めていただければとの考えが示されたところでございます。
法律上は議会推薦の人数を4名以内としていますが,市議会として何名推薦するかについて,ご意見をお伺いいたしたいと思います。

池田委員)次の改選では農業委員の定数の削減が論じられていて,実際削減されるようでございます。そういったことから考えますと,4名以内ということから考えますと,先ほど議長が示されたように,石岡地区,八郷地区からそれぞれ1名の計2名が妥当ではないかと思います。以上です。

前島委員)今議長から話があって,なぜ今の時期にですね,こういう話が出るのかなと疑問に感じたわけです。それは何故かと言いますと,今,池田委員が言ったように,今回,改選時期を迎えているわけです。改選時期を迎えている時に,仄聞するところによると20名ですよという話が出ているわけですね。今回,ここで当然,農協関係,共済関係,土地改良区というのは,今までも当然推薦しているわけであります。これで24名になるわけですね。
 今の話を聞いていると2人という話ですから26名になるわけですね。果たして農業委員会が,当市の議会よりですね,人数が多くてね,どういう仕事をやるのかという部分があると思います。それと今回2名となった場合に,基準はどういうことで選ぶのかと。その基準について議長の考えがあればお伺いしたいと思います。

磯部議長)先ほど,ご説明申しあげましたとり,推薦依頼がありまして,3年前は推薦依頼が無かったんですね。ですから議会からの推薦もしていないんですが,今回そういう形で依頼がございまして,法律的な問題をかみした 時にその依頼に対して応えると。
 それと女性という指定をしてきたのはですね,ご存知のように男女共同参画社会ということで,今非常に,女性の社会進出がまだまだ少ないという中から,女性の意見も登用した農業委員会の活動ということで,また農業委員会の職務の内容とか,これは我々議会で議論する課題ではなく,農業委員会でどういうことをあれするのかということはご協議をいただければとですから,私としてはそういう依頼が関係機関から来たが故にこういう案件を提示した次第です。

徳増委員長)議会事務局から説明をしていただきたいと思います。

庶務議事課長)私からは,参考に他市町村の状況をご説明申し上げたいと思います。茨城県内44市町村農業委員会ございまして,この中で,議会推薦をしていない市町村,これが4市町ございます。残りの40市町村につきましては議会推薦を行っておりまして,この人数が,40市町村で128名というデータが私どもの元に届いております。1市町村当たり3.2名の推薦を行っている状況です。このことから,法的な観点,他市の状況からみても推薦を行うという行為を行うべきと思います。

徳増委員長)議会事務局から説明がございましたように,理想的には他市の状況を聞きますと推薦をすべきという事でございますけども,人数ですけども今,池田委員から2名ということが出ましたので,いかがでしょうか2名ということで。

島田委員)2名という,女性は1人ではあれなので,先ほどの議長案で,旧八郷1人,旧石岡1人ということで合計2人は妥当な数字だと思います。今農業を取り巻く情勢と申しますか,女性の意見を聞くというような組織が結構ございます。農協でも理事が,八郷農協でも先般の理事の改選で,推薦の理事が何名か女性の,出ましたので,農業委員の中に女性の意見を聞くというのは大変重要な事なのかなと思っております。2名に私は賛成です。

徳増委員長)それでは,この辺でお諮りいたします。石岡市議会として2名の学識経験者を推薦するということで,ご異議ございませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
ただ今,2名の学識経験者を議会推薦とすることに決したわけでございますが,実際の人選にあたりましては,誰がどのような方法で人選するかについて,ご意見がございましたらお願いいたします。

岡野委員)議長にお考えがあれば伺いたいと思います。

磯部議長)案と言いますか考えがいくつかございます。先ほど冒頭申し上げましたように,地域区割りをするわけではございませんが,八郷地区,議会推薦ですので八郷地区議員の方々に人選をお願いできればと,また石岡地区は,石岡地区の議員さんの協議をいただいて,どなたが適任であるかをご審議いただいて推薦いただくことが公平かなと。
それともう1つはたとえば該当者がいなかったときにどうするのかと。これも検討課題かなと。あるいは,八郷地区では女性の方がOKしてくれたけども石岡地区ではいないんでその場合には男を推薦するのかといった課題もあろうかと思います。ですから私としては,皆さんから上げていただいた形の中でですね,市長に名簿を提出するわけでございますので,岡野委員の言われる考えが有ればということは,八郷地区の議員各位によって協議をしていただき,石岡市地区は石岡地区の議員によってご協議をいただき,この人でということであれば私は別に。正直申しあげまして,私が,どなたが適任かというと,農業者でもありませんので分らないですから,その辺は皆様方の中でご協議をいただければと思っております。以上です。

徳増委員長)いかがでしょうね。1つの提案なんですけどね,旧八郷地区,旧石岡地区と分けまして1名ずつということですが,実際に農業に従事していない私なんかには全く推薦の余地がないわけですよね。ですから農業に従事されている議員,お集まりいただいてその中でご協議していただいて,推薦していただくというのはいかがでしょうか。全く従事していないと,どなたがいるかわからないんですよね。ですから農業従事者で集まってというのはいかがでしょうか。

前島委員)農業従事者云々という話をされた場合に,その人が専業でやっているのか云々という話になっちゃうので,農業従事者というのはどのくらいの人を農業従事者と言うんですか。

徳増委員長)専業は無理でございましょうから,多少でもね農業に従事されていれば,どういう方がいらっしゃるというのはわかると思うんですよね。自分のことを言って恐縮なんですが,私にはさっぱりわかりませんのでね。推薦の中に入れていただきましても推薦しようがないものですから,農業に多少でも従事されている方たちでお集まりいただいてご協議いただくというのは一つの方法じゃないかなと思うのですがいかがですか。全員で集まるのは結構ですけども。

島田委員)適任者だと思っても,家庭的な事情とかいろいろな事情で,できないという人もおられると思うんですよ。人選が女性ということで大変難しいと思います。ただ,趣旨・方向づけ,先ほど議長からお話がでましたので,そういう方向で人選というかお願いをするという形であとは議長に一任という形でいいと思うんですが,いかがですか。

   〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕

前島委員)議長に一任をするといっても,あまり分からないと言っているわけでしょ。実際に各地区の議員の人たちが話し合いを持って,それで出してきてね,皆さんで全協とかで諮って問題なしというのが一番いいのではないですか。
 それともう一点確認しておくのは,例えば該当者がいない場合云々,男性云々と言ったけども,これは有り得ないということをね,ちゃんと断定していただかなければ,何のために農業委員会の委員を削減したか分からないと思いますので,これについては,はっきり議長から言っていただきたいと思います。

徳増委員長)女性限定で推薦するということですね。

   〔「さらに該当するというか,辞退する人が続出して見つからなかった場合には,選出しないということでしょ。」と呼ぶ者あり〕
   〔「そうです」と呼ぶ者あり〕

磯部議長)先ほど私が提案したのはですね,女性がいないときはどうしようかというようなことで今,前島委員からそういう発言がありましたので,女性という,原則ね,女性ということを考えて。
それでこの推薦にあたりましての問題は,農業委員会委員の選挙に立候補する人は基準がございますね。これだけの耕地面積,労働日数ね。しかし,これは農業従事者には限定されておりません。学識経験者であるならばということのみ,皆さんに付け加えさせていただきます。以上です。なかなか現実的には農業をやっていなくて農業委員をやってくれる人はいないとは思いますけどもね。

前島委員)今のね,議長が言ってることは私には理解できないですね。専門的な,だって,農業をやっている方が農業委員に入らなければ意味がないでしょ。何のために女性の方限定と決めたんですか。男女共同参画社会の問題があるにしても農業をやっているというのが条件でしょこれは。その辺はどうなんですか。今の話を聞いているとどんどんおかしくなっていく。

徳増委員長)確かにだんだん,すそ野が広がってきました。これは農業に従事していないといけないんですか。

磯部議長)私が参考に申し上げましたのは,茨城県農業会議の会長からありましたように,必ずしも農業従事者でなくてもいいよという件がありましたのでね,私は皆さんに一応お伝えをしたわけで,こういう規定があるなら話は別だろうと後で言われると困りますので,一応そういうことですので,原則はやはり農業に従事していて,職業はと言われれば農業ですと言っていただける家庭から選んでいただければと思っております。

徳増委員長)非常に難しくなってまいりましてね。ではもう一つ,推薦する人がいなかった場合という意見も先ほど出ましたので,そのことも一応考えていかなければならないと思いますので,そのことに関してご意見いかがでしょうか。該当する方がいなかった場合。

岡野委員)数が数なのでいないということは無いと思うんですよ。ただ,どこまで今から調査するなり,打診するというか,進めるかであって,いないということは多分無いと思うんですよね。努力をすれば,それはそれぞれ努力をして,期限まで努力をして1人必ず見つけるということで,やっぱり進めることでしょうよね。だと思いますけども私は。

徳増委員長)先ほど提案がありましたように,旧石岡地区から1名,旧八郷地区から1名,女性ということで,人選につきましては鋭意努力していただいて,期日までにお引き受けいただける方を必ず見つけていただくということが前提で,それを議長にご報告していただきたいと思います。そういう形での議長一任。必ず報告して議長から市長に報告という形の議長一任という形でよろしいでしょうか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

磯部議長)申し訳ございません。例えば石岡地区で2名あげてこられますと,その時の一任は,私はできないですから,1名ということでお願いいたします。
 それと石岡地区・八郷地区の議運の委員さんがいらっしゃいますので,その方に一つ御骨折りをいただいて,ご協議をいただきたいと思うんですね。いかがでしょうか。その辺を諮っていただきたいんですね。

徳増委員長)議長から,必ず努力をして探してほしいということで,必ず1名は探してほしいと。2名推薦するわけですから。この辺のところいかがでしょうか。

岡野委員)出してくる人については内諾を得て議長に1名を出すということを,徹底するということだと思いますけども。

島田委員)女性の推薦なんですが,農業をしている50代,40代のお母さん方を推薦するにあたって,話をして断られると大体が仲間で横の繋がりが何らかの形で有りますので慎重に推薦をしていかないと難しい。数が少ないので,私が声をかけられました,断りましたというような。そういう情報が結構あるんですよ。これは本当に難しいと思いますよ。慎重に。

徳増委員長)暫時休憩いたします。

   -休憩-

徳増委員長)会議を再開いたします。
 もう一度整理いたします。旧八郷地区,旧石岡地区に分けまして,女性を1人ずつ推薦ということで,鋭意努力をして期日までに必ず1名の推薦者を持ち寄るということでお願いいたします。
 19日に議会運営員会があるんですけども,その前に議長には,内諾をいただいた段階で名前を報告していただきたいと思います。議長も非常に心配だと思うんですね,受けない方がいるんじゃないかということで,ですから19日の議運できっちりした形でご報告いただきますけども,内諾いただきましたら議長にご報告もお願いしたいと思います。ではこのような形で,女性2名を議会推薦としていただきたいと思います。
 2名の学識経験者を議会推薦とすることに決したわけでございますが,実際の人選にあたりましては,皆様にお願いしますという事でございました。今申し上げましたように,前日までにしっかりと議長にご報告願いたいと思います。そして議長に報告したことを一任という形で市長にご報告していただきたいと思います。この道筋にご異議ございませんでしょうか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
それでは議会で推薦いたします2名の方の人選につきましては,今お話ししたような方法でやっていきたいと思います。
各議員からたいへん広くご意見をお聞きいたしましてありがとうございます。人選につきましては鋭意努力していただきたいと思います。
ただ今決定いたしましたことにつきましては,各会派の皆様に周知徹底を図っていただけますよう,よろしくお願いいたします。
以上で,議会運営委員会を閉会いたします。


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