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平成24年度 教育福祉委員会

 第3回委員会 (7月9日)
出席委員 菱沼和幸委員長,岡野佐工副委員長,村上泰道委員,勝村孝行委員,野口伸隆委員,岡野孝雄委員
市執行部 【保健福祉部】
部長兼福祉事務所長(大村義夫),次長兼高齢福祉課長(武熊俊夫),次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長(田崎徹),健康増進課 副参事健康増進担当(笹嶋洋子)
【教育委員会】
教育部長(高野喜市郎),次長(立川芳男),教育総務課長(島田美智男),生涯学習課長(真家忠)
議会事務局 庶務議事課係長(内田崇)



菱沼委員長)
皆さん,暑いなか,お疲れさまでございます。
 ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の調査につきましては,お手元に配付しております協議案件書のとおりですので,よろしくお願いいたします。次に,案件説明のため,出席を求めた者の職,氏名は,お手元に配布しました出席者名簿のとおりです。それでは,これより議事に入ります。南小学校における学童保育事業について,東小学校における体育館の改築について,八郷南中学校について及び八郷中学校建設事業についてを一括して議題といたします。
 これより,南小学校における学童保育事業について,東小学校における体育館の改築について,八郷南中学校について及び八郷中学校建設事業についてを調査するため,委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。

   -休憩-

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。現地調査,大変ご苦労様でした。先程実施いたしました現地調査を踏まえまして,調査案件ごとにご質問,ご意見等をお伺いしたいと思います。初めに,南小学校における学童保育事業について,ご質問,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。現地でも執行部から説明をいただき,皆さまが熱心に質疑を行っていましたところですが,何かございますか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。次に,東小学校における体育館の改築について,ご質問,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。次に,八郷南中学校について,ご質問,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

岡野副委員長)私からお尋ねいたしますが,来年の4月から合併,統合というようななかで,今回かなりの土砂崩れがあったということで道中見てきたわけですが,執行部として,その対応は,どのように考えていますか,お伺いします。

教育総務課長)はい,お答えいたします。先日,7月4日に茨城県建設技術公社と現場確認をしました。今後については,まだ決定をしていませんが,災害で直すと考えています。

岡野副委員長)4月から八郷中学校に八郷南中学校の生徒が入るわけですよね。直さないというわけにはいかないでしょうけれど,どの程度の復旧を考えているのか,あと6か月と少しで統合となりますので。極力お金をかけないで,安心して使えるというと言葉では簡単ですか,あれだけの土砂崩れを見ると,簡単な工事では,安心,安全で運動場を使うのは,難しいとそのように理解して見てきましたが,その点について,統合後は,南中学校の敷地はどのように使うのか今検討しているところだと思いますが,できるだけお金をかけないで,安心,安全で校庭が使えるようにして欲しいと私は思いますので,その点も十分考慮していただきまして,今後の対応をお願いしたいとこのように思います。

教育部長)岡野副委員長からもございましたようにあと6か月ほどで八郷中学校に統合されますので,この改修は,財政的な面からみましても,経費がかからないようにしたいと思います。また,跡地の利用も今保護者の方,あるいは,地域の方と協議をして,どういうかたちにするのか,ご意見をうかがいながら対応していきたいと思います。

岡野副委員長)保護者の方にも説明は,必要でしょうけれど,その辺についてよろしくお願いいたします。以上です。

菱沼委員長)今,岡野副委員長から要望がありましたが,しっかりと教育委員会として協議していただいて,言われるように安心,安全を踏まえたうえで対応をよろしくお願いします。
 ほかにご質問,ご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。次に,八郷中学校建設事業について,ご質問,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

村上委員)先ほど,現場を見てきまして,ちょっと気になった点としまして,吹抜けの部分に関してなのですけれど。安全のための柵というのが,ありましたけれども,吹抜けが3階から下がのぞける感じ,高いところが苦手な子は,ちょっと怖い感じもする気が。上から下まで大分抜けている感じがあるので。鉄柵の強度,それと,よくスーパーとかデパートなどでは,安全ネットとかがありますので,そのあたりの今後の検討というかですね,危険箇所を少しでも省けれる部分があるのであれば,今後検討してもらいたいと思います。それと,内装材で,木目調のところが現場の方に聞くと,もうこれで完成というところでありましたけれど,やはり,表面がざらついている部分がございますので,これからクリーニングをかけるということでしたけれど。子どもたちがいたずらしたくなるような木目になっていたので,ニス加工して,汚れがつかないようにするのか,今後の,メンテナンスとか維持管理に関して,汚れがつかないような仕組みにしていく必要があるのかなと感じた箇所があるので。せっかくきれいに作りますので,長くきれいな状態が続くような配慮をしていただきたいなとの2点を要望とさせていただきたいと思います。

教育総務課長)鉄柵部分についてですが,週1回工程会議を現地で行っています。その中で,こちらの意見として,提案したいと思います。また,木目調のクリーニング,汚れがつかないようにとのことでございますが,その辺に関しても,工程会議でこちらから話をしたいと思います。

菱沼委員長)ほかにご質問,ご意見等は,ございませんか。

岡野副委員長)八郷中学校の設備で,太陽光発電設備を設置し,発生した電力は,商用電源と連携し照明,空調電源等の一部として利用すると資料に書いてありますが,どの程度の電気が発電できるのでしょうか,お伺いします。

教育総務課長)約10キロワットと聞いてございます。設備は,お手元の資料,鳥かん図の1枚目。校舎の上に3つ乗っているようにありますが,その一番左側が太陽光パネルになります。

岡野副委員長)これ,当然,自施設ですので,補助事業の中に含まれての太陽光発電設備の設置ですよね,お伺いします。

教育総務課長)全体計画のなかでの施設になりますので,学校施設改築の補助の対象になっています。

岡野副委員長)私の聞くところによると,発電については自前で建設した場合には,採算がとれない,採算ベースにのってこないというようなことも聞いておりますので,補助事業の中で太陽光発電も利用して,学校施設の電気に一部利用しているのですよ,というようなことについては,子どもたちの勉強のためになると思いますので,その点,子どもたちの教育にも十分生かしていただきたい。このように思いますので,よろしくお願いします。

菱沼委員長)ほかにご質問,ご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。次に,その他の件といたしまして,保健福祉部から発言を求められておりますのでこれを許します。

保健福祉部長)6月18日に国府中学校の1年生を対象に実施しました,風しん,麻しんの集団予防接種におきまして,事故が発生し,生徒の皆さま,保護者の皆さま,そして,市民の皆さまに不安とご心配をおかけしてしまいました。おわび申し上げます。市といたしまして,生徒の皆さまはもとより,皆さまの不安の解消に誠心誠意努めてまいりたいと思います。また,二度とこのようなことがないように,万全を期していきたいと思っております。この度は,誠に申し訳ございませんでした。それでは,担当からこの度の経緯,対応等についてご説明いたします。よろしくお願いします。

次長兼健康増進課長)6月18日に行いました国府中学校における,風しん,麻しん集団予防接種における事故につきまして,ご報告させていただきます。お手元の資料に基づきまして説明させていただきます。実施日と対象校でございますが,平成24年6月18日,月曜日,午後1時30分から国府中学校1年生68名を対象といたしました。その後,保護者説明会ということで,同じく6月28日午後7時から国府中学校におきまして,保護者24名に参加いただいております。経過でございますが,まず予防接種でございますけれども,国府中学校の保健室で医師2名,看護師4名,保健師2名で予防接種を実施してございます。予防接種は,医師が生徒に問診をしまして,可能と判断した場合,予診票に医師が自筆でサインをしまして,医師が0.5ミリリットルを皮下にワクチンを注射器で接種すると。実施しました医師は,医師会より派遣された2名の医師で,S医師が38名の生徒を実施しまして,H医師が30名の生徒を実施。予防接種後でございますけれども,H医師の実施した使用済みの注射器が29本であることが判明いたしました。H医師が実施しました生徒数が30名でございますので,30名のうち,1名が予防接種の未実施,つまり,ワクチンを接種していない又は注射器の再使用の可能性があるということが考えられました。早速,県の予防接種センター等へ相談したところ,まず,接種痕を確認すれば接種していない生徒を特定できる可能性を指導されましたので,翌日,午後1時15分,学校長に了承いただきまして,保健師4名が接種者に対して接種痕の確認行為を行いました。またその際,生徒に対して,接種をしたかどうかの意思確認をしてございます。その結果,30名は,接種を受けたことを確認してございます。県の予防接種センターから指導されました未接種者の1名の特定は,困難でございました。さらに,予防接種センターと協議をし,接種を実施した30名に対して,血液検査の必要性があるとご指導いただいたところであります。それを受けまして,保護者説明会を,記載のとおりの出席者のもと,6月28日,午後7時,国府中学校の会議室で開催してございます。対象保護者30名のうち,24名の出席をいただきました。その際に予防接種の経過の説明を行いまして,予防接種未接種者が1名いること,さらに,感染症の可能性があることにつきまして説明をさせていただきました。その後,出席者からの質疑応答を受けまして,血液検査の同意書の署名を依頼したところでございます。参加者,対象者の保護者24名につきましては,その場で同意者に署名をいただきました。結果として,6名の当日おいでいただけなかった方につきましては,個別に連絡をいたしまして,戸別訪問を行いまして,同意書6名,計30名の同意書を取得してございます。採血の日程としまして,6月29日と7月5日。保護者のご都合,本人のご都合もございますので,2日の日を学校医立会いのもとに実施するということで,2日を設定しました。さらに,学校ではなくて,個別に医療機関で採血したいという保護者の意向につきましては,市内医療機関で7月5日までに採血いただきたいというお願いをしまして,検査を実施してございます。検査結果につきましては,一部まだ,7月5日実施の結果が出ておりませんので,個別に報告したいということで進めてございます。次ページからは,日ごとに実施した内容を記載してございます。18日にそういうことが判明いたしましたので,22日金曜日に対象者に対しまして,こういうふうなことがありますとお知らせしまして,28日の保護者説明会を行った経過がございます。この中にも,血液検査は,26日の項目にも書いてありますけれども,こういう内容を実施するということで保護者からの同意をいただいているところであります。それで,7月5日までに29名の方の血液の採取が終了してございます。残り1名の方につきましては,スケジュールその他保護者の都合等で,本日夕方に実施するということで,7月9日終了予定との記載にしてございます。そういう関係で,検査の結果もおおむね1週間程度かかるというふうな内容でございますので,すべての結果が出ていないという状況でございます。さらに,再発の防止策といたしまして,4項目ほど挙げさせていただきました。まず,再発防止策といたしまして,実施する前には,接種システムの確認,打ち合わせを実施して,当日の流れを全員が確認をしておくこと。看護師1名,保健師1名のほかに,接種の行為を確認する保健師を1名追加配置しまして,接種の行為を確認すること。接種後,使用済みの注射器は,廃棄する箱に入れて,未使用の注射器と完全に分離すること。さらに,接種管理保健師という配置した者がですね,医師が行った問診票とワクチンの数をカウントして,実施状況を把握するという状況に改善しております。今後の対応としまして,検査の結果は,判明次第,個別に保護者へ報告させていただきたい。麻しん,風しんの未接種者がおりますので,麻しん,風しんにつきましては,おおむね2か月ぐらい過ぎますと,その抗体の数値が上がってきて,接種した状態が把握できると。1人ワクチンが入っていない生徒がいますので,その生徒を確認するためにも,2か月後再検査を予定したい。その際ですね,健康相談等あれば受け付けて,医師が健康相談にあたっていくと。この件につきましては,28日の保護者説明会においてでもですね,保護者の方に説明をしてございます。次のページに今後の対応,予防接種の対応ということで,イメージ図を記載してございまして,保健師を1人接種確認の保健師を増やすこと,さらには,廃棄箱ということで,使用した注射器については,その箱に移すというかたちにしてございます。現在まで以上のような状況でございます。まだ生徒さん全員の検査結果が出ておりませんので,今後も生徒の皆さんの健康確認をまず優先させていただきたい。さらには,この件につきましては,個人情報という部分もありますので,その管理には充分注意を払いながらですね,対応してまいりたいというふうに考えてございます。委員の皆さまには,ご心配をおかけしてございますけれども,どうぞご理解いただければ幸いだというふうに感じでございます。以上でございます。

菱沼委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

岡野副委員長)私も今回の,使用済み注射器が67本で,68名が接種を受けたということで,説明会に私も国府中学校に出席をさせていただきましたが,保護者からいろいろ感染症のことについても質問があって,どういうわけでこういう事態が起きたんだというような質問がたくさんあったわけですが。当日私も説明を受けましたが,19日の午後1時15分から国府中学校において,保健師4名が接種者に対して,接種痕の確認行為を行ったというようなことでございますが,30名は接種を受けたと。30名を実施したH医師が29本のワクチンとそれから注射器の使用で30名が実施したというようなことになっていますが,30名は,確かに接種を受けたということを確認ということなんですが,30名の方は,接種を実際に受けたということで,保健師さんは確認をしたのでしょうか。

次長兼健康増進課長)接種をしますと,次の日に生徒によっては,赤く腫れたり,硬くなったり,その反応が表れるというケースが多いということで,まず,見せてもらいました,30人全員。その際に,昨日の注射はどうでしたか,と声をかけながら見せてもらいました。明らかに反応がある生徒は,半分の15名でありました。そのほかの生徒については,注射の痕が残ることを確認してございますので,それと,学校でも当日及び次の日も含めて,接種をしたよね,と接種をした生徒を確認しておりますので,30名は接種をしたというふうに確認をしてございます。

岡野副委員長)30名が接種をしたという確認をしたということでございますが,6月28日の部分を見ても,予防接種の未接種者1名がいるかも分からないというようなことで,先ほど説明があったわけなんですが,その点については,どうなんでしょうか。30名の方は,29本のワクチンと注射器で30名の方が接種したということになれば,ここに書いてございますが,0.5ミリリットルですか,これを皮下にワクチンを注射器で接種したとのことなんですが,1名の方については,仮に30名が実施したということであれば,0.5ミリの範囲内で,仮に0.25入って,残り0.25を入れたという,注射器で接種したという可能性もあるわけなのでしょうか。

次長兼健康増進課長)この未接種者という意味はですね,ワクチンが入っていないという未接種者。と言いますのは,使用済注射器に,多分ですね,0.3入れて0.2を残すというふうな注射をする行為のある先生であるならば,ほかにもですね,その残っている可能性があるのではないかというので,使用済み注射器すべて点検させていただきました。押し切ってました,すべて押し切っておりましたので,1本のみ,半分入れて半分残すということは,まず,可能性としてはない,というふうに考えました。それで,未接種者と言うのはですね,0.5ミリ入れたワクチンが29人でワクチンが入っていない生徒が1人いるというふうに考えています。ただし,注射痕が,若しくは本人も注射を受けたというふうに申しておりますので,注射器そのものの針が入った生徒が30名いる,そういうことで,報告書中段くらいに書いてございますけれども,1度使用した注射器の再使用の可能性があるというような表現をさせてもらいました。

岡野副委員長)一度使った注射器を再使用したということは,全く入っていない,ワクチンが入っていない注射器を押せば,先生は注射をすれば,プロなんですから分かると思うんですが。一般的に考えればですよ。30人接種を受けて29本のワクチンと29本の注射器ということであれば,1名は未接種なのかなと考えるのが,一般的な考え方なのかなと。ただ,生徒を確認したら,30人が受けたと。本人も言っているし,保健師さんが,反応が出ている子どもと出ていない子どもがあるという話が先ほどありましたが。注射痕については,確認したというようなことは,非常に普通では考えられないことですよね。一般的には,29人しか接種を受けないで,1名は受けなかったのかなと。私は,当日説明を聞いてね,そういうふうに思ったんですがね。保健師さんの検査では,30名受けた,本人に確認しても30名受けたと。私らが考えても,何が原因でこんなことになったのかが分からないんですが,今回の血液検査を受ければ,例えば,未接種の方があったのか,それから,30名確かにワクチンの接種を受けたのか,今回の血液検査を受ければ,そういうことの結果は分かるというような理解でよろしいのでしょうか。

次長兼健康増進課長)麻しん,風しんのワクチンがきちんと接種されたのかどうかにつきましては,今回の検査では,十分には分からないところがあります。と言いますのは,ワクチンを入れて,その抗体というものが上がってくるというのが,人によっては,4週間ぐらいかかる生徒,すぐ上がってくる生徒がいるそうです。今回の検査につきましては,麻しん,風しんのワクチンが入っているかどうか,分かる生徒とちょっと時間をかけないと分からない生徒がどうもいるというふうに,医師会から説明を受けていますので,今のご質問につきましては,2か月後に,2か月経てばですね,間違いなく分かるということですので,麻しん,風しんのワクチンが入っているかどうかにつきましては,2か月後に再検査をさせていただきたいとお願いを申し上げているところでございます。

岡野副委員長)そうしますと,今回はっきり分からないと。今回の血液検査だけでは,はっきり分からないということは,保護者の方が大変心配をしておりましたが,感染症の関係につきましては,今回の血液検査で分かるのでしょうか。正式に麻しん,風しんにつきましては,2か月後に再度検査をしないと分からないというような説明でしたが,感染症はいろいろありますが,それらについては,今回の血液検査で分かるのでしょうか。

次長兼健康増進課長)今ご指摘の感染症の恐れということで,資料の6月26日の部分で,血液検査の内容を記載してございますけれども,このMRを除いた部分,この項目については,分かると。つまり,そういう菌を保有している生徒がいるかどうかが分かるというふうに医師会から説明を受けてございます。

岡野副委員長)保護者の方,当日24名参加したわけでございますが,いろいろ心配をして,いろいろな質問があったわけでございますが,私も子ども自身そのものも心して学校に来て勉強ができるように。また,保護者が安心して子どもを学校に送りだして,安心,安全で学校教育が受けられる,ということが一番大事なことなんだと私は思っているんです。ですから,そういう方向にね,もっていっていただきたいと再発防止策,今後の対応について,先ほど説明がありましたが,書いてある以上にですね,保護者,生徒自身もかなりの心配をすると思います。2か月先の検査をしないと分からないというようなことでございますが,保護者への説明等もですね,十分に行ってやっていただきたいと思いますが,今後の対応については資料のとおりだということかもしれませんが,さらに力を入れてですね,安全,安心で子どもたちが勉強できるように今後十分対応して欲しいとお願いをして,私の質問を終わります。

菱沼委員長)ほかに,ご質問等は,ございませんか。

村上委員)今,岡野副委員長よりいろいろ質問が出たところなんですが,このH医師からは,事情というか説明を聞いたのでしょうか,そのあたりを伺いたいと思います。

次長兼健康増進課長)健康増進課といたしましては,一度確認をしてございます。具体的には,こういう状況なのだが,確実に注射をしたのでしょうか,という質問をさせていただきました。医師の回答はですね,確実に注射をしたはずだと回答をいただいています。さらに,医師会としても本人の面接を2回行っているそうでございます。再確認,さらには再々確認ということで面談を行った。結果としても状況説明の後,医師は,行ったはずだという回答であっというふうにその後確認してございます。

村上委員)さきほどの説明を伺うと,29本は注射針をすべて押し込んでいる状態であったと。30人実施されているということは,どこかの1本は,引き戻さない限り,打ち込むことはできないんじゃないかなと考えるのですけれども。注射の構造は分からないのですけれど,さらにもっと打ち込むことができるものなのかどうか,もう一度同じものを再度利用しようとすれば,引かなければ,打ち込むことができないような構造なのかどうか,確認をさせていただきたいと思います。

次長兼健康増進課長)まず,医師自体がですね,ワクチンを注射器に入れるという行為は,行いません。ワクチンそのものは,このくらいの大きさの瓶ですから,ひとりひとり分について,全部違う小さな瓶の中を確実に吸い上げまして,空気を抜いて,使用できる状態で医師に向けて,清潔なものに並べておくと。つまり,医師がワクチンをもう一回吸い上げて,もう一回使うということは,行いません。ですから,可能性として,考えられますのは,当然お医者さんですからそういうことはあり得ないと,多分ないだろうという前提で何度も検証をさせていただきました。しかしながら,どこを探してもですね,注射器の本数とワクチンの本数は,29でありました。そうした際に,私どもも,当然お医者さんですから,ベテランの人だとすれば,そんなことは,当然ないだろうということで,何度もいろいろ探したんですが,実際ありませんでした。可能性として考えられますのは,皮下に注射器は入れますので,使用した,もうすでにワクチンが入っていない注射器を未使用のケースに入れる場所へ戻して,再度それを皮下に入れたと。この行為は,私ども分かりませんけれども,皮下に入れて,万が一ですね,注射したと錯覚する可能性があるのかなというふうなことで,結果的に何度も検証しても合わないという事実がありますから,その可能性としては,そういうことが考えられる。しかもですね,看護師と保健師は,問診票というのを打った生徒につきましては,医師がサインしますので。サインしたものについて,何のワクチンの番号を記載して,日付を入れて医師の名前を書く行為。それから,隣にいる看護師が消毒をしてですね,その後止血をして,生徒を入れ替える行為,こういう動きをしていますので,行為そのもの,この行為をすべて100パーセント見られる状態になかったんですね。ですから,間違えなく医師がそれを行ったというふうなことを目視しておりませんので,そういう表現はちょっととれない。ですから,可能性が否定できないというふうな内容であろうと思っている次第であります。

野口委員)今までの話,だいたい分かるんですけれど,最初から確認をしてもらいたいと思います。国府中学校の1年生が71名,全部ですよね。それちょっと確認をしていただきたいんですけれど。

次長兼健康増進課長)はい,国府中学校1年生,71名。当日都合により接種できない生徒が3名というような内容でございます。

野口委員)71名中,3名が接種できない状態だったということで,68名になるわけですよね。ただその68名のうち,問診等において,2名くらいなど,ちょっと体調不良の方がいて。できると,医師の判断で可能だというような方と自ら大丈夫ですというような方がおられたというんですけれど。注射器,まあ説明の,私も当日,28日いたんですけれど。100本ほど用意してきたんだと。ただ,出したのが66本ということなんですが,なぜ最初から71本持って来なかったのか,生徒の数だけ持っていかなかったのか。予備入れてもいいんですけれど,予備だって,2,3本ですよね,大体が。生徒数の数だけなぜ,持って来なかったのか。そして,それだけを出しておけば,3本引けば68本になったと思うんですよ。ところが,何か説明だと,ややこしい説明をしていると,保護者の方がちょっと迷ったところがあると思います。私も非常に迷いました。一人がやめたとか,自ら大丈夫ですとか言ったとか,何とか言ったとかいうような説明が入ったもんで,訳が分からなくなった部分がありました。ただ考えてみれば,それこそ71人いれば,とりあえず71本用意して,問診等で判断をして,3人受けないということで3本引けば,そこの時点で良かったのかなと思いますけれども。ただ,医者が2名いるということで,一人は早く注射を打つことができたと。まあ,技術的にあると思いますけどね。もう一人は,聞くところによりますと左だと。右利きじゃない,左だと,左利きなんだと。それでちょっと遅いんだというような話も聞いておりますけれども,早い,遅いに関わらず71名ぐらいの数であれば,1名の医師で済めば,一番間違えは起きなかったのかなと私はそう思うんですけれども,ここに保健師さんがおりますんで,お伺いしたいと思いますけれども。それは,できなかったのかなと,そういう医師一人で,持ち合わせることはできなかったのかなということをお伺いしたいと思います。

次長兼健康増進課長)その前に委員さんからのご指摘の注射器の数。なぜ人数分だけというふうなお話がございました。実は,保護者説明会でもお話ししたのは,100セット持って行きました。これひと箱です。ひと箱持って行ったということなんですけど。実はですね,ワクチンというのは,液体が入っている0.7ミリリットルの小さい,この辺から先の瓶の中に,この小さな薬液を入れて,混ぜて,注射器で吸い上げる。それで,ひとつのワクチンができて。実は,薬液の粉を入れて混ぜるのは,時間が大体定められておりまして,何時間もおけない,という部分ですから,作って,できるだけ速やかにと。ですから,注射器は,100セット,ひと箱持って行きまして,ワクチンのセットも80セットくらい持って行きました。当日,人数を確認しましたところ,すでに68名ということでございましたので,66のワクチンを調合しました。要するに小瓶を66個用意したと,時間が定められておりますので。なぜ,66人かと言いますと,医師が生徒の前で問診をしてですね,この生徒はできるといった場合には,サインをして注射をしますので,場合によっては,体調が悪くて,これは難しいんだと,これは今日は無理だという生徒が1名ほど,いる可能性があるということで66本のワクチンを用意させていただいて,それに注射器をセットしたと。結果として,医師の問診をして,68名全員が接種可能ということで,68名のサイン入りの医師の問診票は,68人そろってございます。そうしたところ,66本の用意でしたので,終盤に生徒が流れてきましてですね,人数を数えましたところ,1本足りないというので,ワクチンを調合して,1本の注射器を用意して,未使用のトレーに置いたと。最終的に計算したところ,67本で間違えないという内容でありました。医師の1名という内容でございますが,医師会に派遣を依頼してございます。事前に人数が分かりますので,派遣していただきたいというようなことで,医師会の委託契約の中で派遣をお願いするわけですけれども,医師会で2名派遣されたと。2名の派遣の中で実施させていただいたという経過でございます。

副参事健康増進担当)どうして1名の先生で行えないか,ということですけれども。予定表のなかに,人数の多い中学校に対しては,2日にかけて実施してございます。これは,人数が多くなると一人の先生では,ということで,一人あたり50名を超えない範囲で決められているのかなと思うので,今回の国府中の場合は,全員で71名ということでございましたので,先生は2人ということで,分けてお願いをしています。

野口委員)医師の数は,分かりましたけれども,68名中,1名が調子が悪いということで。違う,66本のうち,1本を追加して,67本になった。もう1名は調子悪くて,打たなかったっていうかたちになっちゃいますよね。

次長兼健康増進課長)繰り返しになりますが,医師が問診をして,この生徒は注射をしますというサインをしますという予診票が残ります。すべて数えますと,68枚あるんです。つまり,医師はその行為を行いましたよということで,サインをしてございますので,それが68枚あるという内容であります。その1名がどこかいってしまったという場合は,現場の中,保健室の中で,当然サインは書かないわけでございます。68名には,針を刺したという行為は,医師もサインをしているという内容でございます。

野口委員)だんだん混乱をして,分からなくなってきちゃったんですけれど。66本,追加して67本でよかったんですよね。それ,あれ要するに,問診をして,そして判断を医師がして,個人が大丈夫だといった場合には,問診票にサインをして,それで注射をすると。接種をするわけですよね。にも関わらず,67本なんですよね。

   〔「通常では,考えられないんだよ。」との声〕

野口委員)そこで,67本しかない物,もう1本は,液を入れて,渡して,置いて,打って,戻したのか,ちょっとそこら辺が,めちゃくちゃになってるもんで,分からないんですが。そうなると,空で打ってしまったというのは,どうですか。医者によって,右,左があると思うんですけれども,H先生の場合には,左利きだと。そんで自分でも見えないように打ってた,生徒から見えないように,痛さを怖がらないように打ってたと。私も押したか押してないか分かんないというようなことも聞いておるんですけれども。そこら辺は,破棄しないで,そのまま使用しちゃったのかなんていうようなことなんですけれども。医師会でも,その先生に確認したでしょうし,本人も間違いないだろうというような見解も出しているようですけれども,今後,こういう間違いを起こされても本当に,保護者の方も大変迷惑だと思いますけれども,国府中学校は最後の接種じゃなくて,またあるわけですね,ちょっとそこら辺お聞きします。

菱沼委員長)暫時休憩します。

   -休憩-

菱沼委員長)休憩前に引き続き再開いたします。

次長兼健康増進課長)野口委員さんの質問に対しましては,私どもも通常お医者さんの医療行為として,再使用ということは,考えられないだろうということで,何度も検証させていただきました。その結果,実施者数と使用済み注射器,ワクチン数が一致しないことから,再使用の可能性が捨てきれないとの判断に至ったわけでございます。

副参事健康増進担当)今回の国府中学校が最後の集団予防接種であったかというご質問なのですが,その後,3日ほど2つの中学校で予定が入っていましたので,この集団接種を実施させていただきました。その際は,接種確認の保健師を1名追加しまして,実施いたしました。

野口委員)後の2つの中学校は,慎重に行ったということで,安心をいたしましたけれども。この件は,何とも不可解なということで,今後気をつけて実施するということなので,安心しましたけれども。本当に心配をかけないようにしていただければなというふうに思います。以上です。

菱沼委員長)ほかに,ございますか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。続きまして,教育委員会から発言を求められておりますのでこれを許します。

教育総務課長)八郷中学校統合検討委員会の決定事項について,ご説明いたします。お手元の資料をご覧ください。先日,第5回統合検討委員会を6月26日に開催し,校歌,歌詞の部分でありすが,それと,制服,体操服等,資料のとおり決定いたしましたので,ご報告いたします。校歌については,資料1ページ。総務部会で20件の公募に対し,3点を選考し,その中から統合委員会で決定をいたしました。2,3ページですが制服になります。生徒指導部会で実施したアンケート調査,2,3ページにありますが,男子の制服6着をサンプル数とし,女子の制服11着。4ページ目のジャージは,3着です。これをもとにアンケートを実施して,男子の制服は,2ページ目,まる3です,下の段の右から2番目。女子の制服は,2ページ目左から3番目,下の段の,か。ジャージが4ページ目,真中のBということで決定しました。一番最後のページですが,自転車,かばん等についてですが,現在使っている有明中,柿岡中,八郷南中で使用している同タイプの物を選定いたしました。以上報告いたします。

菱沼委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

岡野副委員長)スクールバスですね。遠距離通学の生徒にスクールバスを運行するというようなことが,前にありましたが,これも委員会で検討していると思いますけれども,これについては,何キロ以上であれば利用するとか,決まったのでしょうか。

教育総務課長)通学部会で検討しているわけでございますが,7月中に通学部会を開催いたしまして,いろいろ決めたいと思うのですが。いろいろ意見があり,その意見をなかなかまとめるのが。
 先日,開催した時にもたくさんの意見が出て,なかなか決まらなった状況でしたので,あと何回かやらないと決まらないと思います。

岡野副委員長)広範囲に統合が進められましたので,遠距離通学の方も多いと思います。それから,中学に入ると自転車通学というのが多かったわけですが,業者も早く自転車を売りたいから早く持ってきてしまうとか,そういうのがあるんで。スクールバスで通うのか,自転車通学なのか,いろいろPTAの方とも相談して決めるのでしょけれども,なかなかいろんな意見があって難しいとは思いますが,できるだけ早くですね,決められるように執行部でも保護者の方とよく話し合いをしてですね,早く決めていただきたいと思います。以上です。

菱沼委員長)ほかにございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。その他の件といたしまして,ほかに発言は,ございませんか。

勝村委員)すみません,ひとつ,武道場建設。また,入札を行うとかその辺のところ分かればお願いしたいと思います。

教育総務課長)八郷中学校武道場建設の件でございますが,今月の27日に改札を予定してございます。議会の議決案件でございますので,今回改札いたしまして,業者が決まるわけでございますが,議会で議決をいただいた後に本契約との予定でございます。

菱沼委員長)ほかに,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

菱沼委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。





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