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令和3年度 産業建設委員会

 第5回委員会 (9月14日)
出席委員 高野要委員長,岡野孝雄副委員長,鈴木行雄委員,山本進委員,川井幸一委員,飯村一夫委員,鈴木康仁委員
市執行部 【市長直轄組織】
市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生),市長直轄組織参事駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智),駅周辺にぎわい創生課長(荒張卓也)
【生活環境部】
生活環境部長(鈴木利勝),次長兼水道担当(萩原勇),参事兼市民課長(廣瀬義人),生活環境課長(櫻井浩司),保険年金課長(武川俊郎),水道課長(小野瀬崇)
【経済部】
経済部長(塩畑浩行),経済部次長(廣瀬政和),商工課長(塚本和彦),観光課長(萩原正晴)
【都市建設部】
都市建設部長(鶴井重則),都市建設部次長(櫻井正洋),都市建設部参事兼下水道課長(柴山伊佐夫),都市計画課長(瀬尾正幸),建築住宅指導課長補佐(林秀憲),道路建設課長(箕輪栄治),道路建設課副参事道路建設担当(飯嶋隆広)
議会事務局 庶務議事課係長(信田英二)

野委員長)ただいまから,産業建設委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
これより議事に入ります。
 初めに,議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち当委員会の所管に係る部分,議案第81号令和3年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号),議案第84号令和3年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)ないし議案第86号令和3年度石岡市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)の計5件を一括して議題といたします。
 本案について執行部から説明を求めます。なお,本案の説明の順番は,市長直轄組織,生活環境部,経済部,都市建設部の順でお願いいたします。

駅周辺にぎわい創生課長)議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,駅周辺にぎわい創生課所管の説明を申し上げます。
 最初に歳出になります。補正予算書38ページと39ページをご覧ください。歳出の款8土木費,項4都市計画費,目1都市計画総務費,石岡駅周辺整備事業の駅東埋設物調査業務委託料419万1,000円についてご説明申し上げます。
 この業務委託につきましては,令和元年度と令和2年度の2か年をかけて実施しました磁気探査の調査の結果,磁気反応箇所について,掘削し,状況を確認,また問題なければ埋め戻しをするという作業を行った上で,再度磁気探査による確認をするという作業を行います。
 当初予算におきまして,1,004万3,000円を計上しておりましたが,419万1,000円を補正,増額いたしまして合わせて1,423万4,000円とするものでございます。
 補正予算を要するに至った経過でございますが,調査,掘削対象箇所数を,令和3年度の当初予算の要求時点における想定数以上の箇所について,作業を要することになりまして,その増加分に係る経費の追加と,それに合わせまして鹿島鉄道跡地とJR用地を隔てる境界フェンスが,掘削作業や磁気探査に支障が出る可能性がございまして,そのフェンスの一時的な撤去と再設置に要する経費を当初予算で見込んでおりませんでした。それらを合わせまして,補正をお願いする経過となったものでございます。
 続いて,歳入でございます。補正予算書22ページと23ページをご覧ください。款15国庫支出金,項2国庫補助金,目4土木費国庫補助金のうち,都市計画費補助金の埋設物等処理交付金[1/2]の,211万7,000円についてでございます。
 こちらは埋設物の処理に要する対象経費のうち2分の1を国庫から補助されるものでございます。
 先ほどご説明しました,この交付金の対象事業であります,石岡駅周辺整備事業の駅東埋設物調査業務委託料に関しまして,今回の歳出補正後の額となる1,423万4,000円の2分の1としまして,711万7,000円を計上させていただいております。
 以上でございます。

保険年金課長)続きまして,保険年金課所管に係る補正予算につきまして,ご説明申し上げます。補正予算は,一般会計と特別会計の2件でございますが,共に4月の人事異動に伴う職員等人件費に係るものでございます。
 初めに,議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)につきましてご説明いたします。補正予算書30,31ページをお開きいただきたいと思います。一番上の段,歳出の款3民生費,項1社会福祉費,目1社会福祉総務費,右側説明欄の特別会計繰出金,国民健康保険特別会計職員給与費等繰出金733万3,000円の増額につきましては,人事異動に伴う職員等人件費の一般会計負担分でございます。
 次に関連いたします,議案第81号令和3年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。補正予算書お戻りいただきまして,5ページをお開き願います。
 予算の総額に歳入歳出それぞれ733万3,000円を追加し,予算総額を歳入歳出それぞれ76億8,419万4,000円とするものでございます。内容につきましては事項別明細書でご説明いたします。
 58,59ページをお開き願います。このたびの補正は,すべて職員等人件費に係るものでございまして,一段目の款1総務費,項1総務管理費,二段目の同じく款1総務費,項2徴税費,三段目の款5保健事業費,項1特定健康診査等事業費の職員等人件費をそれぞれ補正するものでございます。
 当初予算は,令和3年1月1日時点に在籍している職員の給与などをベースに算出しておりますが,4月の人事異動に伴い調整するもので,合わせて733万3,000円の増額でございます。
 なお,財源は,初めにご説明いたしました,一般会計の繰出金でございます。
 保険年金課からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

水道課長)私からは,水道課所管に係る一般会計と水道事業の補正予算について,ご説明いたします。
 初めに,議案第80号の一般会計補正予算についてご説明いたします。補正予算書34,35ぺージをお開きください。上から三段目の表をご覧ください。款4衛生費,項3上水道費,目1上水道費の説明欄,特別会計繰出金の18水道事業負担金22万円の減につきましては,地方公営企業繰出基準に基づき,一般会計より繰り出す地方公営企業職員に係る児童手当に要する経費の負担金について,4月の人事異動に伴う変動分を減額補正するものでございます。
 続きまして,議案第84号の水道事業補正予算について,ご説明いたします。補正予算書の14ページをご覧ください。中ほどにございます,補正予定額収入22万円の減,支出298万9,000円の減になります。内容につきましては,補正予算書の87ページをお開きください。
 初めに,収入についてご説明いたします。予算明細書の上の表,収益的収入をご覧ください。款1水道事業収益,項2営業外収益,目2一般会計負担金,節児童手当22万円の減につきましては,先に説明しました一般会計から水道事業会計に繰り出す児童手当に要する経費の負担金の繰入れを減額補正するものでございます。
 次に,支出についてご説明いたします。下の表,収益的支出をご覧ください。款1水道事業費用,項1営業費用,目4総係費,節給料106万3,000円の減,手当94万2,000円の減,賞与引当金繰入額16万3,000円の減,法定福利費82万1,000円の減につきましては,4月の人事異動に伴う変動分を減額補正するものでございます。
 説明は,以上でございます。

商工課長)商工課からは,議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,商工課所管の商工振興事業の補正予算につきましてご説明申し上げます。
 補正予算書の36ページから37ページの中央の段をご覧ください。款7商工費,項1商工費,目2商工振興費,節18負担金補助及び交付金の商工振興事業267万5,000円の増につきまして,ご説明申し上げます。
 中小企業事業継続応援貸付金負担金267万5,000円の増でございますが,中小企業事業継続応援貸付金制度は,県が事業主体の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い,売上が急減して廃業や倒産が懸念される中小企業や個人事業主に対して当面の事業継続に必要な資金を,1事業者当たり上限額200万円を県が4分の3,市町村が4分の1を負担し,事業者へ県が貸付け,雇用の維持や事業の継続を支援する制度でございます。
 この制度は,令和2年5月から開始し,令和3年度においても制度を延長して実施されております。
 今回,令和2年度から繰越しをいたしました予算額に不足が生じることから,補正予算を計上させていただきました。
 令和3年度の交付件数は5件でございますが,さらに今後追加見込分の5件分を計上させていただいております。
 商工課からは以上でございます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

観光課長)観光課からは,議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,観光課所管につきましてご説明申し上げます。
 まず,歳入についてご説明いたします。補正予算書の24ページ,25ページをご覧下さい。2段目の表,款21諸収入,項5雑入,目5雑入,節6雑入,雇用保険被保険者掛金7,000円のうち,観光課分としまして2,000円。関連しまして,歳出のページ36ページ,37ページをご覧下さい。二段目の表,款7商工費,項1商工費,目1商工総務費,節4共済費,4社会保険料マイナス55万1,000円のうち,12万7,000円。
 続きまして,二段下になります,目4観光事業費,節1報酬,観光対策経費のうち,1一般事務補助員報酬72万3,000円,3職員手当等,3期末手当4万8,000円,8旅費,8費用弁償2万6,000円についてですが,経済部観光課職員1名が療養休暇を取得していますことから,一般事務補助員を令和4年3月まで雇用したいと考えており,その雇用に関わる報酬等の経費を増額補正するものでございます。
 次に,その下の同じく4観光事業費,節12委託料,観光対策経費のうち,12看板製作委託料45万5,000円につきましては,石岡市文化伝承館に展示してあります体験型イベント用山車の展示に合わせて,石岡のおまつりと山車についての説明看板を製作するための経費を増額補正するものでございます。
 次に,12山車塗装業務委託料63万8,000円につきましては,体験型イベント用山車の日焼け,劣化等を抑制することを目的とした塗装を行うための経費を増額補正するものでございます。
 次に,節17備品購入費,観光対策経費のうち,17展示用備品13万2,000円につきましては,体験型イベント用山車の車輪や車軸などのゆがみを防ぐことを目的として,山車の車輪を浮かせるための台木を設置するための経費を増額補正するものでございます。
 続きまして,目観光施設費,節10需用費,常陸風土記の丘管理運営費,10建物修繕48万3,000円につきましては,常陸風土記の丘施設の煙探知機の不具合がございますことから,消防用設備修繕に関わる経費を増額補正するものでございます。
 続きまして,下の段,同じく節委託料,ふれあいの森管理運営費,12測量・設計委託料764万5,000円につきましては,今夏,石岡市ふれあいの森の山頂にオープンしました観光宿泊施設「花やさと山」へ宿泊者が車両で上がるための進入路につきまして,「花やさと山」の宿泊者を歓迎する入口とするため,宿泊者専用道路新設工事を行うための測量・設計委託料を行う経費を増額補正するものでございます。
 次に,下の節14工事請負費,ふれあいの森管理運営費,14施設修繕工事924万円につきましては,石岡市ふれあいの森施設内にありますスポーツスライドについて,約30年が経過している遊具であることから,修繕により安全性を確保するための経費としまして924万円を増額補正するものでございます。
 次に,ページ戻りまして26ページ,27ページをご覧ください。二段目の表,一番下の款2総務費,項1総務管理費,目12ふれあい交流施設費,節12委託料,施設管理運営経費,12実施設計委託料143万円につきましては,今年度,中規模改修工事を予定しています「やさと温泉ゆりの郷」について,今年度に入り,ろ過機タンクの不具合が発見されたことから,交換のための設計業務とその追加設計に伴う中規模改修工事の変更設計を委託するための経費を増額するものでございます。
 なお,国の緊急事態宣言が令和3年9月12日から令和3年9月30日に延長されたことから,市の施設であります常陸風土記の丘,やさと温泉ゆりの郷,つくばねオートキャンプ場,朝日里山学校,石岡市観光案内所,まち蔵藍につきましては,9月30日まで休館します。茨城県フラワーパーク,フラワーパークに隣接しております石岡市ふれあいの森につきましては,県独自の非常事態宣言が出されたことから,令和3年9月26日まで休園としますことをご報告いたします。
 観光課からは以上でございます。ご審議のほど,どうぞよろしくお願い申し上げます。

参事兼下水道課長)私から議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,下水道課所管の部分及び議案第85号令和3年度石岡市公共下水道事業会計補正予算(第1号),及び議案第86号令和3年度石岡市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 初めに,議案第85号令和3年度石岡市公共下水道事業会計補正予算(第1号)からご説明申し上げます。令和3年度石岡市補正予算書の89ページをご覧ください。令和3年度石岡市公共下水道事業会計予算実施計画の下段の表,収益的支出でございます。款2下水道事業費用,項1営業費用につきましては,1,608万5,000円を増額補正するものでございます。内訳といたしましては,目2管渠費公共下水道におきまして,八郷地区において,主要幹線のマンホールポンプ5台を交換するため,1,597万9,000円を増額補正するものでございます。また,目13総係費におきまして,4月の定期異動に伴い人件費等を10万6,000円増額補正するものでございます。
 次に,令和3年度石岡市補正予算書の90ページをご覧ください。資本的支出でございます。款4資本的支出,項1建設改良費につきましても,4月の定期異動に伴い,146万1,000円を減額補正するものでございます。
 内訳といたしましては,目1流域関連公共下水道整備事業費総係費は,8万1,000円の増額補正,目5公共下水道整備事業費総係費は154万2,000円の減額補正でございます。
 次に,89ページにお戻りください。上段の表,収益的収入をご覧ください。款1下水道事業収益,項2営業外収益につきましては,先ほどの収益的支出及び資本的支出において申し上げました理由によりまして,1,462万4,000円の増額補正をお願いするものでございます。
 内訳といたしましては,目3他会計負担金が,1,608万5,000円の増額補正,目4他会計補助金は,146万1,000円の減額補正でございます。
 続きまして,議案86号令和3年度石岡市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)を,ご説明申し上げます。令和3年度石岡市補正予算書の99ページをご覧ください。令和3年度石岡市農業集落排水事業会計予算実施計画の下段の表,収益的支出でございます。款2農業集落排水事業費用,項1営業費用につきましては,8万2,000円を減額補正するものでございます。内訳といたしましては,目15総係費におきまして,4月の定期異動に伴い人件費等を8万2,000円減額補正するものでございます。
 次に,令和3年度石岡市補正予算書の100ページをご覧ください。資本的支出でございます。款4資本的支出,項1建設改良費につきましては,92万3,000円を減額補正するものです。内訳といたしましては,目1総係費におきまして,4月の定期異動に伴い人件費を92万3,000円減額補正するものでございます。
 次に,99ページにお戻りください。上段の表,収益的収入をご覧ください。款1農業集落排水事業収益,項2営業外収益につきましては,100万5,000円の減額補正をお願いするものでございます。
 内訳といたしましては,先ほどの収益的支出及び資本的支出において申し上げました理由によりまして,目3他会計負担金は8万2,000円減額補正,目4他会計補助金も92万3,000円の減額補正でございます。
 続きまして,議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,下水道課所管の部分につきまして,ご説明申し上げます。令和3年度石岡市補正予算書の34,35ページをご覧ください。歳出でございます。下から1段目の表でございます。款6農林水産業費,項1農業費,目5農地費の負担金補助及び交付金につきましては,先ほどの,議案第86号令和3年度石岡市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)においてご説明申し上げた理由により,特別会計繰出金につきまして,100万5,000円の減額補正をお願いするものでございます。
 次に,令和3年度石岡市補正予算書の40,41ページをご覧ください。上から一段目の表でございます。款8土木費,項5下水道費,目1の公共下水道費における,負担金補助及び交付金につきましては,先ほどの,議案第85号令和3年度石岡市公共下水道事業会計補正予算(第1号)で申し上げました理由により,特別会計繰出金につきまして,1,462万4,000円の増額補正をお願いするものでございます。
 説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

建築住宅指導課長)まず,先月8月10日の委員会におきましては,突然の代理出席となりまして,申し訳ございませんでした。
 それでは私からは,議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,建築住宅指導課所管の補正予算についてご説明いたします。
 補正予算書の36,37ページをお開き願います。一番下の表,款8土木費,項1土木管理費,目2建築指導費,住まいづくり推進事業補助金といたしまして,150万円の増額を計上してございます。
 この事業は,市外からの転入者による定住人口の増加を目的として,転入者自らが居住する住宅を建築し,定住する場合に,建築費用の一部を助成するものでございます。
 当初予算において20件分を計上し事業を実施しておりますが,8月末時点での予算執行状況は19件,執行予定の1件と,申請予定の3件を含め,23件の執行予定が,予算執行が見込まれていることから,申請需要に対応するため,9月期補正として5件分の予算の増額をお願いするものでございます。
 建築住宅指導課所管の補正予算に係る概要の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

野委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。

川井委員)萩原課長に伺います。
 37ページ,ふれあいの森管理運営費の中の施設修繕工事について,もう一度,具体的にご説明いただきます。

観光課長)お答えいたします。
 施設修繕工事につきましては,石岡市ふれあいの森にございます,スポーツスライドの修繕工事費用となってございます。
 こちらにつきましては,800メートルのレールのレベル修正や,ベルトコンベア等の機械の修正等を行う予定でおります。
 以上でございます。

川井委員)要するに距離が長い部分,高額な費用が係るという理解でいいんですか。
 はい,分かりました。

野委員長)ほかに質疑はございませんか。

鈴木(康)委員)駅周辺整備事業についてお伺いします。
 埋設物の調査なんですけども,当初よりどのくらいの数が増えたのかお聞かせ願います。

駅周辺にぎわい創生課長)令和元年度と令和2年度における調査結果でございますが,まず令和元年度の1期目で約80か所の反応箇所がございました。
 それと,令和2年度の調査,最終的にその令和2年度のみで約170か所の反応がございました。
 1年目よりも倍近い場所が出てきたというような状況でございます。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)当初は1年目の80か所ぐらいを予定してたという解釈でよろしいでしょうか。

駅周辺にぎわい創生課長)委員ご指摘のとおりでございまして,令和元年度,1年目は石岡駅の東西自由通路に近い側を半分行っております。
 それと令和2年度は,スポーツ施設側がある水戸の下り線側,そちら側やったんですが,そちらが多かったというような状況でございまして,お見込みのとおりでございます。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)多分その場所って以前に不発弾,何かの騒ぎもあった場所ですよね。
 そういったものも,実際には出てきたんでしょうか。
 爆弾とは言わないですけども,似たような部材とかそういうものが,お聞かせ願えれば。

駅周辺にぎわい創生課長)今回の調査結果としましては,掘削をせずに磁気探査という形で進めてまいりましたので,中身を直接確認はしておりませんで,調査結果としまして明らかに危険物だというところまでは,今は至っているわけではございませんので,本年度の今後,補正予算をお認めいただきました後,そこで慎重に確認をしていくというような形になってまいります。
 ご指摘のとおり,以前,直近ですと,2016年に不発弾に関する確認があったこともございますので,そういったことでこの2年の調査を経て,今回作業に当たっていくというな流れでもございます。
 以上でございます。

野委員長)質疑はほかにございませんか。

鈴木(康)委員)観光対策経費についてお伺いします。
 山車の塗装業務委託料の63万8,000円についてお伺いします。
 こちらは随意契約という形で,山車の製作をした会社に依頼する予定なんでしょうか。

観光課長)発注につきましては,市の発注事務に従いまして見積もり等を何者かから,いただきまして決定したいと考えてございます。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)展示用備品についてもう一度説明をお願いします。

観光課長)お答えいたします。
 展示用備品につきましては,過去にも鈴木委員さんからご助言頂いたところでございますけども,車輪であるとか,車軸であるとか,現在の状況で展示していますと,ゆがみ等が生じてしまう可能性がありますことから,そのような台木の設置を考えているところでございます。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)ジャッキというか上げる部材ということは今認識しました。
 これは予算と関係ないですけども,まだまだ駅のあそこの展示場所が,正面隠しているので全然見えないので,今後そういった面も課として検討していっていただかないと,どんどん予算をかけて,看板とかそういうものをそろえていっても,市民から見て,やはり正面をいつまでも閉じていては問題だと思いますので,その辺の対策も今後は考えていっていただきたい。
 せっかくあれだけのお金をかけたものですから,より有効に使っていただければと思います。
 以上です。

野委員長)ほかに質疑はございませんか。

飯村委員)常陸風土記の丘の建物の修繕,48万3,000円。
 これ,どの辺の建物修繕するかちょっとお聞きしたいと思います。37ページ。

観光課長)お答えいたします。
 こちらは建物修繕費として予算要求を行っているところでございますが,実際の内容につきましては,有料エリア内の煙探知機の誤作動があるため,そちらの修繕を行うものでございます。
 以上でございます。

飯村委員)分かりました。よろしくお願いします。

野委員長)質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第80号令和3年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち当委員会の所管に係る部分,議案第81号令和3年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号),議案第84号令和3年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)ないし議案第86号令和3年度石岡市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)の計5件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第103号令和2年度新治地方広域事務組合歳入歳出決算認定についてを議題といたします。
 本案について執行部から説明を求めます。

生活環境課長)議案第103号令和2年度新治地方広域事務組合歳入歳出決算認定につきまして,説明申し上げます。
 令和3年3月31日をもって解散した新治地方広域事務組合の令和2年度歳入歳出につきましては,地方自治法第292条及び地方自治法施行令第5条第2項の規定を準用し,当該組合の管理者であったかすみがうら市長が決算を調整し,令和3年6月21日付で石岡市へ提出され,これを受けて,石岡市長は同施行令第5条第3項の規定を準用し,令和3年7月6日付で石岡市監査委員へ当該組合の決算の監査を依頼してございます。
 石岡市監査委員は,7月31日まで審査し令和3年8月18日付で令和2年度新治地方広域事務組合決算監査意見書が石岡市長へ提出されたことから,かすみがうら市と協議し,直後の各市議会へ決算認定議案を提出することで調整したことから,令和3年第3回石岡市議会定例会へ当該決算の認定についてお願いするものでございます。
 説明は以上でございます。

野委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。
 質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第103号令和2年度新治地方広域事務組合歳入歳出決算認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「認定すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,請願第5「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意見書」採択の請願を議題といたします。
 本請願につきましては,令和3年第1回定例会において経済建設消防委員会へ付託され,審査が行われていた案件でございますが,更に調査検討する必要があるとして,継続審査とされ,委員会改選後,改めて当委員会に付託されたものであります。
 改めまして,本件について,何かご意見・ご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 ご意見等ございませんか。

鈴木(康)委員)こちらの請願については,今までの委員会においても,十分にこの案件について精査をした上で,審査したほうがいいと私のほうも提言してまいりました。
 そのうち,本年度におきましても,先日の報道,新聞なんかにもよりますと,最低賃金を平均で28円引上げる発表があり,茨城県でもそれに準ずるような形の引上げになるかと思います。
 国の方針は直接地方へ影響を与えるものであり,もちろん当県においても従っていくことになるとは思います。
 今回の請願は,地域格差縮小政策を進めることと時給1,500円を目指すこと,中小企業への具体的な支援策を拡充することなどが挙げられています。
 この請願は大変理解できる部分もあるんですけども,しかしながら,この今コロナ禍の中でワクチン接種も進んではきてるんですけども,当県においては現在,緊急事態宣言が出ておりますし,民間の業績はなかなか上向いてはきてないと思います。
 最低賃金の上昇は地方の企業にとっては,少なからず重荷になって影響は与える可能性があります。
 この石岡市においてもたくさんの零細企業が多い。その中で人件費を上昇させることは,雇用者を守れるどころか,その企業自体の存続が危ぶまれる。働く場所が逆に失われる可能性もあります。
 国の方針にはもちろん従わなければならないところではありますが,これは全国において実施されている国の方針であり,それについて地方議会から意見書を提出することは,現在の状況からはそぐわないのではないかと私は考えております。
 もちろんこの請願の非正規労働者の生活を守るという意味の理解は,私もしております。
 しかしながら,正規,非正規を問わず,国全体の労働者の生活を考えるとなると,どうしても国の方針を注視して,地方議会として対応していくことが必要でないかと考えます。
 私は以上のことから,請願の趣旨は一定程度理解できるものではありますが,国や関係機関への意見書を提出する請願としては,不採択としてはどうかという考えがあります。以上です。

野委員長)ほかにご意見はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,請願第5「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意見書」採択の請願についてでございますが,委員の皆様から頂いたご意見を集約しますと,最低賃金については,国が行っている方針であり,地方議会から意見書を提出することは,そぐわないのではないかという意見がございます。
 次に討論を行います。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。請願第5「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意見書」採択の請願を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は,「採択とすべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

−起立なし−

野委員長)起立なしであります。
 よって本件は,「不採択とすべきもの」と決しました。
 以上で,本委員会に付託された案件の審査は,すべて終了したわけでありますが,これらに係る委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査として,駅周辺整備事業についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

駅周辺にぎわい創生課長)駅周辺整備事業についてご説明申し上げます。
 本日は駅周辺整備のうち,複合文化施設への導入機能と,BRTバス発着場の変更,この2点についてになります。
 最初に資料1,複合文化施設への導入機能についてをご覧ください。令和2年度以降,複合文化施設への導入を検討してきた施設機能については,前回の常任委員会でご説明しました基本計画案という形に今後整理しまして,今後ご説明してまいることになります。
 本日は施設の機能の概要に関する部分について,あらかじめご説明させていただきたいと思います。
 まず一つ目は,旧市民会館における文化ホール機能になりますが,旧市民会館の閉館後,新たな文化芸術活動の拠点をつくるという点で,複合文化施設の核となる機能となります。
 二つ目は,中央図書館の機能です。旧市民会館の機能と並びこども図書館本の森の機能も含め,複合文化施設の中で柱となる機能となります。
 三つ目は,児童館の機能として,小学生を中心とした子供たちが多彩な遊びを通じて情操を育むスペースを設置いたします。
 四つ目と五つ目は,杉並コミュニティセンターと勤労青少年ホームでございますが,市民主体の会議や研修,交流会,サークル活動などを行う場として,会議室や調理室等を設けます。
 六つ目は,まちかど情報センターの情報発信に関する機能として,市民向けの広報や,情報発信ボードを設置し,協働のまちづくりを推進するためのお知らせスペースを作ってまいります。
 七つ目は,コ・ワーキングスペースです。市民が気軽にグループで相談をしたり,新たな働き方に合ったスペースの提供を検討しています。
 八つ目は体感型観光PR施設です。スクリーンを設置し,石岡のおまつりを初めとして,石岡市の自然や歴史,文化などの観光資源を映像や音声を通じて,体感できるスペースとすることを検討しています。
 九つ目は,民間事業者の提案に基づく事業となります。この部分は独立採算で,民間事業者が独自に運営する部分になりますが,プレ・サウンディング調査結果としては,カフェなどの飲食スペースの提案がございました。また,子育て世代をサポートする機能面についても,事業者から提案をいただきたいと考えており,サウンディング調査でも改めてヒアリングしてまいりたいと考えております。
 続きまして,資料の中ほど,機能の相乗効果等をご覧ください。ただいまご説明しました,9つの機能を同じ施設に同居させ,複合化のメリットを最大化させる工夫が必要となります。1,主要機能間の相乗効果ですが,日常的に利用機会の多い図書館と,同じ施設内にホールを設置することで,文化ホールを日頃から,近くにある施設として身近に感じていただき,参加者,あるいは鑑賞する側として,ホールが利用しやすい環境を作ります。
 2点目としまして,例えば注目されている図書や作家に関連させて,音楽や映像等を紹介したり,関係者の講演会の開催などをホール等で開催するなど,ホール単独の自主事業だけではなく,市民の関心の高い企画などを広く実施する機会を増やすことができます。
 3点目として,こども図書館本の森の特徴と児童館で行われてきました習字教室などの文化的事業の取組を連携させるなど,子供や子育て世代に視点を当てた運営について検討しているところでございます。
 2項目目,新たな機能の提供でございますが,児童館機能としましては,遊びの機会の提供だけではなく,学校での悩みや子育ての悩みなど,遊びに行きながら誰もが気軽に相談できる窓口を併設することについて,現在,所管において検討しています。
 コ・ワーキングスペースは働き方の多様化が進展する中,その対応や,駅をはじめ公共交通機関の利用者の利便性を高めることや,体感型観光PR施設においては,石岡のおまつりをはじめ,年間を通じて,市全体の魅力を伝えていくことをPRしていくことが可能となります。
 3項目目,集約化のメリットでございますが,各施設に設置されています貸会議室や相談室等を集約することで,維持管理経費の縮減など効率的な管理が可能となります。
 特に貸会議室については,各施設の利用状況等を踏まえて,広さや部屋数を,支障が生じない程度にまとめることを検討し,今後基本計画案にまとめてまいります。
 最後に,複合文化施設への導入機能の検討に当たりましては,市民による学びや交流などの活動を支える施設として,また,誰もが居心地よく立ち寄りたくなるような施設となるような視点によりまして,基本計画案を整理してまいりたいと考えております。
 駅周辺事業のうち,複合文化施設の導入機能については以上でございます。
 続きまして,駅周辺整備事業のうち,BRTバスの発着場の変更についてご説明申し上げます。資料2をご覧ください。石岡駅の東側でございますが,BRTバス発着場の諸工事を進めていくため,東側の発着場所を西口のバスターミナルに移動することについて,ご説明申し上げます。
 変更期間は令和3年9月18日土曜日から令和4年3月下旬までを予定しております。
 関係する工事でございますが,R3石岡駅空港バス発着広場休憩施設新築工事に着手するものでございます。
 この工事につきましては本年度7月15日に契約をしまして,令和4年の1月11日までを工期としております。
 この工事に続いて,既存シェルター改修増設,バスロータリー整備,新設降り場用のシェルターの工事を予定しております。
 3,変更後の西口バスターミナルの発着のりばの各路線状況は資料中程の表のとおりでございます。表中の緑色の部分,西口の@のりばのうち,下側の濃い緑色の路線ですが,茨城空港行きから小川駅行きまでの白い四角のマークが表示されている部分が,今回BRT側から西口乗り場に移動する路線となります。
 市民へのお知らせの状況でございますが,石岡駅の自由通路へのポスター掲出,市公式ホームページでのお知らせ,防災行政無線での放送,石岡駅最寄りの高等学校等へのお知らせを,8月末から行ってまいりました。
 また,バスターミナルの移動に合わせまして,一部ダイヤの改正も行われることになります。
 工事期間中における利用者の安全とできる限り円滑な利用をいただけるよう,関係者と協力し,工事完了に当たってまいりたいと存じます。
 以上でございます。

野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 ご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,申請ナビシステム導入事業についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

参事兼市民課長)申請ナビシステム導入事業についてご説明いたします。
 10月1日から市民課及び市民窓口課におきまして,新しいサービスを開始いたします。このサービスは,手続きの簡素化を図るため,書かない,待たせないを目標に,住民票の写し,印鑑登録証明書の発行,転入,転出,転居といった住民異動の届出を,来庁時に窓口でマイナンバーカードや運転免許証を用いて,タブレットのカードリーダーで読み取りますと,氏名,住所,生年月日が自動で入力されます。その後,そのほかの必要項目につきましては,タブレットに入力を行うことで申請できるサービスと,申請者が来庁する前に市のホームページから,パソコンやスマートフォンから情報を入力して,事前にQRコードを作成し,来庁時に住民情報システムで,QRコードを読み取ることで申請ができるサービスの2通りがございます。
 こちらの取組につきましては,県内で初めてのサービスでございます。
 事業の取組に関しましては,今後,市報,石岡市公式ホームページ,メールマガジンへの掲載やツイッター,フェイスブックといった各種SNSの活用,マスコミ関係者にプレスリリースを行うなどして周知を図ってまいります。
 また,窓口での待ち時間短縮や,新型コロナウイルス感染症対策を図るとともに,サービスの対象手続きの拡充やタブレットの台数を増やすなどして市民サービスの向上を努めてまいります。
 説明は以上でございます。よろしくお願いします。

野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 質問はございませんか。

鈴木(康)委員)こちら茨城県内では,当市が初導入ということを強調されて書いておりますが,これ全国では東京都の墨田区役所とうちの石岡市ということで,2例目になるっていうことでよろしいでしょうか。

参事兼市民課長)今分かってる段階ではそうでございます。
 墨田区におきましては,QRコードの方式のみで,タブレットのほうの導入は行っておりません。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)これ大変いい取組だとは思うんですけども,やはり職員さんを含め,不慣れな点が出てきたり,予想外の対応も出てくるでしょうから,しっかりと導入業者との連携を図って,事前のテストをよくやっていただかないと,また逆に,ITも怖い面がありますので,その辺気をつけていっていただければと思います。
 ご意見,答弁は結構です。

鈴木(康)委員)ほかに質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,国民健康保険における賦課方式の統一についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

保険年金課長)国民健康保険における賦課方式の統一について検討や,試算の状況をご説明いたします。
 それでは資料のほうをお開き願いたいと思います。資料1ページは前回の委員会でご説明しておりますが,振り返りも含め,簡潔にご説明いたします。
 1,賦課方式の現況の表をご覧ください。賦課方式は所得や資産の能力に応じて賦課される応能負担と利益を受ける人,世帯に一律に賦課する応益負担に区分されております。
 応能負担は,所得に応じた所得割と,固定資産税額に応じた資産割,応益負担は1人当たりの均等割と世帯ごとの平等割となっており,当市は,この4つから算定する4方式を採用してございます。
 賦課方式の統一はこの4つから資産割と平等割を除いた所得割と均等割の2方式とするものでございます。なお,資産割を除いたものを3方式としております。
 次に2,統一の目的でございます。将来的な県内の保険料水準の統一に向け,医療費水準や保険料水準の平準化を図る第一歩として,賦課方式の統一を目指すもので,2方式は分かりやすくその下に記載いたしました。資産割や平等割に係る不公平感等の課題解消や,75歳以上の方が加入する後期高齢者医療制度が採用してることが理由でございます。
 次の3は現行の税率でございます。医療分,後期高齢者支援金分,介護納付金分,それぞれ所得割,資産割,均等割,平等割に区分され合計の税率を右側に記載しております。
 2ページをご覧ください。上のグラフは国保世帯の加入人数でございます。1人世帯が58.11パーセントと約6割となっており,少人数世帯の割合が多くなっております。
 先ほど1ページの目的で,不公平感等の課題がありますと申し上げました。その課題の一つに,1世帯当たりの平等割があり,世帯人数に関係なく世帯ごとに賦課されるため,世帯人数が少ないほど負担感が強くなります。
 下の表は,国保財政の見通しでございます。保険税収入や国保事業費納付金等の見込みを基にしたもので,単年度の実質収支を中段にオレンジ色で記載しております。
 現在,下から2段目の【参考2】納付金激変緩和額の制度改正に伴う国の財政支援や,その下の【参考3】納付金決算余剰金等により,黒字収支となっておりますが,今後年々黒字は減少し,令和6年度以降は赤字になる見込みでございます。
 これは1人当たりの医療費が年々増加傾向にあることに加え,下の2段が関係しておりまして,納付金,激変緩和額が段階的に縮小され,令和6年度で終了することや,令和5年度までは,納付金の決算余剰金を見込むことができますが,それ以降は不透明なことなどによるものです。
 なお,下2段の【参考2】と【参考3】につきましては,上から2段目の県に納付するA国保事業費納付金見込額から差し引かれ,石岡市の負担が軽減されるものとなりますので,三角の減額で表記してございます。
 次に,資料3ページをご覧ください。この表は,現行の4方式と3方式,2方式を試算し比較したもので,現行の4方式の世帯ごとの税額を黄色,その右側に3方式と2方式にした場合の現行との差額を,さらにその右には水色で2方式軽減といたしまして,2方式をベースに,基金等の活用により税負担を軽減した場合の現行との差額を記載してございます。
 なお,2方式に移行することで10万円以上増加する世帯がございます。
 水色の2方式軽減は,その増加額を10万円未満に抑えるため,基金等の活用により,負担軽減を図った場合でございます。
 また,試算の条件といたしまして,今回,具体な所得割の税率や,均等割の税額をお示ししておりませんが,保険税として賦課する総額を令和3年度と同規模としたことや,応能負担と応益負担の割合をおおむね50対50に均衡させていること,また現行税額は資産割がない場合として試算してございます。
 表の見方でございますが,世帯の所得を所得なしのゼロから600万円の6つの例とし,それぞれ世帯の加入人数を1人から5人の場合としてございます。なお,所得額は,総所得額から,基礎控除43万円を控除した課税所得としており,課税所得の下に世帯主の収入例を記載してございます。
 初めに,左上の課税所得ゼロの例をご覧ください。世帯人数,人数が1人の場合,現行4方式は2万400円でございますが,3方式の場合300円の増額となり,2方式では逆に3,000円の減額となります。さらに2方式の軽減では,3,300円の減額となります。
 2人の場合は,現行3万1,500円に対し,3方式は1,200円の増額,2方式は3,300円の増額となり,2方式は3方式より負担が増えますが,2方式の軽減は600円少ない,2,700円の増額となります。
 次に3人の場合でございますが,現行に対し,3方式は2,100円の増額,2方式は8,700円の増額となります。なお,2方式軽減が2段に分かれておりますが,上の段は世帯の3人全員が20歳以上,下の段は3人のうち1人を20歳未満の子供とし,子供の均等割を4分の1軽減しておりまして,下段の子供がいる世帯は,上段のいない世帯より3,300円少ない,4,500円の増となります。なお,3人目以降を20歳未満の子供といたしましたので,その下の4人世帯,5人世帯につきましては子供を2人,3人としてございます。また,この比較には資産割が含まれておりません。資産割がある世帯につきましては現行税額がその分上乗せとなりますので,現行との差額はそれぞれ資産割の分少なくなります。例えば,固定資産税額が10万円の世帯は,現行の資産割が36パーセントの3万6,000円となり,3方式,2方式ともに資産割を含んでおりませんので,現行との差額は3万6,000円少なくなります。そのため,所得の少ない世帯におきましては現行より減額となる例もございます。方式別の比較でございますが,現行4方式と3方式では,廃止となる資産割を所得割に上乗せするため,3方式は増額となりますが,固定資産税,資産割がある世帯はその分差額が少なくなります。2方式につきましては,3方式の増加要因に加え,世帯ごとの世帯割を均等割に上乗せするため,3方式より増加いたします。なお,世帯ごとの平等割の減額を受ける1人世帯は,2方式のほうが負担が少なくなり,所得がゼロの層においては,現行4方式より負担が少なくなります。傾向といたしましては,所得が大きいほど増加幅は大きく,高所得で多人数世帯は増加額が10万円を超えてきます。そのため,増加額を10万円未満に抑えるため基金等の活用により,負担軽減をした差額が水色の2方式軽減でございます。
 軽減により,すべての区分で2方式より増加額が少なくなり,1人や2人世帯のほとんどが,3方式より負担が少なくなり,3人以上で子供がいる世帯は,子供の均等割を軽減することで3方式より負担が少ない,またはおおむね同規模となります。
 また,この試算は課税所得をゼロから600万円の区分に分けてございますが,加入世帯の約7割の世帯が100万円以下。国保世帯の加入人数は約6割が1人世帯となっており,その世帯においては,一部所得が100万円近い世帯については,現行より少し負担が増えますが,多くの世帯は現行より負担が少なくなります。
 しかし,所得や加入人数が増えるにつれて負担が増えますので,賦課方式の統一に当たっては,増加の幅をどの程度抑えられるかがポイントとなってございます。
 次に資料の4ページをご覧ください。基金残高の見込みでございます。基金の現在高は約4億6,000万円でございます。
 令和2年度の決算残額が約2億5,000万円。これにつきましては令和3年度に繰り越し,基金へ積み立てる予定でございまして,合計で約7億1,000万円となる見込みでございます。
 さらに,令和3年度の当初予算に基金積立を計上しており,収支状況によっては,今後,基金の財源が生まれる可能性もございます。
 続きまして,8の方向性でございます。一つ目といたしまして令和4年度を目標に,2方式へ移行したいと考えております。4方式から一気に2方式に移行した場合,3方式への移行より増加額が大きくなるため,段階的に3方式へ移行し,その後2方式へ移行する方法もございます。
 しかし,先ほどの比較から,基金の活用や子供の均等割の軽減により,3方式とおおむね同規模,または3方式より増加額を抑えることができると考えております。
 また,二つ目の国・県の財政支援措置は,それぞれ子育ての観点から支援されるものでございますが,@の国の支援措置については,全市町村が対象ですが,Aの県の財政支援は,2方式へ移行する市町村が対象となっております。
 さらに,資料には記載しておりませんが,国保特別交付金の配分方法が見直され,Aの国の財政支援約1,260万円のほかに,賦課方式の統一の取組に対する支援項目が加わったことにより,約260万円の増額を見込むことができます。
 金額といたしましては,合わせて約1,520万円でございますが,2方式に移行しない場合は,1,520万円の交付を受けられないばかりか,関連する既存の交付金が減額となる可能性がございます。
 三つ目は,基金の活用でございます。令和2年度の決算残額を含めますと,約7億円となる見込みでございますので,負担増加を抑制させるための財源として活用してまいりたいと考えております。
 以上が試算や検討の状況でございまして,ここで先月,国民健康保険運営協議会を開催し,頂きました意見等についてご報告いたします。
 協議会からは以前より,資産割の減額や廃止の意見がございました。そうした中での賦課方式の統一,2方式への移行を議題にしたこともありまして,2方式への移行についてはおおむね理解をいただいたところでございます。
 意見といたしましては,賦課限度額の引き上げや将来的な県内の保険料統一などの意見がございました。
 なお,協議会では継続協議となっており,引き続き賦課方式の方針等について意見を頂く予定でございます。
 今後の予定につきましては,委員会や協議会での意見を踏まえ,10月から11月を目途に,賦課方式の方針を決定してまいりたいと考えております。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします

−休憩−

野委員長)再開いたします。
 次に,プレミアム付商品券の抽選結果について及びいばらきアマビエちゃん登録促進給付金の申請期間延長についての2件を一括して議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

商工課長)商工課からは,2点ほどご報告申し上げます。
 09経済部資料をご覧願います。初めに,1点目のプレミアム付商品券の抽選結果についてでございますが,昨年度までは販売会場にお越しいただき,並んで購入していただきましたが,今年度からは販売時の混雑や三密を避けるため,市内全世帯,約3万1,000世帯に商品券の購入申込書を7月20日に郵送いたしました。
 申込が9,098世帯ありまして,抽選の結果2,891世帯の方が当選され,購入引換券は8月23日に郵送しております。
 9月1日から10月1日まで,市内13か所の郵便局において商品券の引換を行ってございます。
 資料@が商品券冊数別購入表となりまして,10冊の申し込みが一番多く全体の約50パーセントとなってございます。また,Aは購入者がどの販売所で商品券の引換をするかの表でございますが,石岡郵便局が全体の24.4パーセント,次いで南台郵便局が11.9パーセントとなってございます。
 今回,申込が多数あり,抽選となったことから,多くの方が抽選から外れる結果となり,市民の皆様からお問い合わせをいただいております。
 来年度以降につきましては,今回の課題を精査いたしまして,改善するよう努めてまいります。
 次に,2点目のいばらきアマビエちゃん登録促進給付金の申請期間延長についてでございますが,茨城県が緊急事態宣言の対象地域に追加されたことに伴いまして,これまでの給付金の対象期間を,令和3年5月12日までを令和3年9月30日まで延長してございます。また,それに伴い受付期間を令和3年10月1日までを令和3年12月24日までと延長し,対応してまいりたいと考えております。
 商工課からの報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 ご質問はございませんか。

鈴木(康)委員)プレミアム付商品券についてなんですけども,このデータを見ますと3万1,000世帯のうち約9,000世帯,3分の1が応募されて,またその中の3分の1が,当選ということになっておりますが,その中でコロナ対策として,おそらく事前郵送の申込方式を使ったと思うんですが,なかなかあれも,無駄な経費のように私は感じていて,逆に言うとその3分の2の世帯は封も開けずに,捨てたり,見てない。私の場合も申し込まなかったので,封も切ってないんですけども,やはり少しでも多くの人に予算を振れるように,そういったものも,軽減したり,無駄の少ないような,次回はやっていかなければならない中で,ネットを活用する,または必要な人だけがそういうものを取れるような,事前の配布資料というか窓口に置いといて持ってってもらって郵送できるような,そういったものも活用していかないと,今回の抽選結果も3分の1落ちちゃってるっていうのもすごく問題だと思っていて,不公平感があると。世帯でやって2世帯の人が両方当たったんだけど,隣の1世帯の人が当たらないとか,そういう差も大きく出てきてると思うんです。
 なので,今後このプレミアム商品券は全国的にも,また県内でもほとんどの市町村がやってますので,成功例というか,上手い例を担当課としてしっかり検証していただいて,次回につなげていっていただきたいと思います。
 これも答弁は結構で意見なので,これ課としてしっかり,公平を保ちながら,より市民の皆さんに還元できるように,平等に還元できるように,しっかりと考えていっていただきたいと思います。
 以上です。

野委員長)ほかに質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,都市建設部の事務執行状況についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

都市計画課長)私から予算執行状況,入札実施状況の報告に先立ちまして,グリーンスローモビリティ実証調査についてご報告をさせていただきます。
 地域でのコンパクトな移動の実現のため,国土交通省が実施をしております,令和3年度グリーンスローモビリティの活用検討に向けた実証調査支援事業について,9月10日に事業採択の通知がございましたので,ご説明をさせていただきます。
 それでは資料をご覧いただきたいと思います。グリーンスローモビリティの活用検討に向けた実証調査支援事業は,国土交通省が推進する地域内交通の確保など,地域が抱える課題の解決と環境にやさしいエコなモビリティの普及を同時に進める施策,通称グリーンスローモビリティの実証を検討する地方公共団体に対し,国が専用車両の無料貸し出しを行うことで実証調査に対して支援を行うものでございます。
 今回の事業の目的でございますが,地域内の移動制約者の買い物等の外出機会を生み出し,合わせて石岡市地域公共交通網形成計画において,基幹路線と定めるBRTに接続し,コンパクト・プラス・ネットワークによる地域公共交通の活性化を図るとともに,移動制約者の行動範囲を広げていくこととしております。
 次に,事業の概要でございますが,今回の調査におきましては国土交通省から貸与される車両を使用し,南台地区,ばらき台地区で運行をしていく予定となっております。
 運行形態といたしましてはルート上での自由乗降を可能とし,定時刻に設置したバス停を経由し,乗車料金は無料といたします。
 実施時期につきましては11月中旬から3週間程度を予定しております。
 詳細につきましては,現在国と連絡を取りながら詰めているところでございますが,決まりました際には,委員会並びに市報,また運行区域の方には個別にチラシを配布し,周知を図ってまいりたいと考えております。
 このような実証運行は,石岡市におきまして初めて実施するものでございますので,結果をよく分析いたしまして,他の地区での実証運行や,本格導入に向けた足がかりにしてまいりたいと考えております。
 続きまして,都市計画課の令和3年8月31日現在の予算執行状況及び令和3年4月1日から令和3年8月31日までの入札実施状況についてご説明をいたします。
 お手元の資料,令和3年度予算執行及び入札実施状況の1ページをご覧ください。
 初めに,現年度の執行状況でございますが,都市計画一般経費予算額343万5,000円に対しまして,執行額87万5,000円,執行率は25.4パーセントでございます。以下,記載のとおりとなっております。
 続きまして,繰越明許の執行状況につきまして,3ページをご覧いただきたいと思います。合併市町村幹線道路緊急整備支援事業のうち,貝地・高浜線,予算額2,516万3,528円に対しまして,執行額2,516万3,528円,執行率は100パーセントでございます。以下,記載のとおりとなっております。
 続きまして,入札の実施状況につきまして,4ページをご覧いただきたいと思います。ナンバー1のR3市道B7557号線(上林・上曽線)猛禽類生態調査業務委託でございますが,契約額344万3,000円,落札率は97.2パーセント,請負業者は株式会社環境研究センターでございます。以下,記載のとおりとなっております。合計9件でございます。
 以上が都市計画課の予算執行及び入札実施状況でございます。よろしくお願いいたします。

参事兼下水道課長)私から,下水道課所管の令和3年8月31日現在における,予算執行及び入札実施状況についてご説明申し上げます。
 お手元の資料,令和3年度予算執行及び入札実施状況の5ページをご覧ください。予算執行状況調書,現年度からご説明申し上げます。
 表の1番目でございます。公共下水道事業会計の流域関連公共下水道整備事業費(補助)は,予算額1億4,549万円に対しまして,執行額はございません。
 以下,流域関連公共下水道整備事業費(単独)から,流域下水道事業につきましては,記載のとおりでございます。
 次に,農業集落排水事業会計についてご説明申し上げます。一番下の表でございます。管渠費の工事請負費は,予算額154万8,000円に対しまして,110万8,800円を執行し,執行率は71.6パーセントでございます。
 続きまして,6ページをご覧ください。予算執行状況調書,繰越明許についてご説明申し上げます。
 公共下水道事業会計における流域関連公共下水道整備事業費(補助)の予算額4,766万8,000円に対しまして,863万7,000円を執行し,執行率は18.1パーセントです。
 以下,流域関連公共下水道整備事業費(単独)から流域下水道事業につきましては,記載のとおりでございます。
 続きまして7ページをご覧ください。入札実施状況調書についてご説明申し上げます。
 表の1番目,R3市単公下管渠見直し設計業務委託その1は,北根本地区外でございます。受注者は大東虎ノ門設計株式会社です。指名参加業者は9社において行われ,契約額は959万2,000円,落札率は94.9パーセントです。以下,4件につきましては,記載のとおりでございます。
 説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

建築住宅指導課長)私からは,建築住宅指導課所管事業の令和3年8月31日現在における,予算執行及び入札実施状況についてご説明いたします。
 お手元の資料8ページをお開き願います。
 初めに,現年度予算の執行状況についてご説明申し上げます。表一段目の木の住まい助成事業でございますが,予算額1,280万円に対しまして,610万円を執行してございます。執行率は47.6パーセントでございます。以下,木造住宅耐震改修促進事業から,次のページの空家等対策事業までの7事業につきましては,記載のとおりでございます。
 続きまして9ページでございます。繰越明許の執行状況についてご説明申し上げます。表一段目の木の住まい助成事業でございますが,予算額630万円に対しまして,630万円を執行してございます。執行率は100パーセントでございます。以下,記載のとおりでございます。
 なお,令和3年4月1日から令和3年8月31日までの期間におきましては,建築住宅指導課における入札の実施はございませんでした。
 以上が,建築住宅所管事業における予算執行及び入札実施状況でございます。よろしくお願いいたします。

道路建設課長)私からは,令和3年度,道路建設課が所管する予算執行及び入札実施状況についてご説明いたします。資料の10ページをお開き願います。
 8月31日現在の現年度予算の執行状況でございます。上段の道路維持費でございますが,予算額2億1,001万円に対しまして,執行額1億395万7,278円を執行しております。執行率は49.5パーセントでございます。
 次に,地方道路等整備事業費から11ページの中段,災害復旧費まで記載のとおりでございます。
 続きまして,11ページ中段からの繰越明許の予算執行状況でございます。道路維持費でございますが,予算額811万2,400円に対しまして,執行額,同額の811万2,400円を執行しており,執行率は100パーセントでございます。
 次に,地方道路等整備事業,以下12ページの下段,上曽トンネル整備事業,事故繰越まで規定のとおりでございます。
 続きまして,13ページをお開き願います。4月1日から8月31日までの入札実施状況でございます。ナンバー1のR3単・市道A2212号線外除草工事第1号,谷向町外でございます。受注者は有限会社グリーン巴,契約額は504万9,000円で落札率は95.8パーセントでございます。以下15ページまでの記載のとおり,合計44件でございます。
 以上です。

野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。

山本委員)グリーンスローモビリティ実証調査,こちらに国土交通省から貸与される車両ということで写真が載ってますが,もちろん,全天候型なんでしょうね。

都市計画課長)こちらの車両は全天候型でございまして,エアコンもついております。
 またコロナの感染対策として,前後の席に全てパネルがついておりまして,また上部の換気口から常時換気を行うような車両となっております。
 以上でございます。

山本委員)詳しいスペック,お手元にありましたら後ほど見せていただきたいと思います。
 この場では結構ですけど,よろしくお願いします。
 以上です。

鈴木(康)委員)私もグリーンスローモビリティについてなんですけども,私も一般質問で何回か次世代型のということで,本当に第一歩踏み出せたのかなと感謝しております。
 ちょっとですね,この大きさがちょっと私も実物を見てないので,あれですけども。今回国交省からの貸し出しということで,これ民間のメーカーもより小型なものがあったりすると思うんですね。
 今回の検証は,それはそれで別として,担当課としてはぜひその交通弱者の年齢層も考えて,旧市街地がいいのか,このように南台,ばらき台という集合住宅地がいいのか,その辺も検討して,本当に調査を繰り返して,よりその本当に長く有効に使えるものの導入。安易にこれだけにこだわらずに,進めていっていただきたいなと思います。
 本当に大きさ的にも,例えばこれを旧市街地に持ってきても,民間のバスと同じになってしまいますので,より小型化なものがいいのか,その辺も含めて継続で進めていっていただきたいと思います。
 意見として,答弁結構です。

飯村委員)地域交通対策事業,これ執行率100パーセント。
 終わってるわけですが,現在の道路状況からすれば,またやるとこあると思うんですけど,執行部のお考えを伺いたいと思います。

野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

野委員長)再開します。

都市計画課長)地域交通対策事業でございますけれども,主なものといたしましては,乗合いタクシーの運行事業補助金,代替バス運行事業補助金となっておりまして,年度当初に補助金の負担行為を起こすことから,執行率は100パーセントとなっております。
 年度末におきましてこちらを精算いたしまして,決算をしていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

野委員長)よろしいですか。

飯村委員)分かりました。
 ほかの新しい事業等の話ちょっと聞きたかったかなと思うんですけど。
 次の質問に入ります。上林・上曽線これは執行率ゼロパーセント。委託料も何もないということなんですが,執行部のほうは,都市計画のほうではどのようにお考えかちょっとお聞きしたい。どのように進めていくか。

都市計画課長)上林・上曽線に関しましては,本年度,支所より上曽側の用地買収につきまして,現在田んぼでございますので,稲刈りの終了後も本格的に契約に入ってまいりたいと考えております。
 また,単独費におきまして路線の検討を行っておりまして,その結果によりまして,来年度以降の方向性を決めてまいりたいというように考えております。
 以上でございます。

飯村委員)その上林・上曽線なんですけど,進めるに当たっては,多分現状と,幹線道路,決まってると思うんですが,役場から中学校に向かっての路線,役場の脇から中学校に向かっての路線。これは,ハウスと一般の事業者の間の路線なんですけど,そこに冠水するということが,もう前から知られてるわけですよ。これは事業ができれば冠水がなくなると地域の方は思ってるんですが,その排水整備,そこの部分は何十年ってやってこなかったわけですよ。それを急いでやってもらいたいわけなんです。そこの冠水がするため,役場と,要するに,中学校に向かうね,路線の間,冠水してるんですよ。これ何十年と見て,役場の方は分かってるわけなんですけど,早急にこの,排水整備は進めてもらいたいと思うんですよ。地域の方困ってますから。ひとつお願いしたいと思います。

野委員長)答弁を求めますか。

〔「いいです」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ほかに質問はございませんか。

飯村委員)この執行率,指名等々あって,やられているわけですが,この指名についてちょっとお伺いしたいと思う。
 全体的な入札の執行率等に関わる問題なんですけど,設計委託については指名されている,設計委託。業務委託についても指名されている。設計委託に関しては,7社から9社。都市計画の中で5社から12社,委託については指名されている。
 一般の入札,これについては何で指名してないのか,ちょっとご説明いただきたいと思います。
 なぜ指名してないのか,一般の入札。普通の土木,なんで指名しないのか,その辺とこちょっとお聞きしたいと思います。

都市建設部長)指名と一般の取り扱いでございますけれども,当市におきましては,建設工事130万円以上の工事においては一般競争入札で実施しておるところでございます。
 基本的には入札においては一般競争入札が原則という形ではございますけれども,業務またその工事以外においては,当市においては,業務においては50万以上が指名競争入札。そういったことで取り扱いをしておりますので,担当としましては,案件を,起工いたしまして入札案件においては,総務部のほうでの取り扱いになってると,そういうふうに今考えてるところでございます。

飯村委員)担当とおっしゃいますが,設計,委託,土木関係の発注。これについて二つは指名して,土木は指名していない,130万以下。で,設計に,委託にしても130万以下であれ,それ以上のものも指名してるわけです。まあ7社から9社,設計委託。これなんで,その土木の発注については,各地域ありますけど,土木に対してその指名しないってのは,やっぱし,設計は指名して土木は指名しない。おかしいと思いますこれは。やっぱり指名して,ちゃんとあの石岡の市の仕事をその地域の方にやってもらうと,そういう考えで,立って考えていただきたいなと思うんですよ。これでなければ,不調等もあります。当然。これ指名してないから当然,一般入札,応募することがないと。

野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

野委員長)再開します。

飯村委員)今,土木と設計委託,まあ三つあるんですけど,ひとつ公平に対処いただくような形で指名していただければいいと思います。
 以上です。

野委員長)委員長から申し上げます。
 今,執行状況の説明でありますので,一般質問の域に入ってまいりますので,委員さん方もその辺のところはきちっとですね,状況を判断していただければと,かように思います。以上です。
 ほかに質問ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,以上で本件について,終結いたします。
 次に,その他として何かご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,次に,本日,鈴木康仁委員より決議書案の提出について申し出がありましたので,これよりその案文を配付いたさせます。
 暫時休憩いたします。

−休憩−

野委員長)再開いたします。
 本件について,提案者である鈴木康仁委員より説明を求めます。

鈴木(康)委員)それではお手元に配付しました資料に基づき,私のほうで一読させていただきます。
 市長及び市職員に対して,公務員としての自覚と倫理確立を求める決議。
 市民と私たち議員は,市長個人に対して常に完璧な首長であることを求めるものではない。しかし,市長及び市職員によって構成される地方公共団体としての石岡市には,できる限り完璧な行政運営を求めるのが当然である。
 今般明らかになった農業委員会委員の選任過程における谷島市長の介入について,私たちは必ずしも谷島市長によこしまな意図があったと断ずるものではないが,谷島市長が農業委員会事務局に伝えたという意見が受け取った側には指示に聞こえ,それに基づいて評価基準を変更するという,行政として行ってはいけない行為にまで踏み込んでしまった事実からは,谷島市長の農業委員会委員の在り方と選任方法に対する無知。また,市長である自分の発言が部下にどのような影響を与えるかという想像力の欠如を指摘するとともに,受け取り手である農業委員会事務局職員には,全体の奉仕者,公務員としての倫理観が失われていたと言わざるを得ない。
 公務員たる市職員にとって,雇用主は主権者である国民であり市民である。市長がいかなる意見,指示を発したとしても,市職員は,それが誠実に公務を執行する上で妨げとなる意見や指示であれば,毅然としてそのことを市長に説明する義務があり,部下と共に公僕である市長にも,それに耳を傾けるべき義務がある。
 この数年の間に当市職員に蔓延した市長に対しての自らの意見や法的課題を言い出せないような空気が,今もなお市職員の間で漂っているように思われる。
 したがって,谷島市長は自らの無知と自覚の欠如を真摯に認め改善に努める一方,市職員は公務員倫理を自らのものとするとともに,今後は臆することなく自らの意見を言い,法的課題等もつぶさに市長に報告し説明することで,石岡市という地方公共団体が,将来にわたり決して誤りを犯さない団体となることを切実に求めるものである。
 以上,決議する。
 こちらは,今回農業委員会のことをちょっと例に挙げてますけれども,今後,本当に石岡市の未来を考えたときに,たとえ首長である谷島市長に対してもそう,副市長にしてもそう,皆さんは職員でエキスパートでもありますから,その認識を持って,風通しの良いものにしていただきたいという思いで出させていただきました。
 よろしく決議のほうお願いいたします。

野委員長)ただいま鈴木康仁委員より市長及び市職員に対し公務員としての自覚と倫理確立を求める決議(案)の提出について,ご提案がありました。
 本件について,委員の皆様よりご意見をいただきたく思います。
 ご発言はございませんか。

鈴木(行)委員)ただいま鈴木委員から,決議案提出されたわけでございますけども,この問題について,この件については,事務局方がどのような判断をもって,この評価基準を変えるような行為をしてしまったのか。その辺については,大変疑問が残るところでございます。
 そしてまた,先ほど鈴木委員からもお話ございましたように,こればかりではなく,今後の行政の在り方,事務方としてのやり方,そういったことを十分に精査する上では,この案件をもとに,もう一度皆さんで真摯にこのことを受けとめながら,今後の行政運営に携わる上でも,この決議案については,私としては提出をすべきであると,そのように感じております。
 以上です。

野委員長)ほかにご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。
 当委員会として,市長及び市職員に対し公務員としての自覚と倫理確立を求める決議(案)を案文のとおり提出することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 ほかにその他としてご発言はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,案文のとおり事由を示し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。
これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本日の産業建設委員会を閉会いたします。


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