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議会中継
  


平成30年度 総務委員会

 第9回委員会 (12月10日)
出席委員 山本進委員長,櫻井茂副委員長,高野要委員,徳増千尋委員,塚谷重市委員,岡野孝男委員,菱沼和幸委員,勝村孝行委員
市執行部 【市長公室】
 市長公室長 加藤乃利明,次長 長井正毅,政策企画課長 瀬尾正幸
【総務部】
 総務部長 久保田克己,次長 島田美智男,総務課長 野口健市,総務課副参事人事担当 柴田健,防災対策課長 今橋輝雄
【財務部】
 財務部長 古内勝人,理事兼庁舎建設担当 越渡康弘,次長兼財政課長兼庁舎建設担当 門脇孝,管財課長兼庁舎建設担当 栗原秀樹,管財課副参事兼庁舎建設推進室長 萩原信明
【八郷総合支所】
 八郷総合支所長 真家 忠,支所総務課長兼恋瀬出張所長 吉澤房江
議会事務局 庶務議事課主任(塚本志保)


山本委員長)ただ今から,総務委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより,議事に入ります。
 初めに,議案第96号専決処分に対し承認を求めることについて(平成30年度石岡市一般会計補正予算(第3号))を議題といたします。本案について,執行部から説明を求めます。

総務課長)私から,議案第96号専決処分に対し承認を求めることについて(平成30年度石岡市一般会計補正予算(第3号))につきまして,ご説明させていただきます。
 今回の補正予算は,平成30年11月12日に告示されました霞ヶ浦北浦海区漁業調整委員会の補欠選挙に要する経費でございます。補欠選挙でございまして,当初予算に計上されておりませんので,選挙執行経費を至急予算計上する必要がございました。本来であれば,議会でご審議をいただき議決を賜るべき案件でございますが,緊急を要する案件でございましたことから,専決処分により歳入歳出それぞれ52万円を計上させていただいたものでございます。
 初めに,歳出予算からご説明いたします。補正予算書の10,11ページをご覧いただきたいと思います。歳出予算の款2総務費,項4選挙費,目3諸選挙費,霞ヶ浦北浦海区漁業調整委員会委員補欠選挙費でございます。内容でございますが,選挙管理委員会の委員,投票管理者,投票立会人の報酬といたしまして,委員等報酬が32万1,000円,投開票に従事いたします職員の職員手当といたしまして,時間外勤務手当が13万6,000円,管理職特別勤務手当が3万4,000円,その他,各種印刷等に要する経費として,印刷製本費が1万円,投票及び開票時の消耗品等に要する経費として,事務事業用品費が1万円など,合計いたしまして52万円の歳出予算を計上させていただきました。
 続きまして,歳入予算につきましてご説明いたします。8,9ページをご覧願います。収入科目は款15県支出金,項3委託金,目1総務費委託金,節4選挙費委託金,霞ヶ浦北浦海区漁業調整委員会委員補欠選挙委託金52万円を計上させていただきました。こちらは,先ほどの歳出と同額となってございます。
 なお,当選挙につきましては,11月12日の告示日において立候補をされた方がお一人だったことから,投票のほうは行われませんでした。以上で説明を終わります。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 これより,質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論を行います。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第96号専決処分に対し承認を求めることについて(平成30年度石岡市一般会計補正予算(第3号))を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,承認すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第97号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第4号)のうち,当委員会の所管に係る部分を議題といたします。本案について,執行部から説明を求めます。

総務課副参事人事担当)私からは,総務課所管の補正予算につきましてご説明申し上げます。補正予算書の20,21ページをご覧ください。
 補正予算書の上段にございます款総務費,項総務管理費,目1一般管理費,歳出事業名は人事管理経費でございます。内訳につきましては,21ページ右端の説明の欄に記載されておりまして,例規整備支援業務委託料86万4,000円,出退勤管理カード作成委託料56万8,000円,施設用備品30万円,計137万2,000円でございます。
 まず,例規整備支援業務委託料についてご説明申し上げます。当市を含む地方公共団体については,正規職員以外の非常勤職員として臨時職員や嘱託員などの任用を行っているところでございますが,今般,地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が制定され,平成32年4月1日から施行される予定となってございます。改正の内容としましては,一般職の非常勤職員の任用等に関する制度を明確にするため,これまでの臨時職員,嘱託員での運用が改められ,一般職の会計年度任用職員が新たに創設されるものでございまして,当市の臨時職員や嘱託員についても平成32年度から会計年度任用職員へ移行していくこととなります。
今後,平成32年4月からの運用開始に向けて会計年度任用職員の任用,服務などについて国からの通知及びマニュアル等に基づき,市としての運用方針を決定していくわけでございますが,どの例規のどこを,どのように整備すべきか,関連する条例,規則等が非常に多数及び複雑にわたりますことから,制度の構築,改正例規の洗い出し,改正案の作成などの業務について,専門の業者に支援を委託するものでございます。
 委託業務としましては,今回の補正予算において制度構築及び例規整備に向けた支援を委託し,来年度予算において具体的な例規案作成の支援を委託したいと考えております。具体的なスケジュールとしましては,平成31年9月議会までに必要な例規の改正を,32年4月に向けた募集が可能となるように進めてまいりたいと考えております。
 他市の状況でございますが,県南地区10市中7市が業務委託についてすでに予算計上済,あるいは今後の予算化を予定しております。
 続きまして,同じく補正予算書の20,21ページ,右端の欄に記載されております,出退勤管理カード作成業務委託料56万8,000円,施設用備品30万円につきまして,ご説明申し上げます。職員の出勤及び退勤時間の管理について,これまでは石岡市職員服務規程に基づき出勤簿,時間外勤務命令書及び実績報告書など,紙ベースにより管理しておりましたが,新庁舎完成に合わせて職員の出勤及び退勤時間につきましては,出退勤システムを導入して管理していく予定でございます。新庁舎職員のICカードやカードリーダーに関する予算については,すでに今年度当初予算に計上させていただいておりますが,八郷総合支所職員分等のICカードとカードリーダーについて,今回,補正予算をお願いするものでございます。
 具体的に,出退勤管理カード作成業務委託料につきましては,八郷総合支所の職員分,それから来年度の新規採用職員分など,181人分のカード作成委託料となっておりまして,ICカードに個人を識別するための職員番号を書き込み,納品していただくものでございます。
 施設用備品30万円につきましては,ICカードリーダー,読み取り機の予算でございまして,八郷総合支所の職員通用口を入ったところに設置したいと考えております。なお,カードリーダーの設置に当たりましては,電源やLAN線工事についての配線工事が必要となることから,同じく補正予算書20,21ページの総合支所維持管理経費においてその他施設修繕費15万円を,支所総務課から計上していただいております。
出退勤管理システムの運用につきましては,本庁舎については1月から仮稼動を始め,4月から本格運用に移行してまいりたいと考えております。支所については,予算をお認めいただいた後,カードリーダーの設置を行い,2月から3月で仮稼動を行い,本庁舎同様に4月から本格運用に移行してまいりたいと考えております。職員個々の出退勤の状況を,所属長や総務課で把握することが可能となりますことから,より適切な労務管理をして,職員のワーク・ライフ・バランスの充実につながるものと考えております。以上で説明を終わります。

財務部次長兼財政課長兼庁舎建設担当)財政課所管の補正予算につきまして,ご説明申し上げます。今回の補正予算につきましては,12月期補正に係る財源調整を行うためのものでございます。
 補正予算書の18ページ,19ページをご覧いただきたいと思います。中段から下にございます,款19の繰越金2億465万円の増額補正をお願いするものでございます。今回の補正予算の財源につきましては,国庫支出金,県支出金,諸収入,市債,一般財源にて対応することになっております。このことから,一般財源につきましては繰越金により財源調整を行うものでございます。以上が,財政課所管の補正予算でございます。

支所総務課長兼恋瀬出張所長)私からは,八郷総合支所総務課所管分についてご説明申し上げます。
 補正予算書20,21ページをご覧ください。費目としまして,款総務費,項総務管理費,目財産管理費,歳出事業名,総合支所維持管理経費の,その他施設修繕15万円でございます。これは,先ほど総務課から説明のありました,職員出退勤管理用カードリーダーの設置場所である支所1階東側の職員通用口付近に,電源とLANケーブルの配線を行うための費用でございます。以上でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 これより,質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論を行います。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第97号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第4号)のうち,当委員会の所管に係る部分を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでございますが,これらにかかる委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査として,石岡市りんりんタウン構想の進捗状況についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

市長公室長)石岡市りんりんタウン構想の進捗状況につきまして,ご説明いたします。今回,資料の提出が直前になってしまいまして,大変申し訳ございませんでした。今後は,余裕をもって提出したいと思います。内容については課長よりご説明させていただきますので,よろしくお願いいたします。

政策企画課長)それでは,私から石岡市りんりんタウン構想の進捗状況につきまして,ご説明をさせていただきたいと思います。
 市長公室の総務委員会説明資料1ページをご覧ください。はじめに,1の策定の趣旨でございます。自転車の活用による環境負荷の低減,災害時における交通機能の維持,国民の健康増進等を図ることなど新たな課題に対応し,公共の利益の増進に資することを等を基本理念とする,自転車活用推進法に基づく市町村計画として,石岡市りんりんタウン構想を策定いたします。
 次に,2の計画期間でございます。本計画の期間は,来年度から2028年度までの10年間といたします。自転車の利用を拡大する上で,自転車が安全で快適に通行できる空間の整備や交通の安全の確保等を推進するため,長期的な展望を視野に入れ,本計画を進めてまいります。
 次に,3の基本目標でございます。石岡市りんりんタウン構想の推進に当たり,自転車の利用状況や課題を踏まえ,自転車の走行,利用環境の充実や健康,観光という観点からの利用拡大を図ることが重要であると考えられるため,2つの目標を設定いたします。1つ目が,暮らしの中の自転車環境の整備,そして2つ目が,次ページに記載しております“観光振興”における自転車活用の推進でございます。
 はじめに,1つ目の暮らしの中の自転車環境の整備についてご説明いたします。その中の基本方針として,3つを立てております。1つ目が,自転車が安全に走行及び利用できる,道路及び駐輪環境を創出することでございます。2つ目が,ルール,マナーの習得を含め,自転車が生活環境の中で身近な交通手段になるための意識共有を図ることでございます。3つ目が,スポーツや通勤など,日常生活の中での手段として自転車が利用でき,健康増進につながるような環境づくりを推進するものでございます。
 次にこれらの施策の柱立てでございますが,先ほどの方針に沿って,7つの施策を推進してまいります。1つ目として公共交通との連携強化,2つ目として安全な走行環境の整備,3つ目として駐輪場の確保,4つ目としてスポーツ振興等による健康づくりの推進,5つ目として自転車の安全利用の推進,次ページに移りまして,6つ目として環境にやさしい交通手段として活用,7つ目として災害時における自転車の活用でございます。
 次に,“観光振興”における自転車活用の推進について,ご説明いたします。基本方針として,3つを定めております。1つ目が,地域資源を回遊できるようなサイクリング環境を創出することでございます。2つ目が,近隣市等との広域連携を考慮したレンタサイクルの活用を推進することでございます。3つ目が,サイクルフェスやツーリングイベント等により自転車利用の啓発活動を推進することでございます。
 次に,施策の柱立てでございますが,先ほどの方針に沿って3つの施策を実施してまいります。地域資源を活用した回遊,2つ目としてレンタサイクルを活用した地域振興,3つ目としてサイクリングイベント等の開催と情報発信の強化でございます。これらの施策に基づく実施事業につきましては,平成31年度よりの事業化に向け調整を実施してまいりたいと考えております。
 最後に,今後のスケジュールでございます。今後,素案の最終調整とパブリックコメントを実施し,構想の策定を進めてまいりたいと考えております。1月下旬にパブリックコメントの実施,その結果を受けまして,2月中旬にりんりんタウン構想推進委員会を開催いたします。そして,年度内の策定を目指して策定作業を進めてまいりたいと考えております。説明は以上でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,洪水ハザードマップ作成業務についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

防災対策課長)私から,洪水ハザードマップ作成業務について報告させていただきます。
 初めに,洪水ハザードマップの見直しの経緯についてご説明いたします。当市の洪水ハザードマップは,これまで平成22年に策定した霞ヶ浦の洪水を想定したハザードマップを作成し,市民に洪水時の危険箇所の周知啓発を図ってきたところでございます。国では,大規模な台風や豪雨災害に対応していくため,想定し得る最大規模の降雨を前提とした浸水想定とするため,平成27年5月の水防法改正を行いました。平成28年8月に国土交通省霞ヶ浦河川事務所は,霞ヶ浦の浸水想定を見直し,平成29年には茨城県において恋瀬川の一部,高浜地区の霞ヶ浦流入点から半田地区の五輪堂橋区間9.6キロメートルを水位情報周知河川に指定しました。浸水想定を新たに示したことにより,今年度,市では,平時に市民が見て水害リスクを認識し,いつ,どのように避難をするかを考え,いざという時に的確な避難行動をとり,人的被害を防ぐ目的で,霞ヶ浦・恋瀬川ハザードマップの作成を進めているところでございます。
 次に,ハザードマップの内容について,ご説明いたします。今回見直しする洪水ハザードマップは,A4サイズのブック型32ページで,3万部を作成する予定でございます。お手元に配布させていただきました資料は,表紙と,冊子から3部を抜粋したものでございます。
 表紙の次の1枚目をご覧ください。国で見直しを行いました霞ヶ浦の浸水想定図と,浸水継続時間図でございます。左側が霞ヶ浦の浸水想定図で,浸水想定区域を色分けして,浸水深と家屋倒壊等氾濫想定区域を示した地図でございます。右側が浸水継続時間図で,浸水継続時間を色分けし,表した地図でございます。これまで,霞ヶ浦の浸水想定は192時間,総雨量800ミリとしておりましたが,想定し得る最大の降雨を前提に,192時間,総雨量853ミリに見直しを行いました。その結果,浸水想定区域が拡大され,新たに避難期間の目安となる浸水継続時間が示されたものでございます。
 次に,図面の2枚目をご覧ください。県で示した恋瀬川の浸水想定図と,浸水継続時間図でございます。霞ヶ浦と同様,左側が恋瀬川の浸水想定区域を色分けで浸水深を,右側が浸水継続時間を表した地図でございます。なお,恋瀬川の浸水想定で,家屋倒壊等氾濫想定区域の指定はございません。恋瀬川の浸水想定でございますが,24時間総雨量631ミリと想定しまして,恋瀬川の浸水想定区域や浸水継続時間を新たに示されたものでございます。なお,五輪堂橋上流についてでございますが,県で現在,河川改修中であるため,水位情報周知河川の指定はされてございません。平成29年6月の水防法改正により,水位情報周知河川の指定がなくとも市町村長が水害リスクを把握したときは住民に周知できることになり,県で行った勉強河川での工事シミュレーション結果に基づき,浸水想定区域をハザードマップに反映していきたいと考えております。
 続きまして,図面3枚目をご覧ください。国,県で示された霞ヶ浦・恋瀬川の浸水想定区域図をもとに,高浜地区から恋瀬地区までを6ブロックに分割し,拡大した図面に,指定避難所や避難方法,土砂災害警戒区域等を表示することで,台風やゲリラ豪雨等に迅速な避難行動が取れるよう,作成した洪水ハザードマップでございます。
 構成でございますが,1,2ページに洪水ハザードマップの説明や索引図を,3ページから20ページに先ほどご説明しました地図等のハザードマップを配置し,21ページから32ページに洪水時の行動,備え,避難行動のタイムライン等を掲載し,周知を図ってまいりたいと考えております。
 今後のスケジュールでございますが,年明けの1月19,20日の土曜,日曜日に住民説明会を実施する予定でございます。場所は,本庁舎,中央公民館,城南地区公民館の3か所で,対象者は浸水想定区域内の市民の方,区長,消防団,要配慮者施設の代表者等を対象に説明会を実施したいと考えております。その中でいただいた意見を,洪水ハザードマップに反映していければと考えております。市民への配布時期でございますが,3月中旬までに全世帯を対象に配布する計画でございます。また,広報紙やホームページ等でも周知していきたいと考えております。以上が,洪水ハザードマップの報告でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

櫻井副委員長)洪水ハザードマップの説明をいただきまして,浸水想定区域のメッシュ,網掛けで示していただいていますけれど,例えば5ページの図面でいきますと,網掛けしてある部分が浸水想定氾濫区域ということで指定されていると思うんですけれど,グーグルの地図で見ますとその部分に民家が何軒かありまして,当然,浸水すれば被害が出るという状況だとは思うんですけれど,例えばこのエリア全部が浸水想定とは言いましても,どの部分から越水するとか,堤防が切れていて流れ込むとか,そういう想定というのはされているんですか。

防災対策課長)国で霞ヶ浦の浸水想定をしているわけでございますが,想定雨量の最大規模の雨が降った場合,どこからという場所の指定はございません。堤防からの越水を想定しているところでございまして,その中でも家屋倒壊等氾濫想定区域につきましては,氾濫理由ということで,霞ヶ浦からの水が越水により氾濫を起こして,家屋等が倒壊するおそれがある区域だということで示されているところでございます。場所については,大変申し訳ございませんが,どちらの方向からというところが,国のほうでも示されていない状況でございます。

櫻井副委員長)私も市の職員時代,何度か高浜流域の氾濫の際には土嚢を積みに行った経験があります。当時,堤防が完成していなくて,切れたところから流れ込んだということも目撃しておりますけれど,実際に住んでいる方からしますと,面で示されるというのは致し方ないにしても,危険ですよということで。自分の中で何か努力をして防げるのかというと,なかなか難しい部分もあると思います。行政側から言うと,この面で示された部分が一斉に堤防を越えるという話ではないと思いますので,この部分が脆弱なので強化していこうとか,そういう対応をとる考えがあるのか,それとも,あくまで今の段階ですと,国が示した氾濫区域ですよということでの域を脱していないのか,その辺をどうお考えかお伺いしたいと思います。

防災対策課長)霞ヶ浦の堤防につきましては,毎年,国の河川事務所とパトロール等を行っているところでございます。その中でも,堤防が低い箇所については把握しているところはございますが,そこから間違いなく越水するのかというところが把握できないところがございまして,一番低いところで言いますと,坂井戸の舟溜り近辺ということでお伺いしているところでございます。地図で言いますと,真ん中ぐらいに,石岡田臥土浦線という文字があると思うんですが,その右上辺り,角の辺りが一番低い,まだ改修が終わっていない,一番低い箇所とはお伺いしております。
 そういった家屋倒壊等氾濫想定区域にお住まいの皆様につきましては,水位によって避難行動をとってもらうことが必要かと思いますので,霞ヶ浦の水位情報,または恋瀬川の水位情報等を把握した中で,市のほうからの呼びかけもありますが,早めの避難,早期立ち退きという形で避難していただく形を取りたいと,市でも考えておりますので,周知を徹底するとともに,避難行動につながる周知啓発をしていければと考えております。

櫻井副委員長)実際にお住まいになられている方にとってみますと,浸水エリアという指定がされて,自分の家でどのような被害が果たして起きるのか,これまでの経験値も含めていろいろな考えがたぶんおありだと思いますけれど,どのような形で水が入ってくるのかというのも,住んでいる方にとっては非常に大事な情報だと思いますので,今後,その辺も精査していただければと思います。

徳増委員)経済部の範疇に入ってしまうかもしれませんけれど,今の舟溜りのところに機場がありますね。その機場のところが非常に古くなってきて,いつ壊れるか分からない状態。そういうものは,市としてはどう考えていらっしゃるのですか。今,手で排水しているところがあるんですよね。水がいっぱいになったときに,やはり地域の方が出てきて,2,3人で手でかき出しているんですね。ここは上の三村地区の,これは市の責任だと思うのですけれど,下水がきちんと整備されていないので,雨水も全部流れてきているわけですね。
 そこは氾濫するのはわかっている地域ですよね。それを考えたときに,ポンプを取替えたりするのに,それこそ1億近い金額がかかると思うのですけれど,経済部と両方に関わると思うのですけれど,防災の面から考えて,ポンプの取替えなどの補助などは考えているのですか。これは,あくまでもあの地域に排水機能がないので,雨水も生活雑排水も全部入っているんですよね。これは市の責任ですからね。他の地域は,きちんと排水路があって。比べるのは高浜地区。高浜地区は電動でやっていますよね。でもこの地域は,人間の力でやっているんですね。だから,ここはどうなるのかお聞きしたいと思います。防災の面からです。

防災対策課長)ご質問のポンプ場の排水の件でございますが,防災の面から考えましても,堤防がございまして,低いエリアで,雨水等が集まりやすい場所ということでお伺いしているところでございます。ポンプの改修等につきましては,経済部で現在協議しているところでございますので,進捗状況等については,今後ご報告していければと考えております。道路排水関係につきましても,都市建設部の管轄となりますが,そちらのほうと今後協議して,改善策等を検討していければと考えております。大変申し訳ないのですが,補助等については,現在協議中ということでご配慮いただければと思います。

徳増委員)明快な答弁ができないのはよくわかってはいるのですけれど,大変な思いをしている地域でございますので。国策で霞ヶ浦の水位を上げたわけですから。あの地域は完全に水浸しになるのは分かっているわけですね。ハウスも全部水浸しになって,住まいだけではないので,もしそうなったときに市としての保障とか責任,甚大な災害になると思いますので,その前に,市としての手を打っておかないと,訴訟問題にでもなったら,もう訴訟社会になっていますのでね,大変なことだと思いますので,防災の面からももう一度考え直していただきたいと思います。

菱沼委員)今回,石岡市の洪水ハザードマップが保存版で作成されることについては,非常に喜ばしいことでありますけれど,私のほうから1点だけ確認をしておきたいと思います。
 今回の浸水想定区域,特に,皆さんから出ておりますように,高浜地域は一番低いという状況において,かなり民家に水が流れ込んでくるというのがあります。私も,何度か大雨のときに高浜地域に行って,現場を見てきております。そういう中では,かなり家ぎりぎりまできている。雨の状況によりますけれど,ものすごく地域の方々は困惑している,非常に毎回毎回つらい思いをしているというのが現状でございます。そういう中で,防災という部分においては,私は常に防災,減災ということを話をさせていただいているわけですけれど,減災対策が非常に重要になってくると思うのですね。防災というものは,確かに避難すればいいかもわかりませんが,それを防いでいくのが大事,それから,それを起こさないための減災対策が非常に重要かなと考えておりまして,そういう中で,洪水が起きたときの民家を守るための減災対策というのはどのように考えているのか,お尋ねしたいと思います。

防災対策課長)減災対策でございますが,近年の豪雨災害につきましては想定外という言葉がよく使われますけれど,委員ご指摘の減災対策といいますと,先ほど委員からありましたポンプ場の設備等のハード面の部分であるとか,水路等の整備も必要になってくると思います。そういうところで,事前の備えということは重要であると考えておりますので,横断的な協議を行って,減災に努めてまいりたいと考えております。

菱沼委員)防災対策課だけでは対応できないと思いますので,全庁的な部分で。特に高浜地域は本当に低いので,誰しもわかっている地域だと思いますので,そういう中での高浜地域の皆さんを守るという観点から,減災対策,横断的な部分でしっかりと取り組んでいただけるように,部長に要望しておきます。部長から見解があれば伺いたいと思います。

総務部長)ただいま課長からも話がございましたけれど,市の防災,減災対策は地域防災計画に掲載してございます。そういった中で,関連する課の対応策というのがその中に盛り込まれておりますので,そういったものを一つ一つ,着実に,改修,また改善していくことで,市民の安全安心につなげてまいりたいと考えています。今後とも,関係する部署と協議を重ねながら,ハード整備については非常にお金のかかる部分はあろうかと思いますが,計画を立てて全庁的にやっていくことによって,また,市民の皆さんへもその状況をきちんと詳細について説明しながら,危険度合いがどの程度のものかということも説明しながら,安全安心な避難につなげていきたいと,そのように考えております。

菱沼委員)ぜひとも,よろしくお願い申し上げます。

高野委員)立派なハザードマップができるということで,私は石岡でも一番高いようなところに住んでいるので,あまり洪水ということは気にならないところにいるのですけれど,気にならないというのも全く失礼な話ではあるのですが。こういったハザードマップがこれからできるということで,地域の方々も大変,なかなかこういったものをつくらなければ状況というのは把握できないと思うのですが,私は,このハザードマップをつくることによって,同僚からも話がありましたけれど,ただハザードマップを作って,危険とか危ない,人命といったものに関わるということをお知らせするということは非常に大事なことだと思うんですね。皆が認識するから。
 ただ,認識するとともに,これだけの資料ができたら,この資料ができることによってやはり年次計画というか,そういった計画性をもって。やはり一番低いところはどこなんだ,今,徳増委員が言われましたけれど,手で水をかいている,私は信じられないのですが,やはりそういったときには,実状にあった軽量型のポンプでもいいからつけてあげるとか。やはりこれを作ることによって知らせるのではなくて,それとともに,一緒に行政が対策に取り組んでいかなければならない。
 今,部長からもハード面においては大変だと,お金がかかる,それはわかりますよ。ただ,はっきりこういうものですよと打ち出せたときには,ハード面についてもきちんと対策をとっていかなければならない。危険なんだよ,教えておくから早く逃げろではなく,危険なところは皆さんにもこういうふうに周知をしておきますから,そういう場合には避難をしてください,だけれども,行政でも少しでもそういったことが少なくなるように,計画的に予算をとって改善していく,行っていきますということもこれと合わせて必要なのかなと思うのですけれど,部長の見解をお願いします。

総務部長)委員おっしゃるとおりだと思います。地域防災計画,また,こういった計画ができたことによりまして,より危険性が増しているという状況が改めて確認できるわけでございますので,その確認できた事象に,それを早急に改善していくということが大事なのかなと考えております。関連する所管と,今後協議を進めてまいりたいと考えております。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,新庁舎建設の進捗状況についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

管財課副参事兼庁舎建設推進室長)それでは,新庁舎建設の進捗状況について,ご説明させていただきます。進捗状況でございますが,お手元にお配りしました,現在の状況写真と工程表によりましてご説明申し上げます。
 資料@,現場状況写真をご覧ください。先日12月6日木曜日の現場の状況を撮影したものでございます。あいにくの雨模様でございましたけれど,外の足場が撤去されたところを撮影したものでございます。下段には2階ロビー,3階議場の仕上げ状況の写真を載せてございます。2階につきましては,木床の清掃,ワックスかけ等が行われておりました。3階議場につきましては,家具の配置が終わりまして,壁紙などの仕上げを行っている状況でございます。
 工事の進捗につきまして,工事はほぼ完了してございます。消防法による検査を,先日12月5日,6日の2日間,検査機関による建物の仮使用の検査を12月7日に受験いたしまして,現在は建物引渡しに向けて清掃作業や機器の調整を行っている状況でございます。今後,所定の審査を経まして,12月22日の竣工式までには仮使用の認可を受けられる予定でございます。同時に家具等の搬入を行いまして,利用開始に向けた準備も同時並行で行ってまいります。
 次に,工事の発注についてご説明いたします。資料A,工程表をご覧ください。工程表の中段,オレンジのグラフで赤文字でお示ししております1工区外構工事【2次】につきまして,新庁舎公用車駐車場の整備を行うものでございます。本件の発注につきましては,事後審査型条件付き一般競争入札で,10月23日告示,11月19日に入札を執り行いました。入札には10社の参加がございまして,入札の結果,落札者が株式会社松永工務店,予定価格8,906万円に対し,落札額7,937万円となりまして,請負比率は89.1パーセントとなりまして,11月27日に税込8,571万9,600円で請負契約を締結してございます。工期は,平成31年3月18日までの111日間としてございます。現在は施工計画の作成や材料の手配を行っておりまして,1月に入りましたら本格的に工事を開始する予定でございます。
 次に,その下の段,現在行ってございます外構1工区3次工事の工期延長についてご説明いたします。本工事で整備してございます一般駐車場につきましては,現在,駐車区画のうち半分の施工まで完了していまして,仮設駐車場エリアの切換えを行ったところでございます。切換えに伴い,駐車場の出入口や建物までの経路が遠くなっておりまして,市役所利用者の皆様にはご不便をおかけしている状況でございますけれど,工事中につきまして特段のご理解をいただきたく存じます。
 工期につきまして,本工事は駐車場整備とともに身障者駐車場に鉄骨構造の屋根を設置することとしてございます。これらの材料発注につきましては,新庁舎本体工事でも同様な状況でございましたので,請負契約後,即座に工場へ発注をかけまして,納期について連絡を取りあっていたところでございますけれど,さらに状況がひっ迫してございまして,本体工事の時でも2か月程度であった納期でございましたが,さらに延びまして4か月かかると。別の工場の選定も行いましたけれど,最速で納品できる工場で来年の1月末になってしまいます。これに対する対応といたしましては,現在の工事を工期延長し,材料が納入され次第,舗装工事に影響のないよう屋根を完成させることとしたいと考えてございます。この工期延長につきましては,屋根部分のみを残してということで,その他の駐車場整備は年内に完了させることとなります。舗装工事との調整もございますので,延長する工期は3月18日までとしたいと考えてございます。当初の計画どおりにいかず誠に申し訳ございませんが,1月4日の利用開始には影響のないよう進めてまいりますので,ご理解をいただけますようお願いを申し上げます。
 最後に,今後のイベント予定についてご説明いたします。明日12月11日火曜日に,報道関係者向けの内覧会を予定してございます。間もなく完成を迎える新庁舎を紹介しまして,記事等にしていただくことで,市民の皆様にも新庁舎にさらに関心を持っていただければと考えてございます。
 新庁舎竣工式は,12月22日土曜日,午前10時より開催の予定で,先日,招待状にてご案内させていただきましたので,ご参会いただければと存じます。その翌日12月23日日曜日,午前9時から午後4時までの時間で市民向け内覧会を開催いたします。市民の皆様へは,市報,ホームページにてご案内してございまして,当日は自由見学方式で,要所に職員を配置して説明に当たる形をとりたいと考えております。年が明けて1月4日金曜日には,業務開始前の15分程度を使いまして新庁舎開庁セレモニーを予定しております。開庁を記念しまして,議員の皆様にもご参列いただきたいと考えてございますので,よろしくお願いいたします。
続きまして,資料B,新庁舎ダイヤルイン番号(案)をご覧ください。新庁舎の開庁に伴いまして,各課に1番号のダイヤルインを導入いたします。ダイヤルインの導入により,お客様が目的の部署へ直接電話をかけることができるため,代表電話が混雑しているときでもお待たせすることなく,用件を受けることができるようになります。説明は以上でございます。

山本委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として総務部総務課より発言を求められておりますので,これを許します。

総務課長)私から,昨日の12月9日に執行されました茨城県議会議員一般選挙の投票状況等について,ご報告させていただきます。お配りいたしました資料,県議会議員一般選挙投票結果速報をご覧いただきたいと存じます。
 当日の有権者数といたしましては,合計いたしまして6万3,651人でございます。投票者数になりますが,合計いたしまして3万426人,投票率につきましては,47.8パーセントでございました。
次のページの開票速報をご覧ください。開票結果につきましては,資料のとおりでございます。なお,投票結果の確定時刻は午後9時30分でございました。以上でございます。

山本委員長)以上で報告は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので, この件は以上で終結いたします。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文のとおり事由を示し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の総務委員会を閉会いたします。





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