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令和元年度 経済建設消防委員会

 第8回委員会 (2月28日)
出席委員 高野要委員長,岡野孝雄副委員長,鈴木行雄委員,山本進委員,飯村一夫委員,鈴木康仁委員
市執行部 【経済部】
経済部長(越渡康弘),経済部次長(長井正毅),観光課長(廣瀬政和)
議会事務局 庶務議事課主任(比企信太郎)


高野委員長)ただ今から,経済建設消防委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに,所管事務の調査として,茨城県フラワーパーク及び石岡市ふれあいの森のリニューアルに関する知事・市長合同記者会見についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

観光課長)委員の皆様にはお忙しい中,委員会の開催ありがとうございます。
 本日県庁で行われました茨城県フラワーパーク及び石岡市ふれあいの森のリニューアルに関する知事市長の合同記者会見について,ご報告をさせていただきます。はじめに知事より記者会見がありました茨城フラワーパークのリニューアルの概要をご説明させていただきます。
 資料1ページをご覧いただきたいと思います。現在,大温室の解体が実施されておりまして,令和2年度におきまして大温室跡へのレストランの建設や,エントランスギャラリーの新築,インフォメーションセンターの改修などが予定されています。リニューアルオープン時期は令和3年4月下旬頃となっておりまして,事業費につきましては令和元年度及び2年度の2か年で,約20億円が計上されてございます。
 資料2ページをお開きください。新しいフラワーパークのコンセプトは見るから感じるフラワーパークへとなりまして,これまで見るだけだった施設に聴く,香る,触る,味わうといった要素を加え,来園者の五感に訴えかける施設へとリニューアルすることを目指しています。
 資料3ページが施設の配置図となってございます。大きく9つのエリアで構成されておりまして,資料4ページから7ページがイメージパースとなってございます。資料4ページがエントランスエリアのイメージパースとなり,現在の入口から大きく変わるのがわかると思います。資料5ページがバラテラスエリアのパースでございまして,エントランス正面がバラテラスとなりまして,その中央部分には,いつ来園しても花が楽しめるよう,四季の花の川を設置するなどの工夫がされております。
 資料6ページがレストラン,ワークショップ,インフォメーションセンター,園内ガーデンなどのその他園内施設のイメージパースとなっております。
 資料7ページが全景イメージパースとなっています。
 フラワーパークのリニューアルにつきましては以上となります。
 続きまして,市長が記者会見を行いました,石岡市ふれあいの森大規模リニューアルの概要についてご説明させていただきます。今回の県の大規模リニューアルと連動しまして,フラワーパークと一体的にリニューアルを行う計画としています。
 資料8ページをご覧いただきたいと思います。ふれあいの森はフラワーパークの高台にある約18ヘクタールの面積を有し,園内では手入れされた里山ならではの美しい自然と,河津桜ややまゆりなど四季折々の花々を楽しむことができ,また子どもたちが楽しめる延長800メートルの滑り台や,フラワーサイクルなどの遊具も設置している施設となっております。
 続きまして資料9ページをお開きください。今回の事業の目的は豊かな自然と地域に根ざした里山文化が体験でき,森の心地よさと大切さを未来に向かって継承する滞在型観光施設にリニューアルし,その中核として宿泊施設の新設を計画しており,ロッジのほかグランピングサイトなどの整備を予定するとともに,様々な森を体験できる仕掛けを作ることで,フラワーパークと行き来しながら一日中楽しめる施設を目指しております。次にリニューアルの概要ですが,「やさとの森に暮らす〜人生を変える里山体験〜」をコンセプトに,ふれあいの森を4つのエリアにゾーニングして整備してまいります。事業費としては地方創生拠点整備交付金を活用し,令和元年度3月補正予算で3億6,000万円を計上しております。リニューアルオープンにつきましては,フラワーパークと合わせまして2021年4月下旬頃を予定しております。
 続きまして,資料10ページをお開きください。市施設のリニューアルにあたりまして,4つのエリアにゾーニングして整備することで,園内全体を楽しんでいただけるよう工夫してまいります。
 続きまして,資料11ページをお開きください。こちらがふれあいの森の頂上,森の暮らしゾーンに新たに整備する宿泊施設のイメージパースとなります。大パノラマの景観や,星空を楽しめるデッキを備えた宿泊施設を作りたいと考えております。
 続きまして,資料12ページ,宿泊施設のイメージパースですがデッキ下部に円形にロッジを配置し,客室や管理棟,炊事場などの機能を計画しています。サークル中央の広場では,キャンプファイヤーや野外ライブなどのイベントを楽しむこともできる計画となっています。
 続きまして,資料13ページをお開きください。こちらは4つのゾーンの整備イメージとなっております。1つ目の森の入口ゾーンについては,森に入りたくなるようなワクワクするような入口を作りたいと考えております。2つ目の森の小道ゾーンについては,サインなどを整備することで,季節の花々に気づきながら山頂へ登って行けるような小道にしたいと考えています。3つ目の森の暮らしゾーンについては,先ほどの宿泊施設に加え,グランピングデッキも設置し,のびのびと過ごしてもらえるようにしたいと考えています。4つ目の森の探検ゾーンについては,木登りなどの遊びなどを通じて,里山の豊かな自然が体感できるエリアにしたいと考えています。
 最後に補足資料としまして,宿泊施設とグランピングのイメージパースと,その右側に宿泊施設内の参考写真,グランピングの参考写真を載せてございます。
 市としましては,県と連携しフラワーパークの花の体験とふれあいの森の里山体験を掛け合わせることで,この場所を唯一無二の場所にし,筑波山麓エリアの周遊観光の拠点として行きたいと考えてございます。
 以上が合同記者会見において,知事・市長により説明がありましたリニューアルの概要でございます。よろしくお願いいたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 ご質問等はございませんか。

飯村委員)冒頭にありました3億の予算の中身については,石岡市で出すんですけど。内容はどのようになっていますか。

観光課長)3億6,000万円のうち,3億円の部分については交付金の対象となりますので,1億5,000万円が交付金で残りの1億5,000万円が地方債を予定しています。一般財源は6,000万円ほどを予定しています。

飯村委員)金額はわかりましたが,その目的,内容ですけれど,施設等と駐車場と。石岡のやるその中身について,ちょっと詳細はわかりませんか。

観光課長)森の入口ゾーンで3億3,591万5,000円。森の小道ゾーンとしまして,924万円…済みません,森の入口ゾーンが6,725万円です。森の小道ゾーンが4,220万円。森の暮らしゾーンとしまして,2億235万5,000円。森の探検ゾーンと駐車ゾーンがありまして,駐車場は5,058万2,000円となっております。細かくはですね,まず森の入口ゾーンなんですけれども,事務所等の解体・新築で3,600万ほど。フラワーサイクル……ですか,という乗り物があるんですけれども。そこの下の……今,物置になっているところを解体して,再整備するのに1,350万ほど。入口,ワクワク感を出すような入口を作りたいということで,そこの再整備に1,780万ほどを予定しています。森の小道ゾーンとしまして,進入道路で920万。スポーツスライド周辺で80万。跨線橋が現在ありまして,それの修繕に2,300万。スポーツスライドの修繕に900万円,森の暮らしゾーンとしまして宿泊施設,これが1億7,780万円。休憩所,トイレで1,320万。グランピング施設で740万。宿泊用駐車場で388万円。そのほかに駐車場ゾーンとしまして農産物直売所の増改築で4,800万。サイクルポートで250万円の予算を計上してございます。以上でございます。

飯村委員)今,多分宿泊施設と言ったと思うんですけれど。その内容っていうのは近隣というか,ゆりの郷とか,色々あるわけですけれど。まあゆりの郷は宿泊施設ではないんですけれど。宿泊施設に,あのゆりの郷もどういう考えというか,そのエリアですか。エリアがあるわけなんですけれど,このパークの中に宿泊施設を作って,見込み。そういうのはどういうふうに考えておられるんですかね。

観光課長)現在,パークコーポレーションというところにふれあいの森魅力アップ向上の策定を頼んでおります。その中間報告を受けてこれを作ったわけでして。その中では十分に宿泊客が確保できると。そのような方向性を出しております。

〔「わかりました」と呼ぶ者あり〕

鈴木(康)委員)今,飯村委員が言ったのと被ってしまうんですけれども。記者会見等,この事業の概要はわかりました。ただその石岡市が持つ部分ですね。宿泊施設とか。これは収支の見込み,先ほど委託先に十分元が取れるということでしたけれども。具体的な数字はサンプリングしてあるんですかね。宿泊料はいくらで年間何人見込んで,稼働率何パーとか。そういったデータの基で計算されているのかお伺いしたいと思います。

観光課長)今,詳しい書類としてはないんですけれども。最盛期とそうでない時期をちゃんと金額を分けまして,最盛期が確か一泊大人で1万4,000円。シーズンオフだとそれが9,000円くらいまで下がる。それで稼働率の計算をしまして,十分に元は取れるという計算を出しております。

鈴木(康)委員)なかなか一般の企業でもそうですけれども。コンサルが出してくる数字っていうのが,実数にどれだけ近いのかっていうのは,ちょっと疑問な点も正直あると思うんですけれども。1つの施設を作るということは,それからの維持費等もありますので。ただ記者会見も済んでいるということなので。今のご説明でとりあえずは納得いたしました。

飯村委員)ただ今の宿泊施設の件なんですけれど。県北のほうでキャンプ場とかそういう話で盛り上がっている地区もあるわけなんですけれど。今,石岡市で提案した宿泊施設については,見込み……それによってどのくらい客層とか色々,ほかにお調べのところもあるかと思いますが。つくばねが老朽化ってことであるんですけれども。その近くに宿泊施設があるんですけれども。それをつくばねに持ってくるような考えというのは。話は違ってきちゃうんですけれど。そういうのはどのようにお考えとか,検討の中にあるか。ちょっとお聞きいただければ。

観光課長)国民宿舎つくばねの建て替えにつきましては,もう合併直後から色々協議をしてまいりましたけれども。専門家を入れて話をしたところですね,躯体自体がもう使えないだろうと。いくら直しても躯体がちょっと傷んでて,あと中の電気設備ですか。そういった物が傷んでるので,古い車に新しいエンジンを付けて走るのと同じようになってしまいますよっていうようなことを言われています。それで委員会の中でも何度かご報告させていただいておりますけれども。昨年の台風や大雨によってですね,天井の一部が落下するなどそこまで老朽化が激しくなっていますので,つくばねを修繕するという考えからは……考えをなくしまして,新しい施設を作ってそこに滞在をするお客さんを呼び込みたい。それでこういった建物を計画しておるわけでございます。

飯村委員)今の現在,つくばねの近くには宿泊施設があるんですけれども,そこの稼働率は良いと。そういうような話を聞いているんですけれども。逆にそこに,今言った施設を持っていってもいいのかなと。個人的な話になっちゃいますが,今からそういうつくばねの老朽化に対して,逆にその施設を増やしていくような考えもいいんじゃないかとは思うんですけれども。そのへんは執行部でご検討願って。話を終わりにします。

〔「私から1点いいでしょうか」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)鈴木康仁委員。

鈴木(康)委員)今,課長が言ったように,つくばねの件なんですけれども。あの躯体がだめでね,あの古い車に新しいエンジンを積むようですよって言われたって言いますけれども。これはちょっとここの案とはちょっと別かもしれないけれども。やっぱりその事態を招いたのは,今までの管理体制ですから。それは当たり前にそう言われちゃうと,それを作ってきたのは誰なんだって。そういう状況を作っちゃったのはどなたなんですかって私らは言いたくなってしまいますんで。答弁のあり方なんですけれども。それもご注意なさったほうがいいのかなと。また生意気ですけれど,今度作ったものも維持っていうものをよく考えていかないと。本当につくばねと同じ物になってしまいますから。建物なんて本当に5年手入れなかったらば,もうあっという間にひどくなっていくのが常ですから。ましてこういう森の中に作った物っていうのは,また石岡市さんもそうですけれど,天然の物を多く使おうなんて言うと,維持が大変なのでそのへんも気を付けていただきたいなという意見があります。以上です。

高野委員長)ほかに質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として何かご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので, 以上で本日の経済建設消防委員会を閉会いたします。




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