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令和元年度 教育福祉環境委員会

 第12回委員会 (2月10日)
出席委員 勝村孝行委員長,新田茜副委員長,菱沼和幸委員,池田正文委員,小松豊正委員,玉造由美委員,石橋保卓委員
市執行部 【生活環境部】
生活環境部長(齋藤秀幸),次長兼水道担当(鈴木勉),生活環境課長(田辺武弘)
【教育委員会事務局】
教育長(児島裕治),教育部長(豊崎康弘),次長(吉澤房江),文化振興課長(原田和宣)
議会事務局 庶務議事課課長補佐(木﨑憲一))

勝村委員長)ただ今から,教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付しております協議案件書のとおりであります。
 次に本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。
 所管事務の調査といたしまして,常陸国分寺跡保存活用計画についてを議題といたします。 
 本件について,執行部より説明を求めます。

文化振興課長)文化振興課からは「特別史跡常陸国分寺跡保存活用計画(案)」の概要のご説明と,今後の進め方について,ご報告をさせていただきます。
 本計画は,平成30年度から2か年の継続事業で策定作業を進めてきたものでございます。これまでの取り組みといたしましては,策定委員会を4回,指定地内の関係者を対象に住民説明会を2回開催してきました。さらに,説明会に参加できなかった方に対して戸別訪問を実施してきたところでございます。
 今回,お示ししております資料については,本常任委員会での報告以降,本年度第3回目の策定委員会やパブリックコメントでの意見。また,文化庁からの助言を受けた後,最終的に常任委員会や市長への報告を経て策定となることから,現時点での方向性を示すものとなっております。また,提出しました資料の図面につきましても調整・修正が必要な箇所もあり,データ容量の関係から5つに分かれているため,分かりにくい点もあるかと思いますが,ご了承いただければと思います。
 それでは,資料の概要について,ご説明をさせていただきたいと思います。
 本計画は,常陸国分寺跡を将来にわたり保存・活用していくため,その基本的な考え方や方法,また,現状変更の取扱基準を定め,活用方策を策定することを目的に業務を進めてまいりました。
 一つ目の資料をご覧ください。目次をご覧いただければと思います。計画の内容は,第1章から第11章で構成されております。
 次に二つ目の資料をご覧ください。1ページからの第1章は,「計画策定の目的と経過」といたしまして,策定の目的と計画の対象範囲,そして,委員構成やこれまでの経過を記述してございます。この章のポイントは,3ページをご覧いただければと思います。計画の対象範囲を特別史跡指定地内のⅠ地区と,古代国分寺の主要な伽藍である南門や塔があったと推定される周辺をⅡ地区としているところでございます。なお,計画の対象範囲のⅡ地区につきましては,東側が一部,欠けているようなところがございますが,Ⅱ地区に含めていく方向で考えているところでございます。このページ以降,同様に範囲図の修正を行っていくこととなりますので,よろしくお願いいたします。
次に第2章は,二つ目の資料の26ページまでと三つ目の資料の27ページからとなります。第2章につきましては,「特別史跡常陸国分寺跡の概要」としまして,指定の経過やその理由。そして,常陸国分寺跡の文化財を取り巻く自然・歴史的環境を記述したものでございます。
 次に30ページ以降をご覧いただければと思います。第4節には,過去の発掘調査について主要な遺構ごとに,その成果を記述しております。かねてより「塔跡」ではないかと考えられておりました「ガラミ堂」と呼ばれていた場所を昨年10月より発掘を行い,調査をしたところ,38ページの写真に見られます,版築(はんちく)と呼ばれる遺構が確認されたことから,その成果を反映をしたところでございます。
 次に四つ目の資料をご覧ください。42ページからの第3章は,「特別史跡常陸国分寺跡の価値」としまして,指定地であるⅠ地区の文化財としての価値を,南門や塔があったと伽藍地と考えられるⅡ地区の文化財的な価値について記述してございます。
 次に46ページからの第4章は,「現状と課題」としまして,指定地内の土地の利用状況や用途,保存管理及び活用などを行っていく上での課題を記述しております。また,関係する法令や計画について記述をしております。
 次に58ページからの第5章は,「計画の大綱」としまして,常陸国分寺跡を保存,活用していく上での課題を克服するため目標を示し,史跡の望ましい将来像などを「大綱」として掲げているところでございます。
 次に60ページからの第6章は,「保存管理」としまして,Ⅰ地区とⅡ地区を土地の利用状況や所有・管理状況に応じて細分化しまして,細分化した地区ごとに文化財的要素やそれに関連する要素,また,それ以外の要素の把握を行い,整理した内容となってございます。
 この章のポイントの1点目は,61ページをご覧ください。文化財の遺構を保存するため,指定地内のⅠ地区を土地の利用状況や所有・管理状況。及び遺構の重要性などにより4地区に分類し,Ⅱ地区を加えて5つの地区に分類をしております。63ページをご覧いただければと思います。こちら記述してありますように奈良・平安時代の遺構や古代国分寺に関連するものを主要な要素としまして,それ以降の経緯を示すものを間接的に関連する要素,また,現代の電柱などの工作物をそれ以外の要素として把握をしまして,67ページ以降に,地区ごとの保存管理の方向性と方法を定めているところでございます。
 次に2点目でございます。70ページからになりますが,指定地内であるⅠ地区の現状変更の取扱基準について定めたことでございます。史跡等の指定地内においては,土地の掘削や建物などの新築,増改築を行う場合は,文化財保護法第125条により文化庁長官の許可を要することとなります。本計画においては,地下の遺構に影響を与え又は与える恐れのある現状変更の行為に対して基準や手続き方法等について定めております。現状変更の対象となる行為やその基準等につきましては,71ページに一覧表で記述しております。また,指定地内の地区ごとの取扱基準につきましては,74ページに記述をしております。
3 点目のポイントでございますが,75ページからになりますが,Ⅱ地区の文化財の取扱を定めているところでございます。Ⅱ地区に関しては,南門や塔が存在した,主要な伽藍地の中であると考えられることから,重要な遺構を保存するための工事の取扱を定めております。
 続きまして4つ目のポイントとなります。78ページからをご覧いただければと思います。Ⅰ地区の公有地化とⅡ地区の公有地化と追加指定について,その考え方を定めたことでございます。78ページの図をご覧いただきますと,Ⅱ地区の中の指定地西側の一画は,発掘調査により,古代国分寺の区画溝の内側であることが判明しておりますので,今後,追加指定取り組む範囲と定めております。
 また,もう一箇所は,昨年調査を行いました「ガラミ堂」と呼ばれる場所になります。塔跡である可能性が高いことから,同様に追加指定に取り組む範囲として示しております。
 次に80ページからの第7章は,「活用」の考え方について,具体的に6点の手法を示したものでございます。主に小中学校で行います『ふるさと学習』での学校教育における活用。常陸国府跡や瓦塚窯跡などの関連文化財や展示施設などとの連携及び調査成果の積極的な情報発信による社会教育における活用。また,地域住民や観光客などのニーズを把握しまして,市民と協働による地域における活用を基本に定めております。
 次に83ページからの第8章は,「整備」の考え方について方向性を示し,保存のための整備及び活用のための施設整備の方向性を4点定めています。整備については,基本的に往時の面影が体感できる整備を目指すものとします。しかし,公有地化の進捗状況によることから,長期的な期間を要するものと思われます。説明板の設置などの可能な範囲で,整備を進めていく方法を検討していきたいと考えております。
 なお,現在の国分寺の区域については,宗教活動と文化財としての活用との調和を図りながら,整備に取り組んでまいりたいと考えております。さらに拠点施設の設置につきましては,これからの市全体の公共施設のあり方について,その検討状況などを見ながら,総合的に判断してまいりたいと考えております。
 次に85ページの第9章は,「管理運営・体制の整備」として,計画に定めた事項を実現するための運営体制・整備拡充の方策を定めているところでございます。
次のページの第10章は,「施策の実施」として,これまでに定めた方向性や方法について,実施すべき事項の道筋を示したものです。計画では,短期的に実施すべき施策。中期と長期的な展望の下に実施すべき施策に区分して定めております。
 最後の88ページになりますが,第11章は,「経過観察」としまして,計画内容の実現に向けて,これまでに定めた施策の実現状況の把握を行い,課題の分析,改善を行うプロセスを定期的に行う見直しを定めております。
 以上が,計画に関する概要の説明となります。
 今後の進め方といたしましては,今月14日になりますが,昨年度から通算しますと5回目の策定員会を開催いたします。その後,2月の最終週から3月中旬にかけて,2週間の期間を設けまして,パブリックコメントを実施したいと考えております。また,指定地周辺の住民の方に対する住民説明会についても行うことを検討しております。
 最終的には,本年度内の策定を目指して取り組んでまいりたいと考えております。
 文化振興課からは,以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

菱沼委員)ただ今,特別史跡常陸国分寺跡保存活用計画案ということでご説明をいただきました。確認でお伺いしたいんですけど,まず,地域住民の説明会ということで2回開催されたということで話がありました。その中で,まず参加人数をお尋ねしたいんですけど。

文化振興課長)まず第1回目の住民説明会でございますが,平成30年の10月13日に行ってございます。こちらにつきましては指定地内の対象者43名中10名の出席をいただいているところでございます。
 次に2回目の説明会でございます。令和元年7月27日に実施をしているところでございます。こちらも先ほどと同じ対象者43名中6名の出席をいただいております。以上でございます。

菱沼委員)そうしますと43名中10名ないし6名というかたが参加されたということですが,どのような意見があったのか,もし分かればお伺いいたします。

文化振興課長)まず,第1回目の住民説明会におきましては,主に質問が出たところでございます。内容としましては,文化庁のその許可を得るまでの期間,またどのような場合に現状の変更の許可が必要なのかとか,そういったことが出ております。
 次に,2回目の住民説明会でございますが,こちらはちょっと具体的な意見になりまして,説明版が見えにくいので改善してほしい。また,出席者数が少ないので参加者を増やす工夫をしてほしいと,そういった意見をいただいているところでございます。以上でございます。

菱沼委員)そういう貴重な意見を今後きちんとくみ取っていただいて,この計画に盛り込んでいただければと思ったところでございます。
 それから,策定委員会ということで,今度2月の14日に第5回目を行うということでありましたけども,その策定メンバーの人数と主な策定委員の構成をお伺いしたいと思います。

文化振興課長)策定委員会でございますが,主に学識経験者と地元の代表者の方ということに分かれてございます。策定委員会の学識経験者につきましては国分寺跡に精通する学識経験者や当市の文化財保護審議会の委員,こちらにつきましては常陸国分寺跡に非常に携わった方でございます。また,地元の代表者につきましては,国分寺の指定地内の周辺の区長さんや所有者の方,そういった方が委員のメンバーになられているという状況でございます。以上でございます。

〔「人数は」との声〕

〔「どうぞ続けて」との声〕

文化振興課長)人数につきましては,8名でございます。以上でございます。

菱沼委員)今度2月の14日に第5回目があるということでございますので,この計画案をもとにですね議論をされると思いますので,しっかりとした計画がまとまるように一つよろしくお願いしたいと思います。私のほうからは以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして,生活環境課から発言を求められておりますのでこれを許します。

生活環境課長)私のほうから2点ほどご説明申し上げます。
 まず1点目でございますが,石岡地方斎場組合におけます,待合室増設の進捗状況についてご説明申し上げます。
 石岡地方斎場組合でございますが,石岡市,かすみがうら市,小美玉市の3市で構成され斎場,火葬業務を行っているところでございます。
今回は,石岡地方斎場組合の待合室でございますが,平成23年組合の正副管理者会議におきまして斎場移転事業による整備を1期と2期にわけ,平成25年度までの整備を1期,その後の2期分については改めて協議するとして合意されたところでございます。
 現在,斎場の待合室でございますが,40人入れる待合室が4部屋ございます。平成26年4月に斎場が供用開始されたところでございますが,高齢化に伴い火葬件数も増えて参りまして,火葬炉6基に対し待合室が4室しかなく待ち時間が非常にタイトであるというご意見,また40人部屋では小さすぎるといったご意見が多く寄せられてきたところでございます。
 そこで,今回,斎場における待合室の第2期分工事を行うことになりまして,60人部屋を2部屋増設するほか,パントリー(食品保管庫)などを建設する予定でございます。平成30年度に実施設計,令和元年度に埋蔵文化財発掘調査,令和2年度に待合室の建設工事を実施する予定となってございます。
 建設工事費でございますが,令和2年度は建設工事,監理業務,備品購入合わせまして2億1,271万3,000円を見込んでございます。各構成市の負担割合でございますが,均等割40パーセント,人口割60パーセントで,石岡市の負担額は9,106万5,000円を見込んでございます。また,第2期工事でございますので財源といたしまして合併特例債を見込んでいるところでございます。
 続きまして2点目でございますが,石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例施行規則の一部改正についてご説明申し上げます。
 昨年12月議会で,石岡市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例の改正を議決いただいたところでございますが,その際,条例施行規則を添付させていただきました。その条例施行規則でございますが,4月1日の施行に向け,若干の軽微な文言修正を行いましたのでご説明申し上げます。
 まず第3条のところで,「公図及び図面の写しの縮尺」でございますが,「1,500分の1」を「1,500分の1以上」と文言を修正したほか,「土砂等の搬入経路図の縮尺」のところで縮尺の大きい方と小さい方の順序を入れ替えました。
 次に第6条のところで,宅地分譲の「前面道路」という記載を「隣接する道路」と文言を修正しました。
 次に第7条のところで,「規則で定める」という記載を「規定する」に文言を修正しました。
 次に第14条第4項とのころで,条例で規定されていない条文がございましたので全部削除を行いました。
 次に様式17号のところで,事業の種類の記載欄を追加いたしました。
 次に様式第22号及び23号の標識の大きさのところで,「縦横90センチメートル」を「縦横90センチメートル以上」と文言を修正いたしました。
 以上が修正点でございますが,12月議会に添付させていただきました規則につきましては、後ほど差し替えさせていただきたいと思います。説明は以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

小松委員)今説明のありました規則の部分の訂正といいますか,書き加えるとかということなんですけども,これは実践的にやっていくうえで問題が出て変えるのか,それともそもそもそうだったのが実務的なミスで不十分だったのか,どうなんですか。

生活環境課長)ただ今の修正点でございますが,令和2年4月1日の施行におきまして,より市民の皆様により正確に分かりやすく表記したほうが良いと考えまして,今回修正を行わせていただいた次第でございます。

小松委員)分かりました。実践的なことで色々問題があったというわけではなくて,より市民の方に分かりやすくということでの修正と言いますか,改正ということですね。分かりました。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

菱沼委員)石岡地方斎場待合室増設の件でございますが,先ほど課長のほうから伺ったわけですけども,この待合室の令和2年のタイムスケジュールについてお尋ねしたいと思います。

生活環境課長)令和2年度のタイムスケジュールでございますが,令和2年度は工事を予定してございます。工事は9か月を予定しておりまして,年度内の完成を予定してございます。以上でございます。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 その他の件といたしまして,ほかに発言はございませんか。

菱沼委員)2点ございまして,1点はですね,この国分寺の件に関連するんですけど,国府跡の対応といたしまして,国衙があった跡ですね,実際そこVR,ARで対応していくということで話があったわけですけど,現在のその進捗についてどのようになっているかお尋ねしたいと思います。

文化振興課長)現在文化振興課におきまして,常陸国府跡のAR化またはVR化のほうに取り組んでいるところでございますが,現在の進捗状況といたしましては,先進地の視察を行い,それ以降実際に作図されたものを精査している段階でございます。以上でございます。

菱沼委員)私もこのAR,VRについてはですね,色々前から一般質問させていただいて,より多くの方が石岡市に訪れていただいて,石岡は本当に歴史の町だということでそれを観てもらうのには,その部分をしっかりとAR,VRを整えて事業として進めることが重要だと思っていますので,極力,まあ大変だと思いますが早めの段階で導入されるよう一つお願いしたいと思います。
 それからあと1点なんですけど,今年の3月31日に石岡市民会館が閉館いたします。そういう状況においてその陣屋門が現在あるわけですけども,その陣屋門の対応ですかね,今後対応をどのように担当として考えているのかお尋ねしたいと思います。

文化振興課長)陣屋門につきましては,現在,市民会館の駐車場の一画に建っている状況でございますが,今後市民会館が閉館されるということになれば,当面は実際その場所に設置と言いますか,建っていますので,管理のほうを行っていきたい。また,防災だったりそういった面につきましては,基本的に市民会館に設置してあります熱感知器等がございますので,何かあれば出動できると言いますか,確認できるような体制をとっていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

菱沼委員)最終的には取り壊さなければならないと思いますので,それにおいては陣屋門の移設という部分も,将来的には考えていかなければいけない。やっぱり県の重要文化財でもありますので,石岡市としても3年前ですかね,4年前かな設計をして造り上げて大事な部分でもありますので,その移設の部分に関してもしっかりと協議していただいて明確に教育委員会としてその部分においては対応してもらいたいと思いますので,よろしくお願いいたします。以上です。

勝村委員長)ほかに発言は,ございませんか。

石橋委員)1点お伺いいたします。今,菱沼委員に多少関連する部分なんですけども,市民会館の部分3月をもって閉館ということになります。将来的な取り壊しとかという部分の話がでましたけども,具体的にいつ頃,取り壊しを考えているのか,閉館の理由として耐震化の問題,老朽化の問題という部分があるわけです。さらに危険が予想される建物をいつまでも放置をしておくというのは,もちろんあってはならないわけですので,そういう部分で方向性が決まっていればお考えをお示ししていただければと思います。

生活環境部長)市民会館の取り壊しにつきましては,現在のところ予定はございませんが,新年度からも市民会館の体制は残ってありますので,今後基礎調査等実施する上で,解体等の問題についても協議されるものと思っております。現在のところは予定されておりません。以上でございます。

石橋委員)予定がないというのは分かるんですけども,閉館をして立ち入り禁止にするんですかね。取り壊す部分についてはまだ予定はないにしても,4月以降その市民会館の安全確保と言いますか,建物が残っている間の安全確保というのはどういう部分をお考えなのかお伺いをいたします。

生活環境部長)市民会館の地下駐車場の部分は防犯上暗くて,近くに石岡小学校もあるということで,防犯上危険だという市民からのお知らせなどもございます。そういった観点から陣屋門があるんで,表の駐車場を閉めちゃうというわけにはいかないので,その地下駐車場については何らかの策をとりたいと思います。以上でございます。

石橋委員)表の駐車場は一般開放と言いますか,日常的に市民の方々に使わせるというお考えなのかをお伺いいたします。

生活環境部長)やはり陣屋門を見に来るお客さんもあるかと思いますので,正面3台分くらいしかない駐車場,現時点ではそういう駐車場になっていますが,閉めるわけにはいかないかなと私個人的には思っております。以上でございます。

石橋委員)くどいようですけど閉館後の市民会館においては,職員の常駐はなくなるわけですよね。そういった部分でその開放している部分の管理というのはできるのかどうか。それと,ホールのほうの地下の駐車場については,何らかの方法を考えて閉鎖をするという考えですけども,耐震化老朽化という部分で不安があるので閉館をするわけですから,例えば外壁が崩れるとか,そういう部分で何らかの災害なり被害の発生が予想される場合の対応というのは考えておかなければならないのかな。そういうリスクを考えながら開放をする部分はあって叱るべきかなと思うんですけど,そういったところの基本的なお考えがおありかどうか,またくどいようですがお伺いをいたします。

生活環境部長)新年度からの市民会館の体制でございますが,市民会館の条例もまだ残っておりますことから,市民会館職員としての体制はどこかに配置されるものと思います。その職員が市民会館の管理または代替施設等の調整管理,そういったことも仕事がございますので,市民会館職員が建物等及び駐車場の管理をするものと思います。以上でございます。

石橋委員)あの思いますでは困ってしまうと思うんですけども,そもそもくどいようですが,市民会館4月以降,休館なのか閉館なのか,改めてもう一度お伺いをいたします。12月の委員会ですかね確か,休館というお話があったかと思います。9月か。そういう説明を受けた中で石岡市の広報石岡では閉館というようなお話が出ました。今部長からの答弁で市民会館の設管条例はまだ残るというようなお話がありましたけど,閉館すれば設管条例廃止すべきであると思うし,今の部長のお話ですと休館ということであれば設管条例は残しても支障はないのかなという感じがするんですけども,市のほうとして一貫性のある方向性って言いますか今後の対応をもう一度お伺いをいたします。

生活環境部長)市の考えとしましては市民会館は4月1日をもちまして閉館いたします。設管条例を残す理由といたしましては,5年後の新築に向けて担当職員がそれに向けて進めていくということで,現在のところ条例のほうも残しているような状況でございます。以上でございます。

石橋委員)職員を残す,市民会館という施設として,ただ今後としてこれまでの我々が受けてきた説明の中では複合文化施設としての施設展開という説明を受けたと思うんですね。市民会館として単独で整備をされていくのではないと,我々理解しています。そういう意味では市民会館の設管条例を継続して存続させる意味がかなり希薄ではないのかなと。職員を組織の中に残しておくだけでは設管条例は意味をなさないのかなと思います。これについては私の意見として,特にお答えは求めませんので,以上です。

勝村委員長)発言は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,この際,当委員会の管外調査についてを議題といたします。
 当市における重要な課題であります「石岡地域医療対策」については、先日の石岡地方医療対策カンファレンスにおいて「石岡地域医療計画案」が承認され,石岡市を主体とする公立病院の設置ということで発表があったわけですが,指定管理者制度による公立病院運営について,今後の当委員会の調査活動に資するため,委員派遣による管外調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。本件調査のため,日時,場所,調査案件は,お手元に配付いたしました委員派遣承認要求書の案に示すとおりとし,本案をもって石岡市議会委員会条例第32条の規定に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。これにご異議ございませんが。
 
〔「異議なし」との声〕
 
勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。


 






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