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議会中継
  


 第5回委員会 (3月16日)
出席委員 鈴木光雄委員長,川村良一副委員長,嶋田佐登子委員,関町芳弘委員,菱沼一夫委員,藁科登委員,池田正文委員
市執行部 教育長(石橋凱),教育次長(草間暁),参事兼教育総務課長(小沼茂夫),参事生涯学習担当(真家寛),学校管理課長(以後崎隆),学校教育課長(菱沼敏之),生涯学習課長(田崎徹),中央公民館長(桜井藤雄),文化振興課長(鈴木正治),スポーツ振興課長(芳藤丈夫),学校給食課長(山本敬司),中央図書館長(鈴木幸子),石岡教育事務所長(渡辺勝男)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



鈴木委員長)ただ今から,文教委員会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。本日の議題は,議案第1号「平成18年度石岡市一般会計予算」のうち,当委員会の所管にかかる部分についてであります。なお,一般会計予算における当委員会の審査範囲は,お手元に配付いたしました審査区分表のとおりであります。
 次に,付託案件の説明のため,本日,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
これより議事に入ります。議案第1号「平成18年度石岡市一般会計予算」のうち,当委員会の所管にかかる部分を議題といたします。
 はじめに,執行部より,予算の概要について,説明を求めます。

参事兼教育総務課長)それでは,教育総務課の所管に係ります平成18年度における主要事業と新規事業についてご説明申し上げます。資料は先ほどお配りしました平成18年度の予算案のページに沿ってご説明させていただきます。18ページにございます学校管理運営経費の小学校分についてご説明を申し上げます。合併に伴う施策・制度の充実を行った事業ということで,防犯用ブザー配付経費106万3,000円がございます。旧石岡市ではすでに全生徒に配布済みですので,新一年生と八郷地区の1年から6年生までの生徒全員,約2,100人に配布を予定するものでございます。
 施設用備品35万9,000円でございますが,防犯対策として新規に各学校にさすまた,催涙スプレーを配備するものでございます。同じく19ページになりますが,中学校,そして市立幼稚園にも配備を予定してございます。
 教育活動振興経費では,学校図書館嘱託員報酬682万5,000円がございます。これまで旧石岡市で採用しておりました学校図書館の嘱託員でございますが,旧八郷町の小学校にも配置をいたしまして,図書館の本の整理,貸し出し等を行ってもらうものでございます。石岡と同じように1人で2校を受け持ち,曜日を替えて勤務をしていただく体制を考えております。中学校にも同じように学校図書館嘱託員を配置してまいります。
 それから教育用パソコン借上料1,491万8,000円がございます。この中で平成10,11年に借り上げ,耐用年数の過ぎている園部,恋瀬,柿岡,葦穂,小桜の5つの小学校,それから後ほど19ページに出てきますが,中学校の全8校のパソコンを新機種に換えるものでございます。ほかの14小学校については,来年度に換えていく予定となっております。
 それから教育振興支援事業では,遠距離通学費補助金156万9,000円がございます。この補助金は,合併に伴い施策・制度の充実を行ってきた事業でございまして,旧八郷町はこれまでバス定期代の2分の1を補助,旧石岡市の場合は3分の1の補助でしたが,これを新年度より八郷町に合わせ2分の1の補助にいたすものでございます。
 次の学校いきいきプラン推進事業も,合併の伴い施策・制度の充実を行った事業でございまして,旧八郷町で行っておりました総合的な学習推進事業を,石岡市で行っております学校いきいきプラン事業に組み入れ,進めるものでございます。19ページ中段に中学校の学校いきいきプラン推進事業が出てまいりますが同じでございます。
 続きまして19ページに移ります。幼稚園関係では幼稚園教育振興事業で私立幼稚園教育振興費助成補助金2,347万2,000円がございます。合併により充実を図った事業でして,旧八郷が3,4,5歳児に月2,000円を保護者に補助していたのに対し,石岡は3歳児には1,000円の補助でしたが,これを八郷に合わせ3,4,5歳とも2,000円にいたすものです。それから,石岡ではこの2,000円の補助は,私立幼稚園就園奨励費補助金を支給されていても支給されましたが,八郷では支給されてなかったので,これを石岡に合わせどちらも保護者に支給をいたすものでございます。以上教育総務課の新規事業,それから主要事業でございます。よろしくお願いいたします。

学校管理課長)学校管理課の所管に係ります平成18年度の主要事業及び新規事業施策概要について,ご説明申し上げます。資料の18ページでございます。北小学校校舎改築事業の北小学校建設に要する経費で実施設計委託料1,771万円がございます。北小学校校舎改築事業につきましては,これまでにも取り組んでまいりましたが,現在の校舎は昭和49年に建築され,平成11年に外壁等の改修工事を行いました。建築後30年を経過しての老朽化と内部のクラックが拡大するなど,耐震性に問題があるのではないかと思われるため,平成16年度に耐震診断を実施いたしました。その結果,補強を必要と判定されましたが,補強工事を行うには,基礎を含みまして建物のほとんどに手を加えなければならないことや,工期も長期にわたること,また,工事後の教育環境の悪化などが見込まれるため,校舎の改築を行い,教育環境の整備をすることになり,平成17年度には耐力度調査を実施してきたところでございます。平成18年度におきましては,実施設計を進めてまいります。なお,北小学校校舎の改築工事につきましては,平成19年度に予定してございます。
 続きまして19ページでございます。新規事業といたしまして柿岡中学校校舎改築事業の柿岡中学校建設に要する経費で基本構想委託料150万円がございます。柿岡中学校の現在の校舎は,昭和40年から42年にかけて建築された建物で,耐震不適や老朽化が進んでおり,維持管理面でも改修が必要となってきております。そのため,これから予定しております改築に向けて基本構想を策定する費用でございます。以上でございます。

学校教育課長)それでは,学校教育課の所管に係ります平成18年度における主要事業と新規事業についてご説明を申し上げます。17ページにございます。学校教育一般経費では,社会科副読本印刷624万8,000円がございます。平成19年度に使用する市として統一した社会科副読本3,500冊の印刷費で,小学校3,4年生に配付させていただく予定でございます。
 18ページには,学校教育支援事業がございます。これは適応指導教室を設置し,不登校児童生徒の未然防止あるいは解消のための事業でございます。具体的な中身といたしましては,市内の児童生徒あるいは保護者を対象とした教育相談をする教育カウンセラー1名の報酬120万円,適応指導教室に来られない児童生徒への対応をする学校適応指導員1名の報酬120万円などでございます。
次に,語学指導事業では,市内の中学校を中心に配置しておりますAET4人に対する報酬が中心でございます。現在,国際化協会からの派遣1名,委託業者からの派遣3名となっております。指導主事英語助手報酬4月から6月,112万2,000円とありますが,県国際化協会からの派遣1名につきましては,契約が7月で満了となります。4月から6月ではなく,4月から7月の誤りでございます。ご訂正をお願いいたします。失礼いたしました。それ以降はAET4人とも業者に委託する予定でございます。英語指導助手委託料1,321万4,000円がございますが,委託業者からの派遣AETに対する委託料でございます。
 教育活動指導員配置事業で,介助員報酬848万8,000円がございます。障害があり,特に配慮をしていかなければ教育に支障があるという児童を対象として,教員の補助者として介助員を配置するという事業でございます。石岡地区の小学校に7名,八郷地区に3名の介助員を配置する予定でございます。
 TT特別配置事業では,TT非常勤講師人件費2,364万3,000円がございます。カッコ内が4名分とありますが,14名の誤りです。ご訂正をお願いいたします。失礼いたしました。小中学校で国の少人数加配がなされていない学校に対しましても,TT非常勤講師を配置し,きめ細かな指導及び効果的な授業を展開するものでございます。
 19ページにございます心の教室相談員配置事業では,心の教室相談員報酬160万円がございます。現在,石岡中学校,府中中学校,有明中学校,柿岡中学校区にスクールカウンセラーが配置されておりますが,それ以外の中学校にも心の教室相談員を配置しまして,子どもたちのカウンセリングあるいは悩みの相談にあたるというものでございます。以上でございます。

生涯学習課長)生涯学習課の所管に係ります平成18年度における主要事業と新規事業についてご説明いたします。20ページにございます社会教育振興事業についてご説明いたします。本事業につきましては,主に家庭教育学級及び婦人学級,成人式の実施などにかかる経費であります。家庭教育学級は,保育園・幼稚園の保護者,小中学校の1年生の保護者を対象に,家庭のあり方について学習いたします。婦人学級については,小見・柿岡地区で行っている婦人学級を継続いたします。また,成人式につきましては,18年度から市民会館を会場として合同で開催する予定でございます。
 続きまして生涯学習推進事業につきましては,市民講師,生涯学習の集い中央大会及び記念講演会,全国生涯学習フェスティバルへの参加などにかかる経費であります。市民講師については,市民の方々に講師登録をしていただいて,研修会等に講師として派遣を継続して実施いたします。生涯学習の集い中央大会は,各保育園,幼稚園,小中学校で行われておりました家庭教育学級の成果を年度末に発表して,その後記念事業を開催します。全国生涯学習フェスティバルにつきましては,本年10月5日から9日まで笠松運動公園をメイン会場として,生涯学習にかかる活動を一堂に会して実践する場を提供するもので,茨城大会は全国で第18回目になります。各市町村へは見本市への出展要請が茨城県の方からございまして,その出展する負担金であります。
続きまして複合文化施設建設事業については,現在の中央図書館北側に取得した用地に建設する施設の基本設計の策定経費でございます。17年度に策定しております建設基本構想に基づき,基本設計の策定を実施いたします。
 続きまして21ページになりますけれども,青少年センター事務費についてですが,これは青少年センターの公用車,その他消耗品等の経費でございます。
キャンプ場維持管理経費については,常陸風土記の丘西側,森林公園内に整備したキャンプ場の維持管理経費と,4月以降廃止します波付台キャンプ場の管理棟やトイレ,炊事場などを解体撤去する工事経費でございます。
 続きまして青少年育成事業については,青少年相談員活動事業,青少年を育てる市民の会へ対する補助金,各中学校で実施します少年の主張事業,ふるさと少年教室,石岡のおまつり巡視事業などがその主な経費でございます。
 子供会育成事業につきましては,子供会育成連合会への補助,子ども会フェスティバル開催委託料などが主な経費です。子どもフェスティバル事業につきましては,石岡地区が運動公園を会場として11月の上旬に,八郷地区が10月下旬に開催されます「八郷ふれあいまつり」と同時開催を計画しております。
最後に青少年ホーム施設維持管理会費でございますが,勤労青少年ホームにつきましては,貸館業務を中心に施設を運営しておりましたが,本施設を拠点としておりました青少年センターが,八郷庁舎に事務所機能を移動することに伴いまして,貸館業務が中心となるために,全面的委託の委託経費が主なものでございます。以上でございます。

中央公民館長)それでは私の方からご説明させていただきます。平成18年度の主要事業及び新規事業についてでございます。この中で○印がしてありますけれども,新規事業といたしまして陶芸用電気窯の修繕,こちらが東地区の公民館でございまして,50万円。それから20ページでございますが,国府地区公民館の管理運営経費1,730万5,000円が新規でございます。平成18年度における主要事業でございますが,20ページのほうの中央公民館管理運営経費2,858万円,これについてご説明いたします。この中の講師謝礼182万3,000円でございますが,これは中央公民館に関わる講座開設の経費でございまして,主に前期・後期の講座,夏休み親子講座,高齢者学級,公民館まつりなどを開催した際における講師謝礼として予定しております。
次の施設清掃管理保守保安委託料616万6,000円でございますが,この中には旧石岡市内にございます分館の管理運営経費を含んでおりますが,主なものといたしましては施設の清掃,空調設備,舞台設備機構の保守点検,衛生管理の水質検査,空気環境測定,害虫防除などの委託経費として予定しているものでございます。
 次は,地区公民館に関わる経費でございます。地区公民館の経費といたしましては,府中地区公民館管理運営経費1,348万円,東地区公民館管理運営経費2,392万1,000円,城南地区公民館管理運営経費1,505万5,000円,八郷地区公民館管理運営経費1,631万5,000円,国府地区公民館管理運営経費1,730万5,000円を見込んでございます。先ほど申し上げましたけれども,東地区公民館に関わる陶芸用電気窯修繕50万円がございます。この陶芸窯につきましては,耐用年数の経過していることもありまして,温度管理がうまくいかないということで,講座の開催,同好会の利用に不便をきたしている現状にありまして,ヒーター部分について修理しようとするものでございます。
 講師謝礼につきましては,府中地区公民館94万円,東地区公民館102万7,000円,城南地区公民館99万2,000円,国府地区公民館94万円を見込んでございます。主に前期・後期講座やサークル活動,高齢者学級,夏休み親子教室,公民館まつりなどを開催した際における講師謝礼でございまして,各地区公民館ともほぼ同様な事業内容でございます。
 次の施設清掃管理保守保安委託料につきましては,府中地区公民館332万9,000円,東地区公民館334万6,000円,城南地区公民館339万8,000円,国府地区公民館255万3,000円でございますが,委託料に多少の差はございますが,委託する内容に関しましては,各地区公民館ともほぼ同様な委託内容でございまして,施設の清掃管理,浄化槽,冷暖房機等の保守点検,ばい煙等空気環境測定などを予定しているものでございます。なお,八郷地区公民館管理運営経費の中にございます地区文化祭実施委託料102万6,000円,自主事業実施委託料108万円でございますが,これは職員の常駐していない八郷地区公民館8館に対しましての委託経費でございます。例年,各地区公民館ごとに実施していただいている事業でございまして,引き続き自主的講座の開催,地区文化祭を実施していただくというものでございます。
 また,国府地区公民館管理運営経費につきましては,新規事業経費でございます。これは,社会福祉協議会の事務所移転により空きました福祉会館の有効活用を図るもので,国府地区公民館として開館しようというもので,そのための経費でございまして,現に開館しております石岡地区公民館3館と同様な内容でございまして,同程度の経費を見込んだものとなってございます。以上でございます。

文化振興課長)文化振興課の主要事業についてご説明をいたします。20ページでございます。発掘調査経費,予算額2,573万4,000円の予算でございますが,事業内訳としまして,常陸国衙跡第6次発掘経費2,274万円で,事業内容としましては,場所は石岡小学校敷地内グランドでございます。前期調査として,小学校の夏休み期間中に体育館前の駐車場の一部約220平方メートル,後期調査としまして,校舎前の南側約400平方メートル及び東側の約200平方メートルの合計約820平方メートルを調査いたします。小学校の校庭でありますので,学校側とよく協議をいたしまして,児童の事故防止のために夏休みと秋の運動会終了後に調査を実施する予定でございます。
 次に白久台遺跡発掘調査経費50万2,000円につきましては,平成18年度の駅東地区区画整理事業に伴います発掘調査に要する経費でございます。
 次に,弁財天遺跡発掘調査経費50万2,000円につきましては,染谷地区の市道改良工事に伴います調査に要する経費でございます。
 次に21ページでございますが,文化財保護保存及び普及経費1,443万2,000円でございますが,内訳としましては,単年度の事業としまして,高浜神社改修工事補助金110万円,事業内容は市指定有形文化財であります高浜神社の拝殿の茅葺屋根の損傷が著しいため,修理が必要であるため修繕工事をするものです。修繕工事費の2分の1の補助をするものでございます。
 次に,建物修繕50万円につきましては,民俗資料館,文化財センター等の建物の修繕に要する費用でございます。
史跡管理委託料380万4,000円は,舟塚山古墳,国分尼寺跡など8箇所の除草清掃等の管理委託料でございます。
 次に,芸術文化振興事業4,380万円でございますが,事業内容としましては総合文化祭委託料206万6,000円でございますが,これにつきましては石岡市文化協会加入44団体による文化祭を文化協会に委託する予算でございます。実施時期は10月から11月にかけて実施するものでございます。石岡市芸術祭補助金128万2,000円につきましては,中央公民館において開催されます美術展,芸能祭等の5事業に対する補助金であります。以上でございます。

スポーツ振興課長)それではスポーツ振興課にかかる部分で,主要施策,概要の中から主なものについて説明をさせていただきます。まず21ページでございます。体育振興活動経費の中で,スポーツ推進事業委託料89万7,000円についてでございます。これは初心者向き,あるいは少年少女向きのスポーツ教室を開催して,スポーツ人口の底辺拡大を図り,体力づくり,健康増進に寄与するものであります。具体的な教室といたしましては,石岡では健康体操教室,ソフトバレーボール教室テニス教室,少年少女スキー教室などでございまして,また八郷では,ニュースポーツ教室,スキー教室,夏休み教室などの事業を開催する考えでございます。
 次に,スポーツイベント事業の中で,合併記念マラソン大会委託料190万円についてでございます。マラソンにつきましては,従来八郷運動公園をスタート・ゴール地点としてマラソン大会が開かれておりました。このマラソン大会をボリュームアップして合併記念マラソン大会を開催する考えでございます。八郷地区はもとより,旧石岡地区にも参加を呼びかけて開催したいと考えております。
 次に22ページを開いていただきたいと思います。八郷運動公園維持管理経費の中で,ロデオマウンテン修繕工事362万6,000円でございますけれども,八郷運動公園プールのロデオマウンテンについては,老朽化により亀裂等が生じたので,利用者に怪我をさせるおそれがあるというようなことから,昨年度から利用できない状態になっているので,改修するものでございます。内容的には,スライダー面などの補修,研磨及び塗布などの工事であります。以上でございます。

中央図書館長)それでは,中央図書館の所管に係ります平成18年度における主要事業と新規事業についてご説明を申し上げます。20ページにございます主要事業の中央図書館管理運営経費の図書購入費1,556万8,000円についてご説明申し上げます。昨年度より43万2,000円減額になりましたが,引き続き児童関係図書の充実を図ってまいりたいと思います。また,図書の選定につきましては,司書をはじめ全員で幅広い選定を心がけております。また,辞典,年鑑などの高額なものについては,中央図書館資料選定委員会による現物,カタログから見計らい選定をお願いしております。
 次に合併に伴い施策・制度の充実を行った事業ということで,中央公民館までの利用拡大経費407万6,000円がございます。これにつきましては,中央公民館図書館に図書館情報システムを導入し,本館と中央公民館を,東,城南地区公民館と同様にネットワークを結ぶことにより,分館としての機能を図り,市民への公平な図書館サービスを提供するものでございます。経費の内訳につきましては,中央公民館図書1万2,500冊の装備,書誌情報データセットアップ作業などの委託料276万円が主なものでございます。以上でございます。

学校給食課長)学校給食課の所管に関わります平成18年度における主要事業と新規事業について説明をいたします。22ページにございます石岡給食センター管理運営経費の主なものでありますが,電気料408万円,水道料912万円,施設用燃料962万4,000円でございます。調理業務経費では,賄材料費2億2,352万4,000円,配送委託料1,995万円となっております。
 八郷給食センター管理運営経費の主なものは,電気料607万2,000円,水道料312万6,000円,施設用燃料560万円でございます。調理業務経費では,賄材料費1億2,301万5,000円,配送委託料1,324万5,000円となっております。
 次に,石岡給食センター改築事業ですが,予算総額は15億円でございます。内訳でございますが,工事請負費が12億3,500万円,用地購入費が2億2,009万9,000円,調理用備品が2,977万4,000円,施設用備品が512万7,000円,設計・工事監理委託料が1,000万円でございます。なお,工事請負費の内訳については,当初は6,000食対応で実施設計書が作成されましたが,児童,生徒が減少傾向にありますので5,000食対応に設計変更するとともに,財政の厳しい中,できるだけコスト削減を行い,工法,材料の見直し,設備工事の見直し,厨房機器などの見直しを現在作業中でございますので,建築工事,厨房機器設備工事等,工事の内訳の具体的な数字はお示しできません。
 次に29ページでございますが,15億円の財源の内訳でありますが,ここに記載のとおりでありますが,その他といたしまして7,069万8,000円が,学校等整備基金から持ってくるものでございます。以上であります。

鈴木委員長)以上で,説明は終わりました。
次に,これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

池田委員)まず歳入について1点お伺いしたいと思います。73ページになります。学校給食費3億4,735万4,000円につきまして,現年度分あるいは過年度分ということで記載がなされております。諸収入というような形になっているわけでありますが,給食を食べる児童生徒の受益者に対する負担であると思いますので,諸収入というよりは負担金として納付をいただいているわけでありますので,諸収入ではなくて負担金の項目に入れたらどうかと思います。諸収入になっている理由についてお伺いをしたいと思います。

教育次長)ただ今の学校給食費の雑入の問題でございます。雑入とは,地方公共団体の歳入予算上どの款にも属さない収入が諸収入であり,諸収入のうち他のどの項にも属さない収入が雑入であります。一般的に給食費は,材料費の実費相当分のため,雑入という扱いをしているところでございます。以上です。

池田委員)わかりました。ありがとうございます。次に,歳出の部分で給食センターにかかります予算が,石岡給食センターさらには八郷給食センターと,それぞれ管理運営経費,調理業務経費と分かれているわけであります。であれば,歳入についても,現年度分,過年度分はあるにしましても石岡給食センター,八郷給食センターと分けるべきではないかと思いますが,ご見解をお伺いしたいと思います。

学校給食課長)給食費の問題でありますが,合併前まではそれぞれ組んでいたんですが,合併になりましてから財政課の方の指導でもって,歳入だけは一緒ということで予算編成がなされております。以上でございます。

池田委員)それでは確認の意味を含めまして,再度これについてお伺いをいたしますが,そうしますと18年度当初予算を今回審議しているわけでありますが,19年度以降もそのような形で記載がされるということでよろしいんでしょうか,お伺いをしたいと思います。

学校給食課長)委員のおっしゃるとおりでございます。

池田委員)それではこの件に伴いまして,過日保護者宛てに給食費の改定の文書が回ってきたわけであります。教育長名におきまして,中学校で200円,小学校で100円の給食費の料金改定が文書として回ったわけでありますが,保護者の多くの方から要望,意見として言われたことの中に,合併に伴い給食費の値上げだということであります。私も実際その文書を見たわけでありますが,合併に伴い給食費が値上げになるという一言ではなかなか理解もされませんし,あるいは納得もされないわけであります。これにつきまして今後料金の改定について保護者の方により詳細に協力依頼をすべきと思いますが,その点につきましてお伺いをしたいと思います。

学校給食課長)学校給食費の値上げにつきましては,合併調整方針案によって石岡と八郷に違いがあったために,八郷の額に統一をするというような合併調整方針案に基づき今回教育長名で通知を出したところであります。実際的には石岡の場合,平成8年からこれまで改定はなかったという経過がございます。値上げするに際しても今回学校長会等の会議に諮っていただいて,それぞれ審議をしていただきました。改めて文書でという考えは今のところございませんが,学校長会等にもう一度その点について説明なりはしたいというふうには思っております。

池田委員)ただ今お答えをいただいたわけでありますが,より詳細に,例えば昨今の原油高に伴い燃料費が増加しているとか,あるいはより安全・安心な食材の確保,そして質を高めるといったような言葉が仮にあの文書に入っているのであれば,保護者の方も納得をされたのだと思います。今後是非検討をしていただいて,給食費改定の件につきましては,保護者の方に周知徹底,あるいは協力の依頼の徹底をしていただければと要望をしておきたいと思います。歳入に関して,これで質問を終わります。

菱沼委員)一般質問,総括の予算審査の中で,文教委員会のほう改めてということではないんですけれども,私の方からは細かいところで質問を申し上げたいと思います。予算書の207ページからなんですけれども,公民館関係の管理運営経費の中で,石岡地区,八郷地区それぞれの公民館長さんの報酬が載っております。これを見まして大変差があるのかなと,八郷町の場合は8区公民館があるわけですが,その8区全部で公民館長さんの報酬77万2,000円と計上されております。石岡の場合を見ますと数が少ないせいか,ちょっとわからないんですけれども151万4,000円という報酬額が載っているかと思います。こういうものについて私ちょっと理解しかねる部分がありますので,その内容について細かくご答弁の方をいただきたいと思います。

中央公民館長)ただ今の議員さんのご質問にお答えさせていただきます。ご質問の件は旧石岡市内の3館,18年度からは4館になりますが,そちらと八郷地区の公民館長等の報酬の違いについてということでございますよね。旧石岡市内にございます府中,東,城南,新年度からは国府が加わりますけれども,こちらにつきましては,八郷地区と形態が異なっておりまして,非常勤ではございますけれども,旧石岡市の公民館につきましては,非常勤職員が,館長につきましては週に4日,社会教育指導員が3日でございますけれども,そういうことで週に3日なり,4日なり出ております。八郷地区の公民館につきましては,非常勤と申しましても館のほうに出て執務しているわけではございません。そういう違いがございまして,報酬に違いがございます。それでよろしいでしょうか。

菱沼委員)いずれも非常勤制度ではあるというような形の中で,八郷町は全然出ていない。石岡の場合は週4日ぐらい館に赴いて職をするというようなご答弁だったんですけれども。それでは4日出てのその仕事の内容なんですけれども,公民館長さんとして総括的にやられておるのか,また八郷町の場合は年に1度も出なくても,もしそういうことであれば館長という名前で,8名だとすれば9万9,250円ぐらいにはなるわけですけれども,そういった中で事業を運営しているということであれば,もう少し合併を機にそれぞれの公民館の内容の統一というものも図られてもよいかと思うんですが,そういう考えはあるんでしょうか。

教育次長)石岡市の公民館長の業務でございますが,公民館の総括というようなことでございます。実際の業務は社会教育指導員3名と市の職員1名の5名体制でやってございますが,社会教育指導員と併せまして,社会教育の特定分野に関して住民の学習を援助するための各種の教養講座や生活に即した講座など,そういうものを企画立案し,運営をしております。そういう中で週4日勤務ということになってございます。また,八郷町の公民館の館長さんにおかれましては,その地区の方にお願いをしてございまして,公民館長さんのほかに副公民館長,公民館主事という方を民間の方をお願いしてございます。公民館主事補として小学校の教頭先生をお願いしまして,その方に事務をお願いしながら1年間通年の施設の管理と,単発的な講習,研修,そういうものを実施しているところです。また,施設の規模につきましても,石岡の地区公民館と八郷の地区公民館では差がございまして,そういう中では石岡と八郷の地区公民館の事業を同じようなものに合わせるというのは無理だというふうに考えてございます。

菱沼委員)ありがとうございました。事業内容がだいぶ違っているというようなことでございます。私は旧八郷地区なものですから,八郷のことを申し上げますと大変年間行事の中で講座を多く開いて,地元の人のためにそれぞれの特色あるいろんな講座が開かれて盛況を呈しているところでございます。旧石岡市のやり方がいいのか,旧八郷のやり方がいいのかということになるわけですけれども,それを考えてみても公民館長さんの報酬ということを見ますと歴然と差がありすぎるのかなというふうな思いでなりません。それぞれのいいところを取り入れながらもう少し一体性のある公民館運営を今後よろしくお願いしたいと思います。要望でございます。どうぞよろしくお願いしたいと思います。

藁科委員)一般質問でも同僚議員が質問していたように,学校給食センターの配送委託料についてお伺いをしたいと思います。今年は,1,995万円という予算が計上されておりますが,昨年は2,000万円を越えていたのかなという記憶があるんですが,どうしてこれが下げられたのかその理由を説明していただきたいと思います。

学校給食課長)配送の委託料でありますが,確かに平成17年度は当初2,220万7,500円でございます。今回は,今委員さんがおっしゃったような金額でございますが,ちょうど今年の7月に車両の減価償却期間が終了をするというようなことで,その減価償却分についての違いでございます。

藁科委員)ありがとうございます。それと八郷の昨年度の配送料は,私たちは知る由もないんですが,今年は同じ石岡市ということで,八郷町の給食センターの配送料が,これは昨年と同じということなんでしょうか,どうなんでしょうか。

学校給食課長)八郷の配送委託料でありますが,車両が特殊車両ということで,改造する部分もございますので,減価償却期間を5年というふうに定めておりますので,それぞれ契約時の計画に基づいて同じ価格で5年間はいくということであります。

藁科委員)ありがとうございます。それにしましても今年のだけを比較しましても,石岡の場合が660万円ぐらいになりますか。八郷さんの場合はもっと低いと。ここの違いはどういうところにあるのかご説明いただきたいと思います。

学校給食課長)まず運転手の勤務時間が違います。石岡の場合は8時半から5時ということで7時間30分でございます。八郷につきましては,1号車,2号車,3号車それぞれ勤務時間が違います。1号車は4時間45分,2号車は4時間30分,3号車は4時間15分というような違いがございます。さらに人件費の部分で,本会議でも教育次長が答弁しましたが,石岡市の場合は月額の給料でございます。八郷の場合は,先ほどの時間に1時間あたりいくらというようなことで計算をしてございます。さらに退職金の問題,賞与の問題,主にこの人件費の部分で差が出ているところでございます。

藁科委員)時間給と月給とは,せっかく同じ石岡市なわけですから,八郷は時間給であって,こちらは月給だという考え方は全くおかしいんで。まして夏休みとか,春休み,冬休みが出てくるわけですから,そういう部分も含めたらどうして統一できないのか。さもなくば先ほど菱沼議員が言ったようにやはり差があったらおかしいんではないだろうか,というようなことになるかと思うので,その辺の説明をもう1度お願いいたします。

学校給食課長)この件についても本会議で教育次長が答えておりますが,現在,八郷と整合性をもっていなければおかしいのではないかということで,この件につきまして,なるべく八郷と合わせるということで,素案作りに入ってまもなく出来上がるかなということで,今作業中でございます。

藁科委員)わかりましたけど,これは大変なことで,同僚議員も質問していましたけど,八郷は3つの業者にお願いして切磋琢磨して,より良い,効率のいい配送をしている。石岡は1つの業者にお願いして,それは給食センター所長が悪いといっているわけではなくて,申し送り申し送りで,とんでもない金額でそのまま引き継がれている。同僚議員が一般質問でしていましたが,ましてその金額で33年間も同じシステムをとっていたと,これは行政側も非常に不勉強であったと,私はこう思うんであります。これは同じ石岡市なんですから,それで時間給といいますけどね,朝出てきて大体1日の仕事に決まっているわけですから,時間給なんていう考え方がむしろ旧八郷の方が一生懸命やってくれてたということで,石岡の業者が怠けていたと,石岡の行政マンが怠けていたと,こういうことにつながるのかなと。それだったらいっそのことセンター方式じゃなくて,民間にお願いすると。きちんとしたものを考えていかなければ,それこそ市民に対してなんと申し開きしていいかわからない,そういうことになるのではないか。今所長からそのことについては,考慮中だということなんですが,もう新しい年度が来るわけですから,そのときにはきちんとした形の中で,ある意味では今までの業者に行政訴訟も辞さないというような気持ちで,とんでもない金額が渡っていたということで,それを申し送りにした行政マンの不手際,これは両方にあるかと思うんですが,我々議員もそのことについて質問をしなかったという部分があったのかもしれません。だからこれは全体的に考え方を直していかなければいけないのかなと。それには年度替りということもありますし,まして今年で償却が終わるわけですか。特殊な車を使っているために,単年度契約であるかもしれないけど5年間はそれなりの契約をせざるをえないということは私もわからないわけではありません。あなたのところは高いから今年から契約破棄ですよというんじゃなくて,減価償却というような形で車両代も支払っていると聞いてますんで,そういうことも含めまして今年で切れるんであれば,早急な手を打っていただいて,まして旧八郷さんが3つの業者を使っているように石岡だって1つの業者にお願いしておくんじゃなくて,石岡も八郷も同じ石岡市ですから,その中ではやっぱり同一のシステムの中での配送をお願いしなければならないんではないかと,そのように思いますのでそれは必ず年度内に,極端な話を言えば1つの業者じゃなくて,石岡にだって運送業者はたくさんあるんですから,一般競争入札をしてもらうとかいうような形で一生懸命やっていただくと。食のことですから問題があっては大変だとは思いますが,その辺も含めまして逆に考えれば長年そこで携わっていたから安心なんだという考え方が,事故を引き起こす可能性もあるんでね。そういうことも含めましたら一生懸命やってくれる業者にお願いするのも一つの方法ではないかなと。だから5年でひと区切りで入札をし直すとかそういう形を絶えずとっていただければもっとよい,誰にも見える,私いつも思うんですが,給食配送委託料というだけの金額を見せられて,私たちは現実何もわからないんですね。この間たまたま同僚議員が質問したときに委託契約書というのをちょっと見せてもらいましたが,それにはもっともっと大変なことが書いてあったので,やっぱりこれはニュー石岡市として,八郷給食センターも石岡給食センターも同じ環境下で皆さんが統括しているわけですから,それは是非お願いしたいと思いまして,私の質問を終わりたいと思います。

川村副委員長)予算書の63ページのところで教育費の国庫補助金の中で,国宝重要文化財等保存整備費補助金,2分の1で1,137万円とありますけれども,これがどこの補助金なのかちょっとお伺いをしたいと思います。

文化振興課長)常陸国衙跡の発掘調査にかかる経費の補助金でございます。

川村副委員長)国から2分の1が出ているということで合計するともっともっと本当はいただかなくちゃいけないのかなと思うんですが,国衙跡の発掘はもちろんいいことですからたくさんやっていただければいいとは思うんですが,問題はその後だと思うんですよ。石岡の場合には,田島下ですか,この間の遺跡調査でも,やって埋め戻して本かなんかを1冊出して終わりにしてしまうということで,それで学術的にいいのかもしれませんが,もうちょっとつないでそれを何とか違う資源に活用できないのかなと思うんでありますが,その辺のところの今後の見通しというのはどういうふうにお考えなのかお伺いをしたいと思います。

文化振興課長)国衙跡の発掘調査につきましては,平成18年度が最終の調査年度になりますが,その後2年かけて報告書を作成いたします。その後,県ないし国の担当者とよく協議を重ねながらどのような位置付けで指定していただけるか協議をしたいと思っております。

川村副委員長)どんどんどんどん国とか県とか,やはりアプローチをしていきませんと,どこでもお金がない,人がないの話ですから,先に位置づけをしたほうが勝ちかなと思っております。ましてや石岡小学校が今現在建っておりまして,それを活用しているわけですから,石岡小学校自体の活用ということもそのあと関わってくるのかなと思っておりますので,ただ単にそのときそのときの場当たり的なやり方ではなくて,報告書を作らざるをえないんでしょうけれども,その報告書を作って次には何をやるんだと,その次はこうやるんだと,それでビジョンとしてこういう形のものを造りたいんだというビジョンがないと,今年はこれをやればいいんだ,来年はこれをやればいいんだではなくてですね,やはりできれば未来の創造図を作りながら仕事をして,やはり夢大きい仕事ですのでがんばっていただければいいのかなと思っているんですが,教育長はどういうふうにお考えかちょっとお伺いしたいと思います。

教育長)私も石岡小に2年,校長として在籍していたんですが,発掘調査に2回ほど当面したんですが,いろいろ報告書等,それからそのあとの敷地のもっていき方,校舎のもっていき方いろいろ取りざたされている問題もあったんですが,文化庁と市とのいろいろな行動計画もあるでしょうから,調査の経緯とかそういうのを見て,来年再来年と調査も続くわけですが,その動向を見極めながら,市全体の関わりになるかと思うんですが,教育委員会でもその様子をよく検討しながら,石岡小学校自体のあり方についても将来検討していかなければならないと思っています。この前奈良の調査員も来て一緒に携わったんですが,非常に貴重な遺跡だなということを痛感しましたので,先を見極めながらそのあり方について考慮していきたいなと思っております。以上です。

川村副委員長)そうしますと石岡の場合には,何か大きなものを建てる,何か大きなものがあったという前例があって,そこを発掘調査ということになるわけですよね。今度の文教に託されている複合文化施設も発掘調査が入ると思うんですが,そうすると出たらどうするんだとかその辺をきちんとしていかないと,とにかく人が住んでいた跡がそこかしこにあるわけですよね。そうなってくると例えば,違う形になるかもしれませんが,総合文化施設のところでも2,000万円とってますけれども,そのあとにまた発掘調査が入るわけですよね。29ページの実施計画のところですと,今年度は建設基本計画が2,000万円,平成19年には発掘調査が1,000万円ついてますよね。それで20年度には,19年度と同じ3,000万円がついているわけです。2,000万円をかけて建設基本計画をして,それから発掘調査をして,また発掘調査をしてというと,そしてそれから方針を決めるというと,基本計画を2,000万円で作って,そのあとに4,000万円を投入してそのあとどうするんだという,一般市民にしてみれば何か無駄を使っているような感じを受けないでもないと思うんですが,その辺のところのご見解というか,いかがなもんなんでございましょうか。

生涯学習課長)ただいま複合文化施設に関わる年次計画,実施計画の中での18年度は基本設計,19年度に発掘調査,20年度に発掘調査という実施計画の中身でございますけれども,まず遺跡の取り扱い方の問題ですけれども,国衙跡と複合文化施設につきましては,遺跡の性質が若干違います。すでに委員会の中でも複合文化施設につきましては,平成11年度に試掘溝を36箇所入れまして,どのような遺跡があるんだろうかという事前調査を実施しておる中で,国分寺及び周辺に関係するであろう,つまり8世紀から9世紀ぐらいの溝跡,さらには周辺の集落,竪穴式住居が178件。もちろん全部掘ればもう少し出てくるかと思いますが,そうしますとどうも溝跡と竪穴式住居であるということが遺跡の性格として確認されております。複合文化施設につきましては,当然そういう遺跡がございますから,前提としまして,発掘調査につきましては記録保存のための発掘調査であると。国衙跡につきましては,将来どういうふうに生かしていくかというための発掘調査であると,いうふうな内容が違ってきます。平成18年度に基本設計を実施しますと,敷地の中にここの場所にこれだけの面積で,こういう進入路の中で実施設計のための資料が確定するわけです。そうしますと全面を発掘するわけではなくて残りの公園部分は保存していけばいいわけでございますから,当然地下に傷をつけるであろうという,下を掘ったり,基礎を打ったりする部分を発掘調査を実施すると。そうしますと今の予定としましては,進入路,建物の建築面積を含めて,たぶん4,000平方メートル程度を調査すれば,地下の遺構を傷つける部分を調査,記録できるだろうということで,つまり平米単価1万円程度で発掘調査が可能であり,さらに調査報告書まで作成できるであろうという見込みで,この実施計画を企画課と調整の上掲載した部分であります。当然企画課と調整する段階で基本設計をし,実施設計をしながら発掘調査も可能であります。つまり18年度に基本設計をして位置が確定した場合に,19年度に建設する部分の発掘調査をしながら実施設計をし,20年度に建設工事ということも可能ですので,そういう要望は申し上げました。そういうふうな年次計画のスケジュールで実施してみたいんだというふうな話をヒアリングの中でさせていただきました。確か記憶の中では,12月の常任委員会の中でもそういうふうな答弁をしたように私は記憶しております。しかしながら財政状況を勘案して,建設年度を先に送ってくれという方針が財政,企画のほうで出されまして,今議員さんご指摘のように19年度,20年度には何の事業も入っていないだろうと,これは送ってくれということで,具体的にいいますと21年度に実施設計ということを計画したいんだというお話をいただいておりますので,来年度の見直しの段階で実施設計が発掘調査のあとに入ってくるという段階になってくるかと思います。見通しとしてはそういう方向になる可能性が高いというふうに認識しております。

川村副委員長)私は専門的なことはよくわからないので,一般的な市民の立場というか目線でものを申し上げますとですね。なぜ基本設計をしてから発掘調査をしなければいけないのか。だったら先に発掘調査をして,ここには建たないんだと,ここだったら何階建てまでも建つんだよとか,基本的にはそういうことが先なんではなかろうかなと,私は思うんですね。これは専門家じゃないからわかりませんよ。ただ一般の人たちも意外とそういう感覚が多いのかなと,ですからまず先に進入路を決めるよりも何よりも,全体的な発掘をさせていただいたら,そうしたらこの下にはないんだからこういう建物ができるであろうと。それに関しても1階建てなのか,2階建てなのか,3階建てなのか。大きさ,規模的なこともいえるのかなと思うんですが,順序が違っているような感じがするんですが。私はそう思うんです。それに関してはいかがお思いですか。

生涯学習課長)遺跡の発掘調査を事前に実施して,遺構がある部分,ない部分,それは発掘調査を全部実施しないと実はわからないという部分があります。でも残念ながら平成11年度に実施いたしました事前の確認調査においては,空閑地というのがあそこには実はないんですね。あそこの中で36本確認調査をしたところ,こういう部分に空閑地があるよ,という部分がありません。竪穴式住居がばらばらと点在していうという状況であります。もちろん溝については連続してございますけれども。ですからあそこの部分で,ここに建物を造りますよと,ここを調査すれば跡は残しますよというふうにしたほうが,全面発掘して遺跡,遺構がない部分に造るという方策もあるでしょうが,経費的にかなり節減できるという側面はございます。あそこの部分については,遺跡の性格上,国分寺のすぐそば,それから常陸国衙の北側で間の部分ですから,遺跡が途切れるという部分がある可能性は薄いと認識しております。以上です。

川村副委員長)私が申し上げたいのは,せっかく複合文化施設,文化施設から,それで前の文化をつぶしてまでも建てる場所を選定するときに,そういうことをした方がいいのかなということなんですね。それからもう1回戻ってしまうんですけれども,常陸国の国衙の年次の事業ですと,最後には本報告作成までで終わっているんですよね。そこで終わってしまっていいものなのかどうなのかということを先ほども教育長にお伺いしたわけなんでございますが,教育委員会としては,これでいいからそれで終わって,例えば何千万円とか億の金を使ってもいいのかなという気はするんですが,そのあとの方針というか,橋渡しというか,それに関してはお考えはあるのかないのかお伺いをします。

教育次長)国衙跡に関しましては,とにかく国衙跡の範囲の策定というようなことで,現在調査を実施しているわけでございます。そういう中でまず範囲の確定をした後,報告書ができましたらそれを基に国指定の遺跡として文化庁の方に申請をしまして,国指定を取るというような最終的な目的で実施している事業です。

川村副委員長)わかりました。ありがとうございます。それが聞きたかったんですけどね。基本的にただ金をかけてそれで終わりになっては困ると。ですからそのあとには当然石岡小学校の移転等も出てくるとは思いますけれども,まずきちんとした調査報告を上げていただければいいかなと思っております。この件に関しては以上でございます。
 あともう1点,207ページの公民館の管理運営経費の中で,各公民館の電気料がバラバラに異なっております。それでたぶんこれは当然使い勝手のよさ悪さ,講座の多さ少なさ,それから講座の種類によっては電気代を使ったり使わなかったりというのはあるかもしれませんが,それにしてもかなりの範囲の中での差があるわけですね。例えば中央公民館ですと,これはホールがあるせいかもしれませんが,500万円を越す。それから府中地区公民館ですと100万円。東地区ですと170万円。城南地区にしましても200万円を越えると。不便な城南地区のわりにはずいぶん人が使っているのかなという気がするんですが,これの差異はどうして起きるのかご説明をお願いしたいと思います。

教育次長)まず城南地区公民館の場合には,講堂と申しておりますが,現実には体育館がございます。それで水銀灯をたくさん使っておりますので,そういうことで電気料が高くなっております。東と府中は大体同じようなところかと思います。中央公民館は,施設がまるっきり地区公民館と違いまして,冷暖房の設備からまたホールの設備が充実しておりますので電気料もそれだけ高くなっているということでございます。

川村副委員長)ということは設備等の違いだけで,金額が変わっているというだけですね。ありがとうございます。それからですね,先ほども委員から出ておりました給食費の納付金等なんですが,私前も言ったと思うんですが,滞納額がたぶんあるのかなと。全額納入ではないのかなと思ってるんですが,石岡の場合には,滞納額の徴収というか納付に,学校管理者等があたってるはずなんですが,それが八郷の地区ですと,給食センターの職員があたってるということなんでございますが,その辺に対しての整合性というのはどういうふうにお考えか。

学校給食課長)給食費の徴収に関しましては,それぞれ現年度は口座振込みということで徴収をしております。滞納分につきましては,これは学校にもお願いをしてございます。家庭訪問のときなどにお話をしていただくということですが,そういう世帯につきましては,家庭訪問のときにでも会えないということを聞いております。それからセンター独自としましては,石岡の場合ですが,6月に1回文書でもって明細を送って納入のお願いをしてございます。それから18年度につきましては,2月に再度また文書でもって過年度分の催告をしてございます。八郷のセンターにつきましては,3月10日に過年度分について納入してくださいということで文書を送ってございます。

川村副委員長)私が申し上げてるのは,どこが主流になって集めているのかということをお伺いしているわけですよ。石岡の場合には学校側が集めているということで,八郷側はセンターが集めているというお話を聞いたんですが,それはどうなのかなと思ってちょっと聞いたんです。

学校給食課長)納入の場合ですが,学校に直接文書と一緒に持ってくる場合と,センターにその文書と一緒に持ってくる場合がございます。

川村副委員長)ちょっとずれがあるんですが,滞納額の督促に行くときに,私が前聞いたのは石岡では学校管理者等が任されて行っているんだという話を聞いていたんですね。それで今回八郷の方とご一緒になったら,八郷の方はセンターの職員等が主になって行っているんだよという話をしたもんですから,その辺のところは,合併したんですから,今度どういうふうな徴収方法をするのかなと思って今お伺いをしたわけです。

学校給食課長)過年度分につきましては,石岡も八郷も直接は職員はあたってございません。あくまでも文書催告ということで,学校を通じて出す文書,それから卒業してしまった児童生徒に対しては,直接郵送で催告をしているというのが現状でございます。

川村副委員長)わかりました。ありがとうございます。それではですね,まだありまして,私ちょっとわからないのでお伺いをしたいんです。201ページのところで日本スポーツ振興センター負担金231万9,000円。これは中学校ですが,小学校のほうでも199ページに451万8,000円とございますよね。かなり高額な負担金ではあるとは思うんですが,これはどういうところにどういう意味合いで負担をされているのかお伺いをしたいと思います。

参事兼教育総務課長)これは学校の子どもさんのけがに伴います保険でございます。945円が1人の負担金になりますけれども,そのうち保護者負担分として460円をいただいていると,それ以外は市のほうの負担ということになっております。

川村副委員長)わかりました。ありがとうございました。ただこれ負担金と書いてあったから保険だと思いませんでしたので,お伺いをしただけでございます。
それから195ページの教育活動指導員配置事業の中で,介助員報酬が今度新たに石岡5名だったのが5名プラスされまして,八郷地区が3名,石岡地区が2名と増えたわけでございますよね。その848万8,000円とございますけれども,これが私先日八郷のところを全部回らせていただきましたが,そのときに学校の大きさによりますけれども,数少ない生徒さんのところと,学校側では別にさほど必要ではないのかなと思われるような発言をしたところに介助者がついていると。要するに介助者をつけるための要項というか,条件というのはどういうふうな条件なのかお伺いをしたいと思います。

学校教育課長)就学指導委員会とか会議とか,学校長会からの要望書とか実際に子どもさんを見ていろいろ判断をしているわけなんですが,我々の目安としましては,1つが障害児の認定を受けているものというのがございまして,肢体不自由とか身辺自立が非常に遅れているもの,またADHDなど注意欠陥多動性障害と診断されたもの,自閉症と診断されたもの,種類としましては高機能自閉症,アスペルガー症候群とか,広汎性発達障害,精神遅滞などがございますが,あとは医師が介助員を必要と診断したものについてということで今回選定してまいりましたけれども,そのような状況で10名ということで,今回石岡地区7名,八郷地区3名ということで選ばせていただきました。

川村副委員長)私が前に学校に行ったとき,校長等に聞きましたところ,さほど必要がないような感じでいわれているのにもかかわらずついていたと,しかも本当に欲しくて一生懸命要望していたところについていないというところがたまたまあったんですね。ですから課長が実際に現場に行って確認しているのかどうなのか,例えば誰がそれを認定なさっているのか。本来ですと介助員の場合は肢体不自由児じゃなくて,本当はADHDのために始まったはずでございますので,その辺のところが拡大解釈をどこまでするのか。これどんどんどんどんやっていきますと,たくさんの方からの要望もありますでしょうし,やはりここまでなら必要だと,これは我慢していただくというきちんとした線がないと,決めるほうでも決められないと思うんですよね。人数にしても30人学級のところで1人そういう子どもがいるからつけなくちゃいけないのか。例えば,6,7人の学級の中でもそれをつけたほうがいいのか。いろいろパターンによってあると思うんですが,まずは現場に行ってみていただいて確認して,これだということでおつけになるのが普通だと思うんですが,課長は今回どのようにしてそれをつけたのか伺いたいと思います。

学校教育課長)今回は10月に合併しまして,学校教育課の中で訪問とかしております指導主事がございます。それから石岡の方でも指導主事がおりまして,私も全部は回れなかったのですが,その指導主事にそのお子さんの様子を聞いたり,あるいは要望書,それから実際面として全体的に見てどうかという点で今回そういうことで決めさせていただきました。

川村副委員長)そうするとですね,今の話を聞きますと,指導主事によって決められたということで,私理解してよろしいんですか,課長は見たか見ないかは別として。

学校教育課長)実際私も石岡の方を訪問して見ておりますが,八郷地区の方も全部の子どもを見たわけではありませんで,課として相談しながら進めて決めた次第でございます。

川村副委員長)そうすると相談して決めたというと,指導主事と課長とのお話で決めたということですか。これは個人攻撃じゃないですよ,勘違いされると困るんですが。その辺のところはっきりしておきませんと,来年,それから補正を組みながら介助員欲しいといっているところがあるはずですから,例えばこれにこういう規定があって,これに載っているのか載っていないのかというガイドラインからちゃんと私は作るべきだと思ってますので,その辺のところでお伺いしております。

学校教育課長)言い忘れましたけれども,就学指導委員会という組織がございまして,障害のあるお子さんがどういう方向でいったなら適正な就学ができるとか,相談できる組織がございますが,そういうところも参考にしまして,今回そういう10名ということを予算計上させていただきました。今後は,委員さんがおっしゃられたように基準というのをある程度明確にして進めていかなくちゃならないと考えております。

川村副委員長)基本的にいうと,全部これは子どもたちのためにつけるべきものであって,学校運営が楽になるから欲しいとか,それは私違うと思うんですよ。ですからその辺のところでこの間私訪問した中で,肢体不自由児がいるんだけれども,この子は自分でもって階段なんかも上がれるしという話をされましてね。そうしたら私は校長につけてもらったほうがいいんじゃないですかと言ったら,いやうちは大丈夫なんだよなんていう話をされてましたのでね。それで後日聞いたらそこについてると。ちょっと不合理というかね,現場との意思疎通がされてないのかなと,それでほかのところでは欲しくて欲しくて仕方ないのに今回つかなかったという話も聞いておりましたのでね。種類によってもちろん肢体不自由児,それからADHDなんかの場合ですね,当然つけるつけないという判定はあるかもしれませんが,やはり例えば自閉症でも小学校でつけて中学校で治るのかと,例えば体が悪かった子が治るのかと。治らないわけですよね。当然今度は小学校は地域の小学校へ行かせたけれども,中学校は養護学校にいかなくちゃならないんだよというのか,その辺のところも今後の見解としてお伺いしたいと思います。

学校教育課長)今委員のおっしゃるとおり現場の声を聞きながら,保護者などの意見とか,子どもの方を中心に考えまして,これからある程度の基準といいますか,そういうのは考えて進めていきたいと思います。

川村副委員長)またこれもしつこくなっちゃうからあまりやりたくないんだけど,今保護者のご意見ということなんですが,保護者も入れるときにはいいこと言うんですよ。もう私どもでほとんどみるからと,それでただこういうときに四六時中みるわけにいかないからその間だけでもみて欲しいということで入れるんですが,今度そこに介助員さんがつくと全く学校を顧みずにまかせっきりという場合が多く見られます。全部じゃないですよ。ですからその辺のところをよくよく約束事をされたうえで,やっぱり役割分担というか全部が全部みるわけにいかないわけですから,きちんとされたほうがいいのかなと。それで一度つけますとそのまま2年から6年生までずっと行きます。それから今後中学校のときに,何で小学校でやってくれたのに中学校ではやってくれないんだと,今つけはじまって一番最高の子が今度6年生ですよね。今度次が中学になるはずですから,今後のこともそういうふうに考えていかないとやはり同じような問題が出てきてしまうのかなと思っております。がんばっていただければありがたいと思います。お答えいただければ,なおさらありがたいです。

学校教育課長)委員のおっしゃるとおり今度新6年生になるお子さんが一番上の学年におりますが,今までつけていて中学校でどうなのかという問題もございます。この子ども本人の実態をよく見まして進めていきたいと思います。

川村副委員長)別にいじめたわけじゃございません。重ね重ね申し上げます。以上で私は終わりにさせていただきます。

鈴木委員長)ここで暫時休憩といたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。ほかに質問はございませんか。

嶋田委員)予算書の205ページ,バスの運転業務委託料の内容を説明お願いしたいんですけど。

参事兼教育総務課長)バスの運転業務委託料でございますけれども,これは幼稚園2園の送迎バスの委託でございます。現在シルバー人材センターに委託をしてございます。1園,161万1,700円程度を見込んでおります。それから時間帯ですけれども,月曜から金曜の平日が7時45分から9時45分,午後が1時45分から3時45分まで。それから午前中降園の平日が7時45分から12時45分までとなっております。

嶋田委員)その場合の保護者の負担と,あと八郷地区にみなみ保育所というのがあるんですけど,その場合は保護者の負担が1か月1,500円の負担となってるんですけど,それらとの調整はどのようになったのか。

参事兼教育総務課長)石岡のバスにつきましては,無料でございます。ちょっと保育所のほうとの調整はしてございません。

嶋田委員)それはちょっと不公平感があると思うんですけど。片方は無料,片方は有料ということで,同じ子どもを預かる場所ですよね。

参事兼教育総務課長)それはみなみ保育所だけが・・・(「そうです。」と呼ぶ者あり)いずれにしても今日はじめてそれについてはわかった次第なんですけれども,今後調整していく必要はあると思います。

嶋田委員)次に,防犯用ブザーの件なんですけど,全児童に配付するということですけど,その防犯ブザー自体どういうものかわからないんですけど,たぶん電池を入れて使用されるんだと思うんですけど,電池切れとかそういう面もありますよね。八郷の場合は,民家のない通学路というのがすごく多いんですけど,そういうことはどのように考えておられるのか。

参事兼教育総務課長)防犯ブザーですけれども,ボタン電池4つが入ります防犯ブザーでございます。そして緊急用にブザーが鳴るのと,後は足元を照らす程度のライトの役目もいたします。それから人家がなくなるということですが,そのお子さんを対象にということになれば,防犯ブザーでもそう役には立たないということも出てくるかもしれませんが,全体的に子どもさんを守るという中ではある程度有効なのかとは思っております。

嶋田委員)それと今回,北小学校の改築事業の実施設計委託料があがってるんですけど,もうちょっと防犯ブザーという時代じゃないと思うんですよね,今は。古河市なんですけど,小中,保育所に防犯カメラを設置するということがあるんですよね。どうせこうやって今後学校改築ということが次々出てくると思うんですけど,やっぱり今後は防犯カメラの設置というのもこれからは視野に入れてもらいたいなと思うんです。

学校管理課長)これまでの学校につきましては,防犯カメラは設置してございませんが,やはりそういう必要性はあるかと考えておりますので,これからの課題として検討させていただきたいと思います。

嶋田委員)是非それは北小にも検討してもらうようにお願いします。あと学校給食センターの給食配送の委託料の件なんですけど,先ほど勤務時間が違うということで,この金額の差は出たというふうに聞いたんですけど,石岡の給食センターで8時半から5時の勤務時間と言われましたが,その時間ずっと走ってるんですか。実際に走っている時間はこれだけの時間はないと思うんですけど,その他の時間帯は何をなされているのかお聞きします。

学校給食課長)石岡の運転手の場合は,8時半から5時ということで勤務をしています。それで,ずっと走っているのかということでありますが,そうではございません。給食ができてから配送ということになりますが,ただ3名の運転手さんには現在,調理室に入っていただいて,簡単な仕分け業務を手伝っております。どういうものかというと,みかんの個数とかトマトの個数とか,単純にそのクラス,学校に何個配付するというような簡単なものについて現在運転手さんたちが手伝っているというのが現状でございます。

嶋田委員)仕分け業務ということなんですけど,ちょっとおかしいと思うんですよ。給食の配送で委託されているわけでしょ。それでなんでそういう仕分け作業をしているのかというのは,別に給食センターの職員だけでも十分できることなんで,これは本当にさっき藁科議員も言ったように,契約内容の見直し,これはもう早急にするべきだと思うんですよね。今回一般質問でも契約内容というのは皆さん言っておられたんで。委託期間が5年で,いつが切り替えの時期なのか,その切り替えの時期に見直しをするのか,それ以前に見直すのかお伺いします。

教育次長)配送業務の見直しでございますが,具体的に運転手の勤務体系などの見直しについては,18年4月1日の委託の時点から見直しをしていきたいと思っております。また,新たな契約につきましては,9月1日から新たな複数の業者による競争入札といいますか,指名競争入札というような形で配送委託契約を結んでいきたいと,これにつきましては,車が特殊な車両ですので,車の耐用年数が5年ということですので,八郷の給食センターと同じ5年間の債務負担行為を行って,5年間の契約で進めていきたいというふうに考えております。

関町委員)私の方は,青少年育成の方の関連なんですが,青少年を育てる石岡市民の会でございますけれども,今回は合併ということで旧八郷さんの方にもそういう形のものはあると思うんですが,236万6,000円ですが,これは要するに合併を踏まえての予算だと思うんですが,どうなっているんでしょうか。

生涯学習課長)議員さんご指摘のとおり,青少年を育てる石岡市民の会につきましては,同じような組織で八郷町にも町民の会という組織がございました。この予算につきましては,青少年を育てる石岡市民の会,2つの団体を併せて同じような活動を実施していこうということで,それを見込んだ補助金の予算計上でございます。

関町委員)そうすると18年度で旧石岡市,旧八郷町の整合性といいますか,石岡市民の会として設立されて運営されていくんですか。

生涯学習課長)実は石岡市内にも一部市民の会が組織されていない小学校区があるものですから,その再結成と併せて,八郷地区とどういう形で一緒になっていくか,その打ち合わせを実施していく最中でございます。ただいずれにしましても団体としては,別々に補助金を出すんではなくて,一緒になった形で一本の補助金を出していくという計画でおります。よろしくお願いします。

関町委員)そうするとかなりの人数になってくると思うんですが,現在のところ八郷町民の会の方と石岡市民の会,併せてどのぐらいの数字が挙がっているんでしょうか。

生涯学習課長)青少年を育てる市民の会につきましては,小学校区にそれぞれ役員さんという方がいらっしゃいまして,その役員さんが市民の会の趣旨目的に沿った活動を実施すると。それをまとめ,統括する組織として本部組織があるわけですけれども,同じように八郷町さんでも同じ形になっております。ちなみに役員の数で申し上げますと,石岡は各小学校区を代表させていただいて33名の方,八郷地区につきましては,18名の方。ですから今,合計で51名の方が役員さんになって小学校区ごとに活動をなされていると。そうすると実際市民の全部とすると,何名が会員かということについてはちょっと手元に資料がございません。以上でございます。

関町委員)学校単位で見ますとまだ入られてない学校があるといわれておりますけれども,それは旧石岡市の中ですか。

生涯学習課長)石岡市の石岡小学校区が今結成すべく準備をしているという段取りをしております。

関町委員)ありがとうございました。いずれにしましても今エンゼルパトロールとか,諸々子どもたちの安全のために活躍されている皆さん方でございますから,是非とも全地域を網羅されるように,そしてなおかつ各小学校地区には我々議会人もいるわけですから,その人たちも幅広く呼びかけていただいてこれから努力していただきたいなと,このように思っております。よろしくお願いします。

藁科委員)今の青少年を育てる会のことに関連してなんですが,これはどういう目的でやっている会なんですか。

生涯学習課長)会の会則から抜粋させてもらいます。青少年が心身ともに健やかに成長することを願って,健全な育成の推進を市民ぐるみの運動として展開するんだという目的で,具体的な内容なんですが,先ほど関町委員さんの方に,各小学校区に支部があってそこで活動している。それを統括する組織として市民の会という組織があるということですが,具体的には石岡では,各中学校で少年の主張大会を主催しまして,全校生徒の前で主張してもらって記念品等を贈る。それから青少年の非行問題に取り組む強化月間キャンペーンということで,7月に駅前でのキャンペーン活動,11月に月間のキャンペーン活動等を実施しております。それから社会浄化運動ということで,各団体と連携しまして違法チラシ,看板等の撤去活動,それから子どもを守る110番の家の設置事業,これは石岡地区でございますけれども,それから家庭の日というのが毎月第3日曜日ということで決められておりますので,その家庭の日の図画作文コンクールを実施しまして展示,入選者の表彰,それからあいさつ声かけ運動ということで,11月を強化月間としまして小学校,中学校の校門前でのあいさつの声かけ運動等の活動を実施しているという内容でございます。

藁科委員)実施内容はわかったんですが,これは私区長をやっていてわかっているんですが,どうも旧態依然とした体質の中で,いろいろな行事がどのように行われているのかということが現実には把握されてないと。それともう一つは,私の町内においてはこれをやめようと。それで去年から私は会費も取ってません,何に使われているかわからないんで。助成金も20万円ほどもらっているんですが,何に使われているのかわからないというのがどうもうちの町内のご父兄方の考え方なので,どうも助成金は出ているけれども強制力がないということなんでね。そういうことも含めてもう少し,昨日も私自宅へ帰ってみたらパンフレットが来てました。僕は区長をやってるもんですから回覧してくださいというような形で来てましたけど,趣旨がよくわからないので町内では参加したくはないと言っているので,非常に私自身も困っているというのが現実でね,かといって市では助成を出してるんだからといったってなかなか町内のみなさんからお金を集めるというのも非常に困ってる部分はあるんで,何のためにこうしてるんだと,それで新しい執行部が変わってきちんとしたことをやってくれてればね,それはみんな協力するだろうしという部分はあるんですが,その辺で非常に不明朗であると。それだったら先ほど言ったようにエンゼルパトロールとか60歳を過ぎた人のなんか一つの会でも作ってもらって,子どもたちを,今度は旧石岡だけではなくて八郷にも広がったということであればね,そういう区長会でも話したんですが,区長さんが本当に子どもたちを守るという気持ちで出るような会が必要ではないかと,名前だけではしょうがないんじゃないかというようなことを言ったんですが。その辺は事務局としてきちんと把握しておいて欲しいと,それじゃないと我々区長は非常に困っていると。助成金出しているんだから何でもかんでも集めなくちゃならないという類になっちゃいますからね,その辺も含めてもう少し気合を入れてもらったらありがたいなと,そういう気持ちです。これは要望に留めておきます。

鈴木委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

菱沼委員)225ページ,スポーツイベント事業委託料428万3,000円計上されております。この内訳をお話していただきたいと思います。

スポーツ振興課長)スポーツイベント事業委託料,予算書では428万3,000円でございます。先ほどお話しましたように合併記念マラソン大会に190万円を計上してございます。それから駅伝大会に191万円計上してございます。そのほかソフトバレーボール大会,スポーツフェスティバル,ターゲットバードゴルフ大会を開催するというような考えで予算計上しております。

菱沼委員)ただいま内容等はわかりました。このイベントの中で合併記念マラソン大会というような中でお話をした経緯がございます。その中で190万円というお金を付けていただきまして,大変ありがたいことなんですが,委託料というような形の中で出ております。石岡の予算書,委託という言葉がものすごく多くて私どもなかなか難解な部分がございます。この合併記念マラソンに対する190万円,どのような委託先であるか,そしてまた今後190万円がどのように使われていくのかお願いしたいと思います。

スポーツ振興課長)マラソン大会の委託料の委託先かと思います。委託先につきましては,スポーツ関係者からなる実行委員会に委託するという考えでおります。どのような形で使われていくのかということでございますが,マラソン大会でございますので,このお金の中で消耗品的な参加賞とか,商品あるいはポースターなどの印刷費,あるいは大会を開いたときに役員として数多くお願いしなくてはならないので,弁当といいますか食糧費,あとはガードマンとかそういう部分もお願いしなくてはならないのでそういった経費,そういったものが主な経費になろうかというふうに考えているところでございます。

菱沼委員)八郷と石岡が,新しい石岡市になってその記念事業として,私はお願いしたつもりでございます。ところが駅伝が191万円,駅伝につきましては八郷町でやっている行事でございます。これと同額であるということがまず1点。そしてまた先ほど課長が申されましたが,八郷はもとより今度は石岡へも参加を呼びかけるということでしたが,これは全くもって駅伝のことではないんでしょうか。そういった意味からこの合併記念マラソンに対する認識の薄さを私は非常に感じてなりません。当然委託先は陸協とか,当然体育協会の組織の中で下ろされていくんでしょうけれども,この実行委員会,どのような形で果たして立ち上げていただけるんでしょうか。どのような人たちにスポーツ振興課で呼びかけて,どのような形の中でやっていくのか,そういうことのほうが大変難しい問題ではなかろうかと思います。それから190万円使い道として,ボランティアの方々,あるいは印刷からすべてを賄うんだよというようなお話を聞きました。とても間に合わない数字ではなかろうかなと私は思うんですけれども,その辺のところいかがでしょうか。

スポーツ振興課長)委託先につきましては,先ほど申し上げましたように,体育協会の陸上関係の皆さんとか,そういったスポーツ関係者からなる方々の実行委員会というふうに私は考えているところでございます。
それから金額的に,まだまだこの金額ではということではございますけれども,予算でございますので,この金額の範囲で事務局としては実施していかざるを得ないというふうに考えております。

菱沼委員)心もとないということを言ったんですけど,とにかく八郷町の旧駅伝大会,いわゆる中学生が主体ではあるんですけれども,それで191万円のお金がかかってしまうということでございます。今回の場合は,もう少し一体性を図るためのソフト面での事業として考えていただくという観点からもう少しスポーツ振興課としては考えていただかないと,この「振興」を取りたくなっちゃうんですよね。振興になりませんよね。本当にちょっときつい言葉で言わせてもらうと,どんなとらえ方をしているのか。先日,八郷体協,石岡体協,陸協の方々と市長さんと懇談をしたんですけれども,大変いいご返事をいただいているんですよ。ところが実質的にこういうふうな結果で実行委員会を立ち上げてやってくれというんでは,これとてもいいイベント事業にはならないと思うんですが,その辺はどうなんでしょう。もう一度お願いします。

スポーツ振興課長)金額的に190万円ということでいいイベントにはとてもおぼつかないというふうなご質問でございます。事務局といたしまして,この金額を増やすということが現在できるわけではないものですから,事務局としてはこの金額の範囲でできることをやっていくということを申し上げる以外はないのではないかと思います。

菱沼委員)わかりました。私の方も今後努力して,それぞれの市民が合併してよかったと1つぐらい思ってもらえるような事業を一生懸命やりたいと思います。ありがとうございます。
 それではもう1つお願いしたいと思います。やっぱり運動関係なんですけれども,八郷,石岡とそれぞれメインになる運動公園を持ちながら,それから柏原の球場とかいろいろなものがございます。その中で,除草委託ですね。これさっきも藁科議員から出ましたけどね。八郷はね,運動公園で41万5,000円ぐらいしか使ってないんですよね。委託先が違うといえばそれまでなんですけども,非常に一般質問の中でも八郷は休止ではないかというような質問も出ておりましたけれども,石岡市の場合は三百何万という額ばかりですね。おそらくB&Gのプールの除草と八郷の運動公園がとつりあっちゃうような金額ですよね。これ何とかならないものでしょうか。

スポーツ振興課長)除草委託関係でございます。考え方といたしまして,石岡市の除草委託につきましては,市内の業者による見積り合わせまたは入札という形で実施していきたいというふうに考えております。八郷町につきましては,シルバーさんにお願いしていたかと思います。また今年も同じような形でお願いしていきたいというふうに考えております。以上です。

菱沼委員)今回,シルバー人材センターは広域で合併したわけですよね。非常に財政が厳しいとそういった中で考えたときに,今までと同じようにやるということが,果たしでどうなんでしょうか。住民感情と反対の方向じゃないでしょうかね。やっぱり財政難であれば少しでもいい方向性を見出していただくことのほうが大事ではないかと思うですが,いかがでしょうか。

スポーツ振興課長)ご質問の趣旨はよく理解できます。ただ市内の業者育成という部分の面もございますので,スポーツの分野とは違いますけれども,そういう面から市内の業者の見積り合わせというような形で委託をしていきたいというふうに考えていたものでございます。以上です。

菱沼委員)地場産業の育成ということも大事なことです。であるならば八郷町の運動公園も業者を使っていただきたい,という発想になります。本当に業者の方はきれいにやっていただいております。シルバー人材の場合は安いなりに雑ですよね。これはしょうがない。ただこれはどっちにウェイトを置くかということですからでね。是非ともこういう面でも整合性を図ってやっていただきたいなと,要望します。

池田委員)193ページ学校教育一般経費の中,印刷製本費,先ほど624万8,000円につきましては,社会科の副読本として3,500冊の印刷製本代だというお話でありました。1冊あたりに単純に割りますと1,700円程度のものになろうかと思います。1,700円の本といいますと本屋さんでも高価なほうにはいるかと思いますが,これにつきまして仔細な内容を含めてお示しをいただければと思います。

学校教育課長)委員のおっしゃるように印刷製本費でございますが,社会科副読本の改訂のための印刷製本代ということになっております。編集期間でございますが,平成18年度内に完成しまして,平成19年度から石岡地区,八郷地区と統一した1冊の本として,小学校の3年生,4年生に配付する予定でございます。なお,副読本につきましては3年間,19年度から使用しまして,教科書の改訂も4年ごとに改訂されておりまして,22年度まで同じ副読本を使用するということで,19年度に3,4年生,それから随時3年生にということで,そこまでの4年間の費用を含めまして印刷製本費を計上してございます。以上でございます。

池田委員)社会科の教科書の改訂のための今回の副読本というようなことでありましたが,内容についてお伺いいたしましたけれども,内容をお知らせいただければと思います。

学校教育課長)内容につきましては,小学校3年生で社会科で地区の学習をいたします。学校の周りとか,人々の仕事と暮らし,農業,商業,工業など。それから市内の特徴的な場所などを選んで,そういうところで調べ学習をしましたり,暮らしを守るということで警察署,消防署の学習。それから住みよい暮らしということで,ゴミとか水に関する学習。郷土に伝わるもの,昔のくらし,行事,郷土の偉人,こういう内容を社会科副読本の中身としてはございますが,これは引き続き4年生でも一部,社会科では県の学習にはなりますが,県と関連しまして郷土の学習で一部4年生でも扱います。以上でございます。

池田委員)今ご説明をいただきまして,合併をいたしましてその地域の一体感の醸成というのは,私一般質問でも触れましたが,必要になってくるわけであります。そのような観点から小学生もいつかは大人になるわけでございますので,学習内容と併せまして期待をするわけでございます。
 続きまして201ページ,学校維持管理経費4,550万3,000円についてお伺いをいたします。これにつきましては,中学校の維持管理についての予算計上だと思われます。建物修繕あるいはその他学校の施設の維持管理であるわけでありますが,これにつきましていろいろ各学校から修繕,あるいは改修という要望がなされると思いますが,これの優先順位と申しますか,どこからどのような形で直していくのか,あるいは今現在どのような要望がなされているのか,お話できる範囲で結構でありますので,お示しをいただければと思います。

学校管理課長)主な今回の工事請負費でございますが,中学校になりますが,学校施設整備工事といたしまして,城南中学校の中央階段の改修工事,それと有明中学校の玄関の落下防止改修工事が主なものでございます。そのほかにつきましては,修繕等は緊急対応といたしまして計上してございます。

池田委員)具体な校名を申し上げると非常にあれだと思うんですけれども,一部水田の上に建てられた中学校がございます。こちらのグランドにつきましては,非常に雨が降ると水田のような状態になりますし,あるいは乾くと砂の嵐というような非常に状況が悪く,教育環境も悪いわけであります。ここは要望でございますが,是非現地調査を実施いていただきまして,雨の日,乾いた風の吹く日,是非行っていただいてですね。近い将来手を入れていただけるような予算措置を取っていただければと思います。これは要望で結構でございます。
 次に217ページの発掘調査経費の2,573万4,000円につきましてお伺いをいたします。これは第6次になります常陸国衙跡の発掘調査に関わる経費ということでありますが,いつの間にか国衙推定地から国衙跡に変わったように思われます。平成16年2月に出されました文化財マスタープランにおきましても,国衙跡ということで登載をされております。過日,3月12日になりますが,今期の発掘調査の現場説明会が実施されたわけであります。いつの時期から「推定地」がはずれて国衙と確認されたのか,また,その根拠になるものについてお伺いをしたいと思います。

文化振興課長)国衙の「推定」がいつはずれたのかというご質問でございますが,これにつきましては文化庁からの指示というか,これは常陸国衙であるという言葉はございませんが,発掘調査の検討委員会等におきまして,その中で審議がされた結果,ほぼ国衙跡ということでございますので,その時点から「推定」という言葉が取れまして,常陸国衙発掘調査というような名称で現在進んでおります。

池田委員)過去5回にわたる発掘調査で国衙であろうと。全容の解明が進んでいることと思われます。先ほど教育次長の答弁の中に,将来にわたっては国指定史跡の申請をなされていくというご答弁がございました。これにつきまして,今後の予定,第6次は18年度に行われるわけでありますが,今後の予想されるものをお示しいただければと思います。

文化振興課長)今後の予定でございますが,平成18年度におきまして第6次発掘調査といたしまして,約820平方メートルを調査いたします。それで一応発掘調査を終了するわけでありますが,19年度,20年度にかけまして遺物整理または報告書の作成に入るわけでございます。それで20年度中に報告書を完了いたしまして,県を通しまして文化庁に報告にお伺いします。その後にどのような方法で指定を申請するか,検討してまいりたいと思います。

池田委員)ありがとうございます。仮に近い将来国衙ということが文化庁において認められ,国指定史跡になった場合,現況は石岡小が建っているわけでございます。当該建物につきましても昭和40年代の半ば以降に建てられたもので,老朽化が進んでいるわけであります。これの改築というようなことがございますので,そのときに国指定史跡の国衙の上に改築というのは非常に難しくなろうかと思います。その辺も現段階からよく検討を重ねられまして,対応をしていただきますよう調査研究のほうを願いしておきます。
続きまして229ページ,石岡小学校プール開放事業1,799万2,000円の中のプール管理委託料1,703万8,000円につきまして,どのようなところに委託をして,直近の年間利用者数について併せてお伺いをしたいと思います。

スポーツ振興課長)石岡小学校の屋内温水プールの管理業務委託でございます。これにつきましては,年間を通して温水プールを開放しておりますので,そういう関係の委託になります。内容的には,請け負った業者につきましては,プールの監視,料金徴収あるいは機械管理,水質管理などの業務になってまいります。直近の状況ということでございますけれども,17年度の利用状況といたしましては,2月19日までの資料なんですけれども,合計で1万9,631人が利用をしたというところでございます。以上です。

池田委員)今定例会でも指定管理者導入に向けた議案が多数出ているわけでございます。石岡小学校のプール開放事業につきましても少なくない管理委託料1,700万以上のものが投入されているわけでございます。こういった事業につきましては,指定管理者制度を導入するというのも一つの方法であろうかと思うわけでございます。基本的な考え方については,市長になろうかと思いますが,教育次長の立場で指定管理者というような手法についてどのようなお考えか,確認の意味でお伺いをしたいと思います。

教育次長)指定管理者制度の導入ということについては,教育委員会の中でも検討をしてございます。確かにそのプールもそうですし,また4月以降管理委託になる勤労青少年ホームとか,それからB&G海洋センターとか,いくつかの施設は指定管理者制度が適当な施設がございます。そういう中でこれからも順次指定管理者制度の導入を図っていくということで検討をしてまいりたいと考えております。

池田委員)ありがとうございます。こういった非常に厳しい財政状況の中での,当該施設を含めた施設につきましては,その内容等をよく精査されてそういった制度の導入を図られることを望んでおきたいともいます。
 それでは最後になります。231ページ,朝日スポーツ交流施設管理費63万9,000円についてお伺いをいたします。こちらは小桜地区にございます朝日小学校跡地の体育館の管理費ということでございますが,これにつきましても現在廃校になっておる小学校の敷地内にある体育施設でございます。今現在どのような利用がなされているのか,お伺いをしたいと思います。

スポーツ振興課長)朝日スポーツ体育施設につきましては,現在のところ申し込みをいただいて,その申し込みをいただいた団体に貸し出しをしているという状況でございます。16年度については,述べ300人が利用したということになっております。以上です。

池田委員)この施設,先日私も見てまいりまして,非常に風光明媚と申しますかロケーションのいいところにあるわけでございます。大子町におきましては,廃校になった学校を利用しておやき学校とかそういった取り組みをなされているわけでありますが,大学のサークル活動やあるいは部活動の方々を,時期にもよりますが,受け入れをして小学校舎跡に宿泊をしてもらって体育施設を利用する。こういった利用の仕方もないわけではないと思うわけであります。木造校舎ではありますが,廃校のちょっと前に屋根の葺き替えもされているということでございますので,まだまだ傷みも少ないと思われます。是非いい環境の中であるわけでございますので,今私が申し上げたような活用の仕方,あるいはその研究についてよくもんでいただいて,是非と会の方々からすると非常に魅力のある場所だと思いますし,部活動あるいは体育活動をする中でも非常にいい環境だと思いますので,その点要望をしておきたいと思います。これで私の質問を終わります。ありがとうございました。

藁科委員)203ページ,教育振興支援事業のクラブ活動補助金,これはどのように使われているんですか。それからその前にもあるんですが,小学校の部で同じように99万6,000円。これはどのような補助金になっているのかご説明をいただきたいと思います。

参事兼教育総務課長)クラブ活動補助金でございますけれども,小学校,それから中学校それぞれ補助金をつけてございますけれども,ただ今使い道ということですけれども,小学校では多いところでクラブ数が15ある小学校もございます。中学校で一番多いところで16のクラブがございます。そういったクラブの数によって額は変わってまいりますけれども,概ね昨年の場合ですと,小学校で1クラブあたり6,000円程度,中学校で2万2,000円程度という配当の仕方になります。あとはその中でボール買っていただいても結構ということで。

藁科委員)私も中学生,小学生と,小学生のときは大したクラブをやってませんでしたが,中学のときはやってました。名コーチ,名指導者に恵まれまして,いろんなことを教わりまして,より多くの試合に出たり,優勝させていただいたりしました。こういうことは,私みたいなでれすけな人間ができる場合もありますけど,それを糧に立派に歩んでく人間,子供たちもできるんではないかと,自信につながって。ですからこういうことはお金のかかることじゃなくて,教育委員会主催で例えば石岡の職員でも甲子園に行った子が3,4人,プロ野球に行った人が1人いるとか,たまたま野球で言いますけどね。議員さんの中でも野球経験者がいると。そういう中で今度は広いエリアの中で子どもたちを集めていただいて,甲子園に出た人に接することができたとか,そういういい思い出とか,いい指導をしてもらえれば,お金がかからないでその子達の宝になるのではないか。職員が教えに行くんですから,ある意味では講師料も何も要らないと思うんですよね。それをお願いして,それも市長か何かに言ってその部署の人間を,例えば府中中学校のグランドに集めるとか,柿岡中学校のグランドに集めて,そこで指導をするとか,この人はこういう人なんだというと,僕らが子どものころなんかでも甲子園に出た人に接することができただけでもう既に子ども自身では意識革命ができてますから,大変な意味での体験を経験するんではないかと。そういうことが石岡の職員の中にたくさんいるのに,これは野球だけじゃなくてもバドミントンでも何でもいるかと思うんですよね。そういう部分があるんですから,スポーツ振興課の課長にはそういう人たちをピックアップしておいてもらいましてね,体協の人を使ってもいいかと思うんですよね。そういうイベントを組んでくれれば,僕は石岡が一つの分権で育っていくんであれば,教育長には言ったことがありますけど,土浦一中の子どもが府中中学校の野球のユニホームを見ると怖かったというようなことでね,そういう部分で子どもたちが大変な自信を持つんではないかと。ですからそういうイベントをね,あまり金がかからなくてもできると思うんですよね。そういうイベントの企画を組んでいただいて,ぜひ私たちもそういうイベントのためのお茶代とか何かだったらいくらでも,さっきの子どもの育成何とかというものにも使ってもらってもいいかなと。そういうイベント,企画を行政マンにはこれからどんどん作ってもらって,僕は一番情けないなと思ったのは,たまたま余談ですけど,斎場の組合ですが,移転するとかしないとかで相当問題になってますが,まあ移転は決定したとか・・・。それも前からの引継ぎで仕事をしていると,行政マンが。自分で近隣住民が譲ってくれるかくれないかなども確かめないで,引継ぎ事項でやっているということで,情けないと僕は思うんですけどね。そういう部署にいる人は,そういうイベントを企画してもらって,指導者がいなかったらそれは東京から連れてきたって交通料なんかはしれたものだと思うんですね。ですからそういうことを今後は是非やって欲しいなと,これは要望ですがね。前から僕は言うんですが,是非やって,きっとスポーツをたくさんやってればそんな悪い子も自然に少なくなるんではないかというのが僕の考え方なんですけどね。それを教育に生かしてもらったらありがたいなと思いますので要望ではありますが,このクラブ活動の補助金を出しているんであれば各校長さんにもそういうアドバイスをしていただいてね,そういう企画をしていただいたらありがたいなと,そういうふうに思います。

嶋田委員)成人式の式典なんですけど,来年度は合同ということなんですけど,中央公民館と市民会館でだいたい各施設何名ぐらい収容できるのか。あと合同でやるという理由はどういうことでなったのかお願いします。

生涯学習課長)まず市民会館の収容人数と中央公民館のホールの収容人数はどのぐらいかということですが,石岡市民会館は980名と補助イスを入れると998というふうに理解しております。それから八郷の中央公民館につきましては,約600というような収容人数であると。それでまず成人式につきましては,合併の調整項目で調整しているときに,平成17年度につきましては合併が年度の途中だということでそれぞれ実施して,新年度については合同で実施するような調整方針で進んでおりました。もちろん今度は合併しますので,一体として18年度については成人式については実施する方針で検討を進めております。それで対象の成人者数はどのくらいになるんだろうと。17年度につきましては,ちょうど八郷地区,石岡地区全部併せて中学校としては8校あるわけですけれども,対象者がちょうど1,000人でございます。出席者がだいたい8割程度の出席者でございますから800人前後。もちろん石岡市外の中学校を卒業して石岡市に転入してきて参加するという方もいらっしゃいます。もちろん逆のパターンもありますけど,だいたい800名前後。それで生徒数は若干減ってくる傾向がありますので,石岡市民会館で対応可能かなと。八郷の中央公民館については座席数の関係でちょっと難しいかなということで,来年の1月7日が成人の前日の日曜日になろうかと思いますので,その日に石岡市の成人式を一体として実施したいというふうな考えで進めていきたいと思っております。以上です。

嶋田委員)合併した時点で,来年の八郷地区の成人者の方のいくらか声を聞いた場合,なかなか石岡の市民会館でやるならば遠慮するという声が結構聞こえるんですよね。それはやっぱり学生時代からの影響かもしれませんが,高校時代に結構いろいろ揉め事というのかな,結構あって,結局石岡市は石岡市ですよね。八郷町は八郷町だった時点で,町の子どもたちが市にきた場合,どう言ったらいいのか・・・。ちょっと格好なんかを見ても普通の格好をしていても,生意気だみたいな感じで,それで恐喝とかそういう揉め事も,警察には分からない揉め事も結構あったんですよ。それで成人式もいろいろなところでされているんですけど,飲酒とかいろいろな問題があるんですけど,大きくやることでそれがまた違う意味の揉め事が起きるのではないかと私はちょっと心配していて,実際分けてやるなら参加したいけど,一緒になったらちょっとという声がだいぶ聞こえてきているんで,そういう成人者たちの声というか,もう中学校単位で運営委員みたいな子どもたちというのは決まっていると思うんですよね。そういう声を聞いてどうするかという検討はされなかったのかどうか,やっぱり成人式はその子達のことなんで。現に八郷の場合は,昔は合同での記念写真の撮影があったんですけど,執行部の言い訳ですよね,あれは。途中でなくなっちゃったんですよね。成人者のための成人式なのに,執行部の都合で記念撮影が消されてしまう,それに関しても親のほうからなんでこれなくなっちゃったのという声をよく耳にするんですけど,それはみんなまとまって写真が取れないからだとか,なんだかんだといって,やってくれるほうはいうんですけどね。まとめられないんですよね。もう二十歳なんだからある程度の言葉を言ったらそれなりにわかった行動をしてくれると思うんですけど,この1,2年かな,写真がなくなっちゃったのは。それで石岡はたぶん写真撮影はやられていたと思うんですけど,写真撮影のことも含めてお聞きしたいんですけど。

生涯学習課長)ご指摘のありました石岡で開催する場合は参加者が少なくなるだろうというようなことについては,把握してございません。合併の調整の中で,新市になるんだから18年度からは一緒にやったらどうだというふうな調整項目の意見が出ているので,それを尊重して18年度については,その方向で検討しますという先ほどご回答させていただきましたが,委員さんご指摘のとおり現在の成人式の実施の仕方というのは,各中学校から4名ずつの成人式実行委員さんを選ばせていただいて,八郷地区で4校,石岡地区でも4校ですから,それぞれ16名ずつの実行委員さんが,成人式についてはこういう段取りをとって,こういう役割で実施しましょうと,それぞれ会議をもって実施しています。ですから今回につきましても32名の実行委員さんをお願いして,これは具体的にいいますと,新年度になりまして学校の先生方の体制が決まりますから,そのあと先生に推薦をしてもらうという形で,だいたい回答をいただけるのが7月ですので,7月下旬頃に第1回目の実行委員会を開いて,それぞれ忌憚のない意見を聞いて,開催方法,開催の仕方を聞きながら,成人式は皆さんの成人式で,石岡市が応援して祝うという形なので,どういう成人式がいいだろうという問いかけからはじまっていきたい。その中でどうしても別の開催であると,そのほうがいいんだよということが決定されれば,それはそれで実行委員の意見を尊重しながら実施していきたい。ただ先ほどの回答は,調整項目がそういう項目であったのでということでまずそこで進めさせていただきたい。具体的に18年度の仕方については実行委員を集めて,そういう方針なんだけれどもどうでしょうかと,そういう投げかけからはじめていきたいと。そこでもう1点目の,成人式の記念写真なんですけれども,ご指摘のとおり石岡地区については,記念写真を実施して参加者に配布してございます。旧八郷さんにつきましては,聞くとここ1,2年実施していないと,その詳しい内容につきましては,把握してございませんけれども,18年度につきましては記念写真的なものはあったほうがいいだろうということで,予算要求をさせていただいて,参加者が推定される900人くらいは来るであろうということで,印刷製本の中に成人者記念写真ということで,900枚の予算計上はさせてもらっているところでございます。以上でございます。

鈴木委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 なお,本案に対する討論及び採決は,当委員会に審査付託されております条例案と関連いたしておりますので,3月20日の条例案の審査に併せて行いたいと思いますので,各委員におかれましては,よろしくご承知くださいますようお願い申し上げます。
 それでは以上をもって,本日の文教委員会を閉会いたします。



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