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議会中継
  


 第6回委員会 (3月20日)
出席委員 鈴木光雄委員長,川村良一副委員長,嶋田佐登子委員,関町芳弘委員,菱沼一夫委員,藁科登委員,池田正文委員
市執行部 教育長(石橋凱),教育次長(草間暁),参事兼教育総務課長(小沼茂夫),参事生涯学習担当(真家寛),学校管理課長(以後崎隆),学校教育課長(菱沼敏之),生涯学習課長(田崎徹),中央公民館長(桜井藤雄),文化振興課長(鈴木正治),スポーツ振興課長(芳藤丈夫)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



鈴木委員長)ただ今から,文教委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元にご配付しております協議案件書のとおりであります。
 次に,付託案件説明のため,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 はじめに,お諮りいたします。本日の議題であります議案第73号「石岡市公民館条例の一部を改正する条例を制定することについて」及び議案第74号「石岡市龍神の森キャンプ場条例を制定することについて」の審査に先立ち,それぞれの条例案における施設の状況について調査するため,これより委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 これより議事に入ります。初めに,議案第15号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」の当委員会所管にかかる部分を議題といたします。最初に執行部より補正予算書に基づき,補正内容につきまして説明を求めます。

参事兼教育総務課長)教育総務課の補正予算についてご説明を申し上げます。47ページになります。下から2枠目になります。小学校費の保健衛生管理費の学校医・学校歯科医,学校薬剤師の報酬でございます。10月の合併により,学校医,学校歯科医の報酬が特別職等の報酬審議会で協議の結果,報酬額が年10万円に統一をするとなったため増額をするものでございます。9月までは旧石岡が9万7,000円,旧八郷4万円でございました。それと児童生徒割が1人200円となっております。これまでは,石岡が190円,八郷が300円でございました。また,学校薬剤師の報酬につきましても,特別職の報酬等審議会から答申をいただき,10月から11学級以下が5万5,000円に,12学級から18学級が6万3,000円,19学級以上が7万円となり,それに伴い増額をいたすものでございます。9月まで旧石岡11学級以下が5万3,300円,12から18学級が6万1,100円,19学級以上が6万7,900円。旧八郷が学級に関係なく2万5,000円でございました。
次に一番下の枠になりますが,中学校費の校医・学校歯科医報酬,次の49ページの学校薬剤師,その下の幼稚園費の校医・学校歯科医報酬,学校薬剤師報酬につきましてもないような同様でございまして,それぞれ増額をいたすものでございます。以上でございます。

学校管理課長)学校管理課にかかります教育費,46ページから47ページになります。中学校費の学校管理費の補正についてご説明申し上げます。当初18年度で予定しておりました石岡中学校アスベスト除去工事が,文部科学省より,国の財政状況が厳しいため平成18年度では補助が難しいので平成17年度事業で取り組んではどうかと指導を受け,補正予算をお願いしたわけです。なお,今回の補正につきましては,国庫補助の事業認定と交付決定までは平成17年度中に終了いたしますが,事業費は平成18年度に全額繰り越しをお願いし,17年度事業として行う予定でおります。
 事業の概要につきましては,石岡中学校の昇降口天井と,階段3ヵ所の裏側のアスベストの除去工事でございます。工事につきましては,学校の夏季休業中に予定しております。以上でございます。

スポーツ振興課長)補正予算書の48から49ページの教育費,保健体育費,保健体育施設費,学校体育施設開放事業について説明をさせていただきます。予算書の内容的には,学校開放の鍵の管理者報酬から学校体育施設管理人報償に組み替えたものでございます。学校体育施設の一般開放につきましては,小中学校の体育館については,夜間に一般開放,また校庭につきましては日曜日の昼間に一般開放をしているところであります。これらの一般開放の管理人に手当を支払うための予算であります。報酬というのは,議員さんの報酬とか,何とか委員会の委員報酬とか,非常勤職員の報酬でございまして,報償とは報酬に掲げるもの意外というふうになっていますので,報償費で計上したものでございます。また,金額が36万6,000円減額になっておりますけれども,これは旧石岡の4月から9月分について既に支払いが済んでおりますので,その分が減額ということになっているものでございます。よろしくお願いいたします。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。

池田委員)教育費の中学校費,石岡中学校アスベスト除去事業について,平成17年度繰越明許費ということで補正が組まれたわけでございます。アスベストによる健康被害は大きな社会問題となっておりまして,国はもとより地方自治体においても早急な対応が求められているところでございますし,そのように私も理解をしております。そこで今回,市内の学校施設について当然アスベストの状況については調査をなされたと思われます。その調査結果につきましてお伺いをしたいと思います。

学校管理課長)今回のアスベストの分析でございますが,国の基準では1.0%以上については規制というようなことでございました。石岡中学校につきましては1.2%が検出されたということでございます。その後昨年の12月の末,空中のアスベストの飛散状況の調査をいたしましたところ,一般の環境基準の範囲内であるということでございました。したがいまして検査結果の所見といたしましては,当施設からはアスベストは飛散してはいないという結果が出ております。以上でございます。

池田委員)当該施設,石岡中学校につきましては了解をいたしましたが,市内の学校施設についての調査の結果はいかがか,再度お伺いをしたいと思います。

学校管理課長)その前に文部科学省より学校施設につきまして,平成8年度以前の建物についてのアスベストの状況調査というようなことがございまして,これに基づきまして全学校につきまして調査いたしましたが,アスベストは使われてはいないということで,その中で疑わしいところについて分析調査をしたわけですので,ほかの学校については問題はないかと思います。以上です。

池田委員)了解をいたしました。休業中の改修ということで,学校生活には支障がないということで,その点学校生活に支障がないところで是非ご配慮いただいて実施されることを要望をしておきたいと思います。私からは以上でございます。

鈴木委員長)ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第15号「平成17年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」の当委員会所管にかかる部分を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第73号「石岡市公民館条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

中央公民館長)それでは議案第73号についてご説明させていただきます。議案第73号「石岡市公民館条例の一部を改正する条例を制定することについて」石岡市公民館条例の一部を改正する条例を制定することについて,地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第1号の規定により議会に議決を求める。平成18年3月1日提出,石岡市長 横田凱夫,提案理由,平成18年4月1日から福祉会館を国府地区公民館として使用するため。
 次の「石岡市公民館条例の一部を改正する条例」についてでございます。石岡市公民館条例(平成17年石岡市条例第81条)の一部を次のように改正する。別表第2中石岡市城南地区公民館の項の次に次のように加える。「石岡市国府地区公民館,石岡市国府五丁目7番1号,国府地区」別表第3備考2中「及び城南地区公民館」を,「,城南地区公民館及び国府地区公民館」に改める。別表4中「城南地区公民館」の次に「,国府地区公民館」を加える。附則,この条例は,平成18年4月1日から施行する。
 こちらでございますが,先ほど施設のほうをご覧いただきましたけれども,来月4月1日より福祉会館を転用いたしまして,国府地区公民館として利用に供するものでございます。条例のほうでございますが,条例の中に別表2,別表3,こちらに国府地区公民館の名称を加えるものでございます。以上でございます。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第74号「石岡市龍神の森キャンプ場条例を制定することについて」を議題といたします。本案について,執行部より説明を求めます。

生涯学習課長)先ほど皆さんに現地を見ていただきましたけれども,その龍神の森キャンプ場の条例を制定する議案でございます。議案第74号「石岡市龍神の森キャンプ場条例を制定することについて」石岡市龍神の森キャンプ場条例を制定することについて,地方自治法第96条第1項第1号により議会の議決を求めます。平成18年3月1日提出,石岡市長横田凱夫。提案理由としまして,今月キャンプ場が完成しますので,その条例を制定するという内容でございます。
 条例の内容につきましては,別紙に設置以下,名称及び位置としまして,石岡市染谷1617番地4ほかということで,あとは使用の許可,使用の制限,そして使用権の譲渡の禁止,原状回復義務,使用料,使用料の返還,損害賠償という内容について,それぞれ条例上定めているものでございます。附則としまして,現在ございます石岡市青少年自然の村波付台キャンプ場,この条例は廃止するという附則の内容も盛り込んでございます。別表としまして,使用料金ですね。見ていただきました多目的室,その他につきまして使用料金を定めているという内容でございます。よろしくご審議いただきたいと思います。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

川村副委員長)先ほど見させていただきまして,何人かの方々ともお話をさせていただいたわけですが,その中で言っていたのは,これはたぶん教育委員会のほうでも言っていたと思うんですが,青少年のほうでこれを管理したほうがいいのか,それから教育委員会のほうで管理したほうがいいのか,あと経済部ですか,そちらで管理したほうがいいのかと先ほど言っていた方がいらっしゃいまして,なるほどなと私も思ったわけなんでございますが。この附則の中でもそうなんですが,石岡市青少年自然の村波付台キャンプ場と前は謳っていたのが,今度は石岡市龍神の森キャンプ場ということになれば,「青少年」がそこでもうはずれているんであれば,別になんら青少年のところで扱う必要はないのかなと思っておるんですが,これを青少年のほうで扱うとなれば,そこに貼り付ける方々も必要かもしれませんし,それから管理上,仔細にわたって管理するのも意外と不便があるのではなかろうかなと思っておりますが,いかがでございましょう。

生涯学習課長)ご指摘いただきました件につきましては,当初予算,決算議案以外の議案質疑の中ですでに教育次長が一部答弁をしておりますので,若干繰り返しになりますけれども,ご指摘のとおり風土記の丘の西側にキャンプ場が接続するということで,経済部所管のほうがいいんではないだろうかというご質問があった経過がございます。そこでキャンプ場を観光施設として位置付けるか,風土記の丘が観光施設という内容ですので,または観光施設とした場合,現在の財政状況の中でどれだけ維持管理,運営経費を計上できるかという検討をですね,経済部と企画課と財政課と教育委員会で何度か打ち合わせをさせていただきました。そうした中で,現在ございます波付台キャンプ場の移転施設という形で位置づけて,従来の管理を継続するというふうな条例制定のほうがいいだろうという内容で今回条例制定をお願いしている経過がございます。さらに予算の計上も,維持管理経費につきましては,教育委員会のほうに計上をお願いしていると。
 内容でございますけれども,キャンプ場条例の設置第1条の中に,「青少年の健全な育成及び市民の健康」ということで,青少年の健全な育成を第一義的に位置付けまして,波付台キャンプ場の付け替え施設というふうな内容で運営管理を実施していきたいというような内容でございます。以上でございます。

川村副委員長)その趣旨はわかるんですが,今おっしゃってたのは例えば予算のとり方,なんていうんでしょうかね,前の波付台キャンプ場が教育委員会の所管であったから,それの移設だからまた同じように教育委員会がやるべきであるというようなお答えかと思うんですが,私が言っているのは便宜上そのほうがロスがないんではなかろうかということを申し上げているのであって,そこにいる方々も一緒に,今波付台を管理している方々も一緒に経済部の方に入れても,それでやったほうがはるかに連絡とか,そういうものに関して利便性が図れるのかなということで今ご質問をさせていただいているわけでありましてね。いわゆる縦割りではなく,横の連絡が密になるのかなということなんですが,そういうお考えはないのかどうかもう一度だけお願いします。

生涯学習課長)ご指摘の内容を重々検討したいと思っております。検討することだけではなくて,その打ち合わせの中で,当然すぐ近くに風土記の丘という施設がございまして,その風土記の丘の管理運営を委託している先の開発公社のほうの担当とも打ち合わせをして,通常の受け付け行為等はご協力いただけるという内容で,何かあったときは緊急連絡もしていただけるというふうな協力体制をとっていきましょうと。ただ観光施設として位置づけた場合は,お客様をお呼びして,除草清掃がほとんどきれいになっていると,そして常にゴミが落ちていないと,それで使用のあとはすぐきれいにして次のお客様をお迎えしてということが対処できるためには,それ相応の管理運営費が計上されないと,全面的に引き受けることは難しいというご意見もありました。そういう経過の中で,受け付けの連絡調整等はしていただいて,お客様にできるだけ迷惑がかからないような横のつながりを保っていきましょうという打ち合わせは済んでおりますので,よろしくお願いいたします。

川村副委員長)わかりました。執行部側がそこまでお考えであれば,私もどうのこうの言うことはございませんので,綿密に打ち合わせをしていただいて,利便性のいいように利用者側が納得いくような管理ができればいいのかなと思います。以上です。

池田委員)私からも龍神の森キャンプ場の通常の業務,つまり使用許可の申請あるいは使用料の扱いについて,教育委員会所管にもかかわらず,経済部の風土記の丘で許可申請,その他されるということですが,再度そこにつきまして,何か教育委員会の所管の龍神の森キャンプ場であれば,青少年センターあるいは教育委員会の扱いにすべきと思いますけれども,それについて再度経過を含め,ご説明をいただければと思います。

生涯学習課長)施設の許認可につきましては,教育委員会が事務局になります。何らかの連絡調整,PR等,いつ使えるんですか,申請者が来てますので教育委員会お願いしますという連絡調整は,風土記の丘の窓口でやっていただける。ですから許認可につきましては,教育委員会が担当すると。ですからご指摘のとおりその場に教育委員会の職員なり管理者がおりませんので,そういう面では若干ご不便をかける可能性がありますけれども,できるだけご不便をかけないような連絡体制を打ち合わせしながらとっていきたいというふうに思っております。

池田委員)了解をいたしました。利用者の利便性の確保をよく図っていただいて,せっかくつくったいい施設でございますので,その点要望をしておきたいと思います。ありがとうございました。

鈴木委員長)ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
次に討論に入ります。討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第1号「平成18年度石岡市一般会計予算」のうち,当委員会所管にかかる部分を議題といたします。
 これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。
 討論はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
これより採決に入ります。お諮りいたします。本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,陳情第3「石岡市立幼稚園の3年保育実施に関する陳情書」を議題といたします。それでは本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要について,説明をいたさせます。

事務局)それでは陳情第第3「石岡市立幼稚園の3年保育実施に関する陳情書」につきまして,ご説明申し上げます。本陳情は本年2月9日付けをもちまして,○○様ほか13名の方からご提出をいただいておりまして,同日付で受理をさせていただいたところでございます。
 内容でございますが,現在市内の公立幼稚園では,満4歳からの2年保育を行っているが,市内の私立幼稚園では3年保育が主流であり,また他市町村の公立幼稚園などでも3年保育を行っている園も少なからずあり,また理由としてあげてございます「育児支援の充実」や「少子化対策」などの面からも現行の2年保育を改め,満3歳からの3年保育の実施を求めるという陳情でございます。
 それから今回の陳情の参考資料としまして,お手元にご配付させていただいておりますが,学校教育法の幼稚園に関する部分の抜粋でございまして,第80条に入園の年齢に関する規定がございます。審査の参考資料といたしまして,ご配付させていただきました。
以上でございます。

鈴木委員長)受理の経緯等についての説明は,以上で終わりました。
 次に,執行部から,石岡市立幼稚園の概要と現在の保育年数に対しての考え方について,説明を求めます。

参事兼教育総務課長)それでは今回提出されております石岡市立幼稚園の3年保育実施に関する陳情書に関しまして,はじめに石岡市立幼稚園の現状について,ご説明をさせていただきます。
 現在石岡市には,市立として高浜幼稚園,東幼稚園の2園がございます。しかしながら少子化の影響などから入園児も年々減少してきていることや,行政の効率化,公平化,財政の健全化なども求められる中,行財政改革の一環として,平成17年2月の教育福祉委員会に,平成19年度よりこの2園の廃止案を提案させていただいたところでございます。その中で委員からは,保護者の方々と十分に話し合いをしていただきたいとの意見が出されました。教育委員会では,東幼稚園の保護者の皆様と昨年の6月29日,7月25日に,そして高浜幼稚園の保護者の皆様とは6月25日,7月7日にそれぞれ統廃合の話し合いをしてまいりました。その中で存続をしていただきたいとのご意見をはじめ,多数のご意見がございました。話し合いの中で出たご意見を基に市長のほうと協議をした結果,2園とも廃止するのではなく高浜幼稚園を東幼稚園に統合をする。統合の時期については平成19年4月とする。平成18年度は高浜,東幼稚園ともに運営をする。18年度の高浜幼稚園の園児募集に際しては,19年の4月に東幼稚園に統合することを周知し,保護者の理解の上に申し込みを受けるという方向付けがなされたところでございます。この間7月25日には,東幼稚園の保護者会より公立幼稚園存続に関する請願書が議会に提出され,また8月5日には高浜幼稚園の保護者会より石岡市立幼稚園統廃合の延期を求める陳情書が議会宛てに提出をされました。9月7日の教育福祉委員会において,それぞれ請願,陳情が審議をされ,公立幼稚園存続に関する請願につきましては,不採択。石岡市立幼稚園統廃合を求める陳情は採択をされたところでございます。
 続きまして本日お配りいたしました資料のほうを見ていただきたいと存じます。資料として最初に陳情書。2ページ目が茨城県の幼稚園の状況。3ページ目が市町村別の幼稚園の設置分布図。それから4-1,4-2が県内教育事務所管内におけます幼稚園の3歳,4歳,5歳児の園児数,教員数の調べ。それから5ページが石岡市立幼稚園2園の17年,18年度の予算。6ページが17年度の公立,私立幼稚園入園一覧。7ページが高浜幼稚園の位置図。8ページが東幼稚園の位置図。そして最後に黄色と赤での両幼稚園の要覧を資料として用意をさせていただいたところでございます。
 県内におきます公立幼稚園の保育年限でございますけれども,206園あるわけですけれども,1年保育が23園,2年保育が145園,3年保育が38園となっております。県南教育事務所管内では,1年保育は0,2年保育が33園,3年保育が8園となっております。この8園はいずれも旧でいいますと町村となっておりまして,市の部では3年保育を実施しているところはないのが現状でございます。また,平成19年4月からは東幼稚園に統合することが決まっております。東幼稚園の配置図を見ていただくとお分かりになると存じますけれども,年少さんの保育室を増設する敷地を確保するのが難しい状況でございます。このたびの陳情の件につきましては,趣旨はご理解できますけれども,現在のところ3年保育を開設することについて教育委員会では考えてございません。以上でございます。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
質疑はございませんか。

池田委員)陳情第3「石岡市立幼稚園の3年保育実施に関する陳情書」の扱いでございますけれども,私の意見としまして旧石岡市における議論を踏まえ,そしてこの陳情の内容をよく精査をした上で,当該施設の調査,さらには近隣市町村の同類の対応について,よくよく調査をする意味で継続審査をされたほうがよろしいかと思います。意見として申し述べたいと思います。

鈴木委員長)ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,ただいま池田委員からありましたように,本件については,施設の状況並びに他市町村の状況等についてより詳細に調査することが必要だろうということで,次期定例会までの継続審査を議長に申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,その他の件といたしまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

生涯学習課長)お手元に水色の封筒で生涯学習課の中に資料として石岡市複合文化施設建設基本構想の写しが入っていると思います。そのほかに公民館条例の写し等も入っておりますけれども,既にこの複合文化施設の建設基本構想につきましては,昨年現地を皆様方に見ていただきまして,駐車場等建物の位置関係につきまして,ご審議をいただいた経過がございます。すでに39ページまでは以前に示させていただいて,今までの経過を踏まえてこういう施設内容ということで説明したところでございます。
 40ページから43ページ,これにつきましてご意見を伺いまして資料の修正をしたところでございます。具体的には41ページの1-B案,南側配置ということで,駐車場を概ね手前,道路側にして,それに続くように建物を位置付けて,残りの部分を広場というふうな配置が一つ考えられて,それがいいんじゃないかとご指導をいただきましたので,その部分を◎として,そのほかについての検討を○,△等で表現してございます。
 最後のページ,44ページになりますけれども,これにつきましてはイメージ図,さらには概算工事経費ということで,図書館とギャラリー等を併設した場合の概算工事経費が25億4,400万円。それから図書館と郷土館を併設した場合が30億円。これはあくまでもざっくりとした概算工事経費でございます。以上の資料を添付しまして,基本構想としたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。

鈴木委員長)ただ今の件につきまして,何かご質問等はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,この件については以上で終わりたいと思います。
 その他の件として,ほかに発言はございませんか。

文化振興課長)では常陸国衙跡第5次後期発掘調査についてご報告させていただきます。本年度の調査も終了いたしまして,去る3月12日に現地説明会を開催いたしたところでございます。約200人弱の人が集まっていただきました。お手元に配付させていただきました説明会資料に基づきましてご説明をいたします。
 この調査は平成13年度の石岡小学校のプール建設事業を契機に始まり,これまで国庁,国庁周辺の実務施設,国庁以前の役所跡と推定されます建物群が発見されております。前回の第5次前期調査でございますが,国庁の北の境界を示す北塀跡を確認したところでございます。従来前殿としてきました建物跡が正殿に相当するという状況に変化してきたところでございます。その資料の2ページでございますが,これまでに発見されました国庁関係の建物跡でございます。今回の調査では,その正殿の南側に前殿に相当する建物跡が存在するかどうかが大きな焦点となりました。そもそも国庁の風景とはどのようなものであったかということを,そのカラーのイラスト図を見ていただきますと一目瞭然にわかると思いますが,そのイラスト図は栃木県下野国庁の復元イラスト図でございます。一番正面に位置しますのが前殿,その後ろに正殿がございます。今年度はこの前殿が発見されたわけでございます。今回新聞等でも報じられましたように,この前殿と推定されます建物跡が2棟発見されたわけでございます。位置図で見ますと先ほどの現地説明会の資料の3ページの第2図でございますが,B,Cのピンク色でマーキングしました建物跡でございます。これが前殿というふうに報じられております。この発見は大変大きな本年度は成果でございます。推定国庁内の建物跡がほぼ集まってきたというような状況になってまいりました。その他発見されたものといたしましては,国庁が建設される以前の役所跡,番号で言いますとA,D,Eの建物跡でございます。古代においてこの石岡小学校の校庭が政治の中心地であったことが次第に明らかになってまいりました。来年度平成18年度は調査の最終年度でございます。敷地内で3ヵ所を調査する予定でございます。その中でも特に東西に対になってきます脇殿跡の東脇殿の有無を確認することが,最も重要な目的となってございます。この東脇殿が発見されることによって国庁内の主要建物跡のほとんどが出揃うことになります。全国でも数少ない国庁の一つとして注目されることになると思います。以上で説明を終了いたします。

鈴木委員長)ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,その他の件については,以上で終結いたします。
 執行部におかれましては,ご退席いただいて結構でございます。ご苦労様でした。

〔執行部退席〕

鈴木委員長)次に,閉会中の継続調査・審査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査及び審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由に,本日継続審査とした案件を加え,閉会中の継続調査・審査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,委員派遣による所管事務管外調査の報告書についてを議題といたします。本件については,お手元に配付したとおり報告書を作成いたしましたので,ご了承願います。
 以上をもちまして,本日の文教委員会を閉会いたします。



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