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議会中継
  


 第5回委員会 (3月17日)
出席委員 塚谷重市委員長,鈴木せつ子副委員長,鈴木行雄委員,久保田健一郎委員,金子悦郎委員,菱沼定夫委員,島田久雄委員
市執行部 【生活環境部】
 生活環境部長(吉田隆重),生活環境部次長(足立健造),参事兼市民生活課長(矢口晟),市民課長(高橋久),環境対策課長(佐藤敏明),水道課長(富田隆一),市民会館長(伊野忠好)
【経済部】
 経済部長(岡野佐エ),経済部次長(大和田澄男),参事兼農政課長(水越進),経済部参事商工・観光担当(小松崎芳夫),農村環境課長(塚本悦男),商工振興課長(助川時男),観光物産課長(佐子川祐治)
【農業委員会】
 事務局長(西村幸徳)
【八郷総合支所】
 八郷総合支所次長兼総務課長(村田寛),参事兼市民税務課長(岡崎喜一),農政課長(鈴木隆),商工観光課長(市村明)
議会事務局 議事法制課主幹(藤代志保)



塚谷委員長)ただ今から市民経済委員会を開会いたします。
 本日の議題は,議案第1号「平成18年度石岡市一般会計予算」中,当委員会の所管にかかる部分,議案第4号「平成18年度石岡市簡易水道事業特別会計予算」,議案第9号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計予算」,議案第11号「平成18年度石岡市霊園事業特別会計予算」,議案第14号「平成18年度石岡市水道事業会計予算」,以上であります。なお,一般会計予算及び特別会計予算,水道事業会計予算における当委員会の審査範囲は,お手元に配付いたしました審査区分表のとおりでございます。
 次に,付託案件の説明のため,本日,委員長において出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
これより議事に入ります。議案第1号「平成18年度石岡市一般会計予算」中,当委員会の所管にかかる部分,議案第4号「平成18年度石岡市簡易水道事業特別会計予算」,議案第9号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計予算」,議案第11号「平成18年度石岡市霊園事業特別会計予算」,議案第14号「平成18年度石岡市水道事業会計予算」の計5件を一括して議題といたします。まずはじめに,執行部より,各会計の概要について説明を求めます。

参事兼市民生活課長)それでは,平成18年度予算の主要事業施策概要の中の生活環境部市民生活課についてご説明いたします。予算書の93ページ,交通安全対策費の交通安全対策経費2,751万円ですが,内容については,交通安全啓発・指導活動,交通安全教育の推進,交通安全活動団体の育成,県民交通災害共催加入の推進,交通安全施設の整備,駐輪場の充実等に要する経費でございます。また,現在,民間交通指導員という制度がありまして,旧石岡地区でやっておりましたが,旧八郷地区についても配置していただくということで,現在,旧石岡地区の9小学校で定員27名ですが,平成18年度から旧八郷地区の10小学校でも開始し,石岡市全体で50名となる予定です。主な経費の内訳としましては,民間交通指導員の報酬が1,070万9,000円です。月1万8,000円,50人分の経費でございます。続きましてカーブミラー設置及び修理,設置と修理とで100か所を予定しています。これが約430万円。それから,駐輪場管理委託として,駅東と駅西口にある三か所の駐輪場の管理委託が,275万4,000円です。シルバー人材センターに委託しています。石岡地区交通安全対策協議会補助金として258万9,000円。石岡地区交通安全協会負担金として,128万7,000円。同じく石岡地区交通安全対策推進協議会負担金として,103万6,000円。その他,交通工事等として,スクールゾーン路面標示塗替工事6か所を予定しており,その金額が113万4,000円でございます。その他消耗品,役務費,電気料や修繕費,郵便料等を含めまして,362万円となっております。
 続きまして,97ページの街路灯・防犯灯事業618万3,000円ですが,街路灯設置事業は,市道と認定されている道路で交通安全上または通学道路として危険であると認められる箇所で,町内会,自治会,集落等で人家がなく町内会等では設置をしないところに設置をしています。設置費用や維持管理費,電気料は,市が負担をしております。また,防犯灯設置補助事業は,地域の防犯対策の一つとして町内会や自治会,集落等が,その地区の生活安全を図るために設置するものです。その設置に対して工事費の一部を補助する事業であります。街路灯設置工事費として18年度は合計70万円を予定しています。これは,電柱に併設する場合,1灯4万円しますので,10灯分,40万円。また,電柱も何もなくて新たに柱を立ててそこに設置する分としまして,1灯あたり6万円かかります。それが5灯分ということで,30万円。合わせまして70万円の予算を計上しています。続きまして防犯灯設置補助金。これは,防犯灯の設置の仕方によって3通りございます。既設の東電の電柱に照明器具を取り付ける場合は2分の1で上限が1万5,000円の補助,85灯を予定しています。127万5,000円。それから,まったく柱がなくて設置できないという場合に新たに柱を立てて照明器具を建てるということになれば,費用の2分の1,限度額が3万円ということで,15か所を予定しています。あと,現在設置している照明器具が古くなって壊れてしまったため器具を取り替えるとか,今まで使っていた柱が腐ってしまったとか,そのようなときに,補助額が2分の1,限度が1万円で,85灯予定していまして,85万円の予算を計上し,合計が257万5,000円です。次に電気料としまして257万6,000円。これは,今までに設置した街路灯及び18年度に立てようとしている街路灯の市持出し分の電気料でございます。その他としまして,需用費,役務費等で33万2,000円ということになります。
 続きまして99ページ,まちかど情報センター運営経費,1,040万5,000円です。この内容としましては,中心市街地の活性化としてにぎわいを取り戻すとともに,各市民団体の交流を活発にするために,地域情報の発信の拠点となって観光案内,イベントガイド等の情報提供を行うために設置した「まちかど情報センター」の維持運営に要する経費でございます。まちかど情報センターは平成13年1月にオープンしまして,床面積160平方メートル,建築費用が5,200万円ということでございました。建物の借上料が月30万4,500円の12か月ということで,365万4,000円です。それと,まちかど情報センターの道路を挟んで反対側に駐車場を借りております。これが月4万円,12ヶ月で48万円ということになります。また,情報センターの管理運営を委託しております。NPO法人まちづくり市民会議に委託しておりまして,年間324万4,000円です。続きまして夜間警備委託料が1万8,900円の12か月,消費税を含めまして23万9,000円。清掃委託料として月額2万円,消費税を入れまして10万5,000円。電気料が月6万8,000円ほどかかりますので,12か月分として81万6,000円。電話料ですが,市役所との専用回線がありまして議会中の放映などを行っていますが,そのほか一般電話や備え付けパソコンのインターネットの料金など,月に5万6,000円ほどかかります。この12か月分として67万2,000円。そのほか,需用費,役務費,備品等の借上料などがありますので,119万5,000円。それらを合わせまして,1,040万5,000円ということになります。
 続きまして,99ページの安全・安心まちづくり推進事業267万4,000円。この事業につきましては,石岡市生活安全条例を平成15年1月1日付けで制定しまして,10月の合併により条例第28号として制定しております。この制定後,平成16年6月2日に安全・安心まちづくり事業の一環としてエンゼルパトロール事業を発足いたしました。地域のコミュニケーションを高め,互いに見守りあう運動として,地域の防犯及び犯罪抑止のための活動をしています。今日現在で,783名の市民の方にエンゼルパトロールの会員になっていただいております。この783名の内訳としまして,本庁受付が597名,支所受付が186名となっております。経費の内訳は,エンゼルパトロール事業の需用費として,パトロール用の帽子を300個,26万5,000円ということでございます。また,茨城県防犯協会石岡支部負担金といたしまして240万9,000円でございます。この算出は,当市の人口一人当たり30円,前年比3パーセント減と見込み,240万9,000円となっております。
 続きまして165ページの商工費,消費者保護育成事業291万3,000円です。これは,消費生活センターの運営,維持及び消費者行政推進に要する経費でございます。石岡市消費生活センターは,平成16年6月2日に福祉会館内に開設いたしました。開設以来相談件数も増え,合併を機に平成17年10月に本庁舎1階に移転をいたしました。相談内容も複雑多様化してきています。平成18年度より週5日体制として相談業務を実施していきます。消費者行政推進につきましては,消費者自身が自主的に商品知識や消費者保護等の諸制度を習得し,正当な権利意識に目覚め,身近な暮らしの中の生活課題や地域課題について実践活動を通して理解して行こうとする運動を展開し,市民の消費生活の向上を図ってまいります。経費の内訳としましては,専門相談員報酬及び通勤報酬としまして180万円,報酬としては1時間当たり1,150円の1日6時間。月21日計算で,173万8,800円。通勤報酬としまして6万480円としています。それから普通旅費ですが,専門相談員の研修会が年に7回程度ございます。この参加分3万260円と,担当課長会議2回をあわせまして,3万3,000円。委託料としまして,消費生活展を行いまして市内の各消費団体等に委託をして消費生活展を行っております。この委託料が189万円。それから,消費者団体育成補助金を18万円,県市町村消費者行政推進協議会負担金として,9,000円。需用費としては文具用紙代,その他消耗品費,印刷製本費,郵便料,電話料として40万4,000円。合計で291万3,000円であります。市民生活課所管の予算については,以上であります。

市民課長)それでは,市民課関係の歳出についてご説明いたします。予算書102ページをご覧頂きます。戸籍住民基本台帳費についてご説明申し上げます。戸籍住民基本台帳費につきましては,職員人件費が主でありますが,戸籍電算化の完了によりまして,戸籍事務の正確化や迅速化を目指し努力をしているところでございます。戸籍の電算化につきましては,水戸地方法務局土浦支局管内におきましては100パーセント電算化が完了いたしております。県内でも7市町村を残すところとなり,全国的に電算化が完了するものと思われます。石岡市におきましては合併前に電算化を完了しております。私どもの主な事業でございますが,この戸籍事務にかかります戸籍システムの保守委託料352万8,000円。これは支所と本庁あわせまして端末機7台,印刷機5台,この保守委託料として経費を計上したところでございます。それから備品借上料532万9,000円ですが,これは管理サーバと申しまして,石岡市に3台,八郷支所に1台ございます。それからシステム使用料378万円でございますが,これは戸籍の電算化を進める上で富士ゼロックス社からシステムを借用するというもので,そのシステムの使用料が主なものでございます。以上でございます。

環境対策課長)環境対策課所管の事業の主なものについて,ご説明申し上げます。まず,135ページでございます。石岡地方斎場組合負担金が支出項目でございます。石岡地方斎場組合は,石岡市,かすみがうら市,小川町,美野里町,玉里村で構成する一部事務組合で,墓地,埋葬等に関する法律第2条第7項に定める火葬場の設置及び管理に関する事務を共同処理するため,昭和50年に設置されたものでございます。この予算は,同組合の運営に要する費用のうち使用料及び手数料,繰越金等の収入を除いた分の金額を,負担金として構成市町村が支出をするものでございます。平成18年度に負担すべき金額は,総額で6,915万円ですが,前年度に対し1,255万円の増額でございます。増額の内訳につきましては,新たな斎場建設のための不動産鑑定,基本計画書変更業務委託に316万円,斎場建設担当職員の給与に1,000万円が計上され,一方,組合職員の退職に伴う給与が減となり,この金額になったものでございます。これを構成市町村で均等割10パーセント,人口割90パーセントで算出し,市の負担金が3,372万3,000円になったものでございます。
 次に137ページ中段の防除・防疫事業の中の,負担金補助及び交付金のスズメバチ駆除費補助金についてご説明申し上げます。猛暑の昨年,スズメバチが多数発生しまして,被害のニュースが報じられたところでございます。国内では毎年30人前後のスズメバチによる死亡事故が発生しており,国内の熊に襲われて死亡する人数よりも多いとのことでございます。スズメバチは,ミツバチと異なり,一度刺しても死ぬことがなく何度も刺すことが可能であり,集団で襲ってくるため,非常に危険です。そのため,スズメバチの駆除に要した費用につき補助を行う制度でございます。新規事業でございます。公共施設や用地に関しましては,その管理者が駆除する,行政の担当所管が駆除するというのが従来のルールでございましたが,スズメバチの危険度を鑑みまして,石岡市内においてスズメバチが営巣している住居または土地を所有している方,もしくは賃貸する方で,スズメバチの駆除をする業者に巣の駆除を委託した場合に,その費用の2分の1で1万円を上限として補助するものでございます。当然,一般のハチは対象になっておりません。
 同じページのやや下の部分,環境美化推進事業でございます。このうちの委託料の植栽管理委託料107万円ですが,この委託料は,環境美化を目的として市役所本庁舎,石岡駅前商店街などの商店街通りに花苗を植えつけるほか,八郷地区クリーン作戦時のごみ収集等に要する費用でございます。その下の美しい石岡をつくる市民の会補助金についてご説明申し上げます。これは,郷土の自然を守り住みよい町をつくるために市民ぐるみの運動を展開し,郷土愛の精神を育てる,このようなことを目的として組織された,美しい石岡をつくる市民の会に対する補助でございます。この会は,石岡市自治会連合会,環境美化クラブ連絡会,子ども会育成連絡会など多数の団体を構成団体とするもので,石岡地区において6月と3月の市民清掃作戦を石岡市と共催で行っております。また,石岡地区の環境美化クラブ55団体に対して花の苗を配布しておりますが,その際,この補助金を原資として美化クラブの活動を促進しているところでございます。
 次に139ページ,事業名が霞ケ浦浄化対策経費でございます。その中の一番下のところに,合併処理浄化槽設置事業費補助金がございます。これは,営業用店舗や事業所,賃貸住宅等をのぞきました一般の住居において合併処理浄化槽を設置する場合に補助するものでございます。ただし,通常型の合併処理浄化槽に対する補助はしておりませんで,窒素とリンの除去機能がある,いわゆる高度処理型に対する補助でございます。また,公共下水道の認可区域と農業集落排水事業区域に含まれる場合には補助の対象とならないものとなっております。平成18年度におきましては,窒素のみを除去するものに関しては5人槽が27基で1基当たり44万4,000円,7人槽が21基で1基当たり48万6,000円,10人槽が2基で1基当たり57万6,000円を補助するものでございます。また,窒素とリンを除去する高度処理型では,5人槽が2基で1基当たり70万2,000円,7人槽が2基で1基あたり97万5,000円,10人槽が1基で1基140万7,000円を補助するものでございます。これらの補助によりまして,総額2,810万7,000円を計上したものでございます。
 次に,145ページ,清掃一般事務費の中の湖北環境衛生組合負担金でございます。湖北環境衛生組合は,石岡市,かすみがうら市,小川町,玉里村,土浦市で構成する一部事務組合で,し尿処理場の設置及び管理並びにし尿の処理に関する事務を共同処理するために,昭和44年に設置されたものでございます。この予算は,同組合の運営に要する費用のうち使用料及び手数料,繰越金等の収入を除いた分の金額を,負担金として構成市町村が支出するものでございます。平成18年度に負担すべき金額は,総額で4億7,600万円でございますが,前年度に対しまして1,328万円の増でございます。増額の要因の主なものは,施設で発生する汚泥を焼却する処理施設の回収に要する費用が約9,000万円,水処理施設の維持管理に要する費用が約7,000万円でございます。また,減額の要因につきましては,起債の元金償還金が2,313万円の減となってございます。これらを構成市町村で均等割10パーセント,投入量割90パーセントで算出し,2億4,451万6,000円となったものです。これに,処理施設の使用料130万円を加えまして,2億4,581万6,000円の負担金額を計上してございます。次にその下の霞台厚生施設組合負担金でございます。この組合は,石岡市,小川町,玉里村で構成する一部事務組合でございます。ごみ処理施設の設置及び維持管理,並びにごみ処理に関する事務を共同処理するために,昭和47年に設置されたものでございます。この予算は,同組合の運営に要する費用のうち使用料及び手数料,財産収入等の収入を除いた分の金額を負担金として,構成市町村が支出するものでございます。なお,同組合は老人福祉施設の設置及び管理運営に関する事務も共同事務としておりますが,その分の負担金は民生分として別途予算計上されているところでございます。平成18年度に負担すべき金額は,総額で8億4860万円,前年度に対し,370万円の減でございます。これを,構成市町村で均等割10パーセント,人口割90パーセントで算出し,5億1,280万7,000円の負担金額となったものでございます。次にその下の新治地方広域事務組合負担金についてご説明申し上げます。この組合は,石岡市,かすみがうら市,土浦市で構成する一部事務組合でございます。設立は昭和52年です。負担金の考え方は他の組合と同様でございますが,この組合につきましても老人福祉施設の設置及び管理運営に関する事務も共同事務としておりますので,その分の負担金は別途民生分として予算計上されております。平成18年度の負担すべき総額が7億6,490万1,000円でございます。前年度に対して3,489万5,000円の減です。これは,平成17年度の予算に計上されておりました組合施設の外壁塗装工事等の,いわゆる一過性の費用がなくなりまして,平成18年度は減額となったものです。このうち建設にかかる起債償還に関しては均等割人口割のいずれも50パーセント,管理運営に関しては均等割10パーセント,人口割90パーセントで算出し,2億5,381万3,000円の負担金額を計上したものでございます。
 次に147ページ,塵芥処理経費ですが,そのうちの委託料,ごみ収集委託料についてご説明申し上げます。これは,石岡地区の一般家庭から発生する一般廃棄物の収集運搬を委託する内容でございまして,石岡地区を4つの区域に分割し,4社に委託するものでございます。なお,八郷地区におきましては新治地方広域事務組合が委託業務を発注しております。次にその下の資源ごみ回収委託料ですが,本予算は石岡地区において実施するものでございますが,従来,石岡地区においては,新聞,雑誌,ダンボールなどの資源ごみは,一般の集積所3か所に1か所程度の割合でお出しいただいておりました。一方,昨年の10月から燃えるごみ専用袋以外は回収しないこととなりました。同様に,燃えるごみへの資源ごみの混入をしないようにお願いしたため,資源ごみ集積所が遠く大変不便であるとの意見を大変多数ちょうだいしたところでございます。そのため,増加したごみ袋の販売額による収入を原資といたしまして,新年度予算では新たに資源ごみ回収に関する委託料を計上させていただいたものでございます。資源ごみの従来の回収方法は,市の職員が1か月に1度の割合で資源ごみ集積所から回収しておりましたが,新年度におきましては,他の燃えるごみや空き缶,ペットボトルと同様,通常の集積所すべてにおいて回収することとするものでございます。回収の頻度は,従来どおり月1回を予定しております。なお,従来,資源ごみにあわせて電球類の回収を行っておりましたが,これらの回収は従来どおり市の職員が回収することとし,回収場所が増えることから,それらの職員はこれまでと同様に回収に当たることとなります。次に,その下の観光道路等清掃委託料でございます。この予算は,八郷地区の朝日峠,湯袋峠,道祖神峠,飯塚・山崎線につきまして,毎月1回,日曜日に清掃することとしておりまして,それを委託するものでございます。
 次に,ごみ減量・資源化推進事業の中の印刷製本費についてですが,従来,ごみ収集カレンダーの作成方法は,石岡地区においては収集日程と分別の方法をまとめた冊子を毎年度作成しておりました。一方,八郷地区においては収集日程を役場で印刷して配布し,分別の方法などは,新治広域事務組合で冊子を作成して必要に応じて配布をしておりました。平成18年度分に配布する分につきましては,平成17年度の予算で既に作成し配布に入っておりますが,今般予算に計上しておりますのは,19年度分として作成するものでございます。その下の生ごみ処理減量化補助金でございます。この予算はごみの減量化を目的とするもので,一般のご家庭で生ごみを堆肥化するなどの目的で生ごみ処理機を購入した場合,その購入価格の2分の1で1万円を上限として補助するものです。対象区域は,新市全域でございます。資源ごみ回収補助金ですが,この予算は同様にごみの減量化を目的とするもので,子ども会などの団体があらかじめ団体登録しまして,年2回以上資源ごみを回収した場合,その回収した資源ごみ1キログラム当たり4円を補助するものです。対象は,新市全域でございます。なお,資源ごみの対象としておりますものは,ビン,缶,新聞,雑誌,ダンボールなどでございます。一般会計は以上でございます。
 次に特別会計でございます。簡易水道事業特別会計,305ページでございます。支出のうち施設等維持管理経費がございますが,その中の簡易水道事業施設更新計画策定業務委託料139万円についてご説明申し上げます。三村地内の市営簡易水道は,昭和48年当時に整備してから30年以上が経過しておりまして,地下水を汲み上げ給水している大塚機場,水内機場の両機場や配水管などの老朽化が著しいため,本業務委託によりまして設備の更新に関する業務を委託するものでございます。委託業務の内容は,老朽化した施設の更新計画を進めるための最適な整備手法の検討を行い,決定し,その手法により更新を行うための所要の関連業務を行うことを目的としております。具体的な業務内容は,考えられる整備手法ごとに全体施設計画を作成し,その手法ごとに全体概算工事費を算出するとともに,年度別概算事業費及び財源の設定を行います。その上で,手法の比較検討を行い,最適な手法を決定いたします。また,策定する計画に従い更新を行いますのは,平成19年度以降を予定しておりますけれど,管路の更新につきましては国庫補助の対象となりますので,財源を確保しつつ進めてまいりたいと考えております。その2つ下の作業用備品20万円ですが,これは,水道法によって給水する水道水に関するさまざまな検査項目が設定されておりますが,そのうち,残留塩素濃度は0.1ppm以上,pHが5.8以上8.6以下であることが定められております。他の項目については検査機関による水質検査を行っておりますが,この2項目については日常的に検査する必要がありますので,従来使用していた検査備品の更新を行うものでございます。
 次に,霊園事業特別会計でございます。403ページ,市営霊園維持管理経費のうち,霊園管理委託料484万8,000円ですが,石岡市の市営霊園は龍神山と半ノ木の2園でございますが,龍神山霊園につきましては5平方メートルの区画が1,200ございます。また半ノ木霊園は,従来からあった既存部と拡張部に分かれておりますが,既存分は5平方メートル区画が1,200あり,拡張分は4平方メートルの区画が450,5平方メートルが619,総区画数は3,419でございます。この予算は,龍神山と半ノ木の2霊園の管理を委託するのに要する費用について計上したものですが,その内容は,霊園内の各区画以外の共用部分の清掃,ごみの収集,トイレの鍵の開閉,案内,区画内の墓石工事の立会いなどでございます。私どもの所管の説明は以上です。

水道課長)それでは,水道課のほうから議案第14号水道事業会計予算についてご説明いたします。水道事業予算につきましては,地方公営企業法によりまして一般会計と異なる予算様式が定められております。47ページから48ページにかけてそれが記載されております。それから,441ページ以降に予算に関する説明書が記載されております。水道事業予算は,47ページから始まるように予算面で文言方式で,いわゆる予算総則的なものとなっております。収入・支出の額も,営業収入,営業外収入,営業費用,営業外費用等という款,項までの大まかな区分の段階までしか示されておりません。具体的な各項目につきましては,441ページの予算の付属書類である実施計画,資金計画,給与明細書,貸借対照表,損益計算書,予算明細書,企業債明細書等であらわされております。まず,当該年度の企業の活動の基本目標といたしまして,業務の予定量ですが,47ページにあるように給水戸数6,946戸,年間給水量269万8,000トン,1日平均給水量が7,391トンを予定しております。収益的収入及び支出の,俗に言う3条予算と,資本的収入及び支出の4条予算の2本立てになっておりまして,収益的収支は当該年度の企業活動に伴い発生する収益とそれに対応する費用で,その費用は原水及び浄水費,配水及び給水費で,人件費等の総係費,減価償却費,それから企業債の利息等となっております。資本的支出は,支出の効果が次期以降に及び,将来の収益に対応するものであります。収益的収入及び支出につきましては,収入及び支出とも総額で5億9,968万円の均衡予算となっています。資本的収入及び支出につきましては,収入は90万4,000円,支出は建設改良費が1億7,505万5,000円,それから企業債の償還金,これは元金分でございます。1億7,815万8,000円等で,資本的支出の総額3億5,321万3,000円でございます。資本的収入額が資本的支出額に対しまして不足する額3億5,230万9,000円は,過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。次に,主要事業といたしましては,経費の節減,老朽管更新のための継続事業で行っております下水道同時施工配水管布設替工事を5,100万円計上しております。それから,平成15年度からの継続事業といたしまして,県道を避けて民地及び農道等に布設されております配水管の布設替工事で,太田地区で延長650メートル,1,740万円,大増地区が1,135メートルで3,790万円,平成17年度より川又地区で,813メートル,2,390万円の配水管布設工事費を計上しております。耐用年数を経過したものや,劣化した各浄水場の電気設備につきましては,経過,状況等を見極めながら修繕をしていきたいと考えており,それらの修繕費用として500万円,井戸浚渫工事,清掃ですが,これを2井分予定しておりまして880万円。下水道同時施工箇所で布替えましたところの量水基の交換工事,あと,取り出し口が変わりますので,切り替え工事等で1,300万円を予定しております。以上が水道事業の概要でございます。

市民会館長)市民会館所管の主要事業についてご説明申し上げます。予算書の93ページ,市民会館費の中の市民会館施設維持管理経費でございます。市民会館施設の維持管理に要する経費としまして,総額で3,178万円を計上しております。主な内訳としまして,建物修繕に292万円。これはホールの照明ケーブルの交換,ターボ冷凍機及びボイラーの修繕費です。それから,特殊建築物定期報告調査委託料に76万5,000円。これは2年に1回,建築基準法第12条第1項の規定により報告が義務付けられているものでございます。施設清掃・管理・保守保安委託料に1,144万4,000円。これは市民会館の清掃業務,設備管理業務,ターボ冷凍機保守点検業務,舞台機構照明機器保守点検業務,ホール音響設備保守点検業務,消防設備保守点検業務などの委託料でございます。
 次に,予算書の99ページになりますが,総務費の中の旭台会館管理経費でございます。旭台会館の維持管理に要する経費としまして932万円を計上してございます。旭台会館につきましては,石岡市開発公社に管理を委託しております。委託料につきましては,931万円です。内訳としましては,嘱託職員の人件費,臨時職員の賃金,光熱水費,施設清掃・保守保安委託料,講師謝礼等でございます。

経済部長)経済部のほうの説明に入らせていただきますが,前もって議員さん方に資料を配布しておりますので,その資料に基づいてご説明をさせていただきたいと思います。

参事兼農政課長)それでは,経済部農政課所管にかかる事業につきまして,資料に基づきましてご説明申し上げます。はじめに農業振興経費の農業振興事業補助金でございます。これにつきましては,石岡市梨組合のミツバチの導入,それから赤星病,黒星病の防除にかかる費用に対する補助であります。それから,石岡地区たばこ耕作奨励会に対しまして,黄斑えそ病の防除,奨励会の研修会や表彰等の事業に対する補助でございます。次に特産物振興補助金36万5,000円ですが,これにつきましては八郷地区のたばこ耕作奨励会に対して同じように防除や生産性向上に対する補助でございます。次に常陸生薬栽培組合の補助につきましては,栽培技術の向上,視察研修やその他講習会にかかります経費への補助をするもので,あわせまして36万5,000円となります。
 次に,有害鳥獣駆除経費としまして,有害鳥獣捕獲委託料133万円でございますが,これにつきましては,主に八郷地区におけますイノシシ,カラスによります農産物の被害多発により駆除を行うものでございます。これにつきましては有害鳥獣捕獲隊に委託し,実施をいただいているところであります。内容的には弾薬代,わな代,ガソリン代等でございます。
 次に畜産一般事務費ですが,畜産環境保全薬剤散布事業補助金でございますが,これにつきましては畜産環境の保全ということで,消臭剤,消毒剤等の購入に対して一定の補助をしているもので,150万円でございます。次に乳用牛預託育成及び導入事業補助金144万円については,酪農家の経営安定のために,岩手県の牧場に放牧を行うための入牧,退牧にかかる輸送費の一部を補助するものでございます。次に,家畜自衛防疫推進事業補助金157万4,000円でございますが,これにつきましては豚,牛の伝染病を予防するための費用に対する補助でございます。豚につきましては,オーエスキー病の予防注射,牛につきましては伝染性鼻気管炎,アカバネ病,ヨーネ病などに対する予防注射の一部を補助するものでございます。
 次に園芸振興経費ですが,いばらきの園芸産地改革支援事業,4点ほどございます。総額で2,250万6,000円でございます。1つは,事業主体がひたち野農協のハウス部会,内容的にはきゅうりの栽培ということで,事業費が3,800万円,ハウス3,000平方メートルを建築するものでございます。2つ目としまして,早期出荷レンコンの品質保持ということから製氷設備を導入し,ひたち野農協のレンコン部会において導入するものでございます。事業費が252万円です。次に,小桜辻地区のイチゴ生産組合が施設設置をいたしますパイプハウスに対する補助でございます。これにつきましては,ハウス2棟,2,000平方メートル,事業費が1,200万円でございます。4点目としまして,八郷農協の梨部会におけるハウスの設置導入です。事業費が1,500万円,ハウスが2,300平方メートルです。4点とも県補助金3分の1でございます。次に,イノシシ等作物被害対策事業補助金70万円,新規事業でございます現在イノシシの頭数が増えている中で農作物に被害が出ているため,その防護柵等の設置費用に対して一定の補助をするものです。1か所につき補助金1万円を上限としまして50パーセント以内を補助するものです。次に,花き優良種苗導入資金関係経費20万円でございます。この20万円につきましては,興農資金融資ということで,八郷地区のチューリップ・バラ生産農家が導入する優良種苗の資金に対する利子返還金でございます。融資額についてはチューリップが3,000万円,バラについては5,00万円を予定しています。
 次に農協営農活動活性化事業補助金1,229万4,000円でございます。これにつきましては,ひたち野農協,八郷町農協におきます生産部会の育成,それから営農指導員の整備強化,各生産部会における栽培技術の高位平準化,銘柄化,また,各部会のリーダー,各集落における地域リーダーの育成,そういったものをもって市農業の振興を図っていき,また,新規作物の導入等を進めていただきまして,産業の発展に寄与していただく,そのような中で補助するものでございます。
 次に,水田農業構造改革推進事業補助金です。いわゆる転作に係わる事業補助金でございます。集落生産調整促進対策事業補助金としまして1,020万円。集落として生産調整が100パーセント達成できた場合,10アール当たり2,000円を補助するものでございます。生産調整定着化促進補助金1,890万円でございますが,これにつきましては3つの考え方がございまして,一般作物,そば,麦,大豆,花き等が入りますが,団地化やブロックローテーション以外で単独で作付をした場合,10アール当たり1万円を補助するものです。それから永年性作物,特例作物,果樹,野菜,レンコン等が入りますが,これについては10アール当たり5,000円。調整水田についても10アール当たり5,000円を補助するものでございます。次に,加工用米集荷促進対策事業補助金ですが,加工用の米を出荷した場合,1袋当たり1,000円を補助し,総額565万円を補助するものでございます。そば産地化促進事業補助金3,870万円ですが,団地化等で作付けをした場合,10アール当たり3万円を補助するものです。次に麦・大豆・飼料作物栽培促進補助金5,324万円,生産調整として,麦,大豆,飼料作物を団地化ないしは八郷地区で行っているブロックローテーション等で作付けをした場合,10アール当たり 3万円を補助するものです。ブロックローテーション促進補助金といたしまして200万円,石岡地区で団地化で進めておりますが,そういう中で,八郷地区におきましてはブロックローテーションで進めております。理想的には,ブロックローテーションで進めていくのが,今後の農政のあり方かなと。そういう中で,こういうブロックローテーションを進めていこうということで,10アール当たり2,000円を補助するというものです。
 次に林業振興経費の森林整備地域活動支援事業交付金でございますが,森林の現況調査,施業実施区域の明確化,それから森林施業への支援ということで,各森林所有者の委託を受けまして八郷森林組合が行うものでございます。予算額885万円を予定しております。次に林道開設工事ですが,国補としまして3,800万円,林道半田線の開設工事にかかる経費でございます。次に県単ですが,林道太田・大増線の舗装工事です。次に単独事業ですが,林道半田線の開設及び森林台帳の補正等にかかる経費でございます。測量調査,林道開設工事,用地購入等々でございます。

農村環境課長)それでは,農村環境課関係の予算における主要事業について,資料に基づきご説明申し上げます。まず最初に,畑地帯総合整備事業経費1,642万5,000円です。畑地帯総合整備事業でございますが,三村地区は,石岡市三村坂井戸から石川八幡原までの受益地141ヘクタールを対象として,農作業の効率化を実現するため,生産物の適時出荷を可能とするよう幹線道路の整備と畑地かんがい排水等の水利条件を整え,安定した農業経営を確保するための農業生産基盤整備を実施するものでございます。具体的な整備内容でございますが,幹線農道1路線,幅員5メートル,延長2,500メートル,支線農道3路線,幅員3メートル,延長948メートル,かんがい排水路溝型柵渠1路線,延長1,265メートルで,流末は台石川池でございます。事業主体は茨城県で,総事業費は7億4,655万円を予定しておりまして,負担割合は国費が50パーセント,県費が25パーセント,市費が25パーセントです。整備スケジュールですが,平成16年度から平成20年度までの5か年を予定しておりますが,国庫補助事業の関係で毎年度予算要求の5割程度しか予算付けがなされませんので,事業計画が遅延するのではないかと懸念しているところでございます。平成16,17年度の2か年で事業費7,350万円を投じ,路線測量,農道設計,用地測量が終了し,平成18年度は事業費5,250万円で一部用地買収と遺跡の発掘調査を予定しております。予算額1,312万5,000円は,県が実施いたしますこれらの事業に対する市からの負担金であります。また,東成井西部地区につきましては,後ほど八郷総合支所農政課長より説明いたします。
 次に,地籍調査事業経費1,161万2,000円でございます。旧石岡地域の地籍調査事業は,昭和51年から始まり,今年で31年目を迎えるわけです。旧石岡の南部,関川方面から始まり,旧石岡の外周部がほほ終わり,現在,市街地部の調査に入っているところです。現在までの進捗状況につきましては,旧石岡地域の面積59.6平方キロメートルのうち実施予定面積は44.25平方キロメートルであり,平成17年度までの認証・登記面積は39.81平方キロメートルで,予定面積の約90パーセントが終わっております。平成18年度につきましては,東光台U地区,東光台四丁目及び二丁目,五丁目の一部,場所的には玉里のカインズホームの反対側の地区を実施する予定で,面積は0.3平方キロメートル,約930筆を実施する予定であります。
 次に特別会計になりますが,農業集落排水事業特別会計の石岡西部地区整備事業につきましては,4億3,222万7,000円でございます。農業集落排水事業につきましては,霞ヶ浦をはじめとする市内の公共水域の水質汚濁が進行する中,水域の水質保全を図るため,生活系排水対策として公共下水道事業とともに整備を進めるもので,下水道計画区域外の農村集落に対し,農業用用水の水質保全と農村生活環境の改善を図り,あわせて霞ヶ浦の水質浄化に寄与することを目的として実施しているものです。石岡地域では,最初に出し山地区を平成3年度から事業に取り組みまして,平成7年6月から供用開始し,現在134戸の家庭が利用しております。次に関川地区は平成9年度より整備を進め,平成13年6月から供用を開始し,193戸が利用しております。また,平成13年度から計画戸数520戸で石岡西部地区の整備を進めており,平成18年度に完了する予定で計画を進めておりましたが,国等の財政状況により,現在のところ事業計画では平成21年度までとなっておりますが,それ以上工期を延長することで理解を求めてきており,完了が延びることが予想されますが,今後,供用開始が長引くようなことになりますと,農業集落排水事業に加入いただく方々にご不便をきたすことになりますので,早急に管路施設の幹線の整備が進められるよう,県をはじめとして関係機関へ要望してまいりたいと考えております。そういう中で,18年度の建設費予算として4億3,222万7,000円を計上しております。主な内容は,石岡西部地区の工事実施設計委託や管路埋設工事及び処理場建設工事として機械電気設備工事を予定しております。次に恋瀬地区の整備事業経費についてですが,予算額1億9,600万円です。八郷地域では,最初に東成井地区を平成2年度から事業に取り組みまして,平成7年4月から供用開始し,現在177戸の家庭が利用しています。次に東成井第2地区を平成3年度から整備を進め,平成7年4月から供用開始しており,現在119戸が利用しております。また,平成16年度から計画戸数609戸で恋瀬地区の整備を進めており,第1期分については平成21年度に完了する予定で計画を進めております。そういう中で,18年度の建設費予算としては1億9,600万円を計上しております。主な内容は,恋瀬地区の工事実施設計委託や管路埋設工事及び取付道路用地の用地購入を予定しております。

八郷総合支所農政課長)予算書153ページになります。まず,農道整備事業でございます。これは,基盤整備促進農道整備事業の継続事業でございますけれど,現在,八郷地区で2地区ほど実施しております。14年から19年度にかけて予定をしておりまして,現在進めているところです。その予算額としまして3,525万6,000円,これを総額で計上しております。内容としましては改良工事が主でございます。続きまして,農道整備事業(補助)の中で,里地棚田保全整備事業がございます。これは,18年度から実施する事業で,18年度から20年度を予定しておりまして,八郷地区の上青柳という地区で実施する予定でございます。農道の延長が850メートル,幅員5メートル,それに付随して排水路整備120メートルを予定しております。18年度では実施設計,用地測量,用地買収などを予定しております。
 続きまして,155ページになります。県単土地改良事業2,500万円です。この事業は,八郷地域は茨城県で山間急傾斜地帯型の47.5パーセントの補助率となっております。市で15パーセント上乗せして,62.5パーセントの補助で実施している事業です。土地改良区が実施するかんがい排水工事等に補助をするものであります。費用的には,事業費で2,500万円,補助金で1,900万円を見込んでおります。
 続きまして畑地帯総合整備事業の中の東成井地区でございます。東成井地区ですが,平成16年度から石岡台地に畑地帯整備事業の推進のために職員を派遣しておりまして進めてきたところでございますが,その中で,事業の実施の仮同意といいますか,調査同意を取ったところが,95パーセント程度の同意を得ることが出来ました。それで,その後推進するために,18年から県営の土地改良事業調査費負担金として230万円を計上してあるところでございます。これは,県が県営としまして調査,測量等を行うための費用でございます。産地育成畑地帯整備促進事業として100万円計上してありますけれども,これはその地域でどのようなものを作ったらいいか,作物等の栽培技術,習得するための実証圃を設置するための経費でございます。100万円の計上です。調査期間は18年,19年を予定しておりまして,19年に国のヒアリングを受け,20年に採択を受けるべく進めていく計画となっております。
 次に,農道整備事業の単独でございます。この事業は,八郷地区で実施しております農道整備,県営の農道整備と付随して歩道の整備を行っております。その歩道部分の実施設計として153万円,用地購入が139万2,000円,それに立木補償で2万9,000円計上しております。その他,一般農道整備事業としまして,これは県営の田園交流基盤整備事業の負担金,これは八郷中央地区でございますが,八郷地区の葦穂小学校から園部の柴間という地区をつなぐ約4キロの道路ですが,第1期地区として,そのうちの3.2キロほどを採択を受けて進めている事業です。その負担金として4,462万5,000円です。それに,田園空間整備事業負担金1,490万3,000円。これは,八郷地区と,旧千代田町,旧新治村,つくば市の四市町のエリアを対象とした事業で実施しているものです。
 次に農道・農業排水路整備事業(単独)ですが,八郷地区で実施しております農道の4路線,17年度から継続で実施しておりますけれども,その4路線の事業費でございます。測量委託が180万,これは川又地区の用地測量委託料です。工事3,100万円は4地区の工事請負費です。用地購入50万円,立木補償90万円などを計上しております。

商工振興課長)それでは,商工振興課所管の主なものをご説明申し上げます。資料に基づいて説明させていただきます。まずはじめに,石岡市工場誘致奨励金3,033万6,000円であります。これは,平成16年度から石岡市工場施設誘致促進要綱を制定し,企業の誘致を図っている制度でありまして,内容は工場等で製造業に必要な工場の施設であって,その奨励措置の対象は,1つとして投下固定資産額が1億円以上の施設,2つ目が,新規雇用の常用従業員の数が10人以上の施設,3つ目が奨励金の額は当該年度に納入した固定資産税額の100分の70ということでございます。平成16年度に柏原工業団地内に進出した一企業を指定事業者に認定し,奨励金の交付を開始いたしまして,本年が2年目となり,18年度までの交付を予定しております。また,18年度には新たに一企業を指定事業者として認定を予定しております。自主財源の確保並びに雇用創出の観点からも,この振興策を図っていきたいと考えております。参考までに,18年度は共栄産業(株)が3年目,ナイス(株)が1年目となっております。次に商店街共同事業奨励補助金585万円であります。これは,石岡市商店街共同事業奨励補助金交付規定に基づき商店街の振興育成を図るため,商店街が行う共同事業に対し事業費の一部を補助するものであります。補助の対象ですが,商店街が共同で行う事業で商業振興に関するものでありまして,歩行者天国や大売出し等で補助金は事業総額の50パーセント以内,限度額が100万円ということでございます。2つ目が,先進地視察等の補助金で,事業費総額の30パーセント以内,限度額が30万円ということです。飲食費,宿泊費は補助の対象外とさせていただいております。平成18年4月1日から,旧八郷町を含めた新市全域が対象となります。参考までに申しますと,15年度実績が17件で,補助金額が386万4,000円,16年度が23件で579万6,250円となっております。次に商店街共同施設設置奨励金190万円であります。これは,石岡市商店街共同施設設置奨励金交付規定に基づきまして,商店街の振興と共同化を目的としまして商店街の共同施設を設置したものに対し,奨励金を交付するものです。共同施設とは,5戸以上の商店が共同設置するもので,照明施設,装飾施設,日覆雨覆施設等で,奨励金の額は施設費精算額の10分の5以内であります。これも4月1日より旧八郷町を含めた新市全域が対象となります。昨年度までの実績ですが,2件ほどありまして,日よけ雨よけテントの設置がございました。
 次に商店街共同駐車場整備事業補助金48万6,000円です。これは,県の商店街再生総合支援事業の補助事業でありまして,来客者の利便性や集客力を確保するために中町商店会振興組合が駐車場を整備するものです。駐車台数は10台分を予定してございます。面積にしまして,188平方メートルです。工事の内容ですが,白線引き,車止めの設置,看板作成,借地料,合計で64万9,250円を見込んでおります。補助金は,県が4分の1以内ということで16万2,000円,市は2分の1で,32万4,000円,合計48万6,000円の補助であります。舗装につきましては地主の方が既に完了済みですので,白線引きと車止め,看板作成,借地料のみで予定しております。

塚谷委員長)説明の途中ではありますが,暫時休憩いたします。

( 休 憩 )

塚谷委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

観光物産課長)それでは,観光物産課所管の予算の説明をさせていただきます。まず最初に,つくば周辺地域交流活性化事業の負担金でございますが,TXの開通に伴いまして,筑波山への観光客が今現在増加をしております。このTXの開業効果を最大限に生かしまして,県内の代表的な観光地である筑波山をPRいたしまして観光客を誘致し,それに合わせまして周辺の観光地にも足を運んでもらう方策が大切であると考えております。この石岡市にもすばらしい観光施設がたくさん存在をしてございます。そのために,情報発信,交通手段等が必要になってきますが,今回,県と周辺市,石岡市,つくば市,土浦市,かすみがうら市,桜川市と,関東鉄道とで,つくば周辺地域交流活性化実行委員会を組織しまして,周辺マップ及び,今回の巡回バスの試験運行を実施することとなりました。この試験運行の期日ですが,18年の5月,6月,10月,11月の土日・祝日,延べ39日を予定しております。一日12便です。コースですが,TXつくば駅から真壁駅,石岡市ではゆりの郷,フラワーパーク,風土記の丘,石岡駅,霞ヶ浦の環境センター,土浦駅,亀城公園を通りましてTXつくば駅までで,これが真壁周り,土浦周りの2コースです。その情報発信としまして,TXの沿線の市町村と旅行業者などにPRを行う経費であります。内訳としまして,全体予算が1,200万円で,県負担が2分の1の600万円,5市で2分の1の600万円で,均等に1市120万円ずつの負担で,今回の予算計上であります。
続きまして,観光案内所運営経費でございます。これは,石岡駅前に観光案内所を開設しまして,観光案内やお土産品,宿泊施設等の紹介を行っている施設です。運営については,石岡市観光協会に委託をしております。
 続きまして,まち蔵藍の運営経費です。これは,江戸末期の商家を活用して,中心市街地の観光の拠点として商店街のにぎわい再生に寄与するもので,丁子屋さんを利用しております。運営についてはこれも石岡市観光協会に委託しております。
 続きまして常陸風土記の丘の運営経費の中で,予算上では委託金と補助金の中でございますが,茅葺き職人の後継者育成事業でございます。常陸風土記の丘には16棟の茅葺き屋根が建築されています。これらのほとんどが昭和63年から平成2年に建設されたもので,築後15年から17年が経過しています。平成10年頃から腐食の著しいぐしや,コケの繁茂箇所の修繕を毎年実施してきましたが,2年ぐらい前から一斉に腐食が目立つようになってきました。今後は,大規模な茅の葺き替えは避けられない状況です。しかし,茅職人は,高齢化と後継者不足が年々進んでおり,このまま何年かいたしますと,職人がいなくなり,全国から茅職人を募ることになりかねません。それには高額の工事費を要することになりますので,後継者育成による茅技術の伝承が急務と考えます。そのため,今年度から常陸風土記の丘で茅職人を嘱託職員に採用しまして,園内の各種業務と茅葺きの修繕業務を行わせ,合わせて開発公社職員に茅葺き技術を習得させて,後継者を育成するという事業です。茅職人の嘱託職員の主な業務内容ですが,園内の茅葺き屋根の修繕,後継者の育成,燻蒸作業,園内の一部植栽管理等を行おうというものであります。今までの燻蒸業務等の委託を廃止しまして,臨時職員も1名分廃止し,植栽管理委託の一部も廃止し,その部分の予算で茅職人の嘱託職員を採用して,後継者育成の職員を1人採用します。これによりまして,毎年茅修繕工事を行っていた分の圧縮の効果は大きいものと思われます。
 続きまして,ふれあい交流施設の改修工事4,650万円でございます。これは,やさと温泉ゆりの郷の工事でございます。当初,当施設は1日の利用者が最大400人という想定で建設されたものでありますが,筑波連山に囲まれた豊かな自然の中にありまして,県内はもとより県外からも多くの方が利用しておりまして,一日平均500人を超える利用者があり,大変好評を頂いているところでございます。しかし,開館以来,利用者からは食事や入浴後に体を休めるところがないので休憩所を整備してほしいとのアンケート要望が後を絶たない状況にあります。入館者の多い土日祝日は,個室利用者や宴会を希望するお客様をお断りして個室を無料開放して対応しています。それでも足らない状況です。また,休憩スペースがないということで,食堂での滞在時間が長くなるため,食堂での順番待ちの状態でお客様にご迷惑をかけている状況でございます。内訳としまして,今回の休憩所として約150平方メートルの増設費で3,885万円,それから,健康増進法の受動喫煙防止の立場から分煙室15平方メートル180万円,それの設計管理費300万円,合計で4,365万円でございます。以上でございます。

農業委員会事務局長)農業委員会関係についてご説明申し上げます。農業委員会関係は,149ページになります。農業委員会一般経費3,117万2,000円,これは,農業委員会が行います事務事業の一般事務費であります。農業委員報酬,あるいは農業後継者対策である結婚相談員の謝礼など,人件費が中心でありまして,その他に県農業会議への負担金,事務費等でございます。また,食料費の中にカップリング事業といたしまして,後継者の配偶者対策の予算が含まれております。それから,負担金の中で新治郡協議会負担金がありますけれど,新治郡は3月で構成団体がなくなるわけですけれど,この協議会につきましては今後の運営というのがまだ決まっておりません。いずれかの方向になるかとは思いますが,近隣市との交流,連携が必要になるかと思いますので,計上させていただいたものでございます。
 次に156ページになります。農用地利用銀行活動促進事業。農用地の流動化と経営規模の拡大を計画的に推進するため,農用地集積事業に要する経費でございます。この仕事につきましては,旧石岡市につきましては農政課が担当し,旧八郷町では農業委員会が担当してまいったわけですけれど,これまでの事務処理,電算入力ですとか,対象者の数,そういったものに勘案しまして,農業委員会で扱うこととなりました。予算額10万2,000円でございます。それから,農業委員会におきましては,今年10月からまちづくり特例市の指定を受けました関係で,許認可事務の処理を市が行うこととなります。こういった関係で研修費,その他,例年よりも必要になるかと思っております。以上です。

塚谷委員長)以上で,説明は終わりました。次に,本案について質疑に入るわけでありますが,質疑につきましては,暫時休憩し,午後1時30分より行いたいと思います。暫時休憩いたします。

( 休 憩 )

塚谷委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
これより,質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

金子委員)予算書の中で,2つほど質問いたします。最初に,165ページの商店街共同駐車場整備事業補助金48万6,000円についてお聞きいたします。これは,先ほどの説明で大体は分かったのですが,私が言いたいのは,今までまちの中のあちこちへ駐車場を造っているんですね。国府公園の入り口に守木町の駐車場がある。それから中町にはやはりもう1か所ありますね。問題は,従業員の方などの駐車場になってしまって,お客さんの駐車場になっていないところが多いんですよね。だから,その方々のための補助金では,私は困ると思うんですね。ですから,その点についてどういうお考えを持ってこの補助金を出すということになったのか,お聞きをいたします。

商工振興課長)お答えいたします。確かに委員さんが言われましたように,お客さんのためではなく別な形で利用されるのは,あまり好ましくないと思います。以前,中町商店会で,コーキの,道路を挟んで反対側のところを利用していたのですが,その持ち主の方が別な利用をしたいと。そこを返してほしいという話が商店会にありまして,商店会としても,今は郊外で駐車場を持ったお店に取られてしまうという観点から,中町商店会としても駐車場を設けようと。それで,たまたま以前のコーキショッピングセンターの裏側に57坪ほどの土地を貸していただけるということで,そこを利用しようという経緯から,再生総合事業の中で共同駐車場の補助該当があるということで,取り組んでみようということとなり,今回予算を計上した次第であります。

金子委員)それは分かるのですが,近所の方やお店の方とかの駐車場になってしまってお客さんが車を置けないということも,現実的に出ているんですね。それから,ご存知のように,高速道路のバス停になった駐車場も,現実的には近所の方に置かれて困っていると。せっかく市で補助金を出してやっても,他の方が使ってしまって利用する方が利用できなくなっては,誰が責任を取るんですかと。だから,金の問題で今までうんと困ったのですから,やはり今回補助金を出すのにも,そういった点できちんとした協定書なりを作ってやるならいいですよ。確かに金額的には48万6,000円ですから少ないとも考えられるかもしれませんが,しかし利用する方が利用できなくて,従業員の方の駐車場になってしまったら・・・。その辺のところをきちんと協定書なりを作っていただいて,お客さんの車しか置かない,お客さんのための利用だと,そのようにしないと。まちの中にそういうケースがたくさんありますからね。だから,補助金を出しても何も意味がなくなるんですよ。その点十分に協定書なりを作ってきちんとしていただくということをお願いをせざるを得ないと思うんです。言われれば補助金を出すんだという形では困りますので,十分に注意をしていただきたいと思います。
 次に,167ページの中段にございます,つくば周辺地域交流活性化事業費負担金120万です。この金額については,私はどうのこうの言うつもりはございません。ただ,この120万円が,例えば500万でも1,000万でも増やしていく方法があるのかないのか,それをお聞きしたいと思います。

観光物産課長)今回のこの事業は試験的なものですから,これを本格的に実施するということは,18年度の4か月の実績が非常に大きく左右するものだと思います。これは,実際,TX沿線の方がつくば駅に降りてその巡回バスに乗っていただくということを,知らせることがまず第一ではないかなと思っております。まずはTX沿線にPRを重点的に,周辺市とやっていかなければならないのかなと思っております。合わせて,5市の中で石岡市が4か所止まっていただけると。石岡市にとっては非常に大きなメリットがあるのかなと思っております。周りのイベント等も併せて,停まっていただくゆりの郷,風土記の丘等に一日12便,土日祝日停まっていただけますので,特に5月,6月はフラワーパークはバラまつりをやっておりますし,風土記の丘はユリまつりがございます。10月,11月には秋のバラまつりがフラワーパークでございますし,風土記の丘も,コスモスまつり等を実施する時期ですので,大きくPRをしていきたいと考えて,集客に努めていきたいと思っているところです。

金子委員)わかりました。ただ,私が言うのは,ワンデープランというものをやっていましたが,その時に私も行って何回か見て,お手伝いをしたことがあるのですが,例えばバスが入ってきたと。その時に,少なくとも・・・。観光協会の方もいるわけですね。観光協会にもそれなりの補助金を出しているわけですから,観光協会とか,イベントがある場合は商店街の方々もそこで販売などに出ていると思うんですね。その方々が,例えばバスが入ってきたら出迎えて,いらっしゃいませとか,ごくろうさまですとか,声をかけることも必要だろうと。ですから,観光客が来るのは結構なんですけど,相手のお客さんにいかに石岡市というものをアピールし,石岡市というのはいいところだと,また行きたいと,そのようにしなければ,この事業も生きなくなるわけですね。この事業を120万円で出来るというのは,はっきり申し上げまして本当に安いと思います。広域でやるからできるんだと思いますね。その投資したものをいかに大きなものに変えるかというのが,皆さんの知恵にかかるのかなと。知恵を絞っていただいて,石岡に行ってよかったよと,そういう形に持っていかないと。せっかくこのようなことができるのですから,皆さんにいい知恵を出していただいて。ゆりの郷ですか,ここは売店もしっかりしていてそれなりになっていると思いますが,風土記の丘は,今の段階では弱い面がありますので,その辺のところをある程度,お客さんを迎えるための準備をきちんとしないと。私は,やったけれども・・・ということになるのが怖いと思いますので,その辺のところを知恵を出し合って,よい方向に持って行っていただきたいと思います。
 次に,龍神の森の整備が終わり,維持管理費が出てくると思うんですが,これもやはり私は,ただ漠然と森林浴をするためにお客さんを迎え入れるんだということに少し無理があるんではないかと思うんですね。この前の一般質問でも質問がありましたが,風土記の丘とドッキングさせるような,何かいいアイディアがないのかなと。一昨年,河津桜を見に行ったのですが,あの桜は長い期間咲くんですね。桜にもたくさん種類があって,種類によって時期をずらして咲くような,そういうようなものをなんとか龍神の森にも植えて,桜の花を見に行ってもいいと思うんですね。その足で森林浴をやってもいいわけですから。そういうことを考えるのも一つの方法かなと思うんですね。ですから,それではお客さんを呼ぶためにはこういうこともあるのかなと考えて。あれだけ投資したのですから。私は,今のままで龍神の森にお客さん来てくださいとやっても,計算した半分ぐらいしか来ないと思いますよ。自分でも何度も行きましたけれど,どうももう一つぱっとしないように思うんですね。やはりせっかくあるものですから,もう少しいいアイディアを出していただいて,その際は若干の投資は追加されると思いますが,やはり,いかに市民の方々,一般の方々があの場所へ来てくれるのか,行こうと考えるかが必要なのですから,その点について慎重にお考え頂きたいと思いますが,なにかお考えがあればお答えをいただきたいと思います。

参事兼農政課長)委員さんご指摘のように,一つは龍神の森は観光施設としてではなくて,17年度まで整備をしてきたわけでございますけれど,そういう中で,やはり風土記の丘と一体になった一つの観光エリアといいますか,そういう意味合いで,特に石岡,周辺地域の皆さんにお使いいただくと,そういうようなことで,この前も菱沼議員さんの質問であったかと思いますが,そういう点をご指摘いただきました。17年度まで整備をしてきましたけれど,まだ看板等に不十分なところがございますので,風土記の丘のほうから入れる,また,畜産試験場のほうに行く道路のほうからも入れる,そういう看板を整備しながら,さらに誘客を進めていきたいと。また,キャンプ場も新しくなりますので,従来の波付台よりも使い勝手がいいといいますか,そういう意味ではある程度の集客が見込めるのではないかと,そういうようなこともございますので,この前答弁しました数字に達するかどうかわかりませんが,それ以上を目指してがんばっていきたいと考えております。

金子委員)私も何回かあの場所へ行ったときに,高齢者の方々が話をしながら歩っていると。健康づくりということに見えました。風土記の丘のほうから龍神の森の中を歩いている方は,結構出てきているのではないかと認識しております。ですから,風土記の丘と一体化させるのが,一番良いことかと。要するに,風土記の丘に来たお客さんに龍神の森もありますよと,そういうPRができあがればいいのかなと思いますので,その点をお考え,検討していただきまして,いい方向に持っていっていただくようお願いを申し上げまして,私の質問を終わります。

島田委員)12月の委員会においても質問させていただいたんですが,まずエンゼルパトロール,それから防犯灯,街路灯について,最初に2つお聞きしたいと思います。まず,石岡で行っているエンゼルパトロール,また,旧八郷地区にある林地区安心パトロールというPTA,区長会がやっている組織なんですが,この会ができまして今年で3年目ということで,青少年を育てる石岡市民の会,林支部ということで活動をしております。今,林地区で57名のメンバーがおりまして,今年は70名ぐらいになるのではないだろうかと言われています。やはり,帽子をかぶりベストを着てパトロールをしていることから,私も何かできればと,メンバーが増えてきているいうことと思います。そうした中で,2年を過ぎますと,最初に林地区で集めた青少年を育てる協議会の方から賛助会員という形でもって寄付をいただいていたわけでございますが,それで,帽子は千いくらするそうです。ベストは石岡の警察署からもらったと。今年2年目になり,パトロール中にかぶっていると色もさめて傷む。買い換えたいけれど,何かいい方法はないかというような質問をいただきました。前回も申しましたように,何かそういうような方法があればと。いろいろな形の中で出費があるようなんですが,何か市の補助のようなものがあればと思いまして,お聞きいたします。
 次に街路灯と防犯灯についてですが,今回の議会の中でも質問が出ています。旧八郷の住民としてはどこからどこまでが境なのかと。おぼろげながらには分かりました。たぶん,旧八郷の中には,八郷地区防犯灯といいまして,各集落にありまして,集落が管理をしております。それで,だいたい地区の境から境まではその地区で負担をするということで行っております。こういう事業がありますので,1基1基,区長さんを通じて調べていただいて,街路灯に属するもの,防犯灯に属するものと区別をしていって,市で管理するもの,地区で管理していくものを区別していったら住民の方々にもご理解をいただけるのではないかと思いますので,その点についてお聞きいたします。

参事兼市民生活課長)まず最初の防犯パトロールの件ですが,県のほうでも,大好きいばらき県民会議等々で防犯の団体に対してかなり補助的なものを行っております。それと,委員の話にもありましたように,石岡地区防犯協会は石岡警察署の生活安全課が事務局となっておりますけれど,その防犯協会のほうでも,林地区の防犯パトロールに対して2年前にも補助をしているということです。ついこの間,13日締め切りで各地区の防犯についての要望が来ていたのですが,それをこの間各地区に回したのですが,警察のほうでもその話も林地区の防犯に話してはあると。ただ,要望がまだ出てこないとのことでありました。エンゼルパトロールでは市のほうで蛍光色の帽子を買いまして,会員の方に配布するということで行っております。予算も少ないですので,腕章のほうは生活安全課の防犯協会のほうからお願いしていただいているという状況です。今後は,大好きいばらき,また県の担当等でそういう要請や募集等があると思いますので,その都度各地区の防犯パトロールにも連絡していきたいと考えております。帽子等につきましては,エンゼルパトロールについては個人的に入っていただければ帽子はすぐに差し上げられるかと思いますが,同じ防犯活動で名称が違うという,その辺の戸惑いはあろうかと思いますけれど,帽子に関してはそういったことで対応が可能ではないかと思っております。
 街路灯,防犯灯については,委員さんがおっしゃいましたように,八郷につきましては我々のほうで少し調べたのですが,八郷地区に防犯灯と称するものが2,880基あります。17年度の39基を足しまして現在2,919基あると聞いております。それにつきましては,それぞれの区長さんに依頼しまして,防犯灯と街路灯の違い,防犯灯と認められる箇所につきましては市が負担をしてまいりたいと考えておりますけれど,調査について時間がかかるのではないかと思いますので,時間をいただいて調査を進めていきたいと考えております。

島田委員)今申しましたように,地区の安全パトロールという形の中で,石岡市としてそういう組織ができるだけ数多くできてくることが望ましいと思うんです。ただ,安全協会へ行けばもらえる,県へ行けばこういうものがもらえる,そういうことではなくて,できた組織にはできる限りの手を差し伸べて,そういうことが活動ができることを希望して支援をしていかなかったら育っていかないだろうと思いますので。議会中,市長の方針の中にも協働という言葉がだいぶ出てきています。協働というものは,やはり地区住民,行政が一つになって一生懸命やりましょうという形の中で,住民から出てきた芽というものを育てられなかったら,この協働の精神はないと,私はそのように理解しております。そういうことから,手を差し伸べていただきたいと思います。できるだけ手助けをしていただきたい。帽子も100個つくるよりは1,000個作ったほうが安くできると思うんですね。やはりそういう方向で進んでいただきたいと思います。このようなパトロールでなくても,いろいろなボランティア活動が,地区の草刈りとかさまざまなボランティアがあると思うんですが,ボランティア保険というものに,5人以上でボランティア活動をしたときには保険がおりるような制度で,旧八郷では入っていたと思うのですが,この97ページにある市民災害補償事業というのは,そういうものを網羅した保険なのでしょうか。
 それと,街路灯,防犯灯の説明をいただいたのですが,区長さんに調査をということなんですが,私も何度聞いても理解に苦しむ部分もあります。できるならば区長さんに地図を渡して,こことここだよと。小さい集落なら1時間もあれば見終わります。職員が1人行って,これは市で管理します,ここは地区で管理してくださいと,やはり,それぐらいの親切さも必要なのかなと思います。これはどういうことかというと,小さい20戸くらいの集落でも集会所を持っています。4月からその部分の水道料,下水道の経費,何の相談もなく取ることになったと。合併協の中で決まったことだと思うんですが,やはり取るものは取るよ,これは市で持つものだから市で払いますよと,そういうふうに言ってきたときに,先ほどの協働というものの意味が出てくるのかなと考えますので,そういう方向でしていただけたらと思います。

塚谷委員長)質問の中で総務委員会所管の災害補償事業についてありましたが,これはエンゼルパトロールについての保険ということでよろしいですか。

島田委員)そうですね。こういう保険が掲載されているので,どうなっているのかお聞きしたいということです。

市民生活課長)エンゼルパトロールの保険についてですけれど,これは石岡市が市長会のほうで入っている保険がありまして,これを利用するということで,エンゼルパトロールについてはこれを適用するということになっております。

島田委員)八郷地区の安心パトロールの隊員に対してはどうなんですか。

市民生活課長)八郷地区のパトロールについてはまだ対象とはなっておりませんので,今このお話をお聞きしまして,そういう保険に入っていないとなれば,我々の防犯担当のほうとしてこの保険が対応できるかどうかよく検討していきたいと思います。

島田委員)安心パトロール隊については,そのようなことでお願いをしたいと思います。
 答えは結構ですので,街路灯,防犯灯についても先ほど申した方向で,できるだけ市の姿勢を地区住民の方々にも見せていただきたいと,このようにお願いを申し上げたいと思います。
 次の質問をさせていただきます。これも以前に申し上げましたが,横断的な経営安定策になるということで,大豆・麦類はその中に入っていくと。予算書を見ると,石岡の旧農政の中ではそばを大々的に進めているということで,やはり,作物というのは,経済作物でございます。休耕の転作作物を作ればいいんだという考えの中から,あくまでも経済作物だというような考えを持っています。そうした中で,そばというのを今後どのように扱っていくのかと,お聞きをしたいと思います。
また,前回の定例会で,鈴木議員から質問のありましたイノシシの被害防止策ということで,今回の予算の中に載っております。なんといっても旧八郷は山に囲まれていまして,イノシシにだんだんと攻められてきているというような状況でありますので,ありがたいことであると思っております。そういう中で,八郷地区でイノシシの被害にあった方がいるということを聞いております。その辺のところを伺いたいと思います。また,怪我を負ったということなので,農作物ばかりでなく住民に被害があったということを周知する方法も必要なのかなと思いますので,2点についてよろしくお願いいたします。

参事兼農政課長)私からは,そばについての質問に対しましてお答えいたします。石岡地区につきましては,これまで団地化でそばを長年推進してまいりました。19年度から品目横断的経営安定対策という事業に変わります。今現在,構造改革対策ということで転作の事業を進めておりますけれど,国の補助金としまして産地づくり交付金をいただいております。当対策が平成16年度から平成18年度まで,19年度から新しい対策ということでございますが,この産地づくり交付金につきましては次年度対策の中にも含まれると。そういうような中で,そばを特に力を入れて振興するという中には,なかなか委員ご指摘のように国のほうの政策転換ということで,特に石岡八郷についてはそば,麦,大豆で振興せざるを得ないという状況はございます。ですが,石岡地区の麦の実績としまして,作付面積が少ないというのが現状でございます。先週,八郷地区で麦作関係の説明会がございまして,その中で何人か品目横断的経営安定対策に該当する方が出てくるかと思います。石岡地区におきましては,今現在ピックアップをしておりますけれど,現在申請に向けて進んでおりますのが,個人の方がお2人,高浜地区の転作の受託組合,3,4人いらっしゃいますが,こういう方をもっていきたいと,このように考えております。そばから麦への転換ということですが,先ほど言いました19年度においてもそばについての国の補助金が,金額的にはまだ確定しておりませんが,若干減額になるというのは予想はされておりますが,18年,19年度ぐらいまではそばを推進する,というよりも作付けをしていかなければならないという現状はございます。といいましたのは,今,転作の受託組合がほとんど作付けをしています。麦で石岡がある程度の所得が上がるということであれば,麦をもってこれから振興していくのが一番よろしいかと思いますが,ある程度の実績というものをもってそばから麦への転換というものを,若干時間をいただきながら進めざるを得ないのかなと,そのように考えております。

八郷総合支所農政課長)イノシシの被害防止策についてお答えいたします。おっしゃるとおり,八郷町の特に山手周辺の地域を中心としまして,イノシシの被害が多くなっております。その中で,農作物の被害をできるだけ防止していくという意味もありまして,このほど補助金のほうを計上させていただいております。そのような中でおりましたところ,人的被害を受けたということで,事故の概要でございますが,3月2日,聞いたところによりますと,2時前に上青柳のかたですが,自宅近くの竹山へ筍掘りに行ったと。そのような時にイノシシに遭遇して,噛み傷といいますか,両足,手などに傷を負って,自力で自宅まで戻り,3時ごろに救急車を要請して病院に運ばれたようでございます。怪我の状況ですけれど,右の腿,右の脛,左の腿,それに両方の手あたりに噛み傷,擦り傷等があったようでございます。その後,怪我をしてから4,5日後に手術を行っていると。右足,左足ともに包帯を巻いているような状況だそうです。右足脛をかじられたほうは,状況がひどく固定してあるようで,歩ける状態ではないようです。手の怪我は,たいしたことはなかったようで,現在は絆創膏がはってあるそうです。自分で上半身を起こしていることができるような状況であると伺っております。事故につきましては,イノシシの狩を行っているのは地元の人ばかりではございませんので,全員にとは私どもでは言えませんけれど,八郷支部もございますので,そういった中で安全には十分気をつけて・・・。イノシシの状況ですけれど,わなによる怪我といいますか,足が折れている状態のイノシシでございましたので,わなにかかって手負いになっていたのかなと思います。そのようなことがないよう,支部のほうには,十分申し入れを行っていきたいと思っております。実際,連絡を受けまして,猟友会の八郷支部長のほうに連絡をとりまして,2日の夕方の連絡だったと思いますが,3日の朝から山狩りをやってイノシシを仕留めましょうという連絡の中で,3日に支部の方にお骨折りをいただいて,午後2時ごろにイノシシを仕留めたところであります。防護柵のほうですが,この予算が通りますれば,広報等を利用してこのような制度ができたというPRを行っていきたいと考えております。

島田委員)転作作物としてのそばということで,石岡地区の状況をお聞きしたのですが,私は農協のことはあまりわからないのですが,やはり1市1農協というのが将来的には理想であるという考え方をもっています。そうした中で,やはり行政が仲立ちをして,八郷でこういう問題を,石岡ではこういう問題をということではなく,石岡市としての特産物,また,石岡市の転作作物についてもこれがベストではないかと。そういった農業体系を作っていただければありがたいなと思っております。また,そうしたときに,農協への補助金も生きてくるのではないかという考えを持っておりますので,よろしくお願いをしたいと思います。

鈴木副委員長)169ページの風土記の丘施設整備工事ですが,これはどういう内容でしょうか。お尋ねいたします。

観光物産課長)お答えいたします。風土記の丘の施設整備工事でございますが,ゆりの圃場整備でございます。金龍橋の下,手前の左側の場所でございます。

鈴木副委員長)まもなく桜の時期で,たくさんの観光客の方が見えると思います。また,先ほどのつくば周辺地域交流活性化事業で観光バスが立ち寄るような計画になっておりますけれど,お客さんがたくさん見えても,中で休むところ,いす,お弁当を食べる場所等がないような気がいたします。ですから,そういうものをつくったり,ただ寄っていただいて見ていただくだけでなく,お客さんを楽しませるような事業を何かお考えでしょうか。

観光物産課長)事業的には,風土記の丘のほうで単独で事業を計画していると思いますが,現在,もうすぐ桜まつりが開催されます。先ほど,金子委員からも指摘がありましたとおり,観光客が来て,よかったなと思うことは,やはり人と人とが触れ合って,交流して,落ち着けるということで,休憩場所等がないということは,いすなどが少ないというのが現実でございます。これからも,財政等と検討しながら予算を要求していければと考えております。

鈴木副委員長)そんな予算をつけなくても,簡単に出来る方法があります。八郷などで間伐材がありますね。ただでいいから使ってもらえないかとおっしゃるかたがいらっしゃいます。ですから,手っ取り早い方法は,それを組み合わせてつくれば,自然のものですから景観にもマッチして非常にいいと思うのです。そういったことを考えたり,あるいはお弁当などを売ったり。とにかく,あの場所で楽しめる方法というものを,皆さんのお知恵を借りながらやってはいかがかなと思いますので。間伐材につきましては,高いんですか。(「無料だ」との声あり)無料なんです。使ってもらえないかという方もいらっしゃるのですから,皆さんで取りに行って,皮をむいて,職員の方でいいですから組み合わせて,そして設置すれば,ちょっとしたいすはできるんですからね。お客さんがまもなく見えるので,まずはお金をかけないで楽しませる方法,そういったものを考えていただきたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。

塚谷委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

塚谷委員長)ないようですので,以上で質疑を終結するわけでありますが,これら各会計予算につきましては,3月22日に審査を予定しております議案と関連する内容がございますので,その採決を22日に一括して行いたいと思います。各委員におかれましては,よろしくお願いいたします。以上で,市民経済委員会を閉会いたします。


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