第４回委員会　（１２月１６日）
出席委員	鈴木米造副委員長，小泉彰委員，入江貞一委員，山口晟委員，岡﨑忠委員，櫻井信幸委員，前島孝元委員
市執行部	都市建設部長（吉川安延），参事兼都市計画課長（藤枝利明），都市整備課長（鈴木信充），道路管理課長（桜井正夫），道路建設課長（羽成善信）
議会事務局	議事法制課係長（武石誠）

鈴木副委員長）ただ今から，都市建設委員会を開会いたします。
　なお，本日も委員会条例第１５条第１項の規定により，副委員長の私が委員長の職務を務めさせていただきます。何とぞ，円滑な委員会運営にご協力賜りますよう，お願い申しあげます。
　これより議事に入ります。
　本日の議題は，付託された議案の審査として議案第３２号「市道の認定について」，ないし議案第３５号「市道の認定について」。所管事務の調査として「公園里親制度の実施について」，「石岡駅周辺整備事業及び交通バリアフリー基本構想について」，「歴史の道整備事業について」及び閉会中の継続調査の申し出についてであります。
　付託案件の説明のため出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしましたとおりであります。
　初めにお諮りいたします。
　本日の議題であります各議案つきましては，その現状を調査するため，委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。暫時休憩いたします。

― 休　憩（現地調査の実施） ―

鈴木副委員長）休憩前に引き続き会議を開きます。初めに議案第３２号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

道路管理課長）現地調査の方，大変ご苦労様でございました。３２号についてご説明申しあげます。当該路線は，都市計画法に基づく開発行為により付け替えされた道路でございます。路線名が市道Ａ３３６２号線。石岡の水久保地内であります。延長が９８．８５メートル，幅員４メートル，面積にしまして４４０平方メートルでございます。現況舗装で片側にＵ字溝が敷設されております。以上でございます。

鈴木副委員長）以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）討論なしと認め，討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第３２号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。次に議案第３３号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

道路管理課長）議案第３３号でございますが，この路線につきましては，建築基準法に基づく位置指定道路としてあったものを市道として受け入れるものでございます。路線名ですが，市道Ａ２４９７号線。場所は北府中二丁目でございます。延長が５９メートル，幅員４メートルで，面積が２３４．８５平方メートルになります。現在，砕石敷きになっておりまして，排水の設備についてはＵ字溝がありますけれども，そこまでは受けないという状況でございます。以上です。

鈴木副委員長）以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

前島委員）ちょっとお尋ねをいたします。単純な質問で申しわけないんですが，３３号は幅員が４メートルで延長が５９メートル。面積が２４３．８５平方メートルなんですが，数字が合わないんですが，これは何ででしょうか。普通，幅員４メートルと延長数を掛ければ面積が出るかと思うんですが，これは４つとも全部合ってないんですが，この合わない理由は何なんでしょうか。〔「隅切りじゃないか」と呼ぶ者あり〕隅切りでもなんでも…。まあ，隅切りもあると思うんだけど，計算根拠が分かんないんですが。３３号だけでも結構ですけど，どうして合わないんでしょうか。幅員４メートルで延長５９メートルっていうことは，単純に掛ければ面積出ると思うんですけど。３３号だと減ってるんだね。

道路管理課長）議案第３２号につきましては隅切り等の関係で増えているものと思われます。それから，いまご質問の３３号の件ですね。これは単純に掛けますと２３６平方メートルになるわけなんですが，斜めの分の調整で減ってるのかと思います。これは実測の面積でやってますので。いずれにしても４メートルはございます。

前島委員）いずれにしても４メートルがあるんであれば，延長が５９メートルも間違いないわけだから，あと隅切りの部分もあるんですから，増えてなくちゃおかしいでしょ，これ。これは財産として受けるわけだから，測量もしてるというようなお話しでしたけども，きちんとその数字的な根拠がね，現場測量してなっていなければ，概算で受けるわけにいかないので，きちんとしないとまずいと思うんですけどね。どうですか，そのへんは。間違いはないとは思ってますけども。まあ，いま調べに行ったようですけど。次，それと３３号については現場がまだ未舗装で，側溝も入ってないんですね。住民の期待感っていうのは，市道に認定してもらえば，一般論としてですよ，すぐに側溝入れて，舗装していただいて，下水もいれてもらえるとかね。そういう期待感をもって，それで地域の区域で話し合いをして，じゃあ思い切って共有地を市の方へ寄附しましょうとか。そういう形で普段来ると思うんですが。そうすると，この３３号についてもね，そのへんの条件が受け入れるときにどのような経過になっているのか。これ３４号も同じなんですけども。そのへん，分かっていれば，即，舗装工事をやるのかね，何年か据え置くのか，そのへんの動向についてもお答え願いたいと思うんですが。

都市建設部長）委員仰るとおりで，市道に受け入れしてもらえば，即，側溝あるいは舗装してもらえるというような状況がございます。ですから，受け入れの際は，予算等も，あるいは今までの市道受け入れの予算の関係で，舗装あるいは側溝の敷設がされていないものもありますので，できるだけ将来的にはそういう舗装とか側溝を設備しなければなりませんが，すぐ側溝の敷設とか舗装をやるといようなうお話しは，できるだけしないようにしています。予算を考えまして。前回の議会で受け入れたものより先に今回のをやるということになると，やはり住民の方の，公平さに欠きますので，できるだけ順番どおりに予算に計上してやるようになるかと思います。２，３年待ちの状況が多いかと思います。

前島委員）それで，その条件でね，地元から一筆ほしいとか，確約書みたいなものをほしいとかという要請も出てくると思うんですけれども，この件に関してはどうなんですか。そういう確約書みたいなのは取り交わしてるんですか。

都市建設部長）そういう確約書の取り交わしは，やったことはございません。

前島委員）了解しました。ありがとうございました。

道路管理課長）先ほどのご質問の，面積と延長が合わないという件でございましたが，大変申しわけありません。延長が５８．５０メートルということになっております。

前島委員）延長が５８．５だとなると，合わないですよね。あと隅切り部分がありますので，その計算したやつを配付してくれますか。４本の全部。

鈴木副委員長）暫時休憩いたします。

― 休憩 ―

鈴木副委員長）再開いたします。

山口委員）３３号の件なんですけど，先ほど見てきて，角の所に印があったので，これ隅切りやらないのかなと思ったんだけど，いまこれ見ると片側しか隅切りやらないんですね。将来考えたとき，あそこ協力できれば隅切りとっておいた方がいいんじゃないかなと思うけど，あれ協力できないのかな，あそこ。

道路管理課長）現時点では，ガスの器具などがあったりで，実際にはとれない状態です。

山口委員）現時点ではガスの器具があるってことなんですけど，私がちょっと見たときには，あそこは隅切りできるような感じするんですよね。協力ができれば。そんな感じで見てきたんですけど。将来あそこ，角が直角になってるしブロック積んであるんですよね。あれ隅切りあったらば，あと入りやすいと思うんだよね。協力できればその方がいいと思うんだよね。一回，一応聞いてみるといいですよ。あのままじゃなくて。

道路管理課長）そのへんについて，うちの担当とは，その家の方で相談したんですが，要するにボンベそのものが邪魔というか，そのボンベを入れるのに，隅を切るとそこが通れなくなるということで，現時点では無理だという判断が出ております。

山口委員）角だから，あそこのところ通るのにね，角のところだけなんだから，通れないということはないと思いますよ。まあ，これはむこうの何だから。角は取った方がいいと思うよ，あれは。将来。以上，要望ですけども，終わります。

小泉委員）これは，今の執行部と事務局が言うのには，いわゆるその，面積が違って，それを可決しちゃったらば，あとでは訂正できないと。これ議案でしょう。議案を審議しているわけですから，これを認めちゃったら，あとで直すということはできないわけですよ。そうすると，この議案第３２号から３５号までね，これ全部面積が違うんですよ。この面積が違うのを，３２号は認めましたよ，今。「異議なし」でね。認めましたね，先ほど審議しましたから。これをみんな認めちゃうと，３２号から含めてね。この面積が違うのを委員会で認めちゃうと，このまま行っちゃうわけですよ。先ほど前島委員から質問があったとおり，市の方でそれだけの財産を取得するわけですから，これがみんな違ったまま行っちゃうわけですよ。すると委員会で認めちゃっていいんですか。面積が違うものを認めたってことは，これ認めて行っちゃいますが，ただ台帳に載っちゃいます。それでいいのかということです。

鈴木副委員長）暫時休憩いたします。

― 休憩 ―

鈴木副委員長）再開いたします。ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。この際，お諮りいたします。本案については，次期定例会までの継続審査といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。次に議案第３４号「市道の認定について」を議題といたします。本案については執行部から説明を求めます。

道路管理課長）３４号についてご説明申しあげます。３３号と同じく建築基準法に基づく位置指定道路を市道として受け入れるものでございます。路線名として市道Ａ２４９８号線になります。鹿の子一丁目地内。幅員が４メートル，延長４８．２５メートル，面積が１９８．６４平方メートルでございます。これについても，現況は砕石敷きで，排水整備はありません。これについても先ほどと同じものです。以上です。

鈴木副委員長）以上で説明は終わりました。これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

入江委員）継続審査になった道路も今度の３４号も，これ砂利道だよな。だから先ほどの現地調査で，雑談の中で聞いたんですが，きちんとした形の中で，１年以内にやってくれとかなんとかっていうことはできないとか，そういうのははっきり，市道として認定をしてくださいと申し込まれたときに，はっきりお話ししてあるんですか。これは，直ぐにやってくれって言われると，借金もらったようなもんだって現地で言いましたけど，そういうことに繋がるので，そのへんはいろいろ，陳情とか何とかということになったときに，そういうはっきりしたお話し，先ほどは確約書とかって前島君は言ったけども，それは口頭の中でも何でも，そういうものはちゃんと確約できるものがあったのかどうか，そのへんをお伺いしたいと思います。

都市建設部長）前島委員さんのときもご答弁申しあげましたが，確約はいたしませんし，市道受け入れの要望に来た段階で，私どもの方は「すぐ舗装とか，そういうものはできませんよ」と。沢山の要望を抱えて順次消化している段階でございますので，そういう順番が来なければできませんと。ただ，市道受け入れは今回いたしますと。要望があるので。そういう形でやってます。本当は，要望があれば，できるだけ早い時期に，予算がそれだけあれば，舗装してやるのが最適なんでしょうが，実際問題として舗装できないということですから。１年から２年待ちをしていただいているのが現状です。そういう約束はいたしません。

入江委員）だから，そういう中で単純なことなんですが，「できるだけご期待に添えるようにしたい」とか「そのように努力したい」とか，そういうことは言わなかったのかな。その時点で。

都市建設部長）お答えいたします。確かに仰るとおりで，市道受け入れしていただければ，すぐ舗装，すぐ側溝ができると。大方の方はそういう判断をしてるんだと思うんですよね。ただ私どもの方としては，代表者が来た段階で，「すぐ舗装とか，そういうものは出来ませんよ」と。それは予算がつきまとうわけでございますので，そういう担保がとられるような言質はできるだけ言わないようにということと，それともう一つは「すぐやるよ」というようなことは決して言うなと。それは予算上の，先ほど申しあげたとおり順番もありますし，すべてを消化しているわけではございませんので，言質をとられないような形で。ただ，理想としては，予算があればすぐやれればいいんでしょうが，順送りで待っていただいていると。それが１年から２年ぐらい。場所によっては３年ぐらい待ってもらう。肝心な部分には，側溝をつけても側溝の流末を整備しないと無理なところもありますし，そういうこともありますので，すぐにというわけにはいかないので，それは申請に来た段階で強く申しあげてあります。

櫻井委員）先ほどの，休憩前の質問に続き，なんですけども，この２ページ目の表示，１番の表示ですけども，枝番の１７，９３７９－１７の後ろに「Ｙ」という形を付けておかないと，また誤解を招くんじゃないかなと思うんです。この１７というのは，この公図から読みますと宅地部分ですから。宅地部分の中の「Ｙ」ですから，それを表示しておかないと誤解を招く恐れと，またこれ延長，どこからどこまで計ったのかっていう部分でやっていくと，また計算の誤差が出るというふうに指摘を受けると思うんです。これは長方形ではありませんから。小さな長方形が一つ追加されてるようなもんですから。延長といってもこれは誤解を招く恐れがあると思うんです。ですから，そこをきちんと表示した方がいいのかなというふうに思います。宅地を全部寄附するような，帰属するような形になっちゃいますから。表示では，ですよ。判りますよ，言ってることは。表示していることは判るんですけど。「Ｙ」だと思うんです。以上です。

道路管理課長）大変ご指摘をいただきまして，申し訳なく思っております。今後につきましては，先ほどお答えがありましたように，実測図を添付したいと思います。

都市建設部長）地番の表示についても，誤解のないように，そういうふうにやっていきたいと思います。これでは判らないですよね，普通の人は。そういうふうにして参ります。

鈴木副委員長）ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）討論なしと認め，討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第３４号「市道の認定について」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。次に議案第３５号「市道の認定について」を議題といたします。この際，お諮りいたします。本案については，次期定例会までの継続審査といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　以上で，当委員会に付託された案件の審査はすべて終了したわけでございますが，本件にかかる委員長報告の取扱いにつきましては，委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。次に，所管事務の調査として，初めに公園里親制度の実施についてを議題といたします。本件については，執行部から説明を求めます。

参事兼都市計画課長）公園里親制度の実施についてご説明いたします。初めに里親制度の概要でございますが，里親制度とは，市などが管理する公園や道路，河川，空き地などの公共の場所を子どもに見立て，里親となってくれるボランティアとの間で契約をし，自主的に美化活動をいただく制度でございます。一方で，自治体が里親活動の安全のための保険加入や清掃用具等の貸し出しなどを行って，清掃活動に必要な支援を行っております。当市においても，行財政改革大綱の第４次実施計画の中で進めてきました公園等の里親活用制度の推進に基づき，お手元の「石岡市公園里親制度実施要綱（案）」を策定したところでございます。今後，この制度を市報等でお知らせしながら，参加者を募りまして，平成１８年４月１日から施行したいと考えておりますので，よろしくお願いいたします。

鈴木副委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明に対し，何かご意見等ございましたら，挙手によりお願いいたします。

櫻井委員）旧八郷時代からのお話しだったんですが，現在の畜産センター，根小屋地区にあります畜産センターに，何町歩でしたか余剰地がありましたね。２０町歩からあると思うんですよ。十町歩二十町歩単位だと思うんですけども。そこも桜の里親制度というような発想…，発想というかそういう考えがありましてね，そういう話しを以前に，八郷時代に話しが出たことがあるんですね。それもやっぱり里親という，里親制度ということを利用して，桜の木を１本２本３本とかね，そういうことを含めてやっていくとていうお話しがあったんですけども，まだこれは，今日初めて石岡の職員の皆さんにお話ししたんですけれども，そういうものを考えていくお考えというのはあるのかどうか，ちょっとお聞きしたいんですけれども。そういうものも含めて考えていいのかどうか。

参事兼都市計画課長）現在，石岡市都市計画課の方で管理しております公園は，都市公園が２２か所，うち４か所は運動施設のために教育委員会が管理しておるところでございます。そのほかに１８か所の緑地や広場等を管理しておりまして，都市計画全体として３１か所の公園及び緑地等を管理しております。それでこの里親制度につきましては，先ほど申しました改革大綱の中でも，１７年度に調査，研究。１８年度にモデル事業の設定をして，１９年度に評価をしていくわけなんですが，当面はその中の，先ほどの３１か所の中の，まずは小さい施設から，地域の方のボランティア等を募りまして，実施をしていきたいというふうに考えております。以上です。

櫻井委員）将来においては考えられる，ということでよろしいんですか。

参事兼都市計画課長）将来については大きい公園とか，できるものはそういう中で，この制度を活用していきたいと思っております。

前島委員）ちょっとお尋ねしますが，この要綱の３条に活動の実施内容が入ってるんですが。４番まであるんですけどね。まあ，空き缶とかペットボトルとか紙くずとか，当然，公園内に散らかってるものは片づけるんだと思うんですが，２番に除草と植樹マスの清掃というのが入ってるんですけど，これは例えば，里親に名乗りをあげてやっていただくボランティアの方が決まったとしても，従来，市で管理しているある造園屋さんに年何回かの，植木せん定とか，何て言うんですかね，草刈りとか芝刈りとかいう業務が今やってるかと思うんですよね。それとの兼ね合いで，この２番目に除草と植樹マスの清掃というのがあるんですけど，この除草。除草っていうのは草を除くことを言うんですけど，従来の市で管理している，造園屋さんと契約してる内容とラップしてるようにも思うんですが，どうなんですか，そのへん。現場へ行くとね，芝なのか雑草なのか判らないと思うんですよ。例えばうちの近くの国府公園なんかはね，芝だか雑草だか判らないですよ，あれ。そういう現場はあるんですけども，そのへんはどうなんですか，考え方。

参事兼都市計画課長）里親制度の内容なんですが，あくまでも身近なところからできるもの。今の中の除草とかそういうことでありまして，業者に委託しておりますのは年間を通して１度ないし２度の除草とかそういう作業でございまして，完全に公園の中に草が生えていない状態，そのようなまでの管理ができないのが現状でございます。そういう中で，例えば公園を歩きながら，ちょっと草が出てるのを取っていただくというような，当初は考えでございます。将来的には市の方で現在進めております指定管理者制度の中で，そういうボランティアの方の中でもできるような，軽作業等の委託が安くできれば，現在発注している造園業者の中の除草とかそういうものを抜いていく予定でございます。以上です。

前島委員）非常に雑駁っていうか，詰めが甘いような気がしますね。散歩してて，歩きながら草をちょっと取っていただくと。非常に認識が甘いような気がするんですけどね。きちんとやはり。それと今，市側の公園管理も不備があるような言い方してましたけども。年に２回とか３回だから目が届かないとかね。それはちょっとおかしいと思うんですよね。「いま市は完璧にやってる」って胸張って言わないとね，おかしくなっちゃうんじゃないかと思うんだけど。自ら認めてたのでは。
　それと，いま言ったのは答えになってないですね。市で発注してる委託業務の内容と，この里親制度でボランティアの方に実施してもらう除草。ここをきちんと明確にしないと困ると思うんですけど。もう一回考え方をきちんと整理して答弁してくださいよ。

参事兼都市計画課長）公園は，先ほど申しましたように年間を通しまして管理をしていただいているところでございますが，財政上と申しますか，予算上のこともありまして，契約そのものは１年とはなっているんですが，除草，そういうものに対しては，年に夏に入る前とか秋とか，そういうことでやっておりまして，担当といいますか，私どもとしては，その予算の中で出来る限りのことはしておるところでございます。それで，その委託業者とボランティアの方がダブらないか，というご指摘でございますけれども，最初からボランティアの方に，大きなと申しますか，あまり危険なと申しますか，機具等を使って作業をしていただくことではなくて，本当に手短な，月に１回何かを開催をするときに，公園の草を抜いていただくとか，その程度で考えているところでございます。

前島委員）予算予算って言いますけど，「緑の基本計画」等もありますけれども，やはり作った以上はね，お金が幾らかかろうと管理をしていく責務があるわけですよ。予算がないから年に２，３回しかできないとかね。それなら公園なんか作らない方がいいじゃないですか。公園作っといて，あとになって金がないから整備できませんっていう理由は，これは通らないと思いますよ。建物建てたってメンテナンスが伴うのと同じでね。公園だって，建物と一緒と思えばメンテナンス費用がかかるんですから。予算がないから年に２，３回しかやらないんだなんて，そんなことを言ってるなら，最初から公園作らない方がいいでしょうよ。どうなんですか，そのへんは。

参事兼都市計画課長）予算がないと言いましたのは，その予算の中で最大限の，まあ最小限と申しますか，管理をしていくと。最大限の管理をしていくということでございます。公園ですから，手を掛ければ掛けた方が，その隅々まで管理状況と申しますか，良くなるのは当然でございますが，限られた予算の中で，最大限の管理をしておるということでございます。

前島委員）ですから，その管理をしている部分と，この里親制度の実施項目の，３条の第２項に書いてある「除草」というところをきいてるんです。ラップしないんですかと。ここは明確に示しておかないと，どっちの責任にもなっちゃうと思うんですよ。「いや，あれはボランティアがやるべきことなんだ」とかね。「いや，里親があれはやるべきなんです」。里親の方は「それは，私らは年に６回やってるんだから市の方でやるべきだ」と，こうなっちゃうでしょうよ。草は毎日伸びてるんだから。しかも現場によっては，芝か雑草かっていうのが判らないわけだから。そのへんはどうするんですかってきいてるんです。実際に実践するときに。難しいですよ，これ。現場へ行ったら。どういうふうに判断するの，これ，現場で。ボランティアの人が。

都市建設部長）確かにそういう面が出てくるかと思います。実施に当たりましては，そういうラップがしないように，十分，内部あるいは里親制度が決まりましたらその里親に，十分に要綱あるいは区分け。どういうことを年間を通してやっていただくんだということをはっきりさせていきたいと思っております。業者とのダブりがないように。ただ，いま参事も答弁してますように，それで完璧に管理できるというようなことは考えてませんので，できるだけ里親制度を利用して，身近な公園は身近な人たちができるだけ管理をしていただくと。もちろん，現段階では植栽等のせん定とか，そういうものが里親制度でできるとは思っておりませんので，それら等については今後も委託を続けていきたいと。そういう中で，少しでも予算を効率的に使いながら，里親制度を利用して公園の維持管理に当たっていくというふうに考えております。その除草についても，そのへんは十分に内部で検討するとかないんですが，ただ現在の公園管理の状況も，年に２，３度の除草しかできないと。予算上，それ以上はできないわけなんですので，確かに仰るとおりで，作ったんだからきれいに管理するのが当たり前でございます。ただ，予算がつくのは，そういうことしかつかないというのが現状でございます。その中で，現在使ってる予算を維持しながら，尚かつ，適正な公園の管理を続けていくのには，里親制度を導入しまして，そういう部分について協力をしていただくというような形で進めて参りたいと思います。ご指摘の点については，委託する場合には十分，内部を詰めまして，はっきりさせてまいりたいというふうに思っております。

前島委員）部長，参事の言わんとするところは理解できますけども，予算，お金の話しは本当に厳しいからね。私も行財政改革推進派ですから，ちょっと相反するところがあるんですけども，作った以上はきちんと管理してもらわないと困るということが一つですね。お金がないなんて困りますよ。そういう逃げを言ったんではね。それなら壊して売っちゃった方がいいじゃないですか。それとこの除草。それだったら，第３条の１番，空き缶，空きビン，ペットボトル，紙くずとか，要するにごみだね。こういうものは，簡単に通りすがりの方に捨てられちゃう可能性ありますから，こういうのは里親制度でね，十分に私はできると思いますよ。だけど，この２番目の除草。これはきちんとこの文章から外して，除草はきちんと市の方の委託の中で，必要に応じてやるべきだと私は思いますよ。これ，除草までやらせちゃうと，いま言ったように，市の業務とボランティアの里親の方がやる除草は，お互いに言い合いになっちゃうから，草取りなんていうのは従来はきちんと市の委託業者がやってもらう，やらせる。一番の，そういうごみ類については，これは近くにいる地元の里親の方が十分に出来ると思いますよ，これは。毎日，風でふっ飛んできたり，他の人に捨てられたりしますから。これは毎日拾ってはくれると思うんですよね。そういう里親決めれば。このへんはどうなんですか。どうします。これで行きます。どうしてもこの除草もやってもらうんだということになります？　そうすると現場は，公園によっては，芝か雑草か判かんないところが沢山ありますから。それを里親に全部やっていただく，というのは，おれはできないと思うんだよね。ここの部分は，市が発注される，契約してる業者さんにやってもらわないと，きれいにはできないんじゃないかなと，維持管理できないんじゃないかなと思うんですが，どうですか。

参事兼都市計画課長）除草とか芝刈り等につきましては，契約している業者が，もしそれが年に２回とかの契約の中でやっているときには，終わった後，市の方で立ち会って，現場を確認しているところでございます。それで，里親制度そのものは，まずは小さな公園からということで考えておりますので，ご指摘のように，そのようなダブりと申しますか，ダブりは確かにあるかと思いますけども，そのへんははっきり，当初に区分を決めまして，やっていきたいと思っております。

前島委員）いま課長が言ったね，当面は小さい公園から，って言うけど，じゃあ小さい公園っていうのは何平方メートルからで…，市で考えてるのは，全体で２２か所都市公園があると，全体で３１か所あるって言ってんですよ。さっき言いましたよね，説明ね。じゃあ，その小さい公園っていうのは何か所あって…，ここに書いてないでしょうよ。「小さい公園からやる」って。それなら条項入れて，この要綱の中に「何平米以上の公園だ」って。それだったら，具体的に書いちゃったらいいんじゃないですか，募集するところ。「里親制度するのは，この公園とこの公園とこの公園です」って。この要項の中に入れたらどうなんですか，はっきりと。

参事兼都市計画課長）里親制度は，先ほど申しました１７年度に，まあ今年度になるわけなんですが，調査等を行いまして，１８年度はモデル事業として，その小さな公園，まあいろいろご指摘はございますが，その小さな公園をモデル事業として試験的にやっていくと。それで１９年度にそれらの評価をいたしまして，軌道に乗っていけば，だんだんに数を増やしていくといろことでございます。その小さな公園は，じゃあ何平方メートルが小さな公園なのか，というご指摘でございますが，それと最初にどの公園ということを要綱の中に入れたらどうか，というお話しでございますが，市報等でお知らせをするときは，モデル事業ということでございますので，例えば南台であれば中央公園とか，遊び場的なものもまあ，半ノ木とか大砂の方にあるんですが，そのような答弁をまず市報の中で４，５か所入れまして，その中で，そういう活動団体を募集していきたいというように考えております。

前島委員）ちょっとしつこくて申し訳ないんですが，モデル事業としてやると。１８年度はね。それはいいことだから，いいとは思うんですが，これにはあれも入ってるのかな。東大橋とか，ああいうところにある，何て言うんだろうね。石川なんかにもある，何公園っていうんだろう。（「農村公園」と呼ぶ者あり）それも入ってるの？　３１か所の中に。

参事兼都市計画課長）先ほど申しました３１か所の中には，井関の農村公園，出し山農村公園の２か所は入っております。

前島委員）私も，出し山の農村公園と井関の石川の農村公園，近所の方にきいたり，私も何回か気になって見には行ってたんですけど，出し山の農村公園なんて誰もいないもんね。管理してます？　誰も使ってないですよ。使用実績なんていうのは把握してると思うんですけど。あんな公園無駄だから，もう潰しちっゃたらどうなんですか，あれ。誰もいないですよ。１年から１年。使用実績把握してます？　それは直接このあれとは関係ないんだけど。ちょっと考えちゃうよね，あれね。それから石川の農村公園もそうだね。広いけどね，あそこね。やっぱり公園の作り方もちょっと疑問に思うんですが，それは後日委員会でいろいろやって行きますけども，取りあえずじゃあ，そのね，私が言いたいのは，除草までっていうのはね，委託でやるべきじゃないかっていう，要望にしてもらって結構ですけども，まあ，若しくは里親が募集が来たらば，そのへんはトラブルのないように。あとでお互いに押しつけないようにね，十分に里親の方と協議をしてやっていただければいいと思うんですけれども。是非配慮していただきたいと思います。以上です。

小泉委員）いま，里親制度のことでお話が出ましたが，執行部の説明では３１か所，これをこの公園を管理してるのが，いわゆる都市計画課と。農村公園っていうのは経済部だと思うんですが，これはちょっといま名前出てこなかったんですがね。３１か所あるんですが，いわゆるその，８万３，０００人の人口の公園となりますとね，本当にいま質問の中にも出ましたが，石岡に公園ってあるのかって言われると，まあ私は近くだから国府公園かなと。国府公園はまあ，公園らしい，というか，８万３，０００人の人口の中の代表する公園とは思わないんです。非常に市民が，公園の利用度が低いんですね，これは。だから公園の構想自体がすでに失敗してるんですよ。それで，いま３１か所っていうのは私，全部は把握はしておりませんが，この公園のね，非常に利用が少ない。これはちょっと里親の問題から外れますが，ただ，その公園を今度はどうするかっていうことでしょう。これボランティアですよね。ですからそういうことで，いまからいろんな面で市民の手が入ってくるということになるんですが，その前にね，公園自体が非常にお粗末なもんです。トイレの問題にしましてもね，使えないような。たまたま使おうかと思ったら，使えないようなトイレだと。予算上だか何だか知りませんが，当初から公園に対する予算も組んでない。組んでないということは，いろんな手が回らないわけですよ。そういう状況の中で，こういうものが進んでいって果たして良いのかどうか。いま質問の中で前島委員からも出ましたが，農村公園なんていうのは年間に全然使ってないということと，公園が何か所かありますよね。町の中でもね。あったって，それ利用してるのは本当にその周りの方が，自分の家の庭先が狭いから利用してるとか，そういう状況の公園としてね，石岡がいま，公園が存在してるわけですよね，この３１か所がね。そのへんを見直さないと，そういうボランティアで清掃だとか何だとかっていう，そういうことばかり進んじゃっても，こういう本体の問題が，お粗末な問題であると。そのへんからやっぱり議論していかないと，この問題っていうのは非常に難しいと私は思うんですがね。確かにすべてその，そういう条例とか要綱とか作っていくのはいいんですよ。中身なんですよ。市民からきかれて，「公園はどこにありますか」って言われたって，「国府公園はあります」って言うとしても，イメージ的に「あそこの公園は素晴らしいから，皆さん，時間があるんでしたらあの公園へ行ってね，時間があるんだったら散策して来なさい」だとか，そういうことを言えるような公園がないんですよね。そのへんはどんなふうに皆さんはお考えになっているかね。考え，思った範囲だけでもいいんですが，担当としてね。

参事兼都市計画課長）お答えいたします。石岡市全体の中で，公園そのものは確かに少のうございます。平成１５年度に作成しました「緑の基本計画」の中でも，特に石岡駅から東ノ辻方面に対しては，公園が少ない場所となっております。また，公園が足りていると言いますか，満ちてるというのは，南台とかのように区画整理が完成したところについては，それなりと申しますか，規模の大きなものとかの公園は整っていると思います。その「緑の基本計画」の中でも，石岡駅周辺から東ノ辻までの中で公園が少ないわけでございまして，都市計画課といたしましても，上池公園の跡地と申しますか，現在，公園の様子をなしていないわけですので，あの土地も，払い下げと申しますか，いたしまして，近々そういう作業が進めば，公園整備に入っていきたいというように考えておるところでごさづいます。その他の，全体で見た中での公園は，これから公園の実施計画書と申しますか，そういう中で進めていきたいとは考えております。以上です。

都市建設部長）委員仰るとおりだと思います。都市公園と申しましても三十幾つかの公園を管理しているわけでございますが，そのうちの大半が児童公園，市で持っていました谷向第一とか，彦市山とかばらき台とか，そういった児童公園，中央児童公園だとか宮下児童公園だとか，規模の小さなものでございます。それから遊び場として１１か所，これは植栽もあまりしていないし，芝ももちろん張ってございません。簡単な砂場があるぐらいで，それが１１か所。子どもの遊び場も管理してます。先ほどもご指摘のあった，そのほかに井関の農村公園と出し山の農村公園が，都市計画の管理で現在管理しているわけでございます。たしかにきちんとした公園が，都市公園と言われるようなものが，お恥ずかしいことではございますが，きちんとしたものがあまりございません。柏原の池公園とか，南台のせせらぎパークは公園としての，きちんとした整備がなされているわけでございますが，あとにつきましては，そういった形で，子どもの遊び場とか，児童公園のちょっとした滑り台があったとか，ブランコがあったというものを，管理を一元化するために都市計画の方で管理をしているわけでございます。基本的には委員仰るとおり，根本的に考え直して，そういった公園のあるべき姿，市民の方が利用できるような公園を，どういうふうな形で整備していけばいいのかというようなものが課題になってくるかと思います。私もよく，せせらぎパークは行くんですが，かなり日中は市民の方が見えてます。柏原池公園につきましても，かなりの方が，土曜日曜には，天気のいい日には来てると思っております。できるだけ，市民が集うような公園の整備も，今後考えて参りたいと思います。

小泉委員）お二方から答弁がいただけたんですが，やはり石岡のまちづくりというとね，街並みが衰退されてる一つの大きな原因っていうのがね，やっぱり人を集めるところがないんですよ。いまから駅周辺整備やりますがね。やはり先進地に行ってみますと，やはり人が集まるところがあります。これは。執行部からは，市長を含めて話が出てる中で，やはりまちづくりっていうのは，当然この，人が集うところだと。じゃあ集まるところ。例えば花見のね，桜のときには桜の時期に集まる。そういうその，年間を通して人が集まるところ。それがやっぱり町の中にもなければ。じゃあ，町の中に公園ってどこですかっていうと国府公園があるわけだから，だったら国府公園をもっと整備すればいいんですよ。人が集まるように。ほんの一部の方しか使ってないというのは，私は公園じゃないと思うんです。そのへんをね，これからの課題になると思うんですが，この里親制度は，またこれはこれで検討する問題なんですが，問題はその，公園自体がね，私が言ってるのは公園自体がお粗末であって，どなたが来ても「石岡にはこういう立派な公園があるんだ」というような公園を作っていただきたいと思います。一応，これは要望ですがね。

前島委員）農村公園２か所ね。是非とも今年は見に行ってもらいたい。ゼロですよ，利用実績。ゼロ。出し山なんか。私年間５回ぐらいあそこへ行って。真夏と春夏秋冬で見に行ってるんだけど，もう草ぼうぼうで，とにかく利用している人がいないですから。ああいう所にお金を掛けてるんだから，ちょっと気が知れない。人が集まれるような場所じゃないもんね。周りに家ないんだから。それで公園だけ出来てるのね。あんなところね。作ったことは評価するけど，利用しないところに，なんであんなに金掛けて作ったのかなと，私はそのとき思いましたね，その時ね。１回年間行ってみてくださいよ。使ってる様子はありません。全然ゼロです，ゼロ。出し山は。それから井関の方は使ってる様子はありますけども，あそこは広い。あそこに，周りの人にちょっときいてみたら，トイレも運動場の真ん中に建ってて，ちょっと配置が悪くてね。もっと道路際に建てるならともかく，あそこのトイレ使うのは，なんかあの前の通りを通るトラックの運転者なんかが，あそこのトイレを利用して使うぐらいで，地元の人は全然利用してない。だからそういう，作るときにやっぱり，いま先輩委員が言ったように，やっぱり考えて作らないと。お金も無駄だなっていう感じはするんですけどね。是非，見に行ってもらいたいと思うんですよ。所管してるんだとすればね。私，経済部の方の所管かなと思ってたんで。ちょっとあれだったんですが。まあ，要望，意見として頭の中に入れといてください。以上です。

鈴木副委員長）ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）なしと認めます。時間が経過しておりますので，暫時休憩いたします。午後１時半から再開いたします。

― 休憩 ―

鈴木副委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。次に，石岡駅周辺整備事業及び交通バリアフリー基本構想についてを議題といたします。本件については，執行部から現況及び方針について説明を求めます。

都市整備課長）それでは私の方から，駅周辺整備とバリアフリー構想についてご説明申しあげます。駅周辺整備構想は，皆さまのお手元の方に概要版を配付させていただきました。昨年度，委員会をもちまして策定しております。委員会の構成としましては，学識経験者，市民代表，商工関係者，石岡の市議会，茨城県や運輸事業者，市の部長クラスで，副部長クラスで構成した委員会で作っております。大雑把に，申しわけでございませんが，整備構想の内容についてちょっとご説明させていただきたいと思います。４ページの方からでございますけれども，整備の方針というところがございます。「第４次石岡市総合計画による石岡駅周辺整備の方向性は，次のとおりである」ということで，周辺整備の整備の方向性というものを出しております。そこでは，「石岡の顔にふさわしいまちづくりに努める」というような形で表現されております。そのほか，中心市街地の基本計画の中では，電線地中化の促進や中心商店街の整備，石岡駅前の整備，定住の促進，バリアフリーの推進などというようなことで，整備の方向性というものを出しております。それで，６ページの方に「駅周辺の基本構成」というところでございます。こちらでは，駅周辺を７ページの図を見ていただきますと，中心市街地ゾーンと交通結節ゾーン，それから石岡駅東土地区画整理ゾーン，またちょっと離れますが，石岡市役所の近く，シビック・ゾーンと言ってますけど，こういうふうに分けて考えております。その中で，８ページの方になりますが，交通結節ゾーン，先ほどの駅を中心としたところ，それから駅の西地区。これは駅の西口の広場を中心としまして，それから金丸町というか，旧市街地の方にかけてです。それから駅東地区というふうな，３つの形でございます。交通結節ゾーンの整備の方針としましては，駅舎の改築，東西自由通路，ステーションパークとの一体性を図るんだということ。それから西口広場をリニューアルしたいと。これは北側に公園がございますが，そちらから駅舎跡地までについて再配置ができないでしょうかと。それから歩行者のアクセス動線の改善とバリアフリー化ということですけど，この歩行者のアクセス動線の改善というのは，いまは自由通路が一旦上がって下がって駅に行くというような形になってます。そうしますと，東側の利用者の方は一度上がって一度降りなければ駅へ行けないということで，非常に使いづらいと。そのためにそういう歩行動線の上下を直したらどうだろうか，というような形。それから駅前東ノ辻線の整備とバス路線再編による東口広場の有効活用ということです。今年度，駅東地区で道路が３００メートルほどできますので，その場合，バス路線を再編できないだろうか。そして，東口広場の方に移すことができないだろうか。そうすることによりまして，ステーションパークの下のバス路線の所が空いて，そこにまた，利用の方法が考えられるんではないかと。それから市営駐車場の鹿島鉄道側の移転などを考えて，市営駐車場付近を立体化できないだろうかというようなことで，交通結節ゾーンの所の考え方でございます。それから駅の西地区といたしましては西友の跡地，それから駅前商業・公共・交流施設と人口定着の促進，及び西口広場を補完する交通広場機能の導入と。これは新しい考え方として，各施設を中心に，そちらに新しい交通広場なんかをできないだろうかというようなことでございます。それから都市計画道路がございますけれども，そういうところを整備できないだろうか。それから地区内は，傾斜がかなりきついところがございますが，そういうところで，歩きやすい歩行空間の整備をできないだろうかと。それには，一つはバリアフリーの基本計画の中を作って対応したらどうろだろうかと。それから駅東地区については駅前東ノ辻線の開通により，東口広場の利用を向上させましょうと。それから市営駐車場の跡地を，住居系の有効利用が図れないだろうかと。それから土地利用の転換促進をどんどん進めて行かなければならないと。それから土地利用の転換促進をどんどん進めて行かなければと。それから山王川の上部の方をボックスにしておりますので，その上を遊歩道的な整備ができないだろうかと。それをまとめたのが９ページの方になってます。それで，駅直近の整備方針といいますと，これは交通結節ゾーンというところになると思いますけれども，この中では，駅舎の改築によりまして，ステーションパークの駅との連携を強化しましょうと。それから東口広場，市営駐車場からの駅アクセス性の向上を図りたいと。それから駐車場，駐輪場からの駅へのアクセス性の向上も図ると。それで既存駅舎の跡地を活用しまして，狭あいな西口広場の再整備を図る必要があるんではないかという形で出しております。
　それで１１ページの方に，その場合に自由通路を少し延ばして，各施設の導入と一体的な再開発による駅前拠点の形成と，未整備都市計画道路の整備を図るような形で，東口の整備を図ったらどうだろうかと。
　次に駅周辺バリアフリー化ということで出しておりますが，この中では，駅前広場やステーションパークと駅周辺交通施設の評価をしておりまして，駅舎が西口なので駅東からの利用が不便であるとか，それから西口広場に駅東の車両が集中していると。これはアンケート調査なんかも実施したんですけれども，それから実態調査もやっておりますが，駅の東側に居住している方で駅の西口を利用している人が非常に多いと。これは東口の使い勝手が非常に悪いからだろうと。それで，アンケートの結果が，車との乗り継ぎの利便が求められているんだと。それからバスターミナルとステーションパークの認知がなかなかできていないというようなことがございます。そこで，駅舎や自由通路をどういうふうに改築していきましょうかというようなお話しがありまして，今後の課題というところでございますが，１５ページの方ですけれども，駅舎改築と今後の課題としまして，駅の改築とステーションパークということで，鉄道事業者との協議が必要になって参ります。合築橋上化を目指しておりますけれども，これにつきましてはＪＲ東日本の施設でございますので，そちらとの協議が今後必要になってくると。それからステーションパークと自由通路間での商業利用の検討なども行っていきたいと。また，自由通路がバリアフリー化するためにも，耐震的にどうなのかという構造調査，それから利用調査などもやっていく必要があるんじゃないかと。それから，西口広場と西友跡地の利用というところで，西口の駅前広場の都市計画を再決定する必要もあるんではないかと。それから電線地中化事業との調整が必要ではないかと。それからバス事業者との協議，これは，いま西側に集中しているものを東側移せないだろうかと。それから警察との協議も必要になってまいります。西口広場の改修をするための交差点をどういうふうにしていくかと。それから交番などをどうしていくか。それから駅周辺としましては，東ノ辻線が今年度開通しますが，それをより東口利用の向上のためにも延ばせないだろうかと。それから立体駐車場利用に伴う鹿島鉄道との協議ということで，これはもし鹿島鉄道側の用地などを利用させていただくことができれば，そこに立体的な駐車場を作って，現在ある市営駐車場をもっと多様化して使うことができないだろうかという，その構想に基づいてそういう協議をする必要があるだろうと。それから駅周辺での居住の促進ということで，この地域に駐車場を伴う集合住宅の整備などはできないだろうかと。それから都市計画道路網を見直す必要もあるであろうというような形が，今後の課題となっております。
　それで，駅周辺を進めるに当たっては，国庫補助事業や地方債事業で行っていく必要がありまして，また面整備を必要といたしますので，住民の意向，それから民間でのまちづくりをどうしていくかというような検討なども必要になっていくんではないか，というような形で，駅周辺整備構想が成り立っております。それで現在，私どもの都市整備課の方では，この中にありましたバリアフリーのところの部分について，バリアフリー構想の調査をやっております。また，ＪＲ東日本と，どういうふうに今後駅舎の改築を行っていくかということで協議などをしております。以上，簡単ですけれども駅周辺整備構想の方についてご説明いたしました。
　次に，石岡駅周辺のバリアフリー構想でございます。石岡駅周辺のバリアフリー構想は，平成１２年の５月に，「高齢者，身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」というのができております。これは俗に交通バリアフリー法と言われているものです。これは２１世紀の日本の社会というのは，どうしても高齢者に頑張っていただかなければならない。それから障害者の方にも，社会に大いに貢献していただかなければならないということが基本的な考え方で，そのためには，みんなが公共交通機関を利用して，移動を円滑に行うことができることが最低の条件になるだろうということでなっております。それで，この交通バリアフリー法の中では，１日の利用客が５，０００人を超える駅，これは石岡駅は超えておりますので，こういった所では，その周辺，駅からの周辺地域についてバリアフリー化を図る必要が生じまして，そういった計画を立てることが国の方から指示されているような形になっております。それで現在，交通バリアフリー基本構想は，今年の６月２１日の日にオリエンタル・コンサルタントというところと基礎調査の，それから委員会等の資料を提出ためのコンサルタンツ契約を結んでおります。それで委員会，それから作業部会，ワークショップ，こういったものを重ねてバリアフリー構想の素案を作ると。その素案に基づきまして，県，国，交通事業者，これは鉄道もそうですし，国道でしたら国道事務所，それから県道でしたら県の土木事務所ですけれども，そこと協議をしまして，基本的な合意を得て，国の方に，バリアフリー基本構想をこのように定めたいというふうに提出いたします。国の認可がありまして，初めて交通バリアフリー構想ができるという形になっております。現在委員会は，２回目の委員会を１１月１６日に実施しまして，特定経路，特定施設，重点地区，駅を中心にですね，そのバリアフリー化を進めて行かなければならない地域，これを重点整備地区といいますけれども，その重点整備地区をどういうところに設定するか。それから重点整備地区内の公共施設，駅からよく利用される公共施設までの間，ここをよく利用する道路について，特定経路として指定をいたしまして，この特定経路について，どういうところを特定経路として指定していったらよいか，というようなことについて協議をしております。また，今度の第３回目にワークショップが今度の月曜日に開かれますが，その中では市民とともに基本的な理念，どういうふうな理念を持ってバリアフリー構想を考えていくかという，そういう理念の考え方などについて協議をしていきたいと。そのワークショップの中で，ワークショップはちょっと説明が遅れましたけども，ワークショップで市民の方，それから関係行政機関の方，それから鉄道事業者やバス利用者の方が集まっていただきまして，町中点検をして，どういうふうな経路を整備したらいいかということを協議しまして，それらを委員会の方に報告いたしまして，委員会の中でそれらのエッセンスを取り込んだ構想を作っていきたいというふうに考えておりまして，今度の１９日にワークショップを行いまして，理念等について皆さんで協議いたしまして，２月頃なんですけれども，その委員会で理念などをまとめ上げていきたいなと思っております。最終的には３月に最終の策定委員会を行いまして，交通バリアフリー基本構想を策定したいと。ただし，その後に県や国への協議がございますので，正式に出来上がるのは１８年度に入ってからになってしまうかなと思いますけれども，そういうスケジュールで現在進んでおります。それから交通バリアフリー法の中で，整備をしなければいけない事業主体というのがございます。これは，鉄道でしたら鉄道事業者，例えば鹿島鉄道，それからＪＲ東日本，それから県道でしたら当然茨城県，国道でしたら国，バス事業者でしたらバス事業者が自分たちで計画をして，２０１０年を目標にバリアフリー化を進めていく努力義務を負うような形になります。その中で石岡市としても，できるだけ市民の期待に応えられるように整備を進めていきたいと考えております。以上でございます。

鈴木副委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明に対し，何かご意見等ございましたら，挙手によりお願いいたします。ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ないようですので，次に，歴史の道整備事業についてを議題といたします。本件については，執行部から現況及び方針について説明を求めます。

道路建設課長）歴史の道整備事業については私の方から説明いたします。歴史の道は平成１３年２月に策定された，石岡市中心市街地活性化プランに基づいております。中心市街地活性化プランについては，活性化のためのハード面，ソフト面のいろんなメニューがあるわけですが，その中の一つが歴史の道の整備です。それで平成１３年３月には歴史の道づくりのコンセプト，つまり方針が示されております。また，歴史の道というものの内容なんですが，歴史の道というのは，国分寺，神栄跡地周辺と総社宮，それから国衙跡周辺，それから北向観音様と府中酒造の周辺ですか，それと石岡駅，まちかど情報センター等を回遊するようなルートを歴史の道として考えているものでございます。それによって人通りを増やそうということでございます。
　実際の事業ということでございますが，私どもの方では，その歴史の道づくりのコンセプトで示された，まあ何本もあるわけですけど，そのうち金丸寿通りといいまして，コーキの裏通りですね，これを１６年に工事をしております。その通りと国道３５５号を結ぶ路線，これは幅が狭いんですが，整備しております。いま現在，工事を発注しているところでは，神社通りと申しまして，国道３５５号から市民会館へ至る道路について，いま工事をしております。実際の歴史の道づくりの方針の中では，一番最初にしたコーキの裏通りが２３０メートル行ってるんですが，そのまま行くと北向観音様に行くわけなんですが，その分が現在，その方針で示されたものからは残っているということになっております。
　今後の方針ということですが，実際に歴史の道で，中心市街地活性化プランではもっともっと数多くの路線が歴史の道として示されているんですが，それをすべて行うのは費用的にも難しいと思います。その中では，いままで行ったルートを中心に，幾つか数を広げていかなくてはならないのかなと考えております。
　以上でございます。

鈴木副委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明に対し，何かご意見等ございましたら，挙手によりお願いいたします。

前島委員）いま説明がありましたけど，私も補選で上がったとき都市建設委員会にいたものですから，その時から経過は判っていたんですが，いま課長の方からお話しがあったように，活性化プランの中で歴史の道というのは沢山あります。いまの説明にもありましたけども，私は，早くね，いま課長が言ったように，人を引き込むためには中途半端なやり方では勿体ないと。かけたお金がね。早く整備をして，一つの路線といいますか，歴史の道整備事業全部が完成してはじめて人を呼び込めるんであって，ある部分だけ造っておいて，例えば金丸寿通りですと，途中までしかできてないんです，まだね。だから私は勿体ないなあと思ってるんですよ。なぜあの，それから先，北向観音様まで，どのぐらいあるんだろう，あれでね。４００メートルぐらいあるのかな，が整備されていないのに，今度は神社通りをやると。まず私は，金丸寿通りを先にね，きちんと道路の最初から最後までを整備をして，終わったならば次の土橋通りに行ってもいいと思うんですけども，何であれ先にやらないんですか。途中で終わってる。それでは何か，お金をかけても勿体ないように思うんですよ，仕事の進め方として。どのようにそのへんはお考えなんでしょうか。

道路建設課長）いままでの事業については，国の方からの補助をいただいております。その中で，歩道として２メートルの歩道が必要だということで言われております。そうすると，以前に行ったコーキの裏通りについては，幅員が８メートルありまして，また昼間は一方通行，夜間は交互通行になってます。それがありましたので，２メートル，２メートルの両側歩道みたいにして，真ん中に４メートルの車道ができたわけなんですが，あの先に行きますと幅員が７メートルというふうなことになってます。すると，同じ国補の扱いができないというようなことがございまして，手法を変えなくてはならないのかなということで，以前から歩道があった神社通りの方にシフトしていったという経過でございます。

前島委員）経過は判りましたけども，じゃあその時点でなぜね，７メートルのところをやらないじゃったのかなあと。それは国庫補助を貰えないからやらなかったという理由になるのかどうか判りませんが，私がさっきから言ってるのは，なぜその…，だって理由はあるでしょうよ，当然。でも，その歴史の道整備事業という計画の中でね，道路幅７メートルっていうのは判ってたわけでしょうよ。あとは国庫補助を貰うためには２メートルの歩道をつけなくちゃ駄目だとか，という条件になっていくんでしょうけども。それなら国庫補助貰わないで，７メートルの残りの部分はね，市の予算でやれなかったんですか。

道路建設課長）ですから，私が先ほど申しあげたように，手法を変えないと難しいのかなということで，その手法がどういうふうにしていったらいいか。そういうことで，一旦，やめたというわけではないんですけど，抑えたわけでございます。

前島委員）だから，その手法は後からくっついて来るんじゃなくて，１本の道路として考えるんであれば，半分は手法を変えなくちゃならないのかなと。もう片方は従来の考え方でできたと。国庫補助でね。私が言ってるのは，何で同時にやらなかったのか，っていうことを言ってるんだよ。手法云々じゃないんだよ。当然それは，１本の道を整備しなければ，半分までやったって，その道は役に立たないでしょうよ。見学に来た人は，あそこで終わっちゃうの？　歴史の道として，金丸寿通りが半分しかやってないわけだから。じゃあ，その手法を見直して，いつの年度で工事をやる予定なんですか？　いまの予定。計画を見直してあるって言うけども，何年度にやる予定なんですか。残りの北向きの観音様までは。　

道路建設課長）何年度という予定は，いまのところはついておりませんが，私どもでも手法を，先ほど申しましたが，どういうやり方，あるいはもっとお金をかけるか，あるいはもっとデザインを変えていくか，それを考えていると，検討しているということで，それが今の状態でございますので，出来るだけね。前島委員が仰るようなことは重々わかっておりますので，できるだけ早い機会に，どういう形でやっていくか考えたいと思っています。

前島委員）いつもそうなんですけど，執行部は逃げるんですけど。考える考えるって。それだったら，あの寿通りもやらなきゃよかったんですよ。最初から。あの半分は。その手法を考えて，全部出来上がってから同時にね，１本の道を整備するっていうのが，一般的な考え方じゃないんですか？　今度やってる土橋通りだって，あれ半分だけやって，半分やらないっていう…，それだったらね，最初の半分もやらない方がいいですよ。あれ不評なんだからね，周りの人から。「金かけてこんな道路つくって」ってみんな言ってますよ，文句。それは何故かっていうと，中途半端だからですよ，整備が。私が都市建設部長だったら半分はやらないね。ちゃんとそっちが決まってからやるね。１本の道路を整備するのに半分しかやらないなんていう整備の仕方はね，一番やり方としてまずいやり方じゃないんですか？　私はそう思うんですよね。それと今，お金がかかることだから，国庫補助とかいろんなのがあるでしょうけど，早くね，この歴史の道の整備をしなければ，お客は呼べませんよ。今みたいなやり方では。部分的に，やりいいところからポンポンポンポン輪切りのようにやっていったんでは。お金がかかっても，短期間に早くそのツールを作らなければ。私はそう思うんですけど，課長はどう考えますか。

道路建設課長）私どもでも，できるだけ早くという考えはありますが，頑張ってやるように努力したいと思います。

前島委員）言葉だけは判るんだけど。課長さんあと何年あるか分かんないけど，みんな定年でいなくなっちゃうでしょうよ。早くやらないと。ここにいる人もそうですけどね。それはお金がかかるからしょうがないって言えば，それで終わりなんだけど，折角民間の人を集めて，何年か，１年かけて今もバリアフリーの基本構想を策定するのにね，１年なり１年半かけてやるって言うんだけど，やるのは良いことですよ。だけど，決まったら即やらなければ，１０年も１５年も経ってから歴史の道整備事業って言ったって，お金かけたって勿体ない。それなら，そのお金をどこかへ使った方がいいと私は思ってます。ちんたらちんたらやるならね。今やってるこの歴史の道整備事業だって，これ１６年度にやるわけだったんでしょ。私が補選で上がった時に承認してるんだから，１５年度か。１６年度にやる仕事だよ，これ。それが今でも終わらないんだよ，まだ。土橋何通りって言うの，あれ。当時，企画の副部長がやってたよね。１６年度ですよ，これ。本当は終わってなくちゃならないのは。１７年度だって終わらないでしょ，これ。いま発注かけてるんだから。３月までに終わらないでしょ，土橋通りは。そういうふうに，だんだん遅れていっちゃうんですよ。そのうちにますますこれ，石岡市は沈んでいきますよ。ですから残りのね，金丸寿通りも，７メートルしかないと。で，手法を考えるって言ってますけども，手法なんてそんなに，１年も２年も考えなくちゃ考えつかない手法なのかどうか判りませんけども，早く残りをやる。それをやってもらわないと，折角お金を先行してやった今の金丸寿通りが活きてこなくなっちゃうでしょうよ。だから是非ね，そのへんは，むしろ土橋通りは後に送ったっていいから，こっちの残りを早くやった方が，私は１本の道の整備事業としてはそっちの方がよかったんじゃないかなと思ってますけどね。早急にですね，これも予算の絡みですから，折角始まったんですから，早く整備を進めてほしいと私は思ってます。まあ，課長からの答弁では，それ以上のことは聞けないと思いますけども。中途半端はいけませんね，何でもね。きちんと，１本の道だったら整備してほしいんです。私はそういう要望を申しあげたいと思います。

小泉委員）この歴史の道はですね，中心市街地活性化の一環ですよね。すると，中心市街地活性化でいろんな計画しましたね。これ，皆さんじゃなくて企画部ですがね。それと併用して歴史の道が入ってるわけ。というのは，石岡は歴史の里だということで，先ほども前島委員からお話が出ましたとおり，北向観音，それからこっちの総社宮ね，まず主立った所となると，その２つの所に行く参道ってわけじゃないけど，歴史の道としては，まあ確かに名称としてはね，向こうに総社宮がある，こちらに北向きの観音があるというようなことで，判るんですね。ただ中心市街地の活性化の中で，歴史の道の中へ，例えば寿通りのところへはポケットパークを造ると。北向観音へ行くとき，やはり高齢者のための休憩所があると。そういうことが企画されてるんです。それから土橋通りの神社通りも，あのままただ道路でなく，歴史の門前町に相応しいそういうものを，企画の方では計画しているわけです。それが全然見えてこないで，道路が先行っちゃってて，だからこの完成っていうのは非常に難しいんですよね。って言うのは，そういうのが全然，執行部が，じゃあ企画と打ち合わせをして，それでやると。と言うことで，まあ行政のバラバラっていうのはよく言われるんですけど，そのバラバラバラバラやって行っちゃうと，例えばいま質問が出てる，じゃあ残りの何百メートルだか判りませんが，北向観音まで繋いだとしてもね，当初の計画の中心市街地の活性化には繋がってないんですよ。それからミニ開発で，いまの町の中を，中町地区を開発すると。そういうことが全部，そういうものの整合性って言いますかね，そういうものが繋がってはじめて，一つのその，中心市街地の活性化を謳ってるわけですから。勿論，駅周辺も入るんですよ。そういうものが入ってなくて，じゃあ都市建設部でね，歴史の道の途中までの道を造ったということになってくると，これが活きてこないんですね。そのへんを執行部は，この庁舎の中にいるんですから，皆さん方でお話しをして，どういうふうにこれを運んだらいいかということをやっていかないと，バラバラバラバラで，それがまた非常にスローでね，いつ出来るんだか判らないと。神社通りだって，まあ今年はお祭り終わってから始まるってことで，９月終わって，いま始まりつつあるようですが，なかなか完成も当初の計画よりかなり遅れると思うんですね。そういうことで，すべてがいわゆるきちんと行ってないということは，これ中心市街地活性化なんて，そういう委員会が今あってやってますが，どうなんですかね，そのへんの皆さん方の話し合いっていうのはあるんですか？　例えば企画部と話し合うとかね，皆さん方の所管の委員会とその部署と話し合うとか，そこへ市長に来てもらうとかっていうことで，そのへんが見えてこないとね，何かそのしっくり行かないというような，いつになったら，その中心市街地の活性化が…，ちゃんとしたプロジェクトっていうのはもう出来てるわけですよね。それが全然見えてこないっていうことになると，いつになったらじゃあ…，道路だって中途半端だし，そういう施設も見えてこないということになると。そのへんについての話し合いっていうのはしてないんですかね，これね。

道路建設課長）本当に，小泉委員が仰るように，１５年３月に作ったその歴史の道づくりのコンセプト，方針。方針のところまでは企画の方と随分行っておりましたが，それ以後についてはなかなか，一緒になって計画を立てているという状況ではございません。

小泉委員）ということは，そのへんの連絡っていうのはやってないと。皆さんは，課長なら課長が，いま言われたポジションをやっていくということで，整合性というのはないっていうことですよね。今はね。なるほどね。

道路建設課長）まあ確かに，整合性が本当にない，と言ってはおかしいんですけど。私が言うのはおかしいんですけど，本当に，歴史の道っていう路線網が，県道が４路線，それから市道でも２６路線も入れてるんですよね。ちょっと数が多すぎると言ったらおかしいですけれど，市道だけでも４，０００メートルぐらいの長さ，私の方で中心市街地活性化の案の中から，私の方の市道の台帳から読み取った数字なんですけど，そうすると４，０００メートルにもなっていると。これは勿論，全部出来るようなことは，ちょっと，財政的な問題もあると思いますけど，無理だと思うんですけどね。だから，私の方でも実際に方針で示された土橋通り，それから金丸寿通り。残ってるのが北向観音様へと。で，その後は，その周辺からやっていかなくちゃならないのかなというふうに考えてはいるんですけど。その周辺からって言いますか，いま整理したところの周辺からっていう意味ですけどね。

小泉委員）２６路線，４，０００メートルある中で，それが歴史の道ということで，計画はされているんですね，今の説明の中では。

道路建設課長）これが中心市街地活性化プランなんですけど，（「それ持ってます」と呼ぶ者あり）この地図は見たことあると思うんですけど，この緑で塗られた通りが歴史の道ということで指定してありますね。これを市道で番号とか長さで，私の方で自ら検索した結果がね，４，０００メートルにもなってるということです。

小泉委員）それは私も持ってますが，中心市街地活性化はですね，３段階に分けていくわけですよね。早期と中期と後期と，この３段階の中で，特にすぐやらなくちゃならないのは，中町，駅前なんです。これは。それは企画の方でも一昨年発表されてるんです。私もそれ，もらっておりますが，ただその中で，ようやく始まったのは，その歴史の道だけなんです，いま。だからさっきも仰いましたが，中心市街地の中で特にやらなくちゃならないのは，中町のミニ開発ですよ。これは皆さんの分野じゃないんですが。だからそのへんの話しと並行してね，歴史の道もやっていけばいいんですが，何かそのへんがはっきりしないで，さっきも言った，あの歴史の道の中へポケットパークを造るというのは，これ企画の仕事。だから未完成なんです，あの道路もみんな。それでまた，さらに富田町の方はやってないと。じゃあ土橋の方はどうなんですかとなってくると，これは遅ればせながら始まったんだけども，この道路はね，ちゃんと出来るのかということも，一つの問題になってくるわけですよ。これは土橋の方はいつ頃完成なんですか。出来上がるんですか。

道路建設課長）予定は２月末ではあるんですが，やはり若干，電柱の移転関係だとか，あそこの通りの，商店街の方とはお話ししてるんですが，照明がありますね。商店街の照明ですけど。これの扱いを地元と協議しながらやっておりますので。あの照明なんかも大分古くて，さすがに，もしかして使えない可能性が出てきているのかなと，いうこともあるんですよね。綺麗な照明なんですけど，大分もう，移動すると壊れてしまうというような，そういうおそれがあるということです。そういうこともありまして，遅れております。

櫻井委員）私は八郷から来たもんですから，この歴史の道というのはごく最近聞いたものなんですけども，先程来でている整合性とか，各部との話し合いとかいう点を聞いてますと，前島さんの話の中にもあったんですけど，どうもこう，事業自体を食い散らかしてるような雰囲気を，私は受けちゃうんですよね。やはり，投資効果っていうのを狙って，中心市街地活性化，やっぱりそのへんのところも，やっぱりある程度の投資効果っていうのを前提に置いて事業っていうのは進めていった方がいいのかなと思うんです。それはそこまでの私の意見なんですけど，それから先ほどから出てます神社通りっていうのは，市民会館の方へ入っていく通りのことですか？（「そうです」と呼ぶ者あり）私も抜け道として，あそこを最近利用させてもらってるんですけど，あの道路に関しては，歩道の整備だけをいまやってるんですか？　あと，あそこ行くと，先ほどのバリアフリーのときに出ていたんですけど，電柱の地中化っていう話しが，石岡は何か所か実績があるようですけども，私は大通りもそうなんですけど，ああいう所こそ，拡幅は大分厳しいでしょうから，そういうものをやるときに，前もって，例えば下水とか上水とか電気とか，１回でね，開削して出来るようなこと，そういうのを出来ないものなのかな，というふうに感じました。電柱がどうしても私らがあそこ通ると，邪魔だな，通行人にもどうかなと。歩いてますと，通行人が電柱のところで出るんですね。大分危険だなっていうのを感じるんですよね。ですからやっぱりああいう所も，本当に歴史の道っていうものを前提にやっていくんでしたら，もし出来るのであればね，やっていく必要があるのかなと思います。
　私はあまり，このことについては知らないものですから，参考意見ということでお聞きください。下水道課も湖北水道もその仕事も，やっぱり八郷なんかでも，まあ石岡でもやってるんでしょうけど，やっぱり同時にね，直していっちゃった方が後々お金かからないのかな，という気がします。ですから電柱の地中化っていうことも，それが可能であればね，そういうことを考えていく必要あるのかなと思います。以上です。

鈴木副委員長）ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ないようですので，この際，お諮りいたします。先ほど議題といたしました駅周辺整備事業，交通バリアフリー基本構想策定，及びただ今の歴史の道整備事業については，今後の当委員会の調査活動に資するため，管外調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認めます。なお，調査実施都市，実施期日等につきましては，正副委員長協議の上で決定いたし，委員長において，委員会条例第３２条に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。
　ご異議なしと認め，さよう決しました。さらにお諮りいたします。この際，当該管外調査については，調査の充実を図るため，執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。ただいま決定いたしました管外調査に係る諸事項につきましては，後日，改めてご連絡申しあげます。
　次に閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において，閉会中もなお継続して調査を行うため，石岡市議会委員会条例第３６条の規定により，お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由を示して，閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。次にその他として，何かご発言はございませんか。

前島委員）その他の件でですね，私の方から何点かお聞きをしたいと思います。まず最初に，合併特例債の中で，先月の委員会でも，合併特例債活用予定事業一覧表，これをいただいております。都市建設部さんが担当する業務といたしまして４路線あるわけでございます。貝地高浜線，村上六軒線，上林上曽線，美野里八郷線。これはいずれも，路線の整備事業であります。この４件を合計をいたしますと，総事業費７２億６，０００万円ですよね。７２億６，０００万円の総事業費になるわけでございます。その中の何割かが特例債ということになるわけでございます。先日の予算委員会の中で，部長の方からちょっと気になるご答弁がありましたので，この席で，私も含めて再確認をしたいと思いまして質問をしております。その中味は，この４路線は市道なのか，県道なのか。一部，県道であるということで，あるならばこれは特例債は使えないと。石岡市の市道でなければ合併特例債は使えないということを聞き及んでおりますが，先日の都市建設部長の答弁では，市道とも県道とも決まっていないんだというようなご発言がちょっとあったもんですから，私も勉強不足で，判らない点が多々あったので，本日敢えてお聞きをしているわけです。まず１点目，そのご回答をちょっとお願いしたいと思います。
　私の考えでは，合併特例債予定事業に載ってるわけですから，現在は市道でもない県道でもないところをですよ，合併協議会の中で件名を出して，承認をしてもらったということは，これは市道とも県道とも判ってないのを出してですよ，協議会に諮問して，特例債を使うんだと決まっちゃったことに対してね，どうなのかなっていう懸念もしてるんですけども，取りあえず今日は，これは市道だろうと私は認識してるんですが，そのへんについてご答弁をお願いしたいと思います。

都市建設部長）この前の委員会でもお話ししましたが，１路線を除いて，３路線については都市計画決定しております。（「どれが違うんですか。このうちの」と呼ぶ者あり）美野里八郷線が都市計画決定しておりません。いずれもですね，お話ししたように，現在は道路でもございませんし，もちろん市道でも県道でもございません。一部，城南中の入り口，貝地高浜線の一部は市道にはなってますが，そのほかは改めて道路を新設するというようなところでございます。ただし，うち３路線につきましては都市計画決定はしてあると。都市計画決定はされておりますが，事業主体はどこか，ということは１項目も出てございません。それになおさら，県道は県が管理でございますので，市町村の合併の特例債を県道に使うということは出来ませんし，石岡の場合も県道の整備に充てることにはなってございません。

前島委員）４路線のうち，美野里八郷線を除いては，石岡市として都市計画路線として決定をしてると。道路はまだありませんから，ものはね。ということですね。判りました。道路がないわけですから，これは県道，市道ではないと。今後のですね，動きの中で，一部，本会議の中で企画部長が言ったのか建設部長が言ったのか，私メモってなかったんですが，この合併特例債事業の中で，できないものについては宛いがあるんだと。こっちにストックがあるんだと。代わりにやるやつがね。何か判りませんけどね。企画部長か都市建設部長だと思ったんですが，都市建設部長が言ってないとすれば企画部長かな。それで「うん？」と思ったんですけども，最初からね，これ合併協議会で協議されて決まってるものをね，この件が出来なければ，こっちに代替案があるんだと。そういうやり方は，私は納得がいかない部分があるんですね。まだ最初からやってもいないのにね，もうすでに代替案があるんだなんてね，そういうやる気のないことでは困るわけですから。それは別の話としても，今後の動きの中でてすよ，部長，この４路線が県道になるっていうような見通しはあるんですか？

都市建設部長）県道の認定につきましては県議会で行いまして，私どもの要望があるからといって簡単に県道に認定されるわけではございません。ただ，いずれの特例債の事業の４本の道路につきましては県の支援事業の決定を受けてます。支援事業というのは，特例債の中へ県費補助の２２パーセントが県の補助がきますよというようなことで，県の補助を，県としても幹線道路，その市町村の主体的な幹線道路であるという認定はしていただいたわけです。今後，可能性としては，直ぐということではございませんが，可能性としては，交通量，あるいはその道路の重要性を鑑みて，県道への昇格は当然考えられることでございます。そういうことになれぱ，市町村で管理しなくて済むわけでございますから，維持管理はすべて県でやるというような形になるかと思いますが，ただ，即，整備したから即ち県道ですよというような時代ではないかと思います。いずれにいたしましても県議会の方へ上程していただくというような作業が入ってまいるかと思います。ですから，その交通量の実態，その，幹線道路として県道として相応しい道路なのかなんなのか，それの判断はすべて県議会で行うことだと思います。

前島委員）わかりました。今の答弁ですと，場合によっては県道に昇格になる可能性もあり得ると。ないかあるか，これは今後のあれになりますけどね。それでお聞きしたいんですが，仮に県道に昇格したと。１路線がね。その場合には，当然県道ですから，合併特例債は使えませんよね。合併特例債は使えないわけでしょ。県道ですから。（「造った後だから，それ」と呼ぶ者あり）あ，造った後を言ってるのね。じゃあ質問変えます。合併特例債で市道として全部やるわけだよね。その時に，これもちょっとメモってなかったんですが，石岡市の考えとしては，この工事をね，７２億６，０００万円弱かかるわけですから，４路線で。この工事を，石岡市は県に受委託協定を結んで，県に委託をするんだと，そのようなお話しを伺ったんですが，その点について，どのようなお考えを持ってるのか伺います。

都市建設部長）現在のところ，まだその点につきましては県に委託するかどうかは検討してございませんが，確かに制度的には県に受託費を払いまして，やっていただくというような手法もあります。その場合に県でやるのは，設計の発注ですね。道路としての路線の測量とか道路の詳細設計とか，そういう設計業務については請け負いますよと。受託しますと。なお，その事前の説明会とか用地交渉はすべて地元でやってくださいよということで，例えば用地交渉が済んで，その工事の発注については県で受託しますよということなんですよね。その受託につきましては，そのほかにまた，受託してもらうためのお金がかかるわけですよね。市が委託料として何百万円かのお金を払わなくちゃならないんですよね。道路の整備に当たって，一番難しいのは用地交渉でございます。用地交渉が終われば，８～９割は終わったも同然でございますし，道路等の特例債事業と言えどもですね，４車線の道路もございますが，道路といえども，そんなに難しいことではないと。設計さえきちんとしていれば，工事の発注を見届ければいいわけでございますので，そのためにある程度，今回の１０月の合併に際しましては，都市計画課，従来石岡市は都市計画課一つだったわけですが，都市整備課を新設していただきまして，そこにおいて全て，都市計画道路，あるいは特例債事業を実施していくための人員配置をしていただきました。それは，それに備えての私どもの要望でございましたので，そういう都市整備課の整備がなければ，とても特例債事業で用地交渉とか地元の説明会とか，そういう対応はできないということを申しあげてありましたので，その関係で都市整備課を新設していただいて人員配置をしていただいたということで，今の陣容で４本ではありますが，その事業を遂行するための基礎的な人員確保はできたのかなという感じではおりますが，これからどういう事態になっていくか判りませんが，実際に１８年度から始まるわけですが，そういう中で人員の確保，さらに技術者の確保が必要なのかどうか，その中で十分担当課長，市長とも相談しながら，人員の確保に努めていきたいと。あるいは，状況に応じては４本のうち２本は県でやってもらいましょうと。あと２本は市でやりましょうというような考え方も出てこないとは限りませんが，ただ今のところでは，委託するためにお金を払ってですね，委託料を払って，これは予算総額に対してですから。何パーセントって。おそらく３パーセントぐらいかかると思うんですよね。工事費のほかに３パーセントぐらい県へ手数料をあげなくちゃならないんです。それならば自分たちでやった方がいいのかなと。ただそれは，もちろん県の派遣，人員の派遣等も考えていかなければならないとは思ってますが，そういう的確な人事配置が必要になってくるかとは思いますが，そういった県との最終の打ち合わせは，まだやってございません。今からやる予定です。

前島委員）部長の方の考えは，確認しますけども，この４路線については今のところは受委託協定は考えていませんと。今後，可能性としては１～２路線はあるかも知れないと。そういうことで，現時点では市長の意見もきかなくちゃならないから判らない。あるいは職員の人の問題とか。お金はあってもね，やるのは人ですから。一般の業務を進めながらやるわけですから。そのへんは流動的なことは私も納得はしますが，ただ安易にね，安易に県に委託しちゃうと，業者選定なんかも県でやるんでしょうかね。私は，前からもう言ってますけども，やっぱり合併してメリットがあるんですから，出来れば石岡市発注で。石岡の土建業者の登録っていうんですか，八郷ももちろん含めて，６０社ぐらいあるでしょう。その中にはＡランク，Ｂランク，Ｃランクあるんでしょう？　やはり，少しでもこういう世の中の不景気ですから，やっぱり合併してよかったと言われるような仕事の発注の仕方。やはりＪＶを組ませて，それで地元の業者に優先的に，３路線ぐらいは発注をかけていくと。私は頭の中にはそういうことを描いてるんです。ですから，逆に言うと県に受委託するのは，私は反対なんです。無理しても皆さんで頑張って，石岡でね，市道なんですから石岡でやっていただきたい。私はこのように思ってます。
　それと，もう１点聞きますけど，これをいま部長の方で，県の支援事業に内諾をいただいていると。すると県の支援事業というのは，この４路線の中でね，７２億６，０００万円の中で，お金で言うと幾らの県の補助があるんですか？　できれば路線ごとに教えていただきたいんですけれども。

都市建設部長）まず最初に，仕事は地元ということで，私もまったく同じ考えでございます。特別難しい仕事とか，一部，高浜貝地線だけ橋りょうが入ってますので，その部分はちょっと無理だと思いますが，その他の道路については，そう難易度が高いものとは解釈しておりませんので，私も市内の業者で十分できると判断しておりますので，できるだけ地元の。それから先ほどもお話ししましたように，最初はですね，小美玉であった頃のお話しで恐縮なんですが，
私どもの身内の先生方だということでお話し申しあげますが，最初はすべて県でやるからという話しだったんですよ。すべて県でやりますと。県道にします，と。それなら維持管理費もいらない，土地交渉もやらなくて済むんだと。それなら県にやってもらった方が得だろうという話しがあったんですよね。私どもも，勿論そういう考えで，「県は私と市長にそういうふうに説明したでしょう」ということをお話ししたんですけど，「いや，違うんだ」と。というのは，貝地高浜線で反対運動が出ましたね。その時に大分，県の方へお電話で「県の事業を，なんで市の特例債を使ってやらなくちゃならないんだ」というがあって，それから県の考え方が示されまして，その段階で，主体は市道ですから。県道は合併特例債は使えません。まず工事をやるについては，その個所を市道として認定して，市が事業主体になって整備するんですよと。その場合に，設計とかその工事の発注について，県で受託することも考えてますという考え方に変わってきたんですよね。それで市長ともお話し申しあげたんですが，困難な仕事の用地買収は地元でやってですね，いうなれば，言葉は失礼かも判りませんけど，甘い汁だけ持って行かれると。設計を組めば発注は自動的に，ほとんど流れで行っちゃいますから。それならば，わざわざ受託料まで払ってやるよりは，地元でできる部分については地元の私どもでやった方がいいだろうという考えに，今はなっております。仕事についても，県に行けば当然，県の発注になりますので県の業者になりますので，どの程度市町村の業者が入ってくるかは私は判りませんが，とれない状況になってくるんではないかと思います。そういうことを考えて，総合的に考えるならば，やっぱり私どもが，人事配置をしていただいて，私どもが自分たちでやり，地元の業者に発注していった方が，合併の効果がより上がってくるのではないかというふうに考えております。
　それから特例債でございますが，全体的な数字は持っておるんですが。特例債事業を１００パーセントとします。そのうちの７０パーセントについては特例債を充当できる。７２億円余のうち７０パーセントは特例債です。残りの３０パーセントのうちに，２２パーセントの某は県の支出金になります。支援事業になります。これは県の方から支援事業の認定を受けないともらえません。市町村の持ち出しは１０パーセントぐらいで済むと。１割ぐらいで済むということです。（「７０パーセントと２２パーセントだから８パーセントが市からの持ち出しか」と呼ぶ者あり）もう少し県から出るんですけど，１０パーセント前後ですね。（「これは４路線の話しだけだけど，ほかのも同じか。これが支援の１０億円か」と呼ぶ者あり）違います。
１０億円の支援事業とは別です。これは当然そういう制度がございまして，県の支援を受ければ，私どもの方では初めは駅前東ノ辻線も合併特例債事業にしようと思ったんですが，５０億円もかかりますので。そういった場合に県の支援が受けられないんですよね。そうするとその２２．３５パーセントぐらい損失するわけですよね。それならば，大きな金額ですから県の補助を受けられるような道路を選定していこうということに合併協議会でなったんだと思うんですが，４路線ともすべて，そういう形になっております。ですから，１本で言えば，１０億円のうち７億円近くは交付税措置ですね。交付金が来て。あとの２２．３パーセントぐらいは県の支出金が見込めると。残りの１０パーセントぐらいを市の持ち出しと。当然，１０年のうち事業期間は５年ですから。その１割を５年で割っていけば，市の持ち出しはぐっと少なくなるという形になってます。（「特例債７０パーセント使うっていうのは，全体枠の中で７０パーセントって決まってたのか」と呼ぶ者あり）それは大体決まってます。（「全額使えばいいじゃないですか。２２パーセントが県の補助でしょ。あとの７８パーセントを特例債を使えば，持ち出しはゼロになるんでしょ」と呼ぶ者あり）そうはいかないです。ですから，７２億６，０００万円かかるわけですが，そのうちに県補助が大体１７億円ぐらい見込めるということです。それとその率は決まってますので，動かせません。

前島委員）大変よく判りました。ただ今まではね，どうも県道なのか市道なのかよく判らなくて，一般の市民の方に聞かれたときも，もうすでに遅しで，県道なんだって私も言っちゃったことがあるんです。今後は訂正していきますけど。その言った方に。判りました。それでは次に行きます。
　この事業をですね，７２億６，０００万円を１８年度から１０年でやるんですけども，その態勢については一部，都市整備課が新設になったんだよね。私はこの前の予算委員会でも市長に申しあげましたけども，この特例債事業についてはプロジェクトチームを作ったらどうだと。一般の業務をやりながらね。一般の業務だって皆さん大変なのにねえ。１２月になって４０パーセントから５０パーセントしか発注かけられないっていうのに，さらに１０年間で７２億６，０００万円の仕事をやるなんていうのは，到底私は，今までの都市建設部の取組み方としては出来ないと思ってます。絶対に。しかも用地買収までやってよ。これは並大抵にね，出来るものではないと思ってます。が，優秀な部長はじめ職員に恵まれて出来ると思いますけども。私はですね，この都市建設部の態勢，これは今後ね，部長がいまお話しされましたけども，この４事業を何年計画でね，やろうとしてるのか。本当は今日，スケジュール表ほしかったんです。全部。路線ごとの。これは次回の，３月の第１回定例会でいいんですけども，それまでには１８年度の予算全部作るんでしょうから，この４路線についての１０年間の行程表，これを都市建設委員会に提示をお願いしたいと思います。なぜか。今から計画したってできないかも知れないんですから，きちんとそれを都市建設委員会で把握して，進捗をチェックしていきたいと思います。いいですね。４路線の１０年間の計画。私は前から言ってました。５年で発注かけなさいよと。そまぐらいじゃなけりゃ，１０年ではできませんよと。５年で発注かけるんですから，遡ればね，測量やって地元説明やって測量やって用地買収やってって，手順があるでしょうよ。これを５年でやらないと絶対出来ないと思ってます。ですから，３月の議会までに，委員会にその４路線ごとの１０年間の行程表を出してください。それまでには少なくとも計画はできると思いますので，是非頑張っていただいて，４路線を，代替案なんて言わないで完成させていただきたいと思います。それからその組織。それに併せてですよ，私はプロジェクトチームを作れと市長に言ったんですけども，部長のお考えを伺いたいと思うんですが。

都市建設部長）まず，４路線の次の３月の委員会までに行程表ということでございます。当然１０年以内で整備しなければならないということになってますので，計画は当初に作らなければならないかと思っております。ただ，それぞれの路線に，例えば村上六軒線とかですね，６号バイパスのアクセス道路ですが，これらは６号バイパスの進捗に合わせて進行していくという事情もございます。できるだけ，それであっても概略予定表，行程表を作ってまいりたいと思っておりますが，若干，できれば本来ならば路線ごとの調査が始まって，地元調査が始まってから行程表を作成し，１０年の事業計画を立てていきたいと，そう考えておりますので，若干の，できるだけ概略で３月という要望に間に合うようにはしたいと思いますが，そういう特殊な，路線ごとに事情がございますので，そういったことはよく調査してから，行程を組んでいきたい，修正していきたいと思ってますので，時期等については若干の時間の幅をお許しください。できるだけ早く提示してまいりたいと思います。
　あともう一つ。職員の体制の問題でございます。委員ご指摘の点については，確かにそのとおりかと思います。ただし，旧石岡におきましては，特に私どもも今まで何度も人員の要望をしてまいったんですが，なかなか張り付けていただけないという状況にあったわけですから，当然，ご心配になるのは当たり前かと思います。私も実は心配しておりますが，ただし，八郷の職員も優秀でございます。かなりの優秀な職員，若い職員を整備課の方へ都市計画課と都市整備課の方へ配置していただいております。実際に，県の道路建設課の方へ派遣された職員等も道路整備課に配属になっておりますし，そういう中で参事藤枝も技術者でございます。さらに次長本田も技術者でございます。そういうことで，一丸となって整備のために，１０年間にできるように努力してまいりたいと。なおかつ，その上でもさらに，県のさらに優秀な職員の派遣を求めていったり，市の内部にいるそういう職員を都市建設部の方へ集めていただくような措置は，助役，市長にお願いして，続けてまいりたいというふうに思っております。ただ，私は出来ると思っております。
　
前島委員）今の体制でね，はっきり答弁なさらなかったんですけども，例えば合併してね，個人的なこと言っちゃうと悪いんですけども，何の恨みもないんですけども，ある次長さんが体調を崩されてね，長期入院してると。その中でね，何か月かの不在なわけですから，その忙しいときにね，そういう方もいるわけですよ。仕事がきつくて体調を崩したのか，もともとそういう持病があったのかは判りませんが，健康を害しちゃってるのは事実ですから，そういった方をね，これから激務が想定されるところにね，張り付けておくっていうも，これも人間尊重の立場からもね，これは非常に，労災適用になってしまうのかどうか判りませんけれども，そのへんもちょっと配慮していかなければならないことではないかなと。あとは逆に，その方は都市建設部ではナンバー２ですから，その方がいないんですから，それらも踏まえてね，市長にお話しして，そういう体制整備を４月に向けてやっていくと。私はこれは本当に，何回も言うようですけど，７２億６，０００万円の工事をやるわけですからね。先ほど部長は１０年間で成し遂げるって言ったけど，１０年じゃないんですよ。５年でやらなくちゃ駄目なんですよ。工期は除いてね。用地交渉１０年かかってたら１０年じゃできないんです。私は前から言ってるでしょうよ。５年で発注かけるんだって。早ければ早いほうがいい。３年で発注かけられればその方がいいんですから。国だってあてになりません。特例債出すって言ったって，法律変えられて，後半の５年は出なくなっちゃうかも知れないんですから。そういうことがないように，早く。５年間で全部４路線は発注かけるぐらいのことでやらなければ，とても１０年なんかでは出来ませんよ。それから今の組織。これはね，ちょっとずれますけれども，学校改築も沢山ありますよね。だからこれは教育委員会に任せておくっていうのも酷だと思うんでね。これから一般質問でやって行きますけれども，是非その，どうせやるなら都市建設部と教育委員会一緒にね，プロジェクト作った方が効率がいいわけですよ。都市建設部は都市建設部で人を増やしてね，やって行くんだと。片方は片方で箱モノをね，やって行くんだっていうより，一体でやった方が，かなり私は，人員にしても費用にしてもかからないと思いますね。あと，有資格者なんかを置くのもね，当然，１級建築士持ってる人だったら全体を見ればいい話しなんだから，そういうのも含めてね，決して都市建設部だけの体制…，今日は都市建設委員会だから都市建設部のことをやってますけども，私はそういう積もりで質問してるんです，都市建設部長にね。それを市長と早く相談をして，組織づくりを早くやってもらいたいと。是非，お願いをしたいと思います。
　それから最後に，この特例債の４路線の予算の管理，これから１０年間予算の管理をしていくんですけども，これの方法について，どのように管理をされていくのか伺いたいと思います。今度１８年度の予算を３月に審議します。私はその中に，各路線ごとの，ここでいう総工事費。例えば貝地高浜線整備事業は３２億円，これが載ってくるのかなと思ってるんです，今。その年度でね。それでそのうち，１８年度には測量をやるよと言って，２，０００万円なら２，０００万円が載ってきて，残りの３２億円のうち２，０００万円使えば，３１億８，０００万円が余りますから。それが翌年度に繰越で，それでどんどんどんどんそういう管理をやっていくのかなと，今でも思ってます。それについて，どういう管理をしていくのかお答えを願いたいと思います。

都市建設部長）先ほどの件にも一部かかわってくるわけでございますが，予算の表示の仕方は通常の道路整備と同じでございます。ただ項目別に，合併の特例債事業で，という項目を入れるか，あるいは路線で都市計画道路何々線という形での街路，今までやっておりました新田山線みたいな，街路の整備の事業の中へそういった路線ごとの名称を入れて，その年度ごとに予算化していくと。当然，管理は全体計画の中で，１０年計画の中で，委員さん先ほど仰いましたが，５年でやならければできないと。当然でございます。私どもも１０年目一杯では危ないので，少なくとも８年ぐらいで終われるようにしたいというふうに考えは持っております。そういう形で予算は，当初調査に入った段階で，その全額，例えば貝地高浜線の場合，３２億円かかるわけでございますが，３２億円の事業配分をしていかなければなりません。そういった管理は，もちろん都市建設部の担当課で管理してまいり，予算に計上するのは，その年度の，例えば１８年度は調査費として計上して，１９年度は実施設計，路線設計，詳細設計等の予算化をし，次の年に，あるいは１８年度に一部，１９年度に一部一緒になるかも判りませんが，状況に応じては用地購入費を入れていくか。その後，年度ごとに工事費。１期，２期，３期と入れていくのか，１期，２期でやるのかといった，そういった年度ごとの管理をしていくと。予算計上をしていくというような，現在はそういう感じでおります。ただし，これについても具体的に企画部長と話したわけではございませんので，その点を含めてですね，委員さんの仰るようなことを含めて，もう一度，企画部長とその点については予算編成上で相談しなければならないと。昨日の委員会の協議事項もありますので，そういった中で協議してまいりたいと思っております。

前島委員）今，部長の説明だと，例えば例をとって貝地高浜線が３２億円だと。１０年間でね。それで単年度に使うものだけを街路整備事業の中で，貝地高浜線整備事業として，測量なら３，０００万円なら３，０００万円と載せておくんだと。それで１９年度はまた何千万円か載せておくよと。実施設計とかね。そうするとね，予算審議するときに総枠が判らないんです。総枠判らないでしょ。出てこないから。予算書には。貝地高浜線には３２億円あるっていう総枠がどこにも出てこないわけですよ。それで予算審査をするわけですよね。私はそれには反対なんです。総枠を載せておいて，そのうちの測量調査だったら３，０００万円ですよとか，そういうやり方ができないのかどうか伺った積もりだったんだけど，都市建設部長の方では単年度でね，やって行くと。あとは都市整備課の方でね，３２億円を管理していくんでしょうけども，それでは委員会も各議員も判らないんです。足していかないと判らないですね。そのへんは何か，やり方としてはいい方法はないんでしょうか。

都市建設部長）特例債に限ったことではございませんが，国庫補助事業，あるいは大きな街路事業等につきましては，もちろん事業計画，何年間でこのぐらいの予算が総額このぐらいかかって，各年度ごとに今年は用地買収，今年は工事，それで完了ですよというような形で，計画書を作ります。当然，国補事業で，前回も別所線のときには向こうの正上内の所ですね，園部川にかかる部分の国庫補助をいただいて整備したわけですが，これは年度ごとに用地購入費はこう，工事費はこうということで事業計画をお示ししまして，やっております。当然，そういう問題，昨日の委員さんの質問もございますので，事業の概要の中で，できるだけ詳しくできるように，あるいは総額の管理は，事業計画はこうなってます，ということを，今まではそんなに提示したことはないんですが，今回は極めて巨額なお金になりますので，そういう方法が議会の方に，議員さん一人一人の方に，どういう形でお示ししたらいいのか，それは今後，市長，助役ともお話ししなくちゃならないと思うので，企画部長ともそのへんは，出来るだけ詳細な報告，あるいは事業計画の内容をお知らせしていくような形で進めていきたいと思います。

前島委員）ありがとうございました。長々と。私の質問は以上で終わります。

櫻井委員）一昨日の委員会でもちょっとお話しさせてもらったんですけれども，測量設計という部門でね，落札率が，ほかの自治体ではあのような状況に来てると。ただ，あれが妥当かどうかっていうのは，私，疑問な点も感じますけども，現在そういう部分で，石岡市ではどのぐらいの落札率で，あのような部門で行われているのか，判ればお聞きしたいことと，都市建設部が担当している仕事と，または関連がないんでしょうけども，下水。そういう諸々の工事等の八郷での落札率っていうのは，私，一般質問やってますので判るんですけども，石岡はどのぐらいになってるのか。あと，石岡の場合は横須賀方式っていうんですか，あれを取り入れて一般競争入札が行われておりますけども，どうもお話を聞くところ，前日には判ってるんだとか，いろいろイヤな話しが聞こえてまして，今回の湖北水道はそのような方式やってるのかどうか，まだ私，勉強不足で判らないんですけども，あのようなことも実際起きて，情報どおりの業者がとってるというようなことがあるんですけども，実はここに或る資料が幾つかありまして，これは長野県の或る例なんですけれども，もう完全に指名競争を撤廃して，条件付き一般競争入札っていうのをやってね，実際には実績をあげちゃってるような所があるんですよね。平成１３年に９７．４パーセントぐらいだったものが，平成１７年には，或る工事ですけども８１．７パーセント。また或る工事は９５．７パーセント。同規模の工事が平成１７年には６９．７パーセントという実績を出してるんですよね。それで，これも業者にとっては妥当かどうかっていうのは私判りません。判りませんけども，これは実際，７０パーセント近い落札率ということでやってますので，これができるのであれば，こういうことを考えていく必要あるのかなと思います。それで，測量設計，あとは公共工事等の業者にも，先ほどから出てますように，やはり条件付きという点で，地元の業者を優先してやっていくっていう方法で，企業育成という面からもやっぱり必要だなって私は考えるんですね。ですから，そのへんのところをまずお聞きできれば。１，２点になっちゃいますけどお聞きしたいことと，あと，先日一般質問で亀井さんの内容の中で，調整池の話し，あれもこの部でよろしいんです。埋立っていうのは斎場か何かの…。あの調整池っていうのは何のための調整池…。

都市建設部長）もともと溜め池だったんですが，開発が進むに連れて周辺住宅地の雨水排水が流れ込むような形になっておるわけなんですよね。１５年度に国から譲与されまして，市の管理になって，今は市の管理になっております。それで地元で草取りとかですね，缶拾いとか。悪臭が出てしょうがないという苦情がずっと続いたんですが，そういったものを改善するためのボランティア活動をやりたいんだということで地元の方で始めて，その中で，地元としては公園的なもの。水性植物とかですね，そういったものを植えて，散歩が出来るような形で整備していきたいんだということで，そのためには歩く道がないので，その部分の，埋立する部分の所は散策できるような形にしてもいいですよ，という形をお返事申しあげたんですが。それは申請の段階で出ております。ところがその後，地元の方でもう少し整備を拡げてですね，大体３分の１ぐらい埋め立てようとしたんですよね。そのために土を運び込んで，一部埋立始まったんですが，３分の１弱ぐらいが埋め立てられておりますが，あとは支障がないし，水が現在溜まっている状況にありませんので。冬時ですから。現在のところは支障がないと。その後申請者，東ノ辻２部ですか。その区長と役員の方を担当課でお呼びしまして，そういうことのないように厳重に注意いたしましたので，それは今後大丈夫だと思います。
　それから今の測量設計の落札率でございますが，手元に資料を持ってませんので，はっきりした数字は言えませんが，いずれにしても測量も工事も予算設定額の設定金額の９６パーセントが予定価格の設定価格になっております。その予定価格に基づいて入札を行うわけですが，さらにそれに添って，予定価格より下回らないと落札になりませんので，下回ることになります。ですから当然，９５パーセントから９２～９３パーセントあたりで落札してるのかなと。これは工事についても同じだと思います。その程度でございます。
　それから，当然当市では，先ほど委員さんも仰ったようにですね，私どもの設計もそうですが，旧八郷においてもそうだと思いますが，測量設計を発注する場合に，国土交通省の歩掛に応じて自主設計を組みます。この測量設計は幾らぐらいかかるのかということは，国土交通省の設計歩掛をその中から取り出して，その部分について，この区域はこれに当てはまるという形で設計基準に基づいて設計しております。ですから，それに基づいて発注をかけておりますので，確かにそういう話しも，３０パーセント，４０パーセントで落札したという話しも聞きますが，石岡の場合には落札できません。最低制限価格をひいてございますので，７５パーセントだと思います。合併になって７０パーセントに落ちたかも判りませんが，７５パーセント以上で金額を，落札価格を入れないと。それを下回るということは，設計に問題があるというような判断をいたしますので，最低制限価格を設けてございましたので，それ以上下回るということはあり得ない。というのは，工事の安全の補償，工事の安全な施工をお願いするという立場から，そういう最低制限価格を設定しているわけでございます。失礼しました。これは工事の場合だけだそうでございます。設計の場合は，特別，最低制限価格は設けていないようでございますが，特別そんなに低い価格で落ちるということはなかったと思います。せいぜい９２パーセントとか９３パーセント。あるいはものによっては９０パーセントで落ちる場合もございますが，そのへんで推移しているのが現状だと思います。
　それから，横須賀方式を取り入れてございます。ただそれが，私は何だかんだ言う立場にはございませんし，私も業者選定委員になってますので。そういう中では，旧石岡市は２，０００万円以上が条件付きの一般の工事になるわけで，それ以下が指名工事になるわけです。ただ指名工事についても点数で決めておりますので，ここからここ，２，０００万円というと当然Ｂクラス以下になるわけですから，２，０００万円以下の工事について，Ｂクラスの６９９点以下から６００点まで。それがＢクラスなので，その中で工事の難易度とかですね，その工事の金額の大きさとか，いろいろな条件を勘案して，その中で，それはＢクラスの全員でお願いしますよと。あるいはＣクラスまで入れましょうとか，そういう形で発注をしているわけです。今後につきましては，私は委員長ではございませんので。主管部は企画部になりますので，答弁する立場にございませんので。　
　それから地元育成については，まったく委員さん仰るとおりでございますので。やはりそういうことが大事かと思います。常々市長からも，地元業者の育成ということは言われております。

櫻井委員）企画部が主に担当するということは十分了解してるんですけれども，実際公平性といいますか，同じ業者が，県の仕事も含めて，あまりに看板が目立ちすぎる業者がある。特定の業者がいるんですよね。それがまたとってると。県の仕事もとり，市の仕事もとり。じゃあ，ほかの業者の育成になるのかって，私は感じちゃうんですよ。こういうことは法律的にできるのかどうか判らないですけども，例えば今やってるところは指名を遠慮するとかね。私は，指名制度っていうのはもう，ここにもあるんですけども，これは日経の出してるあれなんですが，指名競争入札がなくなるっていうふうにね。もう流れがこういうふうにもうなってきているわけですね。あの橋りょうの談合事件。あのようなものをきっかけに，またこういうふうになってる。ただ国の方は落札率が九十何パーセント。一般競争でもそういう状況。ところが自治体はそういう点でいろんな条件付きということで工夫をしまして，７０，８０ぐらいまで落ちてるような実績というのを出してますので，お金の使い方に関わることですのでね。やっぱりそういう努力，考えっていうのは必要なのかなと思うんです。
　それから，技術者っていうんですか，私もよく判らないんですけども，それが何人いるか。そうすると，１現場に必ず１人はつけるんですか。そういう話しになってますよね，決まりがね。１人の技術者しか実際はいないのに，あれは年に一度審査するんですか，その時にだけ名前を載せておいてね，４人いるから４つとれるんだというような誤魔化しをやっていると。ですから，このへんは厳しく取り締まって，ちゃんとした技術者がいるところ，そういうところへちゃんと仕事をやっていかないと。その審査っていうのは難しいんでしょうけども，現場に技術者がいないで工事やってるんですから。酷いところでは，外人の方と，あとアルバイトの方で。アルバイトの方が重機を運転してるというようなこともやってます。実際八郷では，私は一般質問でもやりましたけども，３社。４７社あって３社の業者で３割の仕事をとってるんです。これは異常ですよ。ですから，今後もそれが起きる可能性は私あるなと。それがあるっていうことは，またお恥ずかしいお話しのようなことがまた起きちゃうのかと。ですから，そういうことを防止する意味でも，条件付きの一般競争入札。いろんな自治体でこれ実績挙げてますので，それをやっていく必要があると思います。
　石岡の場合では業際っていう問題がありましたよね。数年前に。その後も，そのグループの業者がいまだに継続して仕事をやっている。ご存じかどうか判りませんけども。そのグループの方がそのままやってる。その体質がそのまま残ってる。それ以上は言いませんけども。だからやはり，地元なら地元の業者。出来るものはね。測量だって，見れば水戸だ土浦だ。もっと遠いところの業者がやってますので。石岡のそういう家屋調査士会，そういうものも沢山ありますんでね。できればそういう業者を育成していただきたいなと思います。

都市建設部長）よく承っておきます。ただ，１社の会社が何本かとってるということにつきましては，石岡は今は，手持ち工事が５本以上とって，あと１本とって，６本とれば，もう入札参加はできないという形になっております。それから，その現場代理人。確かにそういうことを言われることが，私どももあります。ただ，この業者の審査といいますのは県の方でやってますので，その審査に基づいて，県からいただきました評点数によってＡクラス，Ｂクラス，Ｃクラス，Ｄクラスというようなランク付けをして，そのランクに応じた金額の発注をしておるわけなんですよね。それで当然，Ａクラスの会社は５人以上とかですね，６人とか揃っております。ですから，現場代理人の数だけは，基本的な考え方として，現場代理人がいる数だけは工事を受注できるんですよね。２，０００万円以上の工事については１現場について１人の現場代理人を置かなければなりません。これは重複して工事の掛け持ちはできませんので，ですから現場代理人が必ず１人必要になってきますので。それてＢクラス，Ｃクラスにつきましては当然，現場代理人を５人も抱えている業者っていうのはおりませんから。せいぜい３人から２人，Ｂクラスで４名ぐらい。Ａクラスで５名から…１０名抱えてる業者もおりますが，そういう程度だと思います。それで，手持ち工事の調査についてはCORINSに加盟しましたので，そのCORINSによって判明しますので，大体の手持ち工事っていうのは判るようになってます。
　ただ，その資格の問題ですが，現場代理人っていうのは１０年以上の経験があれば，試験をしなくても現場代理人の登録はできるわけなんですよね。ですからそういう形で，確かにそういう話しも聞きます。いないのに４人になってるとか。ただ書類上，審査で通っているわけですから。それを確認する必要はあるかと思いますが，それは発注の際に，あるいは疑義が生じた際に，業者からは，こういう形で現場代理人は何人いるんですか，とか，例えば，営業所があるようですが看板が出てないですよ，というのはなんとか，一昨年も管財課の方で調査に入ったこともあります。ただ，すべてが書類で審査され，それに基づいて評点数が評価されてるということになれば，それ以外，何を審査して発注したらいいのかということについては，今の段階ではどこの自治体も結論はでていないのかと思います。
　ただ，基本的には，最終的には，私もすべてが条件付き一般競争になっていくと思っております。これは時代の流れだと思います。５００万円以上はすべて条件付き一般競争ですよという自治体も徐々に出てきておりますので，そういう方向に進んでいくのは間違いないと思います。ですから，その中で切磋琢磨していただいて，出来るだけ，私どもは私どもの，市内から生じた税金で発注する工事については地元の業者を育成し，今後もそういう形で実施していきます。市民の方が見てですね，これなら公平だという形をとってまいりたいと思います。
　実は今年度もある方に，石岡の市内をまわると１つの業者ばかりが仕事やってると言われたんですが。石岡は県道が大分あるんですが，その県道が，石岡の入り口もそうでございますし，役所の入り口もそうでございます。その業者がかなり県の仕事をもらってますので。それと市の工事も２，３本入ってますので，そういう印象をもたれたんだと思いますが，決して意図的にやっているわけではございません。意図的にやったとしても出来るものでもございませんし，そのようなことは一般競争である故に出てくるのかなと思っております。

櫻井委員）技術者の件ですけども，書類で審査するからということなんですけども，やはり行政指導という点から言えばね，職員の方が直接抜き打ちで行って。そういうことだって実際この市内のことですから，出来ないことはないわけですよね。実際，不正が行われているという事実は多くの人が承知していることなんですから，それを見逃したままね，書類で通ってるから，というやり方は，どうも納得行かないなと思います。
　あと，先ほど部長のお話の中で，最低を７５パーセントぐらいに設定しているお話しがありましたけど，でしたら，そういうぎりぎりの数字でやってきてもいいわけですよ。下回らなければいいわけなんでしょう？　ですから，そういうものがなくて，何故７５パーセントで設定しているものがすべて９０パーセントで落札されるのかという，そのへんが理解できない。そこに裏があるんじゃないかなというふうに思っちゃうわけです。やはりもう，きな臭い話しはもう十分ですので，これからは業者育成ということも大事ですから，地元優先ということはあります。公平性，透明性，そういう点から言ってもね，やはりもっと入札制度というのを，企画部長にお伝え願いたいなと思いますけども，やっていく必要あると思います。今後私は，こういうことを議員の活動の中でやって参りたいと思いますので，よろしくご理解ください。

山口委員）部長にお聞きしたいんですけど，遅くなって申しわけございません。この前のやっぱり予算委員会のときもお話ししたんですけど，狭あい道路の問題を聞いたんですが，合併前にできるわけだった御前山。先ほど前島委員が言ったように，途中までやってその先がなければ，道路っていうのは駄目なんですよね。それで，御前山の道路が，このまえ集まりがありまして，いつになるんだろうということで，説明会を合併前にやるって言って報告してたんだけどね。それが延びちゃってるわけですよね。だから今回予算には，この間の一般道路で入ってるっていうことなんですが，いつごろ説明会やってくれるのか，その設計ができたらやるっていうことだったんですから，合併前にやるっていうことだったんですから，出来てると思うんですよね。説明会をいつ頃やるか。いつごろ御前山道路が，報告しなきゃならないんで，入るのか。市長選があったからって言ってね，その都度いい案配な約束しちゃって，別なのが先行っちゃうなんていうことでは困るので，ずっと古くからやってるんですから。その問題ちょっとお聞きしたいんですけど。

道路建設課長）いま委員仰る路線については，現在詳細設計を行っております。詳細設計は１２月いっぱいで予定はしております。説明会をするということになりますと，やはりその後，新年になってからということで考えております。（「だいたい判らない？お　およそ何月頃か」と呼ぶ者あり）これは以前，区長さんの方からも「新年会もあるので今の進捗状況を聞きたい」ということで見えられまして，区長さんの方にも話してありますが，一応成果が上がってからですね，また区長さんの方に相談しながら行いたいと思っておりますので，よろしくお願いします。

山口委員）あと，もしですね，先ほど前島委員の方から特例債の問題で，貝地高浜線。この問題は早く，大体どのぐらいの予算とかそれは判らなくちゃ，５年ぐらいでやらなくちゃっていうことなんですが，この点について，合併するときの問題で，全員協議会の中でもこの問題が出たんですよね。反対の陳情が出たり何かでね。そうすると，遺跡の問題があるんですよね。その問題がどういうふうに解決してるのかね。それを大至急解決して，その反対の問題，地権者の問題をちゃんときちんとしないと，予算だけ組んで「はい，こういう形でやりますよ」と言っても６号バイパスと同じことになっちゃうんですよね。この間もやりましたが。この点について，どういう状態なんですか，その遺跡の調査の問題とか。

都市建設部長）いずれも，路線で，特例債事業でやるということになってますが，詳細な計画，調査に入ってございませんので，１８年度から調査に入ってまいりたいというふうに考えております。

山口委員）その問題はきちんとやって，あと地権者が反対ではできないわけですから。そうすると１０年で出来ないものをね，また計画して，そうやっていくより，このまえ私が言ったように，一番市民が望んでる道路をね，霞ヶ浦湖岸観光道路って私言ってますが，あれをもう，石岡市として都市計画入れれば県では協力しますよっていうことを，前から言われてるんですからね。この問題のほうを良く市長と相談してみてください。結局この，以上，予定には入ってますけど，早く言えば６号バイパスだけど，遺跡が出たらば路線変更もあり得るよという附帯意見が付いてます。これもそんな状態で来てると思うんで，そのへんはっきりして，やっぱり市のためには早くできる問題，国からの予算が来て，１０年間でやらなきゃなんないんですから，出来ないものをただ，いい案配なこと言ってるんじゃなくてね，出来ないものは出来ないってはっきり言ってね，出来るものを先にやるべきだと思うんですね。これ変更できる可能性があるんですから。それだけは私，よく市長と相談してみて，それで前島さんの方は，そういうこともはっきり，「いや，実はこういう問題だから，予算組んでくれって言ったって，これは今のところ無理だ」と，本当は言うべきなんだけど，いいようなこと，その場その場の答えではまずいと思うんですよ。だから無理なところは無理と。それで，「案としてはこういうのを考えてます」とか。そういうのをやっぱり，議員としては，市民の代表としては聞きたいんですよね。ですから，嘘のない行政をやってもらいたいと思います。これは要望です。よろしくお願いします。

都市建設部長）私の方では，出来ないのに計画に載せてあるとは思っておりません。出来るつもりで，やるつもりでおります。合併協議会で決定された路線を，私どもは決定されたものを全力でやるのが仕事だと思いますので，それをやってまいります。
　それから，仮称霞ヶ浦観光道路については，市長は「やらない」と言ってるわけですから。計画はないと言ってるわけです。相談する気はございません。

山口委員）以前から，県知事だってあの道路は必要だって言ってるんですから。特例債で山口さんやったら，って言ってくれてるんですから。山口さんの頑張りがたりねえんだって俺なっちゃうからね。それで一応その，市長のまちづくり構想わたし聞いても，あの人ははっきり，まちづくり構想，自分の構想出さないんだよね。ですけどやっぱり，石岡の南のほう開発するにしても，向こうの方に老人ホームなんか出来てますけど，道路は必要なんですよ。それには農免道路だけでは駄目なんですよ。農免道路が出来てきても，橋を架けて真っ直ぐもっていかなければ意味がないんでね。それだけは，市長が駄目だって言ってんだけど，市長を動かしてくださいよ。あれは本当にこっちから。部長が一番判ってるわけだから。これだけは部長に，市長のつもりでね，石岡のために市長のこと動かしてください。われわれもやりますから。これは要望で。

鈴木副委員長）ほかにご発言等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木副委員長）ないようですので，以上で，本日の　都市建設委員会を閉会いたします。