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議会中継
  


 第6回委員会 (11月13日)
出席委員 鈴木光雄委員長,川村良一副委員長,嶋田佐登子委員,関町芳弘委員,菱沼一夫委員,藁科登委員,池田正文委員
市執行部 教育長(石橋凱),教育次長(関正雄),参事兼教育総務課長(小沼茂夫),学校施設課長(広瀬峰昌),学校教育課長(菱沼敏之)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



鈴木委員長)ただ今から,文教委員会を開会いたします。
 本日の議題は,付託されている請願の審査として,請願第3「石岡市立東小学校校舎建替早期実現に関する請願書」であります。
 本日の審査にあたり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。請願第3「石岡市立東小学校校舎建替早期実現に関する請願書」を議題といたします。本件は,先の定例会において当委員会に審査付託され,その審査において,小中学校の耐震化優先度調査や,適正配置等検討委員会等の議論を踏まえ,今後さらに調査が必要であるとのことから継続審査としている案件であります。
 それではじめに執行部から,耐震化優先度調査の進捗状況,並びに小中学校適正配置等検討委員会における協議の状況について説明を求めます。

教育施設課長)私の方から耐震化優先度調査の経過を報告させていただきます。耐震化優先度調査は,国の指導の下,先週の11月10日金曜日に業者選定委員会が終了いたしました。市内の1級建築業者6社を,今の予定でいきますと11月21日に入札ということになります。
内容でございますが,前にもご説明したとおり,昭和56年以前の耐震設計で建築された学校施設,校舎,体育館の耐震改修を行ううえでの基礎調査で,改築,改修の優先順位を決めるとの調査でございます。小学校が14校の38棟,中学校が5校の20棟,幼稚園が1校1棟でございます。これを受けまして発注が11月21日,納期が3月中旬を予定しております。この時点で大方約58棟の何らかの優先の度合いが出てくるものと思っております。
 ちょっと脇にそれてしまうんですが,もう1つそれに合わせてお手元にあります「国土計画制度の改革の背景」ということで,現在国,県の動きを簡単にご説明したいと思います。先月10月に茨城県の企画部の方で,各市町村をこういう資料を基に説明に参っているところでございます。くわしく説明すると長くなりますので,簡単に説明させていただきます。
 最初の1ページの方で,わが国の人口の長期的推移ということで,鎌倉幕府成立から現在2006年,それから今後100年間の人口の推移でございます。ピークは2004年12月ということで1億2,000万人でございます。将来的な推計も,長期,中期とも低位ということにあるんですが,中位の推計でございますと,100年間で約半分,6,000万人になってしまうということで,これはあくまでも国の方から出た資料でございまして,国土計画法に則った資料でございます。
 次のページを見ていただきたいんですが,今,日本全国で道州制という問題が起きております。この中で茨城県は,東京都を含む8県,もしくは中ほどにあります福島県,新潟県,茨城県,群馬県,栃木県の5県で中間答申が出されております。茨城県はこの2つのイメージで道州制の部分でなっていくのではないのかなという国の動きであります。
 それを基にしまして茨城県ではどういうふうにやっているかということで,次のページになります。地域づくりの方向性ということで,今までは何々地域ということで,鹿行地域,県南地域ということだったんですが,県の方はゾーンを組みました。6つのゾーンになっております。こういう形で合併特例債がなくなった以降,こういう行政の枠組みが推進されるのではないのかなというふうな県の動きであります。
 一番顕著に現れているのは次のページになります。これは消防の組み合わせになっております。消防は,前は新治広域消防でありましたが,今は石岡市の消防になっております。大きな三番の2の(1),広域化の規模でございます。下線で示されたとおり概ね30万以上の規模を1つの目標ということで,上からのトップダウンで決まっております。よく聞きますと消防の広域も6つぐらいに分けるというふうなお話でございます。それで大きな2番の広域化の時期でございますが,(1)に,遅くとも平成19年度中に定めることということで,来年枠組みが決まります。次に(2)なんですが,いつまでやるかというと5年後の平成24年までを目途に広域化を実現しますということで,これはもう決まったことでございます。そういう国,県の流れを踏まえて,耐震化からは脇にそれてしまいましたけれども,今後石岡市の学校教育のあり方を考えていかなければならないのかなというふうに考えてございます。以上です。

教育次長)私の方から小中学校適正配置等検討委員会の進捗状況につきまして,報告いたします。小中学校適正配置等検討委員会につきましては,前回お示しいたしました案のとおり10名の委員さんにお願いいたしまして,10月20日に委員会を立ち上げております。その中で,委員長に鈴木光雄議員,副委員長に自治会連合会代表の窪谷功さんが選ばれております。そして第1回目におきましては,委員会発足の趣旨説明と現在の学校の状況等の説明をいたしております。そのあと11月10日に第2回目を開催いたしまして,大規模校,小規模校のメリット,デメリット等につきまして議論をいただいたところでございます。今後適正規模確保に向けた取り組みの方法,適正配置にあたっての配慮すべき事項,適正配置の方向性,このようなことを論じていただきまして,小中学校適正配置のあり方等についての答申を提出していただきたいと考えております。以上が適正配置検討委員会の今までの進捗状況でございます。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

川村副委員長)先ほど広瀬課長の方から3月の中旬に耐震強度の結果が出るというお話がございましたけれども,今出されております東小学校に関して,これは耐震強度何度かやっているかと思うんですが。それから北小に関しても強度の結果が出ているわけでございますが,それに関してもたぶんこの3月中旬の結果を待って取り組みをなさるのか,それともその前から,もうすでに終わっているものとするならば,それはそれでやっていくのかその辺をちょっとお伺いをしたいと思います。

教育施設課長)東小学校,北小に限っては,耐震診断以上の耐力度診断,建物として耐震に耐え難い建物であるということで,特例債事業に組み込まれました。ただ今年になりまして国の方も改正になりまして,56年以前すべてのものをみなくちゃならないと,そういう中では現在東小学校は一番古い建物でございます。ただ北小学校も古い建物でありますが,北小学校以前の建物で市内には,合併特例債事業でいうと東小,北小,柿岡中の3校があるんですが,北小学校がその中では一番新しい。それ以前の建物で9校が存在しております。そういう中で建物の耐震診断をした中で優先順位,北小学校と東小学校は今回やりませんが,残った7校の部分を再度検討して東小学校,北小学校の順番が変わる可能性もあるのかなと。また,少子化に向けて当然統廃合というものもしていかなければならない。そういう中で考えていかなければならない事項なのかなと思いますので,今,川村委員さんがおっしゃった北小学校,東小学校単独でというか,別問題として考えるのではなくて,耐震が終わった中で併せて考えていきたいと考えております。

川村副委員長)ということは,もう答えが出たようなもんで,基本的に言いますと3月の中旬以降にならないと,基本的にはこれは審議できないということでよろしいんですか。

教育施設課長)事務局ではそういうふうな認識を持っております。

菱沼委員)小中学校の適正配置ということで,検討委員会が10名で結成されたと,今次長の方からご報告を受けました。ただ,いつごろまでに答申を出していただけるのか。今言った耐震化優先度調査と併せまして,これは表裏一体のもので,大きく考えたときに適正配置というのは大変市としては基本的な考えになってくるのかなと,私は認識しております。そういった意味でいつごろ答申を出していただけるのかなと,お答え願いたいと思います。

教育次長)先ほども申し上げましたように,あと何点か論じていただく点もございまして,それからもう一つは4月になると,肩書き的に変わってしまう方も多々おりますので,やはり3月中に結論的なもの,答申を出していただきましてと事務局としては考えております。

鈴木委員長)暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,以上で本日の質疑を終結いたします。
 なお,本件につきましては,12月18日に予定されている第4回定例会中の当委員会において,引き続き小中学校の整備に関するその後の経過を調査し,それらを踏まえた上で,あらためて審査いたしたいと思いますが,それでよろしいでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)それではそのようにしたいと思いますので,各委員におかれましては,よろしくご承知おき願います。
 次に,小中学校の適正配置の件に関しまして,私からご報告させていただきたいと思います。中学校の適正配置等検討委員会の経過については,先ほど執行部よりご報告をいただいたところですが,このたび私と川村副委員長が,議会,そして文教委員を代表しまして検討委員会委員に委嘱され,会議に出席したところでございます。今後の学校施設の整備にあたっては,建物の老朽化や,耐震性の確保を踏まえた適切な整備が求められているところですが,その一方で,少子化による小規模校の増加や,大変厳しい財政環境の中で今後整備を進めていかなければならないという現実もあり,この適正配置の検討につきましては,私どもとしましても,文教委員の皆様からご意見を頂戴しておきたいと考える次第であります。
この件に関しまして,ご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

川村副委員長)私は出てるんですけれども,この間会議録をいただきましたので,その会議録を文教委員の皆様方に今日お分けするのかなと思っていたんですが,今日の資料の中に入っていないので,あれと思っていたんですが,やはりこういうことをやっていますときちんと言って,その上でこれだったらこういう意見を言いたいなということを付託されれば,私どもやぶさかじゃございませんので,それに関しては言いたいと思っておりますので,その辺のところを委員さんに渡していただいた方がいいのかなと。ちなみに今度は今月の24日に同じ1時半から会議が開かれますので,その前までにできましたら言っていただければ,事務局宛てに言っておいていただければ,私か委員長が代弁をさせていただくというようなことになるかと思いますが,いかがでございましょう。

鈴木委員長)会議録は文教委員さんにお分けしても大丈夫ですよね。
 暫時休憩いたします。

− 休 憩 −

鈴木委員長)再開いたします。
 ご意見等はございませんか。ご質問でも結構ですから,こういうことはやっているのかとか,そういうことでも結構ですから。
 執行部の方からは何かありますか。

教育施設課長)先ほどから出ております統廃合のことなんですが,どういうふうな枠組みになるかわからないんですが,先日,関鉄グリーンバス,まだ正式にはお願いしていないんですが,グリーンバスで100人の輸送,統廃合の適正が600人から700人という場合,そしてそういう学校が仮にできたという場合のスクールバスの予算の見積もりを出してくれということで,今月中には出てくるんですが,そのときのお話で,大体1台で朝2回,夕方2回の送り迎え,それで昼間もやってもやらなくても同じならやってくださいという形でお願いしたんですが,概略で100名で1台必要だと。600から700人規模であれば6台から7台。大体1台1,500万円ぐらいだということで,今,羽鳥から有明中の方に行っているバスがあるみたいなんですが,それが1,500万円ぐらいなんだよと。ただあくまでもこれは1つの業者のざくっとした金額なんで,ただ600人,700人になりますと1億のバス代が出てくるのかなと。ただ子供たちだけではなくて昼間も運行してくれるという部分で,朝早くから夜遅くまで2交代で,人員を2人抱えて500万と500万で1,000万円。それからガソリン代と償却を考えると1,500万円が妥当なのかなという形では言われました。また,見積もりが出てきた時点でご報告する機会があるかと思うんですが,ただ参考までに統廃合した場合のバス代というのは1台1,500万円ぐらいというふうなご認識でいていただければと思います。以上です。

鈴木委員長)参考にさせていただきたいと思います。ただいろいろやり方はあるかと思うんですよね。市で買って,今団塊の世代が辞めますから,そうすると本当の手間だけでいいよというような形で,運転業務をやってくれる人もかなり出てくると思うんです。そういうことも考えていけば,必ずしもバス会社に頼らなくてもできるんではないかというような意見もあります。

教育施設課長)これはあくまでもマックスの金額でございます。現在朝日小学校から小桜小学校へ行っているバス,朝1回,夕方2回ですか。これは年間250万から300万円でやっていたと思いますが,これは本当に小さい会社に直接お願いして,小さいバスだと思うんですが,今言ったのはあくまでオーソドックスな,関鉄さんのような大きな会社にお願いしたときのマックスというようなイメージでございます。

鈴木委員長)皆さんの方で何かご意見はございませんか。毎年1億円であがるなら,学校1つ建てるだけの予算で何十年分にもなるわけですね。
 なければこの件については以上で終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして執行部より発言を求められておりますので,これを許します。

学校教育課長)それでは私の方から2点ほど報告させていただきます。1つは不審者問題についてでございますが,今,本市のメールマガジンとか茨城県の不審者情報の掲示板に情報を載せて配信等されているわけですけれども,手順といたしまして問題のある学校から,まず学校教育課に電話連絡が入ります。その後,ファクシミリで情報が学校教育課の方に送付されてまいります。事件の情報を得た場合,事件の内容を十分に確認しながら対応することになっております。その際,緊急性のある事件以外につきましては,被害者である児童,生徒,その他第三者の人権,プライバシーの保護を最優先にして対応しております。例えば本市のメールマガジンや茨城県の不審者情報掲示板への載せ方,載せる内容につきましては,被害者本人及び保護者の同意を得て原則載せております。つい最近ですが,10月27日金曜日,午後10時半ごろ発生しました市内中学校女子が不審者に遭遇した件につきましては,初めは不審者情報として載せたり,警察署への連絡をする方向で進めておりましたが,市のメールマガジンへは載せたものの,その後生徒の話に若干の問題が感じられたことと,保護者の同意が得られなかったことにより,市のメールマガジンへの掲載が早すぎてしまってちょっとずれてしまいましたことをお詫び申し上げたいと思います。
 また,11月7日火曜日,午後4時半ごろに発生しました市内中学校女子が不審者に遭遇した件につきましては,内容を確認しまして学校が本人や保護者の同意を得て県の掲示板に載せましたが,学校教育課では市のメールマガジンに載せるのが遅れてしまったために,片方だけに載ってしまったという結果になりまして,遅ればせながらメールマガジンの方はあとで載せてあります。今後,県の不審者情報の掲示板と市のメールマガジンについては,まったく別々では対応としてはまずいわけでして,学校教育課,それから教育総務課とも対応の方を速やかにできるようにこれから配慮してまいりたいと思います。
 もう1点は11月5日の新聞報道の件についてでございます。11月5日日曜日の新聞朝刊に,「中3弟,兄を刺す 石岡で軽傷」などという見出しで新聞に掲載されてございます。内容は,父親が単身赴任中で事件当時母親が不在だったときに,10月31日午後9時ごろ,中学3年男子生徒が兄とテレビを見ておりまして,台所から持ち出した包丁で兄の服の上から1回刺したということでございます。そのことで11月3日午前10時15分ごろ本人が石岡警察署に自首し,殺人未遂で逮捕されたというものでございます。教育委員会としましては,11月1日にその中学校に出向きまして本人とか保護者へのケアとか,学校と緊密に連絡を取り合うことの指示をしてまいりました。また,11月3日,本人が石岡警察署に出頭した旨の報告を受けまして,夜,教育委員会から6名学校に行き対応策,家族が両親と4人の兄と妹がおりますので,そのケアについても話し合いをいたしました。以上でございます。

鈴木委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

川村副委員長)今,課長が話されたと思うんですが,なぜそういう話をしたかというと,私がちょっとまあいじったわけではありませんけれども,不審者情報を聞きまして,一番最初に私,小沼教育総務課長にお電話を差し上げたんです。そのときになぜこういうのを知らせないんですかと言ったら,ご存知ですよね,あのときあなたはメールマガジンに登録をしていないからそこに配信されないんだということだったんです。皆様方は,石岡市のメールマガジンに登録されている方はいらっしゃいますか。これをこの間,課長はそれをみんなの前で言ったというんですよね。まあ言った言わないはいいんですが,そういうことで私はメールマガジンをすぐに登録をしましてですね,そのときに内容を見まして,警察の方に確認をしましたら,警察に110番通報も何もされていなかったと。それで教育長にお電話を差し上げたところ,いやしてあるはずだという話だったんです。そうでしたよね。でも実際には通報も何もされていなかったと。今先ほど被害者と保護者の同意がなかったからという話だったんですが,でもその前に私が警察に行ったときには,それじゃなくて13日に出ている11日の2件の不審者ありまして,それがこれに似てるんですが,それじゃないですかと言われたんです。これはだけど実際には学校では取り扱ってなくて学校の生徒と保護者には3件同時に確か報告がされているはずですよね。これは10月11日水曜日の22時10分ごろと22時20分ごろの事件が10月27日の午後10時30分ごろの事件と同時に父兄または保護者の皆さんに配布されたということでございますよね。どうしてこういうタイムラグがあったのか私はちょっとわかりかねるんですが。これ詰問じゃないですよ。ただ私ははっきりしなくちゃいけないと思っているのは,学校の危機管理マニュアル。こういうふうに学校の危機管理マニュアルというのがあるんですけれども,そのところに必ず連絡先が書いてあるんですよね。事故が発生したら通報受理,直ちにどこどこへ電話すると。そのときには必ず110番通報とか,そういうのがあるはずなんですがそれがされていない。なぜなのかその辺はわかりませんけれども。そのあともこの間たまたまいったら,これまだ市民生活課に言ってませんよね。向こうではこういう事実があったなら,そこを重点的にまわりたいといってるんですから。だから関係部署というのはどこに連絡しているのか私はわからないんですが,これは地域とか市報とか庁内のほかの係にも言ってみんなで防ぐべきものじゃないかと思うんですけれども,その辺のところのご見解を伺いたいんですよ。そうじゃないとまた同じように,この間も教育長には言ったんですが,うそ泣きなんだか本当に悔いているんだかわかりませんが涙を流しながら,中には首を吊ってしまうような方もいらっしゃるわけですよ。ですからきちんと対応をしていかないと。それからこれ2つありますが,学校危機管理マニュアルにもどうして差があるのかその辺がちょっとわからないですね。だから皆さん方も学校の危機管理マニュアルができているんであれば,それを持っていただいてこちらがいい点とか悪い点とかありましたら,指導をしていただいてきちんとやっていただければいいかなと思うんですが,この中で大体一貫して全部同じ答えが出るのがマスコミへの対応。窓口一本化,プライバシーの尊重と,この一字だけで誰が対応するのか,あとの人はかん口令を布いてしまうような感じが多いですよね。これは学校教育課の課長と教育長にお伺いをしたいと思います。

学校教育課長)川村委員さんのご質問にお答えをしたいんですが,不審者につきましては,学校教育課の方にもファックスでまいります。これは市民生活課の方にもファックスでまわしております。ですから市民生活課の方でも放課後巡視活動を石岡地区をやっております。八郷地区は教育委員会の方でやっておりまして,その辺は共通理解のためにまわしております。

(「私金曜日に確認している。まわっていない。我々月水金やっているのになぜまわしてくれないのと担当者は言ってますよ」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)その辺は再確認してみてください。

教育長)今の不審者情報に関する緊急対応について,各学校のマニュアルを提出してもらって確認しました。それぞれの地域性もあるんですが,最終的にはディフェンス,守る体制も大事なんで,地域からの情報要求したり,地域に伝えたり,あるいは警察関係,治安関係についても再度確認してやっていく方向で考えております。校長会長や市川が主にうちの学校教育課で対応しておりますが,例えばこの不審者の件についても11月7日については,彼は出張しておりましたので,ちょっと遅れた面もあるんですが,教育総務課の吉沢さんと市川で連動してできるだけ早いタイミングで学校側で出すタイミングとこちらのタイミングがずれないようにということで,情報公開そういうことで考えております。
 それからメールマガジンも私川村議員から指摘を受けまして,早速私も昨日入ってきました。やっぱり市内での動きを随時早いタイミングでキャッチすることも大事なんで,職員にも今日はだいぶメールマガジンの話をしたんですが,県でもこういうことで早く対応しておりますので,緊急性があるものについてはこちらでも早い対応を判断しなければいけないので,そういう面で自覚していきたいなと思っております。ただ内容によっては,土浦の方でもちょっとあったようなんですが,女性が自転車で通っているときに押し倒されてああいう状況になったんですが,女性の心境を考えながらそこでは公開を差し控えたこともあったようですが,いずれにしましても内容は別にして,こういう社会情勢なので,こちらでも指示を送ったり,シグナルをキャッチしたりしなければならないので,早い対応をしていきたいと思います。

川村副委員長)これは学校から,保護者または生徒に注意というかお願いというか事件の報告,それが場所によって対応がまちまちですよね。その辺のところも近隣の小中学校,小中学校にはもちろんいっているはずなんですけれども,学校によっては書面で配布する,また学校によっては書面はなしで生徒たちだけに口頭で伝えるということをやっているわけですよね。そうすると保護者の方から不親切だという言葉も出てきているわけです,現実に。でも先生方がそれでいいか,または教育委員会でこうしなさいよという指導がされているのかされていないのか,要するに今本当にこういうのが話題になっているわけですよね。私も責めてるんじゃなくて,これをもっときちんとしてほしいと思うんです。そうすれば誰からも言われる必要もないし,石岡の教育行政はきちんとしているということを言われるような形にしないと,ですから雁字搦めに縛るんじゃなくて,当然保護者とか生徒たちのことを思ってやっているのかやっていないのかと思うんですよ。ですから前の27日までは基本的にいうと,午後10時半という塾帰りが多かったわけですけれども,今回の場合は4時半ですよね。まだ薄暗いうちに起きているわけですから,これは,まだ10時半になっていないよと,ルール違反だよと不審者には言えないわけですよね。同じ人かどうかわかりませんけれども,もしも同じ人だとしたら何時前は安全なんだということは,基本的にいうと神話に近いような,いつでも事件が発生してしまうんだというような背景があるという気構えがないと,やはり予防はできないのかなと思うんですが,今後どういうふうになさるおつもりなのか,その辺のところお伺いをしたいと思います。

教育長)あいにくというか,今回は府中学区が側道で起きたり,普通の道路で起きたり,時間に関係なく起きているわけですが。啓蒙の仕方,情報提供の仕方,保護者への仕方,文書なりを通してきちんと対応して,みんなで共通理解ができるような形にしていきたいなと。あるいは場合によっては,学年の保護者だけを学校へ招集して,こういう状況なのでということで学校側から予防策なども啓蒙してもらうようにやっていきたいなと思います。以前柿岡中でもそういうことがあったんですが,それは保護者,PTAの役員が中心に,あるいは放送で流した地区はあれが入りますんで,できたんですが,旧石岡の場合はそこまで広報活動ができなかったんで,その辺を考慮してやっていきたいと思います。

川村副委員長)長くなってしまいます。これで終わりにします。一番最後の11月の府中中学校と今おっしゃったから言っちゃいますけれども,常磐高速道路の国道のところでも,基本的に言いますと11月2日に県の方の不審者情報は流れているわけですよね。そうですよね。だけど石岡のメールマガジンはいつなんですか。これは11月10日の金曜日,だからこれ載せている日付も1週間前後違っちゃうんですよね。11月2日に県の方の不審者情報のパソコンからは取り出せるんですが,かなり遅れていると。
 ごめん,11月7日の件は11月9日に・・・。それでまた1日送れて石岡なんだよね。同じだったら当然一緒にできるような感じはするんだけど,前のときもそうなんですけれど,だから何で遅れるのかわからないし,同じやるなら一遍にやるとか,小中学校でも近隣のところに出すんであれば,一遍に出してるんだけど,小学校,中学校の対応がみんなばらばらなんです。何日までに出しなさいという通達いってないからやってるんだと思うんですが,その日の夕方受け取って次の日にやっているところもあれば,次の次の日にやっているところもある。わかりませんよ,だけどばらばらにやるんじゃなくて,きちんとこれはここまでにやらなくちゃいけないとか,きちんと段階組んでやれば。そのためのマニュアルだと思うんです。マニュアルができているはずなのにマニュアルどおりにしてないんじゃないのかなと思うんです。

教育長)非常に私もこの問題について関心度が高くなって,結局ある学校で事件が起きますね。そのときに緊急を要する場合には学校でこういうことで県のぶち込むところね,生徒指導部にあるんですが,そこにこういうことが起きましたよと発信します。同じものをこちらにもらうことにすれば早いんですが,それをもらってこのメールマガジンの方なんかは教育委員会でぶち込む人が,市川とか吉沢さんが手伝うんですが,それで市内のメールマガジンにぶち込んでいきます。その辺でやり方について,内容の精査が必要なものとないものとあるかもしれませんが,教育委員会の事務局で出張とか何か  関係なく,きたら誰かやるよとポジションを決めておいて,そして内容を同じように同時展開でやる形で。あと学校からは入れられないから・・・。

(「同じ原稿なんでしょうから,同じように打ち込めばそれでいい話なのに,なぜそれだけ1日も2日も,中にはもっと遅れちゃうわけですから。だからそれは体質だと思っちゃうんだよね。よくがんばっていただきたいんですよね。教育長のところに私もお線香あげに行きたくありませんので」と呼ぶ者あり)

菱沼委員)関連ということではないんですが,今,校長先生の自殺という問題も取り上げられたものですから,大変今全国的に,今日の朝あたりでも大阪の富田林市ですか,そこで女子中学生が。そして埼玉の本庄市では男子生徒が自殺というような,本当に毎日のようにいじめによる自殺というものが取り上げられております。私はいじめを取り上げるものではございません。どうしてまた校長先生も含めまして,自殺志向になってしまったのか,そしてまた文科省においても自殺を予告するような手紙が毎日大変な数で届いていると,非常にとんでもない世の中になってしまったのかなと,そういうふうに危惧しているところでございます。そういった中で,広島県の福山市では,今日の朝のニュースなんですが,いずれにしろこのいじめが原因という形の中で,全小中学校,あるいは高校までも含めまして,どんな状況なのかアンケート調査をやるんだよと,そういうような報告がなされておりました。当市におかれましても他人事では済まされないような気がします。石岡市としての教育委員会の取り組み,こういう問題に対する対処の仕方,起きていないことが幸いなんですが,どのように考えておられるのか教育長の方からご意見をいただきたいと思います。

川村副委員長)ちょっとすいません。このことについて,極端にいうと石岡市27校ある中でいじめはないんですよね。報告はないんです。ただ現場では若干それに近いものはあるとはいうんですが,教育委員会には報告はないんですよね。

教育長)2点あるかと思うんですが,いじめの実態があるかないかということと,いじめについての教育委員会での対応についてということで,まずいじめの実態把握については,あすなろという宮本指導主事が中心になって,不登校がらみの生徒と併せて各学校の様子を毎月聞いているわけなんですが,いわゆるいじめという概念はいろいろ解釈の仕方があるかと思うんですが,受けられる側から見てこれはいじめだということであれば,当然そういうことになるかと思うんですが,なかなか規定は難しいかと思うんですが,今進めている中では,報告では出てくるかと思うんですが,仲間はずれとかそういう問題については,何回かは保護者を集めての相談とかが見受けられます。その中身についても,こういう時期ですので,担当では宮本あるいは市川が関わっていますが,その方から学校にさらに状況を確認するよう指示をしております。今のところは2校ばかり心配されることがあるんですが,それについては指導を投げかけているところでございます。
 それから今後の対応については,調査関係については,毎月やっている中で分析をしながら各学校の生徒指導担当と連絡を取りながら,心配なことについての事項があった場合には対処していきたいと思っております。
 それから各県とも,県からの指導でいじめ対応についての具体的な取り組みについてということで指示がされているわけですが,教育委員会としても学校へ早速4項目について11月2日再度支持を送りました。指導体制の問題,家庭,地域との連携の問題,それから川村議員ご指摘の部分ですが,早期発見,早期対応,それからいわゆる学校の先生方自身の子どもへのスタンスのとり方,教育指導の問題,どうしても先生方の関わり方,子どもに同情していじめ側にまわっているような状況もありましたので,そういったものとも絡んで指導のスタンスということも考えながら4項目について指示を送っているところです。さらにいじめについては,県レベルでも,県南レベルでもおそらく集められていろいろ指示事項も下りてくるかと思うんですが,それらを受けながら対処していきたいと思っております。

菱沼委員)今,教育長からお話をいただきましてありがとうございました。指導のスタンスという言葉については,私理解したいと思います。ただ私の思っているのとは違った感じの中での指導しかしていないのかなと,そういうふうに思われてなりません。実は中央高校が20周年を迎えまして,今マスコミでも人気のヤンキー先生ですか,義家先生の講演を聴いてきたんですけれども,一番大事なことは,大変小さいころからすばらしい家柄で生まれたわけなんですけれども,反逆精神旺盛といいますか,お父さんとの確執があってグレていくわけですよね。しかしながらそういう親であっても,最終的には長野県から北海道の私立まで行かせる温かい親心が一つそこであって,また北海道へ行ってからはそこで愛情あふれる非常にすばらしい先生にめぐり合えたことが,一人の人間を更生させていくわけですよね。私は,いまこれだけ荒廃している教育界というのは,自信の無くなった先生であると思うんですよね,原因は。これは非常に個人的な見解で申し訳ないんですが。そういった意味では勇気をもってことに対処してほしいと強く感じます。それはなぜかといいますと,マスコミで連日のように放送されます教育委員会あるいは校長先生のあの情けない姿を見ると,これが顕著に表れております。是非とも当教育委員会ではそういうことのないように,先生よ自信を持てと,そしてしっかり愛情を持って子どもたちに対処していくんだよと,そういった部分を教育長には是非ともお願いしたいんです。それだけです。以上です。

鈴木委員長)ちょっと関連で,昨日か一昨日だったかのテレビご覧なったかもしれませんが,小中学生を集めて本音でいじめ問題を話し合っていました。それを見てたんですが,今の子どもは我々大人が考えているようないじめではなくて,ゲーム感覚でやっているみたいなんですね。それで,いじめられたことありますかと言ったら,20人ぐらいいた子どもが全員いじめられたことがあると。それからいじめたことがありますかと言ったら,やっぱりいじめたことがあると。この次はお前だ,というような感覚でいじめをやっているんだと。だから我々の年代でのいじめとは,まあ我々のころもいじめはありました。だけどそのころのいじめと,今の子どもたちのいじめというのはぜんぜん異質なんだなと,テレビで見ててね,子どもたちだから本音で話していました。それでなんで親や先生に言わないんだといったら,それを言うとかえってまたいじめられると。お前は親にチクるのかとか,先生にチクるのかということでかえっていじめが強くなるから,通り過ぎるのを待っているだけだと。次の人のところへいったら私もいじめるほうにはいるからと,そんな感覚なんだよね。あれを見てびっくりしたんですけど。そういう状況なんで,いじめをなくそうといったってああいう考え方の子どもたちだとすると,おそらくいじめはなくならないと思います。それを苦にして校長先生が自殺するなんて,さっき菱沼委員からも出ましたけれども,もう少し先生が毅然としてやってもらわないと,まあそういう先生にしてしまったのもPTAの方にも責任はあるんですけれども。子どもがいじめられたというのを聞くと先生のことをいじめると。教育長もいじめなんかやっているかどうかわかりませんが,ひとつ石岡からはああいう忌まわしい校長先生なり先生が出ないように,子どもよりも先生の方を心配してます。そこら辺よろしくお願いしたいと思います。これは要望ですけどね。

教育長)わかりました。各学校まわりながらその旨,くじけない指導姿勢でがんばってくださいとお願いしてまいりたいと思います。
 
鈴木委員長)この件については,他にありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

鈴木委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。
 その他の件で,ほかに発言はございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)
 
鈴木委員長)ないようですので,その他の件については,以上で終結いたします。
以上で,本日の文教委員会を閉会いたします。



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