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前島委員長）ただ今から，都市建設委員会を開会いたします。 本日の議題は，付託された陳情の審査として陳情第19「都市計画道路『貝地・高浜線』の建設に反対する陳情書」，所管事務の調査として，前回委員会以降に実施された入札（都市建設部所管分）結果と今後の予定について，及び「その他」であります。 付託案件等の説明のため，委員長において出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました出席者名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 はじめに，陳情第19「都市計画道路『貝地・高浜線』の建設に反対する陳情書」を議題といたします。本件については，事務局から受理の経緯及び陳情の概要について説明させます。 事務局書記）それでは，陳情の受理の経緯及び概要についてご説明申しあげます。本陳情は，平成１８年８月１８日に石岡市高浜の○○○○（個人名）様ほか３名の方々のお名前でご提出をいただいております。本陳情は第３回定例会の最終日において当委員会に付託になり，閉会中の継続審査に付されたところでございます。内容でございますけれども，大変長文にわたっておりますので，要約いたしましてご説明させていただきます。 都市計画道路「貝地・高浜線」の整備は国道６号石岡バイパスと一体的に考える必要があるが，市はバイパスを合併特例債で整備するとしている。しかし，同路線上には物見塚古墳・関戸遺跡・上野遺跡が存在し，調査期間として５・６年，費用は数千万円とも見込まれる。さすれば，合併特例債の適用期限平成２６年度までに工事は完結しない。また，市によれば，県の公共事業費が圧縮されたため，県事業（県道）を市（市道）が合併特例債事業として行うとの説明があった。しかし，このことは総務省通知違反のおそれがある。よって，同線事業の市道認定に当たって，議会は慎重に対応する必要がある。合併特例債事業については，合併協議会で採択されたものであっても，投資効果等を検証し，法との整合を図り，市財政への影響を直視し，市民の負担とならないよう配慮し，慎重な審議によって判断すべきである。市道の認定は，道路法第８条により市議会の議決事項となっている。貴議会における審議に当たって，中津川・高浜地区住民の反対意思を忖度していただきたい，という内容でございます。 それから，お手元に「過去に提出された関連陳情の状況」という資料を配付させていただいております。過去，貝地・高浜線に関連してご提出いただいております陳情は，新市になりましてから１件，それから旧石岡市議会において１件ございました。新市になりましてからの分は平成１８年の第１回定例会で当委員会でも審査をいたしました「６号バイパスのアクセス関連道路貝地・高浜線の早期実現に関する陳情書」でございます。これは高浜の区長様方を中心にご提出いただいたものでございますけれども，当委員会はこの陳情を採択しております。 それから，その下に旧石岡市議会当時に提出を受けたものを記載しておりますけれども，これは「合併特例債による道路整備事業の撤回を求める陳情」ということで，内容といたしましては貝地・高浜線に反対するものでございました。これを当時の石岡市議会の都市建設委員会は不採択にしております。 ３，４ページにつきましては，参考といたしまして６号バイパス関連の陳情の概要と当時の委員長報告を付けさせていただいております。以上です。 前島委員長）以上で説明は終わりました。 次に，質疑を行います。質疑は挙手によりお願いいたします。 櫻井委員）いまのご説明の中で，１点，聞き違いかどうか分からなかったんですけれども，バイパスを特例債事業というふうに言ったような気がするんですけども，その確認をしておきたいと思います。 事務局書記）大変失礼いたしました。そのように申しあげたとすれば，言い間違いでございまして，特例債で貝地・高浜線を整備するということで，訂正させていただきたいと思います。失礼いたしました。 山口委員）山口です。貝地・高浜線につきましては，私も前から，最初合併するときから，この問題は出てます。合併するかしないかというときに，この問題を取り上げないと合併できなかったんじゃないかなと思うんですけど，やっぱりこれは，その当時は時間的な問題もあるし，合併のね，それで進めてきたと思うんです。それで，いままででも合併協議会で決まったものも，これまでも農業委員会の人数の問題だとか定数の問題だとか，議会の定数の問題だとかもやっぱり見直しやってるんですよね。やっぱりこの問題も，ここに陳情があるように，１０年以内では私も無理だと思うんですよね。これはやはり，この賛成のと反対のと，進めろというのと，よく慎重にやれというのと，陳情が両方出てるんですよ。この問題を，これは早く解決しないと，ずるずる行ったんでは，これはどちらにしろ１０年以内にできませんので，これは早く見直すべきだと私は思います。その点について，それが可能なものか，それとも見直しがきくのかとか，それが聞きたいです。 都市建設部長）かねてから委員さんには，そういう点で慎重に見直したらどうだというようなご意見があるわけでございます。現実に反対の方もおるようでございます。合併協議で整ったものだから，何でもかんでも，というようなことではございませんので，朝日トンネルにつきましても，合併特例債をできれば入れていきたいということで，議会のご同意もいただきたいというような見直しをしてますので，これにつきましても，ご指摘のように１０年間という制限がついてますので，あるいは反対者がおりますので，そういった点を十分見極めながら対応してまいりたいというふうに考えております。 最終的には市長に報告いたしまして，市長の決断をいただきまして，議会の方にも報告することになろうかと思います。以上です。 山口委員）私はこの前の時も，市長にそのことを強く言ってほしいということでお願いをしてあります。私が市長であるならば，これを早く決断して，別な方にまわすと。幾らでも，観光道路って私は言ってますけど，あちらの道路だって農面道路ができてきてるのにこちらの橋が架からないと意味がないんで，そちらにできれば予算とか何かまわしてやるべきだと私は思うんですね。ですから，市長にこのことを強く言っていただいて。石岡のためですから，これは。よろしくお願いいたします。 都市建設部長）状況につきましては，十分助役，市長の方に現状をお伝えしていきたいというふうに考えております。 山口委員）いま言い損なったんですけど，この問題は，あそこの，通す場合には橋を架けなきゃならないんですよね。そうするとその場合には，今度はＪＲとしてみれば今度は下の踏切閉鎖とか何とかってね，そういう問題も出てくるんで。いま下，踏切からこっち道路ができてますよね，せっかくね。だからあれを使うのに踏切を閉鎖できません。その場合には，ＪＲの方でね，難しいと思うんですよね。だからそれならば，高浜の堤防ですか，やって，それに高架，橋でも架けた方がよほど石岡の交通のためにも良いと思います。あとは観光道路の方にね，できれば予算をまわすということで，これはしつこいようですけど，お願いします。 都市建設部長）委員さん誤解して…，私も前回も委員さんの質問にお答えしてるんですが，特例債事業で貝地・高浜線を整備するという中では，踏切を閉鎖するとか，そういう話は出てませんので，それだけは誤解のないように。地区の住民にそういう形で伝わりますと，やはり不安感をあおることになりますので，その点については誤解の内容にお願いしたいと思います。 前島委員長）暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 前島委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。 小泉委員）この陳情はですね，願意は私は妥当だと思うんですが，平成１８年に都市建設委員会の中でも，早期実現というようなことで採択されております。ただ６号バイパスともバッティングしますから，あのへんが大きな問題だと思うんですが，今回はですね，今の山口委員からも「早いうちに手を打ったらどうか」と。確かに簡単にはできる問題じゃないと思うんですが，ただ，ここでこの問題をどうのこうのっていうのは，なかなか私は難しいと思うんですね。だから，あと何回か，このことについては議論をした方がいいんではないかと，このように思っております。以上です。 山口委員）この陳情の問題をそうやって先延ばしするということは，この貝地・高浜線の問題，これに見切りつけるかつけないかの問題だって，これだってどんどん先へ延びていきます。やはりこれは取り上げて，議会でちゃんときちんとやってもらった方が本当は良いと思うんですね。 小泉委員）それは分かるんですが，今の部長の答弁も伺ってますとね，市長といいますか，上からの判断っていうのは，まだよく議会に伝わっていないんですね。議会の中で，定例会の中でも，このことについての答弁というのは私はなかったと思うんですが，そのへんも，今度１２月に定例会がありますからね，そういう中である程度，市長の答弁も聞いてですね。「これをどうするんだ」ということで。やっぱり，そんなには時間をおけないと思いますよ。年度内ぐらいには，この問題は決着しなくちゃならないんじゃないかと，このように私は思っております。 山口委員）これはね，私と平行線になっちゃうかも知れないんですけど，早くやってくれという区長さんの陳情もありました。それは結局取り上げたんですけど，この一番大事な，取り上げるのはいいんですけど，無理なものを結局取り上げてるわけですよね。できないものを取り上げてるわけですから。私はここで，結論出すのに，やっぱり今回は陳情を取り上げて，議会でよく審議をしてもらって。そうすると市長にも，やっぱり議会で取り上げることによって，建設がやっぱりね，きちんと議会で審議してもらった方がいいんじゃないかと思うんです。私は。 小泉委員）いや，議会で取り上げるっていうのは質問するしかないでしょうよ。これ，陳情は取り上げてるわけですから。もうすでに。委員会でいま審議してるわけでしょう。ただ，審議の中身の問題で，これが各委員の意見が分かれれば，またさらに議論をしなくちゃならないんじゃないかと。これはもう，すでに議会にかかってるんですよ。いま審議してるわけですから。 前島委員長）暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 前島委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。 岡崎委員）この合併特例債の事業に入れたということ自体が，できる，という判断のもとに入れたわけですよね。 〔「違う」と呼ぶ者あり〕 岡崎委員）違うわけないでしょうよ。そうでしょう。だから当然，推進していくという考えのもとに，いろいろな角度から検討すべきだと私は思いますよ。以上です。 入江委員）先ほどから議論出てますけども，平成９年と言いますと，合併ということもそれほど進んでいない時代でしたので，内容的にはね，私たちは分からない部分が多いけれども，まずは地権者の同意を得なければ。先ほど，同意を得た中で買収ができれば，工事はいろんな方法で期間内にできるということもあるし，多少の遅れは繰越明許でできるという部分もあるので，まずは地権者の同意を得るというために努力をしていただくというのが，まず最大の課題ではないのかなというふうに私は思います。だからそういう中では，やっぱりもう少し慎重に見極めた中で，継続的なもの，それもね，３年５年と引っ張るんじゃなくて，そういう中で努力していただいた結果，前向きに進んでいただきたいと，こういうふうに私は思います。 前島委員長）暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 前島委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。 各委員からいろいろご意見が出ましたが，方法についてはここで採決を採る方法と，それから継続審査という意見が出てますが，私，委員長としましては，１２月定例会の常任委員会の中で，採択にするか不採択にするか。もう少し，今日は決めないで。今日決めますと，１２月議会の初日冒頭で結果報告をするような形になります。いま私が言ってる案は，今日は決めないで，１２月に定例会がございますので，その中の常任委員会で再度，皆さんの調査，情報。執行部においても同じだと思うんですが，その中で再度，この陳情の件につきましては，再度やりたいと。このように思うんですが，皆さんのご意見はいかがでしょうか。ですから，今日は採決は採らないと。山口委員はどうですか。どうしても今日採りたいですか。 いずれ決断はしなくちゃなりません。むしろ議会よりは執行部が早く見切りを付けなくちゃ行けないことだと思うんですけども。それを我々議会はチェックをして，支援をしていくという形になるかと思いますが。まだ，事業が始まった年ですからね。 それで皆さん，よろしいですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 前島委員長）それではよろしいですか。今日は採決はしません。１２月の定例会で，この陳情を取り扱っていきたいと思いますので，委員，執行部におかれましてはよろしくご協力をお願いをしたいと思います。 次に「前回委員会以降に実施された入札（都市建設部所管分）結果と今後の予定について」を議題といたします。 本件については，執行部から報告を求めます。 道路建設課長）前回，９月２９日の当委員会以後，今回の１０月２６日までの道路建設課の入札実施分は１本でございます。それから，今後の予定といたしましては，１１月７日開札される国補工事が２本，そのほかに４本を予定しております。以上です。 八郷総合支所建設課長）総合支所建設課の部分でございますが，予定まで含めまして８本ということで。市道6650号線－３につきましては，１１月７日開札というようなことで進めております。以上であります。 下水道課長）下水道課の発注は３本です。条件付き一般競争入札で３本に発注しております。今後の予定でございますけれども，１０本ありまして，１１月に起工したいと思っております。最後の２本の雨水関係につきましては１２月に起工したいと思っております。 八郷総合支所下水道課長）総合支所の下水道課の発注状況でございますが，管路工事で４本ほど，一番競争で入札いたしました。それから本日ご承認いただきました水処理工事が１本ということで，１０月発注は５本でございます。今後の見通しということで，概算で金額を上げておりますが，管きょが１本出る予定でございます。概ね九十何パーセント，これで終了ということです。以上です。 前島委員長）以上で報告は終わりました。 ただ今の報告に対し，何かご発言等ございましたら，挙手によりお願いいたします。 櫻井委員）まず１点目ですけれども，八郷総合支所建設課，市道B6650号線っていうのは，これは金子屋からの延長の道路ですか。 〔「そうです」と呼ぶ者あり〕 櫻井委員）そうですか。これ，場所はどのへんになるんですかね。現在の終わってる所の先になるんですか。 八郷総合支所建設課長）園部の出張所からですね，真家の方に行く道路がありますけれども，それから岩間側の部分です。その手前は，前に舗装等ができておりますんで，いま言いましたように園部出張所から上がっていく道路から北側になるんですかね，その田んぼまでの道路でございます。 櫻井委員）この工事に関しては，一部地権者の反対が以前あったというふうに聞いてたんですけども，現在はどのようになってるんでしょうか。 八郷総合支所建設課長）地権者につきましては，いま発注を予定してる部分につきましては，全部了解得ております。あと，３名ほどいるんですけれども，それにつきましては本当に岩間に近い部分，それから前に補助事業でやった部分，それと今の事業でやってる臨時地方道の部分の間に田んぼがあるんですけども，その中で地権者２名ほどまだ了解を得てませんけれども，基本的には１８年度内ぐらいには是非了解してもらうための，いま努力をしてるところでございます。 櫻井委員）先ほどの貝地・高浜線とか６号バイパスも含めて，土地の交渉っていうことなんですけども，土地の交渉っていうのは，これは私は専門ですけれども，根気よく，本当に親切にやっていかないとできないものですから，役人的な感覚で「売ってくれ」って言ったって，これはいけないものですから。このへんはよく考えてやっていただきたいなと要望いたします。 それから，下水道課の今後の予定というところの４，５，６番ですか，マンホールポンプ設置工事というのがございます。これは毎回毎回落札率が92～93パーセントで推移しておりますけれども，私が一般質問等でしつこく何度もやっていますけども，もう少し落札率の点で低く推移した形でできるのではないかなと聞いてるんですよね。これはなぜかと言いますと，以前にも土木工事，建築工事，下水道工事とか，すべてにおいて利益率って言うんですかね，それが大幅に違う部分があるというのは，皆さんもご存じだと思うんです。今日の議会の方へも提出されました落札率も，これは機械設備工事が入ってるものですから，69.21パーセント。額もちょっと大きい工事ですけども，機械工事とか電気設備工事っていうのは，積算の話は置いておきまして，実際には利幅があると言われている部門ですので，このマンホールポンプ，それだけじゃないんですよ，その以前にも農集排もありましたよね。あれは69パーセント。設計価格から見ると69パーセントで，あれも落札されております。給食センターも一括発注ですけども，どうしてああいうふうに安くできたかって言いますと，建築のほかに建設設備工事とか備品とか，そういう部分が含まれていたもんですから，落札率が低く抑えられたなっていうふうに考えてるんですね。ですから，すべてのものということではなくて，この４，５，６番のマンホールポンプ，この点については，再度慎重にね。いつも，とる方がほぼ決まってるようですけど，このへんのところも考える必要があるなと，私は思います。もしできることであれば，地元の業者でも，ポンプメーカーとタイアップしてやればできないことはないと。毎回，石岡市外の業者がやってるようですけども，そういう形もとれるというふうに聞いてますんで，これからもこの件に関してはしつこく言っていくしかないんですけども，これはこれからのことですから，よく検討していただきたいなと思います。 何かお考えがあれば，お聞かせ願えればありがたいんですけれども。 都市建設部長）ご指摘のとおりだと思います。確かに，これからもマンホールポンプは設置していかなければならない部分だと思いますので，十分，設計，あるいは業者等も含めまして，全体的な見直しをしていかなければならないというふうに考えております。ただ，私もできれば地元のポンプ屋さんができれば，一番，地元で故障した場合，あるいはそういうメンテの面でも地元ができればそれに越したことはございません。私もかつて下水道課長にいたときに，下水道のマンホールポンプについて，ご指摘のとおり，ほとんどが石岡地区は日立の機械を使ってございます。茨城県と考えまして大きい意味では地元でございますが，実はそれはまだ普及していない，十個前後のときでございますが，同じ会社で果たしていいんだろうかというような疑問もございましたので，実は見積りをポンプメーカー，あるいは大手の専門業者に対して見積りを出してくれというような文書を出したことがございます。返ってきませんでした。ある一定のケースを出して，それでの見積りをお願いしたんですが，実は地元しか返ってこなかったという状況もございます。そういう中で非常に，地元の業者と，専門メーカーだったんですが，やはり参加できる機会は，議員さんおっしゃるような形で，ある部分は専門的な，あるいは高度な技術的なものも必要ななって参りますが，その点が地元で十分対応できるということになれば，当然，私どもは地元に発注していった方が，メンテの部分を考えればはるかに安く済む。わざわざ日立とか土浦，水戸辺りから来てもらうよりは石岡地区，八郷地区にあれば，それに越したことはないと考えております。十分検討してまいります。 櫻井委員）最後に，ただいまメンテの件のお話が出たんですけども，アフターサービスだと思うんですけども，これは実は，八郷地内には大手の下請けをやってるポンプ屋さんがございまして，この方が新潟とか，すべて修理に行ってるんですよね。地元の業者が遠くに行って仕事をやってるんです。この業者は八郷の土地改良区のポンプ等の修理は任されている部分もあるようですけれども，この方は大手から頼まれて修理をもう幾つも手がけてる。そういう業者が地元にいますので，いろんなメーカーの仕事をやってるそうであります。ですから，その点は心配ないなと。ただ，いま私が知ってる業者は１社しかありませんので，１社ではどうかなというのもありますけども，修理についてはね，そういう地元の業者で十分対応できるなと私は思いますので，よろしくご検討いただきたいと思います。 前島委員長）ほかにご発言等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 前島委員長）ないようですので，次に「その他」についてを議題といたします。 暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 前島委員長）再開いたします。委員から何かご発言はございませんか。 櫻井委員）本日提出されました議会案件の，入札の件なんですけれども，議会を招集されまして，議場へ入りまして，紙を渡されて，こうこうですよ，と。今日は小松さんがああいうふうに質問しましたけども，八郷時代のお話をして申し訳ないんですけれども，八郷の場合は議会前に全員協議会っていうのがありましてね。そういう制度は石岡にはないっていうのはお聞きしましたけども，何らかの形で，あの場で「いいでしょうか，どうでしょうか」って，あの場でやるんじゃなくてね，もっと，ああいう大きい工事の部分に関しては，事前に説明が必要なのかなと。突然その日にやられても，分からない議員さんはたくさんいると思うんです。ですからそういうことも，今後はお考え願いたいなと思いますけれども，いかがでしょうか。 都市建設部長）私の範囲でできる部分を超えておりますので，どうするかについては今後相談して，庁議などに出してまいりたいというふうに考えております。確かに契約案件にしても，都市建設委員会，あるいは教育関係は文教委員会とか，そういう委員会で事前にはできるだけ説明しておきたいと私どもも考えてますし，今回のやつも前委員会のときに説明してございます。その段階ではまだ入札前でございましたので，工事の概要等をお話し申しあげたわけでございますが，できるだけそういった面についても，全協で説明して臨時会で，というようなご意見でございますので，今後十分に，総務部長の方にもですね，事前に何とか周知していただくような方法ができるのかどうか，今日こういうご質問があったということをお伝えしたいと思います。 山口委員）その他っていうことなんですけど，以前にここで，取下げっていうか，そのまま継続みたいな形になってるんですけど，道路の廃道の件ね。あの○○○○（個人名）さんの件。いま今度，農面道路のところ，幅杭があって，そこまでずっと栗の木は切ってあるんですよね。切ってあります。ですから協力してくれてるんだと思うんですけど，そのたまたま，廃道のところはあのままになって，私たちも行って，地元の人たちの意見を言って，「ちゃんとあの道路を元に戻してくれよ」ということで言ってるんですけど，あそこの栗の木，その木を切ってくれないんですね。切ってないんですね。そのために，あそこを通ってる方，栗の木を避けて通ってます。それをそのまま市として置いておくのかどうなのか。それをはっきり。どのような態度をしてるのか。 都市建設部長）実は道路管理課長から「その他」でそのお話をご相談しようかなと思ったんですが，前委員会の休憩中も委員さんの意見が分かれておりましたが，地権者，○○○○（個人名）さんからは正式に農面道路，正式名ではございませんが，それを整備するに当たって「協力はしたい」と。ですが，できれば払下げ，あるいは取付けの変更をしてほしいと，正式な要望が出ております。それができなければ協力はしないということになってございます。地権者の意向，あるいは地元の意向を管理課長の方では十分聞いております。地元の区長の同意書も付いております。そういう点からすれば，私どもとしては，何としても市で進めている事業，土地改良区でやっておりますが，市がやってほしいと言った要望の道路でございますので，あれができれば相当，地域の方の利便性も向上すると考えておりますので，可能な方向で協力していただけるように考えております。現在は，単純な払下げではなく，付け替えを，その面積に合った部分を付け替えていただいて，新しい道路に接続するというようなことで考えていきたいとは思ってはいたんですが，せっかくのこうした山口委員さんのご質問でございますので，資料がございますので，資料を提出いたします。 前島委員長）暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 前島委員長）再開いたします。 道路管理課長）お手元に配付しました資料に基づいてご説明いたしたいと思います。経済部の所管として，経済部というよりは土地改良区，県の事業でございますが，畑総事業としまして，ここの道路を７メートルという形の中で，いま道路の築造を計画しております。その中において，ここに○○○○（個人名）さんというようなことで，土地が道を挟んだ形で，茶色の部分ですね，茶色の部分が，よその土地まで入っちゃってるんですが，茶色の部分が買収を予定しております。その中において，こちらの地権者の○○○○（個人名）さんの方より，「これだけ道路に協力するんであるから，私の土地も見てのとおり，最初の土地もあまり形は決してよくない形なんですが，それをさらに３メートル４メートルというような形で買収になり，土地の地形も利用状況も悪いので，こちらの市道の部分について払下げ，こちらの道路の買収に応じるので，こちらの道路についてあまり利用されてないようなので，譲ってもらえまいか」というようなことでありました。 その中で，前回委員会の休憩時も，現場を見ていただいたところなんですが，払下げか，付け替え道路というようなことで，黄色の部分が付け替えした場合の形になろうかと思うんですが，そういう形でお話し合いをしているところでございます。 過去に何件か，今までもこういう例はあったということでございます。以上でございます。 山口委員）ただ今，説明がありましたんですけども，これは私も何回も何回も前に言ってるように，これは○○○○（個人名）さんのわがままです。これはね，○○○○（個人名）さんがこの土地を買うときに，この道路はあったんですよ。これは○○○○（個人名）さんっていう方が売ったんですけど，そのときは道路はちゃんとできてました。それで，○○○○（個人名）さんが買った後，その道路をうなってしまって，そこへ栗を植えてしまったと。それで無断で１１年から使ってるんですよ。それで周りの人が注意しても，まあ注意って言ってもその人に直接は言えないんで私のところに来てるわけですけど，私が「元通りの道路にしてくれよ」と私は言ってるわけですよ。それで，この上の所にも芋とか何かを捨ててるところあるんですけど，ここは恐らく，がさ薮みたいなところがありますから，それを利用するんじゃないかなと思うんですけど，○○○○（個人名）さんにしてみれば，その道路が邪魔なわけですよ。道路をうなっちゃって，１１年間も栗を植えておいて，こういうことになっててね，中は自分で通りいいようにするのに中の栗の木は切りましたんですけど，入り口のところは切らないでいるんですよね。それで結局この道路，それが駄目ならば反対するっていうことは，脅かしです。これは市長も裁判でもやるほかないかなって言ってますけど，こういうことを勝手に，市がこの道路を廃道にして，その個人のために便宜図って売るということは，前にも言ったように，水戸黄門じゃないですけど，そういう闇将軍，悪だくみしてる人にね，執行部がそれに動かされてたんでは駄目ですよ，これは。きちんと元通りにしてもらって，向こうで謝ってもらわなくちゃ，これは。それを向こうの言いなりになって，これが駄目だったら，こっちが道路が反対されては困るなんていう，そういう弱腰では駄目ですよ。裁判までこれはやるべきです。地元の人たちもこれ要望しますよ，これは。今までの１１年間無断で利用してたのどうするんですか，これ。みんな不便かけて。それで私が今度，元通りにならしてもしょうがないからって，道路を利用してないっていうのは，その人が利用しちゃってるから通れないんですよ。私が今度ならしてやった。そしたら，勝手にならしたっていうことでおれのこと訴えるって，そんなこと言ってきたんですよね。だからこれは，あくまで地元の人たちに頼まれてやってやった。それが今度，砂利でも敷いてくれって市に言ったらば，市はこのままになってる。それで木も切らない。これは何事ですか，これは。こういうことをやってるから，行政は市民は駄目だって言うんですよ。本当に。この問題を，こっち側に黄色いところ付けたって何の意味がないでしょうよ。ただ○○○○（個人名）さんの便宜を図るだけの問題でしょうよ，これは。ここの使ってる，道路使ってる人らは困っちゃってるんですよ。これは絶対，この問題は私は地元の議員として頼まれてるもんですから，○○○○（個人名）さんの方には一応，私の方からもこれは文書でやるほかないかなと思ってますけども。 道路管理課長）道路の形態につきましては，山口委員さんの言われるとおりの部分があったということで，うちの方では認識もしておりますし確認もしております。ただ，道路の利用につきましては，過去１１年ぐらい占用してるんだというようなお話でありましたが，地元よりの，「砕石を入れてくれ」とか，「あそこの道路が云々」という中においては，１件も受け付けていないというようなことで，ほとんど利用がなされていないと。「管理が悪いから利用がなされないんじゃなかろうか」と言われれば，そのそしりは甘んじて受けなければならないとは思いますが，ただ現在におきましては，ほとんど利用されているような状況下にはない道路であったということで，一方的に○○○○（個人名）さんの利益を，という部分で強調されている部分につきましては，一面的に図面を見た場合につきましては，そのような形で見ることも可能かとは思いますが，ただ公共事業に対して，○○○○（個人名）さん自身もそれなりの用地がなくなると。農業を営んでいる方ですし，そういうことで農地を求めているということでございますので，判断を仰いでるところなんですが。 山口委員）これはね，ふざけるんじゃないって言いたいの。私は。だれも地元の人が言ってないって，私が代表して，頼まれて議員が言ってるのにやらないんだよ。これは，おれが言ってることは…，地元の代表ですから，私は。地元の人たちに「砂利敷いてもらいたい」って，「じゃあ砂利はちゃんと話しますよ」って言ってるんですから。それを私も話してる。それ，今も砂利は敷かない。木も１本，道路の真ん中に植わってるのを切らない。これは何事ですか，これは。 道路管理課長）いま，お怒りを受けてるわけなんですが，説明したあと，そういう形で道路があったと確認された中で，道路が利用できないんだということは議員さんの方よりありましたが，その以前につきましては，ないということで，ご説明いたしました。申し訳ありませんでした。 山口委員）これは農面道路ができるということで調査して，これを測ってきて，それでこの道路が引かれてなかったっていうのが，私は，今までもそうなんですが，はっきりみんな通ってるのかと思ったら，ぼうぼうになってるって言うけど，みんなが利用しないんじゃなくて，○○○○（個人名）さんがこれをうなっちゃって，道路をうなっちゃって，そこに栗の木を植えるときに植えちっゃたんですよ。そのときに，皆さんは，ほかの人は分からなかったわけですよね。それで結局，利用してない利用してないって，○○○○（個人名）さんが利用しちゃってたんですよ。それを市が注意しないで，いま分かってるのに，ちゃんと栗の木も切るように私が言ってるのに，それも言えない。いま弱腰になってるんですよね。これはおれが言ってるように水戸黄門じゃないけど，何かあるんじゃないかっていうのがみんなの見方です。 道路管理課長）何かあるかと言われると，何もありません。ただ，そういう中で，委員会で説明したあと，山口委員が先ほどおっしゃいましたように，道路部分を表現するというようなことで，重機において雑草等をとってくれたということでは理解しております。ただ，そういうことにおいて，地権者においてもそれなりの話があって自分の土地に，道路ばかりじゃなく，○○○○（個人名）さんの土地にもそういうことで重機が侵食したというようなことで，私どももお叱りを受けてる立場でありますし，またそういう中で，その当時進行していた買収においても，「そういうことであるならば，私は協力できない」というようなことでの抗議がなされておりますので，落ち着くまで，というような形で山口委員さんの方にもご説明したとおりでございます。そういう中で，落ち着いたところで協議していかないと，なかなか，用地買収が絡んでる問題で，頓挫してしまうというようなことで，待っていたところでございます。 山口委員）これは課長の話も分かるんですけど，それは課長，執行部が弱いんですよ，これは。無断で利用してて，それを注意することできない。それで１本の木を向こうで切らない。それで農面道路の方は切った。何でこれ，自分で市の道路に植えておくのを切らないんですか，その○○○○（個人名）さんが。それはあくまでも，この道路を買収したいっていうことですから。それはこのために不便をしてる人はいっぱいいるわけですよ。だからこれは絶対，市の方で切らないならば，私の方で対応して切りますよ，これ。どうですか。本当は市が切るべきだぞ，これは。市の道路に植わってるんですから。 道路管理課長）そういう形で断りがあれば，それなりに対応ができると思うんですが，その当時としましては，市の方に何の連絡もなく，道路部分について削ったということであれば，道路管理の立場から言えば，なぜ道路を削ったんだというような形で，道路であるから一般市民が削れるということじゃなく，道路管理者が管理するんでありますから，そういう中においては難しいかなと判断しております。 山口委員）その問題は，おれのこと訴えたらいいだろう，市で。その問題は。私は，住民がこの道路をちゃんと元に戻してくれっていうことで市に言ってる。市がやらないから，私はこの道路をならした。木があって邪魔で，○○○○（個人名）さんのところ通るほかなかったんですよ。ユンボでちょっと。木があって，それ，木を私は切ってやれば，何も畑にさわる必要はないんだよ。きちんと杭があって，その中をちゃんと私はならしたんですから。あとは市が砂利を敷けばいいんですよ，これ切って。問題は。元の道路にすればいいんですよ。駄目ですよ。おれのこと訴えたらいいよ，勝手にやったって。 都市建設部長）訴える訴えないは，そういうことがあれば市としても厳然たる態度をとってまいりたいと。ただ，元に戻りますが，道路管理課長の方でお話ししたように，確かに市道でございますので，市は市道を管理する義務はございます。ただこれは，出したときに，山口委員さんからそういうことを初めて聞いたわけですよ，私どもは。いま管理課長が申しあげたように「この道路は○○○○（個人名）さんが占有してるから通れませんよ」と，地元から何の話もない。１１年間です。何の話もなかったのも事実でございます。私も聞いたことございません。私も，ここへこういうことが出て初めて分かった。それはなぜ上がってきたかと申しますと，その畑総の用地買収が始まったわけでございます。そういう中で，どうしても地形的に用地が減ってしまう。できるなら，ここに市道があるので…。これは，ここに限らず，いままでそういう形で払下げとか市道の廃止とか，そういうことで，委員会の方でご了解いただければ，そういう払下げをやってきたわけでございますから，そういう流れの一環のひとつでございまして，特に今回は市で進めている事業でございますし。私のところには，土地改良区の方から，あるいは経済部の方から，そういう地権者の方がいるので，市の方でも十分考えてほしいと。そうじゃないと協力しないということを言ってるということでございます。そういう機能上の問題から考えれば，当然，そういう地権者の要望も考えて行かなければならないと考えております。 畑総の事業を何としてもやらないと。市の要望でやってるわけですから，これに協力していただくためのことは，ある程度，市としても当然やらなければならないことにもなってきます。ただですね，むやみに廃道するわけじゃございませんから。ご存じのように，利用してる道路については廃道申請を今まで受け付けたこともございませんから。それは，私どもでもそれだけの，「ここは大事な道路だよ」「これはこの地区にとって大事な道路だよ」というような，市にとっても生活道路として整備していかなければならないんだという，十分な認識を持ってやってるわげでございます。 今回はこういう形で，「その他」で出てまいりまして，なかなか判断するのが難しいかと思いまして，現場を先日見ていただいたわけでございます。最終的には委員会の決断をいただきたいと思っておりますが，その前段で，やはり十分話し合いをしていきたいというような，市としても意向があったわけですから。「その他」でお示ししたいと。担当の方でもお示ししたいと。私の方ではもう少し，地元あるいは関係者の方と相談してみようということで，いったんは，今回は出さないつもりでいたんですが，山口委員さんからそういうことがあったもんですから。ただ，誤解のないようにひとつお願いします。市はどっちでも，私どもはどっちでもいいんです。ただ，事業のためにはある程度…。ただ払下げは便宜として，今までやはりその区，あるいは住民の意向を考えて，同意を付けてくださいと。同意は付いております。隣接の地主の同意も付いております。そういった中では，１１年間，例えば無断占用していたにしても，その間なんの苦情もなかったわけですから，市としては当然，廃道あるいは付け替えてもいいのかなという判断には至るわけですよね。ただそれについては，執行部だけの判断ではまずいので，皆さんの意見を伺ってるわけです。 前島委員長）暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 前島委員長）再開いたします。ほかに何かご発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 前島委員長）ないようですので，以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。 | ||||||||||||
