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議会中継
  


 第7回委員会 (3月17日)
出席委員 川井貞夫委員長,島田久雄副委員長,菱沼定夫委員,磯部延久委員,大和田俊樹委員,塚谷重市委員
市執行部 生活環境部】
生活環境部長(吉田隆重),生活環境部次長(村田寛),参事兼環境・水道担当(真家寛),環境対策課長(羽成善信)
【経済部】
経済部長(岡野佐エ),経済部次長(蔵本宏一),参事兼農政担当(稲田明弘),農政課長(大図哲雄),商工観光課長(沼田耕)
【農業委員会事務局】
事務局長(水越進),事務局次長(上曽茂昭)
議会事務局 庶務調査課長(松崎守男)



川井委員長)それではただ今から,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付しました協議案件書に示すとおりであります。
 次に,本日の委員会審査のため,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました出席者名簿のとおりであります。
 これより議事に入るわけですが,審査に当たりましては,まずはじめに,当委員会所管であります経済部関係の観光物産施設の整備状況並びに旧朝日小学校の現状等と生活環境部・農業委員会関係の川又地区の土砂搬入に伴う周辺の被害状況を調査するため,これより委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

(異議なしと呼ぶ者あり)

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。これより暫時休憩といたします。それでは、現地調査を伴います担当課は,直ちに現地の方への移動をお願いいたします。なお,それ以外の部等の職員の方には,大変申し訳ございませんが,午後1時30分までに改めて,この場所にご参集願いたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

―― 暫時休憩(現地調査) ――

川井委員長)それでは,休憩前に引き続き会議を開きます。
 では早速,今期定例会において当委員会に審査付託されました案件の審査に入ります。はじめに,議案第20号「平成19年度石岡市一般会計補正予算(第9号)の内,当委員会所管に属する部分についてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

農政課長)農政課関係の補正予算について,ご説明をさせていただきます。まず補正予算書の36ページ・37ページをお開きいただきたいと思います。農林水産業費の農業費の目の農地費関係でございますが,総額で49,462千円を減額補正しております。まず,土地改良関係事務費で3,132千円,農道整備事業(補助)で17,920千円,県単土地改良事業で117千円,畑地帯総合整備事業1,098千円,農道整備事業(単独)で25,995千円,農道・農業排水路整備事業(単独)1,200千円,いずれも事業費等の確定に伴い減額補正するものでございます。土地改良関係事務費の減額につきましては,その他の消耗品で22千円。休耕地水利費補助金で1,000千円。霞ヶ浦用水事業負担金で2,110千円を減額しております。農道整備事業(補助)の減額につきましては,基盤整備促進事業といたしまして,八郷地区の小屋,永沼地区又,里地棚田保全整備事業といたしまして,上青柳地区の農道整備事業を実施してまいりましたが,事業費の確定に伴い実施設計委託料で996千円,農道整備工事で16,624千円,立木等補償で300千円を減額するものでございます。県単土地改良事業の減額につきましては,八郷土地改良区で2か所,石岡台地土地改良区内で5か所の事業を実施しましたが,事業費の確定に伴いまして,117千円の減額をするものでございます。畑地帯総合整備事業につきましては,茨城県が事業主体となり実施しておりますが,東成井西部地区の事業調査費の減額に伴いまして,負担金1,098千円を減額するものです。農道整備事業(単独)の減額につきましては,ふるさと農道緊急整備事業,田園交流基盤整備事業,田園空間整備事業などの事業費の減額に伴いました負担金の減額です。農道・農業排水路整備事業(単独)の減額につきましては,市単独の農道整備事業関係の事業費でございますが,測量委託料が不用となったため,減額するものでございます。次に目の園芸振興費でございますが,園芸振興経費のいばらきの園芸産地改革支援事業補助金を2,186千円減額しております。減額の理由につきましては,これはひたち野農協の梨部会,やさと農協の梨部会が実施しております,多目的防災網設置に係る事業でございますが,事業費の減額に伴いましての補正減でございます。次に農政企画費でございますが,農政企画一般事務費で10千円増額補正を行っております。この補正増につきましては,系統農業災害資金の利子補給金の10千円を増額しております。19年度新たに降ひょう害によりまして,災害資金が発生したため増額をするものでございます。次に,目の水田農業構造改革対策費でございますが,これは主に生産調整関係の費用でございまして,産地づくり推進事業で11,020千円を減額しております。集落生産調整促進対策事業補助金で1,700千円,加工用米集荷促進対策事業補助金で2,500千円,調整水田対策事業補助金450千円,地域奨励作物促進事業補助金4,150千円,ブロックローテーション促進補助金で220千円,次のページに移りまして,買ってもらえる米づくり産地育成支援事業補助金で2,000千円を減額しております。次に項の林業費,目の林業振興費でございますが,森林保全事業の民有林造林事業補助金で121千円を減額しております。この補助金につきましては,新規の造林や保育事業に要する補助金でございますが,事業費の減額に伴いまして補正減をするものでございます。次に,順序が逆になるんですが,収入に入ります。28ページ・29ページになります。歳入の県支出金,項の県補助金,目の農林水産業費県補助金でございます。農業費補助金で14,476千円を減額しております。内訳といたしましては,地域資源保全事業市町村推進交付金で22千円,これは農地・水環境向上対策関係の交付金でございます。次に,買ってもらえる米づくり産地育成支援事業補助金2,000千円の減額です。これは,ひたち野農協が実施しました温湯消毒機や芽出し機の購入に要する補助金でございます。次に,いばらきの園芸産地改革支援事業補助金で1,457千円,土地改良事業補助金で94千円,基盤整備促進農道整備事業補助金3,518千円,里地棚田保全整備事業補助金で7,385千円,いずれも事業費の確定に伴い国,県等の補助金が減額となるものでございます。次に,林業費補助金の民有林造林事業補助金で121千円を減額しております。次の諸収入,項の雑入,目の雑入でございますが,霞ヶ浦用水事業計画償還助成金を2,863千円増額しております。次に,4ページに移ります。ここの繰越明許費でございます。農林水産業費の林業費,林道開設事業(補助)で,15,791千円の繰越明許を予定しております。これは林道半田線の林道開設事業でございますが,1工区につきましては,2月20日に工事が完了いたしたわけですが,2工区につきましては,2月末に契約を行ったということで,6月末までの繰越明許をお願いするものでございます。次に,5ページの債務負担行為補正でございます。平成19年度降ひょうによる被害農業者が系統農業災害資金より借入れる経営資金の利子補給ということで,平成20年度から24年度までの債務負担行為限度額を131千円とするものでございます。次に,地方債補正でございますが,かんがい排水事業の限度額を1,000千円,農道整備事業の限度額を36,900千円に訂正するものでございます。かんがい排水につきましては,霞ヶ浦用水国営かんがい排水事業負担金の関係でございます。農道整備事業につきましては,ふるさと農道緊急整備事業,基盤整備促進事業や県営田園交流基盤整備事業,県営の田園空間整備事業の関係の起債額を減額しております。以上でございます。

商工観光課長)続きまして,商工観光課の補正関係をご説明いたします。まず補正予算書の4ページでございます。繰越明許でございます。こちらの款の7の商工費となります。こちらにつきましては,今日見ていただきました旧朝日小学校の整備費の繰越明許というかたちになります。本事業につきましては,12月補正で19年度の予算として19,000千円で実施設計,トイレ本体工事,合併浄化槽ですけれども,こちらを予定したところであります。現在,実施設計をやっているところでございまして,年内の工事完成は難しいということから,工事費に関しまして16,832千円,こちらを繰越いたしたいと考えているところでございます。続きまして,38ページと39ページになります。商工費でございます。こちらにつきましては,全体枠の69,061千円の部分は変わりませんが,その財源の内訳でございます。こちらの方が変わってございます。こちらにつきましては,観光振興計画の策定委託料と観光ガイドマップ作成の委託料が一般財源を財源としておりましたけれども,合併市町村補助金が充てられるということで,一般財源分の7,000千円を国県支出金の方に,財源として持ってくるというかたちでございます。内訳といたしましては,観光振興計画の策定委託料分の補助が4,200千円。観光ガイドマップの策定委託料の補助分が2,800千円で合計7,000千円。こちらを一般財源から国県支出金の方にもっていくというような内容となっております。以上でございます。

川井委員長)以上で説明は終わりました。それでは,本案について質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。

島田委員)それでは,簡単なことなんですが,ちょっと聞きたいと思うんですが。29ページの農林水産業費県補助金という項目がありますが,その農業費補助金で全部の項目がマイナスになっていると。今,なかなか県の補助金が厳しい状況の中で,このように何で全体的に転作や休耕等も石岡は100パーセントできているというような中で,余ったのかなという疑問がございます。簡単で結構ですので,お答えいただきたいと思います。又,買ってもらえる米づくり産地育成支援事業補助金というようなことで,2,000千円石岡で余ったという事なんですが,この前の委員会の時も話しをしたかと思うんですが,温湯消毒機で消毒をすると,米の履歴書を書く場合に2品目の農薬が減るというようなことで,これは今からの買ってもらえる米づくりには目玉なのかなというようなことで,ちょっとお話しをした思いがあるんですが。2,000千円余したという事なんでどういう原因か,お聞きをしたいと思うんですが。

農政課長)まず,買ってもらえる米づくり産地育成支援事業補助金の2,000千円減額でございますが,この補助金につきましては,当初,やさと農協の色彩選別機購入ということで,4,000千円の事業費で補助金を予定しておりましたが,やさと農協の方で取り止めるということでそれが急遽,ひたち野農協の温湯消毒機と芽出し機関係の事業に組み替えたもので,事業費が減額となったものでございます。それからいばらきの園芸産地改革支援事業補助金につきましては,梨の防塞網ネット関係の事業費でございますが,当初予定した方が急遽取り止めたいというような事情がございまして,希望者を募ったんですが,最終的に希望者がなかったということで,減額になっております。基盤整備又は,里地棚田保全関係の農道関係の事業でございますが,これにつきましては,基盤整備関係ということで,小屋,永沼地区が今年度で事業が最終年度ということで,事業が終了した事業費が確定したことに伴いまして,これだけの減額というようなことで,里地棚田保全事業につきましては,20年度も事業がございますが,20年度につきましては事業が完了というようなことで計画をしております。

島田委員)先ほど申しましたように,温湯消毒機のことなんですが,これは米の履歴書を付けて販売するというかたちになっている形態が多いと思うんですが,そうした中で本当にこの温湯消毒機は,今からの米づくりの中の種子消毒には最高のものかと,私は思いますんで各農業団体等に進めていただける,又,そういう補助事業があったら繋いでいただけるような,方向がいいのかなと思いますんで,よろしくお願いいたします。

川井委員長)他に発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。それでは、これより討論に入ります。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第20号「平成19年度石岡市一般会計補正予算(第9号)」の内,当委員会に属する部分についてを採決いたします。お諮りいたします。本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第47号「石岡市つくばねオートキャンプ場条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。それでは,執行部より説明を求めます。

商工観光課長)では,議案第47号の「石岡市つくばねオートキャンプ場条例の一部を改正する条例を制定することについて」ご説明いたします。こちらの条例につきましては,現在指定の期間というものを条例の中で設けてございます。これからの中で他の市の条例の中で公の施設での指定管理の指定をする場合,地方自治法第244条の第6項の規定により,議会の議決を求めるということになってございます。その議決すべき事項としまして,施設の名称,指定管理となる団体の名称と指定の期間というものの3つが議決の案件となることでございます。本条例につきましては,指定の期間を条例の中で設けているということで,他とちょっと違っておりますので,その部分を削除しまして他の部分と一緒にするというような内容になってございます。以上のような内容でございますんで,よろしくお願いしたいと思います。

川井委員長)以上で説明は終わりました。それでは,本案について質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。それでは、これより討論に入ります。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第47号「石岡市つくばねオートキャンプ場条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。お諮りいたします。本案は「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,議案第52号「指定管理者の指定について(つくばねオートキャンプ場)」を議題といたします。それでは,執行部より説明を求めます。

商工観光課長)こちらにつきましては,平成19年の11月26日から12月27日にかけまして公募を行ったところでございます。12月の7日に現地説明会を行いまして,20年の1月7日から11日まで受付期間ということで,受付申請を行ってございます。指定管理者の選定委員会を1月の25日に開きまして,今回の議案に提案した「つくばね森林組合」。こちらが指定管理者として指定というかたちで,議会の方にお諮りしたところでございます。内容としまして,先ほど言いました3つの部分を議決するものでございます。1つとしまして,公の施設の名称。こちらにつきましては,「石岡市つくばねオートキャンプ場」となります。2つ目としまして,指定管理者となる団体の名称。石岡市柿岡1,764番地の「つくばね森林組合」でございます。指定の期間でございます。平成20年4月1日から平成23年3月31日までの3か年というかたちでございます。説明につきましては,以上でございます。よろしくお願いいたします。

川井委員長)以上で説明は終わりました。それでは,本案について質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)発言なしと認め,以上で質疑を終了いたします。それでは、これより討論に入ります。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ないようですので,以上で討論を終了いたします。これより採決に入ります。議案第52号「指定管理者の指定について(つくばねオートキャンプ場)」を採択いたします。お諮りいたします。本案は,「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で今期定例会において当委員会に審査付託されました案件の審査は終了したわけですが,これらに係る委員長報告等の取扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・事由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。では,続きまして生活環境部及び経済部より,それぞれ発言が求められておりますので,これを許します。最初に生活環境部の環境対策課長よりお願いいたします。

環境対策課長)私の方から今回,土壌調査を行いましたので,その結果を発表させていただきます。昨年の12月の27・28日に5か所の土壌ガス調査と2か所の土壌水質検査をやったわけですが,2か所の土壌ガス調査の中でベンゼンが含まれているという結果がでました。そこで土壌ガス調査での調査については,環境基準が設定されていないということもありまして,再度,ベンゼンだけの水質検査を3月の3日にサンプリングをして行っております。その結果がですね,環境基準値では0.01ミリグラム/リッターですが,計量結果としては0.001未満,検出されずということでございます。環境基準には適合しているという判断をしております。

川井委員長)以上で報告は終わりました。質疑は挙手によりこれを許します。

島田委員)土壌検査のことでお聞きしたいんですが。以前の委員会でもお話しをしたかと思うんですが,土壌検査や水質検査をする時は,地元の区長さんなり地区の方々の立会いの基に,やったらというようなことを言ったわけなんですが,今回はやっぱりそういうかたちで行ったかどうか。お聞きをしたいと思います。

環境対策課長)サンプリングするときに,当初からなんですが,半田区の区長さんに立ち会っていただいております。今回もお声をかけて立ち会っていただいて行っております。

塚谷委員)今日,その現場を見にいったわけなんですが,非常にこれ農業委員会からもらった被害調査報告というものがあるんですが,地権者5名に連絡してその被害の状況を把握するというかたちで,ここにその結果がでているわけなんですが,この現地を見た感じで,入って右側の山の木の枯れ具合がこれ非常に枯れが酷いという感じで,そういった面での地権者に対しての対応もこれ考えなくっちゃならないと思うんだけど。でこの中で,補償済みであるという方もいるわけですね。この状況はどういうふうになっているか。お尋ねをしたいと思います。

農業委員会事務局長)川又地区の今,土砂が堆積されているところの問題でございますけれども,今,塚谷委員さんから現地調査の報告書をみてのご質問の中で,周辺地権者5名の方がいるわけですけれども,その内の3名の方と実は3月の7,8日の金,土になりますけれども,現地の方で立会いをいただいて,被害の調査をさせていただきました。1つは,土砂がどのくらいまで入り込んでいるか。それから樹木が何本くらい伐採されたり,枯れていたり。そういうものを調査をさせていただきました。過日の3月の15日の土曜日になりますが,3名の方の地権者に小幡地区の公民館に集まっていただいて,その調査の結果をご報告させていただきました。そのときに,本来であれば5名の方,全員ご出席いただければよかったんですが,今,塚谷委員さんからご質問があったお一人の方については,あの川又の入り口の宅地の部分がありますが,そこから入ってすぐの地権者の方につきましては,土砂搬入が始まった頃に樹木が伐採されたわけですが,それについては補償をいただいていると,そういう本人の確認をさせていただいたので,5名の内,4名の方と話しを進め,又,その4名の方の今後の要望なり,今の現状をどのように捉えているか。その辺をお聞きをしたわけでございます。で,3月の15日の土曜日の10時から始まりまして,11時半くらいまで状況報告とお話しをさせていただきました。で,3名の地権者の方の要望が一番強いのは,水路の問題で,今日現地を見ていただきましたけれども,水が旧県道から流れ込んでくるんで水がはけないと。それでもってある地権者の方のところには,水が大きく入り込んでいて,樹木が枯れていると。ですから早急的な対応としては,水路を従前あったところまで戻してもらって,改修をできるだけ早くしてもらいたい。それに伴って特に入って右側の部分になりますかね,あそこが大分3名の地権者のところまで入り込んでいるもんですから,そこを元の位置に戻してもらいたいと。それとあの子どもたちが入ると危ない,急勾配のところがありますので,なんとかその辺を早急に改善してくれないかと。こういうお話しがございました。最終的にはあそこの残土が全部排出されるのが一番希望するというお話しでした。今後につきましても状況の変化,それから業者との折衝を続けているところなんで,農業委員会としてもご相談していくこともございますんで,今後もそういった情報交換といいますか,お話し会いをさせていただいて,川又の残土問題に対処していきたいと,このように考えてございます。以上でございます。

塚谷委員)今,局長の話しで納得はするんですが,やはりあの現状を見たときに,まず最初に目立つのは,枯れ木。相当の被害があると思うんですが,それと同時にあの水路。水が溜まっているという状況。で,川又地区の人からすれば,あれは雑排水路であったわけで,やはり原状回復というものは早急にやらなくてはならないだろうし。あとこの補償についても,貰っている人,貰っていない人ということではなくて,やはり早急にこの点についても対応してもらいたいと,そのように思っております。

磯部委員)先ほど現地を見て参りました。執行部も鋭意努力をされていることは,重々承知をしているわけでございますが,今後の方針といいますか,対応といいますかね,そういうタイムスケジュール的なものを立てて,この件に向き合っているのか。又,先ほどの水路の件では,子どもが入らないようにとかは,臨時的な対応になるわけですね。ですから,そういうものを含めて現場の状況を見たときにですね,臨時的にもここまではやらざるを得ないだろうとか。そういうものがあればですね,明確なことではなく,ですから残土の対応について,執行部の方では今後どのようなタイム・スケジュールをもって解決に向かっていくのか,そういう素案があればですね,お聞かせいただければと思っております。

生活環境部長)私からご答弁させていただきます。私どもの方で今月の6日の日でございますが,施工業者の代表者をお呼びいたしまして,お話しをしてございます。そのようなことで業者とは3回目ということで,これも私どもの方では弁護士さんとも,随時ご相談させていただいて,これまでも相手方の言い分を聞く場を設けるべきだというようなお話しがございましたので,今回ちょうど3回話し会いを持ちました。で,3月6日のお会いしたときには,私どもの方では施工業者に対しまして,具体的にいつまでに撤去するのか,次回までに文書をもってお願いをしたいということで,強くお願いをしてございます。私どもの方では,できるだけ近い内にですね,相手側といつ会えるのか,今,話しをしております。前回3月6日に文書で示してほしいというようなことの話しをしてございますんで,次のできるだけ早い機会にお会いしまして,どうなっているのか確認し,そして又,弁護士さんとも今後の対応等について,協議をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

磯部委員)今,部長の方から経過と今後の対応についての説明があったわけですが,例えば先ほどですね,塚谷委員の方から補償されている人と補償されていない人がいる中で,どのような対応をするのかと。これあの見方が色々あると思うんですよね。市が対応するのか。業者がその対応をするのか。或いは,あそこの整地の方々なのか。そういう問題も含めてですね,やはりこれはキチンとした方針を出していかないと,地域の住民の方もですね,話し合いをしても何ら進展のない話し合いで終わってしまうと。ですから,私は業者に撤去の問題は勿論,最も大切なことですが,そういう補償の問題がでれば,当然業者の方にですね,こうこうこういうことでこういう要求が地元からでておりますと。その件についてどういうような対応を図ってくれるのかとか。そういうこともやっていかないとですね,聞きっぱなしで終わってしまうというようなことにもなりかねないわけですね。ですからやはり,あれ撤去といってもですね,今日,明日というわけにはいかないのが現状ですよね。あの現場を見てみますと。そういう中でね,じゃ最大限,地域の方々に迷惑をかけた分のその要求に対して,対応できるのはどこまでできるかというようなこともやはり検討していかないとですね,業者とは先ほどらい撤去の対応についての話し合いを進めている,弁護士とも相談しているというお話しでしたが,やはりそういう問題もですね,業者に対してこういう地権者からこういう話しがでてるんだと。その件についてはどういう考えを持っているんだと,聞きただしてやはり地権者の方にもそれなりの対応をしていかないとですね,聞きっぱなし,いいっぱなしで終わってしまうと。ですからその辺は,今後の対応としてですね,的確に是非やっていただければと思っております。それだけです。

大和田委員)私からは2つほど聞きたいんですけど。1つはですね,あの土手というのか,高い法面といいますか,ここで仮に子どもたちが落ちて,怪我をしたとか,死んだとかになると,補償問題が発生しますよね。そういうことはどういうふうに当局は考えているのか。もう1つは,あそこに地権者が何人かいて,地区の方が反対しているということで,法律的にはね,地区の方の何十人かが反対しているのは分かるんですが,地権者が反対していると思うんですが,これによって法律の取り組み方が変わると思うんですよね。例えば,どういうふうに訴えるか。その辺の絡みは私も素人なんで分からないんだけど,どのようになっているのかお聞きしたいんですが。

農業委員会事務局長)第1点目の子供たちがあそこへ入って,怪我或いはそれ以上のことが生じた場合にどうするのかということですけれども,まあ一番第一的には3名の地権者となろうかなと思いますけれども,その次に,あういう状態にした施工業者ということになります。先ほど生活環境部長より話しがあったとおり,業者との話し合いの中では,あそこの門はちゃんと出入りができないように,閉めておいてくれよと。そういうことは3度の中でも話しをしてます。2点目の地権者ということですが,どの地権者を指して委員さんが言っているのか分からないんですけれども。

大和田委員)あのね,地権者というのはあの埋めてもらった地権者以外に他の地権者がいるの。周辺の地権者ではなくて,承諾した地権者たちはどういっているのか。その人たちの撤去とかという問題はあるはね。その問題と周辺の地区民の何十人かが反対しているそのことは法律的に対応が違うと思うんですよね。同じとういうわけはないんですよね。ということは,地権者は最終的に生活権とか色々あるけど,団体で反対している場合は,そういうものはないんだよね。その辺の絡みはどのようになっているか。

農業委員会事務局長)大和田委員さんが言われている山林の地権者2名いらっしゃいます。一人は川又区の人。もう一人は小美玉市に住んでいる方です。あと農業委員会関係では,農地改良の届出者がお一人。その川又地内の水田の農地改良者と山林の地権者1名。この方については話し合いを進めているところでございます。この前の定例会の中の一般質問の中でも,そういうお話しがでましたけれども,今の山林地権者,それから農地改良の届出者に全く責任がないとはいえないんで,今,塚谷委員さんの方からあったその樹木の補償なり,そういうものをあの土砂があそこに入ったことによって,あういう被害が発生したわけですから,その辺の話し合いといいますか,どういうふうに考えているのか。その辺は農業委員会としても確認をしていかなければならないと思います。ただ補償しろとかいうことは,民事的なことになりますので,半強制的に行政がそこに介入をしてはいえないですけれども,その二人の地権者がどのように考えて,どのように行動するか。その辺は一緒に考えていかなければならないのかなというふうには思っています。それと先ほど言いましたその周りの被害を被っている5人の方の地権者ですね。その辺の方とこの前1時間半ほど話し合いをして,大体のお考えなり,要望なりをお聞きしたわけですが,その辺の詰めといいますか,もっと奥に入ったそういった話し合いを農地改良届出者と山林の地権者にまだそこまで話しをしていませんので,今後の農業委員会としては,その辺の話し合いをしていくべきかなと,このようには思っております。それから地区の人ということになりますと,特に反対陳情関係で,半田地区の皆さんからでているわけですけれども,これについては土砂から何らかの影響あるものが水に溶けて流れ込むんではないかと,下に水田があるわけですから。そういう意味では,生活環境部の方で水質検査それから土質検査。これまで何度か調査をしている中で,今のところ人体には影響のあるものは検出されていないということですから,その辺は誠意を持って対応していかざるを得ないのかなと,このようには感じております。以上です。

大和田委員)あのね,細かくなっちゃうけど,あそこは川又地区ですよね。で今,川又地区の土砂というか砂を埋められた隣接地権者及び捨てられてしまった地権者も含めた人は,川又地区ですよね。でも,反対という色んな期成同盟というか,そういう方があがっているのは,半田地区ですよね。そうすると,半田地区の人が反対している部分での法律というか,裁判をしたときと捨てられちゃった地権者,その川又の人たちの反対の裁判は別だよね。それは,結論からいうとあの土砂を撤去するのかしないのか,という問題になると思うんだよ。川又地区の人は。それと半田地区の人は汚水とか流れてきたらだめだという反対でしょう。あくまでもしみった水が流れてきたら困るという内容でしょう。そういうことが何年後に解決するんだろうかな。

島田委員)今の大和田委員の質問の中で,隣接の立ち木が枯れ上がってきたということで,補償問題ということの質問があったわけなんですが,私も過去の問題に戻りたくはないんですが,今から先,いい方向で解決していくのかなという感じがするんですが,なかなか難しいなと。そうした中で,今までのことに振り返るようなことはしたくないんですが,一応そのような検証も必要なのかなというようなことで,2〜3質問をさせていただきます。去年の4月だったかと思うんですが,半田地区の方々から色々な心配事の相談があったと。そうした中で,何台か連休前に捨てられたわけなんですが,その後色々な話しの中で,搬入されたとこの地主,これは皆さんが了解しているよと。それでそこの部分を搬入路として,一番先の一反歩ちょっとのとこを農地改良するよと。それは残土によって行われるよということで,又,半田地区の皆さんから色々な苦情と申しますか,心配事で色々な話しがございました。それで市もそれに沿って,対応をしたんですが,今の状況になっております。これはあの結局今の地質調査とか,色んな調査の中で何ら問題はないわけなんですが,その木の補償よりも何であれが枯れているんだろう。それが一番の心配なのかなと,半田地区の方はそう思っていると思いますよ。それで一番最初に搬入されたものは何かという過程の中に,最初は残土だよと。事務局は生活環境部,農業委員会。残土だよという表現をしておりました。で,過日の前の委員会のときには,あれは改良土ですよという発言がなされたかと思うんです。これは一つの問題だと思うんですが,それで私も思うんですが,今までの中で,搬入路に残土を盛ることは地主が了解しているよと。それで農地改良には改良土は一切駄目ですよと。県の決まりの中にもございます。そして1メートル70センチメートルの残土の上に優良土を盛るよという説明で今まできたわけなんです。結果的に今のような状況になってます。地主が貸すよ。先の農地改良をする人もそれなりの改良をしていたと。そこでストップで搬入路を持ち出しというならば法的に何ら問題がないわけですよね。どこかが狂っていたのかなという気持ちで私はいます。そうした中でやはりこれからの進め方を,これあくまでもわたしの意見ですからね,やはり進入路として貸した地主にも責任があると思います。やはりそうした方々がそれなりの条件で貸したんだから,我々は問題ないんですよといっているか。我々も被害者ですよといっているか私も分からない。やはりそういった方々の意見も聞く必要もあるのかなと。それと一番下の土地改良をやった方,これは当然,県の農業委員会・農業会議の中での決まりの中では,まるっきりのでたらめです。その地主の意見も聞かなければならないと思います。今,隣接の木が枯れたよ,その補償をどうしましょうということがメインにでていますが,それ以前も問題を一つ一つクリアしていかなければどうにもならないのかなと。元の地主の方々も我々の約束と違うよと言えば,先ほど言った民事裁判・刑事裁判になる可能性も当然でてくると思います。そういう市が行政がやれと言うんじゃなくて,そういう方々の意見を聞いて,手助けをしてやると,又は,隣接の立ち枯れ,そういう方々も木の補償ばかりではなくて,そういう不安も聞いて,やはり業者と掛け合い,又,色々な弁護士にも相談する。そういう手助けが大事かと私は思います。半田地区の方々も今は何も出ていないからいいんだよ。これ5年後,10年後どうなんだろう。仮に,あそこから有害物質が流れているんではないか。そういう不安でいっぱいだと思います。そういうものを取り除く。これが悪くてこれをこうするではなくて,やはり順序を経た一つの方法が必要なのかなと。皆さん方の不安を取り除いてやれるような行政の動きが必要なのかなと。どこどこに補償をさせるということではなくて,そして業者にはやはり撤去の方法でお願いをすると。どこか狂っているような気がするんですが。私はそう思います。以上です。

川井委員長)搬入路の地権者,あと農地改良をお願いした地権者の基本的な考え方,こういう状況の中での考え方は,接触した中でどういうふうな答えが返ってきているのか,お聞きをしたいと思いますが。

農業委員会事務局長)一つは水田の農地改良届出者,5回ほど自宅訪問してお話しはさせていただいております。最初の1回から2回については,届出者の方から業者に連絡を取って,早急に水田に入っている土を除いて,先ほど島田委員さんがおっしゃられたその良質な土でもって,農地改良をしてくれるように強く要望してくれと。こういうお話しをさせていただきました。その後については,先ほどお話しを申し上げましたけども,農地改良届出ということで,はんこを押して届け出をした。そういうことをした責任はあるでしょうということで,農業委員会としてはお話しはさせていただいております。本人についてもどこまで責任を感じているか,それはまだわかりませんけれども,そういうお話しは農業委員会としてはさせていただいております。で,3人の地権者につきましては,年が明けてからお伺いしたんですけれども,逆にその業者にだまされたといいますか,何かおばあちゃんが自宅にいて,業者が入ってきて契約書にはんこを押してくれと。そういうことで意味が良く分からないうちに,はんこを押してしまったと。まあそういう状況はあるようです。もう一人の小美玉市の方については,ある程度意識的なところもあろうかなと思っております。で,その川又の3人の地権者の内,そのおばあちゃんについては,逆に被害者といいますか,被害者でありますけれども,やはりあそこに土砂が入ってきた中で,現状はある程度自分も見ているわけですから,契約と違うというか,契約書をみるとその盛土をするというような契約書なんですね。盛土というのはどこまでが盛土であって,どこまでが許容範囲なのかちょっと分からないんですけれども,まあそういう契約でもって,あういう土砂を搬入させられたといいますか,結果あういうかたちになってしまったということで,3人の地権者については,反省は大いにしてますけれども,農業委員会としてもそこまで責任の所在どうのこうのというお話しをしておりませんので,先ほど答弁しましたけれども,今後はこの水田の地権者それから山林の地権者とも,話しをしていかなければならないのかなと感じております。以上でございます。

川井委員長)ここで暫時休憩といたします。

     ― 休    憩 ―

川井委員長)それでは,引き続き会議を開きます。その他発言はございませんか。

磯部委員)この問題は毎回この市民経済委員会をやるたびに,おおきな課題として議論されるわけでございます。行政に対しての責任の云々とか。そういうことは大いに考えていかなければいけませんが,いやもすると担当所管が現に非常に苦しんでいると。そういうことがあるように見受けられるわけでございます。実質,川又地区の方々は,現実に被害が出ていることについての申し立てをしているんですね。又,現在の時点では半田地区の方は,二次災害,二次被害こういったことも大いにご心配をされての,行政に対する要望がでているかと思います。そういう中でですね,これいずれにしてもどこの責任,どこの云々の問題よりもですね,今後は認可をした農業委員会あと農業委員さん又,同時にこの許可をした地権者の方,そして又,実質立ち枯れが起きている他の地権者の被害者の方。こういった方々とですね,業者は勿論のことですが,そういった方と色々なデスカッションをして話しをして,解決の方向性に導いていかないとですね,これは結論がでないと思うんです。先ほど局長が何回かお邪魔させていただきましたと。個々に折衝しても駄目な問題なんですね。やはり,どこがどうのじゃなくて,一体となってですね,やはり業者に間接的に言えばですね,私は法律のことは分かりませんが,許可をした地権者,ここに被害を受けた地権者は要求するものなのか。或いは,そういう契約違反をやった業者に要求すべきなのか。そういう問題もあろうかと思うんですよ。ですから,そういう面を踏まえた中でですね,やはりこれ以上の被害がでないような対応。現実に目を向けていただいてね,やるということが非常に大切なことなんではないかと。確かに半田地区の方々は,そこから水が流れてくる。やがて秋に米が取れる。果たして被害がないのかというその二次災害の問題。これ非常にご心配な点が沢山あるのが事実ですから,そういう面も含めてですね,先ほど私が今後の対応,方針タイム・スケジュールはどうなっているんだというようなことをお聞きしたいのはですね,そういう基本的な方針を明確に打ち出して,随時対応していくということを是非ね,やっていただければということで,これは要望として執行部にお願いをしておきます。それ以上はこの場でいくら議論してもですね,結論がでない,結論の取れない問題であろうかと思っておりますんで,又,今期で退官される部長及び課長については,良く後任にそういった引継ぎを明確にやっていただいて,場合によっては,お辞めになっても出てきていただいて,色々説明を求めなければならないこともあろうかと思いますんで,そういうことでよろしくお願いできればと思っておりますので,これ要望に留めておきます。以上です。

島田委員)磯部委員にフォローをしていただきましたが,過去に戻るとは言っても,そういうことを検証しながらやはり業者に撤去のお願いをすることも大事ですが,そういう部分をうやむやにしないでやっていく方法がいいのかなと思いますんで,よろしくお願いしたいと思います。又,過去の委員会で残土と改良土という認識というか,あれは改良土ですよという発表がなされたわけなんですが,私も土壌と改良土がどう違うか分かりません。やはり土壌分析等をする場合に,何をどういうもので改良されているかぐらいは,今の技術では分かると思います。やはり半田地区の皆さんの不安を取り除くためにも,そういう土壌検査も必要なのかなと。水だけじゃなくてそういう検査も必要なのかなと思いますので,後又,色々な被害というか,今から先の被害を懸念している方々の不安をやはり行政として聞いて,そういう部分も対応していかなければと思います。又,入り口が簡単な扉で業者がやっておりますが,あれも同僚の委員から質問がございましたが,バリケードというようなこともございました。本当に今から入梅になったときに,あの土手に子どもたちが遊びに行ったというときには,本当に大きな怪我とでる可能性もございます。そういうこともやはり行政の責任として,その辺は対応していただければありがたいと思います。以上です。

大和田委員)川又地区の土砂搬入についてね,何回も何回もこれからもあれが撤去されるまで,そういう方向で市民というか,住民の色んな意向をね,行政として又,議員としてね,本当に自分の地域で起きたぐらいの勢いでね,今後もやっていきたいと思います。とにかく市民が主体ですから,そのように執行部も一緒になってね,頑張っていきたいと思います。以上です。

川井委員長)それでは,生活環境部長と農業委員会事務局長より,今後の進め方,考え方についてお聞かせ願いたいと思いますので,よろしくお願いします。

生活環境部長)先ほども磯部委員さんから,今後の方向というようなことで,お話しがございました。私,先ほどお話しさせていただきましたように,3月6日にも施工業者とお会いしてございます。当然この場合には,これまでもそうですが,生活環境部そして農業委員会,そして都市建設部ということで,3者が一体となって施工業者と話し合いをしております。そのような中で,これまでの議論の中でもありましたように,今後とも勿論撤去もそうでございますけどもが,地元地域の皆様方のそういった不安を取り除くべく,先ほどらいお話しがありましたように,今後も水質調査につきましては,実施をしてまいりますし,又,土壌何かについても当然必要があれば対応していくというようなことで,担当としては考えてございます。いずれにしましても何々部ということではなくて,市が一体となって今後とも生活環境部・農業委員会・都市建設部と一体となって,施工業者の方と強く協議の中では,撤去していただくということを強く要望していきたいというふうに考えております。以上でございます。

農業委員会事務局長)川又地区の残土につきましては,今,生活環境部長の方からお話しがありましたとおり,撤去それからあそこの改善については,第一義的には業者に求めていくということでございますけれども,あとあそこの全部が撤去というわけにもなかなか難しい問題がありますんで,段階的でも水路の改修とか,安全対策とか,そういうことを進めながら,求めていきたいと。それと同時に周辺の地権者ないしは,水田の改良届出者,山林の地権者。この方たちとも今後も話し合いを進めていって,一歩でも改善に近づければというようなことで,農業委員会として現地に入って,今後とも進めていきたいと。又,市の関係所管一体になって,これにあたっていきたいと,このように考えてございます。以上でございます。

川井委員長)他にございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ないようですので,この件につきましては,以上で終了いたします。次に経済部からの報告をお願いいたします。

商工観光長)では,石岡市の観光振興計画の中間報告ということで,報告させていただきます。石岡市の観光振興計画につきましては,策定委員会あとはワーキングというかたちで,中身を検討してまいってきたところでございます。策定委員会が3回予定ということと,ワーキング委員会が3回の合計6回を予定した中で,本計画を策定していくというような流れでございます。で,大まかな内容でございますが,報告書の中の目次で概要等を説明していきたいと思います。まず第1章としまして,計画の策定に当たってということで,目的とか位置付け,計画期間というようなかたちで作成されております。計画期間は10年間ということで,5年毎に見直しをしていくということでございます。第2章といたしまして,本市の観光の現状と課題を整理してきたところでございます。第3章目といたしまして,観光振興を図る上での将来像とか目標,或いは基本的な方針というようなものを定めて計画書の骨組みとしているところでございます。第4章の観光振興施策とアクションプログラムということで,こちらが計画の具体的な内容になってくるわけでございます。施策の中でまず1番目に観光振興施策の枠組みということで,4つほど枠組みがございます。こういう中で一つとしまして,フルーツライン周辺地区の「里山文化を活かした交流・体験観光」ということで,アンケート調査等を行った中で,森林浴或いは,観光果樹・陶芸。そういうような体験型の観光に人気があるというんですか,そういう結果も出ております。そういう体験型の観光というようなことで,主に目玉としていってはどうかというような内容となってございます。こういう中で拠点として先ほど午前中にみていただきました,旧朝日小学校。そちらを拠点とした様々な体験観光というかたちで,計画しているところでございます。次の中心市街地の「歴史・文化を活かしたまちなか観光」ということで,今,まちなか看板建築での登録文化財。こちらがございまして,そういうものがメディア等に放送され,脚光を浴びてきているというような中で,こちらの方を活かしたまちづくり,観光振興を図ってはどうだろうというような意見も出てきておりまして,そういうものを活かした観光的な様々なメニューの展開というような中身となってございます。次の「周遊観光ルートの開発と商品化」ということでございますが,旧石岡,旧八郷というように現在まで大まかにエリアが分かれてしまっているというような中で,そういうものの連携が必要だろうというようなところでございます。そういうルート。仮に申しますと,旧石岡市街で看板建築等を見ていただいた中で,さらに里山の方にいって,そちらの色んな食事或いは,体験観光というようなものを連携しながら,やっていくことで一つの観光ルートが出来上がってくるのではないかということで,そういう周遊観光ルートの開発というものを上げてきているところでございます。次に,石岡市のブランドづくりということでございますが,こちらの中でも双方の連携というようなものを基準としてございます。例えていいますと,八郷地区の方には観光果樹をはじめ,様々な野菜・くだもの等が生産されております。ただ生産で販売だけじゃなくて,仮に旧市街地の方にも色々なお菓子屋さんとか,喫茶店とか,そういうものがございます。そういう中で,お菓子屋さんが仮にイチゴを使って何かつくっているというものであれば,地元にせっかくそういう材料があるのだから,そういうくだものを使って,仮に言えば,フルーツパフェとか,今あるものを地元食材に変えてPRする中で,誘客を図れないかと。そういうようなところを計画の中に,盛り込んでございます。まあこの計画の中で,ポイントとなる部分でございますが,それぞれ当市には,色々な観光資源というものが沢山ございます。そういうものを連携して一つの観光施策として打ち出せないかというようなことでございます。従来型の新たな部分というものは,そういうことはこの計画ではやっておりませんけれども,今ある個々の資源を活用して,それを連携させてそれで一つの観光資源としてもっていこうと。そういうスタンスでこの計画書は作ってございます。以上でございます。

磯部委員)まあ,これ今振興計画の中間報告ですから,承ったわけですが,これだけのことを議論する大変な労力があるわけですよ。これが全部実施できたら大変なもんですよね。で,重要拠点をどこに置くかということが大きなこれからの課題だと思うんです。で,今非常にですね,観光というもののニューズが多様化してますから,先ほど,例えばフルーツパフェ云々何て,そんな程度で観光客が来るんだったら,どこもやってますよね。やはりその内容の問題とそれからですね,一例を上げさせてもらいます。この前女性フォーラムの方と各常任委員会の委員長と正副議長とで色んな話しをしました。鵜の岬と石岡市のあるところを比較されまして,鵜の岬はどんな方も中に入っていくと,「いらっしゃいませ」と教育が徹底しているということですね,一つは。ところが石岡の場合には,熟んだ柿潰れたでもない人がいると。そういう声を聞きました。それからですね,取り組み方が違うんですね。ですから,先ほどバラ園の直売所を見てきましたよね。あういうところを造るんであるならば,あそこに従事する人間に商売をするというのは,どうやればできるかという教育ですね,ですから私が前から言っているのは,そういう職員は2か月でも3か月でもいいから,民間のお店に勤務をさせて,サービス業とはどういうものかを勉強してくれば,売れるんですね。ですから,そういうことも同時に,これ非常にかたちの上で素晴らしいんですが,いわゆるメンタルな部分での議論,そういうことも今後していかないと,絵に描いた餅。床の間に飾った掛け軸で終わってしまうケースが今まで多々ありました。総合計画にしても,都市計画にしても。ですから,そういうものも今後,中間報告のあれですから,あえて意見としてね,要望としてね,言わせていただくならば,そういうことも含めた内容の議論のときは大いに議論をしていただければと思いますんで,よろしくお願いしたいと思います。それだけです。

島田委員)観光のことなので,一つだけお願いをしておきたいと思います。私の住んでいるところは,里塚の信号の近くなんですが,よくフィルムコミッションと申しますか,撮影の舞台に使われております。そうすると必ず観光課から「島田さん,こういう状況の中で今,こういう作物はつくってあるか」とか「麦だったら50センチメートルくらい穂がでるのはいつ頃でしょう」とかいう部分で,市にそういうお願いがあって,市がその仲介の労をとっているというようなことなんです。昨年度でしたか,時代劇の撮影がございまして,野ぼっちということで藁を重ねて保存する方法なんですが,それをつくってくれないかというような注文がありまして,まあ年寄りにお願いをして,つくったという経過がございます。そのときに撮影を請け負っている業者の方が何回か見えたんで,我々をタダ使いしてひどいでしょうと。何か我々のこの石岡をPRするような部分がないのかというようなことでお願いをしました。そうしたら我々は請け負っている会社で段取りだけなんだと。色々な野ぼっちをつくる。これをつくるということをお願いされて,監督と相談して我々は,じはしりをしているよというような返答だったんです。これは市もそれなりにこのいい場所を貸したり,見せたりするわけですよ。で,市そのものも代償は貰っていないわけですよ。我々もそういうものに協力をしても,何の代償も求めないというのが,今の状況だと思うんです。それをうまく使われているという感じもございます。やはりこちらからお願い,ひとコマでもいいから「歴史のふるさと石岡」とか,何か撮影場所にそういう部分が必要なのかな,今の時代ですから。そういう厚かましさもありますが,そういう部分も検討して宣伝効果というか,配給は全国的にするわけですから,やはりそういう部分も必要なのかなと思いますんで,今日気が付きましたんで,こういうようなシステムもつくることは大事ですが,そういうずうずうしさも今から持ってやっていったような気がします。以上です。

塚谷委員)今,課長より観光振興の中間報告ということでございまして,今,磯部委員が言われたように,これを全部なし得ると言うことにはなかなかほねだと。私もそういう関係をやっておりますけれども,お店でもやはり最初から何でも売っているお店だとやったらば,3日のうちに潰れちゃったかというようなかたちもありますし,やはりこの石岡地域は観光というか,自然の素晴らしさというものが売りものであるから,それに対しての今までの時代でやってきた色んな観光的なものの初歩的なものをまず充実させた中で,やはりこういった振興計画をしていくということが一番ベストなのかなと私は思うんですが。やはりこの一応ずっと見させて貰ったんですが,果たしてこれだけ消化できるのかなと思いましてね。ですからやはり要はこの地域は,この自然豊かな自然が売りものなんだと。これが観光の資源になるということで,それを時代からやってきたものに対して,ある程度バックアップしながら徐々にこれを加えていくというようなかたちが,まあ成功するもとなのかなと私は思いました。そいうことで一つよろしくお願いしたいと思います。

川井委員長)他に発言等ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

川井委員長)ないようですので,以上で市民経済委員会を閉会いたします。
長時間にわたりまして,大変ご苦労様でした。ありがとうございました。


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