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徳増委員長）ただいまから，総務企画委員会を開会いたします。 本日の議題は，今期定例会の本会議において，当委員会に審査付託されました議案の審査，次に過日実施いたしました日立市の総合窓口の視察を踏まえ，当市の総合窓口の取組みについて審査を行なってまいりますのでよろしくお願いいたします。 次に，今期定例会において，当委員会に審査付託されました議案でございますが，議案第１２１号平成１９年度石岡市一般会計補正予算（第６号）中，当委員会所管に係る部分について，議案第１２２号平成１９年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算（第２号）中，人件費に係る部分について，議案第１２３号平成１９年度石岡市下水道事業特別会計補正予算（第３号）中，人件費に係る部分について，議案第１２４号平成１９年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算（第３号）中，人件費に係る部分について，議案第１２５号平成１９年度石岡市介護保険特別会計補正予算（第３号）中，人件費に係る部分について，議案第１２６号平成１９年度石岡市水道事業会計補正予算（第１号）について，議案第１２９号石岡市政治倫理条例の一部を改正する条例を制定することについて，議案第１３１号石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて，以上の８議案でございます。なお，議案第１２２号ないし議案第１２６号につきましては，各所管の常任委員会がございますが，本案は，職員の異動及び人事院勧告による給与条例の改正に伴う人件費の補正予算が審査の対象でございます。その調整を行なっております所管部は，総務部でございますので，本案に係る人件費の補正予算に関しましては，当委員会で審査を行なってまいりますのでご了承いただきたいと思います。 次に，本日の審査順序でございますが，最初に議案第１２１号平成１９年度石岡市一般会計補正予算（第６号）中，当委員会所管に係る部分についてのうち人件費の部分について，ないし議案第１２６号平成１９年度石岡市水道事業会計補正予算（第１号），及び議案第１３１号石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについての計７件は，いずれも関連する議案でございます。よって，７件を一括して審査を行ない，次に、議案第１２１号の一般会計補正予算の人件費を除いた部分の審査を行なってまいります。 そして、３番目に議案第１２９号の政治倫理条例の一部改正案の審査を行なうという順序で，議案に関しましては審査を行なってまいりますのでよろしくお願いいたします。 次に，付託案件説明のため，委員長において説明員として出席を求めた者の職・氏名は，企画部より，企画部長中村君，企画部次長市村君，企画部次長田口君，企画課長佐藤君，行財政改革推進室長伊野君，財政課長細井君，総務部より，総務部長海東君，総務部次長荻沼君，総務課長齋藤君，収納特別対策室長富田君，以上でございます。 それでは，これより審査に入ります。 なお，審査上の発言は、挙手によりこれを許します。 最初に，議案第１２１号ないし議案第１２６号の人件費に係る各会計補正予算，及び議案第１３１号職員の給与条例の一部改正案の計７件を一括して議題といたします。 審査に当り，執行部より各議案の説明を求めます。 総務課長）それでは，今回の議案につきましては，議案第１３１号より説明させていただきます。 議案第１３１号「石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」ご説明申し上げます。提案理由としましては，国家公務員の給与が人事院勧告に伴い改正されたため，これに準じて本市職員の給与の改定を行うものであります。改正内容でございますが，１に職員の給料月額について，若年層に限定し，平均で約０．０８％引き上げられます。２に子等の扶養手当の額について，現在の「６，０００円」から「６，５００円」に引き上げられます。３に勤勉手当の支給月数について，０．０５月引き上げて，年間の勤勉手当支給月額が１．５月となります。 以上のことから，勤勉手当について１９年度は，６月に１００分の７２．５，１２月の支給においては，１００分の７７．５になりますが，来年度以降は，年間１．５月であることから，６月，１２月ともに１００分の７５の支給に改めることになります。 以上が議案第１３１号の内容でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 続きまして，議案第１２１号，１２２号，１２３号，１２４号，１２５号及び議案第１２６号の補正予算中の職員の人件費の補正にかかる分につきましてご説明申し上げます。この度の補正につきましては，１０月１日付けの職員の人事異動に伴います予算項目間の補正，及び人事院勧告によります給与改定に伴う職員人件費の補正になります。補正予算書の総務費の一般管理費から教育費の学校給食センター費までの一般会計及び国民健康保険特別会計，その他，４特別会計の各科目の職員の人件費の補正が対象でございます。それでは，順を追ってご説明いたします。一般会計の人件費の補正でございますが，２８ページの議会費から４３ページの教育費の給食センター費までについては，総額を給与費明細として，４４から４７ページに記載されておりますので，ご覧いただきたいと思います。その中の中段の ２．一般職（1）総括，及び（２）給料及び職員手当の増減額の明細の欄に記載されておりますように，一般会計の補正総額は，一般職の給与等の合計で１，１４５万７千円が増額補正になります。内訳は，一般職の給料及び職員手当の給与費で９７７万１千円の増，共済費で８０万２千円の増，退職手当負担金で８８万４千円の増，合計で１，１４５万７千円の増でございます。 なお，給料及び職員手当の増減額の明細については，増減内訳，説明をご覧ください。 続きまして，特別会計についてご説明申し上げます。５６・５７ページの国民健康保険特別会計ですが，一般会計と同じように，人事院勧告に伴う人件費の補正を行うものです。 ５８・５９ページをご覧願います。人件費の補正の総額が「給与費明細書」として一覧にして，記載されておりますのでご覧願います。上段の２．一般職（１）総括の欄をご覧ください。総額で１８万２千円の増額になります。内訳は，給料及び職員手当の給与費で１３万９千円の増，共済費で，３万７千円の増，退職手当負担金で６千円の増，合計で１８万２千円の増となります。増減額の明細については，内訳・説明をご覧ください。 次に，６６・６７ページの下水道事業特別会計についてご説明いたします。一般会計と同じように，人事院勧告に伴う人件費の補正，及び人事異動による人件費の補正を行うものです。 ７０・７１ページの「給与費明細書」をご覧願います。人件費の補正の総額が記載されております。上段の（１）総括の欄をご覧ください。総額で，５５３万９千円が増額になります。内訳は，給料及び職員手当の給与費で４１２万円の増，共済費で，６２万４千円の増，退職手当負担金で７９万５千円の増，合計で５５３万９千円の増となります。増減額の明細については，内訳・説明をご覧ください。 次に，８０・８１ページの農業集落排水事業特別会計についてご説明いたします。一般会計と同じように，人事院勧告に伴う人件費の補正を行うものです。 ８２・８３ページの「給与費明細書」をご覧願います。人件費の補正の総額が記載されております。上段の（１）総括の欄をご覧ください。総額で１０万３千円が増額になっております。内訳は，給料及び職員手当の給与費で８万６千円の増，共済費で，１万２千円の増，退職手当負担金で５千円の増，合計で１０万３千円の増となります。削減額の明細については，内訳・説明をご覧ください。 次に，９２・９３ページの介護保険特別会計についてご説明いたします。一般会計と同じように，人事院勧告に伴う人件費の補正を行うものです。 ９４・９５ページの「給与費明細書」をご覧願います。人件費の補正の総額が記載されております。上段の（１）総括の欄をご覧ください。総額で，８２万８千円が増額になっております。内訳は，給料及び職員手当の給与費で７６万９千円の増，共済費で，５万円の増，退職手当負担金で９千円の増，合計で８２万８千円の増となります。 次に，９８ページの水道会計についてご説明いたします。一般会計と同じように，人事院勧告に伴う人件費の補正を行うものです。 ９８ページの給与費明細書をご覧願います。人件費の補正の総額が記載されております。上段の１総括の欄をご覧ください。総額で，２７万６千円が増額になっております。内訳は，給料及び職員手当の給与費で１６万７千円の増，法定福利費で，１０万９千円の増，合計で２７万６千円の増となります。 なお，一般会計，国民健康保険特別会計，下水道事業特別会計，農業集落排水事業特別会計，介護保険特別会計及び水道事業会計の人件費の補正額を合計しますと，給与費で１，５０４万１千円の増でございます。共済費で１６３万４千円の増でございます。退職手当負担金で１７１万円の増でございまして，合計しますと１，８３８万５千円が増となったものでございます。 なお，今回の補正予算における人件費の中に，退職者２名の人件費の減が含まれております。 先ほどの人事異動の件でございますが，人事異動につきましては，１０月１日の人事異動に伴いまして，今回併せて補正予算をお願いするものでございます。 以上が職員の人件費に係わる補正となります。どうぞよろしくご審議をお願い申し上げます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 ただ今の説明を含め，質問等ございませんか。 小松委員）人事院勧告に伴って，今回の条例の改正ということですが，報道によりますと一部この人事院勧告に従わない，つまり引き上げを行なわない自治体があるように報道を受けておりますが，当市で人事院勧告に従って引き上げをする判断は，ただ法に基づいてだけだったのか伺います。 総務課長）今回の人事院勧告につきましては，人事院勧告を実施する場合の附帯条件という訳ではございませんが，国の制度に則っていない自治体があるという指摘も受けております。そういうことを改善したなかで，人事院勧告を実施しろという指導はございました。 小松委員）当市の職員の給与水準は，県内でも最低ランクに位置づけられていると，最低ではございませんが低いほうだと思います。これは，上がっていますか。私の認識では，そう高くないといった認識でいたわけですが，そうだとすれば，当然，人事院勧告に基づいて引き上げを図るべきだと思っておりますが，その辺はどうなのでしょうか。 総務課長）確かに，委員がおっしゃるとおりで，これまで，当時２２市において，下から数えて２番目，３番目で推移していたことは事実でございます。今回の人事院勧告の段階におきましては，石岡市，合併調整やその他がございまして，現在のなかでの推移としましては，ラスパイレス指数から申しますと県内で１１番目くらいに推移しております。 小松委員）合併による職員の給与水準が改善されたと，改善されたと言いますか県内での位置づけが上がったということです。若い層の人たちについては，このように人事院勧告がされたということは，若い人たちの賃金水準が，やはり改善が必要なのかなと思っているところです。了解いたしました。 徳増委員長）他に発言はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で本案の質疑を終了いたします。 次に，議案第１２１号平成１９年度石岡市一般会計補正予算（第６号）中，当委員会所管に係る部分における人件費を除いた部分の審査を行ないます。 最初に，執行部より本案の説明を求めます。 財政課長）それでは，補正予算書をご覧いただきたいと思います。歳入の部分でございます。ページは２４・２５ページでございます。この一番上の段でございますが，地方特例交付金の特別交付金で，決定額で８５９万２千円の減額でございます。この特別交付金でございますが，減税補填特例交付金が１９年度で廃止されたことに伴いまして，その経過措置として交付されるものでございます。 次に，同じページの中より少し下でございます。繰入金の基金繰入金で，公共施設整備基金繰入金１，３４４万９千円の減額でございます。この基金を当初予算では，ふれあい体験楽習施設改修工事に充当しておりましたが，２５ページの右側の欄でございますが，農村漁村活性化対策整備交付金９００万円と，一番下にございますふれあい体験楽習施設整備事業債６７０万円が歳入されるということで，公共施設整備基金１，３４４万９千円を取り崩さなくても済むということで減額ということでございます。 次に，一番下の段にございます市債の臨時財政対策債１８０万円の増額でございますが，これは発行可能額が，当初見込みよりも増えたということで増額したということでございます。以上でございます。 収納特別対策室長）それでは，収納対策特別室の補正予算についてご説明いたします。歳出でございます。補正予算書の３１ページをご覧いただきたいと思います。それの上段にございます収納事務費８６２万円の補正増を願うものでございます。 本件につきましては，来年度におきまして収納窓口の拡大を図るとともに，納税者に対する利便性の高いコンビニエンス・ストア収納の導入を予定しております。今年度におきまして，その準備段階として，需用費として印刷製本費，これはコンビニエンス・ストア収納に係る読み取りテスト用の納付書の印刷製本費でございます。これが，３６４万３千円です。それから，手数料としまして，収納支援インストールほかサポート料金一式が３万７千円でございます。それから，電算業務委託料４７２万５千円でございますが，コンビニ収納に係る電算システム修正作業等業務委託料でございます。それから，電算用備品として２１万５千円で，これはコンビニ収納に係る専用パソコン及び周辺機器の電算用備品の購入代でございます。合計で，８６２万円を補正するものでございます。 よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 ただ今の説明を含め，質問等はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で本案の質疑を終了いたします。 これより，ただ今質疑を行ないました議案第１２１号ないし議案第１２６号及び議案第１３１号の討論を行ないます。 なお，討論の際は挙手をお願いいたします。 討論はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で討論を終了いたします。 これより採決を行ないます。 議案第１２１号ないし議案１２６号及び第１３１号についての計７件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 本案は，いずれも原案のとおり，可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 金井委員）議案第１３１号の職員の給与に関する条例の改正について提案がありますがよろしいでしょうか。 徳増委員長）提案についてご説明をいただきたいと思います。 金井委員）今回，この議案１３１号によりまして，職員の給与が若干ではありますが引き上げられるということになります。そういったなかで，職員の業務に対する士気も高揚されてくるだろうと私は考えるところであります。 私ども総務企画委員会は，本年度，先進事例として，まちづくり事業として，大分県の豊後高田市における「昭和のまちづくり事業」，そして佐伯市における「中心市街地の活性化の取組み」，日本一の市役所づくりを進めている臼杵市における「行政改革の取り組み」，有料道路料金所跡地利活用のため，筑西市における「農産物直売所」及び境町の「道の駅」，八郷総合支所の有効活用のため，野田市において，合併先の庁舎を図書館等の複合施設に改修した「いちいのホール」，市民視点の市役所サービスを目的とした日立市における「市民総合窓口」及び「土，日の開庁」について，このように多くの先進地の現地に赴き，調査をいたし検討を重ねてきたわけです。 視察してまいりました各自治体は，石岡市と同じ自治体でありながら，すばらしい取り組みがなされ，効果が表れてきていることを，つぶさに感じ，まさに自治体間競争に遅れるということの危機感を同時に痛感してきたところです。 それぞれの自治体は，地域特性を活かし，市民の声に耳を傾け，それを行政に反映させるといったことが，着実に進められておりました。 今回，視察をしてまいりました多くの自治体は，地域性，文化，歴史が異なっておりましたが，私どもが行って感じたこと，共通点が「ひとつ」ございました。それは，職員が活き活きとして，自分たちがやっている仕事に生きがいを感じながら業務に取組んでいるということです。「やる気」に満ち溢れている姿，それは何が要因なのかと考えた場合，そこには計画から完成，そして運用までを一貫して完遂せたエキスパートと呼ばれる職員がいるということです。 そうやることによって，職員たちが自分たちが行っているサービスの提供，市民に対するサービスの提供に対して，本当に自信を持ってやっているということが感じ取れたわけでございます。そして，まちづくりにおいても，簡単に，すぐにコンサルタントに頼ることなく，自ら計画を策定し，それを実行していく，行財政改革についても，石岡市で行っているどちらかといいますと削減中心の行革とは視点が異なって，いかに市民にとって役に立つか，市役所はどうあるべきなのかということを本当によく考えながら，市民サービスを起点に行革が職員一丸となって推し進められておりました。そういうことを視察いたしまして，こういうふうに石岡市もなればいいなと考えてきたところでございます。特に，日立市の市民総合窓口，やはり職員が市民のためという考え方が根底に深くあったから，あれだけ短い期間のなかで「ぱっと」そういった対応ができたのではないかと考えております。 行財政改革についてですが，そこには，やはりトップである首長のゆるぎない方針といいますか，そういったことが職員ひとり一人隅々まで伝わって，それを職員が理解をして実行しているという感じがいたしました。今回，人事院勧告に伴い，若年層に配慮した給与改定が行なわれるわけですが，定数削減，行財政改革といった縮減傾向のなかで，職員の「やる気」，モチベーションがどちらかというと下がってきているのではないかと危惧しています。 私は，今回の給与改定条例と併せて，職員の能力を発揮させるための組織としての対応を求め，委員会として附帯決議の提案をいたしますので，よろしくお願いいたしたいと思います。案文は，お手元に配付いたしましたとおりですので，委員長においてお取りはからいをよろしくお願いいたします。 徳増委員長）ただ今，金井委員から，議案第１３１号に附帯決議の提案がございました。それでは，案文を朗読願います。 金井委員）それでは，案文を朗読いたします。 議案第１３１号石岡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に関する附帯決議。 少子高齢・人口減少時代にあって，市民の価値観や行政需要がめまぐるしく変化する社会情勢と，地方独自の政策能力が問われる分権時代の到来は，まさに既存の制度や枠組みのなかで，従来どおりの業務を執行することは困難となってきており，「市役所自体の変革」が求められるといった非常に重大な時期にさしかかっている。 そうような状況のもと「新石岡市」は，本年４月から目標管理型の第１次総合計画をスタートさせたところである。 また，同時に健全財政確立のため，今年度から導入された行政評価をもとに行財政改革を強力に断行し，限られた資源を効率的かつ効果的に市民サービスに還元するといった「量から質へ」といった行政経営の推進が求められている。 その実現のためには，職員の意識改革と能力の向上が最も重要である。このことは，ひいては，市民サービスの向上に繋がるものである。 また，その実現のためには，職員がビジョン・目標を共有し，主体的にチャレンジを行い，その結果を公正に評価・処遇されることによって，組織に対する帰属意識とさらに高いビジョン・目標にチャレンジするといった「やる気」を導き出す仕組みづくりが必要である。 よって，当委員会は，職員の意識改革と能力向上のため，次の視点からの研修の実施を強く求めるものである。１．行政経営能力の向上，２．政策形成能力の向上，３．業務構築・執行能力の向上，４．業務処理能力の向上。 また，同時に職員の「やる気」が発揮できるような職場環境の整備を，次の視点から組織全体として構築することを強く要望するものである。１．職員を育てる職場環境の構築，２．職員を育てる人事管理の構築，３．職員を育てる業務の進め方，４．適正な人事評価の構築及び処遇，５．女性の管理職への登用，６．目標管理制度の導入。 以上によって，職員が自ら考え，問題意識を持ち，責任を持って市民サービスを実行することが期待できるものである。 以上，決議する。 案文は，ただ今朗読したとおりですので，よろしくお願いいたします。 徳増委員長）ただ今，金井委員から，議案第１３１号の職員の給与に関する条例の一部改正について，職員の能力向上や「やる気」を求める附帯決議案の提案がございました。 案文については，ただ今示されたとおりでございます。 この提案について，皆様のご意見をいただきたいと思います。 前島委員）私は，提案のとおり附帯決議はすべきであると思います。 小松委員）附帯決議に反対するものではないんですね。それは，今の状況のなかで，職員の給与を上げると言っただけで拒否反応を起こす，そういう市民も必ずあると思います。そういう点では，きちんと人事院勧告に基づいてというだけではなくて，何かしらはやはり付ける必要があるかなと思っていたところです。 具体的な項目のところについては，その通りであると思いますが，その前に付いている文章では，私は，そもそも行政評価とか行財政改革とかを全面的に推進するようなことは，あまり思っていません。この前文のところの文章ではどうかなと思います。皆さんのご意見をお伺いして，大多数の皆さんが賛同できるものであればよろしいかと思います。 徳増委員長）暫時休憩いたします。 休 憩 徳増委員長）会議を再開いたします。 他に発言はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，附帯決議案についてお諮りをいたします。 議案第１３１号に対し，案文のとおり，委員会として附帯決議をいたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 次に，議案第１２９号石岡市政治倫理条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。 最初に，執行部より本案の説明を求めます。 総務課長）議案第１２９号石岡市政治倫理条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明申し上げます。 提案理由としましては，当該条例の公職にある者として，新たに副市長及び教育長を加えたものでございます。 条文新旧対照表の１ページをご覧願います。改正内容でございますが，第1条にこれまでは，「市長及び市議会議員」と定められておりましたが，今回の改正におきまして，市長の部分に，副市長及び教育長が加えられたものでございます。そのことから，その後の条例中の「市長」の部分を「市長等」と読ませるものとしたものでございます。 以上が議案第１２９号の内容でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 徳増委員長）以上で，説明は終わりました。 ただ今の説明を含め，本案に対し，質問等はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で本案に対する質疑を終了いたします。 これより，本案に対する討論を行ないます。討論はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で討論を終了いたします。 これより，採決を行ないます。 議案第１２９号石岡市政治倫理条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。 お諮りしたします。 本案は，原案のとおり，可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 以上で，今期定例会において，当委員会に審査付託されました議案の審査を終了いたします。 なお，ただ今審査をいたしました各議案の審査結果の委員長報告の作成につきましては，委員長にご一任願いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 次に，総合窓口の取組みについてを議題といたします。 総合窓口については，過日，日立市を視察いたしまして，その実施までの過程，そしてイメージが確認できたところでございます。日立市においては，行財政改革の一環として位置づけられ「市民主体の市役所をめざす」といった目的のもと「行政サービスの充実・向上」の推進ということで進められたわけでございます。 また，本格的に実施に至るまでの検討は，平成１５年９月から平成１６年７月ということで，１年以内で実施をしたということでございます。実際に，窓口で可能な行政サービスは２５３手続き，そして，申請書につきましても，１枚で複数の申請が可能といったような工夫がされておりました。 当日は，担当課長をはじめ担当者から説明をいただいたなかで，やはり実施することは困難な面があっても，市民サービスの向上のために，職員が理解をし，それに前向きに取組んでいらっしゃいました。 視察においては，執行部の方々にも参加いただいたわけですので，その視察を踏まえ，当市として，現在，どのようなことが検討され，今後どのような対応を図っていくのか，それを最初にお伺いいたしたいと思います。 行財政改革推進室長）総合窓口に関してのこれまでの検討経過につきまして，ご報告申し上げます。 現在の本庁舎の窓口は行政事務の分野ごとに設けられており，手続等において来庁者の移動が多くなる場合があります。また，窓口業務には簡易なものや専門性を持ったものが混在しており，これらの課題を解決するためにも，来庁者にもわかりやすく，また柔軟に対応できる窓口の体制が求められています。 総合窓口に関しましては，行財政改革実施計画の中で「わかりやすい窓口の実現」という項目の中で位置づけられており，また第1次総合計画の中では「庁舎サービス機能の充実」という基本施策の主要事業の中で「総合窓口の設置」が位置づけられているところでございます。 次に，総合窓口に関してのこれまでの検討経過につきまして，ご報告いたします。市長を本部長とします行財政改革推進本部の幹事会の中に行財政改革に係る特定の事項を調査，検討等を行うための組織として，窓口業務サービス向上検討委員会が設置されております。 検討委員会は，窓口業務のサービス向上に関すること，窓口業務における業務手順等に関することを所掌事項としまして，１８課から１９人の係長以下の若手職員で構成されております。 今年度は「窓口延長について」，「総合窓口について」，「申請書について」，「トイレ等の庁舎改善について」の４つのテーマを設けまして，班ごとに検討を進めてまいりました。そして１１月２日にそれぞれのテーマに関係する課長出席のもと，検討結果の内容についての報告会を開催し，さらに１２月４日には行財政改革推進本部を開催し，それぞれのテーマについての発表を行いました。 この中で総合窓口に関しての発表内容につきまして，概要をご報告いたします。まず現状の問題点として，①役所の事務の分野ごとに窓口を設置しているため，お客様の移動が多い，②業務窓口の案内がわかりづらく，申請や相談をどこの担当課でしたらいいのかわかりづらい，③関連手続がわからず，手続を忘れて帰ってしまう場合がある，④似たような申請書が多くてわかりにくい，⑤混雑しているときは，案内人がほしい，これは，７月に実施しましたお客様アンケートからの意見でございますが，こういったことが挙げられております。こうしたことから課題として，①業務内容を表示し，庁舎内の案内をわかりやすくする，②一つの窓口で手続が完了できるようにする，③最小限の来庁で手続が終了できるようにする，④申請書の記載，各課への案内や取次ぎなどを行うフロアマネージャーを配置するなどが挙げられております。さらに，ある研究機関が総合窓口に関するアンケートを実施した結果として，全国の市で，すでに総合窓口を設置している市は３３．３パーセント，総合窓口に関する検討を現在行っている市が１４．６パーセントとなっております。 また，総合窓口で扱っている業務内容で多いものとしては，住民票・戸籍関係，印鑑証明関係，外国人登録関係，国保関係，税関係，年金関係，教育委員会関係などが挙げられます。また，発表のなかで，総合窓口を設置している自治体の紹介がありました。県内では牛久市と鹿嶋市，県外では佐賀市と松山市です。県内２市の状況ですが，牛久市では，正面入口を入ってすぐ正面に総合案内があり，それを中心に右側には市民課業務を主とする総合窓口課，左側には国保・年金医療・福祉等の総合窓口課が配置されております。各種申請書の上余白に該当窓口の番号が記入されており，番号札発行機にての受付なので迷わず，スムーズな手続ができるようになっております。鹿嶋市では，総合窓口として戸籍関係・各種証明・印鑑登録関係・転入転出関係・外国人登録関係・住基ネット関係の６か所に分かれており，それに隣接して国保年金課・介護長寿課・生活環境課・こども福祉課・税務課が配置されていて，１フロア内で移動せずに手続ができるようになっております。また，フロアマネージャーが各種申請書の記入等の指導・案内を行い，番号札発行機にて受付を行い，整理番号順に指定された窓口に案内されるので，お客様にとってはわかりやすく迅速な手続ができるようになっております。 こうしたことを踏まえまして，検討委員会から次のような提案がされました。①行革室を中心として，財政課，情報システム課，総務課，窓口担当課から委員を選抜し本格導入に向けた検討を進めていく，②総合窓口内において，業務ごとにグループ分けを行い，窓口を業務内容ごとに区切り，お客様の用件に合わせた窓口で処理をする，③配属された職員を対象に接遇研修及び各業務の法令変更に伴う研修を随時行っていく，④本庁の建物の構造上，窓口を増設するにはスペース的に難しいため，関係各課を総合窓口に隣接させ，その窓口でも並行して業務ができるようにする，⑤総合窓口の端末には，関係する各担当課の専用システム（国保・年金・介護など）をすべて使用可能な状態にする，⑥職員の交替制でフロアマネージャーを配置するといった内容の提言があったところでございます。 また，１１月１２日に総務企画委員会で視察しました，日立市役所の総合窓口に関する資料を本部員に配付いたしました。 検討委員会の報告の後，本部員から他市で行っている申請書等の手続の流れに関しての質疑や，導入していくにあたっては職員自らが幅広い業務に関する知識を習得していかなければならないが，現在担当している職員はどのように感じているかなどの質疑がありました。 最終的には本部長である市長から「総合窓口に関しては，総合計画にも位置づけられており，市民サービスの観点からも設置していかなければならないことから，平成２０年度中に設置できるよう検討を進めてもらいたい。」という指示があったところです。 今後，関係各課からなる総合窓口設置に関する検討委員会を早急に設置しまして，平成２０年度中にスタートできるよう準備を進めてまいりたいと考えております。 以上が総合窓口に関しての検討経過です。よろしくお願い申し上げます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 ただ今の説明を含め，質問等はございませんか。 岡野副委員長）日立市の総合窓口を視察したなかで，何点か疑問といいますか，実施をしていくうえでよく考えなければならない部分があると思っています。 それは，総合窓口の職員は，日立では市民課の所轄ということで，各課ではなくて市民課からの指令でいくような人事配置であったわけです。１つの課で配置がなされていたわけです。例えば，国保とかではなくて，その市民課で職員が動いていると。結局，日立市では，総合窓口を開いたために，職員を増やさなければならなかったということがあったわけです。その辺のことはどうなのか。 総合窓口というのは，サービスをよくするといったように聞こえはいいわけですが，実際のところ独自の窓口職員を増やさなければならないということになります。時が経つに従って，各課の協力が得られないというようなことも言われていました。 ですから，その辺の整理をしないと，総合窓口という名の下に元のもくあみになってしまうというか，ただ形だけして，細かなところは別な課に行って話をしなければならないということになりかねない。その分だけ職員が増えることにもなると思われます。総合窓口をやることによって，住民サービスは充実するかも知れませんが，やりようによっては総合窓口にいく分，担当課の人員が減って，仕事量がそれ以外の職員にかかってくるといったきらいがなくもない。実施に当っては，その辺を十分に検討していただきたいと思います。 行財政改革推進室長）総合窓口の形態ですが，各市においていろいろな形態でございます。そういうなかで，一番理想としますのは，一か所においてすべての手続きができるということですが，庁舎のスペースであるとか，職員の配置状況におきまして，近くに隣接させたなかで，最小の移動において手続きができるといった形態もございます。 今後，検討をするなかで，どういった形態がいいのかということを検討しなければならないかと思いますが，職員数が限られているなかで，できるだけ現在の職員によって，応援体制といいますか，グループ制も敷いておりますので，そのなかで対応を図っていきたいと考えております。 日立市におきましても，主管課の協力体制ということで，それぞれ協力員制度，そういったものを設けまして，市民課からの要請によって難しい事案のようなときは協力員にお願いをしているということでございます。そういった制度等も活用してまいりたいと考えております。 金子委員）先ほどマネージャーという話がありましたが，それは今回も検討しているんですか。 そうすると，私，たまたま５年前に東京の三鷹市に視察に行ったんですね。会派で。そのとき三鷹市では，もうフロアマネージャー入れてね，総合窓口の対応したんですね。ちょっとその資料，どこにやったのか分からないんですが，日立の場合は違いますよね。ですから，その兼ね合いが非常に難しいのではないかと私思うんですね。今，言ったように窓口が少ないから全部一緒にできないんでしょ。 （「日立市にもフロアマネージャーはいました」と呼ぶ者あり） 金子委員）いたんですか。 三鷹市の場合は，男性の課長級の人がやっていたのが現実なんですね。ですから，フロアマネージャーは，何でもある程度分かっている人がやっていたと思うんですね。そういう方を，当然，今から石岡市では養成しなければならないと思うんですね。だから，フロアマネージャーというのは，大変な役目なのかと思いますので，その辺のところもどう考えているのかお伺いします。 行財政改革推進室長）先だっての日立市におきましても，呼び方は違いますがロビーアシスタントといった名称で，申請書の記入のアドバイスとか，手続き窓口の案内，そういった業務を担当しているところでございます。当市におきましても，やはりこれから高齢者等も窓口に来る人数等も多くなってまいりますので，具体的にどういう手続きをしに来たのかということを聞いてあげて，それに基づいて申請書の記入の仕方であるとか，他の業務の案内であるとか，そういったことをしていく必要があるのかなと思っております。 それから，さきほど委員からもありましたが，ある程度業務に精通している職員でないとなかなかそこまで指導ができないこともありますので，ある程度ベテランの職員の配置が必要ではないかと考えております。 金子委員）結局，今の市の体制の場合ですね，どちらかというと管理職の方は後ろの方にいて，現実的に窓口の近くにいるということはないんですね。それだけの問題が，今度アシスタントとかした場合にね，それだけのことをできる方が，できるのかなというと語弊がありますので言いたくはありませんが，大変な苦労をなされるのではないかと思います。やっていただくことは，市民サービスになることですから，やるからには皆さんの負担がかかるということを承知の上でお願いしたいと思います。 小松委員）市民が最初に庁舎に来まして，印鑑登録とか住民票を取りたいとか，或いは税の問題とか言ってきたときに，そこで「どこの窓口」と案内する方は，日立市役所の場合は女性の方がいらっしゃって，彼女は臨時職員で，しかも長いのかなと思いましたら，「私は最近配置になったばかりで，１か月も経っていません」ということでした。２・３日引き継ぎといいますか，研修をして配置となって，分からないところは，窓口にいるスタッフのところにすぐに相談に行って対応をしてもらっているということで，ほとんど問題がないような状況にあったんですね。だから，フロアで最初に受け付ける方は，そんなにベテランであるとかないとかは，関係がないんだなと私はそのとき思いました。むしろ，今度は，実際にいろいろな申請を出された窓口の方で，ごく限られた人数で対応するわけで，そのスタッフの方がいろいろな能力を問われるというふうに思いました。 今の金子委員の話で，管理職が後ろにいるという話ですが，最近，市民課の窓口でどういう状況かという話を聞きましたところ，混雑する時間というのは，本当に３０分とか１時間とか集中して混雑する時間帯があるそうです。その時は，管理職も含めて全部前に出て対応をすると，３０分対応すれば混雑がさっと引いていくといった経験をもうすでに市民課の窓口では積んでいますということでした。実際に窓口業務ではない記録の係の人も，混雑してきたなと思ったときは，全部その作業をストップして前に出るということです。そして，手の空いたときに自分の本来の仕事に戻ると，そういう形で，今市民課の窓口は対応しているような状況だということです。実際に聞きましたので，意識を持ってやっているところは，そういうふうに市民に負担をかけない状況がすでにできていると，こういうことも改革の成果かも知れませんが，非常にいい対応をしているということをこの間痛感したところです。 金子委員）今，小松委員から話がありましたが，もちろん私はそのことは認識しております。ただ，非常に問題があるような事態が発生したときに，このときに困るんだと。それは，私は市民部の課長と何回か話しをしたことがありますので，確かに小松委員が言われたことを現実にやっているということを確認しております。 ただ，問題は，先ほど言ったように，何か問題が発生したときにどうするのかというときに，やはりベテランのフロアマネージャーが，すべて対応しなければならないと思います。そのときに，その方が問題をきちんと把握していないと，また同じことになってしまうのではないかと感じましたので，それなりの方がならないと対応できないと思いますのでね。日立市の要するにアルバイトの方とは違って，問題があったときに，きちんと対応できる方を後ろに置かなければならないのではなかろうかと私は思うんでね。それを，どうするのかは，今からの問題と思いますがね。 企画部長）総合窓口につきましては，市長が決断をしたわけでございます。２０年度中に設置しろということでございますので，先ほど行財政改革推進室長からもありましたように，関係各課から成ります総合窓口の検討委員会，これを早急に設置いたしまして，今，各委員から出ております問題等もあるわけでございます。総務部とも相談をいたしまして，２０年度に向けまして，早急に検討を開始したいと考えております。また，その結果につきましては，委員会にご報告申し上げたいと考えております。 前島委員）ただ今，企画部長からありましたように，よく検討されまして，２０年度中になるべく早く実施をして，実施をしたなかで問題が生じれば見直せばいいと思っております。始まることが大事だと思っております。 金井委員）やはり総合窓口にできれば，市民の皆さんが庁舎に入ってきて，すぐに「あっ，市役所が変ったな」ということが一番よく分かると思います。そういったことが，行財政改革によって市役所が変ってきていると，見た目で一番分かるところなのですぐに始めていただきたいと思います。 徳増委員長）他に発言はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で本件の審査を終了いたします。 それでは，総合窓口につきましては，来年度の実施に向けて，関係部署と連携を密にされ，総合窓口の整備に取組んでいただけますようお願いいたします。 暫時休憩いたします。 休 憩 徳増委員長）会議を再開いたします。 次に，当委員会は，閉会中も継続して所管における事務事業等の調査を行ってまいりたいと思います。 そこで，皆様にお諮りいたします。お手元にご配付いたしましたとおり，当委員会として閉会中の継続調査の申し出を今期定例会の最終日に行ないたいと思います。 これに，ご異議ございませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 次に，今後の委員会でございますが，次回は年明けになるかと思いますが，先の委員会で金井委員から提言のございました当委員会所管における補助金についての検討を行ないたいと思います。 本件につきましては，現在，予算編成中でもございますので，年明け早々に委員会を開催いたしまして審査を行なってまいりたいと思います。また，執行部において八郷総合支所の利活用のアンケート結果の報告も求めてまいりたいと考えております。その他，当委員会の所管の事務事業等の進捗状況の報告等も求めてまいりたいと思います。このような方向でよろしいでしょうか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）それでは，次回は１月早々に委員会を開催いたしたいと思いますので，よろしくお願いいたします。 次に，その他の件で，財政課長から発言を求められておりますのでこれを許します。 財政課長）八郷高等学校の施設等の取得について，ご報告させていただきたいと思います。 経過を申し上げますと，平成１８年３月２０日付で，市長並びに議長の連名による無償の払い下げ要望書を茨城県の方に提出をいたしました。その後，茨城県においては，八郷高等学校閉校後，平成２１年３月末で閉校になりますが，利用の予定がないということで，石岡市において，利活用があれば利用計画書を提出して欲しい旨の話がありました。 今年の８月末でございますが，茨城県の管財課公有財産利用推進室の室長と係長が来庁しまして，市長と会い私どもも同席したところでございます。県からの売買の条件につきましては特にありませんでしたが，無償ではないとのことでありました。また，石岡市で利用目的がない場合は，一般公募を行なうということでございます。 その後，庁議におきまして，八郷高等学校の利活用について全庁的にアイデアを募りたいという話から，各周知されましたが，その後，各部次長級から組織されております連絡調整会議において，各部からの意見を集約したものを協議した結果でございます。八郷高校の場所につきましては，敷地も大きいうえに校舎とグラウンドとの高低差があり，現状のままでは利用しにくい形状となっていると，また，校舎についても昭和５６年以前の建物でありますので，耐震補強が必要な建物であり，利用する場合は補強を要するものとなると経費がかかるということになりまして，無償譲渡であれば諸条件を検討のうえ，再度判断が必要であるとのことでございましたが，有償となると市の施設として利活用は難しいとの結論となったわけでございます。 そのような経過を踏まえて，今日，ここに委員会の方にご報告をさせていただきたいということでございます。以上でございます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 ただ今の件について，質問等はございませんか。 岡野副委員長）面積と有償の場合の単価を知っていれば教えていただきたい。 財政課長）面積につきましては，５７，８８４平米ございます。県の方では価格については，特に申しておりません。通常でのやり取りの場合，相手方が公共団体の場合，公共的なものについては，通常の地価の価格の２分の１相当，それと今建っている建物を利用しないということであれば，その解体費用を差し引いた分，しかし，その解体費用を差し引いたときには，それそのものの上乗せをしてという話でございます。そういった価格の条件でございますので，最終的なやり取りの価格の設定はまだされておりません。 岡野副委員長）地価の２分の１というのは，だいたいどれくらいなんですか。試算といいますか。 財政課長）先日の連絡調整会議のなかでの試算でございますが，これは県の方で競ってした金額でございませんが，有償であると，土地から見ると１０億円前後，それの２分の１としても５億前後にはなるのではないかと。ただし，これはあくまでも推定でございまして，県からの表示の金額ではございません。 前島委員）八郷高校の敷地ですが，聞くところによれば八郷町時代に寄附をしたということですよね。今，有償の場合は５億円近くかかるということですが，寄附したということであれば，もっと交渉して安くしてもらうということはできるのではないかと思います。 交渉して安くするという前段としては，何に使うかということが目的になっていると思いますが，その辺についての検討というのは全然ないんですか。 財政課長）今後につきましては，連絡調整会議の方でこういった経過が出てきましたので，これを基に県の方と交渉をしていきたいと思いますが，前提としては無償譲渡ということで交渉はしていきたいと考えております。 金井委員）その連絡調整会議のなかで，無償譲渡であればどういうふうに利用していくのかといったことも話はされましたか。 財政課長）無償譲渡とかいう前に，どういった利用があるかというなかでいくつか出ました。一つは，高齢者向けの施設ということで，体育館あたりが高齢者の方が来て運動施設としても使えるのではないかとか，中央防災の施設，防災倉庫とかいうように防災の拠点にも利用できるのではないかいった意見がありました。それから，八郷消防署の移転用地でございますが，あの場所は借地であるそうで，将来どこかを考えなければならないというようなことで，そういうことでも利用できるのではないかというような話がいくつか出てきましたが，最終的には今の場所を利用するには，かなりの経費がかかるということで，非常に経費的に考えて難しいのではないかということでした。 金子委員）八郷高校の下のグラウンドは，上からしか行けないんですか。 財政課長）下からと言いますか，細い道ですので，人が行ったり来たりするには十分ですが，大きな車では無理な状況がございます。 徳増委員長）ほかに発言はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で本件の質疑を終了いたします。 次に，企画課長から発言を求められておりますので，これを許します。 企画課長）それでは，お手元にお配りしていると思いますＡ４版２枚の「鹿島鉄道廃線敷のバス専用道化の検討について」という資料でございます。この資料に基づきまして，ご説明申し上げます。 「鹿島鉄道廃線敷をバス専用道として整備し，定時性と速達性のあるバスを運行することを検討するものである。この事業は，「公設民営」を基本として行なう事業としては日本初であり，（仮称）地方型ＢＲＴと位置づけられることができ，得られる事業効果も大きいと予測される。今後，関係者を含め具体化に向け詳細な検討を進めることとしている。」ということが概要でございます。 ＢＲＴと申しますのは，バス・ラビット・トランジットの略だそうでして，外国では韓国であるとかカナダなどでございます。いわゆる他の車両等の通行を排除したバスの専用道ということで，主に都市部で運用されているものでございます。 次のページの図面をご覧いただきたいと思います。左上のオレンジ色の二重丸が石岡駅でございます。右下の同じマークが常陸小川駅でございます。この間，７，３５０メートルでございますが，旧鹿島鉄道のいわゆる軌道敷でございます。そのうち３分の２程度，左側でございますが，横断図が出ておりますが，有効幅員で路肩を除いたもので６メートルを確保できる，すなわち１．５車線程度の幅が確保できるであろうと，残りの１，９５０メートルが，４メートル程度ということでございます。 着色してあるグレーの部分が，盛土ということでございます。ただ，これは行政界ではございません。行政界は，栗又四ケになりますので，石岡地区の方がやや短くなるわけでございます。その路線のところに，四角く赤いものがずっと表示されておりますが，これが路線を表示しているものでございます。右に見てまいりますと，小さい赤い四角になりますが，これは幅が狭くなるよということを意味しているものでございます。 それから，下に写真が３つございますが，一番左側がイメージです。このような感じですよと，路盤整備をしてこんな感じになりますよというものでございます。真ん中がバス停ですが，写真の上に群青色といいますか丸が出ております。これが，図面で路線ごとに丸が書かれているものでございます。それから，右側の待避所，必要なところで待避所をつくっていくというものでございます。 左下に整備概要が出ておりますが，バス専用道として７，３５０メートルでございます。備考のところに内容が出ております。それから，次がバス購入，バス停，ターミナルということで，バス停は１５か所を予定しております。それから，バス運行システム，バス交差円滑化システムということでございますが，栗又四ケから石岡に向ったかなりの区間が，３５５号線と並行して走ってございまして，踏切と３５５号線の信号が近いということですので，バス運行を優先すべく信号制御を専用に検討していく必要があるというものでございます。 それから，その欄の右側でございますが，運行計画でございます。およそ７キロメートルの区間，ここを往復運行するわけでございますのが，後ほどまた出てまいりますが１０分間隔の運行を計画しております。ただし，これはラッシュ時と混雑時，朝などの混雑時のものでございまして，１日中１０分間隔で運行するということではございません。所要時間１６分程度でございまして，現在は代替バスが２０分から２５分かかっているところが，かなり時間が短縮される予定でございます。 それから，利用客数ですが，鹿島鉄道の利用者が１日１，６００人程度でございました。この程度の人数を目指したいということでございます。ちなみに，現在の代替バスへの移転率は４割程度でございます。 それから，もう１つ重要な要素でございますが，石岡駅からこの常陸小川駅を経由しまして，茨城空港まで１５キロございまして，茨城空港へのノンストップの乗り入れというものも，この計画に入ってございます。その場合の所要時間は，２５分程度を見込んでいるものでございます。 それでは，１ページにお戻りいただきたいと思います。先ほどの説明で重複したところは省かせていただきたいと思います。１番目の整備スキーム，いわゆる公設の部分でございますが，区間がご覧のとおりでございます。整備手法は，「市道認定し」と書いてございますので，石岡市と小美玉市でそれぞれ市道認定をして，バス専用道として整備をする考え方でございます。根拠法令としては，道路法と道路交通法でございますが，これは全国初ということで，当然，そういった法令の運用の課題を今後解決していく必要がございます。その下の概算整備内容でございますが，ご覧のとおりバス専用道整備，バス購入，バス停，バス優先通過システム，信号機等の整備でございまして，これらはすべて公費負担としたいという考え方でございます。 それから，２番の運営スキームでございますが，この部分は民営を考えております。利用者数は，ご覧のとおりでございます。運行計画につきましても，先ほどご説明したとおり，１０分間隔，混雑時において１０分間隔程度を予定しております。それから，運賃はできれば均一料金をということですが，例えば石岡駅から商業高校までの生徒さん，この間の意見交換会で，１０円値上げになったということをおっしゃっていましたので，そういった利用する方々の意見をお伺いしながら決めていくべきものかと思います。 また，民営ですので，当然これは「下は行政で用意し，バスも差し上げるから，あとは経営努力をして下さいよ」ということですから，運行する事業者，運行主体あるいは運行に同意する事業者の方に，十分意見をお伺いする必要があると考えております。所要時間は，ご覧のとおりでございます。 ３番目に効果といたしまして，まず，高校生を始めとする沿線住民の公共交通の利便性が高まるということでございます。それから２つ目，茨城空港への利便性向上とピーアール効果が非常に大きいということでございますが，県においては，公共交通機関は常磐線の石岡駅を経由してアクセスするということを想定していたようでございますので，今回はそういった意味からも，茨城県も参画をして検討をしているということは，この辺のところから出ているのだと思います。それから，国道３５５号線の渋滞緩和と地球温暖化対策，さらには，地域活性化というようなことが効果として想定されるものでございます。 ４番目に今後の検討課題でございますが，まず，用地でございますが，これは無償譲渡または無償貸与を受けるということを希望しております。当然，相手があることですから，私どもが単純に「よこせ」というものではございません。先様のお考えを伺いながら，当然，ご協力をいただく必要があろうと考えております。さらには，費用対効果の検討，それから，運営主体，先ほど来申し上げておりますが，民営という部分について，採算性の問題などについて検討を進めていくというものでございます。それから，バスの優先通行のための交差点協議と信号機の設置，それから最後でございますが，モビリティ・マネジメントということで，比較的新しい概念でございますが，ものをつくるだけではなくて，そのものについての情報をきちんと分かりやすく利用者にお伝えをして，使ってみたい，利用してみたいと，そのような気持ちになるために，さまざまな働きかけをしていくことをモビリティ・マネジメントというそうでございますが，そういった利用促進のための取り組みも必要であろうと考えております。 それから，最後に検討会を正式に立ち上げていきたいということでございますが，メンバーとしては石岡市，小美玉市，それから県は都市計画課，道路建設課，空港対策室，交通対策室でございます。大変申し訳ございません。県は，現在，空港対策課に昇格しております。失礼しました。それから，交通関係の規制がございますので，県警の交通規制課，鹿島鉄道株式会社様，関東鉄道株式会社様，関鉄グリーンバス株式会社様，それから学識経験者等によりまして検討会を組織して，詳細な検討に入っていきたいということでございます。 なお，こうした検討は，できれば年明けぐらい早々に着手しまして，現在までの検討結果を基にしまして，基本的な枠組みがいいのかどうかと，枠組みの検証をしまして，新年度におきまして，具体的な詳細な検討に入っていくというものでございます。極めて，高度に専門的な部分もございますので，委託料を来年度は予定したいと，現在，検討しておりますが，ちなみに今までのご説明で申し上げましたとおり，交通システムを検討するというのが，今のところの大きな眼目でございますので，所管は企画課でございます。実施段階，整備の段階は所管が都市建設部に移る考え方で整理をしております。取りあえず，本日は，こういうことで検討をしているということをご報告いたしました。以上でございます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 ただ今の件について，質問等はございませんか。 前島委員）ただ今，説明を受けまして，非常にいいことだなと思います。そこで，茨城空港が平成２１年に完成すると言われておりますが，それまでにこれを完成させるということでしょうか。 企画課長）ご指摘のとおり，茨城空港の開港までには完成させて運行するということでございます。なお，説明が不足いたしましたが，バス自体は特殊なものではございません。普通のバスが入ってきて，それが感知をして制御をするということでございますので，通常の路線バス，それから茨城空港への直行便，そういうものを通せるようなものいうことでございます。併せてお答え申し上げます。 前島委員）そうしますと，栗又四ケから常陸小川駅までの幅員が狭いわけですが，これでは問題がないのかということお伺いします。 それから，相手側であります鹿島鉄道さんの意向が重要となってくるわけでうが，この無償譲渡または無償貸与についての交渉というのはどのくらいやっているのかお伺いします。 企画課長）待避所の件ですが，１０分間隔の高密度運行の際に，すれ違いは最大で３回でございます。２回ないし３回でございまして，１６分の間でその程度でございますし，それから待避所のところに信号が付きます。ですから，向こうから，反対側からバスが来ますので止まっていなさいという指示がきます。それが制御システムという本体でございます。交差点もございますが，そういったことで大丈夫だろうと，それを交通規制課の方でご理解いただけるかどうかということでございます。 それから，軌道敷でございますが，これにつきましては，事業をしているときには減免をしております。事業がなくなりますと，減免がなくなるわけですので，当然，所有者の鹿島鉄道としては何とか処分をしたいということですが，軌道敷に限って申し上げますと，かなり処分は困難であると思われます。石岡市と小美玉市，それから県がこういった計画をたてご協力をいただけるということになれば，市道認定をして非課税になるわけでございます。 また，現在のバス運行事業者は，関鉄グリーンバスだけでございます。この関鉄グリーンバス及び鹿島鉄道はグループ会社として関東鉄道の傘下に入っておりまして，連結決算でございます。当然，グリーンバスが，今のまま代替バスでまいりますと先行きは暗いわけでございます。茨城空港を睨んで，乗客が増えれば事業の採算性というのは改善される可能性があるわけでございます。グリーンバスさんの方は，大変乗り気でございます。あとは，グループとしてどうなのか，単体ではなくて，グループという経営としてどうなのかといったご判断をいただきたいということで，すでに内々で話を申し上げているところでございます。 しかし，これはこちらの勝手な言い草でございますので，当然，先様のご事情もあろうかと思いますので，何とかご理解をいただけるよう協議をしてまいりたいと存じております。以上でございます。 岡野副委員長）この事業の予算はどのくらいなのか。それから，補助金とか交付金とかは見込めるのか。合併特例債はどうなのかということについてお伺いします。 企画課長）財源の話でございますが，合併特例対象としては予定してございません。そして，財源ですが，対象となり得るメニューがかなりあるということで，県のお骨折りによりましていろいろ検討されているところですが，交付金または補助金，これらについて活用していきたいと考えております。事業費に関しましては，まだ流動的でございますので，大変恐縮でございますが，今の段階では差し控えさせていただきたいと思います。 ただ，小美玉市と石岡市で協力をしてやるということと，茨城県もそれ相応にご協力いただけるということで，現在，協議をしているところでございます。 岡野副委員長）この幅員を見ますと，狭いところは軌道敷だけでは，運行が難しいのではないかと思います。１．５車線的整備というところは何とかなるのかなと思いますが，しかし，四箇村駅から常陸小川駅までの１，９５０メートルについては，幅員が非常に狭いので，これで大丈夫なのかお伺いします。 企画課長）基本的な運行の形態としては，待避所以外は交差しないという考え方でございます。必ず行き違うときは，待避所で行き違うということでございますので，単純にバスが走るときに，４メートルで足りるかどうかという判断になろうかと思いますが，十分に足りるということで結論が出ております。 金子委員）当然，この路線のなかにガードといいますか橋がございますね。この耐久性はどうなんですか。 企画課長）ご指摘のとおり，橋が２か所ございます。それで，橋は橋脚と上部工はそのまま使う予定でございます。それで，一番上のところだけ，表板といいますか，板をのせて固定をしてということです。それはどうしてかといいますと，バスの方がはるかに軽いということで，加重的にはまったく問題がないということでございます。 小松委員）このバス路線の延長，常陸小川駅の先に小川高校があるわけですが，バスの車庫とかいろいろな整備を考えると常陸小川駅，また，茨城空港の玄関口と考えれば常陸小川駅だろうと思いますが，小川高校まではお考えになっていないようですがいかがでしょうか。 企画課長）区間は，この間で固まっております。小川高校に関しましては，以前，高校生との意見交換会でも出まして，これは路線バスの運用上の問題ではないかと。この事業で，一番目指しておりますは定時性の確保でございまして，混雑が予想されます国道３５５号線をスムーズに通過させるということで，現在の高校の利用者が不便であるというのは，今後のバス会社の運行の計画のなかでご検討いただく内容ではないかと整理をしております。 徳増委員長）ほかに発言はございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，以上で本件の質疑を終了いたします。 次に，その他何かございませんか。 岡野副委員長）今，八郷総合支所の利活用についてアンケートを取っていると思いますが，その結果について市報に掲載をしていただきたいと思います。 財政課長）八郷総合支所庁舎のアンケート結果でございますが，取りまとめ次第，なるべく早い時期に市報の方に掲載してまいりたいと考えております。 徳増委員長）暫時休憩いたします。 休 憩 徳増委員長）会議を再開いたします。 ほかに，その他ございませんか。 金井委員）今回の一般質問におきまして，私と委員長，そのほかの方から鹿島鉄道跡地の利用を含めた駅前周辺の整備計画について質問したわけでございますが，当委員会としても，継続調査のなかに中心市街地の活性化についてとずっとあるわけでございます。 これは，委員長の質問にもあったように，私個人的には子どものころからずっと変らない石岡駅と，そして今，企画課長の方からお話のあった日本でも初めてというＢＲＴ計画と，そういったものが計画されていくなかで，市長の答弁にもありました「石岡市の顔」とも言える駅があのままでいいのかと，そういったことを私は強く感じまして，今回，一般質問をさせていただいたわけです。 そこで，先ほどの私の附帯決議のなかでも申し上げましたが，行政視察でまいりました豊後高田市の「昭和のまちづくり」には本当に感動いたしました。そういった意味で，他市でもできることは，やる気があれば石岡市でもできるということを，やはり自分で行って肌で感じて考えてきたわけです。 そういうことから，石岡駅周辺整備を含めた石岡市の中心市街地をどうやっていくのかと，今回，複合文化施設について一般質問がございましたが，神栄跡地も本来は中心市街地の活性化の目的のために取得して，それに対応して何をつくればいいのかという検討がなされて複合文化施設ということになってきたわけです。 そして，その計画が将来的に多分見直しがなされるだろうというなかで，そうしたら駅前しかないと，茨城空港開港前までに駅前を整備して，石岡を利用して空港に行ってもらいたいと，石岡を経由して茨城県内に行ってもらいたい，そういった希望がございますので，所管の総務企画委員会として，やはり議会として意思を明確にするためにも，案を作成させていただきましたので，委員会として決議案を提出してはと提案するものでございます。 委員長におきまして，お取り計らいいただけますようお願いいたします。 徳増委員長）ただ今，金井委員から，中心市街地の活性化の推進を求める決議（案）の提案がございました。 本案につきまして，案文の内容をお示し願いたいと思います。 金井委員）それでは，お手元に案文を配付させていただきましたが，朗読をさせていただきます。 中心市街地の活性化の推進を求める決議（案）。 中心市街地と呼ばれる地域は，さまざまな都市機能が集積し，長い歴史の中で文化や伝統を育み，各種の機能を培ってきた「まちの顔」である。 しかしながら，近年のモータリゼーションの進展，消費者のライフスタイルの変化等を背景として，中心部の居住人口の減少，空き店舗や大型店の閉鎖をはじめとする商業環境の変化等などによって「まちの顔」ともいうべき中心市街地の空洞化が一層進んでおり，深刻な状況にある。 そのような状況を踏まえ，２００６年８月施行された改正中心市街地活性化法は，少子高齢化時代にあって，中心市街地に買物や医療機関等の都市機能の集積を目的としたコンパクトなまちづくりを目指すものである。 さらに，本年１１月３０日から施行された改正都市計画法は，中心市街地活性化法を補完し，大型店の郊外出店を制限する内容となっている。 当市においては，各種の計画が策定され，また，本年策定した第１次総合計画において「産業の輝くまち」を基本政策に位置付け，駅周辺整備やバリアフリー化を進め，市の玄関口としてふさわしい空間づくりを行い，まちの活性化の促進を謳っているものの，その進捗は遅々として進まないのが現状である。 このことは，本年実施した市民満足度調査においても，産業の振興に対する満足度が著しく低いことが証明をしている。 さらに，鹿島鉄道跡地については，駅周辺整備を含めた石岡市の中心市街地活性化の核となるものである。その利活用について，早急に市としての方向を定めていく必要がある。 よって，石岡市議会は「石岡市の顔」として，駅周辺整備を含めた中心市街地の活性化施策の推進を強く要望する。以上，決議する。平成１９年１２月１９日。石岡市議会。 以上が，今回，提案させていただきました決議案の内容です。 よろしく，ご審議のほどお願いいたします。 徳増委員長）ただ今，提出者から決議案の内容の説明がございました。 本案につきまして，議題といたしまして，審議をいたしたいと思います。各委員のご意見をいただきたいと思います。 小松委員）この決議案の案文は石岡市議会となっておりまして，総務企画委員会として委員長が提案することになるのか，このあとの手続きについて，事務局にお伺いいたします。 徳増委員長）手続きにつきまして，事務局より説明願います。 議事法制課長）常任委員会として，決議案を提出することにつきましては，先の地方自治法の一部改正により可能となったわけでございます。 従いまして，ただ今議題となっております決議案につきましては，委員会としてご審議をいただき，委員会として提出すべきものと決した場合は，ご指摘のとおり，総務委員長名を持ちまして，委員会提出の決議案といたしまして，本会議に提案いたし，質疑，討論，採決といった一連の手続きによりまして，石岡市議会としての機関意思が決定されていくことになります。 金子委員）確かに結構な決議案なんですが，一応所管の問題で，当然，商店街の活性化は経済部ということになるわけですね。 私は，その辺の懸念がありますが。 金井委員）中心市街地の活性化は，先ほども申し上げましたが，閉会中の継続調査の申し出におきましても，明確に当委員会の所管ということで位置づけられているところですので，今回提案させていただいたわけです。 また，この問題につきましては，一般質問でも質問させていただきましたが，遅々として進まないといった状況があるわけです。先ほどの私の話のなかでも，行政側と議会，そして市民の三者が一致団結して「石岡市の顔進」をどうつくるべきなのかということで，たまたま企画課長からご説明がありましたこのＢＲＴというすばらしいものが，もしかしたら県だけではなくて，茨城空港ということで国からも支援とかもたくさん受けられて，比較的スムーズにできる可能性を私は強く感じたところです。そういった意味でも，委員会，もちろん議会でもバックアップして，なるべく早く「石岡の顔」を整えていただきたいという願い，空港が完成してからつくったのでは，もう誰も来てくれない，そういったことから早くつくるということが大切だと思いまして提案したわけです。 徳増委員長）暫時休憩いたします。 休 憩 徳増委員長）会議を再開いたします。 他にご意見は，ございませんか。 （「なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ないようですので，中心市街地の活性化の推進を求める決議（案）について，皆様にご意見をお聞きしたなかで，他の所管に関わる部分があるのではないかといった懸念がございました。 その部分につきましては，正副委員長において，都市建設委員長に話をしてまいります。ただし，当委員会として，この決議文をどうするのかということでございます。いかがでしょうか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）それでは，お諮りいたします。 本決議案を委員会として，提出することにご異議ございませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり） 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 以上で，総務企画委員会を閉会いたします。 | ||||||||||||
