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議会中継
  


 第5回委員会 (9月11日)
出席委員 前島孝元委員長,鈴木米造副委員長,鈴木行雄委員,山口晟委員,関昭委員,関口忠男委員
市執行部 都市建設部長(吉川安延),都市建設部次長(藤枝利明),都市建設部次長(甲一郎),参事道路担当(本田久男),都市計画課長(鈴木信充),都市整備課長(岡野光弘),下水道課長(鈴木隆),建築住宅指導課長(冨田雅博),道路建設課(上曽茂昭)
議会事務局 議事法制課係長(武石誠)



前島委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。
 これより議事に入ります。本日の議題は,付託された議案の審査として議案第92号「平成19年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第94号「平成19年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」,議案第95号「平成19年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)」,議案第97号「平成18年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について」のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第101号「平成18年度石岡市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第102号「平成18年度石岡市駐車場特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第104号「平成18年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第105号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第113号「石岡市開発事業の適正化に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」,議案第114号「石岡市都市計画法の規定による開発行為の許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」,議案第117号「市道の認定について」ないし議案第119号「市道の認定について」,議案第120号「市道の廃止について」。
 付託された議案の審査として,請願第2「水路整備についての請願」,陳情第4「あざみ区内道路(旧八郷町道7552号線)舗装排水整備についての陳情」,陳情第6「御前山区内等生活道路の整備に関する陳情」。
 所管事務の調査として,川又地区における市有財産の無断使用,形質変更事案のその後の経過について。及び「その他」であります。
 付託案件の説明のため出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 また,本日の審査の順序につきましては,お手元の協議案件書のとおり進めたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 初めにお諮りいたします。
 本日の議題であります議案第117号ないし議案第120号,及び請願・陳情につきましては,その現状を調査するため,これより委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。         

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

― 休 憩(現地調査の実施) ―

前島委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 本日,傍聴者の方が見えておりますので,お手元の協議案件書にあらかじめ予定した順番が示されておりますが,傍聴者の方に配慮をいたしまして,協議案件の5番から8番までの市道の認定・廃止関係の議案を先に審査を先に進めたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 それでは,議案第117号「市道の認定について」を議題といたします。
 本件については,執行部から説明を求めます。

都市整備課長)それでは,議案第117号「市道の認定について」ご説明申し上げます。この路線は合併特例債事業といたしまして整備する道路を市道として認定していただくものです。路線名は石岡市道A5645号線として,起点・石岡市高浜字山ノ神327から,終点・石岡市東田中字田中1547−1までの,計画幅員17メートル,計画延長775メートルでございます。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

鈴木委員)このA5645号線は,以前,二十数年前より高浜地区の住民の方で,県の事業として進めて現在に至っているわけですが,高浜の地域の交通量の増大によってかなり不便を来していると。そういうようなことから,このここ十数年来,地元の強い要望であったわけです。そしてなおかつ,この道路については,先ほど申しましたように,二十数年前にはこの延長線として,城南中学校の前を通って行く道路を建設するわけであったんですけども,いろんな事情があって頓挫をしてしまったと。それで現在に至っているということで,これはやっぱり,この道路については大変重要な道路だというようなことで,我々議会としても,一丸となって,この道路の建設に向かっては,進めていくべきだと,このように理解をいたしてますので,皆さんのご賛同をお願いをしたいなと,こう思っています。

関口委員)午前中,この貝地・高浜線を見てきたわけでありますが,この貝地・高浜線というのは合併特例債事業の,協議会の方で決められたわけで,議会の承認も通っているわけです。その中で,今回見てきたところが,起点が高浜踏切を越えたところ。終点が東田中の方ですか。そういう,何か,合併特例債と市道認定が,随分ずれた市道認定だなあということで,質問をしたいんですが。
 貝地から高浜まで,線路があるわけですね。相当落差がある。あれは多分,橋でも架けないと通れないと思うんですけど,そのJRの橋については,今から8年しかないわけですね。その間に,平成19年。今年の1月。私が議員になる前ですけど,JRと整備計画で話し合いをしておりますよね。その中で,約9年間は必要だと。それでなおかつ,近隣の踏切1か所を封鎖しないとその橋は架けないという文言が載っているわけですけども,これについてJRとの協議の方,どのような進捗状況になっているのか。それで,絶対にこの合併特例債事業で出来るんであればね,私も認めたいんですけど,これが確約がなければ,ただの見切り発車になってしまうんじゃないかなと,このように思うんですが,執行部の答弁をお願いいたします。

都市整備課長)いま,関口委員さんからのご質問でございますが,当道路につきましては都市計画決定を平成9年3月に決定を受けております。それに,JR東日本との協議の中では,事前協議という形で,そこに橋を架けることについては問題ないということで回答を得ております。ただ,実際の実施に当たっては再度協議が必要というような。都市計画の上での決定を受けております。
 今回,19年1月にJR水戸支店にお伺いしまして,今後の整備に対してのスケジュール的なものを確認してまいりました。その橋を架けることについては事前協議で1年,概略設計で1年,詳細設計で2年,それにJR東日本との業務委託関係で1年,工事に4年,計9年かかるというような,先ほどのご説明のとおりであります。それにつきましては,今年の8月に水戸支社に行きまして,市道認定についての決定については何ら問題ないということで,回答を得ております。それでなおかつ,8月19日に,前に行いました平成8年の都市計画決定の時の内容については何ら,市道認定の支障はありませんということでの回答をいただいております。これは担当者の口頭になっておりますが,文書的なものはございません。それで,取りあえず9月議会においては,高浜台地区が道路が狭あいで大変だっていうことでの,早期完成を望む声もありまして,取りあえず高浜小学校裏から東田中の5差路付近までを第1工区として早期に仕上げたいということで。それとともにJR東日本との協議をさらに進めまして,9年かかるものを短縮できるような形で,今後は取り組んでいきたいと考えております。

関口委員)課長からご答弁をいただきましたが,確約もないし,話し合いもあまりしていない状況ですね。今の話を聞くと。そういう状況で,これ本当に貝地・高浜線,完成するんですか,これ。いくら合併特例債といって国とか県から出るといっても,やっぱり一般市民の税金を使うわけですから。あくまでも貝地・高浜線ということで,これ合併特例債事業ですから,1本にならなければみんなに話が出来ないわけですよ。ですから,こっちだけやるんだっていうことなら変更しないといけないと思うんですよ。そういうことをはっきりと説明してもらって,答弁を簡単に,貝地・高浜線を1本でやるのか,出来ないのか,それともJRだけは後回しにするんだよとか,そういうことをちょっと正確に確約してもらわないと,「思います」では市民に話できないんで,ひとつお願いします。

都市建設部長)貝地・高浜線につきましては,合併協議会におきまして決定された4路線のうちの一つで,全延長がご指摘のとおり1.3キロメートルほどあるわけでございます。今回はそのうちの775メートルを市道認定していただくということでございます。ご承知のように城南中学校の前の通りから高浜の,終点ですね,台地の終点までは,都市計画決定が平成9年3月にされております。この都市計画決定された路線は,そのまま合併特例債事業として合併協議会で認定されておりますので,変更する予定はございません。
 それから,起点の城南中入口から城南中の近辺までですね,これはすでに市道認定してございます。A5226号線。延長が280メートルで市道認定になっております。それからその先の,城南中から線路際までですね,それについてはA5430号線で,延長が53.6メートル。これはすでに市道認定されております。
 ご指摘のJRに架かる橋の件でございますが,現在そういう形で協議中でございますが,協議に数年を要しますし,概略設計のあと,すぐに工事に,詳細設計に入れるかどうかは今後協議してみなければわかりません。それからもう1つは,ご存じのように城南中側の地権者6名の方々が,すでに反対を表明してございます。それにつきましては,何回かお伺いしているわけですが,いまもって反対の意思は変わらないというようなことがございまして,今回は高浜地区側の住民の方々の,度重なる陳情と,あるいは10年間という期間を考えまして,出来るところから整備をしていくというのが基本だと思いますので,私どもの方は今回の議案として上程したわけでございます。
 残りの,城南中入口から常磐線を跨ぐ橋を入れまして,今後整備をするような方策で考えていきたいと。ただ反対がございますので,10年以内に出来るかどうかは判りません。全力を尽くしてやっていきますが,これは都市計画決定されておりますので,市において変更するとか,変更しないで整備するとかいうことは出来ませんので。あくまで都市計画決定した路線で,その10年間で出来なければ,その後は都市計画道路として県が,県の費用で,県の街路整備事業で整備をしていただくというような形で。もし,仮にですよ,10年間に無理な時にはそういうような方法が考えられると思っております。ですから,今回は10年間という期限がございます。それに,度重なる高浜の台地の側の住民の方々の要望,熱意,あるいは,火災が起これば消防車も入れません。そういうような現状を考えれば,私は,出来るところからやるのが筋だと思ってます。10年間という期限の中で,せっかく予算を確保してやるわけですから,何とぞご理解をいただければありがたいと思っております。これがご認定いただければ,すぐに,9月に即,議会が終わればすぐに,測量調査のために準備をして,委託をして,着手に向けて仕事をしていきたいと思ってますので,よろしくお願いいたします。

関口委員)JRとの協議。これまでの資料がありましたら,ちょっと提出してほしいんですよ。やっぱり,そういうやってる姿勢が見えないと,いくら「今後進めていく」っていっても,やっぱりそういう,今までの例を見せてもらわないと非常に。それを頂きたいと思います。

前島委員長)いま,関口委員からあった資料については,すぐ準備できるんですか。それでは,ただ今の資料については委員会としてこの提出を求めたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認めます。執行部には資料を早急にご提出願いたいと思います。暫時休憩いたします。

― 休  憩 ―

前島委員長)それでは会議を再開いたします。
 関口委員から要望のあった資料,これは何って言うんでしょうね,協議書って言うんですかね,JRからの回答書が右側の方に載ってますので。これが提出されましたので,見ていただきたいと思います。

関口委員)さっきの話では8月にも協議したようなことを課長は話してますが,その時の,何か覚書か何かは,今日出せないんですか。お願いします。

都市整備課長)8月9日にJR東日本の水戸支社に行きまして,市道の認定についての協議っていう形で担当者と面談いたしました。担当者が言うのには,すでに都市計画決定を受けている中で,事前協議をされていれば,当時のこの文書は,そのまま継続していますという回答を得ましたので,改めて文書等による確約はいただいておりません。

前島委員長)それは議事録もないっていうことですか。1月と8月にやってますよね,打ち合わせね。

都市整備課長)上司への報告書は作成しております。協議内容の。

関口委員)今回の市道認定については,大分よく分かりました。それで,今後とも貝地・高浜線というのは1本でやるという事業で,考えてよろしいんですか。すると,最大のネックであるJRの橋,これは本当なら今日に間に合うように協議していただきたかったんですけども,何か間に合わないということなので。今後JRとの協議の計画等がありましたら,ちょっとお話しをお願いいたします。

都市建設部長)課長からお話ししたようにですね,8月に入って2度,JRの担当者と,私どもの都市整備課の担当者が2人で行っております,打ち合わせを行いまして,このやつが,当初,このほかに市道認定の際の協議が必要なのかなと思ったわけですが,これで足りると。これで協議してるので,これがそのまま生きてきますよというようなお話しをいただいております。
 それで今後はですね,市道認定をすでに,ある段階で,今後橋の部分の市道認定をお願いすることになると思いますが,今後早急にですね,地元の,今回出してます測量等に入ると同時に,JRとの本体工事のための委託協議ですね,それから詳細設計とか概略設計,そういうものを今後取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
 先ほど課長からも説明した中にありましたように,事前協議に1年,概略設計に1年,詳細設計に2年,本体工事に4年というような話がございました。それに,委託協議に1年かかるというような,非常に長期間,協議だけでかかってしまうというような状況で,出来るだけ早くですね,進めるように,JRの方にもお願いしながら進めていきたいと思っております。それと同時に,城南中側の反対者に対しても,市長も「行く」と言ってますので,了解をいただければ全線整備というような方針でまいっていきたいと。
 ただそれが無理な場合には,出来るだけ早い機会に…,10年間という区切りがございますので,見直しの結果を委員会,あるいは議会にもお話ししなければならないと思ってます。

関口委員)貝地側ですか,あっちの方にちょっと,これまでのことが分からないので,私は聞きに行ったんですよ。住民に。そうしたら,かなり役所の方でも何度も足を踏み入れてもらって,いろいろ説明をしてもらって,何人か同意をもらったと。同意した人がいると聞いたんでね。今後もそれをやっていけば,同意はもらえると思うんですよ。だから,さっき部長が言ったように,もっと早く市長が行って,1軒1軒お願いに行けば,私は必ず承諾がもらえる事業だと思うんですよ。ですからそういうことをやってもらって,それでJRの橋と一緒に市道認定を出してもらうのが一番いいなと思うわけであります。以上です。

都市建設部長)先ほど私が説明したように,城南中のちょうどY字路になった入り口の部分はすでに市道認定になってますので,橋の両側,少しですね,橋のすりつけ部分の,延長で大体120メートルぐらい市道認定をお願いするような形になりますので,出来るだけ早く併せて市道認定をしていきたい。それからもう1つは,地権者につきましても,市長自身も「行く」と行ってますので,出来るだけ早いうちに説得に入りたいというように思っております。熱意を持ってやりますので,よろしくお願いいたします。

関委員)今の話を聞いてましてね,地元の人に対する誠意も,市当局としては誠意がない対応ではないかと。今回の,これはこの前の都市建設委員会でも議論されてることなんですけれども,今回この市道認定という,タイムスケジュール上はいろんなこと決まってますよね。その中で,JRの了解がまだ十分得られていないという答えもありますけども,それは担当者レベルで埒があかなければね,もっと上のレベルで当然話をして。このタイムスケジュールはどうなってるんだと。今回の市道認定については当然,JRの橋も含めて市道認定をしなきゃいけないことではないかなというふうに感ずるわけですよ。しかし,それに対する対応というのは,大変,私は不十分ではないのかと。担当者が行って話してきました,市道認定するのは勝手ですよっていう言い方は,極めて無責任な言い方ではないのかと。あるいは,これを一生懸命要望している市民に対する誠意ということを考えるとね,当然タイムスケジュールがあったら,それに沿うように,担当レベルで合わなければ,もっと上のレベルで,あるいはもっと上のレベル,あるいはこれは国交省の問題になってきますけども,要するに,基本的にはこれは特例債ですからね。そういうことを踏まえますとね,もっともっと上のレベルで話を,調整をして,タイムスケジュールどおりに持ってくるような努力というのはしなきゃいけないんだろうと思うんですけどもね。
 そういうことが大変,私は今,この話を聞いてましてね,市当局のやり方が手ぬるいというふうに強く感じました。以上です。

鈴木(米)副委員長)みなさんの意見をいろいろ聞きましたが,私は合併協議会の委員として出席していたわけでございますが,いま部長が言うように,合併協議会で出たので,是非市民が同意又はやってくれという話であれば,特例債で議論しましょうという話になって,この特例債にあげたわけでございますが,いま皆さんが言ってることは,私個人の考えですがね,JRの橋にいろいろ問題があるような話をしていますが,やっぱり私個人ではね,出来るところから始まらなければ。一番初めが大事だと思うんですよ。1本の道を造るのには,初めから全部なかなか開通するっていうわけに行かないんですが。私の方にも途中まで造って3年ぐらい出来ていない道路もありますが,やっぱり始まりが肝心だから,執行部の方で出来る限りやると言うならば,やっぱり認定をして,仕事を始まった方が私個人はいいんではないかと思うんですが。私は答弁は要りません。

山口委員)この問題については,私も前から,合併特例債の10年以内でやるっていうことでね,今日は高浜の方々が傍聴に来てますけど,執行部にしてみれば,「早くやって下さい,やってください」っていうところに,今のところ合わせてるみたいな感じ。こっち側反対があってこっち側から出来ないからって言ってそんなら向こうだけこう,って感じでね。合併特例債事業っていうことでやらないで,これはもう,高浜台は前の開発するときも遺跡の問題でずっと,小池議員の頃からその問題,上の所はあったんですよ。その遺跡の問題とかそういうの調査してこの問題をいまやる,これ計画してやるのにね,この10年間で,そのあと8年で出来るんですか,これ。合併特例債として。それをお聞きしたい。

都市建設部長)何回も答弁しているようにですね,高浜の今回認定していただく箇所についても,全然問題がないというわけではございません。確かに仰るとおり遺跡もございますし,そういったものもございますので,出来るだけ早く市道認定をして,私どもとしては仕事をやっていきたいと。出来るところからやっていくと。10年間で完成させるのが本来私どもの仕事ではありますが,ただ現実的に見た場合に反対のところもある,JRとの協議も相当時間を要するというようなことで,何も手を付けないよりは,やはり道路として整備を出来るところは整備をしていくというのが,私は,私どもに与えられた使命であると,そういうふうに感じておりますので,出来るところから整備をして,完成に繋げていきたいと。見直す時点が来ましたら,その時,最大限の努力を払ったんだが,こういうわけで,こういう事情で,どうしても10年間では無理だということになれば,それはその時点でお話し申し上げたいと思ってます。

山口委員)私もあのね,この路線は早く造って,なるべくこの台は開かなきゃなんないっていうことで前から。私も近くの地元ですから。これは高浜から言われてるんですよ。早く何とか。で,前にも,今日行ったときには田中から上がってきたとこ,最初はあそこに道路抜けることで行ったんですよ。あれもやっぱり急で無理なんで結局,やってやりたくてもできない問題だから。今回も結局,やってやりたくても出来ない,合併特例債では無理だから,私は,ずっとこのまま行って出来なかったら見直しだっていうのは,今のところは執行部としての面子でね,何かそんな形で,すり替えみたいな形で行く形ですよね。やっぱりその,地元のこと考えたらば,もっとこの早くやるのには,遺跡の調査や何かもしなきゃなんない。合併特例債として形でやるのには,都市建設委員会で通すのがどうかなと。私はあくまでも,都市建設委員会としてみれば,合併特例債の貝地・高浜線っていう形で来てるわけですから。それが市長にもね,それがはっきり出来ないならば,常磐線の方をちゃんと聞いて,その中で常磐線の今でもいいからすぐやって,それで常磐線の方は大丈夫だと分かれば今進んでもいいけど,それが始まっちゃって,これは建設許可した,すると今度はJRの方は「じゃあ,どっかの踏切閉鎖しなきゃ駄目だ」とかそういう問題が出てきたときには,我々の立場がなくなるんですよ。ですから事務局の体裁っていうか自分らの立場上,一応,高浜台の人らにいい按配な形で話しとくっていう形で,それ無責任だと思うんです。だからこれはあくまでも合併特例債として市民の約束したものを,出来ないんならば,見直しして,その高浜のところを別な形でそれは予算は動かすと思う。合併特例債という形でこれやろうとしてるから,その,無理があるんじゃないんですか。

都市建設部長)合併特例債でやるというような決定がされている路線でございますし,それに基づいて私どもはやる,ということです。私どもの面子ではございせん。それだけは申し上げておきます。
 あと,予算とかそういったことを考えまして。これは当初に決められた路線でございますから。最善を尽くすのは私ども事務局の仕事でございますから。そのうち,今回はこの部分は出来ますからやります,と言ってるわけですから。どうぞよろしくお願いします。

山口委員)じゃあその,一応この,こっちから貝地・高浜線と,最初の合併協議会で決まった路線が出来なくなる可能性も。これ出来るという何はないよね。

〔「『出来る』って言ってやってるんだろう」と呼ぶ者あり〕

山口委員)まあとにかく,だからこれは出来る…,だからこれはこれで,まあ,それにしても常磐線の方,はっきりこれはしてもらわないと。進めるのにもね。それが先ですよ。

都市建設部長)ご存じのように合併しまして事業認定をいただきまして,予算をいただきまして,18年度に地元説明会。そういった中を,何回も城南中,あるいは高浜台側の方々と,説明会を実施いたしまして,それで反対者がこのぐらいいるということの中で,その中でまた個別的な対応,あるいは高浜台地側の方々との説明会,地元説明会ですね。そういったものを今まで重ねてきた結果ですね,高浜台側につきましては,今回出来ると。地元の協力もいただけるということですから。合併特例債の一部の区間ではございますが,今回それをやらせていただきたいと。それと今後,橋についても,城南中側につきましても関口委員から質問があったようにですね,市としても最善の努力をしていきたいと思ってますので。当然,見直しの時期が。反対者がいるわけですから。すべて現段階で「出来ます」ということは,私もそんな大見得を切れませんので,そういった方々の説得に全力を尽くして行きたいと。今のところはそういう考えでございます。

山口委員)合併特例債はこっちから,城南のとこから行くって形ですから,そういう形に出来るように,最善の努力をしていただきたいと思います。

鈴木委員)先ほど私も質問してるんですが,多くの委員さんから多くの意見が出ております。それと,執行部からも意のある意見が出ております。そういうふうなことを総合的に判断しまして,今回のこの路線のほかに,常磐線までの延伸についても,常磐線から城南中の前については,極力執行部において,我々もそうですけども,反対の地権者については創意をもって努力をしていただいて。勿論,地元の賛成の方々も,その反対をしている方々についての説得をしていただいて,この路線がいち早く完成することを望むのであれば,今回,見切り発車ということではございませんけども,この路線については認定をして,事業着手に移って,その後に出来るだけ,先ほど言ったような執行部と我々とが一緒になって,全線開通を目指すことがベターだと,そのように思いますので,意見として付け加えておきます。以上です。

関口委員)私はね,今の意見に反発するわけではないんですけど,確かにこの高浜側の人が早急に道路を造ってくれという要望は分かります。これは確かに,さっき見てきて,道路は狭いし,救急自動車も入れない,そういう状態だというのは分かりますが,あくまでも合併特例債ということでやってますので。私は,今回の市道の認定,何でこの線路の上,橋の所から市道認定をしなかったのかと。これが一番のネックなんですよ。だから常磐線の上から市道認定を今回かけてくれれば,誰も文句を言わずに通すと思うんですよ。それには,JRとの協議がしていないから,執行部はこの橋まで市道認定をかけられなかったということだと思うんですが,やっぱりそういう状態で見切り発車して,後で出来なかったでは…。これは本当に橋が一番のネックなんですから。だから私は,この橋をJRと協議してもらって,それで市道認定をもう一回出し直してほしいんですよ。

〔「それじゃあ時間がなくなっちゃうって言うの」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

都市建設部長)まず最初に,休憩中にお話しのあった踏切,高浜・田伏線ですか,あの踏切閉鎖の話はどうなんだということですが,そういう話は一切出てございません。それを受ける気持ちもございません。閉鎖をするということで,前回はそれで道路が潰れているわけですから。地元の意向は,あの踏切を残してくれっていうことですから。それで決まってるわけですから,そういうことにはならないし,またそういう話がJRから今までの間に出たことは一度もございません。それから,今回の認定でございますが,実はですね,確かに私どもでも「橋を入れて認定すべきだ」という一部の意見もございました。ただし,それは一方的に,遅れてしまったと言えばJRとの協議が遅れてしまったということなんでしょうが,これは私が「構造物を造るのに下の持ち主と協議が済んでいないで,それを勝手に市道認定できるか」ということで,今回は,私が見送れと。その部分については見送れと。それと同時に,早急に事前協議を始めろということで,先ほど課長の方からあったように,8月に2度にわたり協議を行いまして,この確約書がすでに生きていると。それについては,市道認定をするしないは市の勝手ですよと。いつして下さっても結構ですよという話はいただきました。ただ,私どもとしては,構造物とかですね,そういった詳細を出来るだけ詰めてから認定していきたいと。その期間が,先ほどお話ししましたように事前協議として1年弱ぐらいの期間はいただきたいと思っております。
 それとですね,休憩中の踏切閉鎖というお話しは,都市計画課の方で6号バイパスの,東田中の区長と住民の方とお話しはしてるんですが,どうしても6号バイパスが通る関係で,せせらぎパークの公園のところに小さな踏切がございますよね。あれを閉鎖しなければならないんですよね。あと,長塚と両方。その代わり1つ踏切を造ると。
 それとトップセールスについては,去年委員長から言われてますので,市長には報告してございます。それで市長も行くと言ってますので。ただ少し,ご存じのようにここだけの反対で言ってるわけではないんですよね。6号バイパス建設の絡みがございますので,それについてはもう少し,市長との,私どもの方の考え方もございますので。市長も行くと言ってますので,出来るだけ早い機会に市長共々行くようにしてまいりたいと思います。

都市計画課長)いまの踏切の件で,平成8年の協議文書の中で,高浜道踏切から高浜駅踏切までの間の踏切を,何とか1つ閉鎖してほしいというのが,平成9年3月の都市計画決定の時のJRとの協議の中で入っております。これは6号バイパスと貝地・高浜線を含めたものでやっております。
 そのため私どもの方として,東田中の長塚第一踏切と,それと高浜道踏切。これは両方ともすごく狭あいな,2.5メートルとか2.3メートルとかという踏切なものですから,しょっちゅう脱輪事故等,まあカーブにも入ってますので,これを何とかしなければいけないということも絡めまして,2つの踏切を1つに集約して,逆に6メートル幅ぐらいの広い踏切にするということで,地元といま協議をして,それからJRとも協議をしておりまして,それが都市計画決定の際の条件としての整備という形で進めております。今回私も同席したのですけれども,それは,改めて,この協議以外の何かはあるのかということをJRの方に再確認をしたわけでございます。それで,私どもの方で今進めているので十分ですということで,踏切の件についてはそういうことで私どももJRさんも理解しております。以上です。

関口委員)私は6月,貝地・高浜線とかいろんな合併特例債の資料をいただいて,JRとの協議で踏切を閉鎖することが条件ということが書いてあるのを貰ってるのに,何で答弁が違うのかなと一瞬驚いたんですがね,担当者がいろいろ違うということで了解してるんですが。今年になってこれの説明会とかはやっていないんですかね,住民に対して。この貝地・高浜線については。それがありましたら,資料がないもんですから,ひとつお願いします。

都市整備課長)その報告書が出てから以後の,地元との説明会等はやったのかというご質問ですが,現在は説明会やったことがなく,ただ反対された方に対しては説得に伺ってるという状況でございます。改まった説明会はやってございません。

鈴木(米)副委員長)話は大体煮詰まったようですが,今聞きますと,橋の問題と踏切の問題が大体解決がついたようでございますよね。それから120メートルの橋の部分はあとで認定しますよと。だから今度の認定とこの次の認定は,同時に認定の出来ないところは認定になるべくするような行動をしてもらって,私はこの認定については妥当だという考えを持ってます。

前島委員長)あとは橋だけなんだよね。橋とこっちにいくらかメートルあるけどね。1年もかかるんですか,JRとの協議するの。

都市建設部長)一応,通常の橋を架ける場合,JRとの協議はそのぐらいの時間を要するみたいでございます。出来るだけ早い時間に協議が整うようにはしてまいりたいと思ってますが,短縮できるものは短縮してまいりたいと。ただ,何せそこだけで数十億のお金がかかる仕事を,そっくりJRさんの方に委託して工事をやってもらうという形になりますので,私どもの方も,後で,やりすぎとかですね,足りなくなったとか,そういうことのないように慎重に協議していきたいと考えてます。

前島委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

都市建設部長)踏切の話の件で訂正,それから一部資料の差し替えをいたしますので,よろしくお願いします。19年5月に特例債の路線ごとのスケジュールを出したわけでございます。一覧表の経過の中で,「平成19年1月16日,JRと跨線橋の整備計画について協議する。跨線橋は整備までに9年が必要です」,それで1つの文章なんですよね。そこで終わりなんです。
 それと付随して,都市計画課の方で,都市計画課長が行きまして,6号バイパスとの関連もございまして,そのうち高浜地区にある,東田中を含めまして2か所の狭あいな踏切がありますので,それを1か所にまとめてほしいというような話がありまして,現在それについて,1か所の方を,6メートル幅員の新しい踏切を造るということで現在,協議を重ねているところでございます。それが,その文章がですね,貝地・高浜線の資料と一緒になっておりましたので,誤解を受けてしまうことになりましたので,誤解を招く表現がございましたので,訂正したいと思います。
 すみませんでした。申し訳ございません。私の不注意でございます。

前島委員長)今年度の第2回都市建設委員会の時の配付資料でございますので,それを読んじゃうと,市民の皆さんに聞かれたときにそれをお話し…,私はもうすでに一部の方にお話ししちゃいましたけども,それは事実と違うということだそうですので,訂正をお願いしたいと思います。

前島委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第117号「市道の認定について」を採決いたします。
 本案は,起立により採決いたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することに賛成の諸君の起立を求めます。

―賛成者起立―

前島委員長)起立全員であります。よって,議案第117号は「原案可決すべきもの」と決しました。
 なお私の方から,附帯決議ではないんですけども,一言申し上げます。
 先ほど進めてきました中で,JRとの協議があと1年弱かかるという答弁がされましたが,ご存じのように合併特例債事業はあと8年しかございませんので,JRは9年かかります。したがいまして,1年とは言わないまでも,委員長としましては,早急にJRの方と詰めていただいて,なるべく期間内に間に合うように市道認定をお願いしたいと思っております。
 大変ではございますでしょうけれども,是非皆さん頑張って,市民のためによろしくお願いを申し上げたいと思います。
 次に,議案第118号「市道の認定について」を議題といたします。
 本件については,執行部から説明を求めます。

都市整備課長)それでは議案第118号についてご説明を申し上げます。路線名は,石岡市道B6706号線としまして,起点・石岡市山崎字八郎2223−2から,終点・石岡市山崎字北田向2287までの,計画幅員11メートル,計画延長2,300メートルでございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

鈴木(米)副委員長)この件につきましては,地元の説明会を11日だったかに執行部が行ってやったという話でございますが,私も,その関係者にいろいろ聞きますと,この件につきましては是非実行して下さいという話が,私のところへも電話がありましたので,私はこれにつきましては妥当だと考えておりますので,よろしくお願いいたします。

関口委員)執行部にお尋ねしますが,この市道認定にあたって,何軒の家がかかる予定とか,建物とか,養鶏場とか,そういうものは一切ないということでよろしいんですか。

都市整備課長)その路線上で,住宅地図等を見ると,若干,1,2軒がかかりそうな地形もあります。ただ,測量等をやってみると実際のことが分かりますので,それについては後日測量等が結果が出れば判明いたすと思います。

鈴木(米)副委員長)あそこの場合はね,恐らく昔からの山とか畑とか,耕地が広いので,なるべくなら民家を避けるような設計をしていただいて,民家を触らないのがいいと思うんです。民家を触ると補償金が大変ですからね。お金がかかることですから。どうしても民家を触らなければ駄目なコースではどうしょうもなりませんが,あそこの場合は広い場所だからね。なるべくなら民家を触らない設計をお願いしたいと思います。

前島委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第118号「市道の認定について」を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第119号「市道の認定について」を議題といたします。
 本件については,執行部から説明を求めます。

都市整備課長)その議案第119号「市道の認定について」ご説明申し上げます。
 この路線は石岡市道B8679号線といたしまして,起点・石岡市辻字神明58−1から,終点・土浦市小野字秣葉1291−14までの,計画幅員7.5メートルから9メートルでございます。計画延長は1,850メートルでございます。当路線の終点は石岡市と土浦市の行政界に跨っておりますが,石岡市側は国有地で無番地でありますので,番地の所在する土浦市の土地の地番を採用しております。以上です。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

関口委員)この,辻を起点としてトンネルまでの間と,新しい道路ですか,これは。これの前に並行して既存の道路がはしっているわけですけど,その道路を使ってこのトンネルに繋ぐという方法は採れないのか。また採れない理由。また交通の関係でちょっと出口と既存の道路とは繋げられないという話もありましたが,また中間の辺りで繋ぐとか,いろいろしてみて,どっちの方が経費がかからないか。多分,誰が見てもね,既存の道路を使った方が安くできるとは思うんですよ。この辺がちょっと説明してもらわないと分からないので,ひとつ細かい説明をお願いいたします。

都市整備課長)それでは現道を使用できない理由についてご説明申し上げます。まずトンネル坑口付近での取り付けということでありますが,トンネル空間のは視界性が悪いということで,すぐ出たらすぐ交差する交差部分があっては,トンネル内に減速する区間を設けなくちゃいけないとか,信号等を要すること。追突のケースがあるということで,坑口出口直近では難しいと。危険性があるということでの問題です。
 もう一つ,現道の中間地点での取り付けということでございますが,現道の勾配がきつい箇所がありますので,勾配をなくすために現道の盛土ですかね,嵩上げ等でトンネルとの擦り付けをした場合には,八郷方面に向かっての家屋の入口の問題,既存の橋の架け替えの問題等の,大規模な道路改修が伴ってしまうということで。なおかつ,工事については仮設道路の建設も費用がかかるということでの問題があります。
 もう一つは,将来に向けての幹線道路としての設計でございます。当計画路線は将来に向けて重要な幹線道路となるために,トンネルの構造,機械設備等については基本設計をしており,道路構造についても規格道路,広域農道,県道,市道等とございますが,将来県道として管理していただくために,県道での規格のための整備ということで,現道を利用した場合には将来において手戻りというか,さらに整備をしますという,2度の工事がかかるということで,現道は利用できないということで考えております。
 あと,計画縦断勾配の設計なんでございますが,本来は八郷側から峠に向かっては60キロ制限速度でございます。信号からトンネルに向かっては50キロのスピードにしております。これは本来は60キロで考えておりましたが,そうすると登坂車線とかそういうのが必要となりまして,トンネルの断面が拡がるとか,そういう経費的なことを考えまして,制限速度を50キロに抑えて,なおかつ登坂車線を設けないためのトンネルの構造といたしました。
 以上が現道が出来ない理由で,現道を利用した場合にはそれなりの経費がかかるという試算をしております。以上でございます。

関口委員)私は,もっと細かく説明を聞きたいということで,取り付け道路を使った場合と,中間点で繋いだ場合と,全く新しい道路をやった場合の,金額の比較まで細かくお願いをいたします。そうじゃないと市民に説明が出来ませんので,そのへんをお願いします。

都市整備課長)概算になりますが,一応試算ということでは結果が出ております。
 まず,新しく道路を整備した場合には,取り付け道路だけで5億3,880万円。これに対しては家屋補償というか,民家が直接かかるような場所がございませんので,その家屋補償は今のところ見ておりません。
 トンネル坑口直近での交差にした場合には,6億4,800万円の結果が出ております。これは,現道に対して家屋等が8か所ですか,出入り等がございまして,それの費用が約1億かかるという試算になります。
 次の中間現道接続に対しても,同じく約6億4,300万円。これも家屋補償が7か所伴いまして,同じように現道を嵩上げした場合の出入り口の問題とか,宅地の問題,家屋の移転等で約1億の費用がさらにかかるという試算でなっております。以上でございます。

関口委員)今の現道をそのまま利用するということは出来ないんですか。私は可能ではないかなと思いましたが,如何ですか。

都市整備課長)現道を利用した場合については,やはりトンネルからの出口の急勾配をなくすための,約6パーセントの勾配でもって信号までもっていくということで,現道を使用した場合,それに伴う道路の現道の嵩上げ,盛土等に伴いまして,用地幅が広くなるという,余計な費用がかかると。当然,工事に伴う仮設道路の設置や,当然,橋も架け替えることはありますので,架設橋の設置とか,付帯工事費がかかるのではないかという試算を見ております。

山口委員)今,無理な答弁してるようですけど,信号の所までなにもなだらかにする必要ないんですよ。あそこに行って見たときに,あのへんずーっと行ってちょいとでしょ,斜めにこう上がってるのは。あそこからこの先こう,カーブ見たり何かしたらば,第1回目のカーブ,こっからまっすぐ行く。そうしてからトンネルまでまだ随分ありますよね。だからこれはここからで私は6億っていうのは無駄になんないんじゃないかと思うんだよね。ここからこうやって。今のコンピュータの時代にね,信号の出たとこがどうのこうのって言ってるけどね,それ今だって40キロの制限とか50キロとかそういう制限とかなんかってありますけど,危険なところはそういう制限でやるんですよ。ここまで今度,土っぺた出して来て信号,ここでやるのもどこにやったってどっかで信号でこうなんなきゃなんないんですから,この流れとしたらば,私は最初のカーブの所から真っ直ぐ出来て,そこまでの間,設計。あとね,今日あそこまで行ったときにあの先を案内しなかったってことが,関さんがこれ案内したくないぞって言ってたけどね,確かに私はそう思いました。この図面見ても,あそこのところ見られると困るんじゃないかな。私はそういうのはありますんで。私はこの流れとしては市民の人もみんなそう言ってます。これおかしいんじゃないですかって。あの曲がりがね。その点どうなんですか。

都市建設部長)都市整備課長の言ったことの繰り返しになってしまいます。前回の委員会でも申し上げておりましたように,トンネルから出てすぐカーブでは,事故が多発するもとでございます。そういう道路は造れません。それから,出来るだけそういう規制も,するような道路を新しく造るような必要はないんですよね。それだったら初めから造らない方がいいってことですから。当然,造るならばそういった規制もなくスムーズに。もちろんトンネルの中で減速するなんていうのは。どこのトンネル行ってもそんなトンネルはございませんから。
 それと,先ほども申し上げましたように,出来るだけそういう危険性のない道路を選択するというのが,これは法律,道路構造令で決められております。それで,もう10年近く県はこれで調査をしてきているわけでございますから。私どもはそれを引き継いで,特例債でやるというようなことでお願いしているわけでございます。
 それから,確かに全体的には現道で,そんなに急なところもないんだろうというようなお話しでございますが,これも計画高,現道と新しい道路の計画高,一部新しい道路の方が高くなる部分もございます。それは,高くすることによって傾斜をなくするということでございます。現在の道路は,私どもが造る道路については構造令で6パーセントを超える道路はできないということになってますから。これは,雪が降ったらもう,スキーの下駄を履いてるようなものでさーっと滑って行っちゃいますので。6パーセントが限界でございまして,現道の勾配は8パーセントの部分が場所によってございます。そういうことがありますので,新しい新道の方がスムーズな直線道路で整備できますので,ということでございます。それから現道を利用した方が確かに,私も素人でございますので最初,合併特例債をやるときに「何もここに道路があるのに」とは思ったんですが,それを使うということになると,その改良で,いま課長の方からお話ししたように,民家がかかった補償とか,あるいは部分的に橋を架けなきゃならない。現道を利用するためにですね。そういった経費を考えると,新しい新道の方が,補償がない分安くなるんですよということでございますので,何とぞご理解いただきたいと思います。

関委員)これはね,私もずっと昔からこの話はしてきたんですけれども,最初は国土交通省が建設省の時代に,朝日トンネルを実現するためには建設省から補助金をもらわなければいけないということで,この道路がもともと農林水産省の道路であるので,これに接続することはまかりならんという建設省側の言い方なので,実現するためにはやむを得ないという話を聞いてきたんですが,今度はこれ,石岡市が独自に考えて,独自の設計をしたんじゃないんですね。結局は県が主導的にこの道路は決めてきてるんですよね。そのへんをはっきり言った方がいいのかも知れないよ。市が独自に…,「口を出せないんですよ」という言い方をした方が,むしろみんな納得出来るのかも知れないですな。私はそういうふうに納得しとるんですよ。そうしないと,これは納得できない。いま,いくら部長が説明しても私は納得できない。以上です。

都市建設部長)いま関委員さんが言ったようなことを私,当初に言いまして,県がやってた仕事を私どもが引き継いだわけでございますので,その後の整備をする段階で,市が特例債で費用を出すということでございますので,そういった懸念とかですね,疑問が,私どもとしても県から聞いて,県の説明を受けた。あるいは説明会で,県も地元の説明会で,いま関委員さんがおっしゃったような件についても説明していました。ですから,私どもに説明したことも,それのことでございますので,それはかわりございません。
 ただ,やはり関委員さんおっしゃるとおりで,これは県が,八郷町時代から八郷町の要請を受けましてですね,いろいろな調査をしていることでございますので,私どもは念入りな調査に基づいて,今回の特例債で実現の運びになるんだと思ってますので,何とぞ,そういう方向での認定をいただきたいと思っています。

鈴木(米)副委員長)図面見ると,信号にちょうどぶつかるのかな。そうすると,ここは5差路になっちゃうんだよな。信号の手前か,これ。

〔「手前に繋ぐんです。ですから5差路にならない」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)優先順位はトンネルから出てきた方が優先になるんでしょ。

〔「当然ですね」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)既存の道路の方は一時停止なるの。

〔「信号機ついてます」「現在ある道路ですよね」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第119号「市道の認定について」を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第120号「市道の廃止について」を議題といたします。
 本件については,執行部から説明を求めます。

道路建設課長)議案第120号「市道の廃止について」ご説明いたします。市道の廃止としまして,市道B1188号線は,延長54メートル,幅員が0.8メートル,80センチメートルで,市道B1187号線に接続する部分を除き,周囲が同一所有者のため,一体的に利用したいとして,地元区長の同意書を添えて隣接所有者から払い下げの申請が出ているものです。当路線は行き止まりの道路であり,払い下げ申請者以外に利用する者がいないため,廃止するものでございます。なお,市道の廃止後は普通財産として有償により払い下げられる予定となっております。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。

鈴木(米)副委員長)今の執行部の説明どおりなあそこの道でございますので,私も異議なしでございます。

前島委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第120号「市道の廃止について」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第92号「平成19年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第94号「平成19年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」,議案第95号「平成19年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)」の計3件を一括して議題といたします。
 本件については,初めに執行部から概要の説明を求めます。

建築住宅指導課長)建築住宅指導課の計上分になります。補正予算書の35ページになります。中ほどに耐震促進計画事業,528万円を計上いたしました。これは,揺れやすさマップ作成委託料でござまいす。内容としましては,平成17年7月に国の中央防災会議において発表された,今後発生のおそれのある茨城県南部地震を想定し,石岡において予想される地震の震度分布図を表したものでございます。マップの作成につきましては,国から2分の1の補助が受けられますので,補助金については23ページの歳入に,また34ページの補正額の財源内訳のとおり264万円を計上してございます。以上でございます。

道路建設課長)道路建設課で提出してる部分について説明させていただきます。補正予算書の中の22,23ページで,一番下の市債,土木債として,河川債220万円として補正されております。これにつきましては急傾斜地崩壊対策事業債として220万円であります。あと,急傾斜地対策事業として,財源については一般財源により30万円,250万円の補正をお願いしているところでございます。34,35ページの一番下の部分で,目として河川総務費,補正額250万円ということでお願いしております。これにつきましては,急傾斜地として,茨城県の事業により,石岡市北根本地内で,工事概要としましては,事業認可面積として8万3,615平方メートル,地権者としては41名,工事延長としては385メートルということで,ちょっとお分かりになりにくいとは思うんですが,字で表すとおり,急傾斜部分に対する,急傾斜の危険を防止するための工事費でございます。こちらにつきましては県により施工がなされ,市が受益者負担金として10分の1を負担するものでございます。全体事業費としましては3億6,000万円を予定しております。ということで,市の負担分としては3,600万円となります。事業年度としましては平成19年度から平成25年度。7か年を予定しております。今回お願いしている250万円については,全体事業の測量関係の予算に充当する部分でございます。ちなみに,今現在示されているところでは,平成20年度の負担分として300万円が提示されているところでございます。以上でございます。

都市計画課長)私の方から,37ページ,特別道路対策事業といたしまして9億1,000万円の補正予算をお願いしている件でございます。この事業は常磐自動車道に,新たな本線直結型のETC専用のスマート・インターチェンジを設置する社会実験を行うための事業経費としてお願いしております。
 内訳でございますけれども,インターチェンジ整備の委託料4億1,000万円。このうち7,000万円が調査,測量,設計関係の費用としてあります。それから工事といたしまして,橋りょうがございますので,橋りょうの基礎工,下部工,ボックスカルバートの工事等合わせまして3億4,000万円。合わせまして4億1,000万円が委託料として,茨城県の方にお願いする予定になっております。
 また,用地等につきましては,約5億円。用地買収費,用地費としまして4億4,000万円。それから工作物,これは鶏舎等でございますが,これらの工作物補償費としまして6,000万円をお願いしているわけでございます。以上でございます。

下水道課長)私の方からは,議案第94号「平成19年度石岡市下水道事業特別会計補正予算」の説明をいたします。
 今回の補正でございますけれども,歳入歳出それぞれ2,582万6,000円を減額するものです。事項別明細で申し上げますと,61ページになります。まず歳入で,一般会計繰入金でございますが,2,582万6,000円の減。歳出で,下水道費の項1の下水道管理費,項2の下水道建設費の中の職員人件費,これを合わせて,同額の2,582万6,000円を減額するものでございます。
 内容としましては,4月1日の機構改革によりまして,下水道課の職員の体制が変わりました。そのことによりまして,下水道費で見ている職員の人員が減少しておりますので,その分の調整を行うものでございます。64,64ページにそのへんのところがありまして,人員では,補正前は20人分の人件費を見ておりましたけれども,補正後は16人の人件費というようなことになっております。下水道の方は以上です。
 続いて議案第95号「平成19年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算」でございます。これも下水道事業の補正予算と同じことでございまして,歳入歳出で1,477万2,000円の減額となります。事項別明細でご説明しますと,まず71ページ,一般会計繰入金,これが1,477万2,000円の減。次の72,73ページになりますけれども,歳出,農業集落排水事業費の中の項1農業集落排水事業管理費,項2の農業集落排水事業建設費,合わせまして同じく1,477万2,000円の減額となります。これも先ほどと同じように人件費の減額でございます。内容としましても,4月1日の機構改革に伴うものでございます。ちなみに補正前は5人の人件費を見ておりましたけれども,補正後は3人の人件費となっております。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第92号「平成19年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第94号「平成19年度石岡市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」,議案第95号「平成19年度石岡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)」の計3件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第97号「平成18年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について」のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第101号「平成18年度石岡市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第102号「平成18年度石岡市駐車場特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第104号「平成18年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第105号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」の計5件を一括して議題といたします。
 これより質疑を行います。
 質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第97号「平成18年度石岡市一般会計歳入歳出決算認定について」のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第101号「平成18年度石岡市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第102号「平成18年度石岡市駐車場特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第104号「平成18年度石岡都市計画事業石岡駅東土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について」,議案第105号「平成18年度石岡市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」の計5件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「認定すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第113号「石岡市開発事業の適正化に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。
 本件については,執行部から説明を求めます。

建築住宅指導課長)議案第113号についてご説明いたします。石岡市開発事業の適正化に関する条例において,文化財保護法及び自然公園法の条項を引用している部分がございまして,それらの法律の改正に伴い,引用条項について改正するものでございます。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第113号「石岡市開発事業の適正化に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第114号「石岡市都市計画法の規定による開発行為の許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。
 本件については,執行部から説明を求めます。

建築住宅指導課長)議案第114号についてご説明いたします。石岡市では,まちづくり特例市による権限移譲に伴い,昨年10月から市街化区域における開発行為の許可事務を行っております。また,来月からは市街化調整区域内の開発行為の許可事務も併せて行うこととなっており,これらの許可基準に関しましては,都市計画法に基づく条例において,区域,目的,または予定建築物等の用途を定めることになっております。この許可基準につきましては先の第1回定例会におきまして条例化がなされており,今回の条例改正案はまちづくり3法の改正により,改正都市計画法等が今年11月30日付けで施行されることによるものでございます。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。


前島委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第114号「石岡市都市計画法の規定による開発行為の許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,付託された請願・陳情の審査を行います。初めに,請願第2「水路整備についての請願」を議題といたします。
 本件については,受理の経緯及び概要等について,事務局から説明を求めます。

事務局)それでは,請願第2「水路整備についての請願」についてご説明申し上げます。
 本請願は,7月18日付けでご提出をいただきまして,同日付けで受理をさせていただいております。
 提出者は,下林・戸の内3区区長の○○(個人名)様,同区元区長の○○(個人名)様でございまして,島田久雄議員が紹介議員となっておられます。
 請願の内容でございますけれども,下林・竜の口地区内の市道には水路が整備されておらず,降雨時には道路が冠水するなど危険な状態となるため,水路の早急な整備を求めているものであります。
 2枚目の地図をご覧いただければと思いますが,これが請願者の方に添付していただいた地図となっております。黒い太線の部分が水路とのことでございまして,その裏面以降に何枚か付いておりますのが現況図の写しとなっております。
 なお,請願本文の最終行に「地図に冠水場所を示した」という文言がございますけれども,あいにく,地図を拝見しましたところ,冠水場所についてのマーキング等はございませんで,この部分については明かではございません。以上です。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に,本件について,各委員からご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

関口委員)この水路整備の件なんですが,前からこの竜の口地区では雨が降るとこういう状態になってたんですが,流末がなかったわけですね,これまで石岡市に近いところで石岡市の方に流せないということがあったんで,水路整備が出来なかったことなんですが,今回合併しまして新市になったわけで,今度はスムーズに整備も出来るということで,今回請願したようですので,出来るだけ採択していただきまして,早急に水路の整備をお願いしたいと,このように思います。よろしくお願いします。

関委員)八郷地区では毎年,土木工事要望申請というが区長から出されているはずですが,これについては今までどういう処置をしてきたのかお伺いします。以上です。

道路建設課長)区長の方からどのような申請がなされているかということなんですが,昨年度に,戸の内3区の区長さんから排水路の要望として出ておるところでございます。

都市建設部長)課長知ってると思うんですけど,ちょっと聞き間違えたんだと思いますので私の方から。
 八郷地区につきましては,各区長から要望箇所の整備を毎年1回受けてるということで,それに基づいて箇所付けを行っているようでございます。最終的には副市長,市長が決定することになりますので,基本的にはそういう形で,区長からの要望が主流だというふうに聞いております。それで箇所付けを行っております。

関委員)要望した結果はどうなってるんですか。

都市建設部長)ご存じのように非常に厳しい財政状況でございまして,過日も一般質問の中でございましたように,単独費につきましては,16年度比較いたしまして半減しております。1億5,000万円でございます。今年度ついてるのは。そういう状況の中では,石岡地区,八郷地区におきましても,やはり優先,あるいは緊急性を加味して,取捨選択して整備に当たっていかなければならない。すべてを整備するというような状況にはございません。そういう中で,副市長,私ども担当課,それから私ども,あるいは市長に箇所付けを見せまして,毎年それで決めていただいてるというような状況です。もちろん現地を確認しながらでございます。

関委員)これまでも区長から上がってきてるということで,この請願自体が,請願を出すことによって優先順位が上がるんですか。

都市建設部長)それはございません。上がってきたものを担当課で優先,あるいは緊急性を加味して,その中で必要なものは整備していくと。当然,緊急性,優先度が低いものについては後回しになるというのが現状でございます。ただし,請願が出て議会が採決してるということについては,私どもも十分重きを置きまして整備に当たっているような状況でございます。そのまま放置するということはございません。

関委員)見えない圧力,プレッシャーがかかるということですか。

都市建設部長)そういうことではございません。やはり議会で委員さんが審査し,採択して,これは整備すべきだろうというような過程については,私どもも決して軽視はしていないと。もちろん議会で採択になってる部分は,採択になってますというようなことで市長の方に報告するわけでございますので,そういった部分については,圧力云々ではなくて,やはり行政として当然,整備するシステムの中で,そういった部分についても十分配慮してまいりますよ,ということです。

関委員)なぜ私がそういう質問をしたかと申しますとね,八郷地区っていうのは,これまで区長が毎年2月でしたかね,土木工事要望ということで各地区の取りまとめをして,道路建設課に出すということになって,今もそれは変わりませんよね。そうすると,その中で,こういう形で請願なり陳情なりがその中からされて,それが優先されるということであるならば,そちらとの兼ね合いはどうなるのか。みんな,その方が早いということであるならばね,土木工事要望よりは請願を出してやってもらった方がいいね,という形にもなりかねないんでね。私の方としてはちょっとそのへんが気になったんですよ。これまで八郷地区でやっておりました区長から出される土木工事要望というのが,本来は1本であるべきだと思うんですけど,それにこの議員からの請願という形で出るということについては,何らかどこかで一線引かないと,みんな八郷地区はそうならざるを得なくなってくるのかなという心配はしてきたもんですからね。そういうことで質問をいたしました。

都市建設部長)最初に申し上げたように,システムとして石岡地区については議会請願,あるいは市長陳情,あるいは担当課への陳情が主流でございまして。もちろん区長を通しての陳情もございます。請願もございます。しかし,それらがすべて,議会が採決してるから,あるいはこれは市長に来たから,あるいはこれは議長に来たから,ということではなくて,やはりその都度,そういうようなことは十分,どこから出てるかということは私どもも考慮しなければなりませんが,八郷地区には伝統的に区長が毎年1回要望し,その中でどれが優先かを決定してやっていくというような慣習があるようでございますので,それは大事にしていきたいと思っております。
 ただ,議会で採択になってるからそれが優先なのかとか,単に区長を通して出したものが低いのかというような区別はしてございません。ただ,それを箇所付け,あるいは年度の計画の中に入れる過程で,これは当然,議会も陳情になってる,もちろん区長も陳情してるということになれば,これは当然,それだけ要望が強いというようなことになるかと思います。ただし,それが議会採択になってるから優先度が高いというような,一方的な解釈はいたしません。あくまでやはり机上へ,図面上へ落とした中で,地域のバランス,あるいは緊急性,あるいは優先度を十分考慮して,限られた予算でございますので取捨選択してやっていかなければならないというふうに思っております。

関委員)ということは,最終確認をしますけど,これまでの土木工事要望というのは,そのまま,これまでどおり有効ですよと。それは陳情を出されようが請願を出されようが,基本的には変わらないと解釈してよろしいですね。

〔「議会を軽視してることには繋がりませんので」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ほかにご意見等はございませんか。

鈴木(米)副委員長)いま執行部で八郷の話がありましたが,関委員からもありましたが,私の今までの経験で見ますとね,八郷は区長のやつで,年間1回ずつ行政懇談会やって,そのとき1つずつ,去年は2か所って言ったんですが今年は1か所ということで。この間,私が区長会に呼ばれて行ってきたときには,今年は1か所ということでありますが,今までの私の議員活動してる中をずっと見てみますとね,確かに区長さんの言うことは,大体話が,執行部の方は聞いてるようですが,その中にも一般が必要ないという道路と,どうしても必要だという道路のね,優先順位っていうのはどういうふうに今後考えるのか,その優先順位の決め方を,ちょっと分かっていたら教えてもらいたいんですが。

都市建設部長)非常に難しい質問で。当然,誰が見てもですね,これはやらなくちゃならない,やらなければ事故が起きる可能性があると。それともう一つは通学道路で,通学の子供たちに支障があると。あるいは交通弱者にとって直した方がいいだろうというようなものが,当然,交通安全面等を含めて,優先度が高くなってくるというふうに考えてます。
 あともう一つは,やはり1か所に工事が集中するということはやはり避けなければならないと思ってますので,それは出来るだけ地区の均衡を考えながら実施してきたつもりでございます。要望が強い箇所については,場合によっては,18年度のようにですね,通学上の子供が事故に遭うというような箇所もございまして,それは緊急に整備したところもございますので,そういったものもやはり大事にして,通学路とかそういった安全の確保も,整備して,安全確保も考えていかなければなりませんので,やはりそういった安全な道路,誰が見てもこれはやらなくちゃならないなと思うような道路が,当然優先度が高いものと解釈しております。

鈴木(米)副委員長)八郷のことは,もう合併したんだから,私もあまり口には出したくないんですがね,例えば八郷の場合ね,1か所の道路を改良して,200メートルぐらいの間を開通しないように5年も放っておいて,また別な所の道路の改良をやるときには,例えば民家が1軒か2軒しかないのに,新しく道路改善をやってるということで。私は疑問に思うのは,せっかく先に造った道路を途中で止めておいて,また新しい場所を改良すること。道路っていうのは開通してからが道路でございますので。その残した所はやっぱり是非,新しい道路の改良に入らない前に開通させてやるべきだと私は考えてるんですが,その件についてはどう考えてますか。

都市建設部長)余程の事情がない限りですね,委員さんおっしゃるとおりだと思います。私も,道路に着手したなら1本の道路として完成させるのが先であると。ほかへ移る前にそれを完成させるべきだというふうに考えてます。これは旧八郷地区のことを云々するわけではございませんが,今回ですね,非常に単独費が石岡八郷地区合わせて1億5,000万円ということで,私もかつて経験していないような減額を受けたわけでございますが,その中で道路建設課長,あるいは支所の課長補佐,あるいは道路担当参事の方にお願いしたのは,そういう未完成の道路を出来るだけ早く完成に持ち込んでほしいと。今後,新しい道路に手を付けるよりは,今まで既に着手しておきながら未完成な場所は,やはり完成させるべきだろうということを話して,そういう考え方を重点的に,そういう整備の仕方をしてほしいと。当然,今の厳しい財政状況も反映してのことでございます。基本的には委員さんおっしゃるとおりだと思います。

鈴木(米)副委員長)結局ね,地権者は東京とか遠いところの持ち主でありながら,せっかく集落の人らが東京まで行って同意をもらってきておく場所も,途中で止めてるということは,いろいろな理由があると思うんですが,やっぱり開通させるべきだと思うわけでございます。私のところに,ある東京の人からね「私はせっかく地元の皆さんが来たんだから同意をしてあげましたが,私の所が必要がなければ,同意を取り消ししますよ」という電話が入ったことがあるんですよ。それで地元に行って話したらば,「いや,これはもう5年も放っておかれちゃってるんだ」と。あとたった200メートルぐらいで奥まで届くよというところまで来てて,5年も放っておかれちゃったと。私が話を聞くと,いろいろ理由があったらしいんですがね。これ,八郷っていうのは悪い癖で,頭が代わるとそういうことになりやすいんですよ。頭っていうのは町長が代わると。そういうことを,いま合併してんだから,ある程度はもう,そういうことはなく,きちんとして開通させて,新しい道路ということを是非やってもらいたいということです。おそらくそういう所は石岡だって八郷だって何か所もあると思いますがね。それはやっぱりやるべきじゃないかと思うんですね。新しい改良をする前に,出来てる所を開通させると。以上,それだけです。

都市建設部長)鈴木委員さんのおっしゃることはよく分かります。失礼ではございますが,私が建設部長になってからは,石岡地区におきましてはそういう箇所はございません。ただ批判もありまして,1人の同意者がいないで何で整備しないんだと言われておる箇所も何か所かあります。出来るだけ同意をいただいてからやるっていうのが基本姿勢できたんですが,ただやはりそれを待ってると,なかなか着手できないで,同意いただいてる方に迷惑をかけることもあるんで,今回,そういうある程度やはり整備をいただいてる部分は整備すべきだなというふうに考えております。
 それから八郷地区におきまして,区長さんが道路整備要望をするときのですね,毎年一貫性をもって整備を出してきていただきたいんですよね。今回は舗装のね,ああいう形で,地区内の,このうち1本舗装してくれと。そういうことになると,これは非常にやりづらいですよね。そういうことじゃなくて,少し年数がかかってもいいから,この区域内の砕石道路を直してくれというような要望の出し方が普通じゃないかと思うんですよね。自分の前,区長の前を通ってきましたけど,私はそれよりは舗装,ここやるならやはり全部同じようにやってやらないと,同じ200メートル以内に何軒も住んでて,その中に未舗装のやつが2,3本あるわけですから,やはりそういうのは一貫性をもって陳情を出すなら出していただいた方が,私どもとしては,議員さんを通じてでもですね,そういう場がございましたらそういうような話をしていただければ幸かなと思ってます。
 出来るだけ,未整備部分については処理するように,いろんな事情があるかとは思いますが,整備できるような方向で,限られた財政でございますので大変ではございますが,整備していきたいと思ってますので。

鈴木(米)副委員長)いま,部長が言ったように,石岡にはそういう途中で止めてる所はないって言ってたが,八郷には何か所かありますから,調査して,それでやってやってもらいたいんですよ。

山口委員)この図面の所で,先ほど見た所からずっとこう曲がってこうなってますけど,これは工事する場合にはこのままじゃなくてある程度真っ直ぐにするんでしょ,これ。

都市建設部長)いま審査していただいてますので。ただ,現場はよく見させていただいたので,やる方向で,採択していただければ,すぐにというような形にはならないかと思うんですが,下流の部分の,石岡側ですね,の調査をしなきゃならないし,大分広大な面積の水を受ける形になりますので,水量調査等をしてですね,側溝の断面を決めなくちゃならないんで少し時間をいただきたいのと,もし採択になれば,大型の水路整備っていうのは石岡地区においては意外と箇所数が少ないもんですから,すると起債が適用できますんで,まあ5年か,長期計画を立てましてですね,やるしかないと思います。かなりの金額がかかると思いますので。まず石岡側の流末の調査をさせていただくという形になるかと思います。

山口委員)先ほど見たときに,ここ図面見てもがさ薮みたいになってて何か行き止まりみたいな所で,あの先にこれが家とか何かが出てきてからっていうとなんだから今の状態だったら真っ直ぐにするのにもいいんじゃないかなと思うんだよね。やはり出来るだけ早く,そして家が建たないうちにね。ある程度のこの。建ってない,利用性としたら今のところこれなんですけど,真っ直ぐにした方が水の流れとしてはいいかと思うんで。

都市建設部長)おっしゃるとおりだと思います。地権者の協力をいただきながらですね,出来るだけ,直角な,曲がりがないような形がいいかと思いますので,地権者説明会とかですね,あるいは調査等を重ねてですね,どういう方法がいいか検討させていただくことになるかと思います。

前島委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ほかにご発言等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,次に討論を行います。
 討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします
 これより採決に入ります。
 請願第2「水路整備についての請願」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は,その願意は妥当と認められることから「採択すべきもの」といたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。
 ただいま採択いたしました請願第2につきましては,その願意を達成するため,議長を通じて市長へ送付いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,陳情第4「あざみ区内道路(旧八郷町道7552号線)舗装排水整備についての陳情」を議題といたします。
 本件については,受理の経緯及び概要等について,事務局から説明を求めます。

事務局)それでは,陳情第4「あざみ区内道路(旧八郷町道7552号線)舗装排水整備についての陳情」についてご説明申し上げます。
 本陳情は,7月30日付けでご提出をいただき,同日付けで受理をさせていただいております。
 提出者は,下林・あざみ区長の○○(個人名)様でございます。
 陳情の内容でございますけれども,あざみ区内の市道の多くについては排水施設がなく,また舗装も施されていないため,区内の中心的道路である市道B7552号線を早急に舗装し,かつ,排水施設を整備するよう求めているものであります。
 2枚目が陳情者の方に添付していただいた地図でございますが,今回の陳情で整備を求めておられるのが,一番左側のB7552号線となっております。以上です。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に,本件について,各委員からご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

鈴木(米)副委員長)前のこともありますので,取りあえず先ほど執行部でありましたが,予算はないという話でございますが,予算はなくても,これは一応採択をして,あとは予算に応じた対応をしてもらうほかないと思うんですが。どうですか。

関口委員)あざみ地区は,やっと八郷町の最後の頃に町道として認定されたんですけど,さっき部長から3本あって1本しか出さないから,そういう一貫性のないあれではおかしいという話でしたが,そういうわけじゃなくて,3本あるんだけど取りあえず1本を大至急やってくれと,そういう要望なんで,一度に3本出すと欲が深いということで区長さんが言ってましたので,解釈の方,そういうことなんで,一つよろしくお願いします。

関委員)この図よく分からないんですけど,舗装してほしいというのはどれなんですか。7552号線だけ。7551号線っていうのはどうなんですか。これは舗装してあるわけ。さっき入ったのは7552号線でしょ。縦の3本は舗装してないわけね。横に矢印の書いてあるやつは舗装してあるわけね。分かりました。

前島委員長)ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,次に討論を行います。
 討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 陳情第4「あざみ区内道路(旧八郷町道7552号線)舗装排水整備についての陳情」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は,その願意は妥当であると認められることから「採択すべきもの」といたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。
 ただいま採択いたしました陳情第4につきましては,その願意を達成するため,議長を通じて市長へ送付いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,陳情第6「御前山区内等生活道路の整備に関する陳情」を議題といたします。
 本件については,受理の経緯及び概要等について,事務局から説明を求めます。

事務局)それでは,陳情第6「御前山区内等生活道路の整備に関する陳情」についてご説明申し上げます。
 本陳情は,8月14日付けでご提出をいただき,同日付けで受理をさせていただいております。
 提出者は,御前山区長の○○(個人名)様でございます。
 本陳情の内容でございますけれども,本市三村・御前山地区等の市道が狭あいで,かつ,JRの跨線橋も老朽化しているため,これらの整備等を求めているものであります。
 陳情事項は3点あるわけでございますが,1点目は2枚目に添付いたしました地図で黄色くお示しした部分について,今年度中に整備を完遂すること,そしてまた,ちょうど黄色い線が始まる部分にございます○○○○(個人名)さんという方のお宅の前に排水路を接続し,また,そのカーブの部分が狭くて危険であるため,2メートル程度に拡幅するよう求めているものでございます。
 2点目は,地図にピンク色でお示しいたしましたルートについて,拡幅,及び排水路の整備を求めているものでございます。ただし,すぐには出来ないと考えられることから,道路両端の土砂を除去し,かつ,道路の境界杭がないところもあるため,これについても整備を求める,とのことでございます。なお,本文中にもありますとおり,土砂の捨て場所については確保済みであるとのことでございます。なお,この道路延長は,およそ1,400メートルとなっております。
 3点目は,今ご覧いただいたピンク色の線,2点目のルート上にある仙元橋,住宅地図によると天神橋という名称になっておりますが,地元の方は仙元橋と呼んでおられるそうでございます。
 この橋は,地図左手の,色鉛筆で丸で囲んである部分,常磐線を跨いでいる橋ございますが,この跨線橋について,大変老朽化しているため,その状況を調査し,公表することを求める,とのことでございます。橋の整備自体は2点目で求めておられるわけですので,3点目の願意は,あくまでも橋の調査と公表,ということになると思われます。
 なお,付言いたしますと,○○(個人名)様からご提出いただいた陳情は,もともと6点ほどの項目がございました。しかし内容を拝見いたしましたところ,委員会の所管が都市建設委員会,総務企画委員会,それから教育福祉委員会に分かれておりましたので,所管委員会ごとに3つの陳情が出たものと見なしまして,当委員会にはこのうち3点が付託となった経緯がございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に,本件について,各委員からご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

山口委員)この陳情については,この前に郵便送付で1回事務局に来たと思うんですけど,それは議会に配付されただけだったんですよね。私は「出し方がまずい」っていうことで,ちゃんときちんと1つの問題を言ってくれば,私も一応議員をしてるんだから,私もこれに対して,今までも全部,いろんな区長さんがこの御前山の私の所の池の所から上ですか,これ第2次工事ですぐやるべきだった工事です。これは議会の方も通ってますし,都市建設委員会も通って杭もおろしてありますから,これは進んでる道路です。だからこれは一応,今までの,水道工事があるっていうことで水道工事のために遅れてきたんで,大至急やってくれっていう区長の要望みたいなもんですね。実際にあと,道路の,仙元橋までの通学路を,その土砂,土を農家の人たちが雨降ったときに畑に入っちゃうっていうことで上げちゃうんですよね。そのために1メートルぐらい道路が使えないんですよ。それで両方から上げるっていうと本当に車が通るだけになっちゃうんで。これ簡単に出来るんですよ。私は今まで何回も自分が上げてやりました。今回は市でも私が言ったときに建設の土木でやってくれたことあるんですけど,今回は偶々これを出すために,それも「おれがやる」ってことで,区長さんの正義感というか,「おれが」ということで出したと思うんですが。
 仙元橋についても以前から我々も話してます。それで,これは常磐線の問題ですから。1トンしか通れないんですよね,あそこね。規制があって。これでは危ないだろうということで,どこでも出さないで,私たちの御前山で今までずっと言ってます。今回は今の新区長になったばかりで,出し方とか何かも一応私も相談してもらってからね,したいと思うんですけど,御前山の道路は済んでる道路なんで,是非ね,早めにお願いしたいと思ってます。それと道路の土砂動かすとか何かっていうのは簡単ですから,これもやっぱりすぐやっていただきたいと思います。
 それと仙元橋も,JRの方に要望出していただければ済むことですので,よろしくお願いいたします。

前島委員長)ほかにご意見等はございませんか。

鈴木委員)この現場は視察をしてきました。山口委員さんの前に池があるんですが,この池から山口さんのカーブまでの,公民館までの間,これは計画に入っているのかいないのか,そのへんちょっとお伺いします。

都市建設部長)現在整備を進めておりますので。過日私と課長,それと担当者の方で数人で現場の方を確認しまして,池の方の法の部分まで何とか拡げられるんではないかというようなことで,担当の方には,確かにカーブの部分が狭いんで,また別工事でやるということになると諸経費とか何かがまたかかりますんで,一気に考えたらどうだというような調査を命じてありますので,拡幅する予定で現在進めておりますので,よろしくお願いいたします。

鈴木委員)現場の中では,この急カーブですね,池の所の。ここはちょっと広めにあれしてやってね,ここは是非計画の中で進めたらどうかなという感じがしたもんですから,偶々あれしたんで,そういう形であれば私の方は結構です。

前島委員長)暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,次に討論を行います。
 討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 陳情第6「御前山区内等生活道路の整備に関する陳情」を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。
 本件は,「採択すべきもの」と決することに賛成の諸君の起立を求めます。

― 起立採決 ―

前島委員長)起立なしであります。
 よって陳情第6は「不採択とすべきもの」と決しました。
 以上で,当委員会に付託された案件の審査はすべて終了したわけでございますが,本件にかかる委員長報告の取扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査として「川又地区における市有財産の無断使用,形質変更事案のその後の経過について」を議題といたします。
 本件については,執行部から説明を求めます。

道路建設課長)川又地区の土砂**と言いますか,農地改良届による土砂搬入の件についてご説明いたします。我が方で管理するところの法定外公共物の道路部分及び水路部分に土砂の堆積が相当なされております。それで,7月12日に○○○○(企業名)及び地権者に法定外公共物の原状回復を勧告しております。また,勧告をした時点で,それでも土砂の搬入がなされているような状況の中で,今度は水路付近の所においても相当水が溜まるような形になりまして,8月3日に同じく法定外公共物の原状回復等を命令しているところであります。また,これ命令しても一向に変わらないような状況の中,8月28日は都市建設部及び生活環境部及び農業委員会,副市長を陣頭に,現地において同じようなことで原状回復を命令しているところでございます。今現在,回復計画書を出せというようなことで,地権者及び○○○○(企業名)と当たってるんですが,今のところ連絡がないような状況の中で,現場において現場監督は,今現在水路部分に溜まった土砂,及び道路に載っていると言いますかね,その土砂について今取り除いてるところだということで,申請者の○○○○(企業名)からは何の返事もないところであります。以上でございます。

前島委員長)以上で説明は終わりました。
 次に,本件について各委員からご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。

関委員)原状回復を命じたけども全然返事も何もないよ,ということで,今後どうされるんですか。何もしない場合に。

道路建設課長)今後の対応につきましては,各部等で。我々の所管するところにおいては水路と道路に載っている土砂の搬出をして,原状に回復してもらうと。もし原状に回復がならないという場合につきましては,先ほども申しましたように,市の方から強制的にやって貰えるような形で,自ずとやるような形を強いていくということで,告発をしていくような形になるのでないかということでは,弁護士さんと相談しているところでございます。

関委員)日にちは限定してるんですか。何日までにやらなければ告発するぞ,とかいうような。

道路建設課長)今のところはしておりません。

関委員)いつやるつもりなんですか。

道路建設課長)現在進めている関係,石岡市関係各部と協議しながら進めていくというようなこととなると思います。

関委員)これまで石岡市は非常に対応が遅いんでね,今の返答には大変,疑いの眼で見てるんですけども。これからのいろいろなことについては,何時何時までにこれが出来なければ何時何時からこうするよ,という目標の日時を決めてやってほしいと思ってます。

関口委員)今日見た所がバイパス側だったんで,向こうの入り口の方を見なかったんですけど,前,6月に行ったときに道路がぼこぼこになってたんですけど,あれは改修してあるんでしょうか。

道路建設課長)一時,改修をしております。その2段目として,また改修もしております。2回改修をして,3回目についてまだやっていないと。いま指導している所でございます。そういう状況でございます。

前島委員長)ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,本件については以上で終了いたします。
 次に,その他として,各委員から何かご発言がございましたら,挙手によりお願いいたします。

鈴木(米)副委員長)予算にも付けましたスマート・インターの件で,これは社会実験ということでの今後のスケジュールはどうなってるのかお伺いします。

都市計画課長)現在進めておりますインターチェンジの今後の予定でございますが,社会実験を行うためには社会実験の準備会っていうのが必要になってまいります。社会実験の準備会を今月の末か10月の初め頃には準備会を発足させたいと考えております。準備会が発足いたしましたらば,早急に社会実験の申請を行いたいと思います。社会実験の申請が行われましたら,それで社会実験の採択ということになりますと,次に協議会を設置して行きたいと考えております。これは地区協議会という形で,構成といたしましては,今考えているところでは社会実験の準備会も社会実験推進協議会の方も同じなんですけど,学識経験者,それから警察関係でございます。交通,それから高速道路関係,それから石岡の警察署。それから行政機関といたしましては国土交通省の関東地方整備局,それから常陸工事事務所,それから東日本高速道路株式会社,それから茨城県の道路建設課,土浦土木事務所,石岡市,小美玉市などで構成された社会実験準備会を発足させたいと思ってます。また,それが出来まして,申請をし,許可になりましたら,実際の実験ということになりますと,実験の推進協議会がやはり同じようなメンバーで構成されていくことになります。
 社会実験は,実際に工事が終わって通行が出来るというか,その時点で社会実験の開始ということになります。社会実験が行われまして,その結果によりまして,恒久化という形で,接続命令をいただいて,高速道路に正式に接続していくというような形になっていきます。
 いま社会実験については平成20年度中に社会実験を出来るように予定をしております。なかなか日程的には厳しい条件でございまして,今回補正予算を,まだ準備会が整う前でございますけれどもご提案をさせていただいております。
 今後,早急に準備会の方を立ち上げまして,国の方に申請,それで採択,工事の実施ということに向けて,頑張っていきたいと思っております。以上でございます。

関委員)八郷地区,特に片野地区の周辺の,恋瀬川の河川の改修についてはどういう進行状況かお伺いしたいんですが。これは非常に,台風とか何か来るとね,いま現実に非常に私生活を脅かされてる状況にあるんですよね。これは最初の時も質問をしましたけれど,その後どういう進行状況になっているのかということと,この担当はどこなんですか。道路建設課なんですか。

〔「土浦土木事務所です」と呼ぶ者あり〕

関委員)土浦土木で,ここはまったく,フォローアップするというだけのことなんですか。

〔「そうですね」と呼ぶ者あり〕

関委員)私,これはある県会議員にお願いをして,早急にしてくれというお願いをしてあるんですが,県会議員の方からも,これについては土木の方へ申し上げるということにはなってるんですけどもね。市の方からも積極的に県の方へ働きかけをしていただきたいというふうに思ってます。
 その後の変わった情報っていうのはないですか。

〔「ないです」と呼ぶ者あり〕

都市建設部長)簡単に報告だけしておきたいと思います。今日,午前中に見ていただきました高浜堤防の道路改良工事でございます。現在,地盤改良を実施しておるわけでございますが,最終的には,あの道路と県道田伏線がございますね。愛郷橋を跨いで三村・関川方面へ行く道路なんですが,現在,橋の改修を市の方でお願いしてございます。仮橋の部分を永久橋に。それと歩道を付けてほしいということで,申請を,18年度に行っていたわけでございますが,ようやく警察との協議がある程度まとまりまして,図面が出来たようでございます。
 堤防で造った道路,高浜駅に真っ直ぐ行く道路と愛郷橋があります。その愛郷橋の仮橋の一番広瀬商店の方,酒屋さんの方の側で十字路交差,橋の上で交差させると。交差点を造るというような方向で。そうすると,高浜堤防から高浜駅の方へ直進で行けると。あと,今の変則的な交差を解消することができるということで,何とか橋の部分で交差できないかということでお願いをしてきたところでございますが,ようやくそういう方向で行くことになっております。出来るだけ早い機会に。
 まだ,堤防の築堤工事が,まだやらなくちゃならない部分がございますが,出来るだけ早く整備してですね,一般供用したいと。まだ舗装もしてございませんので,それに向けて整備をしていきたいと思ってます。市道部分の取り付け部分で,かなり県の方は,かなりの部分で市の方で県道側へ寄ってきてくれと。県の方の負担がそれだけ少なくなるということでございますが,私どもの方も「いや,県の方でやってくれ」ということでお願いはしてますが,そもそも今回の道路を整備する,築堤を整備することになった経緯は,市の方で地元の陳情を受けての整備でございますので。現在ある県道が狭あいで,狭いところは4メートルちょっとしかないというような状況で,通行の支障にもなっているということで,三百何十名かの地元の方々の陳情が出されまして,それは土浦土木事務所に出したんですが,それが石岡市の方へ戻りまして,その中で石岡市で整備することになったわけでございますので,今回愛郷橋が,重ねて整備ができるということでございますので,出来るだけ早く,出来れば来年再来年あたりには目途をつけたいと思っておりますので,その点,よろしくお願いしたいと思います。今後,予算の面で追加措置をとらなければならないと考えてますので,よろしくお願いしたいと思ってます。
 家屋の部分まで何とかもっていきましたので,もう少しかかるかとは思いますが。ちなみに,相当の金額がかかりますので,なかなか市としても財源がない中での捻出でございますので大変ではございますが,地元の強い要望でございますので,出来るだけ早く整備したいと思ってますので,ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 あとで図面が出来ましたら,あとで正式にお見せしたいと思います。

前島委員長)ほかにご発言等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ないようですので,この際,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・理由を示して,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の案件はすべて終了いたしましたので,これをもって本日の都市建設委員会を閉会いたします。



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