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令和2年度 教育福祉環境委員会
勝村委員長)ただいまから,教育福祉環境委員会を開会いたします。 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。 次に,本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 初めに,所管事務の調査といたしまして,旭台会館駐車場についてを議題といたします。 本件について,執行部から説明を求めます。 生活環境部長)本日はお忙しいところ,急遽お集まりいただきまして誠にありがとうございます。 本来ですと,追加議案提出の前に委員の皆様方にご報告しなければならないところではございますが,ご報告が遅れましたこと,大変申し訳ございませんでした。旭台会館駐車場用地の返還につきましてでございますが,担当といたしましても,9月議会でお認めいただいた内容で,返却に向け地権者と協議を進めてまいりましたが,原状復旧工事に関し双方合意に至らず,今日に至ってしまいました。経過報告並びに変更となる議案等につきましては,この後担当よりご説明申し上げます。本日は誠に申し訳ございませんでした。 コミュニティ推進課長)それでは,お手元にちょっと資料がございません。この点は申し訳ございませんが,ゆっくりご説明をさせていただきたいと思います。 市が借りておりました旭台会館駐車場の土地は,原状回復を行った上で地権者に返す必要がございます。本年度の9月議会において,関連する和解と損害賠償の議案,そして関連する補正予算を議決いただきました。担当課では,私どものほうでは,さきの常任委員会でもご答弁申し上げましたとおり,一般競争入札を経まして工事に着手したところです。着工前の施工内容の地権者さんへの説明におきまして,地権者さんから埋め戻しに使用する土につきましてご意向が示されました。掘削後の埋め戻しに,公共事業などで発生します土の使用を市として検討することにいたしました。市内の公共事業から一定の土が出る見込みを踏まえまして,その活用を計画しておりましたが,最終的には地権者が了解する土を確保することができませんでした。残りの工期など状況を踏まえまして,工事の続行は困難と判断いたしました。工事に代わる措置として,賠償金を支払う対応としました。その賠償金を支払う対応としまして,地権者と再協議をすることにいたしまして,砕石を取り除く工事等を市でまず行いまして,土に関する部分につきましては地権者さんのほうで対応いただくというような提案もいたしました。そういった協議を進める中で,その掘削後の……失礼しました,その工事に代わる部分につきまして,市としてはその費用相当分の賠償金を支払うというような内容で再協議をさせていただきました。 地権者とは,既に9月の議会時点での有効となっている和解条項があります。その和解条項を改めて,その再協議の内容を踏まえて改める必要が出ております。1つとして,工事を行わず明け渡しをするということ。2点目としまして,9月時点の和解条項で定める損害賠償金の額の変更。この2点が主な内容になります。 また,この工事を中止したことによりまして,新たに工事受注者の損害を賠償するという義務を市は負うことになります。したがいまして,地権者との和解,損害賠償の内容の変更と,新たに工事受注者との間の和解,また損害賠償額の議案,これらを今後提案させていただきたいというふうに考えております。 内容につきましては以上でございます。 勝村委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。なお,本件につきましては,今期定例会に提出予定の議案に関する案件であるため,ご質問に当たりましては事前審査とならぬようご留意願います。 ご質問はございませんか。 菱沼委員)確認の意味でお伺いしたいと思います。先ほど言われたように,議案第88号,それから補正予算ということで,昨年の第3回定例会の部分で上程されたものでございます。そういう中で予算をですね,市議会としても認めた。金額として旭台会館管理経費654万7,000円ということで計上をされ,質疑され,最終的に可決されたわけでございます。そういう中で,この金額を上回ることがないのかどうかを確認の意味でお伺いしたいと思います。 コミュニティ推進課長)ただいま金額の部分のご確認があったかと思います。先ほど申し上げました工事施工分の予算,こちらは減額をしていきたいと思っております。今回に関係します工事請負費の額,そして損害賠償の額,こちらの総費用を上回るということは予定しておりません。その中で対応ができるようにということで進めてまいりました。 以上でございます。 菱沼委員)ありがとうございます。 オーバーしないということであります。まあそういう部分においては安堵したところでありますけども,実際私としてもね,この部分においては本年度の3月31日をもってきちんと,借地ですので,借りていた部分を原状を復旧して返せるものと私も思ってたもんですから,それが急遽先方との話し合いの中で,協議がうまく進んでいないという状況。本来であれば今日じゃなく以前に,やっぱりその状況報告という部分は頂きたかったなと思ってるところであります。今後こういう事案がもし発生した時には,スピーディーにですね,各部署各課で温めるんじゃなく,しっかりと委員会に報告を頂き,委員会でしっかり方向性を見いだして進んでいければいいのかなと思ってますので,今後十分気を付けていただきたいと思います。 私のほうからは以上です。 勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。 石橋委員)議案の質疑になるようだったら止めてください。 今説明を聞いててちょっと引っかかったところなんですけども,地権者さんのほうからの要望に合った土が対応できなかったというんですけど,では地権者さんの要望してた土というのはどのような土を要求されてたのか,もしお答えできるんであればお伺いをいたします。 コミュニティ推進課長)地権者さんの計画として伺っていましたのが,耕作用に土地を使われるということ。具体的には畑作ということを承っておりました。本来であれば,今回の工事に関しましては1月中旬をめどに工期を設定しておりました。春に向けて,我々が返還した後にすぐに種付けとかそういったこともご計画されているようでしたので,我々としても工事も速やかに進めていきたいというふうに思っておりました。内容につきましてはそういったご希望を承ってはおりました。 以上でございます。 石橋委員)そうしますとですね,改めてお伺いをするわけですけど,賃貸借契約時の契約の内容で,原状に復帰するという部分での契約条項があるかなと思うんですよね。そもそもその契約をした段階で耕作に適した土地だったのかどうか。原状という部分をどのように執行部のほうとしては理解をしていたのか。いたずらに地権者さんの要求に全て沿うような必要性があるのかどうか。そこのところの認識をお伺いをいたします。 コミュニティ推進課長)委員ご指摘のとおり,我々としましては原状としまして,駐車場として使うために入れた砕石を取ると。表土に残っている砕石を取り除くというのが,我々のすべき原状復旧だと思っておりました。砕石を取り除いた後は穴になってしまいますので,そこに埋め戻す土は必要だということで,その盛り土の部分と整地をするというところまでが一連の作業内容でございました。 また,ご指摘がありましたとおり,その場所を地権者さんのご意向に100パーセント応える義務自体は,法的にはないと思っております。ただ,我々としまして今回そういったご希望は伺っていたところでございますけれども,費用のかからない範囲で,公共事業の発生する中とかそういった中で最大限見つけられればということで対応しておりました。 以上でございます。 石橋委員)そうしますとですね,地権者さんの要望にできるだけ応えてあげたいという気持ちがいたずらに時間が経過してしまった原因だということですか。お伺いします。 コミュニティ推進課長)その点の原因はあろうと,私のほうの事業の進め方で反省すべき点というふうに思っております。 以上でございます。 石橋委員)まあ後は,細かく言うと議案質疑というかそのほうに踏み込んでしまいますんであれですけど,ひとつだけ言わせていただくと,事はここ1件にとどまる話ではないんですよね。現在石岡市が借地してる場合に,それを地権者へ戻す場合,この今回のケースがひとつの前例となる可能性はかなり大きいわけですよ。地権者の要望に応える,応えるということで相手の要求に全て応じていくとなると,本来市が負担しなくていい負担までせざるを得なくなると。そういう前例を作ってしまったということだけは胸に刻んでください。 勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。 次に,その他の件で,何かご発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 勝村委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。 以上で本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。 |