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令和2年度 全員協議会
池田議長)ただいまから,全員協議会を開会いたします。なお,会議中の議員並びに説明員の発言について,マスクを着用して発言することを許可いたします。 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。本件説明のため,市長・谷島君,市長公室長・加藤君が出席しております。 それでは,これより案件に入ります。「石岡ゆめ創生プランについて」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。 市長)本日は,臨時会に引き続きお集まりいただきまして,誠にありがとうございます。石岡ゆめ創生プランについて,ご説明いたします。 これまで石岡市は,将来構想の将来像でもあります「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を実現するため,石岡みらい創造プランに基づき,計画的にまちづくりに取り組んでまいりました。しかし,昨年度末から継続している新型コロナウイルス感染症の感染拡大により,市内の社会経済情勢と市民の生活に大きな影響が生じております。そのため,この度石岡みらい創造プランを見直し,石岡ゆめ創生プランを策定し,この困難を乗り越え,夢のある石岡,夢を描ける石岡づくりに取り組んでまいりたいと考えております。なお,石岡ゆめ創生プランの詳細につきましては,市長公室長からご説明いたしますので,よろしくお願いいたします。 市長公室長)この計画につきましては,新型コロナウイルス感染拡大の影響による社会経済情勢及び市民生活の大きな変化,そして市長の交代があったため,石岡みらい創造プランを改定し,新たな方針を打ち出していくものとなっております。計画の名称につきましては,石岡ゆめ創生プランと変更しております。 はじめに,1.アクションプランについてでございます。計画書の2ページをご覧ください。策定した計画は,将来ビジョンである石岡かがやきビジョンとアクションプランである石岡ゆめ創生プランで構成されております。将来ビジョンにつきましては,長期的な展望に立ち石岡市の目指すべき将来像とその実現のための政策展開の基本方針を示したものでございます。アクションプランにつきましては,将来ビジョン実現のための施策の展開方向や成果指標,主な活動を分野別に示した,市長任期と連動した実行性の高い計画として策定しております。 次に,2.アクションプランの期間でございます。ページ下段の図を参照ください。計画年次として,上段から年度,将来構想,行動計画の期間を図で示してございます。石岡かがやきビジョンの計画期間は,平成24年から令和3年までの10年間となってございます。次に,策定した石岡ゆめ創生プランにつきましては,令和2年度から令和3年度となっており,石岡みらい創造プランの残期間としてございます。 次に,6ページをご覧ください。市の方針についてでございます。はじめに,(1)市の方針とはでございますが,市の方針とは,計画の中で重点的に実施することを示すものでございます。これにより,限りある財源の中で効果的なまちづくりを図ってまいります。 次に,(2)当市の状況についてでございます。当市の人口は,平成17 年の合併時から約9,000人減少しておりまして,その対策は市の活力維持を図る上では喫緊の課題となってございます。近年では,人口の社会動態による減少が縮小している傾向にあります。しかし,若い世代の転出が多い傾向にあることや,出生数の低下が生じており,少子化と高齢化の進行とともに生産年齢人口の減少が見込まれています。そのような中,常磐線の東京駅・品川駅乗り入れや石岡駅の橋上化整備など都市の魅力の向上や,つくば霞ヶ浦りんりんロードのナショナルサイクルルート指定など,新たな地域づくりの可能性が高まっています。 次に,(4)市の方針についてでございます。石岡かがやきビジョンを達成するための市の方針を,共生・共育・協働と定めました。はじめに,共生のためについてでございます。現在,社会を取り巻く新型コロナウイルス感染症拡大を受け,市民生活や地域経済を支援する施策を迅速かつ効果的に実行していく必要があります。緊急対応段階として,感染拡大防止対策や緊急支援対策を講じてまいります。 次に,市民生活・地域経済の継続や回復段階として,社会経済活動への支援等を展開し,より強靱な社会構造を構築するための施策を講じます。また,安心・安全・快適に生活できる環境づくりのため,石岡市が抱える課題に対策を講じ,市民生活の向上や都市基盤の充実を図り,共に生きる石岡を推進します。 次に,共育のためについてでございます。少子高齢化が進む中で,住んでみたいまち,住み続けたいまちであるため,結婚・子育てがしやすい環境づくりや,健康で生涯にわたり現役で暮らせる環境づくりを推進します。また,地域資源を活用した,石岡ならではの教育の充実を進め,未来の担い手育成に努めます。地域と連携し,誰もがいきいきと学び創意と活力に満ちた,共に育つ社会を目指します。 次に移りまして,共働のためについてでございます。人口減少に歯止めをかけるための対策を講じ,雇用の創出や就業機会を増やしていくための施策を展開し,石岡の特性を生かした地域産業の振興等,産業の充実に向けた支援を行います。石岡をみらいへ繋ぎ,魅力あふれる地域資源の情報発信や個性輝くまちづくりに取り組み,共に働く社会を創生していきます。これらの取組を推進するため,重点的に実施するリーディングプロジェクトと全ての施策,事務事業において常に取り組む施策共通テーマを定めております。ページの中程に体系図を示してございます。 次に,12ページをご覧願います。施策共通テーマについての変更点でございますが,今回の改定により,施策共通テーマにSDGsの取組を加えさせていただいております。SDGsは,誰一人取り残さない持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標となってございます。 次に,13ページをご覧願います。3のリーディングプロジェクトでございます。リーディングプロジェクトは,将来ビジョン実現に向け,アクションプラン全体を先導する事業のまとまりで,限りある財源の中で,より効果的な施策展開を図っていくものでございます。計画期間内に取り組んでいくプロジェクトを7本と共通テーマとして,人口減少対策,協働,行財政改革を設定いたしました。SDGsの取組につきましては,関連するプロジェクトと目標を紐づけて記載しております。次の14ページ以降にプロジェクトを紹介しております。緊急対応・地域回復プロジェクトから魅力アップ交流プロジェクトまでの7つのプロジェクトとしております。 次に,16ページをご覧願います。施策別行動計画でございます。長期的視点での将来像を見据え,中期的視点に立った将来像実現のために,当市が今置かれている現況と課題を把握し,計画期間内に主要事業に代表される各種事業を実施してまいります。以下のページにつきましては,7つの政策目標ごとに掲載したものでございます。石岡ゆめ創生プランの説明につきましては,以上でございます。 池田議長)以上で「石岡ゆめ創生プランについて」の説明は終わりました。この件に関して,ご質問等がございましたらお願いいたします。なお,質問にあたっては,従前の申し合わせのとおり,質問のみ1人5分までとさせていただきますので,よろしくお願いいたします。 小松議員)ちょっと質問いたします。市長が交代されてですね,新しく作られたわけですけども。例えば,ちょっとこれも書いてあるんだけども,地域医療の問題ね。これは,市民にとっては解決が迫られている非常に重要な問題として,議会でもいろいろ議論があったとこなんですけども。今回見ると,前市長からこういう点は大体同じなんだけれども,こういう点は違うとか。そういう独自性とか。あるいはポイントが少し発展したとか。そういう点はどういうことになるんですかね。ちょっとよくわからないんですけど。その辺の説明をいただければと思うんですけど。 市長公室長)地域医療に関しては,将来像として石岡地域における産科や小児科にかかる医療体制の整備に向けての検討を進めますとしてございまして,具体的には,前回の記述と基本的には変わりませんけれども,リーディングプロジェクトの方で,安心医療・生涯福祉プロジェクトとして一本柱を立てたというところでございます。以上です。 小松議員)そうしますと,一本柱を立てたところが独自性で,発展したっていいますか,踏み込んだという。それで,この次の構想っていうのは,その次にある構想っていうのは,どういうふうになるんでしょうかね。これは,やはりこれに基づいて,それぞれの地域医療対策室が作るという,具体化が待たれるということですか。その点を少しお伺いしたいと思います。 市長公室長)具体的な事業展開につきましては,今後,例えば令和3年度の予算に反映していくような形で,まずはリーディングプロジェクトに位置付けて示していく形で具体的にお示しすることになると思っております。以上です。 小松議員)まず,その点ひとつよろしくお願いしますというか,我々もいろいろこう研究,努力しなければならないことがあるかと思うんですけども。 それから,ちょっとこうポイント的で申し訳ないですけども,中心市街地の活性化対策ね。これは今度のコロナ問題もあって,かなり危機的な状況だと私は思ってるんですけども,この点での基本的な方針上は従来通りですか。どこか変化発展しているとこありますか。それをお聞きいたします。 市長公室長)大きな方向性として変更したことはございませんけれども,現状と課題の分析の中での新型コロナウイルス感染症の状況を記載していただいた部分,あと主要事業として感染症に対する中小企業等の支援事業を加えさせていただいたということでございます。以上です。 小松議員)それで,かなりこれ綺麗なパンフレットのようになるんですけれども,こういう石岡ゆめ創生プランが作られる過程では,石岡にある各部,各担当者,当然だと思うんですけれども,議論を経て,一定の議論を経て作られていく。それでこれにまとまると思うんですけれども。どういうことがやっぱり,その実際の現場でこの仕事を担っている部とか課とかの皆さんが苦労していると思うんですけども。そういう方々とは,どんなふうなやっぱり議論がされてきてこうなるのか。どういう経過でこういうふうになってるのか,ちょっと説明をお願いしたいと思います。 市長公室長)庁内に策定委員会というものがございまして,部長級で構成するものでございますけれども,コロナの影響で書面協議という形で実施してはございますけれども,そこで議論するものはもちろんでございますけれども,基本的には各担当から,全ての基本施策に関しては協議を行って,各担当ごとに整理して,あと担当が跨るものは両者で話し合っていただいて,修正等をして,案として上げていただいてるという状況でございます。 小松議員)今の説明は当然だと思うんですけども。やはりこれは単なる文字だけではなくて,内容についても,十分不十分はあるかもしれませんけども,一定責任ある部課で議論されて,そういう下でこうまとまったものであるので,かなりこれはそれを前提として,政策活動が展開できるというものだというふうに考えますので,よろしくお願いしたいと思います。以上です。 高野議員)立派なね,創生プラン策定にあたってというところを今ちょっと読ませていただきました。前市長のですね,もう引き継いでどうのというようなことで,市長は当選されております。しかしながら,市長が新しく変わりましたから,こういうプランニングというか,こういったものは変わっていくことは当然のことであると思います。しかしながら,今年もですね,あと2か月半ぐらいになっておりますね。そういった中で,私はですね,今コロナコロナと言っておりますけど,コロナが大変な問題であると認識した場合ですね,こういった創生プラン。こういったものに人力を投資している暇はないと私は思うわけです。そして短期間によって,こういったものは仕上げるものではございませんし,以前のですね,そういったプランにですね,ただ少し付け加えてというふうに私は感じております。説明を聞いていてもその程度ですよね。そういったことであれば,もうちょっとしっかりとですね,今,同僚が述べてましたけど,しどろもどろの答弁じゃなくて,このようにしかと協議して作成いたしましたと言えるようなね。私はこの創生プランを作るべきではないのかなと。そしてこういったもの,今,私は中途でですね,こういったものを見させていただいているわけでございますけども,こういったものは,初年度,年度当初にですね,上げるべきではないかなというふうに思うんですね。それでコロナ,本当にコロナが今大変な問題です。そういったことであればね。私はこういった,みんな所管でね,大変な思いしてます。そういったことであれば,もうちょっとね,私は,職員のことを考えた場合にですね,今ここに出すべき問題ではないのかなと。市長はこれを出してね,ここ写真写っておりますけど。創生プラン作りましたよってね,夢を語りたいでしょうけれども。私はちょっとね,満を持して皆さんでやる事あるんですから,これは1月にですね,1月当初ですか,出していただけたら私はすばらしいものであったのかなというふうに思いますね。何で今急いでこんなことやってるのか,私にはわかりません。なんで今なのかね。答弁できればお願いします。 市長公室長)前市長の任期半ばでの退任で,4年間の基本的な任期連動型の計画が2年間になってしまいました部分の見直しでございまして,早急に見直す必要があると私どもは考えておりまして,今回,ご説明になった次第でございまして,このプランにつきましては2年間の計画でございますけれども,今の基本構想の部分,将来ビジョンの部分の計画期間自体が令和3年度までとなっておりまして,今,並行して市民アンケート調査などの見直しの作業に入っておりまして,令和2年度,3年度で策定作業を行って,令和4年度から新しい総合計画がスタートする予定でございます。その構想づくりも進んでおりまして,そこに十分議論を行いながら,市民の意向を取り入れながら策定して参りたいと考えております。以上です 高野議員)そういったね,きちっとした目的があるんじゃないですか。今こういう,ここでこの作業をやらないとこういうふうなんですよとね。私たちはね,前市長がやってきた事も立派だと思ってるんですよ。しっかりした事をやってきてる。ただここで簡単な説明聞いて。いや,前やってたの何かそうすると間違ってたような気がするんですね。しかしながら,これからのきちっとした,そういった作業が待っているので,これはどうしてもやっていかなきゃならないということであれば,やはり冒頭にそういう説明をなされることがね,やはり私は執行部のあり方だと思います。ただ単に我々に,これ作りましたから聞いてくださいじゃなくてね。もうこれから将来的にこういうことをやっていかなくちゃならない。こういう事業が待っている。だからこれには,新市長になってこういったものが必要なんですよっていうことは,私ははっきりとね,議員に述べていいと思いますよ。答弁要りません。以上で終わります。 池田議長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 池田議長)ご質問なしと認めます。よって本件については,以上で終結いたします。 以上を持ちまして,全員協議会を閉会いたします。 |