〒315-8640
茨城県石岡市石岡一丁目1番地1
Tel 0299(23)5600

gikai@city.ishioka.lg.jp



令和2年度 全員協議会

 第8回(11月13日)
出席議員 池田正文議長,菱沼和幸副議長,鈴木康仁議員,飯村一夫議員,新田茜議員,大和田寛樹議員,川井幸一議員,櫻井茂議員,石橋保卓議員,岡野孝雄議員,玉造由美議員,勝村孝行議員,谷田川泰議員,小松豊正議員,山本進議員,村上泰道議員,関口忠男議員,櫻井信幸議員,徳増千尋議員,鈴木行雄議員
市執行部 市長(谷島洋司),総務部長(越渡康弘),生活環境部長(鈴木利勝),消防長(岡野勉)
議会事務局 局長(武石誠),庶務議事課長(中山善正),課長補佐(木﨑憲一)


池田議長)ただいまから,全員協議会を開会いたします。なお,会議中の議員並びに説明員の発言について,マスクを着用して発言することを許可いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。本件説明のため,市長・谷島君,総務部長・越渡君,生活環境部長・鈴木君,消防長・岡野君が出席しております。
 なお,本日の案件は,いずれも次期定例会に提出が予定されている議案の内容に関するものであり,質疑なしの説明のみとさせていただきますので,予めご承知おき願います。
 それでは,これより案件に入ります。「令和元年度に起きた消防本部の交通事故について」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。

市長)本日は,大変お忙しいところ全員協議会を開催していただきまして,ありがとうございます。令和元年度に起きた消防本部の交通事故についてご説明申し上げます。
 初めに,今回事故報告が遅延したことについて,議会議員の皆様,関係各位の皆様に心よりお詫び申し上げます。事故の概要といたしましては,令和元年11月26日午後5時30分頃,笠間市安居地内県道石岡城里線上で,公用車を運転中の消防本部職員が起こした交通事故になります。この案件につきましては,議案の提出を失念し,議会の議決を得ずに損害を賠償し,和解をしてしまったことから,追認という形で令和2年第4回定例会へ議案の提出を予定してございます。議案の提出という大変重要な事務手続きにおいてこのような不手際があったことについて,深くお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう,細心の注意を払ってまいりたいと考えております。
 詳細につきましては,消防長よりご説明いたしますので,よろしくお願い申し上げます。

消防長)本日はお忙しいところ,お時間をいただきまして,ありがとうございます。令和元年度に起きた消防本部の交通事故につきましては,本来であれば速やかに議会へ報告するべきでございましたが,これまで未報告となってしまいましたことを深く反省し,お詫びを申し上げます。この件を令和2年第4回石岡市議会定例会へ関係する議案の提出を予定しておりますことから,本日ご説明をさせていただきたいと存じます。
 初めに,本件の交通事故の概要についてご説明させていただきます。お手元に配布させていただきました資料をご覧ください。公用車での交通事故の発生日時でございますが,令和元年11月26日17時30分頃でございます。事故の発生場所ですが,笠間市安居地内県道石岡城里線上でございます。公用車を運転していた職員につきましては消防本部警防課主任で,階級については消防士長でございます。事故の概要につきましては,当該職員がいばらき消防指令センターへ事務連絡のため出張しまして,本部へ帰庁する際に,県道を水戸方面から石岡方面へ進行中運転操作を誤り,前方で右折のため停車していた車両の後続で渋滞していた車両に追突事故を起こしたものでございます。最初に停車中の軽自動車に追突し,更に軽自動車がその前に停車していた普通乗用車に追突するという3重衝突事故でございます。
 次に,この事故に関する相手方の状況と損害賠償となった対象者についてご説明申し上げます。公用車が最初に追突した軽自動車の運転手は50歳代女性と同乗の50歳代男性の2名が乗車しており,その前の普通乗用の運転手は60歳代女性1名の合計3名が対象者となりました。3名ともに交通事故による負傷はございませんでしたが,軽自動車に同乗していた50歳代男性が脳疾患の既往歴があることから大事をとりまして,救急車で病院へ搬送され,検査を実施したところ,事故による身体への影響はなかったとのことでした。
 続きまして,損害賠償の内容と和解についてご説明申し上げます。最初に 軽自動車への損害賠償ですが,運転手であり車両の所有者である50歳代女性に対し,車両の修理費及びレッカー費用として58万624円を賠償し,令和2年1月31日に和解。また, 助手席に同乗の50歳代男性に対し,医療機関での検査費用として4万5,535円を賠償し,同年2月6日に和解してございます。 
 次に,普通乗用車への損害賠償として,運転者で車両の所有者でございます60歳代女性に対し修理費及び代車費用合わせて48万1,348円を賠償し,同年3月23日に和解してございます。以上3名への損害賠償額の合計につきましては110万7,507円でございまして,全て自動車保険対応でございます。なお,公用車の修繕費につきましては33万3,674円でございました。
 次に,令和元年度中に発生した交通事故にも関わらず,未報告に至った経緯と原因等についてご説明を申し上げます。この交通事故事案の事務手続きにつきましては,令和元年11月27日に交通事故報告書を作成し,同時に市が加入しております自動車共済へ保険申請手続きを行いました。その後,本来であれば保険会社から和解に関する承諾書を送付された時点で,その内容をよく確認し,速やかに法令の定めに従い,議会に報告するべきでありましたが,事務処理を怠りまして,議会への報告が遅れ現在に至ってしまい,また,ご指摘がなければ気が付かなかったという事態を引き起こしてしまったこと。更には,本来議会の議決を求めた後に保険金の支払いをするところでありましたが,既に支払いを済ませてしまったという事態を引き起こす結果となってしまいました。
 今回,消防本部では,交通事故事案の未報告と遅延してしまった原因を検証したところ,交通事故報告の事務手続きの認識不足であったことが判明をいたしました。消防本部としましては,その事実を重く受け止めまして,今後,再発防止への取組を進めてまいります。職員間の情報の共有化の徹底と,チェック機能を強化するために,事務手順の見直しと職員の業務意識の啓発及び職員教育を実施するなど,再発防止に取り組んでまいります。今後はこのような事が二度と起こらないよう,私を含め,常に危機管理意識を持って消防事務を進めてまいる所存でございます。
 以上,令和元年度に起きた消防本部の交通事故につきましては,先程ご説明申し上げましたとおり,未報告となりました経過と原因等を踏まえまして,地方自治法第96条第1項第12号及び13号の規定により,議決事件として,既に支払った損害賠償額につきまして,損害賠償の額を定めるため,令和2年第4回石岡市議会定例会へ議案の提出を予定してございます。
 最後に,令和元年度中に起きた交通事故が未報告で遅延となりましたことは,私の危機管理意識の欠落であり,議員の皆様には多大なご迷惑をお掛けしましたことに,深くお詫び申し上げます。消防事務を掌る長として管理監督責任を重く受け止め,深く反省し,今後は消防事務を適正に進めてまいります。この度は,誠に申し訳ございませんでした。

池田議長)以上で「令和元年度に起きた消防本部の交通事故について」の説明は終わりました。
 次に,「平成28年度に起きた戸籍附票の誤交付事故について」を議題といたします。本件説明資料について,これより事務局に配布いたさせます。

〔説明資料の配布〕

池田議長)なお,事故の内容に鑑みまして,ただいま配布いたしました資料は,会議終了後に回収いたしますので,お帰りの際は席にそのまま置いていただきますよう,よろしくお願いいたします。本件について,執行部に説明を求めます。

市長)平成28年度に起きました戸籍附票の誤交付事故についてご説明申し上げます。
 平成28年11月に,生活環境部市民課においてドメスティック・バイオレンス被害者の方の戸籍の附票を誤って交付した事故がございました。この件につきましては,平成29年6月22日に全員協議会においてご報告申し上げたところでございますが,その後の経緯,また,今般,令和2年第4回石岡市議会定例会へ関係する議案の提出を予定しておりますことから,ご説明させていただきたいと存じます。
 具体的な内容につきましては,担当部長から説明をさせていただきますが,二度とこのような事故が起きないように,適正な事務執行を努めるよう対応してまいりますので,よろしくお願い申し上げます。

生活環境部長)本日は,お忙しいところお時間をいただきまして,誠にありがとうございます。早速ではございますが,平成28年度に起きた戸籍附票の誤交付事故につきまして,今般,令和2年第4回石岡市議会定例会へ関係する議案の提出を予定しておりますこともありまして,本日,ご説明させていただきたいと存じます。なお,先程ご案内ありましたとおり,誠に恐縮に存じますが,説明後にお手元の資料につきましては,回収させていただくこととなりますので,ご承知おき願います。
 それでは初めに,今般の戸籍附票の誤交付事故の相手方でございますが,お手元に配布させていただきました資料の「1相手方」のとおりでございまして,ドメスティック・バイオレンスを受けていることを申し出た本籍が石岡市,当市にある方でございます。
 次に,本事故の概要といたしましては,資料の「2事故の概要」のとおりでございまして,平成28年11月21日に,ドメスティック・バイオレンスを受けていることを申し出た,本籍が本市にある先程の相手方の戸籍の附票を誤って交付したことにより,相手方から市に対し損害賠償が請求されたものでございます。
 次に,これまでの経緯でございますが,資料の「3事故後の経緯」のとおりでございまして,相手方の本人へ謝罪をするとともに,誤交付により転居が必要となったことから,退去費用,転居費用に関する補償及び諸費用といたしまして,これまでに平成29年3月から平成29年8月までの計5回にわたって,損害賠償額といたしまして72万7,808円を支払ってございます。また,平成29年6月22日には,全員協議会において説明等をさせていただいたところでございますが,この全員協議会後の経過につきましては,資料の「3事故後の経緯」の四角で囲った枠内の事項でございまして,相手側へは法的な部分を十分考慮した上で,対応をしてございます。なお,地方自治法の定めるところにより,必要となる議案につきましては,市議会へ上程してまいりたいと存じます。
 次に,再発防止への取組状況でございますが,資料の「4再発防止への取組状況」のとおりでございまして,二度とこのような事故を起こさないため,職員間の情報の共有化の徹底とチェック機能を強化するため,事務手順の見直しと職員の業務意識の啓発及び石岡市ドメスティック・バイオレンス等の被害者の保護のための住民基本台帳事務における支援措置に関する要綱を制定するとともに,課内研修などを実施し再発防止に取り組んでおります。
 以上,平成28年度に起きた戸籍附票の誤交付事故につきましては,これまでの経過等を踏まえまして,先程ご説明申し上げたとおり,地方自治法第96条第1項第13号の規定により,議決事件として,既に市が相手側に支払った額について損害賠償の額を定めるため,令和2年第4回石岡市議会定例会へ,議案の提出を予定してございます。なお,議案中の相手方の住所,氏名につきましては,本来明記すべきところではございますが,現時点におきましても,ドメスティック・バイオレンス支援者であることから,異例な事とは存じますが,議案中の相手方の住所,氏名につきましては差し控えたいと存じますので,何卒ご理解のほど,よろしくお願い申し上げます。
 今般の平成28年度に起きた戸籍附票の誤交付事故につきましては,相手方様へは言うまでもなく,市議会議員の皆様へもご心配等をおかけしましたことを,この場をお借りいたしまして,深くお詫び申し上げます。大変,申し訳ございませんでした。

池田議長)以上で「平成28年度に起きた戸籍附票の誤交付事故について」の説明は終わりました。
 次に,「組織体制の見直しについて」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。

市長)組織体制の見直しについてご説明申し上げます。
 令和3年4月に向け,組織体制の見直しを行いたいと考えております。今回,大きく変更する点は,駅周辺整備,中心市街地活性化基本計画,複合文化施設に係る部分を一つの括りとしまして,市長直轄の組織とし,駅周辺ににぎわいを創生する組織とするものです。また,総務部の防災対策課を防災危機管理課とし,爆破予告等突発的な危機管理にも対応できる組織とするものです。つきましては,12月定例会におきまして,本改正に伴う石岡市部等設置条例の一部改正案の提出を予定していることから,ご説明させていただきたいと存じます。
 なお,詳細は担当部長よりご説明いたしますので,よろしくお願い申し上げます。

総務部長)それでは,令和3年度に予定しております組織体制の見直しにつきまして,ご説明させていただきます。本日お配りしております資料の令和3年度組織体制の見直しについての1ページをご覧いただきたいと思います。
 令和3年4月の見直しにつきましては2点でございます。まず,1点目でございますが,市長直轄組織の新設でございます。石岡駅の橋上化及び西口駅前広場等の整備が完了しましたことで,その周辺のハード・ソフト面を一体的に展開し,円滑な事業展開を図ることで,人が行き交い,にぎわいを創生するためでございます。所掌事務といたしましては,都市建設部の駅周辺整備,経済部の中心市街地活性化基本計画,生活環境部の複合文化施設となり,組織の配置といたしましては,駅周辺にぎわい創生課を置くものでございます。
 続きまして2点目は,危機管理体制の強化でございます。市庁舎の爆破予告の発生などを受け,日常における安全への十分な備えが重要であることを強く認識しまして,自然災害以外の突発的に起こりうる危機に対しても,初動体制を整え,迅速かつ的確な対応が求められているためでございます。所掌事務につきましては,危機管理の企画及び総合調整に関すること及びその他危機事象に関することを追加するもので,組織の配置としましては,総務部防災対策課を総務部防災危機管理課に名称変更するものでございます。
 資料の2ページ目につきましては,見直し後の機構図の抜粋でございます。ただいまご説明した見直しにつきまして,表の左側が現行,右側が改正後となってございます。
 3ページ目以降につきましては,見直しに伴います事務分掌の案となってございます。変更となる箇所につきましては,赤字で記載をしてございます。「1市長直轄組織」につきましては,都市建設部都市計画課における駅周辺整備,経済部商工課における中心市街地活性化基本計画,生活環境部コミュニティ推進課が進めている複合文化施設を「駅周辺にぎわい創生課」に移管するものでございます。基本的には,企画・調整に係る計画部分を移管するものでございまして,設計・施工に係る工事部分は既存課で対応いたしますが,一体的に整備が必要な事業に関しましては,各担当部署と連携しながら駅周辺にぎわい創生課でも対応するものとしてございます。「3総務部」につきましては,「防災対策課」が「防災危機管理課」に名称変更となり,「危機管理に係る企画及び総合調整に関すること」及び「その他の危機事象に関すること」を追加するものでございます。以上が総務部からの説明でございます。よろしくお願いいたします。

池田議長)以上で「組織体制の見直しについて」の説明は終わりました。
 以上を持ちまして,全員協議会を閉会いたします。お疲れ様でした。





戻る 議会トップページへ