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令和2年度 全員協議会
池田議長)ただいまから,全員協議会を開会いたします。なお,会議中の議員並びに説明員の発言について,マスクを着用して発言することを許可いたします。 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。本件説明のため,市長・谷島君,保健福祉部長・金井君が出席しております。 それでは,これより案件に入ります。「地域医療対策事業について」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。 市長)本日は大変お忙しいところをお集まりいただきまして,ありがとうございます。私の方から,地域医療対策事業についてご報告をさせていただきます。 急なご報告となりますが,これまで説明してまいりました地域医療対策事業及び石岡地域医療計画でございますが,昨日,地域医療振興協会から,石岡地域に必要な医療体制の構築に関する要望,提案を一旦取り下げたいとの申し出がございました。この申し出により,石岡地域医療計画に掲げる課題を含め,地域医療の解決のためには新たな方法を検討する必要があると考えております。 私といたしましては,石岡地域の医療の充実に向けてこれまで以上に取り組んでまいりますので,議員の皆様におかれましても引き続きご協力を賜りますよう,お願い申し上げます。急なご報告となり,大変申し訳ございません。よろしくお願いいたします。 池田議長)以上で「地域医療対策事業について」の説明は終わりました。 この件に関して,ご質問等がございましたらお願いいたします。なお,質問にあたっては,従前の申し合わせのとおり,質問のみ1人5分までとさせていただきますので,よろしくお願いいたします。 小松議員)急に全員協議会やるのは,私は昨日の夕方,夜ですね。それで,今日10時からは教育福祉環境委員会があって。そういう委員会が盛りだくさんのやつがあって,1時半に全協ということになると。これは,何を考えているのかと。議会制民主主義,いわゆる議会のルールからいってもですね,教育福祉環境委員会の審議を制限することにもなるし。そういうことで,理由がわからないんですよ。昨日ね,聞いたけど。今朝,ある方から,今市長が言ったことを聞いたんだけど,非常に重大なことになったわけで,にわかに,そう市長が言われても,納得できないんですよね。そういう気持ちがあります。 それから,こういう大きな,石岡市の将来,現在を左右するような重大な地域の問題を,議会でも執行部も真剣に議論してきた。その中心的な土台は,やっぱり地域医療振興協会が一定の頼りになる提案もしてきたということを前提としてきたわけなので,それが取り下げるということに。大変なことを言っているわけですよね。それで,執行部の方ではこういう大きなことをやっていく場合には,こういうことが全くないわけ,全くない方がいいんだけど,そういうことはありうることもあるので,それに至ることについてはね,様々な情報を得て,慎重にやっぱり一つ一つ固めて,そしてやっぱり執行部として責任ある提案とかなんかをしないとね。本当にこれ議会,また市民にも関係者にも,大変なやっぱり打撃といいますか,ショックを与えているわけ。だから,私は市長がそう言われても,ああそうですかとは言えないわけですよね。それで,昨日,誰から,誰に,どういう理由で,このことが,文章なのか,メールなのか,持ってきたのかということが一つですね,それをまずお聞きします。 市長)今のお申し出について,お答えいたします。29日の教育福祉環境委員会の状況の確認の,確認等の問い合わせが,29日の午後にございまして,急遽,私も理事長と話をさせていただくことになりました。その中で,理事長の方から,本件の話があったことでございます。そして,大変残念ながら,2月4日の地域医療振興協会の理事会で,この決定に至ったということでございます。 小松議員)そうすると1月29日に,午後に理事長と市長が会って。どういう話だったんですか。これはそういうことを匂わせていたんですか。それは,そういうこともあり得るということを,市長と理事長との話し合いで出ていたんですか。全くそういうことじゃなくて,突然,2月4日の理事会にこうなるんですか。その関係がおかしいですよ。おかしいといいますか,納得できないですよ。どうですか。 市長)理事長の方からは,このような理由の申し出がございました。ここ数年間において,全国的にもコロナ禍を含め,医療環境や経営環境,医療制度が劇的に変化しており,先行きが不透明な状況であります。そういった中で,医療環境が不透明な中で,今,お示しした医療体制強化のための準備ができない。先行きが本当に見通せないという切実なお話がございました。 私の方からは,どうしても,この石岡のために頑張っていただきたい。そういうお話をさせていただきましたけれども,第一病院につきましては,これまで通り石岡地域の医療に頑張っていくからというお答えをいただいて,この話を終えたところでございます。 小松議員)だから,それが納得できないわけですよね。つまり,理事長は,今のコロナの問題で,様々な行事とか,オリンピックとかいろいろ,そういうことで問題になっているわけだから。そしたらやっぱり,そういうことに鑑みて,他の団体と同じように,一時様子を見るということであれば,引き下げるとかなんかじゃなくて,一旦ストップにして状況を見て,さらにその間必要なことをやるということもあるわけであって。そういうことで,ああそうですかと。取り下げる。ああそうですかというふうにはならないですよね。それだけ重大な問題をやっぱり我々は検討してきたわけだよ。そういうふうに短絡的に何か,コロナで見通せないから引き下がる。ああそうですかというふうにはならないでしょ,これ。どういう対応したんですか,そのときに。 市長)お話を伺いまして,私の方も,この地域医療の問題については,しっかりと取り組んでいただきたいということもお話しましたし,石岡地域の医療の充実のため,これまでも,これからも一緒にやっていただきたいというお話をいたしました。そして,まずは今,ワクチン接種がございます。ワクチン接種も,石岡第一病院,そういったものと協力してやっていかなくちゃならないという中で,取り下げというより,一部凍結したいと。一旦凍結したいというお話でございましたので,私としましても,ぜひこれからも,ぜひ石岡市民のために,一緒に関わってもらいたいというお話を,強くさせていただきました。 小松議員)一旦凍結ということをお話したと。しかし2月4日の理事会では取り下げると。理事会の結論ですね。これは,中断するとか何かじゃなくて,取り下げるっていう。つまり,今回のお話はなかったことにしてくださいと。なかったことにするという意味なんですか,これ。理事会の正式な理解というのは,一旦中断なのか,もうやめる,取り下げるっていうのか。今後もこのことはあり得るということなのか。その正確な…。 池田議長)時間が超過しております。 市長)言葉としては,取り下げになると思います。 〔「思いますじゃ,まずいだろう」と呼ぶ者あり〕 市長)失礼しました。取り下げでございます。 大和田議員)まず,確認なんですけれども,谷島市長になってから,この地域医療計画を議会で議決を取ったことも一度もないので,議会がどういうふうな反応をするのかっていうのも,もちろんまだ誰もわからない状態なんですけれども,2月4日に理事会の決定で連絡が来たと。はいそうですか。取り下げます。そもそもやる気があるんですかと,私思っちゃうんですが。この10か月間,どういう思いで取り組んできたんでしょうか。まず,やる気がそもそもあったんですか。 市長)私も,この石岡地域の医療の課題にしまして,この課題解決をしなくちゃいけないという立場から,しっかりと取り組んでまいりました。特に11月17日の全員協議会で,この公立化,この第一病院のご提案が,やはり一番いいと。民間ではできない。そして,この公立化のスキームがやはりベストの選択だと。これしか選択肢がなかったものですから,この計画を進めてまいりました。十分,この議会の皆さんからのご意見を賜りまして,しっかりとこの石岡市の課題に今後も取り組んで,引き続き取り組んでまいりたいと思っておりますので,どうぞご理解ください。 大和田議員)やる気のある人の対応って,ちょっと違ってくると思うんですよ。やる気って,その行動が伴って相手に伝わっていくものなんで。私,今泉市長のころから公立化を賛成しています。今も賛成です。私のところに一度として,この計画をこうしたい,ああしたいんだと。そういう連絡も,会った時に,その場で何度も何度もそういう話,聞いたことないんですよ。教育福祉環境委員会のメンバーにも聞くと,反対派の人にどういうアクションがあったのかと確認しても,市長から何もありません,やる気ないじゃないですかと。やる気あったように見えないんですけど。やる気って,行動が伴って初めて相手に伝わるんですよ。市長が,政治のリーダーシップでこの計画を取りまとめて前に進めていくと。そう公約で掲げて,皆さん一票を投じているんですよ。その結果がこれですよ。昨日連絡来て,会いにも行ってないで,取り下げます。なんですか,それ。どうしてもやりたかったら,何度も何度も理事のとこに足しげく行くじゃないですか。こうしたい,ああしたいって言うじゃないですか。行くじゃないですか。それもせずに,公約にも掲げて,反故にして,はい,取り下げます。それ政治家としてどうなんですかそれ。ありえないですよ。市民の皆さん怒ると思いますよ。署名活動知ってますか。1万5,000も署名集まったそうですよ。それ陳情・請願上がってきてるじゃないですか。その想いどうするんですか。この結果を,どのように責任をとるんですか,市長は。 市長)理事長,〇〇理事長には,私の方からお会いしに行っております。何度もお会いして,今回も会って欲しいということで。かないませんでしたので,今時ですから,リモートでしっかりお話をさせていただきました。 非常に残念なことではあるんですが,私も,この石岡地域の医療の充実のために,これまで示してまいりました課題も含めて,引き続き必要な対策を講じていく覚悟でございますので,どうか議員の皆さん,ご支援とご協力を賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 〔私語あり〕 大和田議員)2月4日って昨日ですよね。昨日取り下げで,理事会で決定されたって連絡があったんですよ。今日2月5日ですよ。取り下げが正式に決定されてから,お会いしに行ったんですか。 市長)今日お電話しました。〇〇理事長,今東北の方にコロナの関係ということで出張しておるということで,電話でもう一度お話をさせていただきました。 大和田議員)全く私の言っている趣旨を理解していないんですよね。相手がどこにいるかは関係ないんですよ。今日2月5日,昨日連絡があったんですよね。今日取り下げる報告を全協でしているんですよね。会いにも行ってないのに,相手の感情,どういうふうな想いで,コロナの影響とか医療環境の変化とか,当然ありますよ,そんなもの去年からあるんですよ。それは言い訳として言っているだけなんですよ。この10か月間の石岡市の対応を,地域医療振興協会ってずっと見てきているんです。ああ,やる気ないねと。この市長は駄目だねと。どっちみちやらないねと。そういう判断を,昨日しているんですよ。私はそう思いますよ。会いにも行っていないのに,電話でします。リモートでします。今後20年30年の,この地域の,石岡地域の医療を決定していく。電話で済みますか,そういうの。リモートで済むんですか。20年ですよ,30年ですよ。石岡地域の医療を,20年も30年もかかっているのに,そんな対応でいいんですか,リーダーが。政治のリーダーシップで取りまとめる。そういう対応が谷島市長の政治のリーダーシップですか。もう,がっかりですよね,本当に。何考えてるのって感じです。どう責任取るんですか。いや,署名を集めた人にどういうふうに言うんですか。谷島市長を支援した人に,何て言うんですか,谷島市長は。本当に,どういう責任取るんですか。これ一丁目一番地の政策じゃないですか。なし崩し的になりますよ,今後。何もできないんじゃないか。言ったこともできないんだったら,首長やっている意味ないじゃないか。そうなるじゃないですか。どう責任取るんですか。 市長)今回の件を受けまして,改めて石岡地域に必要な医療体制について精査し,効果的な整備手法を皆さんとともに考えてまいりたい。まずは執行部の中で考えさせていただきます。そして,議会の皆さんとも一緒になって,この石岡に何が必要かと。どうやっていくかっていうのを,ともに作っていただきたいとお願い申し上げます。よろしくお願いします。 大和田議員)いや,全く理解できません。私の想いが全く伝わっていないと思います,多分。以上です。 村上議員)先ほど説明をいただきましたところ,2月4日の理事会で決定ということでありますが,その前段として1月29日の午後に理事長と面会をされたということです。それは1月29日に行われた常任委員会の様子を受けてということでありましたが,1月29日の常任委員会は,振興協会から新たな提案がされて,常任委員会でも,では今後精査してまいりましょう,担当課の職員についても,これから精査してまいりますという内容であったかと思います。これから精査するという段階において,何をもって振興協会は,撤退するという話だったんですか。なぜ常任委員会後,そのような話がされたんですか。常任委員会で審議が進まなかったので,理事会において,撤退の決定がされたという,そういう流れなんですか。どうなんでしょうか。 保健福祉部長)29日,振興協会の方から,常任委員会の質問内容等の問い合わせがありました。その状況を説明した後に,振興協会としても,ちょっと計画,提案していた計画をちょっと見直すような意向があるということを,初めてそこで正式に,受けたわけですけれども,それを受けまして,至急,急遽,市長の方が,理事長と意見交換したいということで,その日のうちに,意見交換の場をセッティングしたという流れでございます。以上でございます。 村上議員)1月29日の常任委員会に提出された資料は,1月26日に振興協会から提出されたというふうに,委員会で説明されていたかと思います。そうしますと,先ほど撤退の理由が,水面下ではありますけれど,全国的なコロナの影響や,そういった経営環境の変化ということでありますけれど,そう何日も経っていないんですが,そんな大事な計画を取り下げるような一大事が,そう1日2日で起こることなんでしょうか。26日に執行部に提出されて,29日に議会に初めて表に出されて,これからどうやって協議していきましょうかの段階で,そんなに簡単に撤退する判断がされた要因ってどこにあったんですか。その辺は聞いてないんですか。 保健福祉部長)資料の方は,打ち合わせの中で,議会説明ということを話した中で,資料の調整はずっと進めておりました。それで26日に資料は提出していただいたわけですけれども,実際,正式に取り下げの意向があったのは,先ほどお話した29日。その委員会の状況確認後に正式にありまして,急遽市長との協議をセッティングしたところでございます。以上でございます。 村上議員)そうしますと,ただいまの説明ぶりですと,委員会で進まないので,やめましたっていう。こちら側のせいなんですか。そういう受けとめ方でしょうか。どうなんですか。 保健福祉部長)振興協会からの取り下げの理由といたしまして,先ほど市長の説明にもありましたけども,コロナ禍も含めまして,医療環境や経営環境,医療制度の変化,先行き不透明ということと,今回,石岡市から公立病院化にあたる提案っていうんですか,うちの方の提案で,産科の設置や休日診療,二次救急などの要請というものをしております。そういったものについて,医療環境が先行き不透明ということで,石岡市での市立病院化に関する進捗の方向性,まだはっきり決まってない中では,医療体制強化のための準備ができないといったことが理由の一つということで,報告を受けています。以上でございます。 村上議員)先ほど,大和田議員からもありましたけど,議会としてまだ何の判断もしていないわけですよ,この1年間。この新年度になって。それでこれからやっと議論しようかという段階で,先ほど言ったように,この先不透明って。いや,コロナで不透明なのは,どの業界の人もみんな同じですよ。急に不透明になったわけじゃないですよ。それが理由で撤退して,逆に,振興協会が撤退したので,石岡市も1回白紙にしますって,その程度だったんですか今まで。そういうことじゃないですか。振興協会と確かに協力して石岡市どうしようかって考えていたかもしれません。私たちも意見が違うのでぶつかることもありましたけど,真剣に石岡市どのようにしようかって議論したからこそ,いろいろぶつかってきたわけですよ。それを急に,振興協会からこう言われたので白紙にしますって,そんな中途半端だったんですか。 先ほど市長は,引き続き皆さんとともにとおっしゃいました。いや,この1年間,皆さんとともにって,何にもないですよ。何にも協議してないですよ。これまでやってこなかったものを,これから取り組みますので,これまで以上にやっていきますので,ご協力お願いします。今までそういった実績ないのに,何を協力すればいいのか,私たちわかりません。本当にこれからどうするのかっていうのを,今までどれだけ真剣にやっていたのかっていうのを,ちょっと今ので感じましたけれど。昨日言われて今日全協招集で。言ったところで,じゃあどうするのか,これからどうするのかっていうのがないので,そこをしっかり説明してもらいたいと思います。振興協会から取り下げられました。でも,こうしますっていうのが,何の説明もありませんので,具体的な今後の対応について,ご説明いただきたいと思います。 市長)この石岡地域医療計画の取り扱いにつきましては,まず,関係するかすみがうら市,小美玉市,石岡市医師会との協議が必要になると考えております。そこをしっかり行ってから,引き続きの対策を講じていこうと思っています。 村上議員)再度申し上げますが,振興協会から取り下げ,理事会で取り下げという決定がありました。それを受けて,石岡市はどのようにしていくのか。これから小美玉,かすみがうらと協議しますであれば,別に今日言う必要なかったんじゃないですかってこともありますし,それを受けて,急遽今日開催するってことは,それだけの重大な決定事項があったので報告することだと思いますし,こうやりますので,ぜひよろしくお願いしますぐらいの,その具体的な内容がないと,私たちがどのように対応していけばいいかわかりませんので,もう一度お願いいたします。 市長)これまで,石岡地域の課題として示してまいりました,産科,小児科,緊急診療について,石岡地域に必要な医療体制,それはどういうことかっていうものを精査しまして,効果的な整備方法を検討してまいりたいと考えております。 村上議員)具体的にないということが,よくわかりました。これからやっていくということではありますけれど,逆に言うと,今まで議会との距離があった中で,もしこれが進まなかった場合,様々な対応策を考えていなかった,もういろんなものを想定していなかったということがよくわかりました。これがなくなったら全部なくなってしまうぐらい,この医療計画が細かったんだなということが,今日わかりました。今後の対応については,今後考えたいと思います。以上です。 櫻井(信)議員)今,お話は,各議員からの意見もありまして,私もちょっと残念だなと思います。私は,大和田議員が言っていることは,もっともだなと。同意見であります。簡単に諦める。そうじゃなくて,普通ね,我々は,私だったらですよ。民間の会社経営している者は1回で諦めないんです。とことんいくんです。私は仕事柄,そういう仕事やっているんです。百遍いくんです。夜討ち朝駆け。今,幾らコロナであろうとなんだろうと,まずそれをやってから,この全協での発表になると思うんですよね。ですから,その辺のところは,大いに残念だなと思います。そこで,今回諦めた時に,医師会病院の持っている200床…。 〔「120」と呼ぶ者あり〕 櫻井(信)議員)120床。これは,どういうふうな扱いになるんですか。この病床がなくなった場合,石岡市は今後30年間,高齢化社会が,日本はあと30年間くらいは高齢化社会が続くわけですけども,今後どう対応,対処していくんですか。我々も含めて,これから病院にお世話になるんです。まず病床の検討。どうなるのか,お尋ねをしたい。 市長)私の選挙公約は,この病床を守っていくと。地域に必要な病床を守っていくというのは,私の選挙公約でございました。公立化っていうものが,有力な選択肢ということで,検討してまいりました。そして,まずは民間でできないのかという委員会の中のご指摘もありまして,様々な可能性を探ってきて,最終的にはこれしかないということで臨んだものが,今回残念ながら一時凍結ということになってしまいました。これからは民間の病院の話になりますけれども,しっかりとこの病床の必要性を認識して対応してまいりたいと思っております。 櫻井(信)議員)答弁したことを答えてないから。病床はどうなるんだと。 保健福祉部長)基本的に,病院が存続してれば病床っていうのは維持できるかと思うんですけれども。病院が廃止になれば,病床がなくなると考えてございます。以上です。 池田議長)再度,傍聴人の皆様に申し上げます。傍聴においては,電子機器等の音を発すること,また,撮影録音等は禁止されておりますので,ご注意いただきますよう,お願いいたします。 櫻井(信)議員)今後ますますね,先ほども言いましたように30年間は間違いなく高齢化社会が続いて,我々もその中の一員としてね,病院を使うわけですけれども,その時,この120床の病床が消えた場合,石岡市のこの地域医療っていうのは,どういうふうになると考えていますか。 保健福祉部長)石岡市の地域医療ですけれども,現在のところ,緊急診療等も休止となっております。病床も医師会病院が現実に閉じていますので,病床運営していた時期,それから緊急診療やっていた時期からすれば,石岡市の地域医療の水準というのは,その時から下がっているっていうのは事実かと思っております。私どもとしては,今の状況の中でも,産科もありますけれども,その緊急診療,あと小児科の対応というのを課題として,短期的にはなるべくその現行の水準には戻したいということで,いろいろ模索していきたいと考えております。以上でございます。 櫻井(信)議員)私は先ほどからの話を聞いていますと,コロナが原因であるとは思っておりません。感じられません。タイミング的にも。そういう中でね,約10日間で1万5,000人もの人の意思が示されたわけですよ。いまだに集まってきていると聞いていますよ。これ,どんどん続けたら多分過半数どころじゃないと思います,1か月もあったら。病院はみんな欲しい。医師会病院に代わる病院は必ず欲しい。私も今回,話どこでも聞きました。医師会病院がなくなるんですよ。それに代わる病院を作ってもらいましょう。誰も反対しない。今後対策を練りますって,練れないですよこれ。このチャンスを逃したらこれはできない。どうするんですか,今後30年間。石岡混乱しますよ,間違いなく。民間病院にお金を出してやってもらおうっていったって,病床も何もないのに,どうやって民間病院が産科だの小児科だのやっていくんですか。簡単じゃないですよ。先行きのことをちょっと。どういうふうに考えるか。感じているのか。ちょっとお聞かせください。 市長)櫻井議員おっしゃる通り,この石岡地域の医療体制は,非常に脆弱なもので,そして今後住み続けるために,非常に厳しい状況だと認識しております。公立病院というのが大きなチャンスであったと思っておりますけれども,改めて石岡地域に必要な医療体制を整備するために,効果的な方法を検討してまいりたいと考えております。どうかご協力のほどお願いいたします。 櫻井(信)議員)私は,前もちょっと触れたかもしれませんけれども,民間病院っていうのは,赤字になればすぐ撤退です。そこが怖いんですよ。…でもとにかくね,病院というのは,できるだけ安定感のある公立病院というのは,作らなくちゃ駄目なんです。国のお金,まだ道はあると思うんですよ。やる気になればね。国会議員だっているんだから。そういう人の力も借りるんだけれども。今一番,身近にある方法というのは,これまでやってきた方法なんです。反対していた人はいいかもしれないですけど,これはなくちゃ駄目なんです。まだまだ,市長。電話1本でこうなったよっていうんじゃなくね。やっぱりこれ諦めちゃ駄目ですよ。もう一度仕切りなおしてやるぐらいの…。 池田議長)時間が超過しております。簡潔に願います。 櫻井(信)議員)気持ちを示してください。いかがですか。 市長)今,皆さんから多くのご意見を賜りました。そして,ご支援も賜りました。しっかりと,この公立病院化も含めて,これから石岡のために必要な措置を講じて,全力で取り組んでまいりたいと思います。どうぞ,ご協力のほどお願いいたします。 高野議員)私もね,反対してきました。今そういった中で,取り下げとね。また凍結とか,訳のわからない話をしております。本人ね,今,頭が整理できない状況にあるのかなと思い,私も理解はしておるつもりです。しかしながら,これは議会,ここはね,政治であります。そういった中で,一言言われればまた公立,民間。私は以前,民間で石岡の医療制度を整えるという候補者を応援しました。しかしながら,落選して負けました。私は,今でも民間ということにはこだわっております。しかしながら,谷島市長は,前市長の意思を引き継ぎ,公立でやるんだと。私も演説聞きました。120床のベッドがなくなったら石岡の医療制度は崩壊する。そういったことで,市民の方にお話をし,多くの得票を得たと思います。少なからずとも,この医療の問題での,皆さんが支持した値っていうのは,私は大きかったんではないかというふうに思っております。そういった中で,昨日夜です。電話がかかってきました。医療問題です。何も教えてくれません。何かあったのかなとね。急に公立病院できるようになったのかなと思ってね。それでは困るなと思ってね,今日来てみました。そうしたらこの始末です。少なからずとも予算をつけてね,皆さん署名取った方も,何とか調査費つけてください。そういうことです。そういったことをですね,簡単に。今怒っている同僚もおりましたけど,1回か2回会ってね,それも電話。駄目です。全てコロナの問題。コロナは1年も前からなっている。そういった中でのこの対応。この議会を軽視した有り様はどういうことなんですか。あなたがやりたいと言ったから,私はやりなさいと言った。やりますと言ったでしょう,あの時も。それが何か一つつまづけば,やりません。また甘い言葉をもらえば,やります。あなたはそれでも市長ですか。どうですか,信念を持ったら。やると言ったら,自分で。市長もいつでもやめる。そのぐらいの覚悟でね,やるんですよ。 私は,あなたにたくさんの質問をしてきました。今泉氏の時から,きっと質問は一番やっていると思います。何かというと,この地域医療振興協会ですか。ここと一緒に進めること,私も勉強しましたが,このことは無理がある。県の医療計画。土浦圏域の医療。こういったことがしっかり構築されているにも関わらず,なぜ石岡は単独で踏み切ったのか。小美玉さん,かすみがうらさん,行きました。どうですか,彼らは。協力をします。でも一緒に事業はやるとは言っていません。わずかの助成金は出しましょう。診療してもらうから。その程度なんですよ。私はね,いつかはこういうことが来ると思っていました。それがいつかなと。そしたら来ました。しかしながら,市長。努力というものはないんです。私はこれだけのことを言ったんですから。ここまではやります。同僚の議員が言っていました。1回2回でいいんですか。何回も何回も行ったらいいじゃないですか,自分でやりたければ。私はどんどん反対していきますから。こういったことには,賛成者もあれば反対者もあるんです。でも,自分でやりたいこと。それが一言,無理ですね。言われたら,はいやめます。これでは市長じゃないですよ。私はたくさん議論してまいりました。ですからいつか,どこかに接点が生まれてくるのかなというようなことで,楽しみにしておりました。しかしながら,取り止め。新たなです。新たな…。 池田議長)時間が超過しております。簡潔に願います。 高野議員)新たなということでしたら,あなたはいらなかったんです。そういうことをよく自覚してください。反省だけではすみません。必ず責任をお取りください。以上です。 櫻井(茂)議員)難しいということはよくわかりましたが,理由がコロナ禍による影響だという理由を示されたというのは,ちょっと私も納得できません。そこで,いくつか伺いたいんですが,まず1月16日に振興協会から,新たな医療センターの内容についての提案があったということで聞いています。その後1月26日に計画の修正案が出たと。この当初の計画1月16日の計画と1月26日の計画の差。どういうところが修正されたのか,お伺いします。 保健福祉部長)ちょっと日にちは,私どもの記憶であれですけども,ここに資料にあるんですけども,1月に委員会で,石岡市の負担とですね,振興協会の10年の収支見通し,新しい病院を経営した時,その資料を,出していただくということで,昨年からちょっと調整してまいりました。それで一旦ですね,1月中旬に,出していただいた経過があります。それをもとにヒアリングをかけまして,委員会の方で説明する段階,予定でありましたけども,振興協会としては,その資料を出すにあたってもちょっと,実際コロナ禍で見通しが立たないんで,出すと約束になってしまうんで,できれば出したくないという中でも,この資料がないと協議に入れないということで,現時点での想定という形で,もう結構なんで出してくださいということで,出していただいたんですけども。それが,詳細を一度出してもらったんですけれども,この詳細でやる場合は,議員さんだけにしか見せたくないということだったんで,調整した結果,公表できる資料という形に,一旦1月中旬にいただいて,委員会直前まで修正をかけたという経緯がありまして,最終的には1月26日になるのか,1月下旬に,その委員会前にぎりぎりで,委員会に出せる程度の資料として,作成し直したというところでございます。以上です。 櫻井(茂)議員)そうしますとですね,振興協会も石岡市も,26日の修正提出まではお互いにですね,数字を揉んでいたといいますか,精査していましたから,お互いにやる気満々だったってことは,そこでわかるわけですね。 1月29日の理事長と市長の面会があったということで,先ほど説明いただきましたけども,この日1月29日は教育福祉環境委員会があって,その動きを見て市長と面会をするという約束だったようですが,市長の方は2月4日に理事会があるということを知っていて1月29日に理事長に会ったのかどうかをお尋ねします。 市長)その時点では,理事会の日程は存じ上げませんでした。 櫻井(茂)議員)そうしますと,その理事会が開催されるというのは,執行部ではいつ情報を掴んでいますか。 保健福祉部長)理事会にかける。今後,そういう取り下げる意向があるっていうのを,初めて29日に聞きまして,確か記憶で,その日かその翌週かに理事会の日程を確認して,4日と,ちょっとその日にちははっきりしないんですけども,そういった状況です。29日に取り下げの意向というのは,市長と理事長の協議を急遽設定して,確認できたところでございます。 櫻井(茂)議員)そうしますとですね,その29日の市長と理事長の電話ですか,電話のやりとりの中で,理事長側からですね,もう石岡市とのおつき合いは難しいと。今回の計画の履行は難しいというお話があったわけでありますけども,それ以前にそれを匂わせるような,何か動きはなかったんですかね。 市長)何度か地域医療振興協会の事務所を,〇〇理事長のところをお尋ねしてまいりました。その中で,常に〇〇理事長は石岡市の今の進捗状況を心配されておりまして,一緒にやりましょうということで,一緒にやってまいりました。ただ,〇〇理事長以外にも,〇〇部長とか,そのほかの関係者もいらっしゃいまして,その人達は大分この計画に対しての難しい点などを挙げていらっしゃって。〇〇理事長は一生懸命やりましょうという,理事長のみに限っては,一生懸命取り組もうというお話をさせていただきまして,周りの状況までは,ちょっと察知できなかったということでございます。 櫻井(茂)議員)そうしますと,昨年の3月の本会議でですね。残念ながら石岡地域医療計画の予算については,減額修正されてしまいまして,その後市長選がありまして,谷島市長が当選したと。その流れの中で,今回の医療計画を進めるんだという流れが来たわけでありますけども,振興協会との協議の中で,こういう条件を石岡市としてクリアしてください,課題を解決してくださいみたいなものは,示されてこなかったんですかね。 要はですね,今回の例えばです,仮の話で,3月の定例会で再度,計画に基づく予算案を提案しようと。一発勝負で。それで成し遂げられると思っていたのか。そうじゃなくて,振興協会との打ち合わせの中で,こういう条件をクリアしてくれれば,例えば理事会の理事さんの説得ができますよと。この計画を続けて,振興協会としてやっていけるという,お膳立てといいますかですね,環境整備ができるんだみたいな話はなかったんですか。 保健福祉部長)この公立病院の公立再編統合の計画ですけれども,これについて議会にもお示ししているスケジュールで示しております。振興協会からは,基本的にそのスケジュールは知っていての提案ですので,ただ振興協会としての考えとしては,例えば,行政は手続きが多いという話は聞いていまして,民間だと通常だと病院はもっと短縮で整備できるという意見は伺っております。ただ,公立は一定の手続きを踏んで,計画を作ったり,基本計画,実施計画とそういうものを含んで,あと議決が必要ということは示していますので,その辺の民間と公的なプロセスの違いは以前から説明をさせていただいているところです。 櫻井(茂)議員)私が伺いたいのは,行政の場合は民間と違いましてですね,議会という,ちょっと独特の世界のものが多分,民間からするとですね,あるわけですね。今回でいけば,議会が否決していますから,議会が了承しなければ成し遂げられないわけです。この計画の成就はない。ということは,議会は委員会審査がまずありますので,委員会の中でこういう点をまず了解して欲しい,こういう点を了解して欲しいと一歩ずつですね,ステップを踏んでいって,最終的に委員会の方で何とかゴーサインが出そうだというようなステップを踏むためのものを協会が求めてくるとか。あるいは,自らが設定するとかっていうことはなかったんですか。 保健福祉部長)協会から全体的に,できれば示した計画より早目に進めて欲しいという,細かい,ここまではこれということはないんですけれど。できるだけ早く進めて欲しいということは,意見としてございました。 櫻井(茂)議員)そうしますと,スケジュールの話で協会側から早く進めて欲しいということで,先ほど市長からありましたように11月中旬ですか。民間病院に対するアンケートの結果が出て,民間病院では対応が難しいというものがわかったのでって,そこからのスタートなのかなと。石岡市はですね。それ以前は調査に日時を要して,約半年無駄に過ごしてしまったという感じが私はしています。一方,執行部側,保健福祉部とすれば,本来,教育福祉環境委員会だったり,議会の我々議員に理解を求めるための,先ほど申し上げましたように,こういう条件についてはまずご納得いただけませんかというステップを踏むという努力はされたんですか。私は,とてもそれは感じていないんですけれど。もう,一発勝負で3月の定例会に了解取れればいいみたいな感じでしか受けとめていないんですよね。 本来であれば,今回の問題で先ほど来出ていますように30年間の石岡の医療を守っていくということであれば,もう少しこう,無理やり成し遂げるんじゃなくて,徐々に徐々にでもいいですから,垣根を低くしていただいて,理解を得ていくっていう努力が必要だったんじゃないかと思うんですが,その点どのようにお考えなのか,お尋ねします。 保健福祉部長)令和2年度につきましては,新たに市長が就任されて医療の方向性ということで,まず課題を整理した中で,3月に議会からのご提案を受けた民間の手法というのも,調査させていただいております。コロナ禍の中で若干ちょっと調査が遅れた懸念がありますけれども,それを踏まえた中で,民間,それから振興協会にもちょっと調査依頼をかけまして,その方針を含めまして11月に方向性を出したところでございますけれども,その中で,振興協会にはなるべく早く,その10年の推計と石岡市の負担をはっきりさせていただきたいという交渉は続けてきたわけですけれども,1月下旬となったわけですけれども,そういった中で理由の一つでやっぱりコロナ禍っていうのが一つの理由にあるんですけれども,委員会にお示しした資料の中でも,29年から令和元年まではこの直近で3年ぐらいまでは6,000万から7,000万の経常収支の黒字が出ています。令和2年度につきましては,上半期で8,900万という赤字になっていますね。結構コロナの打撃は大きいと。医療機関に。振興協会につきましては70か所近い施設を全国に持っていらっしゃいますので,そういった原因も非常に強いような懸念もありますし,資料を出していただく段階でも,それは非常にこの,皆さんに公開するにあたっては,非常に気になされていたところなので,そういった部分があるのかなということで,私どもとしては感じているところでございます。以上でございます。 櫻井(茂)議員)私は,石岡市議会のこれまでの議論の推移と,市長の態度を見て決められたのかなというふうに感じているところです。以上です。 石橋議員)今日は発言は控えようかなと思っていたんですけれども,先ほど来からの質疑を聞いていまして,皆さん大分,今回の結末に関しては,まだまだ納得できない。憤まん。それぞれの立場でですね,理由は違うでしょうけれども,憤まんやるかたないというような感じがあるのかなというふうに思います。 私は逆に,今回,この時点でこの計画が,頓挫という言葉が合っているかどうかわかりませんけれども,取り下げとなって白紙に戻るという部分については,大変安堵をしております。いざ公立化でスタートして,このような問題が出てきた場合には,本当に取り返しがつかない。当初から私が指摘をしていましたように,一旦スタートしてから,このような問題が起こってからでは,とてもそのあとの修復というか,そういう部分,そのあとの行政が被る財政的な負担はかなり大きいものであったでしょう。そういうことを考えると,スタート前に一旦白紙に戻ったということは,本当に私としては喜ばしいことであるのかなというふうに思います。 先ほど市長からの説明で,今後のことについてはもう一度よく考えてというお話がありましたが,本来であればですよ,そもそもこういった計画を進めるにあたって,一つの,なんて言うんですかね,目標といいますか,計画に固執するのではなく,複数の可能性を模索をしながら,次善の策を用意をしながら,こういった重要な問題を進めていくのが当たり前ではないのかなというふうに思います。この地域医療問題については,そもそも最初に持ち上がったときから,非常に筋の悪い話であるなというふうに,私は感じていたわけです。振興協会さんの方もいろいろなご事情があるとは思いますけれども,当初の説明では,協定,協定ということで,協定で保証をしてもらいますから大丈夫ですというふうな答弁もありましたけども,結局のところ,スタートしてみれば協定なんかただの紙切れで,その時の情勢によって色々要求も変わってくる。それが早めにわかっただけでもよかったのかなというふうに思います。 それで,今後のことですけれども,これはまた皆さん方と一緒に協議をしてしていかなくちゃならないと思います。統計的に見ますと,石岡市内における病院の数,診療所の数というのは,県内でも上位に位置しています。そんなに緊急的な措置が必要な状況ではないというふうに理解しています。この点については石岡市のホームページにも出ていますよね。とは言いながらも,やはり産科を求める声。小児科の充実。休日夜間の緊急診療。こういった部分も進めていかなくちゃならないってのは事実だと思うんですけれども,それらの問題を,病床が減るという一つの枠の中で全て公立化でもって解決をしようとしたことに,今回の問題があるのではないかなというふうに思います。今後もう一度,地域医療審議会というかどうかわかりませんけども,そういった地域の中の医療制度を考える機会において,産科は産科,緊急診療は緊急診療,それから宙に浮いている120床のベッドの再配分。これらについては,別個に考えるべきではないかなというふうに私は思っています。 本来,この説明の場で。これまで進めようと思っていた計画が取り下げになったと。本来こういう場では,では,こういう状況になってしまいましたので,次温めていたこういう策を今後,皆さん方と進めていきたいと思いますのでというのが,本来の筋ではないかなと。ただ取り下げされましたので,それをご報告しますでは,先ほど来,先輩議員の皆さん方が強い口調でおっしゃられたこと,本当にそこはもっともだとは思うんです。ですので,そういった部分,もう結論が出てしまったことについては,もう致し方ないのかなと。とは言いながらも,前を見ながら,石岡地域の医療を考えていかなくちゃならないと思いますので,そういったところ…。 池田議長)時間を超過しております。 石橋議員)市長の方でもう一度,お考えの方をお聞かせいただきたいと思います。 市長)今回の件を受けまして,改めてこの地域に必要な医療体制,今,別個にという話がございました。様々な問題点がある。これを解決していくのは簡単なことではないと思っております。そういったものを,しっかりとその個別個別の問題。どんな問題があって,どのように解決していかなくちゃならないかという,その長期的なものと,そして計画をしっかり立て直した上で,効果的な整備方法を検討してまいりたいと思っております。 皆さんのお知恵を結集して,執行部としても全力でこの問題に取り組んでまいりたいと思いますので,ご協力をお願いいたします。よろしくお願いします。 谷田川議員)先ほど来,多くの議員の方から意見が出ておりました。私も突然,このような事態になったことに対して,少なからず憤りを覚えているわけであります。先ほど,市長の答弁の中にもありましたように,向こうの振興協会との話の中では,もう29日頃から,これは先に進まないんだなということは予測ができたということであります。その予測ができた中で,この前2日に請願書が上がってまいりました。陳情も一緒に出てまいりました。これは何故かと言いますと,2月2日が期限だからなんだよ。それに間に合わせないと,今回の議会の審議の中に議案の中に入ってこないと言うからなんだよ。それで市民の方は,一生懸命署名に動いて1万5,000もの人数の書面を集めていただいたと。なぜ29日にわかる。もっとその前にわかっていたことであれば,この事態を回避するためには,もっと早く署名運動が始まる前に,市長はもっと説明をするべきであった。もう1年以上,この問題は長引いております。しかしながら,市長はただの一度もかすみがうら市長,小美玉市長との話し合いはなされていないということも聞いております。あくまで他力本願なんです。皆さんが言うように,市民の方が署名をとってくれれば何とかなるでしょうみたいな他力本願では,絶対先に進まないんであります。私もこの話を聞いて,本当にびっくりしました。何だこれ。こんなに簡単に終わっちゃうの。これは1万5,000の皆さんの心がこもった署名なんです。この署名が請願として通って,議会の中で審議され,そして賛成,反対の意見が出た中で,駄目だったらしょうがないでしょうよ。そこまでいってないんですよ,これ。何のために署名集めたんですか。こういう事をやればやるほど,市長は自分の立場を悪くしているんじゃないか。誰もが,石岡に医者がなくなる,医療が崩壊したら困るというのは,想いは一緒なんです。それをもっと市民の皆さんが早く理解して,よし,これでは1月中にこの問題を解決しないと石岡の医療は崩壊してしまう。そういう考えがあったからこそ,たった半月で1万5,000人の署名が集まったんです。その提出する前に,29日頃わかっていたっていうのは,どういうことなんですか。それでは,署名を集めてくれた方,署名した方,ああそうですか。そう簡単に納得していただけないんじゃないか。時間はいっぱいあったはずなんです。去年1年あったんです。今年に入ってもあったんです。振興協会の理事長と会う機会だって,皆さんが再三再四言っていますけれども,何回もあったはずなんです。会いに行かなかった。民間企業なら勤務怠慢なんです。あんた何やってんの。会社潰れちゃうんじゃないの。そのぐらいの覚悟で臨んでいただかないと。ここまで1年間,ただの1回も議論してないんですよ。会議の中で1回もこの問題は出てないんですよ。そういうことを踏まえれば,再三皆さんから話が出ている通り,これは,やめました。中止しました。どうなんですか。こういう問題が簡単に中止されちゃう。議論する時間もないんです。このことについて,市長及び保健福祉部長から,もう一度答弁願います。 市長)私としましても,この石岡の医療問題については,本当にその課題をどうにか解決しなくちゃいけない。そういう思いで,この8か月取り組んでまいりました。そういった中で,この地域医療振興協会にも何度となく,いろいろなお話をさせていただき,どのようにしてこの公立の病院を進めてまいるかというお話を,何度もお話を進めてまいりました。そういった中で,この交渉につきましては,まず石岡市とそして地域医療振興協会という双方がありまして,私たちは石岡市としてのお願いをしてまいりました。振興協会もしっかりと振興協会としてやりますという話をしてまいりました。しかし,振興協会にしてみれば,この何年かの石岡市の態度が,非常に問題視されていたことが非常に残念であります。私としましては…。 〔「それは違うだろう」「議会のせいか」と呼ぶ者あり〕 市長)議会のせいではございません。執行部として,しっかりこの話し合いができなかったこと。これについて,反省しながら取り組んでまいりたいと思っておりますので,どうぞご理解とご協力をお願いいたします。 保健福祉部長)お答えいたします。今年度に入りまして,改めて地域医療の方を民間も含めた調査をしていた中で,市長の方も振興協会に何度か訪問しています。向こうからも直接来て,意見交換等も重ねております。そのほかに,私どもも事務的な打ち合わせ等をさせていただいています。そういった中でも,先ほども説明したように,資料を,10年推計を,具体的に目指す病院像ということでお示ししていただく段階になると,やはりコロナ禍ということで,なかなか見通しが厳しいという意見は,資料作成の段階から随時伺っていたところでございます。そういった中で,振興協会の事務担当者,また理事長とも,この29日以降も電話,それから,私の方でも直接,2月2日には市長の指示の下,訪問して調整はさせていただいたところではありますけれども,先方の意向ということもありますので,今回こういった結果に至ったということになってございます。以上でございます。 池田議長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 池田議長)ご質問なしと認めます。本件については,以上で終結いたします。 以上を持ちまして,全員協議会を閉会いたします。 |