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令和2年度 全員協議会

 第12回(2月8日)
出席議員 池田正文議長,菱沼和幸副議長,鈴木康仁議員,飯村一夫議員,新田茜議員,大和田寛樹議員,川井幸一議員,櫻井茂議員,岡野孝雄議員,玉造由美議員,勝村孝行議員,谷田川泰議員,小松豊正議員,山本進議員,村上泰道議員,関口忠男議員,櫻井信幸議員,岡野孝男議員,徳増千尋議員,高野要議員,鈴木行雄議員
市執行部 市長(谷島洋司),市長公室長(加藤乃利明),総務部長(越渡康弘),財務部長(門脇孝)
議会事務局 局長(武石誠),庶務議事課長(中山善正),課長補佐(木﨑憲一)


池田議長)ただいまから,全員協議会を開会いたします。なお,会議中の議員並びに説明員の発言について,マスクを着用して発言することを許可いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。本件説明のため,市長・谷島君,市長公室長・加藤君,総務部長・越渡君,財務部長・門脇君が出席しております。
 それでは,これより案件に入ります。なお,本日の議題はいずれも説明のみにとどめ,質疑がある議員におかれましては,本会議または今後設置されます予算特別委員会等においてなされますよう,お願いいたします。
 それでは初めに「令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトついて」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。

市長)本日は大変お忙しいところお集まりいただきまして,ありがとうございます。最初に,令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトについてご説明いたします。
 これは,市が掲げる共生・共育・共働のまちづくりの実現に向け,令和3年度予算案における主な実施事業を,通常の事務事業や施策の垣根を越えて重点的に実施する7つのリーディングプロジェクトとして取りまとめたものでございます。内容につきましては,この後担当よりご説明させていただきますが,私が市長に就任後,策定いたしました石岡ゆめ創生プランを,このプロジェクトを通じて着実に進めてまいりたいと考えております。
 議員の皆様や関係者のご理解をいただきながら,将来像である「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を目指し,全力で取り組んでまいります。令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトの詳細につきましては,担当からご説明させていただきますので,よろしくお願いいたします。

市長公室長)それでは,ご説明させていただきます。石岡ゆめ創生プロジェクトを資料に基づいてご説明申し上げます。昨年策定をいたしました石岡ゆめ創生プランに掲げた市の方針である,共生・共育・共働の考えに基づきまして,重点的に実施する7つのプロジェクトを策定しております。
 プロジェクトの共通テーマといたしまして,1.人口減少対策,2.協働によるまちづくり,3.行財政改革の推進を掲げております。
 2ページをご覧いただきます。リーディングプロジェクトの策定と併せ,世界共通の目標であるSDGsの推進を図るため,プロジェクトごとに関連するSDGsの目標を紐づけ,誰一人取り残さない持続可能でよりよい社会の実現を目指してまいります。
 次,3ページをご覧願います。緊急対応・地域回復プロジェクトでございます。新型コロナウイルス感染症により,新しい生活様式への転換が求められている中,石岡市においても様々な対策を講じているところでございます。市民生活を守り,地域経済を回復していくため,市と市民が一丸となって新型コロナウイルス感染症対策を進めていく必要があります。感染拡大防止対策をはじめ,社会経済活動を維持していくための支援等を進めるとともに,今後の状況を見据えながら,感染症に負けない地域経済の構築や,市民生活全般を守る様々な事業展開を図ってまいります。
 新型コロナウイルス感染症対策事業につきましては,国において新型コロナウイルス対策経費を盛り込んだ,令和2年度第3次補正予算が1月28日に可決・成立いたしました。現在,本市に配分予定の臨時交付金を活用した対策事業の取りまとめを進めているところでございまして,今後補正予算という形でご提案させていただく予定でございます。
 プロジェクトに掲載している事業につきましては,令和2年度補正予算及び令和3年度当初予算に計上している事業となっております。初めに,1.感染拡大の防止についてでございます。迅速なワクチン接種を実施するとともに,感染の疑いのある方に対してのPCR検査や感染症予防対策を講じ,感染拡大の防止対策を進めるとともに,市民の命を守る施策を展開してまいります。実施事業といたしまして,新型コロナウイルスの感染防止対策として実施される新型コロナウイルスワクチン接種事業3億2,655万3,000円でございます。
 4ページにまいりまして,2.雇用の維持と事業の継続についてでございます。市民生活を支え守りきる手段として,感染防止対策を講じながら,各種補助金や緊急支援等を行い,雇用の維持と地域経済が継続していくための施策を進めてまいります。事業につきましては,国の3次補正を受け調整中でございます。
 次に,3.経済活動の回復についてでございます。感染症の影響により,地域経済活動に大きな影響が出ている中,それらを支援,回復するため,消費の促進等の施策を推進いたします。実施事業といたしまして,新型コロナウイルス感染症によって影響を受けている地域経済や家庭を支援するプレミアム付商品券発行事業2,480万円でございます。
 次に,4.強靱な経済構造の構築でございます。感染症に強い社会環境の整備や,新たな暮らしのスタイルの確立等,自立的な地域経済を構築していくための施策を講じてまいります。自主事業といたしまして,生産から加工・流通・販売・観光を一体化し,オール石岡で産業の充実を図る,石岡市農産物6次化・ブランド化事業360万円でございます。
 次に,コロナ禍における分散登校や臨時休校における学びの質を向上させることを目的とする,小中学校デジタルドリル教科書導入事業778万2,000円でございます。
 次に,窓口での待ち時間短縮や,混雑緩和による新型コロナウイルス感染症対策と市民サービスの向上を目指す,申請ナビ導入事業104万7,000円でございます。
 5ページをご覧願います。安心医療・生涯福祉プロジェクトでございます。石岡市が抱える地域医療の現状を真摯に受けとめ,すべての市民が適切な医療サービスを受けられ,今後も安心して暮らせる地域社会を実現するため,必要な医療体制の構築を推進いたします。また,子どもから高齢者まで,誰もがいきいきと健康で暮らせる環境づくりを進めるため,各種福祉サービスの充実や健康づくりの推進,支援が必要な方へのサポートなど,生涯福祉の充実に努めてまいります。実施事業といたしまして,地域に必要な医療体制について精査し,効果的な整備方法を検討する地域医療対策事業387万円でございます。
 次に,女性特有のがん検診の実施について利便性の向上を図る,がん予防検診促進事業166万2,000円でございます。
 6ページにまいります。成年後見制度の相談から支援までを中核機関において一元的に行う,成年後見制度中核機関運営委託事業872万円でございます。
 次に,認知症の早期発見・早期対応のため集中支援チームでサポートを実施する,認知症初期集中支援推進事業47万5,000円でございます。
 次に,高齢者が地域貢献活動や生きがいづくり活動に参加することで,生涯現役社会の実現を目指す,生涯現役プラチナ応援事業786万3,000円でございます。
 次に,茨城県と連携し,シルバーリハビリ体操指導士の養成を実施する,地域介護予防活動支援事業35万1,000円でございます。
 次に,7ページをご覧願います。教育充実プロジェクトでございます。石岡市には豊かな自然や歴史があり,地域の素材を活用した,市ならではの教育を推進することもできる環境がございます。それらを活かした,ふるさと学習や社会教育を進めるとともに,児童・生徒が健やかに育ち,豊かな心と生きる力,確かな学力を身につけられるよう,未来の担い手育成に努めてまいります。また,地域と連携していくことで,誰もがいきいきと学べる創意と活力に満ちた学校づくりや,生涯にわたる学びの提供に取り組んでまいります。実施事業といたしまして,本年度整備しておりますタブレット端末を活用し教育の質の向上とICT化を図る,小中学校デジタルドリル教科書導入事業778万2,000円でございます。
 次に,多様化する児童・生徒の悩みや,抱えている問題解決に向けてサポートする,スクールソーシャルワーカーの雇用318万円でございます。
 8ページにまいります。ICTの活用により教職員の負担を軽減し,児童・生徒に必要な総合的な指導を行うこともできる,校務支援システム導入事業1,008万6,000円でございます。
 次に,良好な教育環境の整備のため,小学校の特別教室に空調設備を設置する,学校施設環境整備事業1,602万7,000円でございます。
 次に,安全・安心な給食を安定して供給し,児童・生徒の食育を推進する,石岡給食センター調理業務民間委託事業5,838万円でございます。
 次に,八郷総合支所に図書館を整備し,公共施設の有効活用と生涯学習の機会創出を図る,(仮称)八郷図書館整備事業4,832万7,000円でございます。
 次に,9ページをご覧願います。結婚・子育て応援プロジェクトでございます。人口減少に歯止めをかけるため,出生率の向上が課題となっており,安心して結婚・子育てをすることができる環境の充実が必要となっております。石岡市では,出産から子育てまで切れ目ない支援策を講じ,様々な事業に積極的に取り組んでいます。少子化と多様化する子育て需要に対し,安心して子どもを産み,育てやすい環境を整え,子育て世代に魅力的なまちづくりを目指してまいります。実施事業といたしまして,妊婦のタクシー利用を支援し,心理的・経済的負担の軽減を図る,妊婦タクシー利用補助金50万円でございます。
 次に,日常の生活面でサポートが必要な方に対して,母子の心身のケアや育児のサポートを実施する,産後ケア事業136万4,000円でございます。
 10ページにまいります。聴覚障害の早期発見,早期療養に繋がり,あわせて子育て世代の経済的負担の軽減を図る,新生児聴覚検査助成事業,124万円でございます。
 次に,ゼロから3歳児がいる世帯に医療相談アプリを提供し,適切な医療の提供と子育て世代の不安軽減を図る,医療相談アプリ「LEBER」の提供132万円でございます。
 次に,子育て世帯の経済的負担の軽減,安心して子育てができる環境を整える,赤ちゃん紙おむつ支給事業費1,296万円でございます。
 次に,新婚世帯及び未就学児が同居する転入世帯に対し,住居費及び引越費用の一部を助成し,子どもを産み育てやすい環境を整える,子育て世帯及び新婚世帯新生活補助金1,920万円でございます。
 次に,八郷総合支所有効活用事業において,コミュニティ活動の推進及び子育て環境の向上を目指し遊具を設置する,八郷総合支所遊具設置事業3,557万4,000円でございます。
 次に,11ページをご覧願います。安全・快適生活プロジェクトでございます。日常における防災・減災の対策が重要となっております。また,大規模自然災害等が発生した場合においても,市民の生命,財産を守り,社会経済活動に致命的な被害を負わない強さと,速やかに回復するしなやかさを兼ね備えた安全・安心な社会の形成が必要であることから,石岡市国土強靱化地域計画に基づいた施策を効果的に展開してまいります。また,市民生活の向上や産業の振興に欠かせない都市基盤の充実を図り,快適で活力のある都市づくりを進めてまいります。実施事業といたしましては,石岡駅周辺地域を中心拠点として位置付け,一定の公共施設の機能充実や集約化を図ることで都市生活の利便性や快適性の向上を目指す,石岡駅周辺整備事業第2期3億241万円でございます。
 12ページにまいります。供用が開始される霞台クリーンセンターみらいにつきまして,多世代が集い交流を育む,新たな地域還元施設の建設を実施する,霞台厚生施設整備事業3億1,567万7,000円でございます。
 次に,県南地区と県西地区のネットワーク強化により広域的な地域活性化を目指す,(仮称)上曽トンネル整備事業13億円でございます。
 次に,地域間道路の交通ネットワークを強化し,生活の利便性の向上と地域活性化を図る,合併市町村幹線道路緊急整備支援事業5億7,305万6,000円でございます。
 次に,通学路や避難路などにおいて倒壊の恐れのあるブロック塀等の撤去を支援し市民生活の安全を図る,危険ブロック塀等撤去事業100万円でございます。
 次に,市民主体で連携して防災活動を行う自主防災組織の設立運営を支援し,災害発生時の初期対応や避難体制の強化を図る,自主防災組織活性化補助金140万円でございます。
 次に,13ページをご覧願います。雇用・産業充実プロジェクトでございます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による,地域経済を維持回復していくための施策を展開するとともに,働く世代の転出抑制,転入促進のため,雇用の創出を図ることが必要でございます。市の強みを活かし,農業の振興や企業の誘致など産業の振興を図ることで,地域産業の活性化と,市内の就業機会の充実を図り,働く世代が住みやすいまちづくりに取り組んでまいります。実施事業といたしましては,生産から加工・流通・販売・観光を一体化し,オール石岡で産業の充実を図る,石岡市農産物6次化・ブランド化事業360万円でございます。
 次に,石岡市の地域資源を活用した地域ブランドを確立し,地域経済の活性化や魅力発信を図る,石岡セレクト認証事業141万円でございます。
 14ページにまいります。プレミアム付商品券を発行することで市内の消費喚起を促し市内経済の発展を図る,プレミアム付商品券発行事業2,480万円でございます。
 次に,創業にチャレンジする方を応援し,地域活性化を図るため,石岡市立地適正化計画における都市機能誘導区域・居住誘導区域内の空き店舗等への出店に係る改修費等を助成する,創業支援事業費補助金642万5,000円でございます。
 次に,経営管理が行われていない森林の管理の委託を受けることで,森林の持つ機能の回復を図り,森林経営の効率化と管理の適正化を促進する森林環境譲与税活用事業1,241万4,000円でございます。
 次に,深刻化するイノシシ等の鳥獣による農産物への被害を抑制するため,地域一体となった効果的な被害防止を推進する,鳥獣被害対策事業2,533万2,000円でございます。
 16ページをご覧願います。魅力アップ交流プロジェクトでございます。石岡市は,豊かな自然や歴史文化などの地域資源があり,また,様々な観光施設や,石岡のおまつり,スカイスポーツやトレイルラン,サイクリングなど多様な観光資源がございます。これらの地域資源の魅力向上を図るとともに,様々な観光資源を市内外に情報発信をすることで,交流人口のさらなる増加を図るとともに,首都圏の中でも,個性輝く魅力的なまちづくりに取り組んでまいります。実施事業といたしましては,令和3年度にリニューアルオープンする茨城県フラワーパークと,石岡市ふれあいの森のオープニングイベントを実施し広く魅力を発信する,茨城県フラワーパーク・石岡市ふれあいの森リニューアルオープン200万円でございます。
 16ページにまいります。活力ある地域社会を築く文化芸術の拠点として,複合文化施設を検討する,複合文化施設整備事業3,104万5,000円でございます。
 次に,市の魅力を発信し観光客の誘客を図るため,るるぶ石岡の更新及び観光スタンプラリーの実施,ラッピングトラックによるPRを実施する,石岡の魅力発信・観光応援事業1,630万8,000円でございます。
 次に,指定無形民俗文化財の保存継承及び活用を図るため映像記録を作成する,無形民俗文化財映像記録作成事業391万6,000円でございます。
 次に,文化財の保存と活用を地域社会全体で支え,持続的な歴史文化のまちづくりを目指す,文化財保存活用地域計画作成事業594万6,000円でございます。
 17ページをご覧願います。これらのプロジェクトを推進する上での共通するテーマとして掲げている,人口減少対策,協働のまちづくり,行財政改革の推進についてでございます。初めに,1.人口減少対策でございます。少子高齢化社会に的確に対応し,人口減少に歯止めをかけるとともに,将来にわたって住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるよう,時代に合った地域づくりを進め,誰もが輝き,住み続けたいと思えるまちづくりを目指してまいります。重点項目として,まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略の推進。関連事業として,移住支援事業,地域おこし協力隊活動支援に取り組んでまいります。
 次に,協働のまちづくりでございます。石岡市を住んでみたいまち,住み続けたいまちにするためには,まちづくりの主人公である市民一人ひとりが考え行動するとともに,特性や魅力を生かした,よりよい地域社会を実現させることが重要でございます。石岡市協働のまちづくり条例に基づき,市民,地域コミュニティ,市民公益活動団体,事業者及び市がそれぞれの役割を分担し,連携・協力することで,よりよい地域社会の実現を目指してまいります。重点項目として,協働によるまちづくりの推進,関連事業として,コミュニティ活動補助金,地域協働支援金に取り組んでまいります。
 18ページにまいります。3.行財政改革の推進でございます。人口減少や少子高齢化の進行,高度化・多様化する公共サービスへの需要など,市を取り巻く環境は大きく変化しております。また,公共サービスを実施する上でも,新型コロナウイルス感染症などの新たな要因による影響もありまして,人的・財政的な制約がさらに大きくなっております。このような中,市民に期待される公共サービスを実施していくために,行政資産の強化と公共サービスの最適化をテーマに掲げ,多様な行財政改革の推進に取り組んでまいります。重点項目として,公共施設の適正な維持管理,社会変革への対応,関連事業としてドローン利活用事業,郵便局窓口業務委託事業に取り組んでまいります。
 以上,令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトについて,ご説明させていただきました。以上でございます。

池田議長)以上で「令和3年度石岡ゆめ創生プロジェクトついて」の説明は終わりました。
 次に「令和3年度石岡市予算案について」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。

市長)次に,令和3年度石岡市予算案がまとまりましたので,ご説明をさせていただきます。令和3年度は,新しい生活様式に対応する施策や,地域主体の自立したまちづくりを主導し,限りある財源の中で,より効果的な施策を推進するため,積極的な予算編成を行ったところです。
 お手元の資料,令和3年度石岡市予算案をご覧いただきたいと思います。1ページの第1表総括表は,各会計の予算規模でございます。一般会計は327億8,000万円となり,昨年度と比較すると16億8,000万円。4.9パーセントの減でございます。特別会計の合計は224億3,746万6,000円となります。昨年度と比較いたしますと5億4,196万9,000円。2.4パーセントの減となりました。一般会計と特別会計の合計は552億1,746万6,000円となり,昨年度と比較すると22億2,196万9,000円。3.9パーセントの減でございます。
 以上が,新年度の一般会計と特別会計の予算案でございます。なお,新年度予算案の詳細につきましては,担当からご説明させていただきますので,よろしくお願いいたします。

財務部長)私からは,新年度予算案につきまして,お手元の資料,令和3年度石岡市予算案によりまして,概要をご説明させていただきます。
 それでは,お手元の資料1ページをご覧願います。まず第1表総括につきましては,各会計の予算額を示してございます。一般会計の予算額は327億8,000万円で,昨年度と比較いたしますと16億8,000万円。4.9パーセントの減となってございます。これは土木費で,石岡駅周辺整備事業の増などにより9億6,300万円ほどの増。教育費で,小学校費の学校維持管理経費の増などにより5億1,500万ほどの増となりましたが,衛生費で,清掃一般事務費の減などにより25億6,100万円ほどの減。消防費で,防災行政無線整備事業の減などにより7億1,400万円あまりの減となったことなどによるものでございます。
 続きまして,特別会計の予算額でございます。9会計の合計は224億3,746万6,000円となります。前年度と比較しますと5億4,196万9,000円。2.4パーセントの減となりました。これは,後期高齢者医療特別会計で,後期高齢者医療広域連合納付金等の増によりまして5,800万円ほどの増となったこと。公共下水道事業会計で,減価償却費の増などにより2億5,900万円ほどの増となりましたが,国民健康保険特別会計で,国民健康保険事業費納付金の減などにより1億2,200万円余りの減となったこと。介護保険特別会計で,介護サービス給付費の減により7億7,900万円余りの減となったことなどによるものでございます。この結果,一般会計と特別会計の合計は552億1,746万6,000円となり,前年度と比較いたしまして22億2,196万9,000円。3.9パーセントの減となりました。
 ページをおめくりいただきまして2ページ,第2表一般会計における歳入の款別予算額でございます。前年度と比較いたしまして増となった主なものでございますが,まず国庫支出金は57億3,152万8,000円で,7億5,888万4,000円。15.3パーセントの増となっております。これは,防災・安全交付金が1億5,200万円余りの増。都市構造再編集中支援事業交付金が1億9,900万円あまりの皆増となったことなどによるものございます。
 市債は38億1,690万円で3億6,040万。10.4パーセントの増となってございます。石岡駅周辺整備事業債や臨時財政対策債が増となったことなどによるものでございます。
 一方,減となった主なものでございますが,まず市税が93億2,397万6,000円で5億2,272万2,000円。5.3パーセントの減となってございます。これは,市民税及び固定資産税等で,新型コロナウイルス感染症の影響により大幅に税収が下がるものと見込まれるためでございます。内訳でございますが,個人市民税が2億3,900万円余りの減。法人市民税が4,900万円ほどの減。固定資産税が1億9,900万円余りの減。軽自動車税の環境性能割が300万円余りの減。入湯税は1,700万余りの減。都市計画税が2,000万円ほどの減となってございます。地方交付税は61億5,100万円で21億1,300万円。25.6パーセントの減となってございます。これは普通交付税が合併算定替の終了や,臨時財政対策債への振替額の増などにより9,100万円の減となったこと。震災復興特別交付税が令和2年度で終了したことなどによるものございます。
 繰入金は13億8,299万2,000円で4億255万6,000円。22.5パーセントの減となってございます。これは,学校施設等整備基金からの繰入金が増加したものの,公共施設整備基金,財政調整基金からの繰入金が減となったことなどによるものでございます。
 次に,3ページでございますが,第3表一般会計の歳出の款別の予算額でございます。初めに,総務費は27億5,523万5,000円で,総合支所庁舎有効活用事業の減などにより2億1,906万4,000円。7.4パーセントの減。民生費は122億6,693万1,000円で,障害者自立支援給付事業の増などにより3億52万9,000円。2.5パーセントの増。衛生費は18億8,666万円で,清掃一般事務費における霞台厚生施設組合負担金の減などにより25億6,071万9,000円。57.6パーセントの減。農林水産業費は9億9,737万円で,林業振興経費の増などにより481万3,000円。0.5パーセントの増。商工費は5億7,897万8,000円で,フラワーパーク管理運営費の減などにより1億8,475万4,000円。24.2パーセントの減。土木費は51億5,947万円で,上曽トンネル整備事業や,石岡駅周辺整備事業の増などにより9億6,267万8,000円。22.9パーセントの増。消防費は14億2,372万5,000円で,愛郷橋出張所整備事業の減や,防災行政無線整備事業の皆減などにより7億1,418万1,000円。33パーセントの減。教育費は36億2,967万4,000円で,小学校費の学校維持管理経費の増や,文化財保護保存及び普及経費が増となったことにより,5億1,497万5,000円。16.5パーセントの増。公債費は35億4,236万円で,10年借換債の償還が増となったことなどから2億7,452万4,000円。8.4パーセントの増。最後に,諸支出金は2億3,137万9,000円で,入湯税を積み立てる観光施設整備等基金費が減となったことなどから3,464万7,000円。13パーセントの減となりました。
 続きまして,4ページをお開き願います。第4表令和3年度における主要事業施策概要でございます。丸印が付されております事業が,新規事業でございます。左側から事業名,事業概要,予算額を記載しております。後程ご確認いただければと存じます。これらのうち,特に重点的に実施する事業につきましては,先ほどご説明のございました,別刷りの石岡ゆめ創生プロジェクトに記載されているところでございます。
 次に,大きくページをおめくりいただきまして32ページでございます。第5表は,当初予算案における性質別経費の内訳でございます。下段の比較増減の係数を中心に,主なものを申し上げます。人件費は54億5,911万6,000円で529万8,000円。0.1パーセントの減でございます。物件費は48億5,981万5,000円で2億7,289万8,000円。5.9パーセントの増でございます。扶助費は75億5,689万2,000円で2億2,363万4,000円。3.0パーセントの増でございます。補助費等は47億3,258万1,000円で25億7,952万2,000円。35.3パーセントの減でございます。普通建設事業は38億4,768万6,000円で2億8,425万9,000円。8.0パーセントの増となっております。
 次に,33ページの公債費は35億4,236万円で2億7,463万円。8.4パーセントの増でございます。繰出金は22億53万8,000円で7,550万7,000円。3.3パーセントの減でございます。
 次に,35ページと36ページは,第6表普通建設事業の内訳でございまして,先ほどご説明いたしました第5表性質別内訳の普通建設事業の詳細となってございます。後程ご覧おき願いたいと存じます。
 次に,37ページは第7表都市計画税の使われ方でございます。同様に後程ご確認いただければと存じます。
 次に,38ページは第8表市町村交付金。社会保障財源化分が充てられる社会保障4経費,その他社会保障施策に要する主な経費でございます。地方消費税交付金の充当先を示すものでございまして,地方消費税交付金のうち社会保障財源化分8億6,539万6,000円の充当先は,社会福祉及び社会保障関係の繰出金と,保健衛生関係の扶助費としてございます。
 以上が令和3年度石岡市予算案の概要でございます。よろしくお願い申し上げます。

池田議長)以上で「令和3年度石岡市予算案について」の説明は終わりました。
 次に「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。

市長)次に,損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についてをご説明させていただきます。
 先の定例会におきまして,専決処分及び議会への報告が行われていなかった公用車の交通事故に係る損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についての議案が上程されたことを受けまして,過去5年分の調査を行ったところ,同様な案件が8件判明いたしました。
 専決処分及び議会への報告という大変重要な事務手続きにおいて,このような不手際があったことにつきまして,改めて深くお詫び申し上げます。
 再発防止対策につきましては,マニュアルの作成や各担当課におけるチェック体制の確立などの対応を図っているところでございますが,今回判明しました過去の8件につきまして,先の定例会と同様に議案の提出をお願いするものでございます。詳細につきましては,担当よりご説明させていただきますので,よろしくお願いいたします。

総務部長)私の方から,公用車による交通事故に係る損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解についての議案の上程につきまして,ご説明をさせていただきます。
先ほど市長からございましたように,先の定例会を受けまして,過去に同様の案件がなかったか,庁内で5年間分の調査を行ったところでございまして,8件について専決処分及び議会への報告がなされていなかったことが判明したところでございます。
 具体的な内容でございますが,平成27年度におきまして,市役所本庁舎駐車場内での車両同士の接触事故が1件。平成29年度においては,守谷サービスエリア駐車場内での車両同士の接触事故が1件。平成30年度においては,土浦市真鍋三丁目地内において,職員が公用車を運転中に発生した物損事故が1件。石岡市東大橋地内において職員が公用車を運転中に発生した物損事故が1件の計2件。令和元年度におきましては,石岡市東石岡四丁目地内において,職員が公用車運転中に発生した物損事故が1件。石岡市下林地内において,職員が公用車運転中に発生した物損事故が1件。石岡市石岡一丁目地内において,信号待ちをしていた相手方の車両に衝突した事故が2件の計4件でございます。
 専決処分及び議会の報告という事務処理において不手際がございましたことを,改めまして心からお詫び申し上げる次第でございます。公用車による交通事故に係る損害賠償の決定及び損害賠償請求に関する和解についての議案の上程については,以上の通りでございます。よろしくお願いいたします。

池田議長)以上で「損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」の説明は終わりました。執行部におかれましては,ご退席いただいて結構でございます。

-執行部退席-

池田議長)次に,令和3年度石岡市一般会計予算案のうち,議会費について事務局から説明願います。

庶務議事課長)それでは,お手元に令和3年度一般会計予算案のうち,議会費の予算ベースで表記いたしました資料を配付させていただいておりますので,ご覧いただきたいと思います。
 昨年度と比較をしておりまして,主なものにつきましてご説明をさせていただきたいと思います。最初に一番上の段,職員等人件費でございます。令和3年度の議会事務局職員の人件費にかかる経費総額といたしまして7,198万2,000円を計上しております。資料にございますように,令和3年1月1日現在の職員数をもとに積算した金額を計上しているところでございます。前年度より313万2,000円の増額となっておりますけれども,これは今年度人員が1名増となったため,比較した場合の増額となったところでございます。
 次に,議員活動運営経費でございます。令和3年度の予算額は2億165万4,000円でございます。前年度比11万5,000円の増額となっておりまして,主なものといたしましては,初めに議員共済負担金180万6,000円の減でございますけれども,これは市議会議員共済会から負担率が示されておりまして,それに伴って計上し減と。毎年減少しているというところでございます。
 次に,被服類購入費94万3,000円の減でございますけれども,こちらは防災服購入による経費が減となったところでございます。
 次に,その下ですね,印刷製本費161万2,000円の増でございます。こちらは,今年度代表質問等の導入によりまして,議会広報紙のページ数の増加に対応する経費の増となっているところでございます。
 次に,備品借上料196万2,000円の増でございます。こちらはタブレット端末を新年度に更新を行うため,経費が増となっているところでございます。 
 次に,その下のシステム使用料101万5,000円の減でございますけれども,こちらタブレット端末の更新に伴う月数の減という表記でございますが,予算の計上を,タブレットを,システム使用料から備品借上料にタブレット分を一部動かしたという計上の積算の変更等もございまして,こちらの方は101万5,000円の減となっているところでございます。
 次に,一番下の欄,事務局経費でございますが,令和3年度予算額に対しまして前年度比25万1,000円の減となっているところでございます。主なものは,議長車の車検等に要する経費が減となったところでございます。
 以上,令和3年度の議会費の予算につきまして,主なもののご説明をさせていただいたところでございます。以上でございます。

池田議長)以上で説明は終わりました。質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田議長)ないようですので,今後質問等がある場合は,直接,事務局へ問い合わせ願います。
 以上を持ちまして,全員協議会を閉会いたします。





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