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菱沼副委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。 本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書の順に進めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 はじめに,議案第59号「専決処分に対し承認を求めることについて(石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)」を議題といたします。 本案について,執行部より説明を求めます。 保険年金課長)それでは議案第59号,石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてご説明申し上げます。この石岡市国民健康保険税条例の一部改正の制定につきましては,先の常任委員会でご報告いたしましたが,地方税法の改正が国において4月30日に可決されましたので,同日専決処分をさせていただきました。 条例の一部改正の内容でございますが,第2条第1項につきましては,「高齢者の医療の確保に関する法律」の次に,以下「高齢者医療確保法」と読み替えを加えるものでございます。同条第2項,第3項につきましては,国民健康保険税の賦課限度額56万円を47万円と9万円を引き下げ,後期高齢者医療制度の創設により後期高齢者支援金等課税額の限度額12万円を定めるものでございます。 第5条の2につきましては,特定世帯となった方は,世帯平等割額1万8,000円とし,さらに2分の1に軽減し,5年間9,000円とするものでございます。特定世帯と申しますのは,後期高齢者医療制度の施行に伴い,国民健康保険に加入している世帯のうち,誰かが後期高齢者医療制度の被保険者となった世帯で,残った国民健康保険の加入者が1人になってしまった場合の世帯を申します。 次に,第7条の3につきましては,特定世帯に係る後期高齢者支援金等分の世帯平等割額6,000円をさらに2分の1に軽減し,5年間3,000円とするものでございます。 第13条第2項中,国民健康保険法の告示番号「昭和33年法律第192号」が改正後の第5条の2第1号で表示されておりますので,削除するものでございます。 第23条中,後期高齢者支援金等課税額から均等割,平等割の軽減分を減額して得た額が12万円を超える場合には12万円を限度とするものでございます。第23条第1号イにつきましては,6割軽減世帯の基礎分の世帯平等割額の軽減額を1万800円とし,特定世帯につきましては,2分の1の5,800円を軽減するものでございます。第23条第1号エにつきましては,6割軽減世帯の後期高齢者支援金分の世帯平等割額の軽減額を3,600円とし,特定世帯につきましては,2分の1の1,800円を軽減するものでございます。第23条第2号イにつきましては,4割軽減世帯の基礎分の世帯平等割額の軽減額を7,200円とし,特定世帯については2分の1の3,600円を軽減するものでございます。第23条第2号エにつきましては,4割軽減世帯の後期高齢者支援金分の世帯平等割額の軽減額を2,400円とし,特定世帯につきましては,2分の1の1,200円を軽減するものでございます。 第26条第1項第3号につきましては,後期高齢者医療制度の施行に伴い,社会保険等に加入していた方が後期高齢者医療制度の被保険者となったため,その扶養者がやむを得ず国民健康保険に加入する方については,2年間減免をするものでございます。 附則第6項から第16項中「被保険者」の次に「若しくは特定同一世帯所属者」を加えるものでございます。これにつきましては,後期高齢者医療制度の創設に伴いまして,特定世帯の発生により条例に位置づけるものでございます。 次に,法附則第35条の2の6第15項,法附則第35条の3第11項につきましては,地方税法の改正に伴い,該当条項の変更となるものでございます。 附則第17項につきましては,療養病床を老人保健施設等への転換が円滑に行われるよう転換支援の助成を行うため,平成24年までの間,病床転換支援金等を加えるものでございます。 以上が,条例改正の内容でございます。よろしくお願いします。 すいません訂正をお願いします。第23条第1号イでございますけれども,6割軽減世帯基礎分の世帯平等割額の軽減額を1万800円とし,特定世帯については2分の1の5,400円,先ほど5,800円と申しましたので,5,400円に訂正をお願いします。以上でございます。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。 川村委員)専決処分については,申し上げることはないわけなんですが,今,後期高齢者が変わってまして,今日2回目の年金の支給があるわけなんですが,私事ではございますけれども,うちの父も今日支給されて,その中でまた減額になっているものが引かれるわけなんですが,非常に今目まぐるしく変わってまして,事務方も大変だと思うんですよ。どんどんどんどん期日が決められてやってますので。この専決処分することはいいと思うんですが,ただ事務方のご苦労というか,そういうものが人員を増していただけるとか。たまたま私の友人の娘の婿さんがいまして,あれではお前本当に労災で死んじゃうよという話もされていますので,その辺のところはご配慮いただければなと。これはちょっとこの議案とは関係ございませんけれども,大変なのは間違いないと思ってますので,その辺のところご配慮いただければなということで,部長の方にお願いしたいということでございます。よろしくお願いします。 保健福祉部長)ただ今のご意見でございますが,私どもも職員の健康管理,そういったものにつきましては,考えていかなくちゃならないということでございまして,先日ですか,保険年金課の中で事務処理について効率化を図っていこうという中で,やはり人員の不足も生じているというようなこともございます。そういうことで,私から市長の方,それから総務の方にご依頼を申し上げまして,意向を伝えているところでございます。 池田委員)私から1点お伺いをしておきたい点がございます。と申しますのは,今回の後期高齢者の関係で,連日マスコミ,新聞等でいろいろなことが報道されておりまして,概ね批判的な立場での対応が見えるんですけれども,そういった中で当市において一般の市民の方,お年寄りを含めてですね。これについて窓口にどういった問い合わせとか,苦情を含めてあるのか1点確認をしておきたいと思います。 保険年金課長)この後期高齢者医療制度の関係で,窓口等への問い合わせ等でございますけれども,やはり保険料が新たに賦課される方につきまして,例えば今まで扶養に入っていまして,新たに発生するというような方,それから年金の支給額の中で介護保険料等を引かれる。さらに後期高齢者の保険料が引かれるという中で,我々はどういうふうにしたらいいのかというような問い合わせ等はございます。 菱沼副委員長)ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。 討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第59号「専決処分に対し承認を求めることについて(石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)」を採決いたします。 お諮りいたします。本案は,「承認すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,議案第60号「平成20年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」のうち,当委員会の所管に係る部分を議題といたします。 本案について,執行部より説明を求めます。 社会福祉課長)それでは,議案第60号の補正予算案についてご説明させていただきます。今回の補正予算書,14,15ページをお開きいただきたいと思います。平成18年度より障害者自立支援法が施行され,身体,知的,精神障害者に対する施策が一元化されました。またサービス利用者に対する自己負担額の軽減や,サービス提供事業者に対する補助事業も実施をされました。 今回の補正は,平成20年7月1日より障害者自立支援法施行令及び施行規則の改正に伴うものでございます。補正予算書の14,15ページの上から2つ目,県支出金,県補助金,民生費県補助金,社会福祉費補助金,障害者自立支援特別対策事業補助金217万1,000円。これは補助率10分の10でございます。説明については歳出で行ないますので,16,17ページをご覧いただきたいと思います。 上から2つ目の民生費,社会福祉費,障害者福祉費,委託料,障害者自立支援システム改修委託料についてご説明をさせていただきます。障害者自立支援システム改修委託料31万5,000円ですが,20年7月1日より障害者福祉サービスの利用者負担額の更なる軽減が予定されています。これに伴いまして,福祉サービス支給決定システムの改修をいたします。改修の内容ですが,利用者上限負担月額の認定に関わる世帯の範囲の変更でございます。現在障害者福祉サービスの利用については,利用者上限負担月額の認定に係る世帯の範囲は,住民基本台帳上の世帯全体の所得により決定されていましたが,今回,成人の障害者については,障害者本人及び配偶者のみの所得により決定されることになりました。また,低所得負担軽減といたしまして,低所得者の利用者負担上限月額の認定にあたり,一定の資産を有さない対象者については,負担上限月額を引き下げる軽減措置を現在も実施しておりますが,7月1日より更なる引き下げが実施されます。このため支給決定システム上での利用者上限負担月額の認定に係る世帯の範囲の変更システム改修や,軽減額の変更システムの改修を行うためでございます。 続きまして,ケアホーム重度障害者支援体制強化事業補助金についてご説明いたします。ケアホーム重度障害者支援体制強化事業補助金185万6,000円ですが,共同生活介護事業所,ケアホームに入居している重度障害者を支援するため,食事介助や入浴介助等に複数の生活支援員の加配を行うなどの適切な支援を行うために要する費用として,事業所に補助金を交付するものでございます。今現在,石岡の方でケアホームに入居されている方は,全部で17名ございます。ケアホームとは,障害程度区分が2から6までの方でございます。今回の補助対象は重度ですので,障害程度区分4以上の方でございます。石岡の方では7名入居しております。それから今後入居見込みされると思われる方が2名ございます。あわせて今回の補正は9名の方の補助で,1人1日650円掛ける日数分でございます。9名の方で185万5,750円,補正額185万6,000円でございます。以上でございます。 こども福祉課長)続きまして,こども福祉課の補正予算につきましてご説明いたします。14,15ページになります。歳入になります。上から2つ目の県支出金で,いばらき3人っこ家庭応援事業費補助金。補助率2分の1で92万9,000円でございます。この事業は,平成20年度から県の新規事業としてはじまったもので,第3子以降の3歳未満児であって,所得階層が5階層までの世帯で,国の制度で保育料が2分の1または10分の1に軽減されている児童の保育料を,月額5,000円を限度に軽減するというものでございます。市では平成19年度から,第3子以降の保育料を4階層まで無料に,5階層以上は月額1万円を限度に軽減しております。県の事業の該当者は,この市単独事業の該当者に含まれるものでございます。市の制度で保育料を無料,または軽減していた児童のうち,県の軽減制度に該当する児童分の補助金を計上したものでございます。 次に,繰入金になります。市の単独事業で実施している保育料軽減制度の財源は,地域福祉基金からの繰入金を充当しておりまして,2,430万5,000円を計上してございます。県からの補助金92万9,000円を保育料軽減制度の財源に充てられますので,基金からの繰入金を同額減額するものでございます。以上でございます。 教育総務課長)私の方からは耐震診断の補正についてご説明させていただきます。耐震診断は,当初予算で石岡小学校,柿岡小学校,城南中学校の3校の耐震診断を予定しておりました。その後,耐震補強工事事業が合併特例債事業として認められる状況となったことから,児童生徒の安心・安全を第一に考え,学校施設を整備するため,当初予定しておりました3校を含めた耐震対象校18校の校舎等の耐震診断を行いたいと考えております。申し訳ありません。18,19ページの説明でございます。このため,耐震性の判断と耐震補強工事費算出のため,当初予算化しております耐震診断費用2,326万円に,小学校維持管理経費9,625万5,000円と中学校維持管理経費3,357万2,000円の合計1億2,982万7,000円を追加補正し,総額1億5,308万7,000円で市内小中学校の耐震対象校18校の耐震診断を行いたく,今回補正を計上させていただいております。なお,14,15ページになりますが,今回の1億2,982万7,000円の補正につきましては,小学校費の補助金であります3分の1が補助になりますが,1億1,823万4,000円と中学校費の補助金585万8,000円を差し引いた学校の繰入金になりますが,4,158万1,000円と教育施設整備繰入金6,415万4,000円の合計,1億573万5,000円を基金から残高に応じた按分をして充当したいと考えております。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 学校教育課長)学校教育課,冨田でございます。予算書14ページから15ページにございます歳入についてでございます。県支出金,委託金,教育費委託金,教育総務費委託金218万6,000円についてご説明いたします。1つ目,スクールライフサポーター活用調査研究委託金84万円につきましては,県より不登校児童生徒の状況や地域の実情を考慮し,県内20校を調査研究校として選定することとなっており,石岡といたしましては府中小学校と三村小学校が選定を受けたため,補正計上するものでございます。 2つ目が,ハートいっぱい推進事業委託金4万9,000円につきましては,今日の児童生徒をめぐる規範意識や公徳心の低下,夢や生きがい感の喪失といった課題に対応できるよう研究協力校における心の教育に資する指導資料を開発し,インターネット等の手段を用いて積極的活用を図り県内各小中学校における心の教育に関する指導の一層の充実を図ることを目的として,県内16校が指定を受け,本市においては本年度南小学校が協力校として指定を受けたため,補正計上するものでございます。 3つ目が理科支援員等配置事業委託金129万7,000円についてでございます。外部人材を理科支援員特別講師として活用することにより,授業における観察や実験活動の充実を図るとともに,教員の資質向上を図り,小学校理科教育の充実に資することを目的とした事業で,文部科学省からJST,独立行政法人科学技術振興機構に委託し,さらに県に委託されたものでございます。この事業は,県内の小中学校5,6年生の学級のうち290学級に配置され,石岡市において9学級が割り当てられました。また,支援員を配置していない8校に特別講師を割り当てたための補正計上をするものでございます。 続きまして18ページから19ページにございます歳出についてご説明いたします。一番上の段にございます教育費,教育総務費,事務局費の学校教育一般経費134万6,000円について,理科支援員報酬108万5,000円についてでございますが,理科支援員3名を9校,9学級に配置。1学級90時間,時給1,000円,また支援員の保険料を計上したものです。 次に講師謝礼19万2,000円についてでございますが,理科支援を配置されなかった学校に特別講師としてお願いして,派遣するものとして計上いたしました。その他消耗品費6万9,000円につきましては,2万円は理科支援に係る白衣等の消耗品費。4万9,000円につきましては,ハートいっぱい推進事業に係る事務用品,用紙等の購入費として4万9,000円を計上するものでございます。 続きまして,学校教育支援事業84万円についてご説明いたします。スクールライフサポーター報酬84万円につきましては,不登校児童生徒支援の校内指導体制の確立や不登校の背景,要因及び不登校児童生徒個々のニーズの的確な把握をするため,スクールライフサポーターを措置するために係る報酬でございます。 続きまして中段にございます教育費,中学校費,教育振興費の心の教室相談員配置事業24万円についてでございます。昨年まで柿岡中学校に県で委託配置しておりました教育カウンセラーが本年度については配置されなかったため,計上するものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。 文化振興課長)文化振興課の補正予算についてご説明申し上げます。一般会計18,19ページになりますが,教育費,社会教育費,文化事業費の発掘調査経費の発掘調査委託料1,080万円の補正についてご説明申し上げます。内容でございますが,県営田園交流基盤整備事業による八郷佐久地内の農道整備に伴う工事区域に佐久松山遺跡の埋蔵文化財がございます。県土地改良事務所からの発掘依頼委託を受けまして実施するもので,1,000万円を計上してございます。発掘委託につきましては,面積で1,200平米,延長で100メートルの幅12メートル程度の規模で発掘,遺物整理,報告書等の業務委託を予定しております。また,石岡三村地区での県営畑地帯総合整備事業による農道整備で,同じく県土地改良事務所から平成18年度に委託を受けて実施しました下ノ宮遺跡についてでございますが,出土品の遺物整理及び報告書作成の依頼がございまして,予算額80万円を計上したものでございます。今回の発掘調査委託の歳入財源でございますが,補正予算書14,15ページでございますが,県支出金,委託料,教育費委託金のうち社会教育費委託金1,080万円を県からの委託金として計上しております。以上が文化振興課の補正要求の内容でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 スポーツ振興課長)補正予算書の18,19ページでございます。教育費,保健体育費,保健体育総務費,社会体育一般経費でございます。スポーツ功労者報償20万円,その他18万円でございます。石岡市出身の坂本選手が5月1日に北京オリンピック出場が決定いたしまして,坂本選手の栄誉をたたえるために出場壮行会を実施することとなりました。このための補正予算をお願いするものでございます。 20万円の報償費でございますが,これは先の2000年のシドニーオリンピック出場の井川選手の例に倣ったものでございます。18万円につきましては,懸垂幕2枚,横断幕1枚を作成し,掲示する費用でございます。以上を補正でお願いするものでございます。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。 池田委員)私からは確認の意味で数点お伺いをしたいと思います。まず,今回県費から,スクールライフサポーター活用調査研究委託金,さらにハートいっぱい推進事業委託金ということで,それぞれお金をいただいて事業を行なうということで,概ね了解をしたんですが,この中で指定校について確認をしておきたいと思います。つまり,今回スクールライフサポーターに関しては府中小学校と三村小学校。ハートいっぱい推進事業については南小学校というようなことでございますが,指定校にする場合の基準というんですかね。例えば不登校の児童が府中小学校,三村小学校について突出して多いので指定校にするとか,そういうことではないと思うんですね。そういった中でそのような基準,さらには推薦なのか,自分から手を上げてやるのか,その辺どういうことで指定校になるのか,その点ちょっとお伺いをしておきたいと思います。 参事学校教育担当)スクールライフサポーター,それからハートいっぱい推進事業の指定ということ,またそれ以外にも指定等をいただいておりますが,この指定につきましては,基本的に県の教育委員会,義務教育課の方で最終的に決定をして,委託をしてくると。そういう手順になっております。ただそれまでには,例えばスクールライフサポーターにつきましては,不登校児童生徒云々ということでございますが,現在石岡で不適応対策のための教員が城南中学校と府中中学校の方に加配されております。そういった関係で中学校独自の不登校の解消を図る,あるいは未然防止を図るというような取り組みと同時に,前段階である小学校区の府中小学校,それから三村小学校でのそういう取り組みを実施しなさいと,そういう内容等でございます。 ハートいっぱい推進事業等につきましても,学校の実態,状況,それらを計画訪問等で見て,その実績を評価し,あるいは実態を踏まえて県の方で決定すると,そういう手順で決められるということでございます。 池田委員)ありがとうございました。了解いたしました。 次に,あと1点お伺いしておきたいと思います。スポーツ功労者報償の中の20万円についてお伺いいたします。先ほど北京オリンピックバドミントンの男子ダブルスで本市出身の坂本修一選手が出場するということで,非常に本市にとってもうれしいニュースだとは思っております。そういった中で,壮行会のために20万円ということでございますが,私も参加させていただきました壮行会,これは5月31日に実施をされております。これから壮行会があるので20万円必要だということではなくて,済んだことに支出しているわけですから,ある意味専決されたのかなと思うんですが,その辺確認の意味でお伺いしておきたいと思います。 スポーツ振興課長)これまで市の私どもの予算の中にスポーツ功労者報償とする予算がございました。これは年度末に全国大会と関東大会等で優秀な成績を収めたものに功労賞として表彰する予算がございます。そういった中から一部立て替えるような形で費用を支出するもので,その後補正をいただければ,その補正から充当していきたいというような考えで行なったものでございます。 櫻井委員)一般質問等でも耐震化についていろいろ質問があったようですけれども,前回の常任委員会で次長の説明の中で,前定例会で決議した内容から私は後退したのか,前回はちょっとわからない状態だったんですけれども,今回の定例会での説明等を伺うにつれて,決議に対しては若干後退したなというふうな実感を持っております。それで耐震化を優先してというようなことで進めていくというようなことも,補助の問題,合併特例債事業が活用できる問題等々を含めますと,10%ぐらいの持ち出しでいけるのならというような気持ちも私はあります。でも明らかにと言っていいんですかね。統廃合せざるを得ない学校というのがあると思うんですけれども,そういうものについて仮に耐震化,特例債等の補助金等を使ってやったとしても,やるんであればその後の使い道というか,使用目的等もある程度やっていかないと本当に無駄になると思うんですよね。安全・安心ということで二重投資もやむを得ないだろうという考えもあります。それもごもっともな考えですけれども,そういうことともう一つ,これは全国の各自治体で,これはある新聞の記事なんですけれども必要とする補助の総額がどれだけ確保されるか,これが大きな問題というふうに多くの自治体の特にトップ,首長の方は不安を抱いて心配しているというふうに伺っております。こういう点について執行部側ではどのようにお考えになっているんでしょうか。 教育次長)今,櫻井委員の方から統合がされた後の使用目的という形が第1点かなと思いますが,これにつきましては,本会議等でも答弁させていただきましたが,これからいろいろガイドライン等についての説明をさせていただきたいと思います。そういう中でいろいろご意見が出てくるのではないかと思います。そういう形で,例えば地域防災の拠点といいますか,そういうことにも学校はなっているかと思われます。そういういろんな面を含めまして対応していかなければならないのかなというふうに考えております。 補助金の確保についてでございますが,これにつきましても目まぐるしく補助率の内容等が改正される報道がなされております。出来る限り一般財源を多く持ち出さないで活用できるような補助を探してまいりたいというふうに現時点では考えております。 櫻井委員)全国一斉にこの特例債等の補助金を活用してやると思うんですよね。果たして国の財源がそこまであるのかなと。そのほか特例債事業もあるわけですから。そういうときにもし予定していたものが確保できない場合の考えなどは,どういうふうになさるんですか。 教育次長)確保できない場合というご質問かと思うんですが,できる限り今の法令の中で対応をせざるを得ないと考えております。大変申し訳ありませんが,確保できるものということで,ご説明させていただきたいと思います。 櫻井委員)ある議員さんとお話し合いをしましたら,統廃合については,地元の説明会についても5年くらいかかるだろうというふうな見解を持っていらっしゃる方もいらっしゃるんです。でも私は5年なんてかけてられないと思うんですよね。ですから同時に説明会を開くことは先決なんですけども,大事なことなんですけれども,その前に市報等を通して,実情というものを何度も何度もしつこいくらい,1回出したからといって全部が見たということではないんですから,そういうことをお知らせすることも必要だと思うんです。そういうふうに情報を提供しておいて,すぐ説明会を開けば,ある程度住民の方も理解すると思うんです。特に私は委員会で何度も言ってますけれども,若い方にお話しするともうしょうがないよと,ほとんどの方がもう理解しております。特にお子さんを今小学校,中学校に通わせている方,またこれからという方たちに聞きますと,ほとんど理解してますよ。ですからそんなに時間はかからないと思いますよ,実際やってみるとね。ですからそういう準備も含めて,広報等を通じてお知らせをして,早急に住民説明会等に入っていただきたいなと思います。 教育長)議員ご指摘の通りですので,この統廃合について5年先というスパンを考えると間に合わないだろうということなんですが,できるだけ早い期間に,そういう説明を通して,広報的なこともあるんですが,それぞれの地域に赴いてご理解をいただきながら,またご意見を頂戴しながら進めてまいりたいと思います。 櫻井委員)耐震については以上です。よろしくお願いします。もう1点,発掘調査委託料1,080万円ですか,面積が1,200平米ということで伺いました。私も発掘に関しては,仕事上何か所かやった経験はあるんですけれども,果たして1,200平米で1,080万円という価格が妥当なのかどうなのかというのが理解できないんですね。どういう制度でやるのか,どういう手法でやるのか,どの程度のテクニックが必要なのか。これまではたぶん1,080万円かかるんだろうなと,聞けば思うんですけれども,私も経験した関係上,約360坪,これで1,080万円かかるのであれば,どのような高等な発掘調査なのかなというふうに想像しちゃうんですけれども,そういう点で簡単にご説明いただければありがたいんですけれども。 文化振興課長)1,000万円の発掘委託料の積算でございますが,県の方で算出基準といいますか,求め方が決められてございます。その中では遺構の検出ということで,1,200平米に対しては0.2メートルの掘り下げということで,大体面積でいうと343人かかるというような積算をしております。また掘削関係では,165立米掘削しますので,それで人力でございますので,413人かかるという積算になってございます。また記録関係につきましては,全体的な記録では大体227人,あと諸作業ということで98人等の人を見て,延べ人数にしますと1,081人の人員を使うということでございます。それで1日あたりの人件費でございますが,発掘作業では1日あたり6,270円。整理作業員ということでは1人あたり4,129円という金額でもって積算いたしまして,あとは重機とかの借り上げとか,現場のトイレの借り上げ等々で積算しますと1,000万円かかるという求め方で今回出しております。 櫻井委員)これは前もって文化振興課の担当の方が試掘みたいなことをやって調査なさってるんですか。それでどの程度重要なものがあるというのは大体把握なさっているんですか。 文化振興課長)昨年ですけれども,佐久松山遺跡についてでございますが試掘をいたしました。その結果,竪穴式住居跡が9軒,土坑が17基,溝等が6基等確認いたしまして,それを基に積算した結果1,000万程度かかるということでの形になっております。 櫻井委員)今回はやむを得ずということで,私も了解はするんですけれども,何度も言うように経験上高いかなと。これまで公共工事に関しては,皆さん落札率とかいろんな面で高いだろうということで,仕事によっては相当努力なさっているやつもあるわけですよ。ですからこれは特殊な仕事ですから,参加する業者というのは入札かなんかやるんでしょうけれども,数少ない中でやるんでしょうから,特殊な仕事ということである程度は仕方ないのかなという部分もありますけれども,私は今後この石岡市は歴史のまちということで,これから大変な発掘料がかかると思います。ですからその辺は公共工事の基になるやつというんでしょうか。できるだけもう少し安くできれば,業者によってももう少し安くできるよという人もたぶんいると思うんですよね。ですからそういう努力も必要であると考えます。小さなことかもしれませんけれども,たぶん重ねていくうちには莫大な税金の持ち出しになりますので,その辺は担当の方が辞められてもずっと後の方に引き継いでいくくらいのやり方をどんどんどんどんやっていってもらわないと困ると思いますので,よろしくお願いいたします。 川村委員)私の方からは,耐震診断の補助金が今回出てまして,当然それに基づいた感じの耐震診断調査を18校するわけでございますけれども,問題は耐震診断をしたからいいんじゃなくて,耐震診断をするということは,今後起きるであろうという処置があるわけですよね。建て替えとか,補強とか,それからいろんな問題が出てくると思うんですが,それをまずどういうことが想定されるのか。それからその中で耐震強度がこれだけ悪い学校に対してはどうするのか。ある程度の思惑はあると思うんですが,その辺のところどういうふうに思ってこの耐震診断をなさるのかお聞かせをいただきたいと思います。 教育総務課長)今の委員さんの耐震診断を終わった後の建て替え,補強,改修,いろいろな方法があるかと思うんですが,まず耐震診断をやりましてIs値,前々からお話はしていたんですが,0.7以上を下回ったところにはやっていかなくちゃならない。あくまでも現在のところ補強でいくつもりでおります。ただIs値が異常に下がった場合には,補強だけでなくて改修というふうになりますが,その辺の対費用効果を勘案しながら,また今回その前に住民説明会等を開催して,地域の方々の意見を聴取しますので,またそれにあわせまして石岡市の答申書,県のガイドラインを含めながら総合的にその時点で判断していきたいかなというふうには考えております。 川村委員)私は判断する時期はもうとうに過ぎているのかなと。要するにこの学校で,こういうふうな年数,それから見た目を考えて,たぶんこのぐらいいくであろうという判断はできるのかなと。それの確認の意味でのたぶん耐震になってくるのかなという気はするんですが,そのときにそれから数値を踏まえてやっていくのはいいんですが,もっと後手後手に回ると思うんですよ。やはりこういうことが出た場合には,こういうことを念頭に入れてということがないと,それからになってからまた考えますよと,そうしたらどっからかまた反対か賛成が出た場合にはこうなりますよと。ほんとに迷路のパズルじゃありませんけれども,自分の行くところがどこだかわからなくなってきちゃうと。最終的なゴールはわかっているはずなんですが,そこまでの道のりがぜんぜん周りの風景見ても今自分がどこにいるのかもわからなくなってきちゃうんじゃないのかなと,ほんとに迷路的なものに入っていってしまうんではないのかなと,私は危惧をしているわけなんですが。ある程度の形を持っていきながら,前に適正配置もありますし,答申も出されてますし,それから個々のところでは少子化の問題とか耐震の問題とか,個別ですけれども基本的には財源の問題とかになってくるわけですから,それを前もってある程度こういう答えが出たらこういうふうに持っていかなくちゃいけないんじゃないかなというのはもうおわかりになってるはずだと思うんですよ。それをなぜ耐震の数値が出るまでは控えてしまうのかよくわからないんですが,やはり同時進行でもいいのかなと思っているんですが,その辺のところのお考えはいかがなんでしょう。 教育次長)今の時点でどういうふうな方向性を出すことができるだろうということかと思いますが,ただ今担当課長の方からご説明させていただきましたように,特例債事業としてやはり取り組んでいくためには,まず耐震診断をしなければならないという状況になろうかと思います。耐震診断の結果が出ましたあと,やはりその計画を持ちまして,補強ということで現在は対応していかなくてはならないんではないかと考えております。 川村委員)今の次長のお話では,特例債を活用するのには耐震診断が必要というお話がありましたけれども,合併特例債に関してはすでに終わっているはずですよね。診断というか,こことここが建て替えで,だめだからということでなっているはずだと思うんですが。例えば北小に関しても,もう出ているはずですし,柿中に関しても耐震は終わっているはずだと思うんですが。この後のプラスの話ですよね,この耐震の話は。違うんですか。 菱沼副委員長)暫時休憩します。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 教育次長)先ほどもご説明させていただきましたが,合併特例債事業としてこの耐震化を進めるために,耐震診断をさせていただきたいということでございます。なお,あわせまして一般質問等でもご説明しましたように,県のガイドラインの中身,こういうものをよく関係する方々,PTAとか地元の方々,学校の先生方も含めて説明会をしてまいりたいと思います。先ほど櫻井委員からもありましたように,これからそういうPRといいますか,広報を多く重ねていかなければならないのかなというふうに考えております。 菱沼副委員長)ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論に入ります。 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第60号「平成20年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」のうち,当委員会の所管に係る部分を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 暫時休憩します。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 次に,議案第61号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。 本案について,執行部より説明を求めます。 保険年金課長)議案第61号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。今回の補正予算の内容でございますけれども,歳入歳出それぞれ296万円を補正増するものでございます。予算書26,27ページ,歳入でございますけれども,詳細につきましては歳出にて説明をさせていただきます。款・諸収入,項・雑入,目・雑入,指定公費負担医療負担金296万円につきましては,国から茨城県国民健康保険団体連合会を通して市に支払われるものでございます。 次に歳出28,29ページでございます。款・諸支出金,項・指定公費負担医療費,目・指定公費負担医療費。これにつきましては,70歳から74歳までの方が受けました療養費の負担金の割合が,健康保険法の一部改正する法律の施行に伴いまして,1割から2割へ見直しがされました。平成20年度につきましては,特例措置として個人負担金を1割とし,残りの1割を4月から給付分を国が負担するということになりました。その1割にあたります296万円を補正するものでございます。以上でございます。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論に入ります。 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第61号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,議案第62号「平成20年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。 本案について,執行部より説明を求めます。 保険年金課長)議案第62号「平成20年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第1号)」についてご説明をいたします。34,35ページでございます。今回補正の内容でございますけれども,歳入歳出それぞれ126万6,000円を補正増するものでございます。款・繰越金,項・繰越金,目・繰越金,この繰越金につきましては,平成19年度の清算事務に基づくものでございます。 続きましてページ36,37,歳出でございます。款・諸支出金,項・償還金,目・償還金,これにつきましては,平成19年度の清算によりまして,社会保険診療支払基金へ126万6,000円を返還するための補正でございます。以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論に入ります。 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第62号「平成20年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第1号)」を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,ご一任願いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,「統合保育所整備事業の進捗状況について」を議題といたします。 本件については,5月13日の当委員会において調査を実施し,委員から様々な意見が出されていたところであります。 それらを踏まえ,執行部においてどのような検討がなされたのか,報告を求めます。 こども福祉課長)それでは,統合保育所整備事業の経過についてご説明いたします。統合保育所整備事業につきましては,先の委員会におきまして,建設予定地に隣接する福祉作業所を柿岡保育所等へ移転することについて,調査検討の上報告するようご意見をいただきました。調査検討結果についてご報告いたします。 5月16日に県南建築指導課へ相談したところ,保育所を福祉作業所へ用途変更することについては,建築基準法では児童福祉施設の保育所と地域活動支援センターの福祉作業所は,類似の用途の関係にあるため,確認申請の手続きは不要となります。しかし,旧耐震基準の建築物なので,構造的な問題があり,再利用する場合には構造について十分検討する必要があるという意見でありました。また,市建築住宅指導課では,現在,石岡市耐震改修促進計画(案)を策定中ですが,木造建築物の耐震改修工事は非現実的であり,建て替えを前提として進めるべきとの意見でありました。 次に福祉作業所の移転ですが,既存の福祉作業所は,昭和58年3月に霞ヶ浦用水農業水利事業所東部支所として新築されたもので,新耐震基準の建築物でございます。平成元年8月に旧八郷町が348万1,400円で購入し,分庁舎として使用していましたが,平成14年度に816万9,000円をかけて,増築工事と冷暖房設備工事を行なって,同年7月15日に開所したものでございます。さらに平成16年度にも323万850円をかけ,増築工事を行なっております。このように多額の改修費を投じている上,建物は新耐震基準で建築されておりますので,これからも長期にわたって十分使用できるものでございます。 次に柿岡保育所を解体撤去し,既存の福祉作業所と同じ規模で新築した場合の概算工事費につきましては,約4,200万円となる見込みであります。この額は農村高齢者センターを取り壊す場合の返還すべき補助金額を大幅に上回っております。このような結果になりましたので,福祉作業所の移転は難しいものと考え,統合保育所の建設予定地は5月13日にお示ししましたように農村高齢者センターと福祉作業所の間の空地へ建設することで進めたいと考えております。以上でございます。 菱沼副委員長)以上で報告は終わりました。 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 川村委員)今,説明を聞きまして,さらっと説明をされましたけれども,本当にそれが県とか関係所管に通り一遍の私は答えを求めたに過ぎないのかなと。どうしてもあそこに環境のいい保育所を建てたいという思いがちょっと少ないのかなと。ですから,1度断られても2度断られてもこういうふうな状況なんだということを明確に言って,もっともっと押すべきではないかと思っておるんですが。ただこう言われましたああ言われました,だからこういうふうにしますと。それでは誠に私は,行政マンとしてはそれでいいのかもしれませんが,そこを今度は新しい統合保育所を建てるという観点から言ったらやはりちょっとおかしいものがあるんではなかろうかと思っております。例えば県のところに打診か行ったかわかりませんが,基本的に何回ぐらい行ったんですか,お伺いしたいと思います。 こども福祉課長)今回の柿岡保育所を福祉作業所として再利用する場合の相談につきましては,最初に市の建築住宅指導課の職員に柿岡保育所の図面を基によく調査をしていただきまして,それに基づきまして県南総合事務所の建築指導課の担当者と相談をしたわけでございます。相談は1回限りでございました。 川村委員)1回限り相談したというか,市役所の庁舎内で建築指導課の方に頼んで,ただ単に意向を伺ったと,そういうふうに思っていいのかなと。あとは県の建築指導課と打ち合わせをしたと。やはりあそこに100万や200万の建物を建てるわけじゃありませんので,もうちょっと親身になって,それからこういういいものを後世に残そうとかいう気持ちがないとまずいのかなと。私は最初に見させていただいたときに,あそこの敷地のところの高齢者センター,福祉作業所がありましてですね。これが両方とも今後なくなるんだという形の説明を受けまして,ここはいいんじゃないかと。景色もいいし,環境もいいし,非常にいいあれなんじゃないかなと。是非ここだったらいいものが建てられるんじゃないんですかということで同意したことはありますが,その後どんどん違ってきまして,こちらは壊せません,こちらは移転できませんとか,そういう話が。最初にここが移転する,こちらは廃止するという形の上での条件付きだと思ってますので,その辺をどう考えているのかお伺いをしたいと思います。 次長兼福祉事務所長)前任の私からご説明をさせていただきます。高齢者センターですか,こちらの撤去,取り壊し等につきましては,私が県の本庁の方に行って石岡市としての考え方をお願いして何とかご理解をいただけるようにということで,お話をしてまいりました。また,そうしましたところ,この件については県南を通して申し入れをするようにということで,再度県南の方へまいりまして,県南の担当課とよく協議をしまして,お願いをしてきたというような経過がございます。そうしましたところ,県南の担当課より職員がまいりまして,よく現地調査をしました結果,まだ建物として有効に使えるのではないかという県の判断がございまして,連休後だと思いましたが,こども福祉課の方に返答があったという状況でございます。なお,先ほど現地を見たときに,将来的になくなる施設というお話が,川村委員さんからございましたが,福祉作業所については霞ヶ浦用水よりいただいた施設であり,一時使用していない時期もございました。だいぶ傷みが出ているというような話をした覚えがございます。なお,高齢者センターにおきましても,構造が床に縁の下がないというような構造なものですから,要するに床下がコンクリートで上に持ち上がっている構造で,そのコンクリート上に床材を載せて畳を載せた構造であるために,だいぶシロアリの被害にあっておりまして,一時改修したという経過がございます。そういうことでだいぶ傷みが激しく出ているというお話をした覚えがございます。そういうことで,将来的に今後早急になくなるというお話はしていなかったかと思いますので,よろしくお願いをしたいと思います。 川村委員)まあ私が言っているのは,言った言わないとかそういうことじゃなくて,基本的に言いますと,あそこの農村高齢者センターですか,それじゃこれも言ったか言わないかになっちゃうんですが,補修がかかるような話を聞いているんですよね,屋根とか何か補修がかかるみたいな。そこに補修をかけながらでも使っていながらですよ,それでほかの移転とかには平気でお金をかけながら,そこをどけないというのがちょっとおかしいかなと。それから・・・話聞いてるの。これはまじめな話ですから。やはりその辺はこちらを聞いていただかないと,私だってこうやってやっているわけですから,ただ単に時間を費やしているわけではないと思ってますので。できない話をするんじゃなくて,こうだったらできます。こういう形ならというのをね。それが何でできないのかなと。やはり行政マンというのはそういう方が多いとは思いますけれども,やはりもっと考えていただいて。今の話からでも,県の方へ行ったら県南事務所行ってくれと言われたと,だから県南事務所行って協議したと。何分,どういうふうにお話したかわかりませんけれども,それで向こうでお断りが来たからそれで終わりなわけですからね。これが民間だったらどうなんですかね。何回でも日参するか,違う形を見つけるとか。方法を考えるべきなんではないかと思うんですか。私はここに関してはもうちょっと考えるべきではないかなと思います。それに関してはどうなんでしょうかね。 保健福祉部長)統合保育所の整備でございますが,これまで私ども県の方といろいろ協議をさせていただきました。そういった中で法的な部分がございまして,農村高齢者センターにつきましては,耐用年数が来ていないという中で,例えば取り壊しとかそういったことにつきましては,補助金の全額返還であるというようなことで,これについては2,750万円だったかと思いますが,多額の経費がかかるというようなことでございます。そういうことを踏まえまして,私どもは一つには財政的な面,それから施設の有効活用,それから施設の公共用地の活用ですね。そういったことを踏まえまして,今回の判断となったところでございます。以上でございます。 川村委員)補助金の返還の問題でももうちょっと粘り強く私はやっていただけたらいいかなと思っております。小耳に挟んだ情報によりますと,当たり方によってはいいようなことも聞こえてきましたので,ぜひもうちょっと粘り強くしていただくとか,手をかえ品をかえじゃありませんけれども,一度断られたぐらいじゃなくてがんばっていただけたらなと思います。 保健福祉部長)ただ今の農村高齢者センターの補助金の返還につきましては,県の方とも私ども十分協議をさせてもらったと思っております。その中で県の判断におきましては,農村高齢者センターにおきましては,それほど老朽化していないということでございました。それからもう1点は,統合保育所を建設する場合に,農村高齢者センター脇の用地が統合保育所を整備することができないような狭い土地ではないと。利用できるのではないかというようなこともございまして,そういったことを踏まえまして,私どもでも強く要望することができないようなことで判断をしたところでございます。 川村委員)私も用地に関しては,確かに入るスペースもございますし,遊技場というか運動場というか,若干取れるとは思います。ただやはりいいもの,よりいいものをきちんとしたものをそこに建ててほしいという願いから私は言っているんでありましてね。そこに入ればいいからそこに納めるんだと,それとはまったく別だと思うんですよ。やはり次世代の子供たちにいいものを,環境それから使い勝手がいいものを,それから情緒教育的にいいようなものをやっぱり選んでいくのが我々の務めかと思いますので,ただそこに入れば,人が入ってそれでいいんだと,そういうもんではないんじゃないかなと私は思っております。その辺が行政と議会の違いかなと思うんですが,やはりそこに血の通った行政をしてもらわないと。ただ入れればいい,与えればいいというもんでは私はないと思っております。私はそこの場所に関して,今の条件であれば反対ですね。 久保田委員)福祉作業所の件,説明によれば建築基準法上は,使用目的の変更をしなくても問題はないよということだったよね。なおかつ補足的に耐震の部分についてはよく検討をしてほしいよというのが県の見解だったような説明だったよね。石岡市の建築指導課にあっては,木造の場合に耐震強化というのは非現実的だろうというような見解だったという説明だったよね。私,そこでちょっと疑問に思うのは,保育所の木造建築物を耐震強化することが非現実的だということがどうも理解できないんだよな。今,耐震ということで日本全国耐震強化を図るべきだという方針が流れが出ているわけだよね。その中で,大方の一般家屋,これは木造だよね。その木造を耐震強化できないという見解,これは私はどうも理屈に合ってないような気がするんだよな。現に今子供たちが保育所として使っている建物を耐震強化できないというようなそういう結論で,あそこには移転できないと。それで取り壊して建物を建て替えるということであれば,4,200万円もかかるよと。だからあそこにそのまま建てるんだよというのは,これは執行部としての説明にはなっていないような気がします。仮にその保育所を耐震強化した場合にはこの程度のお金がかかりそうですよというような金額が提示されて,その判断に基づいて,これは行政として非合理的であるなということであれば,私らも理解できますよ。その辺,まだ私は安易に結論を出しすぎているような気がいたします。その辺,例えば福祉作業所の面積,これがどの程度なのか。それと柿岡の保育所がどの程度の面積なのか,これを教えていただいて。あと,福祉作業所は耐震性があるという説明だったんですが,どの程度の耐震性があるのか,その辺は調べたのか。それと保育所が耐震性の問題でどの程度補強しなければならないのか。もしかしたら木造建築で平屋ということであれば,耐震性なんていうのはそんなに大騒ぎするほどの耐震工事なんていうのは必要ないですよ。その辺,もうちょっと具体的に現実性のある説明をしてください。私がなぜその辺にこだわるかというと,この前,高齢者センターですか,それについては全額返還しなくちゃならないよという説明があったのでね。やむを得ないだろうなという判断を私なりにしてました。地形からいって,後ろの福祉作業所が今現在の建物を,あの敷地に今度予定されている保育所を建てるということになると,高齢者センターの方の南側部分がかなり間隔が狭いんです。ということになると,どうも今の高齢者センターの庭が日陰になっちゃうような気がするんですよ。ということは高齢者センターそのものにも日照の問題が出てくるのかなという感じもしたんでね。割とこだわっている部分があるんですよ。福祉作業所が移転すれば,それなりに前にずらすことができるし,スペース的にも余裕がありますから,そうすると高齢者センターの方にも日照の関係がよくなるのかなと。だから若干こだわっている部分があるんですが。さっき石井前任者の方からも,要するに高齢者センターの場合には特殊な建物なので,シロアリが発生しやすくなっているよと,ましてや日陰でじめじめしていたらもっと条件は悪くなるというような推測もつくのでね。もうちょっと,なぜ保育所に福祉作業所が移ることができない理由ですね。これが具体的に示されてないと思うんですよ。もう少し調査研究が必要かなと私は思います。 次長兼福祉事務所長)すいません。ちょっとお時間をいただきたいんですが。 〔「面積はすぐ出るだろうよ。」と呼ぶ者あり〕 次長兼福祉事務所長)面積は出ます。ではお答えさせていただきます。福祉作業所の床面積等でございますが,これにつきましては増築分をあわせまして234.34平米でございます。それから福祉作業所を柿岡保育所にもっていった場合でございますけれども,私ども正直なところ素人で,改築等について承知しませんので・・・。 〔「いや,だから今の保育所の面積はどのぐらいあるの。」と呼ぶ者あり〕 次長兼福祉事務所長)柿岡保育所の床面積等でございますが,563.11平方メートルでございます。 増改築にかかる費用につきまして,設計等に携わっている友人がおりますので,参考までに意見を尋ねてみました。そうしましたところ,正直なところ改築等については,お金のかけようだということはございましたが,福祉作業所にあわせて若干内部を改修するということをした場合に,坪30万円ぐらいかかるんではないかというようなお話でございました。現在の柿岡保育所の玄関等でございますが,雨漏りがひどくてですね,一部について屋根の瓦の載せ替えをしてございます。そのときに内部の状況を見ましたら,張ってある板がだいぶ腐っておりまして,そういうようなことからだいぶ建築費もかかるというようなことで,約3,000万円以上のお金がかかるというふうになったもんですから,断念せざるを得ないという判断になった次第でございます。 久保田委員)それ正式に3社ぐらいから見積もりを取ってみてください。それから判断しましょうよ。3,000万なんてかかるわけないと思うんだ。 櫻井委員)川村委員,久保田委員に付け加えて,参考程度にちょっと意見を言わせていただきます。まず,福祉作業所について相当のお金をかけて建てたばかりだというお話ですけれども,それは考えようで,保育所の付属施設として使えば使えるということもあると思うんです。何も壊さないでも,あの敷地にあるんですから。それは曳舞をやるんですよ。そういうことをやれば簡単であるし。 あとは農村高齢者センターですか,これについては市長と知事の政治的判断で,これはやるべきだと思いますよ。何で職員の係長クラスかわかりませんが,担当のところへ行ってだめだからだめですよと,そういう問題じゃないと思うんです。ここまできたら福祉作業所の移転か,農村高齢者センターの取り壊しか,どちらかをやらないと,ただ造ればいい,あそこへ造っちゃおうと。そういうやり方,これはまずいと思いますよ。私はこれはうまくいっているのかと思って,今日は意見言わないつもりでいたんですけれども,どうもやらない方向での理由付けしか作っていない気がする。ですからその辺は政治的判断で,市長と知事くらいでやる気持ちがないとこれはできません。こういう事例は各自治体であると思いますよ,政治的決着というのは。迷惑施設持ってきたから,じゃあこれをやるということだってあるんですから。そこまでやるべきだと私は思います。それでどちらかの移転,これは必ずやるべきだなと思います。これは子供たちのためにそう思いますので,よろしくお願いいたします。 それから木造というのは鉄骨よりもやりやすいんです。普通の民間の大工さんでできちゃうんですから。柱を何本か間に立てて筋交いをいっぱいやって壁板をやれば完全に,もうどんな地震だって倒れないんですから。あとは屋根ですから,雨漏りだけですから。民間の住宅からしたらはるかに安く上がるわけですよ,がらんどうですから。大工さんはやりたがらないと思います。儲からないから。そのくらい安くできるんです。ですから柿岡保育所全部を改修しようという考えじゃなくて,必要な部分だけ,たぶん3分の1か,多くても2分の1くらい使えば十分使えると思います。それでもうまくできますから。以上です。 関町委員)私も3,000万円というのはすごい金額だと思います。木造,日本家屋は臍で組んでおりますから,地震にもかなり強いと思いますので,是非とも屋根の方の改修を進めてもらうように努力してください。よろしくお願いします。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,今,各委員から統合保育所に関しては,様々なご意見があったわけでございます。この委員会においてこのままで進めてほしいというような意向がまとまっておりません。そういう中において早急に調査していただいて,費用的な部分もあわせて調査研究していただいて,近々にもう1回委員会を開きたいと思いますので,2週間とか3週間とかという中でしっかりとたたき台を持ってきていただいて議論していきたいと思いますので,ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。この件は,以上で終結します。 次に,「東小学校校舎改築事業について」を議題といたします。 本件について,執行部より説明を求めます。 教育総務課長)私の方からは,東小学校改築事業についての進捗状況について報告させていただきます。東小学校の改築については,今年度より平成23年度までの4年間を予定しております。今年度は実施設計を行い,平成21年度,22年度に校舎改築,平成22年度に体育館の改築,平成23年度で屋外運動場施設,外構,校舎解体等を行なう予定でございます。今年度の事業であります実施設計の業務委託につきましては,5月29日,改築工事実施設計業務委託の入札を行い,5月30日に株式会社桂設計と契約を行いました。 実施設計業務の内容でございますが,校舎設計業務,屋内運動場,屋外便所,倉庫等,屋外運動所施設,外構,校舎解体等の設計業務を行なうことを予定しております。今後地域,学校,PTA等の意見を踏まえ取り組んでいきたいと考えており,今月の25日には東小学校において住民説明会を予定しておるところでございます。以上です。 菱沼副委員長)以上で報告は終わりました。 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 櫻井委員)延べ床面積が約7,000平米くらいでいいのかなと思うんですけど,それでよろしいんでしょうか。 教育総務課長)校舎は約6,000平米から6,500平米ということで,体育館が1,000平米ということで仕様書に謳っております。 櫻井委員)実は,先日の新聞に,ひたち野うしく小建設概要という記事が載っておりました。その敷地は2万8,000平方メートル。これは概ね同じ敷地だなと思うんですが,延べ床面積も6,840平米ということでさほど大差がないと。それで普通教室の数が18でしたか。これも東小学校と同等の数かなと思います。そういう中で,構造的なものはあとで言いますけれども,建設費が8億1,400万円ということで,どこかに何か違うものがあるのかなとは思いますけれども,あったにしてもあまりにも同規模の小学校でこれだけのお金でできるというか,財源でやろうとしているわけですよ。設計がもうできてるんでしょうけれども。これには鳥瞰図というか写真も出てるんですけれども,割と立派な学校のようなんですよね。それでこれからやるんですから耐震化も間違いなくクリアできているものだと思いますし,内装に県産木材多用と,地元材を使おうということで,太陽光発電だのと,いろいろ工夫されているんですけれども,この東小についてはこれから始まって,基本設計もできている中で,このような意見を言うのはどうかなと思うんですが,今後何か工夫できる点というのは考えられないんですかね。 教育総務課長)現在,基本構想の中では鉄筋コンクリートということで,通常平米25万円を見てるんですが,ただここ2,3年の物価の上昇で,平米25万でできるかどうかというのが最初の設計屋さんとのお話でありました。仮に25万で計算しますと,6,400という数字をもってしますと,約16億円ほどかかってしまうと。今,櫻井委員さんが言われた8億円でできるかどうかというと,構造そのものが最低そのくらいかかってしまうのではないか。それに屋根とか外壁とか入れると,16億ぐらいは見てるんですが,8億というのはちょっと***であります。 櫻井委員)これ鉄筋コンクリート造と書いてありますので,東小と同じ造りだと思いますよ。それでこれから造るものです。こういうものも研究材料になると思いますので,よく研究なさるといいと思いますよ。20億だから全部使っちゃおうというやり方ではなくて,造る前なんですから。 教育総務課長)櫻井委員さんが言われましたひたち野うしく小を確認して,参考にしながら検討していきたいと思います。 櫻井委員)ひたち野うしくは今人口増加地区で,新興住宅地がどんどん区画整理が行なわれまして,駅周辺はどんどん人口が増えてまして,この学校自体も平成22年5月時点でクラス15クラス,生徒数450ということを見込んでいるらしいんですけれども,たぶん牛久あたりはこれからどんどん増加すると思うんです。ですから東小とは若干現状は違うんでしょうけれども,将来的に見ればたぶん東小並みのものは構想の中に入って建てていると思いますので,よく研究していただきたいと本当に思います。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 次にその他の件といたしまして,教育委員会事務局より発言を求められておりますので,これを許します。 スポーツ振興課長)それでは先日行なわれました日本代表,坂本修一選手北京オリンピック壮行会についてご報告させていただきます。お忙しい中,市議会議員の皆様にも出席いただきまして,盛大に行なわれたわけでございます。発起人が石岡市長,市議会議長,石岡商工会議所会頭,八郷商工会会長,体育協会会長と5名の方で発起人になりまして,この壮行会を開催いたしました。 石岡市の市議会,教育委員会,三村区長等を入れまして,45名の参加があり,またスポーツ関係者として,体育協会バドミントン協会,その他スポーツ少年団等が45名参加しました。商工会関係者が16名,以上そのほか関係者等を含めまして,130名のもとにこの壮行会を開催いたしました。その中で,集まった方々からいただきました会費の中から14万円を捻出しまして,日本代表の坂本修一選手に激励金として交付する予定でございますので,ご報告申し上げます。 学校給食課長)それでは私から学校給食の実施回数の変更について報告をさせていただきます。原油価格高騰などの影響を受けまして,食材が急激に値上がりをしている状況にございます。昨年と今年の4月期における食材費を比較してみますと,平均で約3%の上昇をみております。例えば主食の米が3.0%,それからパンやソフト麺については6.4%というような値上がりでございます。これらの状況から判断しますと,当然ながら給食費の不足が生じることになりますが,その対応策といたしまして,1学期の終業式と2学期の始業式の給食を今年度は取りやめることを考えております。なお,このことにつきましては,去る5月30日に開催されました石岡市の校長会においてもご説明申し上げ,ご理解をいただいているところでございます。また,保護者の皆様には後日文書にて趣旨説明をさせていただきたいと,このように思っております。以上報告をさせていただきます。 菱沼副委員長)ただ今の件についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 池田委員)私から,給食について今ご報告がありましたので,関連して申し上げておきたい件がございます。と申しますのは,私も地元の小学校のPTAの方をやっておりますので,この今の原材料,原油高によります物価の上昇というのは,PTAのお母さん方もよくわかっているわけですよね。その中で,我々親として保護者が心配しているのは,給食費の値上げを心配しているのではなくて,要するに質の低下を心配しているわけですよね。つまり1食あたりの総カロリー量とか,要するに今高いのでそういったところで詰められる。あるいは回数を減らされるということを一番心配しているわけで,今の現行の給食費のさらに倍の値段を取るんでは論外ですが,100円とかそのぐらいで今の質を維持していただけるのであれば,値上げもやむなしということで,この前もお話を伺ってきております。ですからいたずらに不安を煽るような必要はありませんけれども,周知徹底といいますか,誰しも物の値段が上がっているのはわかっているわけでありますので,その辺よく保護者にも理解していただくような手立てを講じていただければと,そのように意見として申し上げておきたいと思います。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 次に,その他の件といたしまして,何か発言はございませんか。 櫻井委員)一般質問等でも人間ドックについて再度というような意見が出たんですけれども,先日の同僚議員の話では,約100万円前後ですか助成してたのは。というふうに伺ったんですけれども,合併後の実績と助成額,総額というんですかね。たぶん1人2万円ですから掛ければ大体のところ出るのかなと思うんですけれども,教えていただければと思います。 保険年金課長)平成18年度,19年度の資料でよろしいでしょうか。 18年度でございますけれども,75歳以上が36名で84万円を補助しております。19年度につきましては,54名で129万5,000円を助成してございます。 櫻井委員)やはり多くの方が後期高齢者については,あの制度がスタートしてから多くの批判,不便を感じているということもありまして,実際,石岡市は制度を導入する前,こういう助成を市民の方々にしてきたわけですから,さほど新たな財政負担になるということでは私はないのかなと思います。ですからこれは復活しまして,もう一度人間ドックというものの助成を再度開始するべきじゃないかと思いますけれども,これまでの答弁と同じことしか言えないんでしょうか。 保険年金課長)一般質問等でもお答えいたしましたように検討をしていきたいと思います。ただ昨年までですと,国民健康保険の加入者というような条件等もございました。75歳以上になりますと,保険者が今度は国民健康保険以外の方も該当になるわけでございます。人数的なものがどのくらいになるかというのもちょっと把握しきれない部分もありますけれども,人数は増えるのかなと考えております。 櫻井委員)結局,質問内容は同僚議員の方と同じことになるんですけれども,やっていただきたいと。結論はそういうことなんですね。社会保険加入者が参入してもせいぜい倍ということであれば,これは無駄遣いということにはならないと思うんですよね。その辺はよく間に合う時間でお願いしたいと思います。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,先ほどの統合保育所に関しましては,本年度予算の中で実施設計ということで,そういう中でそれを早めに進める意味でも,近々の調査が必要になってくると思います。そういう中で執行部におかれましては,早急に詰めていただきまして,早めに委員会にご報告いただきまして,早急に決めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,閉会中の継続調査並びに継続審査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査及び審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査並びに継続審査を申し出たいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします |