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菱沼副委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。 はじめに,櫻井委員から発言を求められておりますので,これを許します。 櫻井委員)前回の委員会の中で,小学校の建設費用8億数千万ということで言いましたけれども,私の勉強不足で,あれは2か年の事業計画ということだったものですから,調査の勘違いがありました。今後はよく調査して発言をいたしますので,その点ご理解をいただきたいなと思います。 菱沼副委員長)本日の議題は,所管事務の調査として「学校給食の実施に関するこれまでの経過と今後の進め方ついて」,「今後の学校整備について」,「統合保育所整備事業の進捗状況について」であります。 本日,説明のため出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 はじめに「学校給食の実施に関するこれまでの経過と今後の進め方ついて」を議題といたします。 本件について,執行部から説明を求めます。 学校給食課長)それでは私からご説明を申し上げます。過日の教育福祉委員会において食材費の高騰により給食費を圧迫しており,1学期の終業式と2学期の始業式時における給食を実施しない方向での考えや,さらに内部努力などにより対応していきたい旨のご説明を申し上げました。教育福祉委員会委員の皆様には,6月の定例会中であったことから,教育委員会の意見等をお聞きする前の説明となったいきさつがございます。また,最終的には教育委員会に説明を行い,ご意見等を頂戴することで考えておりました。6月13日の教育福祉委員会に説明した後,6月16日の教育委員会開催までの間,年間の実施給食数や給食費の不足見込み額などの確認作業を行なってまいりました。その結果,当面は献立等の見直しなどの内部努力によって対応できるであろうということがわかりました。また,児童生徒の授業時間の確保,学校行事等に支障をきたすことのないこと,保護者の新たな負担の回避等を踏まえ,予定通り給食を実施するという最終判断となりました。ただし今後の食材費の値上がり状況によっては,その推移を見極めながら対応をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。 川村委員)前回の委員会の中で,給食センターの所長が「保護者の皆様には後日文書にて趣旨説明をさせていただきたいと,このように思っております。」という報告が最後にあったわけでございますが,この文書というのはどういうふうな文書をお出しになったのかお示しをしていただきたいと思います。 学校給食課長)文書でございますが,文書は学校長名で出しております。 菱沼副委員長)暫時休憩します。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 先ほど川村委員からご指摘のあった資料については,委員会条例第23条の規定により委員会としてこれを要求したいと思いますが,これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。執行部におかれましては,速やかに資料を提出されるよう求めます。 川村委員)それでは続けてほかのほうの形なんですが,新聞報道等によりますと,トッピング用のパンの表面の切り込みを省き,手間代を浮かすと。それからより安い食材への転換をより一層進めるとか,それから個人別の配付の小分けの調味料を,大きい調味料にして食材費を浮かしたんだということをおっしゃってたわけなんでございますが,基本的に言いますとそんなことより,私は細かいことを言いたくなかったわけなんですが,例えば米食に関して申しますと,石岡の給食センターの米食と八郷の給食センターの米食の違い,これの単価の違いをどういうふうに違うのかちょっとご説明をいただきたいと思います。 学校給食課長)米でございますが,八郷の場合には飯缶方式という方式をとっております。石岡の場合は弁当方式という方式をとってございます。それが約10円の差があるということでございますが,それは施設の違いがございます。以上でございます。 川村委員)八郷地区は大きなもので一緒に来て生徒たちが小分けするということですよね。それで石岡の場合にはお弁当で,全部数だけ来るということですよね。それが10円違うと今おっしゃいましたよね。そうするとこれでいきますと,2円,3円を一生懸命考えているよりも,1食でそれだけ違うんであれば,これは莫大な差だと思うんですよ。こんなことやるよりも10円の差をそこで吸収した方がはるかにいいと思うんですが,いかがなもんなんでしょうかね。 学校給食課長)ただ今の委員さんのお話,その通りでございますが,ただそれには施設の対応がそれぞれ違っております。それを変えないとどちらかに統一はできないという事情がございます。 川村委員)どういうふうな経過でそういうふうになったかわかりませんが,当然それは安い方に指導なさるのがあなた方の立場かなと。業者さんがどういうふうにおっしゃってるかわかりませんが,例えば石岡では向こうと同じようにする必要がないんだよと。今後もこれでやっていくからこういうふうなやり方でやっていってほしいとおっしゃったなら別ですよ。そうじゃなくて向こうが,こちらの方が便宜がいいだろうという形でやっているんであれば,同じような八郷地区方式をとりながらやっていった方がいいのではないかと私は思います。それでしかも聞きますと,なぜトッピング用のパンの表面を今まで切らなかったかと。一部の方から聞きますと,ナイフ等を使わせると危ないだろうと,それからあとは上手に切れる方と上手に切れない方といるだろうと。そういうこともありまして,2円50銭というものをケチらずにそのままやっていたと。簡単に言うとコッペパンじゃなくて食パンだって,食パンなら半分に切ればサンドイッチになっちゃうかもしれない。そういう形をいろんなパターンがあると思います。その中で生徒たちに負担をかけずにできるもの。私はそんなものてっきりやってあったとばっかり思ったわけです。やっぱり報道と違うのは,私が聞いた範囲ですと,学校の給食のなくなるカウント数も変わってたという話をされましたのでね,そんなのは最初からカウントに入っていたと思ってますので,今後これをどういうふうに解決するのかお答えをいただきたいと思います。 菱沼副委員長)ご報告申し上げます。先に委員会として要求いたしました資料については,お手元にご配付いたしましたとおり提出されましたので,ご査収願います。 教育次長)川村委員の米飯給食に対する,ご飯の作り方についてご説明させていただきたいと思います。ただ今,学校給食課長がご説明申し上げましたように,石岡給食センターのシステムと八郷給食センターのシステムが違うようでございます。このことにつきまして,八郷給食センターのほうが作る際に10円ほど安いというふうに認識しております。ですので石岡給食センターの施設の改修をした場合,どのぐらい費用がかかるのかとか,そういうところを積算させていただいて,検討させていただければと思います。そのことと将来にわたってこの経費削減がどのような形で推移するかもあわせて積算させていただければと思いますので,よろしくお願いいたします。 川村委員)そういうことでございまして,よろしくお願いしたいと思いますが,とにかく1食10円違うわけですから,聞くところによりますと大体4,500食ですか,そうするとそれに4,500を掛けるわけですから,それが週3日ですと3倍が1週間でかかって,4週間あるわけですから1か月でどれだけの差になるかお考えをいただければ,ここでコスト的に吸収することは可能なのかなと思っております。 それから先ほど要求しましたこの文書なんですが,これは学校給食の実施についてでありましてですね。私が言った「保護者の皆様に後日文書によって趣旨説明をさせていただきたい」というのは,回数の変更がありますよというので,趣旨説明をさせていただきたいという文面じゃないんですか,ここでおっしゃってるのは。 菱沼副委員長)暫時休憩します。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 教育次長)前回,6月13日の教育福祉委員会におきまして学校給食課長のほうより「保護者の皆様に後日文書によって趣旨説明をさせていただきたい」という文書でございますが,このことにつきましては,始業式と終業式の2回中止した場合に保護者の皆様方に対して文書をもって説明させていただきたいというふうな内容でご説明させていただいた次第です。経過をご説明しましたように,今までどおり実施するということになりましたので,保護者の皆様方に対して2回中止するという趣旨の説明文書は配布してございません。ただ本日ご配付申し上げましたように,マスコミ等で報道されました。そのことによりまして,保護者の方がどういうふうな状況になるのか,不安があろうかと思います。そういうことに対しまして,保護者の皆様に今までどおり給食を実施しますという文書を配付させていただいたという次第でございます。 川村委員)今,次長の説明はわかったんですが,そうすると前に発言なさった,「保護者の皆様に後日文書によって趣旨説明をさせていただきたい」というのは,これはしなかったということですね。 教育次長)2回中止しますという趣旨の説明文書については,いたしませんでした。 川村委員)委員会が行なわれたのが6月13日でございます。それで6月30日に中止しましたという文書が出たわけでございますけれども,その間何ら委員会に説明をなさってなかったということになるんですが,それでよろしいんですか。 教育次長)その点については大変おわび申し上げなければならないことだと思います。実際,正式な委員会においてご説明をしていませんでしたのが実情でございます。 川村委員)それじゃなぜ突然7月1日に新聞報道がされて,中止が取りやめになったという話になってから,それに近いときに文書を出したと。そうすると基本的に言いますと,その間にこの「学校給食の実施についてのお知らせ」の6月30日の文書は,やるという前提じゃなくて,目いっぱいで給食の献立を配付しなくちゃならないときになってこれを出しているわけですよね。その間何もされていないということはおかしいんじゃないですか。 教育次長)教育委員会としましての検討をしました内容は,6月26日に定例教育委員会がございました。そういう中で,やはり本日ご説明させていただいたような内容をいろいろ論議していただきまして,2回中止につきましては取り止め,今までどおり実施したいという形の説明をするなど,協議なり,いろいろな方面から検討させていただいたという経過がございます。 川村委員)それじゃいいほうに解釈しますと,「保護者の皆様に後日文書によって趣旨説明をさせていただく」ということは,26日の以後,それが終わった時点で説明をしたいということに受け取るのかなと思うんですが,そのときにはすでにもうたぶん給食の献立が入っているはずですから,これもまたオーバーラップしてしまって,要するに後手後手に回ってるのかなと私思いますが。今回に関してはもうなったことですから,仕方がないと思いますけれども。今後こういうふうなすごいタイムラグがあってですね,10日以上も余裕があってですよ,それで今度来月の献立を作らなくちゃいけないと,そのときになってこれをやったんでは泥縄もいいところじゃないかと。それで私どもでは,先ほども言いましたように,わずかの差であれば違う形をちょっと取っただけでいけたんじゃないのかなと。ですからこのときに報告を受けた時点で,教育委員会の担当者の方々はすべてこういうのは網羅されて,わかっていてこれ以上打つ手がないからこういうふうにやるのでお願いしたいというご報告があったのかなと,そういうふうに私は思ってましたので。もうちょっとこういうあまい感覚で報告を上げられて,我々に説明されても今後困るということを申し添えて,それに関して今後あるかどうか,もちろんないと言ってくれると思うんですが,その辺のところお伺いしたいと思います。 教育長)2度とこういう経過をたどらないように,食材の精査とか,先ほど作る工程なんかもいろいろありますので,そういったものをよく精査して対応していきたいと思います。 川村委員)わかりました。ありがとうございます。それはそれでいいんですが,先ほどいただいた文面をちょっとご説明をしていただきたいなと。私ちょっとこの文面から意味が読み取れないんですよ。この文面の説明をしていただければ,今後のために参考になるかなと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 教育次長)6月30日付,保護者に対しましていろいろ報道等によりまして,学校給食の問題につきましてご心配をおかけした次第です。この文面にも書いてありますように,学校における授業時間の確保,これは中止するという前にいろいろ授業の内容等を我々も調べたわけですが,要するに学級活動とかそういう部分の授業が実施されているというようなことのようでございます。そういう部分をやはり今までどおり大事にしまして,学校においてそういう授業時間の確保をしてもらえるということが食材のやりくり等でわかりましたので,保護者の皆様方に不安を与えたことに対しましては,今までどおり実施しますというような内容の意味合いでこの文書を出させていただいた次第です。 川村委員)わかりました。あまり言ってもしょうがありませんので,その辺で終わりにしたいかなと思うんですが,ただこの学校行事等に支障を来すことのないようにという文面の中で,確か石岡の給食は,始業式と終業式は以前は出てなかったと記憶しております。なぜ出てなかったのかというと,そのときには授業が短縮,または午前中で終わってしまったために出す必要性がないと私思っておりました。ですから今後,もしもの時にはそれをずらしていただいて,授業時間をほかで確保すればそういうことも可能なのかなと。これはただやり方です。中止じゃなくて前に戻したというようなあれだったらよかったのかなと私思ってますけれども,これは参考までにそういうことでございます。以上です。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 次に,「今後の学校整備について」を議題といたします。 本件について,執行部から説明を求めます。 教育総務課長)私のほうから,今後の学校整備に係る取り組みについての考え方について,3点ほどご報告させていただきます。 1点目は,児童生徒のよりよい環境づくりのため,石岡市立学校施設整備地区懇談会を予定しております。懇談会は中学校単位8地区で8月7日から8月22日までの期間内で平日の8日間を予定しております。詳細につきましては,本日お配りしました別紙資料をご覧いただきたいと思います。内容的には中ほどに,保護者や地域の皆様ということで,市内の小中学校の施設整備に係る現状と課題,それから学校の適正規模・適正配置に関する考え方についてのご説明を行い,地域保護者の皆様のご意見等をいただきたく,情報交換を行なう懇談会でございます。今日,教育福祉委員会でお諮りしてからの通知かなと思ってはいたんですが,学校が明日18日で終業式を迎えます。そういう中で保護者の皆様に限っては,教育委員会の承認を得ましたけれども,昨日16日に発送をしております。地域の皆様に限っては,8月1日号の市報で全戸配付を考えております。そういうことで,8月7日から22日まで全地域,全保護者を対象にしまして懇談会を開催したいと考えております。 2点目は北小学校の施設整備に係る考え方についてでございます。現在北小学校の施設整備につきましては,合併特例債事業の1つとして位置づけられておりますが,平成17年度の合併当時から見ますと,社会情勢,少子化の進行に伴う学校の適正規模や適正配置,耐震化等の問題が大きく変化している状況となっております。そういう状況を受けまして,1つには今年度に18校の耐震診断を予定しており,その耐震診断の結果,北小学校より耐震度の低い学校が予想され,市内全体の整合性を図る必要があること。2つには,平成19年10月に報告のあった石岡市立学校施設整備計画検討委員会報告の中では,基本的に耐震工事に対応すべきであるという内容の報告がされております。3つには児童生徒のよりよい環境づくりの観点,学校の適正規模や適正配置などを踏まえまして,北小学校は改築でなく耐震補強で対応していきたいと考えております。 3つ目は東小学校改築事業に伴います敷地内のプールの取り扱いについてでございます。東小学校につきましては,現在,改築に向けた校舎の配置等について検討しているところでございます。その中で,学校の敷地内にあるプールの扱いが大変重要となってまいります。去る6月25日に開催しました学校,保護者,地域代表の方を対象とした説明会の要望では,ほかの施設でも利用が可能であれば,学校内にプールがなくてもやむを得ないという意見でございましたので,7月10日に開催しました臨時教育委員会にお諮りしましたところ,学校施設の配置等に影響するようなことであれば,当面東小学校のプールに限り近隣学校のプール使用について了承されております。なお,ただ今ご説明しました1点目の石岡市立学校施設等整備地区懇談会,2点目の北小学校の施設整備に係る考え方につきましても7月10日の臨時教育委員会で了承されましたので,ご報告申し上げます。以上です。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 久保田委員)確認をさせていただきたいんですが,今回の地域説明会ですか,それと耐震診断の耐震強化ですね。これは考え方は別だということで理解していいわけですね。 教育総務課長)耐震診断は児童生徒の安心安全のためにやっていかなければならない事業だと思います。今回の懇談会に限りましては,近い将来少子化が訪れます。そういう中で別問題として考えておりますが,あくまでも統合を目的とした説明会になるかと考えております。 久保田委員)それと東小学校のプールに関してなんですが,小学校,中学校の水泳の授業時間,年間何時間なのか教えていただければありがたいんですが。 教育総務課長)小学校は,年間8時間から10時間になります。中学生に限りましては,1学年は必修でありますのでやはり8時間から10時間。ただ2年,3年になりますと選択になります。プールの授業を受けてもいいし,いろいろほかにもあると思うんですが選択性になりますので,そういう中ではそういう対応をしております。 久保田委員)そうしますと年間を通して,石岡小学校のプールは温水ですよね。それから三村小学校も温水ですよね。そういう中で授業時間の間に使用可能な時間というのは相当あるはずですね。仮に石岡小学校が将来プールが無くなるよといったときに,たぶん石岡小学校の温水プールで対応すると思うんですが,今ほかの小中学校もかなり老朽化してるプールがありますね。将来的にそういった老朽化したプールを,たぶん補修も難しいプールもあると思うんですが,今後プールのあり方,水泳の授業時間のあり方,これをわかればどういうふうにしたいということがある程度方向性が見えているんであれば,その辺のところも含めてお示しいただければありがたいなと思うんですけれどね。 教育総務課長)プールの経費から申し上げますと,どこの小中学校も年間約70万円ほどの水代,薬品代がかかっております。これを修繕する場合には,漏水を全面的にやるわけなんですが,機械設備もあります。そういうのを交換したりやりますと,約2,000万円ほどかかります。ただ壊して建てる場合には約2億円ほどかかるかと思います。今委員さんが言われました,将来的にどういうふうになるのかなということですが,学校のプールの時間,石小の温水プールで行なう場合,東小学校の生徒を持っていった場合には,ある程度可能だと思います。ほかの学校に関しても可能だと考えております。現在石岡市はそういう形で考えておりますが,茨城県で授業を自分の学校でなく,近隣の学校若しくはそういう施設を使ってやっている地区が,全体で約34市町村現在あがっております。隣の学校のプールを使うとか,市で持っているプールの施設にバスで輸送しながらやっているのが現状でございます。将来的にはそういう形の方向性というのは考えていかなければならないと考えております。 櫻井委員)ただ今プールの話が出たんですけれども,若干一部の学校等でシラミ等の発生があるという話も聞いております。どのような対策をとっているのかお尋ねをしたいと思います。 教育総務課長)そういう報告があった場合には,塩素等の薬品,多めというと語弊があるんですが,そういうことで対応しているのが現状だと思います。 櫻井委員)現実的にそういう報告は来ていらっしゃるんですか。 教育総務課長)私のところには,申し訳ないんですが,ちょっと記憶にはないんですが。ただ,そういう対応の仕方は各学校には伝えてあります。 教育次長)今のシラミの問題ですが,何校かからは学校教育課のほうに報告されております。学校名は後ほど調べさせていただきたいと思いますが,2校だと思いますが,来ております。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 次に,その他として,教育委員会関係で何かございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,教育委員会の説明員におかれましては,ご退席いただいて結構です。 次に「統合保育所整備事業の進捗状況について」を議題といたします。 本件については,先の当委員会の審議の中で,建設予定地にある福祉作業所の移転の可能性について,執行部に再度検討を求める意見が出されていたものであります。 この際,お諮りいたします。 本件につきましては,建設予定地における既存建物等の状況を調査するため,これより委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 暫時休憩いたします。 − 休 憩〔現地調査〕− 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 先ほどの現地調査大変ご苦労様でした。 ただいま実施いたしました現地調査を踏まえ,執行部から説明を求めます。 保健福祉部長)本日は大変暑い中,そして急遽統合保育所の現地調査をいただきまして大変ありがとうございました。これまでの委員会等のご意見を踏まえまして担当課長よりご説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 こども福祉課長)それでは私から統合保育所整備事業の経過についてご説明いたします。前回の委員会におきまして,柿岡保育所の改修に坪30万円もかからないのではないか。また福祉作業所は取り壊さないで曳舞をして統合保育所の付属施設として利用してはどうかとのご意見をいただきました。この点を含めましてご説明いたします。 柿岡保育所を福祉作業所として利用する場合の改修費用につきましては,保育所は旧耐震基準の建築物なので耐震補強工事を行なわずに建物を使用し,倒壊して利用者に事故が発生した場合,市はその責任を問われることになると思われます。このようなことから,過日,県建築士事務所協会に耐震診断費用の見積もりを依頼しましたところ,精密診断費用は120万円とのことでございます。また,同協会に簡易診断により建物の耐力度を診断していただきましたところ,1.0必要なところ,保育所の耐力度は0.2から0.3の状況とのことでございました。耐震改修の方法等について参考までに伺いましたところ,改修の方法は1つとして瓦屋根を金属屋根に変えて軽量化し,2つ目は既存筋交いの仕口部,これは柱と筋交いの接合部分になります。この仕口部を金物で補強しなければなりません。筋交いが腐食している部分は交換が必要となるため,全部の筋交いを確認しなければなりません。また,再利用する場合は補強工事費のほかリフォーム工事費がかかるため,新築と同じくらいの工事費がかかり,場合によっては新築より工事費が高くなってしまうこともあるという意見でございました。こうしたことから改修工事費は,新築と同様の工事費がかかるとのことから,保育所の活用,再利用は難しいとあらためて判断した次第でございます。 次に福祉作業所を敷地西側の善慶寺のほうに曳舞する場合の工事費につきましては,改修費を含め約1,900万円の見積もりをいただいております。福祉作業所はすでに建築後25年を経過しており,高額な費用をかけて曳舞することも難しいと考えております。 このような結果から市としましては,福祉作業所につきましては,25年が経過していることから,今後建て替えや八郷総合支所の利活用などを検討し,福祉作業所の移転を視野に入れて統合保育所を配置し,整備をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件につきまして,ご質問・ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 櫻井委員)ただ今現地のほうをご案内いただきましてありがとうございました。想像以上に,テープを張って現地の配置等をご説明いただいたわけですけれども,大変無理があるなというふうに思います。前回,私は農村高齢者センターについて,補助金等の政治的決断がトップ同士で必要ではないかというようなお話をしたのですが,農村高齢者センターについてその後,そういう努力を,例えば市長がそういう交渉を県のほうとしたのかどうか,お尋ねをしたいなと思います。 こども福祉課長)ただ今のご質問ですが,市長が県のほうに伺ったとは聞いておりません。 櫻井委員)前回も委員会でいろいろ意見を述べさせてもらいましたけれども,結局何も進展していない中で現地を見て,ここへ押し込めちゃえというような雰囲気に私は感じるんですよね。やはりもっといいものを八郷地区の利用者に提供する義務が行政にはあると思います。ですから現状の位置を変えるとか,ほかの場所があるのかとか,いろいろなことを考えていく必要があるんですけれども,ここだけで必ずやるというお考えしかないんですか。もっと柔軟なお考えはあるのかないのかお尋ねをしたいと思います。 保健福祉部長)現段階の中で,今日現地調査をいただきました場所の中で,敷地面積から見まして建設が可能であるというような中で,私ども保健福祉部,それから副市長,市長,そういった中で協議をさせていただきまして,本日見てもらいました現地に建設をしていきたいということでございます。それから福祉作業所につきましては,ただ今課長の方からもご説明をいたしましたが,築25年経過していると。今後改築を考えていかなければならないと。そういうようなことで移転を視野に統合保育所の配置をしていきたいと,そういうことで考えているところでございます。 櫻井委員)今の部長のお話でありますと,福祉作業所をどこかに移転ということですけれども,移転するのであればこの建物の配置にやはり無理があると思いますので,この配置ではちょっと土地の利用上問題があるなというふうに考えます。あと,これはちょっと面積的に大きい話なのかもしれないんですけれども,これは担当が違うんですけれども,八郷高校なんかの利用も考えられると思うんですよね。新聞報道では10億というようなお話があったような気がいたしますけれども,私はやはりこれも交渉だなと。何もやらないで場所がない,場所がないじゃなくて,やはり各課,各部が連携をとってそういう努力をするべきだなと私は思うんですけれども。そういうお考えというか,やれる方法を考えられないのかお尋ねしたいと思います。 保健福祉部長)ただ今のご質問でございますが,今回の統合保育所の配置でございますが,私ども事務屋の中でこのような配置が一つの例として考えられるということでお示しをさせていただきました。今後は,前回もご説明しましたが,プロポーザルでよりよい配置,よりよい環境の中で配置がされるというふうに私どもは考えているところでございます。それから現在の八郷高校の跡地の利用ということでございますが,これにつきましては庁内で利活用の検討委員会がございまして,その中で検討がなされているところでございまして,私の承知しているところにおきましては現段階では八郷高校の用地については求めていくことにはなっていないようでございます。 櫻井委員)これは担当が違いますので,これ以上お話をしてもしょうがないのかなと思いますけれども,これを市が何らかの形で手に入れないというのは行政経営上大変損失だなと私は思います。その辺も教育委員会,市長とお話をして土地についての利活用,市内にある有効な利用が図れると思える土地ですので,そんなあっさり購入する考えはないというようなお話じゃなく,よく検討していただきたいなと思います。 この統合保育所に関しては,前回も言いましたけれども,農村高齢者センター,福祉作業所等々どちらかの処理ができない以上は賛成できないような気がいたします。 川村委員)先ほど部長がおっしゃってた福祉作業所の移転の件なんでございますが,これが何年という区切りでもついているなら別だと思うんですが,それなら何年後に移らせるということが計画の中に入っていらっしゃるのかどうかお伺いをしたいと思います。 保健福祉部長)ただ今のご質問でございますが,福祉作業所の移転の時期というようなご質問でございますが,現段階の中では具体的な計画と申しますか,何年に移転するというようなことは決まっていないという状況でございます。ただ今ご説明した中にございましては,築25年が経過をしているというような中で今後改築も視野に入れて,そのときに移転が考えられるということでございます。 川村委員)それじゃですね,統合保育所を建てるのが現実味を帯びて,今年やろうか,来年やろうかという話になっているのにですよ。ただ朽ちて待って,それがだめになれば当然取り壊すだろうと。その思惑だけでこの計画というものは立てられないと思うんですよ。まあ不謹慎な話ですけれども,出火でもしちゃってそこが燃えてしまうというなら話は別ですよ。そうじゃない限りはそんなことはありえないわけですから,そんな不慮な災害を考えないとすればあと5年,10年,20年もつというのが普通だと思うんですよ。やっぱり四,五十年もつと思いますので,そうしたらその間の統合保育所は凍結しないで今年中にやって,園児たち10年,15年と我慢させなくちゃいけないわけですよ,環境の劣化というか,悪化というか。それは私は納得いかないと思うんですが,その辺ところは部長はどう思っていらっしゃるのかお考えを聞きたいと思います。 保健福祉部長)先ほど来ご説明申し上げている通りでございまして,現在の敷地に統合保育所の整備ができるというような考えでございまして,今回お示しをしました,テープを張って現地調査をしていただきましたが,こういった中で屋外運動場,広場になりますが,概ね2,000平米を超える面積の確保ができるというようなことでございます。この敷地全体的には1万平米からございまして,そういった中で一部の利用であっても運動場もできるというふうに考えているところでございます。 川村委員)私は前の委員会のときも申し上げていると思うんですが,そこにそれが入るから,入らないからということを論じているんではなくて,そこに入れては環境があまりよくないと。それからもうちょっといい環境のもとで子供を育てたいと,そういうことを願って言ってるんでありまして,今の部長のを聞きますと,そこで確定的なものをして,福祉作業所はそのまま据え置くんだというお話に聞こえるんですが。この福祉作業所を据え置くということを前提にしては,私も櫻井さんと同じように,これに関してはゴーサインを出すわけにいかないと思っております。 久保田委員)ちょっと確認をしたいんですが,この平面図の建物の間取りはどういうふうになっていますか。というのは,現地も見させていただいたわけなんですけれども,建て方をもう少し工夫してもいいのかなという感じも持ちましたもんですから。この福祉作業所の移転とかそういう話は別問題として,この図面,間取りは誰が作ったんですか。 こども福祉課長)この1,300平米の間取りはちょっと説明としては難しいので図面をお渡ししたいと思います。 久保田委員)これはそうしますと,設計会社か何かが基本プランを作ったものなんですか。 こども福祉課長)間取りにつきましては,職員が作ったものでございます。 久保田委員)職員が作ったからだめだということではないんですが,敷地に対して間取りがかなり無理なとり方というのか,地形に対してですよ。もう一工夫あってもいいのかなという感じがするんですね。園児たちの管理の問題とかそういったことも含めてこういう間取りになってるんだろうとは思うんですが,この地形からすると東南側を無理やりつぶしてるような,そういう間取りになってるんですよね。これをもう少し間取りを工夫できないものなのか。それから将来福祉作業所にしてもここ2年ぐらいの間に保育所が完成するとするならば,将来的にこの作業所をどこかに移転するとかそういう考え方も出てくると思うので,まずこの間取りをもう少し工夫されたほうがよろしいのかなという気がしますので。 櫻井委員)今,久保田委員からもお話しがあったんですけれども,間取りを工夫して,福祉作業所を前回私は曳舞とかという話をしたんですけれども,福祉作業所も約70坪近い建物で,先ほども拝見してきましたけれども,中はまだまだ新しいというような改造というんでしょうか,してありますので,これも建物の一部に含めて,この善慶寺の南側にも市の土地があるわけですよね。ここへ入れることも可能だなと思うんですよね。それで農村高齢者センターとの間に大きく運動場の敷地もできるのかなと思うんです。それで福祉作業所は思い切ってどこかへ新しく造るという考えの方が効率的なんじゃないですかね。この統合保育所の部分の一部を福祉作業所という考え方に。 久保田委員)この間取りで,普通東南側を空けるもんですけど,そうではないですね。それからこの3歳,4歳児の部屋が西側になってしまう。厨房も南側になってますし,それから玄関ホール等のこのスペースもどうかと思います。ですからこの間取りを改善すればもっと配置がよくなるんではないかと思います。今のところ設計会社は決まってないわけですよね。むしろプロポーザル方式でやるというならば,市が建てようとしている概要を提示して,プロポーザル方式によって業者を決めて,基本設計を抜いているわけですから,いきなり実施設計に入るというわけですから,そこに若干問題があると思うんですよ。プロじゃない方が平面図を作って,それを基にこの委員会で議論するというのはやはり問題があると思うんですね。むしろプロポーザルで業者を決めてしまって,業者がこの地形図にあったような図面を何プランか立てて,その中で福祉作業所の問題とか,日照の問題とかというものを検討したほうがむしろいいのかなという感じを持ちましたので,お考えがあればお考えを聞かせていただきますし,もしそういうことは何も考えていないということであれば意見として提言をさせていただきたいと思います。 こども福祉課長)今のご意見につきましてご説明したいと思います。配りました配置図は私ども職員が作ったわけでございますけれども,詳細な配置につきましては設計によって決まるわけですけれども,プロポーザルで提案をいただきまして,決定した業者と協議をして詳細な配置を最終的に決めてまいる予定でございます。 久保田委員)それ,プロポーザル方式そのものの考え方がおかしいですよ。プロポーザルというのは,業者決定までのプロセスというのはそんな具体的な話じゃないですから。要するに統合保育所をこういう設計思想のもとに,こういう建物を建てたいんだというのがプロポーザルの基本的な概念ですから,今の説明ではおかしいような気がするんですが,どうなんですか。 保健福祉部長)ただ今のご質問でございますが,現在私どもが考えているのはプロポーザルということで考えておりまして,最初に業者を何者か選びまして,先ほど久保田委員さんからお話がありましたように,一番市の今考えているものと合致すると申しますか,望ましい建物といいますか,そういったものの選定をするために設計業者から上げてもらうと。第2段階としましては,その決めた業者と実施設計の契約をしていくという2段階になっているかと思います。まず一番理想とする設計を出してもらって,その中で選定作業が入ってくるかと思うんです。 久保田委員)ちょっとプロポーザルのプロセスが,今,部長が説明したプロセスとは若干違うような気がするんですがね。要するに本来は基本設計から入っていくのが普通なんですよ。ただ時間がないということでいきなり実施設計に入っちゃいますよということなんですよね,執行部の今までの説明は。ですよね。そこに若干無理があるんですよ。ですからプロポーザルでいくのはいいんですが,そのプロポーザルに対する考え方が執行部はちょっとおかしいような気がするんで,もう一度確認します。 次長兼福祉事務所長)ただ今のご質問にお答えします。プロポーザルによる業者選定でございますが,これにつきましては,ただ今久保田委員さんがおっしゃられましたように建物を造るにあたっての考え方等の提案,これを行なうというのが基本でございます。しかしこれを若干,変えるといってはどうかと思いますが,敷地の図面等を提示しまして,それにあった建物の配置,平面図,これを提出いただいて,そうした中で敷地を有効に使った提案をしてくださった業者を選定してまいりたいと,そしてそれを設計業者に決定していきたいと考えていた次第でございます。 久保田委員)ですから,だとするならば,先ほど私が申し上げましたように,地形にあった平面図まで要求しますよということであるならば,これは設計思想によって平面図というのは相当変わってくると思うんです。ですからまずプロポーザル方式によって業者を選定するのが先なんじゃないんですかというのを私は申し上げてるんです。この図面を見る限りにおいては,若干地形に合わない図面を作られておられるかなという感じを持ったもんですから。以前にも私ども委員会の方から,これ逆じゃないかというような話も出ているはずなんです。ただ現在も同じような図面が出されて,それに基づいて,今現地調査をさせていただいた縄張りもこの図面に基づいて縄張りされているということで,どうも執行部の考え方が具体的に見えてこないもんですから。もしあそこで事業を進める場合には,私も道々考えてきたんですが,設計業者を先に決めちゃったほうがいいのかなと。どっちみちやることは間違いないんですから。この事業はやるわけですから。何も業者が先に決まってもいいと思うんですよ。基本設計を決めていくというなら話は別なんですが,どうも考え方はプロポーザルでいくんだよということですから,一段階抜いちゃうという考え方なわけですから。今ほとんどプロポーザルでやっていて,見積もりとか厄介な作業を抜いて参加できますから,プロポーザルのほうが業者も参加しやすいという利点はあるわけで,それは結構なんですが,どうも考え方が私には理解できない部分があるんで,その辺どうなんでしょうか。その気はないよというならそれはそれで。 保健福祉部長)ただ今のご意見でございますが,もし教育福祉委員会の中でそういったことが可能であれば,速やかにそういった方向で,まずはプロポーザルをやって,出てきたものを委員会にお示しして,また執行部としても,例えばA案がいいとか教育福祉委員会にお示しをしました中で了解が得られましたならば,第2段階としては実施設計の業務に移ると。それから現在この敷地については,公図と現況が違う分がございますので,本年度の予算の中には測量調査も入ってございます。そういったことで測量調査と,先ほど申し上げましたプロポーザルの事務を進められたらと思います。よろしくお願いいたします。 関町委員)私も皆様方の質問あるいは答弁を聞いておりまして,若干感じておるんですが,福祉作業所のフェンス,あれは移動できないんですか。まあ壊すことはできないのかということで,多少今の配置図を見ると,無理やり押し込めたような気がするんで。移動できるんであればもっとゆとりのある,善慶寺側へ若干場所を譲れる,そうするとゆとりのある建て方ができるのかなと,こう感じるわけでございます。 保健福祉部長)ただ今の福祉作業所のフェンスといいますか,塀がございまして,この福祉作業所につきましても市の土地,そして私ども保健福祉部所管でございますので,内部で協議させていただきまして,この塀の移動につきましては可能でございます。 関町委員)わかりました。久保田委員が言われましたように配置図の改良と,また,多少ゆとりをもった建て方ができればいいなと感じておりますので,よろしくお願いいたします。 櫻井委員)福祉作業所の件なんですけれども,改築とか移転して補強するというようなことでお金がかかるというお話です。一つの案ですけれども,中央公民館かどこか広い場所が空いてるかと思うんですけれども,そういうところへの移転というのは考えられないものですか。以前はシルバー人材センターとか,そういうものをそちらへということだったんですけれども,それは面積的に無理があるというようなお話もありました。これは一つの案として言うんですけれども,であれば福祉作業所を移転するという方法は考えられないんですかね。私はどうも2つの施設がここにあるということでは,あまりにも住民に対して失礼なやり方ではないかなというところも感じてならないんです。その辺のところも含めて今後考えられるかどうかお尋ねをしたいと思います。 保健福祉部長)ただ今委員さんからありましたように,福祉作業所の移転につきましては,最初にこども福祉課長のほうからもありましたように,移転を視野に入れて考えていきたいというふうなことでございまして,ただ今中央公民館というようなご提案もございました。それから八郷の総合支所の利活用も現在進められております。そういった中での検討もできようかと思います。そういったことを踏まえまして,今現在,福祉作業所の移転は具体的なものはございませんが,今後利活用について,移転を含めた利活用,そういったことも考えていきたいと思います。 久保田委員)そうしますと,今度のこの統合保育所,これ完成までに2年ぐらいかかりますよね。そうすると2年の間に総合支所の利活用検討委員会,それから中央公民館ですね。この前は法律的に難しいんだという説明を聞いたんで,私もそこまで言わなかったんですが,八郷総合支所のほうに福祉作業所を持っていくことは可能なわけですね。ちょっと確認します。 保健福祉部長)ただ今ございました福祉作業所を中央公民館,八郷総合支所への移転ということがございますが,現在検討されているのが八郷総合支所の利活用ということが出てございます。中央公民館の利活用はございませんで,所管は教育委員会となりますが,法的な部分で中央公民館に福祉作業所の移転ができるかということになりますと,難しい部分はあるのかなと,今確定的なことは申し上げることができませんが,法的には無理があるのかなと考えられます。あとは八郷の総合支所については,現在利活用が検討されてございますので,そういった中で福祉作業所を八郷総合支所の中で利活用していくというような提案は可能かと思います。 久保田委員)これは所管外だから細かくは聞きませんが,利活用検討委員会の中で,仮にこの福祉作業所を総合支所の中に入れ込むと,保健福祉部のほうからご提案されてその方針が決定されれば,今までの曳舞だ,建て替えだ云々というのは全部クリアできちゃうわけですよね。それ是非とも速やかに検討委員会のほうに,保健福祉部のほうから申し入れしていただいて,早急に決定していただいて,そういうことであれば総合支所にはスペースは十分あると思うんですよ。そこへ入れ込むことに問題がなければ,私は基本的にはこの福祉作業所を残して建物を建てるということについては,非常に問題があると考えてます。ですからそれ是非早めにそういった提言をしていただければと思います。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この統合保育所の建設の件につきましては,各委員より建設的なご意見,提言が出されたわけでありますので,もう少し精査,協議をしていただきたいと思います。また,本年度実施計画ということもございますので,早急に報告を求めます。 暫時休憩します。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 次に,その他として,保健福祉部から発言を求められておりますので,これを許します。 健康増進課長)ご配付しております資料に基づきましてご説明させていただきます。このほど全国の医療機関で血糖値を測定する採血用穿刺器具の使用について不適切な事例が確認されたため,緊急の調査がございました。石岡市でもその結果,実施した保健事業などで血糖値測定用の指先から採血する穿刺器具を使用していたことがありまして,その針については毎回交換はしてはいたんですけれども,指先の皮膚の消毒と接するキャップ部分,こちらについてアルコール消毒を行なっていました。でもそのアルコール消毒のみでは万全の対策ではないとのことで,穿刺器具の不適切な取り扱いがあったことがわかりました。なお,この事例により国内で感染症の発生があったという報告はされておりません。ただ市民の皆様方にご心配とご迷惑をかける結果となったことになりますので,深くここでお詫びをするということで,8月1日号の市報に掲載させていただくということで皆さんにお話したいと思います。今後,市では対象となる方に肝炎検査を実施いたしますので,この肝炎検査としてはB型,C型の肝炎検査となります。ここで市民の方々のご理解とご協力をお願いしますということで,皆様に広報紙にてお知らせさせていただきたいと思います。 検査の対象となる方なんですけども,八郷地区,こちらについては平成5年から17年度,糖尿病相談・各地区の健康相談。2番目として平成18年度から19年8月,保健相談室・各地区の健康相談です。3番目に平成5年度から19年度糖尿病予防教室。こちらは血糖値が気になる方の勉強会となります。4番,平成5年度から19年度,健康まつりです。5番として平成14年から16年度に八郷においてウォーキング大会で実施されております。6番のその他の老人会・八郷保健センター等で血糖値測定を受けた方です。7番目に平成14年度から19年度に実施した耐糖能異常個別健康教育で血糖値測定のため,血統測定器等の貸し出しを受けた方に該当となります。それでこちらは石岡・八郷両地区に入る事業なんですけれども,平成17年度から19年度,いしおかウォーキング大会。以上の保健事業に参加した方のうち,血糖値測定用の穿刺器具で採血された方が対象となります。ここでお心当たりのある方は近くの相談窓口でご相談くださいということでお知らせさせていただきます。そちらの相談窓口として市役所の健康増進課,中で石岡保健センター,それと八郷保健センター。相談時間ですけれども,午前8時半から午後5時半まで,こちらについては土・日・祝祭日は除かせていただきます。ただし8月9日の土曜日,10日の日曜日に限り八郷保健センターで相談をさせていただきます。以上ご説明させていただきました。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 池田委員)それでは確認の意味で何点かお伺いをしたいと思います。まずこの検査でありますけれども,残念ながら今回も申請主義ということで,該当する方はご相談をしていただきたいということかと思います。それで,この検査の対象となる8つの事業ですね。この方は実際何人程度見込まれているのかまずお伺いをしておきたいと思います。 健康増進課長)特定者としては743名ほどおります。特定できない者が約2,000名おります。およそ1,000名の方が受診されるかなという仮定なんですけれども,ただ特定者の743名については,個人通知を発送させていただきます。特定できない方につきましては,市報の掲載ということで皆さんに知っていただいて,窓口のほうにご相談という形をとらせていただきたいと思います。 池田委員)そういったことで,人数をある程度把握されているということは理解できました。そこで今後,市では対象となる方について肝炎検査を実施するということでありますが,この肝炎検査というのはお1人当たりいくらぐらいするもので,その予算の手立てはどのようにしていかれるおつもりかお伺いをしておきたいと思います。 健康増進課長)料金なんですけれども,最初の検査なんですけれども3,000円ということになります。こちらは医師会のほうと料金的には決めさせていただいております。ただ契約はこれからになります。それとそこで陽性と出た場合,さらに検査が必要になりますので7,000円ということになります。そういうことで,あとは事務手数料は医師会のほうの関係で200円ということになります。 予算措置ですけれども,予備費の対応でとらせていただきます。ただ不足が生じた場合は12月補正で考えております。 池田委員)ただ今予算の関係まで踏み込んでお伺いをしたわけなんですけれども,このいわゆる感染症といいますと,この肝炎に限ったことではないと思うわけですね。いわゆる感染症にかかる可能性というのは,血液に関するものでいえばエイズなんかもあるいはそういうのに入ってくるのかもわかりませんけれども,予想できる危険性というのは肝炎だけなのかどうなのか,ちょっとそのお考えの一端をお伺いしておきたいと思います。 健康増進課長)今回,国のほうから出ている資料なんですけれども,感染症の可能性は極めて低いということと,穿刺器具の安全性は高いという事実で,こちら医師会のほうから文書が届いていたんですけれども,B型,C型の検査も可能性は極めて低いということではあるんですけれども,石岡市としてそれでは不安がある方がいらしてもということで,実施させていただくことにしました。 池田委員)了解をいたしました。よろしくお願いをしておきたいと思います。以上です。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 そのほか,何か発言はございませんか。 櫻井委員)先ほど,私の発言の中でプールに関する発言で,正しくは「シラミ」ということで訂正をさせていただきたいと思います。 菱沼副委員長)ただ今の櫻井委員からの発言の訂正については,副委員長においてこれを許可いたします。 ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,以上で本日の教育福祉委員会を閉会いたします。 |