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菱沼副委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。 本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書の順に進めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 付託案件説明のため出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 はじめに,議案第65号「平成20年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち,当委員会所管に係る部分,議案第66号「平成20年度石岡市授産所特別会計補正予算(第1号)」,議案第67号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」,議案第71号「平成20年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)」,議案第72号「平成20年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)」の計5件を一括して議題といたします。 本案について,執行部より説明を求めます。 社会福祉課長)それでは,社会福祉課関係で提案しております補正予算関係につきまして,ご説明をさせていただきます。 まず歳入で,34,35ページをお開き願います。県支出金,県補助金,民生費県補助金,社会福祉費補助金279万3,000円についてご説明をさせていただきます。平成18年4月から障害者自立支援法が施行され,その後,18年度末より障害者自立支援対策臨時特例交付金,これは10分の10の県補助でございます。による事業が平成18年度から20年度の3か年計画で実施されております。この制度を有効に活用するものでございます。内容については,歳出でご説明をさせていただきたいと思います。 40,41ページをお開き願います。中ほどの障害者福祉費,障害者自立支援給付事業386万4,000円についてご説明をさせていただきます。需用費から公課費までの障害者自立支援対策臨時特例交付金,これは10分の10の県補助金による支出でございます。最初に,その他の消耗品費28万1,000円についてご説明をいたします。これは障害者自立支援法の円滑な施行に関する事務経費でございます。プリンターのトナーとかコピー代,一般事務用品購入費,参考図書等パンフレットの購入費等の計上28万,10分の10全部県補助でございます。次に,自動車保険料2万円。手数料2万7,000円。自動車任意保険料1万5,000円。自動車93万7,000円。自動車リサイクル費用負担金9,000円。自動車重量税9,000円についてご説明をいたします。これも10分の10の県補助でございます。自動車の任意保険料1万5,000円については補助対象外です。これは公用車を購入するための費用です。障害者の相談支援に迅速な対応と継続的かつ充実した支援体制を確立することが求められることから,障害福祉担当について専属的に使用する公用車を配置するものでございます。 次に,手話通訳者派遣委託料2万円についてご説明いたします。これは,障害者自立支援法の一部改正が7月から施行されました。利用者負担の軽減措置等に係る周知のための制度説明会で,派遣依頼する手話通訳者2名分の費用でございます。 続きまして,システム使用料15万8,000円についてご説明させていただきます。近年,障害者に対する福祉サービスの定着とともにサービスを提供する事業者に対する報酬も増加しておりますが,そうした中でサービスを提供する指定事業者での不正請求の問題が明るみになりました。茨城県内でも平成20年2月22日に県内初となる障害福祉サービス事業所の不正請求による指定取り消し処分がなされました。この様な状況から,茨城県では,平成20年4月より事業所の監査を徹底するため,指導担当部署が設置され,監査・検査を実施し,不正請求の防止にあたっております。一方,市町村においても適切な給付の支払審査及び検査を実施するよう県の説明会で指導がありました。障害福祉サービス給付費を支払う市町村が請求内容に係る審査を徹底することは,事業所の請求誤りの早期発見及び不正請求の防止に即効性があります。しかしながら現在石岡市では,請求内容に係る審査をすることができていない現状にあります。このことから,早急に審査の体制と手法の整備を図る必要がございます。なお,近隣市においても,審査ができていない状況でございます。職員の手による審査においては,点検する量が膨大で不適切な事例を発見することがなかなか大変な状況にありますが,この審査を補助するシステムを導入することで,事業所の請求内容の審査を適切に実施することが可能になりますので,今回補正で導入を。これも10分の10の県補助でございます。 次にオストメイト対応トイレの整備工事155万6,000円についてご説明させていただきます。平成19年度に市役所本庁舎の身障用トイレとJR石岡駅西口の駅前身障用トイレを19年度に実施をいたしました。19年度も補正をしたんですが,八郷総合支所内も実施をする予定でございましたが,駅前トイレの水道の圧力が足らないということで,新たに水道管の追加工事が必要になり,19年度に八郷総合支所の多目的トイレに設置することができなくなりましたので,今年度設置をするということで,地域におけるオストメイトの社会参加の促進,福祉の向上を図るために今回補正を計上させていただきました。10分の10の県補助でございますが,工事費につきましては補助対象外でございます。 続きまして,事務用備品5万円,庁用備品53万2,000円,電算用備品25万円についてご説明をさせていただきます。まず事務用備品ですが,これは点字テプラを購入するものでございます。障害者が福祉サービスを利用するためには,それぞれのサービス制度における手帳類を所持することになります。障害者手帳や自立支援医療受給者証,障害者サービス受給者証などの手帳の種類が大変多い状況にあります。しかしながら視覚障害者は,それぞれの手帳の感覚や大きさでしか判別ができません。手帳の種類が多いことから非常に不便を感じている状況にあります。そこで点字テプラを利用して手帳発行時に点字で手帳名を記載するほか,庁内表示等の点字シールを作成するなど,視覚障害者の支援に有効でありますので,購入をするものでございます。これも10分の10の県補助でございます。次に庁用備品ですが,ケースファイルキャビネット10基を購入するものでございます。障害者に対して継続的に相談支援を実施していくためには,支援に関わる関係所管の情報の共有や,前任者,後任者間の情報の引き継ぎが非常に重要であります。そのため,相談記録等をここのケースファイルとして取りまとめ,台帳の整備を継続的に実施していきます。また,障害者支援に関わる台帳については,一生涯にわたってその経過や相談記録を保存する必要があるため,ケースファイルの量が非常に多くなります。そのため,キャビネットを配置して文書整理が必要と考えております。次に,電算用備品ですが,障害程度区分認定の事務処理用パソコンを購入するものでございます。現在使用しているパソコンが古く,処理機能が遅いため,これも10分の10の県補助でございますが,それを利用して今回購入をするものでございます。以上で障害者自立支援給付事業についての説明を終了します。 次に,42,43ページをお開き願います。民生費,生活保護費,生活保護総務費,生活保護事務費,臨時雇人賃金についてご説明をさせていただきます。6月中ごろより生活保護担当のケースワーカーが1名療養休暇を取得しました。現在石岡では約420を担当しているわけですが,ケースワーカー1名が療養休暇を取ることで4名で担当するということになり,今非常に4人のケースワーカーの負担が多くなっていることから,1名臨時職員を採用いたしまして,内部事務の処理にあたらせて,全員一体となって相談,指導にあたって,現在のケースワーカーの負担軽減を図るためでございます。 続きまして議案第66号・平成20年度石岡市授産所特別会計補正予算(第1号)についてご説明をさせていただきます。68,69をお開き願います。これは平成20年4月の人事異動によります職員等人件費の差額分56万9,000円を補正したものでございます。以上でございます。 参事兼高齢福祉課長)高齢福祉課関係の補正予算についてご説明いたします。はじめに介護保険特別会計の補正予算について説明をいたします。予算書は124ページから127ページになってございます。126,127ページの歳出のほうから説明をいたします。款・諸支出金,節・償還金利子及び割引料の償還金533万9,000円でございます。 補正予算の内容につきましては,介護保険事業の中で実施される介護予防事業など,地域支援事業の事業費の確定に伴いまして,当初申請時点で補助金対象経費については,8,517万円でございました。実績での補助金対象額が7,430万3,039円に変更になったことから国,県交付金を精算するもので,歳入歳出それぞれ533万9,000円を補正増するものでございます。償還金533万9,000円のうち,地域支援事業の国交付金の返還金355万9,000円につきましては,平成19年度に実施されました特定高齢者把握事業や介護予防普及啓発事業,通所型介護予防事業などの介護予防事業。2つ目には在宅介護支援センター運営事業委託料などの包括的支援事業。3つ目には任意事業としまして,介護用品の支給事業及び配食サービスなどの地域支援事業の事業費確定に伴いまして,本年度返還金355万9,000円を計上し,国交付金について精算を行なうものでございます。地域支援事業の県交付金につきましては,国の交付金返還金同様,地域支援事業の事業費の確定に伴いまして178万円を補正増いたしまして,県交付金について精算を行なうものであります。 次に介護サービス事業特別会計の補正予算についてご説明をいたします。補正予算書の134ページから137ページになります。137ページの歳出の委託料でございます。特別養護老人ホームのぞみの指定管理料でございます。この介護サービス事業特別会計に関わる補正は指定管理者制度により社会福祉法人欅会に管理運営をお願いしております特別養護老人ホームのぞみの指定管理料に伴う補正でございます。のぞみの指定管理料につきましては,特別養護老人ホームのぞみ施設の管理運営に関する基本協定書の第22条によりまして,石岡市から欅会に支払う指定管理料は介護保険給付分とするということになってございます。また,その指定管理料を4月,7月,10月,1月の年4回に分けて支払うこととし,翌年5月31日までに精算をするということになってございます。今回は19年度におきましては,施設との連絡調整がちょっと不足をしてございまして,サービス費の収入の見込みを誤りまして,補正予算で計上いたしませんでした。このため歳出すべき予算額を確保できませんで,出納整理期間に精算の結果,サービス費の収入が予算を超えて収入したものの,支出することができなかったために,市の特別会計の決算書ではこの金額が残ってしまったというような結果になりました。しかしながらこの金額は本来指定管理者へ支払うべきであることから,今回,20年度予算において繰越金として組み入れて,あらためて支出をすることとしたものでございます。今後は指定管理者との連絡調整を密にしまして,年間のサービス費収入の把握に努めまして,年度内に補正予算を計上しまして,出納整理期間内に精算をしていきたいというふうに思っております。そういうことで金額にしまして732万8,000円をそれぞれ歳入歳出について補正をするものでございます。ひとつよろしくお願いします。 保険年金課長)保険年金課で提案してございます補正予算につきましてご説明をいたします。国民健康保険特別会計補正予算書73ページからでございます。補正予算の内容ですが,歳入歳出それぞれ7,122万7,000円を補正増するものでございます。 今回の補正予算につきましては,平成19年度精算により退職被保険者の医療費補助にあたります療養給付費交付金6,514万2,000円と国保システム改修補助金17万6,000円が確定いたしましたので,あわせて6,531万8,000円を返還するため,一般会計から繰り入れしないで特別会計の中で歳入歳出の財源確保を図るものでございます。また,職員の異動に伴いまして,人件費の不足が生じたため,一般会計から3,306万5,000円の繰り入れをするものでございます。 内容でございますけれども,76ページの歳入関係です。款・療養給付費等交付金,目・療養給付費等交付金1,023万円につきましては,平成20年度の退職被保険者に係る保険税が本算定で確定しましたので,交付金の増額が見込まれるため補正増するものでございます。 次に,款・繰越金,目・その他の繰越金385万2,000円につきましては,当初予算額で1億1,015万4,000円を見込んでおりましたが,繰越予算可能額が1億1,400万6,000円となりましたので,385万2,000円を補正増するものでございます。 次に款・諸収入,目・一般被保険者第三者納付金628万1,000円につきましては,国民健康保険加入者で,交通事故を起こした場合,医療費7割を一時的に国保特別会計から支出し,後に自賠責保険から国保連合会を通しまして市に支払われるものでございます。 次に,款・諸収入,目・一般被保険者返納金1,779万9,000円につきましては,国保を喪失しているにも関わらず,国民健康保険で病院に掛かってしまった医療費のうち,国保負担分を返還してもらうものでございます。 次に,歳出でございます。78ページです。款・保険給付費,目・退職被保険者等療養費100万円につきましては,コルセット,柔道整復施術療養費が不足しているため,100万円を補正するものでございます。 次に款・後期高齢者支援金等の1,538万9,000円。同じく後期高齢者支援金等の後期高齢者関係事務費拠出金19万2,000円。次に80ページになります。款・前期高齢者納付金等,目・前期高齢者納付金122万8,000円。款・老人保健拠出金,目・老人保健医療費拠出金992万5,000円。款・介護納付金,目・介護納付金の142万2,000円につきましては,いずれも社会保険診療報酬支払基金から平成20年度の概算支払額が決定いたしましたので,減額補正をするものでございます。 次に款・諸支出金,項・償還金及び還付加算金,目・償還金6,531万8,000円につきましては,平成19年度の医療費確定に伴い,退職被保険者分の医療費補助にあたる療養給付交付金が確定し,返還金6,514万円が生じましたので,補正するものです。また,平成20年度の制度改正に伴い,平成19年度に交付されました国保システム改修補助金について,入札差金が生じたため,その差金17万6,000円を返還するための補正でございます。以上が保険年金課関係でございます。よろしくご協議をお願いしたいと思います。 健康増進課長)健康増進課関係の補正予算につきましてご説明申し上げます。補正予算書43ページ,歳出,衛生費,保健衛生費,予防費の予防接種事業3万4,000円につきましては,保健センターにおきまして,8月から出産休暇,育児休暇に入った保健師が2名おり,予防接種事業の運営に支障が生じますことから,実施日に保健師,管理栄養士を雇い,対応するための費用であります報償費を計上したものでございます。 同じく保健衛生費の中の市民健康管理費の健康づくり推進事業8万4,000円,及び成人保健事業93万6,000円,母子保健事業171万4,000円,精神保健福祉事業4万5,000円につきましても保健師2名のほかに,9月から出産休暇,育児休暇に入る管理栄養士が1名おりますことから,各事業の実施日に保健師,管理栄養士を雇い,対応するための費用であります報償費を計上したものでございます。よろしくお願いいたします。 教育総務課長)教育総務課で所管しております補正予算,AEDの設置の説明をさせていただきます。補正予算書51ページ,下から2段目の学校維持管理経費,施設用備品476万円と,次のページの園維持管理経費,施設用備品28万円の2点について説明させていただきます。 AEDの設置につきましては,平成20年度当初予算で,中学校6校の設置を行い,市内中学校8校の設置を終了いたしました。AED未設置の小学校17校及び幼稚園については,学校生活の中や運動会,また非常災害時での利用が考えられ,児童園児の安全・安心を確保し,AEDが必要な場合,すぐに対応できる設備を設置することの公共性が重要と考えられます。今回の補正による設置で,小中学校及び幼稚園の設置整備を完了したいと考えております。補正額は,小学校費17台で476万円,幼稚園費1台で28万円の合計504万円を計上いたしました。よろしくお願いいたします。 中央公民館長)それでは公民館関係の補正についてご説明申し上げます。52ページから53ページをご覧いただきます。補正内容でございますが,平成20年度石岡市一般会計補正予算(第2号)中,中央公民館管理運営経費の中で,公民館類似施設補助金について46万円の補正をいたしたものでございます。補正内容につきましては,三村地区の御前山地区公民館の老朽化に伴い,施設修繕が必要となったことから,石岡市公民館類似施設建設費補助金交付要綱に基づく補助金の交付申請がございましたので,補助額46万円を計上したものでございます。当該補助金につきましては,補助金の予算措置がなされておりませんでしたので,補助基準によりまして,修繕費用92万1,000円の2分の1の額,46万円を公民館類似施設建設費補助金として計上したものでございます。工事内容は,公民館の瓦屋根の葺き替え工事67万1,000円,外壁塗装工事25万円,あわせまして92万1,000円が総事業費でございます。よろしくご審議をいただきます。以上で説明を終わります。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。 櫻井委員)137ページ,施設介護サービス事業費なんですけれども。確認したいんですけれども,昨日前島さんが議案質疑をやった件ですよね。そうすると昨日の答弁ですと,今後もこういうことが継続していくような答弁があったんですが,私は昨日の答弁の中でそう思ったんですよね。ただ課長さんの説明の方がわかりやすいと今思いました。数字的な問題ではなくて,今後についてですけれども,聞いている人が聞きやすい,理解しやすい方法,まあ間違いましたとは言いづらいんですけれども,そういう方法を今後とられていくべきかなと感じましたので,これは要望で結構ですけれども,今後は答弁の中で簡略にわかりやすく,例えば間違ったなら「ミスでした」というようなほうがね,聞いていても聞きやすいもんですから,そういう点ではよろしくお願いしたいなと思います。 池田委員)私からは,学校管理費の中の,学校維持管理経費,施設用備品,さらには幼稚園費の中の園維持管理経費の施設用備品ということで,今回,当初の計画を前倒しされて,AEDが全27小中学校,さらには幼稚園に設置がなされるということで,大変いいことだと思います。そこで,せっかくAEDの機械が配備をされたのにも関わらず,あってはならないことですけれども,その使用の必要が生じた場合,的確に機械操作をして,子供たちの健康被害を最小限にする必要性があると思うんですが,その辺で先生方を含めて教職員の皆さんの機械の使い方の講習の現状について確認をしておきたいと思います。 教育総務課長)AEDの職員の研修でございますが,当初予算で設置しました中学校を,前回夏休み前の6月だったかと思いますが,全部の中学校では終わっております。ただ今回補正予算をとりますので,小学校を含めて再度全校の27校あたりまして,研修会を開くとりまとめをしております。以上です。 池田委員)児童生徒,さらには幼稚園児の命に関わる重要な問題でありますので,その点を含めましてどうぞよろしくお願いしたいと思います。 菱沼副委員長)ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論に入ります。 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第65号「平成20年度石岡市一般会計補正予算(第2号)」のうち,当委員会所管に係る部分,議案第66号「平成20年度石岡市授産所特別会計補正予算(第1号)」,議案第67号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」,議案第71号「平成20年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)」,議案第72号「平成20年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)」の計5件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,ご一任願いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に「統合保育所整備事業の進捗状況について」を議題といたします。 本件について,執行部から説明を求めます。 こども福祉課長)統合保育所整備事業の進捗状況についてご説明いたします。統合保育所の建設予定地に隣接する福祉作業所につきましては,柿岡下宿地内の市有地に移転改築することで,関係部局などと協議を進めております。本年度の事業につきましては,請負業者選考委員会を経まして,9月1日に建設予定地の境界復元業務について入札指名通知を行いました。統合保育所設計業務については,9月3日にプロポーザルの参加依頼を指名業者に通知したところです。10月中旬にプロポーザル審査会を開き,11月下旬には委託契約締結の後,設計業務に着手し,来年3月中旬には完了の予定で進めております。以上でございます。 菱沼副委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 川村委員)今の場所なんですが,下宿というところは柿岡小学校の脇なのか,それとも柿岡の入り口のところの三角の土地なのか,どちらなんでございましょう。 こども福祉課長)柿岡下宿地内の市有地と申しますのは,前回の教育福祉委員会の際に現地を見ていただきました県道沿いの土地でございます。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 次に,その他の件といたしまして教育委員会より発言を求められておりますので,これを許します。 教育次長)私の方から,8月7日から22日までに実施いたしました市内小中学校の施設整備懇談会につきまして,過日,中学校区ごとの意見概要と参加状況についてご報告させていただきましたが,本日各中学校区ごとの質疑応答内容がまとまりましたので,配付させていただきたいと存じます。 懇談会において多く出された質問,意見としましては,1つは,学校は地域のコミュニティ施設であるというようなこと。2つ目として,統合した場合の通学手段について。3つ目として,統合の具体的な計画はあるのかという点。4つ目として,耐震工事と適正配置の関係をどのように進めていくのかというような提言をいただくことができました。これらを参考に,今後の取り組みといたしまして,懇談会の概要を市報並びにホームページで公表してまいりたいと考えております。また,あわせまして耐震診断結果が出ますので,それに伴います耐震補強の工事の計画を策定し,事業実施を進めてまいりたいと考えております。また,一般質問でもご説明しましたように,検討委員会等を立ち上げ,統合等についての取り組み,これをどのように進めてまいるかの対応も図ってまいりたいというのが,これからの取り組みとしてまいりたいということでございます。以上報告とさせていただきます。 菱沼副委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 川村委員)これは,本会議場でも言われていたことなんでございますが,この小中学校施設整備懇談会質疑応答内容の中なんですが,前島孝元議員が言っていましたように,不都合なことが載っていないのか,それともきちんと録音テープに基づいてこれを落としているのか,その辺のところお伺いしたいと思います。 教育次長)録音しましたテープを反訳しまして,その内容を掲載させていただいております。なお,質問等の名前等につきましては,A,B,Cというようなことで表現させていただいております。以上でございます。 川村委員)わかりました。それからもう1つなんですが,先日の議会の中で市長が答弁なさった,統廃合に関して検討委員会を立ち上げるというお話をされましたけれども,私はもう既に結果はもう見えているはずなんですよ。教育長もそのときご一緒だったはずなんですけれども,適正配置等検討委員会,それからそれに続いての審議会,もう2つとも答申は出ているはずなんですが,その答申を採用するかしないかは彼の勝手なんですけれども,それをしないでまた検討委員会を立ち上げる。またその検討委員会で答申が出ても,これもまた彼がそれを採用するかしないかの問題ですから。前も適正配置等検討委員会を立ち上げましょうといったのは,市長のほうからの依頼だったんですか。それとも教育委員会から是非とも立ち上げたいと,無理をして,ごり押しをしながらそれを立ち上げてしまったのか,その辺のところを聞きたいと思います。 教育次長)前回の検討委員会等につきましては,教育委員会の諮問という形で設立されて教育委員会のほうに報告されたというふうに認識しております。 川村委員)それじゃですね,それを受けて審議会が立ち上がったわけなんですが,それもまた勝手にやったということになるんですか。あれは市長名で審議会を作ってそこへ回したんではなかろうかなと思うんですが。その経過を教えていただければありがたいと思います。 教育次長)ですから先ほど教育委員会からの諮問という形で検討委員会が設置されまして,その諮問を教育委員会のほうに報告されております。教育委員会から市長のほうにも内容を,こういう形で答申がされたということを報告してあるということでございます。 川村委員)ということはですよ,前と同じような結果が出なければ,例えば首を縦に振らないのかなと。今の状況では首を横に振っているわけですから。横に振ってるんだか斜めに振ってるんだかよくわかりませんけれども。首の振り方ひとつとっても,どこかのお菓子屋さんの前に置いてある女の子じゃあるまいし,ポンと頭殴られてクラクラクラクラやってるわけじゃないとは思うんですけれども,しっかりしてもらわなければ,どんな結果を出そうとそれを採用する方が採用しなければしょうがないんですよ。検討委員会を立ち上げるということは,検討委員会の結果が出るまでは誰も文句を言えなくなっちゃうわけですよね。私に言わせれば,悪い言葉で言えば時間稼ぎかなと。ですから,検討委員会を立ち上げるんであれば,何月までに立ち上げて何月までに結果を出して,そして首を横に振るのか縦に振るのか,それを確認をするぐらいの気持ちがないと,この検討委員会を立ち上げても何の意味もなくなっちゃうし。何回やったって同じような答えが出るはずだと私は思ってますので。私も前に出した結果は自負をしておりますので,そんなに変わるはずはないと。若干のズレがあったとしても,大筋では変わらないはずだと思っております。その辺をよく強調していただいて,なおかつそれでもやるのか。やはりもう1回考えていただいてもいいのかなと思っておりますので。まあ教育委員会としても上から言われればやらないというわけにはいかないと思いますが,やるんであればせめていつまでに立ち上げて,何月までには結果を出すと,それだけを強調していただけるのかなと思っておりますが,いかがなもんなんでしょう。 教育長)今の件につきましては,耐震診断の結果も3月までに出ますので,その前あたりを想定して。前回は議員さん方代表,PTA関係とかだったんですが,今回はほかの市町村の様子も聞いたところ,やはり市長部局の中で財政とか,建設とか,しかるべき政策的判断に関わる方,そういう者を入れながら,さらに具体的なシミュレーション等がありますので,遅くとも来年3月以前にはそういう形を作って市長のほうにいろいろご相談申し上げていきたいなと思っております。以上です。 川村委員)私は耐震と統合とは別問題だと思ってるんですよ。地震と少子化を一緒にすること自体がおかしいんですよね。ただ時期が今一緒になっていることは確かだと思いますよ,どっちを早くしようかと。ただしゆくゆくは統廃合をしなくちゃいけないわけですから,その試案ができていなくちゃいけないと思うんですよ。それでもなおかつ手をかけるかかけないかは考えるべきであって,実際に統合すべきものは統合すべきだと私は思っておりますので,急に子供たちがそこからぱっと降ってわいたように出てくるはずがないんです。0歳から7歳までも既にわかっているわけですから。それが順次来るはずですから,そんなに変わるものではないかなと。順次来るものと,突発的に起こる地震とは,これは全然別問題でやっていただかないと。ですから地震が起きて壊れるなら,身の危険があるなら直さなくちゃいけないし。それで統廃合は別な形でやるべきだと私は思っておりますので,その辺のところをよく考えていただいて,統廃合はきちっと形を作っていただかないと,あとでやはりお金を余分にかけるということになってしまうのかなと思っておりますのでお願いしたいと思います。それじゃもう1度確認しますが,来年の3月前に結果が出てくるということでよろしいんですね。 教育長)説明でいくらか不明瞭な点があったかと思うんですが,3月前に検討委員会を立ち上げまして,そういう統廃合のシミュレーションを考慮に入れた案を作っていきたいと思っております。 川村委員)それじゃいつその結果が出るといったら,できないで合併特例債終わっちゃいますよ。これは統廃合をしないために,手練手管じゃありませんけれども,やっているとしか考えられないですよね。これは最終的な結論を何年何月に出すと。その目安がなくて3月までには立ち上げます。それで結果はいつ出るかわかりません。それは私は納得いかないですね。皆さんもたぶん納得いかない方がいらっしゃると思います。だったら私は検討委員会を立ち上げるというのは絶対反対します。そのタイムラグが生きちゃいますから。 教育長)今,川村委員からあった意見についても早急に市長と相談して方向付けを考えていきたいと思います。3月までに当然案的なものも,川村委員が指摘する通りなんで,検討委員会を立ち上げると同時に中身も事務レベルで検討しながら考えてきたいと思っております。以上です。 川村委員)私ばかり怒っていてもしょうがありませんので,ほかの委員の方にも怒る権利を差し上げますので,きちんとした討論をしていただければ。私はあきれて,これで終結させていただいてほかの方に譲ります。 菱沼副委員長)暫時休憩します。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 櫻井委員)教育委員会のほうから先日8中学校学区で行なわれた懇談会の質疑内容等について,ご配付いただきました。内容等を見ますと,昨日の議会等であったようにすべては網羅されていないなというようなところがあります。その中でも,私は南中学校学区,4ページの市民Bという真ん中あたりの部分なんですけれども,この部分について特に保護者の方の意見が印象深く残ったんです。それは,ここでは簡略になっていますけれども,そのときの事情を申し上げますと,県北の中学校ではたった1人の卒業式というようなことで,マスコミ等が美談的に取り上げるけれども,それは子供の環境にとってはあまりに残酷だというようなお話がありました。大人の都合,地域の都合でコミュニティとか歴史,それも大事なんですけれども,果たして子供の立場になったとき,どちらが大切なのかな,というような意見がありました。私はこれがそうだなと思うんです。これまで財政面だけで物事を話してきた嫌いがあるんですけれども,やはりそれだけではだめだなと感じましたよね。もちろん地域の方を説得していく上でも,財政面だけの話をしていては説得できないんです。以前にも言いましたけれども,朝日小が小桜小に統合するとき,その話は一切禁句だと。教育環境をこうしましょうああしましょう,送迎はこうしましょうというようなことから,地域の人じゃなくて,PTAとか保護者をまず最初に説得したんです。そういう経緯もあって,旧八郷地区においてはそういう土壌がもう根付いているんです。ですからこの懇談会の中でも父兄の方の大方の意見は統廃合しても仕方ないよと。もう覚悟しているよという意見が多かったと思うんです。ですから,耐震化も必要でありますけれども,耐震化と同時に以前から申し上げておりますとおり,できるところから統廃合ということをやるべきだと思うんですよね。 あと先日の一般質問等で八郷高校の廃校後の跡地について質問した中で,統合中学校の話を申し上げましたけれども,私は現柿岡中学校の跡地を利用することが最善の策だなと考えております。これは八郷4中学校は体育館が耐震化されておりますから,どこでも使えるわけです。ですからあそこへ仮に柿岡中と南中を統合して,あそこでやっていただくと。園部地区というのは人口がこれからどんどん増える地区なんですよ。調整区域でもない,無指定地区ですから,農振の網だけが掛かっているだけですから。人口が増える要素は交通体系を見ても十分増えていくんですよね。そういうことを考えれば,園部中学校は校舎,体育館ともに耐震化されているわけですから,園部中を活用して有明中との統合というようなことも考えられると思うんですよ。これまでに請願という形で柿岡と有明というような話もありましたけれども,それは考え方です。そういうことも含めて考えられると思いますので,私は現在ある耐震化されている施設を利用すれば,そんなに時間かかる問題ではないと思うんですよね,できるところからやれば。それは教育委員会でできないのであれば,トップの判断になると思うんですよ。最終的にはそこにいくと思うんですけれども。 小学校についてもいろいろあります。たぶん八郷の学校関係の耐震化率というのは,八郷地区だけでいえば60%から65%ぐらいの耐震化率はいくと思うんですよね。ですからそういうものを,小学校の統廃合についても,もう答えは簡単に出ると思うんですよ。ここでは申し上げませんけれども,よくその辺を検討していただいてやっていけば教育環境の整備とかそういう問題を考えていくだけでできると思いますので,その辺はいつまでも検討委員会,検討委員会というようなことで,私は逃げているなという感じはするんですけれども。積極的に推進していただきたいと思います。 あと,八郷高校に関してなんですけれども,高校という校舎でありますけれども,あれを増築するような考えの中で,ひとつの統合小学校も考えられるなと思っております。南中は新しいからそれを再利用という考え方もあるんでしょうけれども,南中学校は普通教室が小学校としては足りないというようなお話も聞きましたけれども,あれは増築できるようになっていると思うんです。何のために脇に駐車場がとってあるか,グランドの上に二段になっているね。その辺のところも考えれば増築も可能です。八郷高校も増築すれば統合小学校としての利活用が考えられます。これは市としてはそういうことを考えていないというのは,本当にこの間も言いましたけれども愚策です。今不動産価格が低迷している中で,あれを今県から取得しておかないというのは,財政上も不利になると思いますよ。あとで有利になると思います,何らかの形で。財政面で大変だといいますけれども,空く場所,それはまた違う面で,公有財産の処分でも何でもいいんです。民間に払い下げる。それは今後の課題でしょうけれども,そういうことも考えていけば財政負担も軽減されると考えられますので,その辺は積極的に躊躇なくやるべきだなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 教育長)確かに地域の方の意見も確かに大切なんですが,現在関わっているPTA,保護者の方々のご要望が非常に大事に受け止めております。子供人数によってのクラス編成,1人,5人とか,今回は3人のクラスも出ていたわけですが,旧八郷,葦穂小ですが。そういった児童生徒の人数に合わせて前回の検討委員会では,そういう児童生徒の人数を大事に計算しながらいろいろレイアウトした経緯があったかと思うんですが,今,櫻井委員が言われた子供が学校義務教育,小学校6年,中学校3年の中でどういう環境で学校生活を送っていくか,それが一番大事な条件だということで考えておりますので,そういった懇談会に出た意見なども大事に受け止めて対処していきたいなと思っております。シミュレーションについてもできるところからということなんで,そういったことも受け止めて,できるだけ早い段階でシミュレーションを作っていかなくてはならないかなと考えております。 また,八郷南中のことも出たんですが,確かにあそこの場合には中学校6学級ということを想定してできたので,小学校にする場合には12クラスぐらいが普通なんですが,6学年2クラスということで12クラスが大体の基準になっているわけですが,校舎の増改築については今言われたことで対応できるかと思います。今後,そういった面も考えながら教室環境についても配慮していかなくちゃならないかなと思っております。 柿岡中と八郷高校,統合がらみについては,意見を尊重し考えながら対応していかなくちゃならない。そういうふうに考えております。 菱沼副委員長)暫時休憩します。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 川村委員)私も前の適正配置等検討委員会の一員でもありましたので,できましたらいくつといくつを何個に減らすという話はさせていただいていたはずなんですが,あのときにもどこの学校をどこに移すじゃなくて,全部学区を見直しながら,それで統廃合を考えるべきだろうという話をさせていただいていたんですよ。ですから今回も確かに中学校が4校,小学校が8校という形が出てますけれども,それにこだわらずに,要するにここは統合しなければ生徒たちがかわいそうだろうというものが出てくるというような形になってきて,それで建て替えという必要性ができたら,それをまず3つを1つとか,2つを1つということじゃなくて,順次そういうものが出て行きながら一番最初に考えられていた学区とか,統廃合のプランニングを大事にしながら,一遍にやる必要はないわけですから,それをガイドラインとしてその中で1つでも2つでも先に合併をしていくと,ですから3つを一遍に合併させることなく1つから順次やっていくとか,そういう形が意外といいんではないかなと思っているんですが。あまり堅苦しく統合,統合といわなくてもいいのかなと。やはり時間をかけていかないと,うまくいかないことであって。私が思うのは,統廃合をしなければいけないんですよというのは先に住民に知らせるべきかなと。ただ統合の時期はいつになるんだというと,また難しいこともありますので,機を熟しながら,校舎の度合いを見ながらやっていくべきなのかなと思っておりますが,その辺のところはいかがなもんなんでございましょう。 教育長)今,川村委員から頂戴しましたご意見を大事に受け止めて,学区の見直し,学区審議委員会も立ち上げたところですので,地域的には,学校のゾーン的にはそういう見直しをする部分も当然対象地区がありますので,統廃合のプランニングを早急に作成していく努力をしていきたいと思います。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 教育委員会関係で,ほかに発言はございませんか。 教育総務課長)私のほうから,2点ほどご連絡いたします。前回の常任委員会でお話しました東小学校の住民説明会が8月25日,午後7時より東小学校の図書館で,PTAの役員が6人,学校に隣接する住民の方々が10人,学校関係者3人の合計19人の方々が集まり,東小学校の改築に伴う第2回住民説明会を行なってまいりました。 主な議題は,改築計画案T案,敷地南側に建物をつなげた典型的なグランド配置構成と,U案,敷地西側に建物を集約したコンパクトな配置構成の説明を行い,保護者,地域,学校関係者から質問,意見,要望をお聞きしてまいりました。 質問,意見,要望等の主な内容ですが,学校に隣接する住民からは,「学校の校門はどこですか」,「東側のグランドレベルはどうなるのか」,「現状では砂塵がひどい」,「周りの囲みはどうするのか」,「緑地は平面図の網掛けの部分ですか」というようなご質問。また「建物の高さはどのくらいになりますか」,「電波障害は大丈夫ですか」,「学童保育の床面積はどのくらいですか」,「体育館の高さはどのくらいか」というような質問,要望がありました。 PTA,保護者からは,U案の敷地西側に建設のほうが子供たちにとって優位性が高いように思うという全員の考えでありました。また,防犯については,現在開かれた学校とかいろいろあります。そういう中で,学校の校庭を開くべきか閉じるべきか,近隣の皆さんにご意見をお聞きしたいということで,そこでいろいろ論議がなされました。などの意見がありました。 学校からは,「T案,U案の工事期間中のグランドはどのくらい確保できるか」などの質問がありました。 そしてその住民説明会の中で要望になりますけれども,PTA,学校ではU案,敷地西側に建設で要望しており,近隣住民の方々は環境を重視した要望となりました。以上,8月25日に行いました東小学校改築に伴う第2回住民説明会の内容でありますが,今後の住民説明会は,今回の住民説明会を教育委員会に報告し,建物の配置が決定し次第,立面図を作成しまして,最終住民説明会を実施する予定でおります。東小学校住民説明会は以上でございます。 続きまして,お手元にご配付しました石岡市立小・中学校の耐震診断委託料,8月29日,午後1時から5時ぐらいまでかかったんですが,耐震対象校18校の委託契約,右側に請負業者が列記されております。なお,18校の合計の金額でありますが,当初予算が2,376万円。6月補正で1億2,982万7,000円の補正をいただきまして,合計で1億5,308万7,000円の予算でありましたが,くじでの入札の希望価格ということで,95%から98.9%の間の予定価格が税込みでありまして,18校の合計が1億2,835万2,000円でありました。札による税込みの請負価格が,合計では1億2,081万3,000円ということで,そういう形で無事終了いたしました。先ほど次長の方からご答弁がありましたように3月末までにはこの結果が出てきますので,4月ぐらいには公表しながら報告したいと思います。以上です。 菱沼副委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 櫻井委員)東小学校の件ですけれども,ただ今第U案ということで説明を受けたんですけれども,図面を見た限りではT案のほうがすっきりしているのかなというような感じも個人的にはいたします。その中で,これは案の中にはないようですけれども,今後せっかく新しく学校を造るのであれば,今つくば市とかいろんなところで実施しているんですけれども,校庭全部に芝を張るという方式,あれはだいぶ情緒教育とか,子供が元気に跳ね回って裸足で歩くとか,何かいい効果が出ているんだということも伺います。せっかく造るんだったらそういうことも考えてもいいのかなと思うんですけれどもいかがでしょうか。 あとこちらの耐震診断委託料なんですけれども,拝見しますところ何社か自社ではできない設計会社があるのかなと見受けられます。これは検査を下請けに出すんだと思うんですね。であればもっと地元の業者ができたのかなと思うのと,予算いくらあるからその枠の中に収まればいいという考え方が,この落札率の中に働いているのかなという感じもするんですね。市報等にも工事等について,小さい工事ですが100%というやつも見受けられるわけですよ,内容はわかりませんけれども。やっぱり市民の税金ということを考えたときは,その辺を考えるべきだなと。これ以上はくわしくは言いませんけれども,考えるべきだなと私は思いますよ。今後も校舎建築等を含めてやっていけばプロの目から見てはおかしいよということはいっぱい出てきちゃいますから,その辺は市民の税金,大切な財源だということを考える時期に入っていると思うんです。その辺について何かご答弁があればお願いしたいと思います。 教育総務課長)東小学校のU案ということなんですが,我々も同席してましたので,住民の方々も,学校,PTAがU案が好ましいということだったんですが,T案のほうで意見がございますかということで,再度聞きましたところ,T案という方はおられませんでしたので,一応住民説明会の要望としては,U案で上のほうに上げていきますということで。ただ決定ではないということで申し上げました。 また,芝生の件でございますが,ちょうど10年ぐらい前に今櫻井委員が言われましたものが,学校関係に浸透しまして,つくばの学校ではずいぶん芝生の対応をした経過がございます。ただ,管理ですね。必ず雑草が入ってきますので,管理を誰がするのかということになりますと,学校の先生の領域を超えてますので,そこに委託業務の部分が入ってきまして,これが膨大な金額になると。そういう中で,現在は学校建設に伴いまして全面芝生のグランドというのは,ここ何年かは聞いていない状況であります。ただそういうのも含めまして,実施設計のグランド造成の中では考えていきたいかなと思います。 もう1点,今回の入札の診断業務委託でございますが,石岡の業者があまり入っていないだろうということなんですが,指名参加を出している石岡の設計屋さんは9社ございました。その9社すべてがこの委託に入りまして,そのうち1社が辞退しましたが,合計8社で臨みました。実際取れなかった市内の設計屋さんは1社でございます。7社の市内の設計屋さんが実際には委託になるということでございます。なお,構造計算はみんな委託だろうということですが,確かに耐震診断をやりますと,構造計算が出てきます。この構造計算は,茨城県で15人から20名しかいないということで,これは当然集中するのかなということなんですが,そういうことも当然内容の中には入っておりますので,そういうことでご理解をいただきたいかなと思っております。 菱沼副委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,この件については以上で終結いたします。 次に,保健福祉部より発言を求められておりますので,これを許します。 社会福祉課長)社会福祉関連で1つご報告をさせていただきます。毎年11月に,石岡市の戦没者追悼式を開催しているわけですが,本年は石岡市民会館におきまして,11月7日,金曜日でございます。午前10時30分から挙行いたしますので,議員の皆様には来週中にでも開催についてのご案内を送付させていただきますので,どうぞよろしくお願いしたいと思います。 また,市議会議長であります久保田健一郎様には,追悼の辞を捧げていただき,献花もいただきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。 こども福祉課長)こども福祉課から,次世代育成支援地域行動計画の実施状況につきましてご報告申し上げます。委員の皆様方のお手元に「平成19年いしおか子育て夢づくり応援プラン実施状況」をお配りさせていただきました。この次世代育成支援地域行動計画は,次世代育成支援対策推進法によりまして,毎年少なくとも1回実施状況を公表しなければならないとされておりますので,このたび平成19年度の実績と,平成20年度の実施見込みを取りまとめ作成したものでございます。市民への周知方法につきましては,10月1日号の市報に掲載するほか,市のホームページにアップして公表する予定でございます。計画の中に盛り込まれました事業は,平成19年度に1事業を減じて,152事業となっております。本年度におきましても各事業を見直し,1事業について名称変更を行なっております。この152事業のうち,目標値を達成している事業は,昨年度の25事業から2つ増えまして27事業に。また目標値には達しておりませんが実施中の事業が,117から2つ増えまして119事業に。事業化を検討中という事業が7から4事業に減少いたしました。次世代育成支援地域行動計画の実施状況の概要につきましては,以上の通りでございます。 また,黄色の表紙の「子育てガイドブック」についても,出来上がりましたのでご配付させていただいております。これは,裏表紙をご覧いただくとおわかりになると思いますが,市内の子育てサークルの方々で,子育て真っ最中のお母さんたちの手作りとなっております。以上でございます。よろしくお願いいたします。 菱沼副委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ないようですので,次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 本委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 暫時休憩いたします。 − 休 憩 − 菱沼副委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 次に,所管事務に関する管外調査の件を議題といたします。 お諮りいたします。 当市では,現在小中学校の適正配置に係る統廃合の問題につきまして検討がなされており,この件に関しては,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施してはどうかと考えているところであります。 そこで,この際お諮りいたします。 小中学校の適正配置に係る統廃合の問題並びに福祉施策における先進事例等につきましては,委員派遣による管外調査を実施いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認めます。 さらに,お諮りいたします。 調査都市,調査案件,及び実施期日につきましては,お手元に配付いたしました委員派遣承認要求書の案に示すとおりとし,本案文をもって委員会条例第32条の規定に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 さらにお諮りいたします。 この際,当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼副委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。 |