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議会中継
  


 第11回委員会 (3月13日)
出席委員 菱沼和幸委員長,川村良一副委員長,久保田健一郎委員,関町芳弘委員,櫻井信幸委員,池田正文委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(金子重夫),保健福祉部次長(足立健造),次長兼福祉事務所長(石井洋一),参事兼高齢福祉課長(山本敬司),社会福祉課長(佐子川祐治),介護保険室長(黒崎輝夫),こども福祉課長(冨田雅博),保険年金課長(高野喜市郎)
【教育委員会】

教育長(石橋 凱),教育次長(土師照夫),参事教育総務担当(大図哲雄),参事学校教育担当(藤枝一成),教育総務課長(広瀬峰昌),学校教育課長(冨田英次),生涯学習課長(伊野忠好),文化振興課長(岡野光弘),学校給食課長(小松崎孝光)
議会事務局 議事法制課係長(中山善正)



菱沼委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書の順に進めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 はじめに,議案第15号「平成20年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」のうち,当委員会の所管に係る部分,議案第16号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」,議案第19号「平成20年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第2号)」,議案第21号「平成20年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第3号)」,議案第22号「平成20年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)」,議案第23号「平成20年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」の計6件を一括して議題といたします。
 本案について,執行部より説明を求めます。

社会福祉課長)社会福祉課関係で提案しております補正予算関係について,ご説明をさせていただきたいと思います。補正予算書の4ページをお開き願います。第2表,繰越明許費,上から2番目でございます。民生費,社会福祉費,在宅心身障害者福祉作業所建設事業4,937万1,000円についてですが,今回の3月補正で計上させていただきまして,全額繰り越しをいたしまして,21年度に建設をいたします。内容につきましては,歳入歳出でご説明させていただきたいと思います。
 それでは歳入の36,37ページをお開き願いたいと思います。国庫支出金,国庫補助金,総務費国庫補助金,総務管理費補助金の地域活性化・生活対策臨時交付金2億6,572万4,000円についてご説明をいたします。これは地方公共団体が積極的に地域活性化等に取り組むことができるように,平成20年度の今回の国の第2次補正予算において,交付金制度が創設されました。この交付金制度の中の生活安心確保対策における障害者支援の拡充で福祉作業所の建設事業が交付金に該当するため,今回の補正予算となりました。作業所建設分4,937万1,000円ですが,全額国からの10分の10の交付金で賄えることになりました。内容につきましては,歳出でご説明させていただきます。
 44,45ページをお開き願いたいと思います。中ほどの民生費,社会福祉費,障害者福祉費,在宅心身障害者福祉作業所建設事業4,937万1,000円についてご説明させていただきます。現在の場所に統合保育所が建設されることに伴いまして,福祉作業所「ゆり」を移転し,新たな場所に新築するための建設費用でございます。最初の手数料15万円についてですが,建設に伴う引っ越しと,建築確認申請手数料,建築完了検査手数料でございます。続きまして設計委託料333万9,000円と工事監理委託料181万7,000円についてご説明をさせていただきます。基本工事費から庁舎及び共同住宅等の建築種類として算出をしたものでございます。続きまして測量・調査等委託料30万円についてご説明させていただきます。これは境界復元作業に対する経費でございます。その次の在宅心身障害者福祉作業所建設工事4,276万5,000円についてご説明させていただきます。木造平屋建てで建築延べ面積約200平米。工事内容ですが一式で4,376万5,000円ですが,建物工事2,840万円,電気設備工事252万円,給排水衛生設備工事207万円,冷暖房設備工事150万円,あわせて大体344万9,000円。それから外構造成工事で500万円,上の部分に対して消費税が約197万4,500円。物置,倉庫建設で70万円。下水道公共ます設置で60万円でございます。続きまして下の施設用備品90万円についてご説明させていただきます。これはミーティングテーブル,イス,ガス給湯器,鏡,ミシン,スチール整理棚,保健室用ベッド等でございます。その下の下水道受益者負担金10万円についてご説明いたします。これは下水道受益者負担に対する条例施行規則第9条第2項により75%減免されますが,基本的に40万円ですが,75%減免で10万円ということになっております。
 続きましてまた戻っていただきまして歳入関係で,36,37ページをお開き願いたいと思います。中ほどの国庫支出金,国庫負担金,民生費国庫負担金,生活保護費負担金,生活保護費国庫負担金精算金2,426万6,000円ですが,これは平成19年度の生活保護事業の精算金でございます。その次の同ページの国庫支出金,国庫負担金,民生費国庫負担金,社会福祉費負担金,障害者自立支援給付費負担金1,271万1,000円と,同ページの下から2番目,県支出金,県負担金,民生費県負担金,社会福祉費負担金,障害者自立支援給付費負担金635万5,000円についてご説明をさせていただきます。これは障害者自立支援給付費負担金で,国2分の1,県4分の1の負担金でございます。内容につきましては歳出で説明させていただきたいと思います。また44,45ページをお開きいただきたいと思います。中ほどにございます民生費,社会福祉費,障害者福祉費,障害者自立支援給付事業,障害者自立支援給付費2,542万4,000円についてご説明させていただきます。先ほどの国,県の歳入はこの部分に対しての2分の1,4分の1でございます。障害者自立支援給付事業でございますが,自宅で介護を受けることが困難な障害者への介護サービスの提供や,障害者の自立促進のための就労支援や機能訓練のサービス提供は,障害者の自立した生活に大きく寄与することになりますが,平成20年7月に施行された利用者負担額の軽減や制度内容の周知,広報及び相談支援の充実によるサービス利用の増に伴い補正をお願いするものでございます。
 続きまして38,39ページをお開き願いたいと思います。県支出金,県補助金,民生費県補助金,社会福祉費補助金,障害者自立支援特別対策事業補助金26万3,000円についてご説明させていただきます。これは障害者自立支援特別対策事業補助金,県の10分の10の補助でございます。内容につきましては,これも歳出のほうでご説明をさせていただきたいと思います。44,45ページお願いしたいと思います。民生費,社会福祉費,障害者福祉費,障害者自立支援給付事業の障害者自立支援システム改修委託料26万3,000円についてご説明させていただきます。これも先ほどの10分の10で歳入と同額でございます。これは21年4月に予定されている障害福祉サービスの報酬が改定されます。その改定に伴いまして福祉サービス支給決定システムの改修でございます。
 46,47ページなんですが,先ほどの生活保護費の精算金でございます。補正予算の財源でございますが,国庫支出金2,426万6,000円が入るということで,一般財源が減になってございます。以上でございます。

参事兼高齢福祉課長)私のほうから高齢福祉課関係の補正予算についてご説明申し上げます。一般会計の補正予算書は事項別明細書の44,45ページでございます。補正予算の内容でございますが,歳入で45万円の補正増,歳出で309万円の補正増と237万1,000円の補正減をするものでございます。44,45ページの歳出からご説明申し上げます。歳出費目はすべて(款)民生費,(項)社会福祉費,(目)老人福祉費でございます。高齢者等支援事業の125万6,000円の補正減につきましては,高齢者の集いの祝品の購入に際する入札により生じた不用額を補正するものでございます。当初記念品代で270万5,000円を計上しておりましたが,支出済額が144万9,000円となりましたので,125万6,000円を補正減するものでございます。次に,老人日常生活用具給付事業の111万5,000円の補正減につきましては,緊急通報システムの家庭用端末機設備について,既存機器の利用に努め,備品の新規購入を抑えたことによる不用額を補正するものでございます。当初備品購入費で343万2,000円を計上しておりましたが,支出見込み額が231万7,000円になりましたので,111万5,000円を補正減するものでございます。次に老人保護措置費の309万円の補正増につきましては,老人福祉法第11条に基づく,養護老人ホームへの措置人数と措置費の単価が当初の見込みより増えたことで生じた不足額を補正するものであります。当初4,417万7,000円を計上しておりましたが,支出見込み額が4,726万7,000円となりましたので,309万円を補正増するものであります。続きまして36,37ページの歳入についてご説明申し上げます。(款)分担金及び負担金,(項)負担金,(目)民生費負担金の社会福祉費負担金の45万円の補正増につきましては,老人福祉法第11条による入所措置を受けた入所者等の自己負担金である老人保護措置費負担金の歳入見込み額が増えたことによる補正でございます。当初323万8,000円の予算を計上しておりましたが,歳入見込み額が368万8,000円になりますので,45万円を補正増するものであります。
 次に介護保険特別会計補正予算についてご説明申し上げます。110,111ページの歳出からご説明を申し上げます。補正予算の内容でありますが,歳入歳出それぞれ3,346万5,000円の補正減をするものでございます。歳出費目は,(款)地域支援事業費,(項)介護予防事業費,(目)介護予防特定高齢者施策事業費,(節)委託料でございます。まずはじめに生活機能評価業務委託料でございます。当初受診者数を1万9,400人で見込んでおりましたが,4,794人の実績見込みとなったこと及び委託料の医療機関健診分の単価を当初6,700円で見込んでおりましたが,5,250円での委託となったことにより生じた不用額を補正するものであります。当初3,894万9,000円を計上しておりましたが,支出見込み額が884万4,000円となりましたので,3,010万5,000円を補正減するものであります。それから生活機能チェックリスト問診業務委託料でございます。当初集団特定健診時に問診を行う予定で委託料で336万円を計上しておりましたが,初年度であり,また制度が大きく変更となって間もないことから健診会場での混乱が予想されたために,対象者にチェック表を事前に送付しておきまして,当日は保健師も対応することとしたため委託料が不用となりましたので,336万円を減額するものでございます。
 続きまして108,109ページの歳入についてご説明申し上げます。(款)国庫支出金,(項)国庫補助金,(目)介護予防事業交付金において836万6,000円。(款)支払基金交付金,(項)支払基金交付金,(目)地域支援事業交付金において1,037万4,000円。(款)県支出金,(項)県補助金,(目)介護予防事業県交付金において418万3,000円。同様に(款)繰入金,(項)一般会計繰入金,(目)介護予防事業費繰入金において418万3,000円。(款)繰入金,(項)基金繰入金,(目)基金繰入金において635万9,000円。合計3,346万5,000円をそれぞれ補正減するものであります。続いて一般会計補正予算書の45ページになりますが,(款)民生費,(項)社会福祉費,(目)老人福祉費において繰出金418万3,000円を補正減するものでございます。これは先ほど説明いたしました歳出の減に伴う補正でございます。
 続いて介護サービス特別会計補正予算についてご説明申し上げます。113,114ページでございます。内容でございますが,歳入歳出それぞれ2,076万7,000円の補正増額をするものでございます。続きまして事項別明細書の116,117ページの歳入からご説明申し上げます。歳入費目は(款)サービス収入,(項)介護給付費収入,(目)施設介護サービス費収入でございます。これにつきましては,特別養護老人ホームのぞみの指定管理者に対しては,石岡市で歳入処理された特別養護老人ホームのぞみの介護サービス費収入を指定管理料として支払うことになっております。特別養護老人ホーム介護サービス費収入につきましては,当初1億4,143万9,000円を計上しておりましたが,介護サービス費収入が当初見込んでいた金額より増えたため,支出見込み額が1億5,344万6,000円となりますので,差額の1,200万7,000円を補正増するものであります。また,短期入所生活介護サービス費収入につきましても,当初3,267万9,000円を計上しておりましたが,同様に介護サービス費収入が当初見込んでいた金額より増えるため,支出見込み額が4,143万9,000円となりますので,差額の876万円を補正増するものであります。
 続きまして118,119ページの歳出についてご説明申し上げます。(款)サービス事業費,(項)施設介護サービス事業費,(目)施設介護サービス事業費において2,076万7,000円を補正増額するものであります。これは先ほどご説明いたしました歳入の増に伴う補正であり,特別養護老人ホームのぞみの介護サービス費収入を指定管理料として支払うものでございます。当初2億845万5,000円を計上しておりましたが,支出見込み額が2億2,922万2,000円となりますので,不足額の2,076万7,000円を補正増額するものでございます。以上でございます。

介護保険室長)議案第21号「平成20年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第3号)」,介護保険室所管のほうをご説明申し上げます。108,109ページをご覧願います。歳入歳出3,961万2,000円の増を計上いたしました。最初に歳入でございますが,平成20年10月30日に新たな経済政策に関する政府与党会議,経済対策閣僚会議合同会議により決定された生活対策において,介護報酬改定等により介護従事者の処遇改善を図ることとしつつ,それに伴う介護保険料の急激な上昇を抑制することとされたことを踏まえ,当該対策に係る財政措置として,介護従事者処遇改善臨時特例交付金が平成20年度に補正予算により3,933万9,000円交付されることになりました。(款)国庫支出金,(項)国庫補助金,(目)介護従事者処遇改善臨時特例交付金としてこれを受け入れるものでございます。また,(款)国庫支出金,(項)国庫補助金,(目)介護保険事業費補助金13万6,000円は介護報酬改定に伴うシステムの改修費の補助金になります。次に,(款)繰入金,(項)一般会計繰入金,(目)一般会計繰入金13万7,000円は,システム改修費補助額を減じた負担分を一般会計から繰り入れるものでございます。
 次に歳出でございますが,110,111ページをご覧願いたいと思います。(款)基金積立金,(項)基金積立金,(目)介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金3,933万9,000円ですが,歳入で受けました介護従事者処遇改善臨時特例交付金は,介護報酬改定に伴う保険料の上昇を段階的に抑制する措置を講じることとし,21年度は改定による上昇分の全額,22年度は上昇分の半額について被保険者の負担を国費により軽減するため,基金として積み立てします。基金の処分については,石岡市が行う介護保険に係る第1号被保険者の介護保険料について,平成21年4月施行の介護報酬の改定に伴う増加額を軽減するための財源と介護保険料の軽減に係る広報,啓発,介護保険料の賦課徴収に係る電算処理システムの整備に要する費用,その他当該軽減措置の円滑な実施のための準備経費等の財源に充当いたします。次に,(款)総務費,(項)総務管理費,(目)一般管理費,システム基準改定等委託料27万3,000円ですが,21年4月1日からの介護報酬改定に伴い,システムの改修が必要となったために改修を行う経費でございます。
 次に45ページをご覧願います。歳出のほうで(款)民生費,(項)社会福祉費,(目)老人福祉費,(節)繰出金,特別会計繰出金,介護保険特別会計職員給与費等繰出金13万7,000円ですが,平成21年4月1日からの介護報酬改定に伴いシステムの改修が必要となったため,改修を行う費用の国庫補助金の残額を一般会計から繰り出すものでございます。以上でございます。

こども福祉課長)こども福祉課関係の一般会計補正予算についてご説明いたします。4ページになります。第2表,繰越明許費になります。款・民生費,項・児童福祉費,事業名・児童福祉施設整備費助成事業5,892万円についてご説明いたします。これは児童福祉施設整備事業費助成事業の保育所整備費補助金になります。この補助金は八郷地区に建設される民間保育所に対する国と市の補助金でございます。このたび翌年度に繰り越しする5,892万円については,社会福祉法人緑の郷福祉会が開設する保育所の補助金で,内訳につきましては国補助金3,928万円と市の補助金1,964万円でございます。繰り越しの理由につきましては,昨年9月24日に保育所建設工事の入札を実施しましたところ入札が不調となりまして,建築面積を減らすなど設計の見直しや建築確認申請等の諸手続きの後,11月27日に再度入札を実施した結果,工事着手時期が遅れてしまい,今回繰り越しをお願いするものでございます。
 次に1つ下の子育て応援特別手当支給事業4,343万5,000円についてご説明いたします。子育て応援特別手当については,平成20年10月30日に新たな経済政策に関する政府与党会議,経済対策閣僚会議合同会議においてまとめられた生活対策の一環といたしまして,多子世帯の幼児教育期の子育て負担に配慮する観点から平成20年度の緊急措置として,平成20年度において小学校就学前3年間に該当する子であって,第2子以降の児童1人当たり3万6,000円を支給するものでございます。当市の支給対象児童は1,148人を見込み,手当ての支給総額は4,132万8,000円を見込んでおります。今回事務費210万7,000円を含め4,343万5,000円について繰り越しをお願いするものでございます。なお,手当の支給に関する事務につきましては,企画課所管の定額給付金給付事業と連携をとりまして支給事務の準備を進めているところでございます。
 続きまして36,37ページの歳入についてご説明いたします。(款)分担金及び負担金,(項)負担金,(目)民生費負担金,(節)児童福祉費負担金の保育所運営費負担金現年度分1,500万円,過年度分350万円につきましては,当初予算における保育料の収納率を現年度分95%,過年度分10%と見込んで算出いたしましたが,当初見込んだ以上の収納率となりまして増額するものでございます。また,管外受託分負担金1,200万円につきましては,ほかの市町村から市内の公立保育所に入所している児童の保育料収入でありまして,受託市町村が当市へ支払うものでございます。これにつきましては受け入れ児童数が増えたため増額するものでございます。次に(項)国庫負担金,(目)民生費国庫負担金,(節)児童福祉費負担金の保育所運営費負担金713万5,000円の減額につきましては,当初予算で見込んだ入所児童の伸び率が少なかったため,減額するものでございます。被用者児童手当負担金1,097万6,000円の減,非被用者児童手当負担金302万8,000円の減,特例給付負担金117万円の減,被用者小学校修了前特例給付負担金354万7,000円の減,非被用者小学校修了前特例給付負担金516万1,000円の減につきましては,当初予算で見込んだ受給者数の減に伴いまして減額するものでございます。児童扶養手当負担金179万1,000円の減につきましては,当初予算で見込んだ受給者数の伸び率が少なかったほか,年3回の定時の支払いも完了しており,20年度の決算見込み額により減額するものでございます。次に,(項)国庫補助金,(目)民生費国庫補助金,(節)児童福祉費補助金の子育て応援特別手当交付金及び事務取扱交付金になります。先ほど繰越明許費におきましてご説明いたしました国の補助金になります。子育て応援特別手当交付金4,132万8,000円につきましては,支給対象児童1人につき3万6,000円を支給する支給見込み額で1,148人を見込んでおります。子育て応援特別手当事務取扱交付金210万7,000円につきましては,支給児童数に応じて交付される事務経費でございます。次に(款)県支出金,(項)県負担金,(目)民生費県負担金,(節)児童福祉費負担金の保育所運営費負担金356万7,000円の減になります。これにつきましては,先ほどの国庫負担金と同様に当初予算で見込んだ入所児童の伸び率が少なかったため,県負担金が減額となるものでございます。
 次は38,39ページになります。被用者児童手当負担金137万2,000円の減,非被用者児童手当負担金302万8,000円の減,被用者小学校修了前特例給付負担金354万7,000円の減,非被用者小学校修了前特例給付負担金516万1,000円の減につきましても先ほどの国庫負担金と同様に当初予算で見込んだ受給者数の減に伴いまして,県負担金も減額となるものでございます。次に(項)県補助金,(目)民生費県補助金,(節)児童福祉費補助金の県特別保育事業費補助金139万9,000円の減額になります。事業種目には一時保育事業,休日保育事業,病児・病後児保育事業がありまして,この事業に取り組む保育園や実施人数の減,補助基本単価の減に伴う減額でございます。次の保育サービス支援事業費補助金117万6,000円の減額につきましては,民間保育所保育士増員事業及び民間保育所乳児等保育事業の実施園に対する補助になりますが,これにつきましても補助基本単価の減に伴う減額でございます。
 続いて44,45ページの歳出についてご説明申し上げます。(款)民生費,(項)児童福祉費,(目)児童福祉総務費の保育支援関係経費418万2,000円の減額になります。内訳の県特別保育事業費補助金182万8,000円の減,次の保育サービス支援事業費補助金235万4,000円の減につきましては,先ほど歳入の県補助金についてご説明いたしましたように,この事業に取り組む保育園や実施人数の減,さらには補助基本単価の減に伴う補助金の減額でございます。次に子育て応援特別手当支給事業の4,343万5,000円でございます。これは子供が2人以上いる世帯で,小学校就学前の3,4,5歳児1人につき3万6,000円を支給する子育て応援特別の支給見込み児童数1,148人分の手当4,132万8,000円と支給に係る事務経費を計上したものでございます。先ほど歳入におきましてご説明いたしました国庫補助金の歳出分になります。次に(目)児童措置費の児童手当経費5,009万円の減額でございます。これは児童手当の受給者が当初見込んだ人数よりも少なかったことに伴いまして減額するものでございます。次に,保育委託運営経費1,600万円の減額でございます。内訳の民間保育運営委託料300万円の減及び管外保育運営委託料1,300万円の減につきましては,当初見込んだ人数より少なかったためそれぞれ減額するものでございます。次に児童扶養手当経費537万1,000円の減額でございます。これは当初見込んだ受給者数の伸び率が少なかったことに伴いまして減額するものでございます。次に(目)保育所費の保育事業費400万円の減額でございます。臨時保育士の賃金につきましては,年度途中から入所する児童に対応するため5月から翌年3月までの11か月の雇用予定で3人分と,9月から翌年3月までの7か月で2人分で合計5人分,延べ47か月分の賃金を見込んでおりました。しかし年度途中の募集ということで,すぐには応募者がいないときもありまして,そのような場合には朝夕の短時間や土曜日勤務として雇用している嘱託保育士を代替として対応したため,延べで27か月分に相当する400万円を減額するものでございます。以上でございます。

保険年金課長)それでは保険年金課関係についてご説明いたします。はじめに議案第15号「平成20年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」について申し上げます。最初に36,37ページの歳入でございます。下から2段目,(款)国庫支出金,(項)国庫補助金,(目)民生費国庫補助金,後期高齢者医療制度円滑事業費補助金22万1,000円でございます。これにつきましては,高齢者医療制度の円滑な運営を図るため保険料の負担軽減等のシステム改修の補助金でございます。10分の10が補助金として市のほうに入ってまいります。
 続きまして38,39ページをお願いします。一番上の(款)県支出金,(項)県負担金,(目)民生費県負担金,後期高齢者医療保険基盤安定対策費負担金1,319万3,000円の減でございます。これにつきましては今年度の見込み額が決定いたしましたので,補正減をお願いするものでございます。
 続きまして40,41ページでございます。(款)諸収入,(項)雑入,(目)雑入,高齢者医療制度円滑運営臨時特例交付金55万1,000円でございます。これにつきましては,後期高齢者医療特別会計への繰出金で郵便料等の事務費でございます。
 続きまして歳出についてご説明を申し上げます。44,45ページをお願いいたします。民生費,社会福祉費,社会福祉総務費,特別会計繰出金1,095万6,000円の減につきましては,保健事業費等の事業費の特定健康診査委託料,人間ドックへの補助金の減額により減額補正をお願いするものでございます。続きまして老人医療給付費,繰出金5,019万8,000円の内容でございますが,老人保健特別会計への繰出金が医療給付費の減額によりまして3,337万9,000円の減額となりました。また,後期高齢者医療経費として保険基盤安定繰出金の見込み額の決定によりまして,1,759万1,000円の減額とシステム改修費を含む事務費77万2,000円の増額をお願いするものでございます。
 続きまして議案第16号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」についてご説明申し上げます。最初に62,63ページをお願いいたします。(款)国民健康保険税,(項)国民健康保険税,(目)一般被保険者国民健康保険税で国民健康保険税1億4,802万円につきましては,平成20年4月に後期高齢者医療制度が施行されました。これに伴いまして75歳以上の高齢者の方が国保から脱退するなどの要因から医療給付分9,588万6,000円,後期高齢者支援金等分5,213万4,000円の減額補正をするものでございます。
 続きまして(款)国庫支出金,(項)国庫負担金1億197万8,000円につきましては,療養給付費等負担金1億350万7,000円の増と,特定健康診査等負担金152万9,000円の減の合計となります。療養給付費等負担金につきましては,平成20年4月から退職被保険者の被扶養者が一般被保険者から退職被保険者への資格の切り替えを職権で処理することが義務化されたことによりまして,増額の補正をするものでございます。特定健康診査等負担金につきましては,今年度から生活習慣病に着目して特定健康診査が始まりました。制度開始後の初年度のこともあり,受診率がなかなか伸びない状況から減額の補正をお願いするものでございます。(款)県支出金についても同様の理由により減額補正をお願いするものでございます。続きまして(款)療養給付費等交付金,(項)療養給付費等交付金,(目)療養給付費等交付金1億6,677万2,000円の増額補正につきましては,国庫支出金と同様に平成20年4月から退職被保険者の被扶養者が一般被保険者から退職被保険者への資格の切り替えを職権で処理することが義務化されたことによりまして,退職被保険者に係る給付費が増えるため療養給付等の交付金が増額となるための増額補正をするものでございます。続きまして(款)共同事業交付金,(項)共同事業交付金,(目)高額医療費共同事業交付金6,164万5,000円の減,保険財政共同安定化事業交付金2億1,688万2,000円の減につきましては,本年度給付見込み額から減額補正をお願いするものでございます。続きまして,(款)繰入金の一般会計繰入金でございます。この1,095万6,000円につきましては,保健事業に係る一般会計の負担分を減額補正するものでございます。特定健康診査の委託料,これにつきましては国のほうが3分の1,県3分の1,市3分の1というような負担割合となってございます。続きまして諸収入,雑入,雑入でございます。高額共同事業返還金549万につきましては,高額医療共同事業拠出金の繰越金として茨城県国保連合会が保有しておりました1億6,200万円の市町村の拠出率に応じて返還をされるものでございます。
 続きまして64,65ページでございます。保険給付費等の療養諸費9,594万3,000円の減,高額療養費7,919万4,000円の減につきましては,平成20年4月から退職被保険者の被扶養者が一般被保険者から退職被保険者への切り替えを職権で処理することが義務化されたことに伴いまして,退職被保険者療養給付費の増加により一般被保険者療養給付費から退職被保険者療養給付費への増額補正をするものでございます。また,この補正によりまして財源内訳の組み換えを行うものでございます。続きまして保健事業費,特定健康診査等事業費,特定健康診査等事業費1,401万4,000円につきましては,特定健康診査委託料,人間ドックの健診補助金を減額補正するものでございます。続きまして諸支出金,償還金及び還付加算金,償還金2,435万9,000円につきましては,平成18年度及び平成19年度の療養費負担金の精算に基づく返還金でございます。
 続きまして議案第19号「平成20年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第2号)」についてご説明申し上げます。90,91ページの歳入につきましてご説明申し上げます。(款)支払基金交付金,7,488万3,000円の減でございますが,(款)国庫支出金,5,062万2,000円の減,同じく(款)県支出金1,136万2,000円の現年度分につきましては,いずれも歳出の医療給付費を減額したことによりまして,精算交付金が翌年度になることに伴いそれぞれ減額したものでございます。また,国庫支出金の過年度分1,960万3,000円につきましては,平成19年度の精算に伴う追加交付金でございます。次に(款)繰入金,一般会計繰入金3,337万9,000円の減につきましても歳出の医療給付費が減額したことによりまして減額補正をお願いするものでございます。次に(款)繰越金,1,745万9,000円でございますが,平成19年度からの繰越金1,872万6,000円の残を予算計上したものでございます。次に(款)諸収入,雑入の第三者納付金350万4,000円の減でございますが,当初予算におきまして過去の実績等から交通事故による第三者からの納付金を361万6,000円以上の見込みで予算計上しておりましたが,今年度の実績から大きく見込みを下回るため減額補正をお願いするものでございます。返納金585万2,000円につきましては,医療費の過誤分の返還金でございます。これにつきましては,レセプト点検により過誤分が発見されたことに伴う返還となるものでございます。
 続きまして92,93ページの歳出でございます。医療諸費は,医療給付費1億3,452万9,000円,医療費支給費344万5,000円の減の減額につきましては,平成20年4月から75歳以上の方や一定の障害のある65歳以上の方が後期高齢者医療制度に移行しましたことによりまして,診療の請求遅れなどの対応として3年間の経過措置がとられます。これによりまして前年度の予算額の12分の1を計上しておりましたが,給付見込み額が減となることから減額をお願いするものでございます。次に(款)諸支出金,償還金,県負担金返還金713万8,000円につきましては,平成19年度の県負担金の精算に伴いまして超過交付金を返還するものでございます。
 次に議案第23号「平成20年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。最初に124,125ページの歳入でございます。(款)後期高齢者医療保険料6,035万5,000円の減につきましては,調定額4億3,517万3,000円に対し,収納率97%の見込みから,決算見込み額として4億2,211万8,000円となりますので,補正減をお願いするものでございます。
 次に繰入金,事務費繰入金77万2,000円につきましては,保険料の徴収方法が年金天引きと口座振替の選択性の導入に伴いまして,システム改修費や郵便料等の事務費が繰り入れられるものでございます。保険基盤安定繰入金1,759万1,000円の減につきましては,保険料の負担能力の低い低所得者に対する軽減相当額を公費で補填するものでございます。平成20年度の見込み額が決定されましたので減額補正をお願いするものでございます。
 続きまして126,127ページでございます。(款)総務費の55万1,000円につきましては,郵便料や消耗品等の事務費と徴収事務の電算業務委託料22万1,000円の補正をお願いするものでございます。次に(款)後期高齢者医療広域連合納付金7,794万6,000円の減につきましては,歳入の後期高齢者医療保険基盤安定納付金1,759万1,000円の減と保険料6,035万5,000円の減額に伴いまして納付金の減額をお願いするものでございます。以上でございます。

教育総務課長)教育総務課の一般会計補正予算を説明させていただきます。はじめに歳入についてご説明いたします。39ページをお開きください。一番下の大枠の下から2番目の学校等整備基金繰入金6,268万1,000円と,41ページの上段にあります教育施設整備基金繰入金6,688万4,000円の減額は,それぞれ旧石岡市と旧八郷町の学校建設に伴う基金として積み立てた金額で,総額1億2,956万5,000円を一括して学校建設に充てるため,それぞれ減額するものでございます。
 次に同じページの一番下になりますが,小学校債の東小学校校舎整備事業債1,320万円の減ですが,東小学校改築実施設計入札による差額が生じましたので減額するものでございます。
 続きまして歳出についてご説明いたします。51ページをお開きください。下から2番目の大枠の小中学校校務用コンピュータ整備事業,備品借上料13万7,000円の減ですが,入札の結果差額が生じたため減額補正をするものでございます。次に同じページの学校維持管理経費,耐震診断委託料2,100万円の減ですが,この金額も入札の結果差額が生じたため減額補正をするものでございます。次にその下にございます東小学校校舎改築事業,手数料86万9,000円の増ですが,東小学校改築に伴う建築確認用印紙代として補正増をするものでございます。またその下の実施設計委託料1,386万9,000円の減ですが,入札の結果差額が生じたため減額補正をするものでございます。
 続きまして53ページ,一番上の学校維持管理経費,耐震診断委託料600万円の減でありますが,この金額も入札の結果差額が生じたため減額補正をするものでございます。以上です。

生涯学習課長)生涯学習課所管の補正予算の内容についてご説明申し上げます。補正予算書の53ページになります。社会教育総務費の中の報酬,報償費,需用費につきまして減額補正するものでございます。53ページ右の説明欄にあります社会教育振興事業につきましては,家庭教育学級における講師謝礼111万円を減額するものです。家庭教育学級につきましては,小中学校ごとに6回分,保育園,幼稚園ごとに3回分の講師謝礼を予算措置しておりましたが,学校によりまして実施回数が少なかったり,また講師を依頼しないで校長先生あるいは教頭先生などが実施している場合があるため,講師謝礼111万円を減額するものでございます。次に生涯学習推進事業につきましては,印刷製本費131万円を減額するものです。これは市内の社会教育施設を案内しました生涯学習マップの作成を予定しておりましたが,残部数がまだあるため今年度は作成しないということから,印刷製本費131万円を減額するものでございます。次に,放課後児童対策事業につきましては,学童保育指導員報酬710万円を減額するものでございます。学童保育事業につきましては,市内15小学校で実施してございます。開設日は月曜日から金曜日までで,土曜日につきましては利用者が10人以上の場合に開設することとなってございます。当初予算におきまして土曜日も開設する児童クラブを10校として指導員報酬を予算措置しておりましたが,10人以上の土曜日利用者が6校だけであったため,学童指導員報酬710万円を減額するものでございます。以上が補正予算の内容です。よろしくお願いいたします。

文化振興課長)文化振興課の一般会計補正予算,52,53ページでございます。教育費,文化事業費,委託料の発掘調査委託料2,314万8,000円の減額補正の説明を申し上げます。当初予定しておりました複合文化施設の建設の計画見直しに伴う国分遺跡の発掘調査の未執行分ということで2,100万円の減額でございます。それと昨年の6月の第2回定例会におきまして補正予算で承認を受けました茨城県の土地改良事業,農道整備での発掘調査委託2件でございますが,そのうち石岡地区の三村下ノ宮遺跡報告書作成業務委託の落札業者が昨年の12月に倒産したためのその委託費80万円の減額でございます。同じく八郷地区の佐久松山遺跡発掘調査委託での入札時の落札差金による不用額として134万8,000円の合計で2,314万8,000円の減額になります。次に,文化財保護保存及び普及経費の工事請負費の史跡・施設改修工事366万5,000円の減額についてでございますが,入札の落札差金による不用額のための減額でございます。
 続きまして歳入の補正予算書38,39ページになりますが,中ほどの県支出金,教育費委託金,埋蔵文化財発掘調査委託金214万8,000円の減額でございますが,先ほど説明申し上げました歳出の県の土地改良事業での落札業者の未執行額80万円と入札時の落札差金の134万8,000円の計214万8,000円の歳入の減ということになります。以上が補正の内容でございます。よろしくご審議お願いいたします。

菱沼委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

川村副委員長)私は議案質疑で,本当は介護保険のほうの介護予防特定高齢者施策事業費の110,111ページの件でお伺いをしたいわけでございますが,3,346万5,000円の減,大変な額の減をしたわけでございますが,これは減をしてもいいとは思うんですが,なぜ減がこういうふうに大きく生じたのか,それからこの後,次年度に向かってこれをどういうふうにすべきなのか,その辺のところお伺いをしたいと思います。

参事兼高齢福祉課長)この件につきましては過大な見積もりをしてしまったというのがまず第1点でございます。また,この健診も20年の4月からはじまった健診ということで,最後の予算編成まで国の動向がつかめなかったと。それから最後まで確定値が決まらなかったというようなことがございまして,大幅な減額となってしまったわけでございます。今後のことでございますが,20年度こういうような実態になってしまいましたので,これからでございますが,特定高齢者の把握につきましては,地域包括支援センターの職員が介護予防教室の折に実施すると同時に,また在介等にもご協力をいただきまして,特定高齢者の把握には努めていきたいと考えております。

川村副委員長)ありがとうございます。ただ私は,大きな目標を立てすぎたと。人数の把握が間違っていたんじゃないかというお話だったんですが,私は目標値はそんなに悪くなかったと思うんですね。要するに65歳以上の方が1万9,144人石岡市内にいるわけですから,それの約5%といわれるのが,たぶん特定高齢者に認定されるんじゃなかろうかという見込みなわけですから。ただこの1万9,000人という方々を呼び込めなかった,それが一番大事なんじゃないかと思うんですよ。ですからただ単に健診する方が少なかったじゃなくて,これに関しましてどのような努力をなさっていたのか,それから次年度はどういう努力をしていくのか,その辺のところがやっぱり問題になってくるかと思うんですよ。ただできなかったから補正したんですよということであれば,ちょっと乱暴なのかなと思ってますので,やはり着実に,皆さんのためにこれは予算を立てて,それでその方々を少しでも快適な生活をすごさせるためであると思ってますので,そのところをもう1度お聞かせいただければありがたいと思います。

参事兼高齢福祉課長)特定高齢者の把握事業でございますが,確かにうちのほうで見込んだ数字が大きくて受診者が少なかったというのが事実ではございましたけれども,やはり受診率を高めるために何をしたかということでございますが,市報等でのPR等は行ってきました。またさらに各種啓発事業ということでパンフレットとか,あるいは在介等に委託をしまして,なるべく特定健診を受診していただくようにということでPR活動は行ってきたところでございます。ですけどもなかなか受診率が上がらなかったというのが実情でございますので,平成21年度はそういうことを踏まえまして,さらに広報活動に力を入れていきたいと考えております。

川村副委員長)更にやっていくということでございますが,ちょっとしつこくなってきますけれども,やはり65歳以上の方々を対象にするわけですから,金銭的な面,交通の便,それから相談員の増とか具体的なものをやっぱりやっていかないと,次に移れないのかなと。基本的にこの介護予防特定高齢者の把握をしていって次の介護保険のほうに生かそうということになれば,財源等を増やして負担したとしてもゆくゆくは市の負担が減っていくのではなかろうかという文言もあるわけですから,その辺を考えた場合に,まして今回の場合ですと補助金の中で人件費等も見られるということになっているわけですから,これもこの間散々お願いしたんですが,人を増やしていただいて是非,これは嘱託かなんかでやっていただくとかなんかの方法があればそんなに負担にならないはずですので,多めにやっていただければありがたいかなと思っているんですよ。そうしませんとジリ貧になっていってしまいますので,あとパンフレット等もこのあいだ言いましたようにもっとわかりやすいようにとか,それから電話での相談を受けられるようにとか,それからオペレーターをきちんとわかる方を1人置いていただいて,そしてこちらからすぐにでも出前をしながらやっていければいいのかなと思っているんですが,そういうことはいかがなんでしょうね。

参事兼高齢福祉課長)職員の増に関しては,正職員に限らず臨時職員,あるいは嘱託員の雇用ということも考えられます。また先ほど委員さんおっしゃるように補助金も4分の1つくということになっておりますので,今後これらについて検討していきたいと思っております。

川村副委員長)それから62ページの特定健康診査等負担金ということで,これもやっぱり152万9,000円減額になっているわけです。これも結果的には健診がされなかったということだと思いますので,この辺もただ返すんじゃなくて,次年度どういうふうに高めるためには何をするのかお伺いしたいと思います。

保険年金課長)特定健診につきましては,健康増進課のほうとタイアップしまして事業を進めているところでございます。確かに委員ご指摘のように,20年の4月からこの制度が始まったわけでございます。PR等でも健康増進課のほうで年間の健診予定表というものを各戸配布して周知した経緯はございます。ただ21年度に向けまして健診場所等ですか,やはり身近なところで健診できるような対策も必要かなと考えております。ただやはり健診委託しております総合健診協会との日程調整もございますので,そこら辺はなるべく受診しやすいような体制をつくっていく必要があるのかなと考えております。

川村副委員長)私はどうしても,時間的なもの,長く待たせない。それから足を確保できるようにするとか,年寄りの方が相手なもんですから是非そういうものをやっていかなくちゃいけないのかなと思っております。
 それから45ページの在宅心身障害者福祉作業所建設事業の中の4,937万1,000円の件なんでございますが,これは200平米塔屋でありまして,塔屋の部分が2,840万円ということですので,そうすると坪当たりおいくらぐらいになるのか。それに関しての今後実際の実施設計に入っていくんでしょうけれども,私はどうしてもやっぱり建物自体がかなり高いような感じがしますので,その辺をどうお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。

社会福祉課長)この2,840万円,坪に直しますと60坪でございますので47万3,000円になります。この予算にありますが,現在の建築基準単価から算出したものでございます。委員おっしゃるように今後設計に向けてきちんとしたものを入札業者とすり合わせをしていきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。

川村副委員長)ありがとうございます。一応私のほうは補正予算はそんなもんだと思います。

菱沼委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第15号「平成20年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」のうち,当委員会の所管に係る部分,議案第16号「平成20年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」,議案第19号「平成20年度石岡市老人保健特別会計補正予算(第2号)」,議案第21号「平成20年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第3号)」,議案第22号「平成20年度石岡市介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)」,議案第23号「平成20年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」の計6件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第30号「石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。
 本案について,執行部より説明を求めます。

教育総務課長)議案第30号「石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて」,石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて,地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求める。平成21年2月24日提出。石岡市長・横田凱夫。
 提案理由でございます。旧石岡市の「石岡市学校等整備基金」及び旧八郷町の「石岡市教育施設整備基金」については,新たに「石岡市学校施設等整備基金」として管理等するためでございます。
 次のページの条例の一部を改正する条例,読み上げながら説明させていただきます。石岡市基金条例(平成17年石岡市条例第71号)の一部を次のように改正する。別表積立基金石岡市学校等整備基金の項を次のように改める。石岡市学校施設等整備基金。 学校施設等の整備資金とするため,次の金額を積み立てる。1市長が必要と認めた額。2当該基金の目的に添う寄附金の額。学校施設等の整備に充てるとき。別表積立基金石岡市教育施設整備基金の項を削る。附則,この条例は,平成21年4月1日から施行する。以上でございます。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑は挙手により,これを許します。

櫻井委員)石岡地区と八郷地区の基金を統合するということなんですけれども,現在この基金は集約するとどのくらい,それぞれいくらあるんですか。

教育総務課長)あくまでも財政のほうに確認をさせていただきました。21年1月現在で,旧八郷町の「石岡市教育施設整備基金」のほうは1億9,500万円。「石岡市学校等整備基金」が1億2,600万円。あわせまして現在3億2,200万円ほどの基金がございます。

櫻井委員)結構です。

菱沼委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第30号「石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第31号「石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。
 本案について,執行部より説明を求めます。

介護保険室長)議案第31号「石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて」説明申し上げます。平成20年10月30日に新たな経済政策に関する政府与党会議,経済対策閣僚会議合同会議により決定された生活対策において,介護報酬改定等により介護従事者の処遇改善を図ることとしつつ,それに伴う介護保険料の急激な上昇を抑制することとされたことを踏まえ,当該対策に係る財政措置として,介護従事者処遇改善臨時特例交付金が平成20年度の補正予算より交付されることになりました。介護従事者処遇改善臨時特例交付金は,介護報酬改定に伴う保険料の上昇を段階的に抑制する措置を講じることとし,21年度は改定による上昇分の全額,22年度は改定による上昇分の半額について第1号被保険者の負担を国費により軽減するため,基金として積み立てします。このことにより石岡市基金条例の一部を改正するものでございます。処分については,石岡市が行う介護保険に係る第1号被保険者の介護保険料について,平成21年4月施行の介護報酬の改定に伴う増加額を軽減するための財源と,介護保険料の軽減に係る広報啓発,介護保険料の賦課・徴収に係る電算処理システムの整備に要する費用その他当該軽減措置の円滑な実施のための準備経費等の財源に充当いたします。以上でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑は挙手により,これを許します。

川村副委員長)私,この質疑よりも,この難しい言葉がいっぱい入ってありましてですね。これを例えばどうなるのかやさしく教えて欲しいんです。

介護保険室長)21年4月からの介護報酬の改定で,介護従事者の処遇改善,臨時特例交付金というのが交付されまして,21年度から介護報酬がアップするわけでございます。それに伴いまして,第1号被保険者の保険料が上昇するために,その分を補填するために国からの交付金がもらえると。それでその交付金のほうにつきましては,平成20年度の補正予算で交付されますので,その金額は市のほうの基金条例,そちらのほうを設置しまして,基金に積み立てておくと。そういうふうな指導がございました。それに伴いまして基金条例のほうの一部改正を行うものでございます。

川村副委員長)結局受け皿になるのはわかるんですけど,ここに書いてありますように介護従事者の処遇改善のための臨時基金ということですから,その従事者の人達がどうなるのかとか,もっと具体的なことを言ってもらわないと。これに反対しているわけじゃないんですよ。ただ私よくわからないから教えて欲しいとお願いしているわけであって。具体的なことを教えてください。

介護保険室長)第4期介護保険事業計画の中で,介護報酬が上がるために第1号被保険者の方の介護保険料がその分上昇するわけでございます。その上昇する分の補填を国のほうで交付金としていただけると。その分を積み立てるという形でございます。

川村副委員長)皆さん,わかったようなふりをなさっているんですが,私やっぱりよくわからないんですよ。もらえるのはわかるんですよ。国からもらうのはわかるんですが・・・

菱沼委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

川村副委員長)私が申し上げているのは,これに反対するのではなく,これの名前が,例えば従事者の処遇改善ということが謳ってますので,それに関係している方々からどうなんですかと問われたときに,私が説明できないということで聞きたかったわけでありまして,これの条例云々ではないということでご承知いただければありがたいと思います。以上です。

菱沼委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第31号「石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第32号「石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。
 本案について,執行部より説明を求めます。

保険年金課長)それでは議案第32号「石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」ご説明を申し上げます。この条例改正につきましては,石岡市国民健康保険条例の第5条第1項中「児童又は」の次に「小規模住居型児童養育事業を行う者若しくは」を加えるものでございます。今回の改正につきましては,児童福祉法の一部改正に伴いまして,小規模居住型児童養育事業の対象となる扶養義務者のない児童について,国民健康保険の被保険者の適用除外とするためのものでございます。なお,第5条につきましては,住所地特例の関係について規定しているものでございます。住所地特例と申しますのは,石岡市内の施設に入所のため住所をその施設に異動した場合,前住所地が保険者となるものでございます。以上でございます。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑は挙手により,これを許します。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第32号「石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第33号「石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。
 本案について,執行部より説明を求めます。

介護保険室長)議案第33号「石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」説明申し上げます。介護保険事業計画は3年を1期とする当該市町村が行う介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施に関する計画を定め,市町村は介護保険事業に要する費用に充てるため保険料を徴収しなければなりません。保険料は第1号被保険者に対し政令で定める基準に従い条例で定めるところにより算定された保険料率により算定された保険料額によって課する旨規定されております。このことにより石岡市介護保険条例の第8条を改め,平成21年度から平成23年度までの各年度における保険料率と額を定めるものです。
 次に第9条第3項中に「第3期以降の」を加えることは,前年の市町村民税が確定後本算定し,納付額が確定してから最初に発行する納付書が第3期となるため,表記を加えるものです。
 次に第10条第3項中「令第38条第1項第1号イ」を「令第39条第1項第1号イ」に,「令第38条第1項第1号」を「令第39条第1項第1号」に改めることは,先の委員会でご説明申し上げました9段階の保険料率を用いることにより介護保険法施行令の保険料率の算定に関する基準条項を変えることでございます。また,同条の第4項中「100円」を「10円」に改めることは,保険料額の月割りを行うときに,端数が多く生じるため引き下げるものです。
 次に附則第2条は,平成20年10月24日政令第328号により介護保険法施行令の一部改正が行われ,介護保険法施行令第39条第1項第4号イに掲げる者のうち,前年中の公的年金等の収入金額及び前年の合計所得金額の合計額が80万円以下である第1号被保険者の平成21年度から平成23年度における保険料率の算定に係る同項の割合については,同項の規定に関わらず同項の規定により適用されることとなる割合を下回る割合を定めることができることになったため,基準額の90%の金額を定めたものです。附則第3条は介護従事者処遇改善臨時特例交付金を受け,介護報酬改定に伴う保険料の上昇分を段階的に抑制する措置を講じるため,21年度は改定による上昇分の全額,22年度は改定による上昇分の半額を定めた保険料率になります。以上でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑は挙手により,これを許します。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第33号「石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,陳情第29「現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める意見書提出を求める陳情」を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び概要について,説明をいたさせます。

事務局)それでは,陳情第29「現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める意見書提出を求める陳情」につきまして,ご説明申し上げます。
 本陳情は,つくば市花畑×丁目×番×号 茨城県自治体労働組合連合執行委員長 ○○○○(個人名)様,石岡市石岡×丁目×番地× 石岡市職員労働組合執行委員長 ○○○○(個人名)様から,平成21年1月28日に提出され,同日付で受理をしております。
 内容としましては,急激な少子化の進行のもとで,次世代育成支援に対する国と自治体の責任はこれまでにも増して大きくなってきているとして,それらの国家的な基準の底上げと,財政の後押しが必要不可欠であり,真に少子化対策を進めるのであれば,国としてこの分野における予算枠を大幅に増やすことが急務であるとしており、国に対し意見書の提出を求める陳情でございます。

菱沼委員長)受理の経緯等についての説明は,以上で終わりました。
 次に,本件について,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 陳情第29「現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める意見書提出を求める陳情」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は,「採択すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 ただ今,「採択すべきもの」と決しました陳情第29につきましては,意見書提出を求めるものであります。よって,お手元に意見書の案文をご配付いたします。

− 案文の配付 −

菱沼委員長)それでは,意見書の案文について何かご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。
 ご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。
 陳情第29の願意達成のため,当委員会提出議案として,お手元の案文のとおり議長に意見書案を提出いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,その他の件といたしまして,保健福祉部より発言を求められておりますのでこれを許します。

こども福祉課長)統合保育所整備事業につきまして,前回の委員会におきましてご意見をいただきました農村高齢者センターの日照につきましてご説明させていただきます。統合保育所の建設地の用途ですが,これは第1種中高層住居専用地域でありまして,建築物の高さが10メートルを超える場合は規制を受けることになりますが,統合保育所の最高の高さは6.8メートルですので,日影規制がかからない高さでございます。
 本日お配りしました日影図をご覧いただきたいと思います。これは冬至日において日影になる範囲とその時間を示しております。測定の高さは高齢者センターの和室と同じ高さの50センチで,規制を受ける場合を想定した日影規制時間の2.5時間と4時間日影になる範囲を,赤の線までが2時間30分日影になる部分です。青の線が4時間日影となる部分を表しているものでございます。以上が日影図でございます。

菱沼委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

川村副委員長)これは審議しちゃいけないのは日影時間だけですか。この動線がどうしても私納得できないんですよね。ちょっと来るまでの動きというのを教えていただければありがたいと思うんですが。

こども福祉課長)保育所の児童の送迎につきましては,農村高齢者センターの後ろ側を通りまして左に設けました駐車場,こちらの方に駐車していただいて,児童を連れて園庭から入るということです。それと送迎バスなんですけれども,送迎バスは小学校側から来まして玄関の方にバスを停めまして,ここで乗降をして,その後高齢者センターの前を通って出て行くというタイプです。高齢者センターの前の駐車区画には保護者は駐車しないということで計画いたしました。以上です。

川村副委員長)保護者が高齢者センターの前に止めないという原則でやると,ぐるっと回るんですよね。回してそれで車を後ろの駐車場に置いて出入りすると思うんですが,やはり雨が降っている日,それから夕方子供を迎えに来るとき,どうしても前に停めるんじゃないかなと思うんですよ。だったら逆に,ずっと停めるんじゃなくてせめて何台かは車が置けて,そこにうまくぐるっと回れるようなスペースをつくってみたらどうかなと思うんですが。そうじゃないと混雑,それから危ないと思うんですよね,駐車スペースのないところに車を停めるとなればね。その辺のところお考えはどうなのかちょっとお伺いいたします。

櫻井委員)答弁前に,関連することなんで。私は今自分の末っ子をみなみ保育所へ預かってもらってるんですよ。今,川村委員が言ったような問題というのは私も考えたんですけれども,雨の日は玄関から,近場から入るようにしてやってるんですけれども,この西側駐車場の場合は入口をひとつ工夫してやることによってそれはカバーできると思うんです。常時玄関口へ停められるようになると,規律が守れなくなっちゃうんですよね。みんな混雑時に近い方近い方ということで。ですからこういう形はしょうがないのかなと思うんです。みなみ保育所の場合は夕方5時まではそういう形で園庭を回ってそういう形でやるんですけれども,全然苦ではないです。ただ5時以降は玄関から預かるというような形で変則的にやってますので,その問題は私は雨の日の入口を工夫すれば何とかクリアできる問題だと思いますよ。実際経験している者から見れば,さほど心配することじゃないと思います。

川村副委員長)今,櫻井さんのご意見はいいんですが,ただ私この道が少し細いような気がするんですよね。この駐車場までの幅員は何メートルあるのか。それでぐるっと回ったときにあんまりいい状況じゃないのかなと。そこまで果たしてぐるっと回っていただけるのかなと思っておりますので,その辺を含めた上でお願いしたいと思います。

菱沼委員長)暫時休憩します。

− 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

こども福祉課長)農村高齢者センターのすぐ後ろ側の通路につきましては,福祉バスが農村高齢者センターの西側に車庫がある関係上,4メートルからの舗装になっております。

久保田委員)冬至のときに2.5時間暗くなる部分が生じてくるということで,これが公共施設同士の部分じゃなければここまで難しい話にはならないと思うんですが,後ろが公共施設で湿気るというようなことで心配があるんで,日影がどういうふうになっているのかということで確認をしてもらったんだろうと思うんですが。2.5時間の部分を4時間の部分までにするのにはこの建物をどのぐらい前に出せば,2.5時間の日影の部分というのは解消できるんですか。

こども福祉課長)この赤い2時間半日影になる部分につきましては,農村高齢者センターの一番端のところから1メートルほど入ったところまで日影が及ぶということを意味しております。

久保田委員)それを解消するためには建物をどのくらい前に出せば解消できるんですか。参考のために聞かせてください。

こども福祉課長)1メートル影が及ぶわけですから,1メートル南に動かせばいいんでしょうけれども,もうすでに設計のほうは完成しているんじゃないか思われます。

久保田委員)参考までにお聞きしただけですから,結構でございます。

菱沼委員長)今,久保田委員からありましたとおり参考意見ということでありますが,もし可能であればお願いしたいと思います。そうすれば日影の部分において2.5メートルの部分が若干変わってくると思いますので,そうするといい意味でプラスになってくると思いますのでよろしくお願いいたします。

保険年金課長)それでは保険年金課関係についてご報告いたします。国民健康保険税条例の改正につきまして,国におきましては国民健康保険税の介護給付金に関わる課税限度額を現在9万円で限度額を定めておりますけれども,10万円に引き上げることが財政大綱の中で決定されております。まだ公布されておりませんので,条例改正は提案できない状況となっております。公布されましたときに専決にて対応させていただきたいと考えております。よろしくお願いをいたします。

菱沼委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,次に,教育委員会事務局より発言を求められておりますので,これを許します。

教育総務課長)私のほうから2点ほどございます。まず1点目は,今日お配りしました平成20年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価結果に関する報告書でございます。今年度から実施することになりました教育委員会の事務の点検・評価について報告書を作成いたしましたので,ご説明させていただきます。教育委員会の点検・評価の概要につきましては,昨年12月12日の教育福祉委員会の際にご説明をさせていただいたところでございますが,本報告書は平成20年4月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が施行され,その第27条で新たに教育委員会の点検及び評価を行うことが義務付けられたことに伴い作成したものでございます。
 それではお手元にご配付させていただきました平成20年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価結果に関する報告書をご覧ください。表紙をめくっていただきまして1ページに目次がございます。大きい項目として「1.点検・評価制度の経緯・目的」,「2.点検・評価の概要」,「3.各予算事業の取組実績に対する自己点検・評価」,「4.各予算事業の自己点検・評価一覧表」,「5.石岡市教育事務点検・評価委員の意見」,「6.評価結果を踏まえた今後の取組み」,「7.参考資料」ということで報告書を取りまとめました。
 続きまして2ページをご覧いただきたいと思います。点検・評価制度の経緯並びに目的の要点を記載しまして,根拠法令となります地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第27条を掲載いたしました。
 次に3,4ページについては,点検・評価の対象について,点検・評価の方法について並びに審議経過について記載いたしました。点検・評価の対象については,教育委員会が所管しております平成20年度の予算事業を対象としました。合計で66事業となります。点検評価の方法といたしましては,各予算事業の目的,概要及び課題・問題点等を取りまとめ,各事業の必要性,有効性,効率性,達成度の4つの観点から自己点検・評価を行いました。なお,こちらの評価については,市の行財政改革推進室で実施しました事務事業評価をベースにして取りまとめいたしました。審議経過については記載の通りですが,2月19日に開催いたしました教育委員会定例会におきまして当報告書の承認をいただいております。
 5ページからが各予算事業の取組実績に対する各課における自己点検・評価の一覧になります。教育総務費,小学校費,中学校費,幼稚園費,社会教育費,保健体育費,予算事業ごと全66事業についてでございます。
 続きまして38,39ページをご覧ください。各予算事業の自己点検・評価を一覧表にして掲載をいたしました。評価項目となっております必要性,有効性,効率性,達成度,総合評価のそれぞれの評価観点については,40,41ページに掲載しております。
 次に42ページから44ページをご覧ください。石岡市教育事務点検・評価委員の意見ということで委員2名の方からいただきましたご意見等を取りまとめ,10項目について掲載しております。
 次に45ページから47ページをご覧ください。評価結果を踏まえた今後の取組みということで,石岡市教育事務点検・評価委員のご意見等を踏まえ,今後の取組みについて取りまとめ掲載してございます。
 最後に48ページからが参考資料ということで教育委員会事務局組織機構並びに石岡市教育事務点検・評価委員要綱を添付してございます。これが今回ご提出しました点検・評価の概要でございます。
 もう1点教育総務課のほうから,お手元にお配りしました統合審議会の会議録を1回目から3回目までの部分でご配付してございます。後ほど読んでいただければ幸いかと思います。以上です。

菱沼委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。

櫻井委員)答弁は結構です。所管でやっていただきたいというので要望だけ2点しておきます。前の柏原の消防署ですか,あれの取り壊しが出てますけれども,現状を見てみますとまだまだもったいない建物でありますから,もし地権者と話し合いができるものであれば,あれを有効活用するような形で。たぶん契約ではあれを取り壊してというような形になっているんでしょうけれども,そういう形で地権者とお話し合いがつけば,そういう形がいいのかなと考えております。担当課にはご努力をお願いしたいと思います。交渉の仕方がわからなければ参考になることもあると思います。ご相談ください。
 あとつくばねマラソンについてですけれども,先日第2回目が開催されまして,実は開催者から,普通のマラソン大会であると前年度参加した人には通知を出すそうです。それを今回やってないんで,できれば通常のマラソン大会であれば,前年度出場した方に通知を出すことが多いようですから,そのようなことをやってみてもいいのかなと考えましたものですから,来年はもしできることであればということで,要望として2点お願いしておきます。

生涯学習課長)私のほうから土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合の今後のあり方につきまして,ご報告させていただきます。土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合につきましては,昭和47年に設立されまして土浦石岡地方圏域内の住民を対象とした社会教育,生涯学習の施設として事業を展開してまいりました。しかしながら一部事務組合は設立後約37年が経過し,設立当初から比較すると構成市町におきましても,公民館等の整備充実が図られ,生涯学習などの諸施策がより一層推進されてきました。このようなことから一部事務組合の目的である公益的役割は十分に達成されてきております。したがいまして一部事務組合の今後のあり方につきまして,昨年9月に土浦市,石岡市,かすみがうら市,小美玉市,阿見町の構成市町に対する意向調査を実施した結果,公益的は十分果たされたので平成21年度末を目安に解散をしたいとの意向が確認されました。また,本年2月に開催されました第1回土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合定例会におきまして,正副管理者会議及び全員協議会におきまして,組合を解散する方向で協議を進めることで理解を得てございます。今後は構成市町と引き続き詳細な協議を進め,構成市町において地方自治法第290条の規定に基づきまして,一部事務組合についての解散についての議案を平成21年第4回定例会に提案する予定となってございます。また,施設につきましては今後とも社会教育センター同好会等の活動の拠点としまして利用できるよう構成市町との協議を進めていくということとなってございます。以上,土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合の今後のあり方についてご報告申し上げます。

菱沼委員長)次に,その他の件といたしまして,何か発言はございませんか。

池田委員)学校の耐震診断でございますが,3月末日を目途に作業完了を目指していることと思います。去る3月10日に診断を請け負った業者さんから報告がなされておると思いますけれども,今後の見通しについてお伺いをしておきたいと思います。

教育総務課長)現在,耐震診断の結果が3月末ということで,今ご発言がありました業者の中では終わってるかと思うんですが,報告書では上がっておりません。ただ,上がってきた後でございますが,当然各業者から上がってきたものを我々で順番を並べられませんので,茨城県の建築技術公社のほうにその結果をもちましてどういう順番になるのか再度委託をしております。それも3月末ということで,その後その結果を踏まえて各関係機関と十分進め方を協議しなければならないと考えております。

池田委員)そのような中で,今から送付をして判断を仰ぐということでありますけれども,一部仄聞するところによりますと,要するに当然各石岡以外の自治体も行っているわけでありまして,非常に作業が集中しているということで,一部遅れてしまうんではないかというようなことも伺っております。是非3月末ということですので,その点お願いをしておければと思います。これは結構です。
 あと1点,先の予算委員会の中で瓦塚の発掘調査について質疑がなされておりました。今後,常陸国衙跡の国指定史跡への文化庁に対する働きかけがあるわけですけれども,この瓦塚も今後全体の遺構の概要が明らかになってくると思います。そういった中で,国分寺,国分尼寺,もっと言えば国衙にも瓦を供給した一大瓦の生産拠点であったと思われますので,史料的価値も当然あるわけです。国衙の国指定史跡への申請の際に,瓦塚も一緒に文化庁に対して働きかけをしたらどうかというのが私の意見でございます。その点検討に値するかどうか,ちょっとお考えを伺っておきたいと思います。

文化振興課長)先ほどの瓦塚の件でございますが,現在年次計画がありまして,21,22,23,24,25年で一応範囲を確定した中で報告書を作成していくという前段の準備作業がございますので,それが完結しないと瓦塚については国への申請ができないかと思います。国衙については今年度末までに発掘の状況の成果が報告書が作成できますので,それを21年度で国への提出のための準備作業に入る予定でございます。それとあわせて瓦塚についても,同じ時期には報告はできないかなと思っておりますので,そこをちょっとお許し願いたいと思います。

池田委員)是非今後発掘調査が進んで遺跡の全容が明らかになった段階で,確か今現在は県指定史跡になってるんですよね。是非国指定史跡の指定に向けてご尽力いただければと,そのように意見として申し述べておきたいと思います。以上です。

川村副委員長)私,確認なんですが,昨日の予算特別委員会の総括審査の中で鈴木米造委員のほうから,有明中が耐震の問題で県からの指導を受けているという文言が出されたわけなんでございますが,その辺のことを踏まえましてどういうことを指導を受けているのかお伺いをしたいと思います。

教育次長)確かに昨日の予算特別委員会の総括の中でそのような発言があったように私も記憶してございますが,私ども教育委員会事務局としては,何ら県からの指導等は受けておりません。ただ今,耐震診断の問題につきましては,教育総務課長がご説明申し上げましたように3月末までに報告書を出していただきたいということで事務的には進めてございます。

川村副委員長)ということは,その真偽のほどは別として,そうするとそれは受けていないということで,それは全然根拠がないということでよろしいんですか。

教育次長)根拠といわれますとなんとご説明したらいいかわかりませんが,ただ今ご説明させていただきましたように教育委員会事務局としては茨城県当局なり茨城県教育委員会サイドからのそういう指導といいますか,報告といいますか,連絡といいますか,そういうものは一切受けていないのが現状でございます。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。



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