茨城県石岡市石岡一丁目１－１
Tel 0299（23）1111 内線310
gikai@city.ishioka.lg.jp
|
〒315-8640 茨城県石岡市石岡一丁目１－１ Tel 0299（23）1111 内線310 gikai@city.ishioka.lg.jp |
|
徳増委員長）ただいまから，総務企画委員会を開会いたします。 本日の議題は，今期定例会において当委員会に付託されました議案の審査として，議案第57号専決処分に対し承認を求めることについて（石岡市税条例の一部を改正する条例），議案第58号専決処分に対し承認を求めることについて（石岡市都市計画税条例の一部を改正する条例），議案第60号平成20年度石岡市一般会計補正予算（第１号）のうち総務企画委員会所管部分。所管事務の調査として，総合窓口整備の進捗状況について，市民満足度調査の結果報告についてでございます。 次に，案件説明のために，委員長において説明員として出席を求めた者の職氏名は，お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりでございます。 それでは，これより議事に入ります。 最初に，議案第57号専決処分に対し承認を求めることについて（石岡市税条例の一部を改正する条例）を議題といたします。 本件について，執行部から説明を求めます。 なお，発言は挙手によりこれを許します。 税務課長）議案説明をする前に今後の専決処分の取扱いにつきまして，説明をさせていただきます。 地方税法等の改正に伴います専決処分につきましては，これまでは施行時期にかかわらず全て専決処分で対応してきたところでございますが，今年度から緊急性のあるものだけを専決処分を行い，それ以外については議案として提案してまいります。 なお，９月議会には，「寄附金税制について」，「公的年金からの特別徴収制度の導入について」，「長期優良住宅に係る特例措置の創設について」など，残っている全ての税制改正について議案提案させていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは，議案の説明をさせていただきます。議案第57号専決処分に対し承認を求めることについて（石岡市税条例の一部を改正する条例）。本件は，地方税法等の改正に伴い，石岡市税条例の一部を改正するため，地方自治法第179条第１項の規定により専決処分しましたので，同条第３項の規定により報告し，承認を求めるものでございます。 主な改正要綱について申し上げますと，１つとして，公益法人制度改革に伴う地方税の取り扱いについて，法人でない社団又は財団で代表者又は管理人の定めがあるもので収益事業を行わないものについて，均等割を非課税とすることとしたこと。２点目として，熱損失防止（省エネ）改修工事を行った既存住宅に係る固定資産税の減額措置を設けたこと。３点目として，固定資産税の納税義務者が，独立行政法人緑資源機構の解散により，その業務の一部が独立行政法人森林総合研究所へ承継されることとなったこと。４点目として，住宅借入金等特別税額控除の申告手続き等について，納税通知書が送達された後に申告書が提出された場合において，市長が認めれば特別控除を適用することができるようになったこと。５点目として，特定中小会社が発行した株式に係る譲渡所得等に適用される優遇措置，いわゆるエンジェル税制について，寄附金控除の特例の創設に伴い廃止されたこと。以上が主な改正内容でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。質疑はございませんか。 小松委員）改正要綱の「法人でない社団又は財団で」という項なんですけれども，具体的にはどういう社団又は財団なのか伺いたいと思います。 税務課長）お答え申し上げます。法人でない社団又は財団等につきましては，例えば校友会であるとか，後援会であるとか，あるいは自治会等ですね。そういったものを指して言っております。 小松委員）この条例の新旧対照表で，改正前改正後ということで分かりやすく書かれているんですけれども，３ページになるんですが，改正前と改正後の資本金の部分で，例えば改正前は７番が改正後は３番とか。あるいは８番が改正後は２番とか，順序が違ってきているんですが，これは特別何か意味があるんでしょうか。 宮本課長）基本的には準則に基づいて提案をしているものですけれども，今回の法人制度改革に伴いまして，冒頭に説明をしましたけれども，人格のない社団とかそういった部分について，均等割の最低税率の年額６万円というものを上段に持ってきたという捉え方だというふうに認識はしております。 徳増委員長）ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。 次に，討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。議案第57号専決処分に対し承認を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。本案は，「承認すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 次に，議案第58号専決処分に対し承認を求めることについて（石岡市都市計画税条例の一部を改正する条例）を議題といたします。 本案について，執行部から説明を求めます。 税務課長）議案第58号専決処分に対し承認を求めることについて（石岡市都市計画税条例の一部を改正する条例）。本件は，地方税法等の改正に伴い，石岡市都市計画税条例の一部を改正するため，地方自治法第179条第１項の規定により専決処分をいたしましたので，同条第３項の規定により報告し，承認を求めるものでございます。 改正要綱について申し上げますと，本条で引用する地方税法の課税標準の特例関係の条項が移動したことに伴いまして条例の一部を改正するものでございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。 次に，討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。議案第58号専決処分に対し承認を求めることについてを採決いたします。 お諮りいたします。本案は，「承認すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 次に，議案第60号平成20年度石岡市一般会計補正予算（第１号）のうち総務企画委員会所管部分を議題といたします。 本案について，執行部から説明を求めます。 税務課長）税務課の補正予算についてご説明いたします。 補正予算書の16ページと17ページをご覧いただきたいと思います。一番上の諸費，過誤納還付金3,546万2,000円ですけれども，市税過誤納還付金3,450万6,000円と市税過誤納加算金95万6,000円でございます。法人市民税は，予定申告あるいは中間申告で納税された法人市民税に対しまして，確定申告による税額が事前に納付された税額を下回った場合は，還付処理を行うこととなってございます。高額納税法人であります大手電力会社が昨年７月の新潟県沖地震に伴う柏崎原発事故あるいは原油価格の高騰などによりまして赤字決算が確定いたしました。これによりまして高額の歳出還付金と加算金が発生したものでございます。これらの理由から補正をお願いするものでございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 消防本部総務課長）それでは消防費の補正予算の説明をいたします。 補正予算につきましては，同じページの16，17ページの下の段になります。消防費の常備消防費の中でございます。最初に教育訓練・研修経費70万円の補正増であります。その内容につきましては，報償費の救急救命士就業前病院研修謝礼金で，20年度，救急救命士国家試験合格者が５名及び新採の中で有資格者１名を含む６名となりました。初任課研修後，救急救命士の就業前病院研修を経まして，救急自動車に搭乗させ，高度救急処置ができることになっております。当初予算では，２名の職員養成分で予算化したわけですが，４名分の不足が生じまして，１名に付き３万円で，今回，報償費12万円の増額を要望するものであります。その下の職員研修負担金でございますが，20年度の新採職員に対しまして茨城県の県立消防学校へ６か月間の初任課教育研修入校に伴う負担金でございます。消防の基礎知識，技術習得のための研修でございまして，当初３名で予算化したわけですが，最終的に５名が採用されまして，現在入校しているわけでございます。２名分の入校負担金が不足を生じまして，１名当たりの負担金が29万円程度必要になります。今回，負担金として58万円の増額を提出したものであります。審議のほうよろしくお願いいたします。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。質疑はございませんか。 岡野副委員長）過誤納還付について，一番多くてどのぐらい還付されるわけですか。 税務課長）これまで還付金の額で最大のものについては，ＮＴＴが分割民営化されたときに，たぶん1,500万円程度の還付があったと思いますけれども，今回，たぶん当市においては最大の還付金額だと認識しております。 岡野副委員長）これまででなく，この補正の中で予想される還付です。 税務課長）失礼いたしました。今回大手電力会社につきましては，平成19年の11月30日に申告納付をしていただおておりまして，この金額が３千４百うん十万ということですので，今回の補正をとった満額でございます。 徳増委員長）ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。 次に，討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。議案第60号平成20年度石岡市一般会計補正予算（第１号）のうち総務企画委員会所管部分を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は，「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 以上で，今期定例会において付託されました議案の審査は，終了いたします。 ここでお諮りいたします。 本日，審査いたしました議案に係る委員長報告の取り扱いについては，委員長にご一任願いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 ５分程度休憩いたします。 ― 休 憩 ― 徳増委員長） 次に，所管事務の調査として，総合窓口整備の進捗状況についてを議題といたします。 本件について，執行部から説明願います。 行財政改革推進室長）行財政改革推進室のほうから，総合窓口の設置に向けました検討状況につきまして，中間報告ということでご報告申し上げたいと思います。 総合窓口設置につきましては，昨年度の２月に総合窓口設置検討委員会が設置されまして，更にワーキングチームを組織しまして，来年の１月５日の開設を目指して検討を進めているところでございます。現段階では，窓口に関連します345の事務を検討いたしまして，199の事務を総合窓口で取り扱うこととし，総合窓口における取扱い業務の基本的な考え方や窓口開設に向けたスケジュールを確認しまして，６月２日の庁議において報告をいたしましたので，現在の検討状況につきまして中間報告ということでご説明させていただきたいと思います。 それでは資料１ページでございます。総合窓口で取り扱う業務といたしまして，基本的な考え方として２点ございます。現在の市民課所管及び税務課所管の証明等を原則として総合窓口１か所で取り扱う。市民課業務を基本に住民異動に伴う届出等で発生する業務をできるだけ総合窓口に集約する。ということでございます。この２つの考え方を基本としまして，今後具体的な検討作業に入っていくこととしております。更に具体的検討事項としまして，２番としてございますが，３つほど挙げてございます。受付に発券機及び番号表示機を設置し，来客者にわかりやすい窓口を目指す。２としまして，フロア案内を置き，取り扱い事務などの説明や申請書等の案内を行うことにより，来客者が戸惑うことなく窓口サービスを受けられることを目指す。３番としまして，申請書をわかりやすいものに見直す。ということで検討を加えております。その下の３番につきましては，先程ご説明いたしました345件の事務に対する内訳でございます。 次の２ページをご覧いただきたいと思います。こちらは，総合窓口に関するスケジュールでございます。今後このスケジュールに基づきまして，検討を進めてまいる予定でございますが，ご説明しました基本的な考え方を基に，更に具体的なレイアウト，フロアの案内などにつきまして，検討を進めている状況でございまして，６月末までにレイアウトなどの確認をしていきたいと考えております。 次の３ページをご覧いただきたいと思います。こちらには，今現在検討しております総合窓口の来客者の手続きの流れ。この案を示してございます。まず，赤い表示でございますが，こちらは転入，転出等，住民異動を伴う場合の来客者の動きでございます。まず，１番の受付で記載台で申請書等を記入いただきまして，２番で発券機のボタンを押していただいて番号を受け取っていただく。呼出しがあるまで待っていただくわけですが，届出窓口４番，こちらで受付を行っていただく。そこで詳しいチェックをしてもらいまして，同時に保険年金課が絡むものについては，窓口内で行っていくということでございます。仮に赤の５番，６番でございますが，こちらに用件としてある場合は，その間を利用していただいて手続きを済ませていただく。最終的には８番の交付窓口で受け取っていただくということで考えてございます。 それから証明の場合につきましては，こちらに記載はございませんが，先程と同じように１番，２番，３番そして４番のところで赤い表示の証明という窓口で手続きを済ませていただくということになります。 次に青い表示でございますが，こちらは保険年金課のみの用件で来客いただいた方の流れでございます。先程と同じように用件につきまして，記載台で申請書等が必要な場合は，記載台で記載していただきまして，発券機で番号をとっていただく。番号呼出しがございますまで，待合の場所で待機をいただいて，保険年金課のほうで番号順に呼出しをいたしますので年金課の窓口に来ていただくというかたちを想定してございます。 次に４ページをご覧いただきたいと思います。こちらにつきましては住民の方の来客者の用件の条件をつけまして想定した比較案でございます。この場合，転入届，４人家族が転入をしていらっしゃる。その家族構成といたしましては，世帯主が自営業，配偶者と小学生の子，幼児，それから国民健康保険と国民年金に加入しているという条件の方が転入した場合，現行と総合窓口の比較をしてございます。この現行につきましては，全て来客者が，市民課，保険年金課，こども福祉課，環境対策課，下水道課。こういったところに，それぞれの窓口に直接行っていただくというのが現行でございます。概ね68分ぐらいかかるんではないかということで想定してございます。これが総合窓口となりますと，まず総合窓口に届出をいただくんですが，この際チェックシートを利用しまして，いろんな確認をしていただきます。総合窓口においては，こちらにありますように23分かかりますが，この中では印鑑登録，就学，こちらに記載している業務につきまして処理を行うということです。黒い線で記載してございますが，この時間を利用して，他の窓口を利用していただいたり，銀行または買い物等の利用をいただく。時間になりましたら総合窓口で受け取っていただくということで，概ねの処理時間は，53分というような考え方をしております。これにつきましては，下の四角い枠をご覧いただきたいんですが，チェックシートにつきまして，多数の手続きが必要な市民がどのような手続きをすべきかを明確にする。それから市民の動線，動きを少なくする。それから時間の短縮が図れるというような考えでおります。 次の５ページをご覧いただきたいと思います。こちらにつきましては，証明書等をお求めになる来客者についての検討案でございます。条件としましては，所得証明と住民票がほしいというお客様がいらした場合です。こちらにつきましては，現行と総合窓口の案ということで記載してございます。現在は，先程申し上げましたがそれぞれの担当窓口に行って，１つずつ証明を取っていただくということになりますが，総合窓口に置きましては，申請書については１か所で１枚で済む。それから総合窓口の証明のところへ出していただきますと，ちょっと待っていただくことはありえますが，順番が安心して取れるということで，時間の短縮にも若干つながるということを期待しているわけでございます。約２分間の短縮でございます。それから一番下の四角をご覧いただきたいと思います。サービス向上のポイントとしまして，期待されるものを３点ほどあげてございます。先程申し上げましたように申請書の集約。それから移動を少なくする。それから職員にとって作業時間の短縮につながるというような３つの点が期待できるところでございます。基本としまして，お客様の移動が少なくなる点，発券機番号を取ることにより順番の安心ができる点，用務によって窓口が振り分けられるため待ち時間が短縮される。こういったことを期待して案として作ってございます。 全体としまして，先程のスケジュールにもございますように，６月末までに検討事項のとりまとめを進めてございますので，またその時点でご説明をさせていただきたいというふうに考えております。 徳増委員長）以上で説明が終わりました。 この件について，ご質問等ございましたらお願いいたします。 岡野副委員長）総合窓口の中で，市民課へ配属する職員はどのくらい考えているのかということと，確認なんですけれども，10月１日にこの総合窓口にするに当たって，人間の異動なんかもあるというような取り沙汰もされているんですが，そのへんについてまず最初にお聞きいたします。 行財政改革推進室長）２点のご質問にお答えしたいと思います。市民課への職員増は考えているのかということと，10月１日の異動という話を耳にするがということでございますが，現段階につきましては，基本的な現状の課をそのままという流れで検討を進めておりまして，人事のほうにつきましては，今後具体的なレイアウト，そういったものを含めて，具体的に確定した段階でそういったものも踏み込んで検討したいということで，現段階ではまだ決めておりません。 岡野副委員長）数は増えないということで解釈していいんですか。増やすのか。現状維持なのか。今の答弁は分からなかったので。 行財政改革推進室長）現段階では，はっきり申し上げられないといいますか。まだ検討している段階でございますので，申し訳ございませんが６月いっぱいにある程度の具体的な方向が見えてまいりますので，その時点である程度のご説明ができるのかなというふうに考えてございます。 岡野副委員長）総務企画委員会で今日で２回目ですけれど，それはまだ決まってないと言って，後でもう決まったからどうしようもないというのでは検討にならないので，その都度，こういう方向で行きたいとか，こういう方向にしたいとか，というところで委員会での説明をしないと，今はまだ決まっていません。最後ぎりぎりになってもう決まりましたので仕方ありません。という話では，審議が反映されないかと思うんですがそのへんはどうですか。 企画部長）委員仰るとおりだと認識してございます。そういう意味でまだワーキングの中での議論でございますので，その上の段階，あるいは庁内の意思調整ということで，その段階で関係課の意見なども踏まえた上で，一定の考え方をまとめた後にご報告させていただきたいというふうに考えております。 岡野副委員長）そういうことでよろしく今後お願いしたいと思います。 それともう２点ほど聞きたいんですけれど，１つは４ページの部分ですけれど，例えば介護保険室とか，こども福祉課，高齢福祉課でもそうですけど，あまり総合窓口では処理できなくて，この３課については，どうしてもその課へ行って用を足すような感じをいたします。ちょっとそのところは総合窓口化から離れているんですよね。そのへんの集合といいますか，場所の入れ替えといいますか，総合窓口を中心にすれば，それが離れているよりは近いほうがいいわけで，そのへんの課の移動，場所の移動なんかは考えているのかどうかお聞きいたします。 行財政改革推進室長）課の移動につきましては，現在，先程と同じかたちで申し訳ございませんが，ワーキングチーム等で総合窓口そのもののレイアウトを固めている状況でございまして，そのスペースとしてどの程度必要なのか，それから市役所の１階のスペース，限られたスペースでございますので，そのへんの課の移動を伴うことが可能かどうか，そのへんも含めましてワーキングで現在，総合窓口に必要なスペースとあわせて検討を加えているところでございまして，その結果等につきましては，先程部長からご説明したようなかたちでご報告させていただきたいと考えております。 岡野副委員長）もう１点です。介護保険料についても，あるいは後期高齢者の医療に関しても年金天引きということをやっているわけです。それはある意味，年金天引きということを考えれば，同じようなかたちになると思うんです。そのときの説明をするのには，やはり近いところで統一的な説明を受けたほうが非常に分かりやすいんじゃないかと思うんです。年金天引きについては，口座振替とはまったく異質なわけですから，一旦社会保険事務所に問合せをするとか，そういう手続きが必要でして，２か月くらい前に決まったものを天引きするというわけですから，そのへんの説明も統一的な説明をしたほうがいい。介護保険室と後期高齢者医療制度の窓口が別々では，非常に分かりにくい部分がありますので，そういうことも配慮すべきではないかと思うわけです。そういう同じような事務手続きをするところについては，やはり近いところで統一的な説明をしていく。ただそっちへ行ってくれというんじゃなくてですね。例えばそれは私のひとつの例です。そういうこともこれから検討して住民にできるだけ負担の無いような窓口化にしてほしいということをお願いしたいと思います。この件について答弁をいただきたいと思います。 行財政改革推進室長）今のご指摘の点につきましては，ワーキングチームの検討の中で更にご指摘の点につきまして検討を加えていくようにお願いをしてまいりたいというように考えております。 岡野副委員長）今の時点では決められないようですので，また次の機会があったら質問したいと思いますので，私のほうからは以上です。 前島委員）総合窓口が１月の５日に開設されるということで，当初の予定より２か月以上遅れたということで，でもできるということは評価せざるを得ないと思うわけでありますが，当然１月５日には，土，日の開庁というのはできないですよね。そこまでの考えは無いと思うんで，今，水曜日は延長しているわけではありますが，究極的にはやはり土，日の開庁というのはあるのかどうかお伺いしたいと思います。 行財政改革推進室長）現在，委員ご指摘の休日の開庁につきましては，総合窓口の開設というスケジュールの中では検討していないというのが現状でございます。この件につきましては，別なかたちの検討ということになろうかと思いますのでご了解いただきたいと思います。 前島委員）先進地視察をして，目途としては祝日の開庁をやるということだと思いますので，総務部長がいないのでお聞きできませんが，そうしないとせっかく総合窓口を作ったとしても，成果といいますか，それが半減してしまうと思いますので，是非ともこのことはやっていただきたい。お話したときは，たぶん１年後にはそういう考えもあったと思うんです。19年の11月でしたか。日立市に行ったとき。そういうお話をしたときに，そういう経過もあると思いますので，そのことを是非ともお願いしたいと思います。以上です。 小松委員）資料３，１ページの３の表について，質問させていただきます。 窓口案内をするという業務が11あるわけでございますが，ここ高齢福祉課，環境対策課，建築住宅指導課，下水道課になるわけですが，この内容について分かりますか。 行財政改革推進室長）この案内業務につきましては，ご指摘がありました建築住宅指導課は，市営住宅同居者異動届，それから市営住宅同居承認願，そういったものであります。高齢福祉課は，緊急通報システム設置，変更，資格喪失，辞退届。こういったものの届出につきましては案内をするのみということでございます。環境につきましては，霊園使用許可証記載事項変更届，汲取り伝票発行，それから霊園使用権承継承認申請書等でございます。 小松委員）継続審査については，まだこれから協議ということですので，担当処理についてですけれども，総合窓口が設置されていても保険年金課あるいは高齢福祉課，こども福祉課，かなりの数が担当で処理しますけれども，この総合窓口の資料のフローチャートといいますか，これでいきますと，総合窓口が設置されていても窓口を移動するというのは，少し違うかなという気がするんですけれども，どうでしょうか。 行財政改革推進室長）この担当処理という業務につきましては，基本的に相談を伴うまたは聞き取り調査を伴うといった業務でございまして，総合窓口でその業務を取り扱うには担当課のほうからも難しい点が多いということがありまして，ワーキングチーム内，それから検討委員会内でも検討されまして，担当課業務ということで決定したものです。 徳増委員長）ほかにございませんか。 私のほうからお聞きしたいんですけれども，私は，ワンストップサービスの総合窓口と思っておりました。ですから住民の方をこんなに移動させるのであれば総合窓口の意味が無いのではないかと感じたんです。ですからたぶん人員を増やさなくてもいいんじゃないかとか，まだ人員数が確定しないというのはそのへんが原因しているんじゃないかと思いますけれども，ワンストップサービスでは最初からなかったんですか。その点についてをお聞きしたいと思います。 行財政改革推進室長）ワンストップサービスという言葉でございますけれども，１か所ですべての処理ができる案件と，必ず相談を伴う案件，それからある程度プライバシーの問題がありまして席を別にしたほうがふさわしい案件，こういったものそれぞれの案件で特殊性を持っているというのも事実でございまして，そういった意味も含めまして当初よりなかなかワンストップですべてをこなすということは難しいという考えの中から，できるだけ窓口が分かりやすいもの，それからなるべくお客様の動きが少なくできる，それから待ち時間を少なくしたい，そういった点が基本となりまして検討してまいった経過がございます。 徳増委員長）転入転出の際のことなんですけれども，子どもがいれば当然保育園から学校の手続きのこともあると思います。そのときに同じ窓口でできないのかどうか。もう少しそのへんを煮詰めて考えていただきたいと思います。これを見ますとぐるぐる動くようになっておりまして，時間もかかります。受付窓口が１つなのか４つなのか分かりませんけれども，その中にはブースのようにして隣の方の書類が見えないようにしたりとか，そういう方法もやっているところが，私個人で行った所ではございました。ですから，できればワンストップに近いかたちにしないと，転入転出時には混雑してもっと時間がかかるのではないかと思いますので，そのへんのところをご検討願いたいと思います。 ほかに質問はございませんか。総合窓口に関しては，よろしいですか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，この件に関しては，終結いたします。 次に，市民満足度調査の結果報告についてを議題といたします。 本件について，執行部から説明を求めます。 企画課長）お配りしました資料が２種類ございます。資料１が報告書の本体でございます。資料２がそれの概要版でございます。主に概要版の資料２のほうに基づきまして，大変重要な内容でございますので，順にご説明申し上げたいと存じます。 それでは資料２，市民満足度調査の結果（概要版）でございます。 １ページ目には，総合計画の理念が上に示されておりまして，中段以降の調査対象者から説明をさせていただきます。市内にお住まいの18歳以上の男女の市民の方4,000人を対象といたしました。調査の項目といたしまして，石岡市の総合計画に掲げる49項目に対して，それぞれの満足度と重要度を５点評価をしていただいたものでございます。回収結果でございますが，過去の18年，19年と同じ内容でございまして，今回の回収率は32.4パーセントでございます。欄の下をご覧いただきますと，調査精度についての説明がございますが，同じアンケートを100回行った場合に95回までは，誤差の最大値がプラスマイナス2.76パーセントに収まるということで，信頼のおける回収率を達成したということでございます。 ２ページをお開きいただきたいと存じます。市民満足度及び重要度の考え方についてでございます。先程申し上げましたとおり，５段階の評価でございますが，５段階は３行目に書いてございますが，満足度においては「満足している」から「不満である」まで，重要度では「重要である」から「重要でない」までとして，これを５段階に配点し，数値化したものでございます。評価点でございますが，評価点は８つの政策，それからそれにぶら下がっております49の基本施策ごとに，市民評価の意識，満足度と重要度に関しまして集計したものでございます。「前期基本計画に記載されている目標の市民満足度を達成するため」と書いてございますが，総合計画の中には，49の基本施策ごとに市民の満足度について，現状が何パーセント，目標が何パーセントと記載されておりますが，それを達成するために基本施策の展開及び方向性を検証しながら，事務事業を実施していくという考え方でございます。 その下の表でございますが，これは前回の19年度の計画的土地利用を抜粋したもので例示してございます。表の左側(1)から(5)まで，不満であるという配点が１点，それから満足であるという配点が５点とした場合のそれぞれの回答数，構成比を示しておりまして，これらから平均値を求めているというものを説明しております。 次のページでございます。この満足度と重要度をどのように見やすくするかという説明でございます。朗読いたします。「評価点を偏差値化し，さらに縦軸を満足度，横軸を重要度とした図表に４区分した区域内に位置付けました。」ということでございます。下の表がございますが，横軸が重要度，縦軸が満足度ということで，これは偏差値化といいますと，単純に評価をいただいた１から５というものを示すのではなくて，それぞれの評価していただいたものを統計処理をいたしまして，全体の評価の分布を平均して，中心点が50になるように統計処理しているものでございます。見方でございますけれども，この表の赤の部分が非常に問題であるということでございます。例えば重要度が右に行くと非常に高いわけでございますが，重要であるというふうに評価をしている。右に行けば行くほどでございます。今度満足度の縦軸をご覧いただきますと，満足度が低いということは下がっていくわけでございますので，一番右下がどういう意味かと申しますと，市民の方は「重要であって不満である」という位置を示してございます。逆に左上でございますが「重要でないし満足している」というのが左上であります。そういったことから大きく区分をいたしますと，色分けしていまして右下の赤い部分が改善すべき分野，左上の水色の部分が維持分野ということになりますが，これを４つの区分に分けまして，色とは関係なく分けますと，右下が重点的に改善すべき分野である。それから右上でございますが，これは重要度は高いけれども満足度も高いということで，重点的に維持をしていく分野ということでございます。左下は，不満ではあるけれども重要度はさほどでないという評価でございますので改善する必要はあるだろうと，左上ですが，満足度が高く重要度が低い分野でございますのでこれは従来どおり維持をしていけばいい分野であろうという部分でございます。 その表の下でございますが，例えば商業・サービス業の振興に関しましてどうかということを19年と20年で比較いたしますと，ご覧いただきますように，例えば評価点の満足度2.24が2.16になってございます。重要度に関しましては4.04が4.10になっております。しかし，これでご注意いただきたいのは，それを偏差値化いたしますと，重要度は上がっているにもかかわらず，偏差値化しますと水色で着色しましたように54.3が52.6になってございます。これの意味は，全体的に評価全体を統計処理をすることによって，ある部分が全体の評価に比べてさほど評価が上がらない場合には，全体と比べて重要度が統計処理をすると低くなってしまうということを念のため説明しているものでございます。 これに基づきまして同じ資料の８ページをご覧いただきたいと思います。先程会議の冒頭でご指摘をいただきましたが，８ページ以降は総合計画の８つの政策の分野ごとに評価を集計したものでございます。 まず８ページの上でございますが，１本目の柱の「明日を拓くまちへ【都市基盤の整備】」でございます。これを見ていただきますと，特に変動が大きかったものですが，「１ 計画的な土地利用」ということで，これは都市基盤整備という政策の中の１つ目の施策でござますが，これは満足度はさほど変わらずに，重要度の評価が大きく低下しているものでございます。どちらかといえば重要度はないという市民の評価でございます。それから「道路の整備」，赤の部分でございますが，ちょっと見づらいですが小さい丸が18年，やや大きな丸が19年，今回が三角でございまして，前年度に比べまして重要度が大きく下がっております。それからその下でございます。４番の「駅・市街地等の整備」に関しましては，重要度はやや上がり下がりしましたけれども，満足度が大きく低下しております。大変危険な分野でございます。その下は，さほど大きな変動は無かったかと思います。 ９ページの上で「安全で安心して暮らせるまちへ」の中では，特に変動の激しいものとして15番の「交通安全の推進」でございまして，これは18年の評価に比べ，19年は満足度がやや上がって，重要度が低くなりました。しかし20年度は満足度，重要度とも，このように変動しているというものでございます。その下は大きな変化はございません。 10ページでございます。10ページの上は，際立った変化がございます。28番の「学校施設の整備・充実」，それからその下の「地域に開かれた学校づくり」でございまして，これらはいずれも大きく変化をし，重要度が高くなっている結果でございます。 11ページの下でございますが，「効率的な行財政運営を目指して」という部分で大きな変動がありましたのは，左側の46「効率的・効果的な行政経営の推進」，それから45の「持続可能な財政運営の確立」ということで，いずれも重要度が下がり，満足度がやや上がっているという結果でございます。これらの変化の要因でございますが，実は来週から各課長を対象とした説明会を開催して，その中でそれぞれの施策について，今ご覧いただきました49本の施策ごとに分析を加えることになっております。つまり，どうしてこういう変化があったのかということを外部要因と内部要因に分けて分析します。例えば内部要因に関しましては，市民の関心が高くなっているにも関わらず，効果的な事業が行ってないとか，あるいは外部要因といたしましては，道路特定財源，こういった騒ぎがあって，道路はどうも必要以上に造られているのではないかというマスコミの影響を受けているものではないか。例えばそういうようないろいろな分野を各担当に分析をしていただく予定でございます。これに関しては，スワット分析という分析手法がありますので，これに基づいて分析する予定でございます。 今ご覧いただきましたものを，７ページにおいて今度は各政策ごとに見ております。８ページは，各政策の内訳の施策ごとに見ておりましたが，７ページでは総合計画の８本の柱，大きな区分に分けて見たものでございます。特に大きな変動がございますのは，５番の「教育・文化の充実」，これが大きく重要度が上がって，満足度はやや下がっている。一方その下の８番「行財政改革の推進」に関しましては，満足度が上がる傾向にございます。重要度は下がる傾向にございます。こういったことから分析を今から開始してまいるところでございます。 次に，資料のあちこちで恐縮ですが，４ページをお開きいただきたいと存じます。ここからが非常に今後の行政経営で重要な数値でございますので，大変恐縮ですが詳しく説明をさせていただきます。先程の市民の満足度と重要度という２つの指標がございます。座標をご覧いただきましたようにあちらこちらということで，これを単一の数値で比較する必要がございます。そんなことから，最近は非常に経営上の評価分析手法が発達をいたしまして，今からご説明をいたします業務改善必要度に数値の変換をしてございます。 さて，その説明４ページでございます。「業務改善必要度，49の基本施策は，個々にどこに位置づけされるのか，相対的な比較を分かりやすくするために業務改善必要度を用いて，数値化しました。」，「算出された数値，算出された業務改善必要度の数値が大きいほど，市民の期待が高い割に満足度が低く，早急な改善が求められている分野になる。逆に数値か小さいほど，市民の期待が低い割に満足度が高く，過剰サービスなどの注意が必要な分野です。」図表Ｂということで下の表でございます。エリアＢですけれども，これは右下でございます。「エリアＢで右下に位置するほど，満足度が小さく，重要度が大きい。これは，市民の期待が非常に大きいため，数値も大きくなります。また，数値の上限・下限は，決まりません。」これは先程の統計処理ということの意味合いでございます。マックスはその年度によって数値のバラつきによって変わってまいります。図表でもう一度ご確認いただきたいのですが，エリアＢというのは右下でございまして，改善の必要性が高いと思われるエリアでございまして，左上が改善の必要性が低いと思われるエリアＡということで表現してございます。 次に，４ページ下段でございます。優先順位の検討ですが，数値は優先順位を検討する指標でございます。数字そのものの大小だけを捉えるものではないということにご注意いただきたいと思います。例えば，結果的に数値が５というものが数値10の２倍の改善が必要という意味ではないということでございます。市民の意向がその基本施策を強く求めているのか，あるいは他の基本施策と比べてどのくらいの差があるのかを見る指標として捉える必要があります。もし複数の施策に対する改善度の数値が同じ場合には，各課で把握している市民意向や外部要因などの視点から優先順位を決定していくことになりますということで，右側５ページにその計算の仕方が書いてありますが，詳しい説明は省きますけれども，最も業務改善必要度が高いのは，５ページの上の図で見ますと一番右下でございます。90という数字が書いてある部分でございまして，これが一番大きくなります。その数値は，各統計すべきデータ，回答した方々の数値の母集団によって変わってきますが，計算の仕方としては，例えば27.1度と書いてあるところにＰという点がございます。この座標が（ａ，ｂ），（70.31，43.43）の場合に，座標の原点といいますか，中心からの距離をまず出しまして，次に下のところ，③がでておりますが，修正指数ということで90度から今の27.1度を引きまして，それを90度で割ってあげる。これが修正指数でございます。これを先程の座標の原点からの距離に掛け合わせたもので即ち14.92が業務改善必要度だということになってございます。なお，水色の区域になるとこれは角度の計算をしていきますとマイナスになりますので，業務改善必要度はマイナスになります。 この結果でございますが，厚いほうの資料１の46ページをご覧いただきたいと思います。これは単なる表で大変見づらくなっておりますので，それを分かりやすくするために，47ページ，次のページをご覧いただきたいと思います。この表はどういうふうに見ますかというと，今回の業務改善必要度が凡例で右上で出ておりますが，緑でございます。前回の19年が赤でございます。18年，初回，これは総合計画を作るために行った時点の水色でございます。これで順番は，上になればなるほど今回の業務改善必要度が高いものでございます。今回がベストワンというのは，「駅・市街地等の整備」に関しまして業務改善必要度が20.02でございます。前回が15.25，その前が9.69でございましたので，市民の考える業務改善必要度というのが年ごとに高くなっているということでございます。これに対しまして，例えば黄色の区分の上から３つ目「道路の整備」でございますけれども，これは水色のところを見ていただきますと20.16，それが赤で21.18，そして直近の20年が7.53ということで大きく業務改善必要度が低下してございます。このように，この数値を見ることによりまして，市民の求めるものが何かということの順位が明確になったというふうに理解をしてございます。ちなみに一番下のマイナスだから必要がないということではございませんので，改善の必要度が低いというご理解を頂戴したいと思います。 それでは，資料２にお戻りいただきまして，12ページををお開きいただきたいと思います。今の資料１の47ページは大変分かりにくいので，これらを実は男性女性とか分けて，もうちょっと分かりやすくしようということで，概要版の12ページにおきましてベストテンを掲載してございます。これと47ページをお比べいただきますと分かるとおり，ベストテンはその並ばった順番でございまして，全体としては１位が「駅・市街地等の整備」，２位が「商業・サービス業の振興」，３位が「公共交通機関の充実」でございます。これが男性と女性でどう違うかということを見るために，右側に出ております。「駅・市街地」と「商業」は同じ順位。白抜きの部分が全体のベストテンに入ってない部分で，女性と男性では捉え方がこんなに違うかなと，男性では「省エネ・新エネ」それから「財政運営」ということ，どちらかというとハードな分野と理解しておりますがそういったものが入っております。女性のほうがより日常生活に密着した｢防犯対策｣であるとか「公共交通」，こういったことに評価がいっているのかなというふうに考えます。 それから13ページでございますが，これは年代別に表示したものでございます。これも大変おもしろい評価があるのかなと，おもしろいというと大変失礼でございますが，例えば60代を見ますと「地域医療」というのが非常に高くなっております。 それから次のページでございます。これも大変興味深いデータでございまして，市内を各中学校区に分けてございます。左側から石中，府中，城南，国府，これが石岡地区でございまして，トップが「駅･市街地」それから２番目が「商業」という傾向は変わってございませんけれども，八郷地区に関してはまったく違った様相でございます。「駅・市街地」に関しましては５位以下でございます。有明中にいたりましては，まったく出てこない。そして「防犯対策」と「交通安全」が八郷地区では高いということが如実に出ているかと思います。 以上，私どももこの市民のアンケート調査をどのように分析するかということを大変苦しみながら，模索しながらやってまいりましたけれども，今回である程度の枠組みが出てきたかと思います。本日お示しいたしましたので，近日中にホームページに掲載をし，市民の皆様方にもご覧いただく予定でございます。以上でございます。 徳増委員長）以上で説明が終わりました。 この件につきましての質問は，10分間の休憩を挟んでしたいと思います。10分程度休憩いたします。 ― 休 憩 ― 徳増委員長）休憩前に引き続き，会議を再開いたします。 先程説明していただきました市民満足度調査報告書について，質問がございましたらお願いいたします。 金井委員）まず確認したいのは，これは４月に出来たというような資料なんですけれども，お尋ねしたいのはこれがいつ出来上がったかというのを確認したいんですが。 企画課長）これは修正とかをやっておりましたので，最終版で出来たのは２週間程度前でございます。 金井委員）２週間程度前ということなんですけれども，２週間程度前ならば今いただいても仕方が無いのかなと思う部分があるんですけれども，こういった資料が出来たらばすぐ委員長にお話していただいて，総務企画委員会が開けるようなそういった対応を今後お願いいたします。 それでですね。これ結果を見ると重要度とか業務改善必要度とかいろいろあるんですけれども，資料２の一番後ろの14ページ，これを先程説明があって中学校区ごとに業務改善必要度が書かれているんですけれども，旧石岡地区の市民は，やっぱり駅と市街地の整備ですよね。それを本当にやってほしいということと，旧八郷地区に限っては交通安全と防犯が上の方にあるということは，やはりこれは道路状況とか，学校の問題とかで，子どもたちの交通安全とか防犯対策を重要視している。となれば石岡市が今持っている課題というのは２つと，石岡の中心市街地活性化と必要に応じて学校の適正規模，適正配置をやって統廃合をしていく。この２点だと思うんですけれども，こういったことはもうこれが出来上がって，執行部で庁議とかそういった中で市長に報告とかはされてますか。 企画課長）アンケートそのものは報告しております。執行部において周知した後に，大変恐縮ですが議会にお示しするというルールでございますからこれは示しておりますが，ただこれが意味するものを事務屋が整理をしまして，こういう方向ですよと，政策的にはこういうことをすべきではないでしょうかという案をお示しするのは今後でございます。 金井委員）もうずっと言われているように，今回の一般質問でもかなり中心市街地の活性化については，先輩議員からいろんな質問とか要望が執行部のほうになされているわけなんですけれども，こういったアンケートを取っている所管の部として，この中身を具体的に，私たちに先程説明された以上に，他の所管との関わりある部分があるんで，例えばこういった数字だけとかでなくもう一歩踏み込んでこういったことに答えるのには，こういった具体的なことをしなくちゃいけないという提言もしていただきたいんですが，そのへんのところ具体的に，この結果報告プラスそれを改善するためどういった提案をするかをお尋ねしたいんですが。 企画課長）今お尋ねの部分，行政経営システムの根幹部分でございます。行政経営システムの進め方に則してご説明しますと，先程説明しましたとおり，この施策ごとに，例えば８ページの「第１章 明日を拓くまちへ」の中でお尋ねの４番「駅・市街地等の整備」というのは，総合計画の第１章の第４節で謳われていることでございますが，これは単一の事業ではございません。例えば橋上駅舎とか，西口のロータリーの整備とか，いくつかの複合的な事業がまとまってこういう１つの施策を形成しているわけですが，今からやりますのは，そのお尋ねの部分ですが，スワット分析という言い方なんですが，内部要因，どうしてこういう評価になったのかということを内部的な分析をする。それから外部から見た外部的な要因で分析をするというのをまずさせていただきます。これによりましてしからばどうしたらいいのかということを関係課で協議をしてまいります。これが所謂８つの柱ごとの，今でいいますと都市基盤の整備という１つ目の１本目の柱は，政策部門長ということで，これは都市建設部長が当たりますが，関係課長が集まりまして，今申し上げた分析結果を基に各事業をどのようにやっていったらいいかという議論をしていきます。この段階では部長がしきることになります。政策ごとにそれを１つの施策ですね。今でいいますと「駅・市街地等の整備」という１つの施策についてどうすべきかということを，１つの様式をまとめて完成させる。それを今度は，その上部機関である検討会にあげまして，それは副市長が入っているところなんですが，そこで全体的なバランスを，１つ１つはこれなんだけれども全体的な重み付けとか事業の進め方はどうなんだろうという議論をした後に，最終的には本部会議，これは市長が入ります。そこで了解を得るという流れでございます。大変まどろっこしいやり方でございますが，組織でございますので基本的には積み上げて，最終的に市長にこういう報告でどうだろうということで報告をするという流れでございます。 金井委員）やり方は，今ご説明いただいたんで分かったんですが，これで先程申し上げましたように，はっきり，かなり他のものと比べて特段に業務改善が必要だということで「駅・市街地等の整備」ということが出てるんで，特にそれについては，特別枠でこれだけはどうにかしていかなくちゃならない必要性があると，そういう認識があると思うんですが，この問題についてはどうするかという，「駅・市街地等の整備」についてご意見をお伺いしたいんですけれど，どうやっていくかということで。 企画課長）政策決定は市長でございますので，私から具体的なご答弁申し上げにくいんですが，考え方を申し上げますと，市民のこういった意向を基に政策の重み付けをするということは間違いございません。ただその時に，私どもが非常に業務改善度が低いものをやらなくていいかということではなくて，例えば市民啓発が弱いんじゃないかとか，いろんな要因が考えられますので，政策全般に関していえば，即市民の評価イコール即重み付けということではないと思います。ただ明らかに上位になっているものは，政策的にこれは尊重すべきものであろうということを考えておりますので，今後の進め方としましては市民の評価で上位のものについて議論をしまして，政策的に翌年度の予算で重み付けをすべき分野というのを特定していきたいというふうに私ども事務局としては，今検討中でございます。具体的に言いますと，今ご指摘の「駅・市街地等の整備」と，例えばこういう施策がベストワンなのでこれを最も予算をつぎ込んで，人をつぎ込んでやるべき，例えばそういうふうなまとめ方をし，市長に報告をする。そしてその施策は先程申し上げたとおり，例えばこの例で言いますと橋上駅舎，西口の整備といろいろな要素がありますのでそれらの事業について，関連事業をどうするかというような考え方をある程度まとめていく。その後に予算編成に入っていくという考え方でございます。 企画部長）委員のご指摘につきまして，私どもの認識を申し上げますとこの結果を踏まえた21年度の予算編成に当たっては，この駅・市街地整備というのは，議題の中心になると認識してございます。 金井委員）やはりこういった行政サービスを民間的な考え方を取り入れて，経営の考え方を取り入れて，ＣＳ（カスタマー・サティスファクション）お客様が誰なのかというと市民なので，何のためにこれをやっているかというと，市民がどれだけ石岡市の行政サービスに対して満足をしているかどうかを測っている訳なんで，例えば今石岡市の総合計画の８本の柱というのはもちろんどれも大切であって，市民が思う重要度が下がったからといっておろそかにしていいわけではないと思うんです。ただ満足度がどれだけかということを調べているわけですから，満足度が下がっているものに関しては，満足度を上げるためにどうしたらいいかというのを本当に一生懸命考えなくちゃならない。特に今回の結果で「駅・市街地等の整備」の結果で満足度が極端に下がっている。これは本当に重要なことだと認識していただいて，あと重要度が下がって，満足度が下がるなんていうのは，逆に僕から見るとこれはあきらめに近い部分で重要度が下がっているんじゃないかなというふうにも読み取れるんで，結局，市民が本当にこれはいくらやっても出来ないんじゃないかと，そういうふうなことをさせないで，やはり方向性を示して，いつかはこうなるという形に出来るように，いま部長から21年度に予算に反映されていくというお話を聞けましたので，市民満足度を高くするため，本当に石岡市に住んで良かったと，この調査の目的はそれなんで，満足度が下がらないように，満足度に関しては敏感になっていただいて，市民の欲求を満たすためにやることが本当に良い行政かというとそればかりではないというのも分かるんですけれども，この調査の意味とそういった経営の考え方ですね。やはり市民が満足するような行政サービスの提供というのを心がけていただきたいので，特にこれは極端なものが出てるんで，これに関しては本当にしっかりやっていただきたいと思います。 前島委員）関連で質問をしたいと思います。当然，市民満足度調査の結果ということについては，先程企画課長が言ったように，私は尊重すべきだと思います。尊重するというのがどういうことかというのは，先程から話が出ているように，現状分析をして，現状分析をすれば優先度がはっきり分かるわけですよね。私はこの８本の政策の中でそれぞれこの優先度が決まると思うんです。そうすれば当然予算枠配分をやっていかなければ，どれも大事なんですが，財源は限られているわけでありますから，その優先度が決まった場合は，市長がこれが優先度が一番ですよとやっていかなければいつになったって決断できないですよね。何が根拠なのか分からない。その根拠の中の１つだと思いますので。実際にお金が無ければ優先度の高い順からやっていく。それで当然市民の方は税金を払っているわけです。だから税金を有効に活用するには，何を根拠にして優先度にするかということについて，はっきり共通認識を持ってもらわないと，これもやるあれもやるということではまずいと思いますんで，そのへんの認識について，部長のほうからお伺いしたいと思います。 企画部長）お答え申し上げます。今回の行政経営システムの組織と合わせまして，委員ご指摘のとおり，予算につきましても経費区分の枠配分ということを想定して今詰めておりまして，その中で経常的経費，政策的経費ということで分けまして，その中でも特に重要なものにつきましての重点施策費という枠を新たに設けたいということで，財政当局で詰めている最中でございますので，そのへんの中で委員ご指摘の事業を当て込むという検討をしてまいりたいと思っております。 前島委員）部長は理解も認識もしているということでお話をさせていただきたいわけですが，企画部の皆さんだけが理解していても，なかなか事業というのは遂行するのが難しいと思うんです。それで具体的に各部長，課長に対してどのように行政経営システムをやっていくんだということを理解させているのかということです。今回の一般質問のなかでも同僚議員から話しがあったように，なかなか理解できていない方がいると思うんです。それについてはどのように理解をしてもらっているのか。いろんな先進地では，それぞれの課からやる気のある人を抜擢をして，その人たちに行政経営システムというのはこういうことだということをよく話して，理解をして，その人たちが各課に周知徹底を図っているわけですが，当市としては，そのへんについてどのように周知徹底を図っているのか。お伺いしたいと思います。 企画課長）私どもでは，部長級以上は２回説明を既にしております。本部会議という形で。各課長に対しましては，来週の16，17，19日の３日間，それぞれ都合のつくときに，具体的にやる手順を含めながら行政経営システム全般の説明をいたします。ただ初めてやることと，かなり理念が先行しておりまして，具体的な手順というのは組み立てながらやっておりますので，いくら理屈を言ってもこれはなかなか頭に入らない部分がありますので，各作業の段階で私ども企画課の職員が中心となりましてサポート体制を取ろうと，つまり説明はするけれども実際に作業をするときに任せっぱなしではなくて一緒にやっていこうという考え方でおります。そういう中でいろいろな質問，疑問，これを私どもで答えながらやろうということでサポート体制を今作っているところでございます。 前島委員）これ現実，今本音の部分で総論と各論というのがあると思うんですが，７百余名いる職員が行政経営システムをなぜやるかということを，行財政改革にはこれをやらなくてはならないということに対して，理解をしているんですか。私が聞くところによると何でこんな面倒なことをやってるんだという話を聞きますので，私が何回も言うように企画部だけが分かっていてもだめなんです。それぞれが本気になってやらなくちゃ大変だという意識改革を，これは前から言っているように意識改革を図っていく上で，各部長は意識改革は出来ていると言うんですけど，本当に各部の中で課の課員まで意識改革が出来ているのかというのが大事なんです。そうしないと結局企画部だけが分かっていて，他は分からないという話になっていってしまう。ただ頭だけで行政経営という表現をしているだけで，なぜこれをやるのかという意識がなければ，なかなかできないと思うんで，そのへんに対しての意識改革と今言ったようなことに対して徹底させること。どういうふうにやるのかもう一度。これは部長にお伺いしたいと思います。 企画部長）議員ご指摘のとおりでございまして，末端の職員が通常業務の中で追われておりますので，そういう中でまた改めてこういう業務をそこに被せるということに対して，業務が増えるだけだと思われている職員もいるかということも当然懸念しております。そういう中でこれは多少，今年本格実施という中で１つには説明会もございますけれども，もう１つにはマニュアルを作って全員に持たせるということも徹底してやっていきたい。それと併せて実際に作業が入ってきますので，そこはフェイス・トゥ・フェイスと言いますか，向き合って実際に取り組んでまいりたいということで徹底を図っていきたいと考えております。ただ作業の中では確かに不平不満みたいなものもあろうかと思いますけれども，これはやはり時間をかけて，そういう認識を持っていただくことしかないのかなと思っております。 前島委員）今，部長から答弁されたように，いいですか，先進地は不平不満は出ないんですからね。やるのは当然だという意識でやっているんですよ。だから，最初からスタートラインが違うんです。行財政改革を何でやらなくちゃならないんだと言う意識がないと，結局それをやらないと当市がだんだん沈んでしまうよという意識でやっているわけです。税金をもらって我々やっているんだから。別にそんなことやる必要ないんだよという意識じゃないんです。だから職員が，スタートラインが同じでやっていかないと，結局企画部だけが音頭とって，他の部がそう言ったってなかなかできないよとなった場合には，なかなか進まないわけです。８本の柱でそれぞれ優先順位を決めて進むわけですから。で一番大事なＰＤＣＡということで現状分析して進むわけですよね。で予算枠配分をやろうというときにその意識がなかったらば，ただ仕事が増えてしまって，さっぱり効果が出ないと思いますので，そういうことのないように徹底して。私は一般質問を何回も何回もやって，執行部は全部意識改革が出来ているっていうことで答弁しているんですよ。今更意識改革が出来ていないというのはおかしいと思いますよ。大変厳しいことを言うかもわかりませんけど，そういう形で皆さんが負担を被ってても成果が出なければ意味がないんです。全職員が意識改革をして進まなければ出来ないと私は認識をしてますので，意識改革は出来ているわけですから，ただ現実は出来てないと思いますよ。まだね。だからそのへんをやっていただきたいなと思うわけであります。以上です。 金子委員）今，前島委員からも出ましたが，企業というのは結果が出たらば，すぐやるんですね。良いということになれば。ところが行政というのは，いろいろな会議を経てそれからでないと出来ないという基本的なものはありますね。ただいま課長からの説明の中で部長以上には２回説明をしてあると言いましたね。だとするならば少なくとも今議会中でも委員長が質問したものについて，市長はもっとこのアンケートの結果を認識して，もっと誠実なる回答があってしかるべきじゃなかったのかなと思うんです。だから今前島委員が言われたように，やる気があるのかないのかということは大きな問題なんですね。トップを含めてですよ。せっかく絵に書いたものがあって終わってしまったんでは何もならないんです。私が12年前に議員になったときに，その当時は企画は総務部の中にあったんです。ところがやはり企画は石岡市の企画をして進めるんだということ，予算も持ってないとせっかく良い企画をしても仕事ができなくなる可能性があるから予算も持たせようということでこういう形にして予算も持っていただいたというのが発端です。行財政改革の一環でやったわけです。それがさっぱり今まで活かされてなかったと私は思うんです。たまたま今各地区で「すぐやる課」というものも復活させているんです。茨城県でも２か所ぐらいありましたね。一番最初取手がやったのかな，前に。だからそのようにやっぱり市民のニーズに応えるということでやっぱりやるところではどんどんやっているんですよ。だから良いものであるという結果がでれば，すぐこれは職員が意識改革をさせるのにも，やはりこういうことをやることによって市民の満足度を得られるでしょうということを徹底すれば，私は職員もそれに着いてくるのではないかと思うんです。ですからこの結果については，企画の皆さん方には，本当に強く認識して，同時に市長にも認識をしていただいて，我々もそれについては市長に言うつもりでおります。この前の委員長の質問なんて聞いたらまるきりやらないというような感じに聞こえたんです。金がないとかあるとかでなしにこういう結果が出てるわけですから，もっとその回答に幅があっても良かったのかなと思うんです。そういうことから，とにかく部長のこれにかける熱意にかけましてひとつがんばっていただくようにお願い申して終わります。 岡野副委員長）私は，確かにこのアンケートに反映されたものを重点施策として進めるというのも，それは大事な柱だと思います。しかし，もう１つの柱は総合計画なわけですから，市民として最低限度の生活をしていくのにはどういう政策をしていくのかということが大事ではないかと思うんです。どういうことかというと，ちょっと見ただけなんですが，この概要版の14ページについてですね。道路の充実が中学校区によってバラつきが非常にある。有明中学校，園部中学校，石岡地区では城南中学校が道路の整備というふうになっている。特に道路の整備で頭に浮かぶのは生活道路だと思うんです。八郷の場合なぜこういう結果になるかというと，歴代の首長が南中学校区あるいは柿岡中学校区から出ているわけです。つまりどういうことかというと，お分かりになると思うんですけど，そういうことなわけです。そういうことが如実にでた結果なんです。それからたぶん城南中についてもですね。市内はそこそこ道路は充実していても，前島委員の地元の方とかですね。ちょっと遠くなるとまだまだ道路の整備は必要になってくると，生活道路はまだまだ不十分であると思うわけです。私が言った市民として最低限度の生活をしていく。あるいはその底上げをしていくとなれば，まだ十分でないところは，やっぱりこれから進めなければならないということだと思うんです。つまり私は，総合計画のわけですからあくまでも政策面を，市民としての生活の視点からさまざまな政策を実現していくような努力をしていくべきだと思うんです。そういうことを私は申し上げたいと思っております。 徳増委員長）私はこの前の議会のとき，議員側から見てますと良くわかるのは，執行部の方たちが理解している部長と理解していない部長がはっきりわかるんです。申し訳ないですけれど引けてくるんです。この問題になると。ですから部長の間でも理解できてない方いらっしゃると思うんです。これはとにかくトップダウンでやらないとだめなことですから，どんなに企画部で一生懸命になっても上が動いてくれなければできないと思うんです。説明に対しても本来市長が上から下まで全部説明できる市長であってほしいんです。ですから市長をまずレクチャーしてください。市長はこのこと理解できてません。私に対する質問の答弁を聞いてましても，行政経営ということに対して，市長はトップにありながら理解していないように感じますので，各課員の方たちに周知徹底させる以前に，まず市長です。市長が分からないとこのアンケート結果見ても理解できないと思うんです。それと今，岡野委員が仰ったように総合計画が石岡市の背骨です。それに対して市長はマニフェストを出してませんけれど７本の公約を出しているんです。市長の公約をこの８本の柱の中に埋め込んでいかなければいけないわけです。その市長を当選させたということは，その公約で当選させたということは，市民の願いがその７本の中に入っているわけですから，それとこのアンケート結果だと思うんです。それをうまく中に埋め込んでいくように市長を企画のほうからまず指導していただきたいと思います。市長が分からなければ末端までいきませんよ。進言しなかったら行政経営なんて絵に描いた餅になりますよ。一気通貫，上から下まで市長の思いをみんなが積み上げていってその年の目的を達成するわけですから，市長の理解が無くて，市長から今年はこういう政策でいくんだというのがなかったら各部は動けないはずなんです。それなのにその政策が出ないで，課長がすごく苦労されてはめ込もうとしてますけれども，まず市長のほうから経営本部会議に対して，今年は各部こういう計画でいくから自分の目標はこうだよというのを出させなければだめです。経営本部会議はしっかりしていただきたいと思います。いやなお役目かもしれませんが，これは企画が中心にならないとできないと思いますので，まず市長を理解させなければ進まないと思いますので，最初が肝心ですからよろしくお願いいたします。 金子委員）私は，企画部だけに持たせるのはあれですから，そのために政策調査員があるんですね。市長公室の中に。あれがどういう役割をしているのか。あそこが当然入るのが当たり前だと思うんです。だから結局企画ばかりでなしに，動き始まるのには政策調査員が入るのが当たり前だと私は思うんです。でなかったら市長とのコミュニケーションを取れなくなってしまいますから。ですからその点については，政策調査員を市長名でトップダウンで入れるんだということも必要だと思います。そうしなければ，当然市長の一番近くにいるわけですから，市長に分からせるのにはその職員がいるわけですから，これも要望でお願いします。 金井委員）先程，岡野委員から最低限の行政サービスというお話があったんで，それは仕方なく言っている話だと思うんですけれど，やはり最低限のことだけでは，それは当たり前の話で，この前僕も一般質問でしたように，今自治体間競争は激しいものがある中で，やはり選ばれる街でなくては人口もどんどん減っていく一方だと，定住人口を増やすというようなことのためにいろいろなことをやるという計画はあるようなんで，そういった意味も含めてどうやってまちづくりをして，結局最終的に石岡に残っている人たちが仕方なく残っているような，そういったことにならないように，他の街を選んで行けるような人たちはどんどん出てってしまって，こういう言い方は大変申し訳ないんですが，どこにもいけない，ここで仕方なく住んでるといったことがないように，人口を増やす方法とかそういったことも企画部ということで案を出していただいて，どんどん市長にぶつけていっていただければいいと思うんで，最低限でなくて，石岡はこういうことをやっている。石岡に住みたいと周りから思われるような，そういったものを具体的に政策の中に反映させていただければと思いますのでよろしくお願いします。 小松委員）各委員のご意見も大変参考になりました。そしてこの資料，本当にすばらしい資料いただきました。私の今後の議員活動に十分に活かしていきたい。このように思います。ありがとうございました。 徳増委員長）ほかにはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，この件に関しては，これで終結いたします。 以上で所管事務の調査を終了いたします。 次に，その他の件として，何か発言はございませんか。 小松委員）その他の件で２つほどお尋ねいたします。もし答弁ができないようであれば，この場でなくても結構なんですが，先日，管財で大増小学校を公募で活用される方ということで流れておりますけれども，これがどういうかたちで公募をして活用を図るようになったのか，その経緯がわかれば答弁いただきたいということと，それから所謂，土橋通り，神社通り商店街のところの駐車場。これは元石岡保健所の跡地ですけれど，ここが商店街の駐車場としてこれまで活用されてきたと思いますが，地元の商店街の方に聞きますと有料でなければ貸していただけないとか，そういうことになったのでとても商店街では持ちきれないというようなことで，商店街の駐車場が無くなり，噂では公園になるんじゃないかとか，そういうことが話されているようでして，私もこの１週間程度の話でしたので詳細がわからないんですが，もしご存知であれば答弁をいただけたらと思います。 企画部次長）最初に大増小学校の件でございますが，昨年の10月に財政課のほうで地元の方々と説明会といいますか，今後の利活用についての話をしました。その中で当市としましては古い建物なので，あそこを壊して地元の方に利用していただけませんかというようなお話を持っていったんですが，なかなか維持管理も難しいというようなことを申されました。その中で，まだあの校舎は古いといっても使えるんだと，見晴らしもいい場所にあるし，他の方で使える方があれば使ってもらったほうがいいんじゃないかというような意見がありまして，その中でいろいろとお話したんですが，古い建物なんで公募してもなかなか難しいでしょうという話をしたんですが，地元の方はそういったものをやってみなければわからないだろうというような最終的な結果になりまして，市報，ホームページで問いかけてみてはという話になりまして，今回の公募を行ったということでございます。 それから土橋神社通りの元保健所跡の駐車場でございますが，これも昨年神社通りの商店街のほうから市のほうに返還になりました。それは実を申しますと商工会議所を通して商店街のほうにお貸ししていたんですが，なかなか維持管理的なものが難しい，それからいろんな方があそこを利用していると，商店街だけでなく個人的に使っている方もいるんで管理が難しいということで，市のほうに返還しますというような話があったものですから，市のほうで今管理をしているということでございます。今はまだ同じような状態でございますが，早急に看板でも貼って利用できないような状態に一回しようかと思っています。いろんな方々が今利用しておりますので，そういった期間を少し設けまして，その後どういった利活用をしていくかを考えていきたいと思っております。 小松委員）ありがとうございます。商工会議所を通して神社通り商店街が利用していたと。これが有料か，無料かということなんですけれども，支払いきれないと言ってましたので，何か商店街で負担が生じてきていることで返還ということかと思うんですが，そこの賃料というか，借地料，そのへんのことはお分かりですか。 企画部次長）駐車場の料金は取っていないと思います。無料で商工会議所のほうにお貸ししまして，そこから商店街のほうに貸していたというふうに記憶しております。おそらくお金は取っていないというふうに記憶しております。それからこちらから特に返還してほしいという申し出はしておりません。商店街のほうからお返ししたいということで返していただいたという経過がございます。 徳増委員長）今の関連ですけれども，あそこが以前ポケットパークになるということだったんですけれど，それは全部消滅したんですか。 企画部次長）そういったお話も聞きました。あそこをまちづくり交付金でやるという，あそこの上池公園ですか，あれと一緒にやるという話を聞いておりましたが，最近の話では，はっきりはしておりませんが，防災倉庫といいますか，そういったものをあそこに設置したいというような都市計画課のほうからのお話がありますけれども，ちょうどそういう場所がありませんので，今柏原の出張所に若干，あと八郷地区の方は学校など利用されているようですが，旧石岡市内にはそういったところがありませんので，できればそういったものがあればと考えております。 徳増委員長）ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，この際，閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 当委員会において，閉会中もなお，継続して調査を行うため，石岡市議会委員会条例第36条の規定により，お手元に配布いたしました案文のとおり事件及び事由を示し，閉会中の継続調査を申し出たいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）異議なしと認め，さよう決しました。 以上で総務企画委員会を閉会いたします。 | ||||||||||||
