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議会中継
  


 第2回委員会 (5月12日)
出席委員 前島孝元委員長,山口晟委員,関昭委員,関口忠男委員
市執行部 都市建設部長(吉川安延),都市建設部次長(藤枝利明),都市建設部次長(甲一郎),参事兼下水道課長(鈴木隆),参事兼建築住宅指導課長(本田久男),道路建設課長(福田嘉夫),建築住宅指導課副参事(中川尚也)
議会事務局 議事法制課係長(関 努)


前島委員長)ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。
 本日の議題は,付託されました陳情の審査といたしまして陳情第9「道路改良についての陳情」陳情第18「市道3054号線の一部分の拡幅と排水工事についての陳情」及び「その他」であります。
 付託案件説明のため出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに,お諮りいたします。
 今回,議題となっております陳情第18につきまして,その現状を調査するため,委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

― 休 憩(現地調査) ―

前島委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 それでは,あらためまして,陳情第9「道路改良についての陳情」について議題といたします。
 本件は,前期定例会において閉会中の継続審査を申し出た案件であります。
 これは現地を調査するわけでしたが,皆さんの意向で省略をいたしました。陳情第9の本件について,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いをいたしたいと思います。第9は昨年の10月ですか,瓦会地区の現場を調査をしたわけでございます。委員の皆さんにおかれましては,記憶があると思いますが,ご意見等がございましたらお願いをしたいと思います。橋と道路と両方ありましたね。ご意見ございませんか。

山口委員)これは,この前も皆さんで現場を見てきて,バスも通れないということだったんですけど,バスはそこへ入っていくのには,あの橋で通れますし,あの橋をバスが通れるように拡げるといったら,全体的な道路を拡げないと意味が無いと思うんだよね。今の段階で橋だけというのは,道路に入っていくバスは通れると思うので,今,急きょやるという状態ではないかなと思うんだけど。

前島委員長)バスというのは陳情の中には入っていないんですよね。

山口委員)前に鈴木委員,バスも通れないということを言ってたんで。実際に中でバスがまわってやっているらしい。この橋だけ拡げたんでも,この前の道路が狭いでしょう。やるとすれば,こっちの道路からずっと橋もやらないと意味がないと思うんですけども。以上,地元の議員さんもいますので。私はそう思うんですけど。

前島委員長)他にございますか。

関委員)確かにこれは地元住民があげてきているんですから,地元にとっては大変な問題なんだろうと思うんですが,客観的に見た場合,これは,もっともっとひどい道路がいっぱいあるにも関わらず,これをやるということについては,予算の非常に財政上厳しい時に,この程度の道路をやっているということについては非常に,全般から見ると平等性というかね,もっともっとやらなければならない道が客観的に見てあるんではないか。そういう意味で,私はこれを採択することには反対であります。以上です。

前島委員長)他にございますか。
 それでは執行部の方にちょっと確認をさせていただきますが,この陳情書の内容に旧八郷町当時,橋架け替えが決定をしましたというようなことが,陳情書の中に書かれているんですが,恐らくこれは合併前の話だと思うんですけど,この辺の経過について前の時にちょっと説明があったかと思うんですが,農地改良か何かで橋を付け替える予定だったのが,急きょだめになったというような経過,前の委員会で聞いたことがあるんですが,その辺について分かっていれば分かる範囲で,その経過についてお聞かせ願いたいと思うんですが。分かっている方はいないですかね。まあ,確かにやれば便利だけどお金もかかるということは現実だろうと思うんですが。じゃあ,結構です,それは。他にご意見ございますか。
 ないようですので,次に討論を行います。討論はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり)〕

前島委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。陳情第9「道路改良についての陳情」を採決いたします。
本件は,起立により採決をいたします。本件は,「採択すべきもの」と決することに賛成の諸君の起立を求めます。

― 起 立 採 決 ―

前島委員長)起立ゼロであります。よって陳情第9は不採択とすべきものと決しました。
 次に,陳情第18「市道3054号線の一部分の拡幅と排水工事についての陳情」についてを議題といたします。本件にかかる受理の経緯及び概要等について,事務局から説明を求めます。

事務局)それでは,陳情第18「市道3054号線の一部分の拡幅と排水工事についての陳情」についてご説明いたします。
 本陳情は,3月14日付けでご提出いただき,同日付けで受理させていただいております。提出者は,東ノ辻一部町会 区長の○○(個人名)様でございます。
 内容でございますが,東ノ辻地区の旧飛行場跡にございます市道3054号線。お手元の2枚目の地図の方をご覧いただければと思いますが,この赤い部分が今回要望のあった箇所でございます。この箇所につきましては,狭あい道路で舗装されておらず,排水路も整備されていないことから,道路の拡幅と排水工事を要望しているものでございます。
 以上です。

前島委員長)先ほど,現地を調査いたしましたことを踏まえ,本件についてご意見等がございましたら挙手によりお願いをいたします。

関委員)まず,これはですね,陳情に値し議会で議論すべきものなのかどうかが,私,疑問なんですが,この種のものを議会へ持ってきてですね,例えばこれ採択するとかでも,地権者が嫌だよという話になりますと,これ話にならないですよね。これは,そういうものが,要するに拡幅する場合に地権者等の同意,無償提供か有償かは別にしまして,その辺のところの同意が無いものを議会で云々しても意味が無いのではないかなということなんですが,執行部のほうはどういうふうに,これはお考えですか。この種の陳情を全部議会であげますとね,地権者の同意の無いまま道路を拡張してよ,という箇所はいっぱいあると思うんですよ。そういうものを議会へ持ってきて,議会で採択して執行部にやれよといったところで,実際に地権者の同意が無ければ何もできないだろうと思うんですよね。その辺はどういうふうに執行部はお考えですか。

都市建設部長)これは議会が,事務局が受理した案件でございます。私ども執行部におきましては,事前にこの方から相談があったということはございません。ただ,かねてからこういうような問題があるというのは分かっておりましたが,今回は議会へ直接陳情でございますので,議会で受理したというような案件でございますので,私どもにつきましては,今回ご審議いただいて採択になれば,採択あるいは不採択,採択しないという結果に基づいて判断をしてまいりたいというふうに考えております。それからもう1つでございます。旧石岡におきましては道路拡幅,あるいは排水路等の要望があった場合,必ずしも地権者の同意が無くても議会へ陳情が出され,議会の判断で,委員会の判断で採択したものもたくさんございます。もちろん同意の付いているものも近年は多かったわけでございますが,旧八郷地区については,かなり同意書が付いているということが前提になっているようでございますが,旧石岡につきましては必ずしも同意書が無くても陳情を採択してございます。そういう採択になった場合には,執行部の方で地権者との交渉により,あるいは排水路の整備等を行ってきております。今回は議会だけの陳情でございます。

関委員)私,旧八郷の出身なんですが,旧八郷ではすべて,こういうのは執行部のほうで,例えば拡幅の申請というのは,区長が役場に対して,同意書があれば役場としては引き受けますよという形だったわけですけどね。石岡市がこういうふうにきたということであるならば,今後も八郷地区においても,そういうことで陳情は受け付けるよ,ということなんでしょうか。

都市建設部長)おっしゃる通りでございます。必ずしも同意書が,申請者が道路拡幅の同意まで取るということは,非常に私どもは仕事はやりやすくなるわけでございますが,ある一面では,逆に考えれば当然拡幅する場合は私どもの仕事でございますので,どのくらいの幅が必要なのか,あるいは値段の問題とかですね,いろいろなことが入ってきますので,それら1つ1つが,道路拡幅する場合,私どもの仕事だと思っております。その仕事の一部を省いていただいて申請を出していただくということになれば,当然,同意書が付いていた方がやりやすいのでございますが,そういうことがあれば皆さん賛成しているんだなということは,私ども執行部も入りやすい仕事になりますので,事業も早くできるのかなと思っております。近年はできるだけ同意書を付けていただければ早く処理できるんですよというお話は,石岡地区におきましても,陳情が私どもへあがってくる場合には,区長さん,あるいは地元の住民の方々に同意書があれば楽なんですよという話はしております。しかしながら同意書がないから受け付けないというような判断もやはりちょっと難しいのかなと思っております。当然,私どもの仕事の一部でございますので,それが無いから陳情は受け付けませんよというような話にはならないのかなと思っております。ですから,できるだけ同意書を付けていただくことをお願いしますが,それでも無理な場合は無くても陳情あるいは請願は受け付けるべきだと思っておりますので,そこら辺につきましては今後も,議会の方でだめだよということになれば,私どもも考えなくちゃなりませんが,できるだけ同意書を付けていただくというような方向で処理はしてまいりたいと思いますが,無くても陳情は受け付けますということで,今はそういうような形をとっております。

関委員)同意書が無い場合の,この同意をとることの主体的責任,責任というか,要するに同意書をとるのは役所の仕事なのか,あるいはそこで陳情を出そうとする区の主体的な仕事なのか,その辺のところもよく分からないんですけどもね,その辺はどういうふうにお考えですか。

都市建設部長)考え方はいろいろあるかと思います。私も関委員さんおっしゃるとおり,どうなのかと言われると分かりませんが,ただ仕事としてはそういったものが地元から付いてくればやりやすいということだけでございます。当然,私ども道路建設課は道路を拡げたり,あるいは住民の生活の安全を確保するため,排水路の整備とかですね,交通標識の設置とか,そういったものを事前に申請が無くてもやらなくちゃならないと思います。それだけの豊富な予算があれば,当然そういったことは年々解消していかなければならない。それが私どもの仕事だと思っておりますので,必ずしも同意が無くても当然,市が自らやるべき仕事であると思っております。ただ仕事をスムーズに早く処理するためには,地元の方のほうが私どもより地域の実状を十分把握しておられる,ならば同意書を付けていただければ早く仕事が処理できるということで,同意書が付いていればありがたいとは思っておりますが,拡幅する場合,地権者交渉を始めとして私どもの仕事の一部であるというふうに考えております。ですから必ずしも同意書をつけてこいというのはかなり無理な。例えばですね,失礼な言い方になるかと思いますが農村地区の場合は,住んでる方がずっと長い間,同じような方が住んでおります。皆さん顔見知りで。例えば,今言ったような地区ですね。旭台とか東光台とか東ノ辻とかああいった新興住宅地につきましては,かなり東京から来た人,あるいは石岡でも染谷とか北の方からきた方,南の方からきた方が,突然区画された土地に入ってくる方もいるわけで,面識もなかなか地域の中の人々の面識ができるまでに時間がかかります。そういった中で同意書を持ってこいというのはなかなか難しいのではないかなと思っております。ですからそういった地域の実状もあるかと思いますが,そういったことも考慮すれば,当然,拡幅するのは私どもの仕事でございますが,私どもが早く処理できるようにしていただくためには,地域のそういったコミュニケーションがとれている場合には同意書を付けて欲しい,ということをお願いしてるわけでございます。

関委員)大変心強い回答をいただきましたけども,私の住んでいる地区では,いくつか同意書が無くて出せないという道がありましてですね,その原因は土地の価値の問題というより,むしろ感情的な問題で同意が出せないということが多いわけですけれども,それについて執行部が間に入っていただくということについては,大変心強いのではないかなという感じを持っております。よろしくお願いをいたします。

山口委員)今,部長のすばらしい考え方が示されたので,私もなるほどなと思っているんですけど,後から出されたんですけど,入植当時の写真,これをちょっと見ても,私もこの出し山には,うちのお袋の実家があったんで,この辺なんかもよく知ってるんですけど,ただ,御前山の道路じゃないけど,みんなが同意書を出して地域こぞって,みんな早くやってくれということで,何十年前から騒いでいるところを未だにやらないで,こういうのがポンと出たとき,同意書が無くてこっちの考えで建設委員会が通してくれればそのほうが。これは今の部長の話があるならば,御前山の道路なんか,もう何十年も前にやるべきだと思うんですよね。その都度その都度,部長の考えとか職員の考え,それによって左右されちゃうというのは,私は納得いかないですね。御前山の道路なんかはほっといて,この道路,まっすぐ道路抜けて無いですよね。あそこは屋敷だと思ったら道路が抜けているということで,今度角に設計ができているみたいなものもありますけど。これはやはり,この道路は地権者の,周りの人が全部こういう形でやってくださいよと盛り上がって,そこの区長さんから出てきたものをやっていった方が市としてはいいんじゃないですか。ここでこれ通しちゃうと,ほんとやってもらえばいいですよ,あそこが終わったら今度こっちだっていってね,同意書も無くて,じゃあやっぱり狭いからって,部長がいいって言えばいいという形になる。そういうことになれば,ほんとに結構なんですけど,今回の場合には要望,順序が違うんじゃないですか。

都市建設部長)予算が無くて,なかなか毎年毎年たくさんの陳情を処理するのは難しいわけでございますが,誤解をしないでいただきたいと思います。採択になったからすぐやるというわけではございません。あくまで執行部は執行部の考え方,市長の考え方がございますので,これにつきましても,果たして市長にあげた場合にですね,市長がうんというのかどうか私どもにも。まだ,今からの話でございます。ただ今回はこういう陳情が議会に出され,例えば議会が採択して,当然現地を見ていただいてやるべき仕事だというような判断をなされば,箇所付けに入り,今後何年かのうちに整備していくということの仕事の1つになるわけでございます。採択されたから即整備に入るということではございません。他の陳情もたくさん,去年あるいは一昨年採択になって,まだ整備されないところもたくさんございます。そういったものを1つ1つ緊急性,必要性を考えながら毎年毎年,市長に判断をいただいて整備をしているわけでございます。今回の陳情につきましても,議会に出されて,地権者の方々は早急に整備をして欲しいという気持ちで陳情を出されたと思いますが,そういった現状を見ていただいて,これはすぐにやるべきだ,あるいはこれはよく周りの方々と協議して整備していくべきだというような判断がなされれば,それにしたがって私どもは整備していくということでございます。今回採択になったからすぐに今年中に整備しましょうということではございませんので,そこら辺につきましては,市長の判断もいただかなくちゃなりませんので,ご了解いただきたいと思います。

山口委員)やはり,私はこれを見ますと,区長○○(個人名)さんの名前出てますけど,やはり御前山じゃないけど,順序を踏んで地権者,区長さんに指導というか,今度,道路を抜くときに,道路をこっちから変更するといっても,この周りの人の納得がいっているのかどうか,○○(個人名)さんだけのことなのか,どういうことなのか分からないから,区長さんに周りの要望を出してもらえれば,すぐこっちからやるんだから,出しなおししてもらった方がいいと思うんですが。

都市建設部長)今回の件につきましては,ここの文書にも出ております通り,再三再四に渡り排水工事の整備をお願いしたということがございます。私どもも一度,5年くらい前になりますかね,一回現状を見ていただければ,水溜りがひどく雨のときは通行ができないということがございまして,一度,工事を発注したことがございます。しかし地権者との関係のトラブルがございまして工事を撤回しております。着手しないまま契約解除をいたしまして,工事を見送ったというような経緯がございます。そういう形で出てきておりますので,当然委員長のほうから,私どものほうに,この道路の今回,陳情になった詳細について,案件より陳情の扱いとか工事の扱いの方にいってしまいましたので,私が立って説明しているわけでございますが,当然委員長から質問があればですね,私どももそれだけの答える準備をしなければなりませんので,地権者の方々,あるいは道路の現在の状況,杭はどうなっているのか,境界は決まっているのか,前回トラブルでだめになった原因はまだあるのか,解消したのか,という点については,道路建設課長が事前に今日のために地権者,あるいは周りの方々ともある程度協議をしております。その中で委員長の質問にお答えしていきたいというふうに。毎回でございます,これは。全然知らなかったでは済まされませんので,この陳情が議会に,委員会にかかるということになった時点で,ある程度,私どものほうも勉強はしております。そういった中で地元との協議もある程度やっております。私の答弁が終わりまして,委員長のほうから質問があれば課長のほうでお答えすると思います。

関口委員)この東ノ辻の陳情ですか。区長さん名で出ているんですけど,代表者が。地権者の同意とか付いていないということを聞いたんですが。やっぱり今,合併特例債事業とかいろいろ抱えて,それの他にも職員を減らす,財政的な面で。そういう中で事業をしているということを考えますと,その地元の陳情に対して,区長さんですか,地元の取りまとめくらいはしてもらって,今後も進めていくのが私は大事なのではないかなと非常に思うんですよ。そうでないと,職員の大分負担があるし,そういう面でこの陳情書は,そういう同意を付けてもらって,もう一度出してもらうのがいいかなと,私は考えております。以上です。

都市建設部長)当然,今回は私どもの方は素通りいたしまして,文書にもありますが,再三再四にわたりお話しましたけど,らちがあかないというということでございますので,直接議会のほうへお願いに参ったんではなかろうかと思っております。当然,関口委員さんがおっしゃる通りですね,私どもへ直接来て,事前にこういう形で市長あるいは議長あてに陳情を出したいんだがというようなご相談があれば,当然,できるだけ同意書を付けていただければ仕事をし易いんですよというお話はします。あるいは地権者の問題とかですね,地域が抱えているトラブルは無いのか,境界は決定しているのか,皆さん協力するといっているのか,というようなことは最初の段階でですね,そういう陳情が出された段階で,当然そういうお話はいたします。今後も関口委員さんがおっしゃっているような形で,地域から出た場合は,できるだけ仕事がスムーズに入れる,少しでも早く整備ができるように,そういうような形で,要望者に対してもある程度,逆にですね,こういう陳情を出す場合には,事前に境界はちゃんとしてきてくださいとかですね,皆さんの同意が付いていれば仕事はし易いんですよというお話は当然していきたいというふうに思っております。同意書が付いていれば,なおさら早く整備ができますというような説明もしておりますので,今後もそういう点については,できるだけ同意書を付けてくれればというようなお話はいたしていきたいと思います。ただしですね,やはり地域の方だと感情的なもつれが出た場合,地域の方,なかなか解決しづらい。あるいはそこに第三者が入ることによって,解決できる可能性も出てくるわけですよね。そういうことがありますので,一律的には考えたくないということを先ほども申したわけでありますので,ご了解いただきたいと思います。

前島委員長)他にございますか。
 では私の方からお尋ねしますが,今,執行部さんの答弁ですとね,大体話は分かったんですが,この陳情が出てきたというのは,東ノ辻一部の町会のほうで,今まで市の対応に対して不満を持っていたと,だからこれは出てきたわけですよね。私は日ごろ思うのは,陳情なり,請願なり,あるいは地元の区長さんなり,あるいは議員さんが紹介されて持ってくるのもあるかと思うんですけど,そういった対応についてね,先ほどの部長のお話ですと,やったんだけど,途中で工事を取り消して,まあ何らかの事情があって協力を得らなかったんで,発注かけた仕事を取り消したと,取りやめた経過があると。そこまではやったんだけどそれ以降は,何年前か分かりませんけども,やってなかったと。地元の方はその後阿部助役もいなくなっちゃたし,羽成課長さんも猪瀬さんもいなくなっちゃたから,この文書を見る限りはね,心配になって,どうなっているんだろうかと,話をしたんだけども,関係部にお願いし,市長にもお話するようお願いしましたが,話は通じていない。誰に言ったんだか分からないけども,要するに建設部に何らかのアクションを起こしたんじゃないかなと思うんですが。要するに何が言いたいかというと,もう少しそういう事象が出てたんだとすればね,お客様というか当該者が納得するような対応を執行部はしてなかったということだよね。工事発注かけたんだけども,途中で取りやめたんだよと。その後,この区長さんとも話し合いしてないし,要するに放っておいたんだかどうか分かりませんけども,担当者が変わっちゃったから,引継ぎが無かったのかどうかも分からないけども。そういうしわ寄せが,この委員会に来ちゃったわけだよね,これね。だから途中までそういった仕事をやった経過を知っているんであれば,もう少しこの陳情が出てきたときに,議会事務局の方から問い合わせはあったでしょう,建設部のほうに。こういうの出てきているんだけど,どうしますかということで。建設部のほうでは,どういうふうにその時判断したのか分かりませんが,建設部長はこれは議会が受けたんだと言ってますけども,その前に議会事務局のほうから執行部,建設部に問い合わせあったでしょう。こういうの来てるけど受けていいのかという話,無かったんですか。

都市建設部長)それはありません。

前島委員長)そうすると,この他にもね,こういう部類は無いのかあるのか分かりませんが,もう少し執行部は自分たちが手がけた仕事に責任を持って,だめになったらだめになったように,相手の方に納得をしてもらってやめないと,またこういうふうに出てくるよね。たぶん,私はそう思うんだ。議会のほうで,これ採択,不採択はこれから決を採るんですけども,受けたからといって,今言ったように箇所付けで市長が納得するかどうか分からないと言うけども,その以前の段階でね,執行部がもう少し真摯になって対応してくれないと,委員会でいくら議論しても,採択仮にしたとしてもね,また同じような理由になっちゃんでね。これが採択になった場合には,もう少し真摯に,慎重にやっていただきたいなと私は思うんですけども。その件に関して部長,どのように思いますかね,お聞かせ願いたいんですが。

都市建設部長)この案件で最終的には市長が判断することになるわけでございますが,そのトラブルというのはですね,もちろん15年度にやった時も地元からの申請でやったわけでございますが,地籍が決まっておりませんでした。そこに官地があるような公図が残っております。お手元にいっているかと思うんですが,それが,その後地籍が入りまして,非常にあの地区は旧飛行場跡地がございまして,地籍が決まらない部分がかなりございまして,あの手前の十字路,ちょうど東ノ辻線をまっすぐ村上・六軒線まで行くところの道路についても,近年裁判でようやく決まったということがございまして。飛行場跡地が,その当時は没収というんですか,地権者の意向に関係無く飛行場用地として接収されたというような状況がございまして,その後地主に返されたわけですが。その段階でもう地籍がどういう形になっているのか,非常に困難な地区になっておりました。裁判でやらなければならないような事情もありましたし,そういった旧公図には,公有地が残っているにも関わらず現地には無いと,しかし公図はそのまま現前として残っているというような状況がありまして,なかなか手をつけられなかったというような状況にございます。その当時工事に入ったこと自体はですね,そういったことも把握しながら入ったわけでございますが,その土地の境界が個人のものとはっきりしませんので,そういったトラブルがございまして,境界が決まらずにできなかったというようなことでございます。今回,地籍が入りまして,ようやく地域の境界が決まりましたので,整備するためには支障が無いというような状況になってきております。その後地元から話はあったのかというようなことでございますが,その当時以降ですね,私は直接,勉強不足,把握不足で申し訳ないと思っていますが,その後陳情を受けたことはございません。今回出てきて初めてでございます。その方は事前に来て,市長あるいは直接窓口に来たのかも分かりませんが,私は直接は聞いてございませんでした。非常に勉強不足,あるいは連絡不足で申し訳なく,委員長のご指摘する通りでございます。そういった事情がありますので,先ほどは一般的な陳情の場合の処理を申し上げたわけでございますが,そういった経緯もございます。現地も住宅地でありながら,まだ砕石道で水がたまりやすくなっております。そういった案件につきましては,やはり優先的に処理していくべきだと私も思っておりますもので,その際にはですね,市長に今回採択に,もしなればですね,市長にお話してですね,それを事業の中に入れていくというようなことになるかと思います。一般的な処理の場合を先ほど申し上げましたので,これについては,そういった撤退した,一回はやろうと思って入った工事でございますので,十分委員長のおっしゃる意に介しましてですね,仕事にあたってまいりたいというふうに思っております。

前島委員長)前回発注をかけて,途中で了解を得られなくて取りやめた経過は分かりましたけど,その時の地権者というのは誰だったんですか。反対された地権者がいるわけ。その理由,また今回同じようになっちゃうよね。
 暫時休憩いたします。

― 休 憩 ―

前島委員長)休憩前に引き続き会議を開会いたします。
 他にご意見等ございますか。

関口委員)先ほど関委員さんのほうからも話がありましたけれども,八郷の場合は陳情する人が同意書とかもらって陳情書に添付してお願いをしたということできています,今現在も。そういった中で先ほど部長の話だと,旧石岡の場合はそうじゃないと。ということで,今回この同意書の無いものを通しますと,八郷地区から,かなり同意の無い陳情が待ってましたというふうに,今日採択されますと,出てくると思うんですよ。それこそ,私どもも,それを例にとられれば,この次も通すしかないし,かなりの数が採択されるようになって,執行部のほうとしては,それこそ大変なことになるのではないかと思うんですが。その辺についてはどういう考えを持っているか,部長,お願いします。

都市建設部長)確かに,先ほども言いましたように,同意書が付いていれば仕事はやり易いということでございます。旧八郷につきましては,ほとんどが同意書が付いているということでございますので,そういった意味では,地域ぐるみで要望が出されているというような解釈ができますので,非常に仕事自体がやり易いのかなと思っております。ただしですね,旧石岡におきましては同意書を必ずしも付けなくてもいいというようなことで今までやってきております。あとは,議会に上がったものについては同意書をつけなくてはだめだということになればですね,それはそれでそういうお願いを地域の方々にしていくことになるかと思うんですが。ただ,私どもとしては,同意書が無くてもですね,当然整備しなければならない場所もあるわけでございますので,そういったところは,市が率先して,行政の一環の私どもの仕事として整備していくことも必要であろうと思っております。現にですね,臨時地方道とかですね,市が自ら整備する地域間の幹線となる交通道路ですね,それについては事前に同意書があるからやるんだとか,そういった判断はしてございません。そこが必要だからやるんだということで,後から地権者のご了解をいただいていくというような方法でございます。ただし関口委員さんがおっしゃるように,同意書が無くてやるものですから,地域の同意を必ずしも得られるというようなケースばかりではございません。かなりの説得の時間を要する物件もございますし,現在やっている臨時地方道の中でも,なかなかやはり地権者の理解が得られないでのびのびになって繰越というような事態を生じている場合もございます。しかしながらですね,市がやるべき仕事を,私どもはそのために組織された部でございますので,自ら陳情があるからやるんだ,陳情が無いからやらないんだじゃなくて,自ら必要な部分もございますので,仕事をしていく部分もございますので,議会に出されるものについては,今後同意書が無ければだめというような委員会の判断がなされれば,私どもを通じてあげる議会陳情については全部同意書を付けていただくというような形にしてまいりたい,というのがいいのではないかと思ってます。ただし,市長が受ける部分については,一律にそうはいきませんので,無いものについてもできるだけ同意書を付けてくれということをお願いしながらですね,今後やっていきたいというふうに考えております。議会,委員会にかかるものについては同意書を付けるということになればですね,議会の事務局もそういうような,今後するでしょうし,私どもも議会にあげるものについては,同意書が付いているものというような判断をしてまいりたいというふうに思いますので,それは委員会でやはり決めるべきことかなと思っております。

関口委員)この委員会として,今回の採択するしないということは,大変,八郷地区にとって今後重要なことなので,2人欠けてますので,全員そろってもう1回協議したいということで継続にしたいと思うんですが,よろしく同意のほうお願いします。

山口委員)確かに部長さんのほうから喜ばしい話が聞けてほっとしているんですけど,図面を見ますと,道路もまっすぐあったのを,今度角に直すような形の図面も出ていますし,ここのところもはっきりした図面を出してもらって,同意を付けていただいて,今回の場合には,今までの流れから見ると,境の問題もちゃんとしたということですから,問題無いと思うんで,一応同意書付けて出してもらって,やるのには,今日は継続審議にしたほうが私はいいと思います。今日は関係の議員さんもいないですしね。

前島委員長)関委員はどうですか。

関委員)確かに今までの経緯を見たり,いろいろすると,どうも行き違い的なところがあるのかな,ということで,これは事務局がやるのか執行部がやるのか分かりませんけどね,もう少しちゃんとしたうえで,再審議をするということのほうがいいのではないか。要するに同意が得られるのならばちゃんと同意を付けて。もちろん,今,部長の言われたように必ずしも同意が無くたってあげて,もし議会のほうで採択してもらえたら努力しますよという回答もいただいているわけですけど。とりあえずこれについては,この内容を読む限りかなり今までの経緯もあるし,そういうことでもう少し,同意が得られるならね,同意書をもらったうえで,再審議するということでよろしいんではないかと私も思います。

山口委員)あと,この設計もきちんとした設計も,どういう形で,どういう幅でいくという設計もきちんと出してもらったほうがいいですよ。これ道路,まっすぐあるものを直すみたいになってますから。これなんかもね。図面をきちんと出してもらって。

都市建設部長)採択されていないものを1つ1つ設計をやるということになると,非常な労力とですね,時間がかかります。それは私どもが判断するべきことでございますので,その点まで委員会で採択されたもの,道路幅とかですね,そういったものまでは私どものほうに任せていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

前島委員長)それではこの際お諮りいたしますが,本件につきましては,平成15年からのもろもろの経過等もありまして,さらにこの件に関しては審査を要すると認められることから,来る第2回定例会において,第3回の定例会までの閉会中の継続審査を申し出たいと思います。要するに,継続審査といたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託された案件の審査は全て終了したわけでございますが,本件にかかる委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次にその他として,執行部から石岡市耐震改修促進計画(案)について報告いたしたい旨の申し出がありましたので,これを許します。

建築住宅指導課副参事)私からは,昨年度策定しました石岡市耐震改修促進計画(案)について,説明をさせていただきます。
 この計画は,平成18年1月に改正されました建築物耐震改修促進法に基づき策定したものでございます。国の基本方針及び県の耐震改修促進計画との整合を図りまして,また,石岡市における地域防災計画の震災防止対策として位置づけております。
 次に,本計画の具体的な内容についてですが,第1章,ページ数でいきますと第1ページになりますが,第1章では計画の目的や耐震化の必要性など基本的な内容となっております。まず,対象期間は,今年度より平成27年度までの8年間とし,耐震改修の目標値の設定や耐震化に向けた取り組みを行ってまいります。3ページに,本計画において,特に耐震化を図るべき建築物を挙げております。第1としまして,市内に2万5,000戸ほどある民間の戸建て住宅でございます。次に病院・ホテル・店舗等の特定建築物でございます。この特定建築物とは,多数の者が利用する一定規模以上の建築物を指しております。お手元資料の最後から3ページほど前になりますが,22ページに耐震改修促進法に基づく特定建築物が定義されておりまして,これらの建築物の用途及び規模要件を満たすものを特定建築物として呼ぶこととしております。第1号としまして1番上に学校,小中学校等がございます。以下,店舗,病院,劇場,展示場,ホテル等がございます。お手数ですが,先程の3ページに戻っていただきまして,耐震改修の対象となる建築物といたしまして,第3としましてですね,公共建築物が挙げられております。本計画においては,石岡市の市有建築物を対象としております。以上,基本的な内容でございますが第1章でございます。次に,4ページの第2章では,耐震化の具体的な目標の設定がされております。平成27年度までの耐震化の目標を,国の基本方針及び県の計画に基づき,民間の住宅及び市有建築物については90%を目標としております。なお,民間の特定建築物については現状,非常に低い率でございますので,そういう実状を勘案して,本計画では民間の特定建築物については80%としております。これ以降につきましては,市有建築物について説明をさせていただきます。その前に,ここでいう対象建築物と,先ほどの特定建築物との違いについて,補足説明をさせていただきます。計画資料の11ページ。11ページに本市における市有建築物の耐震化促進の考え方がありますが,先ほど説明いたしました多数の者が利用する用途で,一定規模以上の特定建築物を基本としておりますが,これに加えて,規模要件を満たさない小・中学校や公民館についても,災害時の避難収容拠点となることから,今回の耐震改修の対象建築物として扱うことといたしております。また,併せて幼稚園や保育園などについても対象建築物とすることで,より積極的な耐震化を図ることといたしております。これら一定規模要件を満たさない市有建築物も耐震改修の対象として扱うこととしましたので,これらを称して「対象建築物」として呼ぶことといたしております。そのようなことから,9ページにあります市有の「特定建築物」の現状の数値と12ページにあります現状の市有「対象建築物」との数値の違いがここに生じております。つきましては,対象建築物のほうが,対象戸数を増やしておりますので,そういう関係で現状の耐震化率が低くなっております。続きまして,市有建築物の用途別の現状と耐震化の目標について説明を進めさせていただきます。先ほどの9ページにですね,「特定建築物」についての表がございますが,現状における耐震化率は59.3%になっております。この耐震化率ですが,先ほど追加資料で,茨城新聞の記事をお手元に配布させていただきましたが,今年の2月22日付け茨城新聞に,県内の市町村の施設の耐震化率に関する記事が掲載されておりました。県内平均では市有施設につきましては50.5%ですが,石岡市においては59.3%なので,約9%ほどですが上回っている状況になっております。12ページの表でございますが,これは先ほどの特定建築物ではございませんで,対象を増やしたものの耐震化の目標数値となっております。内容につきましては,内訳はご覧のとおりになっております。特に学校施設につきましては現状46.1%を向こう8年間の間に100%にしたいと考えております。市有建築物全体としましては,1番下でございますが,市有建築物全体といたしまして52.8%の耐震化率を平成27年度までに平均しまして90%に引き上げることを目標としております。ちなみに,県計画によりますと,対象となる県有施設につきましては全て耐震化を図るということで,県のほうは計画になっております。時間の関係で,第3章以降は,民間建築物の耐震改修促進のための環境整備に関すること,及び耐震化を促進させるための法的指導・命令等に関する内容となっておりますので,今回省略をさせていただきます。最後になりますが,1番最後24ページに石岡市内において直下型の地震が発生したと想定した場合の,市内のですね,ゆれる度合いを防災マップ,揺れやすさマップとして作成しております。これにつきましては,計画資料18ページにその記述がございまして,18ページの大きな2番ですね,地域防災マップの作成に関することでございますが,民間の住宅や建築物の所有者が,建築の耐震化を自らの目的として,または,地域の問題として捉えていただくことによりまして,耐震化に向けた取り組みが具体的に進むのでないかと。そういう目的でこの揺れやすさマップを作成しまして,これをホームページ等で公表することによって,耐震化を進めてまいりたいと考えております。以上が,耐震改修促進計画(案)に関する概要でございますが,耐震化の対象となる市有建築物につきましては,建築物を所管する部署と改修工事の全体計画,及び財政等に関して企画または財政課を交えて,全庁的な重要な行政課題として捕らえることが不可欠であると考えております。本計画の今後につきましては,パブリックコメントを実施し,最終的に計画の内容を精査したうえで,広報紙やホームページを活用して,市民の方に耐震改修の必要性を理解していただきまして,より実効性のある計画としてまいりたいと考えております。つきましては,本日説明をさせていただきました本計画の基本的な方針及び方策について,ご審議をお願いいたします。また,併せて,市民への公表に向けて,パブリックコメントに関する手続きを行うことに関しましてご審議をよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

都市建設部長)事前にお願いをしておくべきでしたが,遅れまして申し訳ございません。今日の案件は議会のほうにこれから進めるために,議会のほうのご了解をいただくというようなことで委員会のほうにご説明しておりますので,公表等は控えていただきたいと思います。後日,市長の決定がなされた時点で,新聞記者,記事等にお願いをすることもありますので,今の段階での公表は,今日お聞きになっても差し控えていただきたいと思います。お願いいたします。

前島委員長)これ,今,課長と部長に先に言われたんだけど,委員会でご審議してもらいたいといっても,今日出されてこれだけの量を審議するというのは,まずできないと思いますよ。あらかじめ,委員会を招集した後だね,今回は,執行部から申し出があったのは。少なくても委員の方には1週間前に告示とともに資料を出してもらわないと,私のほうも目を通せないし。今,ここで説明,パパッと5分くらいで受けただけでは,質問もできないですよね。だから中身を充実して,後期高齢保険じゃないけど,やはり根回しというのは必要じゃないかと,私は思うんですが,特にこういう新たな計画を策定する場合はね。特にその辺を配慮してもらわないと,意見出ないですよね。

都市建設部長)おっしゃるとおりでございますので,今日計画案をご提示いたしましたので,持ち帰っていただきまして,後日,よく内容を精査していただきまして,後日,委員長と相談しましてですね,委員会を開くか,あるいは6月議会がございますので,その中の委員会の中で処理するのか,ご相談をしてまいりたいと思います。今日は,一応こういう案ができたということで。

前島委員長)それまでは,ずっと案で引っ張るんですか。

都市建設部長)はい,そういうことでございますので,よろしくお願いしたいと思います。

前島委員長)これ20年度から27年度までの8年間でやると書いてあるんだけど,20年度は当面は目標値の設定とか,耐震化に向けた取り組み,ここで終わっちゃうんですよね。すると具体的なこの計画が議会を通れば,その実施については中長期的な計画を作って,実施プラン作るわけでしょう。これ学校の統廃合なんかもあるから難しいね。では,これは今日,委員会に計画案が提示があったということで,これに関しては質問は受けませんからね。次回の定例会の常任委員会か,あるいはその前にこれだけでやるか。後でやったほうがいいと思うんだよね,一括。あと,今日来なかった委員には後で送付しといてくださいね。今日の資料と一緒にね。では,そういうことでいいですね。これに関しては,今日,提示されたということで,受け止めてください。次回までに,よく中身を精査しておいていただきたいと思います。
 以上で報告は終わりました。次にその他の中で,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いをいたします。

関委員)都市建設関係のですね,監査請求が出ていると思うんですが,それについて把握しておりましたら教えていただきたいんですが。

都市建設部長)まだ詳細については,今,監査のほうと事務局のほうと資料の提出を求められておりますので,それを出しているところでございます。朝日トンネルとインターに対して監査請求が出されております。今後,監査事務局が受理するのか,審査するのか

〔「15日に受理された」と呼ぶ者あり〕

都市建設部長)その資料を今作成しているところです。

前島委員長)4月15日ですか。監査請求どこから出たんですか。

〔「新石岡市を考える会」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)朝日トンネルとインターチェンジ,例の件か。
 その他ございますか。

山口委員)部長,石岡市でも貝地・高浜線の問題とか6号バイパスの問題がね,大体どういう形になっているか,今の時点で。昨日も聞かれたんですけど。

都市建設部長)まず6号バイパスでございますが,道路特定財源の関係がございまして,20年度の予算が内示されていなかったわけでございますが,5月9日付けで内示されまして19億5,000万円の予算が付きました。現在国道6号を通っていただければ,恋瀬川のところで,川の中に入りまして橋梁工事に着手するようになってございます。それからですね,常磐線をまたぐ橋梁も必要になってきます。そういったことが今後20年度以降ですね,実施に向けて協議を重ねていくということでございます。19億円というような非常に大きな額が付きましたので,更に進捗が早まるのではないかと思っております。もちろん用地買収が済んでない部分もございますので,更に用地買収に拍車がかかってくると思っております。ただ,橋梁自体はですね,事前のお話の中でやはり3年くらいかかるということでございますので,橋梁が完全に完成するのには3年くらいかかるのではないかと思っております。大きな予算が付いておりますので,今までよりは,はるかに進捗の度合いがですね,住民の方も分かっていただけるのではないかなと思っております。それから,貝地・高浜線でございますが,貝地・高浜線につきましては今年度,測量設計を実施して,そのような状況にございます。何人か,まだ協議しなければならない方が残っておりますが,城南中を越えまして,鉄道を越えまして高浜台地の方につきましては,ほとんど測量については賛成をいただいておりますので,今年度測量をしながら,住民のなおいっそうのご協力をお願いしてまいる予定でおります。橋梁についても,水戸支社との協議を重ねているというような状況にございます。それからですね,城南中側の反対者につきましては,私もこの場で,過去の委員会におきまして,市長も私も説得に行くというお話し申し上げてまいったわけですが,あそこ通っていただければ分かると思うんですが,敷地への立ち入り禁止になっておりますので,非常になかなか話し合いができないというような状況にあります。ただ電話等でですね,担当が連絡している部分については,一切の立ち入りを,自分の敷地をまたぐことさえ拒否されているわけでございますが,電話連絡等ではそれほどでもないと,そんなに怒っている様子は無いというような状況でございますので,機会を見て説得をしてまいりたいというふうに考えております。そういう状況でございます。

山口委員)今,貝地・高浜線の反対の件は分かったんですけど,19億円,6号バイパス,やっぱりこの問題は。中津川のところの何人かということなんですけど,何人くらい現在,調査できないところありますよね。そこのところどのようになっているか,その反対側,何人くらい協力になってきて,何人くらい残っているのかな。

都市建設部長)従来説明した通りですね。変わりございません。3名程度でその影響部分がございますので,中津川の一部の部分が買収できないというような。境界が決まりませんので,立会いしていただけないという部分がございますので,その関連した方々の部分ができないということで,あとは全部買収済みでございます。ですから,その部分を抜いて先,買収を進めるというようなことで,常陸工事はおっしゃっておりますので,その先,鉄道を越える橋梁の協議,6号バイパス自体の排水の協議とか,いろいろなことを今やっております。ですからその部分についてはかねてと同じような状況にございます。

山口委員)そうすると,その3人が反対というのと,当然その反対しているところは調査ができないわけですよね。そこまで進んできたときには,県の附帯意見というのがありますけど,遺跡調査をして出た時には変更もありうるということになっていますよね。そういう形になるのか,強制執行で通すのか,そのところ市がある程度,覚悟していないと難しいと思うんですよね。途中までお金かけてきちゃったら。そこがどうなるのか。

都市建設部長)できるだけですね,ねばり強く,市長もおっしゃっているように反対者の説得をしてまいりたいというふうに考えております。橋梁が進めばですね,橋梁あるいは今年19億円を超える予算が付いておりますので,相当平地の部分もですね,工事が進んでいくのではないかと思っております。そういった中で,市長,あるいは常陸工事の所長もそうでしょうが,反対者の説得を機会あるごとにしていきたい,というふうに考えております。その最終的な判断につきましては,常陸工事はそれなりの判断はもって進めておると思います。でも,スタンスとしてはやはり協力をいただいてやるということが1番でございますので,粘り強く,市長もそういうスタンスをとっていますので,機会あるごとに根気強く説得してまいりたいというふうに考えております。

前島委員長)他にございますか。

関委員)朝日トンネルの,この前住民説明会ありましたけど,測量の住民の了解を得るということだったんだろうと思うんですが,その結果についてはどうなんですか。

都市建設部長)その後ですね,別に,特段反対とかそういったご意見も無いようでございますので,了解いただいたというような判断でおります。着々とですね,土浦側についても同じでございますので,私どものほうについても,仕事を進めていきたいというふうに考えております。

前島委員長)他にございますか
 では,私の方から何点かあるんですが,1点は今,山口委員のほうから貝地・高浜線の話が出たんですが,確か前の協議の中では,JRの橋についても平行してやりますよというお話を承っているんですが,その後どのような経過になっているのかお願いをしたいと思います。

都市建設部長)委員会で,過去の委員会にもそういうご指摘をいただいておりますので,平行してやっております。18年度末にも担当者が行って,JR水戸支社と協議を重ねております。それから新年度に入りましても行きまして,詳細について詰めているということでございます。現在のところの状況ですが,細部にわたって詰まったわけではございませんが,つい最近の報告では,業者については市のほうで選定してもいいというようなこともおっしゃっているようでございます。また,これから細部が詰まると思いますので,その際にはですね,詳しく,次回の委員会には詳しく,担当課長出席すると思いますので,詳しくご説明してまいりたいというふうに考えております。

前島委員長)業者,市で選定してもいいんだけど,JRの踏み切りとか上空,地下やる場合にはJRの認定業者じゃないとだめだよね。まあ,指定はできるけどね。次回の常任委員会で,私,何回も事務局通して言っているんだけど,合併特例債事業の項目については,そういうスタンスできているでしょうから,委員会に必ず,次の委員会までの間,何をやったのかね,進捗状況について報告をしてくださいよということになっているんで,6月の定例会には合併特例債事業と,あるいは主要事業ね,20年度の。それらについては1年間同じ用紙で,進捗状況が分かるようにね,お金の部分,中身もそうですけども,ぜひお願いをしたいと思います。貝地・高浜線のJRの部分も今度6月で出てくるということなんで。ようするにこっちからアクション起こしていかないと,JRのほうは受身ですから,進みませんのでね,平行してぜひ取り組んでいただきたいと思っています。それから,愛郷橋の左側,愛郷橋の手前を左に行くと,○○○○(会社名)で特許持ってて,地盤改良をやりましたよね。あれの工事進捗と現在,今後の見通し。こちら県のほうで橋の付け替えとかあるようですけども,その辺についてちょっとお聞きしたいんですが。

都市建設部長)まず,インターを含めましてですね,合併特例債につきましては,委員長おっしゃるように,6月議会に年間を通して,その都度ご説明するような段取りになっております。それからご存知だと思うんですが,貝地・高浜線以外の合併特例債につきましては,道交付金の対象事業になっております。これが,実は特定財源の関係で,内示がございませんので,今までですね,ストップしていた状況でございます。ようやく5月9日にそれぞれの内示がございましたので,事業に入れたということでございます。いろいろなところで特定財源の影響が出ておりまして,事務に入るか入らないか,朝日トンネルにしてもですね,補償の関係がございますので,やきもきしていたわけでございますが,ようやく5月9日に内示が出され申請をしたというような状況にございます。内示が遅れたのが1か月でございますが,仕事自体は2か月,3か月の遅れの影響が出てくるのではないかと非常に危惧しております。非常に残念でございます。それから2点目の愛郷橋でございますが,正式に去年のうちに県のほうにお願いして,合併事業のほうで県のほうでやっていただくということで決まったわけでございますが,20年度に入りまして,正式に愛郷橋が県の事業として採択されました。今後,設計に入り整備していただけるかと思っております。図面等もある程度詳細に,ある程度決まった段階で,委員会のほうにご提示していきたいというふうに思っております。片側歩道付きでございます。それから,例の堤防の道路でございますが,ようやく19年度で地盤改良の95%くらい完了しております。今年度はですね,田伏線ですか,県道田伏線の山王川のところから上部工,舗装の整備に入ってまいりたいと,共用できるように早く整備してまいりたいと。愛郷橋の関係がございますので,取り付けの関係がございますので,その点については県の進捗に応じですね,若干地盤改良の工事が発生する可能性があります。それからですね,高浜の県道が4メートルちょっとしかないというような状況の中で,非常に私ども苦慮していたわけでございますが,下水道が入れなかったんです,実は。下水道工事をやるにしてもですね,あの道路をストップさせるわけにはいきませんので,下水道工事が着手できないというような状況にあったわけでございますが,迂回路が1本ようやく確保できつつありますので,それができれば,高浜地区の方々にも,議会でも再三,都市計画税をとっているのに何で下水道の整備ができないんだ,というようなご指摘をいただいていたわけでございますが,ようやく迂回路の確保ができてきたということでございますので,下水道の事業も入っていけるのかなというふうに思っております。早く進めてきたわけでございますが,かなりの金額を要しましたので,なかなか一気には整備できなかったというような状況でございます。今後は,下水道を始めとした,そういった事業が着手していけるのではないかと思っております。それから,高浜の堤防の件は,先ほど上層の舗装と歩道の整備に入るというようなお話ししましたが,非常に全体延長が長い区間でございます。約1キロメートル弱くらいございますので,下層はできているんですが,下層路盤等の整備がありませんので,またこれもかなりの金額がかかるということになりますので,やはりこれ自体も2年くらいかかるのではないかと思っております。それも,非常に多額のお金をつぎ込んでも2年くらい,私どもが今できる最高の金額を入れても2年くらいかかるのかなと思っております。現在でも通れるわけでございますが,できるだけ早く地元の方が利用できるように整備してまいりたいと考えています。

前島委員長)残りの5%については,橋といっしょにやらないとできないということですね。県のほうは採択したと言うんですが,これ20年度に予算付いたんですか,県のほうは。
 あと,今年度で駅東,駅東周辺整備計画が基本構想で予算出ましたよね。それはいろいろ,鹿島鉄道の路線バスの問題とか,石岡市の企画も関係すると思うんだけど,石岡市の今後の活性化という観点を踏まえると,駅前整備というのは重要なんでね,その辺の兼ね合い。今年度計画作るにしても,これ建設部で作るわけですよね,その予算が貼り付いたんだけど,それも大切だからいいんですけど,作るのは。前に反対側の駅前周辺整備事業で西友の跡地をどうするかとか,計画作りましたよね。あれを作って建設委員会,議会が承認をして,もう既に4年くらい。ある議員の方はね,毎回駅前周辺,これ駅東ではないですよ,今の駅前のほうをどういうふうに整備をするんだというような質問,一般質問でも何回も,たくさんの議員からでているわけですよ。今度はそれをね,私の考えでは,今,全然進捗してないわけですよ。西友の跡地もどうなっているのか,交渉やっているのかどうか分からないけども。最近は,定例会では向こうを質問する人はほとんどいなくなってきましたけども,そっちはどうなっているんですか。そっちも計画立てても4年も5年も手付かずで,やらないで,今度は駅東やりますと。これは鹿島鉄道が破綻したから,たまたまあそこに2町歩近くあるわけね。それをまた計画作るというのもいいんだけど,私は計画既に作ったほうをね,早くやっていただかないと,駅の,今回跨線橋でエレベーターの費用が数千万出てきたけども,それはあくまでも跨線橋だけの話であってね,じゃあ,駅に乗る方の,部長も知っているように定例会でいろいろな方が質問しているわけですよ,早くエレベーターを付けてくれとかね。その辺の兼ね合い,建設部大変だと思うんだけども,私は駅東は駅東で粛々進めるにしても,今まで作った駅前周辺整備事業はどうなっているんですかね。それに合わせた石岡駅の改築とかエレベーターの設置等も当然あるわけですよ。それの取り組みはどうなっているのか,ちょっとお聞かせ願いたいんですけど。

都市建設部長)駅東地区についてはですね,今,バスレーンのお話が出ております。14日の第2回の委員会が開催されます。その中では用地を含めてですね,軌道敷ですね,6月ころには用地の確定をしたいと,無償なのか有償なのかですね。市はあくまで無償だということを言っております。そういう形で進めております。それから鹿島鉄道跡地が,非常に広大な土地があるわけでございます。20年度予算で600万円ほどの駅東整備構想を作るために予算化していただいております。それは市営駐車場がございますが,鹿島鉄道跡地,それらを含めた中で考えていきたいということでございます。そういった中で,鹿島鉄道跡地が大部分の面積を占めますので,先日,市長自身が鹿島鉄道,関東鉄道のほうへ了解を求めに行って,ご協力を依頼してまいりました。私も同行いたしました。それは今後お話し合いを進めていくということになっております。それから西側の駅前の整備でございます。石岡駅西口整備構想が,委員長おっしゃる通り4年くらい前だと思います,西友跡地を含めて道路を迂回させて,駅前広場,現在の駅を橋上化するというような構想を作ったわけでございます。メインは1つが橋上化でございます。その構想の中でのメインのテーマが橋上化。それから西友跡を含めた駅西口の区画整理的なもの。それをどうしていくかということで,構想を作ったわけでございます。その中でやはり西友跡地が,非常に大きな面積を占めますので,議会からも再三,取得して整備したらどうだというようなお話ございまして,私も何回か,持ち主の○○○○(会社名)へ,去年も1回行ってきております。一時期は10億円というような値段でございましたが,5億円になりました。5億円が3億円になりました。今は3億円を若干削っているようでございますが。市ではあれを取得するためには,あの建物が無駄なんですよね。解体だけで1億2〜3,000万円かかるんではないかと。アスベストがあります。解体だけで1億2〜3,000万円飛んじゃうんじゃないかと。解体費を市が出すということになれば,壊すだけで何の活用もしないで1億円の税金が消えてしまうということになると,非常に住民の方々の理解,あるいは議会の理解も得にくいのではないかと思っております。3億円を切った時点ではございますが,それでもなおかつ解体費は出せないということでございますので。最近はですね,いろいろな話がございまして,ビジネスホテルを造るんだというような,あるいは複合的なものを造るんだというようなお話があるようでございます。市はあそこが廃墟で,あのような状態を早く解決することが前提でございますので,活用がされればそれでいいということでございます。ただ,道路とかですね,用地の部分の構想の中に描いた部分が崩れてはきますが,そういうようなこともありまして,市長も正式にですね,西友跡地については取得しないというような判断を,私にいたしております。それを受けまして,私は交渉を一切やっておりません。やっておりませんが,やはり市にとっても重要な土地でございますので関与はしていきたいと。どういうような整備計画がなされるのか,見ていかなくてはならないのかなと思っております。それから駅前の橋上化に伴いまして,駅前を少し変えなければならないということで構想であげてございますが,やはり,現在の道路が都市計画決定されております。その都市計画決定を変更させなければならないということで,その他19年度は協議を重ねてきております。そういった中で,なかなか橋上化に着手するのは,第1が橋上化が1番目でございましたので,橋上化に着手するには,基金が少なくても13億円くらい私は欲しいと,企画あるいは市長にも話しておりまして,現在基金が5億円弱でございます。それではとても着手できないということで,市長につぎ増しをお願いしているような状況でございます。ある程度,基金が積み立てられたら,整備に着手できるのかなと思っておりますが,非常に財政が,いろいろな面で学校建築とかですね,今日,耐震の件が出ましたが,非常に財政負担が。この庁舎も耐震なされていないということでございますので,非常に大きな金額がこれからかかっていくということを考えればですね,非常に難しいような状況になってきていると思っております。ただ,議会,あるいは市民の方々もですね,要望が非常に強く,西口も整備をというようなことがございましたので,20年度にエレベーターを設置することを予算化して実施設計に入ってまいりたいというふうに考えております。現在の跨線橋の東西に付けると。あるいはバスレーンが正式に決まれば,現在の鹿島鉄道の跡地の中にもう1つ付ける。計3基くらい必要になってくるのかなと考えております。実施設計のための予算を計上しております。それからですね,鹿島鉄道跡地の利活用の大きな部分を占めるんですが,できれば西口をもっとすっきりさせるためにですね,現在のタクシーのを取り払って,北側公園をもう少し活用したほうがいいのかなと考えていろいろ方策を練っております。また,からくり時計につきましても,西口の駅前あたりに下ろしたほうがいいんではないかというような意見もございますので,そういったことも考えて今おるわけでございますが,なかなかそれしても先立つものが無いと。非常に資金の出処に苦悩しておるのが現状でございます。合併特例債を駅前に入れていただければ,と内心は思っているんですが,またこれも議会怒られるということになればですね,合併特例債も入れられないということになりますので,そうなるとやはり自己資金の目途がまだたたないというのが,本音でございます。しかし構想がありますので,そういった協議ですね,都市計画の変更の協議,あるいは図面も作らなければならない。構想の段階では警察協議をしてございませんので,警察協議等をするための図面の整備等も現在やっております。できるだけ早い間に,できるものから手を付けていきたいというようことで,前議会で私答弁しておりますので,エレベーターの設置,あるいはタクシーのもう少しすっきりした形,あるいはからくり時計,せっかくある高いものでございますので,市民の方々がもう少し見られるような場所へ移すべき,というようなご意見もあるようなので,今後それら等も考えながら,できるだけ早く橋上化ができるように最善の努力をしてまいりたいと思っております。羽鳥駅も橋上化の構想が出ておりますので,石岡市より早くやれというような話も聞こえておりますので,私どもとしても,ぜひやっていただきたいとは思ってはいるんですが,やはり他の,学校とかですね,他のいろいろなことを考えると,もう財政が非常にひっ迫しているの現状ではないかと思っております。この3倍くらい道路予算もですね,今日陳情2件ございましたが,今の20年度予算の3倍くらいないと,とても市民の陳情の要求の半分も消化できないというような状況でございます。予算を見ていただければ分かると思いますが,石岡,八郷合わせて1億5,000万円ですから,これで市民の要求に応えていけと,いかなければならない状況にあるということでございます。しかし相変わらず陳情案件は多くですね,非常に市民の要望に応えていくのができない状況になってきているのが現状でございます。そういった中で非常に苦しんでいるのが現実でございますが,最低限できるものから着手して整備していきたいというような考えでございます。遅れております,申し訳ございません。

前島委員長)そうすると現在の駅前は全然進んでいないということですよね。私は思うんですが,今回,跨線橋の東西にエレベーターを2基付けると。やっぱり市民の方が,もちろん東西の跨線橋にも必要でしょうけど,その工事を駅も含めた形ではできなかったんですか。市民は駅に欲しがっているんですよ。跨線橋だけにエレベーターを付けたとしても,電車を降りて,身体障害者の方とか,足の不自由な方とかね。橋上化の話,部長がお話ししてますけど,全然取り組んでなければね,いくら計画作ってもだめになっちゃうんで,何か方策というのはないんですかね。駅にエレベーターを付けるという。

都市建設部長)当然,跨線橋にエレベーターを付けるにしてもですね,JRとの協議が必要になってきます。そういった中で,JRも,これは噂でございます,正式に私,聞いたわけでございませんが,付けたいと,上り下りのホームの中にですね,付けていきたいというふうに考えてございます。ただしそれもバリアフリーの策定をいたしておりますので,国庫補助の対象事業になりますので,JRがやる場合には国庫補助の対象になりますので,市のほうに協議依頼が来るかと思っておりますが,非常に判断に苦しんでおりますのは,それを許可しちゃうとですね,橋上化の際の,今後またホームを直すようになった場合に,国庫補助が今後受けられないというようなこともでてきますので,非常に苦慮しております。まだ噂の段階でございますので。ただ私どもも,実際,跨線橋にかけていきたいと思ってますので,それは橋上化になっても手戻りの無いような判断でJRと協議していかなければならないと思っております。JRも付けたいそうでございます。ただ,今の階段そのものが老朽化しておりますので,あれも立て直したいということだと思うんですよね。そうなると橋上駅化どうなるのかと,その辺の協議を一緒にしていきたいと。できるだけ手戻りの無いような,構想はできましたが実施計画はまだでございますので,実施計画まで入っていくのかどうかも今後判断する必要が出てくるかと思ってます。いずれにしてももうバックできないというような状況になってきつつありますので,エレベーターを付けるという判断した段階でそういった構想に基づいた整備を今後していくんだ,というような石岡市の判断が出たと解釈してよろしいんではないかと。ただ何年でできるのかということになると,財政面で非常に厳しい状況にあるということはご存知だと思います。学校も急がなくてはならない,耐震化のこの案も採用されれば8年のうちに,学校は100%やらなければならないということになれば,非常に大変な財政負担がなおさらかかっていくということになりますので,市はより追い詰められていくというような判断が言えるのではないかと思います。交付税など何らかの措置があるかと思うんですが,耐震のほうはですね,余談ですが,違う方向にそれましたが。JRとの協議を重ねた中でですね,少しずつ構想に基づいて,手戻りの無いような形での整備を心がけてまいりたいと思っております。

前島委員長)あと1点最後にね,今年度,駅東周辺整備事業で計画案作る予算,出してますよね。基本的な考え方で,かしてつの公設民営の話,バスが入ってくる駅舎って言うんですか,そのスペースと,山新側の裏にある2町歩という土地をね,これは計画の中に当然入ってくるんですけど。基本的な考え方として,例えば,市で買い取るとか,その部分は民に任せちゃって商店街活性化のために使うんだとか,その辺の考え方というのはどうですか。計画書発注かけるんでしょうけど,その基本的な考え方。市で例えば神栄跡地みたく,あそこ市街地活性化のために関鉄の跡地2町歩を買っちゃって,そこを含めた駅東周辺整備事業も視野に入れているのか,市が買うとすれば,あそこは公園とかロータリーとか駐輪場にするしかないと思うんだけど,それでは市の活性化にはならないよね。今,再三言っているように金が無いんだから,そんな金があるんなら他に使えというように当然議会だって言う話だろうしね。民に任せれば,民がホテルを建てたり,都市計画で指定してあげればね,それなりの建物がはり付いて,人がはり付けば市に税金が入ってくる。固定資産税,あるいは所得税,住民税が入ってきますから。これを全部市で買っちゃったら税金は入ってこない。公園とか何かにしたとしても,何らこれ石岡市のためには,私はならないんじゃないかと,単純にね。副次的効果は別にしてもね。その辺が,基本的に建設部さんが今年度,業者に発注かけるときに,その考え方を,指示書を示すわけだから,それによって大きく計画が変わると思うんですけども,その辺の考え方は部長としてはどう考えてますか。

都市建設部長)非常に早急な判断をしなければならない部分であると思います。現在バスレーンについても,建設が協力していますが,企画が実際にやっております。鹿島鉄道跡地につきましても,市が取得するということになれば企画でございますので,企画がやるということになります。駅東の600万円につきましてはロータリー,駐車場,駅東側の市営駐車場がございます。それから関鉄跡地がございます。それからロータリーもございます。それらを含めた,東側がある程度,はり付いてまいりましたので,そういった中でどういったものができるか。関鉄側の了解を得ながら構想を練っていきたいというふうな考えでおりましたが,非常に先が見えない話になってきております。と言いますのは,民間でデベロッパーがあそこをホテルや,あるいは今委員長がおっしゃったようなものを造るというようなお話もあるようでございます。市も,あの土地を市が買って活用できるのかということになると,委員長がおっしゃったとおり駐車場を造ったり,公園を造ったり,バスのための発着場所を確保するというような程度でございます。それ以上はやはり市の事業として展開していくのは,かなりの財政負担が伴うということになると,なかなか一気に整備はできないと。ということになると,やはり民間の財源を利用して民間デベロッパーとともに,駅東側の整備を考えていくのがいいのではないかというような考え方もございます。そのために,市営駐車場も市は提供してもいいというようなことも言えるのではないかどうかと。そうすれば,市が現在お金を持ち出さなくてもあそこは整備されていくと。というようなことも含めてですね,今後できるだけ早いうちに決断をしなければならないかと思っております。現在,市長もですね,取得も民間が活用するについても,決定はされてないようでございます。買うということも決定をしておりません。現在の値段でもですね,評価額で4億9,000万円くらいいたします。そのくらいのお金ならばと,前企画部長は一時はそのくらいのお金ならなんとかというような判断もあったようでございますが,いずれにしても,取得するにしても,民間が活用するにしても,市長は決定しておりませんので,まだ言える状況に無いと。ただ,1週間前に企画部長,次長と私と市長で関東鉄道側に,そういった600万円の整備予算を計上しまして,あそこ一体の整備計画を立てていきたいんだというような市の意向をお話しております。そのための協議を,実務者協議を始めたいんだというようなお話をしまして,ある程度了解はいただいております。ただ,その中には取得するとも,あるいは民間デベロッパーがやるんだともなっておりません。今後できるだけ早い時間に,企画を中心として実務者協議を始めて,どういうふうな形にもっていくのかの考え方が決まるのではないかと思っております。私どもの分野ではございませんので,その後,実際に工事をやるということになれば,私のほうに下りてくるのかなと思っておりますが,現在は決まっていないというような状況でございます。

前島委員長)だからね,現在決まっていないんだけども,もう予算を取って,駅東周辺整備事業で予算を取ってそれで作るわけだから20年度に。それはもちろん市長とも協議しなくちゃならないし,関鉄さんとも協議はするんでしょうけども,実際に建設部で計画作るわけだから,絵に描いた餅じゃ困るわけですよね。お金数百万かけるわけだから。しかも作って,駅前周辺整備事業みたいに金かけて作って,西友もだめだ,橋上化も一向に進んでいない,5年6年経っちゃっているわけだから。難しいのは難しいんでしょうけども,業者に指示を出すということは基本方針きちっと決まってなければ指示出せないわけだから,それによって大きく計画というのは変わってくると思うんですよね。人の動線というのが変わっていくわけだから。後は駅前に石岡一高があるのがね,これがネックになっちゃうと思うんだけど,あれはちょっと難しい話だしね。まだ決まってないんですか。じゃあ,今度の定例会で質問出るんじゃないですか,結構。

都市建設部長)その600万円,私どものほうも市長にはですね,早く決断をしないとその600万円の執行はできませんと。市長と一緒にですね,関鉄のほうに行って,600万円の予算があるんで一緒ににやっていきましょうというお話しはしてございます。ですからそういった中で600万円の執行をして,あそこの活用を考えていきたいと思っております。ただ,現在そのための目安がついたのかということになると,跡地が,鹿島鉄道側は,関鉄は鹿島鉄道の親会社ですが,鹿島鉄道自体は10億円の負債があるそうです。早く整理をしたい,精算をしたい,正式に会社を辞めたいんだということでございます,それには10億円の金が必要なんだということでございます。それは関鉄では出せない金だということをおっしゃっております。じゃあ,それをどうするんだということになると,その10億円の金は軌道敷と鹿島鉄道跡地だと,それで何とか10億円を確保したいんだというようなお話しはしておりました。私は聞いておりませんが,とても聞けない話でございますので。なんでそんな値段が出てくるのかなと。さっき話したように評価額で5億円,さらに一般の取引になれば2,3割上がるんでしょうが,それでもとてもじゃないけど,そんな値段はでてこないということでございますので,ちょっと,今の段階では先が見えなくなってきたのかなと。

前島委員長)じゃあ,軌道敷だって無償というのは難しいでしょう。

都市建設部長)一坪たりとも売りたいそうです。これしょうがない,所有者がそう思うのはしょうがない。今からの交渉だと思うんですが,ただ,全国初ですし,関東鉄道もやりたい事業だということをおっしゃって,国交省からもぜひ一緒にやっていこうということを言われているそうでございますので,その点についてはまだ若干,協力していただける余地は残っていると考えております。非常に難しい問題で,できるだけ,やはり私どものほうだけで予算を使うというわけにはいかないんですが,本当に駅を整備していくのには何とか20億円の予算を確保できれば,今からでも,すぐにでも整備に着手していきたいというのが本音でございます。しかし駅前だけで石岡市全体でございませんので,学校のこと,あるいは他の福祉のこととかいろんなことを考えますと,非常に財源的に詰まっているというのが実状でございます。残念でございます。ほんとにバブルのころならいくらでも事業できたわけでございますが。

前島委員長)それから常磐高速のインターチェンジの進捗はどこまでいっているんですか。

都市建設部長)インターもですね,先ほどお話ししたように5月9日に採択,国でようやく採択されまして,正式に事業が認可されたということでございます。説明会は既に2回,地権者の説明会を終わりまして,全員が賛成でございます。基本的には全員で。今,中に入っている導水の協議とですね,導水の管がはいっておりますので,その付け替えをしなくちゃならない。その協議とですね,あと,もう1つはあの中に大きく鳥を飼っている方がおります。売ることには反対はしていないんですが,本人もまだ,他でやるのかそれとも廃業,一切やめるというのか決断をしていないようでございます。廃業してもいいんだが,お金が,50年くらいの補償を出してくれということを言ってるらしいんですけど,とてもじゃないですけど,そういった補償は出せません。せいぜいできるのは2,3年分でございますので。最終的な詰めの部分に,用地取得の部分は入っているというような状況にございます。路線の設計につきましては順調に,今整備にはいってますので,県のほうにお願いしてます。ようやく事業の予算の執行ができるようになりましたので,国も特定財源が決まりましたので,入っていただけるのではないかと思ってます。社会実験が2年でございますので,来年の3月には整備が完了して,工事も全て完了して共用できるような状況にしておかないといけないということになっておりますので,鋭意努力してまいりたいというふうに考えております。

前島委員長)私のほうは。
 部長,今の話,元に戻るようですけど,合併特例債事業と主要事業については,6月の定例会の建設委員会で詳細に説明を求めます。よろしくお願いします。

山口委員)長い時間,もう12時近くになっているんで,あまり余計なこと話ししたくないんですけど,部長からいろいろと説明いただいて。
 ほんとに石岡と八郷の合併は,石岡が取り残されるような,私心配しちゃっているんですけど,昨日****の集まりがありまして,島田市長とか横田市長とか来て,いろいろな話をしたんですけど,今,小美玉は茨城県のなかでも1番ですよね。百里があるからね。石岡というのは取り残されちゃう,このまま。やはり,予算が無いんだからあれもやれ,これもやれと言われても,ここで委員長に言われても,部長,市長じゃないんだから頭ひねったと思うんですけど,とにかく石岡取り残されちゃう。思うんだけど,今,愛郷橋の問題が出てたからね,堤防敷をやるのもいいけどね,歩道作るのにあそこ,仮橋とかありますよね。私は無駄なことをして欲しくないんだよね。そんな県の補助も,私は高砂饅頭屋から一本橋を架けてかすみがうらへ持ってけということを前から言ってますけど,やっぱり仮橋を造ってまた壊してと,そういうことをやっているんならばね,やっぱりその橋のほうを進めるべきですよ。今,道路が進んでます。それが進んで,半分まできてますけど,そこから下まできても,橋が余計混んじゃいますから,県のほうでいいチャンスですから,愛郷橋の架け替えとかいろいろな問題もあれしながら,あの橋を考えていったら無駄ができないで私はいいと思うんだよね。関鉄なんかも利用しなくちゃならないし,今から新川整備の問題もあるというときに,1本橋を架けて田伏線のところまで持っていっておけばね,仮橋なんか架けてまた壊したり,そういう無駄なことをやらないで,そういう方法もあるんじゃないかと思うんだよね。合併特例債だって無理なところ計画していますけど,ほんとに見直さなければならないところあるし。これは,そこばかりではなくて駅前のことだって何だって,市長が判断を,こういう形だと,これからの石岡市をどうするかということを,もう石岡と八郷だけではなくて,これから30万都市考えていったらね。部長,愛郷橋の下に橋を1本先に架けたほうがいいんじゃないかと思うんだよね。仮橋とか何かってやっているよりね。そういった点も市長と話してくださいよ。部長が市長だったらここで話,決まっちゃうんだけど,ワンクッション置かなければならないから。石岡はこのままじゃ困っちゃうからね。要望ですけど,石岡全体のことを考えるのに,このままで取り残されちゃうからね。無駄なことやらないで,仮橋なんかやらないで,向こうに橋を架けちゃって。そういう方法も,今,予算無くて大変だろうけど,無駄なことをやらないのには。どっちみち下に橋は必要だから,県の方にも話してくださいよ。

前島委員長)要望でいいんですね。
 他にご発言等はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長)発言なしと認めます。以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。ご苦労様でございました。


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