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塚谷委員長)ただ今から、議会運営委員会を開催いたします。 本日市長から前島孝元議員の5項目の質問「政治倫理について」に関して、議会運営委員会を開催してほしい旨の申し入れがありました。 この質問が一般質問として相応しいかどうかということですが、最初に事務局から一般質問にかかる留意事項について説明願います。 議事法制課長)一般質問にかかる留意事項を大まかなところをご説明申し上げます。まず発言自由の原則というものがございまして、議会における議員の発言は、法令違反の場合を除き、原則自由であり、議会以外から制約を受けることなく、発言権が平等に与えられていると考えられております。次に一般質問の範囲でございます。一般質問とは、議員がその属する地方公共団体の行政全般にわたり、執行機関に対し、事務の執行の状況及び将来に対する方針等について所信を質し、あるいは報告、説明を求め又は疑問を質すことができることとされております。発言にかかる規定といたしましては、地方自治法第132条「議会の会議及び委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。」と規定されております。以上のようなことから留意していただきたいことといたしましては、議会における発言については、ケースによっては名誉毀損、または侮辱というような罪にあたることもありますので、その責任を追求される場合がありますので、十分に留意をした発言をしなければならない。本件におきましては本会議場における発言について、名誉毀損による慰謝料などの支払いと陳謝広告の新聞掲載を求める訴訟が提起された事例があるということを申し添えておきたいと思います。 塚谷委員長)ただ今事務局から説明がありましたが、委員の皆さんのご意見をお伺いします。 徳増委員)私は市政一般ということなので、馴染みにくいかなと思います。会派で話したことではなく、個人的な意見です。 磯部委員)まったく同様の見解です。それと同時にきちんとした規定の中でやっていかないと、一般質問がなんでもありということになってもまずい問題もあります。今事務局の説明にありましたように、行政全般あるいは市政一般の事務に関する件ということになりますと、この件はそぐわないのではないかなということであります。 菱沼委員)私も同じく今事務局から説明があったとおり、確かに発言の自由ということはあるわけですけれども、一定のルールというのが必要なのかなと思っておりますので、今回の件はそぐわない部分が私としてはあるのかなと思っています。 山口委員)私は議員の質問を今までみてますと、どこまでというのは難しいです。まだ質問も聞かないうちに、内容も分かんないのに取り下げるというのはおかしいと思います。今までだって議長不信任案だとか市長不信任案だとかいろんな問題があるわけですよ。私も実際に自分でも事実でないことを私文書偽造でやられたことがありましたけれども、それも議会で採りあげてやって、その中で実際にどういうことだというのがみんな分って結果は私が取り下げてやったから名誉毀損で訴えたんですけれども、そういう問題もあるんですよ。そこまでやるかやらないか質問する人だって考えて質問するわけだから、取り下げるということは、私はおかしいと思います。議長がそこで暫時休憩して難しいときには、止めてこれは難しいとか調整すればいいわけであって、質問を取り下げるということは私はまずいと思います。 前島委員)私が通告したというのは、今お話が出てましたように、議会というのは市政一般については議員である以上一定のルールがあるというのはルールのもとにやっていますから分ります。私も通告にするにあたってはどこまでがプライバシーの問題にかかわるのか、実際今日質問しようとしてますから、夕べも下書きしながら悩んだ部分はあるんですけれども、どこまでやるとプライバシーになってしまうのかというのがよく分かりませんが、それで悩んでいたんですけれども。皆さんもご存知のように石岡市政治倫理条例の中には市民から市長以下三役、議員においては、365日市民から疑われるような行動あるいは資質も含めて市民から誤解をいただくようなことは慎みましょうよ、ということで政治倫理条例ができているわけです。そのことに関して、日にち的には難しいんですがまだ市長に当選して訴状が出されたのが10月29日とか28日とかになってましたので。議運でそういうふうにプライバシーにこれはかかわると皆さんがそういう意見で決まれば私はそれに従いますけれども、それがない場合には予定どおり質問したいなと、このように思っております。 関副委員長)私は本当のところはよく分かりません。よく分からないというのは、今事務局から説明があってどこで線引きするのかねというのが、必ずしも明確にはなってないわけですよね。これは私も議員生活まだ2年ちょっとですが、慣例とかいろいろあるのかもしれませんけど、最終的には議長の判断ではないかというのが私の認識です。これを議運で決めて云々の話については、線引きは議運で決められないでしょう。この問題これからいろいろ出てくるだろう思うんですがね。この線引きについては一応あいまいな基準はありますよと、今事務局から説明がありましたけれども、それに基づいてそのときの議長がどう判断してそれについては止めるかどうかということではないかと。これまでも今の市長が議長をやっておられたとき、私何回か質問したときにも止められたことが多々ありますけれども、それは議長の責任でおやりになっていただいて結構だというふうに私は思います。 前島委員)私議員になって8年ですが、その8年の在籍期間の中でも今みなさんが一定のルールがあって私生活への介入はしてはならないという事務局の説明があったんですが、私の記憶ではこの8年間の間にも名前は言いませんが何人か当然議会で一般質問で同僚議員に対しての私生活でしょうね、自分の仕事に対してですからそういったものも質問がされた経緯もありますし、いろいろありました。今回が市長に対してそういうことだということで、私の発言の内容にもよるのかなと思うんですけれども、なかなか難しいかなと。みなさんにおいて、この辺まではいいだろうとかこういうものはだめだとか具体的に議運で決めるんであれば、それに従うしかないかなと思っています。後は私は夕べも悩みましたけども、さらっとかかわったのかかかわってないのか、新任市長ですから今後倫理条例に基づいて、こういうことがないようにくれぐれもお願いをしたいというそういうようなことで、さらっと最後だから収めるかと思っていたんですけれども、今朝雰囲気が大分変わってきましたんで、そういう細かいことまではやると介入になるのでそういうつもりは私はなかったんですけれども。それにしても市長の答弁は想定内でそれは答えられないということでくると思うんで、意見要望を言おうかと思っていたんですけれども、それは別にしても今後の運営もありますので、議員のあるいは市長三役の個人的な問題は質問してはだめだということになれば、それに私は従います。私のほうから取り下げるつもりはありません。 塚谷委員長)暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 塚谷委員長)再開いたします。ただ今のみなさんの意見を集約しますと、これは一般質問として認めると。もし、プライバシーを越えるようなことがあった場合には、その判断は議長に委ねるということでいかがでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 塚谷委員長)ご異議なしと認め、さよう決しました。議会運営委員会を閉会いたします。 |